JPH0894995A - 微小ドット及びタッチパネルの製造方法 - Google Patents

微小ドット及びタッチパネルの製造方法

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JPH0894995A
JPH0894995A JP23300694A JP23300694A JPH0894995A JP H0894995 A JPH0894995 A JP H0894995A JP 23300694 A JP23300694 A JP 23300694A JP 23300694 A JP23300694 A JP 23300694A JP H0894995 A JPH0894995 A JP H0894995A
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dots
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dot
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JP23300694A
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Satoshi Igarashi
聡 五十嵐
Kazuhiko Honjo
和彦 本庄
Toshiaki Yatabe
俊明 谷田部
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Teijin Ltd
Original Assignee
Teijin Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 多数分散配置された均一な形状の微小ドット
を基板上に生産性よく安定して製造できる微小ドットの
製造方法、及びこれを用いたタッチパネルの製造方法の
提供。 【構成】 基板上に所定間隔で分散配置された多数の合
成樹脂からなる微小ドットの製造方法において、微細孔
を所定間隔で分散配置した可撓性の薄板をスクリーンに
して、硬化処理により前記合成樹脂となる硬化性原料粘
液を基板上にスクリーン印刷して該硬化性原料粘液から
なる半球状のドットを形成し、次いでこのドットを硬化
処理する微小ドットの製造方法、及びこの微小ドットの
製造方法を用いたタッチパネルの製造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ペンや指でその表面を
押圧変位させてその押圧点座標を検出することで、スイ
ッチ、文字入力、描画入力等を行うためのタッチパネ
ル、或いは液晶テレビ、パソコン等の表示部に使用され
ている液晶表示装置等の液晶部のスペーサーに好適な微
小ドットの製造方法、及びこの微小ドットの製造方法を
用いたタッチパネルの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、各種表示装置においては、表示機
能のみならずヒューマンインターフェースを向上させる
ために、表示画面上において手書き入力機能を付加させ
たパーソナルコンピューター、電子手帳、各種端末機が
数多く見られるようになってきた。そうした手書き入力
のインターフェースの一つとして、透明導電性フィルム
等によって構成した透明タッチパネルが用いられてい
る。
【0003】こうした透明タッチパネルは、少なくとも
一方が可撓性の2枚の透明導電性基板をその間に所定の
空隙を有するようにスペーサーを介在させて貼り合わせ
構成となっている。
【0004】かかる透明タッチパネルは具体的には以下
のようにして製造される。すなわち、少なくとも一方の
可撓性の基板には、可撓性を有する絶縁性透明有機物フ
ィルムを用いる。そして他方の基板には同様な絶縁性透
明有機物フィルム、あるいはガラス基板等を用いる。そ
してこれら基板の表面上に所望のパターンで透明導電性
膜を形成する。これにより、所望の導電性膜を有する透
明導電性フィルムあるいは透明導電性ガラスを得ること
ができる。ここでこのような透明導電性膜は、ITO
(インジウム・錫酸化物)、SnO2 等を基板上に蒸着
法、スパッタ法、CVD法または塗工法等の成膜法によ
り成膜することにより形成される。
【0005】そして、タッチパネルは、得られた透明導
電性フィルムあるいは透明導電性ガラスに取り出し用の
配線を接続し、次いでこれらを所定空隙を形成するスペ
ーサーを介在させて貼り合わせることにより、製造され
る。
【0006】このタッチパネルは、可撓性を有する基板
の側を押圧する事で、押圧した箇所の2枚の基板上の透
明導電性膜からなる電極同志が接触する。このとき接し
た電極の位置を、電気信号変化を検出することで押圧箇
所の座標として検出を行なうことができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】透明タッチパネルは、
良好なON/OFF特性を得るためには、押圧された個
所では良好に電極が接触し、押圧されない個所は十分に
2枚の電極が離れた状態を保つ必要がある。さらには、
パネル全面で均一な押圧力でON/OFFがなされなけ
ればならない。そのために、タッチパネル全面で2つの
電極間の空隙を均一に保つ必要があり、具体的には、2
つの電極間のスペーサーはタッチパネル全面で等間隔に
配置すると共に、各スペーサーは均一な形状にすること
が必要である。
【0008】また、表示装置の前面に取り付ける透明タ
ッチパネルの場合には、その背面の表示画面の表示特性
を損なわないようにするためには前記スペーサーはその
大きさが視覚的に問題にならない程度、具体的には、3
00μm以下であることが望まれる。
【0009】さらに、かかるスペーサーの形成方法とし
て公知の方法、例えば基板の導電性膜からなる電極表面
上にUV硬化樹脂層を形成し露光パターンニングしてス
ペーサーを形成するフォトリソグラフィー法や、電極表
面上に絶縁層を設けてエッチングによりスペーサーを形
成する方法等では、形成後に有機溶媒などによる洗浄を
必要としている。ところが、この洗浄工程は、作業中電
極表面に傷をつけたりすることがある。また、その洗浄
液は、特に押圧箇所の検出を電極の抵抗値の変化で行な
うような、抵抗膜方式のタッチパネルに適用した場合、
電極を腐食したり、電極表面を変性させたりすることが
あり、電極の抵抗変化を引き起こす原因となる。
【0010】本発明はかかる課題に鑑みなされたもの
で、分散配置された、前述の数100μm以下のような
微小な大きさで均一な形状の微小ドットを基板上に生産
性よく安定して製造できる微小ドットの製造方法、及び
これを用いて、全面にわたって均一なON/OFF特性
を持つと共に、表示画面の表示特性を損なうことがな
く、かつ電極の電気特性を変化させることがないタッチ
パネルを製造するタッチパネルの製造方法を目的とす
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】前記目的は、以下の2発
明からなる本発明により達成される。すなわち、本発明
は、基板上に所定間隔で分散配置された多数の合成樹脂
からなる微小ドットの製造方法において、微細孔を所定
間隔で分散配置した可撓性の薄板をスクリーンにして、
硬化処理により前記合成樹脂となる硬化性原料粘液を基
板上にスクリーン印刷して該硬化性原料粘液からなる半
球状のドットを形成し、次いでこのドットを硬化処理す
る微小ドットの製造方法を第1の発明とするものであ
る。
【0012】そして、この第1の発明を利用した、少な
くとも一方が可撓性の2枚の導電性基板を、該導電性基
板の少なくとも一方に所定間隔で分散配置された電気絶
縁性の合成樹脂からなるドット状スペーサにより所定空
隙隔ててその導電面が対向するように貼り合わせたタッ
チパネルの製造方法において、該ドット状スペーサを、
直径Dが20〜350μmの微細孔を所定間隔で分散配
置した可撓性の薄板をスクリーンにして、硬化処理によ
り前記合成樹脂となる硬化性原料粘液を基板上にスクリ
ーン印刷して該硬化性原料粘液からなる半球状のドット
を形成し、次いでこのドットを硬化処理して、直径dが
(D−5)≦d≦(D+50)μmで、高さがD/10
≦h≦D/2μmのドット状スペーサを形成することを
特徴とするタッチパネルの製造方法を第2の発明とする
ものである。
【0013】上述の本発明は以下のようにして、なされ
たものである。すなわち、ドットを形成する手段として
は、前述したようにフォトリソグラフィー法、エッチン
グ法などがあるが、これら従来法には前述の通り大きな
問題がある。
【0014】そこで、かかる問題がなく、広い面積に前
述の微小ドットが生産可能なスクリーン印刷法に着目
し、その適用を検討した。しかし、市販のポリエステル
等の布を印刷原版のスクリーンとした通常のスクリーン
印刷装置では、スクリーンの布の目がドットの大きさに
比べ粗いため、個々のドットの形状を均一に保つことが
困難な上に、同じスクリーンを繰り返し使用すると次第
に布の隙間がドット原料によって徐々に埋まり、初めの
方で印刷したドットの大きさと後の方で印刷したドット
の大きさが異なってしまう問題があることが判った。
【0015】そこで、種々検討したところ、従来の布ス
クリーンに代えて本発明の可撓性の金属板等の薄板をス
クリーンに用いてスクリーン印刷することにより、所望
の略半球状で形状が安定した微小ドット具体的には10
00μm以下、特に500μm以下の微小ドットを大面
積に多数分散配置した状態で形成できることを見出し、
本発明はなされたものである。
【0016】以上の通り、本発明は電子回路等の印刷で
公知のスクリーン印刷法、具体的には印刷原版のスクリ
ーンと一定間隔隔てて対向する位置にセットされた印刷
される基板に、スクリーン上に印刷インクとして目的に
応じた所定の原料粘液を塗布し、次いで板状体からなる
スキージでスクリーンを基板に押しつけるように掃引す
ることにより、基板に印刷原版の情報を印刷するスクリ
ーン印刷法を利用するもので、市販のスクリーン印刷装
置がそのまま適用できる。
【0017】以下、本発明の詳細を説明する。
【0018】上記の本発明において、硬化性原料粘液と
は熱硬化性樹脂等のように架橋反応により硬化する材料
例えばこれら樹脂のモノマー溶液はもとより、合成樹脂
を溶媒に溶かした溶液から溶媒等の低粘度成分を減少さ
せることにより硬化するものを含めた広い範囲を意味す
る。
【0019】本発明のドット或いはドット状スペーサー
の材料としては、使用に適した硬度および強度を有する
合成樹脂であれば、特に限定されない。好ましいものと
しては、熱硬化性樹脂、光硬化性樹脂等が挙げられる。
【0020】熱硬化性樹脂を用いる場合には印刷後加熱
により、光硬化性樹脂を用いる場合には印刷後該光硬化
性樹脂を重合開始させる所定波長の光の照射により、そ
れぞれ硬化処理することでドット或いはドット状スペー
サーを形成できる。
【0021】また、このドット或いはドット状スペーサ
ーは、用いる合成樹脂と溶媒の混合液を硬化性原料粘液
に用いて、印刷後加熱により溶媒を揮発させるという硬
化処理を行うことで形成できる。
【0022】以上のドット或いはドット状スペーサーの
材料の具体例としては、熱硬化性樹脂のエポキシ樹脂、
アクリル樹脂などのモノマー溶液、あるいは光硬化性樹
脂のアクリル、メタクリル樹脂などのモノマー溶液、さ
らにはポリメチルメタクリレートをエタノール中に溶解
した溶液、ポリカーボネートをメチレンクロライド中に
溶解した溶液などを挙げることができる。
【0023】ところで、タッチパネルのドット状スペー
サーの大きさはその底面の直径が15μm以上で400
μm以下である。すなわち、該直径が15μmより小さ
いものでは、タッチパネルを構成したときに、押圧に耐
えうる十分な機械特性を持たなくなる上、2枚の電極間
を十分に保つために必要なドットの高さ、すなわち2μ
m以上の高さを得ることが困難となってくる。一方、4
00μm以上では人間の目で認識できうる大きさになる
ため外観上問題があり、特に透明タッチパネルでは背面
の表示画面の表示特性を損なうことになる。このように
ドット状スペーサーの大きさは前述の範囲となり、特に
透明タッチパネルでは15〜300μmの範囲のものが
好ましい。
【0024】また、ドット状スペーサーの高さは2μm
以上で175μm以下である。2μm以下ではすでに記
載したように2枚の電極間を十分に保つことができな
い。一方、175μm以上では空隙が広くなり過ぎるた
めに、電極を接触させるために必要な押圧力が大きくな
り、入力しにくくなるという不都合を生じる。
【0025】以上のドット状スペーサーは、20〜35
0μmの微細孔を形成した可撓性の金属板等の薄板をス
クリーンとしてスクリーン印刷した後に、硬化処理を施
すことで形成することができる。
【0026】以上の本発明で形成される微小ドットおよ
びドット状スペーサーの形状は、スクリーンに用いる薄
板に分散配置した微細孔の直径、この薄板の厚み及び硬
化性原料粘液の粘度が密接に関係するので、最終的には
これらの要因について以下の点を考慮して実験的に決定
する必要がある。
【0027】硬化性原料粘液の粘度は、通常の室温での
安定形成の面、具体的には印刷適性の面、印刷直後から
硬化処理完了までの間の形状の自己保持の面から25℃
で10〜1000ポイズ(Ps)が好ましい。
【0028】粘度が25℃で10Ps以下では、印刷時
に薄板と透明導電性基板の間に硬化性ドット原料が毛細
管現象で流れ込んでしまう。また、印刷直後および硬化
処理を行うまでの間に、基板を傾斜させたりすると傾斜
方向に印刷したドット原料が流動してしまう。このよう
にして印刷後のドット形状が均一でなくなる場合があ
る。一方25℃で1000Ps以上ではスクリーン印刷
で容易にドット形成することが困難になる上、ドット形
状が不均一になることもある。
【0029】薄板は、スクリーン印刷装置で従来の布ス
クリーンと同様に使用できる可撓性を有するものであれ
ばよく、金属板等が適用できる。
【0030】薄板の微細孔の大きさは、形成されるドッ
トの大きさを決定する主因子であり、タッチパネルにつ
いて前述したように、使用目的に応じたものに設計され
る。また、微細孔の配置も、当然ながら、使用目的に応
じたものに設計される。
【0031】薄板の厚さは、形成されるドットの高さを
決定する主因子であり、この高さと前述のスクリーンと
しての可撓性を考慮して選択される。材料にもよるが、
通常形成するドットの大きさにより、10〜1000μ
mの範囲で選択される。
【0032】以上、本発明は、微細孔を分散配置した可
撓性の薄板を印刷原版のスクリーンとして硬化性原料粘
液をスクリーン印刷した後に、硬化処理を施すことによ
り、微小ドットを形成するものであり、所定の基板上に
半球状の均一な形状の微小ドットを所定の配置で生産性
良く、安定して生産できる効果を奏するものである。こ
のように、得られる微小ドットの形状が半球状であるの
で、タッチパネルでの押圧の際の導電性基板の変移が滑
らかで、操作タッチ及び耐久性が向上し、タッチパネル
ではさらに効果的である。
【0033】以下、本発明の実施例を説明する。なお、
実施例はタッチパネルのものであるが、本発明がこの実
施例に限定されず、液晶表示装置の液晶部のドット状ス
ペーサー等にも適用できることは、本発明の趣旨から明
らかである。
【0034】
【実施例】図1は実施例、比較例で作製するタッチパネ
ルの基本構成を示す概略断面図である。
【0035】少なくとも一方が可撓性の透明合成樹脂フ
ィルム等からなる基板11,12上にはそれぞれ透明導
電性層からなる電極層21、22が設けられている。基
板11,12は所定厚さの空隙層30を挟んで向かい合
うように配置される。空隙層30には所定厚さの空隙を
保つためのドット状スペーサー40が格子状、網目状等
に所定間隔で分散配置されている。
【0036】この様な構成のタッチパネルは、可撓性を
有する基板側から押圧すると、2つの電極層21、22
は接触する。この押圧した位置は外部の検出器50を用
いて、電流、電圧、抵抗変化等を調べることで検出する
ことができ、この検出信号をコンピュータ等の対象装置
に接続することにより、押圧位置即ち特定情報が入力で
きる。
【0037】〔実施例1〕前述の構成のタッチパネルを
以下のようにして作製した。
【0038】まず、タッチパネルを構成するための2つ
の基板11,12上に透明導電性層からなる電極層2
1,22を以下のように作製した。一方の基板11に
は、可撓性を有する透明基板として、175μmの厚さ
のポリエステルフィルムを用いた。この上に電極層21
として透明導電性のスズを微量含んだ酸化インジウム
(ITO)膜を約200オングストロームの厚みでスパ
ッタリング法で堆積した。
【0039】他方の基板22には、1.1mmの厚さの
ガラス板を用いた。この上に電極層22として透明導電
性の前述のITO膜を約200オングストロームの厚み
でスパッタリング法で堆積した。
【0040】次いで、基板12の電極層22上に2枚の
電極層21,22を隔てるためのドット状スペーサー4
0を、市販のスクリーン印刷装置(ニューロング精密
(株)製560型)を用いて、次のようにして設けた。
【0041】印刷原版のスクリーンとして2mmピッチ
で網目状に直径42μmの孔をエッチング法で形成した
厚さ25μmの基板11,12と同形状のクロム薄板を
用いた。このクロム薄板をスクリーンとして、硬化性原
料粘液としてビスフェノールAを主鎖骨格としたエポキ
シを主剤とした、100Ps/25℃の粘度の熱硬化性
樹脂を用い、前記スクリーン印刷装置を用いてガラス基
板12の電極層22上に印刷を行い、粘液のままのドッ
ト状スペーサー40を形成した。この際、スクリーンの
クロム薄板とガラス基板12の電極層22との間が1m
mの間隔になるように調整した。なお、硬化性原料粘液
の粘度は(株)東京計器製造所製のB型回転粘度計を用
いて測定した。
【0042】形成後80℃で30分間の加熱よる硬化処
理を行い、硬化したドット状スペーサー40を形成し
た。得られたドット状スペーサー40は、底面の直径が
45μm、高さが8μmの半球状であった。ここで、直
径の測定は顕微鏡で行った。また、高さ測定はTENC
OR製アルファステップ200を用いて行った。
【0043】このドット状スペーサー40の大きさのば
らつきを同一基板上の10個のドットを任意選択し測定
した。その結果、直径は±1.0μm、高さは±0.3
μmという非常にばらつきの小さいものであった。
【0044】さらに、同一のクロム薄板をスクリーンに
用いて50回、すなわち、50枚のドット状スペーサー
付基板を作製した。そして、1枚目と50枚目の基板か
ら各々任意に10個のドットを選択し、平均直径と平均
高さを求めた。その結果は、1枚目の直径の平均値が4
5.2μm、高さの平均値が8.3μmで、50枚目の
直径の平均値が44.9μm、高さの平均値が8.2μ
mであった。殆ど経時劣化は認められず、一枚の薄板で
大量生産できることが確認できた。
【0045】〔実施例2〕実施例1において、スクリー
ンの薄板及び硬化性原料粘液の粘度を変え、その他は全
く同じにして、実施例1とはドット状スペーサー40の
大きさのみが異なり、その他の構成は同じのタッチパネ
ルを作製した。
【0046】スクリーンには、5mmピッチで網目状に
直径280μmの孔をエッチング法で形成した厚さ12
0μmのステンレス薄板を用いた。又、硬化性原料粘液
の粘度は、400Ps/25℃とした。
【0047】得られたドット状スペーサー40は、底面
の直径が280μm、高さが57μmの半球状であっ
た。このドット状スペーサー40の形状のばらつきを実
施例1と同じようにして評価した。
【0048】同一基板上の10個のドット状スペーサー
の大きさのばらつきは、直径が±1.0μmで、高さが
±1.5μmと、本例においても実施例1と同様に非常
に小さいものであった。
【0049】また、同一のステンレス薄板をスクリーン
に用いての50枚作製の場合の結果は次の通りであっ
た。1枚目の直径の平均値が281μm、高さの平均値
が57μmで、50枚目の直径の平均値が280μm、
高さの平均値が56μmであった。本例においても、殆
ど経時劣化は認められず、一枚の薄板で大量生産できる
ことが確認できた。
【0050】〔実施例3〕実施例2において硬化性原料
粘液を下記のものに変え、それに応じた硬化処理とした
以外は、実施例2と同じにしてタッチパネルを作製し
た。
【0051】用いた硬化性原料粘液は、3重量%の光重
合開始剤(メルク製ダロキュアー1173)を混合した
プロピレンオキサイド変性ビスフェノールAジグリシジ
ルエーテルのアクリル酸付加物で、その粘度は500P
s/25℃とした。
【0052】印刷後の硬化処理は、光硬化処理とし、2
5℃で高圧水銀ランプを用いて10mW/cm2 で5分
間照射した。
【0053】得られたドット状スペーサー40は、底面
の直径が280μm、高さが50μmの半球状であっ
た。このドット状スペーサー40の形状のばらつきを実
施例1と同じようにして評価した。
【0054】同一基板上の10個のドット状スペーサー
の大きさのばらつきは、直径が±1.3μmで、高さが
±1.9μmと、本例においても実施例1と同様に非常
に小さいものであった。
【0055】また、同一のステンレス薄板をスクリーン
に用いての50枚作製の場合の結果は次の通りであっ
た。1枚目の直径の平均値が279μm、高さの平均値
が51μmで、50枚目の直径の平均値が280μm、
高さの平均値が52μmであった。本例においても、殆
ど経時劣化は認められず、一枚の薄板で大量生産できる
ことが確認できた。
【0056】〔比較例1〕実施例1において硬化性原料
粘液の熱硬化製樹脂の粘度を3000Psとし、その他
は実施例1と同様にして、タッチパネルを作製した。
【0057】その結果は、スクリーンの薄板全体に硬化
性原料粘液を均一に延ばすことが出来なかった上、硬化
性原料粘液は薄板に形成した孔を通過することができ
ず、ドットを形成できなかった。
【0058】〔比較例2〕実施例2において硬化性原料
粘液の熱硬化製樹脂の粘度を3000Psとし、その他
は実施例2と同様として、タッチパネルを作製した。
【0059】その結果は、スクリーンの薄板全体に硬化
性原料粘液を均一に延ばすことが出来なかった上、印刷
後ガラス基板とスクリーンの薄板が接着しやすく良好な
印刷性を示さなかった。また、このためドット状スペー
サーの形状は均一には形成されなかった。
【0060】〔比較例3〕実施例1において硬化性原料
粘液の熱硬化製樹脂の粘度を1Psとし、その他は実施
例1と同様として、タッチパネルを作製した。
【0061】その結果は、硬化性原料粘液は印刷直後に
ガラス基板上で広がったり、スクリーンの薄板の印刷面
側に回り込み、薄板を汚すことにより、形状の整ったド
ット状スペーサーを形成することができなかった。
【0062】〔比較例4〕実施例1においてスクリーン
の薄板を1mmピッチで網目状に直径15μmの孔をエ
ッチング法で形成した厚さ25μmのクロム薄板に変
え、その他は実施例1と同様として、タッチパネルを作
製した。
【0063】その結果は、硬化性原料粘液は薄板に形成
した孔をスムーズに通過することができず、基板上の形
成すべき所にドット状スペーサーが形成されなかった部
分が発生し、また形成された部分のドット状スペーサー
の形状も整ったものではなかった。
【0064】〔比較例5〕実施例1においてスクリーン
の薄板を5mmピッチで網目状に直径500μmの孔を
エッチング法で形成した厚さ120μmのステンレス薄
板に変え、その他は実施例1と同様として、タッチパネ
ルを作製した。
【0065】得られたドット状スペーサーの形状は、直
径500μm、高さ50μmの半球状であった。
【0066】このタッチパネルをを3mm角の文字を印
刷した白紙上に配置したところ、ドット部での文字の乱
れ、及びドット表面での光散乱により背後の表示に著し
く影響を及ぼした。
【0067】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように、多数の
形状の整った半球状の合成樹脂の微小ドットを平面基板
上に生産性良く、安定して作製する微小ドットの製造方
法、さらに、この方法を用いた、均一なON/OFF特
性を持ち、視覚特性の良好なタッチパネルの製造方法を
提供するものであり、コンピューター等の情報機器分野
を中心に広く利用することができ、工業上大きな寄与を
なすものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例のタッチパネルの基本構成の断面模式図
である。
【符号の説明】
11、12 基板 21、22 電極層 30 空隙層 40 ドット状スペーサー 50 検出器

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板上に所定間隔で分散配置された多数
    の合成樹脂からなる微小ドットの製造方法において、微
    細孔を所定間隔で分散配置した可撓性の薄板をスクリー
    ンにして、硬化処理により前記合成樹脂となる硬化性原
    料粘液を基板上にスクリーン印刷して該硬化性原料粘液
    からなる半球状のドットを形成し、次いでこのドットを
    硬化処理する微小ドットの製造方法。
  2. 【請求項2】 前記硬化性原料粘液の粘度が、25℃で
    10〜1000ポイズである請求項第1項記載の微小ド
    ットの製造方法。
  3. 【請求項3】 少なくとも一方が可撓性の2枚の導電性
    基板を、該導電性基板の少なくとも一方に所定間隔で分
    散配置された電気絶縁性の合成樹脂からなるドット状ス
    ペーサにより所定空隙隔ててその導電面が対向するよう
    に貼り合わせたタッチパネルの製造方法において、該ド
    ット状スペーサを、直径Dが20〜350μmの微細孔
    を所定間隔で分散配置した可撓性の薄板をスクリーンに
    して、硬化処理により前記合成樹脂となる硬化性原料粘
    液を基板上にスクリーン印刷して該硬化性原料粘液から
    なる半球状のドットを形成し、次いでこのドットを硬化
    処理して、直径dが(D−5)≦d≦(D+50)μm
    で、高さhがD/10≦h≦D/2μmのドット状スペ
    ーサを形成することを特徴とするタッチパネルの製造方
    法。
  4. 【請求項4】 前記硬化性原料粘液の粘度が、25℃で
    10〜1000ポイズである請求項第3項記載のタッチ
    パネルの製造方法。
  5. 【請求項5】 タッチパネルが、前記の導電性基板およ
    びドット状スペーサーが透明な透明タッチパネルである
    請求項第3項又は第4項記載のタッチパネルの製造方
    法。
  6. 【請求項6】 タッチパネルが、抵抗膜方式のアナログ
    式タッチパネルである請求項第3項〜第5項記載のいず
    れかのタッチパネルの製造方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11142859A (ja) * 1997-11-14 1999-05-28 Rohm Co Ltd 液晶表示素子およびその製法
JP2008076875A (ja) * 2006-09-22 2008-04-03 Asahi Kasei Chemicals Corp 半球状光硬化物パターンの形成方法
KR20120012339A (ko) * 2010-07-30 2012-02-09 엘지이노텍 주식회사 전기 영동 표시 장치

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