JPH0886306A - ロックねじ - Google Patents

ロックねじ

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JPH0886306A
JPH0886306A JP22202794A JP22202794A JPH0886306A JP H0886306 A JPH0886306 A JP H0886306A JP 22202794 A JP22202794 A JP 22202794A JP 22202794 A JP22202794 A JP 22202794A JP H0886306 A JPH0886306 A JP H0886306A
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JP
Japan
Prior art keywords
screw
thread
wood
lead angle
screw thread
Prior art date
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Pending
Application number
JP22202794A
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English (en)
Inventor
Noboru Oba
昇 大場
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KOKUBU KK
Original Assignee
KOKUBU KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 軸部の緩み方向への回転が阻止でき、苛酷な
使用環境でも締結部材の緩みを防止できるロックねじを
提供する。 【構成】 軸部(2)の外周に第1のリード角でもって形
成された第1のねじ山(3)と、軸部(2)の外周に第1の
ねじ山(3)と同じ旋回方向に上記第1のリード角と異な
る第2のリード角でもって第1のねじ山(3)よりも低い
高さで形成され、第1のねじ山(3)に交差する第2のね
じ山(4,4')を備えたロックねじ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、締結後の緩みを防止で
きる木ねじやドリルねじなどのロックねじに関する。
【0002】
【従来の技術】重ね合わせた部材にねじ込んで両部材を
締結するねじとして、例えば木材の締結に用いられる木
ねじがある。この木ねじは、図3に示すように、ねじ回
し用の十字穴(図示せず)を端面に有する皿状の頭部31
と、この頭部31から先細に延びる円錐状の軸部32
と、この軸部32の外周に右ねじ方向に1条で形成され
たねじ山33からなる。そして、この木ねじの軸部32
の尖端を、例えば重ねた木片の表面に突き刺し、ねじ回
しで頭部31の十字穴を介して軸部32を右ねじ方向に
回転させると、テーパ状のねじ山33が螺旋溝を切りつ
つ、軸部32が木片に侵入していき、軸部32全体が重
ねられた木片にねじ込まれて締め付けられると、両木片
が締結される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
木ねじは、通常の木ねじがそうであるように、軸部32
の外周にテーパ状で1条のねじ山33が設けられている
だけである。そのため、締結された木材等に常時大きな
振動が加わる場合や、締結された両木材等の熱膨張率に
大差があり,かつ頻繁な周囲温度の変化を受けるような
場合は、ねじ山33とこのねじ山が締結時に木材等に切
ったねじ溝との密着が緩んで、振動や温度変化の累積に
より木ねじが左ねじ方向に回って締結が緩むという問題
がある。
【0004】そこで、本発明の目的は、ねじ込みにより
部材の締結を行なう木ねじやドリルねじ等の軸部外周に
設けられるねじ山を工夫することによって、軸部の緩み
方向への回転が阻止でき、苛酷な使用環境でも締結部材
の緩みを防止することができるロックねじを提供するこ
とにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明のロックねじは、軸の外周に第1のリード角
でもって形成された第1のねじ山と、上記軸の外周に上
記第1のねじ山と同じ旋回方向に上記第1のリード角と
異なる第2のリード角でもって上記第1のねじ山よりも
低い高さで形成され、上記第1のねじ山に交差する第2
のねじ山を備えたことを特徴とする。
【0006】
【作用】ロックねじの軸の外周には、第1のリード角を
もつ第1のねじ山と、上記第1のリード角と異なる第2
のリード角をもち第1のねじ山よりも低い第2のねじ山
とが、同じ旋回方向に形成されている。従って、第1の
ねじ山を螺旋に沿って頭部から尖端へ辿ると、この第1
のねじ山に所定間隔で第2のねじ山が交差し、両ねじ山
の交差角は、第2のリード角が第1のリード角よりも小
さい場合でも、第1のねじ山の螺旋の頭部側から測ると
鋭角になる。ロックねじをねじ込み方向に回転させる
と、高い第1のねじ山が第1のリード角で深い螺旋溝を
切り,低い第2のねじ山が第2のリード角で浅い螺旋溝
を切りつつ被締結材に夫々食い込んで、ねじ軸が回転し
ながら被締結材に侵入するので、第2のリード角が第1
のリード角よりも小さくて,第1のねじ山の螺旋の尖端
側から測った両ねじ山の交差角が鋭角になる場合でも、
ねじ軸は円滑に被締結材に侵入し、ねじ軸全体がねじ込
まれて締め付けられると、締結が完了する。一方、被締
結材の振動等で締結後のロックねじが緩み方向に回転し
ようとすると、第1と第2のねじ山は、自らが夫々のリ
ード角で切った螺旋溝に密着するので、第1のねじ山だ
けの従来のタップねじに比べて緩み方向の回転に対する
抵抗力が大きい。また、鋭角をなす上記第1と第2のね
じ山の先細の交差部に被締結材の一部が押し込まれるの
で、ロックねじの緩み方向への回転が効果的に阻止され
る。したがって、被締結材が大きな振動や温度変化によ
る繰り返し応力を受けても、ロックねじで締結された被
締結材の緩みを防止することができる。
【0007】
【実施例】以下、本発明を図示の実施例により詳細に説
明する。図1(A)は、本発明のロックねじの一例である
木ねじを示しており、この木ねじは、ねじ回し用の十字
穴(図示せず)を端面に有する皿状の頭部1と、この頭部
1から円筒状に延び,先端が円錐状になった軸部2と、
この軸部2の外周に第1のリード角にて右ねじ方向に1
条で形成された第1のねじ山3と、上記軸部2の外周に
上記第1のリード角の2倍の第2のリード角にて第1の
ねじ山3よりも低い高さで右ねじ方向に2条で形成さ
れ,第1のねじ山3に半回転ごとに交差する第2のねじ
山4,4'で構成される。2条ねじである第2のねじ山
4,4'は、軸部2を軸線に直交する平面で切った場合、
円形断面の直径方向に対向する位置に現われるととも
に、図1(A)の平面図では、図示の如く交互に現われ
る。
【0008】図1(B)は、図1(A)に示した第1のねじ
山3と第2のねじ山4の交差部の概略拡大平面図であ
る。図1(B)に示すように、第1のリード角に対応する
緩い勾配で傾く高い第1のねじ山3に、第2のリード角
に対応する急な勾配で傾く低い第2のねじ山4が交差し
ており、第1のねじ山3の螺旋の尖端側Aから測った両
ねじ山3,4の交差角αは鈍角をなすが、第1のねじ山
3の頭部側Bから測った両ねじ山3,4の交差角βは鋭
角をなし、α,βは補角の関係にある。
【0009】上記構成の木ねじは、次のように作用す
る。木ねじの頭部1の端面の十字穴(図示せず)にねじ
回しの先端を嵌合し、重ねた木材などの被締結物の表面
に木ねじの尖端を押し付けて、軸部2を右ねじ方向に回
転させる。すると、軸部2の外周の第1; 第2のねじ山
3; 4,4'は、夫々第1のリード角で深い螺旋溝; 第1
のリード角の2倍の第2のリード角で浅い螺旋溝を切り
つつ木材に食い込み、軸部2が回転しながら木材内に侵
入し、頭部1が木材表面に達して所定トルクで締め付け
が終わると、両木材は完全に締結される。
【0010】こうして締結された両木材の使用時に、例
えば常時大きな振動が加わる場合や、両木材の熱膨張率
間に大差があり,かつ頻繁な周囲温度の変化がある場合
は、木ねじが、図1(A)の矢印Bおよび図1(B)のBで
示す緩み方向に回転しようとする。このとき、第1と第
2のねじ山3;4,4'は、自らが夫々のリード角で木材
に切った螺旋溝に密着するので、図3で述べた第1のね
じ山33だけをもつ従来の木ねじに比較して、木ねじの
緩み方向の回転に対して木材から加わる抵抗力が大き
い。この実施例では、第2のねじ山4,4'が、第1のね
じ山3の2倍のリード角をもち、かつ軸部の円形断面の
直径方向に互いに対向するように設けられているので、
上記抵抗力が大きくなるとともにその周方向分布がより
均一化するという利点がある。また、図1(B)に示す
ように、木ねじが、第1のねじ山3の螺旋の頭部側Bつ
まり緩み方向へ回転しようとするとき、第1と第2のね
じ山3,4の鋭角βをなす交差部Cに嵌まり込んでいる
木片は、この先細の閉じた交差部Cの押し込まれていく
ことになるので、木ねじの緩み方向への回転を効果的に
阻止する。従って、両木材が大きな振動や温度変化によ
る繰り返し応力を受けても、木ねじで締結された両木材
の緩みを防止することができる。
【0011】図2(A)は、本発明の他の実施例であるド
リルねじの平面図である。このドリルねじは、円筒状の
軸部12の先端に、鋼板などの被締結物を穿孔するドリ
ル刃15を設けた点を除いて、図1で述べた木ねじと同
じ構成であり、対応する部材には1桁目が同じの番号を
付して説明を省略する。上記ドリルねじは、図1の木ね
じと同様、軸部12の外周に第1のねじ山13と,2条
でこのねじ山より低い高さと2倍のリード角をもって第
1のねじ山13に交差する第2のねじ山14,14'を有
するとともに、軸部先端にドリル刃15を有する。従っ
て、ドリルねじの頭部11の端面の十字穴(図示せず)に
電動ドライバ等の先端を嵌合し、例えば重ねた鋼板の表
面にドリル刃15を押し付けて、軸部12を右ねじ方向
に回転させる。すると、ドリル刃15が、まず鋼板に孔
を穿ち、次に第1; 第2のねじ山13; 14,14'が、
夫々の深さとリード角で螺旋溝を切りつつ容易に鋼板に
食い込み、頭部11が鋼板表面に達するまで軸部12が
ねじ込まれると、両鋼板の締結が完了する。
【0012】こうして締結された両鋼板に、常時大きな
振動や温度変化による繰り返し応力が加わると、ドリル
ねじが緩み方向に回転しようとするが、第1のねじ山1
3のみならず第2のねじ山14,14'も、自ら切った螺
旋溝に密着するうえ、図1(B)で述べたと同様に、第
1,第2のねじ山の鋭角をなす交差部Cに鋼片が押し込
まれるので、ドリルねじの緩み方向への回転が効果的に
阻止され、両鋼板の緩みを防止することができる。
【0013】図2(B)は、本発明の他の実施例である硬
質木材用の木ねじを示す平面図である。この木ねじは、
円筒状の軸部22の尖端に、硬い木や節を切削する爪状
の突起26を設けた点を除いて、図1で述べた木ねじと
同じ構成であり、対応する部材には1桁目が同じの番号
を付して説明を省略する。したがって、軸部22の外周
の第1; 第2のねじ山23; 24,24'は、木ねじが、
例えば重ねられた木材に右ねじ方向にねじ込まれる際お
よび締結後に振動等を受けて左ねじ方向に緩もうとする
際、図1(B)で述べたと同様に作用するので、両木材の
緩みを防止することができる。なお、爪状の突起26
は、木ねじがねじ込まれるとき、初めに硬い木や節を切
削し,切屑を第1のねじ山23を伝って外部に排出し
て、第1; 第2のねじ山23; 24,24'の木材への食
い込みを容易にする。
【0014】上述の3つの実施例のロックねじについ
て、締結後の緩み方向の捩りに対する抵抗力を、これら
のねじをトルク計付きのねじ回しで左ねじ方向へ回わす
ことによって測定した。測定の結果、各ねじが緩み方向
に動き出すトルク値は、第1のねじ山のみをもつ同寸
法,同形状のねじにおける同様のトルク値の略1.5倍で
あることが確かめられ、本発明のロックねじが被締結物
の緩み防止に顕著な効果をもつことが明らかになった。
【0015】上記実施例では、大きな緩み抵抗力を得る
べく、低い第2のねじ山4,4'を2条とし、そのリード
角を第1のねじ山3のリード角の2倍としたが、本発明
の第2のねじ山は、1条ねじまたは3条ねじ以上であっ
てもよく、そのリード角も第1のねじ山のリード角と異
なれば足り、このようなロックねじでも、緩みに対する
上述と同様の作用,効果が得られる。例えば、第1のリ
ード角が第2のリード角より大きくて、高い第1のねじ
山3と低い第2のねじ山4の配置が図1(B)に示すもの
と逆になる場合、第1のねじ山の螺旋の尖端側から測っ
た両ねじ山の交差角は鋭角になるが、ねじ込みの際は、
両ねじ山が夫々のリード角で木材に食い込んで螺旋溝を
切っていくので、図1の実施例と同様に円滑にねじ込に
が行なわれる。また、第1のねじ山の螺旋の頭部側から
測った両ねじ山の交差角は図1(B)と同じく鋭角になる
ので、緩み方向の回転に対する抵抗力も、図1の実施例
と異ならない。
【0016】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明の
ロックねじは、軸の外周に第1のリード角でもって形成
された第1のねじ山と、上記軸の外周に上記第1のねじ
山と同じ旋回方向に上記第1のリード角と異なる第2の
リード角でもって上記第1のねじ山よりも低い高さで形
成され、上記第1のねじ山に交差する第2のねじ山を備
えているので、ロックねじが緩み方向に回転しようとす
ると、第1のねじ山のみならず第2のねじ山も自ら切っ
た被締結材の螺旋溝に密着するうえ、第1と第2のねじ
山で囲まれた鋭角の交差部に被締結材の一部が押し込ま
れて、緩み方向の回転が阻止されるから、被締結材に大
きな振動や繰り返し応力が加わる場合でも、被締結材の
緩みを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のロックねじの一例である木ねじの全
体およびねじ山交差部の拡大詳細を示す平面図である。
【図2】 本発明のロックねじの一例であるドリルねじ
および硬質木材用の木ねじを示す平面図である。
【図3】 従来の木ねじの平面図である。
【符号の説明】
1,14,24…頭部、2,12,22…軸部、3,13,2
3…第1のねじ山、4,4'; 14,14'; 24,24'…
第2のねじ山、15…ドリル刃、26…突起。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軸の外周に第1のリード角でもって形成
    された第1のねじ山と、上記軸の外周に上記第1のねじ
    山と同じ旋回方向に上記第1のリード角と異なる第2の
    リード角でもって上記第1のねじ山よりも低い高さで形
    成され、上記第1のねじ山に交差する第2のねじ山を備
    えたロックねじ。
JP22202794A 1994-09-16 1994-09-16 ロックねじ Pending JPH0886306A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22202794A JPH0886306A (ja) 1994-09-16 1994-09-16 ロックねじ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22202794A JPH0886306A (ja) 1994-09-16 1994-09-16 ロックねじ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0886306A true JPH0886306A (ja) 1996-04-02

Family

ID=16775950

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP22202794A Pending JPH0886306A (ja) 1994-09-16 1994-09-16 ロックねじ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0886306A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018080819A (ja) * 2016-11-18 2018-05-24 株式会社転造技術研究所 二重ねじ構成体
CN114424107A (zh) * 2019-06-05 2022-04-29 夏尔特银斯公司D.B.A.涡流光学 屈光度调节机构

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