JPH0889874A - 塗布具 - Google Patents
塗布具Info
- Publication number
- JPH0889874A JPH0889874A JP6224401A JP22440194A JPH0889874A JP H0889874 A JPH0889874 A JP H0889874A JP 6224401 A JP6224401 A JP 6224401A JP 22440194 A JP22440194 A JP 22440194A JP H0889874 A JPH0889874 A JP H0889874A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ball
- fluid
- diameter
- house
- applicator
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Landscapes
- Containers And Packaging Bodies Having A Special Means To Remove Contents (AREA)
- Coating Apparatus (AREA)
- Pens And Brushes (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 塗布具において、流動体が低粘度のものであ
ったり顔料を含むものであったりする場合における流動
体の吐出量の低下を抑制し、かつ、良好に適量の流動体
を吐出させ、しかも、吐出口の閉止・開放を確実にす
る。 【構成】 吐出口4a1がボールハウス4aを有するホ
ルダー4と、ボールハウス4a内に保持されるボール6
とを備え、ボール6の後側には、直径D1がボール6の
直径D2よりも小さい回避体10が配設され、ボールハ
ウス4aは、ボール6用の大径のボールハウス4a3
と、回避体10用の小径のボールハウス4a4とからな
り、小径のボールハウス4a4には、回避体10を受け
るボール受座4a2が形成され、ボール受座4a2に
は、流動体誘導孔4bが設けられると共に、流動体誘導
孔4bおよび小径のボールハウス4a4の内壁には、縦
溝4cが設けられ、流動体誘導孔4bには、回避体10
を付勢する付勢手段12が挿通した塗布具である。
ったり顔料を含むものであったりする場合における流動
体の吐出量の低下を抑制し、かつ、良好に適量の流動体
を吐出させ、しかも、吐出口の閉止・開放を確実にす
る。 【構成】 吐出口4a1がボールハウス4aを有するホ
ルダー4と、ボールハウス4a内に保持されるボール6
とを備え、ボール6の後側には、直径D1がボール6の
直径D2よりも小さい回避体10が配設され、ボールハ
ウス4aは、ボール6用の大径のボールハウス4a3
と、回避体10用の小径のボールハウス4a4とからな
り、小径のボールハウス4a4には、回避体10を受け
るボール受座4a2が形成され、ボール受座4a2に
は、流動体誘導孔4bが設けられると共に、流動体誘導
孔4bおよび小径のボールハウス4a4の内壁には、縦
溝4cが設けられ、流動体誘導孔4bには、回避体10
を付勢する付勢手段12が挿通した塗布具である。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、流動体の塗布具に係
り、詳しくは、例えば修正液、水性・油性インキ、化粧
料等の流動体を塗布液として収容して紙面などの被塗布
面に塗布するための塗布具に関する。
り、詳しくは、例えば修正液、水性・油性インキ、化粧
料等の流動体を塗布液として収容して紙面などの被塗布
面に塗布するための塗布具に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、実開平5−51480号公報に示
されるように、修正液などの流動体を塗布液として内部
に収容した軸本体(塗布液タンク)と、流動体が吐出さ
れる吐出口が先端に設けられたボールハウスを有するホ
ルダー(チップ)と、ボールハウス内に収容されると共
に先方に付勢されて一部が前記吐出口から外部に臨んだ
ボール(球状塗布体)とを備えた塗布具がある。
されるように、修正液などの流動体を塗布液として内部
に収容した軸本体(塗布液タンク)と、流動体が吐出さ
れる吐出口が先端に設けられたボールハウスを有するホ
ルダー(チップ)と、ボールハウス内に収容されると共
に先方に付勢されて一部が前記吐出口から外部に臨んだ
ボール(球状塗布体)とを備えた塗布具がある。
【0003】前記ボールは、ボールハウス内の内向きの
先端縁に対して当接・離脱する方向に移動自在に収容さ
れ、かつ、当接・離脱することにより前記吐出口を閉止
・開放するものである。そして、ボールハウスの後端に
は、ボールが被塗布面に押し当てられてボールが後方に
移動したときにボールの後面を受けるボール受座が形成
されている。このボール受座の横断面視略中心部には、
軸本体からの流動体をボールハウスに誘導する流動体誘
導孔が設けられている。さらに、流動体誘導孔内には、
ボールの後面に当接すると共にスプリングにより弾発さ
れボールを先方に付勢する可動子(付勢手段)が挿通し
ている。
先端縁に対して当接・離脱する方向に移動自在に収容さ
れ、かつ、当接・離脱することにより前記吐出口を閉止
・開放するものである。そして、ボールハウスの後端に
は、ボールが被塗布面に押し当てられてボールが後方に
移動したときにボールの後面を受けるボール受座が形成
されている。このボール受座の横断面視略中心部には、
軸本体からの流動体をボールハウスに誘導する流動体誘
導孔が設けられている。さらに、流動体誘導孔内には、
ボールの後面に当接すると共にスプリングにより弾発さ
れボールを先方に付勢する可動子(付勢手段)が挿通し
ている。
【0004】以上のような構成を有する従来の塗布具に
よれば、使用者は、ボールを被塗布面に押し当てること
によって、吐出口を開放させると共にボール受座にボー
ルの後面を接触させてボールを回転させながら、被塗布
面の所定箇所に流動体を塗布することができるようにな
っている。
よれば、使用者は、ボールを被塗布面に押し当てること
によって、吐出口を開放させると共にボール受座にボー
ルの後面を接触させてボールを回転させながら、被塗布
面の所定箇所に流動体を塗布することができるようにな
っている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記従来の
塗布具においては、ボールが被塗布面に押圧されて後退
するときその後面が流動体誘導孔を塞いでしまうので、
該流動体誘導孔からの流動体の供給は期待できない。し
たがって、流動体誘導孔の内壁に縦溝を誘導方向に沿っ
て設けることにより、この縦溝とボールとの間の僅かな
隙間から流動体をボールハウス内に供給するようにして
いる。
塗布具においては、ボールが被塗布面に押圧されて後退
するときその後面が流動体誘導孔を塞いでしまうので、
該流動体誘導孔からの流動体の供給は期待できない。し
たがって、流動体誘導孔の内壁に縦溝を誘導方向に沿っ
て設けることにより、この縦溝とボールとの間の僅かな
隙間から流動体をボールハウス内に供給するようにして
いる。
【0006】しかしながら、使用者が被塗布面上でボー
ルを転がして塗布を行う際、ボールがボール受座に押し
付けられた状態で回転するため、塗布具の使用を繰り返
すと、ボール受座が摩耗して唯一の流動体の供給路であ
る前記縦溝をもボールが塞いでしまい、流動体がボール
ハウス内に供給されなくなる恐れがある。
ルを転がして塗布を行う際、ボールがボール受座に押し
付けられた状態で回転するため、塗布具の使用を繰り返
すと、ボール受座が摩耗して唯一の流動体の供給路であ
る前記縦溝をもボールが塞いでしまい、流動体がボール
ハウス内に供給されなくなる恐れがある。
【0007】これら問題は、流動体が低粘度のものであ
ったり顔料を含んだものであったりする場合、特に顕著
に生じる。
ったり顔料を含んだものであったりする場合、特に顕著
に生じる。
【0008】すなわち、流動体の粘度が高い場合は、流
動体自体がボール受座の摩耗に対し潤滑剤として有効に
働くが、低粘度の流動体の場合は、この潤滑作用が低い
ためにボール受座が非常に摩耗しやすい。なお、流動体
の粘度が30cps未満である場合、ボール受座の摩耗
が特に大きく影響される。
動体自体がボール受座の摩耗に対し潤滑剤として有効に
働くが、低粘度の流動体の場合は、この潤滑作用が低い
ためにボール受座が非常に摩耗しやすい。なお、流動体
の粘度が30cps未満である場合、ボール受座の摩耗
が特に大きく影響される。
【0009】また、有機顔料や無機顔料を含む修正液、
あるいは、顔料等を含んで隠蔽力を有するインクなどの
液体を塗布液とした場合、それらに含有された酸化チタ
ン等が当該摩耗において研磨剤のように働くため、ボー
ル受座がより一層摩耗してしまう。
あるいは、顔料等を含んで隠蔽力を有するインクなどの
液体を塗布液とした場合、それらに含有された酸化チタ
ン等が当該摩耗において研磨剤のように働くため、ボー
ル受座がより一層摩耗してしまう。
【0010】また、流動体が沈降しやすい顔料を含むも
のであるために、軸本体内に該流動体を撹拌するための
ボールまたは棒などの撹拌部材を必要とするような塗布
具においては、塗布具を長期間保存した場合、ボール受
座の周囲に沈降物が付着して前記縦溝の開口を塞いでし
まい、この状態で塗布具を繰り返し使用すると、ボール
受座の摩耗と相俟って流動体の吐出量低下が助長されて
しまう。
のであるために、軸本体内に該流動体を撹拌するための
ボールまたは棒などの撹拌部材を必要とするような塗布
具においては、塗布具を長期間保存した場合、ボール受
座の周囲に沈降物が付着して前記縦溝の開口を塞いでし
まい、この状態で塗布具を繰り返し使用すると、ボール
受座の摩耗と相俟って流動体の吐出量低下が助長されて
しまう。
【0011】これらの問題を解決するために、ボールハ
ウスの内径を大きくしてボールとボールハウスの内壁と
のクリアランスを増やすことが考えられる。このように
すれば、縦溝の開口面積を大きくすることができ、ボー
ル受座が摩耗しても流動体が流出しなくなることを防止
できる。しかしながら、この場合、ボールハウスの内径
を大きくした分、ホルダーの外径寸法が大きくなってし
まい、このためにボール径に対して大きなホルダーとな
り、文字等を書いたり小さな部分を塗布したりする際、
使い勝手が悪くなるという不都合が生じてしまう。ま
た、ボールとボールハウスとのクリアランスが必要以上
に大きくなる恐れがあり、その場合は流動体が過多に流
出して適量を吐出できないという不具合が生じ得る。
ウスの内径を大きくしてボールとボールハウスの内壁と
のクリアランスを増やすことが考えられる。このように
すれば、縦溝の開口面積を大きくすることができ、ボー
ル受座が摩耗しても流動体が流出しなくなることを防止
できる。しかしながら、この場合、ボールハウスの内径
を大きくした分、ホルダーの外径寸法が大きくなってし
まい、このためにボール径に対して大きなホルダーとな
り、文字等を書いたり小さな部分を塗布したりする際、
使い勝手が悪くなるという不都合が生じてしまう。ま
た、ボールとボールハウスとのクリアランスが必要以上
に大きくなる恐れがあり、その場合は流動体が過多に流
出して適量を吐出できないという不具合が生じ得る。
【0012】なお、実開昭57−193578号公報に
示された塗布具においても、これらの問題は変わりなく
生じ得る。
示された塗布具においても、これらの問題は変わりなく
生じ得る。
【0013】本発明は、前記従来の塗布具に鑑みてなさ
れたものであって、流動体が低粘度のものであったり顔
料を含むものであったりする場合でも、ホルダーの外径
を大きくすることなく、塗布を繰り返し行うことにより
生じる流動体の吐出量の低下を防止し、適量の塗布液を
良好に吐出させ、しかも、吐出口の閉止・開放を確実に
する塗布具を提供することを課題とする。
れたものであって、流動体が低粘度のものであったり顔
料を含むものであったりする場合でも、ホルダーの外径
を大きくすることなく、塗布を繰り返し行うことにより
生じる流動体の吐出量の低下を防止し、適量の塗布液を
良好に吐出させ、しかも、吐出口の閉止・開放を確実に
する塗布具を提供することを課題とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記課題を解
決するために次の構成を有する。すなわち、請求項1の
発明は、流動体を内部に収容した軸本体と、該軸本体か
らの流動体が流出される吐出口が先端に設けられたボー
ルハウスを有するホルダーと、前記ボールハウス内に回
転自在に保持されると共に一部が前記吐出口から外部に
臨んで塗布面となるボールとを備え、前記ボールは、前
記吐出口の周囲の内壁に対して当接・離脱する方向に移
動自在に収容され当接・離脱することにより前記吐出口
を閉止・開放するものであり、前記ボールの一部を被塗
布面に押し当てることによって、前記吐出口との隙間か
ら流動体を吐出させて被塗布面に塗布する塗布具におい
て、前記ボールハウス内における前記ボールの後側に
は、外径寸法が前記ボールの直径よりも小さく、かつ、
前記ボールの後面に接して前記ボールと共に移動可能な
回避体が配設され、前記ボースハウスは、前記ボールの
直径よりも大きな内径寸法を有して前記ボールを収容し
た大径のボールハウスと、該大径のボールハウスにその
後ろ側で連なり、かつ、該大径のボールハウスの内径よ
りも小さく前記回避体の外径よりも大きな内径寸法を有
して前記回避体を収容する小径のボールハウスとから構
成され、前記小径のボールハウスの後端には、前記ボー
ルの一部が被塗布面に押し当てられて前記ボールが後方
に移動したときに前記回避体の後部を受けるボール受座
が形成され、該ボール受座の略中心部には、前記軸本体
からの流動体を前記ボールハウスに誘導する流動体誘導
孔が設けられ、該流動体誘導孔の内壁および前記小径の
ボールハウスの内壁には、該流動体誘導孔を中心に放射
状に配置され流動体の誘導方向に沿って形成された複数
の縦溝が設けられると共に、前記流動体誘導孔には、前
記回避体の後面に当接して前記回避体および前記ボール
を先方に付勢する付勢手段が挿通することを特徴とする
塗布具である。
決するために次の構成を有する。すなわち、請求項1の
発明は、流動体を内部に収容した軸本体と、該軸本体か
らの流動体が流出される吐出口が先端に設けられたボー
ルハウスを有するホルダーと、前記ボールハウス内に回
転自在に保持されると共に一部が前記吐出口から外部に
臨んで塗布面となるボールとを備え、前記ボールは、前
記吐出口の周囲の内壁に対して当接・離脱する方向に移
動自在に収容され当接・離脱することにより前記吐出口
を閉止・開放するものであり、前記ボールの一部を被塗
布面に押し当てることによって、前記吐出口との隙間か
ら流動体を吐出させて被塗布面に塗布する塗布具におい
て、前記ボールハウス内における前記ボールの後側に
は、外径寸法が前記ボールの直径よりも小さく、かつ、
前記ボールの後面に接して前記ボールと共に移動可能な
回避体が配設され、前記ボースハウスは、前記ボールの
直径よりも大きな内径寸法を有して前記ボールを収容し
た大径のボールハウスと、該大径のボールハウスにその
後ろ側で連なり、かつ、該大径のボールハウスの内径よ
りも小さく前記回避体の外径よりも大きな内径寸法を有
して前記回避体を収容する小径のボールハウスとから構
成され、前記小径のボールハウスの後端には、前記ボー
ルの一部が被塗布面に押し当てられて前記ボールが後方
に移動したときに前記回避体の後部を受けるボール受座
が形成され、該ボール受座の略中心部には、前記軸本体
からの流動体を前記ボールハウスに誘導する流動体誘導
孔が設けられ、該流動体誘導孔の内壁および前記小径の
ボールハウスの内壁には、該流動体誘導孔を中心に放射
状に配置され流動体の誘導方向に沿って形成された複数
の縦溝が設けられると共に、前記流動体誘導孔には、前
記回避体の後面に当接して前記回避体および前記ボール
を先方に付勢する付勢手段が挿通することを特徴とする
塗布具である。
【0015】また、請求項2の発明は、前記流動体の粘
度が30cps未満であることを特徴とする請求項1記
載の塗布具である。
度が30cps未満であることを特徴とする請求項1記
載の塗布具である。
【0016】また、請求項3の発明は、前記流動体が顔
料を含み、かつ、該流動体を撹拌するための撹拌部材を
前記軸本体内に必要とすることを特徴とする請求項1ま
たは2記載の塗布具である。
料を含み、かつ、該流動体を撹拌するための撹拌部材を
前記軸本体内に必要とすることを特徴とする請求項1ま
たは2記載の塗布具である。
【0017】また、請求項4の発明は、前記軸本体が可
撓性に富んだ塗布液タンクであることを特徴とする請求
項1、2または3のうちいずれか一つに記載の塗布具で
ある。
撓性に富んだ塗布液タンクであることを特徴とする請求
項1、2または3のうちいずれか一つに記載の塗布具で
ある。
【0018】
【作用】請求項1記載の発明によれば、前記ボールの一
部が被塗布面に押し当てられたときに、ボールと共にボ
ールよりも外径の小さい前記回避体が後方に移動して前
記ボール受座に当接するため、ボールがボール受座に直
接当接する従来の塗布具に比べ、前記ボールハウス内で
の前記縦溝の開口面積が大きくなる。また、前記流動体
誘導孔と、流動体誘導孔の内壁および前記小径のボール
ハウスの内壁に形成された前記複数の縦溝とによって、
前記回避体の周囲における流動体の流出が良好になる。
また、前記回避体は、前記小径のボールハウス内に収容
されるので、ボールの中心と前記軸本体の中心軸とを結
ぶ中心線上にほぼ常に位置するようになる。よって、塗
布時に回避体が当該中心線に対して左右に大きく片寄る
ことがないため塗布感が良好になると共に、ボールを片
押しすることなく先方に向けて真っすぐに移動させて前
記吐出口の内壁に当接させ、吐出口を確実に閉止するこ
とが可能となる。これに対して、例えばボールの直径に
合わせて一定の内径寸法で形成されたボールハウスに、
ボールおよび回避体を収容する場合は、回避体がボール
ハウス内で軸径方向にずれ易くなるため、塗布感が悪く
なったり吐出口のシール性が低下したりする恐れがあ
る。また、本発明によれば、外径がボールよりも小さい
回避体がボール受座に当接するので、塗布を繰り返し行
っても、ボール受座の摩耗により生じる縦溝の開口面積
の減少が前記従来の塗布具に比べて小さい。したがっ
て、ボールの直径およびボールハウスの内径寸法を変更
することなく、すなわちホルダーの外径を大きくするこ
となく、流動体の流出を良好にし、かつ、ボール受座の
摩耗による流動体の吐出量低下が防止され、しかも、ボ
ールによる吐出口の閉止・開放が確実にされるようにな
る。なお、ボールと大径のボールハウスとのクリアラン
スは、流動体の流動性に応じて適宜設定可能であり、流
動体に適した吐出量が得られる。
部が被塗布面に押し当てられたときに、ボールと共にボ
ールよりも外径の小さい前記回避体が後方に移動して前
記ボール受座に当接するため、ボールがボール受座に直
接当接する従来の塗布具に比べ、前記ボールハウス内で
の前記縦溝の開口面積が大きくなる。また、前記流動体
誘導孔と、流動体誘導孔の内壁および前記小径のボール
ハウスの内壁に形成された前記複数の縦溝とによって、
前記回避体の周囲における流動体の流出が良好になる。
また、前記回避体は、前記小径のボールハウス内に収容
されるので、ボールの中心と前記軸本体の中心軸とを結
ぶ中心線上にほぼ常に位置するようになる。よって、塗
布時に回避体が当該中心線に対して左右に大きく片寄る
ことがないため塗布感が良好になると共に、ボールを片
押しすることなく先方に向けて真っすぐに移動させて前
記吐出口の内壁に当接させ、吐出口を確実に閉止するこ
とが可能となる。これに対して、例えばボールの直径に
合わせて一定の内径寸法で形成されたボールハウスに、
ボールおよび回避体を収容する場合は、回避体がボール
ハウス内で軸径方向にずれ易くなるため、塗布感が悪く
なったり吐出口のシール性が低下したりする恐れがあ
る。また、本発明によれば、外径がボールよりも小さい
回避体がボール受座に当接するので、塗布を繰り返し行
っても、ボール受座の摩耗により生じる縦溝の開口面積
の減少が前記従来の塗布具に比べて小さい。したがっ
て、ボールの直径およびボールハウスの内径寸法を変更
することなく、すなわちホルダーの外径を大きくするこ
となく、流動体の流出を良好にし、かつ、ボール受座の
摩耗による流動体の吐出量低下が防止され、しかも、ボ
ールによる吐出口の閉止・開放が確実にされるようにな
る。なお、ボールと大径のボールハウスとのクリアラン
スは、流動体の流動性に応じて適宜設定可能であり、流
動体に適した吐出量が得られる。
【0019】また、請求項2の発明によれば、前記流動
体が顔料を含み、かつ、該流動体を撹拌するための撹拌
部材を前記軸本体内に必要とする場合において、顔料が
沈降してボール受座の周囲に付着したとしても、縦溝の
開口面積およびその流路が大きいため、縦溝が目詰まり
して流動体が流通しなくなることはない。
体が顔料を含み、かつ、該流動体を撹拌するための撹拌
部材を前記軸本体内に必要とする場合において、顔料が
沈降してボール受座の周囲に付着したとしても、縦溝の
開口面積およびその流路が大きいため、縦溝が目詰まり
して流動体が流通しなくなることはない。
【0020】また、請求項3の発明によれば、流動体の
粘度が30cps未満であり流動体が潤滑剤としての性
能を期待できない場合であっても、上述した請求項1の
作用により、流動体の流出が良好になると共に流動体の
吐出量低下が抑制される。
粘度が30cps未満であり流動体が潤滑剤としての性
能を期待できない場合であっても、上述した請求項1の
作用により、流動体の流出が良好になると共に流動体の
吐出量低下が抑制される。
【0021】また、請求項4の発明によれば、流動体
が、例えば粘性の高い液体からなるもの、あるいは、温
度の低下に伴って極端に粘度が高くなるものなどであ
り、自然に流出することが困難なものである場合でも、
軸本体を押圧することにより、流動体はボールハウスに
供給される。したがって、この種の流動体を使用した塗
布具であっても、ボール受座の摩耗による吐出量の低下
が抑制されると同時に流動体の吐出が容易になる。な
お、請求項1〜請求項4の発明において、縦溝の深さ
は、縦溝の底部の位置が回避体の外縁よりも外側に位置
するように設定することが好ましい。
が、例えば粘性の高い液体からなるもの、あるいは、温
度の低下に伴って極端に粘度が高くなるものなどであ
り、自然に流出することが困難なものである場合でも、
軸本体を押圧することにより、流動体はボールハウスに
供給される。したがって、この種の流動体を使用した塗
布具であっても、ボール受座の摩耗による吐出量の低下
が抑制されると同時に流動体の吐出が容易になる。な
お、請求項1〜請求項4の発明において、縦溝の深さ
は、縦溝の底部の位置が回避体の外縁よりも外側に位置
するように設定することが好ましい。
【0022】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の塗布具の実施
例を説明する。なお、本発明において塗布具とは、修正
液を被塗布面に塗布するための修正ペン、水性・油性イ
ンキを被塗布面に筆記するためのボールペン等の筆記
具、または、その他化粧料等の流動体を塗布液とした塗
布具をいう。
例を説明する。なお、本発明において塗布具とは、修正
液を被塗布面に塗布するための修正ペン、水性・油性イ
ンキを被塗布面に筆記するためのボールペン等の筆記
具、または、その他化粧料等の流動体を塗布液とした塗
布具をいう。
【0023】図1は、本実施例の塗布具の縦断面図であ
る。図2および図3は、同塗布具の先端部の拡大縦断面
図であって、図2は吐出口が閉止している状態を示す
図、図3は吐出口が開放している状態を示す図である。
る。図2および図3は、同塗布具の先端部の拡大縦断面
図であって、図2は吐出口が閉止している状態を示す
図、図3は吐出口が開放している状態を示す図である。
【0024】本実施例の塗布具8は、図1〜図3に示す
ように、流動体を内部に収容した軸本体2と、軸本体2
の先端部に取り付けられた口プラ14と、軸本体2から
の流動体が流出される吐出口4a1が先端に設けられた
ボールハウス4aを有し、かつ、口プラ14内に嵌入さ
れたホルダー4と、ボールハウス4a内に回転自在に保
持されると共に一部が吐出口4a1から外部に臨んで塗
布面となるボール6とを備え、ボール6は、吐出口4a
1の周囲の内壁に対して当接・離脱する方向に移動自在
に収容され当接・離脱することにより吐出口4a1を閉
止・開放するものであり、ボール6の一部を被塗布面に
押し当てられることによって、吐出口4a1との隙間か
ら流動体を吐出させて被塗布面に塗布するものである。
ように、流動体を内部に収容した軸本体2と、軸本体2
の先端部に取り付けられた口プラ14と、軸本体2から
の流動体が流出される吐出口4a1が先端に設けられた
ボールハウス4aを有し、かつ、口プラ14内に嵌入さ
れたホルダー4と、ボールハウス4a内に回転自在に保
持されると共に一部が吐出口4a1から外部に臨んで塗
布面となるボール6とを備え、ボール6は、吐出口4a
1の周囲の内壁に対して当接・離脱する方向に移動自在
に収容され当接・離脱することにより吐出口4a1を閉
止・開放するものであり、ボール6の一部を被塗布面に
押し当てられることによって、吐出口4a1との隙間か
ら流動体を吐出させて被塗布面に塗布するものである。
【0025】また、この塗布具8において、ボールハウ
ス4a内におけるボール6の後側には、その直径D1が
ボール6の直径D2よりも小さく、かつ、ボール6の後
面に接してボール6と共に移動可能な球状の回避体10
が配設されている。
ス4a内におけるボール6の後側には、その直径D1が
ボール6の直径D2よりも小さく、かつ、ボール6の後
面に接してボール6と共に移動可能な球状の回避体10
が配設されている。
【0026】また、ボースハウス4aは、ボール6の直
径D2よりも大きな内径寸法を有してボール6を収容し
た大径のボールハウス4a3と、この大径のボールハウ
ス4a3にその後ろ側で連なり、かつ、大径のボールハ
ウス4a3の外径よりも小さく回避体10の外径(直径
D1)よりも大きな内径寸法を有して回避体10を収容
する小径のボールハウス4a4とから構成される。ま
た、小径のボールハウス4a4の後端には、ボール6の
一部が被塗布面に押し当てられてボール6が後方に移動
したときに回避体10の後面を受けるボール受座4a2
が形成される。
径D2よりも大きな内径寸法を有してボール6を収容し
た大径のボールハウス4a3と、この大径のボールハウ
ス4a3にその後ろ側で連なり、かつ、大径のボールハ
ウス4a3の外径よりも小さく回避体10の外径(直径
D1)よりも大きな内径寸法を有して回避体10を収容
する小径のボールハウス4a4とから構成される。ま
た、小径のボールハウス4a4の後端には、ボール6の
一部が被塗布面に押し当てられてボール6が後方に移動
したときに回避体10の後面を受けるボール受座4a2
が形成される。
【0027】さらに、ボール受座4a2の横断面視略中
心部には、軸本体2からの流動体をボールハウス4aに
誘導する流動体誘導孔4bが設けられ、流動体誘導孔4
bの内壁および小径のボールハウス4a4の内壁には、
流動体誘導孔4bを中心に放射状に配置され流動体の誘
導方向に沿って形成された複数の縦溝4cが設けられる
と共に、流動体誘導孔4b内には、回避体10の後面に
当接して回避体10およびボール6を先方に付勢する付
勢手段12が挿通している。
心部には、軸本体2からの流動体をボールハウス4aに
誘導する流動体誘導孔4bが設けられ、流動体誘導孔4
bの内壁および小径のボールハウス4a4の内壁には、
流動体誘導孔4bを中心に放射状に配置され流動体の誘
導方向に沿って形成された複数の縦溝4cが設けられる
と共に、流動体誘導孔4b内には、回避体10の後面に
当接して回避体10およびボール6を先方に付勢する付
勢手段12が挿通している。
【0028】以下、各部の構成を詳細に説明する。軸本
体2は、略円筒形形状を呈するものであって、軸本体2
先端部に向けてやや先細りに形成されたテーパー部2a
と、このテーパー部2aの先端から連続的に形成されて
開口した円筒部2bとを有する。また、軸本体2は、可
撓性に富んだ塗布液タンクであって、押圧されて撓むこ
とにより内部の流動体をボールハウス4aに供給するこ
とが可能なものである。
体2は、略円筒形形状を呈するものであって、軸本体2
先端部に向けてやや先細りに形成されたテーパー部2a
と、このテーパー部2aの先端から連続的に形成されて
開口した円筒部2bとを有する。また、軸本体2は、可
撓性に富んだ塗布液タンクであって、押圧されて撓むこ
とにより内部の流動体をボールハウス4aに供給するこ
とが可能なものである。
【0029】口プラ14は、前側部分の外周面形状が先
端に向けて先細るテーパー形状を呈し、このテーパー部
14aの後端には、段部14bを介して、テーパー部1
4a後端よりも外径の小さい円筒部14cが連続的に設
けられている。また、円筒部14c後部の内周面には、
中心軸線に沿って複数の縦リブ14c1が設けられてい
る。口プラ14は、段部14bが軸本体2の円筒部2b
の前端面に当たるまで軸本体2に圧入され組付けられ
る。
端に向けて先細るテーパー形状を呈し、このテーパー部
14aの後端には、段部14bを介して、テーパー部1
4a後端よりも外径の小さい円筒部14cが連続的に設
けられている。また、円筒部14c後部の内周面には、
中心軸線に沿って複数の縦リブ14c1が設けられてい
る。口プラ14は、段部14bが軸本体2の円筒部2b
の前端面に当たるまで軸本体2に圧入され組付けられ
る。
【0030】ホルダー4は、前後両端で開口し、かつ、
先端部が先細る略円筒形形状を呈するものであって、そ
の後端が口プラ14の縦リブ14c1の先端に当接する
まで口プラ14内に圧入され、かつ、その前側半分が外
部に露出した状態で口プラ14に接続されている。
先端部が先細る略円筒形形状を呈するものであって、そ
の後端が口プラ14の縦リブ14c1の先端に当接する
まで口プラ14内に圧入され、かつ、その前側半分が外
部に露出した状態で口プラ14に接続されている。
【0031】ボールハウス4aは、横断面形状が大小二
つの円形の孔であって、前述したように、ボール6の周
りを流動体が流通可能な程度にボール6との間にクリア
ランスを有する大径のボールハウス4a3と、回避体1
0が前後に移動可能な程度または流動体が流通可能な程
度に回避体10との間にクリアランスを有する小径のボ
ースハウス4a4とからなる。また、ボールハウス4a
の先端開口となる吐出口4a1は、一般にかしめ部と称
されるものであって、ボール6および回避体10がボー
ルハウス4a内に挿入された後に、ボール6の直径D2
よりも小さい口径となるようにかしめられており、これ
によってボール6および回避体10は、回転・移動可能
な状態でボールハウス4a内に閉じ込められ保持され
る。なお、大径のボールハウス4a3とボール6とのク
リアランスは、使用する流動体によって適宜変更可能で
ある。
つの円形の孔であって、前述したように、ボール6の周
りを流動体が流通可能な程度にボール6との間にクリア
ランスを有する大径のボールハウス4a3と、回避体1
0が前後に移動可能な程度または流動体が流通可能な程
度に回避体10との間にクリアランスを有する小径のボ
ースハウス4a4とからなる。また、ボールハウス4a
の先端開口となる吐出口4a1は、一般にかしめ部と称
されるものであって、ボール6および回避体10がボー
ルハウス4a内に挿入された後に、ボール6の直径D2
よりも小さい口径となるようにかしめられており、これ
によってボール6および回避体10は、回転・移動可能
な状態でボールハウス4a内に閉じ込められ保持され
る。なお、大径のボールハウス4a3とボール6とのク
リアランスは、使用する流動体によって適宜変更可能で
ある。
【0032】ボール受座4a2は、ホルダー4の内壁か
ら内側に向けて突出したものであり、後方に行くに従い
その内径が小さくなるすり鉢状の斜面である。
ら内側に向けて突出したものであり、後方に行くに従い
その内径が小さくなるすり鉢状の斜面である。
【0033】流動体誘導孔4bは、横断面視で円形形状
を呈した孔であり、流動体誘導孔4bおよび小径のボー
ルハウス4a4の内壁に設けられた複数の縦溝4cは、
流動体誘導孔4bの周方向に所定の間隔をあけて、それ
ぞれの内壁に各々が凹形状を呈して例えば5箇所設けら
れている。
を呈した孔であり、流動体誘導孔4bおよび小径のボー
ルハウス4a4の内壁に設けられた複数の縦溝4cは、
流動体誘導孔4bの周方向に所定の間隔をあけて、それ
ぞれの内壁に各々が凹形状を呈して例えば5箇所設けら
れている。
【0034】付勢手段12は、先端部が流動体誘導孔4
bに後方から臨んで回避体10の後端部に当接した押し
棒12aと、この押し棒12aの後端面に先端が当接す
ると共に後端が前記縦リブ14c1に係止された圧縮コ
イルスプリング12bとからなる。
bに後方から臨んで回避体10の後端部に当接した押し
棒12aと、この押し棒12aの後端面に先端が当接す
ると共に後端が前記縦リブ14c1に係止された圧縮コ
イルスプリング12bとからなる。
【0035】回避体10は、圧縮コイルスプリング12
bの所定の弾発力によりボール6と押し棒12aとによ
り挟持されており、ボール6の中心と回避体10の中心
と押し棒12aの中心線とは直線上に並ぶようになって
いる。また、回避体10の直径D1は、ボール6よりも
小径であると同時に、横断面視で前記5個の縦溝4cの
各底部を通る円の直径よりも小さい寸法に設定されてい
る。
bの所定の弾発力によりボール6と押し棒12aとによ
り挟持されており、ボール6の中心と回避体10の中心
と押し棒12aの中心線とは直線上に並ぶようになって
いる。また、回避体10の直径D1は、ボール6よりも
小径であると同時に、横断面視で前記5個の縦溝4cの
各底部を通る円の直径よりも小さい寸法に設定されてい
る。
【0036】以上のような各部構成を有する本実施例の
塗布具8においては、次のようにして流動体が紙面等の
被塗布面に塗布される。まず、使用者が軸本体2を持っ
てホルダー4が下向きになるように塗布具を立てた状態
でボール6の一部を紙面等に押し当てると、ボール6お
よび回避体10は、圧縮コイルスプリング12bの弾発
力に抗して回避体10がボール受座4a2に当接するま
で後方に移動する。このとき、軸本体2内の流動体は、
口プラ14の通路、および、ホルダー4内壁と押し棒1
2aとの間を通って、流動体誘導孔4b内に流下する。
なお、必要に応じて軸本体2をスクイズ(押圧)して軸
本体2内の流動体をボールハウス4a内へ押し出すよう
にしてもよい。
塗布具8においては、次のようにして流動体が紙面等の
被塗布面に塗布される。まず、使用者が軸本体2を持っ
てホルダー4が下向きになるように塗布具を立てた状態
でボール6の一部を紙面等に押し当てると、ボール6お
よび回避体10は、圧縮コイルスプリング12bの弾発
力に抗して回避体10がボール受座4a2に当接するま
で後方に移動する。このとき、軸本体2内の流動体は、
口プラ14の通路、および、ホルダー4内壁と押し棒1
2aとの間を通って、流動体誘導孔4b内に流下する。
なお、必要に応じて軸本体2をスクイズ(押圧)して軸
本体2内の流動体をボールハウス4a内へ押し出すよう
にしてもよい。
【0037】そして、回避体10により流動体誘導孔4
bの開口が塞がれるが、流動体誘導孔4bに達した流動
体は、縦溝4cにより大径のボールハウス4a3内に流
入し、ボール6に達する。ボール6の周囲に達した流動
体は、ボール6の転動に伴い吐出口4a1とボール6と
の隙間から吐出される。この際、僅かに吐出口4a1か
ら臨んで紙面等に接するボール6の一部およびホルダー
4の先端が塗布面となって、吐出された流動体は紙面等
に塗布される。また、塗布を中止するときボール6が紙
面等から離れると、回避体10は、圧縮コイルスプリン
グ12bで付勢された押し棒12aにより、先方に移動
してボール6を吐出口4a1の内壁に当接させるが、こ
の時、回避体10は少しのクリアランスをもつ小径のボ
ールハウス4a4内を移動するので、左右に片寄ること
なくボール6のほぼ最後端を押すことになる。よって、
ボール6を片押しすることなく先方に向けて真っすぐに
移動させて吐出口4a1の内壁に当接させ、吐出口4a
1を確実に閉止することができる。
bの開口が塞がれるが、流動体誘導孔4bに達した流動
体は、縦溝4cにより大径のボールハウス4a3内に流
入し、ボール6に達する。ボール6の周囲に達した流動
体は、ボール6の転動に伴い吐出口4a1とボール6と
の隙間から吐出される。この際、僅かに吐出口4a1か
ら臨んで紙面等に接するボール6の一部およびホルダー
4の先端が塗布面となって、吐出された流動体は紙面等
に塗布される。また、塗布を中止するときボール6が紙
面等から離れると、回避体10は、圧縮コイルスプリン
グ12bで付勢された押し棒12aにより、先方に移動
してボール6を吐出口4a1の内壁に当接させるが、こ
の時、回避体10は少しのクリアランスをもつ小径のボ
ールハウス4a4内を移動するので、左右に片寄ること
なくボール6のほぼ最後端を押すことになる。よって、
ボール6を片押しすることなく先方に向けて真っすぐに
移動させて吐出口4a1の内壁に当接させ、吐出口4a
1を確実に閉止することができる。
【0038】以上のように構成され使用される本実施例
の塗布具8によれば、ボール6の一部が被塗布面に押し
当てられたときに、小径の回避体10が後退してボール
受座4a2に当接するため、大径のボールがボール受座
に直接当接する従来の塗布具に比べ、ボールハウス4a
内での縦溝4cの開口面積が大きくなる。また、縦溝4
cの底部が回避体10の外縁よりも外側に位置するの
で、これによっても縦溝4cの開口面積が大きくなり、
よって、ボールハウス4a内に多量の流動体が供給され
得る。さらに、回避体10周囲における小径のボールハ
ウス4a4の内壁には、凹状の縦溝cが形成されている
ため、より良好にボール6に流動体が供給される。そし
て、小径の回避体10がボール受座4a2に当接するの
で、塗布を繰り返し行っても、ボール受座4a2の摩耗
により生じる縦溝4cの開口面積の減少が前記従来の塗
布具に比べて小さい。
の塗布具8によれば、ボール6の一部が被塗布面に押し
当てられたときに、小径の回避体10が後退してボール
受座4a2に当接するため、大径のボールがボール受座
に直接当接する従来の塗布具に比べ、ボールハウス4a
内での縦溝4cの開口面積が大きくなる。また、縦溝4
cの底部が回避体10の外縁よりも外側に位置するの
で、これによっても縦溝4cの開口面積が大きくなり、
よって、ボールハウス4a内に多量の流動体が供給され
得る。さらに、回避体10周囲における小径のボールハ
ウス4a4の内壁には、凹状の縦溝cが形成されている
ため、より良好にボール6に流動体が供給される。そし
て、小径の回避体10がボール受座4a2に当接するの
で、塗布を繰り返し行っても、ボール受座4a2の摩耗
により生じる縦溝4cの開口面積の減少が前記従来の塗
布具に比べて小さい。
【0039】したがって、ボール6の直径D2およびボ
ールハウス4aの内径を変更することなく、すなわちホ
ルダー4の外径寸法を大きくすることなく流動体の流出
を良好にし、しかもボール受座4a2の摩耗による流動
体の吐出量低下が防止される。そして、回避体10は、
小径のボールハウス4a3内に収容されるので、ボール
6の中心と軸本体2の中心軸とを結ぶ中心線C上にほぼ
常に位置するようになる。よって、塗布時に回避体10
が当該中心軸Cに対して左右に大きく片寄ることがない
ため、塗布感が良好になると共に、ボール6を片押しす
ることなく吐出口4a1を確実に閉止することが可能と
なり、液漏れ等の不具合が生じることもない。
ールハウス4aの内径を変更することなく、すなわちホ
ルダー4の外径寸法を大きくすることなく流動体の流出
を良好にし、しかもボール受座4a2の摩耗による流動
体の吐出量低下が防止される。そして、回避体10は、
小径のボールハウス4a3内に収容されるので、ボール
6の中心と軸本体2の中心軸とを結ぶ中心線C上にほぼ
常に位置するようになる。よって、塗布時に回避体10
が当該中心軸Cに対して左右に大きく片寄ることがない
ため、塗布感が良好になると共に、ボール6を片押しす
ることなく吐出口4a1を確実に閉止することが可能と
なり、液漏れ等の不具合が生じることもない。
【0040】また、流動体が顔料を含むために、流動体
を撹拌する撹拌用ボール(撹拌部材の一例)16(図1
参照)を軸本体2内に必要とする場合において、顔料が
沈降してボール受座4a2の周囲に付着したとしても、
ボール受座4a2の周囲の空間が広くしかも縦溝4cの
開口面積が大きいため、縦溝4cが目詰まりして流動体
が流通しなくなることはない。
を撹拌する撹拌用ボール(撹拌部材の一例)16(図1
参照)を軸本体2内に必要とする場合において、顔料が
沈降してボール受座4a2の周囲に付着したとしても、
ボール受座4a2の周囲の空間が広くしかも縦溝4cの
開口面積が大きいため、縦溝4cが目詰まりして流動体
が流通しなくなることはない。
【0041】また、流動体の粘度が30cps未満であ
り流動体が潤滑剤としての性能を期待できない場合であ
っても、上述したように、ボール受座4a2の摩耗によ
る縦溝4cの開口面積の減少が小さいので、流動体の流
出が良好になり流動体の吐出量低下が抑制される。
り流動体が潤滑剤としての性能を期待できない場合であ
っても、上述したように、ボール受座4a2の摩耗によ
る縦溝4cの開口面積の減少が小さいので、流動体の流
出が良好になり流動体の吐出量低下が抑制される。
【0042】また、流動体が、例えば粘性の高い液体か
らなるもの、あるいは、温度の低下に伴って極端に粘度
が高くなるものなどであって流動体誘導孔4b、縦溝4
c、および、ボール6と大径のボールハウス4a3との
クリアランスなどを通って自然に流出することが困難な
ものである場合でも、軸本体2を押圧することにより、
流動体をボールハウス4aに供給することができる。し
たがって、このような高粘度の流動体を使用した塗布具
であっても、ボール受座4a2の摩耗による吐出量の低
下が抑制されると同時に流動体の吐出が容易に行える。
らなるもの、あるいは、温度の低下に伴って極端に粘度
が高くなるものなどであって流動体誘導孔4b、縦溝4
c、および、ボール6と大径のボールハウス4a3との
クリアランスなどを通って自然に流出することが困難な
ものである場合でも、軸本体2を押圧することにより、
流動体をボールハウス4aに供給することができる。し
たがって、このような高粘度の流動体を使用した塗布具
であっても、ボール受座4a2の摩耗による吐出量の低
下が抑制されると同時に流動体の吐出が容易に行える。
【0043】以上の実施例によれば、流動体が低粘度の
ものであったり顔料を含むものであったりする場合で
も、ホルダー4の外径を大きくすることなく、塗布を繰
り返し行うことにより生じる流動体の吐出量低下を防止
し、かつ、良好に流動体を吐出させることができる。ま
た、自然流出が困難な流動体を使用しても、容易に流動
体を吐出させることができると共に流動体の吐出量低下
の防止および良好な流動体の吐出が図れる。また、吐出
口4a1の確実な閉止・開放が可能となり、良好な塗布
感も得られる。なお、本実施例は、本発明の塗布具の好
適な実施の態様であり、本発明の技術的範囲は、これら
の実施例に何ら限定されるものではない。
ものであったり顔料を含むものであったりする場合で
も、ホルダー4の外径を大きくすることなく、塗布を繰
り返し行うことにより生じる流動体の吐出量低下を防止
し、かつ、良好に流動体を吐出させることができる。ま
た、自然流出が困難な流動体を使用しても、容易に流動
体を吐出させることができると共に流動体の吐出量低下
の防止および良好な流動体の吐出が図れる。また、吐出
口4a1の確実な閉止・開放が可能となり、良好な塗布
感も得られる。なお、本実施例は、本発明の塗布具の好
適な実施の態様であり、本発明の技術的範囲は、これら
の実施例に何ら限定されるものではない。
【0044】
【発明の効果】以上の説明の通り、本発明の塗布具によ
れば、流動体が低粘度のものであったり顔料を含むもの
であったりする場合でも、ホルダーの外径を大きくする
ことなく、塗布を繰り返し行うことにより生じる流動体
の吐出量低下を抑制することができ、しかも、良好に適
量の流動体を吐出させることができる。また、自然流出
が困難な流動体を使用しても、容易に流動体を吐出させ
ることができると同時に、流動体の吐出量の低下を抑制
し、かつ、良好に流動体を吐出させることができる。ま
た、吐出口の確実な開閉が可能となり、液漏れ等の不具
合が無く、良好な塗布感も得られる。
れば、流動体が低粘度のものであったり顔料を含むもの
であったりする場合でも、ホルダーの外径を大きくする
ことなく、塗布を繰り返し行うことにより生じる流動体
の吐出量低下を抑制することができ、しかも、良好に適
量の流動体を吐出させることができる。また、自然流出
が困難な流動体を使用しても、容易に流動体を吐出させ
ることができると同時に、流動体の吐出量の低下を抑制
し、かつ、良好に流動体を吐出させることができる。ま
た、吐出口の確実な開閉が可能となり、液漏れ等の不具
合が無く、良好な塗布感も得られる。
【図1】本実施例の塗布具の縦断面図である。
【図2】本実施例の塗布具の先端部の拡大縦断面図であ
って、吐出口が閉止している状態を示す図である。
って、吐出口が閉止している状態を示す図である。
【図3】本実施例の塗布具の先端部の拡大縦断面図であ
って、吐出口が開放している状態を示す図である。
って、吐出口が開放している状態を示す図である。
2 軸本体 4 ホルダー 4a ボールハウス 4a1 吐出口 4a2 ボール受座 4a3 大径のボールハウス 4a4 小径のボールハウス 4b 流動体誘導孔 4c 縦溝 6 ボール 8 塗布具 10 回避体 12 付勢手段 12a 押し棒 12b 圧縮コイルスプリング 16 ボール(撹拌部材の一例) D1 回避体の直径(外径寸法に相当) D2 ボールの直径
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // B65D 83/00 (72)発明者 橋 雅夫 神奈川県横浜市神奈川区入江二丁目5番12 号 三菱鉛筆株式会社研究開発センター内 (72)発明者 森田 昌明 群馬県藤岡市立石1091番地 三菱鉛筆株式 会社研究開発センター内
Claims (4)
- 【請求項1】 流動体を内部に収容した軸本体と、該軸
本体からの流動体が流出される吐出口が先端に設けられ
たボールハウスを有するホルダーと、前記ボールハウス
内に回転自在に保持されると共に一部が前記吐出口から
外部に臨んで塗布面となるボールとを備え、前記ボール
は、前記吐出口の周囲の内壁に対して当接・離脱する方
向に移動自在に収容され当接・離脱することにより前記
吐出口を閉止・開放するものであり、前記ボールの一部
を被塗布面に押し当てることによって、前記吐出口との
隙間から流動体を吐出させて被塗布面に塗布する塗布具
において、 前記ボールハウス内における前記ボールの後側には、外
径寸法が前記ボールの直径よりも小さく、かつ、前記ボ
ールの後面に接して前記ボールと共に移動可能な回避体
が配設され、 前記ボースハウスは、前記ボールの直径よりも大きな内
径寸法を有して前記ボールを収容した大径のボールハウ
スと、該大径のボールハウスにその後ろ側で連なり、か
つ、該大径のボールハウスの内径よりも小さく前記回避
体の外径よりも大きな内径寸法を有して前記回避体を収
容する小径のボールハウスとから構成され、 前記小径のボールハウスの後端には、前記ボールの一部
が被塗布面に押し当てられて前記ボールが後方に移動し
たときに前記回避体の後部を受けるボール受座が形成さ
れ、 該ボール受座の略中心部には、前記軸本体からの流動体
を前記ボールハウスに誘導する流動体誘導孔が設けら
れ、 該流動体誘導孔の内壁および前記小径のボールハウスの
内壁には、該流動体誘導孔を中心に放射状に配置され流
動体の誘導方向に沿って形成された複数の縦溝が設けら
れると共に、前記流動体誘導孔には、前記回避体の後面
に当接して前記回避体および前記ボールを先方に付勢す
る付勢手段が挿通することを特徴とする塗布具。 - 【請求項2】 前記流動体の粘度は、30cps未満で
あることを特徴とする請求項1記載の塗布具。 - 【請求項3】 前記流動体が顔料を含み、かつ、該流動
体を撹拌するための撹拌部材を前記軸本体内に必要とす
ることを特徴とする請求項1または2記載の塗布具。 - 【請求項4】 前記軸本体は、可撓性に富んだ塗布液タ
ンクであることを特徴とする請求項1、2または3のう
ちいずれか一つに記載の塗布具。
Priority Applications (4)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6224401A JPH0889874A (ja) | 1994-09-20 | 1994-09-20 | 塗布具 |
| US08/506,680 US5957609A (en) | 1994-08-19 | 1995-07-25 | Applicator |
| DE69523687T DE69523687T2 (de) | 1994-08-19 | 1995-08-18 | Applikator |
| EP95113023A EP0697294B1 (en) | 1994-08-19 | 1995-08-18 | An applicator |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6224401A JPH0889874A (ja) | 1994-09-20 | 1994-09-20 | 塗布具 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0889874A true JPH0889874A (ja) | 1996-04-09 |
Family
ID=16813183
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6224401A Withdrawn JPH0889874A (ja) | 1994-08-19 | 1994-09-20 | 塗布具 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0889874A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN102209640A (zh) * | 2008-11-11 | 2011-10-05 | 株式会社樱花彩色笔 | 涂敷具用尖头和涂敷具 |
-
1994
- 1994-09-20 JP JP6224401A patent/JPH0889874A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN102209640A (zh) * | 2008-11-11 | 2011-10-05 | 株式会社樱花彩色笔 | 涂敷具用尖头和涂敷具 |
| US8651762B2 (en) | 2008-11-11 | 2014-02-18 | Sakura Color Products Corporation | Tip unit for liquid applicator and liquid applicator |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US6082920A (en) | Ball-point pen | |
| EP0697294B1 (en) | An applicator | |
| JP3474664B2 (ja) | 塗布具 | |
| JPH0889874A (ja) | 塗布具 | |
| US6435751B1 (en) | Click type writing implement | |
| US6161977A (en) | Point assembly of a ball-point pen | |
| JPH0857399A (ja) | 塗布具 | |
| JP7365228B2 (ja) | 液体吐出具 | |
| JP3336404B2 (ja) | ボールペン | |
| JP4471276B2 (ja) | 塗布具用チップ、塗布具用チップの製造方法、塗布具 | |
| JP3981165B2 (ja) | 塗布具 | |
| JP2555677Y2 (ja) | ボールペン | |
| JPH08164695A (ja) | 塗布具 | |
| JP3753390B2 (ja) | チップ先端部に弁機構を設けて成るボールペンレフィル | |
| JP7430454B2 (ja) | 液体吐出具 | |
| JPH11301172A (ja) | ボールペン | |
| JP2005169854A (ja) | 加圧式のボールペン | |
| JP2001080277A (ja) | 塗布具、並びに、その塗布液供給弁 | |
| JP2006297800A (ja) | 加圧式の筆記具 | |
| JP3640434B2 (ja) | 筆記具、化粧具等の液体塗布具 | |
| JP2007030374A (ja) | ボールペンチップ | |
| JP2006264129A (ja) | 加圧式のボールペン | |
| JPH1178379A (ja) | ボールペン | |
| JP2004142381A (ja) | 加圧式のボールペン | |
| JP2004268282A (ja) | 加圧式のボールペン |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20011120 |