JPH088891B2 - ヒートパイプ式調理容器 - Google Patents
ヒートパイプ式調理容器Info
- Publication number
- JPH088891B2 JPH088891B2 JP63057561A JP5756188A JPH088891B2 JP H088891 B2 JPH088891 B2 JP H088891B2 JP 63057561 A JP63057561 A JP 63057561A JP 5756188 A JP5756188 A JP 5756188A JP H088891 B2 JPH088891 B2 JP H088891B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- container
- cooking
- heat
- sealed space
- heat pipe
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Cookers (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、ヒートパイプ式調理容器に関する。
この種のヒートパイプ式調理容器が、例えば特願昭61
-297883として同じ出願人より既に提案されている。
-297883として同じ出願人より既に提案されている。
このヒートパイプ式調理容器は、調理物を収容する内
容器と該内容器を包囲する外容器とを組合せて内,外容
器の間に密封空間を画成した二重構造の容器として成
り、かつ前記密封空間に少量の作動液を封入してヒート
パイプ機能を持たせたものであり、ガスコンロ等の外部
熱源から加えた熱を作動液の蒸発/凝縮サイクルによる
ヒートパイプ熱移送作用により内容器の全域に分散付与
して調理物を効率よく均等加熱するようにしたものであ
り、通常の調理容器で問題となっている局部加熱による
調理物の焦げ付きを防止できる利点がある。
容器と該内容器を包囲する外容器とを組合せて内,外容
器の間に密封空間を画成した二重構造の容器として成
り、かつ前記密封空間に少量の作動液を封入してヒート
パイプ機能を持たせたものであり、ガスコンロ等の外部
熱源から加えた熱を作動液の蒸発/凝縮サイクルによる
ヒートパイプ熱移送作用により内容器の全域に分散付与
して調理物を効率よく均等加熱するようにしたものであ
り、通常の調理容器で問題となっている局部加熱による
調理物の焦げ付きを防止できる利点がある。
ここで前記作動液として炊飯ジャー,スープ鍋等を対
象とした調理容器では、通常はエタノール等のアルコー
ル類が一般に採用されている。なおエタノールの沸点は
約78℃であり、調理温度が100℃前後である通常の調理
条件では、調理容器の密封空間内の蒸気圧は約1.5〜2kg
/cm2Gにまで上昇する。
象とした調理容器では、通常はエタノール等のアルコー
ル類が一般に採用されている。なおエタノールの沸点は
約78℃であり、調理温度が100℃前後である通常の調理
条件では、調理容器の密封空間内の蒸気圧は約1.5〜2kg
/cm2Gにまで上昇する。
ところで炊飯ジャー等の家庭用調理容器のサイズは通
常φ150×100〜φ250×200程度であり、肉厚2mm程度の
銅,アルミニウム,ステンレス等の金属材でヒートパイ
プ式調理容器を作ることにより、強度的には前記した密
封空間の蒸気圧にも十分耐えることができる。しかして
業務用の調理容器等,その容器の直径がφ300〜700にも
なる大形の調理容器では、作動液にエタノールを採用し
たとして試算によれば、作動液の蒸気圧により内容器と
外容器との間に作用する力は約2000kgにも及ぶ大きな力
となり、したがって従来構造のままこの作用力に耐える
には二重容器の肉厚をかなり厚くする必要がある。さも
ないと作動液の蒸気圧で調理容器に変形,亀裂が生じた
り、最悪の場合には爆発事故に進展する危険がある。し
かして前記のように調理容器の内,外容器の肉厚を厚く
するとその分だけ調理容器全体の重量が重くなる他、容
器壁の厚さ方向の伝熱抵抗が大となり熱効率か低下す
る。
常φ150×100〜φ250×200程度であり、肉厚2mm程度の
銅,アルミニウム,ステンレス等の金属材でヒートパイ
プ式調理容器を作ることにより、強度的には前記した密
封空間の蒸気圧にも十分耐えることができる。しかして
業務用の調理容器等,その容器の直径がφ300〜700にも
なる大形の調理容器では、作動液にエタノールを採用し
たとして試算によれば、作動液の蒸気圧により内容器と
外容器との間に作用する力は約2000kgにも及ぶ大きな力
となり、したがって従来構造のままこの作用力に耐える
には二重容器の肉厚をかなり厚くする必要がある。さも
ないと作動液の蒸気圧で調理容器に変形,亀裂が生じた
り、最悪の場合には爆発事故に進展する危険がある。し
かして前記のように調理容器の内,外容器の肉厚を厚く
するとその分だけ調理容器全体の重量が重くなる他、容
器壁の厚さ方向の伝熱抵抗が大となり熱効率か低下す
る。
さらに加えて従来の調理容器では、内容器と外容器と
の間が密封空間で隔てて分離されており、かつ内,外容
器間の熱の授受を作動液の蒸発/凝縮サイクルのみで行
うようにしているで、調理開始後に熱源からの熱が内容
器に回るまでには時間的な遅れが生じ、特に急速な加熱
調理を必要とする場合には不利である。
の間が密封空間で隔てて分離されており、かつ内,外容
器間の熱の授受を作動液の蒸発/凝縮サイクルのみで行
うようにしているで、調理開始後に熱源からの熱が内容
器に回るまでには時間的な遅れが生じ、特に急速な加熱
調理を必要とする場合には不利である。
この発明は、上記の点にかんがみなされたものであ
り、その目的は容器を薄肉な金属材で構成して軽量化を
図りつつ、しかも耐圧強度が高く、併せて内,外容器間
の伝熱性をより一層高めて急速な加熱調理にも対応でき
るようにしたヒートパイプ式調理容器を提供することに
ある。
り、その目的は容器を薄肉な金属材で構成して軽量化を
図りつつ、しかも耐圧強度が高く、併せて内,外容器間
の伝熱性をより一層高めて急速な加熱調理にも対応でき
るようにしたヒートパイプ式調理容器を提供することに
ある。
上記課題を解決するために、本発明のヒートパイプ式
調理容器においては、二重容器構造の内,外容器の間に
画成された密封空間内には、調理容器の補強、並びに
内,外容器間の伝熱機構を持たせたリブ部材を、容器の
底部域では少なくとも容器の中心部に位置せしめて放射
状に敷設し、容器の周面域では周上に並べて上下方向に
沿って敷設し、かつ該リブ部材を内容器と外容器との間
にまたがり溶接接合して構成するものとする。
調理容器においては、二重容器構造の内,外容器の間に
画成された密封空間内には、調理容器の補強、並びに
内,外容器間の伝熱機構を持たせたリブ部材を、容器の
底部域では少なくとも容器の中心部に位置せしめて放射
状に敷設し、容器の周面域では周上に並べて上下方向に
沿って敷設し、かつ該リブ部材を内容器と外容器との間
にまたがり溶接接合して構成するものとする。
上記の構成において、基本的には従来のヒートパイプ
式調理容器と同様であるが、内容器と外容器2の間がリ
ブ部材で相互に結合されているので調理容器全体として
の耐圧強度が増し、容器壁が薄肉であっても作動液の蒸
気圧によって容器に変形,亀裂が生じたりするのを防止
できる。さらにリブ部材の持つ伝熱機能を活用して密封
空間内に封入された作動液に対する伝熱面積が増すとと
もに、外部熱源で加熱される外容器と内容器との間には
顕熱による熱伝導路が形成されるのでその分だけ熱の回
りが速く、急速な加熱調理も可能となる。
式調理容器と同様であるが、内容器と外容器2の間がリ
ブ部材で相互に結合されているので調理容器全体として
の耐圧強度が増し、容器壁が薄肉であっても作動液の蒸
気圧によって容器に変形,亀裂が生じたりするのを防止
できる。さらにリブ部材の持つ伝熱機能を活用して密封
空間内に封入された作動液に対する伝熱面積が増すとと
もに、外部熱源で加熱される外容器と内容器との間には
顕熱による熱伝導路が形成されるのでその分だけ熱の回
りが速く、急速な加熱調理も可能となる。
第1図ないし第4図は本発明実施例による調理容器の
構成を示すものであり、調理容器は基本的に調理物1を
収容する蓋付きの内容器2と、内容器1の底面,周面を
囲繞する外容器3とから成る二重容器として構成されて
おり、かつ内,外容器の間に画成された密封空間4に少
量の作動液5を封入してヒートパイプ機能を持たせてい
る。なお6は内容器2の上蓋である。
構成を示すものであり、調理容器は基本的に調理物1を
収容する蓋付きの内容器2と、内容器1の底面,周面を
囲繞する外容器3とから成る二重容器として構成されて
おり、かつ内,外容器の間に画成された密封空間4に少
量の作動液5を封入してヒートパイプ機能を持たせてい
る。なお6は内容器2の上蓋である。
上記の調理容器に対して、本発明により調理容器の内
容器2と外容器3との間の密封空間4内には、その底
部,周面部にそれぞれ符号7,8で示す補強と伝熱機能を
兼ねた金属材料のリブ部材が介装され、かつ該リブ部材
7,8が内容器2,外容器3に対してそれぞれスポット溶
接,ないしシーム溶接で溶接接合されている。ここで底
部域に配備したリブ部材7は第3図に明示されているよ
うに断面角形のチャンネル材であり、第2図のように複
数本のリブ部材が放射状に敷設されている。これに対し
て調理容器の周面域に配備したリブ部材8は第4図に明
示されているように断面円形のチャンネル材であり、第
2図のように複数本のリブ材が周上に並んで上下方向に
沿って敷設されている。
容器2と外容器3との間の密封空間4内には、その底
部,周面部にそれぞれ符号7,8で示す補強と伝熱機能を
兼ねた金属材料のリブ部材が介装され、かつ該リブ部材
7,8が内容器2,外容器3に対してそれぞれスポット溶
接,ないしシーム溶接で溶接接合されている。ここで底
部域に配備したリブ部材7は第3図に明示されているよ
うに断面角形のチャンネル材であり、第2図のように複
数本のリブ部材が放射状に敷設されている。これに対し
て調理容器の周面域に配備したリブ部材8は第4図に明
示されているように断面円形のチャンネル材であり、第
2図のように複数本のリブ材が周上に並んで上下方向に
沿って敷設されている。
かかる構成で、ガスコンロ等の外部熱源で調理容器の
底面を加熱すると、まず密封空間4の底部に滞留しいて
る作動液5は外容器3の底壁,およびリブ部材7より受
熱して蒸発した後に密封空間4を拡散し、凝縮潜熱の形
で内容器2に熱を与えて凝縮した後に再び重力で底部に
還流するように蒸発/凝縮サイクルを繰り返す。なおこ
の場合にリブ部材7,8は前記のような配置であるので作
動液の蒸発/凝縮サイクルを何等阻害することはない。
一方、前記のヒートパイプ作用による内容器2への熱付
与と同時に、外部熱源より外容器3に加えた熱の一部
は、外容器3の容器壁,リブ部材7,8を伝熱し、顕熱の
形で内容器2に伝熱される。これにより前記のヒートパ
イプの熱移送作用と併せて熱効率よく外部熱源の熱が調
理物1を収容した内容器2に伝熱されて加熱調理が行わ
れることになる。
底面を加熱すると、まず密封空間4の底部に滞留しいて
る作動液5は外容器3の底壁,およびリブ部材7より受
熱して蒸発した後に密封空間4を拡散し、凝縮潜熱の形
で内容器2に熱を与えて凝縮した後に再び重力で底部に
還流するように蒸発/凝縮サイクルを繰り返す。なおこ
の場合にリブ部材7,8は前記のような配置であるので作
動液の蒸発/凝縮サイクルを何等阻害することはない。
一方、前記のヒートパイプ作用による内容器2への熱付
与と同時に、外部熱源より外容器3に加えた熱の一部
は、外容器3の容器壁,リブ部材7,8を伝熱し、顕熱の
形で内容器2に伝熱される。これにより前記のヒートパ
イプの熱移送作用と併せて熱効率よく外部熱源の熱が調
理物1を収容した内容器2に伝熱されて加熱調理が行わ
れることになる。
しかもリブ部材7,8は前記した伝熱機能の他に補強機
能も兼ね備えて調理容器の耐圧強度を高める役目を果た
す。したがって作動液の蒸発に伴う密封空間4の内圧上
昇によって調理容器に変形,亀裂が生じたり,容器が爆
発破損すると言ったトラブルを未然に防止できる。
能も兼ね備えて調理容器の耐圧強度を高める役目を果た
す。したがって作動液の蒸発に伴う密封空間4の内圧上
昇によって調理容器に変形,亀裂が生じたり,容器が爆
発破損すると言ったトラブルを未然に防止できる。
本発明の調理容器は、以上説明したように構成されて
いるので、次記の効果を奏する。
いるので、次記の効果を奏する。
すなわち、内容器と外容器との間にまたがって密封空
間内に補強,伝熱機能を持たせたリブ部材を介装配備し
たことにより、まず調理容器の耐圧強度が増して作動液
の蒸気圧による密封空間の内圧上昇によって調理容器に
変形,亀裂が生じたり,容器が爆発破損する等のトラブ
ルを防止できる。しかも外部熱源で加熱される外容器と
調理物を収容した内容器との間には作動液の蒸発/凝縮
サイクルの潜熱による熱付与の他に、リブ部材を介した
顕熱の伝熱路が形成されるので、その分だけ内,外容器
間の伝熱性が高まり、これにより熱の回りを速めて急速
加熱調理にも十分対応できるようになる等の利点が得ら
れる。
間内に補強,伝熱機能を持たせたリブ部材を介装配備し
たことにより、まず調理容器の耐圧強度が増して作動液
の蒸気圧による密封空間の内圧上昇によって調理容器に
変形,亀裂が生じたり,容器が爆発破損する等のトラブ
ルを防止できる。しかも外部熱源で加熱される外容器と
調理物を収容した内容器との間には作動液の蒸発/凝縮
サイクルの潜熱による熱付与の他に、リブ部材を介した
顕熱の伝熱路が形成されるので、その分だけ内,外容器
間の伝熱性が高まり、これにより熱の回りを速めて急速
加熱調理にも十分対応できるようになる等の利点が得ら
れる。
各図は本発明実施例の構成を示すものであり、第1図は
調理容器全体の縦断面図、第2図は第1図の矢視II-II
断面図、第3図,第4図はそれぞれ調理容器の底部,側
面図の局部拡大断面図である。各図において、 1:調理物、2:内容器、3:外容器、4:密封空間、5:作動
液、7,8:リブ部材。
調理容器全体の縦断面図、第2図は第1図の矢視II-II
断面図、第3図,第4図はそれぞれ調理容器の底部,側
面図の局部拡大断面図である。各図において、 1:調理物、2:内容器、3:外容器、4:密封空間、5:作動
液、7,8:リブ部材。
Claims (1)
- 【請求項1】調理物を収容する内容器と該内容器を包囲
する外容器とを組合せて内,外容器間に密封空間を画成
した二重構造の容器として成り、かつ前記密封空間に少
量の作動液を封入してヒートパイプ機能を持たせたヒー
トパイプ式調理容器において、前記密封空間内には調理
容器の補強,並びに内,外容器間の伝熱機能を持たせた
リブ部材を、容器の底部域では少なくとも容器の中心部
に位置せしめて放射状に敷設し、容器の周面域では周上
に並べて上下方向に沿って敷設し、かつ該リブ部材を内
容器と外容器との間にまたがって溶接接合したことを特
徴とするヒートパイプ式調理容器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63057561A JPH088891B2 (ja) | 1988-03-11 | 1988-03-11 | ヒートパイプ式調理容器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63057561A JPH088891B2 (ja) | 1988-03-11 | 1988-03-11 | ヒートパイプ式調理容器 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH01230311A JPH01230311A (ja) | 1989-09-13 |
| JPH088891B2 true JPH088891B2 (ja) | 1996-01-31 |
Family
ID=13059240
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP63057561A Expired - Lifetime JPH088891B2 (ja) | 1988-03-11 | 1988-03-11 | ヒートパイプ式調理容器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH088891B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101377930B1 (ko) * | 2013-06-28 | 2014-03-24 | 박종도 | 친환경 조리기구 |
| WO2019082914A1 (ja) * | 2017-10-26 | 2019-05-02 | アイリスオーヤマ株式会社 | フライパン |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5670727A (en) * | 1979-11-16 | 1981-06-12 | Shigeo Kobayashi | Boiling apparatus |
| JPS60182925U (ja) * | 1984-05-14 | 1985-12-04 | 株式会社日立ホームテック | 加熱調理器 |
-
1988
- 1988-03-11 JP JP63057561A patent/JPH088891B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH01230311A (ja) | 1989-09-13 |
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