JPH0886657A - ジャイロ機構による制振方法 - Google Patents
ジャイロ機構による制振方法Info
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- JPH0886657A JPH0886657A JP25142494A JP25142494A JPH0886657A JP H0886657 A JPH0886657 A JP H0886657A JP 25142494 A JP25142494 A JP 25142494A JP 25142494 A JP25142494 A JP 25142494A JP H0886657 A JPH0886657 A JP H0886657A
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Abstract
性能を最大に発揮させるようにする。 【構成】 回転ロータ1と、制振対象である主系2に回転
自在に取り付けられたジンバル3と、ジンバル3の角度θ
2を制御するアクチュエータ5と、主系2の振動θ1を検出
するセンサ6と、センサ6から取り込んだセンサ出力に基
づいた演算結果をアクチュエータ5にフィードバックす
る制御装置7とジャイロ機構Aにより、フィードバック制
御のゲインKvが、主系2のエネルギEの増加・減少に反
するように減少・増加するように変化させる制振方法で
あって、主系2のエネルギEが大きい場合、フィードバ
ック制御によるジンバル3の角度θ2が最大許容角度を越
えないようにゲインKvが小さくなるようにし、主系2の
エネルギEが小さい場合、ジンバル3の角度θ2が最大許
容角度以下になる範囲内で主系2のエネルギEに合わせ
てゲインKvを変化させる。
Description
リングやピッチングなどの揺れ、ゴンドラや懸垂型モノ
レールの風による揺れ、クレーンの吊り荷の揺れ防止、
鉄塔や建築物などの構造物の風や地震、積載物の動きな
どによる揺れ防止にも適用する事の出来るジャイロ機構
による制振方法に関する。
時、物体から外界に対してこの運動と釣り合うだけのジ
ャイロモーメントが作用する。これを利用した装置とし
て従来から船舶の制振装置、衛星や航空機の姿勢制御な
どに使用されている。
る。ジャイロ機構は、ジンバルと、ロータとで構成され
ており、ロータは一定の角速度で回転しており、ジンバ
ルに回転自在に枢着されている。ジンバルはジンバル軸
にて主系に回転自在に枢着されている。今、主系に外乱
(例えば風や波浪、地動外乱など)が入力して主系が主
系の支点を中心に揺れたとすると、定速回転しているロ
ータのロータ軸の方向が変わる事になるので、この運動
に釣り合うだけのジャイロモーメントが主系に作用して
主系の揺れを受動的に抑制しようとする。
て、ジンバル軸にアクチュエータ(例えば、ステッピン
グモータやサーボモータ)を接続し、主系の揺れを検出
するセンサを設置してセンサ出力を制御装置にて演算
し、アクチュエータにてジンバル軸を回転させることに
より、積極的に主系の揺れをキャンセルする能動形ジャ
イロ制振の考え方がある。
れた範囲内のエネルギとは限らない。例えば、ゴンドラ
のような場合、通常は風の強い時や弱い時などがある
が、概ね予想された範囲内の強さでゴンドラに吹き付け
ており、その時の予想される最大風速を目安に制振を行
えばよいことになるが、稀に台風のように通常時のN倍
という強い風がゴンドラに吹き付ける事がある。このよ
うな場合にはジャイロ機構の制御範囲を逸脱し、制御不
能という事になる。換言すれば、後述するように、通常
予想される最大風速時のセンサ出力から得た定ゲインに
てジンバルの制御角度を演算してアクチュエータを作動
させジンバル軸を回転させて制振制御を行う場合には、
前述のような台風時のような設計値を越える揺れが主系
に発生し、ジンバル角が設計値を越えて制御不能に陥っ
てしまうことになる。
ようとするならば、前記異常時でもジンバルの制御角度
が制限最大角を越えない範囲で最大振幅となるようにゲ
インを非常に小さく設定する事が考えられるが、この場
合は異常時には効果的に制振作用が働くが、ゲインが一
定で且つ過小であるために、制振効果の作用により主系
の揺動が弱まるにつれて又は揺動の小さい正常時におい
て、ジャイロ機構の容量の大半が有効に利用されなくな
るという問題がある。また、実際の装置では、制振対象
の重量や費用により大きな制約を受けるものであり、最
小の費用、最小の装置で最大の制振効果が求められる。
系のエネルギが過大である場合にはゲインを小さくし、
主系のエネルギが減衰して来たとき、又は主系のエネ
ルギが小さい場合にはゲインを大きくするというように
ゲインを可変とする事により、更に、主系のエネルギ
が過小でゲインが過大になるような場合にはゲインを固
定とする事によりジャイロ機構の性能を最大に発揮させ
るようにする事にある。
象である主系(2)に回転自在に取り付けられたジンバル
(3)と、ジンバル軸(4)に接続され、ジンバル(3)の角度
θ2を制御するアクチュエータ(5)と、主系(2)の振動θ1
を検出するセンサ(6)と、センサ(6)から取り込んだセン
サ出力に基づいた演算結果をアクチュエータ(5)にフィ
ードバックする制御装置(7)とで構成されたジャイロ機
構(A)により、前記フィードバック制御のゲインKvが、
主系(2)のエネルギEの増加・減少に反するように減少
・増加するように変化させる制振方法であって、 主系(2)のエネルギEが大きい場合、フィードバック
制御によるジンバル(3)の角度θ2が最大許容角度を越え
ないように前記ゲインKvが小さくなるようにし、 主系(2)のエネルギEが小さい場合、ジンバル(3)の角
度θ2が最大許容角度以下になる範囲内で主系(2)のエネ
ルギEに合わせてゲインKvを変化させる事を特徴とす
る。
あってもゲインKvを小さくしてジンバル(3)の制御角度
θ2が最大許容角度を越えないようにする。従って、前
記ジンバル(3)の揺動角度(=制御角度θ2)に基づく制
御トルクu'1はジャイロ機構(A)の能力限界で制御を行
う事になる。主系(2)の揺れが次第に減衰した場合や、
主系(2)のエネルギEが小さい場合には、ゲインKvを主
系(2)のエネルギEに合わせて変化させ、主系(2)の制振
制御を効果的に行うようにしたもので、その結果、主系
(2)のエネルギEが過大である場合でもジャイロ機構(A)
の容量に見合った最大の制御が可能となり、主系(2)の
エネルギEが正常である場合にはジャイロ機構(A)の容
量に合った最適の制御が可能となり、容量必要以上に過
大にする必要がなく、合理的な容量のもので最大の制振
効果を発揮させる事が出来る。
象である主系(2)に回転自在に取り付けられたジンバル
(3)と、ジンバル軸(4)に接続され、ジンバル(3)の角度
θ2を制御するアクチュエータ(5)と、主系(2)の振動θ1
を検出するセンサ(6)と、センサ(6)から取り込んだセン
サ出力に基づいた演算結果をジンバル(3)のアクチュエ
ータ(5)にフィードバックする制御装置(7)とで構成され
たジャイロ機構(A)により、前記フィードバック制御の
ゲインKvが、主系(1)のエネルギEの増加・減少に反す
るように減少・増加するように変化させ且つ前記エネル
ギEが過小で最小許容値より小さい場合には前記ゲイン
Kvを一定となるように制御する制振方法であって、 主系(2)のエネルギEが大きい場合、フィードバック
制御によるジンバル(3)の制御角度θ2が最大許容角度を
越えないように前記ゲインKvが小さくなるようにし、 主系(2)のエネルギEが小さい場合、フィードバック
制御によるジンバル(3)の制御角度θ2が最大許容角度以
下である場合には、主系(2)のエネルギEに合わせてゲ
インKvを変化させ、 主系(2)のエネルギEが最小許容値より小さくて、ゲ
インKvが過大となる場合には最小許容エネルギを設定
して、主系のエネルギがこれ以下の時は、前記最小許容
エネルギE(=Ec)を基準としてゲインKvを固定する
事を特徴とする。
ギEが過小(E<Ec)であってゲインKvが過大となり
過ぎる場合に対応する点を追加したものであり、これに
よれば、主系(2)に入力するエネルギEが過小で最小許
容エネルギEcより小さい場合には前記ゲインKvをある
値に固定するように制御するものであり、その結果、前
記ゲインKvに基づくジンバル(3)の制御トルクu'1は主
系(2)のエネルギEに対して過大とならず、主系(2)を迅
速に制止させる事になる。ゲインKvはその時の主系(2)
のエネルギE(一般的には最小許容エネルギEc)を基
準として規定される。
本発明に係るジャイロ機構(A)の原理を示す斜視図であ
る。本発明に使用されるジャイロ機構(A)は、図1から
分かるように、回転ロータ(1)と、回転ロータ(1)を軸受
にて回転自在に支持し且つ制振対象である主系(2)に軸
受で枢着されているジンバル(3)と、ジンバル軸(4)にジ
ンバル角制御装置として設置されたアクチュエータ(5)
と、主系(2)の変位角(揺れ)を検出するセンサ(6)と、
取り込んだセンサ出力から得られたゲインKvを演算し
て前記アクチュエータ(5)にて駆動されるジンバル(3)の
制御角度(θ2)を演算してアクチュエータ(5)にフィード
バックする制御装置(7)とで構成されている。本発明に
おける主系(2)は、剛体振子のようなもので、より具体
的には、波浪に揺られる船舶、索道に吊り下げられたゴ
ンドラや垂下式のモノレール、ロープにてクレーンに吊
り下げられた貨物などが該当する。図1をゴンドラにた
とえれば、図中、(8)が大地であり、(9)が索道を支持す
る支柱、(10)が索道、(2)が主系に相当するゴンドラ本
体という事になる。
ロータ(1)を垂直軸にて回転自在に支持しており、前記
回転ロータ(1)は一定の角速度で回転している。回転ロ
ータ(1)の駆動装置(図示せず)は例えばDCモータの
ようなものが使用される。また、アクチュエータ(5)は
回転角度や回転速度制御の簡単な例えばステッピング・
モータやサーボモータのようなものが使用される。
(A)の解析モデルについて説明する。前述のように、ロ
ータ(1)はジンバル(3)に組み込まれて駆動装置によりジ
ンバル(3)に対して一定の角速度を維持している。主系
(2)に作用する外乱への抵抗トルクはロータ(1)に作用す
るジャイロモーメントであり、ジンバル(3)をアクチュ
エータ(5)で回転させる事により発生させる。ジンバル
(3)の回転によって主系軸(10)回りについてのジンバル
(3)の慣性モーメントが変化しないと仮定すると、主系
(2)の周期などを用いて無次元化された主系(2)の運動方
程式は次のようになる。 θ''1−(α/β)1/2・Ω'・θ'2・cosθ2+2Zθ'1+θ1=w' (1) ここで、θ1、θ2は主系(2)とジンバル(3)の角変位、
w'は無次元化された励振トルク、Ω'は無次元化された
ロータ(1)の回転角速度、Zは主系(2)の粘性減衰、α、
βは慣性モーメント比である。式(1)の第2項がジャイ
ロモーメントとしての主系(2)への制振トルクであり、
これをu'1とおくと所要の制振トルクを得るためにはジ
ンバル(3)を、 θ'2=(β/α)1/2・[u'1/(Ω'・cosθ2)] (2) を満たすように回転させる必要がある。
±π/2に達すると、制御トルクは瞬間的に零になり、
その前後で出力トルクの符号が反転する。従って、│θ
2│>π/2の領域では所定の制振トルクを得ることがて
きない。このためジンバル(3)は│θ2│≦π/2の領域
で作動する必要がある。ジンバル角θ2の制約を │θ2│≦θmax≦π/2 (3) とすると主系(2)に加え得るトルク積には、 │∫u'1dt│=│(α/β)1/2・Ω'∫θ'2・cosθ2dt| ≦2(α/β)1/2・Ω'・sinθmax (4) なる制約がある。ジンバル角θ2に制約がないと(θmax
=π/2)としてもロータ角運動量の2倍がトルク積の
上限となる。
いられていた定ゲイン制御を説明し、続いて本発明の可
変ゲイン制御について説明する。 (定ゲイン制御) フィードバックゲインをKvとし、
主系(2)の制振トルクをu'1=−Kv・θ'1で決定する。
制振トルク積は、 │∫u'1dt│=│Kv∫θ'1dt| (5) となり、主系(2)が原点(例えば、クレーンの場合では
貨物が鉛直点に位置する場合)に静止した状態で、強さ
θ0のインパルス入力を受けた時、その最大値は2Kv・
θ0で近似できる。式(4)と式(5)を比較すると、主系(2)
の減衰比を最大とするフィードバックゲインKvは、 Kv=(α/β)1/2・Ω'・sinθmax/θ0 (6) となり、結果的にジンバル(3)の制御則は次のようにな
る。 θ2=−sin-1[(sinθmax)・θ1/θ0] (7) 式(7)に従うとき、式(3)のジンバル角θ2の制約が満足
されている。これはインパルス入力の場合に限らず、制
御状態での主系振幅がθ0以下であれば常に適用可能で
ある。
Ω'、sinθmax、θ0の全ては定数であり、これらから演
算されるKvも一定の値をとる事になる。その結果、こ
の定ゲイン制御では、前述のように異常時まで対応可能
にしようとするならば、異常時でもジンバル(3)の制御
角度θ2が許容最大角度を越えない範囲で最大振幅とな
るようにθ0を大きく、即ち、ゲインKvを非常に小さく
設定しなければならず、前述のようにジャイロ機構の容
量の大半が有効に利用されなくなる。
ゲイン制御)では、主系振幅|θ1|がθ0を越えると
(通常は、|θ1|≦θ0である。)、│θ2|がθmax以
上になってしまう。そこで、θ0 2/2がインパルスを受
けた直後の主系(2)のエネルギEに等しいことに着目
し、制御則として次式を採用する。 θ2=−sin-1[(sinθmax)・θ1/(2E)1/2] (8) E=(1/2)(θ1 2+θ'1 2) (9) これは、フィードバックゲインKvを制御対象のエネル
ギEに基づいて可変とした事になる。すなわち、式(8)
において、変数であるEによってθ2が変化するが、θ2
が変化するという事は、θ2を演算するためのフィード
バックゲインKvが変化している事を意味する。
式を得る。 Kv=(α/β)1/2・Ω'・sinθmax/(2E)1/2 (10) 主系(2)への制振トルクu'1は、 u'1=−(α/β)1/2[Ω'・sinθmax/(2E)1/2](1−θ1 2/2E)θ'1 +(α/β)1/2[Ω'・sinθmax/(2E)1/2](θ1・θ'1/2E)θ''1 (11) と表される。
(2)の角速度θ'1を掛け、主系(2)のエネルギの変化速度
E'に関して整理すれば次式が得られる。 {1−(α/β)1/2[Ω'・sinθmax/(2E)1/2](θ1・θ'1/2E)}E' =−2Zθ'1 2−(α/β)1/2[Ω'・sinθmax/(2E)1/2]θ'1 2 (12) これにより、E'<0となるための条件は、 θ1=(2E)1/2・cosψ、 θ'1=(2E)1/2・sinψとおくとき、 E>(1/8)・(α/β)・Ω'2・sin2θmax・sin22ψ (13) となる。
る。 θ''1=−〔{2Z+(α/β)1/2[Ω'・sinθmax/(2E)1/2](1-θ1 2/2E)}θ'1-θ1〕 ÷{1−(α/β)1/2[Ω'・sinθmax/(2E)1/2](θ1・θ'1/2E)} (14)
系(2)の角加速度θ''1の等高線、主系状態量の位相面上
での動きを示す。縦軸は主系(2)の角速度θ'1、横軸は
主系(2)の変位角θ1である。図の斜線部は│θ''1│>
0.028radの領域である。式(8)による制御を行うと
境界Cの近傍(主系(2)のエネルギEが非常に小さくて
最小許容値の近傍にある時)でジンバル(3)を非常に高
速で回転させることになる。換言すれば、式(8)におい
て、エネルギEが非常に小さくなればジンバル角θ2は
非常に大きくならざるを得ず、このことは式(8)からゲ
インKvが過大になる事を意味し、前述のジンバル(3)の
高速回転に繋がる。その結果、主系(2)の角加速度θ''1
が高くなる。これは振動制御としても良い結果とは言え
ない。即ち、可変ゲイン制御は、主系(2)のエネルギE
が非常に大きい場合でも、ジャイロ機構(A)の能力の限
界までフル稼働させる事が出来て有効であるが、エネル
ギEが過小である場合(後述するE<Ecの場合)には
問題が残る事になる。
法を採用した。 EC≧EC min=(1/8)・(α/β)・Ω'2・sin2θmax (15) となるようなECを選び、主系(2)のエネルギがE<EC
のときは定ゲインによる制御に切り換えることにする。
ECは主系(2)の原点近傍における角加速度θ''1にθ''m
axなる上限を設定することにより決定し、E<ECの領
域ではジンバル(3)を θ2=−sin-1{[sinθmax/(2Ec)1/2]・θ1} (16) に従って回転させる。このとき位相面上の全領域におい
てE'≦0となる。本実験例ではθ''max=0.028rad
(無次元化)とする。式(16)において、右辺の[sinθmax
/(2Ec)1/2]は定数であり、θ2はθ1に従って変化す
る事になる。
ある。実験装置は主系、ジンバル、ロータからなり、主
系軸とジンバル軸にはロータリエンコーダ(センサに相
当)が取り付けられている。ジンバル軸は段付きベルト
により減速比1:4でパルスモータ(アクチュエータに
相当)の駆動軸に接続されており、パルスモータに速度
指令を送ることにより、所定の位置(即ち、制御角度)
に回転させることができる(0.36deg/pulse)。 また
ロータはDCサーボモータにより一定の角速度を維持し
ており、回転数はコントローラで設定することができ
る。実験装置の慣性モーメント比は、α=11.6,β
=5500,主系の固有振動数は3.55rad/sである。
ロータの回転数は2500rpm(Ω=0.292), ジンバ
ル角の制約はθmax=3π/8とした。
ル軸のロータリエンコーダはパソコンの拡張スロットに
あるカウンタボードと接続されており、インターバルタ
イマからの10ms毎の割り込みに同期して計数値がパソ
コンに読み込まれる。計測された主系角変位から、制御
則に応じてジンバルの角変位の差を用いて、サーボ系に
よりジンバル軸を駆動する。
に初期角5.0°を与えた状態からの過渡応答を測定し
た。主系の初期変位に基づいて定ゲインとした場合、及
び可変ゲインを用いた場合の主系の応答をそれぞれ図3
(定ゲイン制御)、図4(可変ゲイン制御)に示す。図
中、縦軸は主系の変位角で横軸は時間を表す。実線、破
線、点線は制御時の実験、シミュレーション結果であ
り、一点鎖線は制御を行わないときの実験結果である。
図3比較して図4は、ゲインを可変とすることにより、
主系振幅の小さな領域においてもジンバルのストローク
を十分に活用して大きな制御トルクが得られている。実
験結果はシミュレーションと良く一致しており、可変ゲ
インによる制御が実現可能である。
ドバックを用いた場合の能動形ジャイロ機構の制振効果
を確認したもので、ゲインを可変とする事により、制振
対象のエネルギが外乱により大きくなってもジンバル角
を飽和させずに制御を行うことが可能であり、また、主
系のエネルギが小さい領域では従来の定ゲインによる制
御方法の場合と比較してより大きな制御トルクを得るこ
とができ有効である。
小さい場合には、可変ゲイン制御から定ゲイン制御に切
り替えることにより、可変ゲイン制御の不都合を解消す
る事が出来、ジャイロ機構の持つ容量を最大限に発揮さ
せる事が出来る。
視図。
ラフ。
答グラフ。
Claims (4)
- 【請求項1】 回転ロータと、回転ロータを支持
し且つ制振対象である主系に回転自在に取り付けられた
ジンバルと、ジンバル軸に接続され、ジンバルの角度を
制御するアクチュエータと、主系の振動を検出するセン
サと、センサから取り込んだセンサ出力に基づいた演算
結果をジンバルのアクチュエータにフィードバックする
制御装置とで構成されたジャイロ機構により、前記フィ
ードバック制御のゲインが、主系のエネルギの増加・減
少に反するように減少・増加するように変化させる制振
方法であって、 主系のエネルギが大きい場合、フィードバック制御によ
るジンバルの角度が最大許容角度を越えないように前記
ゲインが小さくなるようにし、 主系のエネルギが小さい場合、ジンバルの角度が最大許
容角度以下になる範囲内で主系のエネルギに合わせてゲ
インを変化させる事を特徴とするジャイロ機構による制
振方法。 - 【請求項2】 ジンバルの制御角度が次式で制御
される事を特徴とする請求項1に記載のジャイロ機構に
よる制振方法。 θ2=−sin-1[(sinθmax)・θ1/(2E)1/2]………(I) E=(1/2)(θ1 2+θ'1 2)…………………………… (II) │θ2│≦θmax≦π/2………………………………………(III) ここで、θ2はジンバルの制御角度 θmaxはジンバルの最大変位角 θ1は主系の変位角 Eは主系のエネルギ θ'1は主系の角速度 - 【請求項3】 回転ロータと、回転ロータを支持
し且つ制振対象である主系に回転自在に取り付けられた
ジンバルと、ジンバル軸に接続され、ジンバルの角度を
制御するアクチュエータと、主系の振動を検出するセン
サと、センサから取り込んだセンサ出力に基づいた演算
結果をジンバルのアクチュエータにフィードバックする
制御装置とで構成されたジャイロ機構により、前記フィ
ードバック制御のゲインが、主系のエネルギの増加・減
少に反するように減少・増加するように変化させ且つ前
記エネルギが過小で最小許容エネルギより小さい場合に
は前記ゲインを固定するように制御する制振方法であっ
て、 主系のエネルギが大きい場合、フィードバック制御によ
るジンバルの制御角度が最大許容角度を越えないように
前記ゲインが小さくなるようにし、 主系のエネルギが小さい場合、フィードバック制御によ
るジンバルの制御角度が最大許容角度以下である場合に
は、主系のエネルギに合わせてゲインを変化させ、 主系のエネルギが最小許容値より小さくて、ゲインが過
大となる場合には最小許容エネルギを設定して、主系の
エネルギがこれ以下の時は、前記最小許容エネルギを基
準としてゲインを固定する事を特徴とするジャイロ機構
による制振方法。 - 【請求項4】 主系のエネルギが可変ゲイン制御
の最小許容エネルギ以上で、ゲインが可変制御されてい
る場合には、ゲインにより演算されるジンバルの制御角
度が(I)〜(III)式で制御され、主系のエネルギが最小許
容エネルギより小さくてゲインが固定制御である場合に
は、ジンバルの制御角度が(IV)式で制御される事を特徴
とする請求項3に記載のジャイロ機構による制振方法。 θ2=−sin-1[(sinθmax)・θ1/(2E)1/2]………(I) E=(1/2)(θ1 2+θ'1 2)…………………………… (II) │θ2│≦θmax≦π/2………………………………………(III) θ2=−sin-1[(sinθmax)・θ1/(2Ec)1/2] ……(IV) ここで、θ2はジンバルの制御角度 θmaxはジンバルの最大変位角 θ1は主系の変位角 Eは主系のエネルギ θ'1は主系の角速度 Ecは可変ゲイン制御の最小許容エネルギ
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25142494A JP3601854B2 (ja) | 1994-09-19 | 1994-09-19 | ジャイロ機構による制振方法 |
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|---|---|---|---|
| JP25142494A JP3601854B2 (ja) | 1994-09-19 | 1994-09-19 | ジャイロ機構による制振方法 |
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| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0886657A true JPH0886657A (ja) | 1996-04-02 |
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|---|---|
| JP (1) | JP3601854B2 (ja) |
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