JPH0886609A - ビーム光投影式3次元センサによる計測方法及びキャリブレーション方法並びにそれらの装置 - Google Patents

ビーム光投影式3次元センサによる計測方法及びキャリブレーション方法並びにそれらの装置

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JPH0886609A
JPH0886609A JP22155794A JP22155794A JPH0886609A JP H0886609 A JPH0886609 A JP H0886609A JP 22155794 A JP22155794 A JP 22155794A JP 22155794 A JP22155794 A JP 22155794A JP H0886609 A JPH0886609 A JP H0886609A
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camera
beam light
dimensional
light projection
dimensional sensor
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JP22155794A
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Ko Sano
香 佐野
Takashi Harada
孝 原田
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Kobe Steel Ltd
Original Assignee
Kobe Steel Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 高精度な3次元計測が可能となると共に,現
実のビーム−カメラ系のキャリブレーションを正確に行
うことができるビーム投影式3次元センサの計測方法及
びキャリブレーション方法並びにそれらの装置。 【構成】 本方法(装置)は擬似逆行列を用いてビーム
光源1からのビーム光の直線と,上記カメラとの視線と
の共通法線の中点を最小自乗近似解とするビーム光投影
式3次元センサのモデリングを行っておき(S1),上
記計測データであるカメラ2の画像データを,上記モデ
ルに含まれる上記ビーム光の直線パラメータとカメラパ
ラメータとを用いて座標変換することにより,3次元空
間座標における計測点の位置を演算する(S2)ように
構成されている。また,上記モデルに含まれる上記ビー
ム光の直線パラメータとカメラパラメータのキャリブレ
ーションを行うようにしてもよい。上記構成により,高
精度な3次元計測等が可能になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は,ビーム光投影式3次元
センサによる計測方法及びキャリブレーション方法並び
にそれらの装置に係り,詳しくはビーム光源と1台のカ
メラとを用いて,三角測量により3次元位置計測を行う
ビーム光投影式3次元センサによる計測方法及びキャリ
ブレーション方法並びにそれらの装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】レーザビームなどのビーム光を用いたビ
ーム光投影式3次元式センサは,幾何学的位置関係が既
知のビーム光源と1台のカメラとを用いて,三角測量の
原理により3次元空間内にあるある対象物体の位置を計
測するものである。ここでは,ビーム光源と1台のカメ
ラとの幾何学的位置関係の設定/較正精度が,計測精度
に直接影響する。このため,高い計測精度を得るために
は,ビーム光源と1台のカメラとの幾何学的位置関係の
較正(キャリブレーション)を精度良く行う必要があ
る。一般に,ビーム光投影式3次元センサのキャリブレ
ーションは,ビーム光源と1台のカメラとの幾何学的位
置関係を数学モデルを用いて記述し,モデルのパラメー
タの値を導出することにより行われる。このような従来
のビーム光投影式3次元センサの計測方法では,3次元
空間上の計測点がビーム光の直線上にあり,かつ計測点
とカメラのレンズ中心を結んだカメラ視線とカメラの撮
像面との交点にビーム像が存在するという仮定を用いる
ことにより,複数個の方程式の内1個の方程式を解いて
計測点の座標を算出していた(電子セオドライトを用い
た大型構造物の3次元計測システム,SICE‘89,
July25−27,Matsuyama参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記したような従来の
ビーム光投影式3次元センサによる計測方法では,3次
元空間上の計測点がビーム光の直線上にあり,かつ計測
点とカメラのレンズ中心を結んだカメラ視線とカメラの
撮像面との交点にビーム像が存在するという仮定を用い
ている。しかし,現実のビーム光投影式3次元センサで
は,計測の量子化誤差などのため,ビーム光直線とカメ
ラ視線とが厳密には交錯しなくなる。その場合,上記仮
定を用いて1個の方程式を解く方法では,計測ノイズな
どの影響が大きいため,計測精度が低下する。従って,
現実のビーム−カメラ系のキャリブレーションを正確に
は行うことができない。本発明は上記事情に鑑みてなさ
れたものであり,その第1の目的とするところは,計測
ノイズなどの現実のビーム−カメラ系に存在する誤差を
予め考慮することにより高精度な3次元計測を行い得る
ビーム光投影式3次元センサによる計測方法およびその
装置を提供することである。また,第2の目的とすると
ころは,現実のビーム−カメラ系のキャリブレーション
を正確に行い得るビーム光投影式3次元センサのキャリ
ブレーション方法及びその装置を提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的を達成す
るために第1の発明は,ビーム光源と1台のカメラとを
用いて3次元空間内の計測点の位置を計測するビーム光
投影式3次元センサによる計測方法において,擬似逆行
列を用いて上記光源からのビーム光の直線と上記カメラ
の視線との共通法線の中点を最小自乗近似解とするビー
ム光投影式3次元センサのモデリングを行っておき,上
記計測データであるカメラの画像データを,上記モデル
に含まれる上記ビーム光の直線パラメータとカメラパラ
メータとを用いて座標変換することにより,3次元空間
座標における計測点の位置を演算してなることを特徴と
するビーム光投影式3次元センサによる計測方法として
構成されている。また,第2の発明は,ビーム光源と1
台のカメラとを用いて3次元空間内の計測点の位置を計
測するビーム光投影式3次元センサによる計測装置にお
いて,擬似逆行列を用いて上記光源からのビーム光の直
線と上記カメラの視線との共通法線の中点を最小自乗近
似解とするビーム光投影式3次元センサのモデリングを
行っておくモデリング手段と,上記計測データであるカ
メラの画像データを,上記モデルに含まれる上記ビーム
光の直線パラメータとカメラパラメータとを用いて座標
変換することにより,3次元空間座標における計測点の
位置を演算する演算手段とを具備してなることを特徴と
するビーム光投影式3次元センサによる計測装置であ
る。上記第2の目的を達成するために第3の発明は,ビ
ーム光源と1台のカメラとを用いて3次元空間内の計測
点の位置を計測するビーム光投影式3次元センサのキャ
リブレーション方法において,擬似逆行列を用いて,上
記光源からのビーム光の直線と上記カメラの視線との共
通法線の中点を最小自乗近似解とするビーム光投影式3
次元センサのモデリングを行い,上記モデルを,該モデ
ルに含まれる上記ビーム光の直線パラメータとカメラパ
ラメータとで偏微分し,3次元空間内の既知の計測点の
位置を計測し,上記既知の計測点の位置の計測データと
モデルの偏微分データとを用いて該両データ間のノルム
を最小にするような上記両パラメータを導出してなるこ
とを特徴とするビーム光投影式3次元センサのキャリブ
レーション方法として構成されている。また,ビーム光
源と1台のカメラとを用いて3次元空間内の計測点の位
置を計測するビーム光投影式3次元センサのキャリブレ
ーション装置において,擬似逆行列を用いて,上記光源
からのビーム光の直線と上記カメラの視線との共通法線
の中点を最小自乗近似解とするビーム光投影式3次元セ
ンサのモデリングを行うモデリング手段と,上記モデル
を,該モデルに含まれる上記ビーム光の直線パラメータ
とカメラパラメータとで偏微分する微分手段と,3次元
空間内の既知の計測点の位置を計測する計測手段と,上
記既知の計測点の位置の計測データとモデルの偏微分デ
ータとを用いて該両データ間のノルムを最小にするよう
な上記両パラメータを導出する導出手段とを具備してな
ることを特徴とするビーム光投影式3次元センサのキャ
リブレーション装置である。
【0005】
【作用】第1,第2の発明によれば,ビーム光源と1台
のカメラとを用いて3次元空間内の計測点の位置を計測
するビーム光投影式3次元センサによる計測を行うに際
し,擬似逆行列を用いて上記光源からのビーム光の直線
と上記カメラの視線との共通法線の中点を最小自乗近似
解とするビーム光投影式3次元センサのモデリングが行
われる。上記計測データであるカメラの画像データを,
上記モデルに含まれる上記ビーム光の直線パラメータと
カメラパラメータとを用いて座標変換することにより,
3次元空間座標における計測点の位置が演算される。上
記モデリングは計測ノイズなどの現実のビーム−カメラ
系に存在する誤差を予め考慮しているため,複数個の方
程式を用いて最小自乗法による演算を行うことにより,
高精度な3次元計測が可能となる。また,第3,第4の
発明によれば,ビーム光源と1台のカメラとを用いて3
次元空間内の計測点の位置を計測するビーム光投影式3
次元センサのキャリブレーションを行うに際し,擬似逆
行列を用いて上記光源からのビーム光の直線と上記,カ
メラの視線との共通法線の中点を最小自乗近似解とする
ビーム光投影式3次元センサのモデリングが行われる。
上記モデルが,該モデルに含まれる上記ビーム光の直線
パラメータとカメラパラメータとで偏微分される。3次
元空間内の既知の計測点の位置が計測される。上記既知
の計測点の計測データとモデルの偏微分データとを用い
て,該両データ間のノルムが最小になるような上記両パ
ラメータが導出される。これにより,現実のビーム−カ
メラ系のキャリブレーションを正確に行うことができ
る。
【0006】
【実施例】以下添付図面を参照して,本発明を具体化し
た実施例につき説明し,本発明の理解に供する。尚,以
下の実施例は,本発明を具体化した一例であって,本発
明の技術的範囲を限定する性格のものではない。ここ
に,図1は第1の発明の一実施例(第1の実施例)に係
るビーム光投影式3次元センサによる計測方法の概略処
理フローを示す図,図2は上記計測方法を適用可能な装
置Aの概略構成を示すブロック図,図3は各座標系の説
明図,図4は第3の発明の一実施例(第2の実施例)に
係るビーム光投影式3次元センサのキャリブレーション
方法の概略処理フローを示す図,図5は上記キャリブレ
ーション方法を適用可能な装置Bの概略構成を示すブロ
ック図である。図1に示すごとく,第1の発明の一実施
例(第1の実施例)に係るビーム光投影式3次元センサ
による計測方法は,ビーム光源と1台のカメラとを用い
て3次元空間内の計測点の位置を計測するビーム投影式
3次元センサによる計測である点で従来例と同様であ
る。しかし,本第1の実施例では,擬似逆行列を用いて
上記光源からのビーム光の直線と上記カメラの視線との
共通法線の中点を最小自乗近似解とするビーム光投影式
3次元センサのモデリングを行っておき(S1),上記
計測データであるカメラの画像データを,上記モデルに
含まれる上記ビーム光の直線パラメータとカメラパラメ
ータとを用いて座標変換することにより,3次元空間座
標における計測点の位置を演算する(S2)ように構成
されている点で従来例と異なる。上記測定方法を適用可
能な装置を図2に示す。即ち,この測定装置Aが第2の
発明であり,図中のモデリング装置3(モデリング手段
に相当)により上記方法におけるステップS1を,計測
点位置計算装置4(演算手段に相当)により上記ステッ
プS2をそれぞれ実行する。実行結果は出力装置5によ
り出力される。
【0007】以下上記方法の手順に従って,基本原理を
明らかにする。 ステップS1(ビーム光投影式3次元センサのモデリン
グ):本第1の実施例では,まずビーム光源1と1台の
カメラ2とを用いて図3に示すようなワールド座標系Σ
w で記述される参照点w xの位置を計測する場合を想定
する。このとき光源1からのビーム光,カメラ2,計測
w x及び,ワールド座標系ΣW の関係を次のように表
現する。即ち,図中に定義するワールド座標系ΣW から
ビーム光座標系ΣR 及び,カメラ座標系ΣC への座標変
換をそれぞれ4×4の同次変換行列w R w C で表
現し,スクリーン座標系ΣS からフレーム座標系ΣF
の座標変換を3×3の同次変換行列S F で表現する。
また,カメラ2の撮像面(スクリーン)の位置と姿勢と
はスクーン上に設定された座標系ΣS で記述し,画像メ
モリ上での位置と姿勢とは画像メモリ上に設定されたフ
レーム座標系ΣF で記述する。ここに,
【数1】 スクーン(CCD面)から画像メモリ(フレームバッフ
ァ)上への変換には,サンプリング等の影響による歪み
が生じる。それを(F 0 F 0 )は原点の並進と
し,(s,t)は座標軸の収縮,φは座標系のゆがみと
する。カメラ座標空間をスクリーン座標空間へ投影する
射影行列を次式で与える。
【数2】
【0008】ここで,fは焦点距離である。ビーム光座
標系ΣR における,ビーム光は次のように表現される。 R x=α・R m+R 0 …(4) ただし,αはスカラの媒介変数,R mは方向ベクトル,
R 0 はビーム光上の点であり,
【数3】 である。ビーム光座標系ΣR で定義される点R xをフレ
ーム座標系ΣF へ投影すると次のようになる。
【数4】
【0009】但し,F wはスケールファクタであり,2
次元フレーム上の点(F X,F Y)は,次式で与えられ
る(射影変換により3次元空間の点は2次元空間の点へ
射影される)。
【数5】 カメラ2の取り付け位置,焦点距離,フレームバッファ
の歪みなどを表現するカメラパラメータおよび光源1か
らのビーム光の直線のパラメータをセンサパラメータc
と定義する。本第1の実施例では,上記(1),
(3),(6)式におけるパラメータ,
【数6】 が,具体的なセンサパラメータとなる。キャリブレーシ
ョンとは,これらのパラメータの値を正確に導出するこ
とにほかならない。 ステップS2(擬似逆行列を用いたビーム光投影式3次
元センサの計測方法):
【0010】ビーム光座標系ΣR における直線が上記
(4)式のように与えられている時,座標変換行列W
R W C F S S C は全て既知であるので,上
記(5)式におけるベクトルのフレーム座標系ΣF での
ベクトル量
【数7】 はその値が規定されている。この時,上記(7)式より
次式が導かれる。
【数8】 上記(10)式は未知変数がα1つに対して,方程式が
2つあり冗長になっている。従来は,3次元空間上の計
測点がビーム光の直線上にあり,且つ,計測点とカメラ
のレンズ中心とを結んだカメラ視線とカメラの撮像面と
の交点にビーム像が存在するという仮定を用いて1つの
方程式を解いていた。しかし,本第1の実施例では,こ
れら冗長な方程式を用いて擬似逆行列による最小自乗解
を得る。
【数9】
【0011】但し,+は擬似逆行列を表し,例えばPが
n×m行列(n≧m)のとき P+ =PT (PT P)-1 …(12) で与えられる。上記(11)式で得られた変数αを上記
(4)式に代入することにより,ビーム光座標系ΣR
おける計測点の位置R xが求められ,次のような座標変
換によりワールド座標系Σw における計測点の位置を求
めることができる。 W x=W R R x …(13) 以上のように,本第1の実施例では擬似逆行列による最
小自乗解を用いることにより,計測ノイズなどの影響に
よる計測精度の低下を軽減することができる。ところ
で,上記第1の実施例ではビーム光投影式3次元センサ
による計測方法及びその装置について述べたが,この計
測に用いるモデリング中のセンサパラメータについて
は,定期的にキャリブレーションを行う必要がある。そ
の方法を実現したのが次に述べる第3,第4の発明であ
る。図4に示す如く,第3の発明の一実施例(第2の実
施例)に係るビーム光投影式3次元センサのキャリブレ
ーション方法は,ビーム光源と1台のカメラとを用いて
3次元空間内の計測点の位置を計測するビーム光投影式
3次元センサのキャリブレーションを行うに際し,擬似
逆行列を用いて上記光源からのビーム光の直線と上記カ
メラの視線との共通法線の中点を最小自乗近似解とする
ビーム光投影式3次元センサのモデリングを行い(S1
1),上記モデルを,該モデルに含まれる上記ビーム光
の直線パラメータとカメラパラメータとで偏微分し(S
12),3次元空間内の既知の計測点の位置を計測し
(S13),上記既知の計測点の既知の計測データとモ
デルの偏微分データとを用いて該両データ間のノルムを
最小にするような上記両パラメータを導出する(S1
4)ように構成されている。
【0012】上記キャリブレーション方法を適用可能な
装置を図5に示す。即ち,このキャリブレーション装置
Bが第4の発明であり,図5中のモデリング装置6(モ
デリング手段に相当)により上記方法におけるステップ
S11を,微分装置7(微分手段に相当)によりステッ
プS12を,ビーム光源1及びカメラ2(いずれも計測
手段に相当)及びキャリブレーション用データ記憶装置
8によりステップS13を,センサパラメータ計算装置
9(導出手段に相当)によりステップS14をそれぞれ
実行する。実行結果はセンサパラメータ記憶装置10に
記憶され,ビーム光源1及びカメラ2による実際の計測
に供される。以下,上記方法の手順に従って基本原理を
明らかにする。 ステップS11(ビーム光投影式3次元センサのモデリ
ング):このステップは上記第1の実施例方法における
ステップS1と同様であるので,ここではその説明を割
愛する。 ステップS12(微分関係の導出):今,W R W
C S C F S などの座標変換行列及びビーム光の
パラメータがN個の要素を持つパラメータベクトルqk
で記述されているものとする。 qk =〔qk1k2 …qkN〕 …(14) このパラメータベクトルqk は,上記第1の実施例方法
におけるセンサパラメータcを一般化したものである。
定式化を簡単にするため,前記(4)式の直線の式をワ
ールド座標系Σw へ変換し,関数f( ,)で表す。
【数10】
【0013】以下,フレーム座標系ΣF の投影点F Xが
与えられたときに,パラメータベクトルqk の誤差によ
りワールド座標系Σw の参照点w xを導出する計算中に
生じる誤差を導出する。上記(15)式のパラメータベ
クトルqk による微分関係は次式のようになる。
【数11】 ここにJl はヤコビ行列である。以降では,このヤコビ
行列Jl を導出する。上記(16)式において,ヤコビ
行列Jl は次のように変形できる。
【数12】
【0014】上記(17)式の右辺第2,3項は同次変
換形式の微分で容易に導出される。第1項に関しては次
のように書き直す。
【数13】 すると第1項はクロネッカ積を用いて,
【数14】 のように導出される。上記(17),(19)式が,ビ
ーム光を用いた光切断計測の誤差方程式である。尚,従
来の仮定を用いたモデリング手法では,
【数15】 より,上記(19)式の右辺第1項の影響が無視された
形になっており,その意味で厳密性を欠いていた。上記
(19)式により,フレーム座標系ΣF からワールド座
標系Σw の微分関係,すなわち,フレーム座標系ΣF
投影点F Xが与えられたときにカメラパラメータの誤差
(微小変化)及び量子化などの投影点そのものの誤差に
より,ワールド座標系Σw の参照点w xを導出する計算
中に生じる誤差が計算される。
【0015】ステップS13(キャリブレーション用デ
ータの収集):ワールド座標系Σw における位置が既知
の計測点w i を用意する。
【数16】 それらをカメラ2で撮像したデータを次のように表す。
【数17】 ただし,mは計測点w i の個数である。ワールド座標
系Σw の計測点の位置と個数は後述する(24)式のヤ
コビ行列JのランクがN(センサパラメータの個数)以
上になるように選ぶ。 ステップS14(キャリブレーション計算)
【0016】上記(21),(22)式のデータと,
(15),(19)式とを用いて(13)式のセンサパ
ラメータを導出する。 サブステップS14−1:センサパラメータの初期値
【数18】 と収束判定基準e(>0)とを与える。 サブステップS14−2:ワールド座標系Σw において
既知である計測点の座標値w D ,カメラ2で撮像した
データである投影点 FXとセンサパラメータの一般形で
あるベクトルqとを用いて算出した座標値 wM および
ヤコビ行列Jを求める。
【数19】
【0017】サブステップS14−3: Δx=w D w M …(25) を計算し, |Δx|≦e …(26) なら終了する。 サブステップS14−4: Δw x=JΔqT …(27) より, ΔqT =J+ ΔW x=〔(JT J)-1T 〕Δw x …(28) を計算する。 サブステップS14−5: q←q+Δq …(29) とし,上記サブステップS14−2へ戻る。上記反復計
算により,パラメータベクトルqを高精度に導出するこ
とが可能となる。以上により本第2の実施例によれば現
実のビーム−カメラ系のキャリブレーションを正確に行
うことができる。尚,上記第1,第2の実施例とも,モ
デリングにおいて最小自乗法を用いているが,実使用に
際しては,他の種類の最適化アルゴリズムを用いてもよ
い。ただし,この場合でも最小自乗法によれば他の種類
の最適化アルゴリズムを用いる場合と比べて比較的信頼
性が高く且つ高精度のモデリングを得ることができる。
【0018】
【発明の効果】第1,第2の発明に係るビーム光投影式
3次元センサによる計測方法及びその装置は,上記した
ように構成されているため,計測ノイズなどの現実のビ
ーム−カメラ系に存在する誤差を予め考慮することがで
きる。このため,複数個の方程式を用いて最小自乗法に
よる演算を行うことにより,高精度な3次元計測が可能
となる。また,第3,第4の発明に係るビーム光投影式
3次元センサのキャリブレーション方法及びその装置
は,上記したように構成されているため,現実のビーム
−カメラ系のキャリブレーションを正確に行うことがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1の発明の一実施例(第1の実施例)に係
るビーム光投影式3次元センサによる計測方法の概略処
理フローを示す図。
【図2】 上記計測方法を適用可能な装置Aの概略構成
を示すブロック図。
【図3】 各座標系の説明図。
【図4】 第3の発明の一実施例(第2の実施例)に係
るビーム光投影式3次元センサのキャリブレーション方
法の概略処理フローを示す図。
【図5】 上記キャリブレーション方法を適用可能な装
置Bの概略構成を示すブロック図。
【符号の説明】
A…ビーム光投影式3次元センサによる計測装置 1…ビーム光源(計測手段に相当) 2…カメラ(計測手段に相当) 3…モデリング装置(モデリング手段に相当) 4…計測点位置計算装置(演算手段に相当) B…ビーム光投影式3次元センサのキャリブレーション
装置 1…ビーム光源(計測手段に相当) 2…カメラ(計測手段に相当) 6…モデリング装置(モデリング手段に相当) 7…微分装置(微分手段に相当) 9…センサパラメータ計算装置(導出手段に相当)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ビーム光源と1台のカメラとを用いて3
    次元空間内の計測点の位置を計測するビーム光投影式3
    次元センサによる計測方法において,擬似逆行列を用い
    て上記光源からのビーム光の直線と上記カメラの視線と
    の共通法線の中点を最小自乗近似解とするビーム光投影
    式3次元センサのモデリングを行っておき,上記計測デ
    ータであるカメラの画像データを,上記モデルに含まれ
    る上記ビーム光の直線パラメータとカメラパラメータと
    を用いて座標変換することにより,3次元空間座標にお
    ける計測点の位置を演算してなることを特徴とするビー
    ム光投影式3次元センサによる計測方法。
  2. 【請求項2】 ビーム光源と1台のカメラとを用いて3
    次元空間内の計測点の位置を計測するビーム光投影式3
    次元センサによる計測装置において,擬似逆行列を用い
    て上記光源からのビーム光の直線と上記カメラの視線と
    の共通法線の中点を最小自乗近似解とするビーム光投影
    式3次元センサのモデリングを行っておくモデリング手
    段と,上記計測データであるカメラの画像データを,上
    記モデルに含まれる上記ビーム光の直線パラメータとカ
    メラパラメータとを用いて座標変換することにより,3
    次元空間座標における計測点の位置を演算する演算手段
    とを具備してなることを特徴とするビーム光投影式3次
    元センサによる計測装置。
  3. 【請求項3】 ビーム光源と1台のカメラとを用いて3
    次元空間内の計測点の位置を計測するビーム光投影式3
    次元センサのキャリブレーション方法において,擬似逆
    行列を用いて,上記光源からのビーム光の直線と上記カ
    メラの視線との共通法線の中点を最小自乗近似解とする
    ビーム光投影式3次元センサのモデリングを行い,上記
    モデルを,該モデルに含まれる上記ビーム光の直線パラ
    メータとカメラパラメータとで偏微分し,3次元空間内
    の既知の計測点の位置を計測し,上記既知の計測点の位
    置の計測データとモデルの偏微分データとを用いて該両
    データ間のノルムを最小にするような上記両パラメータ
    を導出してなることを特徴とするビーム光投影式3次元
    センサのキャリブレーション方法。
  4. 【請求項4】 ビーム光源と1台のカメラとを用いて3
    次元空間内の計測点の位置を計測するビーム光投影式3
    次元センサのキャリブレーション装置において,擬似逆
    行列を用いて,上記光源からのビーム光の直線と上記カ
    メラの視線との共通法線の中点を最小自乗近似解とする
    ビーム光投影式3次元センサのモデリングを行うモデリ
    ング手段と,上記モデルを,該モデルに含まれる上記ビ
    ーム光の直線パラメータとカメラパラメータとで偏微分
    する微分手段と,3次元空間内の既知の計測点の位置を
    計測する計測手段と,上記既知の計測点の位置の計測デ
    ータとモデルの偏微分データとを用いて該両データ間の
    ノルムを最小にするような上記両パラメータを導出する
    導出手段とを具備してなることを特徴とするビーム光投
    影式3次元センサのキャリブレーション装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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