JPH0885739A - ゴム用酸化防止剤及びゴム組成物 - Google Patents
ゴム用酸化防止剤及びゴム組成物Info
- Publication number
- JPH0885739A JPH0885739A JP22182594A JP22182594A JPH0885739A JP H0885739 A JPH0885739 A JP H0885739A JP 22182594 A JP22182594 A JP 22182594A JP 22182594 A JP22182594 A JP 22182594A JP H0885739 A JPH0885739 A JP H0885739A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- acid residue
- rubber
- acid
- antioxidant
- monocarboxylic acid
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Anti-Oxidant Or Stabilizer Compositions (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】従来のフェノール系の酸化防止剤に比べて、酸
化防止能が高く、しかも、アミン系と異なって非汚染性
であり、ゴムに好適に用いることができる酸化防止剤を
提供することにある。更に、そのような酸化防止剤を含
むゴム組成物を提供することにある。 【構成】本発明によるゴム用酸化防止剤は、一般式
(I) 【化1】 (式中、X、Y及びZは、それぞれ独立に、有機モノカ
ルボン酸残基を示す。)で表わされる含ホウ素有機カル
ボン酸亜鉛塩からなる。本発明によるゴム組成物は、酸
化防止剤として、上記一般式で表わされる含ホウ素有機
カルボン酸亜鉛塩を含む。
化防止能が高く、しかも、アミン系と異なって非汚染性
であり、ゴムに好適に用いることができる酸化防止剤を
提供することにある。更に、そのような酸化防止剤を含
むゴム組成物を提供することにある。 【構成】本発明によるゴム用酸化防止剤は、一般式
(I) 【化1】 (式中、X、Y及びZは、それぞれ独立に、有機モノカ
ルボン酸残基を示す。)で表わされる含ホウ素有機カル
ボン酸亜鉛塩からなる。本発明によるゴム組成物は、酸
化防止剤として、上記一般式で表わされる含ホウ素有機
カルボン酸亜鉛塩を含む。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ゴム用酸化防止剤及び
そのような酸化防止剤を含む耐熱老化性にすぐれるゴム
組成物に関する。
そのような酸化防止剤を含む耐熱老化性にすぐれるゴム
組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、ゴムからなる製品は、その製造
の段階や、或いは保管や使用の段階において、環境条
件、特に、オゾン、酸素、光、熱等の作用を受けて、本
来の特性の低下を来さないように、種々の酸化防止剤が
配合されている。このような酸化防止剤としては、代表
的には、アミン系とフェノール系のものがよく知られて
いる。一般に、アミン系酸化防止剤は、フェノール系の
ものよりも、より強力な酸化防止能を有するが、なかに
は、安全性に問題のあるものもあるほか、特に、ゴムを
変着色させる性質、即ち、汚染性を有して、白色や鮮明
色の製品への使用には適しないので、このような用途に
は、通常、フェノール系の酸化防止剤が用いられる。し
かし、従来、知られているフェノール系の酸化防止剤の
多くは、ゴムの酸化防止能が十分ではない。
の段階や、或いは保管や使用の段階において、環境条
件、特に、オゾン、酸素、光、熱等の作用を受けて、本
来の特性の低下を来さないように、種々の酸化防止剤が
配合されている。このような酸化防止剤としては、代表
的には、アミン系とフェノール系のものがよく知られて
いる。一般に、アミン系酸化防止剤は、フェノール系の
ものよりも、より強力な酸化防止能を有するが、なかに
は、安全性に問題のあるものもあるほか、特に、ゴムを
変着色させる性質、即ち、汚染性を有して、白色や鮮明
色の製品への使用には適しないので、このような用途に
は、通常、フェノール系の酸化防止剤が用いられる。し
かし、従来、知られているフェノール系の酸化防止剤の
多くは、ゴムの酸化防止能が十分ではない。
【0003】他方、既に、ある種の含ホウ素有機アミン
塩が酸化防止剤として有用であることが知られている。
例えば、特開昭59−157087号公報や特開平4−
227795号公報には、芳香族ポリボレートエステル
類が潤滑油のための安定剤として有用であることが記載
されており、また、米国特許第 3,203,971号明細書に
は、芳香族グリコールボレートアミンが燃料の耐微生物
性と耐錆性にすぐれる安定剤として有用であることが記
載されている。このように、従来、安定剤として有用な
ホウ素化合物も知られているが、しかし、湿熱下では、
加水分解に起因する劣化が起こりやすい。このように、
従来、ゴムに満足すべき耐熱老化性を与え、必要な場
合、満足すべき非汚染性をも与えるゴム用酸化防止剤は
知られていない。
塩が酸化防止剤として有用であることが知られている。
例えば、特開昭59−157087号公報や特開平4−
227795号公報には、芳香族ポリボレートエステル
類が潤滑油のための安定剤として有用であることが記載
されており、また、米国特許第 3,203,971号明細書に
は、芳香族グリコールボレートアミンが燃料の耐微生物
性と耐錆性にすぐれる安定剤として有用であることが記
載されている。このように、従来、安定剤として有用な
ホウ素化合物も知られているが、しかし、湿熱下では、
加水分解に起因する劣化が起こりやすい。このように、
従来、ゴムに満足すべき耐熱老化性を与え、必要な場
合、満足すべき非汚染性をも与えるゴム用酸化防止剤は
知られていない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明者らは、従来の
アミン系及びフェノール系酸化防止剤における上記した
問題を解決するために鋭意研究した結果、ある種の含ホ
ウ素有機カルボン酸亜鉛塩が上記従来のフェノール系の
酸化防止剤に比べて、酸化防止能が高く、しかも、アミ
ン系と異なって非汚染性であるうえに、加水分解に対し
て安定であり、特に、ゴム用酸化防止剤として有効であ
ることを見出して、本発明に至つたものである。 従っ
て本発明は、従来のアミン系及びフェノール系の酸化防
止剤における上述したような問題を解決して、ゴムに配
合するとき、満足すべき酸化防止能を有し、必要な場合
には、満足すべき非汚染性をも与えるゴム用酸化防止剤
を提供することを目的とする。
アミン系及びフェノール系酸化防止剤における上記した
問題を解決するために鋭意研究した結果、ある種の含ホ
ウ素有機カルボン酸亜鉛塩が上記従来のフェノール系の
酸化防止剤に比べて、酸化防止能が高く、しかも、アミ
ン系と異なって非汚染性であるうえに、加水分解に対し
て安定であり、特に、ゴム用酸化防止剤として有効であ
ることを見出して、本発明に至つたものである。 従っ
て本発明は、従来のアミン系及びフェノール系の酸化防
止剤における上述したような問題を解決して、ゴムに配
合するとき、満足すべき酸化防止能を有し、必要な場合
には、満足すべき非汚染性をも与えるゴム用酸化防止剤
を提供することを目的とする。
【0005】更に、本発明は、そのような満足すべき耐
熱老化性を有し、必要な場合、満足すべき非汚染性をも
有するゴム組成物を提供することを目的とする。
熱老化性を有し、必要な場合、満足すべき非汚染性をも
有するゴム組成物を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明によるゴム用酸化
防止剤は、一般式(I)
防止剤は、一般式(I)
【0007】
【化3】
【0008】(式中、X、Y及びZは、それぞれ独立
に、有機モノカルボン酸残基を示す。)で表わされる含
ホウ素有機カルボン酸亜鉛塩からなることを特徴とす
る。
に、有機モノカルボン酸残基を示す。)で表わされる含
ホウ素有機カルボン酸亜鉛塩からなることを特徴とす
る。
【0009】本発明によるゴム用酸化防止剤は、上記一
般式(I)で表わされ、ここに、X、Y及びZは、それ
ぞれ独立に、有機モノカルボン酸残基を示し、より具体
的には、X、Y及びZは、それぞれ独立に、樹脂酸残
基、炭素数8〜24の脂肪族モノカルボン酸残基、少な
くとも1つの炭素数1〜4のアルキル基を有していても
よい芳香族モノカルボン酸残基、少なくとも1つの炭素
数1〜4のアルキル基を有していてもよい芳香族ヒドロ
キシモノカルボン酸残基、少なくとも1つの炭素数1〜
20のアルキル基を有していてもよい芳香脂肪族ヒドロ
キシモノカルボン酸残基又は複素環族モノカルボン酸残
基である。
般式(I)で表わされ、ここに、X、Y及びZは、それ
ぞれ独立に、有機モノカルボン酸残基を示し、より具体
的には、X、Y及びZは、それぞれ独立に、樹脂酸残
基、炭素数8〜24の脂肪族モノカルボン酸残基、少な
くとも1つの炭素数1〜4のアルキル基を有していても
よい芳香族モノカルボン酸残基、少なくとも1つの炭素
数1〜4のアルキル基を有していてもよい芳香族ヒドロ
キシモノカルボン酸残基、少なくとも1つの炭素数1〜
20のアルキル基を有していてもよい芳香脂肪族ヒドロ
キシモノカルボン酸残基又は複素環族モノカルボン酸残
基である。
【0010】ここに、有機モノカルボン酸残基とは、有
機モノカルボン酸から水素を除いたカルボキシレート構
造乃至1価の基を意味する。
機モノカルボン酸から水素を除いたカルボキシレート構
造乃至1価の基を意味する。
【0011】それぞれの有機カルボン酸について、具体
例を挙げれば、樹脂酸としては、例えば、アビエチン
酸、ネオアビエチン酸、パラストリン酸等を含むロジン
を挙げることができる。
例を挙げれば、樹脂酸としては、例えば、アビエチン
酸、ネオアビエチン酸、パラストリン酸等を含むロジン
を挙げることができる。
【0012】炭素数8〜24の脂肪族モノカルボン酸
は、飽和及び不飽和のいずれであってもよく、また、分
子中にヒドロキシ基を有していてもよい。従って、この
ような脂肪族モノカルボン酸としては、例えば、n−オ
クタン酸、2,2−ジメチルフェキサン酸、2−エチルヘ
キサン酸、n−ノナン酸、2,2−ジメチルヘプタン酸、
n−デカン酸、2,2−ジメチルオクタン酸、n−ウンデ
カン酸、ラウリン酸、リシノール酸、パルミチン酸、ス
テアリン酸、オレイン酸、リノレン酸、アラキジン酸、
種々の脂肪酸の混合物、例えば、ネオデカン酸を主成分
とする合成脂肪酸の混合物であるバーサチック酸(商
標)や炭素数8〜10の脂肪酸の混合物であるセカノイ
ック酸(商標)等を挙げることができる。
は、飽和及び不飽和のいずれであってもよく、また、分
子中にヒドロキシ基を有していてもよい。従って、この
ような脂肪族モノカルボン酸としては、例えば、n−オ
クタン酸、2,2−ジメチルフェキサン酸、2−エチルヘ
キサン酸、n−ノナン酸、2,2−ジメチルヘプタン酸、
n−デカン酸、2,2−ジメチルオクタン酸、n−ウンデ
カン酸、ラウリン酸、リシノール酸、パルミチン酸、ス
テアリン酸、オレイン酸、リノレン酸、アラキジン酸、
種々の脂肪酸の混合物、例えば、ネオデカン酸を主成分
とする合成脂肪酸の混合物であるバーサチック酸(商
標)や炭素数8〜10の脂肪酸の混合物であるセカノイ
ック酸(商標)等を挙げることができる。
【0013】少なくとも1つの炭素数1〜4のアルキル
基を芳香環上に置換基として有していてもよい芳香族モ
ノカルボン酸としては、例えば、安息香酸、3−メチル
安息香酸、p−tert. −ブチル安息香酸等を挙げること
ができる。少なくとも1つの炭素数1〜4のアルキル基
を芳香環上に置換基として有していてもよい芳香脂肪族
モノカルボン酸としては、例えば、フェニル酢酸、フェ
ニル酪酸等を挙げることができる。
基を芳香環上に置換基として有していてもよい芳香族モ
ノカルボン酸としては、例えば、安息香酸、3−メチル
安息香酸、p−tert. −ブチル安息香酸等を挙げること
ができる。少なくとも1つの炭素数1〜4のアルキル基
を芳香環上に置換基として有していてもよい芳香脂肪族
モノカルボン酸としては、例えば、フェニル酢酸、フェ
ニル酪酸等を挙げることができる。
【0014】少なくとも1つの炭素数1〜4のアルキル
基を芳香環上に置換基として有していてもよい芳香族ヒ
ドロキシモノカルボン酸は、モノヒドロキシ化合物で
も、ジヒドロキシ化合物でもよく、従って、このような
芳香族ヒドロキシモノカルボン酸としては、例えば、サ
リチル酸、3−ヒドロキシ安息香酸、4−ヒドロキシ安
息香酸、3−メチルサリチル酸、3,5−ジ−tert. −ブ
チルサリチル酸、3,5−ジ−tert. −ブチル−4−ヒド
ロキシ安息香酸酸、2,4−ジヒドロキシ安息香酸等を挙
げることができる。
基を芳香環上に置換基として有していてもよい芳香族ヒ
ドロキシモノカルボン酸は、モノヒドロキシ化合物で
も、ジヒドロキシ化合物でもよく、従って、このような
芳香族ヒドロキシモノカルボン酸としては、例えば、サ
リチル酸、3−ヒドロキシ安息香酸、4−ヒドロキシ安
息香酸、3−メチルサリチル酸、3,5−ジ−tert. −ブ
チルサリチル酸、3,5−ジ−tert. −ブチル−4−ヒド
ロキシ安息香酸酸、2,4−ジヒドロキシ安息香酸等を挙
げることができる。
【0015】少なくとも1つの炭素数1〜20のアルキ
ル基を芳香環上に置換基として有していてもよい芳香脂
肪族ヒドロキシモノカルボン酸としては、例えば、3,4
−ジヒドロキシフェニル酢酸、5−tert. −ブチル−3
−メチル−4−ヒドロキシフェニル酢酸、3−(5−te
rt. −ブチル−3−メチル−4−ヒドロキシフェニル)
プロピオン酸、3,4−ジヒドロキシフェニル桂皮酸、ヒ
ドロキシフェニルステアリン酸(日本油脂(株)製ノバ
アシッドP)等を挙げることができる。
ル基を芳香環上に置換基として有していてもよい芳香脂
肪族ヒドロキシモノカルボン酸としては、例えば、3,4
−ジヒドロキシフェニル酢酸、5−tert. −ブチル−3
−メチル−4−ヒドロキシフェニル酢酸、3−(5−te
rt. −ブチル−3−メチル−4−ヒドロキシフェニル)
プロピオン酸、3,4−ジヒドロキシフェニル桂皮酸、ヒ
ドロキシフェニルステアリン酸(日本油脂(株)製ノバ
アシッドP)等を挙げることができる。
【0016】本発明によるこのような含ホウ素有機カル
ボン酸亜鉛塩は、特公昭63−17292号公報に記載
されている含ホウ素有機カルボン酸コバルト塩の製造に
準じて、同様にして、下記の反応式に従って製造するこ
とができる。
ボン酸亜鉛塩は、特公昭63−17292号公報に記載
されている含ホウ素有機カルボン酸コバルト塩の製造に
準じて、同様にして、下記の反応式に従って製造するこ
とができる。
【0017】
【化4】
【0018】(式中、X、Y及びZは前記と同じであ
り、R1は炭素数3以下の低級脂肪族カルボン酸残基を示
し、R2は炭素数4以下の低級アルキル基を示す。)
り、R1は炭素数3以下の低級脂肪族カルボン酸残基を示
し、R2は炭素数4以下の低級アルキル基を示す。)
【0019】即ち、反応において副生し、式(3)で表
わされるエステル化合物を常圧又は減圧下に留去させな
がら、式(1)で表わされる有機モノカルボン酸亜鉛塩
(混合物)を式(2)で表わされる有機ホウ酸エステル
と温度100〜200℃にて反応させることによって、
目的物を式(I)で表わされる化合物として得ることが
できる。上記有機ホウ酸エステルとしては、例えば、ア
ルキルオルトボレート又はアルキルメタボレート等が好
ましく用いられる。
わされるエステル化合物を常圧又は減圧下に留去させな
がら、式(1)で表わされる有機モノカルボン酸亜鉛塩
(混合物)を式(2)で表わされる有機ホウ酸エステル
と温度100〜200℃にて反応させることによって、
目的物を式(I)で表わされる化合物として得ることが
できる。上記有機ホウ酸エステルとしては、例えば、ア
ルキルオルトボレート又はアルキルメタボレート等が好
ましく用いられる。
【0020】上記反応において、反応を完結させるに
は、その最終段階において、反応温度を220〜230
℃程度の高温にするのが好ましいが、しかし、攪拌が十
分であるときは、200℃以下の温度であっても、反応
は完結する。他方、目的とする反応生成物によっては、
反応中、攪拌が困難になる場合があるので、そのような
場合には、高沸点炭化水素溶剤、例えば、種々の芳香族
系溶剤(エクソン社製の「ソルベッソ200」、丸善石
油化学社製の「スワゾール1800」、日本石油洗剤
(株)製の「アルケンL」等)やナフテン系溶剤を反応
系に加えてもよい。
は、その最終段階において、反応温度を220〜230
℃程度の高温にするのが好ましいが、しかし、攪拌が十
分であるときは、200℃以下の温度であっても、反応
は完結する。他方、目的とする反応生成物によっては、
反応中、攪拌が困難になる場合があるので、そのような
場合には、高沸点炭化水素溶剤、例えば、種々の芳香族
系溶剤(エクソン社製の「ソルベッソ200」、丸善石
油化学社製の「スワゾール1800」、日本石油洗剤
(株)製の「アルケンL」等)やナフテン系溶剤を反応
系に加えてもよい。
【0021】上記のそれぞれの有機モノカルボン酸亜鉛
塩は、低級有機モノカルボン酸とX、Y又はZの酸基を
形成する高級カルボン酸とを有機溶剤中に溶解させ、攪
拌しながら、亜鉛の水酸化物又は酸化物を加えて、生成
水を留去しながら、温度100〜170℃で反応させる
ことによって得ることができる。
塩は、低級有機モノカルボン酸とX、Y又はZの酸基を
形成する高級カルボン酸とを有機溶剤中に溶解させ、攪
拌しながら、亜鉛の水酸化物又は酸化物を加えて、生成
水を留去しながら、温度100〜170℃で反応させる
ことによって得ることができる。
【0022】本発明による含ホウ素有機カルボン酸亜鉛
塩の別の製造方法として、例えば、前記式(1)で表わ
される有機モノカルボン酸亜鉛塩(混合物)にホウ酸と
低級アルコールとを加え、生成する水を留去しながら、
温度100〜160℃で反応させてもよい。
塩の別の製造方法として、例えば、前記式(1)で表わ
される有機モノカルボン酸亜鉛塩(混合物)にホウ酸と
低級アルコールとを加え、生成する水を留去しながら、
温度100〜160℃で反応させてもよい。
【0023】本発明によるこのような酸化防止剤は、単
独で、又は2種以上の混合物として用いられる。また、
従来より知られている酸化防止剤と併用することもでき
る。
独で、又は2種以上の混合物として用いられる。また、
従来より知られている酸化防止剤と併用することもでき
る。
【0024】本発明による酸化防止剤は、特に、天然ゴ
ム及びジエン系合成ゴムの酸化防止剤として有用であ
る。上記ジエン系合成ゴムとしては、例えば、1,3−ブ
タジエン、イソプレン、1,3−ペンタジエン、クロロプ
レン等のジエン系単量体の単独重合体ゴムや共重合体ゴ
ムを挙げることができる。また、これら重合体ゴムは、
上記ジエン系単量体と共重合可能な他の単量体、例えば
エチレン、プロピレン、スチレン等のα−オレフィン系
炭化水素、アクリロニトリル、メタクリロニトリル等の
不飽和ニトリル、アクリル酸、メタクリル酸、アクリル
酸エステル、メタクリル酸エステル等の(メタ)アクリ
ル酸及びその誘導体を共重合成分として含んでいてもよ
い。
ム及びジエン系合成ゴムの酸化防止剤として有用であ
る。上記ジエン系合成ゴムとしては、例えば、1,3−ブ
タジエン、イソプレン、1,3−ペンタジエン、クロロプ
レン等のジエン系単量体の単独重合体ゴムや共重合体ゴ
ムを挙げることができる。また、これら重合体ゴムは、
上記ジエン系単量体と共重合可能な他の単量体、例えば
エチレン、プロピレン、スチレン等のα−オレフィン系
炭化水素、アクリロニトリル、メタクリロニトリル等の
不飽和ニトリル、アクリル酸、メタクリル酸、アクリル
酸エステル、メタクリル酸エステル等の(メタ)アクリ
ル酸及びその誘導体を共重合成分として含んでいてもよ
い。
【0025】しかしながら、本発明による酸化防止剤
は、特に、天然ゴム、イソプレンゴム、ブタジエンゴ
ム、スチレン/ブタジエンゴム(SBR)、クロロプレ
ンゴム等に好適である。
は、特に、天然ゴム、イソプレンゴム、ブタジエンゴ
ム、スチレン/ブタジエンゴム(SBR)、クロロプレ
ンゴム等に好適である。
【0026】本発明によるゴム組成物は、酸化防止剤と
して、上記一般式で表わされる含ホウ素有機カルボン酸
亜鉛塩を含む上述したようなゴムの組成物であって、特
に、耐熱老化にすぐれる。
して、上記一般式で表わされる含ホウ素有機カルボン酸
亜鉛塩を含む上述したようなゴムの組成物であって、特
に、耐熱老化にすぐれる。
【0027】本発明によるゴム組成物は、このような含
ホウ素有機カルボン酸亜鉛塩からなる酸化防止剤をゴム
100重量部に対して0.01〜5重量部、好ましくは、
0.1〜3重量部の範囲で含む。上記含ホウ素有機カルボ
ン酸亜鉛塩は、そのままにてゴムに配合してもよいが、
必要に応じて、前記高沸点炭化水素溶剤に溶解し、溶液
として、ゴムに配合してもよい。
ホウ素有機カルボン酸亜鉛塩からなる酸化防止剤をゴム
100重量部に対して0.01〜5重量部、好ましくは、
0.1〜3重量部の範囲で含む。上記含ホウ素有機カルボ
ン酸亜鉛塩は、そのままにてゴムに配合してもよいが、
必要に応じて、前記高沸点炭化水素溶剤に溶解し、溶液
として、ゴムに配合してもよい。
【0028】本発明によるゴム組成物は、通常のゴム薬
品のほか、補強剤、充填剤等の種々の添加剤を含んでい
てもよい。そのようなゴム薬品として、例えば、イオウ
等の加硫剤、酸化亜鉛、酸化マグネシウム等の促進活性
剤、加硫促進剤、通常の老化防止剤、軟化剤、着色剤等
を例示することができる。
品のほか、補強剤、充填剤等の種々の添加剤を含んでい
てもよい。そのようなゴム薬品として、例えば、イオウ
等の加硫剤、酸化亜鉛、酸化マグネシウム等の促進活性
剤、加硫促進剤、通常の老化防止剤、軟化剤、着色剤等
を例示することができる。
【0029】
【発明の効果】本発明による酸化防止剤は、フェノール
系の酸化防止剤に比べて、酸化防止能が高く、しかも、
アミン系と異なって非汚染性であるえに、加水分解に対
して安定である。従って、このような酸化防止剤を配合
したゴム組成物は、従来のゴム組成物に比べて、耐熱老
化性が改善されており、しかも、満足すべき非汚染性を
も有する。
系の酸化防止剤に比べて、酸化防止能が高く、しかも、
アミン系と異なって非汚染性であるえに、加水分解に対
して安定である。従って、このような酸化防止剤を配合
したゴム組成物は、従来のゴム組成物に比べて、耐熱老
化性が改善されており、しかも、満足すべき非汚染性を
も有する。
【0030】例えば、本発明による酸化防止剤を配合し
たゴム組成物は、酸化劣化による硬化が少なく、白色又
は淡色系ゴムについても、その混練工程や加硫工程にお
いて変色することがない、また、ゴム単体で保管すると
きや、或いは製品として保管するときにも、酸化劣化に
よる変色が有効に防止される。
たゴム組成物は、酸化劣化による硬化が少なく、白色又
は淡色系ゴムについても、その混練工程や加硫工程にお
いて変色することがない、また、ゴム単体で保管すると
きや、或いは製品として保管するときにも、酸化劣化に
よる変色が有効に防止される。
【0031】
【実施例】以下に本発明による酸化防止剤の製造例及び
本発明の実施例を挙げるが、本発明はこれら実施例によ
り何ら限定されるものではない。
本発明の実施例を挙げるが、本発明はこれら実施例によ
り何ら限定されるものではない。
【0032】以下の実施例又は比較例で用いた酸化防止
剤の略号は次のものを示す。括弧内の元素分析値は理論
値を示す。 MBMTBP:2,2'−メチレンビス(4−メチル−6−
tert. −ブチルフェノール)、白色乃至灰白色粉末、融
点120℃以上 CZB−L8 −Zn:(C7 H15COO−Zn−O)3
B(C7 H15COO−は2−エチルヘキサン酸残基を示
す。)、淡黄色飴状、50%芳香族炭化水素溶液として
使用 CZB−L10−Zn:(C9 H19COO−Zn−O)3
B(C9 H19COO−はバーサチック酸残基を示
す。)、Zn23.2%(25.5%)、B1.4%(1.40
%)、淡黄色飴状、50%芳香族炭化水素溶液として、
ゴムへの配合に使用
剤の略号は次のものを示す。括弧内の元素分析値は理論
値を示す。 MBMTBP:2,2'−メチレンビス(4−メチル−6−
tert. −ブチルフェノール)、白色乃至灰白色粉末、融
点120℃以上 CZB−L8 −Zn:(C7 H15COO−Zn−O)3
B(C7 H15COO−は2−エチルヘキサン酸残基を示
す。)、淡黄色飴状、50%芳香族炭化水素溶液として
使用 CZB−L10−Zn:(C9 H19COO−Zn−O)3
B(C9 H19COO−はバーサチック酸残基を示
す。)、Zn23.2%(25.5%)、B1.4%(1.40
%)、淡黄色飴状、50%芳香族炭化水素溶液として、
ゴムへの配合に使用
【0033】CZB−BBA−Zn:(C4 H9 −C6
H4 COO−Zn−O)3 B(C4 H9 −C6 H4 CO
O−はp−tert. −ブチル安息香酸残基を示す。)、淡
黄色粉末、融点125〜137℃、Zn22.5%(24.
9%)、B1.1%(1.3%)、C49.6%(50.4
%)、H6.4%(5.0%)
H4 COO−Zn−O)3 B(C4 H9 −C6 H4 CO
O−はp−tert. −ブチル安息香酸残基を示す。)、淡
黄色粉末、融点125〜137℃、Zn22.5%(24.
9%)、B1.1%(1.3%)、C49.6%(50.4
%)、H6.4%(5.0%)
【0034】FA−Zn:(FA−Zn−O)3 B(F
Aはトールロジン残基を示す。)、淡黄色、融点132
〜145℃ BDHBA−Zn:((OH)2 C6 H3 COO−Zn
−O)3 B((OH)2C6 H3 COO−は2,4−ジヒ
ドロキシ安息香酸残基を示す。)、白色粉末、融点30
0℃以上 BPHBA−Zn:((OH)C6 H4 COO−Zn−
O)3 B((OH)C6H4 COO−はp−ヒドロキシ
安息香酸残基を示す。)、白色粉末、融点300℃以上
Aはトールロジン残基を示す。)、淡黄色、融点132
〜145℃ BDHBA−Zn:((OH)2 C6 H3 COO−Zn
−O)3 B((OH)2C6 H3 COO−は2,4−ジヒ
ドロキシ安息香酸残基を示す。)、白色粉末、融点30
0℃以上 BPHBA−Zn:((OH)C6 H4 COO−Zn−
O)3 B((OH)C6H4 COO−はp−ヒドロキシ
安息香酸残基を示す。)、白色粉末、融点300℃以上
【0035】製造例1(CZB−L8 −Znの製造) 攪拌棒、温度計及び水分離器を備えた還流冷却器を有す
る4つ口フラスコに2−エチルヘキサン酸148.5g
(1.03モル)、プロピオン酸74.1g(1.00モル)
及びトルエン55gを仕込み、攪拌しながら昇温して、
50℃になったとき、亜鉛華81.4g(1.00モル)を
約10分間を要して添加した。亜鉛華の添加終了後、反
応混合物を96℃に加熱し、トルエンと共に生成水を留
去させながら、更に、最終的に135℃まで加熱して、
ほぼ理論量の水を留去した。この後、温度140℃、圧
力55mmHgの減圧下にトルエンを回収した。
る4つ口フラスコに2−エチルヘキサン酸148.5g
(1.03モル)、プロピオン酸74.1g(1.00モル)
及びトルエン55gを仕込み、攪拌しながら昇温して、
50℃になったとき、亜鉛華81.4g(1.00モル)を
約10分間を要して添加した。亜鉛華の添加終了後、反
応混合物を96℃に加熱し、トルエンと共に生成水を留
去させながら、更に、最終的に135℃まで加熱して、
ほぼ理論量の水を留去した。この後、温度140℃、圧
力55mmHgの減圧下にトルエンを回収した。
【0036】次に、反応混合物を常温に戻し、ブタノー
ル80gを加え、更に、反応混合物の温度が90℃に達
した後、ブタノール36.7gに含浸させたホウ酸21.6
gを添加した。その後、約110℃まで昇温し、その温
度で1.5時間保持して、ホウ酸エステルを生成させ、そ
の間、副生する水と未反応ブタノールとを回収した。更
に、ホウ酸エステルの生成を完結するために、ブタノー
ル20gを加え、徐々に昇温した。ガスクロマトグラフ
イーにて135℃以上でプロピオン酸ブチルが生成して
くることを確認してから、最終的に190℃まで加熱し
て、未反応ブタノールとプロピオン酸ブチルを除去し
て、反応を完結させた。この後、温度190℃、圧力1
2mmHgの減圧下に蒸留して、プロピオン酸ブチルを完
全に除去した。
ル80gを加え、更に、反応混合物の温度が90℃に達
した後、ブタノール36.7gに含浸させたホウ酸21.6
gを添加した。その後、約110℃まで昇温し、その温
度で1.5時間保持して、ホウ酸エステルを生成させ、そ
の間、副生する水と未反応ブタノールとを回収した。更
に、ホウ酸エステルの生成を完結するために、ブタノー
ル20gを加え、徐々に昇温した。ガスクロマトグラフ
イーにて135℃以上でプロピオン酸ブチルが生成して
くることを確認してから、最終的に190℃まで加熱し
て、未反応ブタノールとプロピオン酸ブチルを除去し
て、反応を完結させた。この後、温度190℃、圧力1
2mmHgの減圧下に蒸留して、プロピオン酸ブチルを完
全に除去した。
【0037】このようにして得られた反応生成物を芳香
族炭化水素溶剤(日本石油洗剤(株)製のアルケンL)
で希釈し、冷却した後、濾過し、次いで、50%溶液と
して、ゴム配合に用いた。得られた反応生成物は545
gであった。その亜鉛含有量は12.0%、ホウ素量は0.
77%であった。
族炭化水素溶剤(日本石油洗剤(株)製のアルケンL)
で希釈し、冷却した後、濾過し、次いで、50%溶液と
して、ゴム配合に用いた。得られた反応生成物は545
gであった。その亜鉛含有量は12.0%、ホウ素量は0.
77%であった。
【0038】製造例2(CZB−L10−Znの製造) プロピオン酸50.6g、バーサチック酸120g及びト
ルエン60gを混合し、室温下に数分間攪拌した後、昇
温しながら、これに亜鉛華54.4gを約10分間を要し
て添加した。亜鉛華の添加終了後、反応混合物を100
℃まで加熱し、生成水を留去させながら、更に、最終的
に150℃まで加熱して、ほぼ理論量の水を留去した。
次いで、減圧下に未反応カルボン酸及び溶剤を回収し
た。
ルエン60gを混合し、室温下に数分間攪拌した後、昇
温しながら、これに亜鉛華54.4gを約10分間を要し
て添加した。亜鉛華の添加終了後、反応混合物を100
℃まで加熱し、生成水を留去させながら、更に、最終的
に150℃まで加熱して、ほぼ理論量の水を留去した。
次いで、減圧下に未反応カルボン酸及び溶剤を回収し
た。
【0039】次に、このようにして得られた反応生成物
196gを100℃まで冷却し、オルトホウ酸ブチル5
3.2gを加え、更に、2時間を要して内温度を150℃
まで上昇させ、副生するプロピオン酸ブチルを留去しつ
つ、反応させた。最終的に200℃まで加熱し、減圧下
にプロピオン酸ブチルが留出しなくなるまで反応を続
け、淡黄色の飴状の反応生成物を得た(収量179.8
g)。副生したプロピオン酸ブチルの回収量は89gで
あった。また、反応生成物の亜鉛含有量は23.2%であ
った。芳香族炭化水素溶剤(丸善石油化学社のスワゾー
ル1800)に溶解して、50%溶液として、ゴム配合
に用いた。
196gを100℃まで冷却し、オルトホウ酸ブチル5
3.2gを加え、更に、2時間を要して内温度を150℃
まで上昇させ、副生するプロピオン酸ブチルを留去しつ
つ、反応させた。最終的に200℃まで加熱し、減圧下
にプロピオン酸ブチルが留出しなくなるまで反応を続
け、淡黄色の飴状の反応生成物を得た(収量179.8
g)。副生したプロピオン酸ブチルの回収量は89gで
あった。また、反応生成物の亜鉛含有量は23.2%であ
った。芳香族炭化水素溶剤(丸善石油化学社のスワゾー
ル1800)に溶解して、50%溶液として、ゴム配合
に用いた。
【0040】製造例3(CZB−BBA−Znの製造) プロピオン酸50.5g、p−t−ブチル安息香酸123.
5g及びトルエン120gを混合し、45℃に昇温した
後、これに亜鉛華54.3gを添加した。以下、製造例1
と同様にして、カルボン酸亜鉛を得た。このカルボン酸
亜鉛192gにブタノール53.0gを加え、105℃ま
で温度を下げ、次いで、ホウ酸トリ−n−ブチル52.0
gを加え、そのままの温度で1時間反応させた。次に、
徐々に昇温させながら、水と未反応ブタノールとを回収
しつつ、反応を続けた。更に、副生するエステル化合物
を回収しながら、190℃まで昇温した。更に、反応を
完結させるために、最終的に10mmHgまで減圧にした
後、冷却すると、淡黄色の固体の反応生成物を得た(収
量180g)。反応生成物の亜鉛含有量は22.5%であ
った。これをそのまま、ゴム配合に用いた。
5g及びトルエン120gを混合し、45℃に昇温した
後、これに亜鉛華54.3gを添加した。以下、製造例1
と同様にして、カルボン酸亜鉛を得た。このカルボン酸
亜鉛192gにブタノール53.0gを加え、105℃ま
で温度を下げ、次いで、ホウ酸トリ−n−ブチル52.0
gを加え、そのままの温度で1時間反応させた。次に、
徐々に昇温させながら、水と未反応ブタノールとを回収
しつつ、反応を続けた。更に、副生するエステル化合物
を回収しながら、190℃まで昇温した。更に、反応を
完結させるために、最終的に10mmHgまで減圧にした
後、冷却すると、淡黄色の固体の反応生成物を得た(収
量180g)。反応生成物の亜鉛含有量は22.5%であ
った。これをそのまま、ゴム配合に用いた。
【0041】製造例4(FA−Znの製造) 製造例3と同様にして、トールロジン51.6g、プロピ
オン酸11.2g及び亜鉛華12.2gを用いてカルボン酸
亜鉛塩を得、更に、ホウ酸トリn−ブチル16.9gを含
むn−ブタノールを添加し、同様に反応させ、最終的に
230℃まで昇温して反応を完結させた。
オン酸11.2g及び亜鉛華12.2gを用いてカルボン酸
亜鉛塩を得、更に、ホウ酸トリn−ブチル16.9gを含
むn−ブタノールを添加し、同様に反応させ、最終的に
230℃まで昇温して反応を完結させた。
【0042】反応終了後、100℃まで冷却し、ブタノ
ール63gを加え、反応生成物を完全に溶解させた後、
室温まで冷却し、メタノール126gを加えた。この
際、メタノールは一度に加えず、滴下漏斗から沈殿物が
徐々に生成するように加えた。得られた沈殿物を濾過
し、減圧下に乾燥して、FA−Zn58.9g(収率93.
5%)を得た。反応生成物の亜鉛量は14.5%(理論値
15.6%)、ホウ素量0.68%(理論値0.86%)であ
った。これをそのまま、ゴム配合に用いた。
ール63gを加え、反応生成物を完全に溶解させた後、
室温まで冷却し、メタノール126gを加えた。この
際、メタノールは一度に加えず、滴下漏斗から沈殿物が
徐々に生成するように加えた。得られた沈殿物を濾過
し、減圧下に乾燥して、FA−Zn58.9g(収率93.
5%)を得た。反応生成物の亜鉛量は14.5%(理論値
15.6%)、ホウ素量0.68%(理論値0.86%)であ
った。これをそのまま、ゴム配合に用いた。
【0043】実施例1 天然ゴムの配合物として、次のもの(重量部)を調製
し、ロール表面温度50±5℃で混練し、160℃で1
0分間加硫した。
し、ロール表面温度50±5℃で混練し、160℃で1
0分間加硫した。
【0044】 天然ゴム 100重量部 亜鉛華 5 ステアリン酸 1 HAFカーボン 40 ジベンゾチアジルジスルフィド(DM、加硫促進剤) 1 1,3−ジフェニルグアニジン(D、加硫促進剤) 0.2 イオウ 1.5 酸化防止剤 (表1に記載のとおり)
【0045】このようにして得た加硫ゴムについて、J
IS K−6301に規定されている方法に従って、耐
熱老化性試験を行ない、熱老化後の硬さ変化、引張強さ
変化率及び伸び変化率を調べた。硬さ変化=熱老化後の
硬さ−熱老化前の硬さにて定義され、変化率=〔(熱老
化後の値−熱老化前の値)/熱老化前の値)〕×100
(%)にて定義される。
IS K−6301に規定されている方法に従って、耐
熱老化性試験を行ない、熱老化後の硬さ変化、引張強さ
変化率及び伸び変化率を調べた。硬さ変化=熱老化後の
硬さ−熱老化前の硬さにて定義され、変化率=〔(熱老
化後の値−熱老化前の値)/熱老化前の値)〕×100
(%)にて定義される。
【0046】結果を表1に示す。
【0047】
【表1】
【0048】実施例2 SBRゴムの白色配合物として、次のもの(重量部)を
調製し、ロール表面温度50±5℃で混練し、160℃
で10分間加硫した。 SBR−1502 100重量部 ステアリン酸 1 亜鉛華 5 ジベンゾチアジルジスルフィド(DM、加硫促進剤) 1 テララメチルチウラムモノスルフィド(TS、加硫促進剤) 0.5 ジエチレングリコール 1 軟化剤 10 イオウ 2 シリカ 10 炭酸カルシウム 40 白色充填剤 20 酸化防止剤 (表2に記載のとおり)
調製し、ロール表面温度50±5℃で混練し、160℃
で10分間加硫した。 SBR−1502 100重量部 ステアリン酸 1 亜鉛華 5 ジベンゾチアジルジスルフィド(DM、加硫促進剤) 1 テララメチルチウラムモノスルフィド(TS、加硫促進剤) 0.5 ジエチレングリコール 1 軟化剤 10 イオウ 2 シリカ 10 炭酸カルシウム 40 白色充填剤 20 酸化防止剤 (表2に記載のとおり)
【0049】このようにして得た加硫ゴムについて、実
施例1と同様にして、JIS K−6301に規定され
ている方法に従って、耐熱老化性試験を行ない、熱老化
後の硬さ変化、引張強さ変化率及び伸び変化率を調べ
た。結果を表2に示す。また、熱老化後、加硫ゴムに着
色はなかった。
施例1と同様にして、JIS K−6301に規定され
ている方法に従って、耐熱老化性試験を行ない、熱老化
後の硬さ変化、引張強さ変化率及び伸び変化率を調べ
た。結果を表2に示す。また、熱老化後、加硫ゴムに着
色はなかった。
【0050】
【表2】
Claims (4)
- 【請求項1】一般式(I) 【化1】 (式中、X、Y及びZは、それぞれ独立に、有機モノカ
ルボン酸残基を示す。)で表わされる含ホウ素有機カル
ボン酸亜鉛塩からなることを特徴とするゴム用酸化防止
剤。 - 【請求項2】有機モノカルボン酸残基が樹脂酸残基、炭
素数8〜24の脂肪族モノカルボン酸残基、少なくとも
1つの炭素数1〜4のアルキル基を有していてもよい芳
香族モノカルボン酸残基、少なくとも1つの炭素数1〜
4のアルキル基を有していてもよい芳香族ヒドロキシモ
ノカルボン酸残基、少なくとも1つの炭素数1〜4のア
ルキル基を有していてもよい芳香脂肪族モノカルボン酸
残基、少なくとも1つの炭素数1〜20のアルキル基を
有していてもよい芳香脂肪族ヒドロキシモノカルボン酸
残基又は複素環族モノカルボン酸残基である請求項1記
載のゴム用酸化防止剤。 - 【請求項3】酸化防止剤として、一般式(I) 【化2】 (式中、X、Y及びZは、それぞれ独立に、有機モノカ
ルボン酸残基を示す。)で表わされる含ホウ素有機カル
ボン酸亜鉛塩を含むことを特徴とするゴム組成物。 - 【請求項4】有機モノカルボン酸残基が樹脂酸残基、炭
素数8〜24の脂肪族モノカルボン酸残基、少なくとも
1つの炭素数1〜4のアルキル基を有していてもよい芳
香族モノカルボン酸残基、少なくとも1つの炭素数1〜
4のアルキル基を有していてもよい芳香族ヒドロキシモ
ノカルボン酸残基、少なくとも1つの炭素数1〜4のア
ルキル基を有していてもよい芳香脂肪族モノカルボン酸
残基、少なくとも1つの炭素数1〜20のアルキル基を
有していてもよい芳香脂肪族ヒドロキシモノカルボン酸
残基又は複素環族モノカルボン酸残基である請求項3記
載のゴム組成物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22182594A JPH0885739A (ja) | 1994-09-16 | 1994-09-16 | ゴム用酸化防止剤及びゴム組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22182594A JPH0885739A (ja) | 1994-09-16 | 1994-09-16 | ゴム用酸化防止剤及びゴム組成物 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0885739A true JPH0885739A (ja) | 1996-04-02 |
Family
ID=16772785
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP22182594A Pending JPH0885739A (ja) | 1994-09-16 | 1994-09-16 | ゴム用酸化防止剤及びゴム組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0885739A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2021054976A (ja) * | 2019-09-30 | 2021-04-08 | 株式会社ブリヂストン | ゴム組成物、複合体、ホース、コンベヤベルト、クローラおよびタイヤ |
-
1994
- 1994-09-16 JP JP22182594A patent/JPH0885739A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2021054976A (ja) * | 2019-09-30 | 2021-04-08 | 株式会社ブリヂストン | ゴム組成物、複合体、ホース、コンベヤベルト、クローラおよびタイヤ |
| WO2021065245A1 (ja) * | 2019-09-30 | 2021-04-08 | 株式会社ブリヂストン | ゴム組成物、複合体、ホース、コンベヤベルト、クローラおよびタイヤ |
| CN114450338A (zh) * | 2019-09-30 | 2022-05-06 | 株式会社普利司通 | 橡胶组合物、复合体、软管、输送带、履带和轮胎 |
| US20220340737A1 (en) * | 2019-09-30 | 2022-10-27 | Bridgestone Corporation | Rubber composition, composite, hose, conveyor belt, crawler, and tire |
| CN114450338B (zh) * | 2019-09-30 | 2024-02-02 | 株式会社普利司通 | 橡胶组合物、复合体、软管、输送带、履带和轮胎 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US9493599B2 (en) | Modified polymer | |
| US7902280B2 (en) | Liquid styrenated phenolic compositions and processes for forming same | |
| WO2009009481A2 (en) | Liquid styrenated phenolic compositions and processes for forming same | |
| US6525121B1 (en) | Rubber composition | |
| TW201615645A (zh) | 橡膠與金屬的接著促進劑、橡膠組成物及輪胎 | |
| EP0585717B1 (en) | Rubber compounds containing alkyl (C18) esters of a mixture of fatty acids | |
| JP3323279B2 (ja) | スチールコード接着用ゴム組成物 | |
| JP5379023B2 (ja) | スチレン化−p−クレゾールを用いるポリマーの安定化剤及びその製法 | |
| US5679813A (en) | Metal organic compounds and their use | |
| JPH0885739A (ja) | ゴム用酸化防止剤及びゴム組成物 | |
| JPH0576498B2 (ja) | ||
| KR100572688B1 (ko) | 고무 접착 촉진제 | |
| JP3323280B2 (ja) | スチールコード接着用ゴム組成物 | |
| JPH0711052A (ja) | ゴムとスチールコードの接着促進剤 | |
| US3909473A (en) | Cis-1,4-polyisoprene rubber composition having improved mechanical properties | |
| CN101595172B (zh) | 用苯乙烯化对甲酚稳定化聚合物的方法 | |
| JP5015143B2 (ja) | 有機酸の金属塩を含有するゴム組成物、加硫方法、加硫組成物及び物品 | |
| US3074900A (en) | Composition comprising a conjugated diene elastomer and phenol ether compounds and vulcanizate produced by heating same | |
| JP4704016B2 (ja) | ゴムと金属との接着促進剤、およびそれを含むゴム組成物 | |
| CN1878853A (zh) | 高碱性的金属碳酸盐/羧酸盐微乳状液及含有该微乳状液的含卤素聚合物 | |
| JPS6138214B2 (ja) | ||
| EP4209487A1 (en) | Phenothiazine derivative and acrylic rubber composition | |
| CN1671786A (zh) | 高碱性金属碳酸盐/羧酸盐微乳液和包括它的含卤素聚合物 | |
| CA1070702A (en) | Naphthofuranylnaphthol stabilizers | |
| TWI410452B (zh) | 包括新烷二醇亞磷酸酯之受阻胺光安定劑 |