JPH0891075A - 車両のトランスファ装置 - Google Patents
車両のトランスファ装置Info
- Publication number
- JPH0891075A JPH0891075A JP6226477A JP22647794A JPH0891075A JP H0891075 A JPH0891075 A JP H0891075A JP 6226477 A JP6226477 A JP 6226477A JP 22647794 A JP22647794 A JP 22647794A JP H0891075 A JPH0891075 A JP H0891075A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- switching time
- wheel drive
- state
- vehicle
- clutch
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Landscapes
- Arrangement And Mounting Of Devices That Control Transmission Of Motive Force (AREA)
- Arrangement And Driving Of Transmission Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】旋回状態で4輪駆動状態から2輪駆動状態への
切換時にパワートレーン系ねじれトルクの急解放やステ
ア特性の急変を抑制しながら応答性を向上させる車両の
トランスファ装置を提供する。 【構成】4輪駆動状態から2輪駆動状態に切換えるとき
に、車速検出値V及び操舵角検出値θをもとに記憶テー
ブルを参照して切換時間tを算出し(ステップS6)、
この切換時間t内で切換えを完了するように、デューテ
ィ制御電磁弁に対するデューティ比Dの減少量ΔDを設
定し(ステップS7)、この減少量ΔDだけ順次減少さ
せることにより(ステップS8)、タイトコーナーブレ
ーキ現象によるパワートレーン系ねじれトルク大きさに
応じて摩擦クラッチの締結力を減少させ、パワートレー
ン系ねじれトルクの急激な解放によるショックを防止し
ながらタイトコーナーブレーキ現象の程度が小さいとき
には切換時間を短くして応答性を向上させる。
切換時にパワートレーン系ねじれトルクの急解放やステ
ア特性の急変を抑制しながら応答性を向上させる車両の
トランスファ装置を提供する。 【構成】4輪駆動状態から2輪駆動状態に切換えるとき
に、車速検出値V及び操舵角検出値θをもとに記憶テー
ブルを参照して切換時間tを算出し(ステップS6)、
この切換時間t内で切換えを完了するように、デューテ
ィ制御電磁弁に対するデューティ比Dの減少量ΔDを設
定し(ステップS7)、この減少量ΔDだけ順次減少さ
せることにより(ステップS8)、タイトコーナーブレ
ーキ現象によるパワートレーン系ねじれトルク大きさに
応じて摩擦クラッチの締結力を減少させ、パワートレー
ン系ねじれトルクの急激な解放によるショックを防止し
ながらタイトコーナーブレーキ現象の程度が小さいとき
には切換時間を短くして応答性を向上させる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両の走行状態を摩擦
クラッチのクラッチ締結力を制御することにより、2輪
駆動状態から完全4輪駆動状態まで走行状態を変化させ
ることが可能な車両のトランスファ装置に関する。
クラッチのクラッチ締結力を制御することにより、2輪
駆動状態から完全4輪駆動状態まで走行状態を変化させ
ることが可能な車両のトランスファ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の車両のトランスファ装置として
は、例えば特開昭62−74721号公報に記載されて
いるものが知られている。このトランスファ装置は、ト
ランスミッションからの出力軸に後輪側出力軸を直結す
るとともに、トランスミッションからの出力軸に摩擦ク
ラッチを介して前輪側出力軸を接続し、この摩擦クラッ
チの伝達トルクを連続的に変更可能とする締結力付与手
段を設け、4輪駆動走行の状態から2輪駆動走行の状態
へあるいは2輪駆動走行の状態から4輪駆動走行の状態
へ徐々に変化させるように構成されている。
は、例えば特開昭62−74721号公報に記載されて
いるものが知られている。このトランスファ装置は、ト
ランスミッションからの出力軸に後輪側出力軸を直結す
るとともに、トランスミッションからの出力軸に摩擦ク
ラッチを介して前輪側出力軸を接続し、この摩擦クラッ
チの伝達トルクを連続的に変更可能とする締結力付与手
段を設け、4輪駆動走行の状態から2輪駆動走行の状態
へあるいは2輪駆動走行の状態から4輪駆動走行の状態
へ徐々に変化させるように構成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のトランスファ装置にあっては、4輪駆動状態から2
輪駆動状態に変化させるときに、徐々にクラッチ締結力
を減少させるようにしているが、そのクラッチ締結力の
減少時間が走行状態にかかわらず一定であるため、この
切換時間は、4輪駆動状態でタイトコーナーブレーキ現
象が発生したときに、パワートレーン系に作用している
ねじりトルクが急激に解放されて、大きなショックが生
じることを防止するためには、長い時間に設定せざるを
得ないが、タイトコーナーブレーキ現象の程度が小さい
場合には、4輪駆動状態から2輪駆動状態に切換える切
換時間が長すぎて応答性が低下するという未解決の課題
がある。
来のトランスファ装置にあっては、4輪駆動状態から2
輪駆動状態に変化させるときに、徐々にクラッチ締結力
を減少させるようにしているが、そのクラッチ締結力の
減少時間が走行状態にかかわらず一定であるため、この
切換時間は、4輪駆動状態でタイトコーナーブレーキ現
象が発生したときに、パワートレーン系に作用している
ねじりトルクが急激に解放されて、大きなショックが生
じることを防止するためには、長い時間に設定せざるを
得ないが、タイトコーナーブレーキ現象の程度が小さい
場合には、4輪駆動状態から2輪駆動状態に切換える切
換時間が長すぎて応答性が低下するという未解決の課題
がある。
【0004】そこで、本発明は、上記従来例の未解決の
課題に着目してなされたものであり、タイトコーナーブ
レーキ現象の程度に応じて4輪駆動状態から2輪駆動状
態への切換時間を変更することにより、最適な切換時間
を設定して、パワートレーン系ねじりトルクの解放によ
るショックを防止しながら応答性を向上させることがで
きる車両のトランスファ装置を提供することを目的とし
ている。
課題に着目してなされたものであり、タイトコーナーブ
レーキ現象の程度に応じて4輪駆動状態から2輪駆動状
態への切換時間を変更することにより、最適な切換時間
を設定して、パワートレーン系ねじりトルクの解放によ
るショックを防止しながら応答性を向上させることがで
きる車両のトランスファ装置を提供することを目的とし
ている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に係る車両のトランスファ装置は、図1の
基本構成図に示すように、変速機から入力軸に入力され
る駆動力が伝達される第1出力軸と、該第1出力軸に伝
達された駆動力をクラッチ圧を制御可能な摩擦クラッチ
を介して第2出力軸に伝達する2輪−4輪切換機構と、
車両の走行状態を検知する走行状態検知手段と、該走行
状態検知手段の走行状態検出値に基づき前記摩擦クラッ
チのクラッチ締結力を制御するクラッチ制御手段とを備
えた車両のトランスファ装置において、車両の旋回走行
状態を検出する旋回走行状態検出手段と、該旋回走行状
態検出手段の旋回状態検出値に基づいて4輪駆動状態か
ら2輪駆動状態への切換時間を設定する切換時間設定手
段と、前記クラッチ制御手段で4輪駆動状態から2輪駆
動状態へ制御するときに前記切換時間に対応させて徐々
にクラッチ締結力を減少させるクラッチ締結力減少手段
とを備えたことを特徴としている。
に、請求項1に係る車両のトランスファ装置は、図1の
基本構成図に示すように、変速機から入力軸に入力され
る駆動力が伝達される第1出力軸と、該第1出力軸に伝
達された駆動力をクラッチ圧を制御可能な摩擦クラッチ
を介して第2出力軸に伝達する2輪−4輪切換機構と、
車両の走行状態を検知する走行状態検知手段と、該走行
状態検知手段の走行状態検出値に基づき前記摩擦クラッ
チのクラッチ締結力を制御するクラッチ制御手段とを備
えた車両のトランスファ装置において、車両の旋回走行
状態を検出する旋回走行状態検出手段と、該旋回走行状
態検出手段の旋回状態検出値に基づいて4輪駆動状態か
ら2輪駆動状態への切換時間を設定する切換時間設定手
段と、前記クラッチ制御手段で4輪駆動状態から2輪駆
動状態へ制御するときに前記切換時間に対応させて徐々
にクラッチ締結力を減少させるクラッチ締結力減少手段
とを備えたことを特徴としている。
【0006】請求項2に係る車両のトランスファ装置
は、請求項1の発明において、前記旋回走行状態検出手
段が、車速を検出する車速検出手段と、操舵角を検出す
る操舵角検出手段とを有し、前記切換時間設定手段が、
操舵角検出手段の操舵角検出値が大きくなる程長い切換
時間を設定し、且つ同一操舵角検出値であっても車速検
出手段の車速検出値が小さい程長い切換時間を設定する
ように構成されていることを特徴としている。
は、請求項1の発明において、前記旋回走行状態検出手
段が、車速を検出する車速検出手段と、操舵角を検出す
る操舵角検出手段とを有し、前記切換時間設定手段が、
操舵角検出手段の操舵角検出値が大きくなる程長い切換
時間を設定し、且つ同一操舵角検出値であっても車速検
出手段の車速検出値が小さい程長い切換時間を設定する
ように構成されていることを特徴としている。
【0007】請求項3に係る車両のトランスファ装置
は、請求項1の発明において、前記旋回状態検出手段
が、車両の横加速度を検出する横加速度検出手段と、車
両の前後加速度を検出する前後加速度検出手段とを有
し、前記切換時間設定手段が、横加速度検出手段の横加
速度検出値が大きくなる程長い切換時間を設定し、且つ
同一横加速度検出値であっても前後加速度検出手段の前
後加速度検出値が大きい程長い切換時間を設定するよう
に構成されていることを特徴としている。
は、請求項1の発明において、前記旋回状態検出手段
が、車両の横加速度を検出する横加速度検出手段と、車
両の前後加速度を検出する前後加速度検出手段とを有
し、前記切換時間設定手段が、横加速度検出手段の横加
速度検出値が大きくなる程長い切換時間を設定し、且つ
同一横加速度検出値であっても前後加速度検出手段の前
後加速度検出値が大きい程長い切換時間を設定するよう
に構成されていることを特徴としている。
【0008】請求項4に係る車両のトランスファ装置
は、請求項3の発明において、前記横加速度検出手段は
横加速度を従動車輪の左右車輪速差に基づいて推定し、
前後加速度検出手段は前後加速度を従動車輪の車輪速に
基づいて推定するように構成されていることを特徴とし
ている。
は、請求項3の発明において、前記横加速度検出手段は
横加速度を従動車輪の左右車輪速差に基づいて推定し、
前後加速度検出手段は前後加速度を従動車輪の車輪速に
基づいて推定するように構成されていることを特徴とし
ている。
【0009】
【作用】請求項1の発明では、旋回走行状態検出手段
で、旋回走行状態を検出したときに、切換時間設定手段
で旋回走行状態検出値に基づいて切換時間を設定する。
この切換時間の設定は、例えば操舵角と車速とからタイ
トコーナーブレーキ現象の程度を判定し、このタイトコ
ーナーブレーキ現象の程度が小さいときには、短い切換
時間を設定し、これよりタイトコーナーブレーキ現象の
程度が大きくなるにつれて長い切換時間を設定し、クラ
ッチ締結力減少手段で、切換時間設定手段で設定された
切換時間で、摩擦クラッチの締結力を現象させて4輪駆
動状態から2輪駆動状態に切換えることにより、タイト
コーナーブレーキ現象の程度が小さいときには応答性を
向上させ、逆にタイトコーナーブレーキ現象の程度が大
きいときにはパワートレーン系ねじりトルクの解放によ
るショックの発生及び車両のステア特性の急変を防止す
る。
で、旋回走行状態を検出したときに、切換時間設定手段
で旋回走行状態検出値に基づいて切換時間を設定する。
この切換時間の設定は、例えば操舵角と車速とからタイ
トコーナーブレーキ現象の程度を判定し、このタイトコ
ーナーブレーキ現象の程度が小さいときには、短い切換
時間を設定し、これよりタイトコーナーブレーキ現象の
程度が大きくなるにつれて長い切換時間を設定し、クラ
ッチ締結力減少手段で、切換時間設定手段で設定された
切換時間で、摩擦クラッチの締結力を現象させて4輪駆
動状態から2輪駆動状態に切換えることにより、タイト
コーナーブレーキ現象の程度が小さいときには応答性を
向上させ、逆にタイトコーナーブレーキ現象の程度が大
きいときにはパワートレーン系ねじりトルクの解放によ
るショックの発生及び車両のステア特性の急変を防止す
る。
【0010】請求項2の発明では、旋回走行状態検出手
段で舵角検出値と車速検出値とからタイトコーナーブレ
ーキ現象の程度を推定し、切換時間設定手段で、舵角検
出値が大きい程タイトコーナーブレーキ現象の程度が大
きいと判断して長い切換時間を設定すると共に、同一舵
角検出値でも車速が小さい程長い切換時間に設定するこ
とにより、パワートレーン系ねじりトルクの大きさに応
じた切換時間を設定する。
段で舵角検出値と車速検出値とからタイトコーナーブレ
ーキ現象の程度を推定し、切換時間設定手段で、舵角検
出値が大きい程タイトコーナーブレーキ現象の程度が大
きいと判断して長い切換時間を設定すると共に、同一舵
角検出値でも車速が小さい程長い切換時間に設定するこ
とにより、パワートレーン系ねじりトルクの大きさに応
じた切換時間を設定する。
【0011】請求項3の発明では、車両の旋回走行状態
を車両に生じる横加速度と前後加速度とから推定し、切
換時間設定手段で、横加速度検出値が大きい程車両のス
テア特性変化が大きいと判断して長い切換時間を設定す
ると共に、同一横加速度検出値でも前後加速度検出値が
大きい程長い切換時間を設定することにより、旋回中の
ステア特性の急変を防止すると共に、加減速時の騒音や
振動の発生を抑制する。
を車両に生じる横加速度と前後加速度とから推定し、切
換時間設定手段で、横加速度検出値が大きい程車両のス
テア特性変化が大きいと判断して長い切換時間を設定す
ると共に、同一横加速度検出値でも前後加速度検出値が
大きい程長い切換時間を設定することにより、旋回中の
ステア特性の急変を防止すると共に、加減速時の騒音や
振動の発生を抑制する。
【0012】請求項4の発明では、車両の横加速度を従
動輪の左右輪の車輪速差から検出し、車両の前後加速度
を同様に従動輪の車輪速から検出することにより、高価
な横加速度センサ、前後加速度センサを用いることな
く、横加速度及び前後加速度を推定する。
動輪の左右輪の車輪速差から検出し、車両の前後加速度
を同様に従動輪の車輪速から検出することにより、高価
な横加速度センサ、前後加速度センサを用いることな
く、横加速度及び前後加速度を推定する。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。図2に示すものは、FR(フロントエンジン,リ
ヤドライブ)方式をベースにしたパートタイム四輪駆動
車であり、回転駆動源としてのエンジン10と、前左〜
後右側の車輪12FL〜12RRと、車輪12FL〜12RRへ
の駆動力配分比を変更可能な駆動力伝達系14と、駆動
力伝達系14による駆動力配分を制御するために油圧を
供給する油圧供給装置16と、油圧供給装置16を制御
するコントローラ18を備えた車両である。
する。図2に示すものは、FR(フロントエンジン,リ
ヤドライブ)方式をベースにしたパートタイム四輪駆動
車であり、回転駆動源としてのエンジン10と、前左〜
後右側の車輪12FL〜12RRと、車輪12FL〜12RRへ
の駆動力配分比を変更可能な駆動力伝達系14と、駆動
力伝達系14による駆動力配分を制御するために油圧を
供給する油圧供給装置16と、油圧供給装置16を制御
するコントローラ18を備えた車両である。
【0014】駆動力伝達系14は、エンジン10からの
駆動力を選択された歯車比で変速する自動変速機20
と、この自動変速機20からの駆動力を前輪12FL、1
2FR及び後輪(常時駆動輪)12RL、12RR側に分配す
るトランスファ22とを有している。そして、駆動力伝
達系14では、トランスファ22で分配された前輪駆動
力が前輪側出力軸24、フロントディファレンシャルギ
ヤ26及び前輪側ドライブシャフト28を介して、左右
前輪12FL,12FRに伝達され、一方、後輪側駆動力が
プロペラシャフト(後輪側出力軸)30、リアディファ
レンシャルギヤ32及びドライブシャフト34を介して
左右後輪12RL,12RRに伝達される。
駆動力を選択された歯車比で変速する自動変速機20
と、この自動変速機20からの駆動力を前輪12FL、1
2FR及び後輪(常時駆動輪)12RL、12RR側に分配す
るトランスファ22とを有している。そして、駆動力伝
達系14では、トランスファ22で分配された前輪駆動
力が前輪側出力軸24、フロントディファレンシャルギ
ヤ26及び前輪側ドライブシャフト28を介して、左右
前輪12FL,12FRに伝達され、一方、後輪側駆動力が
プロペラシャフト(後輪側出力軸)30、リアディファ
レンシャルギヤ32及びドライブシャフト34を介して
左右後輪12RL,12RRに伝達される。
【0015】図3はトランスファ22の内部構造を示す
ものであり、トランスファケーシング40内において同
軸突き合わせ状態で配設されている入力軸42及び第1
出力軸44は、入力軸42がフロントケーシング40a
にラジアル軸受46を介して回転自在に支持され、第1
出力軸44がリアケーシング40bにラジアル軸受48
を介して回転自在に支持されて互いに相対回転可能に配
設されている。
ものであり、トランスファケーシング40内において同
軸突き合わせ状態で配設されている入力軸42及び第1
出力軸44は、入力軸42がフロントケーシング40a
にラジアル軸受46を介して回転自在に支持され、第1
出力軸44がリアケーシング40bにラジアル軸受48
を介して回転自在に支持されて互いに相対回転可能に配
設されている。
【0016】また、フロントケーシング40a及びリア
ケーシング40bの下方には、入力軸42及び第1出力
軸44に対して平行に、夫々フロントケーシング40a
及びリアケーシング40bに配設されたベアリング50
及び52によって第2出力軸54が回転自在に支持され
ている。なお、入力軸42は自動変速機20の出力軸5
6に連結さ、第1出力軸44は後輪側出力軸30に連結
され、第2出力軸54は前輪側出力軸24に連結されて
いる。
ケーシング40bの下方には、入力軸42及び第1出力
軸44に対して平行に、夫々フロントケーシング40a
及びリアケーシング40bに配設されたベアリング50
及び52によって第2出力軸54が回転自在に支持され
ている。なお、入力軸42は自動変速機20の出力軸5
6に連結さ、第1出力軸44は後輪側出力軸30に連結
され、第2出力軸54は前輪側出力軸24に連結されて
いる。
【0017】そして、入力軸42及び第1出力軸44間
には、副変速機構58が介挿されているとともに、第1
出力軸44及び第2出力軸54間には、2輪−4輪駆動
切換機構60が設けられている。副変速機構58は、遊
星歯車機構62と、この遊星歯車機構62に同軸的に配
設された噛み合いクラッチ形式の高低速切換機構64と
で構成されている。
には、副変速機構58が介挿されているとともに、第1
出力軸44及び第2出力軸54間には、2輪−4輪駆動
切換機構60が設けられている。副変速機構58は、遊
星歯車機構62と、この遊星歯車機構62に同軸的に配
設された噛み合いクラッチ形式の高低速切換機構64と
で構成されている。
【0018】遊星歯車機構62は、入力軸42の外周に
形成されたサンギヤ62aと、フロントケーシング40
a内部で固定されたインターナルギヤ62bと、これら
サンギヤ62a及びインターナルギヤ62bに噛合する
ピニオンギヤ62cと、ピニオンギヤ62cを回転自在
に支持するピニオンキャリア62dとで構成されてい
る。
形成されたサンギヤ62aと、フロントケーシング40
a内部で固定されたインターナルギヤ62bと、これら
サンギヤ62a及びインターナルギヤ62bに噛合する
ピニオンギヤ62cと、ピニオンギヤ62cを回転自在
に支持するピニオンキャリア62dとで構成されてい
る。
【0019】また、高低速切換機構64は、第1出力軸
44の外周に形成されたスプライン軸部に係合するスプ
ライン穴64b1 を有する円筒部64a1 とその左端側
に一体に形成され外周面に外歯64b2 を形成したフラ
ンジ部64a2 とで構成されて軸方向に摺動自在に配設
されたシフトスリーブ64bと、このシフトスリーブ6
4bのスプライン穴64b1 と噛合可能な入力軸42の
外周位置に形成された高速シフト用ギヤ64cと、シフ
トスリーブ64bの外歯64b2 と噛合可能なピニオン
キャリア62dの内周部に形成された低速シフト用ギヤ
64dとで構成されている。
44の外周に形成されたスプライン軸部に係合するスプ
ライン穴64b1 を有する円筒部64a1 とその左端側
に一体に形成され外周面に外歯64b2 を形成したフラ
ンジ部64a2 とで構成されて軸方向に摺動自在に配設
されたシフトスリーブ64bと、このシフトスリーブ6
4bのスプライン穴64b1 と噛合可能な入力軸42の
外周位置に形成された高速シフト用ギヤ64cと、シフ
トスリーブ64bの外歯64b2 と噛合可能なピニオン
キャリア62dの内周部に形成された低速シフト用ギヤ
64dとで構成されている。
【0020】そして、シフトスリーブ64bは、図4に
示すように、円筒部64a1 の右端側外周面に形成した
周溝64eに、左右方向に摺動可能に配設されたフォー
クロッド64fに一体に形成されたフォーク64gが係
合され、このフォークロッド64fが図示しないリンク
機構を介して運転席近傍に配設された後2輪駆動Hiレ
ンジ(以下、2Hレンジと称す)、4輪駆動高速レンジ
(以下、4Hレンジと称す)、ニュートラルレンジ(以
下、Nレンジと称す)及び4輪駆動低速レンジ(以下、
4Lレンジと称す)を直線的に選択可能な副変速機レバ
ーに連結されている。この副変速機レバーで2Hレンジ
及び4Hレンジを選択したときには、スプライン穴64
b1 が高速シフト用ギヤ64cに噛合して、入力軸42
に伝達される駆動力を直接第1出力軸44に伝達する高
速シフト位置Hに移動され、この状態から副変速機レバ
ーでNレンジを選択することにより、スプライン穴64
b 1 が高速シフト用ギヤ64c及び4輪駆動用ギヤ80
の双方から離間して、入力軸42と第1出力軸44との
連結状態が解除されるニュートラル位置Nに移動され、
さらに副変速機レバーで4Lレンジを選択することによ
り、図4におけるシフトスリーブ64bの下部側配置に
示すように、スプライン穴64b1 の高速シフト用ギヤ
64cとの噛合を脱し、これに代えて外歯64b2 が低
速シフト用ギヤ64dと噛合し且つスプライン穴64b
1 が後述する第1スプロケット68に形成した4輪駆動
用ギヤ80に噛合する低速シフト位置Lに移動される。
示すように、円筒部64a1 の右端側外周面に形成した
周溝64eに、左右方向に摺動可能に配設されたフォー
クロッド64fに一体に形成されたフォーク64gが係
合され、このフォークロッド64fが図示しないリンク
機構を介して運転席近傍に配設された後2輪駆動Hiレ
ンジ(以下、2Hレンジと称す)、4輪駆動高速レンジ
(以下、4Hレンジと称す)、ニュートラルレンジ(以
下、Nレンジと称す)及び4輪駆動低速レンジ(以下、
4Lレンジと称す)を直線的に選択可能な副変速機レバ
ーに連結されている。この副変速機レバーで2Hレンジ
及び4Hレンジを選択したときには、スプライン穴64
b1 が高速シフト用ギヤ64cに噛合して、入力軸42
に伝達される駆動力を直接第1出力軸44に伝達する高
速シフト位置Hに移動され、この状態から副変速機レバ
ーでNレンジを選択することにより、スプライン穴64
b 1 が高速シフト用ギヤ64c及び4輪駆動用ギヤ80
の双方から離間して、入力軸42と第1出力軸44との
連結状態が解除されるニュートラル位置Nに移動され、
さらに副変速機レバーで4Lレンジを選択することによ
り、図4におけるシフトスリーブ64bの下部側配置に
示すように、スプライン穴64b1 の高速シフト用ギヤ
64cとの噛合を脱し、これに代えて外歯64b2 が低
速シフト用ギヤ64dと噛合し且つスプライン穴64b
1 が後述する第1スプロケット68に形成した4輪駆動
用ギヤ80に噛合する低速シフト位置Lに移動される。
【0021】また、2輪−4輪駆動切換機構60は、前
後輪に対する駆動力配分比を変更する湿式多板摩擦クラ
ッチ(以下、摩擦クラッチと略称する。)66と、第1
出力軸44に回転自在に配設された第1スプロケット6
8と、第2出力軸54と同軸に結合された第2スプロケ
ット70と、第1及び第2スプロケット60、70間に
巻装されたチェーン72とで構成されている。
後輪に対する駆動力配分比を変更する湿式多板摩擦クラ
ッチ(以下、摩擦クラッチと略称する。)66と、第1
出力軸44に回転自在に配設された第1スプロケット6
8と、第2出力軸54と同軸に結合された第2スプロケ
ット70と、第1及び第2スプロケット60、70間に
巻装されたチェーン72とで構成されている。
【0022】摩擦クラッチ66は、第1スプロケット6
8に結合されたクラッチドラム66aと、このクラッチ
ドラム66aにスプライン結合されたフリクションプレ
ート66bと、第1入力軸44の外周にスプライン結合
されたクラッチハブ66cと、クラッチハブ66cに一
体結合されて前記フリクションプレート66b間に配設
されたフリクションディスク66dと、第1出力軸44
と一体に回転してクラッチドラム66a側への軸方向移
動によりフリクションプレート66b及びフリクション
ディスク66dを当接させる回転部材66eと、リアケ
ーシング40bの内壁に装着されて軸方向の移動が可能
とされたクラッチピストン66gと、このクラッチピス
トン66gの軸方向の移動を回転部材66eに伝達する
スラスト軸受66fと、クラッチピストン66gとリア
ケーシング40bとの内壁間に形成されたシリンダ室6
6hと、回転部材66eに対してクラッチピストン66
g側へ付勢力を与えるリターンスプリング66jとで構
成されている。
8に結合されたクラッチドラム66aと、このクラッチ
ドラム66aにスプライン結合されたフリクションプレ
ート66bと、第1入力軸44の外周にスプライン結合
されたクラッチハブ66cと、クラッチハブ66cに一
体結合されて前記フリクションプレート66b間に配設
されたフリクションディスク66dと、第1出力軸44
と一体に回転してクラッチドラム66a側への軸方向移
動によりフリクションプレート66b及びフリクション
ディスク66dを当接させる回転部材66eと、リアケ
ーシング40bの内壁に装着されて軸方向の移動が可能
とされたクラッチピストン66gと、このクラッチピス
トン66gの軸方向の移動を回転部材66eに伝達する
スラスト軸受66fと、クラッチピストン66gとリア
ケーシング40bとの内壁間に形成されたシリンダ室6
6hと、回転部材66eに対してクラッチピストン66
g側へ付勢力を与えるリターンスプリング66jとで構
成されている。
【0023】そして、シリンダ室66hと連通するリア
ケーシング40bに形成された入力ポート74に、油圧
供給装置16からクラッチ圧PC が供給されると、シリ
ンダ室66h内の押圧力発生によりクラッチピストン6
6gが図3の左側へ移動し、このクラッチピストン66
gの移動がスラスト軸受66fを介して回転部材66e
に伝達され、相互に離間していたフリクションプレート
66b及びフリクションディスク66dが、フリクショ
ンディスク66dの移動により当接し、摩擦力によるク
ラッチ圧Pcに応じたクラッチ締結力が付与される。こ
れにより、第1出力軸44の回転駆動力が、摩擦クラッ
チ66のクラッチ締結力に応じた所定のトルク配分比
で、第1スプロケット68、チェーン72及び第2スプ
ロケット70を介して第2出力軸54に伝達されるよう
になっている。
ケーシング40bに形成された入力ポート74に、油圧
供給装置16からクラッチ圧PC が供給されると、シリ
ンダ室66h内の押圧力発生によりクラッチピストン6
6gが図3の左側へ移動し、このクラッチピストン66
gの移動がスラスト軸受66fを介して回転部材66e
に伝達され、相互に離間していたフリクションプレート
66b及びフリクションディスク66dが、フリクショ
ンディスク66dの移動により当接し、摩擦力によるク
ラッチ圧Pcに応じたクラッチ締結力が付与される。こ
れにより、第1出力軸44の回転駆動力が、摩擦クラッ
チ66のクラッチ締結力に応じた所定のトルク配分比
で、第1スプロケット68、チェーン72及び第2スプ
ロケット70を介して第2出力軸54に伝達されるよう
になっている。
【0024】また、供給されるクラッチ圧Pcが低下し
てリターンスプリング66jの付勢力によって回転部材
66e及びクラッチピストン66gが図3の右側へ移動
してフリクションプレート66b及びフリクションディ
スク66dが相互に離間すると、第1出力軸44から第
2出力軸54への駆動力の伝達が遮断される。また、第
1スプロケット68には、シフトスリーブ64b側の外
周に4輪駆動用ギヤ80が設けられており、前述したよ
うにシフトスリーブ64bを低速位置にシフトすると、
そのスプライン穴64b1 と4輪駆動用ギヤ80とが噛
合して第1出力軸44及び第2出力軸54を強制的に結
合する。ここで、シフトスリーブ64bと4輪駆動用ギ
ヤ80とで強制的に4輪駆動状態を形成するドグクラッ
チを構成している。
てリターンスプリング66jの付勢力によって回転部材
66e及びクラッチピストン66gが図3の右側へ移動
してフリクションプレート66b及びフリクションディ
スク66dが相互に離間すると、第1出力軸44から第
2出力軸54への駆動力の伝達が遮断される。また、第
1スプロケット68には、シフトスリーブ64b側の外
周に4輪駆動用ギヤ80が設けられており、前述したよ
うにシフトスリーブ64bを低速位置にシフトすると、
そのスプライン穴64b1 と4輪駆動用ギヤ80とが噛
合して第1出力軸44及び第2出力軸54を強制的に結
合する。ここで、シフトスリーブ64bと4輪駆動用ギ
ヤ80とで強制的に4輪駆動状態を形成するドグクラッ
チを構成している。
【0025】さらに、フロントケーシング40a内部に
は、図4に示すように、シフトスリーブ64bが高速シ
フト位置Hまでスライド移動したことを検出する高速シ
フト位置センサ86が配設されて、この高速シフト位置
センサ86の検出信号SH がコントローラ18に入力さ
れる。また、前記油圧供給装置16は、図5に示す回路
構成によりトランスファ22の入力ポート74に所定の
クラッチ圧Pcを供給する。
は、図4に示すように、シフトスリーブ64bが高速シ
フト位置Hまでスライド移動したことを検出する高速シ
フト位置センサ86が配設されて、この高速シフト位置
センサ86の検出信号SH がコントローラ18に入力さ
れる。また、前記油圧供給装置16は、図5に示す回路
構成によりトランスファ22の入力ポート74に所定の
クラッチ圧Pcを供給する。
【0026】この油圧供給装置16は、第1出力軸44
と直結して回転駆動する正逆回転形のメインポンプ10
0と、このメインポンプ100と並列配置され、電動モ
ータ102を動力源として回転駆動する正回転形のサブ
ポンプ104とを油圧源としている。これらメインポン
プ100及びサブポンプ102は、フロントケーシング
40a及びリヤケーシング40bの下部に形成されたオ
イルタンク105内の作動油をストレーナ106a、1
08aを介して吸入し、吐出側の配管106b、108
bに吐出する。また、配管106b、108bを収束す
る収束配管110aには、オイルエレメント112が接
続され、このオイルエレメント112の上流側(メイン
ポンプ100及びサブポンプ104側)に、他端が潤滑
系供給部114側と接続するリリーフ路116が接続さ
れている。また、オイルエレメント112の下流側にラ
イン圧調圧弁118が接続されているとともに、収束配
管110aから分岐する配管110b、110c、11
0eに、それぞれ電磁切換弁120、クラッチ圧力調整
弁122、減圧弁124の入力側が接続されている。ま
た、クラッチ圧力調整弁122の出力側には、電磁切換
弁120からのパイロット圧が供給されるとトランスフ
ァ22にクラッチ圧Pcを供給するパイロット切換弁1
26の入力側が接続され、減圧弁124の出力側には、
デュティー制御電磁弁128の入力側が接続されてい
る。なお、オイルタンク105内には作動油の温度を検
知する温度センサ130が配設されているとともに、ラ
イン圧調圧弁118により減圧設定された圧力を検知す
る油圧スイッチ132及びパイロット切換弁126から
出力されるクラッチ圧Pcを検知する圧力スイッチ13
4が配設され、これらの検知信号はコントローラ18に
出力される。そして、この油圧供給装置16は、実際の
車両では、トランスファ22の内部に配設されている。
なお、オイルタンク105から作動油を吸引するメイン
ポンプ100は、図3に示すように、第1ギヤ136a
及び第2ギヤ136bを介して第1出力軸44と連結さ
れ、サブポンプ104は、リアケーシング40bに外付
けされた電動モータ102に連結されている。
と直結して回転駆動する正逆回転形のメインポンプ10
0と、このメインポンプ100と並列配置され、電動モ
ータ102を動力源として回転駆動する正回転形のサブ
ポンプ104とを油圧源としている。これらメインポン
プ100及びサブポンプ102は、フロントケーシング
40a及びリヤケーシング40bの下部に形成されたオ
イルタンク105内の作動油をストレーナ106a、1
08aを介して吸入し、吐出側の配管106b、108
bに吐出する。また、配管106b、108bを収束す
る収束配管110aには、オイルエレメント112が接
続され、このオイルエレメント112の上流側(メイン
ポンプ100及びサブポンプ104側)に、他端が潤滑
系供給部114側と接続するリリーフ路116が接続さ
れている。また、オイルエレメント112の下流側にラ
イン圧調圧弁118が接続されているとともに、収束配
管110aから分岐する配管110b、110c、11
0eに、それぞれ電磁切換弁120、クラッチ圧力調整
弁122、減圧弁124の入力側が接続されている。ま
た、クラッチ圧力調整弁122の出力側には、電磁切換
弁120からのパイロット圧が供給されるとトランスフ
ァ22にクラッチ圧Pcを供給するパイロット切換弁1
26の入力側が接続され、減圧弁124の出力側には、
デュティー制御電磁弁128の入力側が接続されてい
る。なお、オイルタンク105内には作動油の温度を検
知する温度センサ130が配設されているとともに、ラ
イン圧調圧弁118により減圧設定された圧力を検知す
る油圧スイッチ132及びパイロット切換弁126から
出力されるクラッチ圧Pcを検知する圧力スイッチ13
4が配設され、これらの検知信号はコントローラ18に
出力される。そして、この油圧供給装置16は、実際の
車両では、トランスファ22の内部に配設されている。
なお、オイルタンク105から作動油を吸引するメイン
ポンプ100は、図3に示すように、第1ギヤ136a
及び第2ギヤ136bを介して第1出力軸44と連結さ
れ、サブポンプ104は、リアケーシング40bに外付
けされた電動モータ102に連結されている。
【0027】次に、図5を参照して油圧供給装置16の
各構成部品を詳述する。正回転駆動をするメインポンプ
100は、吸入配管106cの端部に接続されたストレ
ーナ106aを介してオイルタンク105から作動油を
吸引し、サブポンプ104も、吸入配管108cの端部
に接続されたストレーナ108aを介してオイルタンク
105から作動油を吸引する。そして、収束配管110
aと接続する各ポンプの吐出配管106b、108bに
はそれぞれ逆止弁106d、108dが介挿されている
とともに、メインポンプ100の吐出配管106bとサ
ブポンプ104の吸入配管108cとの間は、バイパス
路140が接続されている。このバイパス路140は、
バイパス配管140aと、このバイパス配管140aに
介挿された3連の逆止弁140bとで構成され、吐出配
管106bが負圧状態となった場合に逆止弁140bが
開状態となり、作動油が破線矢印方向に流れる連通路と
なる。
各構成部品を詳述する。正回転駆動をするメインポンプ
100は、吸入配管106cの端部に接続されたストレ
ーナ106aを介してオイルタンク105から作動油を
吸引し、サブポンプ104も、吸入配管108cの端部
に接続されたストレーナ108aを介してオイルタンク
105から作動油を吸引する。そして、収束配管110
aと接続する各ポンプの吐出配管106b、108bに
はそれぞれ逆止弁106d、108dが介挿されている
とともに、メインポンプ100の吐出配管106bとサ
ブポンプ104の吸入配管108cとの間は、バイパス
路140が接続されている。このバイパス路140は、
バイパス配管140aと、このバイパス配管140aに
介挿された3連の逆止弁140bとで構成され、吐出配
管106bが負圧状態となった場合に逆止弁140bが
開状態となり、作動油が破線矢印方向に流れる連通路と
なる。
【0028】オイルエレメント112より上流側の収束
配管110aに接続されたリリーフ路116は、潤滑系
供給部114側に他端が接続されたリリーフ配管116
aと、このリリーフ配管116aに介挿された2連のバ
ネ付き逆止弁116bとで構成されている。そして、オ
イルエレメント112のフィルタに目詰まりが発生し
て、オイルエレメント112より上流側の圧力が所定圧
以上となると、逆止弁116bが開状態となり、作動油
が破線矢印方向に流れる連通路となる。
配管110aに接続されたリリーフ路116は、潤滑系
供給部114側に他端が接続されたリリーフ配管116
aと、このリリーフ配管116aに介挿された2連のバ
ネ付き逆止弁116bとで構成されている。そして、オ
イルエレメント112のフィルタに目詰まりが発生し
て、オイルエレメント112より上流側の圧力が所定圧
以上となると、逆止弁116bが開状態となり、作動油
が破線矢印方向に流れる連通路となる。
【0029】ライン圧調圧弁118は、内部パイロット
及びスプリング形式の減圧弁により構成され、収束配管
110a側に接続する入力ポート118A 、潤滑系11
4側に接続する出力ポート118B 及び固定絞りを介し
て一次圧及び二次圧が供給される内部パイロットポート
118P1、118P2を有する筒状の弁ハウジング内にス
プールが摺動自在に配設され、このスプールを一端側に
付勢するリターンスプリング118aが配設されてい
る。そして、メインポンプ100もしくはサブポンプ1
04で昇圧されたライン圧PL は、ライン圧調圧弁11
8より所定圧に減圧設定されて電磁開閉弁120、クラ
ッチ圧力調整弁122、パイロット弁124に供給され
る。なお、減圧設定した際に出力ポート118B から流
れ出た作動油は、潤滑系供給部114へ供給される。
及びスプリング形式の減圧弁により構成され、収束配管
110a側に接続する入力ポート118A 、潤滑系11
4側に接続する出力ポート118B 及び固定絞りを介し
て一次圧及び二次圧が供給される内部パイロットポート
118P1、118P2を有する筒状の弁ハウジング内にス
プールが摺動自在に配設され、このスプールを一端側に
付勢するリターンスプリング118aが配設されてい
る。そして、メインポンプ100もしくはサブポンプ1
04で昇圧されたライン圧PL は、ライン圧調圧弁11
8より所定圧に減圧設定されて電磁開閉弁120、クラ
ッチ圧力調整弁122、パイロット弁124に供給され
る。なお、減圧設定した際に出力ポート118B から流
れ出た作動油は、潤滑系供給部114へ供給される。
【0030】また、クラッチ圧力調整弁122は、内
部、外部パイロット及びスプリング形式の圧力調整弁で
構成されており、配管110cと接続する入力ポート1
22A、パイロット切換弁126と接続する出力ポート
122B 、二次圧が固定絞りを介してパイロット圧とし
て供給される内部パイロットポート122P1、デューテ
ィ制御電磁弁128から制御圧が供給される外部パイロ
ットポート122P2を有する筒状の弁ハウジング内にス
プールが摺動自在に配設され、このスプールを一端側に
付勢するリターンスプリング122aが配設されてい
る。このクラッチ圧力調整弁122は、デューティ制御
電磁弁128からのパイロット制御圧が供給されない場
合には、入力ポート122A と出力ポート122B の連
通路が閉塞されて二次圧が出力されないが、デューティ
制御電磁弁128からパイロット制御圧が供給される
と、スプールが移動制御されて出力ポート122B から
パイロット制御圧に応じた二次圧がクラッチ圧Pcとし
て出力される。
部、外部パイロット及びスプリング形式の圧力調整弁で
構成されており、配管110cと接続する入力ポート1
22A、パイロット切換弁126と接続する出力ポート
122B 、二次圧が固定絞りを介してパイロット圧とし
て供給される内部パイロットポート122P1、デューテ
ィ制御電磁弁128から制御圧が供給される外部パイロ
ットポート122P2を有する筒状の弁ハウジング内にス
プールが摺動自在に配設され、このスプールを一端側に
付勢するリターンスプリング122aが配設されてい
る。このクラッチ圧力調整弁122は、デューティ制御
電磁弁128からのパイロット制御圧が供給されない場
合には、入力ポート122A と出力ポート122B の連
通路が閉塞されて二次圧が出力されないが、デューティ
制御電磁弁128からパイロット制御圧が供給される
と、スプールが移動制御されて出力ポート122B から
パイロット制御圧に応じた二次圧がクラッチ圧Pcとし
て出力される。
【0031】減圧弁124は、内部パイロット及びスプ
リング形式の二次圧一定形減圧弁により構成されてお
り、配管110eと接続する入力ポート124A 、デュ
ーティ制御電磁弁128と接続する出力ポート12
4B 、出力ポート124B からの二次圧が固定絞りを介
してパイロット圧として供給される内部パイロットポー
ト124P と、ドレインポート124D とを有する筒状
の弁ハウジング内にスプールが摺動自在に配設され、こ
のスプールを一端側に付勢するリターンスプリング12
4aが配設されている。そして、内部パイロットポート
124P に供給されるパイロット圧によってスプールが
所定位置に移動制御されることにより、入力ポート12
4A から供給された一次圧が、所定圧に減圧調整された
制御圧としてデューティ制御電磁弁128に供給される
ようになっている。
リング形式の二次圧一定形減圧弁により構成されてお
り、配管110eと接続する入力ポート124A 、デュ
ーティ制御電磁弁128と接続する出力ポート12
4B 、出力ポート124B からの二次圧が固定絞りを介
してパイロット圧として供給される内部パイロットポー
ト124P と、ドレインポート124D とを有する筒状
の弁ハウジング内にスプールが摺動自在に配設され、こ
のスプールを一端側に付勢するリターンスプリング12
4aが配設されている。そして、内部パイロットポート
124P に供給されるパイロット圧によってスプールが
所定位置に移動制御されることにより、入力ポート12
4A から供給された一次圧が、所定圧に減圧調整された
制御圧としてデューティ制御電磁弁128に供給される
ようになっている。
【0032】また、デューティ制御電磁弁128は、3
ポート2位置形に構成され、減圧弁124側に接続され
た入力ポート128A と、ドレイン側に接続されたドレ
インポート128D と、クラッチ圧力調整弁122の外
部パイロットポート122P2と接続する出力ポート12
8B と、リターンスプリング127aとを有し、弁内部
に配設されたスプールが出力ポート128B とドレイン
ポート128D とを連通させるノーマル位置128b
と、入力ポート128A と出力ポート128B とを連通
させる作動位置128cとに移動制御される弁である。
そして、コントローラ18からソレノイド128dに所
要デューティ比の励磁電流i0 が供給されると、その励
磁電流i0 がオン状態である区間リターンスプリング1
28aに抗してノーマル位置128bから作動位置12
8cにスプールが移動制御されることにより、デューテ
ィ比に応じたパイロット制御圧がクラッチ圧調整弁12
2に出力される。したがって、クラッチ圧調整弁122
は、デューティ制御電磁弁128から外部パイロットポ
ート122P2にパイロット制御圧が供給されると、パイ
ロット制御圧に応じたクラッチ圧Pcが出力され、これ
に応じて摩擦クラッチ66のクラッチ締結力が制御され
てクラッチ圧Pcに応じた前輪への駆動トルクの配分が
行われる。
ポート2位置形に構成され、減圧弁124側に接続され
た入力ポート128A と、ドレイン側に接続されたドレ
インポート128D と、クラッチ圧力調整弁122の外
部パイロットポート122P2と接続する出力ポート12
8B と、リターンスプリング127aとを有し、弁内部
に配設されたスプールが出力ポート128B とドレイン
ポート128D とを連通させるノーマル位置128b
と、入力ポート128A と出力ポート128B とを連通
させる作動位置128cとに移動制御される弁である。
そして、コントローラ18からソレノイド128dに所
要デューティ比の励磁電流i0 が供給されると、その励
磁電流i0 がオン状態である区間リターンスプリング1
28aに抗してノーマル位置128bから作動位置12
8cにスプールが移動制御されることにより、デューテ
ィ比に応じたパイロット制御圧がクラッチ圧調整弁12
2に出力される。したがって、クラッチ圧調整弁122
は、デューティ制御電磁弁128から外部パイロットポ
ート122P2にパイロット制御圧が供給されると、パイ
ロット制御圧に応じたクラッチ圧Pcが出力され、これ
に応じて摩擦クラッチ66のクラッチ締結力が制御され
てクラッチ圧Pcに応じた前輪への駆動トルクの配分が
行われる。
【0033】また、スプリングオフセット形の電磁切換
弁120は、3ポート2位置に構成され、ライン圧が供
給される入力ポート120A と、パイロット切換弁12
6の外部パイロットポート126P1と接続する出力ポー
ト120B と、ドレインポート120D とを有し、弁内
部に配設されたスプールが入力ポート120A を遮断し
且つ出力ポート120B をドレインポート120D に連
通させるノーマル位置120bと、入力ポート120A
と出力ポート120B とを連通させ且つドレインポート
120D を遮断する作動位置120cとに移動制御され
る弁である。そして、電磁切換弁120は、コントロー
ラ18から励磁電流i1 がソレノイド120dに入力さ
れると、その励磁電流i1 がオン状態を継続している間
リターンスプリング120aに抗してスプールが移動制
御されて作動位置120cとなり、パイロット切換弁1
26の外部パイロットポート126P1にパイロット制御
圧が供給される。また、コントローラ18からの励磁電
流i1 がオフ状態となると、リターンスプリング120
aの押圧力によってノーマル位置120bに戻され、外
部パイロットポート126P1に供給されていたパイロッ
ト制御圧がドレインポート120D を通じて消圧され
る。
弁120は、3ポート2位置に構成され、ライン圧が供
給される入力ポート120A と、パイロット切換弁12
6の外部パイロットポート126P1と接続する出力ポー
ト120B と、ドレインポート120D とを有し、弁内
部に配設されたスプールが入力ポート120A を遮断し
且つ出力ポート120B をドレインポート120D に連
通させるノーマル位置120bと、入力ポート120A
と出力ポート120B とを連通させ且つドレインポート
120D を遮断する作動位置120cとに移動制御され
る弁である。そして、電磁切換弁120は、コントロー
ラ18から励磁電流i1 がソレノイド120dに入力さ
れると、その励磁電流i1 がオン状態を継続している間
リターンスプリング120aに抗してスプールが移動制
御されて作動位置120cとなり、パイロット切換弁1
26の外部パイロットポート126P1にパイロット制御
圧が供給される。また、コントローラ18からの励磁電
流i1 がオフ状態となると、リターンスプリング120
aの押圧力によってノーマル位置120bに戻され、外
部パイロットポート126P1に供給されていたパイロッ
ト制御圧がドレインポート120D を通じて消圧され
る。
【0034】また、パイロット切換弁126は、図6に
も示すように、クラッチ圧力調整弁122から二次圧が
供給される入力ポート126A 、トランスファ22へ二
次圧を供給する出力ポート126B 、電磁切換弁120
のソレノイド120dが通電状態であるときにパイロッ
ト制御圧が供給される外部パイロットポート126P1、
ドレインポート126D を有する筒状の弁ハウジング1
26i内に、スプール126eが摺動自在に配設され、
さらに、このスプール126eを一端側に付勢するリタ
ーンスプリング126aが配設されている弁である。
も示すように、クラッチ圧力調整弁122から二次圧が
供給される入力ポート126A 、トランスファ22へ二
次圧を供給する出力ポート126B 、電磁切換弁120
のソレノイド120dが通電状態であるときにパイロッ
ト制御圧が供給される外部パイロットポート126P1、
ドレインポート126D を有する筒状の弁ハウジング1
26i内に、スプール126eが摺動自在に配設され、
さらに、このスプール126eを一端側に付勢するリタ
ーンスプリング126aが配設されている弁である。
【0035】そして、このパイロット切換弁126のス
プール126eは、外部パイロットポート126P1にパ
イロット制御圧が供給されない場合には、入力ポート1
26 A と出力ポート126B とが遮断され、且つ出力ポ
ート126B がドレインポート126D に連通する2W
Dモード位置126bに移動制御されるようになってい
る(図6の左側半断面状態)。また、電磁開閉弁120
のソレノイド120dが通電状態(オン状態)となる
と、電磁開閉弁120のスプールを第2位置120cに
移動制御して外部パイロットポート126P1にパイロッ
ト制御圧が供給され、入力ポート126A と出力ポート
126B とが連通する4WDモード位置126cに移動
制御されるようになっている(図6の右側半断面状
態)。
プール126eは、外部パイロットポート126P1にパ
イロット制御圧が供給されない場合には、入力ポート1
26 A と出力ポート126B とが遮断され、且つ出力ポ
ート126B がドレインポート126D に連通する2W
Dモード位置126bに移動制御されるようになってい
る(図6の左側半断面状態)。また、電磁開閉弁120
のソレノイド120dが通電状態(オン状態)となる
と、電磁開閉弁120のスプールを第2位置120cに
移動制御して外部パイロットポート126P1にパイロッ
ト制御圧が供給され、入力ポート126A と出力ポート
126B とが連通する4WDモード位置126cに移動
制御されるようになっている(図6の右側半断面状
態)。
【0036】このように、パイロット切換弁126を電
磁切換弁120からのパイロット制御圧で駆動すること
により、高圧のパイロット制御圧でスプール126eを
駆動することができ、スプール126eの摺動通路に塵
埃、切り屑等が付着してスプール126eの摺動抵抗が
大きい場合でも、スプール126eの摺動を確保するこ
とができる。
磁切換弁120からのパイロット制御圧で駆動すること
により、高圧のパイロット制御圧でスプール126eを
駆動することができ、スプール126eの摺動通路に塵
埃、切り屑等が付着してスプール126eの摺動抵抗が
大きい場合でも、スプール126eの摺動を確保するこ
とができる。
【0037】一方、コントローラ18は、図2に示すよ
うに、高速シフト位置センサ86、例えば副変速レバー
の2Hレンジ位置に配設されて2Hレンジを選択したと
きにオン状態となる2−4WDモードセンサ90、車両
の旋回走行状態検出手段としての車両のステアリングホ
イールの操舵角を検出する操舵角センサ92及び車速セ
ンサ94、走行状態検出手段としての前輪側出力軸24
の回転数を検出する前輪側回転数センサ96及び自動変
速機20の出力軸に連結された入力軸42の回転数を後
輪側回転数として検出する後輪側回転数センサ98から
の検出信号に基づいて油圧供給装置16への励磁電流i
0 及びi1 を出力する装置である。なお、この実施例で
は、同じコントローラ18において、油圧供給装置16
が所定のライン圧を保持可能にするための制御も行うよ
うになっており、そのために必要な前記油温センサ13
0および油圧スイッチ132,134を備えるととも
に、これらのセンサからの検出信号に基づくモータ制御
信号SM もコントローラ18から前記油圧供給装置16
へ出力される。
うに、高速シフト位置センサ86、例えば副変速レバー
の2Hレンジ位置に配設されて2Hレンジを選択したと
きにオン状態となる2−4WDモードセンサ90、車両
の旋回走行状態検出手段としての車両のステアリングホ
イールの操舵角を検出する操舵角センサ92及び車速セ
ンサ94、走行状態検出手段としての前輪側出力軸24
の回転数を検出する前輪側回転数センサ96及び自動変
速機20の出力軸に連結された入力軸42の回転数を後
輪側回転数として検出する後輪側回転数センサ98から
の検出信号に基づいて油圧供給装置16への励磁電流i
0 及びi1 を出力する装置である。なお、この実施例で
は、同じコントローラ18において、油圧供給装置16
が所定のライン圧を保持可能にするための制御も行うよ
うになっており、そのために必要な前記油温センサ13
0および油圧スイッチ132,134を備えるととも
に、これらのセンサからの検出信号に基づくモータ制御
信号SM もコントローラ18から前記油圧供給装置16
へ出力される。
【0038】このコントローラ18は、図7に示すよう
に、前記駆動力配分制御を行うためのマイクロコンピュ
ータ7と、前述の所定ライン圧保持制御を行うためのマ
イクロコンピュータ8と、前記マイクロコンピュータ7
からの制御信号CS0 に応じて前記油圧供給装置16に
おけるデューティ制御電磁弁128のソレノイド128
dに所要デューティ比Dの励磁電流i0 を供給する駆動
回路31aと、前記マイクロコンピュータ7からの制御
信号CS1 に応じてオン・オフされる励磁電流i1 を油
圧供給装置16における電磁切換弁120のソレノイド
120dに供給する駆動回路31bと、前記マイクロコ
ンピュータ8からのモータ制御信号SMに応じて電動モ
ータ102をチョッパ制御してモータ制御信号SM に応
じた回転速度に速度制御するモータ駆動回路103とを
備えている。
に、前記駆動力配分制御を行うためのマイクロコンピュ
ータ7と、前述の所定ライン圧保持制御を行うためのマ
イクロコンピュータ8と、前記マイクロコンピュータ7
からの制御信号CS0 に応じて前記油圧供給装置16に
おけるデューティ制御電磁弁128のソレノイド128
dに所要デューティ比Dの励磁電流i0 を供給する駆動
回路31aと、前記マイクロコンピュータ7からの制御
信号CS1 に応じてオン・オフされる励磁電流i1 を油
圧供給装置16における電磁切換弁120のソレノイド
120dに供給する駆動回路31bと、前記マイクロコ
ンピュータ8からのモータ制御信号SMに応じて電動モ
ータ102をチョッパ制御してモータ制御信号SM に応
じた回転速度に速度制御するモータ駆動回路103とを
備えている。
【0039】前記マイクロコンピュータ7は、前記各セ
ンサ86、90、92、94、96、98からの検出信
号を各検出値として読み込むためのA/D変換機能を有
する入力インタフェース回路7aと、所定のプログラム
に従って駆動力配分制御のための演算・制御処理(図1
1参照)等を行う演算処理装置7bと、ROM、RAM
等の記憶装置7cと、前記演算処理装置7bで得られた
前後輪の回転数差ΔNに対応する前輪側トルク配分を決
定するクラッチ圧PC を指令するデューティ比Dの制御
信号CS0 及びクラッチ圧PC を出力するか否かを決定
する制御信号CS1 を出力するための出力インタフェー
ス回路7dとを備えている。また、前記マイクロコンピ
ュータ8は、前記各センサ130,132,134から
の検出信号を各検出値として読込むためのA/D変換機
能を有する入力インタフェース回路8aと、演算処理装
置8bと、ROM,RAM等の記憶装置8cと、前記演
算処理装置8bで得られた電動モータ回転速度指令値を
例えばアナログ電圧信号S M として出力するためのD/
A変換機能を有する出力インタフェース回路8dとを備
えている。
ンサ86、90、92、94、96、98からの検出信
号を各検出値として読み込むためのA/D変換機能を有
する入力インタフェース回路7aと、所定のプログラム
に従って駆動力配分制御のための演算・制御処理(図1
1参照)等を行う演算処理装置7bと、ROM、RAM
等の記憶装置7cと、前記演算処理装置7bで得られた
前後輪の回転数差ΔNに対応する前輪側トルク配分を決
定するクラッチ圧PC を指令するデューティ比Dの制御
信号CS0 及びクラッチ圧PC を出力するか否かを決定
する制御信号CS1 を出力するための出力インタフェー
ス回路7dとを備えている。また、前記マイクロコンピ
ュータ8は、前記各センサ130,132,134から
の検出信号を各検出値として読込むためのA/D変換機
能を有する入力インタフェース回路8aと、演算処理装
置8bと、ROM,RAM等の記憶装置8cと、前記演
算処理装置8bで得られた電動モータ回転速度指令値を
例えばアナログ電圧信号S M として出力するためのD/
A変換機能を有する出力インタフェース回路8dとを備
えている。
【0040】そして、マイクロコンピュータ7は、図1
1に示す演算処理に従って、高速シフト位置センサ86
からの高速シフト位置検出信号SH 、2−4WDモード
センサ90からのモード信号Dn 、操舵角センサ92の
操舵角検出信号θ、車速センサ94からの車速検出信号
V、前輪側回転数センサ96の回転数信号NF 及び後輪
側回転数センサ98の回転数信号NR に基づいて、高速
シフト位置検出信号S H がオンであるときに、前輪側ト
ルク配分指令値T2 を設定して、これに対応するクラッ
チ圧PC を指令するデューティ比Dを算出し、このデュ
ーティ比Dに対応する指令値の制御信号CS0 を出力す
ると共に、制御信号CS1 をオン状態に制御し、且つモ
ード信号Dn がオフ状態からオン状態に切換わったとき
即ち4輪駆動状態から2輪駆動状態が選択されたとき
に、操舵角センサ92の操舵角検出信号θ及び車速セン
サ94の車速検出信号Vに基づいて切換時間tを算出
し、この切換時間tの間に徐々に4輪駆動状態から2輪
駆動状態となるようにクラッチ圧PC を指令するデュー
ティ比Dを徐々に低下させる4−2WD切換処理を行
い、2−4WDモードセンサ90のモード信号Dn がオ
ン状態で2輪駆動状態を表すとき及び高速シフト位置セ
ンサ86の検出信号SH がオフ状態であるときに、制御
信号CS1 及びCS0 をオフ状態とし、これら制御信号
CS0 及びCS1 を夫々前記駆動回路31a及び31b
に出力する。
1に示す演算処理に従って、高速シフト位置センサ86
からの高速シフト位置検出信号SH 、2−4WDモード
センサ90からのモード信号Dn 、操舵角センサ92の
操舵角検出信号θ、車速センサ94からの車速検出信号
V、前輪側回転数センサ96の回転数信号NF 及び後輪
側回転数センサ98の回転数信号NR に基づいて、高速
シフト位置検出信号S H がオンであるときに、前輪側ト
ルク配分指令値T2 を設定して、これに対応するクラッ
チ圧PC を指令するデューティ比Dを算出し、このデュ
ーティ比Dに対応する指令値の制御信号CS0 を出力す
ると共に、制御信号CS1 をオン状態に制御し、且つモ
ード信号Dn がオフ状態からオン状態に切換わったとき
即ち4輪駆動状態から2輪駆動状態が選択されたとき
に、操舵角センサ92の操舵角検出信号θ及び車速セン
サ94の車速検出信号Vに基づいて切換時間tを算出
し、この切換時間tの間に徐々に4輪駆動状態から2輪
駆動状態となるようにクラッチ圧PC を指令するデュー
ティ比Dを徐々に低下させる4−2WD切換処理を行
い、2−4WDモードセンサ90のモード信号Dn がオ
ン状態で2輪駆動状態を表すとき及び高速シフト位置セ
ンサ86の検出信号SH がオフ状態であるときに、制御
信号CS1 及びCS0 をオフ状態とし、これら制御信号
CS0 及びCS1 を夫々前記駆動回路31a及び31b
に出力する。
【0041】そして、前記駆動回路31aは、前記マイ
クロコンピュータ7から出力されるアナログ電圧信号で
なる制御信号CS0 の指令値に応じたデューティ比Dの
励磁電流を出力する例えばパルス幅変調回路を備えてお
り、制御信号CS0 の指令値に応じたデューティ比の励
磁電流i0 をデューティ制御電磁弁128のソレノイド
128dに出力する。
クロコンピュータ7から出力されるアナログ電圧信号で
なる制御信号CS0 の指令値に応じたデューティ比Dの
励磁電流を出力する例えばパルス幅変調回路を備えてお
り、制御信号CS0 の指令値に応じたデューティ比の励
磁電流i0 をデューティ制御電磁弁128のソレノイド
128dに出力する。
【0042】また、前記駆動回路31bは、前記マイク
ロコンピュータ7から出力される制御信号CS1 を電磁
切換弁120のソレノイド120dを励磁可能な電流値
の励磁電流i1 に変換して、これを電磁切換弁120の
ソレノイド120dに出力する。また、マイクロコンピ
ュータ8で行われる演算処理、すなわち油圧供給装置1
6が所定の油圧を供給可能にするための制御は、例え
ば、図示しない演算処理によって、油圧スイッチ132
で収束配管110aのオイルエレメント112の下流側
のライン圧PL が設定値以下に低下していることを検出
したときに、サブポンプ104からの吐出圧(油量)を
制御するために、前記油温センサ130からの油温検出
値SY に応じて設定される回転速度指令値を表す制御信
号SM を算出し、これをモータ駆動回路103に供給す
ることにより、電動モータ102の回転速度を制御し
て、油圧供給装置16から出力されるライン圧PL を所
定圧力に維持するものである。なお、高速シフト位置セ
ンサ86の検出信号がオン状態で且つ油圧スイッチ13
4でパイロット切換弁126から出力されるクラッチ圧
P C が零であることを検出したときには、パイロット切
換弁126が異常であると判断して警報を発する。
ロコンピュータ7から出力される制御信号CS1 を電磁
切換弁120のソレノイド120dを励磁可能な電流値
の励磁電流i1 に変換して、これを電磁切換弁120の
ソレノイド120dに出力する。また、マイクロコンピ
ュータ8で行われる演算処理、すなわち油圧供給装置1
6が所定の油圧を供給可能にするための制御は、例え
ば、図示しない演算処理によって、油圧スイッチ132
で収束配管110aのオイルエレメント112の下流側
のライン圧PL が設定値以下に低下していることを検出
したときに、サブポンプ104からの吐出圧(油量)を
制御するために、前記油温センサ130からの油温検出
値SY に応じて設定される回転速度指令値を表す制御信
号SM を算出し、これをモータ駆動回路103に供給す
ることにより、電動モータ102の回転速度を制御し
て、油圧供給装置16から出力されるライン圧PL を所
定圧力に維持するものである。なお、高速シフト位置セ
ンサ86の検出信号がオン状態で且つ油圧スイッチ13
4でパイロット切換弁126から出力されるクラッチ圧
P C が零であることを検出したときには、パイロット切
換弁126が異常であると判断して警報を発する。
【0043】ここで、マイクロコンピュータ7の記憶装
置7cには、演算処理装置8bの処理の実行に必要なプ
ログラム及び固定データ等が予め記憶されているととも
に、その処理結果が一時記憶可能とされている。この
内、固定データとしては、図8から図11に示す各制御
特性に対応した記憶テーブルを含んでいる。図8は、前
後輪回転速度差ΔTに対する前輪側への伝達トルクΔT
の制御特性を示したものである。これによると、駆動力
配分を伝達トルクΔTを回転速度差ΔNの増加に応じて
非線形に増加させている。また、図9は、切替弁126
のクラッチ圧Pcの増加に応じて直線的に増加する前輪
側への伝達トルクΔTの値を示している。また、図10
は、デューティ制御電磁弁128のソレノイド128d
に供給する励磁電流i0 のデューティ比Dの増加に応じ
て非線形に放物線状に増加するクラッチ圧力調整弁12
2のクラッチ圧Pcの値を示している。さらに、図11
は、車速Vをパラメータとした操舵角θと4輪駆動状態
から2輪駆動状態への切換時間tとの関係を示す記憶テ
ーブルであり、車速Vが小さいときには、比較的小さい
操舵角θS1から切換時間tの増加が開始すると共にその
増加率が大きくなり、車速Vが大きくなるにつれて切換
時間の増加を開始する操舵角が大きくなると共に、その
増加率が小さくなる特性曲線で表されている。
置7cには、演算処理装置8bの処理の実行に必要なプ
ログラム及び固定データ等が予め記憶されているととも
に、その処理結果が一時記憶可能とされている。この
内、固定データとしては、図8から図11に示す各制御
特性に対応した記憶テーブルを含んでいる。図8は、前
後輪回転速度差ΔTに対する前輪側への伝達トルクΔT
の制御特性を示したものである。これによると、駆動力
配分を伝達トルクΔTを回転速度差ΔNの増加に応じて
非線形に増加させている。また、図9は、切替弁126
のクラッチ圧Pcの増加に応じて直線的に増加する前輪
側への伝達トルクΔTの値を示している。また、図10
は、デューティ制御電磁弁128のソレノイド128d
に供給する励磁電流i0 のデューティ比Dの増加に応じ
て非線形に放物線状に増加するクラッチ圧力調整弁12
2のクラッチ圧Pcの値を示している。さらに、図11
は、車速Vをパラメータとした操舵角θと4輪駆動状態
から2輪駆動状態への切換時間tとの関係を示す記憶テ
ーブルであり、車速Vが小さいときには、比較的小さい
操舵角θS1から切換時間tの増加が開始すると共にその
増加率が大きくなり、車速Vが大きくなるにつれて切換
時間の増加を開始する操舵角が大きくなると共に、その
増加率が小さくなる特性曲線で表されている。
【0044】そして、マイクロコンピュータ7で前後輪
の回転数差ΔNをもとに図8に対応する記憶テーブルを
参照することにより伝達トルクΔTが決定されると、図
9、図10に対応する記憶テーブルを順次参照して、コ
ントローラ18が出力しなければならないデューティ比
Dの値が逆算されるようになっている。そして、図10
で示すD1 〜D2 の範囲のデューティ比に応じたクラッ
チ圧P1 〜P2 が摩擦クラッチ66に供給されると、摩
擦クラッチ66の締結力に応じた前後輪側のトルク配分
比が、後輪:前輪=100%:0〜後輪:前輪=50
%:50%まで連続的に変化される。なお、デューティ
比がD1 以下であるときには、クラッチ圧PC が発生し
て摩擦クラッチ66のフリクショプレート66bとフリ
クションディスク66dとは押圧接触されるが駆動力の
伝達は行われない。また、2−4WDモードセンサ90
のモード信号Dn がオフ状態からオン状態に転換され
て、4輪駆動状態から2輪駆動状態への転換が選択され
たときには、図11の記憶テーブルを参照して決定され
る切換時間t内で4輪駆動状態から2輪駆動状態となる
ように、徐々にデューティ比Dを減少させる。
の回転数差ΔNをもとに図8に対応する記憶テーブルを
参照することにより伝達トルクΔTが決定されると、図
9、図10に対応する記憶テーブルを順次参照して、コ
ントローラ18が出力しなければならないデューティ比
Dの値が逆算されるようになっている。そして、図10
で示すD1 〜D2 の範囲のデューティ比に応じたクラッ
チ圧P1 〜P2 が摩擦クラッチ66に供給されると、摩
擦クラッチ66の締結力に応じた前後輪側のトルク配分
比が、後輪:前輪=100%:0〜後輪:前輪=50
%:50%まで連続的に変化される。なお、デューティ
比がD1 以下であるときには、クラッチ圧PC が発生し
て摩擦クラッチ66のフリクショプレート66bとフリ
クションディスク66dとは押圧接触されるが駆動力の
伝達は行われない。また、2−4WDモードセンサ90
のモード信号Dn がオフ状態からオン状態に転換され
て、4輪駆動状態から2輪駆動状態への転換が選択され
たときには、図11の記憶テーブルを参照して決定され
る切換時間t内で4輪駆動状態から2輪駆動状態となる
ように、徐々にデューティ比Dを減少させる。
【0045】そして、マイクロコンピュータ7による油
圧供給制御は、図12のフローチャートに示す基準演算
処理に従って実行される。この油圧供給制御の基準演算
処理について簡単に説明すれば、図12の演算処理は所
定時間(例えばτ=20msec)毎のタイマ割込によ
って実行され、先ず、ステップS1で2−4WDモード
センサ90から入力されたモード信号Dnを読み込み、
次いでステップS2に移行して4輪駆動状態から2輪駆
動状態への切換中であることを表す切換判定フラグFが
“1”にセットされているか否かを判定し、切換判定フ
ラグFが“0”にリセットされているときには、ステッ
プS3に移行して、モード信号Dn に基づいて4輪駆動
モードから2輪駆動モードへの切換え選択されたか否か
を判定する。この判定は、前回の処理時のモードが4輪
駆動モードであり、今回の処理時のモードが2輪駆動モ
ードであるときに、4輪駆動モードから2輪駆動モード
への切換時であると判断してステップS4に移行する。
圧供給制御は、図12のフローチャートに示す基準演算
処理に従って実行される。この油圧供給制御の基準演算
処理について簡単に説明すれば、図12の演算処理は所
定時間(例えばτ=20msec)毎のタイマ割込によ
って実行され、先ず、ステップS1で2−4WDモード
センサ90から入力されたモード信号Dnを読み込み、
次いでステップS2に移行して4輪駆動状態から2輪駆
動状態への切換中であることを表す切換判定フラグFが
“1”にセットされているか否かを判定し、切換判定フ
ラグFが“0”にリセットされているときには、ステッ
プS3に移行して、モード信号Dn に基づいて4輪駆動
モードから2輪駆動モードへの切換え選択されたか否か
を判定する。この判定は、前回の処理時のモードが4輪
駆動モードであり、今回の処理時のモードが2輪駆動モ
ードであるときに、4輪駆動モードから2輪駆動モード
への切換時であると判断してステップS4に移行する。
【0046】このステップS4では、切換判定フラグF
を“1”にセットし、次いでステップS5に移行して、
車速検出信号V及び操舵角検出信号θを読込み、次いで
ステップS6に移行して、車速検出信号V及び操舵角検
出信号θに基づいて図11の記憶テーブルを参照して切
換時間tを算出する。次いで、ステップS7に移行し
て、記憶装置7cの所定記憶領域に格納されている現在
のデューティ比Dを読出し、これと処理周期τ及び切換
時間tとをもとに下記(1)式の演算を行って1回の処
理当たりのデューティ比減少量ΔDを算出する。
を“1”にセットし、次いでステップS5に移行して、
車速検出信号V及び操舵角検出信号θを読込み、次いで
ステップS6に移行して、車速検出信号V及び操舵角検
出信号θに基づいて図11の記憶テーブルを参照して切
換時間tを算出する。次いで、ステップS7に移行し
て、記憶装置7cの所定記憶領域に格納されている現在
のデューティ比Dを読出し、これと処理周期τ及び切換
時間tとをもとに下記(1)式の演算を行って1回の処
理当たりのデューティ比減少量ΔDを算出する。
【0047】 ΔD=D/(t/τ) …………(1) 次いで、ステップS8に移行して、現在のデューティ比
Dからデューティ比減少量ΔDを減算した値を新たなデ
ューティ比Dとして設定し、これを記憶装置7cの所定
記憶領域に更新記憶し、次いでステップS9に移行して
デューティ比Dが零又は負となったか否かを判定し、D
>0であるときには、ステップS10に移行して、記憶
装置7cの所定記憶領域に格納されているデューティ比
Dを読出し、このデューティ比Dに対応する指令値を有
するデューティ制御電磁弁128に対する制御信号CS
0 を駆動回路31aに出力してからタイマ割込処理を終
了して所定のメインプログラムに復帰し、D≦0である
ときには、ステップS11に移行して制御信号CS0 及
び電磁切換弁120に対する制御信号CS1 をオフ状態
としてからステップS12に移行して切換判定フラグF
を“0”にリセットしてからタイマ割込処理を終了して
所定のメインプログラムに復帰する。
Dからデューティ比減少量ΔDを減算した値を新たなデ
ューティ比Dとして設定し、これを記憶装置7cの所定
記憶領域に更新記憶し、次いでステップS9に移行して
デューティ比Dが零又は負となったか否かを判定し、D
>0であるときには、ステップS10に移行して、記憶
装置7cの所定記憶領域に格納されているデューティ比
Dを読出し、このデューティ比Dに対応する指令値を有
するデューティ制御電磁弁128に対する制御信号CS
0 を駆動回路31aに出力してからタイマ割込処理を終
了して所定のメインプログラムに復帰し、D≦0である
ときには、ステップS11に移行して制御信号CS0 及
び電磁切換弁120に対する制御信号CS1 をオフ状態
としてからステップS12に移行して切換判定フラグF
を“0”にリセットしてからタイマ割込処理を終了して
所定のメインプログラムに復帰する。
【0048】一方、ステップS2の判定結果が切換判定
フラグFが“1”にセットされているときには、ステッ
プS13に移行して、モード信号Dn のモードが2輪駆
動モード以外のモードであるか否かを判定し、2輪駆動
モードであるときには前記ステップS8に移行して、2
輪駆動モードへの切換えを継続し、2輪駆動モード以外
の4輪駆動モードであるときにはステップS14に移行
して、切換判定フラグFを“0”にリセットしてからタ
イマ割込処理を終了して所定のメインプログラムに復帰
する。
フラグFが“1”にセットされているときには、ステッ
プS13に移行して、モード信号Dn のモードが2輪駆
動モード以外のモードであるか否かを判定し、2輪駆動
モードであるときには前記ステップS8に移行して、2
輪駆動モードへの切換えを継続し、2輪駆動モード以外
の4輪駆動モードであるときにはステップS14に移行
して、切換判定フラグFを“0”にリセットしてからタ
イマ割込処理を終了して所定のメインプログラムに復帰
する。
【0049】また、ステップS3の判定結果が、4輪駆
動モードから2輪駆動モードへの切換時ではないときに
は、ステップS15に移行して、4輪駆動モードである
か否かを判定し、2輪駆動モードであるときには、ステ
ップS16に移行して、前述したステップS11と同様
に制御信号CS0 及びCS1 をオフ状態としてからタイ
マ割込処理を終了して所定のメインプログラムに復帰
し、4輪駆動状態であるときには、ステップS17に移
行して高速シフト位置センサ86から入力された検出信
号SH を読み込む。
動モードから2輪駆動モードへの切換時ではないときに
は、ステップS15に移行して、4輪駆動モードである
か否かを判定し、2輪駆動モードであるときには、ステ
ップS16に移行して、前述したステップS11と同様
に制御信号CS0 及びCS1 をオフ状態としてからタイ
マ割込処理を終了して所定のメインプログラムに復帰
し、4輪駆動状態であるときには、ステップS17に移
行して高速シフト位置センサ86から入力された検出信
号SH を読み込む。
【0050】次いで、ステップS7に移行してシフトス
リーブ64bが高速シフト位置Hに移動しているか否か
を判定し、高速シフト位置Hに移動していないと判断す
ると、摩擦クラッチ66を制御する必要がないので、前
述したステップS16に移行して制御信号CS0 及び制
御信号CS1 をオフ状態としてからメインプログラムに
復帰し、高速シフト位置Hに移動していると判断すると
ステップS19に移行し、電磁切換弁120に対する制
御信号CS1 をオン状態とし、次いでステップS20に
移行して、前輪側回転数センサ86及び後輪側回転数セ
ンサ88の回転数検出値NF 及びNR を読込み、次いで
ステップS21に移行して、後輪側回転数NR から前輪
側回転数NF を減算した回転数差ΔN(=NR −NF )
を算出してからステップS22に移行する。
リーブ64bが高速シフト位置Hに移動しているか否か
を判定し、高速シフト位置Hに移動していないと判断す
ると、摩擦クラッチ66を制御する必要がないので、前
述したステップS16に移行して制御信号CS0 及び制
御信号CS1 をオフ状態としてからメインプログラムに
復帰し、高速シフト位置Hに移動していると判断すると
ステップS19に移行し、電磁切換弁120に対する制
御信号CS1 をオン状態とし、次いでステップS20に
移行して、前輪側回転数センサ86及び後輪側回転数セ
ンサ88の回転数検出値NF 及びNR を読込み、次いで
ステップS21に移行して、後輪側回転数NR から前輪
側回転数NF を減算した回転数差ΔN(=NR −NF )
を算出してからステップS22に移行する。
【0051】このステップS22では、回転数差ΔNを
もとに図8〜図10の記憶テーブルを順次参照すること
により、回転数差ΔNに対応する前輪側トルク配分ΔT
を算出し、この前輪側トルク配分ΔTをもとに摩擦クラ
ッチ66のクラッチ圧PC を算出し、最後にこのクラッ
チ圧PC に対応するD0 〜D1 の範囲のデューティ比D
を算出してこれを記憶装置7cの所定記憶領域に更新記
憶し、次いでステップS23に移行して、決定されたデ
ューティ比Dに対応する指令値の制御信号CS 0 を駆動
回路31aに出力してからメインプログラムに復帰す
る。
もとに図8〜図10の記憶テーブルを順次参照すること
により、回転数差ΔNに対応する前輪側トルク配分ΔT
を算出し、この前輪側トルク配分ΔTをもとに摩擦クラ
ッチ66のクラッチ圧PC を算出し、最後にこのクラッ
チ圧PC に対応するD0 〜D1 の範囲のデューティ比D
を算出してこれを記憶装置7cの所定記憶領域に更新記
憶し、次いでステップS23に移行して、決定されたデ
ューティ比Dに対応する指令値の制御信号CS 0 を駆動
回路31aに出力してからメインプログラムに復帰す
る。
【0052】この図12の処理において、ステップS
5,S6の処理が切換時間設定手段に対応し、ステップ
S2〜S4,S7〜ステップS13の処理がクラッチ締
結力減少手段に対応し、ステップS15〜S23の処理
及び電磁切換弁120、クラッチ圧力調整弁122、二
次側圧一定形減圧弁124、パイロット切換弁126、
デューティ制御電磁弁128がクラッチ制御手段に対応
している。
5,S6の処理が切換時間設定手段に対応し、ステップ
S2〜S4,S7〜ステップS13の処理がクラッチ締
結力減少手段に対応し、ステップS15〜S23の処理
及び電磁切換弁120、クラッチ圧力調整弁122、二
次側圧一定形減圧弁124、パイロット切換弁126、
デューティ制御電磁弁128がクラッチ制御手段に対応
している。
【0053】次に、上記実施例の動作を説明する。今、
車両が停車状態にあり、自動変速機20のシフトレバー
がパーキングレンジ位置にあると共に、副変速機レバー
が2Hレンジにあり、エンジン10が停止しているもの
とする。この状態で、イグニッションスイッチをオン状
態としてエンジン10を始動させると、コントローラ1
8に電源が投入されて、各マイクロコンピュータ7,8
で所定の初期化処理(フラグをリセットすると共にデュ
ーティ比Dを零にクリアする等)を行った後所定の演算
処理が開始される。
車両が停車状態にあり、自動変速機20のシフトレバー
がパーキングレンジ位置にあると共に、副変速機レバー
が2Hレンジにあり、エンジン10が停止しているもの
とする。この状態で、イグニッションスイッチをオン状
態としてエンジン10を始動させると、コントローラ1
8に電源が投入されて、各マイクロコンピュータ7,8
で所定の初期化処理(フラグをリセットすると共にデュ
ーティ比Dを零にクリアする等)を行った後所定の演算
処理が開始される。
【0054】このとき、車両が停車状態にあり、且つシ
フトレバーがパーキングレンジ位置にあってエンジン1
0の駆動力が自動変速機20の出力軸には伝達されず、
これに連結されたトランスファ22の入力軸42及び第
1出力軸の回転が停止されているので、油圧供給装置1
6のメインポンプ100は駆動停止しており、収束配管
110aのライン圧PL は略零であり、このため、油圧
スイッチ132がオン状態となっており、そのスイッチ
信号S1 がマイクロコンピュータ8に入力されるで、こ
のマイクロコンピュータ8で油温センサ130の油温検
出値SY に基づいて電動モータ102の回転速度を決定
し、これに応じたモータ駆動制御信号S M をモータ駆動
回路103に出力する。このため、モータ駆動回路10
3によって電動モータ102が設定された回転速度で回
転駆動され、これによってサブポンプ104が回転駆動
されて所定圧の作動油が吐出され、これが逆止弁108
dを介して収束配管110aに供給されることにより、
ライン圧PL が昇圧される。そして、ライン圧PL が設
定圧に達すると、油圧スイッチ132がオフ状態とな
り、これに応じて電動モータ102の回転駆動が停止さ
れる。
フトレバーがパーキングレンジ位置にあってエンジン1
0の駆動力が自動変速機20の出力軸には伝達されず、
これに連結されたトランスファ22の入力軸42及び第
1出力軸の回転が停止されているので、油圧供給装置1
6のメインポンプ100は駆動停止しており、収束配管
110aのライン圧PL は略零であり、このため、油圧
スイッチ132がオン状態となっており、そのスイッチ
信号S1 がマイクロコンピュータ8に入力されるで、こ
のマイクロコンピュータ8で油温センサ130の油温検
出値SY に基づいて電動モータ102の回転速度を決定
し、これに応じたモータ駆動制御信号S M をモータ駆動
回路103に出力する。このため、モータ駆動回路10
3によって電動モータ102が設定された回転速度で回
転駆動され、これによってサブポンプ104が回転駆動
されて所定圧の作動油が吐出され、これが逆止弁108
dを介して収束配管110aに供給されることにより、
ライン圧PL が昇圧される。そして、ライン圧PL が設
定圧に達すると、油圧スイッチ132がオフ状態とな
り、これに応じて電動モータ102の回転駆動が停止さ
れる。
【0055】一方、マイクロコンピュータ7では、図1
2の処理が実行されるが、副変速機レバーが2Hレンジ
にあるので、2−4WDモードセンサ90のモード信号
Dnがオン状態となっており、切換判定フラグFが
“0”にリセットされているので、ステップS1〜S3
を経てステップS15からステップS16に移行して、
制御信号CS0 及びCS1 がオフ状態に制御される。こ
のため、駆動回路31a及び31bからの励磁電流i0
及びi1 が遮断状態となり、デューティ制御電磁弁12
8がノーマル位置を維持してこれから出力されるパイロ
ット制御圧が大気圧となって、クラッチ圧力調整弁12
2から出力されるクラッチ圧PC が零となると共に、電
磁切換弁120がノーマル位置を維持してこれから出力
されるパイロット制御圧PC が大気圧となり、これに応
じてパイロット切換弁126がノーマル位置を維持し
て、摩擦クラッチ66に供給するクラッチ圧PC を大気
圧としており、摩擦クラッチ66が非締結状態となっ
て、入力軸42に後輪12RL及び12RRに連結される第
1出力軸44のみが接続される後2輪駆動状態となって
いる。
2の処理が実行されるが、副変速機レバーが2Hレンジ
にあるので、2−4WDモードセンサ90のモード信号
Dnがオン状態となっており、切換判定フラグFが
“0”にリセットされているので、ステップS1〜S3
を経てステップS15からステップS16に移行して、
制御信号CS0 及びCS1 がオフ状態に制御される。こ
のため、駆動回路31a及び31bからの励磁電流i0
及びi1 が遮断状態となり、デューティ制御電磁弁12
8がノーマル位置を維持してこれから出力されるパイロ
ット制御圧が大気圧となって、クラッチ圧力調整弁12
2から出力されるクラッチ圧PC が零となると共に、電
磁切換弁120がノーマル位置を維持してこれから出力
されるパイロット制御圧PC が大気圧となり、これに応
じてパイロット切換弁126がノーマル位置を維持し
て、摩擦クラッチ66に供給するクラッチ圧PC を大気
圧としており、摩擦クラッチ66が非締結状態となっ
て、入力軸42に後輪12RL及び12RRに連結される第
1出力軸44のみが接続される後2輪駆動状態となって
いる。
【0056】その後、例えば良路を走行する場合には、
副変速機レバーを2Hレンジに維持した状態で、シフト
レバーでDレンジを選択してからブレーキを解除してア
クセルペダルを踏込むことにより、車両を発進させるこ
とができる。このとき、図12の処理が実行されたとき
に、制御信号CS0 及びCS1 はオフ状態を継続して、
摩擦クラッチ66は遮断状態を継続する。一方、副変速
機レバーが2Hレンジにあるので、副変速機構62の高
低速切換機構64は、シフトスリーブ64bのスプライ
ン穴64b1 が入力軸42に形成された高速シフト用ギ
ヤ64cに噛合して高速位置Hにある状態を継続するの
で、自動変速機20から駆動力がトランスファ22の入
力軸42に伝達されると、この駆動力がそのままシフト
スリーブ64bを介して第1出力軸44に伝達され、プ
ロペラシャフト30、リアディファレンシャルギヤ32
及びドライブシャフト34を介して左右後輪12RL,1
2RRに伝達され、これら左右後輪12RL,12RRが回転
して車両を前進走行させることができる。
副変速機レバーを2Hレンジに維持した状態で、シフト
レバーでDレンジを選択してからブレーキを解除してア
クセルペダルを踏込むことにより、車両を発進させるこ
とができる。このとき、図12の処理が実行されたとき
に、制御信号CS0 及びCS1 はオフ状態を継続して、
摩擦クラッチ66は遮断状態を継続する。一方、副変速
機レバーが2Hレンジにあるので、副変速機構62の高
低速切換機構64は、シフトスリーブ64bのスプライ
ン穴64b1 が入力軸42に形成された高速シフト用ギ
ヤ64cに噛合して高速位置Hにある状態を継続するの
で、自動変速機20から駆動力がトランスファ22の入
力軸42に伝達されると、この駆動力がそのままシフト
スリーブ64bを介して第1出力軸44に伝達され、プ
ロペラシャフト30、リアディファレンシャルギヤ32
及びドライブシャフト34を介して左右後輪12RL,1
2RRに伝達され、これら左右後輪12RL,12RRが回転
して車両を前進走行させることができる。
【0057】このように、車両が走行を開始すると、第
1出力軸44が回転駆動されることにより、これに機械
的に連結されているメインポンプ100が回転駆動さ
れ、このメインポンプ100から作動油が吐出されて逆
止弁106dを介して収束配管110aにライン圧とし
て供給されることになり、このメインポンプ100によ
る吐出圧によってライン圧PL が設定圧に維持される状
態となると、油圧スイッチ132がオフ状態となること
により、マイクロコンピュータ8による電動モータ10
2の駆動が停止される。
1出力軸44が回転駆動されることにより、これに機械
的に連結されているメインポンプ100が回転駆動さ
れ、このメインポンプ100から作動油が吐出されて逆
止弁106dを介して収束配管110aにライン圧とし
て供給されることになり、このメインポンプ100によ
る吐出圧によってライン圧PL が設定圧に維持される状
態となると、油圧スイッチ132がオフ状態となること
により、マイクロコンピュータ8による電動モータ10
2の駆動が停止される。
【0058】一方、オフロードや雪道或いは凍結路等の
低摩擦係数路を走行する場合には、副変速機レバーを2
Hレンジから4Hレンジに切換える。この副変速機レバ
ーの2Hレンジから4Hレンジへの切換えは、車両の停
車状態では勿論のこと、車両が走行中であっても例えば
車速が40km/h以下の低速走行時に行うことができる。
低摩擦係数路を走行する場合には、副変速機レバーを2
Hレンジから4Hレンジに切換える。この副変速機レバ
ーの2Hレンジから4Hレンジへの切換えは、車両の停
車状態では勿論のこと、車両が走行中であっても例えば
車速が40km/h以下の低速走行時に行うことができる。
【0059】そして、副変速機レバーを4Hレンジに切
換えると、2−4WDモードセンサ90のモード信号が
4輪駆動モードとなることにより、図12の処理が実行
されたときに、ステップS15からステップS17に移
行し、高速シフト位置センサ86の検出信号SH を読込
んだときに、これがオン状態であることにより、ステッ
プS18からステップS19に移行して、電磁切換弁1
20に対する制御信号CS1 をオン状態とする。このた
め、電磁切換弁120がノーマル位置120bから作動
位置120cに切換えられることにより、ライン圧PL
がそのままパイロット制御圧としてパイロット切換弁1
26に供給され、これによってパイロット切換弁126
がノーマル位置126bから作動位置126cに切換え
られ、クラッチ圧調整弁122から出力されるクラッチ
制御圧PC を摩擦クラッチ66に供給可能な状態とな
る。
換えると、2−4WDモードセンサ90のモード信号が
4輪駆動モードとなることにより、図12の処理が実行
されたときに、ステップS15からステップS17に移
行し、高速シフト位置センサ86の検出信号SH を読込
んだときに、これがオン状態であることにより、ステッ
プS18からステップS19に移行して、電磁切換弁1
20に対する制御信号CS1 をオン状態とする。このた
め、電磁切換弁120がノーマル位置120bから作動
位置120cに切換えられることにより、ライン圧PL
がそのままパイロット制御圧としてパイロット切換弁1
26に供給され、これによってパイロット切換弁126
がノーマル位置126bから作動位置126cに切換え
られ、クラッチ圧調整弁122から出力されるクラッチ
制御圧PC を摩擦クラッチ66に供給可能な状態とな
る。
【0060】次いで、ステップS20で前輪側回転数セ
ンサ96及び後輪側回転数センサ98の回転数検出値N
F 及びNR を読込み、次いでステップS21に移行し
て、前後輪回転数差ΔNを算出し、この回転数差ΔNに
基づいてステップS22でデューティ制御弁128に対
する制御信号CS0 のデューティ比Dを決定し、このデ
ューティ比Dに応じた指令値の制御信号CS0 を駆動回
路31aに出力する。このため、駆動回路31aからデ
ューティ比Dの励磁電流i0 がデューティ制御電磁弁1
28に供給されることにより、このデューティ制御電磁
弁128からデューティ比Dに応じたパイロット制御圧
がクラッチ圧力調整弁122に出力され、このクラッチ
圧力調整弁122からパイロット制御圧に応じたクラッ
チ制御圧P C が出力され、これがパイロット切換弁12
6を介して摩擦クラッチ66に供給され、この摩擦クラ
ッチ66のクラッチ締結力が制御される。
ンサ96及び後輪側回転数センサ98の回転数検出値N
F 及びNR を読込み、次いでステップS21に移行し
て、前後輪回転数差ΔNを算出し、この回転数差ΔNに
基づいてステップS22でデューティ制御弁128に対
する制御信号CS0 のデューティ比Dを決定し、このデ
ューティ比Dに応じた指令値の制御信号CS0 を駆動回
路31aに出力する。このため、駆動回路31aからデ
ューティ比Dの励磁電流i0 がデューティ制御電磁弁1
28に供給されることにより、このデューティ制御電磁
弁128からデューティ比Dに応じたパイロット制御圧
がクラッチ圧力調整弁122に出力され、このクラッチ
圧力調整弁122からパイロット制御圧に応じたクラッ
チ制御圧P C が出力され、これがパイロット切換弁12
6を介して摩擦クラッチ66に供給され、この摩擦クラ
ッチ66のクラッチ締結力が制御される。
【0061】したがって、前後輪回転数差ΔNが小さい
状態では、デューティ比Dが零に近い状態となり、駆動
回路31aから出力される励磁電流i0 のオン状態の区
間がオフ状態の区間に比較して短くなるので、これに応
じてデューティ制御電磁弁128から出力されるパイロ
ット制御圧も零に近い状態となり、クラッチ圧力調整弁
122から出力されるクラッチ圧PC も零に近い状態と
なって、摩擦クラッチ66のクラッチ締結力が小さい状
態に制御される。このため、摩擦クラッチ66第1出力
軸44から摩擦クラッチ66を介して第1スプロケット
68に伝達される駆動力が零に近い状態となり、前輪側
には駆動力が伝達されずほぼ後2輪駆動状態となるが、
この状態から前後輪回転数差ΔNが大きな値となるに従
ってデューティ比Dが大きくなり、これに応じてクラッ
チ圧力調整弁122から出力されるクラッチ圧PC が増
加することにより、摩擦クラッチ66のクラッチ締結力
が増加して、摩擦クラッチ66、第1スプロケット6
8、チェーン72、第2スプロケット70、第2出力軸
54、前輪側出力軸24、フロントディファレンシャル
ギヤ26及びドライブシャフト28を介して左右前輪1
2FL,12FRが回転駆動されて4輪駆動状態となる。結
局、前後輪回転数差ΔNに応じて前後輪駆動力配分比が
0:100から50:50まで変更されて、良好な走行
状態を確保することができる。
状態では、デューティ比Dが零に近い状態となり、駆動
回路31aから出力される励磁電流i0 のオン状態の区
間がオフ状態の区間に比較して短くなるので、これに応
じてデューティ制御電磁弁128から出力されるパイロ
ット制御圧も零に近い状態となり、クラッチ圧力調整弁
122から出力されるクラッチ圧PC も零に近い状態と
なって、摩擦クラッチ66のクラッチ締結力が小さい状
態に制御される。このため、摩擦クラッチ66第1出力
軸44から摩擦クラッチ66を介して第1スプロケット
68に伝達される駆動力が零に近い状態となり、前輪側
には駆動力が伝達されずほぼ後2輪駆動状態となるが、
この状態から前後輪回転数差ΔNが大きな値となるに従
ってデューティ比Dが大きくなり、これに応じてクラッ
チ圧力調整弁122から出力されるクラッチ圧PC が増
加することにより、摩擦クラッチ66のクラッチ締結力
が増加して、摩擦クラッチ66、第1スプロケット6
8、チェーン72、第2スプロケット70、第2出力軸
54、前輪側出力軸24、フロントディファレンシャル
ギヤ26及びドライブシャフト28を介して左右前輪1
2FL,12FRが回転駆動されて4輪駆動状態となる。結
局、前後輪回転数差ΔNに応じて前後輪駆動力配分比が
0:100から50:50まで変更されて、良好な走行
状態を確保することができる。
【0062】この副変速機レバーで4Hレンジを選択し
て4輪駆動状態で走行しているときに、比較的低速で旋
回半径の小さいタイトコーナーを走行する状態となる
と、タイトコーナーブレーキ現象が発生することにな
り、これを解消するために運転者が副変速機レバーを2
Hレンジに切換えると、図12の処理が実行されたとき
に、ステップS3からステップS4に移行して、切換判
定フラグFが“1”にセットされ、次いでステップS5
で車速検出信号V及び操舵角検出信号θを読込み、次い
でステップS6で図11の記憶テーブルを参照して、切
換時間tが算出される。このときの切換時間tは操舵角
検出信号θの値が大きい程長くなり、且つ同一の操舵角
検出信号θの値でも車速検出信号Vの値が小さくなる程
長くなることからタイトコーナーブレーキ現象の程度に
応じた切換時間が設定される。
て4輪駆動状態で走行しているときに、比較的低速で旋
回半径の小さいタイトコーナーを走行する状態となる
と、タイトコーナーブレーキ現象が発生することにな
り、これを解消するために運転者が副変速機レバーを2
Hレンジに切換えると、図12の処理が実行されたとき
に、ステップS3からステップS4に移行して、切換判
定フラグFが“1”にセットされ、次いでステップS5
で車速検出信号V及び操舵角検出信号θを読込み、次い
でステップS6で図11の記憶テーブルを参照して、切
換時間tが算出される。このときの切換時間tは操舵角
検出信号θの値が大きい程長くなり、且つ同一の操舵角
検出信号θの値でも車速検出信号Vの値が小さくなる程
長くなることからタイトコーナーブレーキ現象の程度に
応じた切換時間が設定される。
【0063】そして、ステップS8に移行して、設定さ
れた切換時間tに応じたデューティ比減少量ΔDが算出
され、次いでステップS9で現在のデューティ比Dから
デューティ比減少量ΔDだけ減算した値を新たなデュー
ティ比Dとして更新記憶し(ステップS8)、この更新
されたデューティ比Dに対応する指令値の制御信号CS
0 が出力される(ステップS10)。このため、デュー
ティ制御電磁弁128のパイロット制御圧がデューティ
比減少量ΔDに応じて減少されることにより、クラッチ
圧力調整弁122から出力されるクラッチ圧PC も減少
され、これによって摩擦クラッチ66のクラッチ締結力
が減少させることにより、第2出力軸54側へのトルク
配分が減少する。
れた切換時間tに応じたデューティ比減少量ΔDが算出
され、次いでステップS9で現在のデューティ比Dから
デューティ比減少量ΔDだけ減算した値を新たなデュー
ティ比Dとして更新記憶し(ステップS8)、この更新
されたデューティ比Dに対応する指令値の制御信号CS
0 が出力される(ステップS10)。このため、デュー
ティ制御電磁弁128のパイロット制御圧がデューティ
比減少量ΔDに応じて減少されることにより、クラッチ
圧力調整弁122から出力されるクラッチ圧PC も減少
され、これによって摩擦クラッチ66のクラッチ締結力
が減少させることにより、第2出力軸54側へのトルク
配分が減少する。
【0064】その後、切換判定フラグFが“1”にセッ
トされていることにより、ステップS2からステップS
13を経てステップS8に移行することにより、前回の
処理で設定された切換時間tに応じたデューティ比減少
量ΔDづつデューティ比Dが減少され、これに応じて前
輪側のトルク配分が徐々に減少され、デューティ比Dが
零又は負となると、その前に摩擦クラッチ66のクラッ
チ締結力が零となり、完全2輪駆動状態に切換わる。こ
の状態となると、制御信号CS0 及びCS1 がオフ状態
となり(ステップS11)、切換判定フラグFも“0”
にリセットされて、前述した2輪駆動状態に復帰する。
トされていることにより、ステップS2からステップS
13を経てステップS8に移行することにより、前回の
処理で設定された切換時間tに応じたデューティ比減少
量ΔDづつデューティ比Dが減少され、これに応じて前
輪側のトルク配分が徐々に減少され、デューティ比Dが
零又は負となると、その前に摩擦クラッチ66のクラッ
チ締結力が零となり、完全2輪駆動状態に切換わる。こ
の状態となると、制御信号CS0 及びCS1 がオフ状態
となり(ステップS11)、切換判定フラグFも“0”
にリセットされて、前述した2輪駆動状態に復帰する。
【0065】このように、車両の旋回時のタイトコーナ
ーブレーキ現象を避けるために、4輪駆動モードから2
輪駆動モードに切換えたときには、そのタイトコーナー
ブレーキ現象の程度に応じて切換時間tが設定されるこ
とから、4輪駆動状態におけるパワートレーン系ねじれ
トルクが徐々に解放されることになり、急激なトルク解
放により発生するショックを確実に防止することができ
ると共に、タイトコーナーブレーキ現象が小さいときに
は、切換時間tも短くなることにより、4輪駆動状態か
ら2輪駆動状態への切換を迅速に行って応答性を向上さ
せることができる。また、4輪駆動状態から2輪駆動状
態への切換を徐々に行うことができるので、ステア特性
の急変を防止して操縦安定性を向上させることができ
る。
ーブレーキ現象を避けるために、4輪駆動モードから2
輪駆動モードに切換えたときには、そのタイトコーナー
ブレーキ現象の程度に応じて切換時間tが設定されるこ
とから、4輪駆動状態におけるパワートレーン系ねじれ
トルクが徐々に解放されることになり、急激なトルク解
放により発生するショックを確実に防止することができ
ると共に、タイトコーナーブレーキ現象が小さいときに
は、切換時間tも短くなることにより、4輪駆動状態か
ら2輪駆動状態への切換を迅速に行って応答性を向上さ
せることができる。また、4輪駆動状態から2輪駆動状
態への切換を徐々に行うことができるので、ステア特性
の急変を防止して操縦安定性を向上させることができ
る。
【0066】また、4輪駆動状態から2輪駆動状態への
切換中に、副変速機レバーで再度4輪駆動モードが選択
されたときには、ステップS13からステップS14に
移行して、切換判定フラグFが“0”にリセットされる
ことから、次の処理が実行されたときにステップS1〜
S3、ステップS15を経てステップS17に移行し前
述した4輪駆動モードのクラッチ圧制御が実行される。
切換中に、副変速機レバーで再度4輪駆動モードが選択
されたときには、ステップS13からステップS14に
移行して、切換判定フラグFが“0”にリセットされる
ことから、次の処理が実行されたときにステップS1〜
S3、ステップS15を経てステップS17に移行し前
述した4輪駆動モードのクラッチ圧制御が実行される。
【0067】ところで、副変速機レバーで4Hレンジを
選択している走行状態でスタックを生じたとき、或いは
スタックを生じ易い砂地等を走行する場合には、副変速
機レバーを4Lレンジに切換える必要があるが、この場
合には、車両を停車状態とし、且つシフトレバーを例え
ばNレンジ又はPレンジにシフトし、この状態で副変速
機レバーを4Lレンジにシフトすると、シフトスリーブ
64bのスプライン穴64b1 を第1スプロケット68
の高速シフト用ギヤ80に噛合させることができ、シフ
トスリーブ64bを高速位置Hから低速位置Lへ移動さ
せることができる。
選択している走行状態でスタックを生じたとき、或いは
スタックを生じ易い砂地等を走行する場合には、副変速
機レバーを4Lレンジに切換える必要があるが、この場
合には、車両を停車状態とし、且つシフトレバーを例え
ばNレンジ又はPレンジにシフトし、この状態で副変速
機レバーを4Lレンジにシフトすると、シフトスリーブ
64bのスプライン穴64b1 を第1スプロケット68
の高速シフト用ギヤ80に噛合させることができ、シフ
トスリーブ64bを高速位置Hから低速位置Lへ移動さ
せることができる。
【0068】この副変速機レバーで4Lレンジを選択し
た状態では、自動変速機20の出力軸の駆動力がトラン
スファ22の入力軸42を経て副変速機構62で減速さ
れ、その減速された駆動力がピニオンキャリア62dに
形成された低速シフト用ギヤ64d、シフトスリーブ6
4bの外歯64b2 を介してシフトスリーブ64bに伝
達され、このシフトスリーブ64bからこれにスプライ
ン結合された第1出力軸44に伝達されると共に、シフ
トスリーブ64bのスプライン穴64b1 に噛合した4
輪駆動用ギヤ80を介し、第1スプロケット68、チェ
ーン72、第2スプロケット70を介して第2出力軸5
4に伝達され、入力軸42に伝達された駆動力が強制的
に第1出力軸44及び第2出力軸54に分配されて、直
結4輪駆動状態となる。
た状態では、自動変速機20の出力軸の駆動力がトラン
スファ22の入力軸42を経て副変速機構62で減速さ
れ、その減速された駆動力がピニオンキャリア62dに
形成された低速シフト用ギヤ64d、シフトスリーブ6
4bの外歯64b2 を介してシフトスリーブ64bに伝
達され、このシフトスリーブ64bからこれにスプライ
ン結合された第1出力軸44に伝達されると共に、シフ
トスリーブ64bのスプライン穴64b1 に噛合した4
輪駆動用ギヤ80を介し、第1スプロケット68、チェ
ーン72、第2スプロケット70を介して第2出力軸5
4に伝達され、入力軸42に伝達された駆動力が強制的
に第1出力軸44及び第2出力軸54に分配されて、直
結4輪駆動状態となる。
【0069】このとき、シフトスリーブ64bが低速位
置Lにシフトすることにより、高速シフト位置センサ8
8の検出信号がオフ状態となり、マイクロコンピュータ
7で図12の処理が実行されたときには、ステップS1
8からステップS16に移行することにより、電磁切換
弁120に対する制御信号CS1 及びデューティ制御電
磁弁128に対する制御信号CS0 のオフ状態が継続さ
れ、摩擦クラッチ66に対するクラッチ圧PC の供給が
停止された状態を維持する。
置Lにシフトすることにより、高速シフト位置センサ8
8の検出信号がオフ状態となり、マイクロコンピュータ
7で図12の処理が実行されたときには、ステップS1
8からステップS16に移行することにより、電磁切換
弁120に対する制御信号CS1 及びデューティ制御電
磁弁128に対する制御信号CS0 のオフ状態が継続さ
れ、摩擦クラッチ66に対するクラッチ圧PC の供給が
停止された状態を維持する。
【0070】なお、上記第1実施例においては、切換時
間tをもとにデューティ比減少量ΔDを算出するように
した場合について説明したが、これに限定されるもので
はなく、車速検出信号V及び操舵角検出信号θをもとに
直接デューティ比減少量ΔDを算出する記憶テーブルを
用意して、デューティ減少量ΔDを算出するようにして
もよく、この場合には4輪駆動状態から2輪駆動状態へ
の切換時のデューティ比の値に応じて切換時間が変化す
ることになり、パワートレーン系ねじれトルクの解放を
より円滑に行うことができる。
間tをもとにデューティ比減少量ΔDを算出するように
した場合について説明したが、これに限定されるもので
はなく、車速検出信号V及び操舵角検出信号θをもとに
直接デューティ比減少量ΔDを算出する記憶テーブルを
用意して、デューティ減少量ΔDを算出するようにして
もよく、この場合には4輪駆動状態から2輪駆動状態へ
の切換時のデューティ比の値に応じて切換時間が変化す
ることになり、パワートレーン系ねじれトルクの解放を
より円滑に行うことができる。
【0071】次に、本発明の第2実施例を図13及び図
14に基づいて説明する。この第2実施例は、上記第1
実施例のように、タイトコーナーブレーキ現象の程度に
応じて切換時間を制御する場合に代えて、車両の旋回走
行時に、4輪駆動状態から2輪駆動状態に切換えたとき
に生じるステア特性の急変を防止するようにしたもので
ある。
14に基づいて説明する。この第2実施例は、上記第1
実施例のように、タイトコーナーブレーキ現象の程度に
応じて切換時間を制御する場合に代えて、車両の旋回走
行時に、4輪駆動状態から2輪駆動状態に切換えたとき
に生じるステア特性の急変を防止するようにしたもので
ある。
【0072】すなわち、第2実施例では、図13に示す
ように、第1実施例における操舵角センサ92及び車速
センサ94に代えて、車両に生じる横加速度YG を検出
する横加速度センサ150及び前後加速度XG を検出す
る前後加速度センサ152を設けると共に、マイクロコ
ンピュータ7の記憶装置7cに図11の記憶テーブルに
代えて、図14に示す記憶テーブルが記憶され、さらに
図12の制御処理が図15に示す制御処理に変更されて
いることを除いては前述した第1実施例と同様の構成を
有する。
ように、第1実施例における操舵角センサ92及び車速
センサ94に代えて、車両に生じる横加速度YG を検出
する横加速度センサ150及び前後加速度XG を検出す
る前後加速度センサ152を設けると共に、マイクロコ
ンピュータ7の記憶装置7cに図11の記憶テーブルに
代えて、図14に示す記憶テーブルが記憶され、さらに
図12の制御処理が図15に示す制御処理に変更されて
いることを除いては前述した第1実施例と同様の構成を
有する。
【0073】図14の記憶テーブルは、前後加速度検出
値XG の値をパラメータとした横加速度検出値YG と切
換時間tとの関係を示す特性線図の構成を有し、横加速
度検出値YG が小さいときには、比較的大きい前後加速
度検出値XG から切換時間tの増加が開始すると共にそ
の増加率が大きくなり、横加速度検出値YG が大きくな
るにつれて切換時間の増加を開始する前後加速度検出値
XG が小さくなると共に、その増加率が小さくなる特性
曲線で表されている。
値XG の値をパラメータとした横加速度検出値YG と切
換時間tとの関係を示す特性線図の構成を有し、横加速
度検出値YG が小さいときには、比較的大きい前後加速
度検出値XG から切換時間tの増加が開始すると共にそ
の増加率が大きくなり、横加速度検出値YG が大きくな
るにつれて切換時間の増加を開始する前後加速度検出値
XG が小さくなると共に、その増加率が小さくなる特性
曲線で表されている。
【0074】また、図15の制御処理は、第1実施例に
おける図12の制御処理におけるステップS5とステッ
プS6との処理が横加速度検出値YG 及び前後加速度検
出値XG を読込むステップS25と、読込んだ横加速度
検出値YG 及び前後加速度検出値XG をもとに図14の
記憶テーブルを参照して切換時間tを算出するステップ
S26に変更されていることを除いては図12の処理と
同様の処理を行い、対応する処理には同一ステップ番号
を付してその詳細説明はこれを省略する。
おける図12の制御処理におけるステップS5とステッ
プS6との処理が横加速度検出値YG 及び前後加速度検
出値XG を読込むステップS25と、読込んだ横加速度
検出値YG 及び前後加速度検出値XG をもとに図14の
記憶テーブルを参照して切換時間tを算出するステップ
S26に変更されていることを除いては図12の処理と
同様の処理を行い、対応する処理には同一ステップ番号
を付してその詳細説明はこれを省略する。
【0075】この第2実施例によれば、車両が副変速機
レバーで4Hレンジを選択して4輪駆動状態で走行して
いるときに、旋回状態となって、この旋回中に、副変速
機レバーで2Hレンジに切換えて2輪駆動状態に切換え
る場合には、図15の処理において、ステップS3から
ステップS4に移行し、切換判定フラグFを“1”にセ
ットすると共に、ステップS25に移行して横加速度検
出値YG 及び前後加速度検出値XG を読込み、次いでス
テップS26に移行して横加速度検出値YG 及び前後加
速度検出値XG をもとに図14の記憶テーブルを参照し
て切換時間tを算出する。
レバーで4Hレンジを選択して4輪駆動状態で走行して
いるときに、旋回状態となって、この旋回中に、副変速
機レバーで2Hレンジに切換えて2輪駆動状態に切換え
る場合には、図15の処理において、ステップS3から
ステップS4に移行し、切換判定フラグFを“1”にセ
ットすると共に、ステップS25に移行して横加速度検
出値YG 及び前後加速度検出値XG を読込み、次いでス
テップS26に移行して横加速度検出値YG 及び前後加
速度検出値XG をもとに図14の記憶テーブルを参照し
て切換時間tを算出する。
【0076】したがって、算出される切換時間tは、定
常円旋回状態では、前後加速度検出値XG が略零である
ので、横加速度検出値YG が大きい程長い時間となり、
4輪駆動状態から2輪駆動状態に切換わる際のステア特
性変化が緩やかとなって操縦安定性を向上させることが
でき、同一の横加速度検出値YG であっても、加速又は
減速状態であって前後加速度検出値XG が大きな値とな
る程切換時間が長くなり、加減速中に4輪駆動状態から
2輪駆動状態に切換える場合の騒音や振動の発生を抑制
することができ、しかも旋回半径の大きいカーブを走行
する場合のように横加速度検出値YG が小さいときに
は、切換時間tを必要最小限として、応答性を向上させ
ることができる。
常円旋回状態では、前後加速度検出値XG が略零である
ので、横加速度検出値YG が大きい程長い時間となり、
4輪駆動状態から2輪駆動状態に切換わる際のステア特
性変化が緩やかとなって操縦安定性を向上させることが
でき、同一の横加速度検出値YG であっても、加速又は
減速状態であって前後加速度検出値XG が大きな値とな
る程切換時間が長くなり、加減速中に4輪駆動状態から
2輪駆動状態に切換える場合の騒音や振動の発生を抑制
することができ、しかも旋回半径の大きいカーブを走行
する場合のように横加速度検出値YG が小さいときに
は、切換時間tを必要最小限として、応答性を向上させ
ることができる。
【0077】なお、上記第2実施例においては、車両に
発生する横加速度及び前後加速度を加速度センサで個別
に検出する場合について説明したが、これに限定される
ものではなく、従動輪である前輪側の車輪速を検出し、
この車輪速の単位時間当たりの変化量から前後加速度を
推定すると共に、前輪側の左右輪の車輪速差を検出し、
この車輪速差から横加速度を推定し、これら推定した横
加速度及び前後加速度をもとに切換時間tを算出するこ
ともできる。
発生する横加速度及び前後加速度を加速度センサで個別
に検出する場合について説明したが、これに限定される
ものではなく、従動輪である前輪側の車輪速を検出し、
この車輪速の単位時間当たりの変化量から前後加速度を
推定すると共に、前輪側の左右輪の車輪速差を検出し、
この車輪速差から横加速度を推定し、これら推定した横
加速度及び前後加速度をもとに切換時間tを算出するこ
ともできる。
【0078】また、上記第1及び第2実施例において
は、自動変速機20を適用した場合について説明した
が、これに限定されるものではなく、手動変速機を適用
することもできる。また、上記第1及び第2実施例にお
いては、副変速機58を適用して2Hレンジ、4Hレン
ジ及び4Lレンジの3種類のモードに切換える場合につ
いて説明したが、これに限らず、副変速機58を省略し
て、2輪駆動モードと4輪駆動モードの2種類のモード
に切換える場合にも本発明を適用することができ、この
場合には、モードの切換をモード切換スイッチを設け
て、マイクロコンピュータ7でモード切換スイッチのス
イッチ信号を読込み、このスイッチ信号に基づいて切換
状態を判断して、切換制御を行うようにしてもよい。
は、自動変速機20を適用した場合について説明した
が、これに限定されるものではなく、手動変速機を適用
することもできる。また、上記第1及び第2実施例にお
いては、副変速機58を適用して2Hレンジ、4Hレン
ジ及び4Lレンジの3種類のモードに切換える場合につ
いて説明したが、これに限らず、副変速機58を省略し
て、2輪駆動モードと4輪駆動モードの2種類のモード
に切換える場合にも本発明を適用することができ、この
場合には、モードの切換をモード切換スイッチを設け
て、マイクロコンピュータ7でモード切換スイッチのス
イッチ信号を読込み、このスイッチ信号に基づいて切換
状態を判断して、切換制御を行うようにしてもよい。
【0079】さらに、上記第1及び第2実施例において
は、副変速機構62の高低速切換機構64を副変速機レ
バーで機械的に操作する場合について説明したが、これ
に限らず、運転席近傍に副変速機レバーの2Hレンジ、
4Hレンジ及び4Lレンジに対応する切換接点を有する
モード選択スイッチを配設すると共に、シフトスリーブ
64bを摺動駆動する電動モータを設け、モード選択ス
イッチで選択されたモードに対応して電動モータを駆動
してシフトスリーブを摺動させることもできる。
は、副変速機構62の高低速切換機構64を副変速機レ
バーで機械的に操作する場合について説明したが、これ
に限らず、運転席近傍に副変速機レバーの2Hレンジ、
4Hレンジ及び4Lレンジに対応する切換接点を有する
モード選択スイッチを配設すると共に、シフトスリーブ
64bを摺動駆動する電動モータを設け、モード選択ス
イッチで選択されたモードに対応して電動モータを駆動
してシフトスリーブを摺動させることもできる。
【0080】なおさらに、上記第1及び第2実施例にお
いては、デューティ制御電磁弁128を適用してクラッ
チ圧力調整弁122のパイロット制御圧を形成する場合
について説明したが、これに限定されるものではなく、
デューティ制御電磁弁128に代えてソレノイドに供給
される励磁電流の値に応じて出力圧を調整可能な電磁比
例圧力制御弁を適用することもでき、この場合には、駆
動回路31aを例えばフローティング形定電圧回路で構
成して、入力される制御信号CS0 の電圧値に応じた電
流値の励磁電流i0 を出力するように構成すればよい。
いては、デューティ制御電磁弁128を適用してクラッ
チ圧力調整弁122のパイロット制御圧を形成する場合
について説明したが、これに限定されるものではなく、
デューティ制御電磁弁128に代えてソレノイドに供給
される励磁電流の値に応じて出力圧を調整可能な電磁比
例圧力制御弁を適用することもでき、この場合には、駆
動回路31aを例えばフローティング形定電圧回路で構
成して、入力される制御信号CS0 の電圧値に応じた電
流値の励磁電流i0 を出力するように構成すればよい。
【0081】また、上記第1及び第2実施例において
は、後輪駆動車ベースの四輪駆動車に本発明を適用した
場合について説明したが、これに限らず前輪駆動車ベー
スの四輪駆動車に本発明を適用することもできる。
は、後輪駆動車ベースの四輪駆動車に本発明を適用した
場合について説明したが、これに限らず前輪駆動車ベー
スの四輪駆動車に本発明を適用することもできる。
【0082】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の請求項1
記載の発明によれば、切換時間設定手段で旋回走行状態
検出手段の旋回状態検出値に基づいて4輪駆動状態から
2輪駆動状態への切換時間を設定し、この切換時間に応
じてクラッチ締結力減少手段でクラッチ制御手段で4輪
駆動状態から2輪駆動状態へ切換制御するときに前記切
換時間に対応させて徐々にクラッチ締結力を減少させる
ように構成されているので、車両の旋回時にその操舵角
や車速、横加速度等により車両の旋回状態を検出し、こ
れに応じて最適な切換時間を設定することができ、4輪
駆動状態から2輪駆動状態への切換時のパワートレーン
系ねじれトルクの解放によるショックやステア特性の急
変を確実に防止しながら応答性を向上させることができ
るという効果が得られる。
記載の発明によれば、切換時間設定手段で旋回走行状態
検出手段の旋回状態検出値に基づいて4輪駆動状態から
2輪駆動状態への切換時間を設定し、この切換時間に応
じてクラッチ締結力減少手段でクラッチ制御手段で4輪
駆動状態から2輪駆動状態へ切換制御するときに前記切
換時間に対応させて徐々にクラッチ締結力を減少させる
ように構成されているので、車両の旋回時にその操舵角
や車速、横加速度等により車両の旋回状態を検出し、こ
れに応じて最適な切換時間を設定することができ、4輪
駆動状態から2輪駆動状態への切換時のパワートレーン
系ねじれトルクの解放によるショックやステア特性の急
変を確実に防止しながら応答性を向上させることができ
るという効果が得られる。
【0083】また、請求項2記載の発明によれば、請求
項1の発明の効果に加えて、旋回状態検出手段を車速検
出手段及び操舵角検出手段で構成すると共に、切換時間
設定手段を、操舵角検出手段の操舵角検出値が大きくな
る程長い切換時間を設定し、且つ同一操舵角検出値であ
っても車速検出手段の車速検出値が小さい程長い切換時
間を設定するように構成したので、タイトコーナーブレ
ーキ現象に応じた最適な切換時間を設定することがで
き、タイトコーナーブレーキ現象を生じている状態での
4輪駆動状態から2輪駆動状態への切換時にパワートレ
ーン系ねじれトルクの急激な解放によるショックを防止
しながら応答性を向上させることができるという効果が
得られる。
項1の発明の効果に加えて、旋回状態検出手段を車速検
出手段及び操舵角検出手段で構成すると共に、切換時間
設定手段を、操舵角検出手段の操舵角検出値が大きくな
る程長い切換時間を設定し、且つ同一操舵角検出値であ
っても車速検出手段の車速検出値が小さい程長い切換時
間を設定するように構成したので、タイトコーナーブレ
ーキ現象に応じた最適な切換時間を設定することがで
き、タイトコーナーブレーキ現象を生じている状態での
4輪駆動状態から2輪駆動状態への切換時にパワートレ
ーン系ねじれトルクの急激な解放によるショックを防止
しながら応答性を向上させることができるという効果が
得られる。
【0084】さらに、請求項3記載の発明によれば、請
求項1記載の発明の効果に加えて、旋回状態検出手段を
横加速度検出手段及び前後加速度検出手段で構成すると
共に、切換時間設定手段を、横加速度検出手段の横加速
度検出値が大きくなる程長い切換時間を設定し、且つ同
一横加速度検出値であっても前後加速度検出値が大きい
程長い切換時間を設定するように構成したので、旋回時
に4輪駆動状態から2輪駆動状態に切換える際のステア
特性の急変を防止すると共に、騒音や振動の発生を抑制
しながら応答性を向上させることができるという効果が
得られる。
求項1記載の発明の効果に加えて、旋回状態検出手段を
横加速度検出手段及び前後加速度検出手段で構成すると
共に、切換時間設定手段を、横加速度検出手段の横加速
度検出値が大きくなる程長い切換時間を設定し、且つ同
一横加速度検出値であっても前後加速度検出値が大きい
程長い切換時間を設定するように構成したので、旋回時
に4輪駆動状態から2輪駆動状態に切換える際のステア
特性の急変を防止すると共に、騒音や振動の発生を抑制
しながら応答性を向上させることができるという効果が
得られる。
【0085】またさらに、請求項4記載の発明によれ
ば、請求項3記載の発明の効果に加えて、従動輪側の左
右輪の車輪速差から横加速度を推定し、従動輪側の車輪
速から前後加速度を推定するようにしたので、高価な加
速度センサを使用することなく廉価なシステムを構成す
ることができるという効果が得られる。
ば、請求項3記載の発明の効果に加えて、従動輪側の左
右輪の車輪速差から横加速度を推定し、従動輪側の車輪
速から前後加速度を推定するようにしたので、高価な加
速度センサを使用することなく廉価なシステムを構成す
ることができるという効果が得られる。
【図1】本発明の概略構成を示す基本構成図である。
【図2】本発明の第1実施例に係る四輪駆動車の概略を
示す構成図である。
示す構成図である。
【図3】第1実施例に係るトランスファの内部構造を示
す図である。
す図である。
【図4】第1実施例に係る副変速機構のシフトスリーブ
のスライド動作を示す図である。
のスライド動作を示す図である。
【図5】第1実施例に係る油圧供給装置を示す回路図で
ある。
ある。
【図6】第1実施例に係る油圧供給装置で使用されてい
る切換弁を示す図である。
る切換弁を示す図である。
【図7】第1実施例に係る制御手段を示すブロック図で
ある。
ある。
【図8】第1実施例に係る前後輪回転数差に対する前輪
側への伝達トルクの制御特性グラフである。
側への伝達トルクの制御特性グラフである。
【図9】油圧供給装置から供給されるクラッチ圧の変化
に応じて変化する前輪側への伝達トルクの制御特性グラ
フである。
に応じて変化する前輪側への伝達トルクの制御特性グラ
フである。
【図10】指令電流値に応じて変化するクラッチ圧の制
御特性グラフである。
御特性グラフである。
【図11】車速検出値をパラメータとした操舵角検出値
と切換時間との関係を示す制御特性グラフである。
と切換時間との関係を示す制御特性グラフである。
【図12】第1実施例に係る制御手段の油圧制御処理を
示すフローチャートである。
示すフローチャートである。
【図13】本発明の第2実施例に係る制御手段を示すブ
ロック図である。
ロック図である。
【図14】第2実施例に係る前後加速度検出値をパラメ
ータとした横加速度検出値と切換時間との関係を示す制
御特性グラフである。
ータとした横加速度検出値と切換時間との関係を示す制
御特性グラフである。
【図15】第2実施例に係る制御手段の油圧制御処理を
示すフローチャートである。
示すフローチャートである。
16 油圧供給装置 18 コントローラ 42 入力軸 44 第1出力軸 54 第2出力軸 58 副変速機 60 2輪−4輪駆動切換機構 66 摩擦クラッチ 80 4輪駆動用ギヤ 92 操舵角センサ 94 車速センサ 96 前輪側回転数センサ 98 後輪側回転数センサ 120 電磁切換弁 122 クラッチ圧力調整弁 124 二次圧一定形減圧弁 126 パイロット切換弁 128 デューティ制御電磁弁 150 横加速度センサ 152 前後加速度センサ
Claims (4)
- 【請求項1】 変速機から入力軸に入力される駆動力が
伝達される第1出力軸と、該第1出力軸に伝達された駆
動力をクラッチ圧を制御可能な摩擦クラッチを介して第
2出力軸に伝達する2輪−4輪切換機構と、車両の走行
状態を検知する走行状態検知手段と、該走行状態検知手
段の走行状態検出値に基づき前記摩擦クラッチのクラッ
チ締結力を制御するクラッチ制御手段とを備えた車両の
トランスファ装置において、車両の旋回走行状態を検出
する旋回走行状態検出手段と、該旋回走行状態検出手段
の旋回状態検出値に基づいて4輪駆動状態から2輪駆動
状態への切換時間を設定する切換時間設定手段と、前記
クラッチ制御手段で4輪駆動状態から2輪駆動状態へ制
御するときに前記切換時間に対応させて徐々にクラッチ
締結力を減少させるクラッチ締結力減少手段とを備えた
ことを特徴とする車両のトランスファ装置。 - 【請求項2】 前記旋回走行状態検出手段は、車速を検
出する車速検出手段と、操舵角を検出する操舵角検出手
段とを有し、前記切換時間設定手段は、操舵角検出手段
の操舵角検出値が大きくなる程長い切換時間を設定し、
且つ同一操舵角検出値であっても車速検出手段の車速検
出値が小さい程長い切換時間を設定するように構成され
ていることを特徴とする請求項1記載の車両のトランス
ファ装置。 - 【請求項3】 前記旋回走行状態検出手段は、車両の横
加速度を検出する横加速度検出手段と、車両の前後加速
度を検出する前後加速度検出手段とを有し、前記切換時
間設定手段は、横加速度検出手段の横加速度検出値が大
きくなる程長い切換時間を設定し、且つ同一横加速度検
出値であっても前後加速度検出手段の前後加速度検出値
が大きい程長い切換時間を設定するように構成されてい
ることを特徴とする請求項1記載の車両のトランスファ
装置。 - 【請求項4】 前記横加速度検出手段は横加速度を従動
車輪の左右車輪速差に基づいて推定し、前後加速度検出
手段は前後加速度を従動車輪の車輪速に基づいて推定す
るように構成されていることを特徴とする請求項3記載
の車両のトランスファ装置。
Priority Applications (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6226477A JPH0891075A (ja) | 1994-09-21 | 1994-09-21 | 車両のトランスファ装置 |
| US08/529,611 US5819194A (en) | 1994-09-21 | 1995-09-18 | System for controlling four-wheel drive for motor vehicle |
| KR1019950030891A KR0138681B1 (ko) | 1994-09-21 | 1995-09-20 | 자동차의 4륜 구동 제어용 시스템 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6226477A JPH0891075A (ja) | 1994-09-21 | 1994-09-21 | 車両のトランスファ装置 |
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| JPH0891075A true JPH0891075A (ja) | 1996-04-09 |
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ID=16845719
Family Applications (1)
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| JP6226477A Pending JPH0891075A (ja) | 1994-09-21 | 1994-09-21 | 車両のトランスファ装置 |
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| JP (1) | JPH0891075A (ja) |
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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-
1994
- 1994-09-21 JP JP6226477A patent/JPH0891075A/ja active Pending
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