JPH0885193A - パチンコカード用積層ポリエステルフィルム - Google Patents

パチンコカード用積層ポリエステルフィルム

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JPH0885193A
JPH0885193A JP22034294A JP22034294A JPH0885193A JP H0885193 A JPH0885193 A JP H0885193A JP 22034294 A JP22034294 A JP 22034294A JP 22034294 A JP22034294 A JP 22034294A JP H0885193 A JPH0885193 A JP H0885193A
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JP
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film
layer
polyester
preferable
coating
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JP22034294A
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English (en)
Inventor
Shigeo Uchiumi
滋夫 内海
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Diafoil Co Ltd
Original Assignee
Diafoil Co Ltd
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Publication date
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  • Coating Of Shaped Articles Made Of Macromolecular Substances (AREA)
  • Manufacture Of Porous Articles, And Recovery And Treatment Of Waste Products (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)
  • Separation, Recovery Or Treatment Of Waste Materials Containing Plastics (AREA)
  • Magnetic Record Carriers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 パチンコカード用として優れたポリエステル
フィルムを提供する。 【構成】 白色顔料を含有し、b値が5.0以下である
層(A層)を少なくとも一つの最外層とし、使用済磁気
カードの回収からの再生ポリマーを1重量%以上含有す
る層(B層)を少なくとも一層有する共押出積層二軸延
伸ポリエステルフィルムのA層表面および/またはB層
表面に塗布層を有する積層フィルムであり、かつ当該積
層フィルムのODが0.8以上であることを特徴とする
パチンコカード用積層ポリエステルフィルム。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、パチンコカード用ポリ
エステル多層フィルムに関するものである。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】現在
プリペイドカードとしては、単層フィルムを用いたNT
Tのテレホンカード、JRのオレンジカード等が、電話
代金、切手代金の支払い等に広く普及している。これに
対し、パチンコ業界において、特にギャンブル性の高い
機種に対して、プリペイドカードをパチンコカードに使
用することが、行政指導され、ユーザーの支持を得て圧
倒的に普及しつつある。しかしながら、パチンコカード
は、テレホンカードやオレンジカードと異なって、極め
て高額のカードを必要とするため、偽造防止が必須であ
る。一方、パチンコカードは、パチンコ店にとっては、
テレホンカードやオレンジカードに比べてメリットが小
さいため、できるだけ安いフィルムであることが望まれ
ているとともに、その使用済カードの廃棄処理が問題と
なりつつある。
【0003】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記課題に
ついて、鋭意検討した結果、ポリエステルフィルムを多
層化するとともに使用済みのパチンコカードを回収し、
それを再生化して再生原料として用いることによって上
記課題が解決できることを見いだし、本発明を完成する
に至った。
【0004】すなわち、本発明の要旨は、白色顔料を含
有し、b値が5.0以下である層(A層)を少なくとも
一つの最外層とし、使用済磁気カードの回収からの再生
ポリマーを1重量%以上含有する層(B層)を少なくと
も一層有する共押出積層二軸延伸ポリエステルフィルム
のA層表面および/またはB層表面に塗布層を有する積
層フィルムであり、かつ当該積層フィルムのODが0.
8以上であることを特徴とするパチンコカード用積層ポ
リエステルフィルムに存する。
【0005】以下、本発明をさらに詳細に説明する。本
発明にいう共押出積層二軸延伸ポリエステルフィルムと
は、全ての層が口金から共溶融押出される共押出法によ
り、押出されたものが二軸方向に延伸・熱固定されたも
のである。延伸・熱固定されたフィルムをオフライン
で、接着剤を介して貼り合わせたものについては、フィ
ルムの平面性が不良であったり、フィルムの各層の厚み
精度が不良であったりして好ましくない。共押出の方法
としては、フィードブロックタイプまたはマルチマニホ
ールドタイプいずれを用いてもよいが、各層のフィルム
厚みが厚いものを基本とすることからフィードブロック
タイプの共押出法を用いることが好ましい。以下、積層
フィルムとして、主として二層および三層フィルムにつ
いて説明するが、本発明において多層化された層は、二
層および三層に限定されるものではなく、それ以上の多
層であってもよい。特に偽造防止を目的とする場合は、
四層以上の多層フィルムも併用することもできるが、特
に3層フィルムが好ましい。
【0006】本発明の積層フィルムは少くとも片面の表
層を形成する、白色顔料を有する層(A層)と、再生原
料を含有する少くとも一層(B層)とを有するものであ
る。ここでは、代表的フィルムとしてA/B/Aの三層
フィルムを説明するが、必要に応じてA/Bの2層フィ
ルム、A/B/A/B/A,A/C/B,A/C/B/
C/A等、種々の積層フィルムであってもよい。まず、
白色顔料を有する最外層を構成する層(A層)について
説明する。A層を構成するポリエステルは、テレフタル
酸、イソフタル酸、ナフタレン−2,6−ジカルボン酸
のような芳香族ジカルボン酸と、エチレングリコール、
ジエチレングリコール、テトラメチレングリコール、ネ
オペンチルグリコール、1,4−シクロヘキサンジメタ
ノール等のようなグリコールとのエステルを主たる成分
とするポリエステルである。当該ポリエステルは、芳香
族ジカルボン酸とグリコールとを直接重合させて得られ
るほか、芳香族ジカルボン酸ジアルキルエステルとグリ
コールとをエステル交換反応させた後、重縮合させる、
または芳香族ジカルボン酸のジグリコールエステルを重
縮合させる等の方法によっても得られる。
【0007】当該ポリエステルの代表的なものとして
は、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレン−2,
6−ナフタレンジカルボキシレート(PEN)、ポリシ
クロヘキシレンジメチレンテレフタレート(PCT)等
が例示されるが、ポリエチレンテレフタレートが最も安
価であり好ましい。かかるポリマーは、共重合されない
ホモポリマーであってもよいが、ジカルボン酸成分の1
5モル%未満が主成分以外のジカルボン酸成分であった
り、ジオール成分の10モル%未満が主成分以外のジオ
ール成分であるような共重合ポリエステルであってもよ
い。また、必要に応じてポリエステル以外のポリマー、
例えば、ナイロン、ポリオレフィン等をブレンドしても
よい。重合に際しては、重合調節剤、結晶化調整剤、可
塑剤、艶消剤、安定剤などを添加しても差し支えない
が、白色顔料を含有することが必須である。すなわち、
本発明のフィルムは、白色化によりフィルムの隠蔽度を
上げ、磁気カード化した場合に光線の透過を防止するこ
とにより、印刷層が裏面から見えないようにしなければ
ならないためである。
【0008】白色顔料としては、フェノキシ樹脂、ポリ
オレフィン、ポリカーボネートなど、いわゆる海島状に
分散させて光散乱を起こさせる有機系高分子を用いても
よいが、一般には、タルク、カオリン、硝酸バリウム、
酸化アルミニウム、炭酸カルシウム、酸化チタン、シリ
カなどの無機粒子を用いることが好ましい。これらの中
でも白色顔料として特に好ましいものは、酸化チタンで
ある。用いる無機粒子の粒径は、通常、平均粒径0.0
1〜5.0μm、好ましくは0.1〜0.8μmであ
る。無機粒子の含有量は、通常5〜50重量%、好まし
くは7〜20重量%である。粒径が小さすぎたり、含有
量が少なすぎると白色度が足りなくなる恐れがある。ま
た、余りに粒径が大きすぎたり、含有量が多すぎると、
フィルム製膜時破断が多発する傾向がある。白色顔料を
ポリエステルフィルム中に含有させる方法としては、ポ
リエステルの重合工程中に添加する方法、押出機を用い
て白色顔料をあらかじめ練込みマスターバッチとする方
法等が採用されるが、特に好ましい方法は、フィルムの
製造工程の押出工程で直接白色顔料を添加混合する方法
である。その際の押出機としては、ベント付きの二軸押
出機が好ましい。粒子の分散性改良のためには、同方向
二軸押出機よりも異方向の二軸押出機の方が好ましい。
一方、直接添加する粒子としては、粉体でもよいが、水
スラリーで添加するのが定量性に富み好ましい方法であ
る。白色顔料として酸化チタンを用いる場合、シリカお
よび蛍光増白剤を併用することが好ましい。
【0009】本発明においてポリエステルA層に含有さ
れる白色顔料として特に好ましいものである二酸化チタ
ンは、結晶形態的にはアナターゼ型、ルチル型のいずれ
でもよいが、耐候性から考えて、アナターゼ型の方が好
ましい。また、二酸化チタンのポリエステルへの分散向
上の目的で、二酸化チタンの表面にアルミニウム、ケイ
素、亜鉛などの酸化物または各種有機物を表面処理した
ものも用いることができる。一方、二酸化チタンと併用
されるシリカは、結晶形態的には、結晶シリカ、アモル
ファスシリカのいずれでもよく、またこの製造法も乾式
法、湿式法いずれでもよい。シリカは純粋なシリカ以外
に、アルミニウム、マグネシウムなどの金属を含み、ケ
イ素成分が80%以上であるもの、シリカ表面に各種金
属、有機物化合物を表面処理したものも用いることがで
きる。併用するシリカの平均粒径は通常0.5〜10μ
m、好ましくは0.8〜10μm、さらに好ましくは1
〜5μmである。シリカの平均粒径が0.5μm以下で
は、得られるフィルムの表面が平坦で艶消し効果が小さ
くなる傾向があり、10μm以上では、フィルム表面が
粗面化しすぎ、磁気カードの磁気記録変換特性を悪化さ
せたり、フィルム生産時のフィルターのライフに劣るな
どの問題が生じる恐れがある。シリカの添加含有量は、
通常0.1〜10重量%、好ましくは、0.3〜2.0
重量%である。シリカの添加量が0.1重量%以下で
は、フィルム表面に艶光りがあることが多く、10重量
%以上では、磁気記録変換特性の低下、フィルム延伸時
のフィルム破断が多くなるという問題が生じる恐れがあ
る。
【0010】二酸化チタンと併用する蛍光増白剤は、波
長400〜500nmに蛍光ピークを有するものであれ
ば種類を問わないが、好適なものとしては、商品名ユビ
テックスOB(チバガイギー社)、OB−1(イースト
マン社)、ミカホワイト(日本化薬−三菱化成社)等市
販されているものが挙げられる。蛍光増白剤のポリエス
テルの添加含有量は通常10〜10000ppm、さら
に好ましくは50〜600ppmである。本発明で用い
ることのできる二酸化チタンおよびシリカは、ポリエス
テルへ含有させる前に精製プロセスを用いて粒径調製、
粗大粒子除去を行うことが好ましい。精製プロセスの工
業的手段としては、粉砕手段として例えばジェットミ
ル、ボールミル等が挙げられ、分級手段としては、例え
ば乾式または湿式遠心分離機等が挙げられる。なお、こ
れらの手段は2種以上を併用し、段階的に精製してもよ
い。本発明のフィルムのA層の極限粘度は、フィルム状
態で、通常0.55以上、好ましくは0.59以上であ
る。極限粘度が0.55未満では、機械特性が劣る傾向
がある。
【0011】またA層は、単独で測定した時のb値が
5.0以下、好ましくは3.0以下、さらに好ましくは
1.0以下である。b値が5.0を超えるものでは、白
色度が劣り印刷に鮮明さを欠くため、商品価値が劣り好
ましくない。一方、本発明のフィルムのB層を構成する
ポリエステルは、A層と同様のポリエステルを用いるこ
とができる。ただし、B層がA/B2層フィルムのよう
に最外層を形成する際には、B層中に粒子を含有させる
ことが通常行われるが、A/B/Aの2種3層フィルム
のようにB層が最外層を形成しない場合には、実質的に
粒子を含まないものであってもよい。含有する粒子とし
ては、前述のカオリン、クレー、各種炭酸カルシウム、
各種酸化ケイ素、テレフタル酸カルシウム、各種酸化ア
ルミニウム、各種二酸化チタン、リン酸カルシウム、フ
ッ化リチウム、等の公知の不活性外部添加粒子ばかりで
なく、ポリエステル樹脂の溶融製膜に際して不溶な高融
点有機化合物、単分散球状有機粒子、粉砕型有機粒子、
架橋ポリマー、およびアルカリ金属化合物、アルカリ土
類金属化合物などによってポリエステル製造時にポリマ
ー内部に形成される析出粒子等、いかなる粒子であって
もよく、単独または二種以上含有させてもよい。粒子の
平均粒径は0.01〜10μmのものが好ましく、添加
量は0.001〜30重量%が好ましい。B層に粒子以
外の蛍光増白剤、安定剤、酸化防止剤、着色剤、消泡
剤、帯電防止剤等の添加剤が混入されたものであっても
よい。
【0012】B層を形成する層は、磁気カードの使用済
みカードを収集して、必要に応じて磁性層等を剥離した
後、再生原料としたものを少なくともB層中1重量%以
上使用することを必須とする。好ましくは、10〜80
重量%、さらに好ましくは20〜50重量%である。上
記再生原料の使用量が1重量%未満では、本発明の目的
の一つであるコストダウンが期待できない。特にパチン
コカード用に使用された磁気カードが収集が容易で好ま
しい。さらに自己リサイクル原料および/または他銘柄
のリサイクル原料をB層中に含んでいてもよい。その際
の自己および他銘柄リサイクル原料の含有量としては,
B層中0〜99重量%が好ましい。特にリサイクル原料
として、少くとも一部または全部がポリエステルフィル
ム製造工程中に塗布層を併ける、いわゆるインラインコ
ート(ILC)層を含むフィルムの再生原料を含んでい
てもよい。特にILC再生原料を含有させる場合には、
抗酸化剤および/または蛍光増白剤を併用することが好
ましい。抗酸化剤または蛍光増白剤を含有させる方法
は、いかなる方法であってもよいが、再生チップを作成
する際に追添加することが好ましい。
【0013】抗酸化剤および蛍光増白剤のB層中の総量
としては、10%以下とすることが好ましい。特にIL
C再生原料を用いる場合に、塗布されたILC組成物に
制限はないものの、特に好ましくはポリエステル系、中
でも水分散ポリエステル系組成物である。これは再生工
程中、これらの組成物の分解、着色が少なく、かつフィ
ルム原料のポリエステルと均一に相溶しやすいためであ
る。特に自己リサイクルポリマーの混入が困難なILC
された高密度磁気テープ用フィルムの再生チップを用い
ることが経済的効果があり好ましい。抗酸化剤として
は、二次酸化防止剤である過酸化物分解剤、特にその中
でもリン系を使用することが好ましい。さらに二次酸化
防止剤とともにラジカル連鎖禁止剤特にヒンダードフェ
ノール系一次酸化防止剤を併用することが好ましい。B
層単独の極限粘度は通常0.50以上、好ましくは0.
54以上である。本発明の積層フィルムが、A/Bの二
層やA/B/Aの二種三層の積層フィルムである場合、
A層の合計厚みは通常5〜100μm、好ましくは10
〜50μmである。一方、フィルム全厚みは通常100
〜250μmであり、一般には188μmである。
【0014】本発明の積層ポリエステルフィルムの隠蔽
性を示す指標であるOD(光学密度)は0.8以上であ
ることが必要である。0.8未満では、印刷の美観が損
なわれるため不適当である。ODは好ましくは0.9〜
1.7である。さらに好ましくは1.0〜1.15であ
る。フィルム全体の極限粘度は通常0.54以上、好ま
しくは0.58以上である。極限粘度が低いと、カード
を打ち抜きで作成する際、いわゆるバリが出やすくなる
傾向がある。A層とB層の粒子含有量およびフィルム粘
度は以下の式を満足することが好ましい。
【0015】
【数1】 |CA −CB |≦25 ・・・ (上記式中、CA はA層の粒子含有量、CB はB層の粒
子含有量である)
【数2】 |[η]A −[η]B |≦0.1 ・・・ (上記式中、[η]A はA層の極限粘度、[η]B はB
層の極限粘度である)
【0016】粒子の含有量および/またはフィルム粘度
の差が大きすぎた場合、積層フィルムとしてカードを作
成し使用した際に、層の剥離等が起こりやすくなる傾向
があり、その結果、耐久性が劣る恐れがある。フィルム
の厚さ振れは、規定の厚み、例えば188μmにおいて
188±2μの範囲であることが好ましく、特にフィル
ム幅方向の厚さ振れを低く押えることが重要である。さ
らに、フィルムがカールしないことも重要である。当
然、印刷や磁性層の塗布後にカールしないことも必要で
ある。そのため、A/B型で代表される厚み方向で非対
称の積層フィルムよりもA/B/A型で代表される厚み
方向で対称な積層フィルムの方が好ましい。さらに製膜
機の特性で完全対称であるとカールすることもあるの
で、A/B/A′型でA,A′として組成は一緒で厚み
だけ異なるタイプの方がカール対策がとりやすく好まし
い。
【0017】本発明のフィルムは、パチンコカード用と
して用いるプリペイドカードとして使用するため、A層
表面および/またはB層表面に塗布層を設ける必要があ
る。塗布層は、例えばポリウレタン、ポリエステル、ア
クリルスチレン−ブタジエン共重合体、アクリロニトリ
ル−ブタジエン共重合体から選ばれる少くとも一種以上
を含有する塗布液をフィルムに塗布後、乾燥して得られ
るものが好ましい。塗布層を形成する方法としては、二
軸配向フィルム製造時に形成する方法(前述のILC)
と、二軸配向フィルム製造後に形成する方法とがある
が、前者の方法が好ましい。前者の具体例としては例え
ば、未延伸フィルムの表面に薄膜形成液を塗布した後、
二軸方向に延伸する。または、一軸延伸フィルム表面に
薄膜形成液を塗布した後、直角方向にさらに延伸する方
法等が挙げられるが、これらを併用する方法も好適であ
る。
【0018】塗布後延伸処理をしない場合、形成される
塗布層とベースフィルムである白色ポリエステルフィル
ムとの密着力が弱くなる傾向があり、実用に適した接着
性を得られないことがある。これらを工業的有利に達成
するためには、二軸延伸フィルム製造工程内で塗布する
ことが好ましい。かかる方法の例として、製膜工程の長
手方向に一軸延伸されたフィルムに塗布し、乾燥または
未乾燥の状態でさらに先の一軸延伸方向と直角の方向に
延伸した後熱処理を施す方法が製造コスト面の点から採
用されるが、これらに限定されるわけではない。
【0019】上述のフィルムを得るための延伸工程は、
好ましくは70〜160℃で行われ、延伸倍率は、面積
倍率で少なくとも4倍以上、好ましくは6〜35倍であ
る。延伸されたフィルムは通常150〜250℃で熱処
理される。さらに、熱処理の最高温度ゾーンおよび/ま
たは熱処理出口のクーリングゾーンにおいて、縦方向お
よび横方向に0.1〜20%弛緩する方法が好ましく採
用される。特に、70〜145℃でロール延伸法により
フィルム長手方向に2〜6倍延伸された一軸延伸白色ポ
リエステルフィルムに塗布液を塗布し、適当な乾燥を施
し、あるいは乾燥を施さず、次いで得られた塗布フィル
ムを横方向に90〜160℃で2〜6倍に延伸し、15
0〜250℃で1〜600秒間熱処理を行う方法が好ま
しく採用される。本方法によるならば、延伸と同時に塗
布層の乾燥が可能になるとともに塗布層の厚さを延伸倍
率に応じて薄くすることができ、白色ポリエステルフィ
ルム基材として好適なフィルムを比較的安価に製造でき
る。
【0020】上述した塗布液をポリエステルフィルムに
塗布する方法としては原崎勇次著、槙書店、1979年
発行、「コーティング方式」に示されるリバースロール
コーター、グラビアコーター、ロッドコーター、エアド
クターコーター等を用いることができる。本発明のフィ
ルムの塗布層は、易印刷性の薄膜層を設けることが好ま
しい。易印刷性薄膜形成剤は、水溶性インク、UV硬化
インク等のように印刷用インクとの接着性が向上するも
のであれば、特に限定されるものではなく、水溶性また
は水分散性ポリエステル系組成物、水溶性または水分散
性ポリウレタン系組成物、水溶性または水分散性ポリア
クリル系組成物、水溶性または水分散性スチレン−ブタ
ジエン共重合体、アクリロニトリル−ブタジエン共重合
体等が好ましく挙げられる。
【0021】一方、易印刷性薄膜層を形成する面と反対
の面に、磁性層との接着性を強化する薄膜層を形成し
て、両面コート層を形成させることが好ましい。磁性層
との易接着薄膜形成方法および形成剤は前述の易印刷性
薄膜形成方法および形成剤に準じるが、パチンコカード
用とするため、特にウレタン、塩化ビニル、酢酸ビニル
と酸化鉄等を含有した磁気記録用組成物との接着性が向
上するものであることが好ましい。
【0022】本発明のフィルムの塗布層は、帯電防止性
能を有することが好ましい。すなわち、フィルムの帯電
による張り付きで作業性を低下させたり、火花放電によ
る発火事故等の問題を起こしたりするからである。また
ゴミの付着を防止するためにも重要である。帯電防止性
を付与させる方法としては、有機スルホン酸等の低分子
量のアニオン性界面活性剤、例えばポリスチレンスルホ
ン酸ナトリウム塩等の帯電防止剤を先の易印刷性および
/または易磁性層接着性塗布剤に配合して、インライン
で塗布することが好ましい。また、帯電防止剤として高
分子量のカチオン系帯電防止剤を用いたり、リン酸基ま
たはリン酸塩基を有する樹脂を含有するポリマー、主鎖
にイオン化された窒素元素を有するポリマーを配合剤と
して用いることも好ましい方法である。
【0023】塗布層を形成する場合においても、ブロッ
キングが少ないことが好ましい。ブロッキングがある
と、フィルム製膜後巻き取りスリットする際にフィルム
が貼り付き、極端な場合には破れたりする場合もある。
また、磁性層を塗った後、印刷をする際に磁性層が反対
面に転着して磁性層はがれの原因となる恐れもある。
【0024】本発明の塗布層を得るための塗布液は、塗
布層の上記ブロッキング性や耐水性、耐溶剤性、機械的
強度の改良のために、架橋剤を含有していてもよい。架
橋剤としてはメチロール化あるいはアルキロール化した
尿素系、メラミン系、グアナミン系、アクリルアミド
系、ポリアミド系等の化合物、エポキシ化合物、オキサ
ゾリン化合物、アジリジン化合物、ブロックイソシアネ
ート化合物、シランカップリング剤、チタンカップリン
グ剤、ジルコ−アルミネート系カップリング剤、過酸化
物、熱または光反応性のビニル化合物や感光性樹脂等が
挙げられる。さらに本発明の塗布層を得るための塗布液
は、塗布層の滑り性改良のために粒子を含有していても
よい。粒子としてはコロイダルシリカ、アルミナ、炭酸
カルシウム、酸化チタン、等の無機粒子と、ポリスチレ
ン系樹脂、ポリアクリル系樹脂あるいはポリビニル系樹
脂による単独あるいは共重合体を含む微粒子、またはこ
れらと架橋成分を複合した架橋粒子に代表される有機粒
子が例示される。
【0025】さらに本発明の塗布層を得るための塗布液
は、必要に応じて、消泡剤、塗布性改良剤、増粘剤、低
分子帯電防止剤、有機系潤滑剤、酸化防止剤、紫外線吸
収剤、発泡剤、染料、顔料等を含有していてもよい。さ
らに本発明の塗布層を得るための塗布液は、水を主たる
媒体とする限りにおいて、水への分散を改良する目的あ
るいは造膜性能を改良する目的で少量の有機溶剤を含有
していてもよい。有機溶剤は、主たる媒体である水と混
合して使用する場合、水に溶解する範囲で使用すること
が必要である。有機溶剤としては、n−ブチルアルコー
ル、n−プロピルアルコール、イソプロピルアルコー
ル、エチルアルコール、メチルアルコール等の脂肪族ま
たは脂環族アルコール類、プロピレングリコール、エチ
レングリコール、ジエチレングリコール等のグリコール
類、n−ブチルセロソルブ、エチルセロソルブ、メチル
セロソルブ、プロピレングリコールモノメチルエーテル
等のグリコール誘導体、ジオキサン、テトラヒドロフラ
ン等のエーテル類、酢酸エチル、酢酸アミル等のエステ
ル類、メチルエチルケトン、アセトン等のケトン類、N
−メチルピロリドン等のアミド類が挙げられるが、これ
らに限られるものではない。これらの有機溶剤は単独で
用いてもよいが、必要に応じて二種以上を併用してもよ
い。
【0026】本発明のフィルムの塗布層の厚みは、最終
的な乾燥厚さで通常0.02〜0.5μmの範囲であ
り、好ましくは、0.01〜0.3μmの範囲、さらに
好ましくは0.03〜0.2μmの範囲である。塗布層
の厚さが0.5μmより大きくなると、フィルムが相互
にブロッキングしやすくなったり、特にフィルムの高強
度化を目的として塗布処理フィルムを再延伸する場合に
は、工程中にロールに粘着しやすくなったりする恐れが
ある。ブロッキングの問題は、特にフィルムの両面に同
一の帯電防止層を設ける場合に顕著に現れる。塗布層の
厚さが0.02μm未満では、接着性等の改良効果が小
さくなる傾向がある。なお、塗布剤のフィルムへの塗布
性、接着性を改良するため、塗布前にフィルムに化学処
理や放電処理を施してもよい。また、本発明の二軸延伸
ポリエステルフィルムの塗布層の表面特性等を改良する
ために、塗布層形成後に塗布層に放電処理を施してもよ
い。
【0027】使用済パチンコカードを再生原料とする方
法としては、磁性層を剥離しフレーク化した後、乾燥し
て二軸押出機にて溶融しペレット化する方法がある。そ
の際乾燥することなくベント式の二軸の押出機にてペレ
ット化するのが好ましい。しかしながら、使用済みのパ
チンコカードを一枚一枚磁性層を剥離するのはコストも
かかり大変であり、例えばエレマ社製押出機を用いて磁
性層を含有したままペレット化することが好ましい。ま
たその際ペレット化しないで直接溶融したままメインの
押出機に直結させて積層フィルム化することもより好ま
しい方法である。 次に発明のフィルムの製造方法を具
体的に説明するが、本発明の構成要件を満足する限り、
以下の例示に特に限定されるものではない。
【0028】白色顔料(好ましくはTiO2 )、蛍光増
白剤、その他滑剤を所定量含有したポリエステル(A
層)と、使用済みパチンコカードの再生原料、自己リサ
イクルのポリエステル、当該用途または他用途のインラ
インコート塗布フィルムの再生ポリマー、またはその他
ポリマーをブレンドしたポリエステル等からなる(B
層)とを、別々に乾燥し、別々の押出機から、溶融押出
した後、溶融ポリマー流路管内または押出口金内におい
て層流状で接合積層させて、押出口金から吐出させ、未
延伸積層フィルムを作成する。乾燥は、ホッパードライ
ヤー、真空乾燥機、パドルドライヤー、オーブン等を用
いると良い。B層をメイン押出機とし、サブ押出機をA
層用として用いる際、サブ押出機を二軸のベント押出機
として、白色顔料その他を直接添加する方法を用いるこ
とも好ましい態様である。特にODの異なるフィルムを
切り換え生産の際、ロスが少なく生産性向上に貢献す
る。また、キャスティング時に、静電密着法を適用しさ
らに水等の液体塗布法等を併用することも好ましい。
【0029】かくして得られた未延伸積層フィルムは、
まず縦方向に70℃〜145℃で1段または多段階で
2.0〜6倍延伸し、縦一軸延伸フィルムとした後、フ
ィルムの両面に順次塗布液を塗布し、適当な乾燥を施
し、あるいは乾燥を施さず、次いで塗布済一軸延伸フィ
ルムをクリップで把持してテンターに導き、まず横方向
に90〜160℃で2.0〜6.0倍延伸し、150〜
250℃で1〜600秒間熱処理を行うことが好まし
い。このとき、熱処理の最高温度ゾーンおよび/または
熱処理出口のクーリングゾーンにおいて、縦方向および
/または横方向に0.1〜20%弛緩する方法が好まし
い。また、必要に応じて再縦延伸、再横延伸を付加する
ことも可能である。
【0030】
【実施例】以下、実施例により、本発明をさらに具体的
に説明するが、本発明はその要旨を超えない限り、以下
の実施例に限定されるものではない。なお、フィルムの
評価方法は以下に示すとおりである。 (1)色調 東京電色(株)製カラーアナライザーTC1800 M
KII型を用いて、JIS Zー8277の方法に準じ
て、色調をL,a,bの値として測定した。 (2)光学密度(OD) マクベス濃度計TD−904型を使用し、Gフィルター
下の透過光濃度を測定した。 (3)積層フィルムの表層フィルム厚さ 透過型電子顕微鏡(TEM)によるフィルム断面の観察
にて行った。すなわち、フィルムサンプルの小片を、エ
ポキシ樹脂に硬化剤、加速剤を配合した樹脂に包埋処理
し、ウルトラミクロトームにて厚み約200nmの切片
を作成し、観察用サンプルとした。得られたサンプルを
日立(株)製透過型電子顕微鏡H−9000を用いて断
面の顕微鏡写真を撮影し、表層の厚みを測定した。但
し、加速電圧は300kV、倍率は最表層厚みに応じ、
1万倍〜10万倍の範囲で設定した。厚み測定は50点
行い、測定値の厚い方から10点、薄い方から10点を
削除して30点を平均して測定値とした。
【0031】(4)不活性固体粒子の平均粒径(電顕
法) 単分散の粒子の平均粒径は、電子顕微鏡による写真法で
測定した。倍率は20000倍とした。 (5)不活性固体粒子の平均粒径d50 cc(コールターカ
ウンター法) 日科機(株)製コールターカウンターTA−II型を用い
て測定した。測定値は、等価球換算値(直径、μm)で
表される。 (6)表面固有抵抗(帯電防止性) 横河・ヒューレット・パッカード社の同心円型電極「1
6008A(商品名)」(内側電極50mm径、外側電
極70mm径)に23℃、50%RHの雰囲気下で試料
を設置し、100Vの電圧を印加し、同社の高抵抗計
「4329A(商品名)」で試料の表面固有抵抗を測定
した。判定基準は、表面固有抵抗値の対数をとり、以下
のとおりである。 10未満 :A(良好) 10以上,13未満 :B(普通) 13以上 :C(不良)
【0032】(7)UV硬化型インクとの接着性 東洋インキ製造社製UV硬化型オフセットインク“FD
OL藍APNロ”を、明製作所製のオフセット印刷テス
ト機である“RIテスター RI−2”にて2μmの厚
さとなるようフィルムに転写させ、これをウシオ電機社
製UV照射装置“UVC−402/1HN:302/1
MH”に通し、水銀灯出力120W/cm、ラインスピ
ード10m/min、ランプ〜フィルム間隔100mm
の条件にてインクを硬化させ、直ちにセロテープ剥離試
験を行い、剥離面積により評価した。判定基準は以下の
とおりである。 剥離なし :A(良好) 一部剥離箇所有り :B(普通) 全面剥離 :C(不良)
【0033】(8)磁気塗料との接着性 サンプルフィルムに下記評価用塗料をワイヤーバーで乾
燥後の膜厚が5μmとなるように塗布し、80℃で2分
間乾燥し、その後60℃で24時間エージングした。磁
性層接着力は、サンプルの磁性層面にニチバン(株)製
セロテープ(18mm巾)を気泡の入らぬように7cm
の長さに貼り、この上を3kgの手動式荷重ロールで一
定の荷重を与え密着後、フィルムを固定し、セロハンテ
ープの一端を500gの錘に接続し、錘が45cmの距
離を自然落下後に、180°方向の剥離試験が開始する
方法で評価した。接着性は、次の3段階の基準で評価し
た。 塗料が全く剥離しない :A 10%未満の部分の塗料が剥離する :B 10%以上の部分の塗料が剥離する :C
【0034】評価用塗料 磁性微粉末X6000(チタン工業)500部、ポリウ
レタン樹脂ニッポラン2304(日本ポリウレタン製)
30部、塩酢ビ共重合体1000GKT(電気化学製)
50部、レシチン(キシダ化学試薬)5部、シクロヘキ
サノン246部、メチルイソブチルケトン246部およ
びメチルエチルケトン738部をサンドミルにて1時間
混合分散後、架橋剤のコロネートL10部を加えて良く
撹拌し磁性塗料を得る。
【0035】比較例1 [実質的に粒子状滑剤を含まないポリエステルAの製
造]ビス−(β−ヒドロキシエチル)テレフタレートオ
リゴマー100部の存在下、テレフタル酸87部とエチ
レングリコール42部とを常圧下260℃で反応させて
エステル化反応を行った。反応開始4時間後、エステル
化率97%のポリエステルオリゴマーが得られた。次い
で、得られたポリエステルオリゴマー103部(最終生
成ポリエステル100部に相当)に二酸化ゲルマニウム
0.01部、オルトチタン酸テトラ−n−ブチル0.0
0355部および正リン酸0.01部を添加し、250
℃から285℃まで120分で昇温しつつ、同時に真空
度760mmHgから1mmHgまで120分で減圧し
引き続いて285℃、1mmHgの条件下で重縮合反応
を4時間行い、ポリエステルAを得た。得られたポリエ
ステルの極限粘度は0.63であった。
【0036】[ポリエステルBの製造]上記ポリエステ
ルAを、通常の手法に従い、固相重合を行い、極限粘度
0.75のポリエステルBを得た。 [ポリエステルC,D,Eの製造]ポリエステルAを乾
燥し、ベント式2軸押出機にて平均粒径0.3μmのT
iO2 (アナターゼ型酸化チタン)を40重量%となる
よう混練し、チップ化してポリエステルCを得た。ここ
で酸化チタンの代わりに、蛍光増白剤OB−Iを1.0
重量%となるよう混練してチップ化したものをポリエス
テルDとした。さらに、平均粒径d50 ccが2.4μmの
サイロイド72を3.0重量%となるように混練してチ
ップ化したものをポリエステルEとした。
【0037】[再生ポリマーFの製造]後述の比較例1
の積層フィルムの耳部を乾燥粉体化して押出しチップ化
したものを再生ポリマーFとした。 [再生ポリマーGの製造]Hi−8メタルパウダー用磁
気記録用ベースフィルムの耳部を乾燥粉体化して押出し
チップ化したものを再生ポリマーGとした。 [再生ポリマーHの製造]パチンコ店で回収したパチン
コカードを水洗いした後、磁性層のみ剥離し、エレマ社
製押出機を用いてチップ化したものを再生ポリマーHと
した。 [再生ポリマーF′,G′,H’の製造]再生ポリマー
F,G,Hの再生チップ化の際、蛍光増白剤としてOB
−Iをポリマー中に0.05重量%、抗酸化剤としてリ
ン系の抗酸化剤JP310(城北化学社製 亜リン酸エ
ステル(トリデシルホスファイト))とイルガノックス
1010(チバガイギー社製)を1:1に混合したもの
をポリマー中0.35重量%となるよう追添加したもの
を再生ポリマーF′,G′,H’とした。
【0038】[積層ポリエステルフィルムの製造方法]
ポリエステルC:ポリエステルD:ポリエステルE:ポ
リエステルB=50:2.0:16.7:31.3(重
量比)となるようブレンドし、ブレンドIとした。ブレ
ンドIの極限粘度は0.62であった。ポリエステル
C:ポリエステルF:ポリエステルG:ポリエステルH
=12.2:20:40:27.8(重量比)となるよ
うブレンドし、ブレンドIIとした。ブレンドIIの極限粘
度は0.58であった。
【0039】上記で得たブレンドIとブレンドIIを別々
のサイロに貯蔵した後、チッソ置換したパドルドライヤ
ーで乾燥して、ブレンドIをサブ押出機へブレンドIIを
メイン押出機に送り込んだ。ここでメインの押出機は通
常のシングルの押出機を用いたが、サブの押出機として
は、異方向のベント式二軸押出機を用いた。サブ押出機
のポリマーをフィルムの表裏二層に分岐した後、ギヤポ
ンプフィルターを介して、メイン押出機からのポリマー
とフィードブロックで合流させ、ダイを通してキャステ
ィングドラム上に引き取り、未延伸フィルムとした。キ
ャスティングの際は、静電密着法を採用した。かくして
得られた二種三層の積層未延伸フィルムを縦延伸ロール
に送り込み、まずフィルム温度83℃(IRヒーター付
与)で2.5倍延伸した後、さらに87℃(IRヒータ
ー付与)で1.23倍延伸し、縦延伸後の複屈折率を
0.70とした後、クリップで把持してテンターに導
き、125℃で横方向に3.0倍延伸して二軸配向フィ
ルムを得た。次いで二軸配向フィルムを熱固定ゾーンに
導き、232℃で10秒間、巾方向に2%弛緩しながら
熱固定し、15μm/158μm/15μmの厚み構成
の二種三層の188μmで極限粘度0.60、フィルム
幅方向の厚さ振れが±2以内のフィルムを得た。得られ
たフィルムの特性、評価結果を下記表3に示した。
【0040】実施例1〜2 下記表1に示す塗布剤組成の塗布液を、比較例1におけ
る縦延伸後横延伸前のポリエステルフィルムに塗布し
て、その後、比較例1と同様にして二軸延伸フィルムを
得た。なお、表1中の塗布剤略記号の内容は下記表2の
とおりである。また、表1中の塗布層内容の組成は各成
分の乾燥固形分での重量比率である。塗布厚さは、最終
的に得られた二軸延伸フィルムにおける表面での、乾燥
塗布厚さである。得られたフィルムの特性評価結果を表
3に示した。
【表1】
【0041】
【表2】
【0042】実施例3 実施例1において用いたポリエステルF、ポリエステル
G、ポリエステルHの代わりにポリエステルF′、ポリ
エステルG′、ポリエステルH’を用いる以外は、実施
例1と同様にフィルムを製造し、そのフィルムの特性評
価結果を表3に示した。
【0043】比較例2 実施例1において、ブレンドI をポリエステルC:ポリ
エステルD:ポリエステルE:ポリエステルB:ポリエ
ステルA=25:2.0:16.7:31.3:25と
し、ブレンドIIをポリエステルC:ポリエステルF:ポ
リエステルG:ポリエステルH:ポリエステルA=6.
1:20:40:27.8:6.1とする以外は実施例
1と同様にして、厚さ188μmのフィルムを得た。
【0044】比較例3 実施例1において、内外層ともポリエステルC:ポリエ
ステルF:ポリエステルG:ポリエステルH=12.
2:20:40:27.8とし、外層にのみTiO
2 (アナターゼ型酸化チタン)量が20重量%となるよ
うTiO2 を直接添加したほかは実施例1と同様にし
て、厚さ188μmのフィルムを得た。
【0045】比較例4 実施例1において、内外層ともにポリエステルC:ポリ
エステルA:ポリエステルD:ポリエステルE:ポリエ
ステルB:ポリエステルH’=9.5:7.5:1.
0:6.0:31.3:44.7とする以外は実施例1
と同様にして、厚さ188μmのフィルムを得た。比較
例1〜4、実施例1〜3のフィルムの片面に磁性層、片
面に印刷層を塗布して磁気カードを作成したところ、実
施例1〜3は、磁気カードとして全ての点で満足できる
とともに、厚み方向で、多層化されているため、偽造防
止性にも優れるものである。特に使用済カードを回収し
再利用するので環境にやさしい製品となった。一方、比
較例1は、磁性層および印刷層の接着性に劣り不適当で
あった。また比較例2のフィルムは、白色度が低く、印
刷の仕上がりが不良であり、商品価値のないものであっ
た。比較例3,4のフィルムは、色調が黄味がかったも
のであり、印刷の仕上がりも悪く、商品価値のないもの
であった。
【0046】
【表3】
【0047】
【発明の効果】本発明のように、特にパチンコパーラー
において多量に排出される磁気カードを再度利用するこ
とによる社会的貢献は極めて顕著であり、また使用され
る場所が特定されているために収集も容易でほぼ全量回
収可能であり、環境に優しいフィルムとして貴重な例を
本発明は提供し得たものであり、本発明の価値は高い。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 白色顔料を含有し、b値が5.0以下で
    ある層(A層)を少なくとも一つの最外層とし、使用済
    磁気カードの回収からの再生ポリマーを1重量%以上含
    有する層(B層)を少なくとも一層有する共押出積層二
    軸延伸ポリエステルフィルムのA層表面および/または
    B層表面に塗布層を有する積層フィルムであり、かつ当
    該積層フィルムのODが0.8以上であることを特徴と
    するパチンコカード用積層ポリエステルフィルム。
JP22034294A 1994-09-14 1994-09-14 パチンコカード用積層ポリエステルフィルム Pending JPH0885193A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0930330A3 (en) * 1998-01-20 2000-07-12 Mitsubishi Polyester Film Corporation Polyester film for decorative sheet
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JP2018012746A (ja) * 2016-07-19 2018-01-25 三菱ケミカル株式会社 白色樹脂組成物、及びそれからなる白色成形体と白色積層体

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