JPH0893502A - 非対称遠心圧縮機ディフューザによるサージ検知装置 - Google Patents

非対称遠心圧縮機ディフューザによるサージ検知装置

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JPH0893502A
JPH0893502A JP22488394A JP22488394A JPH0893502A JP H0893502 A JPH0893502 A JP H0893502A JP 22488394 A JP22488394 A JP 22488394A JP 22488394 A JP22488394 A JP 22488394A JP H0893502 A JPH0893502 A JP H0893502A
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pressure
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Yoshiaki Miyake
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ガスタービンエンジン、等のサージを検知す
る非対称遠心圧縮機ディフューザによるサージ検知装置
に関し、サージの発生を事前に検知する。 【構成】 流体はインペラ8を通り、非対称ディフュー
ザ1より主圧力室4、副圧力室2を通り、燃焼器5に入
り燃焼し、タービンノズル6よりタービンロータ7へ導
かれる。副圧力室4には通常よりも拡大し、延長したチ
ャネル9より流体圧が導かれ、主圧力室4との間の配管
20の途中に設けられた差圧センサ3で両圧力室の差圧
が検知される。副圧力室2の圧力低下は通常部よりも前
に低下するのでこの圧力を差圧センサ3で検知してサー
ジの発生を事前に検知し、サージを回避できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はガスタービンエンジン、
等のサージ検出を行うための非対称遠心圧縮機ディフュ
ーザによるサージ検知装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のサージ検出方式を図5,図6に基
づいて説明する。図5はターボジェットエンジンの断面
図、図6はそのB−B断面図である。両面において、1
4は回転軸でその回りには遠心圧縮機インペラ8が設け
られており、圧縮ガスはディフューザ11を通り、主圧
力室4、燃焼器5へ導かれ、ここよりタービンノズル
6、ロータ7へ導かれる構造となっている。従来のサー
ジ検出方式は、このような構造のエンジンにおいて、主
圧力室4に圧力センサ13を取り付け、圧力室4内の圧
力の急激な低下を監視して、サージの検出を実施してい
た。ただし、この方式による検出は通常、サージしたこ
との検出であり、サージの前兆の検出では無かった。大
型の軸流式の圧縮機の場合は、主圧力室の圧力がサージ
直前で微妙に変動し始めるので、検出しサージ回避制御
を行っている物もある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ガスタービンエンジン
の加速制御において、サージの回避は重要な課題であ
る。前述のような遠心圧縮機を用いたガスタービンエン
ジンの場合、従来の主圧力室4の圧力の監視では殆どサ
ージ発生の前兆はみられず、雑音との区別が事実上不可
能であった。このため、従来の方式での遠心圧縮機のサ
ージの予測制御は困難であり、あらかじめなり余裕を持
った加速スケジュールを定め、オープンループでサージ
回避を実施するのが主流であった。
【0004】ただし、この方式ではエンジンの特性が何
らかの故障等により変化し、サージ特性が変化した場合
には制御不能となるため、サージの発生を検出して、そ
れ以上悪化させないようなサージ回避制御が電子制御の
採用により可能となっているが、少なくとも1回はサー
ジに突入してしまう問題がある。
【0005】さらに、通常、遠心圧縮機の効率はサージ
ラインに近い方が高く、サージに対するマージンを大き
く取ることはエンジン全体の性能を低下させる(燃費が
悪化)ことになる。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明はこのような課題
を解決するために、サージの前兆の検出が事前にできる
ように遠心圧縮機ディフューザの一部に特にサージしや
すい部分を設けて非対称のディフューザとする。その非
対称の部分の流れを別室である、副圧力室に導くように
し、副圧力室と主圧力室の間に差圧センサを設け、圧力
変動を集中的に監視する構成とする。
【0007】即ち、本発明は、ガスタービンエンジンの
遠心圧縮機ディフューザの少なくとも1つのチャネルを
通常のチャネルよりも拡げて延長してなる非対称のディ
フューザと、同非対称のディフューザの延長したチャネ
ルと連通する副圧力室と、同副圧力室を主圧力室へ接続
する配管と、同配管の途中に設けた差圧センサとを具備
してなり、前記副圧力室と主圧力室との間に発生する圧
力変動を前記差圧センサで検知し、サージ圧力の発生を
事前に検知することを特徴とする非対称遠心圧縮機ディ
フューザによるサージ検知装置を提供する。
【0008】
【作用】本発明はこのような手段により、非対称のディ
フューザでは、通常のチャネルよりは幅を拡大し、延長
したチャネルが設けてあり、このチャネルのサージ特性
は通常のチャネルよりも悪くなる。そのため通常のチャ
ネルがサージを発生し、主圧力室の圧力が低下する前に
副圧力室の圧力がまず低下する。この時の副圧力室と主
圧力室の圧力差は差圧センサで検知されるのでこの差圧
センサの値を常時監視しながらエンジンの加速制御を行
うことによりサージの発生を事前に回避することができ
る。なお、副圧力室の圧力変動は非対称となるこの延長
チャネル部を少く、通常は主圧力室の5%以下に設定す
るので全体が同時にサージに入った場合と比べるとほと
んど影響がなく運転ができると共に、サージの発生が事
前に検知できるものである。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて具体
的に説明する。図1は本発明の一実施例に係る非対称遠
心圧縮機ディフューザによる検知装置の構成を示し、タ
ーボジェットエンジンの断面図で示している。図2は図
1におけるA−A断面図である。両図において、1は通
常のチャネル10より延長したチャネル9を有する非対
称ディフューザ、2は主圧力室4の上部に部分的に設け
られた副圧力室で、図2に示すように通常のディフュー
ザのチャネル10を延長した延長チャネル9でこの流路
を導くように主圧力室4より突設するように部分的に設
けられている。この副圧力室2はサージ発生継続時間を
計測可能な程度に延ばすために設けられており、非対称
部の割合と同程度で、主圧力室4の5%程度の容量が適
当である。3は副圧力室2と主圧力室4とを連通する配
管20の間に設けられた差圧センサ、5は燃焼室、6は
タービンノズル、7はタービンロータ、8は遠心圧縮機
インペラ、14は回転軸である。
【0010】従って、本発明の特徴となる点は、非対称
遠心圧縮機1、副圧力室2、差圧センサ3、延長チャネ
ル9及び配管20の部分である。
【0011】図3は検知装置とエンジンとのシステムブ
ロック図で、流体21は遠心圧縮機インペラ8を通り、
ディフューザ1のチャネル10を通り主圧力室4へ流入
する。流体21の一部は延長チャネル9を通り副圧力室
2に入り、主圧力室4へ導かれる。副圧力室2と主圧力
室4との圧力差はこの間の配管20の途中に設けた差圧
センサ3で検知され、制御装置31に伝達され、サージ
が発生する前にサージを回避するような運転制御がなさ
れる。主圧力室4に入った流体は燃焼器5に導かれて燃
焼し、タービンノズル6より噴射し、タービンロータ7
に導かれるものである。従って、30で示す点線部分、
即ち、延長チャネル9、副圧力室2、差圧センサ3が本
発明の特徴部分を示している。
【0012】遠心圧縮機を用いたターボジェットエンジ
ンの作動特性は図4に示す遠心圧縮機の特性マップで特
徴づけられる。図4は流量と圧力比との関係を示し、2
1は定常作動ライン、22は非対称部サージライン、2
3はサージラインである。24は加速ラインで25は加
速ライン24が非対称部サージラインを超える時のサー
ジ検出を示し、26は定回転ライン(95%)、27は
同じく100%のラインである。
【0013】エンジンの出力を上昇させるためには図1
における、遠心圧縮機インペラ8と高圧タービンロータ
7が結合された回転体の回転速度を上昇させなければな
らない。この時、エンジンは図4に示す定常作動ライン
21を離れ、加速ライン24で作動する。一方、遠心圧
縮機は特性として、強い加速を行うと、サージと呼ばれ
る異常現象を起こし、正常な運転が出来ないばかりでな
く、エンジンを破壊する危険性をもっている。これは、
図4の(破線)サージライン23で特徴づけられ、この
ライン23を超えるとサージが発生する。
【0014】従って、エンジンを運転する場合、このサ
ージライン23を超えないように加速制御しなければな
らない。しかし、サージの前兆の検出は非常に困難であ
り、実際にはあらかじめサージラインの予測を行い、こ
れに大きなマージンをつけて加速制御を実施している。
【0015】本発明では図2に示すように、遠心圧縮機
ディフューザ1のチャネル10(通常部はこの形状)の
内の1チャネルないし、数チャネルを延長し、延長チャ
ネル9としてこれを副圧力室2に導き、その後主圧力室
4に返している。
【0016】この特別の延長チャネル部9は通常部のチ
ャネル10よりも面積の拡大率を大きくしてあり、定常
時の性能は通常部のチャネル10より良いが、サージ特
性は悪化し、図4の(一点鎖線)非対称部サージライン
22に示される特性を持つ、このため、通常部のチャネ
ル10がサージに入り(サージライン23を超える)主
圧力室4の圧力が低下する前に副圧力室2の圧力が低下
し、この圧力差を差圧センサ13で検出し、サージ25
をあらかじめ検出する事が可能となる。
【0017】従って、この差圧センサ値を常に監視しな
がら、加速制御を行うことにより、サージを回避しつ
つ、最大限の加速を行うことができる。なお、非対称部
のサージは非対称部のチャネル数が少ない(5%以下に
設計)ので全体が同時にサージに入ることに比べその影
響は少なく、殆ど問題にならない。
【0018】上記の実施例では図3のブロック図の符号
30で示すサージ検知部を図1,図2に示すようなター
ボジェットエンジンに適用した例で説明したが、本発明
はこれに限定するものではなく、詳しい説明は実施例の
構造部が同じであるので省略するが、ターボジェットエ
ンジンとガスジェネレータ部が同じ構造を持つエンジ
ン、即ち、ターボジェットエンジン、ターボファンエン
ジン、ガスタービンエンジン、空気源用ガスタービンエ
ンジンにも同様に適用されるものであり、同様の作用、
効果を奏するものである。
【0019】
【発明の効果】以上、具体的に説明したように、本発明
においては、ガスタービンエンジンの遠心圧縮機ディフ
ューザのチャネルの一部に延長チャネルを設け、非対称
ディフューザとし、この延長チャネルと連通する副圧力
室と、副圧力室と主圧力室とを接続する配管を設け、こ
の配管に差圧センサを設けて圧力差を検出してサージ圧
力の発生を事前に検知する構成としたので、次のような
効果を奏するものである。
【0020】(1)主流のサージ発生前にサージの前兆
を計測することができる。
【0021】(2)従って、この計測値を監視すること
により、サージを回避して加速することができる。
【0022】(3)計測によりサージを予測しているの
で、エンジン特性、運転環境の変化にもサージ回避制御
が対応可能となる。
【0023】(4)サージラインぎりぎりの加速が可能
となるので、エンジンの応答性能が向上する。
【0024】(5)逆に、加速マージンを少なく出来る
ので、作動線をより、サージラインに近づけエンジンの
燃料消費率を低減することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る非対称遠心圧縮機の断
面図である。
【図2】図1におけるA−A断面図である。
【図3】本発明の一実施例に係る非対称遠心圧縮機のデ
ィフューザによるサージ検出装置のブロック図である。
【図4】ガスタービンエンジンにおける遠心圧縮機の一
般的な流量と圧力比の関係を示す図である。
【図5】従来の遠心圧縮機ディフューザの断面図であ
る。
【図6】図5におけるB−B断面図である。
【符号の説明】
1 非対称ディフューザ 2 副圧力室 3 差圧センサ 4 主圧力室 5 燃焼室 6 タービンノズル 7 タービンロータ 8 遠心圧縮機インペラ 9 延長チャネル 10 チャネル

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガスタービンエンジンの遠心圧縮機ディ
    フューザの少なくとも1つのチャネルを通常のチャネル
    よりも拡げて延長してなる非対称のディフューザと、同
    非対称のディフューザの延長したチャネルと連通する副
    圧力室と、同副圧力室を主圧力室へ接続する配管と、同
    配管の途中に設けた差圧センサとを具備してなり、前記
    副圧力室と主圧力室との間に発生する圧力変動を前記差
    圧センサで検知し、サージ圧力の発生を事前に検知する
    ことを特徴とする非対称遠心圧縮機ディフューザによる
    サージ検知装置。
JP06224883A 1994-09-20 1994-09-20 非対称遠心圧縮機ディフューザによるサージ検知装置 Expired - Fee Related JP3110258B2 (ja)

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