JPH0890964A - 情報記録媒体及びホログラム転写箔 - Google Patents

情報記録媒体及びホログラム転写箔

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JPH0890964A
JPH0890964A JP6233698A JP23369894A JPH0890964A JP H0890964 A JPH0890964 A JP H0890964A JP 6233698 A JP6233698 A JP 6233698A JP 23369894 A JP23369894 A JP 23369894A JP H0890964 A JPH0890964 A JP H0890964A
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JP
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layer
hologram
magnetic
thin film
transfer foil
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JP6233698A
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English (en)
Inventor
Kazuhisa Hoshino
和久 星野
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Toppan Inc
Original Assignee
Toppan Printing Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、第三者による情報パターンの感知を
困難化し、且つ情報パターンを複雑化するため、ホログ
ラムを光らせる反射性薄膜層の下にランダム磁気層を隠
蔽して設けることにより、偽造防止性の向上を図る。 【構成】基材(1)上の少なくとも片面の全部もしくは
一部に、磁性材料を高分子結合剤に不均一に分散させた
ランダム磁気層(2)、ホログラムパターンを有するホ
ログラム形成層(3)、反射性薄膜層(4)、保護層
(5)を順次積層してなる情報記録媒体及びホログラム
転写箔。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばクレジットカー
ド、キャッシュカード並びにプリペイドカード等に用い
られる情報記録媒体及びホログラム転写箔に係わり、特
にホログラムを光らせる反射性薄膜層の下にランダム磁
気層を隠蔽して設けることにより、偽造防止性を向上し
得る情報記録媒体及びホログラム転写箔に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、ホログラムは、光の干渉を用い
て優れた立体的美観をもつ立体画像を再生するため、各
種物品の表面装飾用に広く用いられている。
【0003】また、この種のホログラムは、ディスプレ
イとしての優れた立体的美観をもつことに加え、高度な
製造技術を要して複製や偽造が困難であることから、近
年、偽造防止手段としてクレジットカード等の情報記録
媒体への適用が検討されている。
【0004】例えば、適用の一形態として、特定の情報
パターンをホログラムに成型し、可視波長領域のレーザ
光の照射により、この情報パターンをすりガラス等の結
像面に結像して再生させる単一光再生型ホログラムをホ
ログラム転写箔として作成し、該ホログラム転写箔をク
レジットカード等に転写したものがある。
【0005】また、実用上の要請から、光センサー等の
支援により真贋判定の迅速化が図られたものとして、前
述した特定の情報パターンをバーコードやカルラコード
等の単純な識別マークにて形成してなる機械読取りホロ
グラムがある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら以上のよ
うな情報記録媒体では、いずれも光の照射により情報パ
ターンが再生されることから情報パターンが第三者に感
知され易く、偽造される可能性を有している。
【0007】特に、機械読取りホログラムでは、情報パ
ターンとして単純な識別マークが使用されるため、偽造
される可能性が高いという問題がある。
【0008】本発明は上記実情を考慮してなされたもの
であり、第三者による情報パターンの感知を困難化し、
且つ情報パターンを複雑化するため、ホログラムを光ら
せる反射性薄膜層の下にランダム磁気層を隠蔽して設け
ることにより、偽造防止性を向上し得る情報記録媒体及
びホログラム転写箔を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1に対応する発明
は、基材上の少なくとも片面の全部もしくは一部に、磁
性材料を高分子結合剤に不均一に分散させたランダム磁
気層、ホログラムパターンを有するホログラム形成層、
反射性薄膜層、保護層を順次積層してなる情報記録媒体
である。
【0010】また、請求項2に対応する発明は、請求項
1に対応する情報記録媒体において、前記磁性材料が、
60 Oe以下の保磁力を有する軟質磁性材料からなる
情報記録媒体である。
【0011】さらに、請求項3に対応する発明は、支持
体の片面に少なくとも、剥離性保護層、ホログラムパタ
ーンを有するホログラム形成層、反射性薄膜層、磁性材
料を高分子結合剤に不均一に分散させたランダム磁気
層、感熱接着材層を順次積層してなるホログラム転写箔
である。
【0012】また、請求項4に対応する発明は、請求項
3に対応するホログラム転写箔において、前記磁性材料
が、60 Oe以下の保磁力を有する軟質磁性材料から
なるホログラム転写箔である。
【0013】
【作用】従って、本発明は以上のような手段を講じたこ
とにより、ホログラムを光らせる反射性薄膜層の下にラ
ンダム磁気層を設けたことにより、ランダム磁気層を光
学的に隠蔽して目視による感知を不可能とし、もって、
偽造防止性を向上させることができる。
【0014】また、ランダム磁気層は、不均一に分散し
た磁性材料が複雑な情報パターンを形成するので、一層
偽造防止性を向上させることができる。
【0015】さらに、ランダム磁気層では、60 Oe
以下の低い保持力をもつ軟質磁性材料が使用される場
合、通常の偽造工程としてマグネットビューアーや磁性
流体等を用いる磁気パターンの読取工程が試行されたと
しても、磁性材料の保持力が極めて小さいことからラン
ダム磁気層の存在自体が発見されないため、より一層偽
造防止性を向上させることができる。
【0016】一方、ランダム磁気層では、正規の照合工
程にて高感度な磁気ヘッドが使用されることにより、磁
性材料の分散に対応する情報パターンがこの磁気ヘッド
を介して精度良く検出され、もって、真贋判定の信頼性
を向上させることができる。
【0017】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照しながら
説明する。
【0018】図1は本発明の第1の実施例に係る情報記
録媒体の構成を示す断面図である。この情報記録媒体
は、基材1と、基材1上に形成された磁気データ層2
と、この磁気データ層2の上に形成されたホログラム形
成層3と、このホログラム形成層3上に蒸着された反射
性薄膜層4と、この反射性薄膜層4上に形成された保護
層5とを備えている。
【0019】ここで、基材1としては、0.2mmの厚
さをもつカード用紙(巴川製紙製)が使用されている。
なお、基材1としては、例えば紙、ガラス、プラスチッ
ク、金属、木等の材料が使用可能であり、具体的には材
料及び厚さが、要求強度、可撓性、重量、接着性及び加
工適性等に対応して適宜選択されている。
【0020】磁気データ層2は、微弱で複雑な磁気パタ
ーンを発生させる層であって、高分子結合剤を含む溶媒
中に磁性材料を不均一に分散させてなる塗料を基材1上
の全面あるいは部分的にコーティングして設けられたも
のであり、ここでは以下の組成をもつ磁気インキがロー
ルコート法にて13μmの厚さに塗布され乾燥されるこ
とにより形成されている。
【0021】 Mn−Znフェライト 100部 (不定形、粒度分布2μm〜12μm、保持力60 Oe) アクリル/セルロース樹脂 70部 (VM−AL:大日精化製 固形分30%) トルエン(溶剤) 30部 また、このような磁気データ層2を形成する方式として
は、他にグラビア印刷法、スクリーン印刷法あるいはオ
フセット印刷等の印刷法や、静電印刷法、インクジェッ
ト法あるいは転写法等の各種印字法や、部分蒸着、スパ
ッタリング等の成膜手段が適用可能である。磁気データ
層2の厚さとしては、ホログラム形成層3の厚さを介し
て読取可能な厚さであり、約3〜20μmの範囲にある
ことが好ましい。
【0022】また、磁気データ層2内の磁性材料として
は、他に、Fe、Ni、Mn、Zn、Co、パーマロ
イ、センダスト、Ni−Znフェライト、Mnフェライ
ト、Znフェライト、FeS、マグネタイト、γ−酸化
鉄、Co被着γ−酸化鉄、バリウムフェライト、ストロ
ンチウムフェライト、二酸化クロム等の金属、合金及び
金属化合物の粉末が使用可能となっている。これらのう
ち、微弱な磁気パターンを発生させる観点から60 O
e以下の保磁力をもつ軟質磁性材料として、Fe、Ni
などの金属または合金、Mn−Znフェライト、Mnフ
ェライト、マグネタイト等の金属フェライトがある。
【0023】さらに、磁性材料を不均一に分散させる方
式としては、例えば0.5〜10μmの粒子径という広
い粒度分布をもつ磁性粉末を用いる方式、平均10μm
以下の粒子径で狭い粒度分布をもつ磁性粉末を用いて一
次粒子まで分散せずに分散を故意に甘くして10μm以
上の凝集体を残す方式、又は始めから10μm以上の粒
子径をもつ磁性粒子を用いる方式などがある。なお、磁
気センサは解像度が一般的に20μm以上であるため、
20μm以上の磁気ムラの発生により、磁気固有情報
(セキュリティ磁気データ)が読取可能となる。
【0024】また、磁性材料の形状としては、針状、球
状、鱗片状(フレーク状)又は不定形などが使用可能で
あるが、これらに限定されない。磁性材料の形状は、磁
気データ層2を薄く形成可能で且つ磁気ムラを発生し易
いことが情報パターンの隠蔽性及び不均一性の向上のた
めに好ましく、例えば厚みの薄くて形状の大きい鱗片状
のものが好適である。
【0025】一方、高分子結合剤としては、アクリル樹
脂、ポリエステル樹脂、ウレタン樹脂、塩化ビニル樹
脂、ポリアミド樹脂、ポリ酢酸ビニル樹脂、塩化ビニル
樹脂、ポリアミド樹脂、ポリ酢酸ビニル樹脂、塩化ビニ
ル−酢酸ビニル共重合体樹脂、ゴム系樹脂、エポキシ樹
脂、セルロース樹脂などの熱可塑性樹脂や熱硬化性樹脂
が使用可能であるが、これらに限定されない。
【0026】ホログラム形成層3は、例えば表面レリー
フ型ホログラムスタンプにて、加熱、加圧によりホログ
ラムを形成するための層であり、ここでは以下の配合比
からなるホログラム形成ワニスがロールコート法にて
2.0μmの厚さに塗布され乾燥されることにより形成
されている。
【0027】 塩化ビニル−酢酸ビニル共重合樹脂とウレタン樹脂との混合物 25部 イソシアネ−ト硬化剤(TDI) 3部 メチルエチルケトン 65部 トルエン 30部 なお、このようなホログラム形成層3を形成する方法と
しては、他にブレードコート法等が適用可能である。ホ
ログラム形成層3の厚さとしては通常約0.5〜5μm
の範囲に設定されている。また、このようなホログラム
形成層3は、ニッケル、金、クロム等のメッキされた表
面レリーフ型スタンパ又はホログラムスタンパに対して
接着性を示さず、反射性薄膜層4に対しては良好な接着
性を示している。
【0028】また、ホログラム形成面は、このようなホ
ログラム形成層3に対し、レリーフ型ホログラムの凹凸
を有したニッケル版が150℃−10kg/cm2 の熱
圧にて密着されることにより、エンボス成形されてい
る。なお、このホログラム形成面としては、ホログラム
パターンを層表面に有するものであればよく、他に例え
ば二光束干渉もしくは電子ビーム(EB)による回折格
子(グレーティング)により微細凹凸形状を有するよう
にしたグレーティングホログラム等も適用可能である。
【0029】なお、ホログラム形成層3に使用される樹
脂としては、例えば2液反応ウレタン樹脂が好ましい。
この2液反応ウレタン樹脂は、エンボス成形性が良好で
プレスムラが生じにくく、明るい再生画像が得られ、且
つ反射性薄膜層との接着性も良好である。このような2
液反応ウレタン樹脂としては、耐溶剤性、耐熱性、加工
性などの諸物性からポリエーテルポリオール、ポリエス
テルポリオール、アクリルポリオール等のポリオール成
分と、イソシアネート基を持つプレポリマーからなるポ
リオール硬化型ウレタン樹脂が適当である。特に好まし
いのは、そのポリオール成分のガラス転移点が70〜1
50℃の範囲にあり、かつそのOH基が50〜150で
あるアクリルポリオール樹脂である。このようなアクリ
ルポリオール樹脂は、塗工適性が良好であり、ホログラ
ムに要求されるエンボス成形性が極めて良好である。ま
た、イソシアネート成分としては、トルエンジイソシア
ネート(TDI)、キシレンジイソシアネート(XD
I)、ヘキサメチレンジイソシアネート(HMDI)等
が使用可能である。
【0030】また、ホログラム形成層3に使用される樹
脂には、塗工適性の向上のための調整剤が添加可能であ
る。調整剤としては、ニトロセルロース、アセチルセル
ロース、セルロースアセテートブチレート、セルロース
アセテートプロピオネート、エチルセルロース又はメチ
ルセルロース等のセルロース系樹脂がある。このような
調整剤は、例えば2液反応型ウレタン樹脂に対し、最大
で30重量%、好ましくは5〜20重量%の割合にて添
加可能となっている。
【0031】反射性薄膜層4は、入射光線を反射してホ
ログラムを光らせつつ、磁気データ層2を目視から隠蔽
する層であって、ここでは厚さ50nmのアルミニウム
が真空蒸着法により形成されている。なお、反射性薄膜
層4は、他に、スズ、銀、金、クロム又はニッケル等の
金属光沢を有する無機材料を用いてスパッタリング法又
はイオンプレーティング法等により形成可能であり、膜
厚としては40〜100nmの範囲にあることが好まし
い。
【0032】保護層5は、反射性薄膜層4乃至磁気デー
タ層2の外部からの化学的、機械的損傷を防止するため
の層であり、ここでは以下の配合比のものを混練してな
る塗料がグラビアコート法にて3.0μmの厚さに塗布
形成されている。
【0033】 ポリエステル樹脂 30.0部 (東洋紡製:バイロン200) ポリエチレンワックス 0.2部 トルエン 40.0部 メチルエチルケトン 30.0部 なお、保護層5は、要求強度、可撓性、接着性、加工適
性等により、材料及び厚みが適宜選択可能となってい
る。保護層5の材料としては、他にアクリル樹脂、ウレ
タン樹脂、塩化ビニル樹脂、ポリアミド樹脂、ポリ酢酸
ビニル樹脂、シリコン樹脂、ゴム系樹脂、エチレン−酢
酸ビニル共重合樹脂、エチレン−アクリル酸共重合樹脂
又はエチレン−アクリル酸エステル共重合体が使用可能
であり、且つ耐磨耗性の向上のため、上記の樹脂等に、
ポリエチレンワックス、シリコンオイル又は脂肪酸アミ
ド等の滑材を添加したものが使用可能となっている。
【0034】次に、以上のように構成された情報記録媒
体の作用を説明する。
【0035】この情報記録媒体においては、反射性薄膜
層4がホログラム形成層3及び磁気データ層2を上から
覆っているため、反射性薄膜層4がホログラムを光らせ
てホログラム形成層3による表示内容を見易くする一
方、磁気データ層2を光学的に隠蔽して目視による磁気
データ層2の感知を不可能としている。
【0036】また、磁気データ層2は、磁性材料の保持
力が60 Oe以下と低いため、通常の読取手段から磁
気的にも隠蔽されている。例えば偽造者によりマグネッ
トビューアーや磁性流体等の読取手段を用いる磁気パタ
ーンの読取工程が試行されたとしても、磁気データ層2
は60 Oe以下の保持力に対応する微弱な磁気しか発
生しないため、通常の読取手段に検出されない。すなわ
ち、偽造者には磁気データ層2の存在自体が発見されな
い。
【0037】一方、この磁気データ層2は、正規の照合
工程にて、例えば磁気抵抗効果(magneto-resistance e
ffect )形のMRヘッドの如き、高感度な磁気ヘッドが
使用されることにより、図2に示すように、磁性材料の
分散に対応する情報パターンがこの磁気ヘッドを介して
精度良く検出される。なお、この情報パターンは、磁性
材料の不均一な分散に対応するため、個々の媒体間で指
紋のように異なる上に極めて複雑であり、精巧な偽造が
殆ど不可能となっている。
【0038】従って、仮に偽造されたとしても、偽造さ
れた情報記録媒体から検出された情報パターンと、予め
読取った基準情報パターンとを照合することにより、両
者から微妙なズレが検出されるため、偽造にかかる情報
記録媒体を発見することが期待できる。
【0039】上述したように第1の実施例によれば、ホ
ログラムを光らせる反射性薄膜層4の下に磁気データ層
2を設けたことにより、磁気データ層2を光学的に隠蔽
して第三者の目視による感知を不可能とし、もって、偽
造防止性を向上させることができる。
【0040】また、本実施例によれば、磁気データ層2
において、不均一に分散した磁性材料が複雑な情報パタ
ーンを形成するので、一層偽造防止性を向上させること
ができる。
【0041】さらに、磁気データ層2では、60 Oe
以下の低い保持力をもつ軟質磁性材料が使用される場
合、通常の偽造工程としてマグネットビューアーや磁性
流体等を用いる磁気パターンの読取工程が試行されたと
しても、磁性材料の保持力が極めて小さいことから磁気
データ層の存在自体が発見されないため、より一層偽造
防止性を向上させることができる。
【0042】一方、磁気データ層2では、正規の照合工
程にて高感度な磁気ヘッドが使用されることにより、磁
性材料の分散に対応する情報パターンがこの磁気ヘッド
を介して精度良く検出され、もって、真贋判定の信頼性
を向上させることができる。
【0043】次に、本発明の第2の実施例に係るホログ
ラム転写箔について図面を参照して説明する。図3はこ
のホログラム転写箔の構成を示す断面図であり、図1と
同一部分には同一符号を付し、ほぼ同一部分にはaの添
字を付してその詳しい説明は省略し、ここでは異なる部
分についてのみ述べる。
【0044】本実施例に係るホログラム転写箔は、第1
の実施例に係る情報記録媒体と同様の機能を示すもので
あり、熱圧により基材上に転写されて全面もしくは部分
的に情報記録媒体として使用可能となっている。
【0045】このホログラム転写箔は、図3に示すよう
に、支持体フィルム6と、支持体フィルム6上に剥離可
能に設けられた剥離性保護層7と、剥離性保護層7上に
形成されてホログラムエンボスが施されたホログラム形
成層3と、ホログラム形成層3上に形成された反射性薄
膜層4と、反射性薄膜層4上に形成された磁気データ層
2aと、磁気データ層2a上に形成された感熱接着層8
とを備えている。なお、このホログラム転写箔は、感熱
接着層8を下にして基材上に配置され、熱圧により転写
された後、支持体フィルム6が剥がされて使用される。
【0046】ここで、支持体フィルム6としては、転写
時の熱圧で軟化変形しない耐熱性を有するものであっ
て、例えばポリエチレンテレフタレートフィルム、ポリ
エチレンナフタレートフィルム等が使用可能であり、こ
こでは25μmの厚さをもつポリエチレンテレフタレー
トフィルムが使用されている。
【0047】剥離性保護層7としては、熱転写時に容易
に支持体フィルム6から剥離する性質(熱可塑性)と、
転写後のホログラム形成層3乃至磁気データ層2aの外
部からの化学的、機械的損傷を防止する性質(耐摩擦
性)とを有するものであり、熱可塑性樹脂と耐摩擦剤と
の混合物を適当な溶剤により塗料化した剥離保護ワニス
が使用可能となっている。ここでは以下の配合比からな
る剥離保護ワニスがグラビアコート法にて2μmの厚さ
に塗布され、乾燥されることにより形成されている。
【0048】 アクリル樹脂 25部 カルナバワックス 5部 トルエン 30部 メチルエチルケトン 30部 メチルイソブチルケトン 15部 なお、このような剥離性保護層7を形成する方法として
は、他にロールコーティング塗布法あるいはバーコード
塗布法等が適用可能である。
【0049】また、剥離性保護層7に使用される熱可塑
性樹脂としては、ポリメチルメタアクリルレート又はエ
ポキシ樹脂等が使用可能であり、これらは剥離が容易で
ある性質を有している。一方、耐摩擦剤としてはテフロ
ンパウダ、ポリエチレンパウダ、動物系ワックス、植物
系ワックス、鉱物系ワックス、石油系ワックス等の天然
ワックス、合成炭化水素系ワックス、脂肪酸アルコール
と酸系ワックス、脂肪酸エステルとグリセライド系ワッ
クス、水素化ワックス、合成ケトン系ワックス、アミン
及びアマイド系ワックス、塩素化炭化水素系ワックス、
合成動物ロウ系ワックス、アルファーオレフィン系ワッ
クス等の合成ワックス、及びステアリン酸亜鉛などの高
級脂肪酸の金属塩などが使用可能となっている。
【0050】ホログラム形成層3は、前述同様に、第1
の実施例と同一のホログラム形成ワニスがロールコート
法にて2μmの厚さに塗布形成され、ホログラムパター
ンがホログラム形成面に設けられたものである。
【0051】反射性薄膜層4は、前述同様に、アルミニ
ウムが蒸着法にて50nmの厚さに設けられたものであ
る。
【0052】磁気データ層2aとしては、第1の実施例
とは異なり、以下の組成をもつ磁気インキがロールコー
ト法にて10μmの厚さに塗布形成されている。
【0053】 鱗片状磁性粉Ni 100部 (厚さ2μm、平均粒径20μm、保持力40 Oe) ウレタン樹脂 30部 メチルエチルケトン 30部 トルエン(溶剤) 30部 感熱接着層8は、熱圧を受けてプラスチック材料等の基
材(被転写体)表面に接着する性質をもつものであり、
熱可塑性樹脂からなる組成物を適当な溶剤により塗料化
した感熱接着ワニスが使用可能となっている。ここでは
以下の配合比の感熱接着ワニスがロールコート法にて2
μmの厚さに塗布形成されている。
【0054】 ポリエステル樹脂 30部 (東洋紡製:バイロン200) 塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体 30部 (積水化学、エスレックA) 硫酸バリウム 50部 トルエン 60部 メチルエチルケトン 60部 なお、感熱接着層8を形成する方法としては、他にグラ
ビア塗布法、バーコート塗布法等が使用可能である。
【0055】また、感熱接着層8に使用される熱可塑性
樹脂としては、熱転写に要する温度を低めにするため、
50℃〜130℃のガラス転移点Tgをもつものが好ま
しい。130℃以上のガラス転移点Tgをもつ熱可塑性
樹脂は、熱転写に要する温度が高めとなり、熱転写時に
プラスチック基材(被転写体)を変形させ、あるいは感
熱接着層を変色、破壊させる場合があるからである。
【0056】感熱接着層8として使用可能な熱可塑性樹
脂としては、例えば線状飽和ポリエステルなどのポリエ
ステル、ポリ塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体樹脂など
の塩化ビニル系樹脂、ポリアクリル酸、ポリアクリル酸
−2−メトキシエチル、ポリアクリル酸メチル、ポリア
クリル酸−2−ナフチル、ポリアクリル酸イソボルニ
ル、ポリアクリル酸、ポリメタクリロメチル、ポリメタ
クリル酸エチル、ポリメタクリル酸−t−ブチル、ポリ
メタクリル酸イソブチル、ポリメタクリル酸フェニル、
メタクリル酸メチルとメタクリル酸アルキル(但しアル
キル基の炭素数は2〜6)の共重合樹脂などのアクリル
樹脂、ポリスチレン、及びポリビニルベンゼン、スチレ
ン−ブタジエン共重合樹脂、スチレンとメタクリル酸ア
ルキル(但しアルキル基の炭素数は1〜6)の共重合樹
脂などのビニル系樹脂等がある。
【0057】このように構成されたホログラム転写箔
は、図4に示すように、転写箔本体9が、例えば長手方
向に沿って帯状の磁気記録層10をもつ塩化ビニル製の
カード部材11上に配置され、130℃−300g/c
2 の加熱加圧が施されることにより、カード部材11
に接着されて転写され、転写後、支持体フィルム6のみ
が剥離除去されることにより、実用に供される。なお、
この転写工程では、感熱接着層8の熱可塑性樹脂の軟化
点以上の加熱温度が必要とされる。加熱温度は通常約1
00℃〜250℃であり、加圧時間は好ましくは10秒
以下である。
【0058】次に、以上のように構成されたホログラム
転写箔の作用を説明する。
【0059】このホログラム転写箔においては、前述同
様に、反射性薄膜層4が磁気データ層2aを上から覆っ
ているため、反射性薄膜層4がホログラムを光らせてホ
ログラム形成層3による表示内容を見易くする一方、磁
気データ層2aを光学的に隠蔽して目視による磁気デー
タ層2aの感知を不可能としている。
【0060】ここで、このホログラム転写箔の場合、カ
ード部材11上に帯状の磁気記録層10が視認されるた
め、更にホログラム形成層3の下にも磁気データ層2a
が存在することは予測し難く、第1の実施例と比べ、一
層、磁気データ層2aの感知を困難としている。
【0061】また、磁気データ層2aは、磁性材料の保
持力が40 Oe以下と低いため、通常の読取手段から
磁気的にも隠蔽されており、前述同様に、偽造者には存
在自体が発見されない。
【0062】一方、この磁気データ層2aは、正規の照
合工程にて、前述同様に、高感度な磁気ヘッドが使用さ
れることにより、図5に示すように、磁性材料の不均一
な分散に対応する複雑な情報パターンがこの磁気ヘッド
を介して精度良く検出される。
【0063】従って、仮に偽造されたとしても、前述同
様に、偽造されたカード部材上のホログラム転写箔から
検出された情報パターンと、予め読取った真正の情報パ
ターンとの微妙な違いから、偽造にかかる情報記録媒体
を発見することが期待できる。
【0064】また、このホログラム転写箔の場合、予め
読取った真正の情報パターンをカード部材11上の磁気
記録層10に識別用デジタル情報として記録しておくこ
とにより、ホログラム転写箔から検出された情報パター
ンと、予め記録した識別用デジタル情報とを迅速に照合
でき、もって、照合工程の時間の短縮化を期待できる。
【0065】上述したように第2の実施例によれば、第
1の実施例の効果に加え、カード部材11上に磁気記録
層10が視認されることから、ホログラム形成層3の下
の磁気データ層2の感知を一層困難とすることができ
る。
【0066】また、本実施例によれば、カード部材11
が磁気記録層10をもつことから、予め読取った真正の
情報パターンをカード部材11上の磁気記録層10に記
録でき、もって、照合工程の時間の短縮化を期待するこ
とができる。
【0067】なお、上記第1の実施例では、基材1上の
片面の一部に磁気データ層2乃至保護層5を積層した場
合について説明したが、これに限らず、基材1上の片面
の全部もしくは基材1の両面に磁気データ層2乃至保護
層5を積層した構成としても、本発明を同様に実施して
同様の効果を得ることができる。
【0068】また、上記第2の実施例では、感熱接着層
8と磁気データ層2aとを個別に設けた場合について説
明したが、これに限らず、感熱接着層8として使用可能
な熱可塑性樹脂に磁性材料を不均一に分散させてなる塗
料をコーティングして設けることにより、磁気データ層
2aを兼ねた感熱接着層8を設けた構成としても、本発
明と同様の効果を得るのに加え、製造工程の簡略化を図
ることができる。
【0069】その他、本発明はその要旨を逸脱しない範
囲で種々変形して実施できる。
【0070】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、第
三者による情報パターンの感知を困難化し、且つ情報パ
ターンを複雑化するため、ホログラムを光らせる反射性
薄膜層の下にランダム磁気層を隠蔽して設けることによ
り、偽造防止性を向上できる情報記録媒体及びホログラ
ム転写箔を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例に係る情報記録媒体の構
成を示す断面図、
【図2】同実施例における情報パターンの一例を示す信
号波形図、
【図3】本発明の第2の実施例に係るホログラム転写箔
の構成を示す断面図、
【図4】同実施例におけるホログラム転写箔の一部が転
写されたカード部材の外観を示す平面図、
【図5】同実施例における情報パターンの一例を示す信
号波形図。
【符号の説明】
1…基材、2,2a…磁気データ層、3…ホログラム形
成層、4…反射性薄膜層、5…保護層、6…支持体フィ
ルム、7…剥離性保護層、8…感熱接着層、9…転写箔
本体、10…磁気記録層、11…カード部材。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基材上の少なくとも片面の全部もしくは
    一部に、磁性材料を高分子結合剤に不均一に分散させた
    ランダム磁気層、ホログラムパターンを有するホログラ
    ム形成層、反射性薄膜層、保護層を順次積層してなるこ
    とを特徴とする情報記録媒体。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の情報記録媒体におい
    て、前記磁性材料は、60 Oe以下の保磁力を有する
    軟質磁性材料からなることを特徴とする情報記録媒体。
  3. 【請求項3】 支持体の片面に少なくとも、剥離性保護
    層、ホログラムパターンを有するホログラム形成層、反
    射性薄膜層、磁性材料を高分子結合剤に不均一に分散さ
    せたランダム磁気層、感熱接着材層を順次積層してなる
    ことを特徴とするホログラム転写箔。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載のホログラム転写箔にお
    いて、前記磁性材料は、60 Oe以下の保磁力を有す
    る軟質磁性材料からなることを特徴とするホログラム転
    写箔。
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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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JP2019522227A (ja) * 2016-04-27 2019-08-08 ナノ メッカ カンパニーリミテッド 反射型偽造防止用フィルム

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