JPH089135Y2 - 皮膚貼付材 - Google Patents

皮膚貼付材

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JPH089135Y2
JPH089135Y2 JP13182989U JP13182989U JPH089135Y2 JP H089135 Y2 JPH089135 Y2 JP H089135Y2 JP 13182989 U JP13182989 U JP 13182989U JP 13182989 U JP13182989 U JP 13182989U JP H089135 Y2 JPH089135 Y2 JP H089135Y2
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信彰 多田
雄三 横田
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Nippon Foil Manufacturing Co Ltd
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Nippon Foil Manufacturing Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本考案は、肩こり,腰痛,打ち身,捻挫等を癒すのに
用いる皮膚貼付材に関するものである。
【従来の技術】
従来より、肩こりや腰痛等を癒すのに、1−メントー
ル等の薬剤を主成分とする外用薬を用いている。即ち、
患部上の皮膚にこの薬剤を塗布したり、又は予めこの薬
剤がシート状の基布に塗布されている外用貼付材を患部
上の皮膚に貼付することが行われている。この薬剤を用
いる方法は、冷湿布効果を期待するものである。 一方、近年、肩こりや腰痛等を癒すには、温湿布の方
が効果的であるという報告がなされている。このため、
上記の如き薬剤を用いずに、体熱を利用して温湿布する
方法が採用され始めている。即ち、患部上を断熱性の良
好なアルミニウム箔等で覆い、体熱を利用して患部を温
めて、温湿布しようというものである。
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記の如き温湿布によると、患部上に
多量の汗が発生し、この汗が熱を吸収するめ、温湿布の
効果が低下するという欠点があった。また、発汗によっ
て、患部上の皮膚が爛れたり、雑菌が繁殖したりして、
不衛生であるという欠点があった。 そこで、本考案は、金属箔の皮膚貼付側に、特殊な汗
吸上層,汗吸収保持層及び抗菌層を設けることにより、
温湿布の効果の低下を防止すると共に、患部上の皮膚が
不衛生な状態となるのを防止しようというものである。
【課題を解決するための手段】
即ち、本考案は、金属箔、抗菌層、汗吸収保持層、汗
吸上層の順で積層されてなる皮膚貼付材であって、前記
抗菌層は、炭素4重量%以上と、二価及び三価の酸化鉄
又は二価及び三価の鉄塩3重量%以上と、更に要すれば
酸化カルシウム又はカルシウム塩1重量%以上と、を含
有する天然鉱石の粉末を主体として形成されており、前
記汗吸収保持層は、高吸水性樹脂が薄葉紙間に挟着され
たシートで形成されており、前記汗吸上層は、綿繊維を
構成繊維の主体とする不織布で形成されていることを特
徴とする皮膚貼付材に関するものである。 以下、図面に基づいて本考案を説明する。 図面は、本考案の一例に係る皮膚貼付材の模式的横断
面図である。 (1)は金属箔であり、アルミニウム箔,銅箔,鉄箔
等が用いられる。 (2)は抗菌層であり、特殊な天然鉱石(3)の粉末
を主体として形成されているものである。抗菌層(2)
を形成するには、例えば天然鉱石(3)の粉末を接着剤
溶液中に分散させ、この溶液を金属箔(1)の片面に塗
布すればよい。本考案において用いる天然鉱石(3)
は、炭素4重量%以上と、二価及び三価の酸化鉄又は二
価及び三価の鉄塩3重量%以上と、を含有するものであ
る。炭素を4重量%未満しか含有しない天然鉱石、又は
二価及び三価の酸化鉄若しくは二価及び三価の鉄塩を3
重量%未満しか含有しない天然鉱石は、抗菌層に本考案
の目的とする抗菌性を与えることができず、好ましくな
い。また、本考案における天然鉱石(3)には、炭素4
重量%以上と二価及び三価の酸化鉄又は二価及び三価の
鉄塩3重量%以上以外に、更に酸化カルシウム又はカル
シウム塩1重量%以上が含有されていてもよい。酸化カ
ルシウム又はカルシウム塩を1重量%以上含有している
天然鉱石(3)の方が、抗菌性の面で優れており好まし
いものである。なお、本考案で言う二価の鉄塩として
は、FeCl2,FeSO4,Fe(NO3)2,Fe3(PO4)2,Fe(HCO2)2,Fe(CH
3CO2)2,Fe(C2H5CO2)2等が用いられる。また、三価の鉄
塩としては、FeCl3,Fe2(SO4)3,Fe(NO3)3,FePO4,Fe(HC
O2)3,Fe(CH3CO2)3,Fe(C2H5CO2)3等が用いられる。ま
た、本考案で言うカルシウム塩としては、CaCl2,CaSO4,
Ca(NO3)2,Ca3(PO4)2,Ca(HCO2)2,Ca(CH3CO2)2,Ca(C2H5CO
2)2等が用いられる。 本考案に用いる天然鉱石(3)の具体例としては、岡
山県新見地方の丸鉱山産出の鉱石,兵庫県六甲山産出の
鉱石,山梨県産出の千枚岩,茨城県産出の氷寒石等が挙
げられる。なお、千枚岩の組成は、それを酸化すると、
二酸化珪素64.05重量%,酸化アルミニウム18.23重量
%,酸化鉄4.04重量%,酸化カルシウム1.03重量%,酸
化マグネシウム2.04重量%,酸化カリウム3.81重量%,
酸化ナトリウム2.11重量%,五酸化リン0.10重量%,酸
化マンガン0.42重量%である。そして、酸化する前に
は、更に炭素4.10重量%を含んでいる。 このような天然鉱石(3)は所望の粒径の粉末に粉砕
されている。粉末の粒径は、50μ以下程度が好ましい。
粉末の粒径が50μを超えると、接着剤溶液中に均一に分
散させにくくなり、ひいては抗菌層(2)中に均一に天
然鉱石(3)の粉末を存在させにくくなる傾向が生じ
る。なお、抗菌層(2)を形成する際に使用する接着剤
としては、従来公知の各種合成樹脂が用いられ、特にエ
ポキシ樹脂,メラミン樹脂,フェノール樹脂等が用いら
れる。 (4)は汗吸収保持層であり、高吸水性樹脂が薄葉紙
間に挟着されてなるシートで形成されている。本考案で
言う高吸水性樹脂とは、自重の100倍以上の水を吸水,
保持する高分子重合体であって、例えば澱粉−アクリロ
ニトリルグラフト重合体,澱粉−アクリル酸塩グラフト
重合体,ポリアクリル酸塩の自己架橋物,アクリル酸−
アクリロニトリル共重合体,ポリアクリル酸塩の架橋物
等が用いられる。この高吸水性樹脂は、粉末の形態で薄
葉紙間に挟着されていてもよいし、またフィルムの形態
で薄葉紙間に挟着されていてもよい。なお、薄葉紙とし
ては一般的にティッシュペーパーが用いられる。 (5)は汗吸上層であり、綿繊維を構成繊維主体とす
る不織布で形成されている。例えば、綿繊維を開繊集積
した繊維ウェブに水流絡合処理を施した水流絡合不織
布、綿繊維と接着性繊維とを混綿し、それを開繊集積し
た繊維ウェブに熱(及び所望により圧力)を与えて製造
されるファイバーボンド不織布、綿繊維を開繊集積した
繊維ウェブに結合剤(バインダー)を付与したバインダ
ーボンド不織布等が用いられる。なお、不織布中には綿
繊維以外にポリエステル繊維やポリプロピレン繊維等の
合成繊維又は他の天然繊維等が若干量混合されていても
よい。 以上説明したように、本考案に係る皮膚貼付材は、金
属箔(1)、抗菌層(2)、汗吸収保持層(4)、汗吸
上層(5)の順で積層されてなるものであり、汗吸上層
(5)を皮膚に接して使用するものである。そして、こ
の皮膚貼付材で患部上の皮膚を被覆する。また、被覆し
た後、皮膚貼付材を固定するには、皮膚貼付材上に絆創
膏や包帯をあてがえばよい。 本考案において、金属箔(1)の他面、即ち抗菌層
(2)、汗吸収保持層(4)及び汗吸上層(5)が配置
されていない面に、各種の材料が積層されていてもよ
い。これらの材料は、補強のため、外観を向上させるた
め、風合を改良するため等の各種の目的で積層されるも
のである。図面においては、補強のため、金属箔(1)
の他面にポリエステルフィルムやポリプロピレンフィル
ム等の合成樹脂製フィルム(6)を積層し、更に補強及
び風合の改良のため、合成樹脂製フィルム(6)の背面
にエンボス不織布(7)を積層したものを示している。
【実施例】
山梨県産出の千枚岩を粉砕して、平均粒径2μの粉末
を得た。この粉末100gを、濃度30重量%のメラミン樹脂
水溶液50g中に投入し、混練した。この混練物を、厚さ1
00μのアルミニウム箔の片面に塗布し、乾燥して、アル
ミニウム箔の片面に抗菌層を設けた。この抗菌層上に、
澱粉−アクリロニトリルグラフト重合体よりなる粒径1
μの高吸水性樹脂をティッシュペーパー間に挟着したシ
ートを積層した。そして更に、シート上に、綿繊維を構
成繊維とする水流絡合不織布を積層した。 この皮膚貼付材を用いて、捻挫した患部を被覆して治
療を行ったところ、温湿布効果によって捻挫が治癒し
た。また、治療中に発汗による異臭や皮膚の爛れは生じ
なかった。
【作用及び考案の効果】
以上説明したように、本考案に係る皮膚貼付材は、金
属箔、抗菌層、汗吸収保持層、汗吸上層の順に積層され
てなるものであり、汗吸上層を患部上の皮膚に接するよ
うにして使用するものである。従って、金属箔によって
体熱の放出が防止でき、この体熱によって患部が温湿布
される。また、温湿布によって患部上の皮膚から発汗し
た場合には、汗吸上層で汗を吸い上げて、汗吸収保持層
に汗を導入する。従って、汗は汗吸収保持層に保持さ
れ、汗吸上層中に多量に汗が保持されることはないの
で、皮膚に接している汗吸上層は常に乾燥した状態とな
り、肌ざわりが良いという効果を奏する。そして、更に
抗菌層が存在するため、汗吸収保持層に保持された汗中
に雑菌が繁殖するのを防止でき、汗による異臭や皮膚上
の爛れを防止しうる。 依って、本考案に係る皮膚貼付材を用いれば、治療中
に患部上の皮膚からの発汗による異臭や爛れを防止しな
がら、肩こりや捻挫等を温湿布によって治療しうるとい
う効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
図面は、本考案の一例に係る皮膚貼付材の模式的横断面
図である。 (1)……金属箔,(2)……抗菌層,(3)……天然
鉱石,(4)……汗吸収保持層,(5)汗吸上層

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】金属箔、抗菌層、汗吸収保持層、汗吸上層
    の順で積層されてなる皮膚貼付材であって、前記抗菌層
    は、炭素4重量%以上と、二価及び三価の酸化鉄又は二
    価及び三価の鉄塩3重量%以上と、を含有する天然鉱石
    の粉末を主体として形成されており、前記汗吸収保持層
    は、高吸水性樹脂が薄葉紙間に挟着されたシートで形成
    されており、前記汗吸上層は、綿繊維を構成繊維の主体
    とする不織布で形成されていることを特徴とする皮膚貼
    付材。
  2. 【請求項2】金属箔、抗菌層、汗吸収保持層、汗吸上層
    の順で積層されてなる皮膚貼付材であって、前記抗菌層
    は、炭素4重量%以上と、二価及び三価の酸化鉄又は二
    価及び三価の鉄塩3重量%以上と、酸化カルシウム又は
    カルシウム塩1重量%以上と、を含有する天然鉱石の粉
    末を主体として形成されており、前記汗吸収保持層は、
    高吸水性樹脂が薄葉紙間に挟着されたシートで形成され
    ており、前記汗吸上層は、綿繊維を構成繊維の主体とす
    る不織布で形成されていることを特徴とする皮膚貼付
    材。
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