JPH0884430A - 比率差動保護継電装置 - Google Patents

比率差動保護継電装置

Info

Publication number
JPH0884430A
JPH0884430A JP6217245A JP21724594A JPH0884430A JP H0884430 A JPH0884430 A JP H0884430A JP 6217245 A JP6217245 A JP 6217245A JP 21724594 A JP21724594 A JP 21724594A JP H0884430 A JPH0884430 A JP H0884430A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
component
harmonic
content rate
current
positive
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6217245A
Other languages
English (en)
Inventor
Takashi Kawamoto
孝志 川本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP6217245A priority Critical patent/JPH0884430A/ja
Publication of JPH0884430A publication Critical patent/JPH0884430A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Emergency Protection Circuit Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、変圧器の電流の第2高調波を正成
分及び負成分毎に検出することにより、正負両成分の相
殺により見掛上低くなる第2高調波を確実に検出し、も
って、誤遮断を阻止して信頼性の向上を図る。 【構成】 基本波検出手段(13)が一次側及び二次側
電流に含まれる基本波成分を検出し、第2高調波正成分
検出手段(21)が第2高調波の正成分を検出し、第2
高調波負成分検出手段(22)が第2高調波の負成分を
検出し、成分比較検出手段(23)が第2高調波の正成
分と負成分とを大小比較して大の方の成分を検出し、含
有率算出手段(24)が、基本波成分と第2高調波の大
の方の成分とに基づいて、当該基本波成分における第2
高調波の含有率を算出し、遮断阻止手段(24,25)
が、算出された含有率と基準含有率とを比較し、含有率
が基準含有率を越えるとき、各遮断器の遮断動作を阻止
する比率差動保護継電装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電力系統における変圧
器の内部短絡事故の検出に利用される比率差動継電装置
に係り、特に一次側電流及び二次側電流が不平衡であっ
ても、第2高調波の正負両成分の一方の含有率が高いと
きには励磁突入電流であるとして誤遮断を阻止し、信頼
性を向上し得る比率差動保護継電装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電力系統における変圧器の内部短
絡事故の検出には、変圧器の一次側電流と二次側電流と
の差電流に基づいて、内部短絡事故の有無を判定する比
率差動保護継電装置が広く用いられている。
【0003】このような比率差動保護継電装置は、変圧
器の一次側電流と二次側電流とに基づいて、両電流間の
差電流値及び電流比率を求め、これら差電流値及び電流
比率がそれぞれ基準値よりも高いとき、変圧器の内部短
絡事故を検出して遮断器を遮断している。
【0004】しかしながら、この種の比率差動保護継電
装置は、一次側電流と二次側電流との差分及び比率が高
いときを事故発生と判断することから、通常の変圧器の
電圧印加時に流れる励磁突入電流を検出して事故発生と
誤って判断し、遮断器を遮断させてしまうという問題が
ある。
【0005】そこで最近、励磁突入電流には第2高調波
成分が多く含まれるという特性に基づいて、一次側電流
及び二次側電流が不平衡であっても、第2高調波の含有
率が高いときには励磁突入電流であるとして誤遮断を阻
止する比率差動保護継電装置が本発明者により考えられ
ている(特願平5−325543)。
【0006】図2は係る比率差動保護継電装置が適用さ
れる電力系統の構成図である。この比率差動保護継電装
置においては、第1の計器用変流器1及び第1の遮断器
2が変圧器3の一次側に配置され、同様に、第2の計器
用変流器4及び第2の遮断器5が変圧器3の二次側に配
置されている。第1の計器用変流器1は、変圧器3の一
次側電流を検出して一次入力電流I1 を比率差動継電器
6に送出し、第2の計器用変流器4は、変圧器3の二次
側電流を検出して二次入力電流I2 を比率差動継電器6
に送出する。
【0007】比率差動継電器6は、一次入力電流I1
び二次入力電流I2 とに基づいて、両電流I1 ,I2
差電流値ΔI(=|I1 −I2 |)と、電流比率ΔIp
(=I1 /I2 )とを検出し、これら差電流値ΔI及び
電流比率ΔIpが設定値を越えたとき、第1及び第2の
遮断器2,5を遮断させて回路を保護している。
【0008】図3はこの比率差動保護継電器6の構成を
示すブロック図である。この比率差動保護継電器6で
は、第1及び第2の計器用変流器1,4から一次入力電
流I1及び二次入力電流I2 が与えられる。これら一次
入力電流I1 及び二次入力電流I2 は一定周期毎にA/
D変換器11を介して差電流検出部12、基本波検出部
13及び第2高調波検出部14に入力される。
【0009】差電流検出部12は、一次入力電流I1
び二次入力電流I2 に基づいて、差電流値ΔI(=|I
1 −I2 |)及び電流比率ΔIp(=I1 /I2 )を検
出し、これらΔI及び電流比率ΔIpをΔI動作判定部
15に送出する。
【0010】ΔI動作判定部15は、これらΔI及び電
流比率ΔIpと、設定値記憶部16に予め設定された基
準差電流値ΔIs及び基準電流比率ΔIspとに基づい
て、比較演算を実行する。この比較演算の結果、各検出
値が夫々基準値を越えたとき、すなわち、ΔI>ΔIs
で、且つΔIp>ΔIspのとき、不平衡検出信号を出
力判定部17に送出する。
【0011】一方、基本波検出部13は、一次入力電流
1 及び二次入力電流I2 をデジタルフィルタ処理し、
一次入力電流I1 の周波数の基本波成分I1 (1f)と、二
次入力電流I2 の基本波成分I2 (1f)とを検出し、これ
ら基本波成分I1 (1f),I2(1f)を2f動作判定部18
に送出する。
【0012】同様に、第2高調波検出部14は、一次入
力電流I1 及び二次入力電流I2 をデジタルフィルタ処
理し、一次入力電流I1 の第2高調波成分I1 (2f)と、
二次入力電流I2 の第2高調波成分I2 (2f)とを検出
し、これら第2高調波成分I1(2f),I2 (2f)を2f動
作判定部18に送出する。なお、第2高調波成分として
は、本来、図4に示すように、正負両成分をもつ減衰振
動波形を示すが、ここでは、図5に示すように、正成分
と負成分との和の絶対値が検出される。
【0013】2f動作判定部18は、各入力電流I1
2 毎に基本波に対する第2高調波の含有率(I1 (2f)
/I1 (1f)及びI2 (2f)/I2 (1f))を求め、これら第
2高調波の含有率が所定の基準含有率kを越えたとき、
遮断阻止信号を出力判定部17に送出する。
【0014】出力判定部17は、不平衡検出信号のみを
受けたとき、変圧器3に内部短絡事故が発生したとして
第1及び第2の遮断器2,5を遮断させるように遮断指
令を各遮断器2,5に出力し、不平衡検出信号及び遮断
阻止信号を受けたとき、変圧器3に通常の励磁突入電流
が流れたとして変圧器3の動作を継続させるように遮断
指令を出力しない。
【0015】すなわち、一次入力電流I1 と二次入力電
流I2 との差が大で不平衡が検出された場合であって
も、第2高調波の含有率が高いときには、回路の接続状
態を保持している。
【0016】これにより、電源側の第1の遮断器2を投
入して電圧を変圧器3に印加したとき、変圧器3の鉄心
飽和による変圧器3の電源側にのみ励磁突入電流が流れ
て一次入力電流I1 と二次入力電流I2 とに不平衡が検
出されても、励磁突入電流に多く含まれる第2高調波成
分により、正常な動作における不平衡であると判定して
遮断器2,5の誤った遮断を阻止している。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら以上のよ
うな比率差動保護継電装置では、第2高調波の含有率を
低いと判定したときに各遮断器2,5を遮断するため、
次のような場合に各遮断器2,5を誤って遮断する可能
性がある。
【0018】例えば、第2高調波の含有率を低いと判定
した場合であっても、図6に示すように、第2高調波の
正成分と負成分とが互いに近い値であるとき、両成分の
和の絶対値を取ることにより両成分が相殺されているこ
とがある。このため、実際には第2高調波を多く含んで
いるのに、見掛け上、第2高調波の含有率が低い値とな
っている可能性がある。
【0019】本発明は上記実情を考慮してなされたもの
で、変圧器の電流の第2高調波を正成分及び負成分毎に
検出することにより、正負両成分の相殺により見掛上低
くなる第2高調波を確実に検出し、もって、誤遮断を阻
止して信頼性を向上し得る比率差動保護継電装置を提供
することを目的とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】請求項1に対応する発明
は、変圧器の一次側及び二次側に各々遮断器を配置し、
前記変圧器における一次側電流と二次側電流との差電流
に基づいて前記変圧器の運転状態を判定し、前記両電流
が不平衡であるとき、前記各遮断器を遮断動作させるた
めの不平衡検出信号を発生する比率差動保護継電装置に
おいて、前記一次側電流及び前記二次側電流に含まれる
基本波成分を検出する基本波検出手段と、前記一次側電
流及び二次側電流に含まれる第2高調波成分の正成分を
検出する第2高調波正成分検出手段と、前記一次側電流
及び二次側電流に含まれる第2高調波成分の負成分を検
出する第2高調波負成分検出手段と、前記第2高調波正
成分検出手段に検出される第2高調波成分の正成分と前
記第2高調波負成分検出手段に検出される第2高調波成
分の負成分とを大小比較し、大の方の成分を検出する成
分比較検出手段と、前記基本波検出手段により検出され
る基本波成分と前記成分比較検出手段により検出される
第2高調波の大の方の成分とに基づいて、当該基本波成
分における第2高調波の含有率を算出する含有率算出手
段と、この含有率算出手段により算出された含有率と基
準含有率とを比較し、前記含有率が前記基準含有率を越
えるとき、前記不平衡検出信号が発生しても、前記変圧
器の運転を継続させるように前記各遮断器の遮断動作を
阻止する遮断阻止手段とを備えた比率差動保護継電装置
である。
【0021】なお、上記遮断阻止手段は、前記含有率が
前記基準含有率を越えるとき、遮断阻止信号を発生する
動作判定部と、この動作判定部にて遮断阻止信号が発生
したとき、前記不平衡検出信号の発生箇所と前記各遮断
器との間の接続を開放する誤遮断阻止部とを備えたもの
でもよい。
【0022】
【作用】従って、請求項1に対応する発明は以上のよう
な手段を講じたことにより、基本波検出手段が一次側電
流及び二次側電流に含まれる基本波成分を検出し、第2
高調波正成分検出手段が一次側電流及び二次側電流に含
まれる第2高調波成分の正成分を検出し、第2高調波負
成分検出手段が一次側電流及び二次側電流に含まれる第
2高調波成分の負成分を検出し、成分比較検出手段が、
第2高調波正成分検出手段に検出される第2高調波成分
の正成分と第2高調波負成分検出手段に検出される第2
高調波成分の負成分とを大小比較して大の方の成分を検
出し、含有率算出手段が、基本波検出手段により検出さ
れる基本波成分と成分比較検出手段により検出される第
2高調波の大の方の成分とに基づいて、当該基本波成分
における第2高調波の含有率を算出し、遮断阻止手段
が、この含有率算出手段により算出された含有率と基準
含有率とを比較し、含有率が基準含有率を越えるとき、
不平衡検出信号が発生しても、変圧器の運転を継続させ
るように各遮断器の遮断動作を阻止するので、変圧器の
電流の第2高調波を正成分及び負成分毎に検出すること
により、正負両成分の相殺により見掛上低くなる第2高
調波を確実に検出し、もって、誤遮断を阻止して信頼性
を向上させることができる。
【0023】また、上記遮断阻止手段は、動作判定部
が、含有率が基準含有率を越えるとき、遮断阻止信号を
発生し、誤遮断阻止部が、この動作判定部にて遮断阻止
信号が発生したとき、不平衡検出信号の発生箇所と各遮
断器との間の接続を開放するので、請求項1に対応する
作用と同様の作用を比較的簡易な構成により奏すること
ができる。
【0024】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。図1は本発明の一実施例に係る比率差動継
電装置に適用される比率差動継電器の構成を示すブロッ
ク図であり、図3と同一部分には同一符号を付してその
詳しい説明は省略し、ここでは異なる部分についてのみ
述べる。
【0025】すなわち、本実施例装置は、変圧器3の一
次入力電流I1 及び二次入力電流I2 の第2高調波を正
成分及び負成分に分けて検出し、第2高調波の見掛け上
の低減を阻止して継電動作の信頼性向上を図るものであ
り、具体的には、図3に示す装置に比べ、第2高調波検
出部14及び2f動作判定部18に代えて、第2高調波
の正成分を検出するための2f正成分検出部21、第2
高調波の負成分を検出するための2f負成分検出部2
2、両成分のうちの大きい成分を検出するための2f比
較検出部23及びこの検出結果に従って第2高調波の含
有率を求め、該含有率に基づいて遮断阻止信号を出力判
定部17に送出する2f動作判定部24を備えている。
【0026】ここで、2f正成分検出部21は、A/D
変換器11から受ける各入力電流I1 ,I2 からその第
2高調波の正成分I1 (+2f) ,I2 (+2f) を検出し、こ
の検出結果を2f比較検出部23に送出するものであ
る。
【0027】2f負成分検出部22は、A/D変換器1
1から受ける各入力電流I1 ,Iからその第2高調波
の負成分I (−2f) ,I2 (-2f) を検出し、こ
の検出結果を2f比較検出部23に与える送出するもの
である。
【0028】2f比較検出部23は、各成分検出部2
1,22により検出された正成分I1(+2f) ,I2 (+2f)
及び負成分I1 (-2f) ,I2 (-2f) に基づいて、各入
力電流I1 ,I2 毎に正負両成分のうちの大きい成分を
比較検出し、この比較検出結果を2f動作判定部24に
与える機能をもっている。
【0029】2f動作判定部24は、2f比較検出部2
3による比較検出結果及び基本波検出部13から受ける
基本波成分に基づいて、各入力電流I1 ,I2 毎に第2
高調波の含有率を求め、この含有率に基づいて遮断阻止
信号を出力判定部17に送出する機能をもっている。
【0030】出力判定部17は、前述同様に、ΔI動作
判定部15からの不平衡検出信号及び2f動作判定部2
4からの遮断阻止信号のうち、不平衡検出信号のみを受
けたときに各遮断器2,5を遮断動作させるための遮断
指令を各遮断器2,5に出力する機能と、不平衡検出信
号及び遮断阻止信号を受けたときに当該不平衡検出信号
を無視して遮断指令を出力しない機能とをもっている。
なお、この出力判定部17としては、例えば、ΔI動作
判定部15から受ける不平衡検出信号の非反転入力端子
と、2f動作判定部24から受ける遮断阻止信号の反転
入力端子と、遮断指令(不平衡検出信号)を各遮断器
2,5に出力する出力端子とを有するAND回路(誤遮
断阻止部)が使用可能となっている。
【0031】次に、このような比率差動保護継電装置の
動作を説明する。いま、第1及び第2の計器用変圧器
2,5から一次入力電流I1 及び二次入力電流I2 が与
えられる。これら一次入力電流I1 及び二次入力電流I
2 は一定サンプリング周期毎にA/D変換器11を介し
て差電流検出部12、基本波検出部13、2f正成分検
出部21及び2f負成分検出部22に入力される。
【0032】差電流検出部11は、前述した通り、各入
力電流I1 ,I2 に基づいて検出した差電流値ΔI及び
電流比率ΔIpをΔI動作判定部15に送出する。ΔI
動作判定部15は、これらΔI及び電流比率ΔIpと、
設定値記憶部16内の基準差電流値ΔIs及び基準電流
比率ΔIspとに基づいて、比較演算を実行し、この比
較演算の結果、各検出値が夫々基準値を越えたとき(Δ
I>ΔIsで、且つΔIp>ΔIspのとき)、不平衡
検出信号を出力判定部17に送出する。
【0033】一方、基本波検出部13は、一次入力電流
1 及び二次入力電流I2 をデジタルフィルタ処理し、
一次入力電流I1 の周波数の基本波成分I1 (1f)と、二
次入力電流I2 の基本波成分I2 (1f)とを検出し、これ
ら基本波成分I1 (1f),I2(1f)を2f動作判定部24
に送出する。
【0034】次に、2f正成分検出部21は、一次入力
電流I1 及び二次入力電流I2 をデジタルフィルタ処理
し、一次入力電流I1 の第2高調波の正成分I1 (+2f)
と、二次入力電流I2 の第2高調波の正成分I2 (+2f)
とを検出し、これら各正成分I1 (+2f) ,I2 (+2f) を
2f比較検出部23に送出する。
【0035】同様に、2f負成分検出部22は、一次入
力電流I1 及び二次入力電流I2 をデジタルフィルタ処
理し、一次入力電流I1 の第2高調波の負成分I1 (-2
f) と、二次入力電流I2 の第2高調波の負成分I2 (-2
f) とを検出し、これら各負成分I1 (-2f) ,I2 (-2f)
を2f比較検出部23に送出する。
【0036】2f比較検出部23は、正成分I1 (+2f)
,I2 (+2f) 及び負成分I1 (-2f),I2 (-2f) に基づ
いて、各入力電流I1 ,I2 毎に正負両成分のうちの大
きい成分を比較検出し、この比較検出結果を2f動作判
定部24に与える。
【0037】例えば一次入力電流I1 の正成分I1 (+2
f) と負成分I1 (-2f) とを比較し、正成分I1 (+2f)
の方が大きいとき、正成分I1 (+2f) を2f動作判定部
24に与える。同様に二次入力電流I2 の正成分I2 (+
2f) と負成分I2 (-2f) とを比較し、正成分I2 (+2f)
の方が大きいとき、正成分I2 (+2f) を2f動作判定部
24に与える。
【0038】2f動作判定部24は、2f比較検出部2
3による比較検出結果及び基本波検出部13から受ける
基本波成分に基づいて、各入力電流I1 ,I2 毎に基本
波成分に対する第2高調波の含有率を求め、この含有率
に基づいて遮断阻止信号を出力判定部17に送出する。
【0039】例えば前述した通り、第2高調波の正負両
成分のうち、正成分の方が大きいとき、2f動作判定部
24は、一次入力電流I1 における第2高調波正成分の
含有率(I1 (+2f) /I1 (1f))を求め、この含有率が
基準含有率kを越えたとき(I1 (+2f) /I1 (1f)>
k)、遮断阻止信号を出力判定部17に送出する。
【0040】同様に、二次入力電流I2 における第2高
調波正成分の含有率(I2 (+2f) /I2 (1f))を求め、
この含有率が基準含有率kを越えたとき(I2 (+2f) /
2(1f)>k)、遮断阻止信号を出力判定部17に送出
する。
【0041】出力判定部17は、前述同様に、不平衡検
出信号のみを受けたとき、第1及び第2の遮断器2,5
を遮断させるように遮断指令を各遮断器2,5に出力
し、不平衡検出信号及び遮断阻止信号を受けたとき、変
圧器3の動作を継続させるように遮断指令を出力しな
い。
【0042】すなわち、不平衡検出信号が発生した場合
であっても、一次入力電流I1 又は二次入力電流I2
第2高調波の正成分又は負成分が基準含有率を越えて含
まれるとき、変圧器3の内部短絡事故ではなく、変圧器
3の電圧印加時に流れる励磁突入電流であると判定し、
接続状態を保持して各遮断器2,5の誤遮断を阻止して
いる。
【0043】上述したように本実施例によれば、基本波
検出部13が一次入力電流I1 及び二次入力電流I2
含まれる基本波成分I1 (1f),I2 (1f)を検出し、2f
正成分検出部21が一次入力電流I1 及び二次入力電流
2 に含まれる第2高調波成分の正成分I1 (+2f) ,I
2 (+2f) を検出し、2f負成分検出部22が一次入力電
流I1 及び二次入力電流I2 に含まれる第2高調波成分
の負成分I1 (-2f) ,I2 (-2f) を検出し、2f比較検
出部23が、第2高調波の正成分と負成分とを大小比較
して大の方の成分I1 (+2f) ,I2 (+2f) を検出し、2
f動作判定部24が、基本波検出部13により検出され
る基本波成分と2f比較検出部23により検出される第
2高調波の大の方の成分とに基づいて、当該基本波成分
における第2高調波の含有率(I1 (+2f) /I1 (1f)と
2 (+2f) /I2 (1f))を算出すると共に、この含有率
と基準含有率kとを比較し、含有率が基準含有率を越え
るとき、遮断阻止信号を送出し、出力判定部17が、不
平衡検出信号を受けても遮断阻止信号を受けることによ
り、変圧器3の運転を継続させるように各遮断器2,5
の遮断動作を阻止するので、変圧器の電流の第2高調波
を正成分及び負成分毎に検出することにより、正負両成
分の相殺により見掛上低くなる第2高調波を確実に検出
し、もって、誤遮断を阻止して信頼性を向上させること
ができる。
【0044】また、出力判定部17を、遮断阻止信号の
入力に従い、不平衡検出信号の発生箇所と各遮断器との
間の接続を開放するAND回路にて構成することによ
り、比較的簡易な構成とすることができる。その他、本
発明はその要旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施で
きる。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように請求項1に対応する
発明によれば、基本波検出手段が一次側電流及び二次側
電流に含まれる基本波成分を検出し、第2高調波正成分
検出手段が一次側電流及び二次側電流に含まれる第2高
調波成分の正成分を検出し、第2高調波負成分検出手段
が一次側電流及び二次側電流に含まれる第2高調波成分
の負成分を検出し、成分比較検出手段が、第2高調波正
成分検出手段に検出される第2高調波成分の正成分と第
2高調波負成分検出手段に検出される第2高調波成分の
負成分とを大小比較して大の方の成分を検出し、含有率
算出手段が、基本波検出手段により検出される基本波成
分と成分比較検出手段により検出される第2高調波の大
の方の成分とに基づいて、当該基本波成分における第2
高調波の含有率を算出し、遮断阻止手段が、この含有率
算出手段により算出された含有率と基準含有率とを比較
し、含有率が基準含有率を越えるとき、不平衡検出信号
が発生しても、変圧器の運転を継続させるように各遮断
器の遮断動作を阻止するので、変圧器の電流の第2高調
波を正成分及び負成分毎に検出することにより、正負両
成分の相殺により見掛上低くなる第2高調波を確実に検
出し、もって、誤遮断を阻止して信頼性を向上できる比
率差動保護継電装置を提供できる。
【0046】また、上記遮断阻止手段は、動作判定部
が、含有率が基準含有率を越えるとき、遮断阻止信号を
発生し、誤遮断阻止部が、この動作判定部にて遮断阻止
信号が発生したとき、不平衡検出信号の発生箇所と各遮
断器との間の接続を開放するので、請求項1の効果を比
較的簡易な構成により奏することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る比率差動継電装置に適
用される比率差動継電器の構成を示すブロック図、
【図2】従来の比率差動保護継電装置が適用される電力
系統の構成図、
【図3】従来の比率差動保護継電器の構成を示すブロッ
ク図、
【図4】従来の動作を説明するための波形図
【図5】従来の動作を説明するための波形図
【図6】従来の動作を説明するための波形図
【符号の説明】
1…第1の計器用変流器、2…第1の遮断器、3…変圧
器、4…第2の計器用変流器、5…第2の遮断器、6…
比率差動継電器、11…A/D変換器、12…差電流検
出部、13…基本波検出部、15…ΔI動作判定部、1
6…設定値記憶部、17…出力判定部、21…2f正成
分検出部、22…2f負成分検出部、23…2f比較検
出部、24…2f動作判定部、I1 …一次入力電流、I
2 …二次入力電流I2

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 変圧器の一次側及び二次側に各々遮断器
    を配置し、前記変圧器における一次側電流と二次側電流
    との差電流に基づいて前記変圧器の運転状態を判定し、
    前記両電流が不平衡であるとき、前記各遮断器を遮断動
    作させるための不平衡検出信号を発生する比率差動保護
    継電装置において、 前記一次側電流及び前記二次側電流に含まれる基本波成
    分を検出する基本波検出手段と、 前記一次側電流及び二次側電流に含まれる第2高調波成
    分の正成分を検出する第2高調波正成分検出手段と、 前記一次側電流及び二次側電流に含まれる第2高調波成
    分の負成分を検出する第2高調波負成分検出手段と、 前記第2高調波正成分検出手段に検出される第2高調波
    成分の正成分と前記第2高調波負成分検出手段に検出さ
    れる第2高調波成分の負成分とを大小比較し、大の方の
    成分を検出する成分比較検出手段と、 前記基本波検出手段により検出される基本波成分と前記
    成分比較検出手段により検出される第2高調波の大の方
    の成分とに基づいて、当該基本波成分における第2高調
    波の含有率を算出する含有率算出手段と、 この含有率算出手段により算出された含有率と基準含有
    率とを比較し、前記含有率が前記基準含有率を越えると
    き、前記不平衡検出信号が発生しても、前記変圧器の運
    転を継続させるように前記各遮断器の遮断動作を阻止す
    る遮断阻止手段とを備えたことを特徴とする比率差動保
    護継電装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の比率差動保護継電装置
    において、 前記遮断阻止手段は、前記含有率が前記基準含有率を越
    えるとき、遮断阻止信号を発生する動作判定部と、この
    動作判定部にて遮断阻止信号が発生したとき、前記不平
    衡検出信号の発生箇所と前記各遮断器との間の接続を開
    放する誤遮断阻止部とを備えたことを特徴とする比率差
    動保護継電装置。
JP6217245A 1994-09-12 1994-09-12 比率差動保護継電装置 Pending JPH0884430A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6217245A JPH0884430A (ja) 1994-09-12 1994-09-12 比率差動保護継電装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6217245A JPH0884430A (ja) 1994-09-12 1994-09-12 比率差動保護継電装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0884430A true JPH0884430A (ja) 1996-03-26

Family

ID=16701132

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6217245A Pending JPH0884430A (ja) 1994-09-12 1994-09-12 比率差動保護継電装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0884430A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6356421B1 (en) System for power transformer differential protection
KR101421564B1 (ko) 예상 밖 동작 방지 기능이 있는 누전 검출 장치
KR100471726B1 (ko) 전송선로에서 고조파와 상태천이도를 이용한 고장 검출 방법
JP2003070151A (ja) 保護継電装置
JPS62144535A (ja) 電力変圧器に用いる差動継電装置
JP5361305B2 (ja) 送電線路の再閉路方式
EP0637865A2 (en) Transformer differential relay
US4661877A (en) Transformer protective relay
JPH0833192A (ja) 継電制御装置
JPH0884430A (ja) 比率差動保護継電装置
JP3199940B2 (ja) 変圧器保護リレー装置
JPH10243549A (ja) 鉄共振監視保護装置
JP3305084B2 (ja) 比率作動保護継電装置
KR20020041973A (ko) 누전 차단기
JP3462033B2 (ja) 比率差動継電装置
JP3421244B2 (ja) 比率差動継電装置
JP3746493B2 (ja) 比率差動継電装置
JPH08168165A (ja) 変圧器保護継電装置
JPH0426318A (ja) 変圧器保護継電装置
JP2003153430A (ja) ネットワークプロテクタ
JPH03196435A (ja) 真空遮断器の制御回路
JPH03270633A (ja) 地絡継電装置
JP5371414B2 (ja) 方向特性付き過電流継電器
JPS6147048B2 (ja)
JP2011015528A (ja) 送電線保護用電流差動継電装置