JPH0887172A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH0887172A
JPH0887172A JP6248899A JP24889994A JPH0887172A JP H0887172 A JPH0887172 A JP H0887172A JP 6248899 A JP6248899 A JP 6248899A JP 24889994 A JP24889994 A JP 24889994A JP H0887172 A JPH0887172 A JP H0887172A
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Japan
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image
image carrier
carrier
developer
developing
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JP6248899A
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English (en)
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Itsutaka Miyamoto
厳恭 宮本
Hisahiro Saito
久弘 斎藤
Hajime Tanaka
一 田中
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Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】リングマークの素である磁性異物が現像装置に
至る過程を調べ、その発生源及び経路を断つことで、リ
ングマークと呼ばれる画像欠陥の発生を低減する画像形
成装置を提供する。 【構成】像担持体1と、この像担持体1に近接し現像剤
を担持した現像剤担持体11に交番電圧を印加すた現像
手段と、像担持体1上のトナー像を記録材Pに転写する
転写手段とを有する画像形成装置において、像担持体1
と現像剤担持体11との間隙に形成される最大間隙電界
を25MV/m以上にし、像担持体1の移動する方向に
おいて現像手段の上流位置に、像担持体1に対向して設
けられた像担持体1上に付着している磁性異物を捕集す
るための磁界発生手段400を備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えば静電像を現像
剤にて現像する画像形成装置に関し、更に詳言すれば、
現像時における磁性異物による放電現象によって画像欠
陥の発生を防止する画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば静電像を現像剤にて現像する画像
形成装置として、像担持体(以下、感光体ドラムという
場合もある)と、この像担持体に近接し現像剤を担持し
た現像剤担持体と、像担持体と現像剤担持体との間隙を
規制する間隙規制部材とを有し、現像剤として例えば2
成分現像剤を用い、ACバイアスを印加して像担持体を
複数回周回する間に、現像剤担持体から像担持体上に現
像剤を供給して多色トナー像を重ね合わせ現像するもの
がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、高速かつ高
画像の現像を行なうために、例えば2成分現像剤を現像
担持体上に薄層供給し間隙を狭め、高電界のACバイア
スを印加する傾向がある。
【0004】一方、この傾向に伴い、所謂リングマーク
と呼ばれる画像欠陥が発生し易くなる傾向があり、これ
は2成分現像剤を現像担持体上に薄層供給するための狭
い間隙(0.4〜0.8mm)を、例えば導電性の粉末
(大きさ0.1〜0.4mm)が通過するときに、像担
持体と粉末の先端との空隙で電離がおき、潜像が破壊さ
れリング状又は円板状の(スポット状)の潜像欠陥が形
成されることが原因であると考えられる。また、AC電
圧値が大きく、間隙が狭まり、この粉末が大きくなると
発生し易い、又は大きな欠陥になる傾向があることが確
認されている。
【0005】ところで、画像形成装装置では、紙詰まり
が発生し、このジャム処理した後、プロセスユニットを
交換した直後突然リングマークが発生する傾向がみら
れ、暫く順調に進行するに従い徐々に減少し、また突然
発生するといった状況があった。このリングマーク発生
の要因のひとつに次のことが挙げられる。クラムシェル
を開閉した時、上本体に付着している金属異物が衝撃や
傾斜で移動して、感光体ドラムをはじめ機械各部に落下
し、それが種々の経路から感光体ドラムに転移し、感光
体ドラムを媒体として現像装置または現像間隙に至り、
リングマークを起こしていた。特に、感光体ドラムが複
数回周回して複数色のカラー画像を感光体ドラム上に形
成する画像形成装置では、クリーニング手段の圧着解除
を伴うためクリーニングを通過して現像に至る異物の割
合が高く、リングマークの発生頻度を一層高くしてい
た。
【0006】この発明は、かかる点に鑑みてなされたも
ので、リングマークの素である磁性異物が現像装置に至
る過程を調べ、その発生源及び経路を断つことで、リン
グマークと呼ばれる画像欠陥の発生を低減する画像形成
装置を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、請求項1記載の発明は、像担持体と、この像担持体
に近接し現像剤を担持した現像剤担持体に交番電圧を印
加すた現像手段と、前記像担持体上のトナー像を記録材
に転写する転写手段とを有する画像形成装置において、
前記像担持体と前記現像剤担持体との間隙に形成される
最大間隙電界を25MV/m以上にし、前記像担持体の
移動する方向において前記現像手段の上流位置に、前記
像担持体に対向して設けられた前記像担持体上に付着し
ている磁性異物を捕集するための磁界発生手段を備えた
ことを特徴としている。
【0008】請求項2記載の発明の画像形成装置は、複
数の現像手段を備え、ACバイアスを印加して前記像担
持体に多色トナー像を重ね合わせ現像することを特徴と
している。
【0009】請求項3記載の発明の画像形成装置は、複
数の現像手段を備え、ACバイアスを印加して前記像担
持体を複数回周回する間に前記像担持体上に多色トナー
像を重ね合わせ現像することを特徴としている。
【0010】請求項4記載の発明の画像形成装置は、前
記磁界発生手段が交換可能なプロセスユニットに取り付
けられていることを特徴としている。
【0011】
【作用】請求項1記載の発明では、像担持体の移動する
方向において現像手段の上流位置に、磁界発生手段が像
担持体に対向して設けられ、例えばジャム処理等でクラ
ムシェルを開閉した時、上シェルに付着している磁性異
物が衝撃や傾斜で移動し像担持体上に付着しても、磁界
発生手段により像担持体上に付着している磁性異物を捕
集する。従って、像担持体と現像剤担持体との間隙に2
5MV/m以上の最大電界を形成するように現像剤担持
体に交番電圧を印加し、像担持体上にトナー像を現像す
るとき、磁性異物が除去されているため現像バイアスに
よる放電現象によってリングマークが発生することを低
減でき画像欠陥が減少する。
【0012】請求項2記載の発明では、ACバイアスを
印加して前記像担持体に多色トナー像を重ね合わせ現像
するとき、磁界発生手段により像担持体上に付着してい
る磁性異物を捕集し、磁性異物が効果的に除去されてい
るため現像バイアスによる放電現象によってリングマー
クが発生することを低減でき画像欠陥が減少する。
【0013】請求項3記載の発明では、ACバイアスを
印加して像担持体を複数回周回する間に像担持体上に多
色トナー像を重ね合わせ現像し、この像担持体上に多色
トナー像を現像するとき、磁界発生手段により像担持体
上に付着している磁性異物を捕集し、磁性異物が効果的
に除去されているため現像バイアスによる放電現象によ
ってリングマークが発生することを低減でき画像欠陥が
減少する。
【0014】請求項4記載の発明では、磁界発生手段が
交換可能なプロセスユニットに取り付けられており、プ
ロセスユニットを交換すると磁界発生手段も同時に交換
できる。
【0015】
【実施例】以下、この発明の画像形成装置の実施例を図
面に基づいて説明する。図1は画像形成装置の全体構成
図である。図に示す通り、OPC感光層を表面に塗布し
た像担持体1としての感光体ドラムは一方向(図では時
計回り方向)に駆動回転され、PCL2による除電を行
なって前回プリント時の帯電を除去された後、帯電器3
により周面に対し一様に帯電され、新たなプリントに備
える。この一様帯電の後、像露光手段4により画像信号
に基づいて像露光が行なわれる。像露光手段4はレーザ
光線から発光されるレーザ光を回転多面鏡5により回転
走査され、fθレンズ6を経て反射ミラー7,8,9に
より光路を曲げられ、予め帯電された像担持体1の周面
上に投射され像担持体1の表面に潜像が形成される。
【0016】像担持体1の周縁にはイエロー(Y)、マ
ゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)のトナー
と磁性を有するキャリアとの混合剤で構成される現像剤
を充填した現像装置10が設けられていて、まず、1色
目の現像がマグネットを内蔵し現像装置10を保持しつ
つ回転する現像剤担持体11によって行なわれる。現像
剤は層形成棒によって現像剤担持体11上に所定の厚さ
に規制されて現像域へと搬送される。像担持体1と現像
剤担持体11との間にはACバイヤス電圧とDCバイヤ
ス電圧とが重畳して印加され、公知の方法により顕像化
される。
【0017】このようにして1色目の現像が終わった
後、2色目(マゼンタ)の画像形成工程に入り、再び像
担持体1が一様帯電され、3色目(シアン)、4色目
(ブラック)についても2色目と同様の画像形成工程が
行なわれ、像担持体1には計4色の現像がなされる。
【0018】一方、給紙カセット13により給紙機構1
4により給送された記録材である記録紙は転写ベルト1
8を張架した転写装置17によって像担持体1と転写ベ
ルト18との間に形成されニップ部35Tへと給送さ
れ、像担持体1周面上の多色像が一括して記録紙に移さ
れる。ここで、転写ベルト18の上流側保持ローラ58
の軸58aに対し高電圧が印加され、この軸58aに転
写ベルト18をはさんで対向する位置に設置された導電
性ブラシ67が設置されており、給送されてきた記録紙
に注入される電荷により転写ベルト18に吸引されつつ
転写域に進入する。像担持体1より分離した記録紙は転
写ベルト18を張架する下流側の保持ローラ56の軸5
6aを対向電極として除電されながら転写ベルト18か
ら分離する。転写ベルト18に付着したトナーはクリー
ニングブレード37Tにより除去する。なお、転写ベル
ト18は多色像形成中は下流側の保持ローラ56の軸5
6aを中心として像担持体1より離される。
【0019】転写装置17から分離した記録紙は、少な
くとも一方のローラ内部にヒータを有する2本の圧着ロ
ーラで構成される定着装置20へと搬送され、その2本
の圧着ローラ間で熱と圧力とを加えられることにより付
着トナーは溶解し、記録紙上に定着された後装置外へ排
出される。
【0020】転写後の像担持体1に残ったトナーは除電
器19により除電を受けた後、クリーニング装置26に
いたり、像担持体1に当接したクリーニングブレード2
7によってクリーニング装置26内にかき落とされ、ス
クリュー等により排出され回収ボックスに貯留される。
クリーニング装置26により残留トナーを除去された像
担持体1はPCL2により除電された後、帯電器3によ
り一様帯電を受け、次の画像形成サイクルに入る。ま
た、記録紙が転写ベルト18から分離されず像担持体1
に巻きつき、クリーニング部にまで入り込んでしまう
と、記録紙が取り出せなくなったり、していは、クリー
ニングブレード、帯電極ワイヤーの破損あるいは、帯電
器3、PCL2の機能の低下をきたす虞れがあるため、
この記録紙の巻きつきを検出するジャムセンサ36Tが
除電器のそばに装着されている。
【0021】この画像形成装置は、線速度VLが通常モ
ードで74.4mm/sの通常速度であり、OHTモー
ドで紙種検知センサー508によりOHTシートを検知
したら像担持体1上にカラートナー像を形成する時は通
常速度であり、転写以降の工程は12.4mm/sの低
速度に切替る。
【0022】カラー画像形成装置の潜像形成は、次のよ
うに行なわれる。
【0023】PCL2は帯電器3の上流に配設され、プ
リント前に像担持体1の表面すなわち感光体面の履歴を
なくすために、面露光を行なって像担持体面の残像を消
去している。PCL2としては、LEDアレーが用いら
れており、フルカラー時には第1色像形成前にのみ点灯
し、モノカラー時には常時点灯するようになっている。
【0024】帯電器3としてはスコロトロン電極が用い
られる。帯電ワイヤーはタングステン線を芯材とし表面
に金が被覆された外径60μφのワイヤーが用いられ
る。コロナ電流は図には示してない定電流電源により4
00μA(電圧−4.5〜−5.5kv)に設定され
る。グリッド電極は、エッチング処理により開孔された
ステンレス製メッシュに金メッキコーティングして製作
されたものである。
【0025】グリッド電極は感光体と帯電ワイヤーとの
間で感光体に対向して1〜2mm範囲で所定距離に設定
される。グリッド電極には通常−600vのグリッド電
圧VGが印加されている。なお、感光体の特性、第n色
像の帯電過程、感光体ドラムの使用数、周囲温度湿度等
の検知信号に応じて常に帯電電位VHが所定値(−65
0v)を維持するように高度に制御されている。
【0026】帯電後の書込は、像担持体1への一様帯電
ののち像露光手段4により画像信号に基づいた像露光が
行われる。像露光手段4は図示しないレーザダイオード
を発光光源とし回転するポリゴンミラー5、fθレンズ
6等を経て反射ミラー7,8,9により光路を曲げられ
走査がなされるもので、像担持体1の回転によって潜像
が形成される。
【0027】レーザ走査露光による感光体の単位画素に
露光される露光光量は、レーザ出力(レーザパワー)と
単位画素当たりにレーザが点灯する時間(PWパルス
幅)との積で決定される。レーザ出力は非画像領域が通
過する毎にレーザーを強制的に点灯させ、図に示してい
ない光センサーにより受光信号が所定値になるようにレ
ーザ駆動電圧制御している(APC制御)。レーザ出力
は感光体の感度特性や周囲の温湿度、感光体の使用数に
応じて切り替え可能になっている。
【0028】感光体上の潜像の各画素に対するPWを変
調する制御(PWM)することにより潜像各部の露光部
電位を自由に形成できるようになっている。装置本体は
PWがフル点灯に対して50%の状態(PWM比:0.
5)で、各画素に対して点灯した時の露光部電位が−1
70vになるようにレーザ出力は標準的に動作するよう
に設定されている。
【0029】次に、トナー像重ね合わせプロセス関連す
る色合い補正(KNC補正)について以下に示す。本装
置では1次色像(イエロー像、マゼンタ像、シアン
像、)部のPWはフル点灯で、PWM比=1である。2
色像(レッド像、グリーン像、ブルー像)部のPWは2
色重ねの第1色目像と第2色目像とでPWを切り替え可
能になっている。これにより、第1色目像の露光電位と
第2色目像の露光電位を所望値に調整することにより、
2次色像のそれぞれ異なる色のトナーが最終記録材上で
略等しく形成するように制御している。標準的には、第
2色目像のPWは1次色像部と等しく、第1色目像のP
Wは50%点灯(PWM比:0.5)にしている。更
に、ユーザーの好みにより2次色の色合いは、1次色像
のPWM比を切り替えることにより、ある程度自由に標
準から切り替えることができるようにもなっている。
【0030】孤立ドットや文字や細線や疑似中間画像部
とソリッド部との間の色合いを等しくするERT補正
(処理)は、レーザを点灯される画像信号からエッジ画
素信号を検出し、エッジ画素については2次色像の第1
色目像に該当する時にPWM比を1に近づける。2次色
像の第2色目像のPWに近づけるようにPWM制御を行
なっている。
【0031】像担持体1の周縁には、イエロー(Y)、
マゼンタ(M)、シアン(C)、黒色(K)等のトナー
と磁性キャリアとからなる現像剤をそれぞれ内蔵した現
像装置10が設けられていて、先ず1色目の現像がマグ
ネットを内蔵し現像剤を保持して回転する現像剤担持体
11によって行われる。それぞれの現像装置10には、
トナーカートリッジ12から現像剤が供給される。現像
装置10及びトナーカートリッジ12は、現像ユニット
100に組み付けられ、現像ユニット100と共に交換
可能になっている。トナー補給扉101を開くことで、
トナー補給が行なわれる。また、現像ユニット100の
点検には図示しない現像扉を開いて現像ユニット100
を取り出して行なわれる。
【0032】現像剤はフェライトをコアとしてそのまわ
りに絶縁性樹脂をコーティングした磁性キャリアと、ポ
リエステルを主材料として色に応じた顔料と荷電制御
剤、シリカ、酸化チタン等を加えたトナーとからなるも
ので、現像剤は現像剤担持体11上に100〜600μ
mの層厚(現像剤)に規制されて現像域へと搬送され
る。
【0033】現像域における現像剤担持体11と像担持
体1との間隙は層厚(現像剤)よりも大きい0.4〜
0.6mmとして、この間にVACのACバアイスとV
DCのDCバイアスが重畳して印加され、間隙に25M
V/m以上の最大電界を形成するように現像剤担持体1
1に交番電圧を印加するバイアス付与手段を備えてい
る。VDCとV、トナーの帯電は同極性であるため、
ACによって磁性キャリアから離脱するきっかけを与
えられたトナーはVDCより電位の高いVの部分には
付着せず、VDCより電位の低いV部分に付着し顕像
化(反転現像)が行われる。1色目の顕像化が終った後
2色目の画像形成行程にはいり、再び帯電器3による一
様帯電が行われ、2色目の画像データによる潜像が像露
光手段4によって形成される。このとき1色目の画像形
成行程で行われたPCL2による除電は、1色目の画像
部に付着したトナーがまわりの電位の急激な低下により
飛び散るため行わない。
【0034】再び像担持体1の周面の全面に亘ってV
の電位となった感光体のうち、1色目の画像のない部分
に対しては1色目と同様の潜像がつくられ現像が行われ
るが、1色目の画像がある部分に対し再び現像を行う部
分では、1色目の付着したトナーにより遮光とトナー自
身のもつ電荷によってV´の潜像が形成され、VDC
とV´の電位差に応じた現像が行われる。この1色目
と2色目の画像の重なりの部分では1色目の現像をV
の潜像をつくって行うと、1色目と2色目とのバランス
が崩れるため、1色目の露光量を減らしてV>V
となる中間電位とすることもある。このようにY、
M、C、Kと4色のトナー像が順次感光体ドラム上に形
成されて、像担持体1の周面上の各画素にはY、M、
C、R(Y+M)、G(Y+C)、B(M+C)、Kの
7色の顕像形成される。
【0035】一方、給紙カセット13より給紙機構14
を介して搬出された記録材Pは、給紙案内部15で一旦
停止し、転写のタイミングの整った時点で給紙ローラ1
6の回転作動により転写域へと給紙される。転写域にお
いては、転写装置17が配置され、転写装置17の転写
ローラ29の作動で転写ベルト18が像担持体1方向へ
押され、転写のタイミングに同期して像担持体1の周面
に給紙された記録材Pを挟着して多色像が一括して転写
される。
【0036】次いで、記録材Pは転写後転写ベルト18
と一体に像担持体1から離間し、搬送される。除電器1
9は像担持体1に対面する側と背面側に開口を有し、こ
の開口から正負のコロナイオンを交互に放射し、像担持
体1面を除電するとともに、転写ベルト18上の記録材
Pも同時に除電している。記録材Pは除電器19によっ
て除電されつつ、転写ベルト18から分離して定着装置
20に搬送され、熱ローラ21と圧着ローラ22の加
熱、加圧によってトナーを溶着したのち排紙ユニット2
3の作動で搬送され、排紙ローラ24を介して装置外部
の受部25に排出される。
【0037】なお、転写ベルト18は記録材Pの通過
後、像担持体1の周面より退避離間して次なるトナー像
の形成に備える。一方記録材Pを分離した像担持体1
は、クリーニング装置26のクリーニングブレード27
の圧接により残留トナーを除去、清掃し、再びPCL2
による除電と、帯電器3による帯電を受けて次なる画像
形成のプロセスに入る。なお、クリーニングブレード2
7は像担持体1の感光体面のクリーニング後、直ちに移
動して像担持体1の周面より退避する。
【0038】像担持体1、PCL2、帯電器3及びクリ
ーニング装置26は、ドラムユニット200に組み付け
られ、ドラムユニット200と共に交換可能になってい
る。
【0039】また、カラー画像形成装置の背部には、マ
ニュアル給紙ユニット28が備えられ、マニュアル給紙
ユニット28により手差しによる記録材P、例えばOH
Tシートが給紙ユニット15へ送られる。
【0040】このカラー画像形成装置は、クラムシェル
開閉構造になっており、下シェル300に対して上シェ
ル301がマニュアル給紙ユニット28側において、下
シェル300に設けられたヒンジ600を支点にして開
閉可能である。下シェル300には給紙カセット13、
給紙ユニット15、転写装置17及び定着装置20等が
備えられ、上シェル301には、像露光手段4、現像ユ
ニット100及びドラムユニット200等が備えられて
いる。プロセスユニットである現像ユニット00及びド
ラムユニット200は、上シェル301を開けた状態
で、現像ユニット100はドラム軸方向にメタル製のス
ライドガイドによって、そしてドラムユニット200は
排紙側(前面側)から上シェル301の両パネルが設け
られたメタルガイドによって着脱可能になっており、所
定プリント使用して新品と交換される。
【0041】従って、下シェル300に対して上シェル
301がマニュアル給紙ユニット28側を支点にして開
らくと、下シェル300の給紙案内部15の上方に、上
シェル301の現像ユニット100及びドラムユニット
200が位置することになる。
【0042】給紙案内部15は、図2及び図3に示すよ
うに構成されている。図2は給紙案内部の断面図、図3
は給紙案内部の斜視図である。
【0043】給紙案内部15には、上下に対向して配置
された下給紙ガイド500と上給紙ガイド501とで給
紙経路502が形成され、この上流側に合流部503が
設けられ、給紙カセット13から送られる記録材P、例
えば普通紙と、マニュアル給紙ユニット28から送られ
る記録材P、例えばOHTシートが合流する。上給紙ガ
イド501は、転写装置17の上流側から下シェル30
0に固定したヒンジ600の近傍まで覆っている。
【0044】給紙経路502には給紙ローラ16が配置
され、この給紙ローラ16は下ローラ504と上ローラ
505とで構成され、下ローラ504は下給紙ガイド5
00に形成された窓部500aから給紙経路502に臨
み、上ローラ505は上給紙ガイド501に形成された
窓部501aから給紙経路502に臨み、下ローラ50
4と上ローラ505とで記録材Pが挟まれて送られる。
【0045】給紙ローラ16に対して下流側には、転写
のタイミングの整った時点で給紙するようにタイミング
をとるレジストシャッタ506が設けられている。レジ
ストシャッタ506のシャッタ部506aは下給紙ガイ
ド500に形成された窓部500bから給紙経路502
を通り、上給紙ガイド501に形成された窓部501b
を貫通して位置しており、この遮断状態で記録材Pの位
置規制を行ない、記録材Pを送る時には下方へ回動して
シャッタ部506aが下給紙ガイド500の窓部500
b及び上給紙ガイド501の窓部501bから抜けて給
紙経路502を開放する。
【0046】給紙ローラ16に対して上流側には、記録
材検知アクチエータ507が下給紙ガイド500に形成
された窓部500cから給紙経路502を通り、上給紙
ガイド501に形成された窓部501cを貫通して位置
している。この記録材検知アクチエータ507は、記録
材Pが給紙されると、記録材Pにより記録材検知アクチ
エータ507が下方に押されて回動し、これにより記録
材Pの給紙が検知される。記録材検知アクチエータ50
7に対して上流側には、紙質検知を行なう紙種検知セン
サ508が上給紙ガイド501の上方に配置されてい
る。紙種検知センサ508は上給紙ガイド501に形成
された窓部501dに対向して位置しており、この窓部
501dからOHTシートの給紙を検知する。
【0047】上給紙ガイド501には、ガバー509が
ビス510によって取り付けられており、このガバー5
09は上給紙ガイド501に形成された窓部501a,
501b,501c,501dやこれらの窓部に位置す
るレジストシャッタ506のシャッタ部506a、給紙
ローラ16の上ローラ505、記録材検知アクチエータ
507及び紙種検知センサ508を覆うドーム構造にな
っている。さらに、上給紙ガイド501と下シェル30
0に設けられたヒンジ600側の固定ガイド511との
間には弾性変形可能な遮閉部材512が設けられ、下シ
ェル300の開閉により遮閉部材512が変形して遮閉
している。
【0048】このように、上給紙ガイド501、ガバー
509及び遮閉部材512により給紙案内部15の上方
に設けられる給紙案内部15に異物が落下するのを防止
する少なくとも通紙幅領域で遮閉構造を備えた異物落下
防止部材Aを構成している。異物落下防止部材Aは、下
給紙ガイド500の上方に位置し、ヒンジ600側の固
定ガイド511から転写上流側の全域に渡って遮閉して
いる。また、転写上流側の全域に設けられた上給紙ガイ
ド501にはカバー509を設け、少なくとも通紙領域
で異物が給紙経路502に落下しない遮閉構造となって
いる。
【0049】このように通紙幅領域で遮閉構造を備えた
異物落下防止部材Aを給紙案内部15の上方に設けてお
り、クラムシェルを開閉した時、上シェル301や現像
ユニット100及びドラムユニット200に付着してい
る金属異物が衝撃や傾斜で移動して落下しても、この異
物落下防止部材Aにより給紙案内部15に異物が落下す
るのを防止することができる。
【0050】また、特に、下シェル300に対して上シ
ェル301を開閉可能にしたクラムシェル開閉の2分割
構造であり、下シェル300に対して上シェル301が
マニュアル給紙ユニット28側を支点にして開らくと、
下シェル300の給紙案内部15の上方に、上シェル3
01の現像ユニット100及びドラムユニット200が
位置することになる。この上シェル301を開けた状態
で、現像ユニット100がドラム軸方向にメタル製のス
ライドガイドによって、ドラムユニット200は、排紙
側から上シェル301の両パネルに設けられたメタルガ
イドによって着脱可能になっており、所定プリント使用
して新品と交換するときに、プロセスユニットや扉を媒
体とした異物が落下しても、異物落下防止部材Aにより
給紙案内部15に異物が入ることが阻止される。
【0051】従って、異物が給紙案内部15の給紙経路
502に異物入り込むことがないから、従来のように記
録材Pによって転写装置17に持ち込まれることがなく
なる。このため、転写装置17で転写を行なう時に、異
物が像担持体1に転移することが防止され、像担持体1
を媒体として現像装置10または現像間隙Dsdに至り
リングマークを起こすことが低減する。
【0052】次に、現像装置の構成を図4乃至図6に基
づいて説明する。図4は現像装置の断面図、図5は現像
装置の一部を破断した平面図、図6は現像ユニットの側
面図である。
【0053】現像ユニット100に備えられた現像装置
10は像担持体1に対向して配設され、この現像装置1
0のケーシング30aには蓋30bがされ、その内部に
は現像剤担持体11、一対の撹拌スクリュ31,32、
撹拌ローラ33、供給ローラ34、薄層形成棒35及び
スクレーバ36が設けられている。現像剤担持体11、
一対の撹拌スクリュ31,32、撹拌ローラ33、供給
ローラ34の両端の軸部がケーシング30aの側壁に回
動可能に軸支されている。現像剤担持体11の両端部に
は間隙規制部材37が回動可能に取り付けられている。
間隙規制部材37は像担持体1の両端のOPC感光体が
塗布されていない部分のアルミニウムのドラム上に当接
し、この間隙規制部材37によって像担持体1と現像剤
担持体11との間隙Dsdを規制し、この間隙Dsdが
現像隙間である。
【0054】現像剤担持体11は、矢印方向に回転する
円筒状のスリーブ44を有し、このスリーブ44の内部
には磁界発生手段41が固定され、この磁界発生手段4
1は複数の磁極をもつ磁石体で構成される。
【0055】トナーカートリッジ12より供給されたト
ナーは、現像装置10の蓋30bの供給開口部30b1
からケーシング30aに配置された一対の撹拌スクリュ
31,32上に落下され、相反する方向に回転する一対
の撹拌スクリュ31,32及び撹拌ローラ33によって
磁性キャリアと撹拌混合され、所定の帯電量(Q/M)
に設定される一方トナー濃度はL検方式により検知さ
れ、この出力周波数にもとづいてトナーの供給量を制御
して、例えば7ないし11%程度のトナー濃度値にプロ
グラム可変制御される。撹拌された二成分現像剤は供給
ローラ34を介して現像剤担持体11に搬送される。そ
して、薄層形成棒35によって薄層とされて像担持体1
と対向する現像域に搬送され、次に記す現像条件によっ
て静電潜像の反転現像を行う。現像域の下流位置に、供
給ローラ34の下方位置にスクレーパ36が配置され、
現像域でトナーが枯渇した現像剤を現像剤担持体11か
ら引きはがし、撹拌スクリュ31,32側に戻してい
る。
【0056】トナーは例えば下記の組成から成るもの
で、 スチレンーメタクリル酸ブチル(75:25)共重合体樹脂 100重量部 着色剤 10重量部 バリファースト(オリエント化学社製) 0.2重量部 軟化点120℃のポリプロピレン 2重量部 上記組成物を溶融、練肉、冷却、粉砕、紛糾し重量平均
粒径15μm径のイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シ
アン(C)のトナーとし、重量平均粒径11μm径の黒
色(K)のトナーしたもので、5〜20μm径の間が好
ましく用いられる。
【0057】トナーに用いられる樹脂としては、スチレ
ン系樹脂、ビニル系樹脂、エチル系樹脂、ロジン変性樹
脂、アクリル系樹脂、ポリアミド樹脂、エポキシ樹脂、
ポリエステル樹脂等が挙げられ、それにカーボン等の着
色剤や必要に応じて定着性向上剤、帯電制御剤等を加え
て、従来公知のトナー粒子製造方法と同様の方法によっ
て作ることができる。さらに、トナー粒子がスプレード
ライ法、あるいは粒子化後の球形化処理によって球形化
されたものであると、現像剤の流動性が向上して凝集し
にくくなり、磁性キャリアとの均一混合性、搬送性およ
び帯電性も向上する。
【0058】トナー用の着色剤としては、一般に染料及
び顔料が用いられるが、耐候堅牢度が高い顔料が広く用
いられる。顔料としては、カーボンブラック(黒色)、
ベンジジンイエロー(黄)、ローダミンB(マゼン
タ)、銅フタロシアニン(シアン)等が用いられる。こ
れら有機及び無機顔料は所望に応じて単独又は複数を選
択併用して、求める色調に調えられる。又顔料の添加量
は樹脂に対し約3から15部が好ましく選択される。
【0059】磁性キャリアは、絶縁性キャリアが用いら
れ、平均電荷量Q/Mは、15〜25μC/gr、初期
トナー濃度TCは、9wt%である。キャリア は、絶
縁性であり、コアは材質が球形フェライトであり、平均
粒径が46μφ、磁化率が20.5emu/gr(20
〜40emu/gr)である。また、シェルは、材質が
スチレン樹脂、膜厚が0.5μmのものが用いられてい
る。
【0060】磁性キャリアの平均粒径が大きいと、現像
剤担持体11上に形成される現像剤層の状態が荒くな
り、振動電界で振動を与えてもトナー像にムラが現れ易
く、現像剤層におけるトナー濃度が低くなるので、高濃
度の現像が困難になる。又磁性キャリアの平均粒径が小
さい場合、キャリア粒子が細か過ぎると、トナー粒子と
共に感光体面ヘの付着、飛散を起し易くなる。これらの
現象は、現像条件としてのキャリア粒子に作用させる磁
界の強さ、それに応ずるキャリア粒子の磁化の強さに関
係し、重量平均粒径が30〜120μm、磁界500エ
ルステット下での磁化率が20〜50emu/gの磁性
キャリアが好ましく用いられる。
【0061】現像剤は、上記の磁性キャリアに対してト
ナーが9wt%となるよう混合すると共に、添加剤とし
て、疎水性シリカを0.5wt%となるよう加えて現像
剤としたものが多く用いられる。
【0062】ケーシング30a内の2成分現像剤は撹拌
スクリュ31,32及び撹拌ローラ33によって撹拌さ
れ、帯電してトナーは磁性キャリアの周囲に静電的に付
着する。かかる状態の現像剤は回転する供給ローラ34
によって移動し、磁界発生手段41の磁石体の磁力によ
って現像剤担持体11に付着する。現像剤担持体11に
付着した現像剤は、薄層形成棒35によって単位面積当
たり5〜10mg/cm2範囲の所定値に層厚規制がな
されたのち像担持体1と現像剤担持体11との最近接位
置である現像領域に搬送される。この現像領域では、現
像剤は像担持体1に対して非接触で移動する。
【0063】現像剤担持体11は10〜50cm/se
cの周速度で回転し現像領域に新しい現像剤を供給す
る。この供給量は像担持体1の移動速度に関係し、不足
すると現像不足(アンダ)の現像しか行われない。ま
た、現像剤担持体11の回転数が高いとトナーが飛散し
やすい条件となる。
【0064】現像剤担持体11の導電性の金属管のスリ
ーブ44は、アルミ材やステンレス材が用いられ、外径
15〜50mmφのローラである。現像剤担持体11の
表面は現像剤の安定して均ーな搬送がなされるよう平均
表面粗さRzは2〜5μmの間にあることが好ましい。
平滑になると搬送は十分に行われなくなり、粗すぎると
現像ムラが生じることとなる。上記の表面粗さにするに
はサンドブラスト処理が好ましく用いられ、アルミ材の
場合はアルマイト加工を施こすとスリーブ耐久性の面や
スリーブ面へのトナーの融着防止の面で望ましい。この
実施例では、スリーブ44がSUS305ACを用いて
形成され、スリーブ44の表面粗さRzは、4μmにし
ている。
【0065】現像剤担持体11は、スリーブ44内の磁
界発生手段41が設けられ、この磁界発生手段41は5
〜9極の磁石体であって、現像領域43における前後の
固定した2磁極間の角度θは25゜〜80゜で、現像領
域43は2磁極のなす角θのほぼ中間位置にあることが
好ましい。また、磁極の現像剤担持体11の表面上での
磁束密度は何れも400ガウス以上であることが好まし
い。
【0066】さらに、現像領域43においては水平磁界
が形成されることが、重ね合わせプロセスにおける混色
防止、キャリア付着の防止、細線再現性の上で好まし
い。この実施例では、スリーブ44内に磁石を固定し、
磁極数が9極で、磁束密度が550Gauss、磁角が
水平磁界のものが用いられる。
【0067】また、この実施例では、トナー量供給が現
像剤搬送量8.5mg/m2 に設定され、層厚規制タイ
プは、現像剤担持体11のスリーブ44内部の磁界発生
手段41による磁極の吸引力で磁性SUS棒をスリーブ
44に当接させ、その間隙を現像剤がすり抜けさせるよ
うにした層厚規制方式である。トナー濃度は、9wt%
であり、制御は、現像剤の使用カウントにより制御値を
可変する制御テーブルをもち、その制御テーブルは更に
湿度センサーの信号により切り替わる。これにより、現
像剤の変化、環境条件の変化に対しても画像特性が所望
の範囲に高度にコントロールされるようにしている。現
像間隙Dsdは570μm、現像剤担持体11のスリー
ブ44は、スリーブ線速度が、222mm/s(感光体
ドラムとの線速比;3.0)、スリープ径が18.00
φ、回転数が244rpmである。現像電位は、DC電
位が−500v、AC電位Vp−pが2.7〜2.8k
Hz、波形は矩形波、交番周波数facは、8kHzが
用いられている。
【0068】現像作動制御は、非画像領域通過時には全
現像装置10とも現像剤担持体11が回転しない不作動
状態Bにあり、画像領域通過時には非現像色の現像装置
10のみ現像剤担持体11が回転しない不作動状態A
に、現像色の現像装置10は作動状態である。
【0069】現像ユニット100には、像担持体1の回
転による移動する方向において現像手段の上流位置に、
磁界発生手段400が像担持体1に対向して設けられて
いる。即ち、磁界発生手段400は最上流側の現像装置
10の上流に設けられ、磁界発生手段400により像担
持体1上に付着している磁性異物を捕集する。磁界発生
手段400は、例えば永久磁石で構成され、像担持体1
の幅方向に配置されている。この実施例では、磁界発生
手段400と像担持体1の距離D1が2mmに設定さ
れ、また磁界発生手段400による表面磁束密度は、6
00±50ガウスに設定されている。磁界発生手段40
0は、100μ以上の大きさの磁性異物を吸引できる磁
気力をドラム表面に形成しており、100μ以下はリン
グマークにならないし、たまたま発生しても、画像欠陥
は微小である。
【0070】このように、像担持体1の移動する方向に
おいて現像手段である現像装置10の上流位置に、磁界
発生手段400が像担持体1に対向して設けられ、例え
ばジャム処理等でクラムシェルを開閉した時、上シエル
301に付着している磁性異物が衝撃や傾斜で移動し像
担持体1上に付着しても、磁界発生手段400により像
担持体1上に付着している磁性異物を捕集する。従っ
て、像担持体1と現像剤担持体11との間隙に25MV
/m以上の最大電界を形成するように現像剤担持体11
に交番電圧を印加し、像担持体1上にトナー像を現像す
るとき、磁性異物が除去されているため現像バイアスに
よる放電現象によってリングマークが発生することを低
減でき画像欠陥が減少する。
【0071】また、磁界発生手段400が交換可能なプ
ロセスユニットである現像ユニット100に取り付けら
れており、像担持体1上に付着してリングマークの原因
である導電性で磁性異物を吸着保存し、現像装置10に
混入するのを防止している。上シェル301を開いた状
態で現像ユニット100を交換することに吸着異物も自
動的に排出されることになる。例えば、現像ユニット1
00を30000プリント使用して新品と交換する。
【0072】次に、転写装置の構成を図7及び図8に基
づいて説明する。図7は転写装置の概略構成図、図8は
転写装置の側面図である。
【0073】転写装置17は、ベルト転写タイプが用い
られ、像担持体1に対向して転写電極55が配置されて
いる。転写電極55は、コロナ電極が用いられ、極性が
プラスであり、定電流タイプで下記モードや湿度センサ
ーの信号により電流値が可変できるようになっている。
常温常湿時の各モードの電流値は、FULLモード時が
350μA、MONOモード時が150μA、OHTモ
ード時が350μAである。
【0074】転写ベルト18は、保持ローラ56,5
8、ガイドローラ57及び転写ローラ29の間に掛け渡
されている。転写ベルト18は、半導電性ウレタンゴム
が用いられ、周長がφ56mm、厚みが0.6mm、表
面処理はフッ素コーテイング(20μm)が行なわれて
いる。
【0075】転写ベルト18は、圧着解除手段59の作
動によって転写のタイミングに同期して張られて、像担
持体1の周面に給紙された記録材Pを挟着して多色像が
一括して転写される。圧着解除手段59は、カム及びカ
ムフォロアー機構で構成され、保持ローラ58を矢印方
向へ作動して、転写ベルト18の張掛部を像担持体1の
感光体ドラムに対して接離させる。転写ベルト18の圧
着解除のタイミングは、マルチカラモードで通紙時圧着
し、モノカラーモードで常時圧着する。
【0076】転写装置17では、転写後の記録材Pの分
離性を確実にするための転写の補助手段として紙前帯電
が行なわれる。紙前帯電として導電性ブラシ67が90
0Vのツエナー素子を介して接地され、対向電極が保持
ローラ58に設けられ、保持ローラ58にはバイアス電
圧2.0kvが印加されて、記録材Pには転写に先立っ
て負電荷が適量付与されるようになっている。また、転
写の補助手段としてベルトクリーニングが設けられてい
る。このベルトクリーニングは、静電回収ローラ68が
保持ローラ56に近接して設けられ、静電回収ローラ6
8には2kvのバイアス電圧が印加される。静電回収ロ
ーラ69が2kvの電圧が印加された保持ローラ58に
近接し、接地されている。それぞれの静電回収ローラ6
8及び静電回収ローラ69には、スクレーバ90,91
が接触して設けられ、このスクレーバ90,91により
トナーや紙粉等が除去される。スクレーバ90,91
は、PETシートで、厚さt=0.125mmの部材に
より形成されている。さらに、転写の補助手段として転
写前処理が行なわれている。特願平4−71317号に
開示されている転写前像露光と呼ばれ、Y,M,C,K
の4色像を形成した(4回転)後、感光体ドラムを再帯
電することなく更に1回転させ、Y,M,Cトナー像の
ある領域に像露光を重畳することにより、種々の記録材
Pに対して、環境変化に対しても重ね合わせトナー像を
安定して一括転写できるようになっている。
【0077】接地した転写ローラ29の両端部には間隙
規制部材60である突き当てコロが固定されている。間
隙規制部材60は像担持体1の両端のOPC感光体が塗
布されていない部分のアルミニウムのドラム上に当接
し、この間隙規制部材60によって像担持体1と転写ベ
ルト18との間隙を0〜0.3mmの範囲で所望値に規
制している。
【0078】次に、クリーニング装置の構成を図9に基
づいて説明する。図9はドラムユニットの断面図であ
る。ドラムユニット200には、クリーニング装置26
及び像担持体1が備えられ、クリーニング装置26はク
リーニングブレード27の圧接により残留トナーを除
去、清掃し、落下した残留トナーはトナー受70で受け
られる。
【0079】クリーニングブレード27は、ウレタンゴ
ムであり、クリーニングブレード27の先端部27aを
像担持体1にトレール方式で当接している。線荷重は6
6gf/cmに設定される。フルカラー画像形成時に
は、クリーニングブレード27は圧着解除されるように
なっている。この圧着解除はカムとカムフォロアー機構
79によって行なわれ、クリーニングブレード27を像
担持体1の感光体ドラムに対して接離させる。この圧着
解除のタイミングは、FULLモードで5回転から6回
転の間で非画像領域で当接を開始し、感光体ドラムを1
周回した後離間させている。圧着直後のクリーニング性
能には不安定な状態があり、1周回以上充分にクリーニ
ングした方が性能的には安定するが、プリント速度との
兼ね合いから適宜決められている。MONOモードで
は、常時圧着させている。
【0080】クリーニング装置26は補助手段として、
トナー受70及び均し機構72が設けられている。トナ
ー受70は、静電シールドローラ93及び受けPET9
4からなり、静電シールドローラ93が固定され、受け
PET94が可動し、ブレード圧着解除と連係して一体
に感光体ドラムに対し接離する。
【0081】均し機構72の均しシート71がウレタン
ゴムで形成され、均しシート71は、ブレード解除残ト
ナーの突起(山状)を感光体ドラム上に薄く均す。この
ことにより、現像装置10を通過する時に、残トナーが
現像剤担持体11上に移転し混入するのを防止してい
る。また、磁性異物が下流に位置する磁性発生手段40
0により効率よく吸着するのを促進している。
【0082】均しシート71の作動タイミングは、ブレ
ード解除残トナーの通過する直前に感光体ドラムに接触
し、20cm程度幅に均したら即解除する。
【0083】静電シールドローラ93の両端部には間隙
規制部材73である突き当てコロが固定されている。間
隙規制部材73は像担持体1の両端のOPC感光体が塗
布されていない部分のアルミニウムのドラム上に当接
し、この間隙規制部材73によって像担持体1と静電シ
ールドローラ93との間隙を0.4〜0.5の範囲で所
望値に規制している。
【0084】ドラムユニット200には、像担持体1の
回転による移動する方向において現像手段の上流位置
に、磁界発生手段401が像担持体1に対向して設けら
れている。即ち、ドラムユニット200に設けた磁界発
生手段401は、ドラムユニット200のクリーニング
手段であるクリーニング装置26の下流で、現像装置1
0側に位置しており、この磁界発生手段401により像
担持体1上に付着している磁性異物を捕集する。磁界発
生手段401は、前記したように例えば永久磁石で構成
され、像担持体1の幅方向に配置されている。この実施
例では、磁界発生手段401と像担持体1の距離D2が
2mmに設定され、また磁界発生手段401による表面
磁束密度は、600±50ガウスに設定されている。磁
界発生手段401は、100μ以上の大きさの磁性異物
を吸引できる磁気力をドラム表面に形成しており、10
0μ以下はリングマークにならないし、たまたま発生し
ても、画像欠陥は微小である。
【0085】このように、像担持体1の移動する方向に
おいて現像手段である現像装置10の上流位置に、磁界
発生手段401が像担持体1に対向して設けられ、例え
ばジャム処理等でクラムシェルを開閉した時、上シエル
301に付着している磁性異物が衝撃や傾斜で移動し像
担持体1上に付着しても、磁界発生手段401により像
担持体1上に付着している磁性異物を捕集する。従っ
て、像担持体1と現像剤担持体11との間隙に25MV
/m以上の最大電界を形成するように現像剤担持体11
に交番電圧を印加し、像担持体1上にトナー像を現像す
るとき、磁性異物が除去されているため現像バイアスに
よる放電現象によってリングマークが発生することを低
減でき画像欠陥が減少する。
【0086】また、磁界発生手段401が交換可能なプ
ロセスユニットであるドラムユニット200に取り付け
られており、像担持体1上に付着してリングマークの原
因である導電性で磁性異物を吸着保存し、現像装置10
に混入するのを防止している。上シェル301を開いた
状態でドラムユニット200を交換することに吸着異物
も自動的に排出されることになる。例えば、ドラムユニ
ット200を40000プリント使用して新品と交換す
る。
【0087】次に、図1に示すカラー画像形成装置のプ
ロセス条件により記録紙に画像形成を行ない、このカラ
ー画像形成装置において、ドラム面の磁束密度を変化さ
せて磁性異物の除去率を求める実験を行なった。その結
果を図10に示す。図10はドラム面の磁束密度と磁性
異物の除去率との関係を示す図である。磁界発生手段に
よるドラム表面磁束密度ガ、600±50ガウスに設定
されていると、磁性異物の除去率が90%程度となる。
【0088】但し、磁性異物はヤスリでFe板を削って
作成した削粉を顕微鏡によりピンセットで所定の大きな
ものをピックアップしたものである。その後に、感光体
ドラムに面に付着させたものである。所定の大きさは1
00μ〜400μの範囲のものである。削粉の大きさは
長軸方向の長さ(直径)の寸法で規定した。
【0089】次に、リングマークの画像欠陥を、図11
に示す。次に、このリングマークの画像欠陥の発生メカ
ニズムを、図12乃至図16の実験モデルに基づいて説
明する。感光体ドラムの電位は、図12(a),(b)
に示すように露光により背景部VH−750V、画像部
VL−50Vになる。また、図13(a),(b)の現
像モデルに示すように現像バイアス電圧が印加される。
このような条件で、感光体ドラムの電位が、図14に示
すように、正放電が発生して変化し、トナーが現像され
ると、図11(a)に示すようなリングマークが発生す
る。また、感光体ドラムの電位が、図15に示すよう
に、負放電が発生して変化し、トナーが現像されると、
図11(b)に示すようなリングマークが発生する。ま
た、感光体ドラムの電位が、図16に示すように、正放
電が発生して変化し、さらに負放電が発生して電位が変
化し、トナーが現像されると、図11(c)に示すよう
なリングマークが発生する。
【0090】以上から、リングマークの発生は、像担持
体である感光体ドラムと現像剤担持体のスリーブとの間
隙に25MV/m以上の最大電界(下記に示す関係式)
を形成するように現像剤担持体に交番電圧を印加して現
像するとき、狭い間隙(0.4〜0.6mm)を導電性
の粉末(大きさ0.1〜0.4mm)が通過するとき
に、像担持体の感光体ドラムと粉末の先端との空隙で電
離がおき、潜像が破壊されリング状又は円板状の(スポ
ット状)の潜像欠陥が形成されることが原因である。ま
た、AC電圧値が大きく、間隙が狭まり、この粉末が大
きくなると発生し易い又は大きな欠陥になる傾向があ
る。
【0091】最大電界の求め方について説明する。
【0092】一般に、2点間の電位差をK[V]、2点
の距離をd[m]とすると、2点間の電界Eは次式で表
わされる。
【0093】 E=K/d[V/m] ・・・(1) 現像隙間Dsdにかかる電圧は、ほぼ (Vpーp/2)+|VDC| となる。そこで、現像隙間Dsdにかかる電界は、
(1)式より {(Vpーp/2)+|VDC|/Dsd ・・・(2) と表わすことができる。
【0094】従って、本発明は、リングマークの素であ
る導電性異物が現像装置に至る過程を調べ、その発生源
及び経路を断つことにより、リングマークの発生を大幅
に低減している。
【0095】
【発明の効果】前記したように、請求項1乃至請求項3
記載の発明は、像担持体の移動する方向において現像手
段の上流位置に、磁界発生手段を像担持体に対向して設
けたから、例えばジャム処理等でクラムシェルを開閉し
た時、上シェルに付着している磁性異物が衝撃や傾斜で
移動し像担持体上に付着しても、磁界発生手段により像
担持体上に付着している磁性異物を捕集することができ
る。従って、像担持体と現像剤担持体との間隙に25M
V/m以上の最大電界を形成するように現像剤担持体に
交番電圧を印加し、像担持体上にトナー像を現像すると
き、磁性異物が除去されているため現像バイアスによる
放電現象によってリングマークがジャム処理等でクラム
シェルを開閉した後に急激に発生することを低減でき、
画像欠陥が減少する。
【0096】請求項4記載の発明は、磁界発生手段が交
換可能なプロセスユニットに取り付けられており、プロ
セスユニットを交換すると磁界発生手段も同時に交換で
き、特別に磁界発生手段を交換する必要がない。
【図面の簡単な説明】
【図1】画像形成装置の全体構成図である。
【図2】給紙案内部の断面図である。
【図3】給紙案内部の斜視図である。
【図4】現像装置の断面図である。
【図5】現像装置の一部を破断した平面図である。
【図6】現像ユニットの側面図である。
【図7】転写装置の概略構成図である。
【図8】転写装置の側面図である。
【図9】ドラムユニットの断面図である。
【図10】ドラム面の磁束密度と磁性異物の除去率との
関係を示す図である。
【図11】リングマークのタイプを示す図である。
【図12】感光体ドラムの電位を示す原理図である。
【図13】現像バイアス電圧を示す原理図である。
【図14】感光体ドラム上の電位変化を示す原理図であ
る。
【図15】感光体ドラム上の電位変化を示す原理図であ
る。
【図16】感光体ドラム上の電位変化を示す原理図であ
る。
【符号の説明】
1 像担持体 11 現像剤担持体 400 磁界発生手段

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】像担持体と、この像担持体に近接し現像剤
    を担持した現像剤担持体に交番電圧を印加すた現像手段
    と、前記像担持体上のトナー像を記録材に転写する転写
    手段とを有する画像形成装置において、前記像担持体と
    前記現像剤担持体との間隙に形成される最大間隙電界を
    25MV/m以上にし、前記像担持体の移動する方向に
    おいて前記現像手段の上流位置に、前記像担持体に対向
    して設けられた前記像担持体上に付着している磁性異物
    を捕集するための磁界発生手段を備えたことを特徴とす
    る画像形成装置。
  2. 【請求項2】複数の現像手段を備え、ACバイアスを印
    加して前記像担持体に多色トナー像を重ね合わせ現像す
    ることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】複数の現像手段を備え、ACバイアスを印
    加して前記像担持体を複数回周回する間に前記像担持体
    上に多色トナー像を重ね合わせ現像することを特徴とす
    る請求項1または請求項2記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】前記磁界発生手段が交換可能なプロセスユ
    ニットに取り付けられていることを特徴とする請求項1
    乃至請求項3のいずれかに記載の画像形成装置。
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