JPH088995Y2 - 折畳み軟質プラスチック容器 - Google Patents

折畳み軟質プラスチック容器

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JPH088995Y2
JPH088995Y2 JP8178587U JP8178587U JPH088995Y2 JP H088995 Y2 JPH088995 Y2 JP H088995Y2 JP 8178587 U JP8178587 U JP 8178587U JP 8178587 U JP8178587 U JP 8178587U JP H088995 Y2 JPH088995 Y2 JP H088995Y2
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ridge
container
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folding
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Description

【考案の詳細な説明】 (a)産業上の利用分野 この考案は,主として液状の食品,工業薬品,農業薬
品等を収容する軟質プラスチック容器に係り,内容物収
容時は段ボール箱等の外箱に入れ,不収容時には折畳ん
で保管,輸送等に供する容器に関するものである。
(b)従来の技術 上記のような,段ボール外箱つきプラスチック容器
は,プラスチック内袋材料としてポリエチレン,ポリプ
ロピレン,塩化ビニル等の軟質合成樹脂又はこれらの複
合材を用い,その各特性を利用して各種食品物,例えば
食酢,醤油,牛乳,酒類等,又は各種工業薬品類,例え
ば酸類,有機及び無機薬品,写真用薬品,接着剤等,或
いは各種農業薬品類,例えば液体肥料,農薬,土壌凝固
剤等極めて多くの液体の輸送用途に用いられていて,こ
れらの複合容器は,各種内容物に適応した内袋材料を用
いることが出来ると共に,振動,衝撃に強く,しかも軽
量であって,内袋も外箱も折畳み式であるから用済後は
小さくして返送,保管,運搬等の経費の節約にも役立つ
等の利点があり,広く一般に採用されている。
然しながら,これら外箱と内袋とから構成される従来
の複合容器,特に内袋には以下に延べるような改良すべ
き欠点を有していた。
(c)考案が解決しようとする問題点 従来の内袋の場合は,袋体成形時に不可避的に発生す
る上記の部分(ゾーン)的な肉厚のムラ,及びこれに基
づく強度の差異や折り返し部分の曲率の不規則性の発生
等は特に考慮されることがなかった。その結果として,
空液時に反転して畳んだ状態で運搬等をする時,第4図
(a′)〔比較例〕のように折り曲げ部(凸状)の外面
が擦傷を受け,これが起因となって,再使用に際し液を
充填して内袋に張力がかかった時破断事故等を起こす欠
点があった。
又,他の現象として折り曲げ部の容器材料の厚さの不
規則性,それに基づく折り曲げ剛性の不均一性から折り
曲げ部の曲率が不整となり,これを畳んだ時第5図
(b)〔比較例〕に示すように変形,突起点(20)が形
成され,一旦このようなクセが付くと,何時もこの局部
での不規則な変形が繰り返され,材料疲労や擦傷が集中
しこの点からの容器の破断,或いは漏液の原因ともなっ
ていた。
本考案は,従来容器において考慮されなかった上記の
ような問題点を解決し,内袋の構成に改良を加えて,折
り畳み時の擦り傷や突起の発生を防ぎその強度や耐久性
を向上させ,事故等を未然に防止する容器を考案するこ
とを目的とし,以下に述べる手段によりこれを解決した
ものである。
(d)問題点を解決する為の手段及びその作用 上記の目的は袋体の構成を下記にすることにより解決
される。
一般的にこのような構成を有する容器においては,そ
の成形法の特徴として,平板(又はパリソン)よりブロ
ー成形又は真空により成形されるものであるから,その
厚みをすべての部分について均一にすることは難しく,
部分的な厚薄が生ずることが避けられない。
例えば第2図はブロー成形法により得た内袋を例示す
るもので,(a)は折り畳み前の全体図であるが,この
ような製法によって得た容器の場合には図に示す
(A),(B),(C)等の各ゾーンにおいて夫々厚み
を異にし,通常のブロー成形法の場合は,その厚みt
は,t(A)>t(B)>t(C)の関係を示し,各々の
中間ゾーンは夫々の各ゾーンの中間の厚みを有してい
る。
従来の内袋の場合は,これら異なるゾーンにおける厚
み即ち強度や曲率の差異を考慮することがなかった。
それに対して,本考案の考案者等は,このような部分
的な厚,薄が生ずることは製法に伴う不可避的なものと
受け止め,それを考慮に入れた上で厚みの異なる各ゾー
ンにおけるパーティングライン(2)の中心線(6)と
円弧状の突条(3)の中心線(5)との間隔(X),及
び突条(3)の高さ(Y)に,表1に示す関係を満たす
よう設計調整を加えることによって,内袋の円滑な折り
畳みと,曲げ剛性の不規則性の解消を図り,その結果と
して破断防止性の向上を達成し得たものである。
この様なX,Yの関係の制御は,一見煩雑そうに見える
が,折畳み内層側の金型内面に設ける溝の位置(X),
及び深さ(Y)を,表1に示す関係を満たす様に,設
計,製作するのみで,以後常法によるブロー成形,真空
成形法等で成形するとき,容易に,且つ正確に,対応す
る突条を,内袋の所定の位置,形状に付与することが出
来る。
即ち第2図(a)に示す各ゾーンの拡大断面図である
第2図(b)Aゾーン,(c)Bゾーン,(d)Cゾー
ンに示すように,各ゾーンの突条(3)の中心線(5)
とパーティングライン(2)の中心線(6)との間隔
(X)を,内袋の厚みの薄い個所(C)において短く
(図2,c),厚い個所(A)において長くする(図2・
b)と共に,突条の高さ(Y)を,内袋の厚みの薄い個
所において低く,厚い個所において高くすることにより
解決される。
本発明に係る容器の仕様を更に敷衍する。
前記のような複合容器の内袋たる軟質プラスチック容
器は,ブロー成形,真空成形,等の方法により成形され
た成形品が用いられ,頂辺が略直角である2等辺三角柱
状殻2個を,底面を対向させ,四周を外方に突き出した
状態で溶着して得た直(又は立)方体状である。
このように,パーティングラインは折畳み外層と同内
層が溶着する工程で形成され,内・外層部二枚が溶着さ
れているので,袋体の他の部分(面部)よりは分厚く,
剛性も高い。従って袋体の構成を上記の条件にする時は
折畳み時にはこれがしっかりと外方に張出して,それに
沿って所定の間隔(X)で設けられた凸状の突条表面を
保護し,擦傷が出来るのを防止する機能の他,立方体の
対角線に形成される四角い補強枠的な機能をも有する。
この為,このパーティングライン自体は,突条保護の
役割の他,液を充填した際の袋体強度を補強する役割
と,折畳み時の取扱い性を容易にする強度的役割もある
所から補強リブとも別称されることもある。
このような容器は実液時には膨らんだ直(又は立)方
体状として,ダンボール外箱に収納して貯蔵,輸送さ
れ,用済後空袋時には一の三角柱体相当部分〔折畳み内
層(12)〕を,他の三角柱体相当部分〔折畳み外層(1
1)内〕に反転して折畳み,〔例えば第1図(b)〕挿
入し嵩を小さくし,外箱(21)内に多数重ねて返送し
(第3図),繰り返し再利用することも可能となる。
本発明による容器は支障無く長時間の仕様に耐えるこ
とが出来た。
(実施例) 例えば,ブロー成形法によって得た容量20リットル
(外箱297×297×(h)mm)の内袋の場合,Aゾーン(X
=5.0±0.1mm,Y=1.2mm),Bゾーン(X=4.0±0.1mm,Y
=1.2mm),Cゾーン(X=4.0±0.1mm,Y=1.0mm)とし,
各ゾーンの中間区域は夫々厚みに応じてその数値を各ゾ
ーンの中間において,漸増若しくは漸減することによっ
て折り曲げ剛性の均等化が実現出来る。上記に記したこ
れ等の関係を判り易く表1に整理した。
尚,折畳み内層側の金型には,上記の関係を満たす溝
を予め設け,折畳み外層側の金型には溝を設けず,以後
常法の通り,両者を対向させた状態で,平板(又はパリ
ソン)よりブロー成形を行うとき,上記の仕様をもつ内
袋を,正確に,かつ容易に量産する事が出来る。
表中の数字は実施の態様を示す一つの例示であるが,
その数値の絶対値ではなく,其等の相対的関係におい
て,本願の特徴を示すものである。
上記の実施例に見られるように本考案は下記の特徴を有
する。
(1)当該容器を,使用前や,使用後の空液状態で,外
箱(21)(ダンボール箱等)に折畳んで収納する際(第
3図),本願考案によらない場合,即X.Yが過大の場合
は第4図(a′)(比較例)のようにパーティングライ
ンよりも折り曲げ部となる突条先端が突き出す様な状態
となり,突条の先端がパーティングラインの保護を受け
難くなりこれが外箱に接触し,擦傷,折畳み個所の亀
裂,或いは折り畳み部の不均一性から突起状の変形〔第
5図(b)20〕(比較例)等が起こり,この傷が原因で
中に液を詰めた時(第1図a),不測の容器破損,漏液
事故を起こすことになる。
然し,本考案の如き構成にすることにより,第5図
(c)(d)(e)(f)〔実施例〕の如く突条の位置
を規制し,パーティングライン先端のみが外箱に接する
ようになり,容器の外面には傷がつかず,破損事故を未
然に防止出来る。
(2)容器の肉厚部はその曲げ剛性が大きい為折り曲が
り部の曲率は大きく,逆に肉薄部は曲率が小さい。従っ
て肉厚部付近では長い(X)と高い(Y)が,肉薄部付
近は短い(X)と低い(Y)が適当な為,表1の構成に
より前記(1)の効果が発揮される。
(3)容器の側面部及び正面部の容器肉厚が,t(A)>
t(B)>t(C)の構成である場合,X及びYの関係を
表1に示す関係にすることにより,折り曲げ部の厚みが
均一化される傾向が生じ,折り曲げを円滑,綺麗に出
来,不均一さに起因する第5図(b・20)のような突起
状の変形の発生を可及的に防ぎ,ひいてはこの原因によ
る容器の破損事故を未然に防止することが出来る。
(4)要約すると,t(A),t(B),t(C),及びX,Y
を本願に謂う相対的関係に保つ限り,外箱との擦傷や,
変形突起の発生を防止出来,容器(袋体)の不測の破断
事故を防止することが出来る。
(e)考案の効果 本考案はブロー成形,真空成形,等の成形法により得
た,頂角が略直角である2等辺三角柱状殻2個を,底面
を対抗させ,その両者の突き合わせ接合部を共に外に向
けて凸にした状態で周囲を溶接して得た直(又は立)方
体を,一の三角柱状殻相当部分(折畳み内層)を,他の
三角柱状殻相当部分(折畳み外層)の内側に反転して折
り畳み収容可能な構成を有する軟質プラスチック容器に
おいて,その内層となるべき側に,パーティングライン
に沿い,かつ外側に向けて凸にした状態で円弧状の突条
を設け,その突条の中心線とパーティングラインとの間
隔(X)を成形品の肉厚(t)の薄い点において短く,
厚い点において長くし,かつ突条の高さ(Y)を成形品
の肉厚の薄い点において低く,厚い点において高くする
ことを特徴としている。
このような折り畳み収容可能な構成を有する軟質プラ
スチック容器においては,(イ)折畳み内層を折畳み外
箱内に反転して収容する際,部分により90°(C部)乃
至180°(A,B部)と異なる角度に,かつ急角度に折り曲
げる必要がある。(ロ)この折り曲げ部は略四角形状の
パーティングラインに沿って折り曲げるので,折り曲げ
部の材料の伸長度(素材の内在歪),特に角部付近には
著しい部分的な差が生じる。
(ハ)容器の製作上,真空又はブロー成型による成形法
に伴う不可避的な厚さ(t)の不均一性〔例えば第2図
(a)中のA,B,C部〕が存在する。
本考案はこのような複雑な要因をクリヤして,円滑
に,綺麗に,突起点無く,かつ折り曲げ部に傷が付き難
く折り畳むことを可能にすることを目的とした容器の構
成に関するものであり,前記のようにtとX,Yとの関係
を所定の条件下に設定することにより目的が達せられ
た。
このことは種々の試作実験の結果見出された手段によ
るが,そのような手段を採った場合の効果の理由につい
ては,以下に述べる幾つかの効果の複合として解釈出来
る。
先ず,肉厚(t)の大きい部分(例えばA部)は金型
内の円弧状の溝型が深い,即ち突条が高い(Y大)為円
弧が膨出して大きくなり肉厚の薄くなる程度が大,逆に
肉厚(t)の小さい部分(例えばC部)は突条が低い
為,円弧が小さく,肉薄の薄くなる程度が小である。結
果として折り曲げの中心となる突条先端付近は,周辺の
厚さ(t)ムラに拘らず,このムラが平均される傾向が
生じ,円滑な折り畳みが可能となる。
又別の解釈としては,このような袋体の製造方法の場
合袋体の部分的な厚さムラは不可避であるが,本願構成
とする場合,内厚tが大きい場合は,材料の剛性が相対
的に大きい為折り曲げ部の曲率が大(小さくは曲がらな
い)であり,従って突条をパーティングラインより離し
て(Xを大きく),かつ予め高い突条(Yを大きく)を
設けること,逆にtが小さい場合にはX,Yを小さく,厚
さtの変化,例えばA(厚)→B→C(薄)の各部の厚
さの変化に従って連続的にXとYを緩徐に変えることに
より,曲げ剛性或いは曲率の急激な不連続変化が防止さ
れ突起点が発生し難くなる為前記の目的が達せられたも
のとも考えられる。
然し,突条が余りに高く(Yが過大),又パーティン
グラインから余り離しすぎる(Xが過大)と,折り畳ん
だ時,或いは内部に液を充填した場合,突条自体が外箱
や他の容器と直接擦れるようになる。〔第4図(a′)
比較例〕本願例示の数値程度が最も好適であることが試
作実験の結果見出された。従って表1のような構成にす
る時は,折り曲げの中心となる突条の位置がXにより規
制され,擦れが防げると共に,突条の高さYの規制によ
り突条先端に肉厚が均一化される為,折り畳みは円滑と
なり,又折り畳んで別箱に収納した際最も外に凸に張り
出したパーティングライン先端部付近が主として外箱と
接触し,容器自体,特に凸になっている突条付近には擦
傷が付き難く,又突起状変形の発生を防止出来るので,
従来のこの種の容器において欠陥とされた擦傷や変形個
所を起点とする容器の破断を防止出来,容器の耐用性を
高め得ること,漏液事故を未然に防止出来る等の効果を
発揮する。
【図面の簡単な説明】
第1図は軟質プラスチック容器の全体斜視図であって,
(a)は内容物充填(実液)状態,(b)は折畳み状態
(空液)を示す。 第2図(a)は,本考案に係る容器(折り畳み前の内
袋)実施例の斜視図である。 第2図(b),(c),(d)はそれぞれ第2図(a)
に示すAゾーン,Bゾーン,Cゾーンの拡大断面図である。 第3図は,容器を折畳んで外箱内に収納した状態を模式
的に表現したものである。 第4図(a)はX.又は/及びYが過大である場合,突条
先端がパーティングライン補強リーブの保護を受け難
く,外箱内面に接触する状態(a′)(比較例)を模式
的に表したものである。 第5図(a)は膨らんだ(実液)状態,(b)は本願に
依らざる容器を畳んで突起状変形(20)が起こって居る
状態を示す模式図(比較例)を示している。 同じく同図(c),(d)は,それぞれ(a)のL−M,
O−P線に沿った断面図を示す。(c)はtが大でもY
が大で大きく脹らみ,突条先端部付近は肉薄となり,
(a)はYが小さいので突条先端部付近の肉厚は余り変
わっていない。(e),(f)はそれ等を畳んだ状態を
示し,両者の折曲げ部は平均化された肉厚であることを
模式的に示している。 (e),(f)はそれ等を畳んだ状態を示して肉厚
(A)部はX及びYが大きく,大きな曲率で畳まれ,逆
に肉薄(C)部は小さな曲率で畳まれることを示してい
る。 図中 1……内袋(折畳み外層及び同内層を含めての総称) 2……パーティングライン 3……突条 5……突条中心線 6……パーティングライン中心線 11……折畳み外層 12……折畳み内層 13……栓 20……変形した折畳み部(突起点とも称することがあ
る) 21……外箱(段ボール箱等) 22……外箱と折畳み部の接触状態 23……反転して畳まれる部分の辺 A,B,C……それぞれの容器の場所(部分)を示す X……5と6との間隔 Y……突条(3)の高さ t……容器の肉厚 L−M,O−P……断面部指示(容器のA点,C点)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ブロー成形,真空成形,等の成形法により
    得た,頂角が略直角である2等辺三角柱状の殻2個を,
    底面を対抗させ,その両者の接合部を共に外に向けて突
    き出した状態で周囲を溶着(当該溶着部をパーティング
    ラインと称す)して得た直(又は立)方体を,一の三角
    柱体相当部分(折畳み内層と称す)をパーティングライ
    ンに沿い,他の三角柱体相当部分(折畳み外層と称す)
    の内側に反転して折り畳み,収容可能な構造を有する軟
    質プラスチック容器において,その折畳み内層となるべ
    き側に,パーティングラインに沿い,かつ外側に向けて
    連続して円弧状に凸に膨出した突条(以下,単に突条と
    称す)を設け,その突条の中心線とパーティングライン
    の中心線との間隔を成形品の肉厚の薄い点において短
    く,厚い点において長くし,かつ突条の高さを成形品の
    肉厚の薄い点において低く,厚い点において高くするこ
    とを特徴とする折り畳み軟質プラスチック容器。
JP8178587U 1987-05-28 1987-05-28 折畳み軟質プラスチック容器 Expired - Lifetime JPH088995Y2 (ja)

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JPS63190036U JPS63190036U (ja) 1988-12-07
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