JPH0890207A - 低圧鋳造機の加圧制御方法 - Google Patents
低圧鋳造機の加圧制御方法Info
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Abstract
から低圧鋳造法により製品を鋳造するに当り、溶湯保持
炉内の圧力を最適加圧パターンに沿って制御する。 【構成】 最適加圧パターンにおける圧力上昇区間で
は、該区間の圧力勾配に対応するフィードバックゲイン
の値を基に補正アナログ値を算出し、最適加圧パターン
における変曲点の前後では、所定時間刻みで段階的に上
記フィードバックゲインの値を小さくすると共に、該変
曲点の前後の圧力勾配の差に対応するオーバーシュート
補正値を加味して指令アナログ値を算出する。
Description
湯保持炉内の圧力を最適加圧パターンに基づいて制御す
る方法に関する。
報に係る発明において、比例制御弁を使用して予め設定
した最適加圧パターンに沿って溶湯保持炉内の加圧状態
を制御するに当り、該比例制御弁の作動遅れによって保
持炉内の圧力変化が最適加圧パターンからずれることに
鑑み、上記比例制御弁を、定常アナログ値に補正アナロ
グ値を加算した指令アナログ値により制御するようにし
ている。すなわち、ある瞬間の時刻(ti)より単位時間
先の時刻(ti+1)における最適加圧力(Pi+1)を算出
し、この圧力に対応する比例制御弁の定常アナログ値
(Vo)を算出し、上記時刻(ti)における保持炉内の測
定圧力(Pm)と上記最適加圧力(Pi+1)との圧力偏差(△
P)に予め設定されたフィードバックゲインを掛算して
補正アナログ値(Vd)を算出し、該補正アナログ値 (Vd)
を上記定常アナログ値(Vo)に加算した指令アナログ値
(Vt)を比例制御弁に入力するようにしている。
おける圧力上昇区間から圧力保持区間への移行ポイント
(変曲点)で、比例制御弁の作動遅れや保持炉内の空気
膨張により、保持炉内の圧力が一時的に最適加圧パター
ンを上回る現象(オーバーシュート)が発生することに
鑑み、上記指令アナログ値(Vt)を変曲点近傍で補正
(減少)するようにしている(例えば「鋳物」JUNE/VO
L.59/1987/日本鋳物協会/p.328)。
加圧制御方法は、最適加圧パターンが図1に示すような
比較的なだらかな曲線を成す場合(例えばアルミ鋳物の
鋳造の場合)には有効であるが、該パターンが図2に示
すような起伏の激しい曲線を成す場合には適用できな
い。例えば、溶解温度が高く、かつ比重の大きい鋳鉄を
素材として鋳物を鋳造する場合は、保持炉内の溶湯を金
型内に充填する際の加圧力を極めて大きくする必要があ
り、従って最適加圧パターンにおけるこの区間(図2の
0〜A間)の圧力勾配(昇圧速度)は他の区間のそれに
較べて極端に大きくなる。このような場合に上記圧力偏
差(△P)に掛算されるフィードバックゲインが最適加
圧パターンの全区間について一律であるとすると、不都
合が生ずる。すなわち、保持炉内の溶湯を金型内に充填
する区間で、フィードバックゲインの値を大きく取って
炉内圧力の変化を最適加圧パターンに追従させようとす
ると、該区間と次の区間との変曲点(図2のA点)近傍
でのオーバーシュートが極めて大きくなり、オーバーシ
ュート補正値をいかに大きく取っても、実圧力が最適加
圧パターンから飛び出してしまうと共に、該溶湯充填区
間以外の区間では、炉内圧が激しく上下動(ハンチン
グ)するという問題がある。
法は、変曲点の近傍で指令アナログ値(Vt)を一律に減
少させるものであるが、鋳鉄鋳物を鋳造する場合のよう
にオーバーシュートの度合いが変曲点毎に大きく異なる
場合にこの方法を取ると不都合が生ずる。すなわち、保
持炉内の溶湯を金型内に充填する区間とその次の圧力保
持区間との変曲点(図2のA点)の近傍におけるオーバ
ーシュートを解消するため大きな補正(減少)値を設定
すると、金型内に充填された溶湯を二次加圧する区間と
その次の圧力保持区間との変曲点(図2のC点)の近傍
におけるオーバーシュートに対しては過度の補正がなさ
れ、実圧力が最適加圧パターンよりも低くなるという問
題がある。
たものであり、鋳鉄のように溶解温度が高く、かつ比重
の大きい金属素材から低圧鋳造法により製品を鋳造する
場合でも、保持炉内の圧力を最適加圧パターンに沿って
制御することができる方法を提供することを目的として
いる。
達成するため、フィードバックゲインの値を最適加圧パ
ターンの各区間毎に変化させ、またオーバーシュート補
正値を最適加圧パターンの各変曲点毎に変化させること
を要旨としている。すなわち、本発明は、比例制御弁を
使用し、予め設定した最適加圧パターンに沿って溶湯保
持炉内の加圧状態を制御するに当り、上記比例制御弁を
定常アナログ値に補正アナログ値を加算した指令アナロ
グ値によって制御する低圧鋳造機の加圧制御方法におい
て、上記最適加圧パターンにおける圧力上昇区間では、
該各区間の圧力勾配に対応するフィードバックゲインの
値を基に補正アナログ値を算出し、上記最適加圧パター
ンにおける変曲点の前後では、所定時間刻みで段階的に
上記フィードバックゲインの値を小さくすると共に、該
変曲点の前後の圧力勾配の差に対応するオーバーシュー
ト補正値を加味して指令アナログ値を算出することを特
徴としている。
細に説明する。図3は本発明方法の実施装置、図4は図
3の装置の制御回路を示すブロック図である。
り、その上端開口はプラテン3により気密に閉鎖されて
いる。該プラテン3の中央部を貫通してストーク4が垂
設されており、該ストーク4の下端は鋳鉄溶湯2内に浸
漬されていると共に、その上端は金型5のキャビティ6
に連通接続している。上記保持炉1の内空部は導管7を
介して圧縮空気源8に連通接続しており、該導管7上に
は、圧縮空気源8側から、比例制御弁9と開閉弁11が
この順序で設置されている。また、上記保持炉1の内空
部は導管12を介して大気に連通しており、該導管12
上には開閉弁13が取付けられている。なお、14は導
管15を介して上記保持炉1の内空部に連通接続する圧
力センサである。
理部(CPU)であり、該CPU16には、上記圧力セ
ンサ14が入力インターフェイス回路17を介して接続
されていると共に、上記比例制御弁9、開閉弁11及び
開閉弁13が出力インターフェイス回路18を介して接
続されている。なお図示は省略したが、上記比例制御弁
9と出力インターフェイス18との間には、公知の比例
弁アンプが介在している。上記CPU16は、上記比例
制御弁9に指令アナログ値を送信してその開口度を制御
するものであり、そのためのプログラムを格納するRO
M19と、制御用データを格納するRAM21と、比例
制御弁9の制御に用いられるタイマ22とを備えてい
る。RAM21には、最適加圧パターン線図、最適加圧
パターンにおける各区間の圧力勾配に対応するフィード
バックゲイン値(以下、FG値と略称する)、最適加圧
パターンの各変曲点の前後における圧力勾配差に対応す
るオーバーシュート補正値(以下、OS補正値と略称す
る)等が格納されている。なお、上記諸データは、予め
実験によって求められたものである。
図5、図6をも参照しながら詳細に説明する。なお、図
5は制御手段による制御の手順の一例を示すフローチャ
ートであり、図6はFG値の経時変化を最適加圧パター
ンに対応させて示したグラフである。今、開閉弁13を
閉、開閉弁11を開、比例制御弁9の開口度を0にした
状態で、タイマ22の計時をスタートさせると共に、C
PU16より比例制御弁9に対して所定の指令アナログ
値(Vt)を発信し、保持炉1内へ圧縮空気を供給する。
上記指令アナログ値(Vt)は、ある瞬間の時刻(ti)よ
り単位時間先の時刻(ti+1)における最適加圧力(Pi+
1)に対応する比例制御弁の定常アナログ値(Vo)に、上
記時刻(ti)における保持炉1内の測定圧力(Pm)と上記
最適加圧力(Pi+1)との圧力偏差(△P)に予め設定さ
れたFG値を掛算して得た補正アナログ値(Vd)を加算し
たものであり、該FG値としては、図6に示す最適加圧
パターンにおける0〜A区間の圧力勾配に追従可能とさ
れた値(第1FG値)が与えられる(ステップ1)。こ
の指令アナログ値(Vt)は、保持炉1内の圧力が最適加
圧パターンにおける第1変曲点(図6のA点)近傍まで
上昇するまで所定時間刻みで発信され、その結果、保持
炉1内の圧力は、最適加圧パターンにおける0〜A区間
の圧力勾配に沿ってほぼ直線的に上昇する。これによ
り、保持炉1内の溶湯がストーク4を介して金型5キャ
ビティ6内へ注入される。
における第1変曲点(図6のA点)近傍まで上昇し、R
AM21に記憶された時間T1とタイマ22からの時間と
を比較して(ステップ2)時間T1が経過したとき、上記
指令アナログ値(Vt)の計算式における第1FG値が所
定時間刻みで段階的に小さくされる(ステップ3)。そ
の結果、保持炉1内の圧力は放物線を描いて上昇する。
この指令アナログ値(Vt)は、保持炉1内の圧力が最適
加圧パターンにおける第1変曲点(図6のA点)を通過
して上昇し、RAM21に記憶された時間T2とタイマ2
2からの時間とを比較して(ステップ5)時間T2が経過
するまで発信される。上記ステップ3と並行して、上記
指令アナログ値(Vt)が第1変曲点(図6のA点)近傍
で補正される。この場合、図6に示す最適加圧パターン
における第1変曲点(A点)の前の圧力勾配(昇圧速
度)と後のそれとの差にに対応するOS補正値(第1O
S補正値)が上記指令アナログ値(Vt)から差し引かれ
て(ステップ4)、比例制御弁9に入力される。該補正
は、時間T2が経過するまで行われる。
2からの時間とを比較して(ステップ5)時間T2が経過
したとき、上記指令アナログ値(Vt)の計算式における
第1FG値が定常値に切替えられる(ステップ6)。該
定常値としては、図6に示す最適加圧パターンにおける
A〜B区間の圧力勾配に追従可能とされた値(第2FG
値)が与えられ、これにより、保持炉1のエアー洩れを
補償して保持炉1内圧を一定レベルに保持するのに必要
十分な圧縮空気が供給される。
2からの時間とを比較して(ステップ7)時間T3が経過
したとき、すなわち保持炉1の内圧が最適加圧パターン
における第2変曲点(図6のB点)へ至ると、上記指令
アナログ値(Vt)の計算式における第2FG値が新たな
定常値に切替えられる(ステップ8)。該定常値は、図
6に示す最適加圧パターンにおけるB〜C区間の圧力勾
配に追従可能とされた値(第3FG値)が与えられる。
これにより、金型5キャビティ6内の溶湯に対して所定
の圧力が加えられる。
2からの時間とを比較して(ステップ9)時間T4が経過
したとき、すなわち上記保持炉1の内圧が最適加圧パタ
ーンにおける第3変曲点(図6のC点)近傍まで上昇し
たとき、上記指令アナログ値(Vt)の計算式における第
3FG値が所定時間刻みで段階的に小さくされる(ステ
ップ10)。その結果、保持炉1内の圧力は放物線を描
いて上昇する。この指令アナログ値(Vt)は、保持炉1
内の圧力が最適加圧パターンにおける第3変曲点(図6
のC点)を通過して上昇し、RAM21に記憶された時
間T5とタイマ22からの時間とを比較して(ステップ1
2)時間T5が経過するまで発信される。上記ステップ1
0と並行して、上記指令アナログ値(Vt)を第3変曲点
(図6のC点)近傍で補正するようにしている。この場
合、図6に示す最適加圧パターンにおける第3変曲点
(C点)の前の圧力勾配(昇圧速度)と後のそれとの差
に対応するOS補正値(第2OS補正値)を差し引いた
ものが、指令アナログ値(Vt)として比例制御弁9に入
力される(ステップ11)。該補正は、時間T5が経過す
るまで行われる。
2からの時間とを比較して(ステップ12)時間T5が経
過したとき、上記指令アナログ値(Vt)の計算式におけ
る第3FG値が定常値に切替えられる(スイップ1
3)。該定常値として、図6に示す最適加圧パターンに
おけるC〜D区間の圧力勾配に追従可能とされた値(第
4FG値)が与えられ、これにより、金型5キャビティ
6内の溶湯が凝固するまで、保持炉1のエアー洩れを補
償して保持炉1の内圧を一定レベルに保持するのに必要
十分な圧縮空気が供給される。
2からの時間とを比較して(ステップ14)時間T6が経
過したとき、すなわち最適加圧パターンにおける終点
(図6のD点)へ至ると、比例制御弁9の開口度を0に
すると共に、開閉弁11を閉、開閉弁13を開にする。
これにより、保持炉1内の加圧状態が解除され、ストー
ク4内の溶湯が保持炉1へ戻される。以上の諸工程を1
サイクルとし、このサイクルを繰り返すことにより、鋳
鉄鋳物を連続的に鋳造するものである。
は、最適加圧パターンの各区間におけるFG値を、目標
とする圧力勾配の程度に応じて変化させると共に、該F
G値を最適加圧パターンにおける第1変曲点及び第3変
曲点の近傍で所定時間刻みで段階的に小さくするもので
ある。このため変曲点の前後の圧力勾配の差が大きい場
合でも、炉内圧力のハンチングや変曲点におけるオーバ
ーシュートをがなくなる。また、第1変曲点及び第3変
曲点におけるOS補正値を、各変曲点の前後の圧力勾配
の差に応じて算出するため、最適加圧パターンと実圧力
とのズレがなくなる。
について説明したが、本発明方法は溶解温度が高く、か
つ比重の大きい金属を用いて製品を鋳造する場合にも適
用できる。また最適加圧パターンも図2に示したものに
限定されるものではなく、各種の設定パターンについて
本発明方法を実施することができる。
すグラフである。
グラフである。
る。
ある。
チャートである。
せて示したグラフである。
Claims (1)
- 【請求項1】比例制御弁を使用し、予め設定した最適加
圧パターンに沿って溶湯保持炉内の加圧状態を制御する
に当り、上記比例制御弁を定常アナログ値に補正アナロ
グ値を加算した指令アナログ値によって制御する低圧鋳
造機の加圧制御方法において、 上記最適加圧パターンにおける圧力上昇区間では、該各
区間の圧力勾配に対応するフィードバックゲインの値を
基に補正アナログ値を算出し、 上記最適加圧パターンにおける変曲点の前後では、所定
時間刻みで段階的に上記フィードバックゲインの値を小
さくすると共に、該各変曲点の前後の圧力勾配の差に対
応するオーバーシュート補正値を加味して指令アナログ
値を算出すること特徴とする低圧鋳造機の加圧制御方
法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24862694A JP3154377B2 (ja) | 1994-09-16 | 1994-09-16 | 低圧鋳造機の加圧制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24862694A JP3154377B2 (ja) | 1994-09-16 | 1994-09-16 | 低圧鋳造機の加圧制御方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0890207A true JPH0890207A (ja) | 1996-04-09 |
| JP3154377B2 JP3154377B2 (ja) | 2001-04-09 |
Family
ID=17180918
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP24862694A Expired - Fee Related JP3154377B2 (ja) | 1994-09-16 | 1994-09-16 | 低圧鋳造機の加圧制御方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3154377B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20040015397A (ko) * | 2002-08-12 | 2004-02-19 | 현대자동차주식회사 | 저압 주조 시스템 및 그 제어방법 |
| JP2010000545A (ja) * | 2009-10-07 | 2010-01-07 | Ariake Serako Kk | 鋳造方法及び鋳造装置 |
-
1994
- 1994-09-16 JP JP24862694A patent/JP3154377B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20040015397A (ko) * | 2002-08-12 | 2004-02-19 | 현대자동차주식회사 | 저압 주조 시스템 및 그 제어방법 |
| JP2010000545A (ja) * | 2009-10-07 | 2010-01-07 | Ariake Serako Kk | 鋳造方法及び鋳造装置 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3154377B2 (ja) | 2001-04-09 |
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