JPH089155A - 画像信号2値化処理装置および方法 - Google Patents

画像信号2値化処理装置および方法

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JPH089155A
JPH089155A JP6135863A JP13586394A JPH089155A JP H089155 A JPH089155 A JP H089155A JP 6135863 A JP6135863 A JP 6135863A JP 13586394 A JP13586394 A JP 13586394A JP H089155 A JPH089155 A JP H089155A
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JP
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signal
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error
binary
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JP6135863A
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English (en)
Inventor
Osamu Shimazaki
治 島崎
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】誤差拡散法により画像を2値化する際、前記2
値化により得られる画像のシャドー領域を含む全濃度領
域において、所望の濃度からなる画像を形成することの
できる画像信号2値化処理装置および方法を提供する。 【構成】多値画像信号I(x,y) を誤差メモリ24からの
誤差信号E(x-k,y-l) および誤差拡散係数メモリ28か
らの誤差拡散係数W(k,l) に基づいて修正し、前記修正
された多値画像信号I'(x,y)を比較器14で閾値信号T
Hと比較し、2値画像信号P(x,y) を得る。そして、前
記2値画像信号P(x,y) がシャドー領域に対応する場
合、修正信号生成回路18によって非記録領域を拡大す
るように前記2値画像信号P(x,y) を修正し、この修正
された2値画像信号P(x,y) に基づいて前記誤差信号E
(x-k,y-l) を修正する。これにより、前記2値画像信号
P(x,y) から形成される画像のシャドー領域における濃
度が調整され、良好な画像が得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、誤差拡散法により多値
画像信号を2値画像信号に変換する際、前記2値画像信
号から形成される画像のシャドー領域において、2値画
像信号による非記録領域を拡大するようにした画像信号
2値化処理装置および方法に関する。
【0002】
【従来の技術】2値表示のみ可能な表示装置やプリンタ
装置を用いて階調画像を再現する際、多値画像信号であ
る階調画像信号を“0”および“1”の信号からなる2
値画像信号に変換する処理が行われる。この場合、画像
の周波数(または密度)を多値画像信号に応じて変調す
ることにより、モアレの発生が抑制された良好な中間調
画像を再現することのできる誤差拡散法がある。
【0003】前記誤差拡散法は、入力画素の多値画像信
号を閾値信号と比較して2値化する際、2値化により発
生した誤差を前記入力画素の近傍画素に分配加算し、こ
の加算された多値画像信号を入力画素の新たな多値画像
信号として逐次的に2値化を行うものである。
【0004】すなわち、入力画素の多値画像信号をI
(x,y) (x は主走査方向の位置、y は副走査方向の位置
とする)、2値画像信号をP(x,y) とすると、2値化誤
差信号E(x,y) は、 E(x,y) =I(x,y) −P(x,y) ……(1) として求められる。そこで、(1)式の2値化誤差信号
E(x,y) は、 I'(x,y)=I(x,y) +ΔE(x,y) ……(2) として近傍画素に拡散され、多値画像信号I'(x,y)に置
き換えられる。そして、置き換えられた前記多値画像信
号I'(x,y)を所定の閾値信号と比較することにより、2
値画像信号P(x,y) が得られる。なお、(2)式におい
て、
【0005】
【数1】
【0006】であり、W(k,l) は、2値化誤差信号E
(x,y) を所定の割合で拡散するための誤差拡散係数であ
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記誤差拡
散法により得られる2値画像信号に基づいて形成される
画像では、ハイライト領域からシャドー領域に至る全濃
度領域において、画素密度を多値画像信号に対応して制
御することで中間調の濃度を実現している。
【0008】ここで、例えば、レーザビームプリンタを
用いて階調画像を形成する場合、レーザビームの強度が
ガウス分布であるため、2値画像信号に基づいて形成さ
れる記録画像濃度が、シャドー領域において所望の画像
濃度よりも高くなってしまう。すなわち、図9の強度特
性AおよびBに示すように、記録媒体に対して2つのビ
ームスポットの位置が離間して形成されるハイライト領
域では、前記記録媒体に画像が記録されるビーム強度の
閾値をTHとして、幅dの画素が形成される。これに対
して、強度特性CおよびDに示すように、2つのビーム
スポットの位置が近接して形成されるシャドー領域で
は、前記ビームスポット同士がオーバラップするため、
形成される画素の幅d' がハイライト領域の画素の幅d
よりも大きくなる。この結果、画素の間隔が狭くなり、
シャドー領域での画像濃度が所望の濃度よりも高くなっ
てしまう。
【0009】一方、多値画像からなる印刷物を作成する
際に、文字と画像が混在する多値画像から一旦2値画像
のネガフイルム(フイルム原版)を作成した後、返し処
理を行ってポジフイルム(返しフイルム)を得、次い
で、前記ポジフイルムから刷版を作成し、前記刷版を介
して印刷物を作成する場合がある。この場合、フイルム
原版から返しフイルムを作成する際には、全濃度領域に
おいて画像の網%の変動は殆ど生じない(図10参
照)。これに対して、返しフイルムから刷版を作成し、
さらに印刷物を作成する工程においては、前記返しフイ
ルムのハイライト領域の網%が減少し易く、シャドー領
域の網%が増加し易い傾向にある。刷版作成の際には、
集版の際の塵や原稿の貼り込み跡を消去するように、刷
版の露光条件を決めるのが通常であるため、ハイライト
領域の小さな面積の網点が消失し易くなるからである。
また、刷版から印刷物を作成する際には、インキの潰れ
や、記録媒体に対するインキの滲み等に起因するドット
ゲインの影響により、特に、印刷物のシャドー領域にお
いて濃度が増加するからである。図11は、返しフイル
ムから刷版を介して印刷物を作成する場合の網%の変動
状態を示したものである。
【0010】以上の傾向を総合すると、返し処理を用い
て印刷物を作成する場合、例えば、印刷物のシャドー領
域、すなわち、フイルム原版のハイライト側に対して
は、レーザビームによりフイルム原版を作成する際、点
線で示す画像に対してさほど大きな濃度変動が生じるこ
とがなく(図12A)、また、前記フイルム原版から作
成した返しフイルムを用いて印刷物を作成した場合には
(図12B)、ドットゲインの影響によってシャドー領
域の濃度が増加するが(図12C)、その増加量とフイ
ルム原版作成時のハイライト領域の濃度の増加量とが相
殺されるため、結果的には、濃度変動がほとんど生じる
ことがない。一方、印刷物のハイライト領域、すなわ
ち、フイルム原版のシャドー側に対しては、フイルム原
版を作成する際に大きな濃度変動が生じ(図13A)、
次いで、前記フイルム原版から作成した返しフイルムを
用いて刷版を作成した場合には(図13B)、前述した
ように、塵や原稿の貼り込み跡を消去する目的で刷版焼
付条件を設定するため、フイルム上の小さな網点が刷版
上では消失しまうことになる(図13C)。従って、印
刷物上でも網点が形成されない(図13D)。このた
め、印刷物上のハイライト領域の階調情報が損失してし
まう。
【0011】本発明は、前記の不具合を解消し、ハイラ
イト領域からシャドー領域に至る全濃度領域において、
モアレ等が発生することがなく、所望の濃度からなる良
好な階調画像を再現することのできる画像信号2値化処
理装置および方法を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
めに、本発明は、画像信号を所定の閾値信号と比較し、
2値画像信号を生成する2値化手段と、前記画像信号と
前記2値画像信号とを用いて誤差信号を求める誤差信号
算出手段と、所定の誤差拡散係数に基づき、前記誤差信
号を当該画像信号の周囲の画像信号に対して拡散させ、
前記画像信号を修正する画像信号修正手段と、前記2値
画像信号に対応する画素の近傍にあって既に2値化され
た画素に対応する2値画像信号の情報を用いて当該2値
画像信号を修正する2値画像信号修正手段と、を備える
ことを特徴とする。
【0013】また、本発明は、画像信号を所定の閾値信
号と比較し、2値画像信号を生成する第1ステップと、
前記画像信号と前記2値画像信号とを用いて誤差信号を
求める第2ステップと、所定の誤差拡散係数に基づき、
前記誤差信号を当該画像信号の周囲の画像信号に対して
拡散させ、前記画像信号を修正する第3ステップと、前
記2値画像信号に対応する画素の近傍にあって既に2値
化された画素に対応する2値画像信号の情報を用いて当
該2値画像信号を修正する第4ステップと、からなるこ
とを特徴とする。
【0014】また、本発明は、画像信号を所定の閾値信
号と比較し、2値画像信号を生成する第1の2値化手段
と、前記2値画像信号を、当該2値画像信号に対応する
画素の近傍にあって既に多値化された画素に対応する多
値画像信号の情報を用いて、多値画像信号に変換する多
値化手段と、前記画像信号と前記多値画像信号とを用い
て誤差信号を求める誤差信号算出手段と、所定の誤差拡
散係数に基づき、前記誤差信号を当該画像信号の周囲の
画像信号に対して拡散させ、前記画像信号を修正する画
像信号修正手段と、前記多値画像信号を2値画像信号に
変換する第2の2値化手段と、を備えることを特徴とす
る。
【0015】さらに、本発明は、画像信号を所定の閾値
信号と比較し、2値画像信号を生成する第1ステップ
と、前記2値画像信号を、当該2値画像信号に対応する
画素の近傍にあって既に多値化された画素に対応する多
値画像信号の情報を用いて、多値画像信号に変換する第
2ステップと、前記画像信号と前記多値画像信号とを用
いて誤差信号を求める第3ステップと、所定の誤差拡散
係数に基づき、前記誤差信号を当該画像信号の周囲の画
像信号に対して拡散させ、前記画像信号を修正する第4
ステップと、前記多値画像信号を2値画像信号に変換す
る第5ステップと、からなることを特徴とする。
【0016】
【作用】本発明の画像信号2値化処理装置および方法で
は、誤差拡散法により画像信号を2値画像信号に変換す
る際、前記2値画像信号から形成される画像のシャドー
領域において、非記録画素に対応する2値画像信号の近
傍の記録画素に対応する2値画像信号を、非記録画素に
対応する2値画像信号に修正することで、非記録画素の
領域を増加させ、記録時におけるシャドー領域の濃度増
加を抑制して所望の濃度からなる画像を形成する。
【0017】また、本発明の画像信号2値化処理装置お
よび方法では、誤差拡散法により画像信号を2値画像信
号に変換する際、当該2値画像信号に対応する画素の近
傍にあって既に多値化された画素に対応する多値画像信
号の情報を用いて多値画像信号を生成した後、前記多値
画像信号を2値画像信号に変換することにより、所望の
濃度からなる画像を形成する。
【0018】
【実施例】図1は、本実施例の画像信号2値化処理装置
である誤差拡散処理回路10の構成を示す。
【0019】この誤差拡散処理回路10は、多値画像信
号I(x,y) を記憶する多値画像メモリ12と、修正され
た多値画像信号I'(x,y)と所定の閾値信号THとを比較
し、2値画像信号P(x,y) を生成する比較器14(2値
化手段)と、前記2値画像信号P(x,y) を記憶する2値
画像メモリ16と、2値画像信号P(x,y-1) およびその
周囲画素に係る2値画像信号P(x,y-2) 、P(x-1,y-1)
、P(x+1,y-1) に基づき2値画像修正信号Pcor (x,y)
を生成する修正信号生成回路18(2値画像信号修正
手段)と、前記修正された多値画像信号I'(x,y)と前記
2値画像信号P(x,y) とを用いて誤差信号E0(x,y)を求
める減算器20(誤差信号算出手段)と、前記誤差信号
0(x,y)に対して前記2値画像修正信号Pcor (x,y) を
加算することで修正誤差信号E(x,y) を求める加算器2
2と、前記修正誤差信号E(x,y) を記憶する誤差メモリ
24と、誤差信号E(x-k,y-l) に対して誤差拡散係数W
(k,l) を累積加算する累積加算器26と、前記誤差拡散
係数W(k,l) を記憶する誤差拡散係数メモリ28と、誤
差拡散係数W(k,l) が累積加算された拡散誤差信号ΔE
(x,y) を修正前の多値画像信号I(x,y) に対して加算す
る加算器30(画像信号修正手段)とを備える。なお、
x は画像の主走査方向の位置、y は画像の副走査方向の
位置であり、(k,l) は(x,y) の周囲の画素の位置を表す
ものとする。
【0020】次に、前記の構成からなる誤差拡散処理回
路10の動作について説明する。
【0021】多値画像信号I(x,y) は、一旦、多値画像
メモリ12に記憶された後、加算器30において後述す
る拡散誤差信号ΔE(x,y) が加算され、修正された多値
画像信号I'(x,y)として比較器14に供給される。比較
器14では、前記多値画像信号I'(x,y)が所定の閾値信
号THと比較され、2値画像信号P(x,y) が生成され
る。なお、多値画像信号I'(x,y)と2値画像信号P(x,
y) との関係は、次の(4)式で規定される。
【0022】 比較器14より出力された前記2値画像信号P(x,y)
は、減算器20に供給され、前記多値画像信号I'(x,y)
との差信号として、誤差信号E0(x,y)が次のようにして
求められる。
【0023】E0(x,y)=I'(x,y)−P(x,y) ……(5) なお、(5)式の演算では、例えば、多値画像信号I'
(x,y)が8ビットデータである場合、2値画像信号P(x,
y) を、 のように8ビットデータに換算して演算を行うものとす
る。
【0024】一方、前記2値画像信号P(x,y) は、一旦
2値画像メモリ16に記憶される。次いで、修正信号生
成回路18において、前記2値画像信号P(x,y-1) およ
びその周囲画素に係る2値画像信号P(x,y-2) 、P(x-
1,y-1) 、P(x+1,y-1) に基づき、2値画像信号P(x,y)
に対する2値画像修正信号Pcor (x,y) が求められ
る。この2値画像修正信号Pcor (x,y) は、例えば、図
2に示すように、2値画像信号P(x,y-1) が0であり、
その周囲画素に係る2値画像信号P(x,y-2) 、P(x-1,y
-1) 、P(x+1,y-1) が夫々1であるとき、2値画像信号
P(x,y) を強制的に0とする信号である。すなわち、周
囲画素が1となるシャドー領域に対応した2値画像信号
P(x,y-1) に隣接する2値画像信号P(x,y) を強制的に
0とすることにより、非記録画素の範囲が後述するよう
にして拡大されることになる。この場合、前記2値画像
修正信号Pcor (x,y) は、加算器22において誤差信号
0(x,y)に加算され、修正誤差信号E(x,y) として誤差
メモリ24に記憶される。前記修正誤差信号E(x,y)
は、(5)式の関係から、 E(x,y) =E0(x,y)+Pcor (x,y) =I'(x,y)−P(x,y) +Pcor (x,y) ……(6) となることから、前記2値画像修正信号Pcor (x,y)
は、 Pcor (x,y) =1 (P(x,y-2) =P(x-1,y-1) =P(x+1,y-1) =P(x,y) = 1,P(x,y-1) =0) 0 (上記以外の条件)……(7) として求められる。
【0025】次に、誤差メモリ24に記憶された誤差信
号E(x-k,y-l) は、累積加算器26において、誤差拡散
係数メモリ28に記憶された誤差拡散係数W(k,l) と累
積加算され、次の(8)式で示す拡散誤差信号ΔE(x,
y) が得られる。
【0026】
【数2】
【0027】前記のようにして求められた誤差拡散係数
W(k,l) は、誤差拡散係数メモリ28に記憶された後、
累積加算器26において、誤差メモリ24からの誤差信
号E(x-k,y-l) と累積加算され、(8)式に示す拡散誤
差信号ΔE(x,y) が得られる。拡散誤差信号ΔE(x,y)
は、加算器30において多値画像信号I(x,y) と加算さ
れ、次の(9)式に示す修正された多値画像信号I'(x,
y)が得られる。
【0028】 I'(x,y)=I(x,y) +ΔE(x,y) ……(9) 修正された前記多値画像信号I'(x,y)は、比較器14に
おいて閾値信号THと比較され、2値画像信号P(x,y)
として出力される。
【0029】以上のようにして得られた2値画像信号P
(x,y) に基づき、例えば、2値画像のネガフイルムから
なるフイルム原版を作成した場合、2値画像信号P(x,
y) の誤差が拡散誤差信号ΔE(x,y) に基づいて周囲画
素に拡散されているため、テクスチャのない2値画像が
得られることになる。また、2値画像信号P(x,y) の誤
差を周囲画素に拡散する際、図2に示すように、フイル
ム原版のシャドー領域における非記録画素に隣接する画
素を強制的に非記録画素とすることにより、非記録領域
を拡大し、これによって、図9に示すようなレーザビー
ム等による記録画素の拡大による影響を相殺し、所望の
濃度からなる2値画像を生成することができる。さら
に、このようにして生成されたフイルム原版から印刷物
を作成する際においても、良好な画像を得ることができ
る。
【0030】図3は、本発明に係る画像信号2値化処理
装置の他の実施例の構成を示す。この実施例に示す誤差
拡散処理回路50では、比較器14から出力された2値
画像信号P(x,y) が、修正信号生成回路52において、
以下に示す条件に従って、Kレベル(K≧3)の多値画
像信号L(x,y) に修正される。前記修正信号生成回路5
2では、注目画素に係る2値画像信号P(x,y) と、前記
2値画像信号P(x,y)の周囲画素に係る多値画像信号L
(x,y) とから、図4A〜図4Cおよびそれ以外の条件に
基づき、前記注目画素に係る多値画像信号L(x,y) が求
められる。
【0031】すなわち、例えば、K=5とした場合にお
いて、修正信号生成回路52では、*で示す注目画素の
周囲画素に係る多値画像信号L(x,y) が図4Aに示す場
合には、 とし、図4Bに示す場合には、 とし、図4Cに示す場合には、 とし、これら以外の場合には、 とする変換処理が行われる。なお、この変換処理は、ル
ックアップテーブルを用いて行うことができる。
【0032】次いで、前記のようにして得られた多値画
像信号L(x,y) は、信号レベル調整回路56において、
多値画像信号I'(x,y)と同一の階調からなる多値画像信
号L'(x,y)に変換される。すなわち、多値画像信号I'
(x,y)が8ビットデータである場合、多値画像信号L'
(x,y)は、 のように8ビットデータに換算され、減算器20に供給
される。なお、多値画像信号L'(x,y)は、各多値画像信
号L(x,y) に対しドットゲインや出力特性等に応じてそ
の換算値を設定することが可能であり、(14)式の場
合には図5A〜図5Eに対応して設定してある。
【0033】減算器20では、多値画像信号I'(x,y)と
多値画像信号L'(x,y)との差が修正誤差信号E'(x,y)と
して求められ、この信号が誤差メモリ24に記憶され
る。前記誤差メモリ24に記憶された修正誤差信号E'
(x-k,y-l)は、累積加算器26において、誤差拡散係数
メモリ28に記憶された所望の誤差拡散係数W'(k,l)と
累積加算され、拡散誤差信号ΔE'(x,y)として加算器3
0に供給される。
【0034】前記拡散誤差信号ΔE'(x,y)は、加算器3
0において多値画像信号I(x,y) と加算され、次の(1
5)式に示す修正された多値画像信号I'(x,y)が得られ
る。
【0035】 I'(x,y)=I(x,y) +ΔE'(x,y)……(15) 修正された前記多値画像信号I'(x,y)は、比較器14に
おいて閾値信号THと比較され、2値画像信号P(x,y)
として出力された後、修正信号生成回路52において多
値画像信号L(x,y) に変換される。
【0036】一方、前記のようにして生成された多値画
像信号L(x,y) は、多値画像メモリ54に記憶された
後、2値化回路58において、2値画像信号P'(i,j)に
変換され、2値画像メモリ16に記憶される。この場
合、前記2値化回路58では、図5A〜図5Eおよび次
の(16)式に示すように、多値画像信号L(x,y) が4
つの2値画像信号P'(i,j)、P'(i+1,j)、P'(i,j+1)、
P'(i+1,j+1)に変換される。
【0037】 P'(i,j)=P'(i+1,j)=P'(i,j+1)=P'(i+1,j+1)=0 (L(x,y) =0) P'(i,j)=P'(i+1,j)=0、P'(i,j+1)=P'(i+1,j+1)=1 (L(x,y) =1) P'(i,j)=P'(i,j+1)=0、P'(i+1,j)=P'(i+1,j+1)=1 (L(x,y) =2) P'(i,j)=0、P'(i,j+1)=P'(i+1,j)=P'(i+1,j+1)=1 (L(x,y) =3) P'(i,j)=P'(i+1,j)=P'(i,j+1)=P'(i+1,j+1)=1 (L(x,y) =4) ……(16) このようにして得られた2値画像信号P'(i,j)、P'(i+
1,j)、P'(i,j+1)、P'(i+1,j+1)に基づき、2値画像の
ネガフイルムからなるフイルム原版を作成した場合、例
えば、図6Aに示すシャドー領域の多値画像信号L(x,
y) の非記録領域Mが、図6Bに示すように、非記録領
域(M+m)に拡大されるため、図9に示すようなレー
ザビーム等による記録時の画素の拡大を相殺し、所望の
濃度からなる2値画像を生成することができる。
【0038】例えば、図7Aに示すように、元になる多
値画像の所望の記録領域を点線a1とすると、前記誤差
拡散処理回路50において生成された2値画像信号P’
(x,y) の非記録領域は、拡大されて点線a2となる。従
って、この修正された2値画像信号P’(x,y) を用いて
フイルム原版を作成した場合、そのシャドー領域におい
て、レーザビーム等による記録時の画素の拡大の影響
で、非記録領域の境界は、点線a1と点線a2との間の
実線bとなる。このフイルム原版を返し処理して図7B
に示す返しフイルムを得、次いで、前記返しフイルムか
ら刷版を作成すると、図7Cに示すように、記録領域が
減少し、元になる多値画像の記録領域の点線a1よりも
やや小さい記録範囲となる。そして、前記刷版を用いて
印刷物を作成した場合、図7Dに示すように、ドットゲ
インの影響により記録範囲が拡大し、元になる多値画像
の記録領域と略同等の記録領域を得ることができる。な
お、多値画像のシャドー領域に対しては、図12A〜図
12Cに示す従来技術において説明したように、濃度変
動の影響はほとんどない。この結果、全濃度領域におい
て、元になる多値画像に対応した濃度を有する良好な2
値画像を得ることができる。
【0039】なお、図8に示すように、ハイライト領域
の多値画像信号L(x,y) の記録領域Nに対しては、(1
3)式が適用されるため、拡大されることがなく、多値
画像信号I(x,y) に対応した濃度の2値画像が生成され
る。
【0040】
【発明の効果】以上のように、本発明の画像信号2値化
処理装置および方法では、誤差拡散法により画像信号を
2値化する際、前記2値画像信号から形成される画像の
シャドー領域において、非記録画素に対応する2値画像
信号に隣接した記録画素に対応する2値画像信号を、非
記録画素に対応する2値画像信号に修正することで、非
記録画素の領域を増加させているため、記録時における
シャドー領域の増加を相殺して所望の濃度の画像を得る
ことができる。なお、ハイライト領域に対しては、記録
時における変動が少ないため、このような処理は不要で
ある。従って、全濃度領域においてテクスチャやモアレ
がなく、良好な濃度からなる画像を得ることができる。
【0041】また、誤差拡散法により画像信号を2値画
像信号に変換する際、当該2値画像信号に対応する画素
の近傍にあって既に多値化された画素に対応する多値画
像信号の情報を用いて多値画像信号を生成した後、前記
多値画像信号を2値画像信号に変換することによって
も、前記と同様に、所望の濃度からなる良好な画像を形
成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る画像信号2値化処理装置が適用さ
れる誤差拡散処理回路の構成ブロック図である。
【図2】図1に示す修正信号生成回路において修正され
た2値画像信号の説明図である。
【図3】本発明に係る画像信号2値化処理装置が適用さ
れる誤差拡散処理回路の他の実施例の構成ブロック図で
ある。
【図4】図4A〜図4Cは、夫々図3に示す修正信号生
成回路において生成される多値画像信号の説明図であ
る。
【図5】図5A〜図5Eは、図3に示す2値化回路にお
いて生成される2値画像信号の説明図である。
【図6】図6Aおよび図6Bは、図3に示す修正信号生
成回路において生成されるシャドー領域での多値画像信
号および前記多値画像信号に基づき2値化回路において
生成される2値画像信号の説明図である。
【図7】図7A〜図7Dは、夫々図1に示す誤差拡散処
理回路において生成された2値画像信号に基づき作成さ
れたフイルム原版のシャドー側の2値画像、前記2値画
像を反転した返し画像、前記返し画像から作成された刷
版の画像および前記刷版の画像から作成された印刷物の
画像の説明図である。
【図8】図3に示す修正信号生成回路において生成され
るハイライト領域での多値画像信号に基づき2値化回路
において生成される2値画像信号の説明図である。
【図9】レーザビームの記録位置に対する記録領域の関
係説明図である。
【図10】フイルム原版の網%とそれから得られる返し
フイルムの網%との関係説明図である。
【図11】返しフイルムの網%と前記返しフイルムから
刷版を介して得られる印刷物の網%との関係説明図であ
る。
【図12】図12A〜図12Cは、夫々従来技術におい
て得られたフイルム原版のハイライト側での2値画像、
前記2値画像から得られた返しフイルムのシャドー側の
2値画像および前記返しフイルムから得られた印刷物の
シャドー側の2値画像の説明図である。
【図13】図13A〜図13Dは、夫々従来技術におい
て得られたフイルム原版のシャドー側での2値画像、前
記2値画像から得られた返しフイルムのハイライト側の
2値画像、前記返しフイルムから得られた刷版のハイラ
イト側の2値画像および前記刷版から得られた印刷物の
ハイライト側の2値画像の説明図である。
【符号の説明】
10、50…誤差拡散処理回路 12、54…多
値画像メモリ 14…比較器 16…2値画像
メモリ 18、52…修正信号生成回路 24…誤差メモ
リ 26…累積加算器 28…誤差拡散
係数メモリ 56…信号レベル調整回路 58…2値化回
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04N 1/40 B

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】画像信号を所定の閾値信号と比較し、2値
    画像信号を生成する2値化手段と、 前記画像信号と前記2値画像信号とを用いて誤差信号を
    求める誤差信号算出手段と、 所定の誤差拡散係数に基づき、前記誤差信号を当該画像
    信号の周囲の画像信号に対して拡散させ、前記画像信号
    を修正する画像信号修正手段と、 前記2値画像信号に対応する画素の近傍にあって既に2
    値化された画素に対応する2値画像信号の情報を用いて
    当該2値画像信号を修正する2値画像信号修正手段と、 を備えることを特徴とする画像信号2値化処理装置。
  2. 【請求項2】画像信号を所定の閾値信号と比較し、2値
    画像信号を生成する第1ステップと、 前記画像信号と前記2値画像信号とを用いて誤差信号を
    求める第2ステップと、 所定の誤差拡散係数に基づき、前記誤差信号を当該画像
    信号の周囲の画像信号に対して拡散させ、前記画像信号
    を修正する第3ステップと、 前記2値画像信号に対応する画素の近傍にあって既に2
    値化された画素に対応する2値画像信号の情報を用いて
    当該2値画像信号を修正する第4ステップと、 からなることを特徴とする画像信号2値化処理方法。
  3. 【請求項3】画像信号を所定の閾値信号と比較し、2値
    画像信号を生成する第1の2値化手段と、 前記2値画像信号を、当該2値画像信号に対応する画素
    の近傍にあって既に多値化された画素に対応する多値画
    像信号の情報を用いて、多値画像信号に変換する多値化
    手段と、 前記画像信号と前記多値画像信号とを用いて誤差信号を
    求める誤差信号算出手段と、 所定の誤差拡散係数に基づき、前記誤差信号を当該画像
    信号の周囲の画像信号に対して拡散させ、前記画像信号
    を修正する画像信号修正手段と、 前記多値画像信号を2値画像信号に変換する第2の2値
    化手段と、 を備えることを特徴とする画像信号2値化処理装置。
  4. 【請求項4】画像信号を所定の閾値信号と比較し、2値
    画像信号を生成する第1ステップと、 前記2値画像信号を、当該2値画像信号に対応する画素
    の近傍にあって既に多値化された画素に対応する多値画
    像信号の情報を用いて、多値画像信号に変換する第2ス
    テップと、 前記画像信号と前記多値画像信号とを用いて誤差信号を
    求める第3ステップと、 所定の誤差拡散係数に基づき、前記誤差信号を当該画像
    信号の周囲の画像信号に対して拡散させ、前記画像信号
    を修正する第4ステップと、 前記多値画像信号を2値画像信号に変換する第5ステッ
    プと、 からなることを特徴とする画像信号2値化処理方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7023262B2 (en) 2001-05-04 2006-04-04 Samsung Electronics Co., Ltd. Negative voltage generator for a semiconductor memory device

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