JPH0890398A - 金属片のバリ取り方法および装置 - Google Patents

金属片のバリ取り方法および装置

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JPH0890398A
JPH0890398A JP22843994A JP22843994A JPH0890398A JP H0890398 A JPH0890398 A JP H0890398A JP 22843994 A JP22843994 A JP 22843994A JP 22843994 A JP22843994 A JP 22843994A JP H0890398 A JPH0890398 A JP H0890398A
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burrs
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  • Finish Polishing, Edge Sharpening, And Grinding By Specific Grinding Devices (AREA)
  • Constituent Portions Of Griding Lathes, Driving, Sensing And Control (AREA)
  • Grinding And Polishing Of Tertiary Curved Surfaces And Surfaces With Complex Shapes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 スラブなどの金属片に発生する溶断バリや研
削バリを効率的に除去する。 【構成】 バリ取り装置21は、スラブ13の各端部の
バリ取りのために設けられている。それはスラブ13の
長手方向に平行に移動自在な門形走行台車10と、それ
に設けられている横行アーム9と、その遊端部に設けら
れている旋回可能な昇降アーム8と、その下端部に設け
られている揺動ユニット7と、その直線アーム7aの両
端に設けられている回転砥石5および回転ワイヤブラシ
6と、スラブ13の搬入、搬出を行うローラテーブル1
1と、スラブ13の底面より小さい面積でスラブ13を
昇降自在に支持する架台12とを含む。バリ取り装置2
1は、様々な動きをすることができるので、これらの動
きを組合わせることによって、スラブ13の上面、下面
のそれぞれの外周各端部のバリをスラブ13を反転する
ことなく除去することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、金属片の溶断部や研削
部に発生するバリを除去する金属片のバリ取り方法およ
び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】現在金属片の製造は、内部品質が均質
で、歩留りが良好な連続鋳造装置を用いて行われるのが
一般的である。この連続鋳造装置において連続鋳造して
製造される金属片、たとえば鋳鋼スラブ(以後単にスラ
ブと記す)は連続鋳造装置の下流に配設されているガス
切断機によって所定の長さに切断される。スラブのガス
切断において、切断部近傍は溶解するので、図9、図1
0に示すようにスラブ1の長手方向の切断両端部に溶断
バリ2a〜2dが形成される。この溶断バリ2a〜2d
は、図10に示すようにスラブ上面の溶断バリ2a,2
cよりもスラブ1下面の溶断バリ2b,2dの方が大き
く、その大きさはたとえば、スラブ1上面で10mm程
度、スラブ下面で20〜100mm程度である。しかも
この溶断バリ2a〜2dがたとえばステンレス鋼スラブ
のそれである場合には、加熱炉などにおいて高温酸化さ
れても容易に酸化されてスケールオフされずに残存して
しまうのである。したがって、この溶断バリ2a〜2d
が形成されたスラブ1は、そのまま次工程において加熱
され熱間圧延されると、溶断バリが圧延ロール表面に疵
を付けるので、熱延製品には圧延ロールの疵模様が転写
される不具合が生じる。このためスラブ1表面の表面欠
陥の除去方法としては、スラブ1がたとえばステンレス
鋼やそれに準ずる合金鋼などのスラブの場合、比較的大
型のグラインダによる研削除去が一般的である。このス
ラブ1の研削においては、図9、図11に示すようにス
ラブ1の幅方向両端部に研削バリ3a〜3dが形成され
る。この研削バリ3a〜3dの大きさは、たとえば2〜
7mm程度である。この研削バリ3a〜3dは、前記溶
断バリ2a〜2dよりも小さいけれども、そのまま熱間
圧延されて、酸化されてスケールオフされずに残存して
しまった研削バリ3a〜3dがスラブ1の内側に倒れ込
むと、熱延製品の両端部には表面疵やヘゲ疵が形成され
る。そのため、スラブ1の各端部に形成された溶断バリ
2a〜2d、研削バリ3a〜3dは熱間圧延の前に除去
することが必要である。
【0003】スラブ1がたとえば普通鋼スラブの場合、
熱間圧延工程の加熱炉において、スラブ1の加熱に伴う
スラブ表面の酸化損耗によって比較的大きさの小さい研
削バリ3a〜3dおよびスラブ上面の溶断バリ2a,2
cは比較的容易に極く自然に除去される。このため前述
の如き圧延ロールの損傷や熱延製品の表面異常などはほ
とんどない。このため普通鋼スラブにおいては、スラブ
1下面の溶断バリ2b,2dのバリ取りのみを行えばよ
い。普通鋼スラブのバリ取り装置としては、回転ハンマ
式やプレーナ式バリ取り装置が一般に用いられている。
これらのバリ取り装置は、いずれも1つの装置でスラブ
1の一方の面の同一方向に発生したバリの除去しか対応
できないけれども、スラブ下面の溶断バリ2b,2dの
みを除去すればよいので、普通鋼スラブのバリ取りは比
較的容易であり特に問題はない。一方スラブ1がたとえ
ばステンレス鋼などのスラブの場合、ステンレス鋼自身
が耐酸化性に優れているので、普通鋼スラブの場合のよ
うなスラブ表面の自然な酸化損耗によるバリの除去は困
難である。またステンレス鋼などのスラブのバリ取り方
法は、スラブ1全体の各端面の堅固なバリを除去する必
要があるので、普通鋼スラブで用いられているバリ取り
装置では簡単かつ容易に除去することができず、さらに
複数のバリ取り装置が必要となる。このため効率的なバ
リ取りが困難であり、かつ設備投資額が増大する。
【0004】現在ステンレス鋼スラブのバリ取り方法と
しては、スラブ1全体または局部的な表面欠陥などを研
削除去する前記大型グラインダに比べて小型のグライン
ダ、たとえば工業用空気(圧縮空気)を動力源とするデ
ィスク型ハンドグラインダを用いて、人手作業によりス
ラブ1上面の外周各端部のバリ(2a,2c,3a,3
b)を除去した後、必要に応じて天井走行クレーンやス
ラブトングス(スラブ運搬装置)を用いてスラブ1を所
定位置間で運搬し、このスラブ1を反転設備等によって
反転させ、引続きスラブ1下面の外周各端部のバリ(2
b,2d,3c,3d)を同様に除去する方法が一般に
採用されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前述のように、ステン
レス鋼スラブの周囲各端部に発生する堅固なバリのバリ
取り作業は、スラブ表面を回転砥石を備えるディスク型
ハンドグラインダによって研削し、発生して飛散堆積し
ている切粉や周囲に浮遊している粉塵の存在する不良で
不安全な環境下での人手作業によらざるを得ないという
問題点がある。しかも、このバリ取り作業そのものも、
直接粉塵が発生し、比較的高温の不良環境下での長時間
にわたる重筋作業である。損傷され易い多数のディスク
型ハンドグラインダの保全や保管管理、消耗品であるデ
ィスク型丸砥石の比較的高頻度な交換、圧縮空気源口か
らディスク型ハンドグラインダまでの間のフレキシブル
ホースやゴムホースの交換やこれらの間における圧縮空
気の漏洩など、作業性面や能率および生産性の面やラン
ニングコスト(経済性)面や様々な管理面や安全面でも
多くの問題点がある。
【0006】さらにこのようなバリ取り作業において、
研削効率を高めるために、ディスク型ハンドグラインダ
の出力を増加させると、単に不安全性が増すというだけ
でなく、図12に示すようにスラブ1端部に二次バリ4
a,4bが発生するという問題点がある。この二次バリ
4a,4bの大きさは、0.5〜1mm程度と小さいけ
れども、そのまま熱間圧延されると、やはり研削バリ3
a〜3dと同様、熱延製品の表面疵の原因となる不具合
が生じる。このためディスク型ハンドグラインダの出力
は、二次バリ4a,4bの発生が抑制される範囲に制限
されている。またスラブ1の下面のバリ取りを行うに
は、スラブ1を運搬したり反転させる作業が必要であ
り、作業性や能率や生産性などが極めて悪いという問題
点がある。このようにスラブ1やステンレス鋼スラブの
バリ取り方法には多数の問題点があり、効率的なバリ取
り方法は確立されていないのが現状である。
【0007】本発明の目的は、種々の合金や金属等のス
ラブなど金属片の溶断部や研削部に発生するバリを、前
述の如き種々の問題点を解決して、直接人手によらず効
率的に除去することのできる金属片のバリ取り方法およ
び装置を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、スラブなどの
金属片の溶断部や研削部に発生するバリを除去する金属
片のバリ取り方法において、金属片のバリを回転砥石で
研削除去し、残存するバリをさらに回転ワイヤブラシで
除去することを特徴とする金属片のバリ取り方法であ
る。また本発明は、スラブなどの金属片の溶断部や研削
部に発生するバリを除去する金属片のバリ取り装置にお
いて、回転砥石と、回転ワイヤブラシと、回転砥石およ
び回転ワイヤブラシが直線状のアームの両端に配置さ
れ、アームの中央付近を支点として揺動変位可能な揺動
手段と、回転砥石または回転ワイヤブラシを金属片の外
周各端部に発生するバリに接触させながら、揺動手段を
金属片に対して相対的に移動させる移動手段とを含むこ
とを特徴とする金属片のバリ取り装置である。また本発
明は、金属片の底面より小さい面積で金属片を受け、金
属片の載置高さを変更可能な架台を含むことを特徴とす
る。
【0009】
【作用】本発明に従えば、スラブなどの金属片の溶断部
や研削部に発生するバリは、回転砥石で研削除去後、さ
らに回転ワイヤブラシで除去される。これによって、極
力人手によらず回転砥石によるバリ取りでこれらのバリ
が研削除去されるが、仮に二次バリが発生しても、さら
に後続する回転ワイヤブラシによって二次バリが除去さ
れるので、金属片に発生するバリは完全に除去される。
またこの2段階に行われる機械的なバリ取りによって、
回転砥石による二次バリの発生を抑制するために回転砥
石の出力を低下させたり非能率的なバリ取り作業を強制
的に実施したりする必要がなくなるので、特に安全衛生
面や能率および生産性の面で効率的なバリ取りを行うこ
とができる。
【0010】また本発明に従えば、金属片のバリ取り装
置は、回転砥石と、回転ワイヤブラシと、回転砥石およ
び回転ワイヤブラシが直線状のアームの両端に配置さ
れ、アームの中央付近を支点として揺動変位可能な揺動
手段と、回転砥石または回転ワイヤブラシを金属片の外
周各端部に発生するバリに直接接触させながら、揺動手
段を金属片に対して相対的に移動させる移動手段とを含
んで構成される。このような構成を有する金属片のバリ
取り装置は、格別金属片の上面および下面を反転させず
とも、金属片の上面、下面のそれぞれの外周各端部に沿
って、回転砥石および回転ワイヤブラシを金属片の外周
各端部に発生するバリに直接接触させた状態で移動する
ことができるので、1台の装置で金属片のすべての端部
のバリを効率的に除去することができる。また回転砥石
と回転ワイヤブラシの切換えを任意に、しかも揺動手段
によって迅速かつ容易に行うことができるので、効率的
なバリ取り作業が可能となる。
【0011】また本発明に従えば、金属片のバリ取り装
置は金属片の底面より小さい面積で金属片を受け、金属
片の載置高さを変更可能な架台を含む。これによって金
属片を上方に押上げ、金属片の下方に回転砥石または回
転ワイヤブラシを何ら邪魔されることなく挿入すること
ができる空間が確保されるので、金属片を反転すること
なく、金属片下面側のバリをそのまま効率的に除去する
ことができる。
【0012】
【実施例】本発明の実施例について図1〜図8により説
明する。これらの図において対応する部分には同一の参
照符号を付す。図1は本発明の一実施例であるバリ取り
装置の簡略化された構成を示す平面図であり、図2は図
1に示すバリ取り装置の正面図であり、図3は図1に示
すバリ取り装置の各部の動作方向を示す斜視図であり、
図4はスラブの上面側端部に回転砥石を当接させてバリ
取りを行っている状況を示す説明図であり、図5はスラ
ブの下面側端部に回転砥石を当接させてバリ取りを行っ
ている状況を示す説明図であり、図6はスラブの上面側
端部に回転ワイヤブラシを当接させて二次バリを除去し
ている状況を示す説明図であり、図7はスラブの下面側
端部に回転ワイヤブラシを当接させて二次バリを除去し
ている状況を示す説明図であり、図8はスラブのバリ取
り作業手順を示すフローチャートである。
【0013】図1、図2および図3に示すようにバリ取
り装置21は、金属片の1つであるステンレス鋼やこれ
に準ずる合金鋼や金属などのスラブ13の長手方向に平
行に移動自在な移動手段である門形走行台車10と、門
形走行台車10に設けられている横行アーム9と、横行
アーム9の遊端部に設けられている旋回可能な昇降アー
ム8と、昇降アーム8の下端部に設けられている揺動手
段である揺動ユニット7と、揺動ユニット7の直線アー
ム7aの両端に設けられている回転砥石5および回転ワ
イヤブラシ6と、スラブ13の搬入、搬出を行うローラ
テーブル11と、スラブ13の底面より小さい面積でス
ラブ13を昇降自在に支持する架台12とを含んで構成
される。
【0014】前記門形走行台車10は、スラブ13の長
手方向に平行に敷設されている2本のレール14a,1
4b上を図示しないモータなどによって矢符15または
その反対方向に自在に移動することができる。この2本
のレール14a,14bの間隔は、スラブ13の幅より
も大きい。前記横行アーム9は、門形走行台車10の上
部フレーム10aに設けられており、図示しないスクリ
ュー機構などによってスラブ13の長手方向と直角な矢
符16またはその反対方向に自在に移動することができ
る。前記昇降アーム8は鉛直軸線を有するたとえば円柱
体であり、前記横行アーム9の遊端部にその上端部が設
けられている。そして、この昇降アーム8は図示しない
油圧機構と回転アクチュエータによって鉛直軸線に沿っ
て、矢符17またはその反対方向に自在に昇降すること
が可能であり、さらに鉛直軸線まわりに矢符18または
その反対方向に自在に旋回することができる。
【0015】前記揺動ユニット7は、前記昇降アーム8
の下端部に設けられている回転アクチュエータ7bと、
前記回転砥石5と前記回転ワイヤブラシ6とが両端部に
それぞれ設けられている直線アーム7aとを含んで構成
される。この直線アーム7aは、中央部付近で前記回転
アクチュエータ7bの回転軸7cと図示しないキーによ
って固定されているので、中央部付近を支点として矢符
19方向またはその反対方向に揺動することができる。
このため前記回転砥石5と前記回転ワイヤブラシ6との
切換えを任意に、しかも迅速かつ容易に行うことができ
る。またこの揺動ユニット7は前記昇降アームの旋回運
動によって矢符18またはその反対方向に旋回すること
もできる。このためスラブ13のバリ取り位置の変更、
たとえば短辺側端面から長辺側端面への変更またはその
逆の変更を任意にしかも迅速かつ容易に行うことができ
る。前記回転砥石5は平砥石が用いられ、その回転方向
は自重に逆らわない方向またはスラブ13の外周各部に
発生しているバリの方向(向き)や程度に相応してバリ
が簡単かつ容易に、しかも美麗で安全に除去しやすい方
向に自在に回転される。前記回転ワイヤブラシ6は、た
とえばピアノ線の如き高硬度の鋼製線材を半径方向に放
射状に配列したブラシロールが用いられ、その回転方向
は同様に自重に逆らわない方向またはスラブ13の外周
各部に発生しているバリの方向(向き)や程度に相応し
てバリが簡単かつ容易に、しかも美麗で安全に除去しや
すい方向に自在に回転される。
【0016】この揺動ユニット7に設けられる直線アー
ム7aの両端部にそれぞれ備えられる回転砥石5と回転
ワイヤブラシ6とは、図1〜図3に示すように、これら
の向きを、スラブ13のバリ取り位置、すなわちその短
辺側端面および長辺側端面に対して直交するように配置
してバリ取りされるだけでなく、図3の矢符18に示す
ように旋回されてたとえば45°程度の特定角度を有す
るように配置してバリ取りすることが任意にできる。こ
のように特定角度を有するようにひねって配置しバリ取
りすることによって、スラブ13の外周各端部に発生し
ているバリに回転する砥石5(平砥石)や回転するワイ
ヤブラシ6を直接接触させて、移動手段である門形走行
台車10を所定方向(15,16)に移動させながら、
バリ取りを行う際に、回転する砥石5(平砥石)の角部
や同じく回転するワイヤブラシ6がスラブ13のバリ取
り位置、すなわちスラブ13の外周端部に食い込んで円
滑な移動が困難となり、スラブ13の外周端部を傷めず
にバリのみ正常かつ完全に除去することが困難となるの
を回避することができる。
【0017】前記架台12は、油圧シリンダ12aと、
そのピストン棒である支持台12bとを含んで構成され
る。この支持台12bは、鉛直軸線を有する円柱体であ
り、その鉛直軸線に沿って矢符20またはその反対方向
に自在に昇降することができる。これによって、スラブ
13を上方に押上げ、スラブ13の下方に前記回転砥石
5または前記回転ワイヤブラシ6を挿入することができ
るので、スラブ13を運搬や反転することなく、スラブ
13の下面側のバリを効率的に除去することができる。
またこの支持台12bの支持面積は、スラブ13の底面
の面積より小さいので、スラブ13の下面側のバリ取り
作業を何ら支障なく容易に行うことができる。
【0018】以上のように本実施例のバリ取り装置21
は、様々な動きをすることができるので、これらの動き
を総合的に組合わせることによって、スラブ13の上
面、下面のそれぞれの外周各端部に沿って、回転砥石5
または回転ワイヤブラシ6を当接した状態で移動するこ
とができる。このバリ取り装置21において、スラブ1
3の長手方向に平行に移動自在な門形走行台車10を台
車としてではなく、特定位置に不動に固定配置しておい
て、スラブ13の長手方向の移動を長く配設しておいた
ローラテーブル11に合わせ持たせることによって、つ
まりスラブ13の搬入、搬出を行うローラテーブル11
に移動手段を付加することによっても、スラブ13の外
周各端部に沿って、回転砥石5または回転ワイヤブラシ
6を当接させた状態で移動させて、かかるバリ取り作業
を行うこともできる。
【0019】図4には、スラブ13の上面側端部に回転
砥石5を当接させてバリ取りを行っている状況を示す。
このような回転砥石5の配設状況は、門形走行台車10
の移動と、揺動ユニット7の揺動によって得られる。図
5には、スラブ13の下面側端部に回転砥石5を当接さ
せてバリ取りを行っている状況を示す。このような回転
砥石5の配設状況は、図4の状態から門形走行台車10
を回転砥石5がスラブ13から離反するように移動させ
た後、揺動ユニット7を揺動して回転砥石5をスラブ1
3の下面側に移動させ、さらに再度門形走行台車10を
スラブ13に近接するように移動させることによって得
られる。
【0020】図6には、スラブ13の上面側端部に回転
ワイヤブラシ6を当接させて二次バリを除去している状
況を示す。このような回転ワイヤブラシ6の配設状況
は、図4の状況から門形走行台車10を回転砥石5がス
ラブ13から離反するように移動させた後、揺動ユニッ
ト7を180度揺動して回転ワイヤブラシ6をスラブ1
3の上面側に移動させ、さらに再度門形走行台車10を
スラブ13に近接するように移動させることによって得
られる。図7には、スラブ13の下面側端部に回転ワイ
ヤブラシ6を当接させて二次バリを除去している状況を
示す。このような回転ワイヤブラシ6の配設状況は、図
6の状況から門形走行台車10を回転ワイヤブラシ6が
スラブ13から離反するように移動させた後、揺動ユニ
ット7を揺動して回転ワイヤブラシ6をスラブ13の下
面側に移動させ、さらに再度門形走行台車10をスラブ
13に近接するように移動させることによって得られ
る。
【0021】次に本実施例のスラブ13のバリ取り作業
手順を図8に示すフローチャートにより説明する。ステ
ップs1では、回転砥石5や回転ワイヤブラシ6の交換
・点検整備などのバリ取り装置21の運転準備を整えて
バリ取り作業を開始する。ステップs2では、スラブ1
3をローラテーブル11によって搬入し、所定位置に停
止させる。ステップs3では、架台12の油圧シリンダ
12aを駆動して、そのピストン棒である支持台12b
を介してスラブ13を上昇させ、その上面のバリ取りに
好適な位置で停止させる。ステップs4では、図4に示
すように回転砥石5がスラブ上面側端部に前述した方法
で当接される。ステップs5では、スラブ上面の外周端
部の溶断バリおよび研削バリが回転砥石5によって除去
される。このバリ取り作業は、通常スラブ13の一方の
短辺側から開始され、時計まわりにスラブ13の上面外
周部を1周するまで行われる。スラブ13の短辺側から
長辺側にバリ取り位置を変更する際には、前記揺動ユニ
ット7を90度旋回させればよい。ステップs6では、
比較的大きなバリである溶断バリ、研削バリの残存の有
無が判定される。この判定では、ステップs5で発生す
る小さなバリである二次バリの存在は許容される。これ
ら溶断バリ、研削バリの残存が認められる場合には、ス
テップs5に戻り、再度バリ残存部のバリ取りが行われ
る。これら溶断バリ、研削バリの残存が認められない場
合には、ステップs7に進む。
【0022】ステップs7では、図6に示すように回転
ワイヤブラシ6がスラブ上面側端部に前述した方法で当
接される。ステップs8では、スラブ上面の外周端部の
二次バリが回転ワイヤブラシ6によって除去される。こ
の二次バリ取りは、前記バリ取りと同様に時計まわりに
スラブ13の上面外周面を1周するまで行われる。ステ
ップs9では、前記二次バリの残存の有無が判定され
る。前記二次バリの残存が認められる場合には、ステッ
プs8に戻り、再度二次バリ残存部の二次バリ取りが行
われる。前記二次バリの残存が認められない場合には、
ステップs10に進む。
【0023】ステップs10では、架台12によってス
ラブ13をさらに上昇させ、スラブ13の下方に回転砥
石5または回転ワイヤブラシ6を挿入して、スラブ13
の下面端部のバリ取りを好適に行うことができる空間を
確保する。ステップs11では、図5に示すように回転
砥石5がスラブ下面側端部に前述した方法で当接され
る。ステップs12では、スラブ下面の外周端部の溶断
バリおよび研削バリが回転砥石5によって除去される。
このバリ取りは、前記スラブ上面のバリ取りと同様に時
計まわりにスラブ13の下面外周面を1周するまで行わ
れる。ステップs13では、前記ステップs6と同様に
溶断バリ、研削バリの残存の有無が判定される。ステッ
プs14では、図7に示すように回転ワイヤブラシ6が
スラブ下面側端部に前述した方法で当接される。ステッ
プs15およびステップs16では、前記ステップs8
およびステップs9と同様にスラブ下面側の二次バリが
除去され、二次バリの残存の有無が判定される。この二
次バリの残存が認められない場合には、スラブ13のバ
リ取りが完了する。ステップs17では、スラブ13を
架台12によって下降させ、ローラテーブル11上に載
置させる。ステップs18では、スラブ13がローラテ
ーブル11によって搬出され、ステップs19でスラブ
13のバリ取り作業が終了する。
【0024】以上のように本実施例では、スラブ13の
バリ取り作業を効率的に行うことができる。
【0025】
【発明の効果】以上に詳述する本発明によれば、前述の
如き本発明の課題を達成するのは勿論のこと、以下に列
挙するような諸効果を奏し、その工業的価値の非常に大
きなものである。
【0026】(1)金属片の1つであるスラブなどの溶
断部や研削部に発生するバリ、このようなバリを研削除
去しようとして発生する二次バリをも機械的に完全に除
去することができる。このため次工程における表面疵な
どの大きな発生要因である1つが除去され、この金属片
から金属製品が歩留まり良く製造され、その表面品質が
大幅に向上する。
【0027】(2)金属片の外周各端部を損傷させるこ
となく円滑に、しかも直接人手作業によらず機械的に1
台の装置でもって高能率に多数の金属片のバリ取り作業
を行うことができる。しかも、この装置を遠隔操作また
は自動制御してバリ取り作業することが可能となり、不
安全で不良な環境下での重筋作業を解消することができ
る。
【0028】(3)高頻度で煩わしいハンドグラインダ
やディスク型丸砥石など諸物品の保管、保全、交換など
の作業性の面、能率および生産性の面、ランニングコス
ト(経済性)の面、様々な管理面で大幅に改善かつ向上
する。
【0029】(4)バリ取り作業を行うに際して、金属
片の運搬や反転作業を全く必要とせず、これらの物流を
大幅に改善しながら1台の装置でもって多量の金属片の
バリ取り作業ができる。
【0030】(5)バリ取り装置における移動自在な移
動手段として門形走行台車のほかに、主としてスラブの
搬入・搬出を行うローラテーブルも利用することができ
る。
【0031】(6)主として金属片の上下面の表面疵な
どを研削除去する大型のグラインダと特に前記(5)項
に記載する移動手段を有するバリ取り装置を直線状等に
配置するレイアウトなどを工夫すれば、一層効率の良い
金属片の最終的なバリ取り作業を含む金属片の表面手入
れ(研削)が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例であるバリ取り装置の簡略化
された構成を示す平面図である。
【図2】図1に示すバリ取り装置の正面図である。
【図3】図1に示すバリ取り装置の各部の動作方向を示
す斜視図である。
【図4】スラブの上面側端部に回転砥石を当接させてバ
リ取りを行っている状況を示す説明図である。
【図5】スラブの下面側端部に回転砥石を当接させてバ
リ取りを行っている状況を示す説明図である。
【図6】スラブの上面側端部に回転ワイヤブラシを当接
させて二次バリを除去している状況を示す説明図であ
る。
【図7】スラブの下面側端部に回転ワイヤブラシを当接
させて二次バリを除去している状況を示す説明図であ
る。
【図8】スラブのバリ取り作業手順を示すフローチャー
トである。
【図9】スラブにおけるバリの発生状況を簡略化して示
す斜視図である。
【図10】図9の切断面線X−Xから見た断面図であ
る。
【図11】図9の切断面線XI−XIから見た断面図で
ある。
【図12】溶断バリをハンドグラインダで除去したとき
に発生する二次バリの状況を示す説明図である。
【符号の説明】
1 スラブ 2a,2b,2c,2d 溶断バリ 3a,3b,3c,3d 研削バリ 4a,4b 二次バリ 5 回転砥石 6 回転ワイヤブラシ 7 揺動ユニット 7a 直線アーム 7b 回転アクチュエータ 7c 回転軸 8 昇降アーム 9 横行アーム 10 門形走行台車 11 ローラテーブル 12 架台 12a 油圧シリンダ 12b 支持台 13 ステンレス鋼スラブ 21 バリ取り装置

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スラブなどの金属片の溶断部や研削部に
    発生するバリを除去する金属片のバリ取り方法におい
    て、 金属片のバリを回転砥石で研削除去し、 残存するバリをさらに回転ワイヤブラシで除去すること
    を特徴とする金属片のバリ取り方法。
  2. 【請求項2】 スラブなどの金属片の溶断部や研削部に
    発生するバリを除去する金属片のバリ取り装置におい
    て、 回転砥石と、 回転ワイヤブラシと、 回転砥石および回転ワイヤブラシが直線状のアームの両
    端に配置され、アームの中央付近を支点として揺動変位
    可能な揺動手段と、 回転砥石または回転ワイヤブラシを金属片の外周各端部
    に発生するバリに接触させながら、揺動手段を金属片に
    対して相対的に移動させる移動手段とを含むことを特徴
    とする金属片のバリ取り装置。
  3. 【請求項3】 金属片の底面より小さい面積で金属片を
    受け、金属片の載置高さを変更可能な架台を含むことを
    特徴とする請求項2記載の金属片のバリ取り装置。
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