JPH0883929A - 半導体発光素子、およびその製造方法 - Google Patents
半導体発光素子、およびその製造方法Info
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- JPH0883929A JPH0883929A JP22020694A JP22020694A JPH0883929A JP H0883929 A JPH0883929 A JP H0883929A JP 22020694 A JP22020694 A JP 22020694A JP 22020694 A JP22020694 A JP 22020694A JP H0883929 A JPH0883929 A JP H0883929A
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- Led Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】絶縁基板を用いた半導体発光素子であっても、
半導体発光素子の上下両面に電極が形成されているタイ
プと同様な製造ラインを用いて少ない工程数でのボンデ
ィング作業が行えるようにし、また電極の形成箇所を確
保するために発光層の面積を減少させるような必要もな
くし、発光輝度を高める。 【構成】絶縁基板2の表面上に、n型半導体層3、発光
層4、およびp型半導体層5から構成される積層部6が
形成されている半導体発光素子において、上記絶縁基板
2には、上記積層部6のうち最下層のn型またはp型の
半導体層31の形成位置から絶縁基板2の裏面にわたっ
て形成されたスルーホール70内に導電性物質mが充填
されたコンタクトホール7が形成され、上記絶縁基板2
の裏面には、上記コンタクトホール7を介して上記最下
層の半導体層31に導通する導電性膜8が形成されてい
る。
半導体発光素子の上下両面に電極が形成されているタイ
プと同様な製造ラインを用いて少ない工程数でのボンデ
ィング作業が行えるようにし、また電極の形成箇所を確
保するために発光層の面積を減少させるような必要もな
くし、発光輝度を高める。 【構成】絶縁基板2の表面上に、n型半導体層3、発光
層4、およびp型半導体層5から構成される積層部6が
形成されている半導体発光素子において、上記絶縁基板
2には、上記積層部6のうち最下層のn型またはp型の
半導体層31の形成位置から絶縁基板2の裏面にわたっ
て形成されたスルーホール70内に導電性物質mが充填
されたコンタクトホール7が形成され、上記絶縁基板2
の裏面には、上記コンタクトホール7を介して上記最下
層の半導体層31に導通する導電性膜8が形成されてい
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本願発明は、たとえば青色発光L
EDなど、絶縁基板を用いて構成されるタイプの半導体
発光素子、およびその半導体発光素子の製造方法に関す
る。
EDなど、絶縁基板を用いて構成されるタイプの半導体
発光素子、およびその半導体発光素子の製造方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】赤色や緑色の発光LEDは、一般には、
GaP基板やGaAsP基板などの導電性基板を用いて
製造されている。したがって、このような半導体発光素
子については、たとえば図4に示すように、一対の電極
10a,10bを、基板2eの表面に形成された積層部
6eのうち最表層の半導体層5eと基板2eの裏面とに
各々設けることができる。また、このような半導体発光
素子では、たとえば図5に示すように、リードフレーム
30へのボンディングを行う場合に、下側の電極10b
をそのままリード30aへ導通接着させることができ、
ワイヤボンディングは上側の電極10aを1本のワイヤ
32bによってリード30bへ接続させるだけでよい。
GaP基板やGaAsP基板などの導電性基板を用いて
製造されている。したがって、このような半導体発光素
子については、たとえば図4に示すように、一対の電極
10a,10bを、基板2eの表面に形成された積層部
6eのうち最表層の半導体層5eと基板2eの裏面とに
各々設けることができる。また、このような半導体発光
素子では、たとえば図5に示すように、リードフレーム
30へのボンディングを行う場合に、下側の電極10b
をそのままリード30aへ導通接着させることができ、
ワイヤボンディングは上側の電極10aを1本のワイヤ
32bによってリード30bへ接続させるだけでよい。
【0003】これに対し、青色発光LEDについては、
絶縁基板としてのサファイア基板が採用されているのが
実情である。このような発光LEDについては、ただ単
に絶縁基板の裏面に電極を形成しても、この電極は基板
によって半導体層と絶縁されているから意味をなさな
い。
絶縁基板としてのサファイア基板が採用されているのが
実情である。このような発光LEDについては、ただ単
に絶縁基板の裏面に電極を形成しても、この電極は基板
によって半導体層と絶縁されているから意味をなさな
い。
【0004】そこで、従来では、絶縁基板を用いた青色
発光LEDなどの半導体発光素子を製造する場合には、
たとえば図6に示すように、絶縁基板2fの表面に形成
された積層部6fのうち、発光層4fおよびp型半導体
層5fの一部の領域Bをエッチングによって除去してい
た。そして、このエッチングされた領域Bに露出したn
型半導体層3fの表面に一方の電極10bを設けてい
た。なお、他方の電極10aは、p型半導体層5fの表
面に設けていた。
発光LEDなどの半導体発光素子を製造する場合には、
たとえば図6に示すように、絶縁基板2fの表面に形成
された積層部6fのうち、発光層4fおよびp型半導体
層5fの一部の領域Bをエッチングによって除去してい
た。そして、このエッチングされた領域Bに露出したn
型半導体層3fの表面に一方の電極10bを設けてい
た。なお、他方の電極10aは、p型半導体層5fの表
面に設けていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の図6に示した半導体発光素子では、積層部6fの表
面側(上面側)に2つの電極10a,10bが形成され
ているために、リードフレームへのボンディングを行う
場合には、たとえば図7に示すように、2本のワイヤ3
2a,32bを用いて各リード30a,30bへのワイ
ヤボンディング作業を行う必要がある。したがって、そ
のボンディング作業の工程数が図5で示した場合に比較
すると増加し、発光ランプを製作する際の製造効率が悪
くなるという難点があった。
来の図6に示した半導体発光素子では、積層部6fの表
面側(上面側)に2つの電極10a,10bが形成され
ているために、リードフレームへのボンディングを行う
場合には、たとえば図7に示すように、2本のワイヤ3
2a,32bを用いて各リード30a,30bへのワイ
ヤボンディング作業を行う必要がある。したがって、そ
のボンディング作業の工程数が図5で示した場合に比較
すると増加し、発光ランプを製作する際の製造効率が悪
くなるという難点があった。
【0006】また、上記従来の半導体発光素子では、リ
ードフレーム30へのワイヤボンディング工程の内容
が、図5で示した工程とは相違するために、たとえば図
4で示したタイプの半導体発光素子を用いて発光ランプ
を製造するための既存の生産ラインをそのまま利用して
発光ランプの生産を行うことができない。したがって、
従来では、絶縁基板を用いた半導体発光素子を部品とす
る発光ランプを製造する場合には、その半導体発光素子
専用の生産ラインを別途用意する必要が生じ、設備費用
が多大となる難点もあった。
ードフレーム30へのワイヤボンディング工程の内容
が、図5で示した工程とは相違するために、たとえば図
4で示したタイプの半導体発光素子を用いて発光ランプ
を製造するための既存の生産ラインをそのまま利用して
発光ランプの生産を行うことができない。したがって、
従来では、絶縁基板を用いた半導体発光素子を部品とす
る発光ランプを製造する場合には、その半導体発光素子
専用の生産ラインを別途用意する必要が生じ、設備費用
が多大となる難点もあった。
【0007】さらに、上記従来の半導体発光素子では、
一方の電極10bを形成することを目的として積層部6
fの一部の領域Bをかなり大きな面積で除去する必要が
あるために、この領域分だけ発光層4fの面積が小さく
なる。したがって、半導体発光素子の発光強度がそれだ
け低下し、高い発光輝度が得られなくなるという難点も
生じていた。
一方の電極10bを形成することを目的として積層部6
fの一部の領域Bをかなり大きな面積で除去する必要が
あるために、この領域分だけ発光層4fの面積が小さく
なる。したがって、半導体発光素子の発光強度がそれだ
け低下し、高い発光輝度が得られなくなるという難点も
生じていた。
【0008】本願発明は、このような事情のもとで考え
出されたものであって、絶縁基板を用いた半導体発光素
子であっても、半導体発光素子の上下両面に電極が形成
されているタイプと同様な製造ラインを用いて少ない工
程数でのボンディング作業が行えるようにし、しかも電
極の形成箇所を確保するために発光層の面積を減少させ
るような必要もなくし、発光輝度を高めることができる
ようにすることをその課題としている。
出されたものであって、絶縁基板を用いた半導体発光素
子であっても、半導体発光素子の上下両面に電極が形成
されているタイプと同様な製造ラインを用いて少ない工
程数でのボンディング作業が行えるようにし、しかも電
極の形成箇所を確保するために発光層の面積を減少させ
るような必要もなくし、発光輝度を高めることができる
ようにすることをその課題としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、本願発明では、次の技術的手段を講じている。
め、本願発明では、次の技術的手段を講じている。
【0010】すなわち、本願の請求項1に記載の発明
は、絶縁基板の表面上に、n型半導体層、発光層、およ
びp型半導体層から構成される積層部が形成されている
半導体発光素子において、上記絶縁基板には、上記積層
部のうち最下層のn型またはp型の半導体層の形成位置
から絶縁基板の裏面にわたって形成されたスルーホール
内に導電性物質が充填されたコンタクトホールが形成さ
れ、かつ、上記絶縁基板の裏面には、上記コンタクトホ
ールを介して上記最下層の半導体層に導通する導電性膜
が形成されていることを特徴としている。
は、絶縁基板の表面上に、n型半導体層、発光層、およ
びp型半導体層から構成される積層部が形成されている
半導体発光素子において、上記絶縁基板には、上記積層
部のうち最下層のn型またはp型の半導体層の形成位置
から絶縁基板の裏面にわたって形成されたスルーホール
内に導電性物質が充填されたコンタクトホールが形成さ
れ、かつ、上記絶縁基板の裏面には、上記コンタクトホ
ールを介して上記最下層の半導体層に導通する導電性膜
が形成されていることを特徴としている。
【0011】また、本願の請求項2に記載の発明は、上
記請求項1に記載の半導体発光素子を製造するための方
法であって、絶縁基板の表面上に、n型半導体層、発光
層、およびp型半導体層から構成される積層部を形成し
た後に、上記絶縁基板には、上記積層部のうち最下層の
n型またはp型の半導体層の形成位置から絶縁基板の裏
面にわたってスルーホールを形成し、その後上記絶縁基
板の裏面側へ導電性物質を堆積付着させることにより、
上記スルーホール内へ導電性物質を充填させてコンタク
トホールを形成するとともに、上記絶縁基板の裏面に導
電性膜を形成することを特徴としている。
記請求項1に記載の半導体発光素子を製造するための方
法であって、絶縁基板の表面上に、n型半導体層、発光
層、およびp型半導体層から構成される積層部を形成し
た後に、上記絶縁基板には、上記積層部のうち最下層の
n型またはp型の半導体層の形成位置から絶縁基板の裏
面にわたってスルーホールを形成し、その後上記絶縁基
板の裏面側へ導電性物質を堆積付着させることにより、
上記スルーホール内へ導電性物質を充填させてコンタク
トホールを形成するとともに、上記絶縁基板の裏面に導
電性膜を形成することを特徴としている。
【0012】
【発明の作用および効果】上記請求項1に記載した発明
においては、絶縁基板の表面上に形成された積層部のう
ち、最下層のn型またはp型の半導体層がコンタクトホ
ールを介して絶縁基板の裏面に形成された導電性膜と導
通しているために、この導電性膜を電極として機能させ
ることができ、あるいはこの導電性膜に電極を形成すれ
ばよいこととなる。また、積層部の最表層に対する電極
形成は従前通り行うことができる。したがって、半導体
発光素子の上下両面に電極を形成したのと同様な構成に
できることとなる。
においては、絶縁基板の表面上に形成された積層部のう
ち、最下層のn型またはp型の半導体層がコンタクトホ
ールを介して絶縁基板の裏面に形成された導電性膜と導
通しているために、この導電性膜を電極として機能させ
ることができ、あるいはこの導電性膜に電極を形成すれ
ばよいこととなる。また、積層部の最表層に対する電極
形成は従前通り行うことができる。したがって、半導体
発光素子の上下両面に電極を形成したのと同様な構成に
できることとなる。
【0013】その結果、リードフレームなどへのボンデ
ィングを行う場合には、絶縁基板の裏面側の導電性膜を
リードに対して導電接着させることにより、この導電性
膜にコンタクトホールを介して導通する一方の半導体層
への電気配線接続が行えることとなって、ワイヤボンデ
ィングなどのボンディング作業工程の簡素化が図れ、発
光ランプを製造する際の製造効率を向上させることがで
きるという格別な効果が得られる。
ィングを行う場合には、絶縁基板の裏面側の導電性膜を
リードに対して導電接着させることにより、この導電性
膜にコンタクトホールを介して導通する一方の半導体層
への電気配線接続が行えることとなって、ワイヤボンデ
ィングなどのボンディング作業工程の簡素化が図れ、発
光ランプを製造する際の製造効率を向上させることがで
きるという格別な効果が得られる。
【0014】しかも、このようなボンディング作業は、
上下両面に電極を配置した構造の半導体発光素子につい
てボンディングを行う場合の作業工程と同様であるため
に、発光ランプを製造する場合には、上下両面に電極を
形成した半導体発光素子についての生産ラインをそのま
ま利用することが可能となる。したがって、従来とは異
なり、絶縁基板を用いた半導体発光素子専用の生産ライ
ンを別途準備するような必要もなくなり、設備コストを
大幅に低減することができるという効果も得られる。
上下両面に電極を配置した構造の半導体発光素子につい
てボンディングを行う場合の作業工程と同様であるため
に、発光ランプを製造する場合には、上下両面に電極を
形成した半導体発光素子についての生産ラインをそのま
ま利用することが可能となる。したがって、従来とは異
なり、絶縁基板を用いた半導体発光素子専用の生産ライ
ンを別途準備するような必要もなくなり、設備コストを
大幅に低減することができるという効果も得られる。
【0015】また、請求項1に記載した発明では、電極
形成用のスペースを確保する必要性から発光層の一部を
エッチングし、除去する必要はない。したがって、従来
に比較して、発光層の面積を大きくとることができるこ
とにより、発光層の発光強度を強めることができ、高い
発光輝度が得られるという優れた効果も得られる。
形成用のスペースを確保する必要性から発光層の一部を
エッチングし、除去する必要はない。したがって、従来
に比較して、発光層の面積を大きくとることができるこ
とにより、発光層の発光強度を強めることができ、高い
発光輝度が得られるという優れた効果も得られる。
【0016】請求項2に記載の発明においては、絶縁基
板の表面上に所定の積層部を形成した後に、その積層部
のうち最下層のn型またはp型の半導体層の形成位置か
ら絶縁基板の裏面にわたってスルーホールを形成し、そ
の後上記絶縁基板の裏面側へ導電性物質を堆積付着させ
るために、コンタクトホールの形成と絶縁基板の裏面へ
の導電性膜の形成とを同時に行うことができる。すなわ
ち、一部の導電性物質が絶縁基板の裏面に形成されたス
ルーホール内に順次充填されてゆくことによりコンタク
トホールが形成されると同時に、他の導電性物質は絶縁
基板の裏面に順次堆積付着し、上記コンタクトホールと
導通した導電性膜が形成されることとなる。したがっ
て、請求項1に記載の半導体発光素子を、簡易な製造工
程によって適切に製造することができる。
板の表面上に所定の積層部を形成した後に、その積層部
のうち最下層のn型またはp型の半導体層の形成位置か
ら絶縁基板の裏面にわたってスルーホールを形成し、そ
の後上記絶縁基板の裏面側へ導電性物質を堆積付着させ
るために、コンタクトホールの形成と絶縁基板の裏面へ
の導電性膜の形成とを同時に行うことができる。すなわ
ち、一部の導電性物質が絶縁基板の裏面に形成されたス
ルーホール内に順次充填されてゆくことによりコンタク
トホールが形成されると同時に、他の導電性物質は絶縁
基板の裏面に順次堆積付着し、上記コンタクトホールと
導通した導電性膜が形成されることとなる。したがっ
て、請求項1に記載の半導体発光素子を、簡易な製造工
程によって適切に製造することができる。
【0017】
【実施例の説明】以下、本願発明の好ましい実施例を、
図面を参照しつつ具体的に説明する。
図面を参照しつつ具体的に説明する。
【0018】図1は、本願発明に係る半導体発光素子の
一例を示す断面図である。
一例を示す断面図である。
【0019】図1に示す半導体発光素子1は、青色発光
LEDとして構成されたものであり、絶縁基板としての
サファイア基板2の表面に、n型半導体層3、発光層
4、およびp型半導体層5からなる積層部6を形成した
ものである。また、サファイア基板2の裏面には導電性
膜8が形成されているとともに、このサファイア基板2
には、その裏面から上記積層部6の最下層のn型半導体
層3の形成位置にわたってコンタクトホール7が形成さ
れている。
LEDとして構成されたものであり、絶縁基板としての
サファイア基板2の表面に、n型半導体層3、発光層
4、およびp型半導体層5からなる積層部6を形成した
ものである。また、サファイア基板2の裏面には導電性
膜8が形成されているとともに、このサファイア基板2
には、その裏面から上記積層部6の最下層のn型半導体
層3の形成位置にわたってコンタクトホール7が形成さ
れている。
【0020】上記n型半導体層3は、サファイア基板2
の表面上に成長させた窒化ガリウムなどのバッファ層9
上に形成されており、n型GaN層31、およびn型A
lGaN層32(Al0.2 Ga0.8 N)によって形成さ
れている。上記発光層4は、たとえばInGaN層(I
n0.15Ga0.85N)によって形成されている。また、p
型半導体層5は、p型AlGaN層51(Al0.2 Ga
0.8 N)、およびp型GaN層52によって形成されて
いる。このp型GaN層52の表面には、たとえばT
i,Au,Niなどの電極10が形成されている。
の表面上に成長させた窒化ガリウムなどのバッファ層9
上に形成されており、n型GaN層31、およびn型A
lGaN層32(Al0.2 Ga0.8 N)によって形成さ
れている。上記発光層4は、たとえばInGaN層(I
n0.15Ga0.85N)によって形成されている。また、p
型半導体層5は、p型AlGaN層51(Al0.2 Ga
0.8 N)、およびp型GaN層52によって形成されて
いる。このp型GaN層52の表面には、たとえばT
i,Au,Niなどの電極10が形成されている。
【0021】上記コンタクトホール7は、サファイア基
板2の裏面からこのサファイア基板2およびバッファ層
9を貫通し、積層部6の最下層のn型GaN層31に到
達するように形成されたスルーホール70内に、導電性
物質mが充填されて構成されている。この導電性物質m
の具体例としては、たとえば燐(P)の拡散処理がなさ
れることにより導電性が具備されたポリシリコンが適用
される。
板2の裏面からこのサファイア基板2およびバッファ層
9を貫通し、積層部6の最下層のn型GaN層31に到
達するように形成されたスルーホール70内に、導電性
物質mが充填されて構成されている。この導電性物質m
の具体例としては、たとえば燐(P)の拡散処理がなさ
れることにより導電性が具備されたポリシリコンが適用
される。
【0022】上記導電性膜8は、サファイア基板2の裏
面の全面に形成されているが、この導電性膜8は、上記
コンタクトホール7を形成する導電性物質mと同一物質
mによって形成することができ、その具体例としては既
述した燐が拡散されたポリシリコンが適用される。この
導電性膜8は、上記コンタクトホール7と導通するよう
に設けられており、このコンタクトホール7を介して上
記n型GaN層31に導通している。
面の全面に形成されているが、この導電性膜8は、上記
コンタクトホール7を形成する導電性物質mと同一物質
mによって形成することができ、その具体例としては既
述した燐が拡散されたポリシリコンが適用される。この
導電性膜8は、上記コンタクトホール7と導通するよう
に設けられており、このコンタクトホール7を介して上
記n型GaN層31に導通している。
【0023】次に、上記構成の半導体発光素子1の製造
方法の一例について説明する。
方法の一例について説明する。
【0024】まず、図2(a)に示すように、サファイ
ア基板2の表面上に、所定のバッファ層9、n型半導体
層3、発光層4、およびp型半導体層5を形成するが、
これは従来既知の有機金属化学気相成長法(MOCVD
法)によって、上述した各成分の単結晶を順次成長させ
ることにより行うことができる。なお、p型半導体層5
の最表層には電極10を形成するが、この電極10の形
成時期は特に限定されず、積層部6を形成した後であれ
ば、いつでもよい。
ア基板2の表面上に、所定のバッファ層9、n型半導体
層3、発光層4、およびp型半導体層5を形成するが、
これは従来既知の有機金属化学気相成長法(MOCVD
法)によって、上述した各成分の単結晶を順次成長させ
ることにより行うことができる。なお、p型半導体層5
の最表層には電極10を形成するが、この電極10の形
成時期は特に限定されず、積層部6を形成した後であれ
ば、いつでもよい。
【0025】次いで、上記作業工程が終了した後には、
図2(b)に示すように、サファイア基板2の裏面側か
らn型GaN層31の下面側の位置までスルーホール7
0を形成する。このスルーホール70は、エッチング処
理によって形成することが可能であり、その具体的な内
径寸法などは問わない。また、形成個数も問わず、たと
えばこのスルーホール70を複数箇所設けてもよい。さ
らに、このスルーホール70がn型GaN層31の上側
に位置するn型AlGaN層32に到達しない限りにお
いて、n型GaN層31が多少浸食される状態に形成さ
れていても構わない。
図2(b)に示すように、サファイア基板2の裏面側か
らn型GaN層31の下面側の位置までスルーホール7
0を形成する。このスルーホール70は、エッチング処
理によって形成することが可能であり、その具体的な内
径寸法などは問わない。また、形成個数も問わず、たと
えばこのスルーホール70を複数箇所設けてもよい。さ
らに、このスルーホール70がn型GaN層31の上側
に位置するn型AlGaN層32に到達しない限りにお
いて、n型GaN層31が多少浸食される状態に形成さ
れていても構わない。
【0026】上記のようにしてスルーホール70を形成
した後には、その後図2(c)に示すように、多結晶体
としてのポリシリコンを、たとえば低圧CVD法によっ
てサファイア基板2の裏面側へ順次堆積付着させる。こ
の場合、ポリシリコンに予め燐(P)を拡散処理させて
いてもよいし、ポリシリコンと同時に燐(P)をCVD
法によって所望の比率で混合堆積させるようにしてもよ
い。これにより、図1で示したように、上記スルーホー
ル70内にはポリシリコンの結晶体を充填させることが
でき、コンタクトホール7を形成する構成することがで
きる。また、これと同時に、サファイア基板2の裏面に
は、ポリシリコンを成膜させることができ、コンタクト
ホール7に導通した導電性膜8を形成することができ
る。したがって、図1で示した半導体発光素子1を適切
に製造することができる。
した後には、その後図2(c)に示すように、多結晶体
としてのポリシリコンを、たとえば低圧CVD法によっ
てサファイア基板2の裏面側へ順次堆積付着させる。こ
の場合、ポリシリコンに予め燐(P)を拡散処理させて
いてもよいし、ポリシリコンと同時に燐(P)をCVD
法によって所望の比率で混合堆積させるようにしてもよ
い。これにより、図1で示したように、上記スルーホー
ル70内にはポリシリコンの結晶体を充填させることが
でき、コンタクトホール7を形成する構成することがで
きる。また、これと同時に、サファイア基板2の裏面に
は、ポリシリコンを成膜させることができ、コンタクト
ホール7に導通した導電性膜8を形成することができ
る。したがって、図1で示した半導体発光素子1を適切
に製造することができる。
【0027】なお、上記一連の製造作業は、ウエハに対
して行われ、上記のようにして半導体発光素子1を製造
した後には、ダイシングにより、たとえば平面矢視にお
いて一辺が0.5mm程度の正方形状のチップに分割さ
れる。
して行われ、上記のようにして半導体発光素子1を製造
した後には、ダイシングにより、たとえば平面矢視にお
いて一辺が0.5mm程度の正方形状のチップに分割さ
れる。
【0028】以上のようにして製造された半導体発光素
子1は、積層部6の最表層に電極10が形成されている
他、サファイア基板2の裏面側には、積層部6の最下層
のn型GaN層31に導通した導電性膜8が形成されて
いる。したがって、この半導体発光素子1を用いて発光
ランプを製造する場合には、図4および図5において説
明したのと同様な簡易な作業工程によってリードフレー
ムへのボンディングを行うことができる。すなわち、サ
ファイア基板2の裏面の導電性膜8をリードフレームに
対して導電性接着剤を用いて接着すれば、もはやn型G
aN層31に対してのワイヤボンディングを行う必要は
ない。したがって、金線を用いたワイヤボンディング
は、電極10に対してのみ行えばよく、ボンディング作
業が容易化される。
子1は、積層部6の最表層に電極10が形成されている
他、サファイア基板2の裏面側には、積層部6の最下層
のn型GaN層31に導通した導電性膜8が形成されて
いる。したがって、この半導体発光素子1を用いて発光
ランプを製造する場合には、図4および図5において説
明したのと同様な簡易な作業工程によってリードフレー
ムへのボンディングを行うことができる。すなわち、サ
ファイア基板2の裏面の導電性膜8をリードフレームに
対して導電性接着剤を用いて接着すれば、もはやn型G
aN層31に対してのワイヤボンディングを行う必要は
ない。したがって、金線を用いたワイヤボンディング
は、電極10に対してのみ行えばよく、ボンディング作
業が容易化される。
【0029】また、このような半導体発光素子1のボン
ディング作業工程は、実質的には図4および図5におい
て説明したボンディング作業工程と同一であるから、こ
の半導体発光素子1を部品とする青色発光ランプの製造
は、図4に示した半導体発光素子を部品とする発光ラン
プの製造装置を利用して行うことが可能となる。この半
導体発光素子1のボンディング作業を行うための装置と
して、特別仕様の製造設備を別途準備する必要はない。
ディング作業工程は、実質的には図4および図5におい
て説明したボンディング作業工程と同一であるから、こ
の半導体発光素子1を部品とする青色発光ランプの製造
は、図4に示した半導体発光素子を部品とする発光ラン
プの製造装置を利用して行うことが可能となる。この半
導体発光素子1のボンディング作業を行うための装置と
して、特別仕様の製造設備を別途準備する必要はない。
【0030】さらに、この半導体発光素子1において
は、電極10と導電性膜8との両者間に電圧を印加して
電流供給を行うことにより、発光層4を青色に発光させ
ることができるが、この発光層4にはエッチング処理な
どが施されておらず、その面積はサファイア基板2やn
型半導体層3などに比較して何ら狭まっていない。した
がって、発光層4の面積が大きい分だけその発光強度を
強くでき、高い発光輝度が得られることとなる。青色の
発光LEDについては、従来において高い発光輝度を得
ることが技術的に難しいものとされていたが、発光層4
の面積を大きくすることにより発光輝度を高めることが
でき、そのような難点の解消にも役立つ効果が得られ
る。
は、電極10と導電性膜8との両者間に電圧を印加して
電流供給を行うことにより、発光層4を青色に発光させ
ることができるが、この発光層4にはエッチング処理な
どが施されておらず、その面積はサファイア基板2やn
型半導体層3などに比較して何ら狭まっていない。した
がって、発光層4の面積が大きい分だけその発光強度を
強くでき、高い発光輝度が得られることとなる。青色の
発光LEDについては、従来において高い発光輝度を得
ることが技術的に難しいものとされていたが、発光層4
の面積を大きくすることにより発光輝度を高めることが
でき、そのような難点の解消にも役立つ効果が得られ
る。
【0031】なお、上記実施例では、発光層4に一切エ
ッチングを施さず、半導体発光素子1の発光面積を最大
限に確保した場合を一例として説明したが、本願発明は
必ずしもこれに限定されない。本願発明では、たとえば
図3に示すように、積層部6の一部の領域Baをエッチ
ングによって除去し、コンタクトホール7がサファイア
基板2の裏面からn型GaN層31の表面側へ貫通する
ように形成してもよい。この場合には、発光層4の面積
が減少し、発光輝度が多少は低下するものの、従来とは
異なりn型GaN層31の表面にはやはり電極を設ける
必要はない。すなわち、上記エッチングを行う領域Ba
は、実際には非常に小さい領域で足りる。したがって、
発光層4の面積を大幅に狭めるようなことは回避でき、
発光層4における発光強度をやはり従来よりも強くする
ことができ、本願発明の目的を達成可能である。
ッチングを施さず、半導体発光素子1の発光面積を最大
限に確保した場合を一例として説明したが、本願発明は
必ずしもこれに限定されない。本願発明では、たとえば
図3に示すように、積層部6の一部の領域Baをエッチ
ングによって除去し、コンタクトホール7がサファイア
基板2の裏面からn型GaN層31の表面側へ貫通する
ように形成してもよい。この場合には、発光層4の面積
が減少し、発光輝度が多少は低下するものの、従来とは
異なりn型GaN層31の表面にはやはり電極を設ける
必要はない。すなわち、上記エッチングを行う領域Ba
は、実際には非常に小さい領域で足りる。したがって、
発光層4の面積を大幅に狭めるようなことは回避でき、
発光層4における発光強度をやはり従来よりも強くする
ことができ、本願発明の目的を達成可能である。
【0032】また、上記実施例では、青色発光LEDを
一例として説明したが、本願発明は必ずしもこれに限定
されない。本願発明は絶縁基板を用いるタイプの半導体
発光素子の全てに適用可能である。したがって、n型半
導体層、発光層、およびp型半導体層などの具体的な材
質なども限定されない。本願発明に係る半導体発光素子
の各部の具体的な構成は種々に設計変更自在であり、ま
たその具体的な製造方法も種々に変更自在である。
一例として説明したが、本願発明は必ずしもこれに限定
されない。本願発明は絶縁基板を用いるタイプの半導体
発光素子の全てに適用可能である。したがって、n型半
導体層、発光層、およびp型半導体層などの具体的な材
質なども限定されない。本願発明に係る半導体発光素子
の各部の具体的な構成は種々に設計変更自在であり、ま
たその具体的な製造方法も種々に変更自在である。
【図1】本願発明に係る半導体発光素子の一例を示す断
面図。
面図。
【図2】(a)〜(c)は図1に示す半導体発光素子の
製造方法の一例を示す断面図。
製造方法の一例を示す断面図。
【図3】本願発明に係る半導体発光素子の他の例を示す
断面図。
断面図。
【図4】従来の半導体発光素子の一例を示す断面図。
【図5】図4に示す半導体発光素子のボンディング作業
の一例を示す説明図。
の一例を示す説明図。
【図6】従来の半導体発光素子の他の例を示す断面図。
【図7】図6に示す半導体発光素子のボンディング作業
の一例を示す説明図。
の一例を示す説明図。
1 半導体発光素子 2 サファイア基板(絶縁基板) 3 n型半導体層 4 発光層 5 p型半導体層 6 積層部 7 コンタクトホール 8 導電性膜 70 スルーホール m 導電性物質
Claims (2)
- 【請求項1】 絶縁基板の表面上に、n型半導体層、発
光層、およびp型半導体層から構成される積層部が形成
されている半導体発光素子において、 上記絶縁基板には、上記積層部のうち最下層のn型また
はp型の半導体層の形成位置から絶縁基板の裏面にわた
って形成されたスルーホール内に導電性物質が充填され
たコンタクトホールが形成され、かつ、 上記絶縁基板の裏面には、上記コンタクトホールを介し
て上記最下層の半導体層に導通する導電性膜が形成され
ていることを特徴とする、半導体発光素子。 - 【請求項2】 絶縁基板の表面上に、n型半導体層、発
光層、およびp型半導体層から構成される積層部を形成
した後に、 上記絶縁基板には、上記積層部のうち最下層のn型また
はp型の半導体層の形成位置から絶縁基板の裏面にわた
ってスルーホールを形成し、 その後上記絶縁基板の裏面側へ導電性物質を堆積付着さ
せることにより、上記スルーホール内へ導電性物質を充
填させてコンタクトホールを形成するとともに、上記絶
縁基板の裏面に導電性膜を形成することを特徴とする、
半導体発光素子の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22020694A JPH0883929A (ja) | 1994-09-14 | 1994-09-14 | 半導体発光素子、およびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22020694A JPH0883929A (ja) | 1994-09-14 | 1994-09-14 | 半導体発光素子、およびその製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0883929A true JPH0883929A (ja) | 1996-03-26 |
Family
ID=16747555
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP22020694A Pending JPH0883929A (ja) | 1994-09-14 | 1994-09-14 | 半導体発光素子、およびその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0883929A (ja) |
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-
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- 1994-09-14 JP JP22020694A patent/JPH0883929A/ja active Pending
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