JPH0891288A - バラストタンクの熱処理方法およびその装置 - Google Patents
バラストタンクの熱処理方法およびその装置Info
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- JPH0891288A JPH0891288A JP25612794A JP25612794A JPH0891288A JP H0891288 A JPH0891288 A JP H0891288A JP 25612794 A JP25612794 A JP 25612794A JP 25612794 A JP25612794 A JP 25612794A JP H0891288 A JPH0891288 A JP H0891288A
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Abstract
プランクトンを、簡単に死滅させることができるように
する。 【構成】 外海熱帯水域等において、バラストタンク2
内のバラスト水6を排出し、バラストタンク2内をほぼ
空の状態にする。このバラストタンク2の底部に、メイ
ンエンジン3で加熱されたエンジン冷却水を、バラスト
ライン5を通して注入する。注入されたエンジン冷却水
の水深を40〜200cm程度にする。有害プランクト
ンは、45℃以上の温度を3分間以上維持することによ
り死滅する。
Description
内に棲息する有害プランクトンやコレラ菌等の有害生物
を死滅させるための熱処理方法およびその装置に係り、
特に少ない熱量で有効に処理することができるバラスト
タンクの熱処理方法およびその装置に関する。
毒発生を契機に、豪州,ニュージーランドあるいはチリ
等においては、ディノフラジェレイト(渦鞭毛藻類)等
の有害プランクトンが存在するバラスト水およびセディ
メント(沈殿物)の自国水域内での排出を規制する動き
がある。
たものは、光のないバラストタンク内では比較的短時間
(3日間程度)で死滅するが、沈殿物中に休眠状態のシ
ストまたは胞子として存在しているものは、光がなくて
も生存し続ける。そしてこれが、バラスト水とともに海
中に排出されると、ふ化するのに絶好な状態になるまで
海底に沈殿し、やがて胞子は水中を自由に浮遊して貝の
餌となり、貝の内部に蓄積されることになる。
を食した場合には貝毒麻痺を起こし、場合によっては人
間を死に到らしめることもある。このため、有害プラン
クトンは、バラストタンク内において死滅させる必要が
ある。また、コレラ菌等についても、バラストタンク内
において死滅させ、伝染病汚染地域の拡大を防止する必
要がある。
クトンの殺滅方法としては、例えば香川大学農学部の論
文発表(平成6年4月1日〜5日に開催された平成6年
度日本水産学会春季大会の「講演要旨集」の第318
頁)に示されているように、バラスト水に紫外線を照射
する紫外線処理方法、バラスト水を所定温度まで加熱す
る熱処理方法、バラスト水に所定の電圧を印加する電気
処理方法、あるいはバラストタンクに次亜塩素酸ソーダ
やサラシ粉等の薬剤を投入する薬品処理方法等が提案さ
れている。
いずれも、バラストタンク内のバラスト水の全量を対象
にしているため、薬品処理方法を除く他の処理方法の場
合は、装置の設置費およびランニングコストが莫大とな
って実用的でなく、また薬品処理方法は、バラスト水を
排出した際に、バラスト水中の薬品により、有用なプラ
ンクトン等をも死滅させるおそれがある。このため、現
状で取り得る有効な措置としては、例えば大洋の中緯度
で熱帯の清浄な海水を用い、バラスト水を漲り替える方
法を措いて他にないとされている。
を用いてバラスト水を漲り替えたとしても、バラスト水
の漲り替え時に、バラストタンク内の沈殿物を完全に排
出することはできず、したがって沈殿物中に存在する休
眠状態のシストまたは胞子は除去できず、必ずしも有効
な処理方法とはいえないという問題がある。
で、低コストでバラストタンク内の有害生物をほぼ完全
に死滅させることができるバラストタンクの熱処理方法
およびその装置を提供することを目的とする。
時間でより完全に死滅させることができるようにするこ
とにある。
廃棄されている温水を有効利用して、コストの低減を図
ることができるようにすることにある。
本発明は、船舶のバラストタンク内をほぼ空の状態にす
るとともに、バラストタンク内に残存する沈殿物を直接
または間接的に昇温させ、有害プランクトンやコレラ菌
等の有害生物の死滅温度以上に所定時間保持するように
したことを特徴とする。
して、バラストタンクの底部に所定量の温水を注入する
ようにしたことを特徴とする。
して、バラストタンクの底部に配された加熱体により、
バラストタンク底部の沈殿物を直接に、またはバラスト
タンク底部に存在するバラスト水を介し間接的に加熱す
るようにしたことを特徴とする。
して、温水,蒸気または熱風をバラストタンクの内壁面
に向けて吐出させるようにしたことを特徴とする。
して、温水あるいは蒸気の散布,熱風の導入または加熱
体により、バラストタンク内の雰囲気を加熱するように
したことを特徴とする。
源と、この温水発生源からの温水をバラストタンク底部
に導く注入配管とを設け、温水を、バラストタンク内が
ほぼ空となっている状態で所定量注入するようにしたこ
とを特徴とする。
た固定式または可動式の噴射ノズルと、この噴射ノズル
に温水を供給する供給配管とを設けるようにしたことを
特徴とする。
る加熱手段を設けるようにしたことを特徴とする。
式のエンジン冷却器を用いるようにしたことを特徴とす
る。
る沈殿物が直接または間接的に加熱され、有害生物の死
滅温度以上に所定時間保持されるが、この処理は、船舶
のバラストタンク内をほぼ空の状態にして行なわれる。
このため、少ない熱量でバラストタンク内の沈殿物中の
有害生物を死滅させることが可能となる。
る方法として、バラストタンクの底部に所定量の温水が
注入される。ところで、沈殿物はそのほぼ全量がバラス
トタンクの底部に存在するので、簡単な方法でしかも短
時間でバラストタンク内の有害生物をほぼ完全に死滅さ
せることが可能となる。
る方法として、バラストタンクの底部に配された加熱体
により、バラストタンク底部の沈殿物が直接に、または
バラストタンク底部に存在するバラスト水を介し間接的
に加熱される。このため、多量の沈殿物が存在していて
も、有害生物を確実に死滅させることが可能となる。
る方法として、温水,蒸気または熱風がバラストタンク
の内壁面に向けて吐出される。このため、バラストタン
クの底部のみならず、天面や側面に存在する沈殿物中の
有害生物をも死滅させることが可能となり、より確実な
熱処理となる。
る方法として、バラストタンク内の雰囲気が加熱され
る。このため、バラストタンク内の凹凸部内に入り込ん
だ沈殿物に対しても、充分な熱処理が可能となる。
温水が、内部がほぼ空の状態となっているバラストタン
クの底部に、注入配管を介して所定量注入される。この
ため、バラストタンク内の有害生物を、少量の温水でほ
ぼ完全に死滅させることが可能となる。
に配された噴射ノズルから、温水が噴射される。このた
め、バラストタンクの底部以外の内壁面も、温水により
直接に、または雰囲気を介し間接的に加熱され、有害生
物をより完全に死滅させることが可能となる。
温水が加熱手段により加熱される。このため、噴射によ
る温水の温度低下を補填することが可能となる。
が温水として用いられる。この昇温したエンジン冷却水
は、通常は船外に廃棄されるものであるので、これを利
用することによりボイラ等を新設する必要がない。ま
た、このエンジン冷却水は46〜50℃の水温であるの
で、有害プランクトンに対しては、補助加熱器等を要す
ることなく、そのまま熱処理用の温水として利用するこ
とが可能となる。
1は、本発明の第1実施例に係るバラストタンクの熱処
理装置を示すもので、図中、符号1はバラストタンク2
およびメインエンジン3を有する船舶であり、前記バラ
ストタンク2には、バラストポンプ4およびバラストラ
イン5を介しバラスト水6の注排水が行なわれるように
なっている。
すようにエンジン冷却システム7により冷却されるよう
になっており、このエンジン冷却システム7は、一次冷
却材を熱交換器8を介し循環させる一次回路9と、ポン
プ10を介し船外から海水を熱交換器8に導入するとと
もに熱交換により昇温した海水を船外に排出する二次回
路11とから構成されている。
いて汎く採用されている構造であり、本実施例において
は、前記構成に加え以下の構成が付加されている。
出側位置と前記バラストライン5との間には、図1に示
すように、開閉弁13を有する温水注入配管12が接続
配置されており、前記熱交換器8での熱交換により昇温
した二次冷却水としての海水(以下、温水と称す)は、
温水注入配管12およびバラストライン5を介し、ほぼ
空の状態のバラストタンク2の底部に、40〜200c
mの水深で注入されるようになっている。そしてこれに
より、バラストタンク2底部の沈殿物が加熱され、有害
プランクトンの死滅温度以上に所定時間保持されるよう
になっている。
鉱石専用船等の船舶1が積荷地から揚荷地に向けて出航
する場合、積荷の重量にもよるが、通常はバラストタン
ク2にはバラスト水6が漲り込まれることはない。
荷の量に応じ喫水が次第に浅くなり、船舶1がアンロー
ダ等の港湾設備に衝突するおそれがあるので、港内の海
水をバラスト水6としてバラストタンク2に漲り込む。
この際、水深が深い港もあるが浅い港もあるので、浅い
港の場合には、バラスト水6とともに沈殿物も取込む公
算が高い。このバラスト水6は、積荷地において貨物を
積込む際に船外に排出され、この際、沈殿物の一部もバ
ラスト水6とともに流出することになるので、大きな問
題となる。
よりバラストタンク2を熱処理し、積荷地でバラスト水
6を排出した際に、バラスト水6とともに沈殿物が排出
された場合であっても、有害プランクトンによる被害が
発生しないようにしている。
本に輸送するために、日本から豪州に向けてバラスト航
海(バラスト水6をバラストタンク2に漲り込んで空荷
の状態で航海すること)する場合には、船舶1が大洋の
中緯度(外洋の熱帯水域)に差し掛かった際に、バラス
トタンク2内のバラスト水6を排出し、バラストタンク
2内をほぼ空の状態にする。
開にする。すると、エンジン冷却システム7の熱交換器
8からの温水が、温水注入配管12およびバラストライ
ン5を介してバラストタンク2内に注入される。注入さ
れた温水の水深が40〜200cm程度になったなら
ば、温水の注入を停止し、そのまま3〜5分間程度保持
する。
の温度は46〜50℃程度あり、途中で温度低下があっ
た場合でも、バラストタンク2に注入された温水は、4
5℃以上の温度が確保されることが、本発明者等により
確認されている。一般に、有害プランクトンは、45℃
以上の温度を3分間保持すれば完全に死滅させることが
できることが各種の実験により確認されている。このた
め、熱交換器8からの温水は、特に補助加熱器等で加熱
することなく、そのままバラストタンク2に注入するだ
けで、沈殿物中の有害プランクトンを完全に殺滅するこ
とができる。なお、45℃未満の温水であっても、完全
ではないがある程度の有害プランクトンの殺滅効果は期
待できる。
せたならば、温水の上に、外洋の熱帯水域の清浄な海水
をバラスト水6として漲り込む。熱処理の対象となるバ
ラストタンク2が複数ある場合には、前述の作業を順次
行なう。
ジン冷却水を、温水注入配管12を増設してバラストタ
ンク2に導くだけで、有害プランクトンを死滅させるこ
とができるので、設備費およびランニングコストを極端
に低く抑えることができる。また、熱処理は、バラスト
タンク2をほぼ空の状態にして行なうようにしているの
で、少ない量の温水で大きな効果が得られる。
トタンク2の底部に存在するので、バラストタンク2の
底部に温水を注入するだけで、バラストタンク2内の有
害プランクトンをほぼ完全に死滅させることができる
が、バラストタンク2の内面は平坦面ではないので、バ
ラストタンク2の天面や周側面にも、沈殿物が多少存在
する可能性があり、この少量の沈殿物中にも、有害プラ
ンクトンが棲息しているおそれがある。したがって、よ
り完全に有害プランクトンを殺滅するためには、これら
の沈殿物に対しても熱処理した方が好ましい。
た本発明の第2実施例を示すもので、温水を、バラスト
タンク2の内壁面に向けて噴射したり、バラストタンク
2内の空中に散布するようにしたものである。
は、図2に示すように、バラストライン5を介しバラス
トタンク2に注入されるようになっているとともに、ポ
ンプ22を有する供給配管21を介しバラストタンク2
に送られ、噴射ノズル23からバラストタンク2の内壁
面に向けて噴射されたり、バラストタンク2内の空中に
散布されるようになっている。
位置には、図2に示すように、煙突24から排出される
メインエンジン3の排気ガスを熱源とする加熱器25が
設置されており、噴射ノズル23に送られる温水は、こ
の加熱器25によりさらに加熱されるようになってい
る。
図2に示すように、温水のバラストタンク2底部への注
入と併用するようにしてもよく、また温水噴射のみを単
独で行なうようにしてもよい。なお、その他の点につい
ては、前記第1実施例と同一構成となっており、作用も
同一である。
ンク2の内壁面に向けて、温水を噴射させるようにして
いるので、バラストタンク2の天面や周側面に沈殿物が
存在している場合であっても、降り注がれた温水により
沈殿物が昇温し、有害プランクトンを殺滅することがで
きる。また、噴射ノズル23からの温水は、バラストタ
ンク2内の空中に散布されるので、バラストタンク2内
の雰囲気の温度が45℃以上に上昇し、温水を直接降り
注ぐことができない箇所の沈殿物に対しても、熱処理を
施すことができる。
は、吐出の際に多少温度が低下することになるが、加熱
器25で加熱されているので、45℃以下となることは
なく、またバラストタンク2内の空中に散布した際に、
雰囲気をより短時間で45℃以上に昇温させることがで
きる。
で、前記第2実施例における噴射ノズル23に代え、固
定スプレイ方式の噴射ノズル33および可動スプレイ方
式の噴射ノズル34を用いるようにしたものである。
ズル33は、図3および図4に示すように、長尺パイプ
33aの周面に多数のノズル部33bを設けて構成され
ており、この噴射ノズル33は、例えばバラストタンク
2の天面直下位置に水平に固設され、温水を空中散布で
きるようになっている。
34は、図3および図5に示すように、短尺パイプ34
aの周面に複数のノズル部34bを設けて構成されてお
り、この噴射ノズル34の基端部には、温水供給用の可
撓性ホース35が接続され、また噴射ノズル34の先端
部には、例えば2本の移動索36が連結されている。そ
して、これら各移動索36を、バラストタンク2外で作
業員37が操作することにより、噴射ノズル34を任意
の位置に移動させ、必要な箇所に温水を噴射あるいは散
布できるようになっている。なお、その他の点について
は、前記第2実施例と同一構成となっており、作用も同
一である。
33を設けているので、広い範囲に亘って温水を散布で
き、特に雰囲気の温度を上昇させる際に有効である。ま
た、可動スプレイ方式の噴射ノズル34を設けているの
で、必要な箇所に温水を噴射でき、特にバラストタンク
2天面のビームが配されている部分等、沈殿物が存在す
る可能性の高い部分に対し、集中的に温水を噴射させる
際に有効である。
タンク2の熱処理にメインエンジン3からの温水を用い
るようにした場合について説明したが、ボイラ等で作ら
れた温水を用いるようにしてもよい。また、船舶1には
ボイラが常設され、常時蒸気を使用できる状態となって
いるので、この蒸気を前記各噴射ノズル23,33,3
4から噴射させるようにしてもよい。また、蒸気をバラ
ストライン5に導き、バラストタンク2底部の沈殿物を
蒸気で直接加熱したり、あるいはバラストタンク2底部
に、水深が50cmになる程度の少量のバラスト水6を
残しておき、このバラスト水6中に蒸気を噴射させてバ
ラスト水6を加熱するようにしてもよい。
してもよく、また温水,蒸気あるいは熱風等の高温流体
が内部を流れる加熱パイプや電気ヒータ等の加熱体を、
バラストタンク2の底部に設置したり、あるいはバラス
トタンク2内に吊降ろし、この加熱体を用いて熱処理を
施すようにしてもよい。
タンク2にバラスト水6が漲り込まれている場合の熱処
理について説明したが、積荷航海中は、バラストタンク
2が全数空になっているので、この状態で熱処理を施す
ようにしてもよい。そしてこの場合には、熱処理前のバ
ラスト水6の排出や熱処理後のバラスト水6の漲り込み
の必要がないので、熱処理できる海域に大きな制限がな
く、また同時に複数のバラストタンク2を熱処理できる
等の利点があり、より完全に熱処理する場合には有効で
ある。
ンクトンを対象にした熱処理について説明したが、例え
ばコレラ菌については、文献「最新食品衛生学」,恒星
社発行,第132頁および第133頁に示されているよ
うに、55〜56℃で30分間加熱処理すれば死滅する
ことが解っており、60℃で30分間加熱処理すれば極
めて有効である。したがって、コレラ菌等の有害生物に
ついても適用することができる。ただし、メインエンジ
ン3からの温水を用いる場合には、前述のように46〜
50℃程度の水温しか得られないので、例えば図2に示
す加熱器25等を用い、温水を60℃以上に加熱してや
る必要がある。
載航海中は、バラストタンク2が全数空になっている鉱
石や石炭等の専用船やタンカーを例に採って説明した
が、コンテナ船等の場合には、積荷の満載航海中であっ
ても、トリム調整等のために、バラストタンク2には常
時バラスト水6が漲り込まれている。そして、本発明は
この種の船舶に対しても同様に適用でき、同様の効果が
得られる。
ラストタンク内をほぼ空の状態にするとともに、バラス
トタンク内に残存する沈殿物を直接または間接的に昇温
させ、有害生物の死滅温度以上に所定時間保持するよう
にしているので、少ない熱量でバラストタンク内の沈殿
物中の有害生物を死滅させることができる。
して、バラストタンクの底部に所定量の温水を注入する
ようにしているので、簡単な方法でしかも短時間で、バ
ラストタンク内の有害生物をほぼ完全に死滅させること
ができる。
して、バラストタンクの底部に配された加熱体により、
バラストタンク底部の沈殿物を直接に、またはバラスト
タンク底部に存在するバラスト水を介し間接的に加熱す
るようにしているので、多量の沈殿物が存在していて
も、有害生物を確実かつ効率よく死滅させることができ
る。
して、温水,蒸気または熱風を、バラストタンクの内壁
面に向けて吐出させるようにしているので、バラストタ
ンクの底部のみならず、天面や側面に存在する沈殿物中
の有害生物をも死滅させることができ、より確実な熱処
理効果が得られる。
して、温水あるいは蒸気の散布,熱風の導入または加熱
体により、バラストタンク内の雰囲気を加熱するように
しているので、バラストタンク内の凹凸部内に入り込ん
だ沈殿物に対しても、充分な熱処理を施すことができ
る。
内部がほぼ空の状態となっているバラストタンクの底部
に、注入配管を介し所定量注入するようにしているの
で、バラストタンク内の有害生物を、少量の温水でほぼ
完全に死滅させることができる。
ノズルを配するとともに、この噴射ノズルに、供給配管
を介し温水を供給するようにしているので、バラストタ
ンクの底部以外の内壁面も、噴射ノズルからの温水によ
り直接に、または雰囲気を介し間接的に加熱することが
でき、有害生物をより完全に死滅させることができる。
る加熱手段を設けるようにしているので、噴射ノズルか
らの噴射により温水の温度が低下したとしても、有害生
物の死滅温度以上に維持することができ、また雰囲気加
熱の際に、加熱時間をより短縮することができる。
式のエンジン冷却器を用いるようにしているので、通常
船外に廃棄されていたエンジン冷却水を温水として有効
利用することができ、ボイラ等を新設する必要がない。
また、このエンジン冷却水は46〜50℃程度の水温を
有し、有害プランクトンを死滅させるのに充分な温度を
有しているので、有害プランクトンに対しては、補助加
熱器等を要することなく、そのまま熱処理用の温水とし
て利用することができる。
処理装置を示す構成図である。
る。
る。
Claims (9)
- 【請求項1】 船舶のバラストタンク内をほぼ空の状態
にするとともに、バラストタンク内に残存する沈殿物を
直接または間接的に昇温させ、有害プランクトンやコレ
ラ菌等の有害生物の死滅温度以上に所定時間保持するこ
とを特徴とするバラストタンクの熱処理方法。 - 【請求項2】 沈殿物を昇温させる方法として、バラス
トタンクの底部に所定量の温水を注入することを特徴と
する請求項1記載のバラストタンクの熱処理方法。 - 【請求項3】 沈殿物を昇温させる方法として、バラス
トタンクの底部に配された加熱体により、バラストタン
ク底部の沈殿物を直接に、またはバラストタンク底部に
存在するバラスト水を介し間接的に加熱することを特徴
とする請求項1記載のバラストタンクの熱処理方法。 - 【請求項4】 沈殿物を昇温させる方法として、温水,
蒸気または熱風をバラストタンクの内壁面に向けて吐出
させることを特徴とする請求項1,2または3記載のバ
ラストタンクの熱処理方法。 - 【請求項5】 沈殿物を昇温させる方法として、温水あ
るいは蒸気の散布,熱風の導入または加熱体により、バ
ラストタンク内の雰囲気を加熱することを特徴とする請
求項1,2,3または4記載のバラストタンクの熱処理
方法。 - 【請求項6】 船舶に搭載された温水発生源と、この温
水発生源からの温水をバラストタンク底部に導く注入配
管とを備え、温水は、バラストタンク内がほぼ空となっ
ている状態で所定量注入されることを特徴とするバラス
トタンクの熱処理装置。 - 【請求項7】 バラストタンク内に配された固定式また
は可動式の噴射ノズルと、こ噴射ノズルに温水を供給す
る供給配管とを備えていることを特徴とする請求項6記
載のバラストタンクの熱処理装置。 - 【請求項8】 供給配管は、温水を加熱する加熱手段を
有していることを特徴とする請求項7記載のバラストタ
ンクの熱処理装置。 - 【請求項9】 温水発生源として、水冷式のエンジン冷
却器を用いることを特徴とする請求項6,7または8記
載のバラストタンクの熱処理装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6256127A JP2794537B2 (ja) | 1994-09-27 | 1994-09-27 | バラストタンクの熱処理方法およびその装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6256127A JP2794537B2 (ja) | 1994-09-27 | 1994-09-27 | バラストタンクの熱処理方法およびその装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0891288A true JPH0891288A (ja) | 1996-04-09 |
| JP2794537B2 JP2794537B2 (ja) | 1998-09-10 |
Family
ID=17288280
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6256127A Expired - Lifetime JP2794537B2 (ja) | 1994-09-27 | 1994-09-27 | バラストタンクの熱処理方法およびその装置 |
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