JPH0893592A - 内燃機関用電磁式燃料噴射弁 - Google Patents

内燃機関用電磁式燃料噴射弁

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JPH0893592A
JPH0893592A JP22943894A JP22943894A JPH0893592A JP H0893592 A JPH0893592 A JP H0893592A JP 22943894 A JP22943894 A JP 22943894A JP 22943894 A JP22943894 A JP 22943894A JP H0893592 A JPH0893592 A JP H0893592A
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JP
Japan
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valve
fuel
adjusting pipe
combustion engine
internal combustion
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JP22943894A
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English (en)
Inventor
Hisashi Takayanagi
久詩 高柳
Yukio Tomiita
幸生 富板
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Denso Corp
Original Assignee
NipponDenso Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 燃料の調量操作を行ない易くし、かつ組付作
業を簡便に行えるようにした内燃機関用電磁式燃料噴射
弁を提供する。 【構成】 弁本体の弁座から弁部材を離接することによ
り弁開閉する。電磁アクチュエータは、通電時、弁部材
を弾性部材の付勢力に抗して開位置へ移動させる。弾性
部材の付勢力の調整を行うとともに燃料噴射量を微調整
するアジャスティングパイプ47の外周壁には、継手部
44の穴内壁との間隙δ1を隙間δ2に縮小する段差7
1を形成した。このため、隙間δ2から漏れる漏れ流量
2 のばらつきと漏れ流量Q2 の流量値をも小さくする
ので、燃料の流量Q1 の微調整を行ない易くする。この
段差71はアジャスティングパイプ47の組付け性を損
なわない程度の軸方向長さをもつから、継手部44の穴
へのアジャスティングパイプ47の挿入組付作業を容易
に行える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、内燃機関に燃料を供給
するための電磁式燃料噴射弁に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より公知の電磁式燃料噴射弁は、噴
射孔および弁座が形成された弁本体と、当接部を有して
上記弁本体内で移動される弁部材とを備えている。弁部
材はその当接部が弁座に当接して内燃機関への燃料の供
給を停止する閉位置と、その当接部が弁座から離隔され
て内燃機関への燃料の供給を許容する開位置との間を電
磁アクチュエーターによって駆動されるようになってい
る。
【0003】従来、この種の燃料噴射弁として、弁ケー
スに形成された弁座と、弁部材に形成され前記弁座に当
接する当接部との隙間に燃料の噴射量を調節する下流側
燃料調量通路を設けるとともに、この下流側燃料調量通
路の上流側に同じく噴射量を調節する上流側燃料調量通
路を設けたものがある(例えば、特開昭63−2393
59号)。
【0004】このような形式の電磁式燃料噴射弁では、
例えば図10に示すように、弁本体11に形成された弁
座16と弁部材20の稜線65との隙間24(調量面積
S1)と、図9に示すように、アジャスティングパイプ
47に設けられたオリフィス50aの穴径(調量面積S
2)との2箇所で燃料の調量を行っている。またその調
量方法としては、調量面積S1を前もって定め、静的噴
射量を測定しながら、調量面積S2の異なる例えば穴径
の異なるオリフィス50aを有するアジャスティングパ
イプ47を適宜選択することにより、燃料の噴射量を所
定の範囲内に調整するようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、一般に、従
来の電磁式燃料噴射弁の噴射量Qは、 例えば図10
に示す弁座16と弁部材20との間隙24で調量される
流量Q0 と、 例えば図8に示すアジャスティングパ
イプ47の下側の図示しない燃料調量部で調量される流
量Q1 で決定される。そして、噴射量の調整順序は、あ
る流量に調整された流量Q0 に対し、数個の水準に分類
された流量Q1 のうちの意図する流量Q1の燃料調量部
をもつアジャスティングパイプ47を選択することで微
調整を行ない、ここで、アジャスティングパイプ47と
継手部44との間には組付性を確保するため隙間δ1を
設けねばならず、この隙間δ1を流れる漏れ流量Q2
アジャスティングパイプ47と継手部44との部品寸法
によって変動する。従って、調量設定の異なる例えば穴
径の異なるオリフィスを有するアジャスティングパイプ
47を適宜選択することにより、目標とする噴射量調整
値になるまでアジャスティングパイプを交換し、流量Q
1 を微調整する際、アジャスティングパイプ47を選択
し交換するごとに、漏れ流量Q2 が変動するため、アジ
ャスティングパイプ47の選択調整を何度も繰り返し、
流量調整をする必要があった。このため、従来例では図
11、12に示すようにアジャスティングパイプ47と
継手部44との間にOリング70を設けていた。
【0006】また、このOリング70無しでも調量前に
あらかじめ隙間δ1を極力小さくするようにアジャステ
ィングパイプ47と継手部44の部品寸法を設定すれ
ば、漏れ流量Q2 を少なくできるため流量Q1 を調節し
やすくなるが、しかし一方で部品寸法のばらつき(不均
一)により組付け時の部品間の隙間δ1が過小となれ
ば、継手部44の穴にアジャスティングパイプ47を組
付け挿入することができなくなる恐れがある。
【0007】本発明は、アジャスティングパイプと継手
部の間のOリングを廃止し、燃料の調量操作を行ない易
くし、かつ組付作業を簡便に行えるようにした内燃機関
用電磁式燃料噴射弁を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
の本発明の請求項1記載の内燃機関用電磁式燃料噴射弁
は、噴射孔およびこの噴射孔に連なる弁座を有する弁本
体と、当接部を有しており、この当接部が前記弁座に当
接して内燃機関への燃料の供給を停止する閉位置と前記
当接部が前記弁座から離隔されて内燃機関への燃料の供
給を許容する開位置との間で移動可能に設けられた弁部
材と、前記弁部材を前記閉位置側に付勢する弾性部材
と、前記弁部材を前記弾性部材の付勢力に抗して前記開
位置へ移動させる電磁アクチュエータと、前記弾性部材
の付勢力の調整を行うとともに、内部に形成された内部
通路を介して前記弁本体に燃料を導入するアジャスティ
ングパイプと、前記弁本体と相対位置が決められ、前記
アジャスティングパイプを収容するための穴を有する継
手部と、前記アジャスティングパイプの外壁と前記穴の
内壁との間に燃料の漏れ量を絞る絞りとを備えたことを
特徴とする。
【0009】請求項2記載の内燃機関用電磁式燃料噴射
弁の前記絞りは、前記アジャスティングパイプの外壁に
形成される凹凸形状の段差であることを特徴とする。請
求項3または請求項4記載の内燃機関用電磁式燃料噴射
弁の前記絞りは、アジャスティングパイプの軸方向の組
付け性を妨げない程度の軸方向長さをもつように、また
は燃料再調量を不要とする程度に燃料の漏れ量を抑制す
る軸方向長さをもつように形成されることが望ましい。
【0010】
【作用および発明の効果】本発明の内燃機関用電磁式燃
料噴射弁によると、噴射弁の継手部穴内壁とアジャステ
ィングパイプ外周壁との間隙を縮小する絞りを設ける構
成であるから、従来のものではアジャスティングパイプ
と継手部との隙間が隙間δ1であったものが、本発明で
はアジャスティングパイプと継手部との隙間が隙間δ2
であるため、その結果、隙間δ2から漏れる漏れ流量Q
2 のばらつきと漏れ流量Q2 の流量値を小さくするの
で、継手部の穴内壁とアジャスティングパイプ外壁との
間からの燃料の漏れ流量Q2 を抑制することができ、燃
料の調量を行ない易くする。
【0011】また、この絞りはアジャスティングパイプ
の組付け性を損なわない程度の軸方向長さをもつから、
継手部の穴へのアジャスティングパイプの挿入組付作業
を容易に行える。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図2〜図5、特に図2を参照して、そこには本発
明の実施例による内燃機関用電磁式燃料噴射弁が組み込
まれた、例えば車両に用いて好適な燃料供給システムが
示されており、その燃料供給システムは燃料タンク2を
有しており、この燃料タンク2から電磁ポンプ3により
圧送される燃料はフィルタ4を通過して供給路6に送ら
れ、その供給路6を通って圧力制御弁7に送られる。そ
して供給路6内の加圧燃料は分岐管8を通って燃料噴射
弁1に送られる。この燃料噴射弁1は一般的には火花点
火式内燃機関の吸気管あるいはシリンダ内に燃料の供給
を行なうもので、燃料としては比較的蒸気圧の低いガソ
リンが用いられる。また、燃料噴射弁1による燃料の供
給圧は250KPa程度の比較的低圧であって、この供
給圧は圧力制御弁7によって吸気管の圧力に対して一定
の差圧に調圧されている。
【0013】図2に示された電磁式燃料噴射弁1は弁本
体11と弁ケース12とを有し、その弁ケース12の先
端部を折り曲げて弁本体11に押し付けることによって
それら弁本体11と弁ケース12とは一体に連結されて
いる。また、図3に詳細に示されているように、弁本体
11には調量が完了した燃料をシリンダ内または吸気管
内に噴射供給するための噴射孔14と、截頭円錐面で形
成された弁座16とが備えられている。図2に戻って、
弁本体11には案内孔17が形成され、その案内孔17
に収容された細長いニードル形式の弁部材20には二個
の摺動部21および22が備えられ、これら摺動部2
1、22は弁部材20を滑らかに摺動させるために、案
内孔17の壁面に対して数ミクロンメートルの間隙が得
られるよう嵌合されている。その弁部材20は、図3〜
図5に示されているように、弁部材20に備えられた当
接部23が弁座16に当接して噴射孔14を閉じ、内燃
機関への燃料の供給が停止される図4に示された閉位置
と、当接部23が弁座16からリフト量Hだけ離隔され
て噴射孔14を開け、内燃機関への燃料の供給を許容す
る。図5に示された開位置との間で弁本体11に対して
移動可能に案内孔17内に配備されている。そして、弁
部材20が図5に示された開位置を占めるとき弁座16
と協働して間に燃料調量用の間隙24を画定す調量部画
定部分26がその弁部材20に備えられ、間隙24は調
量面積S1を有しているとともに、調量部画定部分26
は截頭円錐面で形成されている。また図5から明らかな
ように、当接部23は燃料噴射弁1内を流れる燃料に関
して調量部画定部分26の下流側に位置している。
【0014】図2に戻って、弁部材20の後端と弁ケー
ス12との間にはディスク状のストッパ31が間挿固定
され、弁部材20に備えられたフランジ32がストッパ
31に当接することによって弁部材20の開位置が定ま
るようになっている。弁部材20の後端部はストッパ3
1を貫通して弁ケース12内に延びて入っている。弁ケ
ース12内には弁部材20を駆動して弁部材20を図4
に示された閉位置と図4に示された開位置との間で移動
させる電磁アクチュエータ35が配備されている。電磁
アクチュエータ35は弁部材20の後端部に連結された
アーマチュア36と弁ケース12に対して固定した関係
をなして、したがって弁本体20に対し固定した関係を
なして装備されたステータ37と、ステータ37の周り
に巻装された電磁コイル38とを有している。アーマチ
ュア36は復帰用コイルばね39によって閉位置へ向け
て、すなわち図3で見て下方に付勢されており、電磁コ
イル38に電流が供給されると電磁力が発生し、この電
磁力によってアーマチュア36はコイルばね39の付勢
力に抗してステータ37へ向けて吸引され、フランジ3
2がストッパ31に当接することにより弁部材20は図
5に示された開位置を占める。電磁コイル38への電流
の供給が停止すると、弁部材20は復帰用コイルばね3
9の付勢力によってステータ37から離れる方向に移動
し、弁部材20の当接部23が弁座16に当接すること
によって弁部材20は図4に示された閉位置を占める。
電磁コイル38は端子41を介してマイクロコンピュー
タを含む電子制御回路42に接続され、その電子制御回
路42が電磁コイル38への電流の供給および供給停止
を制御するようになっている。
【0015】ステータ37にはフランジ43が一体をな
して備えられ、そのフランジ43は弁ケース12の後端
に固定して取り付けられている。ステータ37に対し反
対側のフランジ43の端面からは分岐管8に接続される
継手部44が一体をなして延びており、その継手部44
内にはフィルタ46が配備されているとともに、復帰用
コイルばね39の付勢力を調節するためのアジャスティ
ングパイプ47が配備されている。そして、そのアジャ
スティングパイプ47の内部通路48の上流側端部は継
手部44を介して分岐管8に連通し、また下流側端部
は、アーマチュア36に形成された中心孔49およびそ
のアーマチュア36の外周部、弁部材20の平坦画部5
1、ストッパ31の中心孔52および弁部材20と案内
孔17の壁面との間に燃料通路53を介して上述した燃
料調量用の間隙24に連通している。こうして弁部材2
0が図5に示された開位置を占めると、分岐管8からの
加圧燃料は間隙24を通って噴射孔14からシリンダ内
へあるいは吸気管内へ噴射されるようになっている。
【0016】上述した燃料の流れ方向に関して燃料調量
用の間隙24の上流側であるアジャスティングパイプ4
7の中には、オリフィス50aを有する調量部材50が
設けられている。この調量部材50のオリフィス50a
は燃料調量用の間隙24へ送られる燃料を調量するため
の燃料調量手段を構成しており、図示の実施例の場合、
所定の圧力損失のうち、20%から50%を調量部材5
0が受け持ち、残りの圧力損失を燃料調量用の間隙24
が受け持つように設定されている。
【0017】次に、内燃機関用電磁式燃料噴射弁1の作
動について説明する。電子制御回路42から電磁アクチ
ュエータ35の電磁コイル38に電流が供給されていな
いとき、弁部材20は復帰用コイルばね39の付勢力に
よって図4に示された閉位置を占め、その閉位置におい
て、弁部材20の当接部23は弁本体11の弁座16に
当接し、内燃機関への燃料の供給を提示している。この
図4に示された閉位置を占めている時、シリンダ内又は
吸気管内の燃料残渣または燃料中の気化残渣Rが弁座1
6の、当接部23に対応した被当接部61よりも下流側
の部分の上に、また、弁部材20の、当接部23よりも
下流側の部分の面上に付着堆積する。しかしながら閉位
置を占めているときには、弁部材20および弁座16
の、それぞれの当接部23および被当接部61よりも上
流側の部分はシリンダ内または吸気管内との直接の連通
から、その当接部23によって断たれているので、それ
ら上流側の面上に残渣Rが付着、堆積することはない。
【0018】電子制御回路42から電磁コイル38に電
流が供給されると、弁部材20は復帰用コイルばね39
の付勢力に抗してステータ37に吸引され、フランジ3
2がストッパ31に当接する位置までリフト量Hだけ移
動して弁部材20は図5に示された開位置を占める。分
岐管8からの加圧燃料はフィルタ46、調量部材50の
オリフィス50a,アジャスティングパイプ47の内部
通路48、アーマチュア36の中心孔49、弁部材20
の平坦部51、ストッパ31の中心孔52、燃料通路5
3、燃料調量用の間隙24、および噴射孔14を通って
シリンダ内または吸気管内に噴射される。図5から明ら
かなとおり、弁部材20が開位置を占めると、燃料は調
量部材50のオリフィス50aおよび調量用の間隙24
によって調量されるが、弁部材20の調量部画定部分2
6上およびそれと協働して間隙24を画定する弁座26
の部分上には残渣が付着堆積していないので、間隙24
の調量面積S1はその残渣の影響を受けることなく、常
に一定した調量作用を行なうことが可能である。
【0019】そして、図1に示すように、アジャスティ
ングパイプ47の外周部の一部に絞りとしての段差71
を設ける。段差71は、アジャスティングパイプ47の
外周壁の一部に凹凸形状の段差73に形成される。アジ
ャスティングパイプ47の外径d1 、段差71の外径d
2 とし、継手部44の小径部の内径dC と段差71との
隙間δ2を継手部44の小径部の内径dC とアジャステ
ィングパイプ47の外径d1 との隙間δ1よりも小さく
設定する。このため、隙間δ2により漏れる漏れ流量Q
2 のばらつきを抑えかつ流量Q2 を少なくすることが可
能である。これにより再調量の必要がほとんどなくな
る。
【0020】一方、隙間δ2はアジャスティングパイプ
47の段差71の長さLのみに適用される。この長さL
は、継手部44へのアジャスティングパイプ47の組付
け性を阻害しないように隙間δ1によって確保されてい
る。次に実験データを図6に示す。図6に示す実験デー
タは、継手部の小径部の内径dC とアジャスティングパ
イプの外径d1 との隙間δ1と燃料の漏れ率ΔQとの関
係を示したものである。ここで漏れ率ΔQはΔQ=Q2
/Qで表わされる(Q:目標とする噴射量、Q2 :隙間
δ1からの漏れ流量)。
【0021】この実験によると、継手部の穴の内壁とア
ジャスティングパイプの外壁との隙間との大きさは組付
け性の点ではある程度大きい方がよいのであるから、そ
の組付け限界はこの実験によると隙間δ1が0.01
(mm)≦δ1であることが必要であり、また再調量を
必要としない調量限界は図6に示されるように隙間δ1
がδ1≦0.036(mm)の範囲である。したがっ
て、継手部の小径部の内径dC と段差71との間の隙間
δ2の大きさは、この実験では、0.01≦δ1≦0.
036(mm)の範囲が好ましい結果となった。
【0022】実験の結果、隙間δ1は組付け性確保のた
め0.01mm以上とし、噴射量調整のためには0.0
36mm以下にすることが望ましい。また実験の結果、
隙間δ2は漏れ流量Q2 のばらつきを抑えかつ漏れ流量
2 を少なくするために0.02mm以下が望ましい。
段差長さLはアジャスティングパイプの全長の1/5程
度以下、段差の位置Lの形成位置からアジャスティング
パイプの後端までの距離L1は1〜5mmの範囲であれ
ば組付け性を阻害するものでないことがわかった。
【0023】次に、本実施例の燃料噴射弁1の調量方法
について説明する。内部調量式燃料噴射弁の調量は、弁
部材20の間隙24と、アジャスティングパイプ47に
圧入される調量部材50のオリフィス50aの二箇所に
て行われる。まず図3における弁部材20の間隙24を
形成するシート径dS 、リフト量H、噴射径de をある
範囲内に設定した後、弁本体11をストッパ31ととも
に弁ケース12に取付け、端部60を折り曲げ加工する
ことにより固定する。
【0024】次いで、目標とする噴射量調整値に見あっ
たオリフィス50aを有するアジャスティングパイプ4
7を燃料噴射弁1に挿入する。燃料噴射弁1の噴射量が
目標とする値に達しなかった場合、目標とする噴射量Q
に到達するまで、異なる穴径を有するオリフィス50a
を有するアジャスティングパイプ47に交換し、微調整
を行う。
【0025】本実施例を従来技術と対比すると、従来技
術では、部品の加工精度上、アジャスティングパイプ4
7と継手部44の隙間δ1の大きさのばらつきが大きか
った。従って、噴射量調整時、間隙24をある範囲内に
設定後、目標とする噴射量調整値に見あったオリフィス
50aを有するアジャスティングパイプ47を組み付け
ても、アジャスティングパイプ47と継手部44との隙
間δ1がばらつき、隙間δ1からの漏れ流量Q2 もばら
つくため、目標とする噴射量Qになかなか達せず、何度
も異なる穴径を有するオリフィス50aを有するアジャ
スティングパイプ47に交換し、再調整する必要があ
り、非常に組み付け作業性が悪かった。
【0026】これに対し本実施例では、アジャスティン
グパイプ47と継手部44の間に段差71を設けている
ことにより、アジャスティングパイプ47と継手部44
の隙間からの流量漏れを規制することができるため、何
度も異なる穴径のオリフィス50aを有するアジャステ
ィングパイプ47を交換しなくとも噴射量の微調整が簡
易に行える。
【0027】また、本実施例では、隙間δ1からの漏れ
流量Q2 を無くすためのOリング70等のシール部材を
廃止したため、コストダウンを図れるという効果があ
る。次に本発明の第2実施例を図7に示す。図7に示す
第2実施例は、継手部44の穴内壁面とアジャスティン
グパイプ47の外壁面との間に形成される隙間の通路を
絞る絞りとしての凹凸形状の段差73を継手部44の内
壁に形成する。絞りとしての段差73はアジャスティン
グパイプ47の軸方向に所定の長さだけ形成されてい
る。段差73は凹凸形状に形成される。
【0028】この第2実施例においては、継手部44の
穴内壁に形成される段差73とアジャスティングパイプ
47の外壁面とで作られる隙間δ2が燃料の絞りとなっ
て、燃料漏れ流量を抑制するという効果がある。前記第
1実施例および第2実施例では継手部44の穴内壁とア
ジャスティングパイプ47との外壁との間に形成される
絞りとしての段差を凹凸形状で構成したが、本発明で
は、その他の絞り手段例えば環状のリング部材等で段差
を構成することによりアジャスティングパイプと継手部
との隙間の漏れ流路を絞ることもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の内燃機関用電磁式燃料噴射弁の第1実
施例の主要部を示す断面図である。
【図2】本発明の第1実施例の全体構成を示す長手方向
断面図である。
【図3】図2のIII で囲まれた部分の拡大断面図であ
る。
【図4】図3に示すIVで囲まれた部分において弁部材が
閉位置を占めている状態を示す図である。
【図5】図3に示すIVで囲まれた部分において弁部材が
開位置を占めている状態を示す図である。
【図6】本発明の実施例による継手部穴内壁とアジャス
ティングパイプ外壁面との間の隙間と燃料の漏れ率との
関係を示す実験データ図である。
【図7】本発明の第2実施例による主要部を示す断面図
である。
【図8】従来の電磁式燃料噴射弁の要部を示す断面図で
ある。
【図9】従来の電磁式燃料噴射弁の全体構成を示す長手
方向断面図である。
【図10】従来の電磁式燃料噴射弁の要部を示す断面図
である。
【図11】図9のXIで囲まれた部分の拡大断面図であ
る。
【図12】図9のXIで囲まれた部分の変形例を示す拡大
断面図である。
【符号の説明】
1 燃料噴射弁 11 弁本体 12 弁ケース 14 噴射孔 16 弁座 17 案内孔 20 弁部材 31 ストッパ 35 電磁アクチュエータ 39 復帰用コイルばね(弾性部材) 44 継手部 46 フィルタ 47 アジャスティングパイプ 48 内部通路 50 調量部材 50a オリフィス 71 段差(絞り) 73 段差(絞り)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 噴射孔およびこの噴射孔に連なる弁座を
    有する弁本体と、 当接部を有しており、この当接部が前記弁座に当接して
    内燃機関への燃料の供給を停止する閉位置と前記当接部
    が前記弁座から離隔されて内燃機関への燃料の供給を許
    容する開位置との間で移動可能に設けられた弁部材と、 前記弁部材を前記閉位置側に付勢する弾性部材と、 前記弁部材を前記弾性部材の付勢力に抗して前記開位置
    へ移動させる電磁アクチュエータと、 前記弾性部材の付勢力の調整を行うとともに、内部に形
    成された内部通路を介して前記弁本体に燃料を導入する
    アジャスティングパイプと、 前記弁本体と相対位置が決められ、前記アジャスティン
    グパイプを収容するための穴を有する継手部と、 前記アジャスティングパイプの外壁と前記穴の内壁との
    間に燃料の漏れ量を絞る絞りを備えたことを特徴とする
    内燃機関用電磁式燃料噴射弁。
  2. 【請求項2】 前記絞りは、前記アジャスティングパイ
    プの外壁に形成される凹凸形状の段差であることを特徴
    とする請求項1記載の内燃機関用電磁式燃料噴射弁。
  3. 【請求項3】 前記絞りは、アジャスティングパイプの
    軸方向の組付け性を妨げない程度の軸方向長さをもつよ
    うに形成されることを特徴とする請求項1記載の内燃機
    関用電磁式燃料噴射弁。
  4. 【請求項4】 前記絞りは、燃料再調量を不要とする程
    度に燃料の漏れ量を抑制する軸方向長さをもつように形
    成されることを特徴とする請求項1記載の内燃機関用電
    磁式燃料噴射弁。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2002068812A1 (de) * 2001-02-28 2002-09-06 Robert Bosch Gmbh Brennstoffeinspritzventil mit einer einstellhülse
JP2010529350A (ja) * 2007-06-04 2010-08-26 コンチネンタル オートモーティヴ ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング 噴射弁のための調整及びフィルタ装置及び噴射弁

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