JPH0890356A - 組立ライン - Google Patents

組立ライン

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Publication number
JPH0890356A
JPH0890356A JP6226527A JP22652794A JPH0890356A JP H0890356 A JPH0890356 A JP H0890356A JP 6226527 A JP6226527 A JP 6226527A JP 22652794 A JP22652794 A JP 22652794A JP H0890356 A JPH0890356 A JP H0890356A
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JP
Japan
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unit
container
line
conveyor
rack
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP6226527A
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English (en)
Inventor
Shigeru Soeno
茂 添野
Kiyomi Okubo
清美 大久保
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は組立ラインに関し、搬送工数,管理
工数を削減でき、また、多種類のプリント板を混在して
扱えることを目的とする。 【構成】 ライン部22は同期スケジューラ35,5
1、挿入ラインUI、半田付ライン70、修正ラインU
A、仕上ラインUF等を有する。同期スケジューラ35
は同期スケジューラ制御盤36、収納棚41、ラックマ
スター44を備え、入庫ステーション37から、ラック
85,部品箱86を入庫し、挿入工程62に対応する出
庫ステーション38に出庫する。同期スケジューラ51
は、入庫ステーション53,54,55から、コンテナ
87,部品箱88を入庫し、修正工程64、仕上工程6
5に対応する出庫ステーション56,57に出庫する。
同期スケジューラ制御パソコン28,30は、同期スケ
ジューラ35、51の入出庫を制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は組立ラインに係り、特
に、伝送装置等の多種類のプリント板ユニットを組み立
てる組立ラインに関する。
【0002】顧客ニーズの多様化等により、プリント板
ユニットの多品種,少量生産が一般的に行われている。
プリント板ユニットを組み立てる組立ラインでは、多種
類のプリント板を混在して扱え、また、管理工数を低減
できることが必要とされている。
【0003】
【従来の技術】図21は、従来の、工程間の搬送を人手
により行う組立ライン220の説明図を示す。配膳工程
では、配膳棚221から取り出されたプリント板(P
B)は、ラック231に収納されて、保管棚222に入
れられる。また、配膳棚221から取り出された先付部
品は、部品箱232に入れられて、保管棚222に入れ
られる。
【0004】保管棚222から挿入工程223に、ラッ
ク231と部品箱232が人手で搬送(手搬送)され
る。挿入工程223では、作業者がPBに部品を挿入
し、部品挿入の終了したPBをラック231に収納す
る。空の部品箱232は、配膳棚221に戻される。
【0005】このラック231は、フロー半田付機22
5に手搬送される。フロー半田付機225で一枚ずつ半
田付処理されたPBは、ラック231に収納され、手搬
送で保管棚226に入れられる。
【0006】保管棚226から修正工程227に、ラッ
ク231が手搬送される。修正工程227では、作業者
が、PBの部品リードのカット,半田チェック等の修正
作業を行う。修正作業の終了したPBはラック231に
収納され、手搬送で保管棚228に入れられる。また、
部品箱233に入れられた後付部品が、保管棚228に
入れられる。
【0007】保管棚228から仕上工程229に、ラッ
ク231と部品箱233が手搬送される。仕上工程22
9では、作業者がPBに後付部品を取り付ける仕上作業
を行う。仕上作業の終了したPBは、ラック231に収
納されて、手搬送で完成棚230に入れられる。また、
空の部品箱233は、配膳棚221に戻される。
【0008】図22は、従来の、コンベアを用いる組立
ライン240の説明図を示す。配膳工程では、配膳棚2
21から取り出されたPBは、ラック231に収納され
て、挿入工程242の挿入ライン261に手搬送され
る。また、配膳棚221から取り出された先付部品は、
部品箱232に入れられて、挿入ライン261に手搬送
される。
【0009】挿入ライン261では、作業者がPBに部
品を挿入し、部品挿入の終了したPBは、コンベア25
1に載せられる。空のラック231、部品箱232は、
配膳棚221に戻される。
【0010】PBは、コンベア251により、半田付工
程243のフロー半田付機252に搬送される。フロー
半田付機252のコンベアの幅は、予め、組立ライン2
40に流すPBの幅に合わせて設定してある。フロー半
田付機252を通過して、一枚ずつ半田付処理されたP
Bは、コンベア253により、修正工程244の修正ラ
イン262に搬送されて、作業者により、修正ライン2
62内に取り込まれる。
【0011】修正工程262では、作業者が、PBの部
品リードのカット,半田チェック等の修正作業を行う。
修正作業の終了したPBは、コンベア253に載せられ
る。
【0012】なお、修正ライン262が満杯で、修正ラ
イン262に搬送されたPBを修正ラインに取り込めな
い場合は、修正オーバー分のPBとして、作業者がコン
ベア253から取り除いて、保管箱234に収納する。
修正ライン262が空いた時点で、修正オーバー分のP
Bは、修正ライン262に投入される。
【0013】修正作業の終了したPBは、コンベア25
3により、仕上工程245の仕上ライン263に搬送さ
れて、作業者により、仕上ライン263内に取り込まれ
る。
【0014】また、配膳棚221から仕上ライン263
に、後付部品を入れた部品箱233が手搬送される。仕
上工程229では、作業者がPBに後付部品を取り付け
る仕上作業を行う。仕上作業の終了したPBは、コンベ
ア254に載せられて、PB管理ストレージ264に収
納される。また、空の部品箱233は、配膳棚221に
戻される。
【0015】なお、仕上ライン263が満杯で、仕上ラ
イン263に搬送されたPBを仕上ラインに取り込めな
い場合は、仕上オーバー分のPBとして、作業者がコン
ベア253から取り除いて、保管箱235に収納する。
仕上ライン263が空いた時点で、仕上オーバー分のP
Bは、仕上ライン263に投入される。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】図21の従来の組立ラ
イン220では、多種類のPBに対応できるものの、工
程間のPB,後付部品の搬送を人手で行い、また、搬送
のタイミングを人手で管理する必要がある。このため、
搬送工数と管理工数が大きくなるという問題がある。ま
た、保管棚に収納された仕掛かり品が多くなる問題があ
る。
【0017】図22の従来の組立ライン220におい
て、通常、各工程での実際の工数は、標準工数に対し
て、かなりばらつきが生じる。この工数のばらつき等に
より、各工程間で作業時間が合わないと、修正オーバー
分、仕上オーバー分として、工程の途中から、オーバー
分のPBを取り除く作業が発生する。これにより、管理
工数が余分に必要となる問題がある。
【0018】また、コンベア253を介して仕上ライン
263にPBが搬送されるのに同期して、仕上工程でP
Bに取り付ける後付部品を所定数単位で供給する必要が
あるが、工数のばらつき等により、後付部品を供給すべ
きタイミングが変動する。このため、人が供給タイミン
グを判断して、後付部品を供給しなければならず、その
分、管理工数が余分に必要となる問題がある。
【0019】また、基板幅の異なるPBを流す場合に
は、一旦ラインを止めて、フロー半田付機252等のコ
ンベアの幅等を設定し直す必要があるため、多種類の形
状のPBを混在して扱うことができないという問題があ
る。
【0020】本発明は、上記の点に鑑みてなされたもの
で、搬送工数,管理工数を削減でき、また、多種類のプ
リント板ユニットを混在して扱える組立ライン制御シス
テムを提供することを目的とする。
【0021】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明の組立ラ
インは、所定数の組立対象ユニットを収納した搬送容
器、及び、所定数の部品を収納した搬送容器を収納可能
な収納棚と、前記搬送容器の有無を検出する入庫検出器
を設けた入庫口と、次工程の作業ラインの開始位置に対
応して設けられており、前記搬送容器の有無を検出する
出庫検出器を設けた出庫口と、前記入庫口,収納棚及び
出庫口の間で、前記搬送容器を移送する移送機構と、前
記移送機構を制御して、前記入庫口を介して搬送容器を
入庫させ、前記収納棚から前記出庫口に前記搬送容器を
出庫させる制御部とを備えており、前記制御部に制御さ
れた移送機構により、前工程から前記入庫口に供給され
た、所定数の組立対象ユニットを収納した搬送容器、及
び、前記入庫口に供給された部品を収納した搬送容器を
収納し、前記移送機構により、組立対象ユニットのみ供
給すべき工程に対しては、組立対象ユニットの標準工数
に基づいて、前記出庫口に先に出庫された搬送容器が滞
留していないときに、組立対象ユニットを収納した搬送
容器を前記出庫口に出庫し、組立対象ユニットと前記組
立対象ユニットに対応する部品を供給すべき工程に対し
ては、組立対象ユニットの標準工数に基づいて、前記出
庫口に先に出庫された搬送容器が滞留していないとき
に、組立対象ユニットを収納した搬送容器と前記組立対
象ユニットに対応する部品を収納した搬送容器とを同期
して前記出庫口に出庫する搬送容器供給装置を有する構
成とする。
【0022】請求項2の発明では、請求項1記載の組立
ラインにおいて、複数のラインからなる工程を含み、前
記搬送容器供給装置の制御部は、入庫時前記工程内の各
ラインに割り当てられ未出庫である組立対象ユニットを
収納した搬送容器に対応した仕掛かり工数の、各ライン
間での差が最小となるように、組立対象ユニットを収納
した搬送容器の入庫時に、前記工程内の各ラインに、前
記搬送容器を割り当てる負荷管理手段を有する構成とす
る。
【0023】請求項3の発明では、請求項1記載の組立
ラインにおいて、前記搬送容器供給装置の制御部は、各
工程の各ラインに対して出庫した組立対象ユニットを収
納した各搬送容器の工数を監視し、規定時間以上遅れが
生じている場合には警報を生成する能率管理手段を有す
る構成とする。
【0024】請求項4の発明では、請求項1記載の組立
ラインにおいて、前記搬送容器供給装置の制御部は、各
工程毎に仕掛かり許容値、及び各工程内のライン毎に仕
掛かり許容値を設定しており、入庫時前記工程内の各ラ
インに割り当てられ未出庫である組立対象ユニットを収
納した搬送容器に対応した仕掛かり工数が前記仕掛かり
許容値を越えた工程及びラインに関して、追加の作業工
数を指示する仕掛かり管理手段を有する構成とする。
【0025】請求項5の発明では、請求項1記載の組立
ラインにおいて、搬送容器サイズと搬送容器に収納され
ている組立対象ユニットのサイズ等を識別するための情
報を含む識別コードを貼付されている搬送容器を使用
し、組立対象ユニットのサイズに合わせてコンベア幅を
切り換えるコンベア幅切り換え機構を備えた半田付機
と、適応する搬送容器のサイズを切り換えるサイズ切り
換え機構を備えており、供給された搬送容器から一枚ず
つ組立対象ユニットを取り出して、半田付機に供給する
ユニット供給装置と、適応する搬送容器のサイズを切り
換えるサイズ切り換え機構を備えており、前工程から供
給される組立対象ユニットを収納した搬送容器をユニッ
ト供給装置まで搬送する搬送コンベアと、識別コード読
み取り器で読み取られた前記識別コードを基に、搬送容
器のサイズと組立対象ユニットのサイズを識別し、前記
識別結果に応じて、前記サイズ切り換え機構とコンベア
幅切り換え機構を制御して、前記搬送コンベアとユニッ
ト供給装置の適応する搬送容器のサイズ、及び、前記半
田付機のコンベア幅を切り換える半田付ライン制御部と
からなる半田付ラインを有する構成とする。
【0026】請求項6の発明では、請求項5記載の組立
ラインにおいて、前記半田付ライン制御部は、前記識別
コードを基に得られる、組立対象ユニットに指定されて
いる半田保持時間に従って、前記半田付機の半田保持時
間を切り換える構成とする。
【0027】請求項7の発明では、請求項5記載の組立
ラインにおいて、前記半田付機を並列に複数配設してお
り、前記搬送コンベアは、前記各半田付機に対応するユ
ニット供給装置のいずれかに搬送容器を搬送する分岐部
を備えており、前記半田付ライン制御部は、前記識別コ
ードを基に得られる搬送容器のサイズ、組立対象ユニッ
トのサイズの情報を基に、搬送容器の搬送先のユニット
供給装置を決定し、決定した搬送先に搬送容器を搬送さ
せるように前記搬送コンベアの分岐部を制御する構成と
する。
【0028】請求項8の発明では、請求項5記載の組立
ラインにおいて、前記半田付ラインから排出された組立
対象ユニットを次工程に続くコンベアに移載する作業を
担当する作業者が離席する際に、前記半田付ラインから
排出された組立対象ユニットを一時的に格納する一時格
納装置を、前記半田付ラインの排出口に近接して設けた
構成とする。
【0029】請求項9の発明の組立ラインは、前の工程
から次の工程へとコンベアで組立対象ユニットが搬送さ
れる組立ラインにおいて、次工程に工数の余裕がない場
合に、前工程から供給された組立対象ユニットを自動的
に一時格納し、次工程に工数の余裕ができたときに、前
記格納した組立対象ユニットを取り出して次工程に供給
する、工程間管理手段を設けた構成とする。
【0030】請求項10の発明は請求項9記載の組立ラ
インにおいて、前記工程間管理手段は、複数の組立対象
ユニットを格納できるユニット格納装置と、次工程の手
前で、上流及び下流のコンベアに接続されており、上流
からの組立対象ユニットを下流のコンベアに搬送する
か、前記ユニット格納装置側に搬送するかを切り換える
分岐部と、前記分岐部とユニット格納装置間に設けられ
ており、分岐部からの組立対象ユニットを、前記ユニッ
ト格納装置側に搬送し、かつ、前記ユニット格納装置か
ら出庫された組立対象ユニットを次工程側に搬送する入
出庫コンベアと、次工程での組立対象ユニットの滞留を
検出する滞留検出器と、滞留検出器で検出された滞留の
状況から、次工程での工数に余裕が無いと判断した場合
には、組立対象ユニットを前記ユニット格納装置に格納
するように、前記分岐部とユニット格納装置を制御し、
次工程での工数に余裕ができたと判断した場合には、組
立対象ユニットを次工程に搬送させるように、前記分岐
部とユニット格納装置を制御する格納制御部とから構成
される。
【0031】請求項11の発明は請求項9記載の組立ラ
インにおいて、所定数の部品を収納した搬送容器を収納
可能な収納棚と、前記搬送容器の有無を検出する入庫検
出器を設けた入庫口と、後付部品を必要とする工程の作
業ラインの開始位置に対応して設けられた出庫口と、前
記入庫口,収納棚及び出庫口の間で、前記搬送容器を移
送する移送機構と、前記移送機構を制御して、前記入庫
口を介して搬送容器を入庫させ、前記収納棚から前記出
庫口に前記搬送容器を出庫させる制御部とを備えてお
り、前記制御部に制御された移送機構により、前記入庫
口に供給された後付部品を収納した搬送容器を収納し、
前記移送機構により、組立対象ユニットと前記組立対象
ユニットに対応する後付部品を供給すべき工程に対し
て、前記コンベアによる組立対象ユニットの規定数の前
記工程への供給に同期して、後付部品を収納した前記搬
送容器を出庫口に出庫して、前記工程に供給する搬送容
器供給装置を有する構成とする。
【0032】
【作用】請求項1の発明では、工程間での作業速度が合
わずに、前の工程を終了した組立対象ユニットが次工程
に供給できない場合には、自動的に、搬送容器供給装置
内に一時収納することができる。このため、管理者が工
程間であふれた組立対象ユニットを取り除く必要がな
く、管理工数を大幅に削減することを可能とする。
【0033】また、搬送容器供給装置により、各工程
に、組立対象ユニットとこれに対応する部品を同期して
供給することができる。このため、管理者が供給タイミ
ングを判断して、部品を供給する必要がなく、管理工数
を大幅に削減することを可能とする。
【0034】請求項2の発明では、負荷管理手段によ
り、工程内の各ライン間での仕掛かり工数の差が最少と
なるように、組立対象ユニットを収納した搬送容器を各
ラインに割り当てられる。このため、工程内の各ライン
の負荷のばらつきを小さくでき、生産効率を大幅に向上
させることを可能とする。
【0035】請求項3の発明では、能率管理手段を設け
たことで、障害等の発生により遅れの生じているライン
を、管理者が、少ない管理工数で素早く検知して、対処
することができ、生産能率の向上を図ることを可能とす
る。
【0036】請求項4の発明では、仕掛かり管理手段に
より、仕掛かり許容値を越えた工数を消化するために必
要な追加の作業工数を提示できるため、管理者は容易に
対処策をとることができ、生産能率の向上を図ることを
可能とする。
【0037】請求項5の発明では、読み取られた識別コ
ードを基に、半田付ライン制御部の制御により、搬送コ
ンベアとユニット供給装置の適応する搬送容器のサイズ
を、自動的に搬送容器のサイズに合わせて切り換え、か
つ、半田付機のコンベア幅を、自動的に組立対象ユニッ
トのサイズに合わせて切り換えることができる。このた
め、多種類のサイズの組立対象ユニットを混在して流す
ことを可能とする。
【0038】請求項6の発明では、多種類の組立対象ユ
ニットを混在して流す場合でも、組立対象ユニットに指
定されている半田保持時間を、自動的に半田付機に設定
することを可能とする。
【0039】請求項7の発明では、搬送コンベアとユニ
ット供給装置の適応する搬送容器のサイズの切り換え、
及び、半田付機のコンベア幅の切り換えの頻度が、極力
少なくするように、搬送先を決定することができ、半田
付機の稼働率を向上させることを可能とする。
【0040】請求項8の発明では、作業者が一時離席す
る際に、自動的に、組立対象ユニットを一時的にライン
外に格納することを可能とする。
【0041】請求項9の発明では、次工程に工数の余裕
がない場合に、前工程から供給された組立対象ユニット
を自動的に一時格納し、次工程に工数の余裕ができたと
きに、前記格納した組立対象ユニットを取り出して次工
程に供給する。このため、管理者が工程間であふれた組
立対象ユニットを取り除く必要がなく、管理工数を大幅
に削減することを可能とする。
【0042】請求項11の発明では、搬送容器供給装置
により、後付部品を必要とする工程に、組立対象ユニッ
トとこれに対応する後付部品を同期して供給することが
できる。このため、管理者が供給タイミングを判断し
て、後付部品を供給する必要がなく、管理工数を大幅に
削減することを可能とする。
【0043】
【実施例】図1は、本発明の第1実施例の組立ライン2
0の全体構成図を示す。また、図2は、ライン部22の
より詳細な構成図を示す。
【0044】組立ライン20は、制御用計算機部21と
ライン部22から構成される。制御用計算機部21は、
マスターシステム23、フロアーコントロールシステム
24、及びライン制御部25から構成される。ライン制
御部25は、ライン制御システム26、投入管理パソコ
ン27、同期スケジューラ制御パソコン28、コンベア
/半田付機制御パソコン29、同期スケジューラ制御パ
ソコン30から構成される。
【0045】マスターシステム23は、工数マスター、
CAD情報等のデータベースを記憶している。フロアー
コントロールシステム24は、マスターシステム23か
らのデータベース等の情報を、ライン制御システム26
に予め供給し、また、組立ラインの動作開始前に、生産
すべきユニット図番と数量を指定するオーダー指令をラ
イン制御システム26に与える。また、生産実績に関す
る情報をライン制御システム26から受け取る。
【0046】ライン制御システム26は、データベース
等の情報を記憶保持しており、要求に応じて、この情報
を、投入管理パソコン27、同期スケジューラ制御パソ
コン28、コンベア/半田付機制御パソコン29、同期
スケジューラ制御パソコン30に与え、生産実績等の情
報を受け取る。
【0047】また、ライン制御システム26は、投入管
理パソコン27、同期スケジューラ制御パソコン28、
コンベア/半田付機制御パソコン29、同期スケジュー
ラ制御パソコン30に投入指示等の各種指令を与える。
【0048】ライン部22は、同期スケジューラ35、
挿入ラインUI、コンベア39、半田付ライン70、コ
ンベア131、同期スケジューラ51、修正ラインU
A、仕上ラインUF、コンベア59等から構成される。
【0049】挿入工程62は、複数の挿入ラインUIで
構成され、半田付工程63は、半田付ライン70で構成
される。また、修正工程64は、複数の修正ラインUA
で構成され、仕上工程65は、複数の仕上ラインUFで
構成される。
【0050】本実施例では、半田付処理前のプリント板
(組立対象ユニット)を、ラック85(図7参照)に収
納し、半田付処理後のプリント板(PB)をコンテナ8
7に収納して、各工程間を搬送する。また、先付部品,
後付部品を、夫々部品箱86,88に入れて、各工程間
を搬送する。
【0051】同期スケジューラ35,51は、上流の工
程より入庫された、ラック85、コンテナ87、部品箱
86,88を一時保管し、次の工程に出庫する装置であ
る。なお、ラック85、コンテナ87、部品箱86,8
8を、まとめて、搬送容器と記すこととする。
【0052】図3〜図6は、同期スケジューラ35,5
1の構造の概要図を示す。なお、同期スケジューラ51
は、同期スケジューラ35と同様の構造である。図3
は、上面から見た図、図4は、図3のD1 方向を見た側
面図を示す。
【0053】同期スケジューラ35,51は、Y1 ,Y
2 方向に延在する多数の収納棚41が、移動通路43を
挟んで2列設けてある。図4に示すように、各収納棚4
1は、上段41aと下段41bからなる。
【0054】収納棚41の上段41a,下段41bは、
夫々、搬送容器を収納することができる。
【0055】同期スケジューラ35は、搬送容器を入庫
するための入庫ステーション37(入庫口)、搬送容器
を出庫するための出庫ステーション38(出庫口)を備
えている。同様に、同期スケジューラ51は、搬送容器
を入庫するための入庫ステーション53,54,55、
搬送容器を出庫するための出庫ステーション56,57
を備えている。
【0056】ここでは、同期スケジューラ35の場合で
説明する。入庫ステーション37に置かれた搬送容器を
取り込み、空いている所定の棚41に収納し、また、棚
41から搬送容器を取り出し、所定の出庫ステーション
38に出庫するための、ラックマスター44(移送機
構)を備えている。ラックマスター44は、移動通路4
3を移動可能であり、棚41と入庫ステーション37,
出庫ステーション38との間で、搬送容器を移送する。
【0057】入庫ステーション37と出庫ステーション
38は、同様の構造である。ここでは、入庫ステーショ
ン37として説明する。入庫ステーション37は、側面
方向(X1 ,X2 方向)に突出したコンベア45を備え
ている。コンベア45の奥には、くり抜き部47のあ
る、奥側端部45bが設けてある。
【0058】入庫のため、コンベア45の外側端部45
aに置かれた搬送容器は、モータ106により駆動され
るコンベア45により、奥側端部45bまで移動され
る。この後、ラックマスター44は、奥側端部45bの
くり抜き部47の下方(Z2 方向)から搬送容器を保持
して持ち上げ、移動先の収納棚41まで搬送容器を移送
する。
【0059】出庫ステーション38に搬送容器を出庫す
る場合は、ラックマスター44は、収納棚41から搬送
容器を取り出し、出庫ステーション38の奥側端部45
bまで移送し、奥側端部45bのローラ上に載置する。
この後、搬送容器は、コンベア45により、外側端部4
5aまで移動されて出庫される。
【0060】図5は、入庫ステーション37(53,5
4,55)の説明図を示す。入庫ステーション37のコ
ンベア45に近接して、バーコードリーダ(BCR)9
1(入庫検出器)としてのが設けてある。搬送容器に
は、後述するように、各搬送容器で異なるバーコードが
貼られている。コンベア45の外側端部45aに置かれ
た搬送容器(図5では、ラック85,コンテナ87)が
奥側端部45bに移動する間に、搬送容器のバーコード
がBCR49により読み取られる。
【0061】図6は、出庫ステーション38(56,5
7)の説明図を示す。出庫ステーション38のコンベア
45の外側端部45a付近には、搬送容器の有無を検出
するための、容器センサ107(出庫検出器)が設けて
ある。また、ランプ,ブザー等で、異常を知らせるため
の、シグナルタワー49が設けてある。
【0062】出庫のために、ラックマスター44により
コンベア45の奥側端部45bに置かれた搬送容器(図
6では、ラック85,コンテナ87)がコンベア45に
より外側端部45aまで移動すると、容器センサ107
により、搬送容器が外側端部45aまで出庫されたこと
が検出される。
【0063】同期スケジューラ35,51は、夫々、ラ
ックマスター44を制御する同期スケジューラ制御盤3
6,52を備えている。
【0064】同期スケジューラ35と同期スケジューラ
制御パソコン28で搬送容器供給装置が構成され、同期
スケジューラ制御パソコン28と同期スケジューラ制御
盤36で搬送容器供給装置の制御部が構成される。
【0065】同様に、同期スケジューラ51と同期スケ
ジューラ制御パソコン30で搬送容器供給装置が構成さ
れ、同期スケジューラ制御パソコン30と同期スケジュ
ーラ制御盤52で搬送容器供給装置の制御部が構成され
る。
【0066】同期スケジューラ制御パソコン28には、
入庫ステーション37のBCR91の検出信号、出庫ス
テーション38の容器センサ107の検出信号が供給さ
れる。同期スケジューラ制御パソコン30には、入庫ス
テーション53,54,55のBCR95,96,97
の検出信号、出庫ステーション56,57の容器センサ
107の検出信号が供給される。
【0067】同期スケジューラ制御パソコン28は、B
CR91の検出信号、出庫ステーション38の容器セン
サ107の検出信号を用いて、同期スケジューラ制御盤
36に入出庫の指令を与えて、ラックマスター44によ
る入出庫を行わせる。
【0068】同様に、同期スケジューラ制御パソコン3
0は、BCR95〜97の検出信号、出庫ステーション
56,57の容器センサ107の検出信号を用いて、同
期スケジューラ制御盤52に入出庫の指令を与えて、ラ
ックマスター44による入出庫を行わせる。
【0069】図8は、挿入工程62の、挿入ラインUI
と同期スケジューラ35の関係の説明図を示し、図9
は、修正工程64の修正ラインUI、仕上工程65の仕
上ラインUFと同期スケジューラ51の関係の説明図を
示す。
【0070】図8、図9の例では、挿入工程62には、
3個の挿入ラインUI1 〜UI3 を設けてあり、また、
修正工程64には、4個の修正ラインUA1 〜UA4 を
設けてあり、仕上工程65には、5個の仕上ラインUF
1 〜UF5 を設けてある。
【0071】同期スケジューラ35には、各挿入ライン
UI1 〜UI3 の開始位置に対応して、出庫ステーショ
ン38が設けてある。また、挿入作業の終了したPBを
収納したラック85を次工程(半田付工程63)に搬送
するためのコンベア39が設けてある。
【0072】同期スケジューラ51には、各修正ライン
UA1 〜UA4 の開始位置と終了位置夫々に対応して、
出庫ステーション56と入庫ステーション55が設けて
ある。また、各仕上ラインUF1 〜UF5 の開始位置に
対応して、出庫ステーション57が設けてある。また、
仕上作業の終了したPBを収納したコンテナ87を次工
程(試験工程)に搬送するためのコンベア59が設けて
ある。
【0073】次に組立ライン20の動作について説明す
る。
【0074】〔配膳工程〕各工程の各ラインには、予
め、投入管理制御パソコン27が指示する人数の人員が
配置される。
【0075】ラック85、コンテナ87、先付部品を収
納する部品箱86、後付部品を収納する部品箱88に
は、搬送容器の一つ一つを識別するためのバーコード
(容器種別,容器番号、容器サイズ等の情報を含む)が
貼られている。また、各PBには、PBユニットの種別
を示すユニット図番がバーコードとして貼られている。
【0076】配膳作業の際には、使用するラック85,
コンテナ87と、これに収納するPBの関係、ラック8
5と部品箱86の関係,コンテナ87と部品箱88の関
係を対応付けるための登録作業を、投入管理制御パソコ
ン27を用いて行う。
【0077】登録作業では、投入管理制御パソコン27
に接続されたバーコードリーダで、対応付けるラック8
5のバーコードとコンテナ87のバーコードと収納する
PBのバーコード(ユニット図番のバーコード)を読み
取らせ、ラック85,コンテナ87と収納するPBを対
応付ける。
【0078】同様に、バーコードを読み取らせることに
より、ラック85と部品箱86を対応付け、コンテナ8
7と部品箱88を対応付ける。
【0079】このように、ラック85、コンテナ87、
ユニット図番、部品箱86,88の関係を対応付けた情
報は、投入管理パソコン27を介して、ライン制御シス
テム26に供給されて記憶される。
【0080】配膳棚60から取り出されたPBは、対応
付けられているラック85に収納され、PBに挿入する
先付部品はPBのユニット図番に対応付けられている部
品箱86に収納される。
【0081】同期スケジューラ制御パソコン28は、ラ
ック85、部品箱86の入庫を指示する投入指示をディ
スプレイ等に表示する。投入指示は、挿入工程62に供
給すべき時刻より一定時間前、例えば半日前に出され
る。この投入指示に従って、作業者は、PBを収納した
ラック85、部品を収納した部品箱86を、同期スケジ
ューラ35に入庫する。
【0082】入庫の際は、入庫ステーション37の外側
端部45aにラック85、部品箱86を置く。ラック8
5又は部品箱86が奥側端部45bに移動する際に、バ
ーコードリーダ91によりバーコードが読み取られて、
同期スケジューラ制御パソコン28に入力される。同期
スケジューラ制御パソコン28は、バーコードが読み取
られると、同期スケジューラ制御盤36に入庫指示を与
える。入庫指示を受けて、同期スケジューラ制御盤36
は、ラックマスター44を制御し、入庫ステーション3
7から、ラック85又は部品箱86を取り込み、指示さ
れた棚41に収納する。
【0083】また、修正作業後のPBに取付ける後付部
品は、配膳棚60から取り出されて、PBのユニット図
番に対応付けられている部品箱88に収納される。
【0084】同期スケジューラ51を制御する同期スケ
ジューラ制御パソコン30は、部品箱88の入庫を指示
する投入指示をディスプレイ等に表示する。投入指示
は、仕上工程65に供給すべき時刻より一定時間前、例
えば半日前に出される。この投入指示に従って、作業者
は、後付部品を収納した部品箱88を、同期スケジュー
ラ51に入庫する。
【0085】同期スケジューラ35での入庫と同様に、
部品箱88の入庫の際は、入庫ステーション53のバー
コードリーダ95によりバーコードが読み取られて、同
期スケジューラ制御パソコン30に入力される。同期ス
ケジューラ制御パソコン30は、バーコードが読み取ら
れると、同期スケジューラ制御盤52に入庫指示を与え
る。入庫指示を受けて、同期スケジューラ制御盤52
は、ラックマスター44を制御し、入庫ステーション5
3から、部品箱88を取り込み、指示された棚41に収
納する。
【0086】〔挿入工程〕同期スケジューラ制御パソコ
ン28は、各挿入ラインUI1 〜UI3 にラック85と
部品箱86を供給するために、同期スケジューラ制御盤
36に出庫指示を与える。出庫指示を受けて、同期スケ
ジューラ制御盤36は、ラックマスター44を制御し、
収納棚41から指定されたラック85又は部品箱86を
取り出し、指定された出庫ステーション38に搬送す
る。
【0087】作業者は、対応する出庫ステーション38
の外側端部45aまで出庫されたラック85と部品箱8
6を、挿入ラインUI1 〜UI3 の開始位置に取り込
む。
【0088】同期スケジューラ35は、ラック85とこ
れに対応付けられている部品箱86を、続けて、出庫ス
テーション38に出庫する。このため、PBとこのPB
に挿入する部品を、完全に同期して、挿入ラインUI1
〜UI3 に供給することができる。
【0089】通常、同期スケジューラ35は、同期スケ
ジューラ制御パソコン28の制御下で、各ラック85の
標準工数に基づいたタイミングで、ラック85と対応す
る部品箱86の出庫を行う。なお、各ラック85の標準
工数は、収納されているPBのユニット図番に設定され
ている標準工数と収納PB数により決まる。
【0090】挿入ラインUI1 〜UI3 での実際の工数
が標準工数より長くなると、標準工数に基づいたタイミ
ングで次のラック85を出庫しようとした際に、前回出
庫したラック85又は部品箱86が、出庫ステーション
38に滞留している場合が生じる。
【0091】この場合、容器センサ107により、ラッ
ク85又は部品箱86が出庫ステーション38に有るこ
とが検出されている間は、同期スケジューラ制御パソコ
ン28は、出庫指示を同期スケジューラ制御盤36に与
えない。これにより、出庫ステーション38でのラック
85,部品箱86の滞留が無くなるまで、次に出庫すべ
きラック85,部品箱86は、同期スケジューラ35内
に保管される。
【0092】このため、管理者が、挿入ラインUI1 〜
UI3 での作業の進行状況を監視して、ラック85と部
品箱86の供給タイミングを判断する必要がなく、自動
的に、最適なタイミングで、ラック85と部品箱86を
挿入ラインUI1 〜UI3 に供給することができる。従
って、必要な管理工数を大幅に削減することができる。
【0093】なお、同期スケジューラ制御パソコン28
は、後述するように、入庫時に各挿入ラインUI1 〜U
I3 に割り当てられて未出庫であるラック85の工数
(仕掛かり工数)の、各挿入ラインUI1 〜UI3 間で
の差が小さくなるように、入庫されたラック85の各挿
入ラインUI1 〜UI3 への割り当てを制御する。
【0094】各挿入UI1 〜UI3 では、作業者がPB
に部品を挿入し、部品挿入の終了したPBは、元のラッ
ク85に戻される。また、空となった部品箱86は、配
膳棚60に戻される。
【0095】部品挿入の終了したPBが収納されたラッ
ク85は、コンベア39に載せられ、半田付工程63に
搬送される。
【0096】〔半田付工程63〕半田付ライン70を制
御する半田付ライン制御部は、コンベア/半田付機制御
パソコン29、コンベア制御盤71、及び、半田付機制
御盤73から構成される。
【0097】半田付ライン70の入り口に設けたBCR
92により、ラック85のバーコードが読み取られる。
このバーコードの情報は、コンベア/半田付機制御パソ
コン29に入力される。コンベア/半田付機制御パソコ
ン29は、入力されたバーコードの情報を基に、ラック
85の幅、ラック85に収納されているPBの幅を判断
し、コンベア幅の切換等を、コンベア制御盤71、半田
付機制御盤73に指示することができる。
【0098】コンベア制御盤71は、コンベア/半田付
機制御パソコン29の制御下で、ラック85の幅に適応
した搬送コンベア75のサイズ切換、フロー半田付機7
21,722 のいずれかへの分岐等を制御する。
【0099】半田付機制御盤73は、コンベア/半田付
機制御パソコン29の制御下で、フロー半田付機7
21 ,722 におけるPB幅に対応したコンベア幅の切
換、半田保持時間の切換等を制御する。
【0100】ラック85は、搬送コンベア75により、
フロー半田付機721 ,722 の手前の、基板供給装置
741 ,742 (図14参照)まで搬送される。基板供
給装置741 ,742 (ユニット供給装置)は、ラック
85から一枚ずつPBを取り出し、基板幅切換コンベア
831 ,832 を介してフロー半田付機721 ,72 2
に供給する。フロー半田付機721 ,722 にて半田付
処理をされてたPBは、バッファステーション110に
搬送される。バッファステーション110は、後述する
ように、作業者が離席をする場合等に、一時PBをスト
ックするための装置である。
【0101】バッファステーション110に搬送された
PBは、作業者により、空のコンテナ87に入れられ
て、コンベア131に載せられる。コンテナ87は、前
記のように、バーコードの登録によって、PBが収納さ
れていたラック85に対応付けられている。コンベア1
31に載せられたコンテナ87は、同期スケジューラ5
1の入庫ステーション54に搬送される。
【0102】半田付ライン70、バッファステーション
110については、後で詳細について記す。
【0103】〔修正工程〕入庫ステーション54の入口
までコンベア131により搬送されたコンテナ87は、
コンベア131により入庫ステーション54の外側端部
45aに載せられる。コンテナ87が入庫ステーション
54の奥側端部45bに移動する際に、バーコードリー
ダ96によりバーコードが読み取られて、同期スケジュ
ーラ制御パソコン30に入力される。
【0104】同期スケジューラ制御パソコン30は、バ
ーコードリーダ96でバーコードが読み取られると、同
期スケジューラ制御盤52に入庫指示を与える。入庫指
示を受けて、同期スケジューラ制御盤52は、ラックマ
スター44を制御し、入庫ステーション54から、コン
テナ87を取り込み、指示された収納棚41に収納す
る。
【0105】同期スケジューラ制御パソコン30は、各
修正ラインUA1 〜UA4 にコンテナ87を供給するた
めに、同期スケジューラ制御盤52に出庫指示を与え
る。出庫指示を受けて、同期スケジューラ制御盤52
は、ラックマスター44を制御し、収納棚41から指定
されたコンテナ87を取り出し、指定された出庫ステー
ション56に搬送する。
【0106】作業者は、対応する出庫ステーション56
の外側端部45aまで出庫されたコンテナ87を、修正
ラインUA1 〜UA4 の開始位置に取り込む。
【0107】通常、同期スケジューラ51は、同期スケ
ジューラ制御パソコン30の制御下で、各コンテナ87
の標準工数を基準にしたタイミングで、入庫されたコン
テナ87の出庫を行う。なお、各コンテナ87の標準工
数は、収納されているPBのユニット図番に設定されて
いる標準の修正工数と収納PB数により決まる。
【0108】修正ラインUA1 〜UA4 での実際の工数
が標準工数より長くなると、標準工数に基づいたタイミ
ングで次のコンテナ87を出庫しようとした際に、前回
出庫したコンテナ87が、出庫ステーション56に滞留
している場合が生じる。
【0109】このような場合、出庫ステーションの容器
センサ107により、コンテナ87が出庫ステーション
56に1個有ることが検出されている場合は、同期スケ
ジューラ51は、次のコンテナ87を奥側端部45bま
で出庫することができる。
【0110】また、コンテナ87が出庫ステーション5
6に2個有ることが検出されている場合は、同期スケジ
ューラ制御パソコン30は、出庫指示を同期スケジュー
ラ制御盤52に与えない。これにより、出庫ステーショ
ン56でのコンテナ87の滞留が無くなるまで、次に出
庫すべきコンテナ87は、同期スケジューラ51内に自
動的に保管される。
【0111】また、半田付工程63までの作業速度が、
標準より速い場合は、同期スケジューラ51内でのコン
テナ87の保管時間を長くするように調整することで、
修正工程64の修正ラインUA1 〜UA4 に対しては、
標準工数に基づいたタイミングで、コンテナ87を供給
することができる。
【0112】上記のように、半田付工程63までの作業
速度と修正工程64での作業速度が合わない場合は、修
正工程64に供給できないコンテナ87を、自動的に、
一時同期スケジューラ51内に保管することができる。
このため、従来の組立ラインと異なり、工程間であふれ
たPBを管理者が取り除く必要がなく、管理工数を大幅
に削減することができる。
【0113】なお、同期スケジューラ制御パソコン30
は、後述するように、入庫ステーション54からの入庫
時に各修正ラインUA1 〜UA4 に割り当てられて、未
出庫であるコンテナ87の工数(仕掛かり工数)の、各
修正ラインUA1 〜UA4 間での差が最小となるよう
に、入庫されたコンテナ87の各修正ラインUA1 〜U
A4 への割り当てを制御する。
【0114】各修正ラインUA1 〜UA4 では、作業者
が、PBの部品リードのカット,半田チェック等の修正
作業を行う。修正作業の終了したPBは、元のコンテナ
87に収納されて、入庫ステーション55の外側端部4
5aに載せられる。
【0115】〔仕上工程〕入庫ステーション55の外側
端部45aに載せられたコンテナ87が入庫ステーショ
ン55の奥側端部45bに移動する際に、バーコードリ
ーダ97によりバーコードが読み取られて、同期スケジ
ューラ制御パソコン30に入力される。
【0116】同期スケジューラ制御パソコン30は、バ
ーコードリーダ97でバーコードが読み取られると、同
期スケジューラ制御盤52に入庫指示を与える。入庫指
示を受けて、同期スケジューラ制御盤52は、ラックマ
スター44を制御し、入庫ステーション55から、コン
テナ87を取り込み、指示された棚41に収納する。
【0117】同期スケジューラ制御パソコン30は、各
仕上ラインUF1 〜UF5 にコンテナ87と対応する部
品箱88を供給するために、同期スケジューラ制御盤5
2に出庫指示を与える。出庫指示を受けて、同期スケジ
ューラ制御盤52は、ラックマスター44を制御し、棚
41から指定されたコンテナ87と部品箱88を取り出
し、指定された出庫ステーション57に搬送する。
【0118】作業者は、対応する出庫ステーション57
の外側端部45aまで出庫されたコンテナ87,後付部
品を収納した部品箱88を、仕上ラインUF1 〜UF5
の開始位置に取り込む。
【0119】同期スケジューラ51は、コンテナ87と
これに対応付けられている部品箱88を、続けて、出庫
ステーション57に出庫する。このため、PBとこのP
Bに取付ける後付部品を、完全に同期して、仕上ライン
UF1 〜UF5 に供給することができる。
【0120】通常、同期スケジューラ51は、同期スケ
ジューラ制御パソコン30の制御下で、各コンテナ87
の標準工数に基づいたタイミングで、入庫されたコンテ
ナ87と部品箱88の出庫ステーション57への出庫を
行う。なお、各コンテナ87の標準工数は、収納されて
いるPBのユニット図番に設定されている標準の仕上工
数と収納PB数により決まる。
【0121】仕上ラインUF1 〜UF5 での実際の工数
が標準工数より長くなると、標準工数に基づいたタイミ
ングで次のコンテナ87と部品箱88を出庫しようとし
た際に、前回出庫したコンテナ87又は部品箱88が、
出庫ステーション57に滞留している場合が生じる。
【0122】このような場合、出庫ステーションの容器
センサ107により、コンテナ87が出庫ステーション
57に1個有ることが検出されている場合は、同期スケ
ジューラ51は、次のコンテナ87を奥側端部45bま
で出庫することができる。
【0123】また、コンテナ87が出庫ステーション5
7に2個有ることが検出されている場合は、同期スケジ
ューラ制御パソコン30は、出庫指示を同期スケジュー
ラ制御盤52に与えない。これにより、出庫ステーショ
ン57でのコンテナ87の滞留が無くなるまで、次に出
庫すべきコンテナ87は、同期スケジューラ51内に自
動的に保管される。
【0124】また、修正工程64までの作業速度が、標
準より速い場合は、同期スケジューラ51内でのコンテ
ナ87の保管時間を長くするように調整することで、仕
上工程65の仕上ラインUF1 〜UF5 に対しては、標
準工数に基づいたタイミングで、コンテナ87を供給す
ることができる。
【0125】上記のように、修正工程64までの作業速
度と仕上工程65での作業速度が合わない場合は、仕上
工程65に供給できないコンテナ87を、自動的に、一
時同期スケジューラ51内に保管することができる。こ
のため、従来の組立ラインと異なり、工程間であふれた
PBを管理者が取り除く必要がなく、管理工数を大幅に
削減することができる。
【0126】コンテナ87を仕上工程65に供給するタ
イミングが、標準のタイミングからずれた場合でも、同
期スケジューラ51は、コンテナ87とこれに対応付け
られている部品箱88を、続けて、出庫ステーション5
7に出庫する。このため、PBとこのPBに取付ける後
付部品を、完全に同期して、仕上ラインUF1 〜UF 5
に供給することができる。
【0127】従って、従来の組立ラインと異なり、作業
者が供給タイミングを判断して、後付部品を仕上工程に
供給する必要がなく、その分、管理工数を大幅に削減す
ることができる。
【0128】なお、同期スケジューラ制御パソコン30
は、後述するように、入庫ステーション55からの入庫
時に各仕上ラインUF1 〜UF5 に割り当てられて、未
出庫であるコンテナ87の工数(仕掛かり工数)の、各
仕上ラインUF1 〜UF5 間での差が小さくなるよう
に、入庫されたコンテナ87の各仕上ラインUF1 〜U
F5 への割り当てを制御する。
【0129】各仕上ラインUF1 〜UF5 では、作業者
がPBに後付部品を取り付ける仕上作業を行う。仕上作
業を終了して、組立の完了したPBは、元のコンテナ8
7に収納されて、コンベア59に載せられる。このコン
テナ87は、コンベア59により、試験ラインへ搬送さ
れる。また、空となった部品箱88は、配膳棚60に戻
される。
【0130】次に、各工程における、個別機能について
説明する。
【0131】〔配膳作業〕配膳作業における、配置人員
の設定について説明する。図10は、投入管理制御パソ
コン27による、配置人員の設定機能の説明図を示す。
各PBのユニット図番には、挿入,修正,仕上の各標準
工数が設定されている。この標準工数の情報は、ライン
制御システム26内にデータベースとして記憶されてい
る。投入管理制御パソコン27は、ユニット図番から、
このデータベースを検索して、標準工数を求めることが
できる。
【0132】作業者は、当日の作業対象のユニット図番
と投入予定数を、前もって、入力しておく。図10の例
では、ユニット図番H16B-XXX-XXX ...H16B-XXX-nnnと各
投入予定数が入力されている。作業日と人員設定のコマ
ンドを入力すると、投入管理制御パソコン27は、挿
入,修正,仕上の各工程での予定工数と、所要人数を算
出して、ディスプレイに表示する。図10の例では、挿
入,修正,仕上の各工程での所要人員が、夫々、11
人,22人,21人と表示されている。また、各工程で
の標準の保有人員と、当日、標準の保有人員で不足する
工程への他の工程からの人員の移動の指示も標準され
る。図10の例では、挿入工程から、修正工程,仕上工
程に夫々2人,1人を移動させる指示が△印で表示され
ている。
【0133】〔各工程における各ライン毎の負荷管理機
能〕同期スケジューラ制御パソコン28,30は、挿入
工程62、修正工程64、仕上工程65夫々の手前で同
期スケジューラ35,51に入庫されたラック85、コ
ンテナ87を、工程内の複数あるラインに割り当てる。
この割り当ての際に、工程内の各ラインの負荷の差が最
小となるようにしている。
【0134】各挿入ラインUI1 〜UI3 には、同期ス
ケジューラ制御パソコン28により割り当てられてまだ
出庫されていないラック85の工数(仕掛かり工数)が
発生している。同期スケジューラ制御パソコン28は、
各挿入ラインUI1 〜UI3間で、仕掛かり工数の差が
最小となるように、入庫ステーション37から入庫され
たラック85の各挿入ラインUI1 〜UI3 への割り当
てを制御する。
【0135】各修正ラインAI1 〜UA4 には、同期ス
ケジューラ制御パソコン30により割り当てられてまだ
出庫されていないコンテナ87の工数(仕掛かり工数)
が発生している。同期スケジューラ制御パソコン30
は、各修正ラインAI1 〜UA 4 間で、仕掛かり工数の
差が最小となるように、入庫ステーション54から入庫
されたコンテナ87の各修正ラインAI1 〜UA4 への
割り当てを制御する。
【0136】各仕上ラインUF1 〜UF5 には、同期ス
ケジューラ制御パソコン30により割り当てられてまだ
出庫されていないコンテナ87の工数(仕掛かり工数)
が発生している。同期スケジューラ制御パソコン30
は、各仕上ラインUF1 〜UF 5 間で、仕掛かり工数の
差が最小となるように、入庫ステーション55から入庫
されたコンテナ87の各仕上ラインUF1 〜UF5 への
割り当てを制御する。
【0137】ここでは、修正ラインUA1 〜UA4 の場
合について、詳しく説明する。なお、挿入ラインUI1
〜UI3 と仕上ラインUF1 〜UF5 についても同様で
ある。
【0138】図11は、修正ラインUA1 〜UA4 への
コンテナ87の工数の割り当ての説明図を示す。入庫さ
れたコンテナ87夫々には、いずれかのユニット図番の
PBが規定数収納されている。修正ラインUA1 〜UA
4 夫々は、複数のコンテナ87が割り当てられることに
より、この複数のコンテナ87に対応するユニット図番
の修正工数が割り当てられることとなる。
【0139】図11(A)は、割り当てられてまだ出庫
されていないコンテナ87に対応するユニット図番の修
正工数(仕掛かり工数)を、各修正ラインUA1 〜UA
4 毎に示している。
【0140】修正ラインUA1 では、コンテナ87の割
り当てによりユニット図番c,hの順番で割り当てられ
た修正工数(仕掛かり工数)が残っている。同期スケジ
ューラ51内には、このユニット図番c,hに対応する
コンテナ87が修正ラインUA1 への出庫待ちの状態で
保管されている。
【0141】同様に、修正ラインUA2 〜UA4 夫々で
は、ユニット図番e,j、ユニット図番g,f、ユニッ
ト図番k,dの修正工数(仕掛かり工数)が残ってい
る。同期スケジューラ51内には、夫々のユニット図番
に対応するコンテナ87が修正ラインUA2 〜UA4 へ
の出庫待ちの状態で保管されている。
【0142】上記の割り当て状態では、修正ラインUA
4 の仕掛かり工数が最も少ない。ここで、入庫ステーシ
ョン54から、新たに、ユニット図番mのPBが収納さ
れたコンテナ87が入庫されて、図番mの修正工数が発
生した場合、同期スケジューラ制御パソコン30は、仕
掛かり工数が最も少ない修正ラインUA4 に、このコン
テナ87を割り当てる。これにより、図11(A)中、
破線で示すように、ユニット図番mの修正工数が、修正
ラインUA4 に新たに割り当てられる。
【0143】また、図11(B)に示すように、修正ラ
インUA4 の仕掛かり工数が0であった場合には、新た
に入庫されたコンテナ87を、直接、修正ラインUA4
に出庫する。
【0144】このように、同期スケジューラ制御パソコ
ン30による負荷管理機能により、各修正ラインUA2
〜UA4 の負荷の差が最小となるように、コンテナ87
の割り当て(従って、修正工数の割り当て)を行うこと
ができる。同様に、同期スケジューラ制御パソコン28
による負荷管理機能により、各挿入ラインUI1 〜UI
3 の負荷の差が最小となるように、ラック85の割り当
て(従って、挿入工数の割り当て)を行うことができ
る。同様に、同期スケジューラ制御パソコン30による
負荷管理機能により、各仕上ラインUF1 〜UF5 の負
荷の差が最小となるように、コンテナ87の割り当て
(従って、仕上工数の割り当て)を行うことができる。
この負荷管理機能によって、各工程内の各ライン間での
負荷のばらつきを最小とでき、生産能率を向上させるこ
とができる。
【0145】〔各工程における各ライン毎の能率管理機
能〕同期スケジューラパソコン28は、標準工数を基
に、各挿入ラインUI1 〜UI3 に対応する出庫ステー
ション38に出庫したラック85の作業時間を監視し
て、標準工数より遅れが生じている場合に、シグナルタ
ワー49のランプとブザーにより、遅れの発生を管理者
に通知する。
【0146】同様に、同期スケジューラパソコン30
は、標準工数を基に、各修正ラインUA1 〜UA4 に対
応する出庫ステーション56に出庫したコンテナ87の
作業時間を監視して、標準工数より遅れが生じている場
合に、シグナルタワー49のランプとブザーにより、遅
れの発生を管理者に通知する。
【0147】同様に、同期スケジューラパソコン30
は、標準工数を基に、各仕上ラインUF1 〜UF5 に対
応する出庫ステーション57に出庫したコンテナ87の
作業時間を監視して、標準工数より遅れが生じている場
合に、シグナルタワー49のランプとブザーにより、遅
れの発生を管理者に通知する。
【0148】ここでは、修正工程の修正ラインUA1 〜
UA4 の場合で説明するが、挿入ラインUI1 〜U
I3 、仕上ラインUF1 〜UF5 の場合も同様である。
【0149】図12は、修正ラインUA1 に出庫するコ
ンテナ87のタイミングと遅れの通知の説明図を示す。
【0150】ここでは、同一の標準工数(2時間)のコ
ンテナ87を、コンテナ87a,87b,87c,87
dの順番で出庫ステーション56に出庫する場合とす
る。1番目のコンテナ87aは、修正ラインUA1 に対
応する出庫ステーション56にコンテナ87が無い状態
から最初に出庫するコンテナ87である。出庫ステーシ
ョン56に1個だけコンテナ87を出庫した場合は、図
4のX1 側の出庫ステーション56に示すように、出庫
ステーションの外側端部45aまで、コンテナ87が出
庫される。
【0151】同期スケジューラ制御パソコン30は、同
期スケジューラ51に対して、コンテナ87aを時刻t
=0で出庫ステーション56に出庫させる。出庫された
コンテナ87aは、すぐに、修正ラインUA1 に取り込
まれて、作業が開始される。出庫したコンテナ87が、
修正ラインUA1 に取り込まれたかどうかは、容器セン
サ107により検出することができる。
【0152】同期スケジューラ制御パソコン30は、時
刻t=0で出庫ステーション56に出庫させた時点から
時間を計数して、標準工数の半分が経過した時刻t=1
Hで、次のコンテナ87bを出庫させ、標準工数が経過
した時刻t=2Hで、更に次のコンテナ87cを出庫さ
せる。
【0153】時刻t=2Hの時点で、標準工数どおり
に、コンテナ87aの作業が終了している場合は、先に
出庫されているコンテナ87bがすぐに修正ラインUA
1 に取り込まれて、作業が開始される。このため、時刻
t=2Hのすぐ後で、出庫ステーション56に出庫され
ているコンテナ87は、コンテナ87cの1個だけとな
る。
【0154】時刻t=2Hの時点で、コンテナ87aの
作業時間が、標準工数より遅れている場合は、コンテナ
87aの作業が完了するまで、次のコンテナ87bは修
正ラインUA1 に取り込まれない。このため、コンテナ
87aの作業が完了するまでの間、出庫ステーション5
6には、コンテナ87bとコンテナ87cの2個のコン
テナ87が出庫されている状態となる。
【0155】出庫ステーション56に2個のコンテナ8
7を出庫した場合は、図4のX2 側の出庫ステーション
56に示すように、出庫ステーション56の外側端部4
5aと奥側端部45bにコンテナ87が出庫される。
【0156】前記の、時刻t=2Hの時点で、コンテナ
87aの作業時間が、標準工数より遅れている場合は、
出庫ステーション56の外側端部45aと奥側端部45
bの夫々に、コンテナ87bとコンテナ87cが出庫さ
れている状態となる。
【0157】同期スケジューラ制御パソコン30は、時
刻t=2Hから基準時間tD 経過した時点で、まだコン
テナ87bが修正ラインUA1 に取り込まれていないこ
とを容器センサ107により検知した場合は、シグナル
タワー49のランプを点灯させ、かつ、ブザーを鳴動さ
せて、修正ラインUA1 における作業の遅れを管理者に
通知する。
【0158】同期スケジューラ制御パソコン30は、コ
ンテナ87cを標準工数に基づいて、時刻t=2Hで出
庫させた後、次のコンテナ87dを時刻t=3Hで出庫
させる。
【0159】同期スケジューラ制御パソコン30は、時
刻t=4Hから基準時間tD 経過した時点で、まだコン
テナ87cが修正ラインUA1 に取り込まれていないこ
とを容器センサ107により検知した場合は、シグナル
タワー49のランプを点灯させ、かつ、ブザーを鳴動さ
せて、修正ラインUA1 における作業の遅れを管理者に
通知する。
【0160】同期スケジューラ制御パソコン30は、以
後、同様にして、各コンテナ87の作業時間を監視し
て、標準工数から基準時間tD 以上遅れが生じている場
合は、作業の遅れを通知する。
【0161】このように、どこかのラインで標準工数に
対して遅れが生じた場合に、同期スケジューラ35,5
1が、シグナルタワー49のランプの点灯と、ブザーの
鳴動で遅れの生じているラインを通知する。このため、
管理者は、各ラインの作業状況を定期的に調べる必要が
無く、シグナルタワー49により遅れの通知があったと
きだけ、通知のあったラインを調べて対応をとればよ
く、管理工数を大幅に削減することができる。また、作
業の遅れに対して迅速に対処でき、生産能率を向上させ
ることができる。
【0162】〔各工程毎及び各ライン毎の仕掛り管理〕
図13は、仕掛かり許容値の説明図を示す。図13
(A)で、縦軸は、各工程において、同期スケジューラ
35,51に入庫され、各ラインに割り当てられて、ま
だ出庫されていないラック85、コンテナ87の工数
(仕掛かり工数)を示す。
【0163】同期スケジューラパソコン28,30は、
図13(A)の例の仕掛かり許容線で示すように、各工
程毎に仕掛かり許容値を設定しており、かつ、各工程中
の各ライン毎に仕掛かり許容値を設定している。
【0164】図13(A)の例では、修正工程64と仕
上工程65の仕掛かり工数が、仕掛り許容値を越えてい
る。
【0165】図13(B)は、図13(A)の仕掛かり
許容値を越えた修正工程64中の、各ラインUA1 〜U
A4 の仕掛かり工数の状態を示す。図13(B)では、
修正ラインUA2 ,UA4 が設定されている仕掛かり許
容値を越えていることを示している。
【0166】同期スケジューラパソコン28,30は、
上記の図13(A)、図13(B)に示すように、各工
程及び各ライン毎の仕掛かり工数の状況をディスプレイ
に表示する。かつ、仕掛かり工数が仕掛かり許容値を越
えている工程に関して、許容値を越えている分を解消す
るために必要な追加の作業時間(例えば残業時間)をデ
ィスプレイに表示し、増員を行う場合の必要な増員人数
を表示する。
【0167】管理者は、同期スケジューラパソコン2
8,30の表示に従って、容易に、仕掛り時間の管理を
行うことができる。
【0168】〔半田付ライン70における各機能〕図1
4は、半田付ライン70の平面図を示す。半田付ライン
70は、普通サイズ(Mサイズ)のラック85M と、大
型サイズ(Lサイズ)のラック85L を混在して扱うこ
とができる。Mサイズのラック85M は、例えば、幅W
R ×奥行きDR ×高さHR (図7参照)が、316×3
55×580mmに対して、収納するPB寸法の幅を、
55〜250mmとする。また、Lサイズのラック85
L は、例えば、幅WR ×奥行きDR ×高さHR が、40
0×460×568mmに対して、収納するPB寸法の
幅を、250〜330mmとする。
【0169】前記のように、配膳工程では、ラック85
のバーコード(識別コード)と収納するPBのバーコー
ドをバーコードリーダで読み取り、投入管理制御パソコ
ン27に入力して、ラック85と収納するPBとの対応
付けを行う。
【0170】図15は、ラック85と収納するPBの対
応付けの例を示す。ラック85のバーコードには、ラッ
クの識別番号が記録されており、PBのバーコードに
は、PBのユニット図番が記録されている。ラックの識
別番号の先頭の記号Mは、普通サイズ(Mサイズ)ラッ
ク85M であることを示し、先頭の記号Lは、大型サイ
ズ(Lサイズ)ラック85L であることを示す。
【0171】図15の例では、ラック識別番号MRK0
001のMサイズラック85M に、ユニット図番H16
B−1001−001のPBが収納されていることを示
す。また、ラック識別番号LRK0110のMサイズラ
ック85L に、ユニット図番H16B−3030−01
0のPBが収納されていることを示す。
【0172】ライン制御システム26には、予め、デー
タベースとして、ユニット図番に対応したPB幅の情
報、半田保持時間の情報を記憶している。投入管理制御
パソコン27から、ラック85とPBの対応付けの情報
が供給されると、ライン制御システム26は、ラック8
5とPBのユニット図番とPB幅、半田保持時間を対応
付ける情報をファイルとして生成して保持する。
【0173】図16は、ラック85とPBのユニット図
番とPB幅、半田保持時間を対応付けた情報の例を示
す。図16の例では、PB幅が230mm、半田保持時
間の種別が1(例えば、4〜5秒)であるユニット図番
H16B−1001−001のPBと、ラック識別番号
MRK0001のMサイズラック85M を対応つけてい
る。また、PB幅が294mm、半田保持時間の種別が
2(例えば、3〜4秒)であるユニット図番H16B−
3030−010のPBと、ラック識別番号LRK01
10のLサイズラック85L を対応つけている。
【0174】同期スケジューラ35のコンベア39から
搬送されたラック85を、基板供給装置741 ,742
まで搬送する搬送コンベア75は、同期スケジューラ3
5のコンベア39に接続されているコンベア77、投入
分岐部78、コンベア79,80、分岐部811 ,81
2 、バッファコンベア821 ,822 から構成される。
【0175】バッファコンベア821 ,822 、基板供
給装置741 ,742 の夫々は、上昇/下降により、搬
送するラック85のサイズを切り換えるサイズ切換機構
102、103を備えている。
【0176】基板供給装置741 ,742 (ユニット供
給装置)は、ラック85を基板供給装置741 ,742
内に位置決めするラック位置決め機構104を備えてい
る。
【0177】基板供給装置741 ,742 とフロー半田
付機721 ,722 の間には、基板幅切換コンベア83
1 ,832 が設けてある。基板幅切換コンベア831 ,
83 2 は、適応基板幅切換機構105を備えており、搬
送するPBの幅に合わせて、コンベア幅wを切り換える
ことができる。コンベア幅wは、例えば、最小幅w1=
80mmから最大幅w2 =330mmの間に設定ができ
る。
【0178】フロー半田付機721 ,722 は、処理す
るPB幅に合わせて、内部のコンベア幅を切り換えるコ
ンベア幅切り換え機構を備えている。
【0179】半田付ライン70を制御する半田付ライン
制御部は、コンベア/半田付機制御パソコン29、コン
ベア制御盤71、及び、半田付機制御盤731 ,732
から構成される。
【0180】投入分岐部78、バッファコンベア8
21 ,822 には、夫々、バーコードリーダ(BCR)
92,93,94が設けてある。BCR92〜94で読
み取られたバーコードの情報は、コンベア/半田付機制
御パソコン29に供給される。
【0181】次に、半田付ライン70の半田付処理まで
の動作について説明する。バッファコンベア821 ,8
22 と基板供給装置741 ,742 の適応ラック幅の切
換方法には、コンベア/半田付機制御パソコン29の制
御によるオンラインモードと、コンベア制御盤71によ
るオフラインモードとがある。
【0182】(オンラインモードでの動作)図17は、
コンベア制御盤71のパネル71aに設けたスイッチを
示す。オンラインモードの場合は、パネル71aのオン
ライン/オフライン切換スイッチ132を、オンライン
に設定する。
【0183】(1) 挿入工程62で挿入作業の終了したラ
ック85は、コンベア39からコンベア77に移され
て、投入分岐部78まで搬送される。
【0184】(2) 投入分岐部78まで搬送されたラック
85は、バーコードリーダ92でバーコードを読み取ら
れる。読み取られたバーコードの情報は、コンベア/半
田付機制御パソコン29に供給される。
【0185】(3) コンベア/半田付機制御パソコン29
は、読み取られたバーコード情報を用いて、前記のラッ
ク85と収納されているPBのユニット図番とPB幅、
半田保持時間を対応付けた情報を、ライン制御システム
26から取得する。
【0186】コンベア/半田付機制御パソコン29は、
読み取られたバーコード情報のラック識別番号から、ラ
ック85のサイズを判別し、ラック85のサイズがMサ
イズかLサイズかを示す情報を、コンベア制御盤71に
供給する。また、いずれの基板供給装置741 ,742
にラック85を搬送するかを指定する情報を、コンベア
制御盤71に供給する。
【0187】コンベア/半田付機制御パソコン29は、
前記のラック85とPB幅、半田保持時間を対応付けた
情報を用い、内蔵のプログラムに従って、搬送先の基板
供給装置741 ,742 を決定し、コンベア制御盤71
に搬送先の基板供給装置74 1 ,742 を指定する。
【0188】例えば、サイズ切換機構102,103の
適応ラックサイズの切換、及び基板幅切換コンベア83
1 ,832 とフロー半田付機721 ,722 のコンベア
幅の切換の頻度が最少となるように、搬送先の基板供給
装置741 ,742 を指定する。このようにすること
で、フロー半田付機721 ,722 の稼働率を最大限向
上させることができる。
【0189】(4) コンベア制御盤71は、コンベア/半
田付機制御パソコン29から指定された搬送先の基板供
給装置741 ,742 の分岐部811 ,812 に、コン
ベア79,80により、ラック85を搬送させる。
【0190】(5) コンベア制御盤71は、コンベア/半
田付機制御パソコン29から供給された、ラック85が
MサイズかLサイズかを示す情報に基づいて、搬送先の
基板供給装置741 ,742 に、サイズ切換機構10
2,103の上昇又は下降を指示する。ラック85がM
サイズのラック85M のときは、サイズ切換機構の上昇
を指示し、ラック85がLサイズのラック85L のとき
は、サイズ切換機構の下降を指示する。
【0191】コンベア制御盤71は、サイズ切換機構1
02,103の動作が完了した後、分岐部811 ,81
2 から、指定搬送先の基板供給装置741 ,742 に接
続するバッファコンベア821 ,822 に、ラック85
を搬送させる。
【0192】(6) ラック85がバッファコンベア8
21 ,822 に搬送されると、バーコードリーダ93,
94により、ラック85のバーコードが読み取られ、バ
ーコード情報がコンベア/半田付機制御パソコン29に
入力される。
【0193】なお、ラック85は、事前に、基板供給装
置741 ,742 に供給されているラック85の処理が
終了するまで、バッファコンベア821 ,822 の位置
に待機させられる。
【0194】(7) 事前に、基板供給装置741 ,742
に供給されているラック85の処理が終了すると、半田
付機制御盤731 ,732 は、コンベア/半田付機制御
パソコン29に、処理完了を通知する。
【0195】(8) コンベア/半田付機制御パソコン29
は、半田付機制御盤731 ,732から処理完了を通知
された後、バーコードリーダ93,94により読み取ら
れたバーコードから得られた、前記のラック85とPB
幅,半田保持時間を対応付けた情報に基づいて、PB幅
と半田保持時間の情報を、半田付機制御盤731 ,73
2 とフロー半田付機721 ,722 に供給する。
【0196】(9) 半田付機制御盤731 ,732 の指示
により、基板供給装置741 ,74 2 は、バッファコン
ベア821 ,822 から、ラック85を基板供給装置7
41,742 内に引込み、ラック位置決め機構104に
より、ラック85を固定する。
【0197】(10)半田付機制御盤731 ,732 は、フ
ロー半田付機721 ,722 に事前に供給されているP
Bの半田付処理が完了したことを、フロー半田付機72
1 ,722 から通知されると、基板幅切換コンベア83
1 ,832 にコンベア幅wの調整を指示する。例えば、
次に半田付処理するPB幅が230mmのときは、コン
ベア幅wを230mmに調整するように指示する。
【0198】(11)また、半田付機制御盤731 ,732
は、次に半田付処理するPBのPB幅に合わせて、フロ
ー半田付機721 ,722 内のコンベア幅を指示し、ま
た、PBの半田保持時間の情報に基づいて、半田の噴流
量を指示する。
【0199】フロー半田付機721 ,722 は、コンベ
ア幅切り換え機構により、指示されたコンベア幅に調整
し、また、指示されたPBの半田保持時間に対応する半
田の噴流量を設定する。
【0200】例えば、半田保持時間の識別情報が1の場
合、半田保持時間が4〜5秒に相当する半田の噴流量を
設定し、半田保持時間の識別情報が2の場合、半田保持
時間が3〜4秒に相当する半田の噴流量を設定する。
【0201】(12)フロー半田付機721 ,722 内のコ
ンベア幅の調整完了の通知を受けると、半田付機制御盤
731 ,732 は、基板供給装置741 ,742 に対し
て、PBの供給開始を指示する。基板供給装置741 ,
742 は、多種形状のPBに対応可能である。PBの供
給開始を指示された基板供給装置741 ,742 は、ラ
ック85からPBを一枚ずつ取り出して、基板幅切換コ
ンベア831 ,832に送り込む。
【0202】基板幅切換コンベア831 ,832 に送り
込まれたPBは、基板幅切換コンベア831 ,832 か
ら、フロー半田付機721 ,722 内のコンベアに搬送
されて、設定されている半田保持時間で半田付処理が行
われる。
【0203】(13)基板供給装置741 ,742 は、ラッ
ク85を昇降して、ラック85内のPBを一枚ずつ基板
幅切換コンベア831 ,832 に送り出し、全てのPB
の送り出しを完了したら、空のラック85を基板供給装
置741 ,742 の下側に設けたコンベア1011 ,1
012 に載せて、排出させる。
【0204】(14)前記の(1) 〜(13)の動作を繰り返すこ
とにより、Mサイズラック85M とLサイズラック85
L に収納された、多種類のサイズのPBの半田付処理を
行うことができる。
【0205】図14では、バッファコンベア821 と基
板供給装置741 にMサイズラック85M を保持してお
り、バッファコンベア822 と基板供給装置742 にL
サイズラック85L を保持している状態を示している。
【0206】(オフラインモードでの動作)オフライン
モードの場合は、パネル71aのオンライン/オフライ
ン切換スイッチ132を、オフラインに設定する。
【0207】オフラインモードでは、パネル71aのサ
イズ指定スイッチ133,134により基板供給装置7
41 で処理するラックサイズを指定し、サイズ指定スイ
ッチ135,136により基板供給装置742 で処理す
るラックサイズを指定する。
【0208】例えば、基板供給装置741 でMサイズの
ラック85M のみを処理させる場合は、Mサイズを指定
するサイズ指定スイッチ133をオンとし、Lサイズを
指定するサイズ指定スイッチ134をオフとする。ま
た、Lサイズのラック85L のみを処理させる場合は、
Lサイズを指定するサイズ指定スイッチ134をオンと
し、Mサイズを指定するサイズ指定スイッチ133をオ
フとする。
【0209】MサイズとLサイズのいずれのラック85
M ,85L も処理する場合には、サイズ指定スイッチ1
33,134を共にオンとする。
【0210】基板供給装置742 で処理するラックサイ
ズも、同様に、夫々、Mサイズ,Lサイズを指定するサ
イズ指定スイッチ135,136で指定する。
【0211】オフラインモードは、特に、基板供給装置
731 ,732 を夫々、Mサイズラック85M 又はLサ
イズラック85L 専用としたい場合に使用する。
【0212】オンラインモードでの(1) 〜(5) に対応す
る処理は、コンベア制御盤71内蔵のシーケンスプログ
ラムにより以下のように実行される。
【0213】(1) 挿入工程62で挿入作業の終了したラ
ック85は、コンベア39からコンベア77に移され
て、投入分岐部78まで搬送される。
【0214】(2) 投入分岐部78まで搬送されたラック
85は、バーコードリーダ92でバーコードを読み取ら
れる。読み取られたバーコードの情報は、コンベア/半
田付機制御パソコン29に供給される。
【0215】(3) コンベア/半田付機制御パソコン29
は、読み取られたバーコード情報のラック識別番号か
ら、ラック85のサイズを判別し、ラック85のサイズ
がMサイズかLサイズかを示す情報を、コンベア制御盤
71に供給する。
【0216】(4) コンベア制御盤71は、コンベア/半
田付機制御パソコン29からのラックサイズの情報、サ
イズ指定スイッチ134〜136で基板供給装置7
41 ,742 夫々に指定されているラックサイズ、基板
供給装置741 ,742 夫々で、現在処理中のラック8
5のサイズ、及び次回処理するラック85のサイズを基
に、搬送先の基板供給装置741 ,742 を決定する。
この際、例えば、ラックサイズ切換機構102,103
のラックサイズの切換の頻度が最少となるように、搬送
先の基板供給装置741 ,742 を指定する。
【0217】この決定した搬送先の基板供給装置7
41 ,742 の分岐部811 ,812 に、コンベア7
9,80により、ラック85を搬送させる。
【0218】(5) コンベア制御盤71は、コンベア/半
田付機制御パソコン29から供給された、ラックサイズ
の情報に基づいて、搬送先の基板供給装置741 ,74
2 に、サイズ切換機構102,103の上昇又は下降を
指示する。
【0219】コンベア制御盤71は、サイズ切換機構1
02,103の動作が完了した後、分岐部811 ,81
2 からバッファコンベア821 ,822 に、ラック85
を搬送させる。
【0220】オンラインモードでの(6) 〜(14)に対応す
る処理は、オフラインモードでも同様に実行される。
【0221】オフラインモードでは、コンベア制御盤7
1は、バーコードリーダ78で読み取られたラック85
のラックサイズの情報のみで、搬送先の基板供給装置7
41,742 を決定する。このため、オンラインモード
に比べて、サイズ切換機構102,103の切換、及び
基板幅切換コンベア831 ,832 のコンベア幅とフロ
ー半田付機721 ,722 内のコンベア幅の切換の頻度
が多くなる。
【0222】上記のように本実施例の半田付ライン70
では、ラック85から読み取られたバーコードを基に、
搬送コンベア75と基板供給装置741 ,742 の適応
するラックサイズを、自動的にラック85のサイズに合
わせて切り換え、かつ、バッファコンベア831 ,83
2 とフロー半田付機721 ,722 のコンベア幅を、自
動的にPB幅に合わせて切り換えることができる。この
ため、多種類のサイズのPBを混在して流すことができ
る。
【0223】〔バッファステーション〕フロー半田付機
721 ,722 の出口には、作業者が離席時に、一時P
Bをストックするためのバッファステーション110が
設けてある。図18は、バッファステーション110付
近の平面図を示す。なお、ここでは、フロー半田付機7
21 の出口に設けたバッファステーション110の場合
を示すが、フロー半田付機722 の出口に設けたバッフ
ァステーション110も同様である。
【0224】バッファステーション110は、ベルトコ
ンベア111,移載コンベア112,113,114,
115、ベルトコンベア116、バッファ装置11
7A ,117B 、制御部118から構成される。バッフ
ァ装置117A ,117B は、複数枚,例えば12枚の
PBをストックすることができる。
【0225】図19は、制御部118の主操作パネル1
18aの配置図を示す。主操作パネル118aには、電
源スイッチ121、運転開始スイッチ122、運転停止
スイッチ123、リセットスイッチ124、バッファリ
ングスイッチ125が設けてある。また,電源ランプ,
ブザー等が設けてある。
【0226】1.作業者が席についている場合 作業者が席についている場合には、バッファリングスイ
ッチ125をオフとして、バッファステーション110
に通常運転を行わせる。
【0227】通常運転では、フロー半田付機721 から
排出されたPBは、ベルトコンベア111、移載コンベ
ア112,113、ベルトコンベア116の順で搬送さ
れる。作業者は、ベルトコンベア116まで搬送された
PBを取り上げて、PBのユニット図番に対応付けられ
ている空のコンテナ87に入れる。作業者は、コンテナ
87に規定数のPBを収納したら、このコンテナ87を
コンベア131に載せる。コンベア131は、載せられ
たコンテナ87を、同期スケジューラ51の入庫ステー
ション54へと搬送する。
【0228】ベルトコンベア116には、基板センサが
設けてあり、PBの有無を検出することができる。通常
運転時に、何らかのトラブル等によってベルトコンベア
116上にPBが規定のx時間停滞したときは、制御部
118は、自動的にバッファリング運転に切り換えて、
移載コンベア114に対しては、PBの搬送を中止する
指令を与え、移載コンベア112,113に対しては、
PBをバッファ装置117B に搬送させる指令を与え
る。これによって、フロー半田付機721 から排出され
たPBは、ベルトコンベア111、移載コンベア11
2,113の順で、強制的にバッファ装置117B に搬
送されて、バッファ装置117B 内にストックされる。
【0229】また、この場合、制御部118は、ブザー
とランプによるアラームで、管理者に異常を知らせる。
【0230】通常運転に復帰させるには、先ず、基板取
り出し用スイッチ119を押してから、バッファ装置1
17B にストックされたPBを取り出す。この後、リセ
ットスイッチ124を押して、バッファ装置117B の
基板格納機構を原点復帰させる。この後、運転開始スイ
ッチ122を押して、再スタートさせる。
【0231】2.作業者が離席する場合 作業者が離席する場合には、バッファリングスイッチ1
25をオンとして、バッファステーション110にバッ
ファリング運転を行わせる。
【0232】この場合、アラームが生じないように、ベ
ルトコンベア116上にPBがないようにしておく。こ
のバッファリング運転では、フロー半田付機721 から
排出されたPBは、ベルトコンベア111、移載コンベ
ア112,114,115、バッファ装置117A の順
で搬送され、PBは、バッファ装置117A にストック
される。バッファ装置117A が満杯となった時点から
は、ベルトコンベア111、移載コンベア112,11
3、バッファ装置117B の順で搬送され、PBは、バ
ッファ装置117B にストックされる。
【0233】作業者がバッファリングスイッチ125を
オフにすると、最後にバッファリングされたPBから順
に、バッファ装置117A ,117B から移載コンベア
112,114側にPBを排出する。排出されたPB
は、ベルトコンベア116まで搬送される。ただし、フ
ロー半田付機721 から出てきたPBが優先的に搬送さ
れる。
【0234】作業者が手で、バッファ装置117A ,1
17B からPBを取り除く場合は、基板取り出し用スイ
ッチ119を押してから、バッファ装置117A ,11
7BにストックされたPBを取り出す。この後、リセッ
トスイッチ124を押して、バッファ装置117A ,1
17B の基板格納機構を原点復帰させる。この後、運転
開始スイッチ122を押して、再スタートさせる。
【0235】このように、フロー半田付機721 ,72
2 の出口に、バッファステーション110を設けること
で、作業者が離席する場合に、一時的に、PBをストッ
クしておくことができる。また、何らかのトラブル等
で、PBが停滞した場合には、自動的に、PBをストッ
クすることができる。
【0236】図20は、本発明の第2実施例の組立ライ
ン141の構成図を示す。図20において、図1,図2
と同一構成部分には、同一符号を付し、適宜説明を省略
する。
【0237】組立ライン141は、制御用計算機部14
2とライン部143から構成される。制御用計算機部1
42は、マスターシステム23、フロアーコントロール
システム24、及びライン制御部252 から構成され
る。ライン制御部252 は、ライン制御システム2
62 、投入管理パソコン272 、同期スケジューラ制御
パソコン282 、同期スケジューラ制御パソコン302
から構成される。
【0238】ライン部143は、同期スケジューラ35
2 、挿入ラインUIP 、コンベア159、半田付けライ
ン170、コンベア176,177、基板管理ストレー
ジ182、コンベア181、コンベア178、修正ライ
ンUAP 、コンベア183、同期スケジューラ191、
仕上ラインUFP 、コンベア199等から構成される。
【0239】挿入工程162は、複数の挿入ラインUI
P で構成され、半田付工程163は、半田付けライン1
70で構成される。また、修正工程164は、複数の修
正ラインUAP で構成され、仕上工程165は、複数の
仕上ラインUFP で構成される。
【0240】第2実施例の組立ライン141では、一定
形状である複数のユニット図番のPBを扱い、挿入処理
前のPBを、ラック85に収納して搬送し、挿入処理後
のPBは一枚単位で、各工程間を搬送する。また、先付
部品,後付部品を、夫々部品箱86,88に入れて、各
工程間を搬送する。
【0241】同期スケジューラ352 は、第1実施例の
同期スケジューラ35と同様の機能を持ち、配膳工程で
入庫された、ラック85と部品箱86を一時保管し、挿
入工程162に出庫する。また、同期スケジューラ19
1は、配膳工程で入庫された、後付部品を収納した部品
箱88を一時保管し、仕上工程165に出庫する。
【0242】次に組立ライン141の動作について説明
する。
【0243】〔配膳工程〕各工程の各ラインには、予
め、投入管理制御パソコン272 が指示する人数の人員
が配置される。投入管理制御パソコン272 の機能は、
第1実施例の投入管理制御パソコン27と同様である。
【0244】ラック85、コンテナ87、部品箱86,
88には、一つ一つを識別するためのバーコード(容器
種別,容器番号、容器サイズ等の情報を含む)が貼られ
ている。また、各PBには、PBユニットの種別を示す
ユニット図番がバーコードとして貼られている。
【0245】配膳作業の際には、使用するラック85,
コンテナ87と、これに収納するPBの関係、ラック8
5と部品箱86の関係,ラック85と部品箱88の関係
を対応付けるための、登録作業を、投入管理制御パソコ
ン272 を用いて行う。
【0246】登録作業では、投入管理制御パソコン27
2 に接続されたバーコードリーダで、対応付けるラック
85とコンテナ87と収納するPBのバーコード(ユニ
ット図番のバーコード)を読み取らせ、ラック85とコ
ンテナ87と収納するPBを対応付ける。同様に、バー
コードを読み取らせることにより、ラック85と部品箱
86,88を対応付ける。
【0247】このように、ラック85、コンテナ87、
PBのユニット図番、部品箱86,88の関係を対応付
けた情報は、ライン制御システム262 に供給されて記
憶される。
【0248】配膳棚60から取り出されたPBは、対応
付けられているラック85に収納され、PBに挿入する
先付部品はPBのユニット図番に対応付けられている部
品箱86に収納される。
【0249】同期スケジューラ制御パソコン282 は、
ラック85、部品箱86の入庫を指示する投入指示をデ
ィスプレイ等に表示する。この投入指示に従って、作業
者は、PBを収納したラック85、先付部品を収納した
部品箱86を、同期スケジューラ352 に入庫する。こ
の入庫は、挿入ラインUIP に出庫すべき時刻より先行
して(例えば半日前に)行われる。
【0250】入庫の際は、入庫ステーション37のバー
コードリーダ91によりバーコードが読み取られて、同
期スケジューラ制御パソコン282 に入力される。同期
スケジューラ制御パソコン282 は、バーコードが読み
取られると、同期スケジューラ制御盤362 に入庫指示
を与える。入庫指示を受けて、同期スケジューラ制御盤
362 は、ラックマスター44を制御し、入庫ステーシ
ョン37から、ラック85又は部品箱86を取り込み、
指示された棚41に収納する。
【0251】また、仕上工程165でPBに取付ける後
付部品は、配膳棚60から取り出されて、PBのユニッ
ト図番に対応付けられている部品箱88に収納される。
【0252】同期スケジューラ191を制御する同期ス
ケジューラ制御パソコン302 は、部品箱88の入庫を
指示する投入指示をディスプレイ等に表示する。この投
入指示に従って、作業者は、後付部品を収納した部品箱
88を、同期スケジューラ191に入庫する。
【0253】同期スケジューラ352 での入庫と同様
に、部品箱88の入庫の際は、入庫ステーション53の
バーコードリーダ95によりバーコードが読み取られ
て、同期スケジューラ制御パソコン302 に入力され
る。同期スケジューラ制御パソコン302 は、バーコー
ドが読み取られると、同期スケジューラ制御盤192に
入庫指示を与える。入庫指示を受けて、同期スケジュー
ラ制御盤192は、ラックマスター44を制御し、入庫
ステーション53から、部品箱88を取り込み、指示さ
れた棚41に収納する。
【0254】〔挿入工程〕同期スケジューラ352 の機
能は、第1実施例の同期スケジューラ35の機能と同一
である。
【0255】同期スケジューラ制御パソコン282 は、
各挿入ラインUIP にラック85と部品箱86を供給す
るために、同期スケジューラ制御盤362 に出庫指示を
与える。出庫指示を受けて、同期スケジューラ制御盤3
62 は、ラックマスター44を制御し、棚41から指定
されたラック85又は部品箱86を取り出し、指定され
た出庫ステーション38に搬送する。
【0256】作業者は、対応する出庫ステーション38
の外側端部45aまで出庫されたラック85と部品箱8
6を、挿入ラインUIP の開始位置に取り込む。
【0257】同期スケジューラ352 は、ラック85と
これに対応付けられている部品箱86を、続けて、出庫
ステーション38に出庫する。このため、PBとこのP
Bに挿入する部品を、完全に同期して、挿入ラインUI
P に供給することができる。
【0258】第1実施例同様に、出庫ステーション38
でのラック85,部品箱86の滞留が無くなるまで、次
に出庫すべきラック85,部品箱86は、同期スケジュ
ーラ352 内に保管される。
【0259】このため、作業者が、各挿入ラインUIP
での作業の進行状況を監視して、ラック85と部品箱8
6の供給タイミングを判断する必要がなく、自動的に、
最適なタイミングで、ラック85と部品箱86を各挿入
ラインUIP に供給することができる。
【0260】なお、第1実施例同様に、同期スケジュー
ラ制御パソコン282 は、負荷管理機能により、各挿入
ラインUIP 間での仕掛かり工数の差が最少となるよう
に、入庫されたラック85の各挿入ラインUIP への割
り当てを制御し、また、能率管理、仕掛かり管理機能を
有する。
【0261】各挿入ラインUIP では、作業者がPBに
部品を挿入する。部品挿入の終了したPBは、コンベア
159に載せられて、半田付工程163に搬送される。
また、空となった部品箱86は、配膳棚60に戻され
る。
【0262】〔半田付工程163〕半田付工程163の
入り口に設けたセンサ202によりPBの到来が検出さ
れると、コンベア制御盤171は、搬送コンベア175
により、フロー半田付機1711 ,1712 にいずれか
に、PBを搬送させる。
【0263】フロー半田付機1711 ,1712 は、予
め、ライン141に流すPBの基板幅に合わせて、コン
ベア幅等を設定してある。
【0264】フロー半田付機1711 ,1712 にて半
田付処理をされてたPBは、バッファステーション11
0に搬送される。バッファステーション110に搬送さ
れたPBは、作業者により、コンベア176に載せられ
る。
【0265】〔修正工程〕基板管理ストレージ182
(ユニット格納装置)は、修正工程164の手前であふ
れたPB、及び仕上工程165の手前であふれたPB
を、自動的に、一時、格納するための装置である。
【0266】入出庫コンベア177は、コンベア176
からのPBを基板管理ストレージ182方向へ搬送する
コンベア177aと、コンベア176及び基板管理スト
レージ182からのPBを下流のコンベア178に搬送
するコンベア177bとからなる。
【0267】コンベア176とコンベア177の接続部
には、コンベア176からのPBの搬送先を切り換える
ための分岐部180,181が設けてある。
【0268】各修正ラインUAP の開始端に対応して設
けたコンベア178の排出口179には、センサ206
(滞留検出器)が設けてある。基板管理制御パソコン1
87(格納制御部)は、センサ206により、排出口1
79でのPBの滞留を検出することができ、各修正ライ
ンUAP に対応した排出口179でのPBの滞留状況か
ら、修正工程164に投入工数の空きがあるか、満杯か
を判断する。
【0269】分岐部180,181の手前に設けたセン
サ203,204により、PBの到来が検出される。基
板管理制御パソコン187は、修正工程164に投入工
数の空きがあると判断した場合は、分岐部180,18
1を制御して、コンベア176からのPBを、コンベア
177bを介して、コンベア178に搬送させる。この
際、PBのユニット図番の順番は問題としない。排出口
179に搬送されたPBは、作業者により、修正ライン
UAP の開始端に取り込まれる。この際、PBのユニッ
ト図番の順番は、ランダムとなる場合もある。
【0270】基板管理制御パソコン187は、排出口1
79でPBが滞留しており、修正工程164が満杯の状
態であると判断した場合は、分岐部180,181を制
御して、コンベア176からのPBを、コンベア177
aを介して、基板管理ストレージ182に搬送させる。
【0271】基板管理ストレージ182の入出庫口18
2aに達したPBは、バーコードリーダ205によりバ
ーコードが読み取られる。このバーコードは、基板管理
制御パソコン187に入力される。基板管理制御パソコ
ン187は、基板管理ストレージ182を制御して、基
板管理ストレージ182内の指定位置にPBを格納させ
る。
【0272】基板管理制御パソコン187は、基板管理
ストレージ182に格納されたPBをバーコード中のユ
ニット図番で管理する。
【0273】基板管理制御パソコン187は、修正工程
164に投入工数に充分な余裕ができたと判断した場合
は、基板管理ストレージ182を制御して、基板管理ス
トレージ182内の指定位置に格納されているPBを出
庫させる。出庫されたPBは、コンベア177b、コン
ベア178を介して排出口179に搬送され、修正ライ
ンUAP の開始端に取り込まれる。
【0274】修正ラインUAP での修正作業の完了した
PBは、作業者によりコンベア178に載せられる。
【0275】前記のように、修正工程164でのPBの
滞留が無くなるまで、次に投入すべきPBは、自動的
に、基板管理ストレージ182に一時、格納される。こ
のため、半田付工程163までの作業速度と修正工程1
64での作業速度が合わない場合でも、工程間であふれ
たPBを、作業者が取り除く必要がない。従って、管理
工数を大幅に削減することができる。
【0276】〔仕上工程〕コンベア183は、コンベア
178からのPBを基板管理ストレージ182方向へ搬
送するコンベア183aと、基板管理ストレージ182
からのPBを下流のコンベア185に搬送するコンベア
183bとからなる。
【0277】コンベア178,183,185の接続部
には、PBの搬送先を切り換えるための分岐部184が
設けてある。
【0278】各仕上ラインUFP の開始端に対応して設
けたコンベア185の排出口186には、センサ210
(滞留検出器)が設けてある。基板管理制御パソコン1
87は、センサ210により、排出口186でのPBの
滞留を検出することができ、各仕上ラインUFP に対応
した排出口186でのPBの滞留状況から、仕上工程1
65に投入工数の空きがあるか、満杯かを判断する。
【0279】仕上工程165の各仕上ラインUFP に供
給するPBは、現在仕上ラインUF P で使用しているコ
ンテナ87に対応したユニット図番のPBとする必要が
ある。このため、必要に応じて、基板管理ストレージ1
82の一時格納機能を用いて、ユニット図番の入替えを
行う。
【0280】分岐部184の手前に設けたバーコードリ
ーダ207により、PBの到来が検出される。読み取ら
れたバーコードは、基板管理制御パソコン187に入力
される。
【0281】基板管理制御パソコン187は、修正工程
164に投入工数の空きがあり、かつ、ユニット図番の
入替えが不要と判断した場合は、分岐部184を制御し
て、コンベア178からのPBを、コンベア185に搬
送させる。排出口186に搬送されたPBは、作業者に
より、仕上ラインUFP の開始端に取り込まれる。
【0282】基板管理制御パソコン187は、排出口1
86でPBが滞留しており、仕上工程165が満杯の状
態であると判断した場合は、分岐部184を制御して、
コンベア178からのPBを、コンベア183aを介し
て、基板管理ストレージ182に搬送させる。
【0283】基板管理ストレージ182の入出庫口18
2bにPBが到来したことは、センサ208により検出
される。PBの到来が検出されると、基板管理制御パソ
コン187は、基板管理ストレージ182を制御して、
基板管理ストレージ182内の指定位置にPBを格納さ
せる。
【0284】基板管理制御パソコン187は、基板管理
ストレージ182に入庫したPBをバーコードリーダ2
07で読み取ったバーコードのユニット図番で管理す
る。
【0285】基板管理制御パソコン187は、仕上工程
165に投入工数に充分な余裕ができたと判断した場合
は、基板管理ストレージ182を制御して、基板管理ス
トレージ182内の指定位置に格納されているPBを出
庫させる。出庫されたPBは、コンベア183b、コン
ベア185を介して排出口186に搬送され、仕上ライ
ンUFP の開始端に取り込まれる。
【0286】基板管理制御パソコン187は、仕上工程
165に投入工数の空きがあるものの、ユニット図番の
入替えが必要と判断した場合は、分岐部184に到来し
たPBを、一旦、基板管理ストレージ182に入庫させ
て、先にコンベア185に搬送すべきPBを基板管理ス
トレージ182から出庫させる。出庫されたPBは、コ
ンベア183b、コンベア185を介して排出口186
に搬送されて、仕上ラインUFP の開始端に取り込まれ
る。基板管理制御パソコン187は、このようにして、
現在使用中のコンテナ87に対応するPBを供給するよ
うに、ユニット図番の入替えを行う。
【0287】前記のように、仕上工程165でのPBの
滞留が無くなるまで、次に投入すべきPBは、自動的
に、基板管理ストレージ182に一時、格納される。こ
のため、修正工程164までの作業速度と仕上工程16
5での作業速度が合わない場合でも、工程間であふれた
PBを、作業者が取り除く必要がなく、必要な管理工数
を大幅に削減することができる。
【0288】後付部品を供給する同期スケジューラ19
1の出庫ステーション57は、排出口186に近接し
て、各仕上ラインUFP に対応して設けてある。
【0289】排出口186に搬送されるPBは、手前に
設けたバーコードリーダ209で、バーコードが読み取
られる。読み取られたバーコードは、同期スケジューラ
制御パソコン302 に入力される。
【0290】バーコードリーダ209により、排出口1
86に同一ユニット図番のPBが規定数供給されるのを
検出することができる。同一ユニット図番のPBが規定
数供給されるのに合わせて、同期スケジューラ制御パソ
コン302 は、各仕上ラインUFP に、コンテナ87と
対応する部品箱88を供給するように、同期スケジュー
ラ制御盤192に出庫指示を与える。出庫指示を受け
て、同期スケジューラ制御盤192は、ラックマスター
44を制御し、収納棚41から指定された部品箱88を
取り出し、指定された出庫ステーション57に搬送す
る。
【0291】作業者は、対応する出庫ステーション57
に出庫された部品箱88を、仕上ラインUFP の開始位
置に取り込む。
【0292】このようにして、PBとこのPBに取付け
る後付部品を、完全に同期して、仕上ラインUFP に供
給することができる。
【0293】従って、従来の組立ラインと異なり、作業
者が供給タイミングを判断して、後付部品を仕上工程に
供給する必要がなく、その分、管理工数を大幅に削減す
ることができる。
【0294】
【発明の効果】上述の如く、請求項1の発明によれば、
工程間での作業速度が合わずに、前の工程を終了した組
立対象ユニットが次工程に供給できない場合には、自動
的に、搬送容器供給装置内に一時収納することができる
ため、管理者が工程間であふれた組立対象ユニットを取
り除く必要がなく、管理工数を大幅に削減することがで
きる。
【0295】また、搬送容器供給装置により、各工程
に、組立対象ユニットとこれに対応する部品を同期して
供給することができるため、管理者が供給タイミングを
判断して、部品を供給する必要がなく、管理工数を大幅
に削減することができる。
【0296】請求項2の発明によれば、負荷管理手段に
より、工程内の各ライン間での仕掛かり工数の差が最少
となるように、組立対象ユニットを収納した搬送容器を
各ラインに割り当てられるため、工程内の各ラインの負
荷のばらつきを小さくでき、生産効率を大幅に向上させ
ることができる。
【0297】請求項3の発明によれば、能率管理手段を
設けたことで、障害等の発生により遅れの生じているラ
インを、管理者が、少ない管理工数で素早く検知して、
対処することができ、生産能率の向上を図ることができ
る。
【0298】請求項4の発明によれば、仕掛かり管理手
段により、仕掛かり許容値を越えた工数を消化するため
に必要な追加の作業工数を提示できるため、管理者は容
易に対処策をとることができ、生産能率の向上を図るこ
とができる。
【0299】請求項5の発明によれば、読み取られた識
別コードを基に、半田付ライン制御部の制御により、搬
送コンベアとユニット供給装置の適応する搬送容器のサ
イズを、自動的に搬送容器のサイズに合わせて切り換
え、かつ、半田付機のコンベア幅を、自動的に組立対象
ユニットのサイズに合わせて切り換えることができる。
このため、多種類のサイズの組立対象ユニットを混在し
て流すことができる。
【0300】請求項6の発明によれば、多種類の組立対
象ユニットを混在して流す場合でも、組立対象ユニット
に指定されている半田保持時間を、自動的に半田付機に
設定することができる。
【0301】請求項7の発明によれば、搬送コンベアと
ユニット供給装置の適応する搬送容器のサイズの切り換
え、及び、半田付機のコンベア幅の切り換えの頻度が、
極力少なくするように、搬送先を決定することができ、
半田付機の稼働率を向上させることができる。
【0302】請求項8の発明によれば、作業者が一時離
席する際に、自動的に、組立対象ユニットを一時的にラ
イン外に格納することができる請求項9の発明によれ
ば、次工程に工数の余裕がない場合に、前工程から供給
された組立対象ユニットを自動的に一時格納し、次工程
に工数の余裕ができたときに、前記格納した組立対象ユ
ニットを取り出して次工程に供給するため、管理者が工
程間であふれた組立対象ユニットを取り除く必要がな
く、管理工数を大幅に削減することができる。
【0303】請求項11の発明によれば、搬送容器供給
装置により、後付部品を必要とする工程に、組立対象ユ
ニットとこれに対応する後付部品を同期して供給するこ
とができるため、管理者が供給タイミングを判断して、
後付部品を供給する必要がなく、管理工数を大幅に削減
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の組立ラインの全体構成図
である。
【図2】第1実施例のライン部のより詳細な構成図であ
る。
【図3】同期スケジューラの構造の概要図である。
【図4】図3中、D1 方向を見た側面図である。
【図5】入庫ステーションの説明図である。
【図6】出庫ステーションの説明図である。
【図7】プリント板を収納するラックの説明図である。
【図8】挿入ラインと同期スケジューラの関係の説明図
である。
【図9】修正ライン、仕上ラインUFと同期スケジュー
ラの関係の説明図である。
【図10】配置人員の設定機能の説明図である。
【図11】修正ラインへのコンテナの工数の割り当ての
説明図である。
【図12】修正ラインに出庫するコンテナのタイミング
と遅れの通知の説明図である。
【図13】仕掛かり許容値の説明図である。
【図14】半田付ライン70の平面図である。
【図15】ラックと収納するプリント板の対応付けの例
を示す図である。
【図16】ラック、ユニット図番、基板幅、半田保持時
間を対応付けた情報の例を示す図である。
【図17】コンベア制御盤のパネル図である。
【図18】バッファステーション付近の平面図である。
【図19】バッファステーションの制御パネルの配置図
である。
【図20】本発明の第2実施例の組立ラインの構成図で
ある。
【図21】従来の、工程間の搬送を人手により行う組立
ラインの説明図である。
【図22】従来の、コンベアを用いる組立ラインの説明
図である。
【符号の説明】
20 組立ライン 21 制御用計算機部 22 ライン部 23 マスタシステム 24 フロアーコントロールシステム 25 ライン制御部 26 ライン制御システム 27 投入管理パソコン 28,30 同期スケジューラ制御パソコン 29 コンベア/半田付機制御パソコン 35,51 同期スケジューラ 37,53,54,55 入庫ステーション 38,56,57 出庫ステーション 36,52 同期スケジューラ制御盤 39 コンベア 41 収納棚 44 ラックマスター 45 コンベア 49 シグナルタワー 60 配膳棚 62 挿入工程 63 半田付工程 64 修正工程 65 仕上工程 71 コンベア制御盤 721 ,722 フロー半田付機 731 ,732 半田付機制御盤 741 ,742 基板供給装置 75 搬送コンベア 821 ,822 バッファコンベア 831 ,832 基板幅切り換えコンベア 85、85M ,85L ラック 86,88 部品箱 87 コンテナ 91〜97 バーコードリーダ 102,103 サイズ切り換え機構 104 ラック位置決め機構 105 適応基板幅切り換え機構 110 バッファステーション 111,116 コンベア 112〜115 移載コンベア 117A ,17B バッファ装置 118 制御部 141 組立ライン 142 制御用計算機部 143 ライン部 252 ライン制御部 262 ライン制御システム 272 投入管理パソコン 282 ,302 同期スケジューラ制御パソコン 352 ,191 同期スケジューラ 159,176,178,185,199 コンベア 162 挿入工程 163 半田付工程 164 修正工程 165 仕上工程 171 コンベア制御盤 1721 ,1722 フロー半田付機 175 搬送コンベア 177,183 入出庫コンベア 180,181、184 分岐部 182 基板管理ストレージ 187 基板管理制御パソコン 202,203,204,206,208,210 セ
ンサ 295,207,209 バーコードリーダ PB プリント板 UI,UIP 挿入ライン UA,UAP 修正ライン UF,UFP 仕上ライン

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定数の組立対象ユニットを収納した搬
    送容器、及び、所定数の部品を収納した搬送容器を収納
    可能な収納棚と、前記搬送容器の有無を検出する入庫検
    出器を設けた入庫口と、次工程の作業ラインの開始位置
    に対応して設けられており、前記搬送容器の有無を検出
    する出庫検出器を設けた出庫口と、前記入庫口,収納棚
    及び出庫口の間で、前記搬送容器を移送する移送機構
    と、前記移送機構を制御して、前記入庫口を介して搬送
    容器を入庫させ、前記収納棚から前記出庫口に前記搬送
    容器を出庫させる制御部とを備えており、 前記制御部に制御された移送機構により、前工程から前
    記入庫口に供給された、所定数の組立対象ユニットを収
    納した搬送容器、及び、前記入庫口に供給された部品を
    収納した搬送容器を収納し、 前記移送機構により、組立対象ユニットのみ供給すべき
    工程に対しては、組立対象ユニットの標準工数に基づい
    て、前記出庫口に先に出庫された搬送容器が滞留してい
    ないときに、組立対象ユニットを収納した搬送容器を前
    記出庫口に出庫し、組立対象ユニットと前記組立対象ユ
    ニットに対応する部品を供給すべき工程に対しては、組
    立対象ユニットの標準工数に基づいて、前記出庫口に先
    に出庫された搬送容器が滞留していないときに、組立対
    象ユニットを収納した搬送容器と前記組立対象ユニット
    に対応する部品を収納した搬送容器とを同期して前記出
    庫口に出庫する搬送容器供給装置を有することを特徴と
    する組立ライン。
  2. 【請求項2】 複数のラインからなる工程を含み、前記
    搬送容器供給装置の制御部は、入庫時前記工程内の各ラ
    インに割り当てられ未出庫である組立対象ユニットを収
    納した搬送容器に対応した仕掛かり工数の、各ライン間
    での差が最小となるように、組立対象ユニットを収納し
    た搬送容器の入庫時に、前記工程内の各ラインに、前記
    搬送容器を割り当てる負荷管理手段を有することを特徴
    とする請求項1記載の組立ライン。
  3. 【請求項3】 前記搬送容器供給装置の制御部は、各工
    程の各ラインに対して出庫した組立対象ユニットを収納
    した各搬送容器の工数を監視し、規定時間以上遅れが生
    じている場合には警報を生成する能率管理手段を有する
    ことを特徴とする請求項1記載の組立ライン。
  4. 【請求項4】 前記搬送容器供給装置の制御部は、各工
    程毎に仕掛かり許容値、及び各工程内のライン毎に仕掛
    かり許容値を設定しており、入庫時前記工程内の各ライ
    ンに割り当てられ未出庫である組立対象ユニットを収納
    した搬送容器に対応した仕掛かり工数が前記仕掛かり許
    容値を越えた工程及びラインに関して、追加の作業工数
    を指示する仕掛かり管理手段を有することを特徴とする
    請求項1記載の組立ライン。
  5. 【請求項5】 搬送容器サイズと搬送容器に収納されて
    いる組立対象ユニットのサイズ等を識別するための情報
    を含む識別コードを貼付されている搬送容器を使用し、 組立対象ユニットのサイズに合わせてコンベア幅を切り
    換えるコンベア幅切り換え機構を備えた半田付機と、 適応する搬送容器のサイズを切り換えるサイズ切り換え
    機構を備えており、供給された搬送容器から一枚ずつ組
    立対象ユニットを取り出して、半田付機に供給するユニ
    ット供給装置と、 適応する搬送容器のサイズを切り換えるサイズ切り換え
    機構を備えており、前工程から供給される組立対象ユニ
    ットを収納した搬送容器をユニット供給装置まで搬送す
    る搬送コンベアと、 識別コード読み取り器で読み取られた前記識別コードを
    基に、搬送容器のサイズと組立対象ユニットのサイズを
    識別し、前記識別結果に応じて、前記サイズ切り換え機
    構とコンベア幅切り換え機構を制御して、前記搬送コン
    ベアとユニット供給装置の適応する搬送容器のサイズ、
    及び、前記半田付機のコンベア幅を切り換える半田付ラ
    イン制御部とからなる半田付ラインを有することを特徴
    とする請求項1記載の組立ライン。
  6. 【請求項6】 前記半田付ライン制御部は、前記識別コ
    ードを基に得られる、組立対象ユニットに指定されてい
    る半田保持時間に従って、前記半田付機の半田保持時間
    を切り換えることを特徴とする請求項5記載の組立ライ
    ン。
  7. 【請求項7】 前記半田付機を並列に複数配設してお
    り、前記搬送コンベアは、前記各半田付機に対応するユ
    ニット供給装置のいずれかに搬送容器を搬送する分岐部
    を備えており、前記半田付ライン制御部は、前記識別コ
    ードを基に得られる搬送容器のサイズ、組立対象ユニッ
    トのサイズの情報を基に、搬送容器の搬送先のユニット
    供給装置を決定し、決定した搬送先に搬送容器を搬送さ
    せるように前記搬送コンベアの分岐部を制御することを
    特徴とする請求項5記載の組立ライン。
  8. 【請求項8】 前記半田付ラインから排出された組立対
    象ユニットを次工程に続くコンベアに移載する作業を担
    当する作業者が離席する際に、前記半田付ラインから排
    出された組立対象ユニットを一時的に格納する一時格納
    装置を、前記半田付ラインの排出口に近接して設けたこ
    とを特徴とする請求項5記載の組立ライン。
  9. 【請求項9】 前の工程から次の工程へとコンベアで組
    立対象ユニットが搬送される組立ラインにおいて、 次工程に工数の余裕がない場合に、前工程から供給され
    た組立対象ユニットを自動的に一時格納し、次工程に工
    数の余裕ができたときに、前記格納した組立対象ユニッ
    トを取り出して次工程に供給する、工程間管理手段を設
    けたことを特徴とする組立ライン。
  10. 【請求項10】 前記工程間管理手段は、 複数の組立対象ユニットを格納できるユニット格納装置
    と、 次工程の手前で、上流及び下流のコンベアに接続されて
    おり、上流からの組立対象ユニットを下流のコンベアに
    搬送するか、前記ユニット格納装置側に搬送するかを切
    り換える分岐部と、 前記分岐部とユニット格納装置間に設けられており、分
    岐部からの組立対象ユニットを、前記ユニット格納装置
    側に搬送し、かつ、前記ユニット格納装置から出庫され
    た組立対象ユニットを次工程側に搬送する入出庫コンベ
    アと、 次工程での組立対象ユニットの滞留を検出する滞留検出
    器と、 滞留検出器で検出された滞留の状況から、次工程での工
    数に余裕が無いと判断した場合には、組立対象ユニット
    を前記ユニット格納装置に格納するように、前記分岐部
    とユニット格納装置を制御し、次工程での工数に余裕が
    できたと判断した場合には、組立対象ユニットを次工程
    に搬送させるように、前記分岐部とユニット格納装置を
    制御する格納制御部とから構成されることを特徴とする
    請求項9記載の組立ライン。
  11. 【請求項11】 所定数の部品を収納した搬送容器を収
    納可能な収納棚と、前記搬送容器の有無を検出する入庫
    検出器を設けた入庫口と、後付部品を必要とする工程の
    作業ラインの開始位置に対応して設けられた出庫口と、
    前記入庫口,収納棚及び出庫口の間で、前記搬送容器を
    移送する移送機構と、前記移送機構を制御して、前記入
    庫口を介して搬送容器を入庫させ、前記収納棚から前記
    出庫口に前記搬送容器を出庫させる制御部とを備えてお
    り、 前記制御部に制御された移送機構により、前記入庫口に
    供給された後付部品を収納した搬送容器を収納し、 前記移送機構により、組立対象ユニットと前記組立対象
    ユニットに対応する後付部品を供給すべき工程に対し
    て、前記コンベアによる組立対象ユニットの規定数の前
    記工程への供給に同期して、後付部品を収納した前記搬
    送容器を出庫口に出庫して、前記工程に供給する搬送容
    器供給装置を有することを特徴とする請求項9記載の組
    立ライン。
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