JPH0892113A - 米からの抗炎症剤 - Google Patents

米からの抗炎症剤

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JPH0892113A
JPH0892113A JP6254190A JP25419094A JPH0892113A JP H0892113 A JPH0892113 A JP H0892113A JP 6254190 A JP6254190 A JP 6254190A JP 25419094 A JP25419094 A JP 25419094A JP H0892113 A JPH0892113 A JP H0892113A
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JP
Japan
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rice
product
present
koji
germinated
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JP6254190A
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English (en)
Inventor
Takashi Tokuyama
孝 徳山
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Soken Co Ltd
Original Assignee
Soken Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 安全で安価であって、原料供給が安定してお
り、加工が容易で、長期に亘って常用しても安全な抗炎
症剤を提供する。 【構成】 発芽させた米の粉砕物、米または発芽さ
せた米の抽出物、米または発芽させた米の加水物を酵
素分解または麹を作用させたもの、米または発芽させ
た米を抽出するに当たり、その抽出前、抽出と同時また
は抽出後に酵素分解または麹を作用させたもの、米ま
たは発芽させた米の抽出物あるいは酵素分解または麹を
作用させたものに、アルコール発酵あるいは有機酸発酵
を行なったもの、以上それぞれをそのまま、あるいはこ
れを含有してなる抗炎症剤。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、米または発芽させた米
を原料として得られる抗炎症剤に関するものである。
【0002】
【従来の技術】炎症の原因としては、物理的、化学的な
もの、さらには、微生物による感染、アレルギー反応、
代謝異常などがあげられ、発赤、腫瘍、発熱、疼痛がそ
の主徴である。これらに対し、現在、繁用されている抗
炎症剤には、非ステロイド性抗炎症剤、副腎皮質合成ス
テロイド剤、消炎酵素剤があり、特に副腎皮質合成ステ
ロイド剤は優れた抗炎症効果を発揮している。しかし、
これらは局所的な治療としては非常に優れている反面、
生体機能に対して重大な副作用をもたらすことが、近年
頻繁に言われるようになってきた。非常に効果の強い抗
炎症薬を一時的に使用することによって起こるリバウン
ド現象や、抗炎症薬による薬物炎症など、これらはほん
の1例であり、実際には、その副作用、使用量、使用期
間に重大な問題が数多くあり、安心して使用できないの
が現状である。したがって、炎症に対して、有効で、か
つ、副作用もなく安心して使用できる抗炎症剤は、未だ
開発されていないのが現状である。
【0003】一方、米は主食以外に、清酒、焼酎、みり
ん、酢、麹などとして用途開発され、古くから生活に欠
かせないものとなっている。このほかには、美容的用途
として糠袋が知られている。これらは、米を単なる主食
であると見るか、またはせいぜい澱粉源として見ていな
かったということによるものであると思われる。また、
糠袋にしても、皮膚に良いとされ、慣例的にそのまま使
用されてきたのみであり、有効成分という概念もなけれ
ば、その有効成分を利用するという考え方も全くなかっ
たのである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】現在、薬剤の人体に対
する副作用が問題となっており、全く副作用がなく、し
かも、長期に亘って常用しても十分に安全な抗炎症剤が
要求されている。本発明は、安全で安価であって、原料
供給が安定しており、加工が容易で、長期に亘って常用
しても全く安全な米からの抗炎症剤を提供することを目
的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、動植物合
和すの観点から、主食である米を中心に種々の植物成分
の研究を進めてきた。その過程で、米には今まで予測で
きなかった数多くの可能性および効果があることが判明
してきた。そこで、主食として用いられ、安全性が最も
高いことが実証されている米をテーマとして取り上げ、
米の総合利用研究を行なってきた。そのうちの一つのテ
ーマとして、米からの抗炎症剤について鋭意研究を重ね
てきたのであるが、その過程で、米および発芽させた米
には、抗炎症剤としての効果を有する成分が含有されて
いることを見出し、本発明を完成するに至った。
【0006】本発明において、米および発芽させた米に
含有されている抗炎症効果を有する成分は、未だ解明す
るに至っていないが、米および発芽させた米を、下記の
ように処理したものは、抗炎症効果を示すことが判明し
た。 発芽させた米の粉砕物をそのまま、あるいはこれを
含有してなるもの。 米または発芽させた米の抽出物をそのまま、あるい
はこれを含有してなるもの。 米または発芽させた米の加水物を酵素分解または麹
を作用させたものをそのまま、あるいはこれを含有して
なるもの。 米または発芽させた米を抽出するに当たり、その抽
出前、抽出と同時または抽出後に酵素分解または麹を作
用させたものをそのまま、あるいはこれを含有してなる
もの。 米または発芽させた米の抽出物あるいは酵素分解ま
たは麹を作用させたものに、アルコール発酵あるいは有
機酸発酵を行なったものをそのまま、あるいはこれを含
有してなるもの。
【0007】ここでいう炎症とは、急性湿疹、接触皮膚
炎、帯状疱疹、創傷、日光皮膚炎、しゅさ様皮膚炎、口
囲皮膚炎、慢性皮膚炎、おむつの皮膚炎、熱傷、、皮膚
欠損創など、炎症により起こる疾患全てを指す。
【0008】本発明で使用される米とは、ジャポニカ,
インディカ米を問わず、うるち米、および餅米等の玄米
および白米を指し、品種、種類は問わない。さらに、精
白時に出てくる92%以上の赤糠、あるいは92%以下
の白糠を使用してもよく、安価で経済的である。また、
発芽させた米が使用される。なお、有効成分は、熱およ
び光に対して安定であるため、上記の原料は、浸漬、蒸
煮、焙煎(砂焙り、網焙り、熱風焙煎等全てを指す)、
蒸煮焙煎、凍結乾燥等の表面変性、UV照射等の光変
性、パットライス等の加圧焙煎、揚げる等の原料処理を
してもよく、また、効果も変わらなかった。
【0009】米および発芽させた米は、そのまま用いて
も有効であるが、実用上の面から粉砕して用いるのが好
ましい。米および発芽させた米を粉砕して粉体化するに
は、粉砕機または精米機を用い、一般的な方法で行えば
よい。米を発芽させる場合、胚芽のついた米を水に浸漬
あるいは水を噴霧して発芽させる。発芽させる時の温度
は5〜70℃である。ただし、発芽さえすれば、温度お
よび時間は問わない。また、発芽中に水が腐敗する危険
性がある場合は、腐敗しないように水を取り替えるか、
何らかの防腐を行うのが好ましい。ここで、発芽とは、
発芽する直前から発芽したものまで全てを指す。この発
芽させた米をよく洗浄して用いる。この時、乾燥して用
いてもよい。
【0010】米または発芽させた米を抽出、あるいは酵
素分解または麹を作用させる場合、原料の米を粉砕して
顆粒あるいは粉体化すると、表面積が大きくなるため効
率がよくなる。粉砕しなくてもよいが、この場合には、
米組織の分解および抽出に長時間を要する。米または発
芽させた米を水抽出する場合、抽出温度は、高温が効率
的であるが、低温でも十分に抽出を行うことができる。
ただし、40℃以下の低温の場合は、pHを酸性あるい
はアルカリ性にするか、防腐剤あるいはアルコールを加
えて、米が腐敗しないように処理することが望ましい。
抽出時間は、有効成分さえ抽出できれば、長くても短く
てもよく、抽出温度により定めればよい。また、抽出
は、加圧下または常圧下で行っても、減圧下で行っても
よい。
【0011】また、米の浸漬水あるいは浸漬水の中です
りつぶした液を用いてもよい。すなわち、米の成分が出
てくる方法ならば何でもよい。水抽出の場合、最も問題
になるのは糊化現象である。糊状になれば、抽出効率が
悪くなるばかりでなく、実作業においては困難を極め
る。これを防ぐためには、アミラーゼを加えて反応させ
るか、塩酸などで酸性にして澱粉を切ってやればよく、
この方法を用いることにより、十分に解決でき、実用上
も全く問題はない。
【0012】抽出物中の有効成分は、酸,アルカリに安
定であるためか、酸分解抽出、あるいはアルカリ分解抽
出を行うのも有効である。この場合、必要により中和、
脱塩を行う。有機溶媒で抽出する場合も、米はなるべく
微粉砕または粉体化して抽出することが望ましい。有機
溶媒はアルコール,アセトン,n−ヘキサン,メタノー
ル等の一般的な有機溶媒でよいが、人体に対して有害な
ものは抽出後、溶媒を完全に除去する必要があるので安
全なものがよい。
【0013】米あるいは発芽させた米を酵素分解する場
合、まず、米あるいは発芽させた米に加水した後、酵素
を添加する。加水量は収率、作業性、最終使用目的など
に応じて適宜選定する。また、加水温度は酵素あるいは
麹の至適温度が効率的であるが、低温でも長時間おけば
酵素分解は充分に行われる。ただし、40℃以下の低温
の場合は、なんらかの防腐を行うことが必要である。ま
た、分解さえすれば温度は高温でもよい。分解時間は温
度等に左右されるが、分解さえ行われれば短くても長く
てもよい。
【0014】ここで使用する酵素は、澱粉分解酵素、蛋
白分解酵素、脂肪分解酵素、繊維分解酵素、リグニン分
解酵素およびペクチン分解酵素のうち1種または2種以
上である。また、麹を使用する場合においては、加水
量、作用温度、作用時間は、酵素分解の場合と同様であ
る。使用する麹は、一般に使用される麹でよく、麹菌の
種類および品種は問わない。
【0015】さらに、前記の抽出を行うに当たり、抽出
の前、抽出と同時または抽出の後に、上記の酵素分解お
よび麹を作用させてもよい。ここで、抽出と同時に酵素
分解あるいは麹を作用させる場合、具体的には、有機溶
媒中で酵素分解あるいは麹を作用させるか、減圧抽出下
で酵素分解あるいは麹を作用させるなどの方法により行
う。
【0016】本発明においては、上記の各処理を行なう
と同時または処理後、アルコール発酵あるいは乳酸発
酵、酢酸発酵等の有機酸発酵を行えば、さらに有効的で
ある。このアルコール発酵を行う場合、上記のようにし
て得られた抽出物、酵素分解物(酵素分解、抽出を組み
合わせて得られるものも含む)または麹を作用させたも
のをそのまま、または圧搾、濾過して得た液をアルコー
ル発酵させる。なお、酵素分解とアルコール発酵は同時
に行ってもよい。すなわち、米または発芽させた米に加
水後、酵素または麹、さらに酒母または酵母を添加し
て、糖化、アルコール発酵を行う。大量に製造する場
合、糖化と発酵のバランスを考えながら、清酒醸造に準
じて3段階あるいは何段階にも分けて、米または発芽さ
せた米を添加するのが望ましい。特に少量を処理する場
合においては、一度に添加するのが有効である。糖化お
よびアルコール発酵は10〜24日間行い、この際、腐
敗が心配な場合は、酸を添加するか、発酵の阻害になら
ない適当な防腐を施す。
【0017】アルコール発酵を行うと、ベトツキがなく
なること、濃縮がしやすく有効成分の濃縮が容易になる
ことなどの利点もある。乳酸発酵を行う場合は、アルコ
ール発酵の場合と同様で、この場合は、酒母または酵母
の代わりに乳酸菌を添加して乳酸発酵を行う。乳酸発酵
は一般的な常法によって行い、乳酸菌の種類および乳酸
発酵の条件は問わない。
【0018】次に、酢酸発酵の場合は、上記のようにし
て得られた発酵物をそのまま、あるいは希釈してアルコ
ール4〜5%にした後、酢酸菌を添加して酢酸発酵を行
う。また、アルコールのないものは、アルコールを添加
して酢酸発酵を行えばよい。酢酸発酵は一般的な常法に
よって行い、酢酸菌の種類および酢酸発酵の条件は問わ
ない。
【0019】以上のようにして得られた本発明品は、残
渣を分離することなくそのまま、あるいは圧搾、濾過し
て用いる。そのまま用いるときは、殺菌あるいは除菌を
して製品とする。なお、必要により酵母による通気発
酵、アルコール沈殿、合成吸着剤等で除糖を行なっても
よい。また、本発明品を配合する場合は、実際の用途に
応じ、クリーム状、乳液状、化粧水状などの剤型とす
る。他の配合成分は、通常用いられるものいずれでもよ
く、さらに、他の薬効剤を併用してもよい。
【0020】本発明品の抗炎症作用について調べた結果
を以下に記載する。 (1) カラゲニン肉芽腫抑制実験 1群3匹の雄性ラット(6〜8週齢)の背部体毛を除毛
後、皮下に空気を注入して空気嚢を作成し、24時間
後、この空気嚢内にカラゲニンを注入し、炎症を惹起し
た。炎症惹起後、4日目よりエキスを1日2回、決まっ
た時間に塗布し、1週間続けた。なお、水を塗布しただ
けのものをネガティブコントロールとし、インドメタシ
ンを塗布しただけのものをポジティブコントロールとし
た。塗布1週間後、ラットを炭酸ガスにて窒息死させ、
炎症による肉芽腫内液量と肉芽腫の重量を測定し、抑制
率を求めた。その結果を表1に示す。
【0021】
【表1】
【0022】(2) 好中球由来活性酸素生成抑制およ
び消去効果 ラットより単離した好中球浮遊液にウミホタル・ルシフ
ェリン誘導体(MCLA)と本発明品を添加し、試験管
中にて5分間インキュベーションした。フォトンカウン
ターにて測定を開始し、5秒後に好中球刺激剤(fML
P)を添加し、発生したフォトン数(活性酸素量)を測
定した。なお、本発明品を添加せずにfMLPを添加し
た時に発生するフォトン数を対照とした。結果を表2に
示す。
【0023】
【表2】
【0024】表1および表2より、本発明品は、抗炎症
作用を持ち、炎症の治療効果に有効であることが判明し
た。 (3) ヒトでの臨床実験 まず、各種疾患のパネラーに、本発明品を毎日朝晩2
回、患部に塗布し、1ケ月間継続使用させ、その経過を
診断し、本発明品の有用性を判断した。塗布の仕方は、
直接か、あるいは脱脂綿等の道具を使用するなど、一定
量が塗布できるような方法であればよいとした。結果を
表3および表4に示した。
【0025】なお、パネラーは、各本発明品、各疾患に
対して10名以上で行なった。判定は「著明改善」「改
善」「やや改善」「変化なし」「中止」と分け、有用率
(著明改善+改善+やや改善の全体の割合)で出した。
また、判定は専門の医師により行なった。
【0026】
【表3】
【0027】
【表4】
【0028】表3および表4から分かるように、本発明
品全てにおいて、各種炎症に対する抗炎症効果があるこ
とが判明した。以上のように、本発明は、様々な炎症に
対して、米という安全なものから非常に優れた効果を有
する抗炎症剤を得たのである。なお、実施例およびそれ
に伴なうデータは、玄米の場合について記載した。白米
および92%以下の白糠の場合についても同様の効果が
認められた。
【0029】
【実施例】
(実施例1)胚芽のついたままの米1kgを25℃の水
につけ、3日間浸漬させ、米を発芽させた。この発芽米
をよく洗浄した後、50℃で24時間乾燥し、その後、
細かく微粉砕し、本発明品990gを得た。 (実施例2)玄米を粉砕機にかけ、玄米の粉砕物500
gを得た。この粉砕物に水1500mlを添加、塩酸で
pHを落とし10日間放置した。その後、絞り機で絞
り、得た清澄液を中和して、本発明品1200mlと残
渣760gを得た。
【0030】(実施例3)実施例1で得られた本発明品
500gを用いて、実施例2と同様の操作を行い、別の
本発明品1190mlを得た。 (実施例4)玄米を粉砕機にかけ、玄米の粉砕物500
gを得た。この粉砕物に液化酵素10gと水1500m
lを添加した。その後、徐々に温度を上げていき、5分
間煮沸抽出した後、冷却した。その後、絞り機で絞り、
本発明品1420mlと残渣560gを得た。
【0031】(実施例5)実施例1で得られた本発明品
500gを用いて、実施例4と同様の操作を行い、別の
本発明品1400mlを得た。 (実施例6)玄米を粉砕機にかけ、玄米の粉砕物500
gを得た。この粉砕物に2N−NaOH1500mlを
添加して5日間放置した。その後、絞り機で絞り、清澄
液1350mlと残渣650gを得た。この清澄液を1
0N−HCLで中和して、本発明品1480mlを得
た。
【0032】(実施例7)実施例1で得られた本発明品
500gを用いて、実施例6と同様の操作を行い、別の
本発明品1490mlを得た。 (実施例8)玄米を粉砕機にかけ、玄米の粉砕物500
gを得た。この粉砕物に95%エタノール1500ml
を添加して、5日間放置した。その後、絞り機で絞り、
清澄液1300mlと残渣650gを得た。この清澄液
に水2000mlを添加し、ロータリーエバポレーター
で濃縮し、本発明品1500mlを得た。
【0033】(実施例9)実施例1で得られた本発明品
500gを用いて、実施例8と同様の操作を行い、別の
本発明品1500mlを得た。 (実施例10)玄米を粉砕機にかけ、玄米の粉砕物50
0gを得た。この粉砕物に麹300g、水1500ml
を加え、55℃で20時間放置した。その後、絞り機で
絞り、本発明品1230mlと残渣1000gを得た。
【0034】(実施例11)実施例1で得られた本発明
品500gを用いて、実施例10と同様の操作を行い、
別の本発明品1210mlを得た。 (実施例12)玄米を粉砕機にかけ、玄米の粉砕物50
0gを得た。この粉砕物に蛋白分解酵素2gと水150
0mlを加え、50℃で20時間放置した。その後、絞
り機で絞り、本発明品1310mlと残渣670gを得
た。
【0035】(実施例13)実施例1で得られた本発明
品500gを用いて、実施例12と同様の操作を行い、
別の本発明品1380mlを得た。 (実施例14)玄米を粉砕機にかけ、玄米の粉砕物50
0gを得た。この粉砕物に脂肪分解酵素2gと水150
0mlを加え、50℃で20時間放置した。その後、絞
り機で絞り、本発明品1290mlと残渣680gを得
た。
【0036】(実施例15)実施例1で得られた本発明
品500gを用いて、実施例14と同様の操作を行い、
別の本発明品1360mlを得た。 (実施例16)玄米を粉砕機にかけ、玄米の粉砕物50
0gを得た。この粉砕物に繊維分解酵素2gと水150
0mlを加え、50℃で20時間放置した。その後、絞
り機で絞り、本発明品1330mlと残渣650gを得
た。
【0037】(実施例17)実施例1で得られた本発明
品500gを用いて、実施例16と同様の操作を行い、
別の本発明品1370mlを得た。 (実施例18)玄米を粉砕機にかけ、玄米の粉砕物50
0gを得た。この粉砕物に澱粉分解酵素2gと水150
0mlを加え、55℃で20時間放置した。その後、絞
り機で絞り、本発明品1380mlと残渣600gを得
た。
【0038】(実施例19)実施例1で得られた本発明
品500gを用いて、実施例18と同様の操作を行い、
別の本発明品1400mlを得た。 (実施例20)玄米を粉砕機にかけ、玄米の粉砕物50
0gを得た。この粉砕物にペクチン分解酵素2gと水1
500mlを加え、50℃で20時間放置した。その
後、絞り機で絞り、本発明品1320mlと残渣660
gを得た。
【0039】(実施例21)実施例1で得られた本発明
品500gを用いて、実施例20と同様の操作を行い、
別の本発明品1300mlを得た。 (実施例22)玄米を粉砕機にかけ、玄米の粉砕物50
0gを得た。この粉砕物に蛋白分解酵素2g、脂肪分解
酵素2g、繊維分解酵素2g、澱粉分解酵素2g、ペク
チン分解酵素2gと水1500mlを加え、50℃で2
0時間放置した。その後、絞り機で絞り、本発明品14
20mlと残渣560gを得た。
【0040】(実施例23)実施例1で得られた本発明
品500gを用いて、実施例22と同様の操作を行い、
別の本発明品1440mlを得た。 (実施例24)実施例22と同様の操作をして、米の酵
素分解物2000gを得た。その後、徐々に温度を上げ
ていき、5分間煮沸抽出した後、冷却した。その後、絞
り機で絞り、本発明品1400mlと残渣550gを得
た。
【0041】(実施例25)実施例1で得られた本発明
品500gを用いて、実施例24と同様の操作を行い、
別の本発明品1420mlを得た。 (実施例26)玄米を粉砕機にかけ、玄米の粉砕物50
0gを得た。この粉砕物に麹300gと40%エタノー
ル1500mlを加え、55℃で48時間放置した。そ
の後、絞り機で絞り、清澄液1300mlと残渣850
gを得た。その後、清澄液に1000mlの水を加水
し、ロータリーエバポレーターで濃縮し、本発明品13
00mlを得た。
【0042】(実施例27)実施例1で得られた本発明
品500gを用いて、実施例26と同様の操作を行い、
別の本発明品1300mlを得た。 (実施例28)実施例4と同様にして、米の抽出物20
00gを得た。この抽出物に蛋白分解酵素2g、脂肪分
解酵素2g、繊維分解酵素2g、澱粉分解酵素2g、ペ
クチン分解酵素2gを添加し、50℃で24時間放置し
た。その後、絞り機で絞り、本発明品1400mlと残
渣580gを得た。
【0043】(実施例29)実施例1で得られた本発明
品500gを用いて、実施例28と同様の操作を行い、
別の本発明品1390mlを得た。 (実施例30)実施例22と同様にして、米の酵素分解
抽出物2000gを得た。この酵素分解抽出物に酵母を
添加し、16日間アルコール発酵した。その後、絞り機
で絞り、本発明品1880mlと残渣80gを得た。
【0044】(実施例31)実施例1で得られた本発明
品500gを用いて、実施例30と同様の操作を行い、
別の本発明品1800mlを得た。 (実施例32)実施例22と同様にして、米の酵素分解
抽出物2000gを得た。この酵素分解抽出物を煮沸殺
菌した後、37℃まで冷却し、前もって乳酸菌を培養し
たスターター200mlを添加後、よく攪拌密封し、3
7℃で2日間乳酸発酵を行った。その後、絞り機で絞
り、本発明品1380mlと残渣590gを得た。
【0045】(実施例33)実施例1で得られた本発明
品500gを用いて、実施例32と同様の操作を行い、
別の本発明品1400mlを得た。 (実施例34)実施例22で得られた本発明品1000
mlに95%エタノール80mlを添加し、20日間酢
酸発酵を行った。その後、濾過をし、本発明品990m
lを得た。
【0046】(実施例35)実施例1で得られた本発明
品500gを用いて、実施例34と同様の操作を行い、
別の本発明品1000mlを得た。以上の実施例で得た
本発明品を配合して化粧水タイプおよび乳液タイプとす
る場合の実施例について、次に記載する。なお、配合例
は以下の実施例に限定されるものではない。
【0047】(実施例36) 実施例22で得られた本発明品 10.0重量% ソルビトール 3.0重量% グリセリン 5.0重量% 精製水 76.4重量% アラントイン 0.1重量% ポリオキシエチレンヒマシ油誘導体 0.5重量% エタノール 5 重量% 以上の配合材料を常法により混合溶解し、化粧水タイプ
の製品を得た。
【0048】(実施例37) 実施例30で得られた本発明品 20.0重量% ステアリン酸 1.3重量% セタノール 0.7重量% ミツロウ 2.0重量% ポリオキシエチレン(11)モルオレイン酸エステル 1.2重量% グリセリンモノステアリン酸エステル 0.8重量% クインスシード抽出液(5%水溶液) 15.0重量% ジプロピレングリコール 5.0重量% エタノール 3.0重量% メチルパラベン 0.3重量% 香料 0.3重量% 精製水 50.4重量%
【0049】精製水にジプロピレングリコールを加え、
加熱攪拌し、温度を70℃に保持し、これに本発明品、
クインスシード抽出液、香料、エタノール以外の原料を
加えて攪拌し、次に、ホモジナイザーで均一に乳化させ
る。得られた乳化液を冷却しながら攪拌下に、残りのも
のを徐々に加え、室温に冷却して乳液タイプの製品を得
た。
【0050】
【発明の効果】本発明によれば、継続的に外用すること
により、簡単に全く安全で、しかも、抗炎症効果を持つ
優れた抗炎症剤が得られる。米は今までほとんど主食で
あったため、食以外の新規な分野での製法、利用用途は
ほとんど開発されていなかった。さらに、米は今まで主
食とされてきたものであり、安全性も十分に実証されて
いるものである。すなわち、本発明は、非常に優れた抗
炎症剤を見出したばかりでなく、米の過剰生産といわれ
る現在、新たな利用用途を見出したこと、および米のイ
メージアップによる消費拡大を図り得ることは極めて有
意義なことである。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発芽させた米の粉砕物をそのまま、ある
    いはこれを含有してなる抗炎症剤。
  2. 【請求項2】 米または発芽させた米の抽出物をそのま
    ま、あるいはこれを含有してなる抗炎症剤。
  3. 【請求項3】 米または発芽させた米の加水物を酵素分
    解または麹を作用させたものをそのまま、あるいはこれ
    を含有してなる抗炎症剤。
  4. 【請求項4】 米または発芽させた米を抽出するに当
    り、その抽出前、抽出と同時または抽出後に酵素分解ま
    たは麹を作用させたものをそのまま、あるいはこれを含
    有してなる抗炎症剤。
  5. 【請求項5】 米または発芽させた米の抽出物あるいは
    酵素分解または麹を作用させたものに、アルコール発酵
    あるいは有機酸発酵を行なったものをそのまま、あるい
    はこれを含有してなる抗炎症剤。
JP6254190A 1994-09-26 1994-09-26 米からの抗炎症剤 Pending JPH0892113A (ja)

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