JPH0886608A - 干渉計 - Google Patents
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Abstract
照ビームと測定ビームとの所定の方向へのずれ量の許容
値を従来より大きくする。 【構成】 レーザビームMを偏光ビームスプリッタ26
により参照ビームMR1及び測定ビームMM1に分け
て、それぞれ固定鏡28と偏光ビームスプリッタ26と
の間、及び移動鏡14と偏光ビームスプリッタ26との
間で2往復させた後、参照ビームMR2及び測定ビーム
MM2として取り出す。移動鏡14がX軸に平行な軸の
回りにのみ回転する場合、レーザビームMの断面形状を
Z方向に長い楕円状又は矩形状等の非対称な形状とす
る。
Description
計に関し、例えば半導体製造用の露光装置や精密測定器
のステージの移動量等を高精度に計測するために使用し
て好適なものである。
は、感光基板を高精度に位置決めするためのXYステー
ジが使用され、このXYステージの座標位置を高精度に
計測するためにレーザ干渉計が設けられている。また、
精密測定器や超精密な工作機械等においても、測定対象
物の位置決めを行うステージの座標位置を計測するため
にレーザ干渉計が備えられていることがある。
テージ装置を示し、この図12において、He−Neレ
ーザ光源等のレーザ光源1から射出された断面形状が円
形のレーザビームLが、偏光ビームスプリッタ2に入射
する。レーザビームLには、偏光方向が直交する2つの
偏光成分が混じっており、入射面に垂直な方向に偏光し
た成分、即ちS偏光成分が偏光ビームスプリッタ2によ
り反射されて、参照ビームLRとして1/4波長板3R
を介して固定鏡4に向かう。それら2つの偏光成分の間
に僅かな周波数差を付与するのが、ヘテロダイン干渉法
であり、周波数差を付与しないのがホモダイン法である
が、その何れでも使用できる。参照ビームLRは、参照
鏡4に反射された後、1/4波長板3Rを経てP偏光と
して偏光ビームスプリッタ2を透過して、検光子及び光
電変換素子を含むレシーバ7に入射する。
行な方向に偏光したP偏光成分は、偏光ビームスプリッ
タ2を透過して、測定ビームLMとして1/4波長板3
Mを介して移動鏡5に向かう。移動鏡5は、測定ビーム
LMの光軸に平行なY軸に沿って移動自在に構成された
ステージ6の一端に固定されている。移動鏡5に反射さ
れた測定ビームLMは、1/4波長板3Mを介してS偏
光として偏光ビームスプリッタ2に反射された後、参照
ビームLRとほぼ同軸にレシーバ7に入射する。レシー
バ7では、参照ビームLRと測定ビームLMとの干渉光
を光電変換することにより、例えば移動鏡5のY方向へ
の移動量に応じた計数パルスを生成し、この計数パルス
を積算することにより、移動鏡5のY軸に沿った移動量
が計測される。
計により計測するには、レシーバ7の受光部において、
測定ビームLMと参照ビームLRとが重なる干渉領域が
存在しなければならない。これに関して、移動鏡5の位
置計測中に、ステージ6の移動部、ひいては移動鏡5を
傾ける必要が生じた場合、図13に示すように、移動鏡
5の傾斜により反射される測定ビームLMの位置がずれ
るようになる。この位置ずれにより、レシーバ7の受光
部での干渉領域の面積が縮小すると、干渉光の光電変換
信号の信号強度(SN比)が小さくなり、その信号強度
が光電変換素子の検出感度以下になると、正確な移動量
の計測ができなくなる。
関係なく、移動鏡5が所定角度傾斜したときの測定ビー
ムLMの横ずれ量は一定である。そのため、移動鏡5の
傾斜の影響を低減するためには、測定ビームLM及び参
照ビームLRの直径を大きくすればよい。そこで、従来
はレーザ光源1から射出されるレーザビームLのビーム
径を大きくして、移動鏡5が傾斜できる範囲(傾斜角の
ストローク)を所望の範囲まで確保していた。
おける円形の参照ビームLRと円形の測定ビームLMと
の重なりの状態を示し、この図14において、各ビーム
の強度分布が均等であると仮定し、測定ビームLMと参
照ビームLRとが完全に重なったときの干渉光の光電変
換により得られる信号強度を1とする。そして、測定ビ
ームLM及び参照ビームLRの半径をrとして、参照ビ
ームLRと測定ビームLMとがtだけずれたときの、信
号強度I(t)は次式で表される。
て、同じずれ量tでも干渉光の信号強度の減少を抑えら
れることが分かる。たとえレーザ光源1の出力がビーム
径に拘らず等しい場合でも、レーザ干渉計のレシーバ7
の検出感度が或る値を取るときに、許される測定ビーム
LMの横ずれ量はビーム径rが大きくなる程大きい。
ス方式の干渉計の例であるが、実際にはシングルパス方
式の干渉計では、移動鏡5を傾けると測定ビームLMの
波面と参照ビームLRの波面との間に傾きが生じ、干渉
信号のSN比が極端に低下するため、移動鏡5が大きく
傾く条件下で使用することは困難である。そこで、一般
に、移動鏡に傾きが生じて測定ビームと参照ビームとの
間に横ずれが生じても、両ビームの波面間に傾きが生じ
ないダブルパス方式の干渉計が使用される。ダブルパス
方式では、偏光ビームスプリッタと固定鏡との間、及び
偏光ビームスプリッタと移動鏡との間をそれぞれ参照ビ
ーム及び測定ビームが2往復する。このように、1回目
に往復した参照ビーム及び測定ビームを、それぞれ再び
往復させるためにコーナーキューブが使用されている。
干渉計で使用される直径φ1のコーナキューブ8を示
し、この図15(a)において、1回目に往復した参照
ビームLR1及び測定ビームLM1が、コーナキューブ
8に入射している。入射した2つのビームは、コーナキ
ューブ8より反射されてそれぞれ2回目の往復を行う参
照ビームLR2及び測定ビームLM2として偏光ビーム
スプリッタに向かう。1回目の往復を行うビームと2回
目の往復を行うビームとの間隔はW1に設定されてい
る。
ザ干渉計においては、レーザビームのビーム径を大きく
することにより、移動鏡の傾斜による測定ビームの横ず
れの影響を低減させていた。しかしながら、単にレーザ
ビームのビーム径を大きくする方式では、そのビーム径
の増大に伴い、レーザ干渉計を構成する光学部品が大き
くなってしまう。このように光学部品が大きくなると、
干渉計が全体として大型化し、種々のステージ等への組
み込みが困難になるという不都合がある。
ブ8を使用するダブルパス方式の干渉計においては、ダ
ブルパスの2つの光ビームの間隔W1が大きいと、コー
ナキューブ8の外径を大きくする必要があるので、光学
部品の小型化のためには、ビーム間隔W1はできるだけ
小さいほうが良い。また、ダブルパス方式において、移
動鏡の傾斜による測定ビームの横ずれの影響を低減させ
るため、図15(b)の参照ビームLR3及びLR4で
示すように、ビーム間隔W1を変えずにビーム径を大き
くすると、ビームLR3及びLR4がコーナキューブ8
の稜線(光軸を中心として反射面を3等分している
線)、及び輪郭線にかかってしまう。
的なコーナキューブでは問題ないが、実際には稜線には
幅がある。また、稜線を挟むコーナキューブの反射面の
直角度に誤差が存在することもあるため、これらの影響
によりコーナキューブからのレーザビームの波面が乱
れ、測定に影響を与える可能性もある。従って、図15
(c)に示すように、直径φ2の大きなコーナキューブ
9を使用し、例えば参照ビームLR3及びLR4が稜線
及び輪郭線にかからないようなビーム間隔W2を設定す
ることが望ましい。しかしながら、これではビーム間隔
W2が広くなり、上述のようにビーム間隔の狭い方が望
ましいという条件に反する結果になってしまう。また、
直径の大きなコーナキューブ9を使用する必要があるな
ど、光学部品の大型化を伴う。これはコスト増大の要因
となり、また、干渉計が全体として大型化し、ステージ
等への組み込みが困難となる。
品を大型化することなく、参照ビームと測定ビームとの
所定の方向へのずれ量の許容値を従来より大きくできる
干渉計を提供することを目的とする。更に、本発明は、
ダブルパス方式の干渉計に適用した場合に、ダブルパス
のビーム間隔を広くすることなく、参照ビームと測定ビ
ームとの所定の方向へのずれ量の許容値を従来より大き
くすることを目的とする。
例えば図1〜図3に示す如く、主光ビーム(L)を供給
する光源(11)と、その主光ビームを第1光ビーム
(MR1,MR2)及び第2光ビーム(MM1,MM
2)に分割する光分岐手段(26)と、それら第1光ビ
ーム及び第2光ビームをそれぞれ反射する第1反射手段
(28)及び第2反射手段(14)と、第1反射手段
(28)により反射された第1光ビームと第2反射手段
(14)により反射された第2光ビームとを合成する光
合成手段(26)と、この光合成手段により合成された
光ビームを受光する光電変換手段(19)とを有し、光
電変換手段(19)からの光電変換信号に基づいて第1
反射手段(28)と第2反射手段(14)との相対的な
変位を検出する干渉計において、光源(11)と光電変
換手段(19)との間の光ビームの光路上の少なくとも
一部で、光源(11)から供給される主光ビーム
(L)、第1光ビーム(MR1,MR2)、及び第2光
ビーム(MM1,MM2)よりなる光ビーム群から選ば
れた少なくとも1つの光ビームの断面の光強度分布を、
この光強度分布の中心に関して非対称に設定する非対称
変換手段(12)を備えたものである。
光源(11)と光電変換手段(19)との間の光路上に
配置された1個又は複数個のアナモルフィック・プリズ
ム(24,25)である。アナモルフィック・プリズム
とは、入射する光ビームの断面内の異なる2方向におい
て、互いに偏向角の異なるプリズムをいう。また、その
非対称変換手段の他の例は、光源(11)と光電変換手
段(19)との間の光路上に配置された1対のシリンド
リカルレンズ(51A,51B)である。
の主光ビーム(L)が射出される場合、その非対称変換
手段は、光源(11)と光分岐手段(26)との間に配
置することが望ましい。但し、その光源としてその主光
ビームを光強度分布が非対称の状態で発生する非対称光
源(40,41)を使用し、この非対称光源でその非対
称変換手段を兼用させてもよい。
する。座標系として、第2反射手段(14)に入射する
第2光ビーム(MM1等)に平行にY軸を取り、Y軸に
垂直な2次元平面内の直交座標系をX軸及びY軸とす
る。また、第2反射手段(14)として、Y方向に移動
するYステージ(17Y)上に固定された移動鏡(1
4)を想定し、Yステージ(17Y)の移動量を検出す
るものとする。
第2光ビーム(MM1等)のずれの方向は、移動鏡(1
4)の反射面の法線ベクトルの第2光ビーム(MM1
等)の光軸と垂直な面への射影により表される。また、
実際の光ビームのずれ量は、移動鏡(14)と干渉光の
光電変換手段(19)との距離によって決まる比例定数
を、その法線ベクトルの射影のずれ量に掛け合わせるこ
とによって求まる。
(14)の(X,Y,Z)座標系での法線ベクトルを
(b,1,a)とし、移動鏡(14)から干渉光の光電
変換手段(19)までの距離をTとすると、移動鏡(1
4)のずれ方向ベクトルは(b,0,a)となる。干渉
光の光電変換手段(19)の位置での光ビームのずれ量
を示すベクトルは、2T(b,0,a)となる。
軸、Y軸、及びZ軸の回りに、順に微小角dθ変化した
とすると、法線ベクトルはそれぞれ次のようになる。
s dθ), (asin dθ+bcos dθ,1,acos dθ−bsin d
θ), (sin dθ+bcos dθ,cos dθ−bsin dθ,a) これは、dθについての2次以上の項を省略すると、次
のように表せる。
ームのずれ量の変化量はそれぞれ次のようになる。但
し、シングルパス方式であると仮定している。
光ビーム(MM1等)のずれ量は、これらのベクトル和
により求めることができる。
光ビーム(測定ビーム)(MM1)に垂直であるため、
移動鏡(14)の傾き角が微小である場合は、a≪1、
且つb≪1と考えることができる。よって、移動鏡(1
4)の第2光ビーム(MM1等)に平行なY軸回りの回
転によって生じる光ビームのずれ量は、第2光ビーム
(MM1等)に垂直な軸(X軸、Z軸)回りの回転によ
って生じるずれ量に比べて非常に小さい。
れているテーブル(15)に対して例えばアオリ調整を
行った場合、移動鏡(14)はX軸の回り、又はY軸の
回りには回転する可能性があるが、Z軸の回りには回転
しない。一方、ヨーイング調整を行った場合は、移動鏡
(14)にはZ軸の回りの回転のみが生ずる。これに関
して、本発明では、移動鏡(14)が固定されているテ
ーブル(15)に対して例えばアオリ調整、又はヨーイ
ング調整の一方のみを施す場合を扱っている。例えばア
オリ調整のみを施す場合、移動鏡(14)はX軸又はY
軸の回りに回転するのみであり、第2光ビーム(MM1
等)はZ方向のみに大きくずれるようになる。逆に、ヨ
ーイング調整のみを施す場合、移動鏡(14)はZ軸の
回りに回転するのみであり、第2光ビーム(MM1)は
X方向のみに大きくずれるようになる。
ビーム)(MM1等)がZ方向のみに大きくずれるよう
な場合には、例えば光源(11)からの光ビーム(L)
を図2に示す光ビーム(M)のようにZ方向に引き伸ば
した非対称形状にする。これにより、その第2光ビーム
がZ方向に従来と同じ量だけずれても、ずれの影響は従
来より少なくなる。一方、例えば図7に示すように、第
2光ビーム(NM1等)がX方向のみに大きくずれるよ
うな場合には、光源(11)からの光ビームをX方向に
引き伸ばした非対称形状にする。これにより、その第2
光ビームがX方向に従来と同じ量だけずれても、ずれの
影響は従来より少なくなる。
換手段として、アナモルフィック・プリズム(24,2
5)を使用した場合、光源(11)から供給される光ビ
ーム(L)の断面形状をアナモルフィック・プリズム
(24,25)によりその所定の方向(Z方向)に引き
伸ばすと、収差が無い状態で光ビーム(L)の断面形状
を非対称にすることができる。
ンドリカルレンズを使用した場合、光源(11)から供
給される光ビーム(L)は、入射時と同じ光軸上で断面
形状を所望の方向に伸縮できる。また、非対称変換手段
を光源(11)と光分岐手段(26)との間に配置した
場合には、その後の第1光ビーム及び第2光ビーム等の
断面の光強度分布が全て非対称となる。
ドのように光強度分布が非対称の状態の主光ビームを発
生する非対称光源(40,41)を使用すると、これが
非対称変換手段を兼用するため、その非対称光源から光
電変換手段(19)までの全ての光路上で光ビームの断
面の光強度分布が非対称になる。
き図1〜図4を参照して説明する。本実施例は、レベリ
ング機構(チルト機構)を備えたステージ装置に装着さ
れる座標計測用の、且つダブルパス方式のレーザ干渉計
に本発明を適用したものである。
テージ装置を示し、この図1において、He−Neレー
ザ光源等のレーザ光源11から射出された断面形状が円
形のレーザビームLが、非対称のビームエクスパンダ1
2を経て断面形状がZ軸に平行な方向に長い楕円のレー
ザビームMとなってY軸用の干渉測定部13に入射す
る。干渉測定部13から射出された測定ビームMM1
が、Z軸に直交するY軸に平行にL字型の移動鏡14に
入射する。Z軸及びY軸より形成される平面に垂直にX
軸を取る。
びX軸にほぼ垂直な反射面を有し、測定ビームMM1は
そのY軸にほぼ垂直な反射面に入射する。移動鏡14に
より反射された測定ビームMM1は干渉測定部13に戻
り、干渉測定部13で更に反射された測定ビームMM2
がY軸にほぼ平行に移動鏡14に入射する。そして、移
動鏡14により反射された測定ビームMM2が、干渉測
定部13に戻り、この測定ビームMM2が内部で生成さ
れた参照ビームMR2と共に、干渉光としてY軸にほぼ
平行に、検光子及び光電変換素子を有するレシーバ19
に入射する。
載物テーブル15上に固定され、載物テーブル15は3
個のそれぞれZ方向に伸縮自在な支点16A〜16Cよ
りなるレベリング機構(チルト機構)を介して、Xステ
ージ17X上に載置され、Xステージ17XはX軸に沿
って移動自在にYステージ17Y上に載置され、Yステ
ージ17Yは、Y軸に沿って移動自在にベース18上に
載置されている。レーザ光源11、ビームエクスパンダ
12、干渉測定部13、移動鏡14、及びレシーバ19
により載物テーブル15のY方向への移動量が計測され
る。
ーザビームがビームエクスパンダ21によりZ方向に引
き伸ばされてX軸用の干渉測定部22に入射し、干渉測
定部22から射出された測定ビームが移動鏡14のX軸
にほぼ垂直な反射面に向かい、その反射面で反射された
測定ビームが干渉測定部22に戻る。そして、干渉測定
部22で反射された測定ビームが再び移動鏡14に向か
い、移動鏡14により再び反射された測定ビームが、干
渉測定部22内で参照ビームと合成されてレシーバ23
に入射する。レーザ光源20、ビームエクスパンダ2
1、干渉測定部22、移動鏡14、及びレシーバ23に
より、載物テーブル15のX方向への移動量が計測され
る。
クスパンダ12の構成例を示し、この図2(b)におい
て、図1中のレーザ光源11から入射するレーザビーム
Lの断面形状は図2(a)に示すように直径dの円形で
ある。そのレーザビームLが頂角δで屈折率nの第1の
アナモルフィック・プリズム24に入射角θinで入射す
る。アナモルフィック・プリズム24から射出されるレ
ーザビームは、このプリズム24に垂直になるように入
射角θinが設定されている。即ち、次の関係が成立す
る。
レーザビームは、入射角θinで頂角δで屈折率nの第2
のアナモルフィック・プリズム25に入射する。このプ
リズム25からはこのプリズム25に垂直にレーザビー
ムMが射出される。この場合、入射するレーザビームL
のZ方向の幅dを用いて、射出されるレーザビームMの
Z方向の幅Dは、次式で表される。
る。例えば幅Dを2dに設定する。即ち、ビームエクス
パンダ12により入射したレーザビームLの断面形状を
Z方向に引き伸ばして、図2(c)に示すように、Z方
向の幅Dの楕円状の断面形状を有するレーザビームMを
得、このレーザビームMを図1の干渉測定部13に供給
する。このように1対のアナモルフィック・プリズム2
4,25を使用した場合には、レーザビームの波形の歪
みが無い状態で断面形状を非対称にすることができる。
に、アナモルフィック・プリズム24から射出されるレ
ーザビームの射出角が90°になるように入射角θinを
設定したが、その射出角が90°である必要はないのは
当然である。また、直径dのレーザビームLをZ軸方向
に引き伸ばして、Z方向の長さDでX方向の長さdのレ
ーザビームMを得ているが、逆にレーザ光源11から直
径Dのレーザビームを発生し、ビームエクスパンダ12
によりそのレーザビームをX軸方向に縮小することによ
り、Z方向の長さDでX方向の長さdのレーザビームM
を得るようにしてもよい。
定部13の構成を示し、この図3において、入射した断
面形状が楕円のレーザビームMには、直交する偏光成分
が混じっている。そして、偏光ビームスプリッタ(PB
S)26において入射面に垂直な方向に偏光したS偏光
成分が反射されて、参照ビームMR1として1/4波長
板27Rを経て固定鏡28に向かう。固定鏡28で反射
された参照ビームMR1は、1/4波長板27Rを経て
P偏光として偏光ビームスプリッタ26を透過してコー
ナキューブ29に向かう。参照ビームMR1は、コーナ
キューブ29により反射されて参照ビームMR2として
偏光ビームスプリッタ26を透過した後、1/4波長板
27Rを介して固定鏡28に入射する。再び固定鏡28
により反射された参照ビームMR2は、1/4波長板2
7Rを経てS偏光として偏光ビームスプリッタ26によ
り反射されてY軸にほぼ平行に図1のレシーバ19に入
射する。
入射面に平行な方向に偏光したP偏光成分は、偏光ビー
ムスプリッタ26を透過して測定ビームMM1として1
/4波長板27Mを介して移動鏡14に向かい、移動鏡
14に反射された測定ビームMM1は、1/4波長板2
7Mを経てS偏光として偏光ビームスプリッタ26に反
射されてコーナキューブ29に向かう。測定ビームMM
1は、コーナキューブ29により反射されて測定ビーム
MM2として偏光ビームスプリッタ26に戻り、偏光ビ
ームスプリッタ26により反射された測定ビームMM2
は、1/4波長板27Mを介して移動鏡14に向かい、
移動鏡14により反射された測定ビームMM2は、1/
4波長板27Mを介してP偏光として偏光ビームスプリ
ッタ26を透過した後、参照ビームMR2とほぼ平行に
図1のレシーバ19に入射する。
2と測定ビームMM2との干渉光の光電変換信号を生成
し、この光電変換信号に基づいて移動鏡14のY方向へ
の移動量が計測される。予め参照ビームMR1と測定ビ
ームMM1との間に所定の周波数差を設けておくことに
より、ヘテロダイン干渉法による計測が行われ、それら
ビームの周波数が等しい場合にホモダイン干渉法による
計測が行われる。また、本実施例はダブルパス方式で測
定ビームはMM1及びMM2として偏光ビームスプリッ
タ26と移動鏡14との間を2往復するため、計測分解
能がシングルパスの場合の1/2に高められている。
ビームMR1,MR2の断面形状はY方向に長い楕円状
であり、移動鏡に入射する測定ビームMM1,MM2の
断面形状はZ方向に長い楕円状である。図4(b)は図
3の直径φ1のコーナキューブ29の平面図であり、コ
ーナキューブ29にはそれぞれY方向に長い楕円状の参
照ビームMR1及び測定ビームMM1が入射し、同様に
それぞれY方向に長い楕円状の参照ビームMR2及び測
定ビームMM2が射出している。例えば参照ビームMR
1と参照ビームMR2とのビーム間隔はW3である。
3のような干渉光学系では、移動鏡14が測定ビームM
M1,MM2に対して垂直な軸、即ちX軸又はZ軸の回
りに所定角度θだけ傾くと、それぞれ測定ビームMM
1,MM2はZ方向又はX方向に平行にシフトし、その
シフト量は移動鏡14の反射面とコーナキューブ29の
頂点までの距離をTとした場合、ほぼ4Tθとなる。
実施例の載物テーブル15はレベリング機構16A〜1
6Cを介してXステージ17X上に載置されているた
め、図3において、移動鏡14の回転としてはX軸に平
行な軸の回りの回転角θX のみを考えればよい。それに
比べて、Z軸の回りの回転角は無視できる程度であり、
且つY軸の回りの回転の影響は殆ど無い。即ち、図3の
測定ビームMM1及びMM2が移動鏡14に反射された
際の、移動鏡14の傾きによるシフト方向は主にZ方向
となり、他の方向へのシフト量は無視できる程度であ
る。
での参照ビームMR2及び測定ビームMM2の重なりの
状態を示し、この図4(a)に示すように、本実施例で
は移動鏡14の傾きにより参照ビームMR2に対して測
定ビームMM2はZ方向に例えばΔだけずれるようにな
る。ところが、参照ビームMR2及び測定ビームMM2
共に、その断面形状はX方向の長さdに対してZ方向の
長さDが大きい楕円状であるため、そのZ方向へのずれ
Δの影響は従来例よりも小さくなっている。
X軸用のレーザ干渉計においても、レーザ光源20から
射出されたレーザビームの断面形状はZ方向に引き伸ば
されている。そして、移動鏡14のX軸にほぼ垂直な反
射面は、Y軸に平行な軸の回りの回転角のみを考えれば
よいため、移動鏡14により反射された測定ビームのず
れの方向は主にZ方向となる。従って、このX軸用のレ
ーザ干渉計においても、レーザビームの断面形状をZ方
向に引き伸ばすことにより、移動鏡14の傾斜の影響が
低減されている。
て詳細に説明する。なお、説明の便宜上、図3のコーナ
キューブ29は、角推型で表しているが、実際には外形
が円形で裏面が角推型である。本実施例では、図4
(b)に示すように、コーナキューブ29に対して、参
照ビームMR1、測定ビームMM1等は、Y方向に平行
な1つの稜線(隣接する垂直な反射面の接合線)に対し
て、長手方向が平行に設定されている。また、参照ビー
ムMR1、測定ビームMM1等は、他の稜線にはかかっ
ていない。図4(b)のように、各ビームがコーナキュ
ーブ29の稜線を避けるためには、ビーム間隔W3は次
式の条件を満たす必要がある。
を4mm、Z方向の幅Dを8mmとすると、(数8)よ
り図4(b)において、ダブルパスの間隔W3は14.
5mm以上、コーナキューブ29の有効径φ1は18.
5mm以上必要である。
形の参照ビーム及び測定ビームを用いたとすると、同量
のシフトが起きた場合に同等の割合の重なり面積を得る
にはビーム径が8mm必要である。更に、従来例の図1
5(c)の如く、このときダブルパスの間隔W2は16
mm以上、コーナキューブ9の有効径φ2は24mm以
上必要になる。また、他の光学部品も大きくなる可能性
があり、本実施例により確かに光学部品が小型でよいこ
とが分かる。
ダ12を介して断面形状が楕円状に変換されたレーザビ
ームがそのままレシーバ19に入射しているが、この場
合レシーバ19ではその楕円状のレーザビームの全体を
受光できる受光面積が必要である。これを避けてレシー
バ19を小型化するために、レシーバ19に入射する前
にそのレーザビームの断面形状を再び円形に戻してもよ
い。このように互いに横ずれした楕円状の測定ビーム及
び参照ビームを、再び断面形状が円形のレーザビームに
変形する場合につき、図5を用いて説明する。
参照ビームOR1及び測定ビームOM1を示し、この図
5(a)において、参照ビームOR1及び測定ビームO
M1はそれぞれX方向の長さd、且つZ方向の長さDの
楕円状である。これら2つのレーザビームを図2(b)
に示すアナモルフィック・プリズム24,25に逆向
き、即ち図2(b)に示された射出側から入射させるこ
とにより、図5(b)に示すようにそれぞれ断面形状が
直径dの円形の参照ビームOR2及び測定ビームOM2
を得ることができる。このとき参照ビームOR2と測定
ビームOM2とのZ方向への横ずれ量も、レーザビーム
径と同様にd/Dに縮小されてdΔ/Dになり、しかも
干渉信号の強度は変わらない。従って、図1のレシーバ
19の代わりに、レーザビームの直径dに対応した小さ
な有効径のレシーバを使用することができる。また、図
1及び図3の実施例のように、干渉測定部13に対する
入射ビームと干渉測定部13からの射出ビームとが平行
で向きが反対である干渉計においては、ビームエクスパ
ンダ12を両ビームが通る位置に配置することにより、
新たな光学系を付加することなく楕円状のレーザビーム
を円形のレーザビームに戻すことができる。
12を省き、図3において干渉測定部13と移動鏡14
との間、例えば1/4波長板27Mと移動鏡14との間
に、アナモルフィック・プリズム又はシリンドリカルレ
ンズ等から構成されるビーム整形光学系を配置してもよ
い。この場合、ビーム整形光学系と移動鏡14との間で
はレーザビームの断面形状は楕円であり、このビーム整
形光学系による楕円の長軸方向への倍率をαとすると、
その間で生じたレーザビームの横ずれ量は、ビーム整形
光学系を往復し、再び円形のレーザビームに戻るときに
1/αに縮小される。従って、この場合もビーム整形光
学系と移動鏡14との間に関しては上述した実施例と同
様に、移動鏡14のX軸回りの回転の影響が軽減され
る。
が非対称のレーザビームを得るために非対称のビームエ
クスパンダ12,21を使用しているが、射出されるレ
ーザビームの光強度分布が非対称なレーザ光源を使用し
てもよい。図6は、そのような非対称なレーザ光源の一
例を示し、この図6において、レーザダイオード40か
らはZ方向への発散角がX方向への発散角より大きい状
態で直線偏光のレーザビームが射出される。そこで、こ
のレーザダイオード40から射出されたレーザビームを
コリメータレンズ41で平行光束化して、断面形状がZ
方向に長い楕円状のレーザビームM2を得る。ここで、
レーザビームM2は短径方向(X方向)に偏光した直線
偏光であるため、更に1/4波長板43を通過させてそ
のレーザビームM2の直線偏光を円偏光に変換する。そ
の後、このレーザビームM2を例えば図3の偏光ビーム
スプリッタ26に入射させることによって、ホモダイン
干渉方式の干渉計が構成される。この場合、別に非対称
のビームエクスパンダを設けることなく、断面が楕円形
のレーザビームが得られるため、干渉計が小型化され
る。
図8を参照して説明する。図7及び図8において図1〜
図3に対応する部分には同一符号を付してその詳細説明
を省略する。図7は本実施例のレーザ干渉計を備えたス
テージ装置を示し、この図7において、レーザ光源11
から射出された断面形状が円形のレーザビームLが、非
対称のビームエクスパンダ12Aを経て断面形状がX方
向に長い楕円のレーザビームNとなってY軸用の干渉測
定部13に入射する。干渉測定部13から射出された測
定ビームNM1が、Y軸に平行にL字型の移動鏡14に
入射する。移動鏡14により反射された測定ビームNM
1は干渉測定部13に戻り、干渉測定部13で更に反射
された測定ビームNM2がY軸にほぼ平行に移動鏡14
に入射する。そして、移動鏡14により反射された測定
ビームNM2が、干渉測定部13に戻り、この測定ビー
ムNM2が内部で生成された参照ビームNR2と共に、
干渉光としてY軸にほぼ平行に、レシーバ19に入射す
る。
され、載物テーブル15はZ軸に平行な軸の回りに回転
できる回転テーブル30を介してXステージ17X上に
載置されている。また、X軸用のレーザ光源20からの
レーザビームがビームエクスパンダ21AによりY方向
に引き伸ばされてX軸用の干渉測定部22に入射し、干
渉測定部22から射出された測定ビームが移動鏡14の
X軸にほぼ垂直な反射面に向かい、その反射面で反射さ
れた測定ビームが干渉測定部22に戻る。そして、干渉
測定部22で反射された測定ビームが再び移動鏡14に
向かい、移動鏡14に再び反射された測定ビームが、干
渉測定部22内で参照ビームと合成されてレシーバ23
に入射する。その他の構成は図1と同様である。
してはZ軸に平行な軸の回りの回転角θZ のみを考えれ
ばよく、他の回転は無視してよい。即ち、干渉測定部1
3から移動鏡14に入射する測定ビームNM1,NM2
は移動鏡14の回転によりX方向にシフトするのみと考
えてよい。同様に、干渉測定部22から移動鏡14に入
射する測定ビームは移動鏡14の回転によりY方向にシ
フトするのみと考えてよい。
での参照ビームNR2及び測定ビームNM2の重なりの
状態を示し、この図8(a)に示すように、本実施例で
は移動鏡14の傾きにより参照ビームNR2に対して測
定ビームNM2はX方向にずれるようになる。ところ
が、参照ビームNR2及び測定ビームNM2共に、その
断面形状はZ方向の長さに対してX方向の長さが大きい
楕円状であるため、そのZ方向へのずれの影響は従来例
よりも小さくなっている。
X軸用のレーザ干渉計においても、レーザ光源20から
射出されたレーザビームの断面形状はY方向に引き伸ば
されている。そして、移動鏡14のX軸にほぼ垂直な反
射面は、Z軸に平行な軸の回りの回転角のみを考えれば
よいため、移動鏡14により反射された測定ビームのず
れの方向は主にY方向となる。従って、このX軸用のレ
ーザ干渉計においても、レーザビームの断面形状をY方
向に引き伸ばすことにより、移動鏡14の傾斜の影響が
低減されている。
キューブ29について詳細に説明する。本実施例では、
図8(b)に示すように、コーナキューブ29に対し
て、1回目の参照ビームNR1、測定ビームNM1、及
び2回目の参照ビームNR2、測定ビームNM2は、Y
方向に平行な1つの稜線に対して、長手方向が垂直に設
定されている。また、参照ビームNR1、測定ビームN
M1等は、他の稜線にはかかっていない。
R2,NM2のZ方向の幅を4mm、X方向の幅を8m
mとすると、図8(b)において、ダブルパスの間隔W
4は10.6mm以上、コーナキューブ29の有効径φ
1は18.6mm以上必要である。これに対して、仮に
同出力の断面形状が円形の参照ビーム及び測定ビームを
用いたとすると、同量のシフトが起きた場合に同等の割
合の重なり面積を得るにはビーム径が8mm必要であ
る。更に、従来例の図15(c)の如く、このときダブ
ルパスの間隔W2は16mm以上、コーナキューブ9の
有効径φ2は24mm以上必要になる。また、他の光学
部品も大きくなる可能性があり、本実施例により確かに
光学部品が小型でよいことが分かる。
び図10を参照して説明する。図9(a)は本実施例の
レーザ干渉計を示し、この図9(a)において、レーザ
光源45から射出された断面形状が直径dの円形のレー
ザビームは、ビーム整形装置46Aにより断面形状がX
方向の幅Dで、Z方向(図9(a)の紙面に垂直な方
向)の幅d(d<D)の楕円状のレーザビームに整形さ
れる。ビーム整形装置46Aから射出されたレーザビー
ムは、ビームスプリッタ47で参照光と測定光とに分離
され、ビームスプリッタ47で反射された参照光はコー
ナーキューブ48で光路を折り返された後、再びビーム
スプリッタ47で反射され、参照光PR1としてレシー
バ50に入射する。
定光は、コーナーキューブ49で光路を折り返された
後、再びビームスプリッタ47を透過して測定光PM1
としてレシーバ50に入射する。このとき、コーナーキ
ューブ49の頂点のX方向の横ずれ量の2倍だけ測定光
PM1がX方向に横ずれする。即ち、コーナーキューブ
49がX方向にΔ/2だけ動いて、位置49Aに来る
と、測定光PM1はレシーバ50上でΔだけ横ずれす
る。レシーバ50で参照光PR1及び測定光PM1の干
渉光を光電変換することにより、コーナーキューブ49
のY方向の変位を知ることができる。このとき、測定光
PM1と参照光PR1とは図10(a)に示す如く、X
方向にΔだけ横ずれしている。これに対して、図9
(a)においてビーム整形装置46Aが無いものとする
と、レシーバ50上で観察される測定光PM1及び参照
光PR1は、図10(f)に示すようになる。図10
(a)と図10(f)との比較より、本実施例ではビー
ム整形装置46Aの使用により、レシーバ50から得ら
れる干渉信号のSN比が改善されることが分かる。
又は複数個のビーム整形装置を、図9(b)に示すよう
に他の位置に配置してもよい。図9(a)に対応する部
分に同一符号を付して示す図9(b)において、ビーム
整形装置46Bはビームスプリッタ47からコーナーキ
ューブ49への往路上、ビーム整形装置46Cはコーナ
ーキューブ49からビームスプリッタ47への復路上、
及びビーム整形装置46Dはコーナーキューブ48から
ビームスプリッタ47への復路上にそれぞれ配置されて
いる。また、ビーム整形装置46B〜46Dの何れか1
つのみを配置してもよく、それらの内の2つのみを組み
合わせて使用してもよい。
は、ビーム整形装置46Aと同様に、レーザビームの進
行方向に対して図9(b)の紙面に平行な方向にレーザ
ビームをD/dだけ拡大し、逆にビーム整形装置46C
はレーザビームの進行方向に対して図9(b)の紙面に
平行な方向にレーザビームをd/Dだけ縮小する方向に
取り付けてある。つまり、ビーム整形装置46B,46
Dはレーザビームの進行方向に対して逆向きになってい
る。ビーム整形装置46A〜46Dとしては、それぞれ
例えば1対のアナモルフィック・プリズム又は1対のシ
リンドリカルレンズ等が使用できる。また、ビーム整形
装置46B,46Cを両方とも使用する場合は、例えば
1対のアナモルフィック・プリズムをビームスプリッタ
47とコーナーキューブ49との間を往復する光路の両
側に亘って配置することにより、共通化することもでき
る。
み合わせた場合のレシーバ50上でのレーザビームの形
状と横ずれ量とを図10(b)〜(e)を参照して説明
する。何れの図でも参照光を実線の参照光PR2で、測
定光を破線の測定光PM2で示している。図10(b)
はビーム整形装置46Bのみを使用した場合であり、レ
シーバ50の入射面で断面形状がX方向の幅D、Z方向
の幅dの楕円状の測定光PM2が、断面形状が円形の参
照光PR2からX方向にΔだけ横ずれしている。図10
(c)はビーム整形装置46Cのみを使用した場合であ
り、レシーバ50の入射面でX方向の幅d2 /D、Z方
向の幅dの楕円状の測定光PM2が円形の参照光PR2
からX方向に(d/D)Δだけ横ずれしている。図10
(d)はビーム整形装置46Dのみを使用した場合であ
り、レシーバ50の入射面上でX方向の幅D、Z方向の
幅dの楕円状の参照光PR2から直径dの円形の測定光
PM2がX方向にΔだけ横ずれしている。
6Dの何れか1つを使用した場合は、図10(f)に示
すビーム整形装置を使用しない場合とほぼ同等の干渉信
号が得られる。しかしながら、例えばホモダイン方式の
干渉計であれば、図9(b)のレシーバ50の入射面で
参照光PR2と測定光PM2との単位面積当たりの光量
が同じになるようにビームスプリッタ47でレーザビー
ムを分岐すれば、より強い干渉信号を得ることができ
る。
6Cを同時に使用した場合であり、レシーバ50の入射
面上で直径dの円形の参照光PR2から直径dの円形の
測定光PM2がX方向に(d/D)Δだけ横ずれしてい
る。この場合は、図9(a)及び図10(a)で示した
ようにビーム整形装置46Aを使用する場合と同様な干
渉信号を得ることができる。また、ビーム整形装置46
B及び46Dを同時に使用した場合は、レシーバ50上
での2つのレーザビームは図10(a)に示すようにな
り、図9(a)に示すようにビーム整形装置46Aを使
用する場合と同様の効果を得ることができることは明ら
かである。
測光がX方向に横ずれする場合を扱っているが、例えば
コーナーキューブ49が図9(a)及び(b)の紙面に
垂直なZ方向に横ずれする場合には、ビーム整形装置4
6A,46B,46C又は46Dを光軸を中心に90°
回転させることにより、そのコーナーキューブ49のZ
方向への横ずれの影響を減少させることができる。ま
た、複数のビーム整形装置を使用する場合、上述実施例
では、同じ倍率のビーム整形装置を組み合わせていた
が、当然、倍率の異なる複数のビーム整形装置を組み合
わせてもよい。
対称なレーザビームとして断面内での光強度分布が均一
な楕円状のレーザビームを使用したが、シフト方向に長
い長方形断面を持つものや、仮に断面形状が円形であっ
ても強度分布が非対称になっているものであれば、ある
方向にビームがシフトした場合の干渉強度の減少割合が
他方向に同量シフトしたときに比べて少なくなるように
できるので、上述実施例と同様の効果が期待できる。
りに、図11(a)に示すように1対のシリンドリカル
レンズ51A及び51Bを用いて断面形状が非対称なレ
ーザビームを得てもよい。図11(a)において、負及
び正のシリンドリカルレンズ51A,51Bは図11
(a)の紙面に垂直な方向(X方向)には屈折力を有し
ていない。また、図11(a)の紙面に平行な面内での
シリンドリカルレンズ51A,51Bの焦点距離を−f
1 ,f2(f2 >f1)とすると、入射する断面形状が円形
のレーザビームLは、射出時には、図11(b)に示す
ように断面形状がZ方向にf2 /f1 の割合で引き延ば
されたレーザビームMとなる。このように1対のシリン
ドリカルレンズ51A,51Bを用いる場合には、入射
するレーザビームLと射出されるレーザビームMとが同
一の光軸52上にあるため、光学系の配置が容易になる
ことがある。また、ここでは凸凹のシリンドリカルレン
ズ51A,51Bによるガリレオ式のビームエクスパン
ダを使用したが、凸のシリンドリカルレンズ2つによる
ケプラー式のビームエクスパンダを使用してもよい。
シリンドリカルレンズの代わりに、所定の方向に光ビー
ムを伸縮するビームエクスパンダ、あるいは細長い開口
を有するスリット板等を用いるか、あるいはこれらを併
用してもよく、要は断面形状によらず、その光強度分布
を光ビームのシフト方向に長くできるものであれば、い
かなる光学部材を用いてもよい。
ず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の構成を取り
得る。
度分布を所定の方向に長くできるため、使用する光学部
品を大型化することなく、第1光ビーム(参照ビーム)
と第2光ビーム(測定ビーム)とのその所定の方向への
ずれ量の許容値を従来より大きくできる利点がある。更
に、本発明をダブルパス方式の干渉計に適用した場合に
は、ダブルパスのビーム間隔を広くすることなく、第1
光ビーム(参照ビーム)と第2光ビーム(測定ビーム)
とのその所定の方向へのずれ量の許容値を従来より大き
くできる。
ク・プリズムである場合には、このアナモルフィック・
プリズムで光ビームの断面形状を所定の方向に伸縮して
も光ビームの波面収差に対する悪影響が少ないため、良
好に干渉計測を行うことができる。また、非対称変換手
段が、1対のシリンドリカルレンズである場合には、入
射ビームと断面形状が変更されて射出される光ビームと
がほぼ同軸上にあるため、全体の光学系の配置が容易に
なる場合がある。
段との間に配置した場合には、それ以降の第1光ビーム
及び第2光ビームを含む全ての光ビームの断面の光強度
分布を非対称にすることができる。次に、光源として主
光ビームを光強度分布が非対称の状態で発生する非対称
光源を使用し、この非対称光源がその非対称変換手段を
兼用する場合には、光学系の構成が簡略化される。
ステージ装置を示す斜視図である。
(b)は図1のビームエクスパンダ12の構成例を示す
図、(c)は図2(b)のBB線に沿う断面図である。
である。
ビームの重なり状態を示す図、(b)は図3のコーナキ
ューブ29の平面図である。
円形のレーザビームに戻す場合の説明図である。
のレーザビームを生成する光源系を示す斜視図である。
ステージ装置を示す斜視図である。
ビームの重なり状態を示す図、(b)は図7の干渉測定
部13内のコーナキューブ29の平面図である。
す構成図、(b)はその第3実施例の変形例を示す構成
図である。
50の入射面での各ビームの重なり状態を示す図であ
る。
て断面形状が非対称なレーザビームを得る場合の光路
図、(b)は図11(a)のCC線に沿うレーザビーム
の断面図である。
示す平面図である。
子を示す平面図である。
示す図である。
コーナキューブを示す図である。
Claims (5)
- 【請求項1】 主光ビームを供給する光源と、 前記主光ビームを第1光ビーム及び第2光ビームに分割
する光分岐手段と、 前記第1光ビーム及び第2光ビームをそれぞれ反射する
第1反射手段及び第2反射手段と、 前記第1反射手段により反射された前記第1光ビームと
前記第2反射手段により反射された前記第2光ビームと
を合成する光合成手段と、 該光合成手段により合成された光ビームを受光する光電
変換手段と、を有し、 該光電変換手段からの光電変換信号に基づいて前記第1
反射手段と前記第2反射手段との相対的な変位を検出す
る干渉計において、 前記光源と前記光電変換手段との間の光ビームの光路上
の少なくとも一部で、前記光源から供給される主光ビー
ム、前記第1光ビーム、及び前記第2光ビームよりなる
光ビーム群から選ばれた少なくとも1つの光ビームの断
面の光強度分布を、該光強度分布の中心に関して非対称
に設定する非対称変換手段を備えたことを特徴とする干
渉計。 - 【請求項2】 前記非対称変換手段は、前記光源と前記
光電変換手段との間の光路上に配置されたアナモルフィ
ック・プリズムであることを特徴とする請求項1記載の
干渉計。 - 【請求項3】 前記非対称変換手段は、前記光源と前記
光電変換手段との間の光路上に配置された1対のシリン
ドリカルレンズであることを特徴とする請求項1記載の
干渉計。 - 【請求項4】 前記非対称変換手段を、前記光源と前記
光分岐手段との間に配置したことを特徴とする請求項
1、2又は3記載の干渉計。 - 【請求項5】 前記光源として前記主光ビームを光強度
分布が非対称の状態で発生する非対称光源を使用し、該
非対称光源が前記非対称変換手段を兼用することを特徴
とする請求項1記載の干渉計。
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