JPH0890346A - 放電加工機 - Google Patents
放電加工機Info
- Publication number
- JPH0890346A JPH0890346A JP25129594A JP25129594A JPH0890346A JP H0890346 A JPH0890346 A JP H0890346A JP 25129594 A JP25129594 A JP 25129594A JP 25129594 A JP25129594 A JP 25129594A JP H0890346 A JPH0890346 A JP H0890346A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- wire
- bobbin
- roller
- winding
- electric discharge
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 238000004804 winding Methods 0.000 claims abstract description 78
- 239000000758 substrate Substances 0.000 claims description 6
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims description 5
- 238000009825 accumulation Methods 0.000 claims description 4
- 239000000126 substance Substances 0.000 abstract 2
- 238000003754 machining Methods 0.000 description 13
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 12
- 230000003139 buffering effect Effects 0.000 description 6
- 230000020169 heat generation Effects 0.000 description 3
- 239000007788 liquid Substances 0.000 description 3
- 238000009760 electrical discharge machining Methods 0.000 description 2
- 238000007667 floating Methods 0.000 description 2
- 125000006850 spacer group Chemical group 0.000 description 2
- 229910001369 Brass Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000010951 brass Substances 0.000 description 1
- 238000010276 construction Methods 0.000 description 1
- 238000007599 discharging Methods 0.000 description 1
- 239000012530 fluid Substances 0.000 description 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
- 238000011144 upstream manufacturing Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Electrical Discharge Machining, Electrochemical Machining, And Combined Machining (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 構造が簡単で、小型軽量化、低電力化を実現
でき、且つ高い加工精度を得ることができる放電加工機
を提供する。 【構成】 放電加工機は放電箇所のワイヤ部分を支持す
るワイヤガイド7と、前記ワイヤガイド7を経由してワ
イヤ3を走行させる駆動手段8とを一体に搭載したワイ
ヤ走行系基体1と、前記ワイヤガイド7の位置決めのた
めに、前記ワイヤ走行系基体1を移動制御する手段とを
備え、前記駆動手段8によって、前記ワイヤガイド7を
通過したワイヤ3を回収する巻き取りボビン9を駆動す
るようにしたものである。
でき、且つ高い加工精度を得ることができる放電加工機
を提供する。 【構成】 放電加工機は放電箇所のワイヤ部分を支持す
るワイヤガイド7と、前記ワイヤガイド7を経由してワ
イヤ3を走行させる駆動手段8とを一体に搭載したワイ
ヤ走行系基体1と、前記ワイヤガイド7の位置決めのた
めに、前記ワイヤ走行系基体1を移動制御する手段とを
備え、前記駆動手段8によって、前記ワイヤガイド7を
通過したワイヤ3を回収する巻き取りボビン9を駆動す
るようにしたものである。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ワイヤ放電加工機に関
し、特に、ワイヤ走行系の全ての部材を一つのワイヤ走
行系基体の上に搭載した放電加工機に関するものであ
る。
し、特に、ワイヤ走行系の全ての部材を一つのワイヤ走
行系基体の上に搭載した放電加工機に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、放電加工機の種類の一つに、ワイ
ヤを電極として使用する放電加工機がある。このような
放電加工機の一つに、ワイヤを保持溝を有するワイヤガ
イドに沿って案内し、ワイヤガイドの保持溝に保持させ
た箇所のワイヤを放電電極として被加工物と対向させ、
通電して放電加工を行うものがある。図5は上記のよう
な放電加工機の概略を示す側面図であり、また、図6は
図5の放電加工機の平面図である。これらの図におい
て、101は基台、102はモータ支持台、103はモ
ータ、104はワイヤ巻き取りボビン、105はワイ
ヤ、106はYテーブル、107はXテーブル、108
はこれらのテーブルに付属する案内用レール、109は
ガイドローラ、110は走行ローラ、111はワイヤガ
イド、112は被加工物、113は加工槽、114は加
工液、115はワイヤ供給ボビンである。 加工槽11
3は、Yテーブル106、Xテーブル107によってX
Y両方向へ移動制御されるようになっており、その内部
には加工液114が満たされ、また、ワイヤガイド11
1や、ワイヤ105の走行を案内するガイドローラ10
9、走行ローラ110が設けられている。一方、放電加
工機の基台101には、モータ支持台102を介してモ
ータ103が取り付けられており、そのモータ軸に取り
付けられた巻き取りボビン104を回転することによっ
て、ワイヤ105が巻き取られ、一方、この巻き取りボ
ビン104の回転によって、ワイヤ105は順次供給ボ
ビン115から繰り出される。
ヤを電極として使用する放電加工機がある。このような
放電加工機の一つに、ワイヤを保持溝を有するワイヤガ
イドに沿って案内し、ワイヤガイドの保持溝に保持させ
た箇所のワイヤを放電電極として被加工物と対向させ、
通電して放電加工を行うものがある。図5は上記のよう
な放電加工機の概略を示す側面図であり、また、図6は
図5の放電加工機の平面図である。これらの図におい
て、101は基台、102はモータ支持台、103はモ
ータ、104はワイヤ巻き取りボビン、105はワイ
ヤ、106はYテーブル、107はXテーブル、108
はこれらのテーブルに付属する案内用レール、109は
ガイドローラ、110は走行ローラ、111はワイヤガ
イド、112は被加工物、113は加工槽、114は加
工液、115はワイヤ供給ボビンである。 加工槽11
3は、Yテーブル106、Xテーブル107によってX
Y両方向へ移動制御されるようになっており、その内部
には加工液114が満たされ、また、ワイヤガイド11
1や、ワイヤ105の走行を案内するガイドローラ10
9、走行ローラ110が設けられている。一方、放電加
工機の基台101には、モータ支持台102を介してモ
ータ103が取り付けられており、そのモータ軸に取り
付けられた巻き取りボビン104を回転することによっ
て、ワイヤ105が巻き取られ、一方、この巻き取りボ
ビン104の回転によって、ワイヤ105は順次供給ボ
ビン115から繰り出される。
【0003】供給ボビン115から繰り出されるワイヤ
105は、ガイドローラ109によって加工槽113内
に導かれ、走行ローラ110からワイヤガイド111に
供給される。ワイヤガイド111には、ワイヤ105の
一側が係入して案内される断面半円形の案内溝が形成さ
れており、ワイヤ105の他側が露出して加工電極を形
成している。ワイヤガイド111に支持されたワイヤ1
05に対向して、被加工物112が配置され、ワイヤ1
05との間で放電が行われて加工液114中で放電加工
が行われる。ワイヤガイド111へ供給ボビン115か
ら供給されたワイヤ105は走行ローラ110、ガイド
ローラ109を通過した後、加工槽113から外部へ導
出されて巻き取りボビン104に巻き取られて回収され
る。
105は、ガイドローラ109によって加工槽113内
に導かれ、走行ローラ110からワイヤガイド111に
供給される。ワイヤガイド111には、ワイヤ105の
一側が係入して案内される断面半円形の案内溝が形成さ
れており、ワイヤ105の他側が露出して加工電極を形
成している。ワイヤガイド111に支持されたワイヤ1
05に対向して、被加工物112が配置され、ワイヤ1
05との間で放電が行われて加工液114中で放電加工
が行われる。ワイヤガイド111へ供給ボビン115か
ら供給されたワイヤ105は走行ローラ110、ガイド
ローラ109を通過した後、加工槽113から外部へ導
出されて巻き取りボビン104に巻き取られて回収され
る。
【0004】上記のような構造の放電加工機は、基台1
01上でXテーブル107とYテーブル106とが同時
に、あるいはどちらか一方が移動制御されることに伴っ
て、モータ支持台102と加工槽113との相対位置が
変化するとワイヤ105の張力が変化し、この張力によ
り、ワイヤガイド111や加工槽113が引っ張られて
いるため、ワイヤの張力が変化することによって被加工
物112とワイヤガイド111との相対距離が乱される
問題がある。そこで、特開平4−101724号公報で
は、このような問題を解決するために、放電を行うワイ
ヤの放電箇所を支持するワイヤガイド、供給ボビン、巻
き取りボビン、巻き取りボビンを駆動するモータ、ワイ
ヤの走行経路を支持するガイドローラ等を一つのワイヤ
走行系基体の上に一括して搭載し、このワイヤ走行系基
体を移動テーブルにより位置制御するようにした放電加
工機を提供しており、加工物に対して、より高精度の位
置決めができるようにしている。
01上でXテーブル107とYテーブル106とが同時
に、あるいはどちらか一方が移動制御されることに伴っ
て、モータ支持台102と加工槽113との相対位置が
変化するとワイヤ105の張力が変化し、この張力によ
り、ワイヤガイド111や加工槽113が引っ張られて
いるため、ワイヤの張力が変化することによって被加工
物112とワイヤガイド111との相対距離が乱される
問題がある。そこで、特開平4−101724号公報で
は、このような問題を解決するために、放電を行うワイ
ヤの放電箇所を支持するワイヤガイド、供給ボビン、巻
き取りボビン、巻き取りボビンを駆動するモータ、ワイ
ヤの走行経路を支持するガイドローラ等を一つのワイヤ
走行系基体の上に一括して搭載し、このワイヤ走行系基
体を移動テーブルにより位置制御するようにした放電加
工機を提供しており、加工物に対して、より高精度の位
置決めができるようにしている。
【0005】図7は、上記の放電加工機の側面図であっ
て、図8は図7の放電加工機の平面図である。これらの
図において、各符号は、前記5図及び6図の部材と対応
しており、117はブレーキローラ、118は対向ロー
ラ、119は張力緩衝ローラ、120はスプリング、1
21は巻き上げローラ、122はピンチローラである。
また、123葉、被加工物112に加工液を供給するた
めのノズルである。
て、図8は図7の放電加工機の平面図である。これらの
図において、各符号は、前記5図及び6図の部材と対応
しており、117はブレーキローラ、118は対向ロー
ラ、119は張力緩衝ローラ、120はスプリング、1
21は巻き上げローラ、122はピンチローラである。
また、123葉、被加工物112に加工液を供給するた
めのノズルである。
【0006】上記の放電加工機において、ワイヤ105
は供給ボビン115より繰り出され、ブレーキローラ1
17から対向ローラ118に巻き掛けられて、一定のバ
ックテンションが付与された後、スプリング120によ
り付勢された張力緩衝ローラ119を通過する。この張
力緩衝ローラ119はワイヤ105の張力の変化を吸収
するために用いられている。ワイヤ105は巻き上げロ
ーラ121とピンチローラ122との間に挟まれて巻き
上げローラ121の駆動によって引っ張られ、巻き取り
ボビン104によって巻き取られて回収される。
は供給ボビン115より繰り出され、ブレーキローラ1
17から対向ローラ118に巻き掛けられて、一定のバ
ックテンションが付与された後、スプリング120によ
り付勢された張力緩衝ローラ119を通過する。この張
力緩衝ローラ119はワイヤ105の張力の変化を吸収
するために用いられている。ワイヤ105は巻き上げロ
ーラ121とピンチローラ122との間に挟まれて巻き
上げローラ121の駆動によって引っ張られ、巻き取り
ボビン104によって巻き取られて回収される。
【0007】上記の構成によれば、ワイヤの走行系を構
成する全ての部材はワイヤ走行系基体上に一括して搭載
されているので、移動テーブルの位置によるワイヤ張力
が変動して被加工物とワイヤガイドとの相対距離が乱さ
れる問題を生じることがなくなった。
成する全ての部材はワイヤ走行系基体上に一括して搭載
されているので、移動テーブルの位置によるワイヤ張力
が変動して被加工物とワイヤガイドとの相対距離が乱さ
れる問題を生じることがなくなった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
た図7及び図8に示されるような放電加工機では、巻き
上げローラ121とピンチローラ122との間を通過し
た使用済みのワイヤ105は、巻き取りボビン104側
へ繰り出されるが、繰り出された後のワイヤ105を滞
りなく巻き取りボビン104によって巻き取らないと、
他の部品に絡まって故障の原因となるばかりか、放電加
工中は、装置外部の思わぬ箇所への電気的短絡を起こす
危険もある。そこで、ワイヤ走行系基体116上には、
ワイヤ105を供給ボビン115から繰り出して走行さ
せる巻き上げローラ121を駆動させるためのモータ1
03aとともに、巻き取りボビン104を駆動させるた
めのモータ103bが必要となる。そして、このよう
に、モータを2箇所で使用しているために、移動テーブ
ルに搭載されたワイヤ走行系基体116が大きくなり、
重量が増加するため、放電加工機の小型軽量化、低電力
化が困難となる。また、モータの振動や発熱がワイヤガ
イド111やワイヤ走行系基体116に伝わると精密な
位置決めが困難となる。さらに、巻き取りボビン104
のワイヤ105の巻き取り速度が巻き上げローラ121
によるワイヤ105の繰り出し速度と一致しないと、ワ
イヤ105の弛みや断線の原因となるため、2つのモー
タ103aと103bの回転速度の制御が困難である。
特に、巻き上げローラ121の回転速度は一定に制御す
ればよいが、巻き取りボビン104はワイヤ105が巻
き取られるにしたがってその巻き取り径が増大するた
め、巻き取り速度を一定に保つためには、巻き取りボビ
ン104の回転速度を次第に減少させていく必要があ
り、また、安定したワイヤ走行系を実現するためには、
巻き取りボビン104の巻き取り径を検知しながらモー
タ103bの速度を変化させていく複雑な制御が必要と
なり、これを自動化することが困難であった。また、一
定トルクを発生させるような種類のモータを使用して
も、複雑化、発熱、重量の増加等の問題は解決できな
い。
た図7及び図8に示されるような放電加工機では、巻き
上げローラ121とピンチローラ122との間を通過し
た使用済みのワイヤ105は、巻き取りボビン104側
へ繰り出されるが、繰り出された後のワイヤ105を滞
りなく巻き取りボビン104によって巻き取らないと、
他の部品に絡まって故障の原因となるばかりか、放電加
工中は、装置外部の思わぬ箇所への電気的短絡を起こす
危険もある。そこで、ワイヤ走行系基体116上には、
ワイヤ105を供給ボビン115から繰り出して走行さ
せる巻き上げローラ121を駆動させるためのモータ1
03aとともに、巻き取りボビン104を駆動させるた
めのモータ103bが必要となる。そして、このよう
に、モータを2箇所で使用しているために、移動テーブ
ルに搭載されたワイヤ走行系基体116が大きくなり、
重量が増加するため、放電加工機の小型軽量化、低電力
化が困難となる。また、モータの振動や発熱がワイヤガ
イド111やワイヤ走行系基体116に伝わると精密な
位置決めが困難となる。さらに、巻き取りボビン104
のワイヤ105の巻き取り速度が巻き上げローラ121
によるワイヤ105の繰り出し速度と一致しないと、ワ
イヤ105の弛みや断線の原因となるため、2つのモー
タ103aと103bの回転速度の制御が困難である。
特に、巻き上げローラ121の回転速度は一定に制御す
ればよいが、巻き取りボビン104はワイヤ105が巻
き取られるにしたがってその巻き取り径が増大するた
め、巻き取り速度を一定に保つためには、巻き取りボビ
ン104の回転速度を次第に減少させていく必要があ
り、また、安定したワイヤ走行系を実現するためには、
巻き取りボビン104の巻き取り径を検知しながらモー
タ103bの速度を変化させていく複雑な制御が必要と
なり、これを自動化することが困難であった。また、一
定トルクを発生させるような種類のモータを使用して
も、複雑化、発熱、重量の増加等の問題は解決できな
い。
【0009】そこで、本発明は、上記のような従来の放
電加工機における問題点を解決し、構造が簡単で、小型
軽量化、低電力化を実現でき、且つ高い加工精度を得る
ことができる放電加工機を提供することをその主な目的
とするものである。
電加工機における問題点を解決し、構造が簡単で、小型
軽量化、低電力化を実現でき、且つ高い加工精度を得る
ことができる放電加工機を提供することをその主な目的
とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の放電加工機は、放電箇所のワイヤ部分を支
持するワイヤガイドと、前記ワイヤガイドを経由してワ
イヤを走行させる駆動手段とを一体に搭載したワイヤ走
行系基体と、前記ワイヤガイドの位置決めのために前記
ワイヤ走行系基体を移動制御する手段とを備えた放電加
工機において、前記駆動手段によって前記ワイヤガイド
を通過したワイヤを回収する巻き取りボビンを駆動する
ようにしたものである。また、前記ワイヤ巻き取りボビ
ンはワイヤの堆積による巻き取り径の増大による周速の
変化を吸収する手段を介して前記駆動手段に連結するよ
うにしたものである。
に、本発明の放電加工機は、放電箇所のワイヤ部分を支
持するワイヤガイドと、前記ワイヤガイドを経由してワ
イヤを走行させる駆動手段とを一体に搭載したワイヤ走
行系基体と、前記ワイヤガイドの位置決めのために前記
ワイヤ走行系基体を移動制御する手段とを備えた放電加
工機において、前記駆動手段によって前記ワイヤガイド
を通過したワイヤを回収する巻き取りボビンを駆動する
ようにしたものである。また、前記ワイヤ巻き取りボビ
ンはワイヤの堆積による巻き取り径の増大による周速の
変化を吸収する手段を介して前記駆動手段に連結するよ
うにしたものである。
【0011】
【作用】駆動手段によってワイヤを供給ボビンから引き
出してワイヤガイドを経由させ、巻き取りボビンへ送り
出す。一方、駆動手段の駆動力は、巻き取りボビンに伝
達されてこれを回転させ、駆動手段を通過したワイヤは
巻き取りボビンに巻き取られて回収される。また、駆動
手段の駆動力をワイヤの堆積による巻き取り径の増大に
よる周速の変化を吸収する手段を介して巻き取りボビン
に伝達することにより、巻き取りボビンの巻き取り速度
と駆動手段のワイヤ繰り出し速度とを整合させることが
できる。
出してワイヤガイドを経由させ、巻き取りボビンへ送り
出す。一方、駆動手段の駆動力は、巻き取りボビンに伝
達されてこれを回転させ、駆動手段を通過したワイヤは
巻き取りボビンに巻き取られて回収される。また、駆動
手段の駆動力をワイヤの堆積による巻き取り径の増大に
よる周速の変化を吸収する手段を介して巻き取りボビン
に伝達することにより、巻き取りボビンの巻き取り速度
と駆動手段のワイヤ繰り出し速度とを整合させることが
できる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明すると、図1ないし図4は本発明の放電加工機の要部
を示したものであって、図1はその平面図、図2は左側
面図、図3は右側面図、図4は図1のA−A断面を示す
図である。これらの図において、2は供給ボビン、3は
加工電極となるワイヤ、7は放電加工を施す被加工物W
に対してワイヤ3を対向させて案内支持するワイヤガイ
ド、8はモータ81を駆動源としてワイヤ3を走行させ
るための駆動手段、9は使用済みのワイヤ3を回収する
ための巻き取りボビンであり、これらは、全てワイヤ走
行系基体1上に組み付けられている。ワイヤ走行系基体
1は、ワイヤ走行系基体1から突出された取り付けブラ
ケット11とワイヤ走行系基体1との複数箇所で取り付
けボルト12によって、図示されないXY制御テーブル
等の移動制御手段の移動部分に固定され、ワイヤガイド
7の位置が被加工物に対して位置決めされるように構成
されている。供給ボビン2は、ワイヤ走行系基体1に一
体に設けられたボビン支持ブラケット13に対して供給
ボビン軸21で回転自在に支持されており、供給ボビン
軸21の端部に設けられたボビンストッパ23によっ
て、供給ボビン軸21からの脱落が防止されている。ボ
ビン支持ブラケット13と供給ボビン2の一側との間に
はバックテンションスプリング22が介在されている。
バックテンションスプリング22は、供給ボビン2をそ
の弾発力によってボビンストッパ23側に押しつけて回
転抵抗を付与するもので、供給ボビン2が不用意に回転
して、そこに巻回されているワイヤ3が解けることを防
止するために設けられているものである。供給ボビン2
に付与される回転抵抗は、バックテンションスプリング
22の強さを選択することによって加減することができ
るが、ボビンストッパ23を供給ボビン軸21に対して
螺合構造とし、ボビン支持ブラケット13と供給ボビン
2との間隔を変更できるようにしてバックテンションス
プリング22の弾発力を調整して加減できるように構成
することもできる。供給ボビン2から引き出されるワイ
ヤ3は繰り出しガイドローラ41によって案内されて前
方に引き出される。繰り出しガイドローラ41は、供給
ボビン軸21と平行に繰り出しガイドローラ軸42によ
ってボビン支持ブラケット13に回転自在に設けられて
おり、供給ボビン2から繰り出されるワイヤ3の位置が
左右に変動しても、これに対応して円滑に案内すること
ができるように中央が括れた鼓型に形成されている。
明すると、図1ないし図4は本発明の放電加工機の要部
を示したものであって、図1はその平面図、図2は左側
面図、図3は右側面図、図4は図1のA−A断面を示す
図である。これらの図において、2は供給ボビン、3は
加工電極となるワイヤ、7は放電加工を施す被加工物W
に対してワイヤ3を対向させて案内支持するワイヤガイ
ド、8はモータ81を駆動源としてワイヤ3を走行させ
るための駆動手段、9は使用済みのワイヤ3を回収する
ための巻き取りボビンであり、これらは、全てワイヤ走
行系基体1上に組み付けられている。ワイヤ走行系基体
1は、ワイヤ走行系基体1から突出された取り付けブラ
ケット11とワイヤ走行系基体1との複数箇所で取り付
けボルト12によって、図示されないXY制御テーブル
等の移動制御手段の移動部分に固定され、ワイヤガイド
7の位置が被加工物に対して位置決めされるように構成
されている。供給ボビン2は、ワイヤ走行系基体1に一
体に設けられたボビン支持ブラケット13に対して供給
ボビン軸21で回転自在に支持されており、供給ボビン
軸21の端部に設けられたボビンストッパ23によっ
て、供給ボビン軸21からの脱落が防止されている。ボ
ビン支持ブラケット13と供給ボビン2の一側との間に
はバックテンションスプリング22が介在されている。
バックテンションスプリング22は、供給ボビン2をそ
の弾発力によってボビンストッパ23側に押しつけて回
転抵抗を付与するもので、供給ボビン2が不用意に回転
して、そこに巻回されているワイヤ3が解けることを防
止するために設けられているものである。供給ボビン2
に付与される回転抵抗は、バックテンションスプリング
22の強さを選択することによって加減することができ
るが、ボビンストッパ23を供給ボビン軸21に対して
螺合構造とし、ボビン支持ブラケット13と供給ボビン
2との間隔を変更できるようにしてバックテンションス
プリング22の弾発力を調整して加減できるように構成
することもできる。供給ボビン2から引き出されるワイ
ヤ3は繰り出しガイドローラ41によって案内されて前
方に引き出される。繰り出しガイドローラ41は、供給
ボビン軸21と平行に繰り出しガイドローラ軸42によ
ってボビン支持ブラケット13に回転自在に設けられて
おり、供給ボビン2から繰り出されるワイヤ3の位置が
左右に変動しても、これに対応して円滑に案内すること
ができるように中央が括れた鼓型に形成されている。
【0013】繰り出しガイドローラ41の前方には、垂
直ガイドローラ43が軸44によって、繰り出しガイド
ローラ軸42と直角に回転自在に設けられており、その
下流に配置された張力緩衝手段5の張力緩衝ローラ51
に向けてワイヤ3をくの字型に屈曲案内している。張力
緩衝ローラ51はワイヤ走行系基体1に対して側方へ変
位自在に案内支持されている浮動支持枠53に張力緩衝
ローラ軸52によって回転自在に支持されている。浮動
支持枠53はワイヤ走行系基体1に固定されたスプリン
グ支持ピン55に一端が連結された張力緩衝スプリング
54の他端と連結されて張力緩衝ローラ51をワイヤ走
行系基体1外側方に突出する向きに付勢されており、垂
直ガイドローラ43の上流側でワイヤ3の張力が変動し
た場合に、張力緩衝ローラ51が移動して張力変化を吸
収してワイヤ3の弛みや断線を防止して、ワイヤ3を一
定の張力で下流側に送り出す。張力緩衝手段5を通過し
たワイヤ3の下流側にはワイヤ走行系基体1に、対向ロ
ーラ軸62で回転自在に支持された対向ローラ61と、
この対向ローラ61に隣接した対向ローラ軸62に対し
て平行なブレーキローラ軸64によりワイヤ走行系基体
1に回転自在に支持されたブレーキローラ63によっ
て、構成される制動手段6が配置されている。
直ガイドローラ43が軸44によって、繰り出しガイド
ローラ軸42と直角に回転自在に設けられており、その
下流に配置された張力緩衝手段5の張力緩衝ローラ51
に向けてワイヤ3をくの字型に屈曲案内している。張力
緩衝ローラ51はワイヤ走行系基体1に対して側方へ変
位自在に案内支持されている浮動支持枠53に張力緩衝
ローラ軸52によって回転自在に支持されている。浮動
支持枠53はワイヤ走行系基体1に固定されたスプリン
グ支持ピン55に一端が連結された張力緩衝スプリング
54の他端と連結されて張力緩衝ローラ51をワイヤ走
行系基体1外側方に突出する向きに付勢されており、垂
直ガイドローラ43の上流側でワイヤ3の張力が変動し
た場合に、張力緩衝ローラ51が移動して張力変化を吸
収してワイヤ3の弛みや断線を防止して、ワイヤ3を一
定の張力で下流側に送り出す。張力緩衝手段5を通過し
たワイヤ3の下流側にはワイヤ走行系基体1に、対向ロ
ーラ軸62で回転自在に支持された対向ローラ61と、
この対向ローラ61に隣接した対向ローラ軸62に対し
て平行なブレーキローラ軸64によりワイヤ走行系基体
1に回転自在に支持されたブレーキローラ63によっ
て、構成される制動手段6が配置されている。
【0014】ブレーキローラ63は、ワイヤ3の走行に
一定のブレーキ力を付与するもので、ブレーキローラ軸
64に螺着された調整ナット67によって、スプリング
ホルダ66の位置を変更し、内部に保持されているブレ
ーキローラスプリング68の断髪力を調整することによ
って、座金65をブレーキローラ63に押しつけて適度
の抵抗トルクを付加させる。ワイヤ3は対向ローラ61
からブレーキローラ63に巻き掛けられた後、ワイヤ走
行系基体1先端に設けられたワイヤガイド7に至る。ワ
イヤガイド7はワイヤガイド固定軸71によってワイヤ
走行系基体1に固定支持されており、固定用スペーサ7
3によりワイヤガイド7の高さを調整し、ワイヤ3がワ
イヤガイド7に対して接線方向から導入されるようにす
る。ワイヤガイド7の外周側面には、ワイヤ3を案内す
る半円形の断面形状のガイド溝72が設けられている。
ワイヤガイド7は放電加工機の本体側に電気的に接続さ
れており、ワイヤガイド7に支持される部分のワイヤ3
によって加工電極が形成される。ワイヤガイド7を通過
したワイヤ3は垂直ガイドローラ43と同様な構造の垂
直ガイドローラ44と水平ガイドローラ45とによって
駆動手段8へと案内される。
一定のブレーキ力を付与するもので、ブレーキローラ軸
64に螺着された調整ナット67によって、スプリング
ホルダ66の位置を変更し、内部に保持されているブレ
ーキローラスプリング68の断髪力を調整することによ
って、座金65をブレーキローラ63に押しつけて適度
の抵抗トルクを付加させる。ワイヤ3は対向ローラ61
からブレーキローラ63に巻き掛けられた後、ワイヤ走
行系基体1先端に設けられたワイヤガイド7に至る。ワ
イヤガイド7はワイヤガイド固定軸71によってワイヤ
走行系基体1に固定支持されており、固定用スペーサ7
3によりワイヤガイド7の高さを調整し、ワイヤ3がワ
イヤガイド7に対して接線方向から導入されるようにす
る。ワイヤガイド7の外周側面には、ワイヤ3を案内す
る半円形の断面形状のガイド溝72が設けられている。
ワイヤガイド7は放電加工機の本体側に電気的に接続さ
れており、ワイヤガイド7に支持される部分のワイヤ3
によって加工電極が形成される。ワイヤガイド7を通過
したワイヤ3は垂直ガイドローラ43と同様な構造の垂
直ガイドローラ44と水平ガイドローラ45とによって
駆動手段8へと案内される。
【0015】駆動手段8は、供給ボビン2からワイヤ3
を引き出し、常に一定速度でワイヤ3をワイヤ走行系基
体1先端のワイヤガイド7を経由して移動させるもの
で、ワイヤ走行系基体1から延設されたモータ支持ブラ
ケット14に支持されたモータ81を備えており、モー
タ81の回転は内蔵された減速機構を介して減速されて
モータ軸82に伝達されて出力される。モータ軸82の
中間位置には巻き上げローラ83が固定されている。巻
き上げローラ83にはピンチローラ84が対向した状態
で配置されており、ピンチローラ84はモータ軸82と
平行なピンチローラ軸85に回転自在に支持されている
と共に、ピンチローラ軸85の両端は、補助ブラケット
15に対してモータ軸82とピンチローラ軸85との間
隔が変化できるように浮動自在に取り付けられている。
また、ピンチローラ軸85は補助ブラケット15に支持
された図示されないスプリングによって、ピンチローラ
84が巻き上げローラ83に対して常に押しつけられる
方向に付勢されている。
を引き出し、常に一定速度でワイヤ3をワイヤ走行系基
体1先端のワイヤガイド7を経由して移動させるもの
で、ワイヤ走行系基体1から延設されたモータ支持ブラ
ケット14に支持されたモータ81を備えており、モー
タ81の回転は内蔵された減速機構を介して減速されて
モータ軸82に伝達されて出力される。モータ軸82の
中間位置には巻き上げローラ83が固定されている。巻
き上げローラ83にはピンチローラ84が対向した状態
で配置されており、ピンチローラ84はモータ軸82と
平行なピンチローラ軸85に回転自在に支持されている
と共に、ピンチローラ軸85の両端は、補助ブラケット
15に対してモータ軸82とピンチローラ軸85との間
隔が変化できるように浮動自在に取り付けられている。
また、ピンチローラ軸85は補助ブラケット15に支持
された図示されないスプリングによって、ピンチローラ
84が巻き上げローラ83に対して常に押しつけられる
方向に付勢されている。
【0016】ワイヤ3は、巻き上げローラ83とピンチ
ローラ84との間に挟み込まれた状態で、モータ81に
よって巻き上げローラ83が回転駆動されて走行駆動さ
れる。一方、図4に示されているように、モータ軸82
の先端部にはモータ軸プーリ86が固定されており、こ
のモータ軸プーリ86には伝動ベルト87の一端側が巻
き掛けられている。また、伝動ベルト87の他端側は、
後述する巻き取りボビン9に設けられたボビン軸プーリ
92に巻き掛けられており、また、モータ軸プーリ86
とボビン軸プーリ92との間には、伝動ベルト87の外
側に押しつけられるテンション調整プーリ88が配置さ
れている。
ローラ84との間に挟み込まれた状態で、モータ81に
よって巻き上げローラ83が回転駆動されて走行駆動さ
れる。一方、図4に示されているように、モータ軸82
の先端部にはモータ軸プーリ86が固定されており、こ
のモータ軸プーリ86には伝動ベルト87の一端側が巻
き掛けられている。また、伝動ベルト87の他端側は、
後述する巻き取りボビン9に設けられたボビン軸プーリ
92に巻き掛けられており、また、モータ軸プーリ86
とボビン軸プーリ92との間には、伝動ベルト87の外
側に押しつけられるテンション調整プーリ88が配置さ
れている。
【0017】テンション調整プーリ88は、テンション
調整プーリ軸89によって調整ブラケット16に対して
回転自在に支持されている。また、調整ブラケット16
には長孔17が設けられ、この長孔17に固定ボルト1
8を挿通して、ボビン支持ブラケット13に取り付け位
置を調整自在に固定されている。
調整プーリ軸89によって調整ブラケット16に対して
回転自在に支持されている。また、調整ブラケット16
には長孔17が設けられ、この長孔17に固定ボルト1
8を挿通して、ボビン支持ブラケット13に取り付け位
置を調整自在に固定されている。
【0018】駆動手段8の下流側には巻き取りガイドロ
ーラ46が配置されている。巻き取りガイドローラ46
は、繰り出しガイドローラ41と同様に中央が括れた鼓
型に形成されており、ワイヤ3は巻き取りガイドローラ
46で案内されて巻き取りボビン9に巻き取られて回収
される。巻き取りボビン9は、ボビン支持ブラケット1
3に巻き取りボビン軸91によって回転自在に支持され
ており、モータ81の駆動力が伝動ベルト87を介して
ボビン軸プーリ92に伝達されて回転駆動されるように
なっている。また、巻き取りボビン軸91のボビン支持
ブラケット13と反対側の端部にはボビンストッパ93
が設けられて、巻き取りボビン9の脱落を防止してい
る。また、ボビンストッパ93は、例えば、巻き取りボ
ビン軸91に対して螺着構造とすることにより、巻き取
りボビン9を巻き取りボビン軸91に対して着脱自在に
構成できる。
ーラ46が配置されている。巻き取りガイドローラ46
は、繰り出しガイドローラ41と同様に中央が括れた鼓
型に形成されており、ワイヤ3は巻き取りガイドローラ
46で案内されて巻き取りボビン9に巻き取られて回収
される。巻き取りボビン9は、ボビン支持ブラケット1
3に巻き取りボビン軸91によって回転自在に支持され
ており、モータ81の駆動力が伝動ベルト87を介して
ボビン軸プーリ92に伝達されて回転駆動されるように
なっている。また、巻き取りボビン軸91のボビン支持
ブラケット13と反対側の端部にはボビンストッパ93
が設けられて、巻き取りボビン9の脱落を防止してい
る。また、ボビンストッパ93は、例えば、巻き取りボ
ビン軸91に対して螺着構造とすることにより、巻き取
りボビン9を巻き取りボビン軸91に対して着脱自在に
構成できる。
【0019】次に、本発明の放電加工機の使用方法につ
いて説明すると、まず、新しいワイヤ3が巻回されてい
る供給ボビン2を供給ボビン軸21に装着し、ボビンス
トッパ23を取り付ける。この際、バックテンションス
プリング22の張力を調整して、供給ボビン2に適正な
回転抵抗が付加されるようにする。これは、適度な弾発
力が生じるようなバックテンションスプリング22を選
定して実現することができるが、バックテンションスプ
リング22と供給ボビン2との間に適度の厚さを持つリ
ング状のスペーサを介装するか、あるいは、ボビンスト
ッパ23を供給ボビン軸21に対して螺合構造とし、バ
ックテンションスプリング22の弾発力の経時的な変化
等に対応して調整できるようにしておくことが好まし
い。
いて説明すると、まず、新しいワイヤ3が巻回されてい
る供給ボビン2を供給ボビン軸21に装着し、ボビンス
トッパ23を取り付ける。この際、バックテンションス
プリング22の張力を調整して、供給ボビン2に適正な
回転抵抗が付加されるようにする。これは、適度な弾発
力が生じるようなバックテンションスプリング22を選
定して実現することができるが、バックテンションスプ
リング22と供給ボビン2との間に適度の厚さを持つリ
ング状のスペーサを介装するか、あるいは、ボビンスト
ッパ23を供給ボビン軸21に対して螺合構造とし、バ
ックテンションスプリング22の弾発力の経時的な変化
等に対応して調整できるようにしておくことが好まし
い。
【0020】ワイヤ3が巻回されている供給ボビン2を
装着したら、供給ボビン2からワイヤ3を引き出し、繰
り出しガイドローラ41に掛け渡した後、垂直ガイドロ
ーラ43によってワイヤ走行系基体1の外側方へ案内
し、張力緩衝ローラ51を経由して対向ローラ61へ掛
け渡す。そして、対向ローラ61からブレーキローラ6
3に巻き掛けた後、ワイヤガイド7へ引き出す。ここ
で、ブレーキローラ63に付与される回転抵抗は調整ナ
ット67の位置調整であらかじめ調整しておく。ワイヤ
ガイド7に対しては、ワイヤ3をガイド溝72の断面半
円形状の曲面に挿入させてワイヤ走行系基体1の先端を
折り返し、垂直ガイドローラ44と水平ガイドローラ4
5とを通過させた後、巻き上げローラ83とピンチロー
ラ84との間に挟み込ませる。ここで、モータ81を駆
動して巻き上げローラ83を回転することにより、ワイ
ヤ3は巻き上げローラ83とピンチローラ84との間に
挟まれた状態で巻き取りボビン9側へ送り出される。
装着したら、供給ボビン2からワイヤ3を引き出し、繰
り出しガイドローラ41に掛け渡した後、垂直ガイドロ
ーラ43によってワイヤ走行系基体1の外側方へ案内
し、張力緩衝ローラ51を経由して対向ローラ61へ掛
け渡す。そして、対向ローラ61からブレーキローラ6
3に巻き掛けた後、ワイヤガイド7へ引き出す。ここ
で、ブレーキローラ63に付与される回転抵抗は調整ナ
ット67の位置調整であらかじめ調整しておく。ワイヤ
ガイド7に対しては、ワイヤ3をガイド溝72の断面半
円形状の曲面に挿入させてワイヤ走行系基体1の先端を
折り返し、垂直ガイドローラ44と水平ガイドローラ4
5とを通過させた後、巻き上げローラ83とピンチロー
ラ84との間に挟み込ませる。ここで、モータ81を駆
動して巻き上げローラ83を回転することにより、ワイ
ヤ3は巻き上げローラ83とピンチローラ84との間に
挟まれた状態で巻き取りボビン9側へ送り出される。
【0021】一方、巻き取りボビン軸91には、あらか
じめ空の巻き取りボビン9を装着しておく。巻き上げロ
ーラ83とピンチローラ84との間から送り出されたワ
イヤ3は巻き取りガイドローラ46で案内して巻き取り
ボビン9へ誘導し、その端部を巻き取りボビン9に係着
する。以上でワイヤ3の装着が完了する。
じめ空の巻き取りボビン9を装着しておく。巻き上げロ
ーラ83とピンチローラ84との間から送り出されたワ
イヤ3は巻き取りガイドローラ46で案内して巻き取り
ボビン9へ誘導し、その端部を巻き取りボビン9に係着
する。以上でワイヤ3の装着が完了する。
【0022】次に、放電加工を行う場合について説明す
る。ワイヤ走行系基体1は図示しないXYテーブル等の
移動制御手段によってワイヤガイド7が被加工物の加工
する部分に対向して位置決めされ、ワイヤガイド7に通
電されて、この部分のワイヤ3が加工電極となって被加
工物の放電加工が行われる。この場合、放電加工が行わ
れる部分は、従来のように加工液を供給しながら放電が
行われるか、あるいは、加工液内に浸漬された状態で放
電が行われる。ここで、放電加工に用いられるワイヤ3
としては、0.1mm前後の黄銅線が一般に用いられ、
放電中は、モータ81の回転で駆動される巻き上げロー
ラ83の回転によって約3mm/分の移動速度で供給ボ
ビン2より繰り出され、放電加工中にワイヤガイド7を
徐々に移動しながら放電が行われる。また、供給ボビン
2より繰り出されるワイヤ3の張力変動は、張力緩衝手
段5によって吸収され、さらにその下流に位置する制動
手段6によって適度の張力が負荷されるため、ワイヤガ
イド7を通過するワイヤ3は安定した走行状態に維持さ
れる。
る。ワイヤ走行系基体1は図示しないXYテーブル等の
移動制御手段によってワイヤガイド7が被加工物の加工
する部分に対向して位置決めされ、ワイヤガイド7に通
電されて、この部分のワイヤ3が加工電極となって被加
工物の放電加工が行われる。この場合、放電加工が行わ
れる部分は、従来のように加工液を供給しながら放電が
行われるか、あるいは、加工液内に浸漬された状態で放
電が行われる。ここで、放電加工に用いられるワイヤ3
としては、0.1mm前後の黄銅線が一般に用いられ、
放電中は、モータ81の回転で駆動される巻き上げロー
ラ83の回転によって約3mm/分の移動速度で供給ボ
ビン2より繰り出され、放電加工中にワイヤガイド7を
徐々に移動しながら放電が行われる。また、供給ボビン
2より繰り出されるワイヤ3の張力変動は、張力緩衝手
段5によって吸収され、さらにその下流に位置する制動
手段6によって適度の張力が負荷されるため、ワイヤガ
イド7を通過するワイヤ3は安定した走行状態に維持さ
れる。
【0023】一方、モータ軸82に固定されたモータ軸
プーリ86の回転は伝動ベルト87によってボビン軸プ
ーリ92に伝達されて、巻き取りボビン9が巻き上げロ
ーラ83と連動回転される。巻き取りボビン9の巻き取
り速度は、その巻き取り径が最小の場合でも巻き上げロ
ーラ83のワイヤ3を繰り出す速度より小さくならない
ように設定されており、巻き取りボビン9に巻き取られ
たワイヤ3が蓄積されて巻き取り径が次第に大きくなる
と、モータ軸プーリ86とボビン軸プーリ92との間の
動力伝達を担っている伝動ベルト87の滑りが増加し
て、巻き取りボビン9の巻き取り速度が巻き上げローラ
83のワイヤ3の送り出し速度に常に合致するように自
動的に調整がなされる。また、伝動ベルト87から常に
巻き取りボビン9に駆動トルクが付加されることによっ
て、使用済みのワイヤ3が弛みを生じることなく巻き取
りボビン9に巻き取られて回収される。ここで、巻き取
りボビン9に伝動ベルト87から付加される駆動トルク
は伝導ベルト87に滑りが起きる状態で最大となり、こ
れは、伝動ベルト87の張り具合によって調整すること
ができる。伝導ベルト87の張力は、調整ブラケット1
6の長孔17の位置をこれに挿通される固定ボルト18
の位置に対して移動することで調整することができる。
巻き取りボビン9に巻き取り終わった使用済みのワイヤ
3は、ボビンストッパ93を巻き取りボビン軸91から
外して巻き取りボビン9ごと抜き取られ、代わりに、空
の巻き取りボビン9が装着される。
プーリ86の回転は伝動ベルト87によってボビン軸プ
ーリ92に伝達されて、巻き取りボビン9が巻き上げロ
ーラ83と連動回転される。巻き取りボビン9の巻き取
り速度は、その巻き取り径が最小の場合でも巻き上げロ
ーラ83のワイヤ3を繰り出す速度より小さくならない
ように設定されており、巻き取りボビン9に巻き取られ
たワイヤ3が蓄積されて巻き取り径が次第に大きくなる
と、モータ軸プーリ86とボビン軸プーリ92との間の
動力伝達を担っている伝動ベルト87の滑りが増加し
て、巻き取りボビン9の巻き取り速度が巻き上げローラ
83のワイヤ3の送り出し速度に常に合致するように自
動的に調整がなされる。また、伝動ベルト87から常に
巻き取りボビン9に駆動トルクが付加されることによっ
て、使用済みのワイヤ3が弛みを生じることなく巻き取
りボビン9に巻き取られて回収される。ここで、巻き取
りボビン9に伝動ベルト87から付加される駆動トルク
は伝導ベルト87に滑りが起きる状態で最大となり、こ
れは、伝動ベルト87の張り具合によって調整すること
ができる。伝導ベルト87の張力は、調整ブラケット1
6の長孔17の位置をこれに挿通される固定ボルト18
の位置に対して移動することで調整することができる。
巻き取りボビン9に巻き取り終わった使用済みのワイヤ
3は、ボビンストッパ93を巻き取りボビン軸91から
外して巻き取りボビン9ごと抜き取られ、代わりに、空
の巻き取りボビン9が装着される。
【0024】
【発明の効果】本発明によれば、ワイヤを走行させる駆
動手段によって巻き取りボビンを駆動するようにしてい
るため、巻き取りボビンを回転駆動するための駆動源が
不要となってワイヤ走行系の構造を簡略化することがで
き、小さなワイヤ走行系基体上に搭載することが可能と
なる。その結果、放電加工機を小型化、軽量化すること
ができるとともに、消費電力を少なくすることができ
る。また、駆動源の数が減少することにより、ワイヤ走
行系基体上での振動や発熱が減少するため、被加工物に
対してワイヤガイドの精密な位置決めが可能となり、加
工精度を向上させることができる。さらに、駆動手段の
駆動力をワイヤの堆積による巻き取り径の増大による周
速の変化を吸収する手段を介して巻き取りボビンに伝達
することにより、巻き取りボビンの巻き取り速度と駆動
手段のワイヤ繰り出し速度とを整合させることができる
ため、駆動手段から繰り出されたワイヤが巻き取りボビ
ンとの間で弛んで周囲の部品と接触して短絡を起こした
り、断線されたりする事故を防ぐことができるととも
に、制御系を駆動手段のワイヤ繰り出し速度のみを制御
するだけの簡単な構成とすることができる。
動手段によって巻き取りボビンを駆動するようにしてい
るため、巻き取りボビンを回転駆動するための駆動源が
不要となってワイヤ走行系の構造を簡略化することがで
き、小さなワイヤ走行系基体上に搭載することが可能と
なる。その結果、放電加工機を小型化、軽量化すること
ができるとともに、消費電力を少なくすることができ
る。また、駆動源の数が減少することにより、ワイヤ走
行系基体上での振動や発熱が減少するため、被加工物に
対してワイヤガイドの精密な位置決めが可能となり、加
工精度を向上させることができる。さらに、駆動手段の
駆動力をワイヤの堆積による巻き取り径の増大による周
速の変化を吸収する手段を介して巻き取りボビンに伝達
することにより、巻き取りボビンの巻き取り速度と駆動
手段のワイヤ繰り出し速度とを整合させることができる
ため、駆動手段から繰り出されたワイヤが巻き取りボビ
ンとの間で弛んで周囲の部品と接触して短絡を起こした
り、断線されたりする事故を防ぐことができるととも
に、制御系を駆動手段のワイヤ繰り出し速度のみを制御
するだけの簡単な構成とすることができる。
【図1】本発明の放電加工機の要部を示す平面図であ
る。
る。
【図2】本発明の放電加工機の要部を示す左側面図であ
る。
る。
【図3】本発明の放電加工機の要部を示す右側面図であ
る。
る。
【図4】図1のA−A線の断面図である。
【図5】従来の放電加工機の一例を示す側面図である。
【図6】従来の放電加工機の一例を示す平面図である。
【図7】従来の放電加工機の他の例を示す側面図であ
る。
る。
【図8】従来の放電加工機の他の例を示す平面図であ
る。
る。
1 ワイヤ走行系基体、 2 供給ボビン、 3
ワイヤ、5 張力緩衝手段、 6 制動手段、
7 ワイヤガイド、8 駆動手段、 9 巻き取
りボビン、41 繰り出しガイドローラ、 46
巻き取りガイドローラ、81 モータ、 83 巻
き上げローラ、84 ピンチローラ、 86 モー
タ軸プーリ、 87 伝動ベルト、88 テンショ
ン調整プーリ、 W 被加工物。
ワイヤ、5 張力緩衝手段、 6 制動手段、
7 ワイヤガイド、8 駆動手段、 9 巻き取
りボビン、41 繰り出しガイドローラ、 46
巻き取りガイドローラ、81 モータ、 83 巻
き上げローラ、84 ピンチローラ、 86 モー
タ軸プーリ、 87 伝動ベルト、88 テンショ
ン調整プーリ、 W 被加工物。
Claims (2)
- 【請求項1】放電箇所のワイヤ部分を支持するワイヤガ
イドと、前記ワイヤガイドを経由してワイヤを走行させ
る駆動手段とを一体に搭載したワイヤ走行系基体と、前
記ワイヤガイドの位置決めのために前記ワイヤ走行系基
体を移動制御する手段とを備えた放電加工機において、 前記駆動手段によって前記ワイヤガイドを通過したワイ
ヤを回収する巻き取りボビンを駆動することを特徴とす
る放電加工機。 - 【請求項2】前記ワイヤ巻き取りボビンはワイヤの堆積
による巻き取り径の増大による周速の変化を吸収する手
段を介して前記駆動手段に連結されていることを特徴と
する請求項1の放電加工機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25129594A JPH0890346A (ja) | 1994-09-20 | 1994-09-20 | 放電加工機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25129594A JPH0890346A (ja) | 1994-09-20 | 1994-09-20 | 放電加工機 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0890346A true JPH0890346A (ja) | 1996-04-09 |
Family
ID=17220687
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP25129594A Pending JPH0890346A (ja) | 1994-09-20 | 1994-09-20 | 放電加工機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0890346A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH11129122A (ja) * | 1997-09-01 | 1999-05-18 | Denso Corp | ワイヤ放電加工装置 |
-
1994
- 1994-09-20 JP JP25129594A patent/JPH0890346A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH11129122A (ja) * | 1997-09-01 | 1999-05-18 | Denso Corp | ワイヤ放電加工装置 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US6747236B1 (en) | Wire electric discharge machining apparatus | |
| CN111975143B (zh) | 电线放电加工装置及电线放电加工方法 | |
| JPS6219343B2 (ja) | ||
| JPH0716830B2 (ja) | スパーク腐食式切断機の電極をホイールの周りに一巡させる装置 | |
| WO2016117140A1 (ja) | ワイヤ電極供給装置及びワイヤ電極供給方法 | |
| JPH1110509A (ja) | ワイヤソーの張力付与機構 | |
| JP2980225B2 (ja) | ワイヤーソー | |
| JP2013028438A (ja) | テンション装置、自動巻線機、テンション制御方法、及び巻線の製造方法 | |
| JP6588247B2 (ja) | マルチワイヤーソー | |
| JPH0890346A (ja) | 放電加工機 | |
| WO1992006813A1 (fr) | Dispositif d'alimentation en fil metallique | |
| JP3074007B2 (ja) | ワイヤーソー装置におけるリール駆動装置 | |
| JP2005035795A (ja) | 綾巻きボビンを製造するための繊維機械のフィンガ糸ガイドのためのエネルギーアキュームレータ | |
| JP2008137816A (ja) | 綾巻きボビンを製造する繊維機械の巻取装置のための糸綾振装置 | |
| KR970007305B1 (ko) | 와이어 컷 방전 가공기의 와이어 장력 설정 장치 | |
| CN117226677A (zh) | 一种可大尺寸切割的双辊式超声激励金刚砂线切割装置 | |
| JP3958876B2 (ja) | ワイヤ式切断加工装置 | |
| JP4528470B2 (ja) | ワイヤソーのスラリ供給装置 | |
| JP2014073549A (ja) | 曲面加工方法および曲面加工用のワイヤソー | |
| JPH0475862A (ja) | マルチワイヤ式切断装置 | |
| JP2006043850A (ja) | カセット式ワイヤ供給装置 | |
| JPS58109227A (ja) | ワイヤカツト放電加工機 | |
| JP3129468B2 (ja) | ワイヤ放電加工機 | |
| JP2519558B2 (ja) | テ―ピング用粘着テ―プの繰出し装置 | |
| KR850002582Y1 (ko) | 와이어 방전가공기의 와이어 공급장치 |