JPH0895192A - 両面に塗布された感光材料の製造方法 - Google Patents

両面に塗布された感光材料の製造方法

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JPH0895192A
JPH0895192A JP22681494A JP22681494A JPH0895192A JP H0895192 A JPH0895192 A JP H0895192A JP 22681494 A JP22681494 A JP 22681494A JP 22681494 A JP22681494 A JP 22681494A JP H0895192 A JPH0895192 A JP H0895192A
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photosensitive material
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photosensitive
winding
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JP22681494A
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Ichiro Miyagawa
一郎 宮川
Akira Nishiwaki
彰 西脇
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 両面多層塗布カラー感光材料を写真性能を損
なうことなくくっつきによる収率を落とすことなく安定
して塗布、乾燥、巻取って製造する方法を確立する。 【構成】 支持体の両面に感光層がそれぞれ3層以上塗
布され、乾燥された後の感光材料を20℃以下に冷却した
後、巻き取り、巻き取り時の相対湿度を30%以上にした
ものであり、更には20℃以下で反応する硬膜剤や巻取り
中に硬膜反応が60%以上完了してしまうことを特徴とし
た両面塗布感光材料の製造方法と、片面塗布してから他
の片面を塗布する間に20℃以下の低温保存したあと30℃
以上の高い温度で巻取るようにしたことを特徴とする両
面塗布感光材料の製造方法とをその構成にしている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は多層の塗布液を両面に塗
布した感光材料を故障なく塗布し、乾燥を行って製造す
る方法に関する。
【0002】
【従来の技術】通常、支持体に感光乳剤を塗布し、高速
で乾燥した後、保存や移動の為に、所定の軸体に巻き取
ると、当然のことながら支持体の裏側と表側が接触し、
その結果、裏面と表面との間で、一種の接着現象とでも
いうべき「くっつき」が生じる。このような状態で巻き
解きを行うと塗布面がはがれたり、くっつきの度合いが
大きい場合は支持体が破れたりする。これを防ぐために
通常くっつき防止加工を行っている。
【0003】感光材料の場合、支持体表面に感光層とし
て乳剤の塗布を行うが、上述のくっつき防止加工とし
て、塗布液の層の最上層に、マット剤を塗布する。しか
し、マット剤の量を多くすると鮮鋭性が悪くなり、又、
同じような目的のために活性剤を塗布すると感光度など
の写真性能が劣化する、という問題があった。ここで、
マット剤とは、塗布された感光層の最上層のくっつきを
防止するために、塗布液層の表面を粗くするための極く
小さい粒子を含んだ物質のことである。
【0004】片面に感光層としての乳剤を塗布してある
場合は、他の乳剤を塗布していない面の最上層に上記マ
ット剤や活性剤を塗布することにより、鮮鋭性の劣化や
感光度の低下は避けられるが、支持体両面に感光層とし
ての乳剤を多層塗布する場合は、塗布層同士が接触する
ので、片面塗布の場合に比べて、よりくっつきが生じや
すくなる。そこで、両面の塗布層の最上層にマット剤や
活性剤を塗布することになるが、前述のような「くっつ
きやすさ」を解消するためにマット剤の量を増やすと鮮
鋭性や感光度等の写真性能が劣化してしまい、単にマッ
ト剤の量を増やす、といった対策では充分な効果が望め
ない。
【0005】また、カラー感材の場合は3層以上のカラ
ー感光乳剤が塗布され、しかも感光乳剤のゼラチン中に
はオイル分が多く含有されていて、塗布後、このオイル
分が表層に表れるため、くっつきが更に生じやすくな
る。
【0006】一方、感光材料の両面を片側づつ塗布乾燥
を行う場合、塗布層の乾燥を行う温度は通常高いため、
巻き取られた元巻き温度もその余熱で高くなり、最初に
塗布された面のみ硬膜反応が進行し、後で塗布された面
との硬膜度が違ってくる。ここで硬膜反応とは、少なく
とも感光材料中のゼラチンの吸水率が低下する反応で、
感光材料の感光度と密接なつながりを持っている。その
ため、最初に塗布された面と、後から塗布された面との
硬膜度が違ってくると、感光材料としての性能が表裏で
異なったものになってしまい、実用上耐えうる製品はで
きない。これを解決するために、従来は表面と裏面で硬
膜剤量等の処方の変更により対処していたが、処方の異
なる液を調整し、塗布・乾燥するために生産コストが高
くなるばかりでなく、通常最初の塗布面の硬膜剤量を後
の塗布面の硬膜剤量に対して少なくするために、巻き取
った状態でくっつきが生じてしまう。
【0007】上述のくっつきを防止するための対策は、
次のようなものが開示されている。即ち、カラー感光材
料については特開昭63-89847号、特開昭62-14647号、特
公昭59-37816号、の各公報に触れられており、また、X
レイフィルムや印刷用感光材料フィルムについては特開
平3-127049号、特開平3-290651号の各公報に触れられて
おり、また巻き取り時の温度については、特開昭62-816
37号公報及び特開平3-75739号公報に触れられていて、
例えば巻き取り時に加熱したり巻き取り前に遠赤外線加
熱処理を施したりしている。
【0008】しかし、カラー感光材料については片面に
多重感光層を塗布したカラーペーパーが対象であり、両
面に塗布された感光材料は感光乳剤が単層で、ゼラチン
中にオイル分の含まれないXレイフィルムや印刷用感光
材料フィルムが対象となっている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上記の従来技術の中で
扱われている医療用等のXレイフィルムは表裏両面に感
光乳剤が塗布されているが、塗布された感光乳剤層は各
面1層ずつであり、塗布層のゼラチン中にはオイル分が
含有されていない。また、上記の中で扱われているカラ
ー感光材料は支持体の片面のみに感光乳剤が多層塗布さ
れており、塗布層のゼラチン中にはオイル分が含有され
ている。しかし、支持体の両面に感光乳剤の3層以上の
多重塗布層を持ち、しかも、感光乳剤のゼラチンにオイ
ル分が含有されている両面塗布カラー感光材料のくっつ
き防止対策を施した製造方法についての開示は全くなさ
れていない。
【0010】本願発明は支持体の両面に感光乳剤が多層
塗布され、しかもゼラチンと共にオイル分が重量比率で
0.5以上含有されているようなカラー感光材料が、くっ
つきを起こしたり、巻き取った感光材料を巻き解くとき
くっつきにより膜はがれを生じたりすることがなく、鮮
鋭性や感光度が劣化することのないカラー感光材料を製
造する方法及び最初に塗布した感光乳剤層の硬膜度と後
で反対側の面に塗布した乳剤層の硬膜度が異なる為に両
面の写真性能が互いに変化してしまうことのないカラー
感光材料を製造する方法を提供することを課題とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】この課題は下記(1)〜
(3)の何れか1項によって達成される。
【0012】(1)支持体の両面に、少なくとも各々感
光性乳剤を3層以上塗布することによって得られた感光
材料を、乾燥させ、次いで前記感光材料を20℃以下に冷
却した後、所定の軸体に巻き取ることを特徴とする両面
に塗布された感光材料の製造方法。
【0013】(2)支持体の両面に、少なくとも各々感
光性乳剤を3層以上塗布することによって得られた感光
材料を、乾燥させ、次いで前記感光材料を30℃以上に加
熱した後、所定の軸体に巻き取ることを特徴とする両面
に塗布された感光材料の製造方法。
【0014】(3)連続する支持体の片面に、少なくと
も各々感光性乳剤を3層以上塗布・乾燥することによっ
て得られた感光材料を所定の軸体に巻き取り、該軸体上
に巻回された感光材料を、温度25℃以下、湿度70%以下
で保存し、次いで、該支持体の前記片面と反対側の面の
塗布を行うことを特徴とする両面に塗布された感光材料
の製造方法。
【0015】
【作用】本願発明請求項1〜4の発明においては、感光
材料を20℃以下の温度に冷却して巻き取るため、「くっ
つき」が生じにくく、感光材料の劣化が抑止される。
【0016】本願発明請求項5〜7の発明においては、
請求項1〜4の発明が塗布後、主に低温・常湿で巻き取
る製造方法であるのとは異なっており、即ち、請求項5
の発明は、片面を塗布・乾燥した感光材料を、30℃以上
の高い温度で巻き取るようにしたものである。請求項6
の発明は、片面のみ塗布した感光材料を所定の軸体に巻
き取って、温度25℃以下湿度70%以下で保存し、その後
で反対側の面に塗布を行うものである。さらに請求項7
の発明は、片面のみ塗布した感光材料を所定の軸体に巻
き取って、温度25℃以下湿度70%以下で保存し、その後
で反対側のB面に塗布乾燥を行い、30℃以上の高い温度
で巻き取るようにしたものである。この結果、両面の硬
膜度や写真性能にかかわる差が小さくなり、さらには保
管中に発生していたくっつきもなくすことができる。
【0017】以下、実施例に即して、本願発明をより詳
細に説明する。
【0018】
【実施例】請求項1〜4の発明の実施例について説明す
る。
【0019】本実施例での塗布は支持体の両面に7層ず
つの感光乳剤層の塗布、乾燥、巻き取りを行い、両面多
層塗布感光材料の製造を行った。
【0020】また、塗布は両面同時に塗布し同時に乾燥
してもよく、片面ずつ塗布して乾燥してもよい。さらに
巻取り終了後は、冷蔵庫に保管しておくことが望まし
い。
【0021】また、本実施例では支持体にペーパーを用
いたが、ペーパーに限らず、透明なトリアセテートフィ
ルム、PETフィルム等、適宜目的に応じて選択するこ
とが可能である。
【0022】また、巻取り前の冷却方法は、本実施例で
は10℃以下の空調条件の空気が滞留しているボックスを
通過させる手段をとったが、冷却ロールを用いてもよ
く、また、冷風を吹きつけることによってもよい。
【0023】本実施例では両面の乳剤を各7層塗布乾燥
し、巻取る前に冷却を行ない、そのときの温度、相対湿
度、巻取り前硬膜度K、くっつき及び現像性の度合の関
係を実験・比較して表にしたものを、以下の表1に示
す。
【0024】
【表1】
【0025】表1において巻き取り前硬膜度K(%)は
次のように規定される。
【0026】 硬膜剤なしの巻き取り時の膨潤率 :S(%) 硬膜剤ありの巻き取り時の膨潤率 :t(%) 硬膜剤ありのシーズニング後の膨潤率(硬膜反応がこれ
以上進行しなくなったときの膨潤率)
:W(%) としたとき、 K=(S−t)/(S−w)×100 また、膨潤率は次の様にして測定した。
【0027】即ち、感光材料を水に10分間浸漬させ、引
き上げた後、表面についた水滴をスクレイパーで掻き取
ってから膜厚を測定して、浸漬させる前の膜厚に対する
百分率を算出することにより、膨潤率とする。
【0028】また、表1において単に硬膜性とあるは、
現像性の良否を表わし、 現像性が全く問題ないものを ◎ 現像性が実技上問題ないものを○ 現像性が劣化してしまうものを× としている。
【0029】更に表1において、くっつきについての評
価基準は 全く問題のないレベルを ◎ 剥離抵抗はあるが実技上問題のないレベルを○ 塗布膜の剥れの起きるレベルを × としている。
【0030】試料1〜1″′、6〜6″、8〜8′、及
び10〜10′は比較例である。
【0031】試料2は両面塗布乾燥を行った後、巻取り
前硬膜度Kが20%の両面塗布感光材料を温度20℃、相対
湿度55%の雰囲気で冷却してから巻取ったものであり、
くっつき及び現像性とも実用上問題ないレベルに仕上っ
ている。
【0032】試料2の温度20℃に対し、試料3は10℃
に、試料4は5℃に変化させたものであり、くっつきは
試料2に対して向上し、現像性については試料2と同程
度で実用上好適である。
【0033】しかし、比較例としての試料1〜1″′は
温度を35℃にして冷却域から脱出させてあり、これは膜
はがれを伴うくっつきを生じてしまった。
【0034】次に請求項2の発明の実施例について説明
する。
【0035】試料5は冷却温度を10℃にしたまま、湿度
を30%に下げ、巻取り前硬膜度は20%のままとしたが、
くっつきは全く問題なく、硬膜性(現像性)は実用上問
題のない程度になっている。しかし、試料6〜6″は試
料5の状態から湿度だけを更に低くしたものであり、く
っつきは全く問題ないが、硬膜性(現像性)が極度に悪
化してしまっている。
【0036】次に請求項3の発明の実施例について説明
する。
【0037】試料8〜8′の塗布液に含まれている硬膜
剤は20℃以下では反応が大きく進行しない。したがっ
て、くっつきに問題があり、また、硬膜性が悪い。しか
し、試料7に含まれている硬膜剤は、20℃以下で十分に
反応し、くっつき、硬膜性共に問題がなく実技上良好で
ある。よって、本願発明に関わる製造方法を用いれば、
好適な製造ができることがわかる。
【0038】次に請求項(4)の発明の実施例について
説明する。
【0039】試料9は試料5に対し、湿度を30%から55
%に上げるとともに、ゼラチンの吸水率が40%以下にな
ってから巻き取ったものであり、この状態では、試料10
〜10′と比較すると、くっつき、現像性ともに、全く問
題のない程度に向上したことがわかる。ちなみに、ゼラ
チンの吸水率は、100から巻き取り前硬膜度を減じたも
のと考えることができる。
【0040】このように巻き取るときの温度を下げるこ
とにより、くっつきによる劣化を抑止するようにする
と、カラー感光材料のようにオイル分の多い程、効果が
あり、巻取りを10℃以下にするとより好ましく、乾燥
後、塗布膜を一旦高温条件下においてから冷却巻取りす
ることが好ましい。
【0041】そして硬膜反応が20℃以下で起るような硬
膜剤が塗布液に含まれていたり、その硬膜反応が巻取り
時に60%以上完了していることが望ましい。
【0042】次に本発明の請求項5〜7の実施例につい
て説明する。
【0043】本実施例では、基本的に先に説明した実施
例と同じように、塗布については支持体の両面に7層ず
つの感光乳剤層の塗布、乾燥、巻き取りを行い、両面多
層塗布感光材料の製造を行った。
【0044】また、本実施例では支持体にペーパーを用
いたが、ペーパーに限らず、透明なトリアセテートフィ
ルム、PETフィルム等、適宜目的に応じて選択するこ
とが可能である。
【0045】また、巻取り前の冷却方法は、本実施例で
は10℃以下の空調条件の空気が滞留しているボックスを
通過させる手段をとったが、冷却ロールを用いてもよ
く、また、冷風を吹きつけることによってもよい。
【0046】本実施例では支持体の両面に対して乳剤を
各7層塗布・乾燥し、巻取る前に冷却を行っているが、
最初に塗布した方の面であるA面の塗布後の保管温度・
湿度、後で塗布した方の面であるB面の塗布後の巻き取
り時の温度、くっつきの度合およびA面・B面の硬膜度
の関係を実験・比較して表にしたものを、以下の表2に
示す。
【0047】
【表2】
【0048】表2において、くっつきに対する記号で、
◎は全く問題のないレベルのものであり、○は剥離抵抗
はあるが実技上問題のないレベルのものであり、×は塗
布膜のはがれの起るレベルのものである。これは、表1
で使用したものと同じ基準である。
【0049】先に述べたとおり、本実施例での各試料も
支持体の両面に3層の感光乳剤層を含む7層の塗布を行
い、両面に多層の塗布を行った感光材料の製造を行った
ものである。
【0050】表2の試料13、14、15、16のように、支持
体のA面に感光層を7層以上塗布した後、B面に塗布を
行うまでの間の保管温度を25℃、保管湿度を70%及び65
%にしたところ、くっつきも起りにくく良好であり、A
面,B面の膨潤率で代用した硬膜度の差も小さく、良好
である。但し、14、16のように、保管湿度を65%にした
ものの方が、試料13、15のように、70%にしたものより
も、「くっつき」の度合いが良好であるが、いずれにせ
よ実用上問題のないレベルである。
【0051】しかし、保管時の温度が25℃を越えている
試料11〜11′や、保管時の湿度が70%を越えている試料
No.12〜12′では、くっつきが起り、塗布膜のはがれが
生じている。
【0052】試料13、14ではB面の塗布後の巻き取り温
度を30℃以下にしたもので、くっつきについては良好で
あるが、A面とB面の膨潤率で代用した硬膜度の差がや
や大きくなっている。
【0053】即ち、請求項5、6、7の発明により、A
面、B面の写真性能を同等に保持させるため、A面とB
面で硬膜剤の量や処方を変えるという、生産コストのか
かりすぎる従来の手段によることなく、両面同等の硬膜
剤処理により、表裏同等の膨潤効果を保持し、鮮鋭性や
感光度などの写真性能の安定した製造方法が得られると
共に、くっつき等の障害も除去された製造方法が得られ
た。
【0054】請求項5〜7の発明においては、最初に支
持体の片側に塗布したあと支持体の反対側の面を塗布す
るまでの間、低温に保存することにより、更には両面を
塗布した後、高温で巻取ることにより、両面の硬膜度や
写真性能にかかわる差が小さくなり、さらには保管中に
発生していたくっつきもなくすことができる。
【0055】
【発明の効果】本発明によりオイル含有率が多く、しか
も表裏両面に多層の感光乳剤を塗布することで、乾燥・
保存などの条件が極めて厳格に設定される感光材料、例
えばカラー印画紙を製造することが非常に容易になっ
た。すなわち、両面に多層の塗布液を塗布したカラー感
光材料が、鮮鋭性や感光度などの写真性能を損なうこと
なく、また、塗布された表裏の乳剤層にくっつき現象や
それによる膜はがれ現象を伴い収率を落すこともなく、
塗布、乾燥、巻取、巻き解きが支障なく円滑にできるよ
うになり、したがって両面多層塗布カラー感光材料の製
造が低コストで安定した品質を保ちつつ遂行できるよう
になった。
【0056】これにより、例えば印画紙の両面にカラー
プリントができるようになり、カラー写真の整理・保存
における、スペース専有率が大幅に効率化されると共に
カラー写真の整理編集作業が容易になるという利点が生
ずる。また、自動現像器などに両面にカラープリント
(焼き付け)を行う機能を持たせ、例えばアルバム1頁
分の印画紙に、あらかじめ数枚のサービスサイズの写真
を焼き付けたり、焼き付ける写真のレイアウトを設定し
たり、というような設定を行い、焼き付け作業を行え
ば、従来のように、焼き付け後の写真をアルバムに貼
る、といった手間が一切なくなるという効果が得られ
る。
【0057】特に請求項1乃至4の発明によれば、塗布
層同士のくっつきを防止する事ができる。そのため、特
に、支持体の片面に塗布した後、巻き取りを行うことな
く、連続して反対側の面にも塗布を行ってから巻き取り
を行う場合、くっつきを抑止することができる、という
優れた効果を有する。
【0058】また、請求項5〜7の発明によれば、片面
に塗布された後、軸体に巻き取って保存している状態で
の保存条件などを規定することにより、最初に塗布を行
った面と、後から塗布を行った面との硬膜度の差をなく
し、さらにくっつきをも軽減させることができる。その
ため、特に、支持体の片面に塗布した後、一度巻き取り
を行い、次いで反対側の面に塗布を行ってから、最終的
に巻き取りを行う場合、両面における硬膜度の差の軽
減、くっつきを抑止することができる、という優れた効
果を有する。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支持体の両面に、少なくとも各々感光性
    乳剤を3層以上塗布することによって得られた感光材料
    を、乾燥させ、次いで前記感光材料を20℃以下に冷却し
    た後、所定の軸体に巻き取ることを特徴とする両面に塗
    布された感光材料の製造方法。
  2. 【請求項2】 相対湿度を30%以上の状態で所定の軸体
    に巻き取ることを特徴とする請求項1記載の両面に塗布
    された感光材料の製造方法。
  3. 【請求項3】 ゼラチンと混合されることにより、少な
    くとも感光性乳剤中のゼラチンの吸水率が低下する反応
    である硬膜反応を生ぜしめる硬膜剤であって、かつ20℃
    以下で前記硬膜反応する硬膜剤が前記感光性乳剤に含ま
    れていることを特徴とする請求項1又は2に記載の両面
    に塗布された感光材料の製造方法。
  4. 【請求項4】 前記感光性乳剤に前記「20℃以下で前記
    硬膜反応する硬膜剤」を含み、前記感光性乳剤中のゼラ
    チンの吸水率が40%以下になってから、所定の軸体に巻
    き取ることを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記
    載の両面に塗布された感光材料の製造方法。
  5. 【請求項5】 支持体の両面に、少なくとも各々感光性
    乳剤を3層以上塗布することによって得られた感光材料
    を、乾燥させ、次いで前記感光材料を30℃以上に加熱し
    た後、所定の軸体に巻き取ることを特徴とする両面に塗
    布された感光材料の製造方法。
  6. 【請求項6】 連続する支持体の片面に、少なくとも各
    々感光性乳剤を3層以上塗布・乾燥することによって得
    られた感光材料を所定の軸体に巻き取り、該軸体上に巻
    回された感光材料を、温度25℃以下、湿度70%以下で保
    存し、次いで、該支持体の前記片面と反対側の面の塗布
    を行うことを特徴とする両面に塗布された感光材料の製
    造方法。
  7. 【請求項7】前記軸体上に巻回された感光材料の、前記
    片面と反対側の面に塗布を行い、次いで乾燥を行った
    後、温度30℃以上で巻取ることを特徴とする前記請求項
    6記載の両面に塗布された感光材料の製造方法。
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