JPH0891334A - 硬貨包装機 - Google Patents

硬貨包装機

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JPH0891334A
JPH0891334A JP23819794A JP23819794A JPH0891334A JP H0891334 A JPH0891334 A JP H0891334A JP 23819794 A JP23819794 A JP 23819794A JP 23819794 A JP23819794 A JP 23819794A JP H0891334 A JPH0891334 A JP H0891334A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 不足包装および不良包装の硬貨を正常包装と
判断し排出する誤作動の発生を確実に防止することがで
きる硬貨包装機を提供する。 【構成】 集積位置において集積された集積硬貨Cを集
積方向における両側から挟持して包装位置に移動させる
上下一対の挟持部材13,14間に電位差を設けこれを
検出する検出手段と、該検出手段で検出された電位差か
ら集積硬貨Cの集積異常を検知し、該集積異常が検知さ
れた場合に、包装処理を中断させ集積異常の発生を報知
させる制御手段と、を具備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、集積状態の硬貨を包装
する硬貨包装機に関し、詳しくは不足包装や不良包装を
引き起こす硬貨の飛び出しや立ち上がり等の集積異常を
確実に検知できる硬貨包装機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、硬貨の集積崩れの発生を検知する
ものとして、特公昭60−15536号公報に開示され
たものがある。この装置は、上部アームに設けたマグネ
ットと金種に応じて高さが変化するリードスイッチとの
接触により、集積筒に集積された集積硬貨の高さを検知
することで、集積位置における硬貨の集積崩れを検知
し、集積崩れが検知された際に包装処理を中断するよう
に構成されている。一方、包装中に立ち上がった硬貨が
さらに飛び出してロールシュートへ落下した場合に、こ
れを検知する装置が特公昭59−6774号公報に既に
開示されている。この装置では、バラ硬貨がロールシュ
ートに落下すると、該落下硬貨によりロールシュートと
その下部に設けられたゲートとが電気的に導通状態とな
るため、このロールシュートとゲートとの電気的導通の
検知で異常発生と判断している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前者の
装置においては、集積硬貨が集積位置から包装位置へ移
動されている最中にその一部が飛び出すいわゆる飛び出
しを生じた場合には検知する手段がない。このため、集
積位置で硬貨が正常に集積された後、集積位置から包装
位置への移動中に硬貨の飛び出しを生じた場合には、不
足包装と判断することができない。また、後者の装置に
おいても、集積硬貨の集積位置から包装位置への移動中
に硬貨の飛び出しを生じた場合や、立ち上がった硬貨が
加締爪に跳ね飛ばされて飛び出した場合であっても、飛
び出し硬貨がロールシュートとゲートとを導通させなけ
れば、不足包装と判断することができない。さらには、
いずれの装置においても、硬貨に立ち上がりを生じた状
態で包装が行なわれた場合に生じる加締不良等の不良包
装を検知することができない。以上から、不足包装ある
いは不良包装を正常包装と判断し排出する誤作動を生じ
る可能性があった。
【0004】したがって、本発明の目的は、不足包装あ
るいは不良包装を引き起こす硬貨の飛び出しおよび立ち
上がりを確実に検知することにより、不足包装および不
良包装の硬貨を正常包装と判断し排出する誤作動の発生
を確実に防止することができる硬貨包装機を提供するこ
とである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の請求項1記載の硬貨包装機は、集積位置に
おいて集積された集積硬貨を集積方向における両側から
挟持して包装位置に移動させる上下一対の挟持部材を有
し、該一対の挟持部材で包装位置に移動された集積硬貨
を包装する包装処理を行なうものであって、前記一対の
挟持部材間に電位差を設けこれを検出する検出手段と、
該検出手段で検出された電位差から集積硬貨の集積異常
を検知し、該集積異常が検知された場合に、包装処理を
中断させ集積異常の発生を報知させる制御手段と、を具
備することを特徴としている。
【0006】本発明の請求項2記載の硬貨包装機は、請
求項1記載のものに加えて、前記制御手段が、前記一対
の挟持部材により集積硬貨を挟持すべき状態において、
前記検出手段で検出された電位差により前記一対の挟持
部材間の電気的開放状態を検知した場合に、集積硬貨に
飛び出しが生じたことを報知させることを特徴としてい
る。
【0007】本発明の請求項3記載の硬貨包装機は、請
求項1または2記載のものに加えて、前記一対の挟持手
段が、前記包装位置において上側の挟持部材を集積硬貨
から上側に若干離間させ、この離間状態において、前記
制御手段は、前記検出手段で検出された電位差により前
記一対の挟持部材間の電気的短絡状態を検知した場合
に、集積硬貨に立ち上がりが生じたことを報知させるこ
とを特徴としている。
【0008】
【作用】本発明の請求項1記載の硬貨包装機によれば、
検出手段が挟持部材間に電位差を設けてこれを検出し、
制御手段は、該検出手段で検出された電位差により集積
硬貨の集積異常を検知する。例えば、集積硬貨を挟持部
材で挟持した状態での電位差異常、すなわち発生すべき
でない電気的開放状態の検知による硬貨の飛び出しと、
集積硬貨を挟持部材で挟持しない状態での電位差異常、
すなわち発生すべきでない電気的短絡状態の検知による
硬貨の立ち上がりとを検知する。そして、集積異常が検
知された場合に、包装処理を中断させ集積異常の発生を
報知させる。
【0009】本発明の請求項2記載の硬貨包装機によれ
ば、制御手段が、一対の挟持部材により集積硬貨を挟持
すべき状態において、検出手段で検出された電位差によ
り一対の挟持部材間の電気的開放状態を検知した場合
に、硬貨の飛び出し発生を検知して、包装処理を中断さ
せ、集積硬貨に飛び出しが生じたことを報知させる。
【0010】本発明の請求項3記載の硬貨包装機によれ
ば、一対の挟持手段は、包装位置において上側の挟持部
材を集積硬貨から上側に若干離間させることになり、こ
の状態で、制御手段が、検出手段で検出された電位差に
より一対の挟持部材間の電気的短絡状態を検知した場合
に、硬貨の立ち上がりの発生を検知して、包装処理を中
断させ、集積状態の硬貨に立ち上がりが生じたことを報
知させる。
【0011】
【実施例】本発明の一実施例による硬貨包装機を図面を
参照して以下に説明する。図1は、本実施例の硬貨包装
機を示す平面図で、符号11は、円筒状をなすとともに
上下方向に延在配置された集積筒であり、この集積筒1
1はその内周部でガイドしつつ、硬貨を水平方向に沿わ
せた状態で上下方向に集積させるようになっている。こ
のようにして集積された集積硬貨Cを取り出し可能とす
るため、集積筒11は、軸線方向に沿って二分割されて
おり、必要に応じて水平方向に開閉される。なお、この
集積筒11の位置が集積位置となっている。
【0012】集積筒11により集積された集積硬貨C
は、図2に示すように、集積硬貨Cを集積方向における
両側から挟持する上部挟持部材13および下部挟持部材
14により水平移動される。上部挟持部材13は、上下
方向に延在配置された支持軸16の上部に揺動自在に支
持される上部アーム17と、該上部アーム17の先端に
下方に延出するように支持された上部ピン18とを有し
ており、上部アーム17は、支持軸16上を上下動可能
とされている。下部挟持部材14は、上記支持軸16の
下部に揺動自在に支持される下部アーム19と、該下部
アーム19の先端に上方に延出するように支持された下
部ピン20とを有しており、下部アーム19も支持軸1
6上を上下動可能とされている。なお、上部挟持部材1
3および下部挟持部材14は、カムモータ49(図3参
照)の駆動力でそれぞれ独立して支持軸16上を上下動
される。ここで、上部アーム17および下部アーム19
には、上下方向に沿う連結軸21が挿通されており、こ
れにより、相互の上下方向の独立した移動が許容され、
かつ相互の水平方向の独立した移動が規制されている。
この連結軸21による連結状態において上部ピン18と
下部ピン20とはその上下方向に沿う軸線が一致されて
いる。
【0013】上部ピン18および下部ピン20の移動方
向側には、包装部22が配置されている。この包装部2
2は、上下方向に沿って延在する三つの包装ローラ23
〜25を有しており、このうちの集積筒11側に配置さ
れた包装ローラ25は、支持軸26を中心に旋回自在と
されている。なお、三つの包装ローラ23〜25で挟ま
れた位置が包装位置となっている。
【0014】そして、これら包装ローラ23〜25の側
方には、これらの間に図示せぬ包装紙を上下に沿わせた
状態で供給する包装紙供給部28が設けられている。こ
の包装紙供給部28は、包装紙の供給方向を案内する包
装紙供給路カバー29と、包装紙を切断するカッター3
0と、上下方向に鉛直配置された支持軸31に揺動自在
に支持された、包装紙を検知する検知板32とを有して
いる。検知板32は、緊張状態の包装紙により揺動され
るようになっており、支持軸31にはこの揺動位置を検
知する包装紙紙切りセンサ33(図3参照)が設けられ
ている。
【0015】包装ローラ23〜25の集積筒11に対し
反対側には、上部加締爪34を先端部に有する上部加締
アーム35と、下部加締爪36が先端部に設けられた下
部加締アーム37とが設けられており、これら上部加締
アーム35および下部加締アーム37は、上下方向に延
在配置される支持軸38により上部加締爪34および下
部加締爪36に対し反対側の端部が揺動自在となるよう
支持されている。なお、上部加締アーム35および下部
加締アーム37には、上下方向に連結軸39が挿通され
ており、これにより、上部加締爪34および下部加締爪
36は上下に位置を合せており、包装ローラ23,24
間の隙間に突出・退避可能とされている。
【0016】ここで、上部挟持部材13および下部挟持
部材14は、集積筒11で集積された集積硬貨Cの上下
に上部ピン18および下部ピン19を配置させ、カムモ
ータ49の作動で相互に近接方向に移動されて集積硬貨
Cを挟持し、この状態で揺動して集積硬貨Cを包装部2
2側の包装位置に移動させる。このとき包装ローラ25
は旋回して集積硬貨Cの移動に干渉せぬ位置(図1に一
点鎖線で示す位置)に回避する。そして、集積硬貨Cを
包装位置に位置させ包装紙を巻き付けた後には、上部加
締爪34による加締作動を妨げることがないよう、カム
モータ49の作動で上部挟持部材13が上昇され、上部
ピン18を集積硬貨Cの上部から若干離間させる。な
お、このときの上部ピン18の下端位置は、包装ローラ
23〜25の上部より下側に位置するよう設定されてい
る。また、包装処理が終了した後は、図示せぬ包装硬貨
を排出するため、上部挟持部材13および下部挟持部材
14は共に包装硬貨から離間するよう上下方向および水
平方向に逃げ、これにより包装硬貨は図示せぬ硬貨排出
シュートに排出される。
【0017】そして、本実施例において、上部ピン18
および下部ピン20はそれぞれ導電体で形成されてお
り、これら上部ピン18および下部ピン20には、これ
らの間が非導通状態にあるときこれらの間に所定の電位
差を設けるよう一定電圧をかけるとともに電圧変化を検
出するピン電圧検出センサ41(図3参照)が設けられ
ている。ここで、ピン電圧検出センサ41は、上部ピン
18および下部ピン20のうち例えば高電位側のものの
電圧を検出することで、上部ピン18と下部ピン20と
の間の電位変化を検出するようになっている。なお、便
宜上、以下においては上部ピン18を高電位側に下部ピ
ン20をグランド側にして、ピン電圧検出センサ41で
上部ピン18の電圧を検出させるものを例にとり説明す
るが、下部ピン20を高電位側に上部ピン18をグラン
ド側にして、ピン電圧検出センサ41で下部ピン20の
電圧を検出させるものを適用することも可能である。ま
た、高電位、すなわちプラスの電位に限らず、マイナス
の電位とすることも可能である。
【0018】次に、本実施例の硬貨包装機の制御系につ
いて図3に示すブロック図を参照して説明する。符号4
3は、硬貨の計数枚数および包装硬貨の本数等を表示さ
せるとともに、硬貨の飛び出しあるいは立ち上がり等の
異常発生時にその内容をアラーム表示させる表示部、符
号44は、包装する硬貨の金種設定等を行なうための操
作部、符号45は、集積筒11に送る硬貨を計数する計
数部機構、符号46は、計数部機構45にて計数された
硬貨を集積させるとともに、上記集積筒11の開閉駆動
等を行なう集積部機構、符号47は、集積筒11で集積
された集積硬貨Cを包装する包装部22の駆動等を行な
う包装部機構をそれぞれ示している。
【0019】ここで、包装部機構47は、上部挟持部材
13および下部挟持部材14と上部加締アーム35およ
び下部加締アーム37とを独立して揺動させるととも
に、上下方向から、互いに近接または離間させ、また包
装ローラ25をも独立して旋回させるカムモータ49
と、該カムモータ49のカムの位置を検出することによ
り上部挟持部材13、下部挟持部材14、上部加締アー
ム35および下部加締アーム37の位置を検出する回転
位置検出センサ50と、包装紙の切断を検知する上記し
た包装紙紙切りセンサ33と、包装ローラ23〜25を
回転させる包装モータ51と、上部ピン18および下部
ピン20間に電位差を設けて上部ピン18の電圧を検出
する上記したピン電圧検出センサ41と、包装紙供給部
28から包装紙を繰り出させる包装紙供給モータ52と
を有している。また、符号54は、計数、集積、移動お
よび包装の各処理等の動作プログラムが記憶されたRO
M、符号55は、包装紙紙切りセンサ33やピン電圧検
出センサ41からの情報を記憶するRAM、符号56
は、上記すべての制御を行なう制御手段としてのCPU
をそれぞれ示している。
【0020】次に、上記構成の硬貨包装機の動作を説明
する。まず、操作部44で包装する硬貨の金種が設定さ
れると、CPU56は、この設定金種の硬貨を図示せぬ
貯留部から計数部機構45を介して選別、計数しながら
集積部の集積筒11へ一枚ずつ送り出させる。そして、
計数部機構45から出力される計数データから、集積筒
11に送られた硬貨の枚数が所定枚数に達したと判断さ
れると、集積筒11へのそれ以上の硬貨の送りを次の包
装まで一旦停止させる。そして、CPU56は、集積筒
11に所定枚数すべての硬貨が集積されるタイミング
で、包装紙供給モータ52の回転を開始させ、包装紙の
包装部22への供給を開始させる。そして、この包装紙
の供給中にカムモータ49の回転を開始させて上部挟持
部材13および下部挟持部材14を集積筒11側に水平
揺動させる(図1に一点鎖線で示す上部挟持部材13の
位置)。
【0021】続いて、カムモータ49の回転により、支
持軸16上において上部挟持部材13および下部挟持部
材14は相互に近接する方向に移動し、その上部ピン1
8および下部ピン20で集硬積貨Cを挟持させる。この
ときカムモータ49により包装ローラ25を集積硬貨C
の移動を妨げない位置に退避させる(図1に一点鎖線で
示す包装ローラ25の位置)。そして、集積部機構46
により集積筒11を左右に開かせ、上部ピン18および
下部ピン20により挟持された集積硬貨Cを、カムモー
タ49による上部挟持部材13および下部挟持部材14
の揺動で、包装部22の包装ローラ23,24側に移動
させる(図1に実線で示す上部挟持部材13の位置及び
図4(a)に示す状態)。
【0022】ここで、CPU56は、少なくとも、上部
挟持部材13および下部挟持部材14による集積硬貨C
の移動の開始前の時点で、ピン電圧検出センサ41によ
り高電位側の上部ピン18の電位の検出を開始させ、こ
のピン電圧検出センサ41からの出力を監視する。そし
て、例えば、集積硬貨Cの一部に飛び出しを生じること
がなければ、上部ピン18および下部ピン20間は集積
硬貨Cにより電気的短絡状態が維持されるため、CPU
56では、ピン電圧検出センサ41からの出力により、
電位が低い状態にあること、すなわち、ピン電圧検出セ
ンサ41が設けられた高電位側の上部ピン18の電位が
低い状態で変化しなかったことにより、正常枚数の集積
硬貨Cが包装部22に搬送されたと判断する。
【0023】一方、図5のように、集積硬貨Cの集積状
態が悪い場合、移動時に集積硬貨Cの一部に飛び出しあ
るいはこれによる硬貨崩れが生じることがあり、この場
合、少なくとも瞬間的には、上部ピン18と集積硬貨C
との間、集積硬貨Cの硬貨同士間、あるいは集積硬貨C
と下部ピン20との間のいずれかに離間状態すなわち電
気的開放状態が生じるため、CPU56では、ピン電圧
検出センサ41からの出力により、少なくとも瞬間的に
発生した電位が高くなる状態、すなわちピン電圧検出セ
ンサ41が設けられた高電位側の上部ピン18の電圧が
高い状態であることを検出し、よって、集積位置と包装
位置との間で集積硬貨Cの一部に飛び出しが発生したと
して、このことを表示部43により報知させるととも
に、包装部機構47に中止信号を出力して包装処理を中
止させる。
【0024】なお、集積硬貨Cに飛び出しが生じない場
合に、CPU56は、集積硬貨Cを包装部22に向け移
動している途中、所定のタイミングで、包装紙供給モー
タ52を停止させ包装紙の供給を停止させる。また、集
積硬貨Cの移動中に包装紙の先端が包装ローラ23,2
4間に位置することになり、CPU56は、これとタイ
ミングを合わせて集積硬貨Cを包装位置まで移動させ、
同時に、退避していた包装ローラ25を包装ローラ2
3,24側に移動させ、集積硬貨Cに当接させてこれを
包装ローラ23,24に押圧させる。これにより、包装
紙を集積硬貨Cと包装ローラ23〜25の少なくとも一
つとの間に挟持させる。
【0025】そして、CPU56は、集積硬貨Cの包装
位置への移動終了後に上部挟持部材13および下部挟持
部材14の挟持を解除させることなく包装モータ51を
駆動して包装ローラ23〜25を回転させ集積硬貨Cを
回転させる。これにより、包装紙が集積硬貨Cに巻き付
けられることになり、この巻き付けにより包装紙が緊張
状態となり、検知板32を包装ローラ23〜25方向に
揺動させるとともにカッター30に押し付けられて切断
される。この包装紙の切断により、検知板32が元の位
置に揺動しこれに連動する包装紙紙切りセンサ33が作
動され、この包装紙紙切りセンサ33の出力により包装
紙の巻き付けおよび切断を確認する。
【0026】なお、例えば包装モータ51の駆動開始時
点から所定時間経過しても包装紙の巻き付けおよび切断
が確認されない場合等異常が検知されたときに、CPU
56は、包装部機構47に中止信号を出力して包装処理
を中止させた上で、紙切りに異常があったことを表示部
43に報知させる。紙切りに異常が検出されなければ、
包装紙が集積硬貨Cに完全に巻き付けられる所定のタイ
ミングで、上部加締アーム35および下部加締アーム3
7が一体に揺動して、上部加締爪34および下部加締爪
36で、集積硬貨Cに巻付けられた包装紙の上端部およ
び下端部を加締める。
【0027】ここで、集積硬貨Cに包装紙を巻き付けた
後に加締めを行なう前のタイミングで、カムモータ49
により上部挟持部材13のみが上昇され、図4(b)に
実線で示すように、上部ピン18を、その下端位置が包
装ローラ23〜25の上端より下側に位置する範囲で集
積硬貨Cの上部から若干離間させる。そして、このよう
に上部ピン18を若干離間させた時点で、ピン電圧検出
センサ41が高電位側の上部ピン18の電圧の検出を開
始し、ピン電圧検出センサ41からの出力を監視する。
そして、包装中に、例えば、集積硬貨Cの一部に立ち上
がりを生じることがなければ、上部ピン18および下部
ピン20間は離間状態すなわち電気的開放状態とされる
ため、CPU56では、ピン電圧検出センサ41からの
出力により電位が高い状態にあること、すなわち、高電
位側の上部ピン18の電位が高い状態にあることを検知
し、これにより、正常状態で集積硬貨Cが包装されたと
判断する。
【0028】一方、例えば、硬貨集積時に集積状態が良
好でなかった場合等においては、包装時に包装ローラ2
3〜25間に挟持される際の衝撃により、図4(c)に
示すように、集積硬貨Cの一部が、カムモータ49の作
動にかかわず上部挟持部材13をその挟持力に反して押
し上げつつ立ち上がることがある。このような立ち上が
りを生じた場合等には、上部ピン18を集積硬貨Cから
離間させるよう作動させたにもかかわらず、上部ピン1
8と集積硬貨Cと下部ピン20とが接触状態すなわち電
気的短絡状態となるため、CPU56では、ピン電圧検
出センサ41からの出力により電位が低い状態にあるこ
と、すなわち高電位側の上部ピン18の電圧が低い状態
であることを検出し、よって、包装部22において集積
硬貨Cの一部に立ち上がりが発生しているとして、この
ことを表示部43により報知させるとともに、包装部機
構47に中止信号を出力して包装処理を中止させる。
【0029】また、加締中に何等かの理由で集積硬貨C
の一部に立ち上がりを生じてしまった場合等において
も、少なくとも瞬間的に上部ピン18と集積硬貨Cと下
部ピン20とが接触状態すなわち電気的短絡状態となる
ため、CPU56では、ピン電圧検出センサ41からの
出力により、少なくとも瞬間的な低電位の状態の検出が
なされ、よって、上記と同様の処理を行なうことにな
る。これにより、集積硬貨Cの一部に立ち上がりが発生
した状態で加締めを行なってしまうことがなくなるた
め、包装紙が足りなくなる加締不良、あるいは立ち上が
った硬貨が加締爪との干渉で飛び出し硬貨が不足する不
足包装を生じることがなくなる。なお、加締完了後、集
積硬貨Cの立ち上がりが検出されなかった場合には、正
常に包装された正常包装硬貨と判定して、上部挟持部材
13および下部挟持部材14を共に包装硬貨から離間さ
せるよう上下方向および水平方向に逃がし、図示せぬシ
ュートにこれを排出させる(なお、このときの上部ピン
18の上下方向の位置を図4(b)に二点鎖線で示
す)。
【0030】以上に述べたように、本実施例の硬貨包装
機によれば、ピン電圧検出センサ41により上部ピン1
8および下部ピン20間に一定電圧をかけるとともに実
際の電位差すなわち高電位側の上部ピン18の電圧を検
出しており、CPU56は、ピン電圧検出センサ41で
検出された電位により集積硬貨Cの集積異常を検知し、
該集積異常が検知された場合に、包装処理を中断させ集
積異常の発生とその内容を報知させる。すなわち、CP
U56が、上部挟持部材13および下部挟持部材14に
より集積硬貨Cを挟持して包装位置に移動させる際に、
ピン電圧検出センサ41で検出された電位により、集積
硬貨Cを上部挟持部材13および下部挟持部材14で挟
持した状態での電位異常、すなわち発生すべきでない上
部挟持部材13および下部挟持部材14間の電気的開放
状態を検知した場合に、集積硬貨Cの飛び出しの発生を
検知して、包装処理を中断させ、集積位置と包装位置と
の間の位置で集積硬貨Cに飛び出しが生じたことを表示
部43により報知させる。また、上部挟持部材13およ
び下部挟持部材14は、包装位置において上部挟持部材
13を集積硬貨Cから上側に若干離間させることにな
り、この状態で、CPU56が、ピン電圧検出センサ4
1で検出された電位により、集積硬貨Cを上部挟持部材
13および下部挟持部材14で挟持しない状態での電位
異常、すなわち発生すべきでない上部挟持部材13およ
び下部挟持部材14間の電気的短絡状態を検知した場合
に、集積硬貨Cの立ち上がり発生を検知して、包装処理
を中断させ、包装部22において集積硬貨Cに立ち上が
りが生じたことを表示部43により報知させる。
【0031】したがって、集積位置から包装位置への移
動時における硬貨の飛び出しおよび包装位置における立
ち上がりを確実に検知することにより、不足包装および
不良包装の硬貨を正常包装と判断し排出する誤作動の発
生を確実に防止することができる。しかも、異常の内容
と発生箇所を表示部43で報知させるため、後処置を円
滑に行なうことができる。
【0032】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の請求項1
記載の硬貨包装機によれば、検出手段が挟持部材間に電
位差を設け、一方の電位を検出し、制御手段は、該検出
手段で検出された電位により集積硬貨の集積異常を検知
する。例えば、集積硬貨を挟持部材で挟持した状態での
電位異常、すなわち発生すべきでない電気的開放状態の
検知による硬貨の飛び出しと、集積硬貨を挟持部材で挟
持しない状態での電位異常、すなわち発生すべきでない
電気的短絡状態の検知による硬貨の立ち上がりとを検知
する。そして、集積異常が検知された場合に、包装処理
を中断させ集積異常の発生を報知させる。したがって、
硬貨の飛び出しおよび立ち上がりを確実に検知すること
ができ、不足包装および不良包装の硬貨を正常包装と判
断し排出する誤作動の発生を確実に防止することができ
る。
【0033】本発明の請求項2記載の硬貨包装機によれ
ば、制御手段が、一対の挟持部材により集積硬貨を挟持
すべき状態において、検出手段で検出された電位により
一対の挟持部材間の電気的開放状態を検知した場合に、
硬貨の飛び出し発生を検知して、包装処理を中断させ、
集積硬貨に飛び出しが生じたことを報知させる。したが
って、硬貨の飛び出しを確実に検知することができ、不
足包装の硬貨を正常包装と判断し排出する誤作動の発生
を確実に防止することができる。
【0034】本発明の請求項3記載の硬貨包装機によれ
ば、一対の挟持手段は、包装位置において上側の挟持部
材を集積硬貨から上側に若干離間させることになり、こ
の状態で、制御手段が、検出手段で検出された電位によ
り一対の挟持部材間の電気的短絡状態を検知した場合
に、硬貨の立ち上がりの発生を検知して、包装処理を中
断させ、集積状態の硬貨に立ち上がりが生じたことを報
知させる。したがって、硬貨の立ち上がりを確実に検知
することができ、不足包装および不良包装の硬貨を正常
包装と判断し排出する誤作動の発生を確実に防止するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による硬貨包装機の要部構成
を示す平面図である。
【図2】本発明の一実施例による硬貨包装機の包装部を
示す正面図である。
【図3】本発明の一実施例による硬貨包装機の制御系の
構成を示すブロック図である。
【図4】本発明の一実施例による硬貨包装機の上部ピン
および下部ピンの位置を示す正面であって、(a)は上
部ピンおよび下部ピンによる集積硬貨挟持状態、(b)
は上部ピンを上側に移動させた状態、(c)は硬貨に立
ち上がりが生じた状態をそれぞれ示すものである。
【図5】本発明の一実施例による硬貨包装機の集積硬貨
の集積状態の一例を示す正面図である。
【符号の説明】
13 上部挟持部材 14 下部挟持部材 41 ピン電圧検出センサ(検出手段) 56 CPU(制御手段)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 集積位置において集積された集積硬貨を
    集積方向における両側から挟持して包装位置に移動させ
    る上下一対の挟持部材を有し、 該一対の挟持部材で包装位置に移動された集積硬貨を包
    装する包装処理を行なう硬貨包装機であって、 前記一対の挟持部材間に電位差を設けこれを検出する検
    出手段と、 該検出手段で検出された電位差から集積硬貨の集積異常
    を検知し、該集積異常が検知された場合に、包装処理を
    中断させ集積異常の発生を報知させる制御手段と、を具
    備することを特徴とする硬貨包装機。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は、前記一対の挟持部材に
    より集積硬貨を挟持すべき状態において、前記検出手段
    で検出された電位差により前記一対の挟持部材間の電気
    的開放状態を検知した場合に、集積硬貨に飛び出しが生
    じたことを報知させることを特徴とする請求項1記載の
    硬貨包装機。
  3. 【請求項3】 前記一対の挟持手段は、前記包装位置に
    おいて上側の挟持部材を集積硬貨から上側に若干離間さ
    せ、この離間状態において、前記制御手段は、前記検出
    手段で検出された電位差により前記一対の挟持部材間の
    電気的短絡状態を検知した場合に、集積硬貨に立ち上が
    りが生じたことを報知させることを特徴とする請求項1
    または2記載の硬貨包装機。
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