JPH0893012A - 水栓の固定構造 - Google Patents

水栓の固定構造

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JPH0893012A
JPH0893012A JP23365994A JP23365994A JPH0893012A JP H0893012 A JPH0893012 A JP H0893012A JP 23365994 A JP23365994 A JP 23365994A JP 23365994 A JP23365994 A JP 23365994A JP H0893012 A JPH0893012 A JP H0893012A
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JP
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retainer
fixing
fixed
fixed pedestal
pedestal
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JP23365994A
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English (en)
Inventor
Tsutomu Azuma
務 東
Masaru Zaitsu
勝 在津
Katsuhiko Shiraishi
勝彦 白石
Masami Iida
正己 飯田
Hiroaki Yabu
廣秋 藪
Kazuma Saka
一馬 坂
Tetsuji Yoshida
徹路 吉田
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Toto Ltd
Original Assignee
Toto Ltd
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Publication date
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    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E03WATER SUPPLY; SEWERAGE
    • E03CDOMESTIC PLUMBING INSTALLATIONS FOR FRESH WATER OR WASTE WATER; SINKS
    • E03C1/00Domestic plumbing installations for fresh water or waste water; Sinks
    • E03C1/02Plumbing installations for fresh water
    • E03C1/04Water-basin installations specially adapted to wash-basins or baths
    • E03C1/0401Fixing a tap to the sanitary appliance or to an associated mounting surface, e.g. a countertop
    • E03C1/0402Fixing a tap to the sanitary appliance or to an associated mounting surface, e.g. a countertop with mounting from only one side

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  • Hydrology & Water Resources (AREA)
  • Public Health (AREA)
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  • Domestic Plumbing Installations (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 水栓本体の施工がより一層簡単にできしかも
強度的な不足を生じることなく良好に施工できる固定構
造を提供すること。 【構成】 水栓本体の取付け面に開けた取付け口に合わ
せて配置する固定台座と、取付け面の裏面側に潜り込ま
せるリテーナと、これらの固定台座及びリテーナとを取
付け面の表面側からの操作で締結する締結手段とを備
え、固定台座を、締結手段による締結力を固定台座自身
とリテーナとによる前記取付け面の表裏両面への挟持力
に変換して固定可能とし、記固定台座に前記水栓本体を
連接して取付け面に固定する。これにより、リテーナの
取付け口への差し込みや締結手段の操作を取付け面の表
側からだけの操作で作業できるようにし、作業性の向上
を図る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、たとえば流し台のカウ
ンターや洗面化粧台の洗面器に備える水栓に係り、特に
水栓本体の固定作業が簡単に行えるようにした固定構造
に関する。
【0002】
【従来の技術】たとえば湯水混合栓を流し台のカウンタ
ーに固定する場合、給水管及び給湯管を包み込んだ雄ネ
ジ付きのスリーブを本体の下端に設け、このスリーブを
カウンターの取付け口に差し込み、カウンターの下側か
らナットをスリーブにねじ込んでカウンターを上下に狭
圧して固定する構造が従来の一般的なものである。
【0003】このような固定構造では、カウンターの下
側からナットをスリーブにねじ込む際に作業者はキャビ
ネットの中に潜り込むことになる。このため、水栓本体
を固定するときには、その固定後の姿勢を正しくするた
めにカウンターの上側で水栓本体を保持することが必要
である。したがって、キャビネットの中でナットをねじ
込む作業と水栓本体を保持する作業となり、少なくとも
二人の作業者による施工となる。
【0004】このような作業の手間を省くために、水栓
本体をカウンターの上面側からだけの取り扱いで固定で
きるようにようにしたものとして、たとえば実開平5−
30261号公報に記載されたものがある。
【0005】これは、水栓本体をカウンターの上方から
の差し込みだけで固定できる取付け用のアダプタを備
え、このアダプタには「く」の字状に曲げて下に突き出
る弾性変形可能な複数の取付け片を設けたものである。
取付け片はその収縮変形を利用してカウンターの取付け
口に差し込まれ、カウンターの下面との間での取付け片
との係合によってアダプタがカウンターに固定される。
そして水栓本体の下端部に設けた取付け用雄ネジをアダ
プタに差し込めば、取付け片の下端が雄ネジの中に食い
込むようになり、取付け片の弾性反力を利用して水栓本
体に対して下向きの拘束力を作用させることにより、こ
の水栓本体がカウンターに固定される。
【0006】また、水栓の固定作業を簡単にするものと
して、実公平3−22369号公報に記載された水栓の
固定構造がある。
【0007】これは、カウンターの取付け口に、固定用
の取付け板をカウンター面から上に突き出させると共に
水栓本体の下端部の中に含まれるように予め設けたもの
である。そして、水栓本体を取付け板に被せてその周壁
から固定用のビスを取付け板までねじ込むことによっ
て、この取付け板を介して水栓本体がカウンターに固定
される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところが、実開平5−
30261号公報に記載の構成では、水栓本体の取付け
用の雄ネジは、取付け片の下端に係合する複数の点によ
って拘束される。この場合、雄ネジの谷に当たるそれぞ
れの取付け片の係合姿勢は、必ずしも一様ではなく、各
取付け片による拘束力にはバラ付きを生じやすい。すな
わち、雄ネジを形成した筒部が円弧状に配列されている
取付け片の下端部に差し込まれるだけの操作であるか
ら、取付け片と雄ネジとの係合を人為的に修正すること
はできず、係合力の調整は不可能である。
【0009】このような施工上の制限から、取付け片の
数を増やすことで、拘束力を強化することはできる。し
かしながら、この場合でも、各取付け片による拘束力の
一様化が達成される訳ではない。
【0010】また、実公平3−22369号公報に記載
のものでは、固定用のビスが水栓本体の下端部の表面に
現れてしまうので、外観を損ねやすくなってしまい、水
栓本体のデザインも制約を受けることになる。
【0011】また、カウンターに水栓本体を取り付ける
とき、シンクの近くであってその奥側に位置させるのが
通常である。このため、水栓本体の直ぐ後ろにはカウン
ターのバックガードが迫るようなレイアウトとなる。こ
の場合、たとえば水栓本体の背部側にビスをねじ込むよ
うな構造であれば、ドライバを利用したねじ込み作業は
できずに特殊な工具を用いた作業が強いられ、施工性に
も影響を与える。
【0012】このように、従来の固定構造では、水栓本
体をその取付け面の上側からだけの作業で固定すること
はできるものの、安定支持のための強度が不足して水栓
本体のガタ付きの原因を招く恐れがある。また、ビス止
めを必要とするものでは、露出したビスを隠すための化
粧カバーを備えるにしても、近来では機能だけでなくデ
ザイン性が重要視されるようになった水栓の現状からみ
れば、外観に与える影響は無視できない。
【0013】本発明において解決すべき課題は、水栓本
体の施工がより一層簡単にできしかも強度的な不足を生
じることなく良好に施工できる固定構造を提供すること
にある。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は、水栓本体の取
付け面に開けた取付け口に合わせて配置する固定台座
と、前記取付け面の裏面側に位置させるリテーナと、こ
れらの固定台座及びリテーナとを前記取付け面の表面側
からの操作で締結する締結手段とを備え、前記リテーナ
は、その姿勢によって前記取付け口を通り抜け可能であ
って且つ該取付け口の開口縁周りの裏面に突き当たり可
能な形状を持ち、前記固定台座を、前記締結手段による
締結力を前記固定台座自身と前記リテーナとによる前記
取付け面の表裏両面への挟持力に変換して固定可能と
し、更に前記固定台座に前記水栓本体を連接してなるこ
とを特徴とする。
【0015】締結手段とリテーナとを、取付け口に対す
るリテーナの通り抜けを可能とする姿勢の自由度を持た
せて連接したものとすることができ、締結手段は固定台
座及びリテーナとの間を互いに拘束し合うボルト及びナ
ットとした構成とすることができる。
【0016】締結手段は、取付け面の表面側から固定台
座及びリテーナを貫通するボルトと、リテーナの裏面側
からボルトにねじ接合するナットとから構成し、リテー
ナをボルト周りであってその軸線に対して傾斜可能に外
挿すると共に、ボルトに対してほぼ直交する姿勢のとき
取付け面の裏面側に係合可能且つ傾斜姿勢のとき取付け
口を挿通可能な形状としたものとすることができる。
【0017】この場合、リテーナと固定台座との間に、
これらの部材に内挿されて相互の共周りを規制する周り
止め具を介装することができ、またナットとリテーナと
の間を、相互の供回りを規制する凹凸係合によって連接
することもでき、更には固定台座及びリテーナがそれぞ
れ前記取付け面の表面及び裏面に突き当たる面にパッキ
ンを備えたものとしてもよい。
【0018】また、固定台座は、ボルトが挿通する部分
から外縁に向けてこのボルトを抜き差し可能な切欠を形
成した構成とすることができる。
【0019】この場合、取付け口には、取付け面よりも
上に突き出る嵩のブッシュを取り付けると共にこのブッ
シュの表面側に固定台座を当接配置し、ブッシュと取付
け面との間及び固定台座との間にそれぞれパッキンを介
装したものとしてもよい。
【0020】更に、固定台座はその外周面に雄ネジを備
え、水栓本体には前記雄ネジに螺合する袋ナット式の締
結ナットを回転自在に備えた構成とすることができる。
【0021】この場合、固定台座と前記水栓本体との間
を、これらの芯周りの回動を規制する凹凸係合によって
拘束する構成としてもよい。そして、この凹凸係合は、
固定台座と水栓本体とを接合する方向に突き出した係合
突起とこれを受ける係合溝とから構成し、係合突起が前
記係合溝への嵌まり込みの開始後に締結ナットが固定台
座の雄ネジに螺合可能となるように、これらの係合突
起,係合溝及び締結ナットと固定台座の螺合部の位置関
係を持たせた構成とすることができる。
【0022】
【作用】リテーナを取付け口に挿し込んで取付け面の裏
面側に潜り込ませ、取付け口周りに配置する固定台座を
締結手段によってリテーナと締結させるようにすること
で、リテーナが取付け面の裏面に及び固定台座が表面に
当たって表裏両面を挟持する。このため、締結手段によ
る締結力をこの挟持力に変換することで、固定台座はリ
テーナと共に取付け面に固定される。そして、この固定
台座に水栓本体を連接固定することで、取付け面の表面
側からの操作のみで水栓の固定が可能となる。
【0023】締結手段とリテーナとを取付け口に対する
リテーナの通り抜けを可能とする姿勢の自由度を持たせ
て連接することで、締結手段を利用してリテーナを取付
け口の下方に組み入れることができる。
【0024】締結手段として固定台座側から差し込むボ
ルト及びリテーナの裏面を受けるナットとした場合、リ
テーナがボルトの軸線に対して斜めに傾いたとき及び垂
直姿勢のときのそれぞれ形状が取付け口に対して抜き差
し可能及び裏面に係合可能なものとしておけば、締結前
でのリテーナの取付け口への挿入及び締結後でのリテー
ナと固定台座による挟持固定が可能となる。
【0025】ナットとリテーナとを互いに供回りしない
係合関係とすることで、リテーナを取付け面の裏面側に
突き当てながらボルトを回すと、ナットへのボルトの速
やかな進入が可能となり、ナットに工具を当てなくても
ボルトとの締結が行われる。また、リテーナが取付け面
の裏面に当たる部分にパッキンを備えると、シールだけ
でなく回動抵抗にも利用でき、より一層ボルトとナット
の締結が速やかに行われる。更に、周り止め具をリテー
ナと固定台座との間に組み込むことにより、ボルト・ナ
ットを強く締め上げるときのリテーナと固定台座の共周
りが防止される。
【0026】また、固定台座に切欠を設けてボルトに対
して側方から抜き差しできるようにすれば、リテーナを
取付け口に落とし込んだ後に装着して挟持固定すること
ができ、取付け口の裏のリテーナとナットとの位置の調
整等が簡単になる。
【0027】また、切欠を固定台座に設けていても、嵩
の高いブッシュをその表裏両面にパッキンを介装して固
定台座との間に組み込むことによって、取付け面から取
付け口側へのシールが確保される。
【0028】更に、固定台座の外周には雄ネジを設けて
これに水栓本体に回動自在に設けた袋ナット式の締結ナ
ットを螺合するようにすれば、水栓本体の姿勢を一定に
保持したまま締結ナットのみを回転させて締結すること
ができ、水栓本体の姿勢の設定も簡単になる。このと
き、固定台座と水栓本体側とを凹凸係合によって互いの
回動を規制しあうようにすれば、水栓本体と固定台座と
の間の位置決めも可能となる。
【0029】そして更に、凹凸係合を係合突起と係合溝
とによるものとし、これが係合した後に袋ナットと固定
台座とが螺合し始めるようにすれば、袋ナットを回しな
がら作業するときに水栓本体は固定台座にきっちりと拘
束されたままとなり、水栓本体の姿勢を適正にした施工
ができる。
【0030】
【実施例】図1は本発明の水栓の固定構造を示す要部の
分解斜視図、図2は固定状態を示す要部の縦断面図であ
る。
【0031】図において、たとえば流し台のカウンター
50に開けた取付け口51の真上に水栓本体1が固定さ
れている。水栓本体1はその一部としてブロック1aを
内部に差し込み固定し、このブロック1aに給水管及び
給湯管等の供給管1bを接続し、ブロック1aに内蔵し
た弁要素を操作することによって、吐水管1cから水や
湯を吐出可能としたものである。
【0032】水栓本体1の下端から突き出たブロック1
aの外周には、袋ナット状の締結ナット2をこのブロッ
ク1aに対して回転自在且つ取付け面側に向けて拘束力
を作用させることができるように組み込む。そして、こ
の締結ナット2をカウンター50側に予め取り付けた固
定部材に締結することによって、水栓本体1をブロック
1aを介してカウンター50側に拘束して固定可能とす
る。また、ブロック1aの下端には、この締結ナット2
の回転操作の際の共周りを防止するために下に突き出し
た一対の係合突起1dを半径方向に互いに対向する2箇
所に設ける。
【0033】水栓本体1をカウンター50に固定するた
めの部材として、カウンター50の上面に載る固定台座
3,カウンター50の下面側に位置するリテーナ4及び
これらの固定台座3とリテーナ4とを連結するためのボ
ルト5及びナット6を締結手段として備える。
【0034】図3はこれらの部材を分解して示す斜視
図、図4は更に構成要素を分解して示すと共に取付け口
51への差し込み要領を説明するための斜視図である。
【0035】固定台座3は、周面部分の肉厚のみを大き
くしたリム3aとし、その外周に締結ナット2の雌ネジ
2aに螺合する雄ネジ3bを形成したものである。そし
て、リム3aには水栓本体1のブロック1aに設けた係
合突起1dが嵌まり込む係合溝3cを設ける。リム3a
によって包囲された部分であって偏心した位置にはボル
ト5を通すための通し孔3dを開けると共に、供給管1
cを差し込むための配管孔3eを設ける。
【0036】リテーナ4は金属板をプレス成形によって
加工したものであり、固定台座3の配管孔3eに整合す
る切欠4aを形成するとともに、円弧状の外周に囲まれ
た部分との間に凹部4bを備え、更にこの凹部4bには
ボルト5の通し孔4cを開け、この通し孔4cの開口縁
には半径方向に対向する2箇所にスリット4dを切開し
ている。
【0037】ここで、リテーナ4は取付け口51に対し
て傾斜した姿勢で上方から通り抜け可能とすると共に、
ボルト5の軸線とほぼ直交する姿勢のときにはカウンタ
ー50の下面に突き合ってこれを挟持可能な平面形状を
持たせたものとする。すなわち、取付け口51の内径は
決められた一定の大きさであり、リテーナ4がカウンタ
ー50の下面に当たるようにするため、リテーナ4が円
弧を形成している部分の外径はこの取付け口51よりも
大きくする。このため、たとえば図4に示すように切欠
4aを取り巻いていてリテーナ4の中心側に狭めたよう
な形状の半島部4e,4fがそれぞれ上下に傾く姿勢と
し、リテーナ4をこの取付け口51に通すようにすれば
よい。このような操作を可能とするには、リテーナ4の
中心を通って両半島部4e,4fの間の中心線と直交す
る線分からこれらの半島部4e,4fの先端までの距離
を、少なくともリテーナ4の半径よりも短くしておけば
よい。これにより、先のようなリテーナ4の姿勢とする
ことで、これを取付け口51の中に通してカウンター5
0の下面側に位置させることができる。
【0038】なお、リテーナ4は図示のようなほぼ馬蹄
形の平面形状とする以外に、取付け口51を抜けた後に
カウンター50の下面に突き当たるようなたとえば棒状
のものであってもよい。
【0039】更に、固定台座3及びリテーナ4はそれぞ
れカウンター50の上面及び下面に突き当てて固定され
るので、これらの両面との間のシールと周り止めのため
のパッキン8,9を設ける。固定台座3の底面に設ける
パッキン8は、図4に示すように環状体であって予め接
着剤によって固定台座3に一体化したものである。ま
た、リテーナ4のパッキン9は、リテーナ4の円弧状の
外郭に沿う平面形状を持ち、内周側に向けて凹状断面と
した嵌合溝9aをリテーナ4の周囲に嵌めることによっ
て一体としたものである。
【0040】図3に戻って、ボルト5はその上端のヘッ
ド5aとほぼ全長に形成した雄ネジ5bとを備えたもの
である。そして、雄ネジ5b部分の外径はリテーナ4の
通し孔4cの内径よりも小さいものとし、ボルト5周り
でリテーナ4が斜めの姿勢を自由にとれるようにする。
【0041】ボルト5の下端からねじ込まれるナット6
は、その上端面であって半径方向に対向する位置に2個
の突起6aを設けたものである。これらの突起6aは、
リテーナ4のスリット4dの中に入り込むように形成さ
れている。
【0042】更に、固定台座3とリテーナ4とをカウン
ター50に強固に固定するときの共周りを防止するた
め、図1に示すような回り止め具10を備える。この回
り止め具10は、上端にフランジ10aを形成すると共
に固定台座3の配管孔3eの中にきっちりと嵌まり込む
スカート10bを下に向けて突き出したものである。そ
して、このスカート10bはリテーナ4の切欠4aの内
縁にも嵌合状態に組み込まれる。そして、配管孔3e及
び切欠4aの内縁をほぼハート形状としスカート10b
の外郭も同様にすることで、ハート形状による凹凸の係
合関係を持たせることができ、スカート10bを介して
固定台座3及びリテーナ4がその芯回りに一体に拘束さ
れる。
【0043】以上の構成において、水栓本体1のカウン
ター50への固定作業は次の要領で行う。
【0044】パッキン8,9を予め一体に取り付けた固
定台座3とリテーナ4に対して、ボルト5及びナット6
を図3のように配列し、ボルト5を通し孔3d,4cに
通して図4に示すようにこれらの部品を一つの群にまと
める。このとき、ボルト5は通し孔4cの内径よりも小
さいので、図示のようにボルト5の軸線に対してリテー
ナ4を斜めにした姿勢にすることができる。
【0045】ここで、取付け口51に対して、図3で示
したようにリテーナ4の半島4e,4fが上下になるよ
うに傾けることによって、リテーナ4を取付け口51の
中に挿し込みながらカウンター50の下面側に潜り込ま
せることができる。なお、図5にこのようなリテーナ4
の傾きと取付け口51との関係を示す。
【0046】次いで、ボルト5を引き上げてその下端の
ナット6によってリテーナ4のパッキン9をカウンター
50の下面に当てながらボルト5を締め付け方向に回
す。この操作のとき、ナット6の突起6aがリテーナ4
のスリット4dに入り込ませるようにする。これによ
り、パッキン9をカウンター50の下面に当てることに
よる摺動抵抗を利用して、リテーナ4が回転しない状態
でボルト5をナット6にねじ込んでいくことができる。
【0047】このようなボルト5とナット6との螺合に
よって、固定台座3とリテーナ4とでカウンター50の
上下面を狭圧するようにしてこれらの部材を固定するこ
とができる。そして、最終締め上げのときには、図1で
示した回り止め具10を配管孔3eから切欠4aの中に
落とし込む。これにより、固定台座3とリテーナ4とは
回り止め具10によって回転方向には一体化されるた
め、リテーナ4の滑り抵抗が固定台座3にも伝達される
ことになる。したがって、ボルト5を強く締め上げてい
きそのヘッド5aが固定台座3を回す向きに作用力を及
ぼしても、固定台座3はリテーナ4による拘束力を受け
て回動を阻止され、ボルト5との共回りが防止される。
【0048】以上により、固定台座3のカウンター50
への取付けが終わり、次の作業として固定台座3への水
栓本体1の固定に移る。なお、水栓本体1のブロック1
aには予め供給管1bを工場出荷段階で接続したものと
しておき、この供給管1bは水栓本体1の固定作業の後
にカウンター50の下方で建屋側の配管に接続する施工
要領とする。
【0049】水栓本体1を固定台座2の上に被せて固定
するとき、ブロック1aの係合突起1dを固定台座3の
係合溝3cの落とし込むようにし、固定台座2の芯周り
での水栓本体1の回転を規制する。なお、このような回
転規制は、固定台座2がカウンター50上に正規の姿勢
で強固に固定されていることから、後の作業の袋ナット
状の締結ナット2による締め付け時点での水栓本体1の
回転を阻止することになり、水栓本体1も正しい姿勢に
位置決めして固定される。
【0050】また、水栓本体1を固定台座2に被せると
きに、係合突起1dが係合溝3cに嵌まり込んでしまっ
た後で、袋ナット2の雌ネジ2aが固定台座3の雄ネジ
3bに螺合し始めるようにする。このような関係は、係
合突起1dの突き出し長さや係合溝3cの深さ及び雌ネ
ジ2aと雄ネジ3bとの位置関係を適切にすることによ
って可能である。この構成によって、袋ナット2を螺合
させていくときに水栓本体1が回ってしまうことがなく
なり、その姿勢を固定台座3に合わせたものとすること
ができる。
【0051】この後、締結ナット2を固定台座2の雄ネ
ジ3bにねじ込み、この締結ナット2に工具を掛けて強
く締め付けることによって、袋ナット2がブロック1a
の下端部が固定台座3側に拘束され、図2に示すように
水栓本体1をカウンター50に強固に固定することがで
きる。この水栓本体1の固定後には、その下端からカウ
ンター50の下方に垂れ下がっている供給管1bを建屋
側の配管に接続する。この作業のとき、供給管1bの長
さを適切なものとしておけば、作業者がカウンター50
の下に深く入り込むことなく簡単な配管作業で終えるこ
とができる。
【0052】このように、水栓本体1をカウンター50
に固定するに際して、固定台座3の組み込みから水栓本
体1の連結固定までの一連の作業を全てカウンター50
の上側から取り扱いで済ませることができる。したがっ
て、カウンター50の中に作業者が入り込んで連結する
必要がなくなり、一人の作業者でも簡単に水栓本体1の
据付け施工が可能となる。
【0053】また、取付け口51はパッキン8,9によ
ってその上下両面がシールされるので、カウンター50
面からの水がキャビネットの中に流れ込むこともない。
また、カウンター50の上下両面を弾性変形するパッキ
ン8,9によって挟持することにより、カウンター50
の表面精度が不良なものであっても、その弾性変形を利
用することで水栓本体1を安定状態に強固に固定するこ
とができ、ガタ付きの発生や配管の緩み等も効果的に防
止できる。
【0054】図6から図10は別の固定構造の例を示す
ものである。なお、先の例と同じ部材については共通の
符号で指示しその詳細な説明は省略する。
【0055】この例では、固定台座3にはその通し孔3
dを外部に開放させるための切欠3fを設けてボルト5
をこの切欠3fから抜き差しできるようにする。切欠3
fは、図6の固定台座3の平面図に示すように、通し孔
3dから半径方向に延びる向きに切開され、その上半分
をブロック1aの係合突起1dが入り込む係合溝として
兼用する。この切欠3fの開口幅はボルト5の外径より
も僅かに大きいものとし、ブロック1aに設ける係合突
起1dもこの開口幅にきっちりと嵌合できるような大き
さとする。
【0056】固定台座3に切欠3fを設けたことによっ
て、この切欠3fが水の通路となってカウンター50の
上面から取付け口51側へのシールが絶たれる可能性が
ある。このため、図8に示すようなブッシュ11及び2
枚のパッキン12,13によるシール構造を新たに設け
る。
【0057】ブッシュ11はたとえば合成樹脂を素材と
し、上端にフランジ11aを形成すると共にその下に複
数の舌片11bを設けたものである。フランジ11aは
取付け口51の開口縁の回りの載る外径を持ち、舌片1
1bはその下端部の外周に膨出部11cを設けて取付け
口51の中に弾性的に嵌合可能としたものである。
【0058】パッキン12はフランジ11aの上面に接
着剤によって一体化され、固定台座3の下面を受けて切
欠3f以外の部分をシールする。また、下配置のパッキ
ン13は舌片11bの回りに嵌合して固定され、カウン
ター50の上面をシールする。
【0059】固定台座3のカウンター50への固定は、
これに先立ってブッシュ11及びこれに一体化したパッ
キン12,13の部材を取付け口51に嵌め込むことか
ら始める。この固定は、ブッシュ11の舌片11bを取
付け口51の中に差し込み、この舌片11bの弾性変形
と膨出ブッシュ11cによる取付け口51の内周壁への
弾性反力を利用して行われる。
【0060】次いで、ボルト5とナット6及びリテーナ
4のみを組み合わせたものとし、先の例と同様にリテー
ナ4を斜めの姿勢として取付け口51の中に差し込む。
このとき、先の例とは異なって、ボルト5には固定台座
3を連ねないままで作業するので、リテーナ4を斜めに
向けたまま取付け口51に差し込む作業等が簡単にな
る。また、差し込んだ後には指先を取付け口51からリ
テーナ4に掛けて、ナット6の突起6aをリテーナ4の
スリット4dに入り込ませることもできる。
【0061】リテーナ4の取付け口51への差し込みが
終えると、ボルト6の側方から固定台座3を移動させて
その切欠3fをボルト6が通り抜けるようにする。これ
により、図8に示すように固定台座3をボルト6に接合
することができ、以降は先の例と全く同じ要領で固定台
座3をカウンター50に固定することができる。
【0062】この固定台座3の据付けの後、供給管1b
をブロック1a側に接続してから締結ナット2を固定台
座3の雄ネジ3bにねじ込むことによって、図10に示
すように水栓本体1がカウンター50に固定される。
【0063】ここで、ブッシュ11の下面に設けたパッ
キン13はカウンター50の上面をシールするので、カ
ウンター50面に沿う水の取付け口51側への侵入は阻
止される。また、ブッシュ11の上面に配置したパッキ
ン12はフランジ11aの嵩の分だけカウンター50の
上面よりもレベルが高いので、カウンター50に多量の
水を零したとしても、このパッキン12によるシールが
確保される。したがって、固定台座3に切欠3fを設け
ていても、これらのパッキン12,13によってカウン
ター50面から取付け口51側への漏水が防止される。
【0064】
【発明の効果】本発明では、固定台座とリテーナとで取
付け面の表裏両面を締結手段の締結力によって挟持して
固定台座自身を取付け面に固定でき、締結手段をボルト
・ナットとすれば固定台座を強固に取り付けることがで
き、水栓本体をこの固定台座を介して安定して固定する
ことができる。そして、これらの作業は全て取付け面の
表面側からの操作で行えるので、一人の作業者でも簡単
な施工で済む。
【0065】また、水栓本体をこれに装着した袋ナット
状の締結ナットで固定台座を包み込むように連結すれ
ば、水栓本体の表面にビス等の部品が露出することはな
く、外観を損なうこともない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の水栓の固定構造の一実施例を示す要部
の分解斜視図である。
【図2】水栓本体をカウンターに固定したときの要部を
示す縦断面図である。
【図3】水栓固定のための部材を分解して示す斜視図で
ある。
【図4】リテーナな取付け口への差し込み要領をパッキ
ン等の配置構造と併せて示す斜視図である。
【図5】リテーナの傾斜による取付け口のとおり抜けを
示す図である。
【図6】固定台座にボルトを抜き差しするための切欠を
設けた例の各部材の分解斜視図である。
【図7】図6における固定台座の概略平面図である。
【図8】図6及び図7の固定台座を使用するときのシー
ル用のパッキン及びブッシュを示す分解斜視図である。
【図9】固定台座,リテーナ及びボルト・ナットの部材
を組み合わせたときの斜視図である。
【図10】図4に示した部材によって水栓本体をカウン
ターに固定したときの要部の縦断面図である。
【符号の説明】
1 水栓本体 10 回り
止め具 1a ブロック 11 ブッ
シュ 1b 係合突起 12 パッ
キン 2 締結ナット 13 パッ
キン 3 固定台座 50 カウ
ンター 3c 係合溝 51 取付
け口 3d 通し孔 3e 配管孔 3f 切欠 4 リテーナ 4c 通し孔 4d スリット 5 ボルト 6 ナット 6a 突起 7 パッキン 8 パッキン 9 パッキン
フロントページの続き (72)発明者 白石 勝彦 福岡県北九州市小倉北区中島2丁目1番1 号 東陶機器株式会社内 (72)発明者 飯田 正己 福岡県北九州市小倉北区中島2丁目1番1 号 東陶機器株式会社内 (72)発明者 藪 廣秋 福岡県北九州市小倉北区中島2丁目1番1 号 東陶機器株式会社内 (72)発明者 坂 一馬 福岡県北九州市小倉北区中島2丁目1番1 号 東陶機器株式会社内 (72)発明者 吉田 徹路 福岡県北九州市小倉北区中島2丁目1番1 号 東陶機器株式会社内

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水栓本体の取付け面に開けた取付け口に
    合わせて配置する固定台座と、前記取付け面の裏面側に
    位置させるリテーナと、これらの固定台座及びリテーナ
    とを前記取付け面の表面側からの操作で締結する締結手
    段とを備え、前記リテーナは、その姿勢によって前記取
    付け口を通り抜け可能であって且つ該取付け口の開口縁
    周りの裏面に突き当たり可能な形状を持ち、前記固定台
    座を、前記締結手段による締結力を前記固定台座自身と
    前記リテーナとによる前記取付け面の表裏両面への挟持
    力に変換して固定可能とし、更に前記固定台座に前記水
    栓本体を連接してなる水栓の固定構造。
  2. 【請求項2】 前記締結手段と前記リテーナとを、前記
    取付け口に対する前記リテーナの通り抜けを可能とする
    姿勢の自由度を持たせて連接してなる請求項1記載の水
    栓の固定構造。
  3. 【請求項3】 前記締結手段は、前記固定台座及びリテ
    ーナとの間を互いに拘束し合うボルト及びナットとして
    なる請求項1または2に記載の水栓の固定構造。
  4. 【請求項4】 前記締結手段は、前記取付け面の表面側
    から前記固定台座及びリテーナを貫通するボルトと、前
    記リテーナの裏面側から前記ボルトにねじ接合するナッ
    トとから構成し、前記リテーナを前記ボルト周りであっ
    てその軸線に対して傾斜可能に外挿すると共に、前記ボ
    ルトに対してほぼ直交する姿勢のとき前記取付け面の裏
    面側に係合可能且つ傾斜姿勢のとき前記取付け口を挿通
    可能な形状としてなる請求項1または2記載の水栓の固
    定構造。
  5. 【請求項5】 前記リテーナと固定台座との間に、これ
    らの部材に内挿されて相互の共周りを規制する周り止め
    具を介装してなる請求項1から4のいずれかに記載の水
    栓の固定構造。
  6. 【請求項6】 前記ナットとリテーナとの間を、相互の
    供回りを規制する凹凸係合によって連接してなる請求項
    3から5のいずれかに記載の水栓の固定構造。
  7. 【請求項7】 前記固定台座及びリテーナがそれぞれ前
    記取付け面の表面及び裏面に突き当たる面にパッキンを
    備えてなる請求項3から6のいずれかに記載の水栓の固
    定構造。
  8. 【請求項8】 前記固定台座は、前記ボルトが挿通する
    部分から外縁に向けて該ボルトを抜き差し可能な切欠を
    形成してなる請求項3から7のいずれかに記載の水栓の
    固定構造。
  9. 【請求項9】 前記取付け口には、前記取付け面よりも
    上に突き出る嵩のブッシュを取り付けると共に該ブッシ
    ュの表面側に前記固定台座を当接配置し、前記ブッシュ
    と前記取付け面との間及び前記固定台座との間にそれぞ
    れパッキンを介装してなる請求項8記載の水栓の固定構
    造。
  10. 【請求項10】 前記固定台座はその外周面に雄ネジを
    備え、前記水栓本体には前記雄ネジに螺合する袋ナット
    式の締結ナットを回転自在に備えてなる請求項1記載の
    水栓の固定構造。
  11. 【請求項11】 前記固定台座と前記水栓本体との間
    を、これらの芯周りの回動を規制する凹凸係合によって
    拘束してなる請求項10記載の水栓の固定構造。
  12. 【請求項12】 前記凹凸係合は、前記固定台座と前記
    水栓本体とを接合する方向に突き出した係合突起とこれ
    を受ける係合溝とから構成し、前記係合突起が前記係合
    溝への嵌まり込みの開始後に前記締結ナットが前記固定
    台座の雄ネジに螺合可能となるように、これらの係合突
    起,係合溝及び締結ナットと固定台座の螺合部の位置関
    係を持たせてなる請求項11記載の水栓の固定構造。
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