JPH0886650A - レーザ測量装置 - Google Patents

レーザ測量装置

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Publication number
JPH0886650A
JPH0886650A JP22324894A JP22324894A JPH0886650A JP H0886650 A JPH0886650 A JP H0886650A JP 22324894 A JP22324894 A JP 22324894A JP 22324894 A JP22324894 A JP 22324894A JP H0886650 A JPH0886650 A JP H0886650A
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JP
Japan
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laser
light
incident
reflecting surface
laser beam
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Application number
JP22324894A
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English (en)
Inventor
Masahiro Ono
政博 大野
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Pentax Corp
Original Assignee
Asahi Kogaku Kogyo Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 ハーフミラーとミラーとでなす角度の調整を
なくして反射時の精度を向上させ、さらにハーフミラー
を透過して投光されるレーザ光束が回転ビームとなる等
の問題を生じさせないレーザ測量装置を提供する。 【構成】 光学部材は、レーザダイオード23からのレ
ーザ光束が入射する光入射面35cと,この光入射面3
5cから入射したレーザ光束L1 が入射する、半透膜1
4を設けた第1の反射面35aと;この第1の反射面3
5aで反射された光束を反射する、第1の反射面35a
とで45゜をなす第2の反射面35bと;この第2の反
射面35bで反射した光束が出射する光出射面35d
と;を有するペンタプリズム35;及び、このペンタプ
リズム35の第1の反射面35aに半透膜14を挟んで
貼着された、光入射面35cと平行な第2の光出射面3
5dを有する楔型プリズム34;から成るレーザ測量装
置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、レーザ光源からのレー
ザ光束を光学部材で反射させて回転照射し、基準平面を
形成するレーザ測量装置に関する。
【0002】
【従来技術及びその問題点】一般に、土木建築分野で
は、回転する投光部から装置本体周囲の測量対象物に向
けてレーザ光束を走査して基準平面を形成するレーザ測
量装置(所謂レーザプレーナ)を用い、測量対象物上に
到達したレーザスポットの高さを計測することにより基
準出しや高さ計測を行なう。
【0003】このようなレーザ測量装置において、レー
ザ光源からのレーザ光束を分割して、装置上下方向と、
この上下方向と直交する水平方向に投光し、かつこの上
下方向と直交する平面内において走査するように構成
し、基準ビームや基準平面を得るようにしたレーザ測量
装置が知られている(特開平5-322563号参照)。
【0004】この従来のレーザ測量装置は、レーザ光源
からのレーザ光束の一部をハーフミラーを透過させてそ
のまま進ませ、残りを該ハーフミラーで反射させた後他
のミラーで反射させて装置外方に投光する構成であるた
め、上記ハーフミラーとミラーとでなす角度に秒オーダ
ーの精度が要求され、ハーフミラーを取付ける機械部品
の加工精度又はその調整が困難であった。また、このよ
うにハーフミラーとミラーを所定角度に配置する構成で
あると、レーザ測量装置は温度、振動等が過酷な条件下
で使用されることが多いため、両ミラー間でなす角度に
狂いが生じて反射時の精度低下を招く。
【0005】さらに、ハーフミラーを透過したレーザ光
束は、透過する前のレーザ光束に対し横ずれして、同軸
とならない。このため、レーザ光束の走査のためハーフ
ミラーが回転するとき、偏心した状態で該ハーフミラー
と共に回転する上方への透過レーザ光束が、横ずれ量を
半径とした回転ビームとなってしまい、照準合わせが困
難になる。
【0006】
【発明の目的】本発明は、上記従来のレーザ測量装置に
おける問題点に基づき成されたものであって、ハーフミ
ラーとミラーとでなす角度の調整をなくして反射時の精
度を向上させ、さらに該ハーフミラーを透過して投光さ
れるレーザ光束が回転ビームとなる等の問題を生じさせ
ないレーザ測量装置を提供することを目的とする。
【0007】
【発明の概要】上記目的を達成するための本発明は、レ
ーザ光源からのレーザ光束を光学部材で反射させて回転
照射し、基準平面を形成するレーザ測量装置において、
上記光学部材は、上記レーザ光源からのレーザ光束が入
射する光入射面と;この光入射面から入射したレーザ光
束が入射する、半透膜を設けた第1の反射面と;この第
1の反射面で反射された光束を反射する、第1の反射面
とで45゜をなす第2の反射面と;この第2の反射面で
反射した光束が出射する出射面と;を有するプリズム;
及び、このプリズムの第1の反射面に上記半透膜を挟ん
で貼着された、上記光入射面と平行な第2の光出射面を
有する楔型プリズム;から構成されていることを特徴と
している。
【0008】
【発明の実施例】以下図示実施例に基づいて本発明を説
明する。図1は、本発明を適用したレーザ測量装置の全
体を示す断面図である。このレーザ測量装置11は、略
円筒状のハウジング12と、該ハウジング12の内方に
設けられた投光装置13とを有している。ハウジング1
2の同図上方には、投光装置13上部の回転投光部15
を囲繞する円筒状の透明部材16が固定され、下方に
は、レーザ測量装置11の駆動用バッテリ(図示せず)
を収納するバッテリケース17が固定されている。
【0009】ハウジング12は、その上部中央に略円錐
状の摺動案内部19を有し、下部中央に円孔12aを有
している。この円孔12aは、バッテリケース17の中
央部に形成した円孔17aと合致された状態において、
上方からのレーザ光束をレーザ測量装置11の下方外方
に出射させる。また摺動案内部19は、略円錐状の底部
に摺動孔19aを有している。この摺動孔19aの先端
部がなす内径は、後述する膨出部21の球面部の外径よ
り小さく設定されている。
【0010】また投光装置13は、図1の上下方向に沿
う中空部を有する中空部材20と、この中空部材20の
上方に、ベアリング10を介して回転自在に支持された
上記回転投光部15とを有している。中空部材20が有
する膨出部21は、摺動孔19aにその球面部を当接さ
せた状態で、回転投光部15(投光装置13)を回転軸
a回りの全ての方向に傾け、投光レーザ光束L3 によっ
て形成される基準平面を水平面に対して自由に調整でき
るように支持されている。
【0011】中空部材20は、その内方に、互いに直交
するレーザ光光路20a、20bを有している。レーザ
光光路20aには、可視レーザ光束を発するレーザダイ
オード23と、コリメータレンズ24と、一対のアナモ
フィックプリズム25、26(図5参照)からなるレー
ザ光束断面形状変換光学系18とが設けられている。回
転投光部15の回転軸aの延長上に位置するレーザ光光
路20bは、投光光学系22を有している。
【0012】投光光学系22は、図2に示すように、ア
ナモフィックプリズム26から出射されるレーザ光束を
受ける偏光ビームスプリッタ27を有している。該偏光
ビームスプリッタ27は、偏光分離面(偏光分割面)2
7aを有し、その上部に1/4λ板28が貼着されてい
る。この1/4λ板28は、入射光の偏光方向に対して
該1/4λ板28の軸方位が45゜方向に向くように貼
着されている。さらに、1/4λ板28の上面には、レ
ーザ光束を所定の割合でペンタプリズム35に向けて透
過し、かつ残りのレーザ光束を偏光ビームスプリッタ2
7に向けて反射する、反射率10〜20%程度の半透膜
28aを有している。この偏光ビームスプリッタ27の
図1、図2の下方には、ウェッジプリズム29a、29
bが設けられている。また偏光ビームスプリッタ27の
同図上方には、摺動円筒部材30に固定されこの摺動円
筒部材30と共に光軸方向に移動可能な合焦用レンズ3
1と、レーザ光光路20b内に固定された対物レンズ3
2とが設けられている。
【0013】回転投光部15は、レーザ光光路20bと
合致して該レーザ光光路20bに連続するレーザ光光路
15aと、このレーザ光光路15aに連続する該レーザ
光光路15aより大径のペンタプリズム収納部15bと
を有している。該ペンタプリズム収納部15bの側壁に
は、内方に収納したペンタプリズム35で反射して偏向
されたレーザ光束を装置外方に投光するための投光用窓
33が形成されている。ペンタプリズム収納部15bの
上方は開放され、レーザ光光路15aの光軸が、透明部
材16の上部中央の円孔16aに嵌込まれた透光部材3
6の中心に一致されている。
【0014】ペンタプリズム35は、投光装置13の回
転投光部15に、該回転投光部15と一体に回転するよ
うに固定されており、この回転投光部15の回転軸a上
のレーザ光束を反射する反射手段を構成している。ペン
タプリズム35はまた、図4に示されるように、レーザ
光束が入射する光入射面35cと、この光入射面35c
に対して所定角度に設定され、所要の反射率(70〜8
0%)の半透膜14が設けられた、該光入射面35cか
ら入射したレーザ光束が入射する第1の反射面35a
と、この第1の反射面35aで反射されたレーザ光束を
反射する、この第1の反射面35aとでなす角θが45
゜である第2の反射面35bと、この第2の反射面35
bで反射したレーザ光束が出射する、光入射面35cと
で90゜をなす光出射面35dとを有している。第2の
反射面35bには、増反射膜がアルミニューム蒸着等に
よって形成されている。また第1の反射面35aには、
上記半透膜14を挟んで楔型プリズム34が貼着されて
いる。この楔型プリズム34は、斜辺を第1の反射面3
5aに貼着した状態において、図4の上部に位置する光
出射面34aがペンタプリズム35の光入射面35cと
平行となるように構成されている。
【0015】他方、中空部材20は、図1の右方に延出
する駆動用アーム37と、この駆動用アーム37に対し
て紙面奥方向に直交する駆動用アーム39(図3参照)
とを一体的に有している。これらの駆動用アーム37、
39は、膨出部21の最上部から下方に傾斜させて形成
され、それぞれの先端部に、膨出部21の球心と一致さ
せて取付けられたローラ40、41を有している。
【0016】ハウジング12はその内壁に、このハウジ
ング12の内周に向けて突出させたブラケット42を有
している。このブラケット42には、ギヤ支持孔42a
が形成されている。また、ハウジング12の上壁12b
においてのギヤ支持孔42aと対向する位置には、ギヤ
支持孔43が形成されている。これらのギヤ支持孔42
a、43には、調整用スクリュー45の両端の軸部が回
転自在に嵌合されている。ブラケット42にはまた、第
1レベル調整用モータ44が固定されている。この第1
レベル調整用モータ44の回転軸に固定したピニオン4
9は、調整用スクリュー45の下端部に固定した伝達ギ
ヤ50と噛み合っている。この調整用スクリュー45に
は、この調整用スクリュー45とで送りねじ機構を構成
する調整用ナット46が螺合されている。この調整用ナ
ット46の外周には、外方に突出させた作動ピン47が
固定されており、この作動ピン47は、ローラ40にそ
の上方から当接している。調整用ナット46はまた、図
示しない支持機構によって、ハウジング12に対する相
対回転を規制されている。
【0017】図3に示されるように、ハウジング12は
その内壁に、このハウジング12の内周に向けて突出さ
せたブラケット78を有している。このブラケット78
には、ギヤ支持孔(図示せず)が形成され、ハウジング
12の上壁12bにおいての該ギヤ支持孔と対向する位
置には、ギヤ支持孔(図示せず)が形成されている。こ
の両ギヤ支持孔には、調整用スクリュー79の両端の軸
部が回転自在に嵌合されている。ブラケット78には、
第2レベル調整用モータ75が固定されている。この第
2レベル調整用モータ75の回転軸に固定したピニオン
76は、調整用スクリュー79の下端部に固定した伝達
ギヤ77と噛み合っている。調整用スクリュー79には
また、この調整用スクリュー79とで送りねじ機構を構
成する調整用ナット80が螺合されている。この調整用
ナット80の外周には、外方に突出させた作動ピン81
が固定され、この作動ピン81は、ローラ41にその上
方から当接している。調整用ナット80はまた、図示し
ない支持機構によって、ハウジング12に対する相対回
転を規制されている。
【0018】またハウジング12は、その内壁に、互い
に直交する駆動用アーム37と39とでなす角を二等分
する方向に設けた支持突起51を有している。この支持
突起51と中空部材20との間には、引張りばね52が
張設されている。中空部材20は、この引張りばね52
により、それぞれ同等の力で上方に向けて付勢されたロ
ーラ40、41を、作動ピン47、81にその下方から
弾接させている。つまり、中空部材20はその下部を、
膨出部21が摺動孔19aによって支持された状態で支
持突起51に向けて付勢されるため、マイクロコンピュ
ータ(以後マイコンと称する)82の信号に基づき回転
駆動する第1、第2レベル調整用モータ44、75によ
って昇降される作動ピン47、81により、水平方向に
おける回動位置を調整可能とされる。また中空部材20
はその下部に、アーム37、39とそれぞれ反対方向に
突出させたブラケット70、71を有している。この両
ブラケット70、71には、それぞれレベル検知センサ
72、73が取付けられており、該レベル検知センサ7
2、73による検知信号はマイコン82に送られる。
【0019】また中空部材20の下部には、外方に向け
て突出させたブラケット53が設けられている。このブ
ラケット53の上部には、該ブラケット53と対向する
ブラケット55が形成されている。これらのブラケット
53、55には、それぞれに対向するギヤ支持孔53
a、55aが形成されている。両ギヤ支持孔53a、5
5aには、合焦用スクリュー56の両端の軸部が回転自
在に嵌合されている。ブラケット53には、合焦用モー
タ59が固定されている。該合焦用モータ59の回転軸
に固定したピニオン60は、合焦用スクリュー56の下
端部に固定した伝達ギヤ61と噛み合っている。合焦用
スクリュー56には、この合焦用スクリュー56とで送
りねじ機構を構成する合焦用ナット57が螺合されてい
る。中空部材20の摺動部材30と対応する壁部には、
挿入窓63が形成されている。上記合焦用ナット57に
は、この挿入窓63から挿入した一端部を摺動部材30
の下端部に固定した伝達リンク62の他端部が固定され
ている。よって、合焦用モータ59をマイコン82の信
号に基づき駆動することにより、ピニオン60、伝達ギ
ヤ61、合焦用スクリュー56を介して合焦用ナット5
7を昇降させ、リンク62と摺動部材30を介して合焦
用レンズ31を上下動させて焦点距離を調節して、回転
投光部15から投光するレーザ光束を適切に集光させる
ことができる。
【0020】また中空部材20の最上部には、外方に向
けて突出させたブラケット65が設けられている。この
ブラケット65には、回転用モータ66が固定されてお
り、このモータ66の回転軸に取付けたピニオン67
は、回転投光部15の外周に固定された伝達ギヤ69と
噛み合っている。従って、マイコン82の信号に基づき
回転用モータ66を回転駆動することにより、ピニオン
67、伝達ギヤ69を介して回転投光部15を中空部材
20に対し相対回転させることができる。
【0021】また、中空部材20の最上部のブラケット
65と反対側には、回転検知センサ83が上方に向けて
設けられている。この回転検知センサ83は、上方即ち
伝達ギヤ69に向けて光束を照射し、この伝達ギヤ69
の裏面に設けた所定のパターン(図示せず)で反射した
光束を、受光した後信号としてマイコン82に送る。こ
のマイコン82は、入力した該受光信号に基づいて、回
転投光部15の回転角を演算する。
【0022】レーザ光束断面形状変換光学系18は、例
えば図5に示すように、レーザダイオード23からのレ
ーザ光束の光軸上に前後して並べられたアナモフィック
プリズム25、26を有している。該アナモフィックプ
リズム25、26はそれぞれ、頂角がα1 、α2 で、レ
ーザ光束を曲げる方向が互いに逆となるように配置され
ていて、入射レーザ光束と出射レーザ光束とを互いに平
行にすることができる。アナモフィックプリズム25と
レーザダイオード23との間に位置するコリメータレン
ズ24は、十分に大きな開口数(NA)を持ち、アナモ
フィックプリズム25に対して所定の入射角度iを持つ
ように配置されている。
【0023】ここで、レーザダイオード23から出射さ
れる進行方向に垂直な断面で楕円状の光強度分布を持つ
レーザ光束は、コリメータレンズ24によって、紙面内
では短軸(短径)Di、紙面に垂直な面内では長軸(長
径)D0 の楕円状の断面を持つ平行光に変換される。紙
面内において、このようなレーザ光束(図6参照)は、
アナモフィックプリズム25に対して入射角iで入射す
るとき短軸Diが伸ばされてD0 ′、さらにアナモフィ
ックプリズム26において長軸D0 側の径と同寸法とな
って、出射面26aに対して垂直に出射される。従っ
て、このときの出射レーザ光束は、図7に示すように、
長軸D0 と同寸法の直径を持つ円形形状の光束となる。
【0024】上記構成を有する本レーザ測量装置11
は、次のように作動する。先ず、図1のように、レーザ
測量装置11を所望の位置に配置する。この状態におい
て、図示しないメインスイッチをオンすると、マイコン
82の信号に基づき、レーザダイオード23が発振を開
始させ、レーザ光束を照射する。このレーザ光束は、コ
リメータレンズ24によって楕円状の平行光束に変換さ
れた後アナモフィックプリズム25に入射され、このア
ナモフィックプリズム25と26によってその短軸径D
i(図6参照)を伸ばされて、図7に示すような径がD
0 の円形状の光束に変換される。さらにこの円形状の光
束は、偏光ビームスプリッタ27によって上方に向かう
光束L1 と下方に向かう光束L2 とに分割される(図2
参照)。
【0025】この際、図2において、偏光ビームスプリ
ッタ27に対して入射するレーザ光束L0 が、偏光分離
面27aの法線nとレーザ光束L0 とを含む入射面に対
して垂直な振動方向を有するS偏光成分を持ちかつP偏
光成分を持たない直線偏光である場合、このレーザ光束
0 は、偏光分離面27aで全て反射されて90゜偏向
され、同図上方に向かう。このとき、1/4λ板28
は、その軸方位が入射光の振動方向に対して45゜とな
るように偏光ビームスプリッタ27に貼付けられている
ため、レーザ光束L0 は1/4λ板28を透過すると、
円偏光のレーザ光束L1 となってペンタプリズム35に
向かう。また半透膜28aで反射して偏光分離面27a
に戻されるレーザ光束L1 は、1/4λ板28を再び透
過することにより、入射時とは直交した振動方向を有す
る直線偏光に変換される。すなわち、S偏光成分の直線
偏光がP偏光成分の直線偏光に変換される。よって、こ
のP偏光成分の直線偏光であるレーザ光束は、レーザ光
束L2 として、偏光分離面27aで反射することなくこ
の面27aを透過して同図下方に向かい、さらにウェッ
ジプリズム29a、29bを透過した後、レーザ測量装
置11の下部外方に出射される。
【0026】他方、上方に向かう上記レーザ光束L1
は、合焦用レンズ31と対物レンズ32を透過し、ペン
タプリズム35の光入射面35cを透過後、第1、第2
の反射面35a、35bで順に反射されて進路を90゜
偏向され、レーザ光束L3 としてレーザ光束L1 と垂直
な方向、つまり水平方向に向けて光出射面35dから投
光される。またレーザ光束L1 のうち、第1の反射面3
5aで所定の割合で反射したもの以外は、そのままの進
路を変化させることなく、該第1の反射面35aとその
上面部に貼着された楔型プリズム34とでなすハーフミ
ラー面を透過して、レーザ光束L1 と同軸のレーザ光束
4 として上方に向けて投光される。
【0027】即ち、本レーザ測量装置11では、単体の
ペンタプリズム35を使用しているためその加工精度さ
え確保すれば装置取付け時の反射面の角度調整が要らな
い。よって、従来のレーザ測量装置で必要だったハーフ
ミラーとミラーとでなす角度の調整が全く要らなくな
り、同時に反射時の精度も向上させることができる。ま
た、楔型プリズム34の光出射面34aとペンタプリズ
ム35の光入射面35cとが平行であるため、上方に投
光されるレーザ光束L4 の横ズレがなく、従って従来装
置のように回転ビームとなることはなく、照準合わせが
容易化される。さらにペンタプリズム35は、複数の反
射面を一体に有する単体物であるから、剛性が高く、回
転中に精度が劣化することがない。
【0028】またレーザ測量装置11は、回転用モータ
66が、メインスイッチのオンによって電力を供給され
ることにより所定速度で回転されると、該モータ66の
回転がピニオン67と伝達ギヤ69を介して回転投光部
15に伝えられるため、該回転投光部15を中空部材2
1に対して相対回転させる。よってレーザ測量装置11
は、対物レンズ32から照射されているレーザ光束L1
をペンタプリズム35によって90゜偏向させ、回転投
光部15を水平方向に回転させながらレーザ光束L3
出射し続けることができる。これにより、レーザ測量装
置11からは、断面円形状のレーザ光束L3 が一定のレ
ベルを維持して投光され続けるため、即ち水平プレーン
(水平基準面)を形成することが可能となる。作業者
は、建物の柱等に照射された断面円形状のレーザ光束の
通った軌跡上に標しを付ける等の作業を行なうことがで
きる。この場合、ペンタプリズム35は、上記のように
複数の反射面を一体に有する単体物であるから、剛性が
高く、回転中に精度が劣化することがない。
【0029】また、レーザ測量装置11を置いた場所に
よって異なる傾斜角を調整する場合には、図示しないス
イッチを操作して、モータ44、75を回転駆動する。
例えば、モータ44を駆動する場合、その回転はピニオ
ン49、伝達ギヤ50を介して調整用スクリュー45に
伝達され、この調整用スクリュー45の回転によって調
整用ナット46が昇降する。その際、この調整用ナット
46の突起47には、引張りばね52によって所定の方
向に付勢されたローラ40が弾接されているため、この
ローラ40を介して中空部材20を膨出部21の球心を
中心として回動させることができる。またモータ75を
駆動する場合、その回転はピニオン76、伝達ギヤ77
を介して調整用スクリュー79に伝達され、この調整用
スクリュー79の回転によって調整用ナット80が昇降
する。その際、この調整用ナット80の突起81には、
引張りばね52によって所定の方向に付勢されたローラ
41が弾接されているため、中空部材20をこのローラ
41を介して、膨出部21の球心を中心として回動させ
ることができる。中空部材20は、これらの回動調整に
よって、レーザ光束照射時の水平方向位置が決定され
る。
【0030】照射されるレーザ光束の壁や柱等の照射対
象物に対して集光点を合わせる場合は、図示しないスイ
ッチの操作によってモータ59を回転駆動する。この回
転はピニオン60、伝達ギヤ61を介して合焦用スクリ
ュー56に伝達される。すると、合焦用スクリュー56
の回転により合焦用ナット57が昇降されるため、この
合焦用ナット57に固定されたリンク62を介して摺動
部材30にこの昇降動が伝達される。そして、壁や柱等
の照射対象物に投影したレーザ光束のスポットを観察し
ながら、集光点の位置を調整する。
【0031】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、ハーフミ
ラーとミラーとでなす角度の調整をなくして反射時の精
度を向上させることができ、さらに、該ハーフミラーを
透過して投光されるレーザ光束が回転ビームとなる等の
問題を生じさせず、回転中の精度劣化を生じさせないレ
ーザ測量装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るレーザ測量装置の全体を示す断面
図である。
【図2】同レーザ測量装置の要部を拡大して示す側面図
である。
【図3】同レーザ測量装置の要部を拡大して示す平面図
である。
【図4】同レーザ測量装置のペンタプリズムと楔型プリ
ズムを示す側面図である。
【図5】同レーザ測量装置のレーザダイオードとコリメ
ータレンズとレーザ光束断面形状変換光学系を示す側面
図である。
【図6】同レーザ測量装置のレーザダイオードから出射
された断面楕円状のレーザ光束を示す図である。
【図7】同レーザ測量装置のレーザ光束断面形状変換光
学系によって断面形状を円形に変換されたレーザ光束を
示す図である。
【符号の説明】
11 レーザ測量装置 12 ハウジング 13 投光装置 14 半透膜 15 回転投光部 20 中空部材 20a 20b レーザ光光路 23 レーザダイオード(レーザ光源) 34 楔型プリズム(光学部材) 34a 光出射面(第2の光出射面) 35 ペンタプリズム(光学部材) 35a 第1の反射面 35b 第2の反射面 35c 光入射面 35d 光出射面

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レーザ光源からのレーザ光束を光学部材
    で反射させて回転照射し、基準平面を形成するレーザ測
    量装置において、 上記光学部材は、 上記レーザ光源からのレーザ光束が入射する光入射面
    と;この光入射面から入射したレーザ光束が入射する、
    半透膜を設けた第1の反射面と;この第1の反射面で反
    射された光束を反射する、第1の反射面とで45゜をな
    す第2の反射面と;この第2の反射面で反射した光束が
    出射する光出射面と;を有するプリズム;及び、 このプリズムの第1の反射面に上記半透膜を挟んで貼着
    された、上記光入射面と平行な第2の光出射面を有する
    楔型プリズム;から構成されていることを特徴とするレ
    ーザ測量装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、プリズムは、ペンタ
    プリズムであるレーザ測量装置。
JP22324894A 1994-09-19 1994-09-19 レーザ測量装置 Pending JPH0886650A (ja)

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JP22324894A JPH0886650A (ja) 1994-09-19 1994-09-19 レーザ測量装置
US08/529,729 US5825555A (en) 1994-09-19 1995-09-18 Beam projecting apparatus

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001124556A (ja) * 1999-08-28 2001-05-11 Hilti Ag マルチレーザービーム照準器のレーザー装置
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