JPH0890945A - 熱転写シート - Google Patents
熱転写シートInfo
- Publication number
- JPH0890945A JPH0890945A JP6258721A JP25872194A JPH0890945A JP H0890945 A JPH0890945 A JP H0890945A JP 6258721 A JP6258721 A JP 6258721A JP 25872194 A JP25872194 A JP 25872194A JP H0890945 A JPH0890945 A JP H0890945A
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- JP
- Japan
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- transfer sheet
- thermal transfer
- inorganic filler
- resistant slipping
- hardness
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Abstract
(57)【要約】
【目的】耐熱滑性層に用いる無機フィラーの硬度を最適
化することにより、滑性、離型性に優れ、サーマルヘッ
ド走行性が良好であり、熱転写シートにスティッキング
やシワ、破損が発生せず、またサーマルヘッド磨耗も少
ない良好な耐熱滑性層を有する熱転写シートを提供する
ことである。 【構成】基材フィルムの一方の面に熱転写性色材層が形
成され、他方の面に無機フィラーを含有する耐熱滑性層
が形成されてなる熱転写シートにおいて、該無機フィラ
ーに含まれる主成分と不純物の硬度が、(主成分の硬度
<不純物の硬度)なる関係を有し、且つ、該無機フィラ
ーのX線回折における主成分の最強回折線強度Xと不純
物の最強回折線強度Yとの比が 0.03≦Y/X≦
0.20の関係を有することを特徴とする。
化することにより、滑性、離型性に優れ、サーマルヘッ
ド走行性が良好であり、熱転写シートにスティッキング
やシワ、破損が発生せず、またサーマルヘッド磨耗も少
ない良好な耐熱滑性層を有する熱転写シートを提供する
ことである。 【構成】基材フィルムの一方の面に熱転写性色材層が形
成され、他方の面に無機フィラーを含有する耐熱滑性層
が形成されてなる熱転写シートにおいて、該無機フィラ
ーに含まれる主成分と不純物の硬度が、(主成分の硬度
<不純物の硬度)なる関係を有し、且つ、該無機フィラ
ーのX線回折における主成分の最強回折線強度Xと不純
物の最強回折線強度Yとの比が 0.03≦Y/X≦
0.20の関係を有することを特徴とする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、熱転写シートに関し、
更に詳しくは特定の材料からなる耐熱滑性層が設けら
れ、印画によるシワ、スティッキング、及びサーマルヘ
ッド磨耗を改善した熱転写シートに関する。
更に詳しくは特定の材料からなる耐熱滑性層が設けら
れ、印画によるシワ、スティッキング、及びサーマルヘ
ッド磨耗を改善した熱転写シートに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の熱転写シートとして、基材フィル
ムとしてポリエステルフィルム等のプラスチックフィル
ムを使用し、該基材フィルムの一方の面に昇華性染料と
バインダーからなる染料層を設けた昇華型熱転写シート
と、該染料層のかわりに、着色剤と熱溶融性組成物から
なるインキ層を設けた熱溶融型の熱転写シートが知られ
ている。これらの熱転写シートは、その背面側からサー
マルヘッドによって画像状に加熱することにより、染料
層中に含まれる染料、又はインキ層を被転写材上に転写
させて画像を形成するものである。このような従来の熱
転写シートは、また、印画時に基材フィルムがサーマル
ヘッドに融着してしまったり、スリップ性不足のために
熱転写シートが破れたり、印画シワが生じてしまったり
することを防ぐために、基材フィルムの染料層もしくは
インキ層の反対側に滑剤や無機又は有機のフィラーを含
む耐熱滑性層を塗布することが有効であることが、特開
昭58−171992号、特開昭58−187396号
により知られている。
ムとしてポリエステルフィルム等のプラスチックフィル
ムを使用し、該基材フィルムの一方の面に昇華性染料と
バインダーからなる染料層を設けた昇華型熱転写シート
と、該染料層のかわりに、着色剤と熱溶融性組成物から
なるインキ層を設けた熱溶融型の熱転写シートが知られ
ている。これらの熱転写シートは、その背面側からサー
マルヘッドによって画像状に加熱することにより、染料
層中に含まれる染料、又はインキ層を被転写材上に転写
させて画像を形成するものである。このような従来の熱
転写シートは、また、印画時に基材フィルムがサーマル
ヘッドに融着してしまったり、スリップ性不足のために
熱転写シートが破れたり、印画シワが生じてしまったり
することを防ぐために、基材フィルムの染料層もしくは
インキ層の反対側に滑剤や無機又は有機のフィラーを含
む耐熱滑性層を塗布することが有効であることが、特開
昭58−171992号、特開昭58−187396号
により知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このように熱転写シー
トを用いてサーマルヘッドで画像形成を行うに際し、各
印画濃度に対応して印加エネルギーを、熱転写シートに
負荷させた場合、全てのエネルギー範囲において安定し
た滑性及び離型性が必要とされる。しかしながら、必要
な滑性、離型性が不十分な場合や、ハード上の問題とし
てサーマルヘッドの位置付けにずれが生じている場合、
サーマルヘッドの押付け圧が過剰又は偏ってしまい、サ
ーマルヘッドが熱転写シートに融着してスティッキング
といわれる走行不良を生じたり、極端には熱転写シート
が切れたりするという問題があった。この場合、耐熱滑
性層に無機又は有機のフィラーを添加し、耐熱滑性層の
表面を粗面化させ、サーマルヘッドとの接触面積を下げ
ることにより滑性を安定化させることは知られている。
しかしながら、使用するフィラーの硬度が高いと、サー
マルヘッドの表面保護層を磨耗させてしまい、サーマル
ヘッドの印画寿命を短くしてしまったり、逆に使用する
フィラーの硬度が低いと、サーマルヘッドの押付け圧が
高い場合にフィラーが潰されてしまい、粗面効果が発揮
されなかったり、また耐熱滑性層がサーマルヘッドによ
り削り取られ、ヘッドかすが生じたりする等の問題が発
生した。
トを用いてサーマルヘッドで画像形成を行うに際し、各
印画濃度に対応して印加エネルギーを、熱転写シートに
負荷させた場合、全てのエネルギー範囲において安定し
た滑性及び離型性が必要とされる。しかしながら、必要
な滑性、離型性が不十分な場合や、ハード上の問題とし
てサーマルヘッドの位置付けにずれが生じている場合、
サーマルヘッドの押付け圧が過剰又は偏ってしまい、サ
ーマルヘッドが熱転写シートに融着してスティッキング
といわれる走行不良を生じたり、極端には熱転写シート
が切れたりするという問題があった。この場合、耐熱滑
性層に無機又は有機のフィラーを添加し、耐熱滑性層の
表面を粗面化させ、サーマルヘッドとの接触面積を下げ
ることにより滑性を安定化させることは知られている。
しかしながら、使用するフィラーの硬度が高いと、サー
マルヘッドの表面保護層を磨耗させてしまい、サーマル
ヘッドの印画寿命を短くしてしまったり、逆に使用する
フィラーの硬度が低いと、サーマルヘッドの押付け圧が
高い場合にフィラーが潰されてしまい、粗面効果が発揮
されなかったり、また耐熱滑性層がサーマルヘッドによ
り削り取られ、ヘッドかすが生じたりする等の問題が発
生した。
【0004】上記の如き問題を解決するため、用いるフ
ィラーを、硬度により選択する必要があるが、無機フィ
ラーを用いる場合、天然鉱物であることが多い為、含ま
れる不純物の種類や量により主成分が同じでも硬度が異
なる場合がある。従って、本発明の目的は、用いる無機
フィラーの硬度を最適化することにより、滑性、離型性
に優れ、サーマルヘッド走行性が良好であり、熱転写シ
ートにスティッキングやシワ、破損が発生せず、またサ
ーマルヘッド磨耗も少ない良好な耐熱滑性層を有する熱
転写シートを提供することにある。
ィラーを、硬度により選択する必要があるが、無機フィ
ラーを用いる場合、天然鉱物であることが多い為、含ま
れる不純物の種類や量により主成分が同じでも硬度が異
なる場合がある。従って、本発明の目的は、用いる無機
フィラーの硬度を最適化することにより、滑性、離型性
に優れ、サーマルヘッド走行性が良好であり、熱転写シ
ートにスティッキングやシワ、破損が発生せず、またサ
ーマルヘッド磨耗も少ない良好な耐熱滑性層を有する熱
転写シートを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的は以下の本発明
により達成されることが判明した。即ち、本発明は、基
材フィルムの一方の面に熱転写性色材層が形成され、他
方の面に無機フィラーを含有する耐熱滑性層が形成され
てなる熱転写シートにおいて、該無機フィラーに含まれ
る主成分と不純物の硬度が、(主成分の硬度<不純物の
硬度)なる関係を有し、且つ、該無機フィラーのX線回
折における主成分の最強回折線強度Xと不純物の最強回
折線強度Yとの比が、0.03≦Y/X≦0.20の関
係を有することを特徴とする熱転写シートである。
により達成されることが判明した。即ち、本発明は、基
材フィルムの一方の面に熱転写性色材層が形成され、他
方の面に無機フィラーを含有する耐熱滑性層が形成され
てなる熱転写シートにおいて、該無機フィラーに含まれ
る主成分と不純物の硬度が、(主成分の硬度<不純物の
硬度)なる関係を有し、且つ、該無機フィラーのX線回
折における主成分の最強回折線強度Xと不純物の最強回
折線強度Yとの比が、0.03≦Y/X≦0.20の関
係を有することを特徴とする熱転写シートである。
【0006】
【作用】本発明の如く熱転写シートの耐熱滑性層に含有
される無機フィラーの不純物含有量を規定することによ
り、硬すぎてサーマルヘッドの表面保護膜を磨耗させた
り、逆に柔らかすぎてサーマルヘッドの押しつけ圧によ
りフィラーが潰されてしまい、耐熱滑性層がサーマルヘ
ッドに熱融着するためにヘッドカスが生じたりすること
がなく、結果、滑性、離型性に優れ、サーマルヘッド走
行性が良好で、スティッキングやシワ、破損が発生せ
ず、サーマルヘッド磨耗も少ない良好な耐熱滑性層を有
する熱転写シートを提供することができる。
される無機フィラーの不純物含有量を規定することによ
り、硬すぎてサーマルヘッドの表面保護膜を磨耗させた
り、逆に柔らかすぎてサーマルヘッドの押しつけ圧によ
りフィラーが潰されてしまい、耐熱滑性層がサーマルヘ
ッドに熱融着するためにヘッドカスが生じたりすること
がなく、結果、滑性、離型性に優れ、サーマルヘッド走
行性が良好で、スティッキングやシワ、破損が発生せ
ず、サーマルヘッド磨耗も少ない良好な耐熱滑性層を有
する熱転写シートを提供することができる。
【0007】
【好ましい実施態様】次に使用する材料及び形成方法等
により、本発明の熱転写シートを更に詳しく説明する。 (基材シート)本発明の熱転写シートを構成する基材シ
ートとしては、従来より公知の耐熱性、強度を有するも
のであれば使用可能であり、特に限定されるものではな
い。例えば、0.5〜50μm、好ましくは、3〜10
μmの厚さのポリエステルフィルム、1,4−ポリシク
ロヘキシレンジメチレンテレフタレートフィルム、ポリ
エチレンナフタレートフィルム、ポリフェニレンサルフ
ァイドフィルム、ポリスチレンフィルム、ポリプロピレ
ンフィルム、ポリサルホンフィルム、アラミドフィル
ム、ポリカーボネートフィルム、ポリビニルアルコール
フィルム、セロハン、酢酸セルロース等のセルロース誘
導体、ポリエチレンフィルム、ポリ塩化ビニル、ナイロ
ン、ポリイミド、アイオノマー等の樹脂フィルムの他
に、コンデンサー紙、パラフィン紙等の紙類や不織布
等、または紙や不織布と樹脂との複合体であっても良
い。また、必要に応じて、基材フィルムの一方の面また
は、両方の面にそれぞれ接着層(プライマー層)を設け
ることも好ましい。
により、本発明の熱転写シートを更に詳しく説明する。 (基材シート)本発明の熱転写シートを構成する基材シ
ートとしては、従来より公知の耐熱性、強度を有するも
のであれば使用可能であり、特に限定されるものではな
い。例えば、0.5〜50μm、好ましくは、3〜10
μmの厚さのポリエステルフィルム、1,4−ポリシク
ロヘキシレンジメチレンテレフタレートフィルム、ポリ
エチレンナフタレートフィルム、ポリフェニレンサルフ
ァイドフィルム、ポリスチレンフィルム、ポリプロピレ
ンフィルム、ポリサルホンフィルム、アラミドフィル
ム、ポリカーボネートフィルム、ポリビニルアルコール
フィルム、セロハン、酢酸セルロース等のセルロース誘
導体、ポリエチレンフィルム、ポリ塩化ビニル、ナイロ
ン、ポリイミド、アイオノマー等の樹脂フィルムの他
に、コンデンサー紙、パラフィン紙等の紙類や不織布
等、または紙や不織布と樹脂との複合体であっても良
い。また、必要に応じて、基材フィルムの一方の面また
は、両方の面にそれぞれ接着層(プライマー層)を設け
ることも好ましい。
【0008】(耐熱滑性層)本発明の熱転写シートは、
基材フィルムの一方の面に熱転写性色材層が形成され、
他方の面に樹脂バインダーと無機フィラーを含有する耐
熱滑性層が形成されてなるものである。そして、該無機
フィラーに含まれる主成分と不純物の硬度が、(主成分
の硬度<不純物の硬度)なる関係を有し、且つ、該無機
フィラーのX線回折における主成分の最強回折線強度X
と不純物の最強回折線強度Yとの比が、0.03≦Y/
X≦0.20の関係を有することを特徴としている。こ
のような耐熱滑性層を形成するのに使用されるバインダ
ー樹脂は、特に限定されるものではなく、熱可塑性樹脂
や熱硬化性樹脂の単独、または混合物でも良い。また、
樹脂中に反応基を有する場合は、耐熱性向上の為に、各
種イソシアネート硬化剤との反応生成物や不飽和結合を
有するモノマー、オリゴマーとの反応生成物でも良く、
硬化方法は、加熱によるもの、電離放射線の照射による
もの等、手段は限定されない。
基材フィルムの一方の面に熱転写性色材層が形成され、
他方の面に樹脂バインダーと無機フィラーを含有する耐
熱滑性層が形成されてなるものである。そして、該無機
フィラーに含まれる主成分と不純物の硬度が、(主成分
の硬度<不純物の硬度)なる関係を有し、且つ、該無機
フィラーのX線回折における主成分の最強回折線強度X
と不純物の最強回折線強度Yとの比が、0.03≦Y/
X≦0.20の関係を有することを特徴としている。こ
のような耐熱滑性層を形成するのに使用されるバインダ
ー樹脂は、特に限定されるものではなく、熱可塑性樹脂
や熱硬化性樹脂の単独、または混合物でも良い。また、
樹脂中に反応基を有する場合は、耐熱性向上の為に、各
種イソシアネート硬化剤との反応生成物や不飽和結合を
有するモノマー、オリゴマーとの反応生成物でも良く、
硬化方法は、加熱によるもの、電離放射線の照射による
もの等、手段は限定されない。
【0009】以上の如き、好ましいバインダー樹脂とし
ては、ポリエステル系樹脂、ポリアクリル酸エステル系
樹脂、ポリ酢酸ビニル系樹脂、スチレンアクリレート系
樹脂、ポリウレタン系樹脂、ポリオレフィン系樹脂、ポ
リスチレン系樹脂、ポリ塩化ビニル系樹脂、ポリエーテ
ル系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリカーボネート系樹
脂、ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂、ポリアク
リレート樹脂,ポリアクリルアミド樹脂、ポリビニルク
ロリド樹脂、ポリビニルブチラール樹脂、ポリビニルア
セトアセタール樹脂等のバインダーが用いられ、これら
の中で特に好ましい樹脂は、ポリビニルブチラール樹
脂、ポリビニルアセトアセタール樹脂等のポリビニルア
セタール樹脂である。
ては、ポリエステル系樹脂、ポリアクリル酸エステル系
樹脂、ポリ酢酸ビニル系樹脂、スチレンアクリレート系
樹脂、ポリウレタン系樹脂、ポリオレフィン系樹脂、ポ
リスチレン系樹脂、ポリ塩化ビニル系樹脂、ポリエーテ
ル系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリカーボネート系樹
脂、ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂、ポリアク
リレート樹脂,ポリアクリルアミド樹脂、ポリビニルク
ロリド樹脂、ポリビニルブチラール樹脂、ポリビニルア
セトアセタール樹脂等のバインダーが用いられ、これら
の中で特に好ましい樹脂は、ポリビニルブチラール樹
脂、ポリビニルアセトアセタール樹脂等のポリビニルア
セタール樹脂である。
【0010】また併用する硬化剤としては、ポリイソシ
アネートを架橋剤として用いる場合、ポリイソシアネー
トは、従来より公知の塗料、接着剤あるいはポリウレタ
ンの合成に使用されているポリイソシアネートを使用す
ることができる。これらのポリイソシアネート化合物
は、例えば、タケネート(武田薬品製)、バーノック
(大日本インキ製)、コロネート(日本ポリウレタン
製)、ジュラネート(旭化成工業製)、ディスモヂュー
ル(バイエル製)等の商品名で市販されているものを入
手して本発明に使用することができる。
アネートを架橋剤として用いる場合、ポリイソシアネー
トは、従来より公知の塗料、接着剤あるいはポリウレタ
ンの合成に使用されているポリイソシアネートを使用す
ることができる。これらのポリイソシアネート化合物
は、例えば、タケネート(武田薬品製)、バーノック
(大日本インキ製)、コロネート(日本ポリウレタン
製)、ジュラネート(旭化成工業製)、ディスモヂュー
ル(バイエル製)等の商品名で市販されているものを入
手して本発明に使用することができる。
【0011】ポリイソシアネートの添加量は、滑性層を
構成するバインダー樹脂100重量部に対し、5〜28
0重量部の範囲が適当である。−NCO/−OH比では
0.6〜2.0の範囲が好ましい。ポリイソシアネート
の使用量が不足すると、架橋密度が低くなる為、耐熱性
が不十分となり、一方、多すぎると形成される塗膜の収
縮を制御できず硬化時間が長期化するという問題があ
る。また、未反応−NCO基が耐熱滑性層に残存し、大
気中の水分と反応して、活性水素を有する熱可塑性樹脂
との架橋点が少なくなったり、転写性色剤層中のバイン
ダー樹脂や染料と反応する等マイナスに作用することが
ある。
構成するバインダー樹脂100重量部に対し、5〜28
0重量部の範囲が適当である。−NCO/−OH比では
0.6〜2.0の範囲が好ましい。ポリイソシアネート
の使用量が不足すると、架橋密度が低くなる為、耐熱性
が不十分となり、一方、多すぎると形成される塗膜の収
縮を制御できず硬化時間が長期化するという問題があ
る。また、未反応−NCO基が耐熱滑性層に残存し、大
気中の水分と反応して、活性水素を有する熱可塑性樹脂
との架橋点が少なくなったり、転写性色剤層中のバイン
ダー樹脂や染料と反応する等マイナスに作用することが
ある。
【0012】一方不飽和結合を有するモノマーやオリゴ
マー等を架橋剤として用いる場合、その硬化方法は、電
子線又はUV照射硬化のどちらでも良いが、フィラー添
加量が多い場合は、電子線照射による硬化が好ましい。
不飽和結合を有するモノマーやオリゴマーとしては、テ
トラエチレングリコールジアクリレート、テトラエチレ
ングリコールジメタアクリレート、ジビニルベンゼン、
ジアリルフタレート等の2官能単量体、トリアリルイソ
シアネート、トリメチロールプロパントリアクリレー
ト、トリメチロールプロパントリメタアクリレート等の
3官能モノマー、テトラメチロールメタンテトラアクリ
レート、テトラメチロールメタンテトラメタアクリレー
ト、トリメトキシエトキシビニルシラン等、及び5官能
以上の単量体及びこれら単量体からなるオリゴマーやマ
クロマー等が挙げられる。
マー等を架橋剤として用いる場合、その硬化方法は、電
子線又はUV照射硬化のどちらでも良いが、フィラー添
加量が多い場合は、電子線照射による硬化が好ましい。
不飽和結合を有するモノマーやオリゴマーとしては、テ
トラエチレングリコールジアクリレート、テトラエチレ
ングリコールジメタアクリレート、ジビニルベンゼン、
ジアリルフタレート等の2官能単量体、トリアリルイソ
シアネート、トリメチロールプロパントリアクリレー
ト、トリメチロールプロパントリメタアクリレート等の
3官能モノマー、テトラメチロールメタンテトラアクリ
レート、テトラメチロールメタンテトラメタアクリレー
ト、トリメトキシエトキシビニルシラン等、及び5官能
以上の単量体及びこれら単量体からなるオリゴマーやマ
クロマー等が挙げられる。
【0013】ところで、上記の耐熱滑性層には離型性や
滑り性を向上させる為に、熱離型剤や滑剤を混合しても
よい。本発明で使用する熱離型剤や滑剤としては、リン
酸エステル系界面活性剤、ポリエチレンワックス、モン
タンワックス、ジメチルポリシロキサン、メチルフェニ
ルポリシロキサン、脂肪酸アミド、脂肪酸エステル、長
鎖脂肪族化合物、低分子量ポリプロピレン、酸化エチレ
ンと酸化プロピレンのブロック共重合体、脂肪酸塩類と
ポリエーテル化合物の縮合物、パーフルオロアルキルエ
チレンオキシド付加物、ソルビタン酸エステル系等の非
イオン性界面活性剤、長鎖アルキルスルホン酸ナトリウ
ム塩を使用することができ、これらのものを1種もしく
は2種以上を併用して使用する。使用する燐酸エステル
系界面活性剤としては、 1)長鎖アルキル燐酸エステル、例えば、炭素数が通常6
〜20、好ましくは炭素数12〜18の飽和又は不飽和
高級アルコール、例えば、セチルアルコール、ステアリ
ルアルコール、オレイルアルコール等と燐酸とのモノ及
び/又はジエステル等、 2)ポリオキシアルキレンアルキルエーテル又はポリオキ
シアルキレンアルキルアリールエーテル等の燐酸エステ
ル、 3)前記飽和又は不飽和アルコールのアルキレンオキサイ
ド付加物(通常付加モル数1〜8)又は炭素数8〜12
のアルキル基を少なくとも1個、好ましくは1〜2個有
するアルキルフェノールまたはアルキルナフトール(ノ
ニルフェノール、ドデシルフェノール、ジフェニルフェ
ノール等)の燐酸モノまたはジエステル塩等の非イオン
性又は陰イオン性燐酸エステル系界面活性剤が挙げられ
る。 上記の如き熱離型剤や滑剤の添加量は、バインダー樹脂
100重量部に対して、1〜100重量部の割合が適当
であり、望ましくは2〜50重量部である。熱離型剤や
滑剤の添加量が少ない場合には、サーマルヘッドに対す
る熱離型性が充分に得られず、印画シワやヘッドかす、
スティッキングの原因となったり、又、添加量が多すぎ
ると、熱転写シートを巻き取りで保存した際、対応する
熱転写性色剤層の染料が耐熱滑性層に移行したり、逆に
耐熱滑性層の熱離型剤や滑剤が熱転写性色剤層に移行す
る結果、充分な熱離型性が得られず、印画シワやヘッド
カス等が生じたり、印画物の色再現性に影響を及ぼした
りすることがある。
滑り性を向上させる為に、熱離型剤や滑剤を混合しても
よい。本発明で使用する熱離型剤や滑剤としては、リン
酸エステル系界面活性剤、ポリエチレンワックス、モン
タンワックス、ジメチルポリシロキサン、メチルフェニ
ルポリシロキサン、脂肪酸アミド、脂肪酸エステル、長
鎖脂肪族化合物、低分子量ポリプロピレン、酸化エチレ
ンと酸化プロピレンのブロック共重合体、脂肪酸塩類と
ポリエーテル化合物の縮合物、パーフルオロアルキルエ
チレンオキシド付加物、ソルビタン酸エステル系等の非
イオン性界面活性剤、長鎖アルキルスルホン酸ナトリウ
ム塩を使用することができ、これらのものを1種もしく
は2種以上を併用して使用する。使用する燐酸エステル
系界面活性剤としては、 1)長鎖アルキル燐酸エステル、例えば、炭素数が通常6
〜20、好ましくは炭素数12〜18の飽和又は不飽和
高級アルコール、例えば、セチルアルコール、ステアリ
ルアルコール、オレイルアルコール等と燐酸とのモノ及
び/又はジエステル等、 2)ポリオキシアルキレンアルキルエーテル又はポリオキ
シアルキレンアルキルアリールエーテル等の燐酸エステ
ル、 3)前記飽和又は不飽和アルコールのアルキレンオキサイ
ド付加物(通常付加モル数1〜8)又は炭素数8〜12
のアルキル基を少なくとも1個、好ましくは1〜2個有
するアルキルフェノールまたはアルキルナフトール(ノ
ニルフェノール、ドデシルフェノール、ジフェニルフェ
ノール等)の燐酸モノまたはジエステル塩等の非イオン
性又は陰イオン性燐酸エステル系界面活性剤が挙げられ
る。 上記の如き熱離型剤や滑剤の添加量は、バインダー樹脂
100重量部に対して、1〜100重量部の割合が適当
であり、望ましくは2〜50重量部である。熱離型剤や
滑剤の添加量が少ない場合には、サーマルヘッドに対す
る熱離型性が充分に得られず、印画シワやヘッドかす、
スティッキングの原因となったり、又、添加量が多すぎ
ると、熱転写シートを巻き取りで保存した際、対応する
熱転写性色剤層の染料が耐熱滑性層に移行したり、逆に
耐熱滑性層の熱離型剤や滑剤が熱転写性色剤層に移行す
る結果、充分な熱離型性が得られず、印画シワやヘッド
カス等が生じたり、印画物の色再現性に影響を及ぼした
りすることがある。
【0014】また、上記燐酸エステル系界面活性剤だけ
を使用しても良いのであるが、燐酸エステル系界面活性
剤は1〜2当量の酸根を有する為、この酸根によりサー
マルヘッドを腐蝕するという問題がある。また、サーマ
ルヘッドからの熱量が大きくなると燐酸エステルが分解
し、更に耐熱滑性層のpHが低下してサーマルヘッドの
腐蝕摩耗が激しくなるという問題もある。上記欠点はア
ルカリ性物質を燐酸エステル系界面活性剤と併用して用
いることにより、防止することができる。即ちサーマル
ヘッドからの熱によって燐酸エステル系界面活性剤が分
解して酸根を生じたとしても、併存するアルカリ性物質
によって中和されるので、酸基の発生によるサーマルヘ
ッドの腐蝕を防止することができる。上記アルカリ性物
質としては、アルカリ金属またはアルカリ土類金属の酸
化物、及び/又は有機アミンが挙げられる。アルカリ金
属又はアルカリ土類金属の酸化物又は水酸化物として好
ましいものとしては、例えば、水酸化マグネシウム、酸
化マグネシウム、ハイドロタルサイト、水酸化アルミニ
ウム、珪酸アルミニウム、珪酸マグネシウム、炭酸マグ
ネシウム、水酸化アルミナ、マグネシウムアルミニウム
グリシネート等が挙げられ、特に好ましいものは水酸化
マグネシウムである。
を使用しても良いのであるが、燐酸エステル系界面活性
剤は1〜2当量の酸根を有する為、この酸根によりサー
マルヘッドを腐蝕するという問題がある。また、サーマ
ルヘッドからの熱量が大きくなると燐酸エステルが分解
し、更に耐熱滑性層のpHが低下してサーマルヘッドの
腐蝕摩耗が激しくなるという問題もある。上記欠点はア
ルカリ性物質を燐酸エステル系界面活性剤と併用して用
いることにより、防止することができる。即ちサーマル
ヘッドからの熱によって燐酸エステル系界面活性剤が分
解して酸根を生じたとしても、併存するアルカリ性物質
によって中和されるので、酸基の発生によるサーマルヘ
ッドの腐蝕を防止することができる。上記アルカリ性物
質としては、アルカリ金属またはアルカリ土類金属の酸
化物、及び/又は有機アミンが挙げられる。アルカリ金
属又はアルカリ土類金属の酸化物又は水酸化物として好
ましいものとしては、例えば、水酸化マグネシウム、酸
化マグネシウム、ハイドロタルサイト、水酸化アルミニ
ウム、珪酸アルミニウム、珪酸マグネシウム、炭酸マグ
ネシウム、水酸化アルミナ、マグネシウムアルミニウム
グリシネート等が挙げられ、特に好ましいものは水酸化
マグネシウムである。
【0015】有機アミンとして好ましいものは、例え
ば、モノ、ジ又はトリメチルアミン、モノ、ジ、又はト
リエチルアミン、モノ、ジ又はトリプロピルアミン、モ
ノ、ジ又はトリブチルアミン、モノ、ジ又はトリペンチ
ルアミン、トリヘキシルアミン、トリオクチルアミン、
モノデシルアミン、モノ又はジドデシルアミン、モノト
リデシルアミン、モノテトラデシルアミンモノペンタデ
シルアミン、モノヘキサデシルアミン、モノヘプタデシ
ルアミン、モノオクタデシルアミン、モノエイコシルア
ミン、モノドコシルアミン、モノ、ジ又はトリエタノー
ルアミン、モノ又はジプロパノールアミンモノイソプロ
パノールアミン、N−メチル−ノニルアミン、N−メチ
ル−デシルアミン、N−エチル−パルミチルアミン等が
挙げられ、特に好ましいアミンは常温で不揮発性であ
り、沸点が200℃以上のものである。これらのアミン
は耐熱滑性層中において安定に存在し、耐熱滑性層にサ
ーマルヘッドから熱が印加された場合、流動性となり又
表面にブリードアウトして、燐酸エステル系界面活性剤
またはその分解物に生じた酸根を容易に中和してサーマ
ルヘッドの腐蝕を防ぐと同時に、燐酸エステル系界面活
性剤と共にすぐれた滑性を発現する。以上の如きアルカ
リ性物質は、燐酸エステル系界面活性剤1モルに対して
アルカリ性物質を0.1〜10モルの範囲で使用するこ
とが望ましい。アルカリ性物質が少なすぎると中和が不
十分の為、十分な効果が得られず、一方多すぎても特段
の効果の向上は見られない。
ば、モノ、ジ又はトリメチルアミン、モノ、ジ、又はト
リエチルアミン、モノ、ジ又はトリプロピルアミン、モ
ノ、ジ又はトリブチルアミン、モノ、ジ又はトリペンチ
ルアミン、トリヘキシルアミン、トリオクチルアミン、
モノデシルアミン、モノ又はジドデシルアミン、モノト
リデシルアミン、モノテトラデシルアミンモノペンタデ
シルアミン、モノヘキサデシルアミン、モノヘプタデシ
ルアミン、モノオクタデシルアミン、モノエイコシルア
ミン、モノドコシルアミン、モノ、ジ又はトリエタノー
ルアミン、モノ又はジプロパノールアミンモノイソプロ
パノールアミン、N−メチル−ノニルアミン、N−メチ
ル−デシルアミン、N−エチル−パルミチルアミン等が
挙げられ、特に好ましいアミンは常温で不揮発性であ
り、沸点が200℃以上のものである。これらのアミン
は耐熱滑性層中において安定に存在し、耐熱滑性層にサ
ーマルヘッドから熱が印加された場合、流動性となり又
表面にブリードアウトして、燐酸エステル系界面活性剤
またはその分解物に生じた酸根を容易に中和してサーマ
ルヘッドの腐蝕を防ぐと同時に、燐酸エステル系界面活
性剤と共にすぐれた滑性を発現する。以上の如きアルカ
リ性物質は、燐酸エステル系界面活性剤1モルに対して
アルカリ性物質を0.1〜10モルの範囲で使用するこ
とが望ましい。アルカリ性物質が少なすぎると中和が不
十分の為、十分な効果が得られず、一方多すぎても特段
の効果の向上は見られない。
【0016】次に本発明の耐熱滑性層に使用される無機
フィラーについて説明する。無機フィラーは、滑性、離
型性に優れ、サーマルヘッド走行性が良好で、スティッ
キングやシワ、破損が発生せず、またサーマルヘッド磨
耗も少ない、良好な耐熱滑性層を与えるのに必要充分な
ものであることが望ましい。その為には、適度な硬度を
もつ無機フィラーを選択する必要がある。用いる無機フ
ィラーとしては、タルク、カオリン、クレー、炭酸カル
シウム、水酸化マグネシウム、炭酸マグネシウム、沈降
性硫酸バリウム、ハイドロタルサイト等があるが、好ま
しくは、タルク、カオリン、クレー等のへきかい性を有
し、かつ硬度の低いものが良い。
フィラーについて説明する。無機フィラーは、滑性、離
型性に優れ、サーマルヘッド走行性が良好で、スティッ
キングやシワ、破損が発生せず、またサーマルヘッド磨
耗も少ない、良好な耐熱滑性層を与えるのに必要充分な
ものであることが望ましい。その為には、適度な硬度を
もつ無機フィラーを選択する必要がある。用いる無機フ
ィラーとしては、タルク、カオリン、クレー、炭酸カル
シウム、水酸化マグネシウム、炭酸マグネシウム、沈降
性硫酸バリウム、ハイドロタルサイト等があるが、好ま
しくは、タルク、カオリン、クレー等のへきかい性を有
し、かつ硬度の低いものが良い。
【0017】用いる無機フィラーの硬度を規定する上で
は、無機フィラー中に含まれる不純物の種類や量が重要
となる。タルクの場合を例に挙げると、モース硬度は1
である。しかし、タルクは天然鉱物である故に産出場所
により白色度や粒径等の物性が異なり、各種品種が存在
している。このことは、タルクの純度に起因していると
ころが大きく、X線回折により不純物の含有量が多様で
あることが確認されている。含まれる不純物としては、
ドロマイトやマグネサイト等があげられ、これら不純物
の含有量の増加と共に、フィラーの硬度も高くなる。こ
の場合、不純物のモース硬度は、ドロマイト、マグネサ
イトは共に、3.5〜4である。従って、硬度に関し、
(タルクの硬度<不純物の硬度)の関係を有している。
各種タルクに関し、X線回折を行った結果、タルクの最
強回折線強度Xと不純物の最強回折線強度Yとの比は、
0.001≦Y/X≦0.40であった。そして、各種
検討を行った結果、滑性、離型性に優れ、サーマルヘッ
ド走行性が良好であり、かつスティッキングやシワ、破
損が発生せず、更にサーマルヘッド磨耗も少ない良好な
耐熱滑性層を得るには、0.03≦Y/X≦0.20で
あり、更に好ましくは、0.10≦Y/X≦0.15の
関係を有するときに有効であることが判明した。このよ
うな無機フィラーを選択する際には、単独で、Y/Xの
値が上記規定範囲内にあるものを用いることもできる
が、2種以上の無機フィラーを混合し、総合でY/Xの
値が規定範囲内にあるように調製してもよい。この場
合、上記範囲に入るような2種以上の無機フィラー同士
を混合してもよいし、上記範囲外となる無機フィラー同
士、または上記範囲に入る無機フィラーと上記範囲外と
なる無機フィラーを混合して、結果的に上記範囲に入る
ものであればよく、手段はとわない。
は、無機フィラー中に含まれる不純物の種類や量が重要
となる。タルクの場合を例に挙げると、モース硬度は1
である。しかし、タルクは天然鉱物である故に産出場所
により白色度や粒径等の物性が異なり、各種品種が存在
している。このことは、タルクの純度に起因していると
ころが大きく、X線回折により不純物の含有量が多様で
あることが確認されている。含まれる不純物としては、
ドロマイトやマグネサイト等があげられ、これら不純物
の含有量の増加と共に、フィラーの硬度も高くなる。こ
の場合、不純物のモース硬度は、ドロマイト、マグネサ
イトは共に、3.5〜4である。従って、硬度に関し、
(タルクの硬度<不純物の硬度)の関係を有している。
各種タルクに関し、X線回折を行った結果、タルクの最
強回折線強度Xと不純物の最強回折線強度Yとの比は、
0.001≦Y/X≦0.40であった。そして、各種
検討を行った結果、滑性、離型性に優れ、サーマルヘッ
ド走行性が良好であり、かつスティッキングやシワ、破
損が発生せず、更にサーマルヘッド磨耗も少ない良好な
耐熱滑性層を得るには、0.03≦Y/X≦0.20で
あり、更に好ましくは、0.10≦Y/X≦0.15の
関係を有するときに有効であることが判明した。このよ
うな無機フィラーを選択する際には、単独で、Y/Xの
値が上記規定範囲内にあるものを用いることもできる
が、2種以上の無機フィラーを混合し、総合でY/Xの
値が規定範囲内にあるように調製してもよい。この場
合、上記範囲に入るような2種以上の無機フィラー同士
を混合してもよいし、上記範囲外となる無機フィラー同
士、または上記範囲に入る無機フィラーと上記範囲外と
なる無機フィラーを混合して、結果的に上記範囲に入る
ものであればよく、手段はとわない。
【0018】また、本発明において用いられるフィラー
は、無機フィラーに限られず、有機フィラーにおいて
も、サーマルヘッドに対する磨耗性が低く、加熱時にヘ
ッドへ融着したり、ヘッドカスにならないものであれ
ば、上記無機フィラーと併用して用いることができる。
は、無機フィラーに限られず、有機フィラーにおいて
も、サーマルヘッドに対する磨耗性が低く、加熱時にヘ
ッドへ融着したり、ヘッドカスにならないものであれ
ば、上記無機フィラーと併用して用いることができる。
【0019】耐熱滑性層を形成するには、上記の如き材
料を塗工適性に合うよう選択したアセトン、メチルエチ
ルケトン、トルエン、キシレン等の溶剤中に溶解或いは
分散させて塗工液を作成し、この塗工液をグラビアコー
ター、ロールコーター、ワイヤーバー等の慣用の塗工手
段で塗布、乾燥、固化することによって形成される。そ
の塗工量、即ち耐熱滑性層の厚さは、固形分基準で3.
0g/m2 以下が良く、好ましくは0.1〜1.0g/
m2 の厚さで充分な性能を有する耐熱滑性層を形成する
ことができる。尚、ポリイソシアネートを併用する場
合、耐熱滑性層を塗布、乾燥後その層中には、未反応の
イソシアネート基が残存している場合が多いので、反応
を完結させる為の加熱、熟成処理を施すのが好ましい。
また、上記耐熱滑性層を形成するに先立ってプライマー
層を設けることも有効である。
料を塗工適性に合うよう選択したアセトン、メチルエチ
ルケトン、トルエン、キシレン等の溶剤中に溶解或いは
分散させて塗工液を作成し、この塗工液をグラビアコー
ター、ロールコーター、ワイヤーバー等の慣用の塗工手
段で塗布、乾燥、固化することによって形成される。そ
の塗工量、即ち耐熱滑性層の厚さは、固形分基準で3.
0g/m2 以下が良く、好ましくは0.1〜1.0g/
m2 の厚さで充分な性能を有する耐熱滑性層を形成する
ことができる。尚、ポリイソシアネートを併用する場
合、耐熱滑性層を塗布、乾燥後その層中には、未反応の
イソシアネート基が残存している場合が多いので、反応
を完結させる為の加熱、熟成処理を施すのが好ましい。
また、上記耐熱滑性層を形成するに先立ってプライマー
層を設けることも有効である。
【0020】(熱転写型色材層)基材シートの他方の面
に形成する熱転写性色材層としては、昇華型熱転写シー
トである場合には昇華性染料を含む層を形成し、又、熱
溶融型熱転写シートである場合には顔料等で着色した熱
溶融型インキを用いて層を形成する。以下昇華型熱転写
シートを代表例として詳述するが、本発明は昇華型熱転
写シートのみに限定されるものではない。熱転写性色材
層の染料としては、従来公知の熱転写シートに使用され
ている染料はいずれも本発明に使用可能であり特に限定
されない。例えば、幾つかの好ましい染料としては赤色
染料として、MS Red G,Marcrolex
Red Violet R,Ceres Red 7
B,Samaron Red HBSL,Resoli
n Red F3BS等が挙げられる。又、黄色の染料
としては、ホロンブリリアントイエロー6GL、PTY
−52、マクロレックスイエロー6G等が挙げられ、
又、青色染料としては、カヤセットブルー714、ワク
ソリンブルーアP−FW、ホロンブリリアントブルーS
−R、MSブルー100等が挙げられる。
に形成する熱転写性色材層としては、昇華型熱転写シー
トである場合には昇華性染料を含む層を形成し、又、熱
溶融型熱転写シートである場合には顔料等で着色した熱
溶融型インキを用いて層を形成する。以下昇華型熱転写
シートを代表例として詳述するが、本発明は昇華型熱転
写シートのみに限定されるものではない。熱転写性色材
層の染料としては、従来公知の熱転写シートに使用され
ている染料はいずれも本発明に使用可能であり特に限定
されない。例えば、幾つかの好ましい染料としては赤色
染料として、MS Red G,Marcrolex
Red Violet R,Ceres Red 7
B,Samaron Red HBSL,Resoli
n Red F3BS等が挙げられる。又、黄色の染料
としては、ホロンブリリアントイエロー6GL、PTY
−52、マクロレックスイエロー6G等が挙げられ、
又、青色染料としては、カヤセットブルー714、ワク
ソリンブルーアP−FW、ホロンブリリアントブルーS
−R、MSブルー100等が挙げられる。
【0021】上記の如き染料を担持する為のバインダー
樹脂としては、エチルセルロース、ヒドロキシエチルセ
ルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、メチルセル
ロース、酢酸セルロース、酢酸酪酸セルロース等のセル
ロース樹脂、ポリビニルアルコール、ポリ酢酸ビニル、
ポリビニルブチラール、ポリビニルアセトアセタール、
ポリビニルピロリドン等のビニル系樹脂、ポリアクリレ
ート、ポリメタクリレート、ポリアクリルアミド、ポリ
メタアクリルアミド等のアクリル系樹脂、ポリウレタン
系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリエステル系樹脂等が挙
げられるが、これらの中では、セルロース系、ビニル
系、アクリル系、ポリウレタン系及びポリエステル系等
の樹脂が耐熱性、染料移行性等の点で好ましく用いられ
る。染料層は、前記基材シートの一方の面に、以上の如
き染料及びバインダーに必要に応じて添加剤、例えば、
離型剤や有機又は無機の微粒子等を加えたものを適当な
有機溶剤に溶解したり或いは有機溶剤や水に分散した分
散体を、例えば、グラビア印刷法、スクリーン印刷法、
リバースロールコーテチィング法等の形成手段により塗
工及び乾燥して形成することができる。このようにして
形成する染料層は、0.2〜5.0μm、好ましくは
0.4〜2.0μm程度の厚さであり、又、染料層中の
昇華染料は、染料層の重量の5〜90重量%、好ましく
は10〜70重量%の量で存在するのが好ましい。目的
の熱転写性色材層の画像がモノカラーである場合は、前
記染料の中から1種を選んで形成し、又、フルカラー画
像である場合には適当なシアン、マゼンタ、及びイエロ
ー(必要に応じてブラックを追加)を選択して形成す
る。
樹脂としては、エチルセルロース、ヒドロキシエチルセ
ルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、メチルセル
ロース、酢酸セルロース、酢酸酪酸セルロース等のセル
ロース樹脂、ポリビニルアルコール、ポリ酢酸ビニル、
ポリビニルブチラール、ポリビニルアセトアセタール、
ポリビニルピロリドン等のビニル系樹脂、ポリアクリレ
ート、ポリメタクリレート、ポリアクリルアミド、ポリ
メタアクリルアミド等のアクリル系樹脂、ポリウレタン
系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリエステル系樹脂等が挙
げられるが、これらの中では、セルロース系、ビニル
系、アクリル系、ポリウレタン系及びポリエステル系等
の樹脂が耐熱性、染料移行性等の点で好ましく用いられ
る。染料層は、前記基材シートの一方の面に、以上の如
き染料及びバインダーに必要に応じて添加剤、例えば、
離型剤や有機又は無機の微粒子等を加えたものを適当な
有機溶剤に溶解したり或いは有機溶剤や水に分散した分
散体を、例えば、グラビア印刷法、スクリーン印刷法、
リバースロールコーテチィング法等の形成手段により塗
工及び乾燥して形成することができる。このようにして
形成する染料層は、0.2〜5.0μm、好ましくは
0.4〜2.0μm程度の厚さであり、又、染料層中の
昇華染料は、染料層の重量の5〜90重量%、好ましく
は10〜70重量%の量で存在するのが好ましい。目的
の熱転写性色材層の画像がモノカラーである場合は、前
記染料の中から1種を選んで形成し、又、フルカラー画
像である場合には適当なシアン、マゼンタ、及びイエロ
ー(必要に応じてブラックを追加)を選択して形成す
る。
【0022】(その他)上記の如き熱転写シートを用い
て、画像を形成する為に使用する受像シートは、その記
録面が前記の染料に対して染料受容性を有するものであ
れば如何なるものでも良く、又、染料受容性を有しない
紙、金属、ガラス、合成樹脂等である場合には、少なく
とも一方の表面に染料受容層を形成すればよい。又、熱
溶融型の熱転写シートを使用する場合には、被転写材は
特に限定されず、通常の紙やプラスチックフィルムであ
ってもよい。上記の熱転写シート及び上記の如き受像シ
ートを使用して熱転写を行う際に使用するプリンターと
しては公知の熱転写プリンターがそのまま使用可能であ
り、特に限定されない。
て、画像を形成する為に使用する受像シートは、その記
録面が前記の染料に対して染料受容性を有するものであ
れば如何なるものでも良く、又、染料受容性を有しない
紙、金属、ガラス、合成樹脂等である場合には、少なく
とも一方の表面に染料受容層を形成すればよい。又、熱
溶融型の熱転写シートを使用する場合には、被転写材は
特に限定されず、通常の紙やプラスチックフィルムであ
ってもよい。上記の熱転写シート及び上記の如き受像シ
ートを使用して熱転写を行う際に使用するプリンターと
しては公知の熱転写プリンターがそのまま使用可能であ
り、特に限定されない。
【0023】
【実施例】次に、実施例を挙げて本発明に係る熱転写シ
ートを更に具体的に説明する。尚、文中にて、部または
%とあるのは特に断りのない限り重量基準である。 (実施例1)基材シートとして、4.5μmのポリエス
テルフィルムに下記に示される耐熱滑性層組成液Aを用
いて、乾燥時1.0g/m2 の塗布量になるよう塗布、
乾燥して耐熱滑性層を形成した。その裏面に下記記載の
熱転写性色材インキ層を乾燥時1.0g/m2 の塗布量
になるようグラビア印刷し、熱転写色材層を形成して本
発明の熱転写シートを得た。耐熱滑性層組成液A ポリビニルブチラール樹脂(エスレックBX−1・積水化学製)3.6部 ワックス(花王ワックス230−2・花王製) 0.7部 リン酸エステル系界面活性剤(フォスファノールRD720・東邦化学製) 0.3部 タルク(日本タルク製 Y/X=0.03) 0.2部 トルエン 11.0部 酢酸エチル 11.0部 熱転写性色材層インキB シアン染料(C.I.ソルベントブルー22) 5.5部 ポリビニルアセトアセタール樹脂 3.0部 メチルエチルケトン 22.0部 トルエン 68.0部
ートを更に具体的に説明する。尚、文中にて、部または
%とあるのは特に断りのない限り重量基準である。 (実施例1)基材シートとして、4.5μmのポリエス
テルフィルムに下記に示される耐熱滑性層組成液Aを用
いて、乾燥時1.0g/m2 の塗布量になるよう塗布、
乾燥して耐熱滑性層を形成した。その裏面に下記記載の
熱転写性色材インキ層を乾燥時1.0g/m2 の塗布量
になるようグラビア印刷し、熱転写色材層を形成して本
発明の熱転写シートを得た。耐熱滑性層組成液A ポリビニルブチラール樹脂(エスレックBX−1・積水化学製)3.6部 ワックス(花王ワックス230−2・花王製) 0.7部 リン酸エステル系界面活性剤(フォスファノールRD720・東邦化学製) 0.3部 タルク(日本タルク製 Y/X=0.03) 0.2部 トルエン 11.0部 酢酸エチル 11.0部 熱転写性色材層インキB シアン染料(C.I.ソルベントブルー22) 5.5部 ポリビニルアセトアセタール樹脂 3.0部 メチルエチルケトン 22.0部 トルエン 68.0部
【0024】(実施例2)実施例1における耐熱滑性層
Aに変えて、下記の耐熱滑性層インキCを使用して、塗
布、乾燥後に更に加熱熟成して硬化処理を行った以外
は、実施例1と同様にして本発明の熱転写シートを得
た。耐熱滑性層組成液C ポリビニルブチラール樹脂(エスレックBX−1・積水化学製) 3.6部 ポリイソシアネート(バーノックD750−45・大日本インキ製) 19.2部 リン酸エステル系界面活性剤(プライサーフA208S・第一工業製薬製) 2.9部 リン酸エステル系界面活性剤(フォスファノールRD720・東邦化学製) 0.3部 タルク(日本タルク製 Y/X=0.03) 0.2部 メチルエチルケトン 33.0部 トルエン 33.0部
Aに変えて、下記の耐熱滑性層インキCを使用して、塗
布、乾燥後に更に加熱熟成して硬化処理を行った以外
は、実施例1と同様にして本発明の熱転写シートを得
た。耐熱滑性層組成液C ポリビニルブチラール樹脂(エスレックBX−1・積水化学製) 3.6部 ポリイソシアネート(バーノックD750−45・大日本インキ製) 19.2部 リン酸エステル系界面活性剤(プライサーフA208S・第一工業製薬製) 2.9部 リン酸エステル系界面活性剤(フォスファノールRD720・東邦化学製) 0.3部 タルク(日本タルク製 Y/X=0.03) 0.2部 メチルエチルケトン 33.0部 トルエン 33.0部
【0025】(実施例3)実施例1における耐熱滑性層
に変えて、下記の耐熱滑性層インキDを使用して、塗
布、乾燥後、更に加速電圧175keV、3Mradの
条件で電子線を照射して架橋硬化処理を行った以外は、
実施例1と同様にして本発明の熱転写シートを得た。耐熱滑性層組成液D ポリビニルブチラール樹脂(エスレックBX−1・積水化学製) 3.6部 多官能性単量体(カヤラッドDPHA、日本化薬製) 0.7部 ワックス(花王ワックス230−2・花王製) 0.8部 非イオン系界面活性剤(ノニオン−OP85R・日本油脂製) 0.3部 タルク(日本タルク製 Y/X=0.03) 0.2部 トルエン 13.0部 酢酸エチル 13.0部
に変えて、下記の耐熱滑性層インキDを使用して、塗
布、乾燥後、更に加速電圧175keV、3Mradの
条件で電子線を照射して架橋硬化処理を行った以外は、
実施例1と同様にして本発明の熱転写シートを得た。耐熱滑性層組成液D ポリビニルブチラール樹脂(エスレックBX−1・積水化学製) 3.6部 多官能性単量体(カヤラッドDPHA、日本化薬製) 0.7部 ワックス(花王ワックス230−2・花王製) 0.8部 非イオン系界面活性剤(ノニオン−OP85R・日本油脂製) 0.3部 タルク(日本タルク製 Y/X=0.03) 0.2部 トルエン 13.0部 酢酸エチル 13.0部
【0026】(実施例4)実施例1における耐熱滑性層
に変えて、下記の耐熱滑性層インキEを使用した以外
は、実施例1と同様にして本発明の熱転写シートを得
た。耐熱滑性層組成液E ポリビニルブチラール樹脂(エスレックBX−1・積水化学製) 3.6部 ワックス(花王ワックス230−2・花王製) 0.7部 リン酸エステル系界面活性剤(フォスファノールRD720・東邦化学製) 0.3部 タルク(土屋カオリン工業製 Y/X=0.1) 0.2部 トルエン 11.0部 酢酸エチル 11.0部
に変えて、下記の耐熱滑性層インキEを使用した以外
は、実施例1と同様にして本発明の熱転写シートを得
た。耐熱滑性層組成液E ポリビニルブチラール樹脂(エスレックBX−1・積水化学製) 3.6部 ワックス(花王ワックス230−2・花王製) 0.7部 リン酸エステル系界面活性剤(フォスファノールRD720・東邦化学製) 0.3部 タルク(土屋カオリン工業製 Y/X=0.1) 0.2部 トルエン 11.0部 酢酸エチル 11.0部
【0027】(実施例5)実施例1における耐熱滑性層
に変えて、下記の耐熱滑性層インキFを使用した以外
は、実施例1と同様にして本発明の熱転写シートを得
た。耐熱滑性層組成液F ポリビニルブチラール樹脂(エスレックBX−1・積水化学製) 3.6部 ワックス(花王ワックス230−2・花王製) 0.7部 リン酸エステル系界面活性剤(フォスファノールRD720・東邦化学製) 0.3部 タルク(Y/X=0.03のタルク0.16部+Y/X=0.40のタルク 0.04部の混合:共に日本タルク製 全体としてY/X=0.2) 0.2部 トルエン 11.0部 酢酸エチル 11.0部
に変えて、下記の耐熱滑性層インキFを使用した以外
は、実施例1と同様にして本発明の熱転写シートを得
た。耐熱滑性層組成液F ポリビニルブチラール樹脂(エスレックBX−1・積水化学製) 3.6部 ワックス(花王ワックス230−2・花王製) 0.7部 リン酸エステル系界面活性剤(フォスファノールRD720・東邦化学製) 0.3部 タルク(Y/X=0.03のタルク0.16部+Y/X=0.40のタルク 0.04部の混合:共に日本タルク製 全体としてY/X=0.2) 0.2部 トルエン 11.0部 酢酸エチル 11.0部
【0028】(比較例1)実施例1における耐熱滑性層
に変えて、下記の耐熱滑性層インキGを使用し、塗布、
乾燥後に更に加熱熟成して硬化処理を行った以外は、実
施例1と同様にして本発明の熱転写シートを得た。耐熱滑性層組成液G ポリビニルブチラール樹脂(エスレックBX−1・積水化学製) 3.6部 ポリイソシアネート(バーノックD750−45・大日本インキ製) 19.2部 リン酸エステル系界面活性剤(プライサーフA208S・第一工業製薬製) 2.9部 リン酸エステル系界面活性剤(フォスファノールRD720・東邦化学製) 0.3部 タルク(竹原化学製 Y/X=0.30) 0.2部 メチルエチルケトン 33.0部 トルエン 33.0部
に変えて、下記の耐熱滑性層インキGを使用し、塗布、
乾燥後に更に加熱熟成して硬化処理を行った以外は、実
施例1と同様にして本発明の熱転写シートを得た。耐熱滑性層組成液G ポリビニルブチラール樹脂(エスレックBX−1・積水化学製) 3.6部 ポリイソシアネート(バーノックD750−45・大日本インキ製) 19.2部 リン酸エステル系界面活性剤(プライサーフA208S・第一工業製薬製) 2.9部 リン酸エステル系界面活性剤(フォスファノールRD720・東邦化学製) 0.3部 タルク(竹原化学製 Y/X=0.30) 0.2部 メチルエチルケトン 33.0部 トルエン 33.0部
【0029】(比較例2)実施例1における耐熱滑性層
に変えて、下記の耐熱滑性層インキHを使用し、塗布、
乾燥後に更に加熱熟成して硬化処理を行った以外は、実
施例1と同様にして本発明の熱転写シートを得た。耐熱滑性層組成液H ポリビニルブチラール樹脂(エスレックBX−1・積水化学製) 3.6部 ポリイソシアネート(バーノックD750−45・大日本インキ製) 19.2部 リン酸エステル系界面活性剤(プライサーフA208S・第一工業製薬製) 2.9部 リン酸エステル系界面活性剤(フォスファノールRD720・東邦化学製) 0.3部 タルク(日本タルク製 Y/X=0.003) 0.2部 メチルエチルケトン 33.0部 トルエン 33.0部
に変えて、下記の耐熱滑性層インキHを使用し、塗布、
乾燥後に更に加熱熟成して硬化処理を行った以外は、実
施例1と同様にして本発明の熱転写シートを得た。耐熱滑性層組成液H ポリビニルブチラール樹脂(エスレックBX−1・積水化学製) 3.6部 ポリイソシアネート(バーノックD750−45・大日本インキ製) 19.2部 リン酸エステル系界面活性剤(プライサーフA208S・第一工業製薬製) 2.9部 リン酸エステル系界面活性剤(フォスファノールRD720・東邦化学製) 0.3部 タルク(日本タルク製 Y/X=0.003) 0.2部 メチルエチルケトン 33.0部 トルエン 33.0部
【0030】(比較例3)実施例1における耐熱滑性層
に変えて、下記の耐熱滑性層インキIを使用し、塗布、
乾燥後に更に加熱熟成して硬化処理を行った以外は、実
施例1と同様にして本発明の熱転写シートを得た。耐熱滑性層組成液H ポリビニルブチラール樹脂(エスレックBX−1・積水化学製) 3.6部 ポリイソシアネート(バーノックD750−45・大日本インキ製) 19.2部 リン酸エステル系界面活性剤(プライサーフA208S・第一工業製薬製) 2.9部 リン酸エステル系界面活性剤(フォスファノールRD720・東邦化学製) 0.3部 タルク(日本タルク製 Y/X=0.40) 0.2部 メチルエチルケトン 33.0部 トルエン 33.0部
に変えて、下記の耐熱滑性層インキIを使用し、塗布、
乾燥後に更に加熱熟成して硬化処理を行った以外は、実
施例1と同様にして本発明の熱転写シートを得た。耐熱滑性層組成液H ポリビニルブチラール樹脂(エスレックBX−1・積水化学製) 3.6部 ポリイソシアネート(バーノックD750−45・大日本インキ製) 19.2部 リン酸エステル系界面活性剤(プライサーフA208S・第一工業製薬製) 2.9部 リン酸エステル系界面活性剤(フォスファノールRD720・東邦化学製) 0.3部 タルク(日本タルク製 Y/X=0.40) 0.2部 メチルエチルケトン 33.0部 トルエン 33.0部
【0031】尚、上記の実施例、比較例に記載した値
は、用いたフィラーについて、X線回折によりタルクの
最強回折線強度Xと不純物の最強回折線強度Yとの比Y
/Xを求めたものである。X線回折における測定条件
は、以下の通りである。 測定装置:RAD−2C(理学電機製) 測定手法:集中円法−反射法 ターゲット:Cu 管電圧:40kV 管電流:40mA スリット:DS1°SS1° RS 0.15mm サンプリング角度:0.020° 走査速度:1°/min
は、用いたフィラーについて、X線回折によりタルクの
最強回折線強度Xと不純物の最強回折線強度Yとの比Y
/Xを求めたものである。X線回折における測定条件
は、以下の通りである。 測定装置:RAD−2C(理学電機製) 測定手法:集中円法−反射法 ターゲット:Cu 管電圧:40kV 管電流:40mA スリット:DS1°SS1° RS 0.15mm サンプリング角度:0.020° 走査速度:1°/min
【0032】(評価方法)スティッキング評価−試験1 スティッキングの発生し易い、市販のビデオプリンター
とパターンジェネレーター(CG−931・KENWO
OD製)を用い、8階調のステップパターンを10枚連
続印画しスティッキングの発生頻度を確認した。尚、印
画時環境は、30℃、80%RHであった。 (スティッキング発生枚数)/10枚ロングラン印画評価−試験2 市販のビデオプリンターとパターンジェネレーター(C
G−931・KENWOOD製)を用い、濃ベタパター
ンを連続印画し、5000枚印画後のサーマルヘッド保
護層の磨耗状態を観察し、サーマルヘッドへの磨耗性を
確認した。 ○:ほとんど、磨耗の形跡が確認できない △:幾分磨耗の進行が確認される ×:著しい磨耗がある(ヘッドの初期形状なし)印画シワ評価−試験3 サーマルヘッドの押し圧が偏圧になるよう調整し、印画
シワが発生し易くしたプリンターを用い、パターンジェ
ネレーター(CG−931・KENWOOD製)にて淡
色ベタを30℃、80%RHの環境下、印画評価した。 ○:印画シワなし △:端部に細かいシワあり ×:大きな横シワあり 結果を表1に示す。
とパターンジェネレーター(CG−931・KENWO
OD製)を用い、8階調のステップパターンを10枚連
続印画しスティッキングの発生頻度を確認した。尚、印
画時環境は、30℃、80%RHであった。 (スティッキング発生枚数)/10枚ロングラン印画評価−試験2 市販のビデオプリンターとパターンジェネレーター(C
G−931・KENWOOD製)を用い、濃ベタパター
ンを連続印画し、5000枚印画後のサーマルヘッド保
護層の磨耗状態を観察し、サーマルヘッドへの磨耗性を
確認した。 ○:ほとんど、磨耗の形跡が確認できない △:幾分磨耗の進行が確認される ×:著しい磨耗がある(ヘッドの初期形状なし)印画シワ評価−試験3 サーマルヘッドの押し圧が偏圧になるよう調整し、印画
シワが発生し易くしたプリンターを用い、パターンジェ
ネレーター(CG−931・KENWOOD製)にて淡
色ベタを30℃、80%RHの環境下、印画評価した。 ○:印画シワなし △:端部に細かいシワあり ×:大きな横シワあり 結果を表1に示す。
【0033】
【表1】
【0034】
【発明の効果】本発明の如く、耐熱滑性層に含有する無
機フィラーの不純物含有量を規定することにより硬度が
最適化され、その結果、滑性、離型性に優れ、サーマル
ヘッド走行性が良好で、スティッキングやシワ、破損が
発生せず、またサーマルヘッド磨耗も少ない良好な耐熱
滑性層を有する熱転写シートを提供することができる。
機フィラーの不純物含有量を規定することにより硬度が
最適化され、その結果、滑性、離型性に優れ、サーマル
ヘッド走行性が良好で、スティッキングやシワ、破損が
発生せず、またサーマルヘッド磨耗も少ない良好な耐熱
滑性層を有する熱転写シートを提供することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 原田 信行 東京都新宿区市谷加賀町一丁目1番1号 大日本印刷株式会社内
Claims (5)
- 【請求項1】 基材フィルムの一方の面に熱転写性色材
層が形成され、他方の面に無機フィラーを含有する耐熱
滑性層が形成されてなる熱転写シートにおいて、該無機
フィラーに含まれる主成分と不純物の硬度が、(主成分
の硬度<不純物の硬度)なる関係を有し、且つ、該無機
フィラーのX線回折における主成分の最強回折線強度X
と不純物の最強回折線強度Yとの比が 0.03≦Y/
X≦0.20の関係を有することを特徴とする熱転写シ
ート。 - 【請求項2】 前記無機フィラーが、Y/X値の異なる
2種以上の無機フィラーの混合物からなり、該混合物の
X線回折における主成分の最強回折線強度Xと不純物の
最強回折線強度Yとの比が、0.03≦Y/X≦0.2
0の関係を有することを特徴とする請求項1記載の熱転
写シート。 - 【請求項3】 前記無機フィラーの平均粒径が、0.5
〜3μmであることを特徴とする請求項1〜2記載の熱
転写シート。 - 【請求項4】 前記無機フィラーがタルクであることを
特徴とする請求項1〜3記載の熱転写シート。 - 【請求項5】 前記無機フィラーに含まれる不純物がド
ロマイト、マグネサイト、もしくは結晶性シリカである
ことを特徴とする請求項1または4記載の熱転写シー
ト。
Priority Applications (5)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6258721A JPH0890945A (ja) | 1994-09-28 | 1994-09-28 | 熱転写シート |
| DE69502903T DE69502903T2 (de) | 1994-09-28 | 1995-09-27 | Thermisches Übertragungsblatt |
| EP95115260A EP0704319B1 (en) | 1994-09-28 | 1995-09-27 | Thermal transfer sheet |
| US08/535,321 US5714434A (en) | 1994-09-28 | 1995-09-27 | Thermal transfer sheet |
| US08/946,573 US6008157A (en) | 1994-09-28 | 1997-10-08 | Thermal transfer sheet |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6258721A JPH0890945A (ja) | 1994-09-28 | 1994-09-28 | 熱転写シート |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0890945A true JPH0890945A (ja) | 1996-04-09 |
Family
ID=17324175
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6258721A Pending JPH0890945A (ja) | 1994-09-28 | 1994-09-28 | 熱転写シート |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0890945A (ja) |
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP2042333A2 (en) | 2007-09-28 | 2009-04-01 | Fujifilm Corporation | Heat-sensitive transfer sheet |
| EP2085244A1 (en) | 2008-01-30 | 2009-08-05 | Fujifilm Corporation | Heat-sensitive transfer imageforming method |
| JP2009241553A (ja) * | 2008-03-31 | 2009-10-22 | Dainippon Printing Co Ltd | 熱転写シート及び印画方法 |
| EP2168782A1 (en) | 2008-09-30 | 2010-03-31 | Fujifilm Corporation | Heat-sensitive transfer sheet |
| WO2013047352A1 (ja) * | 2011-09-30 | 2013-04-04 | 大日本印刷株式会社 | 熱転写シート |
| JP2014058070A (ja) * | 2012-09-14 | 2014-04-03 | Dainippon Printing Co Ltd | 熱転写シート |
| JP2014058071A (ja) * | 2012-09-14 | 2014-04-03 | Dainippon Printing Co Ltd | 熱転写シート |
| JP2017081039A (ja) * | 2015-10-29 | 2017-05-18 | 凸版印刷株式会社 | 感熱転写記録媒体 |
-
1994
- 1994-09-28 JP JP6258721A patent/JPH0890945A/ja active Pending
Cited By (12)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP2042333A2 (en) | 2007-09-28 | 2009-04-01 | Fujifilm Corporation | Heat-sensitive transfer sheet |
| US8129310B2 (en) | 2007-09-28 | 2012-03-06 | Fujifilm Corporation | Heat-sensitive transfer sheet |
| EP2085244A1 (en) | 2008-01-30 | 2009-08-05 | Fujifilm Corporation | Heat-sensitive transfer imageforming method |
| US7864205B2 (en) | 2008-01-30 | 2011-01-04 | Fujifilm Corporation | Heat-sensitive transfer image-forming method |
| JP2009241553A (ja) * | 2008-03-31 | 2009-10-22 | Dainippon Printing Co Ltd | 熱転写シート及び印画方法 |
| EP2168782A1 (en) | 2008-09-30 | 2010-03-31 | Fujifilm Corporation | Heat-sensitive transfer sheet |
| US8288314B2 (en) | 2008-09-30 | 2012-10-16 | Fujifilm Corporation | Heat-sensitive transfer sheet |
| WO2013047352A1 (ja) * | 2011-09-30 | 2013-04-04 | 大日本印刷株式会社 | 熱転写シート |
| US8895119B2 (en) | 2011-09-30 | 2014-11-25 | Dai Nippon Printing Co., Ltd. | Thermal transfer sheet |
| JP2014058070A (ja) * | 2012-09-14 | 2014-04-03 | Dainippon Printing Co Ltd | 熱転写シート |
| JP2014058071A (ja) * | 2012-09-14 | 2014-04-03 | Dainippon Printing Co Ltd | 熱転写シート |
| JP2017081039A (ja) * | 2015-10-29 | 2017-05-18 | 凸版印刷株式会社 | 感熱転写記録媒体 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20030424 |