JPH11354541A - 半導体装置およびその製造方法 - Google Patents

半導体装置およびその製造方法

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JPH11354541A
JPH11354541A JP10163832A JP16383298A JPH11354541A JP H11354541 A JPH11354541 A JP H11354541A JP 10163832 A JP10163832 A JP 10163832A JP 16383298 A JP16383298 A JP 16383298A JP H11354541 A JPH11354541 A JP H11354541A
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insulating film
side wall
gate electrode
substrate
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JP10163832A
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Hajime Matsuda
一 松田
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Fujitsu Quantum Devices Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、化合物半導体電界効果トランジス
タにおいて、その特性を劣化させることなく、縮小する
方法を提供するものでる。 【解決手段】 化合物半導体電界効果トランジスタにお
いて、図2および図3における庇型のゲート構造とする
ことにより、低抵抗層15とショットキー接合層10間
に膜応力緩和層14を導入し、LDD構造とすることを
可能とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は一般の化合物半導体
装置に関し、特にLDD構造を有し、ゲート電極上に低
抵抗電極を担持する構成の化合物半導体に関する。
【0002】
【従来の技術】高融点金属をゲート電極材料に用いた化
合物半導体電界効果トランジスタは、動作速度が速く、
拡散領域を自己整合プロセスによって形成するため製造
工程が比較的簡単であり、また、高融点金属は熱拡散工
程等の熱処理工程に対して、十分な耐熱性があることか
ら、化合物半導体集積回路に広く採用されており、Ga
Asゲートアレイや、携帯電話等の超高周波帯域を使う
移動体通信用機器の増幅用ICなどが製品化されてい
る。
【0003】近年の情報通信の発達から、かかる超高周
波帯域で使われるアナログ素子およびデジタル素子は、
より高速・低消費電力で動作することが求められてい
る。高速化を達成するためにはFETのゲート長を短く
することが有効な手段であるが、ゲート断面積が縮小す
ることによって、ゲート抵抗が上昇するという問題を生
じる。ゲート用の金属として耐熱性があり、良好なショ
ットキー接合が得られるWSi等の高融点金属シリサイ
ドが通常用いられるが、WSiは抵抗率が2×10-4Ω
cmと大きいため、ゲート抵抗を下げる必要がある。W
Si以外の高融点金属シリサイドでも本質的に同様であ
る。また、このようなゲート長の短い高速半導体素子で
は、いわゆるショートチャネル効果を抑制するために、
LDD構造を形成することが望ましい。
【0004】ゲート抵抗を低減する方法として、ゲート
電極をショットキー接合形成層と低抵抗層の2層にする
構造が提案されている。例えば、低抵抗金属を熱拡散工
程等の熱処理工程後にWSi上に形成する方法、あるい
はWSiと低抵抗膜を同時に成膜して単層ゲートと同様
の工程を行う方法が提案されている。前者の場合、Au
等の耐熱性の低い低抵抗金属を使う事ができるが、従来
の単層ゲートを形成する工程に低抵抗層を形成する工程
がさらに加わるため、大幅に工程が増えるという問題が
ある。一方、後者の方法では、多層ゲート構造が一回の
パターニングで形成できる利点があるが、例えばWSi
等のショットキー接合形成層上に低抵抗層としてW層を
形成した場合、両者の熱処理時の熱膨張係数の違いによ
って応力ストレスが発生してしまう問題が生じる。かか
る応力が化合物半導体よりなる活性層に印加されると、
FET特性がWSi単層ゲートを使った場合に比べて実
質的に劣化するという問題があった。また、上記応力に
より、低抵抗層をショットキー電極上に形成する際に、
低抵抗層が剥がれ易いという問題もあった。これらの問
題を解決するために、低抵抗層とショットキー接合形成
層の間に上記応力を緩和する膜を挿入する多層ゲート構
造が検討されている。この一例が、特開平2−2344
42号公報に開示されている。
【0005】図1(A)〜(D)は上記特開平2−23
4442号公報による半導体装置(MESFET)の断
面図である。同図(A)を参照するに、半絶縁性GaA
s基板1上に、MOCVD(有機金属気相成長)法、あ
るいはMBE(分子線エピタキシャル成長)法等により
n型GaAs層2を形成し、形成されたn型GaAs層
2上に、WSiよりなるショットキー形成層3と、La
6 よりなる膜応力緩和層4と、Wよりなる低抵抗層5
とを順次堆積する。
【0006】次に、図1(B)の工程において、前記W
低抵抗層5をパターニングしてWパターンを形成し、さ
らに図1(C)の工程で、前記パターンをマスクとして
用い、WSi膜3、およびLaB6 膜4を貫通して、S
+ のイオン注入を基板1に対して行う。さらに、WS
i膜3、およびLaB6 膜4を残したまま熱処理を行っ
て導入されたSiを活性化し、基板1中にn型拡散領域
6を形成する。
【0007】さらに図1(D)に工程では、LaB6
4をArを用いたイオンミリング法によりパターニング
し、そしてWSi層3を、W層5およびLaB6 層6を
マスクとしたドライエッチング法によりパターニングす
る。次にオーミック電極7を前記WSi層3、LaB6
層4およびW層5よりなるゲート構造の両側に、前記拡
散領域6にオーミックコンタクトとするように形成す
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図1
(A)〜(D)に示す従来技術では、基板1中にLDD
(Lightly Doped Drain )構造を制御よく形成できない
問題が生じる。図1(A)〜(D)の工程では、例えば
nチャネルFETを形成する場合、p型基板1中にn型
の高濃度のソース・ドレイン領域(いわゆるn+ 層)が
形成されるが、このような構造では、特にドレイン側の
+ 領域6と基板1のp領域との間の急峻な濃度勾配に
起因して、FET動作時に前記ドレイン端近傍に高電界
が発生し、ホットキャリア発生等、FET特性が劣化し
てしまう問題が生じる。これを解決するため、LDD構
造では、基板1中のp型チャネル領域とn+ 型ドレイン
領域6との間に、中間の濃度を有するn型層(いわゆる
- 層)を形成し、電界強度を緩和する。このLDD構
造は、先にも説明したように、ゲート長の短いFETで
は、ショートチャネル効果を抑えるために必須となって
いる。
【0009】ところが、上記従来技術ではSi+ イオン
を基板1中にWSi膜3、およびLaB6 膜4を貫通し
て注入するため、注入イオンの加速エネルギー等を設定
する際に、いわゆるプロセスウィンドウが小さく、上記
各膜厚の微妙なばらつきによって接合の深さが著しくば
らついてしまう。このため、基板1の表面から浅い位置
に所望の注入層を形成することが困難であり、LDD構
造における前記n- 層を制御よく形成できない。膜を通
して基板中浅い位置に制御よく注入するためには、膜厚
のばらつきが最小になるように膜をできるだけ薄くする
必要があるが、ショットキー電極を形成するWSi層3
を薄くすれば良好なショットキー接合が形成できない。
また、LaB6 膜を薄くした場合には、応力緩和の効果
が不十分になってしまう。
【0010】また、従来技術ではゲート長がサブミクロ
ン領域、あるいはクウオーターミクロン領域になった場
合、前記W層5を含むゲート構造のゲート幅も小さくな
り、したがってゲートの断面積が小さくなる。このた
め、かかる微細化された半導体装置では、W層5を形成
していてもゲート抵抗値が大きくなり、低抵抗層として
のW層5の効果が小さくなる。そのため、かかる低抵抗
層5は、その断面積がショットキー電極3に対して大き
くなるように、前記ショットキー電極3上で庇を形成す
るように形成する(T型ゲート)技術が一般的である。
その際、図1(A)〜(D)の従来技術ではゲート構造
を構成する導体層が、W層5、LaB6 層4、WSi層
3の順でパターニングするため、T型ゲートとするため
には、WSi層3形成時のサイドエッチングを選択的に
行う必要がある。しかしこの場合、W層5とWSi層3
との間のエッチング選択比が十分でないため、LaB6
層4を挟んでWSi層3とともにW層5もオーバーエッ
チングされて細くなってしまい、T型ゲートを形成する
ことが困難である。
【0011】さらに、このようなゲート長をサイドエッ
チングにより縮小した化合物半導体装置では、ゲート長
のわずかなばらつきによってもFET特性、特に閾値電
圧が大きく変動する傾向がある。サイドエッチングでは
一般的に寸法制御、したがって従来例ではゲート長の制
御が困難であって、閾値電圧に対する影響も大である。
またこの場合、最終的なゲート長は断面観察をする以外
に確認することが不可能であり、量産化した場合、工程
途中でのゲート長検査ができない。さらに、一般にショ
ットキー接合においては、半導体中の不純物濃度が高い
場合は電気的に良好な接合が得られないことが知られて
いる。したがって、MESFET等の化合物半導体装置
において、ショットキー接合面の順方向特性、逆方向耐
圧を良好にする方法として、ゲート電極と基板中のn-
領域あるいはn+ 領域までの間隔を離す構造が用いられ
ているが、従来技術ではLaB6 、WSi膜を通して注
入するため注入原子の横方向(ゲート長方向)への広が
りが十分に制御できず、良好なショットキー特性を確保
するのが困難であるという問題もあった。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明では、次に述べる各手段を講じたことを特徴と
するものである。請求項1記載の発明では、基板と、前
記基板表面に形成された、化合物半導体よりなるチャネ
ル層と、前記チャネル層上に形成されたゲート構造と、
前記基板表面の、前記チャネル層の両側に、前記チャネ
ル層に隣接して形成された、不純物元素を第1の濃度で
含む一対の第1の拡散領域と、前記基板表面の、前記一
対の第1の拡散領域の外側に、前記第1の拡散領域にそ
れぞれ隣接して形成された、前記不純物元素と同一の導
電型の不純物元素を前記第1の濃度よりも高い第2の濃
度で含む一対の第2の拡散領域とよりなり、前記ゲート
構造は、前記チャネル層にショットキー接触するショッ
トキー電極と、前記ショットキー電極上に形成された低
抵抗層と、前記ショットキー電極と前記低抵抗層との間
に介在する応力緩和層とよりなり、前記低抵抗層と前記
応力緩和層とは、前記ショットキー電極に対して庇状の
形状を有することを特徴とする。
【0013】請求項1記載の本発明の特徴によれば、基
板中に第1および第2の拡散領域により、いわゆるLD
D構造を形成することにより、MESFET等の化合物
半導体装置において、ゲート長が縮小した場合に問題と
なるショートチャネル効果が抑制される。また、ショッ
トキー電極と低抵抗層の間に応力緩和層を形成すること
により、ショットキー電極と低抵抗層との間に発生する
応力ストレスに起因する化合物半導体装置の特性劣化が
防止できる。さらに、前記低抵抗層と前記応力緩和層と
を前記ショットキー電極に対して庇状の形状とすること
により、ゲート幅の縮小に伴うゲート抵抗の増大が防止
されると共に、庇型の電極を形成するに際して、サイド
エッチングが不要となるため、ゲート長のばらつきに伴
う閾値電圧の不安定化を防止することができる。
【0014】また、請求項2記載の発明では、前記半導
体装置において、前記ショットキー電極の両側に側壁絶
縁膜をさらに備えていることを特徴とする。請求項2記
載の本発明の特徴によれば、前記側壁絶縁膜をゲート電
極の側壁に残すことにより、ゲート電極を低誘電率の層
間絶縁膜で覆った場合に、前記密着性が改善され、ま
た、前記庇型のゲート電極をパターニング形成する際の
マスク合わせ余裕が増大する。この結果、より幅を大と
する低抵抗層を形成することができ、低抵抗層の抵抗値
がさらに低下する。
【0015】また、請求項3記載の発明では、前記半導
体装置において、前記各側壁絶縁膜の外側にさらに別の
側壁絶縁膜を備えていることを特徴とする。請求項3記
載の本発明の特徴によれば、前記側壁絶縁膜の両側に別
の側壁絶縁膜を形成することにより、ゲート電極直下の
チャネル領域から第1の拡散領域までの距離が増大し、
その結果、ゲート電極と第1の拡散領域との間のリーク
電流が低減され、ゲート電極のショットキー特性の劣化
が防止される。
【0016】また、請求項4記載の発明では、前記第2
の拡散領域は、前記ショットキーゲート電極の、ゲート
長方向上で一の側に位置する第1の領域と、反対側に位
置する第2の領域とよりなり、前記基板表面上の前記ゲ
ート長方向の前記各領域の大きさが、前記第1の領域と
前記第2の領域とで相互に異なることを特徴とする。請
求項4記載の本発明の特徴によれば、拡散領域のうち、
前記第1の領域の大きさと前記第2の領域の大きさとを
異ならしめることにより、ドレイン側のLDD領域の電
界が緩和され、ホットキャリアの発生が抑制され、化合
物半導体装置のショートチャネル効果が抑制される。さ
らに、ソース側のLDD領域の寄生抵抗が減少し、その
結果化合物半導体装置の相互コンダクタンスが増大す
る。
【0017】また、請求項5記載の発明では、前記半導
体装置において、前記応力緩和層がTiWであることを
特徴とする。請求項5記載の本発明の特徴によれば、応
力緩和層として、通常の高融点金属化合物を使うことが
できる。また、請求項6記載の発明では、基板と、基板
表面に形成された、化合物半導体よりなるチャネル層
と、前記チャネル層上に形成されたゲート構造と、前記
基板表面の、前記チャネル層の両側に、前記チャネル層
に隣接して形成された、不純物元素を第1の濃度で含む
一対の第1の拡散領域と、前記基板表面の、前記一対の
第1の拡散領域の外側に、前記第1の拡散領域にそれぞ
れ隣接して形成された、不純物元素と同一の導電型の不
純物元素を前記第1の濃度よりも高い第2の濃度で含む
一対の第2の拡散領域とよりなり、前記ゲート構造は、
前記チャネル層にショットキー接触するショットキー電
極と、前記ショットキー電極上に形成された低抵抗層
と、前記ショットキー電極と前記低抵抗層との間に介在
する応力緩和層とよりなることを特徴とする。
【0018】請求項6記載の本発明の特徴によれば、シ
ョットキー電極と、応力緩和層と、低抵抗層とを含む構
成の様々なゲート構造を有する化合物半導体装置におい
て、LDD構造を形成することにより、ショートチャネ
ル効果を抑止することが可能となる。また、請求項7記
載の発明では、化合物半導体装置の製造方法において、
基板上にゲート電極を形成する工程と、前記基板中に、
前記ゲート電極をマスクとして、第1の不純物元素を導
入する工程と、前記ゲート電極の側壁に第1の側壁絶縁
膜を形成する工程と、前記ゲート電極と前記第1の側壁
絶縁膜をマスクとして、第2の不純物元素を導入する工
程と、前記ゲート電極と前記側壁絶縁膜上に、応力緩和
層と低抵抗層とを順次堆積する工程と、前記ゲート電極
に対して、前記応力緩和層と前記低抵抗層とを庇型の形
状にパターニングする工程とを含むことを特徴とする。
【0019】請求項7記載の本発明の特徴によれば、前
記ゲート電極および側壁絶縁膜をマスクとしてイオン注
入を行うことにより、化合物半導体装置においてLDD
構造を形成する際に、導体層を介して不安定なイオン注
入を行う必要がなくなり、LDD構造を有する化合物半
導体装置を、安定に、高い歩留まりで製造することが可
能になる。
【0020】また、請求項8記載の発明では、前記第1
の不純物元素を導入する工程は、前記ゲート電極の側壁
に、第2の側壁絶縁膜を形成した後に実施され、前記第
1の側壁絶縁膜を形成する工程は、前記第2の側壁絶縁
膜を形成した後に、前記第1の側壁絶縁膜が前記第2の
側壁絶縁膜を覆うように実施されることを特徴とする。
【0021】請求項8記載の本発明の特徴によれば、化
合物半導体装置において、LDD構造を特徴づけるn-
領域をイオン注入により形成する際に、ゲート電極に形
成した側壁絶縁膜をマスクとして使うことにより、前記
- 領域をゲート電極の直下から離間させることがで
き、ゲートリーク電流を減少させることができる。ま
た、請求項9記載の発明では、化合物半導体装置の製造
方法において、基板上にゲート電極を形成する工程と、
前記ゲート電極の両側壁面に一対の側壁絶縁膜をそれぞ
れ形成する工程と、前記基板中に、前記ゲート電極およ
び前記側壁絶縁膜をマスクとして、不純物元素をイオン
注入法により導入し、前記各々の側壁絶縁膜に隣接し
て、第1の拡散領域を形成する工程と、前記基板中に、
前記ゲート電極および前記一対の側壁絶縁膜を覆うマス
クを使い、前記不純物元素と同一の導電型の不純物元素
をイオン注入法により導入し、前記ゲート電極の両側
に、前記側壁絶縁膜から離間して、一対の第2の拡散領
域を、前記第2の拡散領域の各々が、対応する前記第1
の拡散領域に部分的に重畳するように形成する工程とよ
りなり、前記マスクは、前記第1の拡散領域のうち、前
記ゲート電極に対してゲート長方向上の第1の側におい
て、前記側壁絶縁膜と前記第2の拡散領域との間に位置
する第1の領域と、前記ゲート長方向上の第2の、反対
の側において、前記側壁絶縁膜と前記第2の拡散領域と
の間に位置する第2の領域とで、前記ゲート長方向のサ
イズが異なるように形成されることを特徴とする。
【0022】請求項9記載の本発明の特徴によれば、L
DD構造を有する化合物半導体装置の構造において、L
DD構造を特徴づけるn- 領域の形成の後、その外側に
+領域をイオン注入により形成する際に、マスク工程
を使い、かつマスクをゲート電極の左右で非対称になる
ように形成することにより、ソース領域に隣接したn -
領域の面積を減少させ、ソース抵抗を減少させることが
できる。また、ドレイン領域に隣接したn- 領域の面積
を増大させることにより、ホットキャリアの増大を抑止
することができる。
【0023】また、請求項10記載の発明では、化合物
半導体装置の製造方法において、基板上に、ショットキ
ー接合を形成する金属層と、応力緩和層と、低抵抗層と
を順次堆積してゲート電極を形成する工程と、前記基板
中に、前記ゲート電極をマスクとして、不純物元素を導
入する工程と、前記ゲート電極の側壁に側壁絶縁膜を形
成する工程と、前記基板中に、前記ゲートと前記側壁絶
縁膜をマスクとして、前記不純物元素と同じ導電型の不
純物元素を導入する工程とを含むことを特徴とする。
【0024】請求項10記載の本発明の特徴によれば、
化合物半導体装置の製造において、ゲート電極および側
壁絶縁膜をマスクとして、それぞれ第1および第2のイ
オン注入を行う際に、同一の導電型の不純物元素をイオ
ン注入することにより、従来のように導体膜を介して不
安定なイオン注入を行う必要がなくなり、LDD構造を
有する化合物半導体装置を、安定に、高い歩留まりで製
造することが可能になる。
【0025】
【発明の実施の形態】図2(A)〜(C)および図3
(D)、(E)は本発明による半導体装置およびその製
造方法を示した断面図である。図2(A)を参照する
に、まず半絶縁性GaAs基板8上に、Si+ のイオン
注入あるいはMOCVD法、MBE法等のエピタキシャ
ル成長法によって、n型層9を形成し、形成されたn型
GaAs層9上に、WSiよりなるショットキー電極1
0を形成する。
【0026】図2(B)の工程では、続いてショットキ
ー電極10をマスクとして、Si+のイオン注入を行い
- 領域12を形成し、さらにショットキー電極10の
側壁にSiO2 よりなる側壁酸化膜11を形成する。さ
らに、前記ショットキー電極10および側壁酸化膜11
をマスクとして、Si+ のイオン注入を行いn+ 領域1
3を形成する。上記の工程で、n- 領域12形成のため
のSi+ のイオン注入は、側壁酸化膜11を形成した後
でもよい。この場合には、前記n- 領域12へのイオン
注入ドーズ量は、前記側壁酸化膜を通して行われるた
め、前記n+ 領域13におけるよりも必然的に小さくな
る。
【0027】次に、図2(C)の工程では、図2(B)
の構造上に膜応力緩和層14および低抵抗層15を順次
成膜し、さらに前記イオン注入領域12および13を活
性化するための熱処理を典型的には800℃で25分間
行う。図3(D)の工程では、膜応力緩和層14および
低抵抗層15を、ゲート電極10の幅よりは大であっ
て、ゲート電極10の両側の両側壁酸化膜11の幅より
は小となるように、ゲート電極10上で通常のフォトレ
ジストプロセスによりパターニングする。この際に、側
壁酸化膜11を停止層として低抵抗層15と膜応力緩和
層14のエッチングを行う。
【0028】さらに図3(E)の工程では、n+ 領域1
3上にオーミック電極16を真空蒸着法によって形成す
る。図示の例では、側壁酸化膜11を除去しているが、
図3(D)のようにショットキー電極10の両側に残し
たままでも良い。このように、本発明では膜応力緩和層
14あるいは低抵抗層15を通さずにイオン注入を行う
ことができるため、LDD構造の形成が容易である。ま
た、あらかじめショットキー電極10を通常のフォトレ
ジストプロセスでパターニングするため、ゲート長の制
御が容易であり、工程途中でのゲート長の検査も容易で
ある。なおかつその後のエッチング工程では、ショット
キー電極10は側壁酸化膜11に保護されているため、
オーバーエッチング等によるゲート長のばらつきを生じ
ることがない。また、上述したようにショットキー電極
10よりも幅の大きいフォトレジストパターンを使用し
たフォトレジストプロセスにより、低抵抗層15、およ
び膜応力緩和層14をエッチングするため、ショットキ
ー電極10、応力緩和層14および低抵抗層15は、庇
型ゲート構造(T型ゲート)を形成し、その結果、ゲー
ト電極の配線抵抗を下げることができる。 [ 第1の実施例 ]図4(A)〜(D)および図5(E)
〜(G)は本発明による第1の実施例である、LDD構
造を有するMESFETおよびその製造方法を示す断面
図である。
【0029】図4(A)を参照するに、半絶縁性GaA
s基板30中に図示しないMg+ のイオン注入を行い、
まずp型のGaAs層32を形成する。続いてさらに、
Si + のイオン注入を行い、前記p型GaAs層32の
上部にn型チャネル層となるGaAs層34を形成す
る。さらにその上層に、スパッタリング法によりショッ
トキー電極形成層であるWSi層36を堆積させる。
【0030】次に、図4(B)の工程では、フォトリソ
グラフィー法によって所望のフォトレジストパターン3
8を形成し、これと同形状にWSi膜36をパターニン
グしゲート電極を形成する。以下、前記ゲート電極を参
照符号36で示す。次に、図4(C)の工程で、フォト
レジストパターン38をアッシング法等により除去し、
WSiゲート電極36をマスクとして、Si+ のイオン
注入40を行い、低濃度のn型のGaAs層であるn-
領域42を形成する。
【0031】さらに、図4(D)の工程では、まずWS
iゲート電極36に側壁絶縁膜44を形成する。側壁絶
縁膜44は、例えばプラズマCVD法によりSiON膜
を一様に堆積した後、エッチバックすることにより形成
する。SiON膜は熱処理時の表面保護膜として用いる
ことも可能で、またOとNの含有量によって膜応力を調
整することが可能である。次に側壁酸化膜44をマスク
として、Si+ のイオン注入46を行い、高濃度のn型
のGaAs層であるn+ 型GaAs領域48を形成す
る。
【0032】さらに、図5(E)の工程では、TiW膜
50、およびW膜52をそれぞれ応力緩和層および低抵
抗層として順次スパッタリング法により100nmおよ
び400nmの厚さに堆積し、さらにTiW膜50およ
びW膜52を保護膜として熱処理を行い、前記各イオン
注入領域を活性化する。例えば、かかる熱処理は800
℃で25分間行う。TiWはバリヤメタルとしてSiを
母体とするLSIの配線等において用いられる高耐熱性
金属であり、かかる熱処理の際に保護膜として使用可能
である。
【0033】さらに図5(E)の工程では、スパッタリ
ング条件によって膜応力を調整することも可能である。
すなわち、TiW膜50はスパッタリング法によって成
膜すると微細な柱状構造を有し、弾力性を有するため、
その下層のWSi36膜と上層のW膜52の熱処理時の
膜応力の違いを吸収することができる。例えば、TiW
膜50は圧力10〜20mTorr、DCバイアス1.
0〜2.0kWの範囲の条件にてスパッタするのが好ま
しい。
【0034】次に、図5(F)の工程では、WSi層3
6の幅よりは大きいが、両側壁絶縁膜44を含んだゲー
ト全体の幅よりは小さいフォトレジストパターン54を
形成し、前記フォトレジストパターン54をマスクとし
て用い、ドライエッチング法によってW層52、TiW
層50をパターニングする。その際、WSi層36の側
壁面は側壁絶縁膜44によって保護されているためサイ
ドエッチングされることはない。
【0035】さらに、図5(G)の工程では、前記側壁
絶縁膜44を除去し、続いてn+ ーGaAs層48上に
オーミックコンタクトをとるためのオーミック電極56
を形成する。側壁絶縁膜44を除去することにより、ゲ
ート電極36の寄生容量を低減することができる。以上
の工程によって、ゲート電極の配線抵抗を低減するため
の庇型のゲート電極が形成される。 [ 第2の実施例]図6(A)〜(D)および図7(E)
〜(G)は、本発明の第2の実施例によるMESFET
およびその製造方法を示す。
【0036】図6(A)を参照するに、まず半絶縁性G
aAs基板60上に、前記MOCVD法もしくは前記M
BE法等によるエピタキシャル成長法によって、n型G
aAs層62(n−GaAs層)と、非ドープInGa
As層64(iーInGaAs層)と、非ドープAlG
aAs層66(i−AlGaAs層)と、非ドープGa
As層68(iーGaAs層)とを順次成膜する。FE
T動作時には、前記n−GaAs層62は、その上層の
高抵抗iーInGaAsチャネル層64へ、図示しない
電子を供給する。続いて、ショットキー電極としてWS
i膜70をスパッタリング法により成膜する。
【0037】次に、図6(B)の工程で、フォトリソグ
ラフィー法によってフォトレジストパターン72を形成
し、これをマスクとしてWSi膜70をパターニング
し、ゲート電極を形成する。以下、前記WSiゲート電
極を符号70で示す。さらに、図6(C)の工程では、
前記ゲート電極70の側壁面上に、第1の側壁絶縁膜7
3(SiON膜)を形成し、前記ゲート電極70および
側壁絶縁膜73をマスクとして、Si+ のイオン注入7
4を行い、n- 注入層76を形成する。側壁絶縁膜73
下部領域のiーGaAs層68にはイオン注入されず高
抵抗であるため、ゲート電極70とn- 領域76間のリ
ーク電流を低減できる。したがって、ショットキー界面
の逆方向耐圧を確保することができ、また、LDD構造
の効果をさらに増大させ、ショートチャネル効果をより
低減することができる。
【0038】さらに、図6(D)の工程では、第1の側
壁絶縁膜73の外側に、さらに第2の側壁絶縁膜78
(SiON膜)を形成し、前記ゲート電極70、側壁絶
縁膜73および側壁絶縁膜78をマスクとして、Si+
のイオン注入80を行い、n+注入領域82を形成す
る。以上の工程によって、ゲート電極70直下とn+
域82の中間にLDD構造に特徴的なn- 領域76が形
成される。
【0039】次に図7(E)の工程で、TiW膜84お
よびW膜86をそれぞれ応力緩和層および低抵抗層とし
て順次スパッタリング法により堆積する。さらにTiW
膜84およびW膜86を保護膜として熱処理を行い、前
記各イオン注入領域を活性化する。さらに図7(F)の
工程では、実施例1と同様にして、WSi層70の幅よ
りは大きいが、両側壁絶縁膜78を含んだゲート全体の
幅よりは小さいフォトレジストパターン88を形成し、
W膜86、およびTiW膜84をドライエッチングによ
りパターニングする。本工程においても第1の実施例と
同様、WSi層70の側壁面は側壁絶縁膜78によって
保護されているためサイドエッチングされることはな
い。
【0040】最後に図7(G)の工程で、前記側壁絶縁
膜78を除去し、続いてn+ ーGaAs層82上にオー
ミック電極90を形成し、庇型のゲート電極を形成す
る。 [ 第3の実施例]図8(A)〜(D)および図9(E)
〜(G)は、本発明の第3の実施例によるMESFET
およびその製造方法を示す。
【0041】図8(A)を参照するに、本実施例におい
ても先に説明した第2の実施例と同様に、まず半絶縁性
GaAs基板100上に、MOCVD法もしくはMBE
法によるエピタキシャル成長法により、順次n型GaA
s層(n−GaAs層)102、非ドープInGaAs
層(iーInGaAs層)104、非ドープAlGaA
s層(i−AlGaAs層)106、非ドープGaAs
層(iーGaAs層)108を成膜する。また先の第2
の実施例と同様に、FET動作時にはn−GaAs層1
02は上層のiーInGaAs層104へ、図示しない
電子を供給し、iーInGaAs層104はチャネル領
域となる。さらに、ショットキー電極としてWSi膜1
10をスパッタリング法により堆積する。
【0042】次に図8(B)の工程で、フォトリソグラ
フィー法によってフォトレジストパターン112を形成
し、これをマスクとしてWSi膜110をパターニング
し、WSiゲート電極110を形成する。以下、WSi
ゲート電極を符号110で示す。さらに図8(C)の工
程で、側壁絶縁膜114(SiON膜)を、前記側壁酸
化膜114がゲート電極110の側壁を覆うように形成
し、Si+ のイオン注入116を行い、n- 注入領域1
18を形成する。n- 注入領域118はLDD構造を構
成することになる。
【0043】図8(D)の工程では、ゲート電極110
に対し、ソース側とドレイン側が非対称(例えば、前実
施例のような対称な場合と比較して、ドレイン側の領域
を広く、ソース側の領域を狭くした状態)となるような
フォトレジストパターン120をフォトリソグラフィー
法によって形成し、これをマスクとしてSi+ のイオン
注入122を行い、n+ 注入領域124を形成する。ゲ
ート電極に対してソース側とドレイン側を非対称にする
ことにより、ショットキーゲート電極近傍のドレイン側
ではn- 領域の面積が大となり、これに伴う電界緩和に
よりホットキャリアの発生が抑制され、ショートチャネ
ル効果が抑制される。一方、ソース側ではn- 領域の面
積を逆に小さくすることにより寄生抵抗が減少し、その
結果FETの相互コンダクタンスが向上する。
【0044】次に、図9(E)の工程で、TiW膜12
6とW膜128とが、それぞれ応力緩和層および低抵抗
層として順次スパッタリング法により堆積され、さらに
これらのTiW膜126、W膜128を保護膜としてイ
オン注入領域118および124を活性化するための熱
処理を、典型的には800℃25分間行う。次に、図9
(F)の工程では、前記第1の実施例と同様にして、W
Si層110の幅よりは大きいが、両側壁絶縁膜114
を含んだゲート全体の幅よりは小さいフォトレジストパ
ターン130を形成し、W膜128、およびTiW膜1
26をドライエッチングによりパターニングする。本工
程においても前記第1の実施例および第2の実施例と同
様、WSi層110の側壁面は側壁絶縁膜114によっ
て保護されているためサイドエッチングされることはな
い。
【0045】最後に図9(G)の工程では、n+ ーGa
As層124上にオーミック電極132を形成し、側壁
絶縁膜114を除去して庇型ゲートが完成する。 [ 第4の実施例]図10(A)〜(C)および図11
(D)、(E)は、本発明の第4の実施例によるMES
FETおよびその製造方法を示す。
【0046】図10(A)を参照するに、半絶縁性Ga
As基板200中に図示しないMg + のイオン注入を行
い、p型のGaAs層202を形成する。続いて図示し
ないSi+ のイオン注入を行い、前記p型GaAs層2
02の上部にn型のチャネル領域となるGaAs層20
4を形成する。次にその上層に、スパッタリング法によ
りショットキー電極形成層として、WSi膜206、T
iW膜208、W膜210を順次堆積させる。
【0047】次に図10(B)の工程では、フォトリソ
グラフィー法によって所望のフォトレジストパターン2
12を形成し、これと同形状にWSi膜206、TiW
膜208、W膜210をパターニングし、ゲート電極を
形成する。以下、前記ゲート電極を参照符号211で示
す。ゲート電極211中、WSi膜206はショットキ
ー接合層を、TiW膜208は応力緩和層を、またW膜
210は低抵抗層を構成する。
【0048】さらに図10(C)の工程では、第3の実
施例と同様に、フォトレジストパターン212をアッシ
ング法等により除去し、ゲート電極211をマスクとし
て、Si+ のイオン注入214を行い、低濃度のn型の
GaAs層であるn- 領域216を形成する。次に図1
1(D)の工程では、第3の実施例と同様に、ゲート電
極211の側壁に側壁絶縁膜218を形成する。側壁絶
縁膜218は、例えばプラズマCVD法によりSiON
膜を堆積した後、エッチバックすることにより形成す
る。側壁絶縁膜218を形成した後に、これをマスクと
してSi+ のイオン注入220を行い、高濃度のn型の
GaAs層であるn+ 領域222を形成する。
【0049】さらに図11(E)の工程では、前記各イ
オン注入領域を活性化するための熱処理を、典型的には
800℃25分間行う。さらにソース・ドレイン上にオ
ーミック電極224を形成し、ゲート電極中に応力緩和
層208を有するLDD構造のMESFETが完成す
る。
【0050】
【発明の効果】本発明により、化合物半導体電界効果ト
ランジスタのゲートにおける低抵抗層とショットキー電
極の間に応力緩和層を介在させることにより、低抵抗層
とショットキー電極の間において生じる応力を抑制する
ことができるため、前記応力に伴って活性層中に誘起さ
れるストレスに起因するトランジスタ特性の劣化を防止
し、また、ゲート電極構造を庇型とすることによって、
トランジスタの縮小化に伴うゲート配線抵抗の増大の問
題を回避することができ、さらに、LDD構造を付加す
ることにより、ショートチャネル効果を抑制することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)〜(D)は、従来の膜応力緩和層を用い
た化合物半導体装置の製造工程を示す図である。
【図2】(A)〜(C)は、本発明の原理を示す図(そ
の1)である。
【図3】(D)〜(E)は、本発明の原理を示す図(そ
の2)である。
【図4】(A)〜(D)は、第1の実施例による半導体
装置の製造工程を示す図(その1)である。
【図5】(E)〜(G)は、第1の実施例による半導体
装置の製造工程を示す図(その2)である。
【図6】(A)〜(D)は、第2の実施例による半導体
装置の製造工程を示す図(その1)である。
【図7】(E)〜(G)は、第2の実施例による半導体
装置の製造工程を示す図(その2)である。
【図8】(A)〜(D)は、第3の実施例による半導体
装置の製造工程を示す図(その1)である。
【図9】(E)〜(G)は、第3の実施例による半導体
装置の製造工程を示す図(その2)である。
【図10】(A)〜(C)は、第4の実施例による半導
体装置の製造工程を示す図(その1)である。
【図11】(D)〜(E)は、第4の実施例による半導
体装置の製造工程を示す図(その2)である。
【符号の説明】
1 半絶縁性GaAs基板 2 n型GaAs層 3 WSiショットキー接合層 4 LaB6 膜応力緩和層 5 W低抵抗層 6 n型GaAs(イオン注入)層 8 半絶縁性GaAs基板 9 n型GaAs層 10 ショットキー接合層 11 側壁酸化膜 12 n- GaAs層 13 n+ GaAs層 14 膜応力緩和層 15 低抵抗層 16 オーミック電極 30 半絶縁性GaAs基板 32 p型GaAs(イオン注入)層 34 n型GaAs(イオン注入)層 36 WSiショットキー接合層 38 フォトレジストパターン 40 Si+ イオン注入 42 n- GaAs(イオン注入)層 44 側壁絶縁膜(SiON) 46 Si+ イオン注入 48 n+ GaAs(イオン注入)層 50 TiW応力緩和層 52 W低抵抗層 54 フォトレジストパターン 56 オーミック電極 60 半絶縁性GaAs基板 62 n−GaAs層 64 i−InGaAs層 66 i−AlGaAs層 68 i−GaAs層 70 WSiショットキー接合層 72 フォトレジストパターン 73 第1の側壁絶縁膜(SiON) 74 Si+ イオン注入 76 n- GaAs(イオン注入)層 78 第2の側壁絶縁膜(SiON) 80 Si+ イオン注入 82 n+ GaAs(イオン注入)層 84 TiW応力緩和層 86 W低抵抗層 88 フォトレジストパターン 90 オーミック電極 100 半絶縁性GaAs基板 102 n−GaAs層 104 i−InGaAs層 106 i−AlGaAs層 108 i−GaAs層 110 WSiショットキー接合層 112 フォトレジストパターン 114 側壁絶縁膜(SiON) 116 Si+ イオン注入 118 n- −GaAs(イオン注入)層 120 フォトレジストパターン 122 Si+ イオン注入 124 n+ GaAs(イオン注入)層 126 TiW応力緩和層 128 W低抵抗層 130 フォトレジストパターン 132 オーミック電極 200 半絶縁性GaAs基板 202 p−GaAs(イオン注入)層 204 n−GaAs(イオン注入)層 206 WSiショットキー接合層 208 TiW応力緩和層 210 W低抵抗層 211 ゲート電極 212 フォトレジストパターン 214 Si+ イオン注入 216 n- −GaAs(イオン注入)層 218 側壁絶縁膜(SiON) 220 Si+ イオン注入 222 n+ −GaAs(イオン注入)層 224 オーミック電極

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板と、 前記基板表面に形成された、化合物半導体よりなるチャ
    ネル層と、 前記チャネル層上に形成されたゲート構造と、 前記基板表面の、前記チャネル層の両側に、前記チャネ
    ル層に隣接して形成された、不純物元素を第1の濃度で
    含む一対の第1の拡散領域と、 前記基板表面の、前記一対の第1の拡散領域の外側に、
    前記第1の拡散領域にそれぞれ隣接して形成された、前
    記不純物元素と同一の導電型の不純物元素を前記第1の
    濃度よりも高い第2の濃度で含む一対の第2の拡散領域
    とよりなり、 前記ゲート構造は、前記チャネル層にショットキー接触
    するショットキー電極と、前記ショットキー電極上に形
    成された低抵抗層と、前記ショットキー電極と前記低抵
    抗層との間に介在する応力緩和層とよりなり、 前記低抵抗層と前記応力緩和層とは、前記ショットキー
    電極に対して庇状の形状を有することを特徴とする半導
    体装置。
  2. 【請求項2】 前記半導体装置において、 前記ショットキー電極の両側に側壁絶縁膜をさらに備え
    ていることを特徴とする請求項1記載の半導体装置。
  3. 【請求項3】 前記半導体装置において、 前記各側壁絶縁膜の外側にさらに別の側壁絶縁膜を備え
    ていることを特徴とする請求項2記載の半導体装置。
  4. 【請求項4】 前記第2の拡散領域は、前記ショットキ
    ーゲート電極の、ゲート長方向上で一の側に位置する第
    1の領域と、反対側に位置する第2の領域とよりなり、
    前記基板表面上の前記ゲート長方向の前記各領域の大き
    さが、前記第1の領域と前記第2の領域とで相互に異な
    ることを特徴とする請求項1ないし3記載の半導体装
    置。
  5. 【請求項5】 前記半導体装置において、 前記応力緩和層がTiWであることを特徴とする請求項
    1ないし4記載の半導体装置。
  6. 【請求項6】 基板と、 基板表面に形成された、化合物半導体よりなるチャネル
    層と、 前記チャネル層上に形成されたゲート構造と、 前記基板表面の、前記チャネル層の両側に、前記チャネ
    ル層に隣接して形成された、不純物元素を第1の濃度で
    含む一対の第1の拡散領域と、 前記基板表面の、前記一対の第1の拡散領域の外側に、
    前記第1の拡散領域にそれぞれ隣接して形成された、前
    記不純物元素と同一の導電型の不純物元素を前記第1の
    濃度よりも高い第2の濃度で含む一対の第2の拡散領域
    とよりなり、 前記ゲート構造は、前記チャネル層にショットキー接触
    するショットキー電極と、前記ショットキー電極上に形
    成された低抵抗層と、前記ショットキー電極と前記低抵
    抗層との間に介在する応力緩和層とよりなることを特徴
    とする半導体装置。
  7. 【請求項7】 化合物半導体装置の製造方法において、 基板上にゲート電極を形成する工程と、 前記基板中に、前記ゲート電極をマスクとして、第1の
    不純物元素を導入する工程と、 前記ゲート電極の側壁に第1の側壁絶縁膜を形成する工
    程と、 前記ゲート電極と前記第1の側壁絶縁膜をマスクとし
    て、前記第1の不純物元素と同じ導電型の第2の不純物
    元素を導入する工程と、 前記ゲート電極と前記側壁絶縁膜上に、応力緩和層と低
    抵抗層とを順次堆積する工程と、 前記ゲート電極に対して、前記応力緩和層と前記低抵抗
    層とを庇型の形状にパターニングする工程とを含むこと
    を特徴とする半導体装置の製造方法。
  8. 【請求項8】 前記第1の不純物元素を導入する工程
    は、前記ゲート電極の側壁に、第2の側壁絶縁膜を形成
    した後に実施され、 前記第1の側壁絶縁膜を形成する工程は、前記第2の側
    壁絶縁膜を形成した後に、前記第1の側壁絶縁膜が前記
    第2の側壁絶縁膜を覆うように実施されることを特徴と
    する請求項7記載の半導体装置の製造方法。
  9. 【請求項9】 化合物半導体装置の製造方法において、 基板上にゲート電極を形成する工程と、 前記ゲート電極の両側壁面に一対の側壁絶縁膜をそれぞ
    れ形成する工程と、 前記基板中に、前記ゲート電極および前記側壁絶縁膜を
    マスクとして、不純物元素をイオン注入法により導入
    し、前記各々の側壁絶縁膜に隣接して、第1の拡散領域
    を形成する工程と、 前記基板中に、前記ゲート電極および前記一対の側壁絶
    縁膜を覆うマスクを使い、前記不純物元素と同一の導電
    型の不純物元素をイオン注入法により導入し、前記ゲー
    ト電極の両側に、前記前記側壁絶縁膜から離間して、一
    対の第2の拡散領域を、前記第2の拡散領域の各々が、
    対応する前記第1の拡散領域に部分的に重畳するように
    形成する工程とよりなり、 前記マスクは、前記第1の拡散領域のうち、前記ゲート
    電極に対してゲート長方向上の第1の側において、前記
    側壁絶縁膜と前記第2の拡散領域との間に位置する第1
    の領域と、前記ゲート長方向上の第2の、反対の側にお
    いて、前記側壁絶縁膜と前記第2の拡散領域との間に位
    置する第2の領域とで、前記ゲート長方向のサイズが異
    なるように形成されることを特徴とする半導体装置の製
    造方法。
  10. 【請求項10】 化合物半導体装置の製造方法におい
    て、 基板上に、ショットキー接合を形成する金属層と、応力
    緩和層と、低抵抗層とを順次堆積してゲート電極を形成
    する工程と、 前記基板中に、前記ゲート電極をマスクとして、不純物
    元素を導入する工程と、 前記ゲート電極の側壁に側壁絶縁膜を形成する工程と、 前記基板中に、前記ゲートと前記側壁絶縁膜をマスクと
    して、前記不純物元素と同じ導電型の不純物元素を導入
    する工程とを含むことを特徴とする半導体装置の製造方
    法。
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