JPH08224653A - 鋳造機の溶湯充填制御方法 - Google Patents
鋳造機の溶湯充填制御方法Info
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- JPH08224653A JPH08224653A JP3527295A JP3527295A JPH08224653A JP H08224653 A JPH08224653 A JP H08224653A JP 3527295 A JP3527295 A JP 3527295A JP 3527295 A JP3527295 A JP 3527295A JP H08224653 A JPH08224653 A JP H08224653A
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- molten metal
- cavity
- program pattern
- pressure
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- Casting Support Devices, Ladles, And Melt Control Thereby (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 溶湯を適切な速度でキャビティ内に供給でき
るようにするとともに、押湯加圧も良好に行えるように
する。 【構成】 本発明に係る鋳造機の溶湯充填制御方法は、
保持炉16の内部空間と、鋳型13内に形成されたキャ
ビティ14との間に差圧を発生させ、その差圧を利用し
て保持炉16内の溶湯をキャビティ14に供給する鋳造
機の溶湯充填制御方法において、差圧目標値の時間的変
化特性であるプログラムパターンを設定する工程と、設
定されたプログラムパターンに追従するように前記差圧
を制御する工程と、キャビティ14内の予め決められた
レベルまで湯面が上昇したか否かを検知する工程と、湯
面がキャビティ14内の予め決められたレベルまで上昇
したときに、その湯面のレベルに基づいてプログラムパ
ターンを補償する工程と、その補償したプログラムパタ
ーンに追従するように、保持炉16の内部空間とキャビ
ティ14間の差圧を制御する工程とを有している。
るようにするとともに、押湯加圧も良好に行えるように
する。 【構成】 本発明に係る鋳造機の溶湯充填制御方法は、
保持炉16の内部空間と、鋳型13内に形成されたキャ
ビティ14との間に差圧を発生させ、その差圧を利用し
て保持炉16内の溶湯をキャビティ14に供給する鋳造
機の溶湯充填制御方法において、差圧目標値の時間的変
化特性であるプログラムパターンを設定する工程と、設
定されたプログラムパターンに追従するように前記差圧
を制御する工程と、キャビティ14内の予め決められた
レベルまで湯面が上昇したか否かを検知する工程と、湯
面がキャビティ14内の予め決められたレベルまで上昇
したときに、その湯面のレベルに基づいてプログラムパ
ターンを補償する工程と、その補償したプログラムパタ
ーンに追従するように、保持炉16の内部空間とキャビ
ティ14間の差圧を制御する工程とを有している。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、溶湯を貯留する保持炉
の内部空間と、鋳型内に形成されたキャビティとの間に
差圧を発生させ、その差圧を利用して前記保持炉内の溶
湯を溶湯通路を通して前記キャビティに供給する鋳造機
の溶湯充填制御方法に関する。
の内部空間と、鋳型内に形成されたキャビティとの間に
差圧を発生させ、その差圧を利用して前記保持炉内の溶
湯を溶湯通路を通して前記キャビティに供給する鋳造機
の溶湯充填制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】これに関する従来の技術が特開昭59−
10461号公報に記載されており、その概略図が図4
に示されている。この低圧鋳造機1は、溶湯を貯える保
持炉6と、定盤2によりその保持炉6の真上に位置決め
された金型3とを備えており、前記金型3の湯口部4h
にその金型3のキャビティ4と保持炉6内とを連通させ
る筒状のストーク5が接続されている。ここで、前記キ
ャビティ4は排気通路(図示されていない)を介して大
気に開放されており、一方、前記保持炉6は密閉され
て、その内部には加圧装置7から加圧空気が供給される
ようになっている。前記加圧装置7は、前記保持炉6内
の圧力を所定のパターンに従って変化(増加)させるこ
とができるようになっており、この圧力変化により保持
炉6内の溶湯はストーク5を介してキャビティ4内に供
給される。ここで、前記ストーク5によってキャビティ
4に供給される溶湯の湯面と保持炉6内の溶湯の湯面と
のレベル差は、保持炉6内の圧力に比例する。このた
め、保持炉6内の圧力を制御することによってキャビテ
ィ4に供給される溶湯の湯面レベルを制御することがで
きる。また、保持炉6内の圧力を所定のパターンに従っ
て上昇させることにより、溶湯の上昇速度、即ち、キャ
ビティ4への溶湯の供給量を制御することができるよう
になる。
10461号公報に記載されており、その概略図が図4
に示されている。この低圧鋳造機1は、溶湯を貯える保
持炉6と、定盤2によりその保持炉6の真上に位置決め
された金型3とを備えており、前記金型3の湯口部4h
にその金型3のキャビティ4と保持炉6内とを連通させ
る筒状のストーク5が接続されている。ここで、前記キ
ャビティ4は排気通路(図示されていない)を介して大
気に開放されており、一方、前記保持炉6は密閉され
て、その内部には加圧装置7から加圧空気が供給される
ようになっている。前記加圧装置7は、前記保持炉6内
の圧力を所定のパターンに従って変化(増加)させるこ
とができるようになっており、この圧力変化により保持
炉6内の溶湯はストーク5を介してキャビティ4内に供
給される。ここで、前記ストーク5によってキャビティ
4に供給される溶湯の湯面と保持炉6内の溶湯の湯面と
のレベル差は、保持炉6内の圧力に比例する。このた
め、保持炉6内の圧力を制御することによってキャビテ
ィ4に供給される溶湯の湯面レベルを制御することがで
きる。また、保持炉6内の圧力を所定のパターンに従っ
て上昇させることにより、溶湯の上昇速度、即ち、キャ
ビティ4への溶湯の供給量を制御することができるよう
になる。
【0003】本低圧鋳造機1では、溶湯がストーク5を
通ってキャビティ4の入口まで上昇するまでの間、ま
た、キャビティ4内に溶湯が充填されるまでの間、さら
に、押湯加圧の段階の三段階に分けて圧力パターンを設
定している。即ち、溶湯をキャビティ4の入口まで供給
する段階では、加圧装置7の電磁弁8a,8bが開か
れ、配管9a,9bを通って多量の加圧空気が保持炉6
内に流入する。したがって、保持炉6内の圧力は素早く
上昇し、溶湯は高速でストーク5内を上昇してキャビテ
ィ4の入口まで到達する。そして、前記保持炉6内の圧
力がNo. 1所定圧力に達すると、湯面がキャビティ4の
入口まで上昇したとみなして電磁弁8bが閉じられる。
これによって、加圧空気は配管9bのみを通って保持炉
6内に供給されるようになり、加圧空気の流量が低下し
た分だけ保持炉6内の圧力上昇はゆるやかになる。この
結果、溶湯はゆっくりとキャビティ4内に充填される。
そして、前記保持炉6内の圧力がNo. 2所定圧力に達す
ると、キャビティ4内に溶湯が充填されたと判定されて
電磁弁8cが開かれる。これによって、加圧空気は配管
9b,9cを通って保持炉6内に供給されるようにな
り、再び圧力が素早く上昇してキャビティ4内の溶湯の
押湯加圧が行われる。
通ってキャビティ4の入口まで上昇するまでの間、ま
た、キャビティ4内に溶湯が充填されるまでの間、さら
に、押湯加圧の段階の三段階に分けて圧力パターンを設
定している。即ち、溶湯をキャビティ4の入口まで供給
する段階では、加圧装置7の電磁弁8a,8bが開か
れ、配管9a,9bを通って多量の加圧空気が保持炉6
内に流入する。したがって、保持炉6内の圧力は素早く
上昇し、溶湯は高速でストーク5内を上昇してキャビテ
ィ4の入口まで到達する。そして、前記保持炉6内の圧
力がNo. 1所定圧力に達すると、湯面がキャビティ4の
入口まで上昇したとみなして電磁弁8bが閉じられる。
これによって、加圧空気は配管9bのみを通って保持炉
6内に供給されるようになり、加圧空気の流量が低下し
た分だけ保持炉6内の圧力上昇はゆるやかになる。この
結果、溶湯はゆっくりとキャビティ4内に充填される。
そして、前記保持炉6内の圧力がNo. 2所定圧力に達す
ると、キャビティ4内に溶湯が充填されたと判定されて
電磁弁8cが開かれる。これによって、加圧空気は配管
9b,9cを通って保持炉6内に供給されるようにな
り、再び圧力が素早く上昇してキャビティ4内の溶湯の
押湯加圧が行われる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記したように従来の
低圧鋳造機1では、保持炉6内の圧力がNo. 1所定圧力
に達した状態で湯面がキャビティ4の入口まで達したと
みなして、圧力の上昇パターンをゆるやかなパターンに
変更するようにしている。また、No. 2所定圧力に達し
てた状態でキャビティ4内に溶湯が満たされたものとみ
なして、同様に圧力の上昇パターンをある程度急なパタ
ーンに変更するようにしている。しかしながら、例え
ば、保持炉6内に貯えられている溶湯の湯面レベルのバ
ラツキやキャビティ4内での背圧の発生等によって、保
持炉6内の圧力がNo. 1、No. 2所定圧力に達しても実
際の湯面が予定されていた位置まで上昇しない場合があ
る。また、逆に、実際の湯面が予定されていた位置を超
えて上昇する場合もあり得る。このような場合において
も、最初に設定された圧力の上昇パターンに従って操業
を継続すると、実際の湯面がキャビティ4の入口に達し
たタイミングや、実際にキャビティ4内に溶湯が充填さ
れたタイミングで、圧力の上昇パターンを適正なパター
ンに変更できなくなる。このため、例えば、溶湯をキャ
ビティ4内にゆっくりと供給すべきところを高速で供給
して空気の巻き込みが発生したり、逆に、高速で通過す
べきストーク5内をゆっくり通過させて湯温の低下を招
いたりすることがある。また、溶湯充填後の押湯圧力が
不足することにより、鋳物に引け巣が発生する等の問題
も発生する。本発明の技術的課題は、キャビティ内の湯
面を実際に測定し、その測定値に基づいて予め設定され
た保持炉内の圧力上昇パターンを補償できるようにする
ことにより、最適な圧力上昇パターンで保持炉内を加圧
して溶湯を適切な速度でキャビティ内に供給するととも
に、溶湯充填後の押湯加圧も良好に行おうとするもので
ある。
低圧鋳造機1では、保持炉6内の圧力がNo. 1所定圧力
に達した状態で湯面がキャビティ4の入口まで達したと
みなして、圧力の上昇パターンをゆるやかなパターンに
変更するようにしている。また、No. 2所定圧力に達し
てた状態でキャビティ4内に溶湯が満たされたものとみ
なして、同様に圧力の上昇パターンをある程度急なパタ
ーンに変更するようにしている。しかしながら、例え
ば、保持炉6内に貯えられている溶湯の湯面レベルのバ
ラツキやキャビティ4内での背圧の発生等によって、保
持炉6内の圧力がNo. 1、No. 2所定圧力に達しても実
際の湯面が予定されていた位置まで上昇しない場合があ
る。また、逆に、実際の湯面が予定されていた位置を超
えて上昇する場合もあり得る。このような場合において
も、最初に設定された圧力の上昇パターンに従って操業
を継続すると、実際の湯面がキャビティ4の入口に達し
たタイミングや、実際にキャビティ4内に溶湯が充填さ
れたタイミングで、圧力の上昇パターンを適正なパター
ンに変更できなくなる。このため、例えば、溶湯をキャ
ビティ4内にゆっくりと供給すべきところを高速で供給
して空気の巻き込みが発生したり、逆に、高速で通過す
べきストーク5内をゆっくり通過させて湯温の低下を招
いたりすることがある。また、溶湯充填後の押湯圧力が
不足することにより、鋳物に引け巣が発生する等の問題
も発生する。本発明の技術的課題は、キャビティ内の湯
面を実際に測定し、その測定値に基づいて予め設定され
た保持炉内の圧力上昇パターンを補償できるようにする
ことにより、最適な圧力上昇パターンで保持炉内を加圧
して溶湯を適切な速度でキャビティ内に供給するととも
に、溶湯充填後の押湯加圧も良好に行おうとするもので
ある。
【0005】
〔課題を解決するための請求項1に係る手段〕上記した
課題は、以下の特徴を有する鋳造機の溶湯充填制御方法
によって解決される。即ち、請求項1に係る鋳造機の溶
湯充填制御方法は、溶湯を貯留する保持炉の内部空間
と、鋳型内に形成されたキャビティとの間に差圧を発生
させ、その差圧を利用して前記保持炉内の溶湯を溶湯通
路を通して前記キャビティに供給する鋳造機の溶湯充填
制御方法において、差圧目標値の時間的変化特性である
プログラムパターンを設定する工程と、設定された前記
プログラムパターンに追従するように、前記保持炉の内
部空間とキャビティ間の差圧を制御する工程と、前記キ
ャビティ内の予め決められたレベルまで湯面が上昇した
か否かを検知する工程と、湯面がキャビティ内の予め決
められたレベルまで上昇したときに、その湯面のレベル
に基づいて前記プログラムパターンを補償する工程と、
その補償したプログラムパターンに追従するように、前
記保持炉の内部空間とキャビティ間の差圧を制御する工
程と、を有している。 〔請求項1に記載された発明の作用〕一般的に、保持炉
から溶湯通路によってキャビティに供給される溶湯の湯
面と、保持炉内の湯面とのレベル差は、保持炉とキャビ
ティ間の差圧に比例する。このため、前記差圧を制御す
ることにより、キャビティに供給される溶湯の湯面レベ
ルを制御することができる。したがって、前記差圧を所
定のパターンに従って増加させれば、キャビティに供給
される溶湯の上昇速度、即ち、キャビティへの溶湯の供
給量や押湯圧力を制御することができる。本発明におい
ては、鋳造の初期段階では、保持炉とキャビティ間の差
圧を最初に設定したプログラムパターンに基づいて増加
させることにより、キャビティに供給される溶湯の供給
量を制御している。しかしながら、最初に設定されたプ
ログラムパターンに基づいて差圧を増加させるだけで
は、従来のように、外乱等の影響で実際の湯面レベルが
予定される湯面レベルからずれた場合に、溶湯を適切な
速度でキャビティ内に供給できなくなり、また、押湯加
圧も良好に行うことができない。このため、本発明で
は、湯面がキャビティ内の予め決められたレベルまで上
昇したか否かを検知する工程を設けており、実際の湯面
が予め決められたレベルまで上昇したときにその湯面レ
ベルに基づいて最初に設定したプログラムパターンを補
償できるようにしている。即ち、外乱等の影響で実際の
湯面レベルが予定される湯面レベルからずれた場合で
も、実際の湯面レベルに基づいて最初に設定したプログ
ラムパターンが補償されるために、実情にマッチしたプ
ログラムパターンが設定されることになる。そして、以
後は引き続きこの補償したプログラムパターンに基づい
て差圧制御が行われる。このため、溶湯を適切な速度で
キャビティ内に供給できるようになるとともに、押湯加
圧も良好に行うことができる。なお、実際の湯面レベル
を検知する回数を多くして、その度にプログラムパター
ンを補償すれば、より適切なプログラムパターンを設定
することができるようになる。 〔請求項1に記載された発明の効果〕本発明によれば、
キャビティ内に溶湯を供給する過程で、実際の湯面レベ
ルに基づいてプログラムパターンを補償するために、適
正なプログラムパターンで保持炉とキャビティ間の差圧
を制御することができる。このため、溶湯を適切な速度
でキャビティ内に供給することができ、溶湯に空気が巻
き込まれたり、押湯圧力の不足による引け巣等が発生し
難くなる。
課題は、以下の特徴を有する鋳造機の溶湯充填制御方法
によって解決される。即ち、請求項1に係る鋳造機の溶
湯充填制御方法は、溶湯を貯留する保持炉の内部空間
と、鋳型内に形成されたキャビティとの間に差圧を発生
させ、その差圧を利用して前記保持炉内の溶湯を溶湯通
路を通して前記キャビティに供給する鋳造機の溶湯充填
制御方法において、差圧目標値の時間的変化特性である
プログラムパターンを設定する工程と、設定された前記
プログラムパターンに追従するように、前記保持炉の内
部空間とキャビティ間の差圧を制御する工程と、前記キ
ャビティ内の予め決められたレベルまで湯面が上昇した
か否かを検知する工程と、湯面がキャビティ内の予め決
められたレベルまで上昇したときに、その湯面のレベル
に基づいて前記プログラムパターンを補償する工程と、
その補償したプログラムパターンに追従するように、前
記保持炉の内部空間とキャビティ間の差圧を制御する工
程と、を有している。 〔請求項1に記載された発明の作用〕一般的に、保持炉
から溶湯通路によってキャビティに供給される溶湯の湯
面と、保持炉内の湯面とのレベル差は、保持炉とキャビ
ティ間の差圧に比例する。このため、前記差圧を制御す
ることにより、キャビティに供給される溶湯の湯面レベ
ルを制御することができる。したがって、前記差圧を所
定のパターンに従って増加させれば、キャビティに供給
される溶湯の上昇速度、即ち、キャビティへの溶湯の供
給量や押湯圧力を制御することができる。本発明におい
ては、鋳造の初期段階では、保持炉とキャビティ間の差
圧を最初に設定したプログラムパターンに基づいて増加
させることにより、キャビティに供給される溶湯の供給
量を制御している。しかしながら、最初に設定されたプ
ログラムパターンに基づいて差圧を増加させるだけで
は、従来のように、外乱等の影響で実際の湯面レベルが
予定される湯面レベルからずれた場合に、溶湯を適切な
速度でキャビティ内に供給できなくなり、また、押湯加
圧も良好に行うことができない。このため、本発明で
は、湯面がキャビティ内の予め決められたレベルまで上
昇したか否かを検知する工程を設けており、実際の湯面
が予め決められたレベルまで上昇したときにその湯面レ
ベルに基づいて最初に設定したプログラムパターンを補
償できるようにしている。即ち、外乱等の影響で実際の
湯面レベルが予定される湯面レベルからずれた場合で
も、実際の湯面レベルに基づいて最初に設定したプログ
ラムパターンが補償されるために、実情にマッチしたプ
ログラムパターンが設定されることになる。そして、以
後は引き続きこの補償したプログラムパターンに基づい
て差圧制御が行われる。このため、溶湯を適切な速度で
キャビティ内に供給できるようになるとともに、押湯加
圧も良好に行うことができる。なお、実際の湯面レベル
を検知する回数を多くして、その度にプログラムパター
ンを補償すれば、より適切なプログラムパターンを設定
することができるようになる。 〔請求項1に記載された発明の効果〕本発明によれば、
キャビティ内に溶湯を供給する過程で、実際の湯面レベ
ルに基づいてプログラムパターンを補償するために、適
正なプログラムパターンで保持炉とキャビティ間の差圧
を制御することができる。このため、溶湯を適切な速度
でキャビティ内に供給することができ、溶湯に空気が巻
き込まれたり、押湯圧力の不足による引け巣等が発生し
難くなる。
【0006】
【実施例】以下、図1〜図3に基づいて本発明の一実施
例に係る鋳造機の溶湯充填制御方法の説明を行う。ここ
で、図1は、本実施例に係る溶湯充填制御方法を実施す
るために使用される低圧鋳造機10の全体縦断面図であ
り、図2、図3は保持炉内の加圧プログラムパターンを
表すグラフである。前記低圧鋳造機10は、アルミ等の
金属溶湯(以下、溶湯という)を貯留する保持炉16
と、定盤12によりその保持炉16の真上に位置決めさ
れた金型13とを備えており、前記金型13の湯口部1
4hに筒状のストーク15が接続されている。前記スト
ーク15は、前記定盤12の中央に形成された開口12
kに通されてその定盤12に垂下状に支持されており、
その先端部は前記保持炉16に貯留された溶湯に浸漬さ
れている。
例に係る鋳造機の溶湯充填制御方法の説明を行う。ここ
で、図1は、本実施例に係る溶湯充填制御方法を実施す
るために使用される低圧鋳造機10の全体縦断面図であ
り、図2、図3は保持炉内の加圧プログラムパターンを
表すグラフである。前記低圧鋳造機10は、アルミ等の
金属溶湯(以下、溶湯という)を貯留する保持炉16
と、定盤12によりその保持炉16の真上に位置決めさ
れた金型13とを備えており、前記金型13の湯口部1
4hに筒状のストーク15が接続されている。前記スト
ーク15は、前記定盤12の中央に形成された開口12
kに通されてその定盤12に垂下状に支持されており、
その先端部は前記保持炉16に貯留された溶湯に浸漬さ
れている。
【0007】前記保持炉16は、溶湯を貯留する坩堝1
6rと、この坩堝16rをヒータ(図示されていない)
により保温した状態で収納するケース部16cとから構
成されており、前記坩堝16rの上部開口が前記定盤1
2によって閉じられるようになっている。また、前記定
盤12の端部(図中左端部)には、前記坩堝16r内に
溶湯を供給するための配湯口18が斜めに設けられてお
り、この配湯口18の位置に坩堝16r内の圧力を検出
するための圧力センサー18pが装着されている。そし
て、前記圧力センサー18pからの圧力信号がマイクロ
コンピュータにより構成される制御装置20に入力され
るようになっている。なお、前記配湯口18は、坩堝1
6r内に溶湯を供給した後に蓋部18hが閉じられるた
め、前記圧力センサー18pは坩堝16r内の圧力を正
確に測定することができる。
6rと、この坩堝16rをヒータ(図示されていない)
により保温した状態で収納するケース部16cとから構
成されており、前記坩堝16rの上部開口が前記定盤1
2によって閉じられるようになっている。また、前記定
盤12の端部(図中左端部)には、前記坩堝16r内に
溶湯を供給するための配湯口18が斜めに設けられてお
り、この配湯口18の位置に坩堝16r内の圧力を検出
するための圧力センサー18pが装着されている。そし
て、前記圧力センサー18pからの圧力信号がマイクロ
コンピュータにより構成される制御装置20に入力され
るようになっている。なお、前記配湯口18は、坩堝1
6r内に溶湯を供給した後に蓋部18hが閉じられるた
め、前記圧力センサー18pは坩堝16r内の圧力を正
確に測定することができる。
【0008】また、前記配湯口18には、坩堝16r内
を加圧するための加圧配管19が接続されている。前記
加圧配管19は、図示されていないコンプレッサーから
の加圧空気を坩堝16r内に導くための配管であり、そ
の途中位置には上流側から減圧弁19r及び流量調節弁
19cが順番に装着されている。ここで、前記流量調節
弁19cは、後記するように、坩堝16r内の圧力を制
御するために前記制御装置20からの操作信号によって
遠隔操作される。また、前記流量調節弁19cの下流側
には、坩堝16r内の空気を排出するための排気弁19
bが取付けられている。なお、排気弁19bは通常は閉
鎖されている。
を加圧するための加圧配管19が接続されている。前記
加圧配管19は、図示されていないコンプレッサーから
の加圧空気を坩堝16r内に導くための配管であり、そ
の途中位置には上流側から減圧弁19r及び流量調節弁
19cが順番に装着されている。ここで、前記流量調節
弁19cは、後記するように、坩堝16r内の圧力を制
御するために前記制御装置20からの操作信号によって
遠隔操作される。また、前記流量調節弁19cの下流側
には、坩堝16r内の空気を排出するための排気弁19
bが取付けられている。なお、排気弁19bは通常は閉
鎖されている。
【0009】前記金型13は、上型13uと下型13d
とから構成されており、型締めされた状態でキャビティ
14内は排気通路(図示されていない)を介して大気と
連通するようになっている。また、前記金型13の上型
13uにはキャビティ14の最上部の位置に上部湯面検
知センサー14aが装着されており、下型13dにはキ
ャビティ14の入口位置(湯口部14hの上端面Kbの
高さ)に下部湯面検知センサー14bが装着されてい
る。そして、上部湯面検知センサー14a及び下部湯面
検知センサー14bからの湯面検知信号が前記制御装置
20に入力されるようになっている。
とから構成されており、型締めされた状態でキャビティ
14内は排気通路(図示されていない)を介して大気と
連通するようになっている。また、前記金型13の上型
13uにはキャビティ14の最上部の位置に上部湯面検
知センサー14aが装着されており、下型13dにはキ
ャビティ14の入口位置(湯口部14hの上端面Kbの
高さ)に下部湯面検知センサー14bが装着されてい
る。そして、上部湯面検知センサー14a及び下部湯面
検知センサー14bからの湯面検知信号が前記制御装置
20に入力されるようになっている。
【0010】前記制御装置20は、坩堝16r内の圧力
を時間とともに変化させるために、圧力目標値の時間的
変化特性である基本プログラムパターンP0 (図2、図
3における実線部 参照)を記憶している。なお、前記
基本プログラムパターンP0は図示されていない入力装
置により修正が可能となっている。そして、前記基本プ
ログラムパターンP0 に実際の坩堝16r内の圧力が追
従するように流量調節弁19cの弁開度が制御される。
ここで、前記基本プログラムパターンP0 において、点
Sは坩堝16r内の加圧を開始するタイミングであり、
点a0 は、坩堝16r内の圧力が湯面を金型13の湯口
部14hの入口(下端面)Ka(図1参照)まで上昇さ
せることができる圧力A0 に達したタイミングである。
また、点b0 は、前記圧力が湯面を金型13の湯口部1
4hの出口(上端面)Kbまで上昇させることができる
圧力B0に達したタイミングである。さらに、点c0
は、前記圧力が湯面をキャビティ14の最上部まで上昇
させることができる圧力C0 に達したタイミングであ
る。点d0 は、押湯加圧の終了時の圧力D0 に達したタ
イミングである。また、点e0は、型開き前に圧力を低
下させるタイミングである。
を時間とともに変化させるために、圧力目標値の時間的
変化特性である基本プログラムパターンP0 (図2、図
3における実線部 参照)を記憶している。なお、前記
基本プログラムパターンP0は図示されていない入力装
置により修正が可能となっている。そして、前記基本プ
ログラムパターンP0 に実際の坩堝16r内の圧力が追
従するように流量調節弁19cの弁開度が制御される。
ここで、前記基本プログラムパターンP0 において、点
Sは坩堝16r内の加圧を開始するタイミングであり、
点a0 は、坩堝16r内の圧力が湯面を金型13の湯口
部14hの入口(下端面)Ka(図1参照)まで上昇さ
せることができる圧力A0 に達したタイミングである。
また、点b0 は、前記圧力が湯面を金型13の湯口部1
4hの出口(上端面)Kbまで上昇させることができる
圧力B0に達したタイミングである。さらに、点c0
は、前記圧力が湯面をキャビティ14の最上部まで上昇
させることができる圧力C0 に達したタイミングであ
る。点d0 は、押湯加圧の終了時の圧力D0 に達したタ
イミングである。また、点e0は、型開き前に圧力を低
下させるタイミングである。
【0011】この基本プログラムパターンP0 では、点
Sから点a0 までは圧力上昇勾配が大きいため、湯面が
素早く湯口部14hの下端面Kaまで上昇する。これに
よって、ストーク15による湯温の低下がある程度改善
される。また、点a0 から点b0 までは圧力上昇勾配が
若干小さくなるため、湯口部14hの下端面Kaから湯
口部14hの上端面Kbまでの間では、湯面の上昇速度
は若干遅くなる。さらに、点b0 から点c0 までは圧力
上昇勾配がより緩やかになるために、湯口部14hの上
端面Kbからキャビティ14の最上部までの間では、湯
面の上昇速度はさらにゆっくりとなる。これによって、
溶湯への空気の巻き込みが防止される。点c0 から点d
0 の間では圧力上昇勾配が大きく設定されて圧力が早く
上昇するようになり、前記キャビティ14内に満たされ
た溶湯の押湯加圧が行われる。これによって、引け巣等
の発生が低減する。
Sから点a0 までは圧力上昇勾配が大きいため、湯面が
素早く湯口部14hの下端面Kaまで上昇する。これに
よって、ストーク15による湯温の低下がある程度改善
される。また、点a0 から点b0 までは圧力上昇勾配が
若干小さくなるため、湯口部14hの下端面Kaから湯
口部14hの上端面Kbまでの間では、湯面の上昇速度
は若干遅くなる。さらに、点b0 から点c0 までは圧力
上昇勾配がより緩やかになるために、湯口部14hの上
端面Kbからキャビティ14の最上部までの間では、湯
面の上昇速度はさらにゆっくりとなる。これによって、
溶湯への空気の巻き込みが防止される。点c0 から点d
0 の間では圧力上昇勾配が大きく設定されて圧力が早く
上昇するようになり、前記キャビティ14内に満たされ
た溶湯の押湯加圧が行われる。これによって、引け巣等
の発生が低減する。
【0012】図2中の一点鎖線で表される第1補償プロ
グラムパターンP1 は、実際の湯面が予定より早く湯口
部14hの上端面Kbの高さまで上昇したことが下部湯
面検知センサー14bによって検知された場合に、前記
基本プログラムパターンP0に代わって坩堝16r内の
圧力制御を行うためのプログラムパターンである。即
ち、基本プログラムパターンP0 では湯面が前記上端面
Kbの高さまで上昇するタイミングは点b0 である。し
かしながら、それより早い時期(圧力制御が点a0 から
点b0 の間で行われているとき)に下部湯面検知センサ
ー14bによって実際の湯面が湯口部14hの上端面K
bの高さまで上昇したと判定された場合には、そのタイ
ミングで基本プログラムパターンP0 から第1補償プロ
グラムパターンP1 に切り替えられ、その第1補償プロ
グラムパターンP1 に基づいて坩堝16r内の圧力制御
が行われる。ここで、第1補償プログラムパターンP1
の点b1 は、下部湯面検知センサー14bによって実際
の湯面が湯口部14hの上端面Kbの高さまで上昇した
ことが検知されたタイミングである。また、点b1 から
点c1 間の傾きは前記基本プログラムパターンP0 の点
b0 から点c0 間の傾きと等しく、第1補償プログラム
パターンP1 の点c1 から点d1 間の傾きは前記基本プ
ログラムパターンP0 の点c0 から点d0 間の傾きと等
しく設定されている。
グラムパターンP1 は、実際の湯面が予定より早く湯口
部14hの上端面Kbの高さまで上昇したことが下部湯
面検知センサー14bによって検知された場合に、前記
基本プログラムパターンP0に代わって坩堝16r内の
圧力制御を行うためのプログラムパターンである。即
ち、基本プログラムパターンP0 では湯面が前記上端面
Kbの高さまで上昇するタイミングは点b0 である。し
かしながら、それより早い時期(圧力制御が点a0 から
点b0 の間で行われているとき)に下部湯面検知センサ
ー14bによって実際の湯面が湯口部14hの上端面K
bの高さまで上昇したと判定された場合には、そのタイ
ミングで基本プログラムパターンP0 から第1補償プロ
グラムパターンP1 に切り替えられ、その第1補償プロ
グラムパターンP1 に基づいて坩堝16r内の圧力制御
が行われる。ここで、第1補償プログラムパターンP1
の点b1 は、下部湯面検知センサー14bによって実際
の湯面が湯口部14hの上端面Kbの高さまで上昇した
ことが検知されたタイミングである。また、点b1 から
点c1 間の傾きは前記基本プログラムパターンP0 の点
b0 から点c0 間の傾きと等しく、第1補償プログラム
パターンP1 の点c1 から点d1 間の傾きは前記基本プ
ログラムパターンP0 の点c0 から点d0 間の傾きと等
しく設定されている。
【0013】また、図2中の点線で表される第2補償プ
ログラムパターンP2 は、実際の湯面が予定より早くキ
ャビティ14の最上部の高さまで上昇したことが上部湯
面検知センサー14aによって検知された場合に、第1
補償プログラムパターンP1に代わって坩堝16r内の
圧力制御を行うためのプログラムパターンである。即
ち、第1補償プログラムパターンP1 では湯面がキャビ
ティ14の最上部の高さまで上昇するタイミングは点c
1 である。しかしながら、それより早い時期(圧力制御
が点b1 から点c1 の間で行われているとき)に上部湯
面検知センサー14aによって実際の湯面がキャビティ
14の最上部の高さまで上昇したと判定された場合に
は、そのタイミングで第1補償プログラムパターンP1
から第2補償プログラムパターンP2 に切り替えられ、
その第2補償プログラムパターンP2に基づいて坩堝1
6r内の圧力制御が行われる。ここで、第2補償プログ
ラムパターンP2 の点c2 は、上部湯面検知センサー1
4aによって実際の湯面がキャビティ14の最上部の高
さまで上昇したことが検知されたタイミングである。ま
た、点c2 から点d2 間の傾きは第1補償プログラムパ
ターンP1 の点c1 から点d1 間の傾きと等しく設定さ
れている。
ログラムパターンP2 は、実際の湯面が予定より早くキ
ャビティ14の最上部の高さまで上昇したことが上部湯
面検知センサー14aによって検知された場合に、第1
補償プログラムパターンP1に代わって坩堝16r内の
圧力制御を行うためのプログラムパターンである。即
ち、第1補償プログラムパターンP1 では湯面がキャビ
ティ14の最上部の高さまで上昇するタイミングは点c
1 である。しかしながら、それより早い時期(圧力制御
が点b1 から点c1 の間で行われているとき)に上部湯
面検知センサー14aによって実際の湯面がキャビティ
14の最上部の高さまで上昇したと判定された場合に
は、そのタイミングで第1補償プログラムパターンP1
から第2補償プログラムパターンP2 に切り替えられ、
その第2補償プログラムパターンP2に基づいて坩堝1
6r内の圧力制御が行われる。ここで、第2補償プログ
ラムパターンP2 の点c2 は、上部湯面検知センサー1
4aによって実際の湯面がキャビティ14の最上部の高
さまで上昇したことが検知されたタイミングである。ま
た、点c2 から点d2 間の傾きは第1補償プログラムパ
ターンP1 の点c1 から点d1 間の傾きと等しく設定さ
れている。
【0014】図3中の一点鎖線で表される第3補償プロ
グラムパターンP3 は、実際の湯面が予定より遅れて湯
口部14hの上端面Kbの高さまで上昇したことが下部
湯面検知センサー14bによって検知された場合に、前
記基本プログラムパターンP0 に代わって坩堝16r内
の圧力制御を行うためのプログラムパターンである。即
ち、基本プログラムパターンP0 では、前述のように、
湯面が湯口部14hの上端面Kbに上昇するタイミング
は点b0 である。しかしながら、実際の湯面の上昇が遅
れ、圧力制御が点b0 から点c0 の間で行われていると
きに下部湯面検知センサー14bによって実際の湯面が
湯口部14hの上端面Kbに上昇したと判定された場合
には、そのタイミングで基本プログラムパターンP0 か
ら第3補償プログラムパターンP3 に切り替えられる。
そして、その第3補償プログラムパターンP3 に基づい
て坩堝16r内の圧力制御が行われる。ここで、第3補
償プログラムパターンP3 の点b3 は、下部湯面検知セ
ンサー14bによって湯面が湯口部14hの上端面Kb
の高さまで上昇したことが検知されたタイミングであ
り、点b3 から点c3 までは基本プログラムパターンP
0 の点b0 から点c0までと一部重複している。また、
点c3 から点d3 間の傾きは基本プログラムパターンP
0 の点c0 から点d0 間の傾きと等しく設定されてい
る。
グラムパターンP3 は、実際の湯面が予定より遅れて湯
口部14hの上端面Kbの高さまで上昇したことが下部
湯面検知センサー14bによって検知された場合に、前
記基本プログラムパターンP0 に代わって坩堝16r内
の圧力制御を行うためのプログラムパターンである。即
ち、基本プログラムパターンP0 では、前述のように、
湯面が湯口部14hの上端面Kbに上昇するタイミング
は点b0 である。しかしながら、実際の湯面の上昇が遅
れ、圧力制御が点b0 から点c0 の間で行われていると
きに下部湯面検知センサー14bによって実際の湯面が
湯口部14hの上端面Kbに上昇したと判定された場合
には、そのタイミングで基本プログラムパターンP0 か
ら第3補償プログラムパターンP3 に切り替えられる。
そして、その第3補償プログラムパターンP3 に基づい
て坩堝16r内の圧力制御が行われる。ここで、第3補
償プログラムパターンP3 の点b3 は、下部湯面検知セ
ンサー14bによって湯面が湯口部14hの上端面Kb
の高さまで上昇したことが検知されたタイミングであ
り、点b3 から点c3 までは基本プログラムパターンP
0 の点b0 から点c0までと一部重複している。また、
点c3 から点d3 間の傾きは基本プログラムパターンP
0 の点c0 から点d0 間の傾きと等しく設定されてい
る。
【0015】図3中の点線で表される第4補償プログラ
ムパターンP4 は、実際の湯面が予定より遅れてキャビ
ティ14の最上部の高さまで上昇したことが上部湯面検
知センサー14aによって検知された場合に、第3補償
プログラムパターンP3 に代わって坩堝16r内の圧力
制御を行うためのプログラムパターンである。即ち、第
3補償プログラムパターンP3 では湯面がキャビティ1
4の最上部の高さまで上昇するタイミングは点c3 であ
る。しかしながら、実際の湯面の上昇が遅れ、圧力制御
が点c3 から点d3 の間で行われているときに上部湯面
検知センサー14aによって実際の湯面がキャビティ1
4の最上部の高さまで上昇したと判定された場合には、
そのタイミングで第3補償プログラムパターンP3 から
第4補償プログラムパターンP4 に切り替えられる。そ
して、その第4補償プログラムパターンP4 に基づいて
坩堝16r内の圧力制御が行われる。ここで、第4補償
プログラムパターンP4 の点c4 は、上部湯面検知セン
サー14aによって湯面がキャビティ14の最上部の高
さまで上昇したことが検知されたタイミングであり、点
c4 から点d4 までは第3補償プログラムパターンP3
の点c3 から点d3までと一部重複している。
ムパターンP4 は、実際の湯面が予定より遅れてキャビ
ティ14の最上部の高さまで上昇したことが上部湯面検
知センサー14aによって検知された場合に、第3補償
プログラムパターンP3 に代わって坩堝16r内の圧力
制御を行うためのプログラムパターンである。即ち、第
3補償プログラムパターンP3 では湯面がキャビティ1
4の最上部の高さまで上昇するタイミングは点c3 であ
る。しかしながら、実際の湯面の上昇が遅れ、圧力制御
が点c3 から点d3 の間で行われているときに上部湯面
検知センサー14aによって実際の湯面がキャビティ1
4の最上部の高さまで上昇したと判定された場合には、
そのタイミングで第3補償プログラムパターンP3 から
第4補償プログラムパターンP4 に切り替えられる。そ
して、その第4補償プログラムパターンP4 に基づいて
坩堝16r内の圧力制御が行われる。ここで、第4補償
プログラムパターンP4 の点c4 は、上部湯面検知セン
サー14aによって湯面がキャビティ14の最上部の高
さまで上昇したことが検知されたタイミングであり、点
c4 から点d4 までは第3補償プログラムパターンP3
の点c3 から点d3までと一部重複している。
【0016】ここで、前記基本プログラムパターンP0
から第1補償プログラムパターンP1 あるいは第3補償
プログラムパターンP3 への切り替えは、制御装置20
に記憶されているプログラムに基づいて、下部湯面検知
センサー14bの湯面検知信号が入力されたタイミング
で行われる。また、第1補償プログラムパターンP1か
ら第2補償プログラムパターンP2 への切り替え、第3
補償プログラムパターンP3 から第4補償プログラムパ
ターンP4 への切り替えも、同様に、制御装置20に記
憶されているプログラムに基づいて、上部湯面検知セン
サー14aの湯面検知信号が入力されたタイミングで行
われる。
から第1補償プログラムパターンP1 あるいは第3補償
プログラムパターンP3 への切り替えは、制御装置20
に記憶されているプログラムに基づいて、下部湯面検知
センサー14bの湯面検知信号が入力されたタイミング
で行われる。また、第1補償プログラムパターンP1か
ら第2補償プログラムパターンP2 への切り替え、第3
補償プログラムパターンP3 から第4補償プログラムパ
ターンP4 への切り替えも、同様に、制御装置20に記
憶されているプログラムに基づいて、上部湯面検知セン
サー14aの湯面検知信号が入力されたタイミングで行
われる。
【0017】本実施例に係る鋳造機の溶湯充填方法につ
いて説明する。図1に示されるように、金型13が型締
めされて定盤12上にセットされると、図2、図3に示
される基本プログラムパターンP0 に基づいて坩堝16
r内の圧力制御が開始される。これによって、坩堝16
r内の溶湯はストーク15を通って高速で湯口部14h
の下端面Kaの高さまで上昇し、この下端面Kaからは
比較的ゆっくりと湯口部14h内に供給される。ここ
で、圧力制御が基本プログラムパターンP0 の点a0 か
ら点b0 の間で行われているときに下部湯面検知センサ
ー14bによって実際の湯面が湯口部14hの上端面K
bの高さまで上昇したと判定された場合には、そのタイ
ミングで、図2に示されるように、基本プログラムパタ
ーンP0 から第1補償プログラムパターンP1 に切り替
えられる。そして、その第1補償プログラムパターンP
1 に基づいて点b1 から引き続き坩堝16r内の圧力制
御が行われ、溶湯はゆっくりとキャビティ14内に溶湯
が供給される。さらに、圧力制御が第1補償プログラム
パターンP1 の点b1 から点c1 の間で行われていると
きに上部湯面検知センサー14aによって実際の湯面が
キャビティ14の最上部の高さまで上昇したと判定され
た場合には、そのタイミングで第1補償プログラムパタ
ーンP1 から第2補償プログラムパターンP2 に切り替
えられる。そして、その第2補償プログラムパターンP
2 に基づいて点c2 から引き続き坩堝16r内の圧力制
御が行われ、前記キャビティ14内に充填された溶湯の
押湯加圧が行われる。このようにして、圧力制御が第2
補償プログラムパターンP2 の点e2 まで進むと、加圧
配管19に設けられた排気弁19bが開かれて坩堝16
r内の排気が行われ、金型13の型開きが行われる。
いて説明する。図1に示されるように、金型13が型締
めされて定盤12上にセットされると、図2、図3に示
される基本プログラムパターンP0 に基づいて坩堝16
r内の圧力制御が開始される。これによって、坩堝16
r内の溶湯はストーク15を通って高速で湯口部14h
の下端面Kaの高さまで上昇し、この下端面Kaからは
比較的ゆっくりと湯口部14h内に供給される。ここ
で、圧力制御が基本プログラムパターンP0 の点a0 か
ら点b0 の間で行われているときに下部湯面検知センサ
ー14bによって実際の湯面が湯口部14hの上端面K
bの高さまで上昇したと判定された場合には、そのタイ
ミングで、図2に示されるように、基本プログラムパタ
ーンP0 から第1補償プログラムパターンP1 に切り替
えられる。そして、その第1補償プログラムパターンP
1 に基づいて点b1 から引き続き坩堝16r内の圧力制
御が行われ、溶湯はゆっくりとキャビティ14内に溶湯
が供給される。さらに、圧力制御が第1補償プログラム
パターンP1 の点b1 から点c1 の間で行われていると
きに上部湯面検知センサー14aによって実際の湯面が
キャビティ14の最上部の高さまで上昇したと判定され
た場合には、そのタイミングで第1補償プログラムパタ
ーンP1 から第2補償プログラムパターンP2 に切り替
えられる。そして、その第2補償プログラムパターンP
2 に基づいて点c2 から引き続き坩堝16r内の圧力制
御が行われ、前記キャビティ14内に充填された溶湯の
押湯加圧が行われる。このようにして、圧力制御が第2
補償プログラムパターンP2 の点e2 まで進むと、加圧
配管19に設けられた排気弁19bが開かれて坩堝16
r内の排気が行われ、金型13の型開きが行われる。
【0018】また、圧力制御が基本プログラムパターン
P0 の点b0 から点c0 の間で行われているときに下部
湯面検知センサー14bによって実際の湯面が湯口部1
4hの上端面Kbの高さまで上昇したと判定された場合
には、そのタイミングで、図3に示されるように、基本
プログラムパターンP0 から第3補償プログラムパター
ンP3 に切り替えられる。そして、その第3補償プログ
ラムパターンP3 に基づいて点b3 から引き続き坩堝1
6r内の圧力制御が行われ、溶湯はゆっくりとキャビテ
ィ14内に溶湯が供給される。さらに、圧力制御が第3
補償プログラムパターンP3 の点c3 から点d3 の間で
行われているときに上部湯面検知センサー14aによっ
て実際の湯面がキャビティ14の最上部の高さまで上昇
したと判定された場合には、そのタイミングで第3補償
プログラムパターンP3 から第4補償プログラムパター
ンP4 に切り替えられる。そして、その第4補償プログ
ラムパターンP4 に基づいて点c4 から引き続き坩堝1
6r内の圧力制御が行われ、前記キャビティ14内に充
填された溶湯の押湯加圧が行われる。このようにして、
圧力制御が第4補償プログラムパターンP4 の点e4 ま
で進むと、加圧配管19に設けられた排気弁19bが開
かれて坩堝16r内の排気が行われ、前記金型13の型
開きが行われる。
P0 の点b0 から点c0 の間で行われているときに下部
湯面検知センサー14bによって実際の湯面が湯口部1
4hの上端面Kbの高さまで上昇したと判定された場合
には、そのタイミングで、図3に示されるように、基本
プログラムパターンP0 から第3補償プログラムパター
ンP3 に切り替えられる。そして、その第3補償プログ
ラムパターンP3 に基づいて点b3 から引き続き坩堝1
6r内の圧力制御が行われ、溶湯はゆっくりとキャビテ
ィ14内に溶湯が供給される。さらに、圧力制御が第3
補償プログラムパターンP3 の点c3 から点d3 の間で
行われているときに上部湯面検知センサー14aによっ
て実際の湯面がキャビティ14の最上部の高さまで上昇
したと判定された場合には、そのタイミングで第3補償
プログラムパターンP3 から第4補償プログラムパター
ンP4 に切り替えられる。そして、その第4補償プログ
ラムパターンP4 に基づいて点c4 から引き続き坩堝1
6r内の圧力制御が行われ、前記キャビティ14内に充
填された溶湯の押湯加圧が行われる。このようにして、
圧力制御が第4補償プログラムパターンP4 の点e4 ま
で進むと、加圧配管19に設けられた排気弁19bが開
かれて坩堝16r内の排気が行われ、前記金型13の型
開きが行われる。
【0019】このように、本実施例によると、キャビテ
ィ入口Kbとキャビティ14の最上部との二箇所で実際
の湯面を検知できるようになっており、その湯面レベル
に基づいて最初に設定したプログラムパターンを補償す
るようにしている。このため、実情にマッチした適正な
プログラムパターンに基づいて圧力制御が行われるよう
になり、溶湯を適切な速度でキャビティ内に供給できる
とともに、溶湯充填後の押湯加圧も良好に行えるように
なる。したがって、キャビティ14に供給される溶湯に
空気が巻き込まれることがなくなり、また、押湯圧力の
不足による引け巣等も発生し難くなる。このため、耐圧
部品等の圧洩れ不良が低減できる。なお、本実施例にお
いては、低圧鋳造機10における溶湯充填制御方法を説
明したが、キャビティ内を減圧して金型内に溶湯を供給
する減圧鋳造機にも応用できることは言うまでもない。
ィ入口Kbとキャビティ14の最上部との二箇所で実際
の湯面を検知できるようになっており、その湯面レベル
に基づいて最初に設定したプログラムパターンを補償す
るようにしている。このため、実情にマッチした適正な
プログラムパターンに基づいて圧力制御が行われるよう
になり、溶湯を適切な速度でキャビティ内に供給できる
とともに、溶湯充填後の押湯加圧も良好に行えるように
なる。したがって、キャビティ14に供給される溶湯に
空気が巻き込まれることがなくなり、また、押湯圧力の
不足による引け巣等も発生し難くなる。このため、耐圧
部品等の圧洩れ不良が低減できる。なお、本実施例にお
いては、低圧鋳造機10における溶湯充填制御方法を説
明したが、キャビティ内を減圧して金型内に溶湯を供給
する減圧鋳造機にも応用できることは言うまでもない。
【図1】本発明の一実施例に係る溶湯充填制御方法を実
施するために使用される低圧鋳造機の全体縦断面図であ
る。
施するために使用される低圧鋳造機の全体縦断面図であ
る。
【図2】本発明の一実施例に係る溶湯充填制御方法にお
ける加圧プログラムパターンを表すグラフである。
ける加圧プログラムパターンを表すグラフである。
【図3】本発明の一実施例に係る溶湯充填制御方法にお
ける加圧プログラムパターンを表すグラフである。
ける加圧プログラムパターンを表すグラフである。
【図4】従来の溶湯充填制御方法を実施するために使用
される低圧鋳造機の全体縦断面図である。
される低圧鋳造機の全体縦断面図である。
10 鋳造機 13 金型 14 キャビティ 14a 上部湯面検知センサー 14b 下部湯面検知センサー 15 ストーク(溶湯通路) 16 保持炉 P0 基本プログラムパターン P1 第1補償プログラムパターン P2 第2補償プログラムパターン P3 第3補償プログラムパターン P4 第4補償プログラムパターン
Claims (1)
- 【請求項1】 溶湯を貯留する保持炉の内部空間と、鋳
型内に形成されたキャビティとの間に差圧を発生させ、
その差圧を利用して前記保持炉内の溶湯を溶湯通路を通
して前記キャビティに供給する鋳造機の溶湯充填制御方
法において、 差圧目標値の時間的変化特性であるプログラムパターン
を設定する工程と、 設定された前記プログラムパターンに追従するように、
前記保持炉の内部空間とキャビティ間の差圧を制御する
工程と、 前記キャビティ内の予め決められたレベルまで湯面が上
昇したか否かを検知する工程と、 湯面がキャビティ内の予め決められたレベルまで上昇し
たときに、その湯面のレベルに基づいて前記プログラム
パターンを補償する工程と、 その補償したプログラムパターンに追従するように、前
記保持炉の内部空間とキャビティ間の差圧を制御する工
程と、を有することを特徴とする鋳造機の溶湯充填制御
方法。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3527295A JPH08224653A (ja) | 1995-02-23 | 1995-02-23 | 鋳造機の溶湯充填制御方法 |
| CN96102513A CN1042105C (zh) | 1995-02-23 | 1996-02-17 | 铸造机的熔液充填控制方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3527295A JPH08224653A (ja) | 1995-02-23 | 1995-02-23 | 鋳造機の溶湯充填制御方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08224653A true JPH08224653A (ja) | 1996-09-03 |
Family
ID=12437161
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3527295A Pending JPH08224653A (ja) | 1995-02-23 | 1995-02-23 | 鋳造機の溶湯充填制御方法 |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08224653A (ja) |
| CN (1) | CN1042105C (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003010960A (ja) * | 2001-06-28 | 2003-01-15 | Sintokogio Ltd | 低圧鋳造機の制御方法および低圧鋳造機の制御システム |
| JP2010000545A (ja) * | 2009-10-07 | 2010-01-07 | Ariake Serako Kk | 鋳造方法及び鋳造装置 |
Families Citing this family (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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| CN101786152B (zh) * | 2010-03-19 | 2012-06-06 | 上海皮尔博格有色零部件有限公司 | 低压铸造机及其液面加压控制系统 |
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