JPH0885727A - 絹からの装飾用板状素材及びその製造方法 - Google Patents

絹からの装飾用板状素材及びその製造方法

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JPH0885727A
JPH0885727A JP6259872A JP25987294A JPH0885727A JP H0885727 A JPH0885727 A JP H0885727A JP 6259872 A JP6259872 A JP 6259872A JP 25987294 A JP25987294 A JP 25987294A JP H0885727 A JPH0885727 A JP H0885727A
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JP
Japan
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sheet
fibroin
polyvinylpyrrolidone
aqueous solution
plate
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Pending
Application number
JP6259872A
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English (en)
Inventor
Jun Hosokawa
純 細川
Masashi Nishiyama
昌史 西山
Takashi Endo
貴士 遠藤
Fumiki Nakakoga
文樹 中古賀
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NIPPON BETSUKOU KYOKAI
National Institute of Advanced Industrial Science and Technology AIST
Original Assignee
NIPPON BETSUKOU KYOKAI
Agency of Industrial Science and Technology
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Publication date
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Pending legal-status Critical Current

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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C66/00General aspects of processes or apparatus for joining preformed parts
    • B29C66/70General aspects of processes or apparatus for joining preformed parts characterised by the composition, physical properties or the structure of the material of the parts to be joined; Joining with non-plastics material
    • B29C66/71General aspects of processes or apparatus for joining preformed parts characterised by the composition, physical properties or the structure of the material of the parts to be joined; Joining with non-plastics material characterised by the composition of the plastics material of the parts to be joined

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Manufacture Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)
  • Moulding By Coating Moulds (AREA)
  • Lining Or Joining Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 絹フィブロインと分子量50万以上のポリビ
ニルピロリドンを含む組成のシートを積層した板状素材
であり、絹フィブロインとポリビニルピロリドン、及び
グリセリンの混合水溶液を流延乾燥して得られたシート
にフィブロイン水溶液を添加し、4枚以上積層してホッ
トプレス延仲接着し、且ついずれかの段階でグリセリン
を除く工程を含むべっ甲物性を有する素材と、その製造
方法。 【効果】 本発明の素材を本発明の製造法によって調製
することにより、輸入禁止されたタイマイ甲に替わる伝
統的なべっ甲工芸細工用の板状素材として有用である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はべっ甲代替材料として使
用できる新規な板状素材及びその製造方法に関するもの
である。さらに詳しくいえば、本発明はべっ甲伝統工芸
細工を可能にする物性を有する板状素材を開発すること
によって、海亀の一種であるタイマイの甲羅、すなわち
べっ甲原料の代替素材を提供するものである。
【0002】
【従来の技術】べっ甲伝統工芸細工は、べっ甲素材を加
湿状態で加熱する際に生じるべっ甲特有の熱可塑性を利
用し、曲げたりして細工を行うところに特徴がある。こ
のような含湿状態での熱可塑性は通常の合成樹脂には見
いだされないものである。べっ甲細工には、加湿加熱時
の曲げ易さ、折れ難さなどが必要であり、また成形体は
装飾品として適当な硬度や透明性を必要とする。
【0003】べっ甲は一種の蛋白系樹脂といえるが、人
工の蛋白樹脂としては乳蛋白すなわちカゼインから成る
カゼイン樹脂が知られている。しかしカゼイン樹脂を種
々物性改善しても、べっ甲の物性と比較すると加湿状態
での熱可塑性が少なく曲げ強度が弱いなどの欠点があ
り、べっ甲細工は不可能であった。そこで、本発明者ら
は絹の蛋白である絹フィブロイン(以後フィブロインと
略す。)から、べっ甲物性を有し、透明性の高い、適度
の硬度と加湿状態での曲げ強さを持つ装飾素材に適した
美麗な積層板状体を製造する試みをおこない、すでに
「新規な積層板状素材及びその製造方法(出願番号4−
187288)」、及び「べっ甲物性を有する新規な板
状素材及びその製造方法(出願番号4−35118
5)」で、含水時に熱可塑性を有するべっ甲代替可能な
板状素材とその製造方法について発明申請しているが、
本発明はべっ甲代替としての物性要件をさらに満足させ
得る材料素材とその製造方法を提供することを目的とし
てなされたものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】べっ甲細工に必要とさ
れる素材物性は、美麗な透明性と表面研磨が可能な装飾
性、及び加湿状態での熱可塑性及び折れ難さである。ま
た、成形体の中に模様斑を入れることができれば、より
好ましい。しかしすでに提出した特許の方法において
は、フィブロインの分子量が低い場合、フィブロインの
シートの形成が困難で、これを積層させて得られる板状
素材も脆い傾向があった。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、前記目的
を達成するために鋭意研究を重ねた結果、フィブロイン
に10%以下のポリビニルピロリドンを添加混合したの
ち、グリセリンを加えた水溶液を十分に脱気脱泡後、流
延乾燥してシートを作成する。次に、このシートを水洗
して脱グリセリンしたのち、フィブロイン水溶液を加え
て積層し、ホットプレスして延伸をかけながら接着さ
せ、乾燥する。このことにより、脆さを防ぎながら適度
の硬度及び透明度を有するべっ甲物性の素材が形成でき
ることを見いだし、この知見に基づいて本発明を完成す
るに至った。
【0006】本発明では前記成分からなるシートを前記
の方法によってホットプレスで延伸をかけながら積層接
着することによって、べっ甲細工が可能な透明な板状素
材が得られる。密着を十分にするため、フィブロイン水
溶液をホットプレスに先立ち、添加すると接着効果が一
層向上する。前記成分のうち、フィブロインが主成分で
あり、湿潤状態で熱可塑性を発現させるために不可欠の
材料である。またポリビニルピロリドンはシートの強度
を増加し、脆さを防ぐために必要である。グリセリンは
シート調製の際の製膜性を向上させるために不可欠であ
る。積層板の硬さを適正に保つためには、このグリセリ
ンは積層板の完成時には取り除かれている必要がある。
そのためには二成分の混合水溶液を流延乾燥してシート
を形成させたのち、シートを水洗で脱グリセリンするこ
とが最も簡便であり、この水洗による吸水でホットプレ
スの際の積層シートの延伸性や密着性も向上する。ポリ
ビニルピロリドンは水溶性の高分子であるが、ベーター
構造化して水不溶性となったフィブロインに挟み込まれ
て、水洗中も溶出することはない。
【0007】ポリビニルピロリドンを混合して得られた
このシートは、ポリビニルピロリドンがフィブロインと
相溶性があるが故に高い透明性を有し、また、ポリビニ
ルピロリドンの高い分子量故に強度が大きい。さらに、
積層して得られる板状素材はポリビニルピロリドンの添
加によって、べっ甲と同等の硬度を持ち、耐水性や脆さ
が改善された板状素材が得られる。以下に本発明の詳細
を示すが、混合割合、温度、積層数などはこの範囲に限
定されるものではない。
【0008】フィブロインに対するポリビニルピロリド
ンの割合は10%以下が好ましい。これ以上ではホット
プレスでのシート相互の接着性が低下する。また、フィ
ブロインに対するグリセリンの割合は10〜100%が
望ましく、この範囲外ではシートの製膜性が低下する。
フィブロイン水溶液の濃度としては3〜5%が望まし
い。これら3成分を含む水溶液を流延し、30〜90℃
で乾燥してシートを得る。このシートを水洗し、脱グリ
セリンして、3〜5%フィブロイン水溶液を添加したの
ち、4枚以上積層し、50〜200℃でホットプレス接
着させ、厚さ数ミリの積層シートを得る。この積層シー
トを乾燥させることによって、べっ甲物性を有する板状
素材を得る。
【0009】上述のシートを良好に製膜するために、原
料水溶液中に消泡剤や界面活性剤を添加することもでき
る。また、着色やその他の物性の付与を行うために、シ
ート製造の際に金の超微粒子や染料・顔料、繊維、ポリ
マーなどを添加することもできる。また、シートにべっ
甲模様斑を適切な方法で描いたのちに積層することによ
り、内部にべっ甲模様の入った板状素材を得ることもで
きる。
【0010】
【発明の効果】本発明の新規な素材を本発明の製造法に
よって調製することにより、タイマイ甲に替わる伝統的
なべっ甲工芸細工が行える板状素材を提供できる。タイ
マイ甲はワシントン条約により輸入禁止が決定されてい
るため、これに替わるべっ甲細工可能な素材の開発が急
務であるが、本発明はこれに応えるものである。
【0011】
【実施例】次に、実施例により本発明をさらに詳細に説
明するが、本発明はこれらの例によってなんら限定され
るものではない。
【0012】実施例1 分子量4万あるいは9万のフィブロインの5%水溶液、
分子量70万の試薬級ポリビニルピロリドン、及びグリ
セリンを用意した。フィブロインに対してポリビニルピ
ロリドン5%、グリセリンが35%となるよう水溶液を
混合調整したのち、150メッシュの濾布で濾過した。
これらの濾液に消泡剤としてオクチルアルコールを液表
面に流したのち、十分に減圧脱泡を行った。この混合液
をガラス製バットに流延し、50℃で4時間送風乾燥
し、厚さ約100μmのシートを得た。
【0013】このシートを水洗して脱グリセリンしたの
ち、フィブロイン水溶液を添加して、10枚重ね、減圧
脱気してシート間の泡を除いて90℃で2分間、100
kg/cmでホットプレスし、積層シートとした。さ
らに、この積層シートを90℃で1時間乾燥して板状素
材を得た。ポリビニルピロリドンを加えない比較例も示
して、これらのサンプルの性質を表1に示す。なお、例
1と比較例1は分子量4万のフィブロインを用いたもの
であり、例2と比較例2は分子量9万のフィブロインを
用いた。
【表1】
【0014】この表から明らかなように、フィブロイン
水溶液にポリビニルピロリドン水溶液を添加した場合の
み、強度の大きいシートの成形が可能であり、また積層
板も十分な硬度を有して、べっ甲代替素材としての必要
条件を満たしている。ちなみに、タイマイ甲のビッカー
ス硬度は20〜30(200グラム荷重)であった。吸
水性(20℃の水中で24時間放置)も実施例の方が少
なく、長期的な保存に耐えると思われる。
【0015】実施例2 分子量9万のフィブロイン水溶液を用い、分子量10万
(比較例)及び70万(実施例)のポリビニルピロリド
ンを用いて実施例1と同様の条件で積層板を作成した。
積層板の強度を表2に示す。
【表2】
【0016】表2から明らかなように、分子量の高いポ
リビニルピロリドンを用いれば、曲げ強さの高い積層素
材を得ることができることが分かった。
【0017】実施例3 分子量9万のフィブロインの5%水溶液とグリセリンを
用意した。また、分子量70万のポリビニルピロリド
ン、分子量50万のポリビニルアルコール、分子量30
万のポリエチレンイミン、酢酸ビニル系のエマルジョン
を用意した。フィブロインに対してこれらそれぞれ10
%加え、さらにグリセリンが35%となるよう水溶液を
混合調整したのち、150メッシュの濾布で濾過した。
この混合液をガラス製バットに流延し、50℃で4時間
送風乾燥し、厚さ約100μmのシートを得た。
【0018】これらのシートのうち、ポリビニルアルコ
ールと酢酸ビニル系エマルジョンでは、透明なシートは
得られず、白濁したものしか得られなかった。ポリエチ
レンイミンでは、シート中に針状結晶が生じることがあ
った。ポリビニルピロリドンの場合だけが常に透明なシ
ートが得られた。このことから、透明な積層板を作成で
きるのはポリビニルピロリドンが最も適していることが
分かった。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C08L 39:06) (72)発明者 西山 昌史 香川県高松市花ノ宮町二丁目3番3号 工 業技術院四国工業技術研究所内 (72)発明者 遠藤 貴士 香川県高松市花ノ宮町二丁目3番3号 工 業技術院四国工業技術研究所内 (72)発明者 中古賀 文樹 長崎県長崎市中町2番23号社団法人日本べ っ甲協会内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 絹フィブロインと分子量50万以上のポ
    リビニルピロリドンを含む組成のシートを積層したべっ
    甲物性を有する板状素材。
  2. 【請求項2】 絹フィブロインとポリビニルピロリド
    ン、及びグリセリンの混合水溶液を流延乾燥して得られ
    たシートにフィブロイン水溶液を添加し、4枚以上積層
    してホットプレス延伸接着し、且ついずれかの段階でグ
    リセリンを除く工程を含む請求項1記載の板状素材の製
    造方法。
JP6259872A 1994-09-16 1994-09-16 絹からの装飾用板状素材及びその製造方法 Pending JPH0885727A (ja)

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