JPH0896018A - Cadツール管理方法および回路の自動設計システム - Google Patents

Cadツール管理方法および回路の自動設計システム

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JPH0896018A
JPH0896018A JP6229632A JP22963294A JPH0896018A JP H0896018 A JPH0896018 A JP H0896018A JP 6229632 A JP6229632 A JP 6229632A JP 22963294 A JP22963294 A JP 22963294A JP H0896018 A JPH0896018 A JP H0896018A
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tool
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cad
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data
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JP6229632A
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Noriko Matsumoto
典子 松本
Tamotsu Nishiyama
保 西山
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 複数のCADツールを適用するLSI等の設
計において、ツール間の整合性を保証し、かつ効率的な
ツール実行が行える設計環境を実現する自動設計システ
ムとツール管理方法を提供する。 【構成】 自動設計システムは、入力部1から入力され
るデータを処理部4で処理した後出力部1から出力デー
タに変換して出力するように構成されている。ツール管
理手段42は、処理命令に対して、記憶部3に記憶され
ている予め定義された実行依存関係情報や実行環境情
報、あるいはデータ依存関係情報に基づき、ツールの実
行順序や実行環境を決定して、各ツールの起動を促す。
これにより、整合性のとれたツール管理、設計作業の並
列化、グループによる協調設計も可能となる。また、実
行マシンの自動選択により、マシン負荷等を考慮して実
行マシンを割り当てるので、効率的かつ安定した設計環
境が提供できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、LSI等の回路の自動
設計システムに係り、特に複数のCADツールを順に適
用させてLSI設計を行う回路の自動設計システムおよ
びCADツールの管理方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】最近のLSIの設計作業においては、E
WSの普及やCADツール等のソフトの充実により、設
計自動化が徐々に進めれている。特にASICと呼ばれ
る分野では、機能設計から論理設計、レイアウト設計ま
でをトップダウンで設計する手法が一般的になってきて
いる。すなわち、機能記述言語で機能設計を行い、機能
検証ツールを用いてそれを検証し、その結果が正しけれ
ば、論理合成ツールを用いて論理設計する。その後、タ
イミング解析ツールでタイミングの検証を行い、レイア
ウト設計は、P&R(配置配線)ツールを用いて自動配
置配線するという手法である。
【0003】一方、より高性能なLSIを設計する現場
では、必ずしもこのトップダウン設計に則った設計が行
われるわけではなく、その際の設計データはもっと複雑
であり、設計データに適用されるCADツールも多種多
様である。そのため、設計者は多数のCADツールを使
いこなしながら、相互に関連した多量の設計データを管
理する必要があり、設計者の負担が大きく、また誤りも
入りやすい等の問題があった。
【0004】この問題を解決するために、CADフレー
ムワークが提唱されているが、現状では、CADフレー
ムワークやその上に構築されたシステムも発展途上であ
り、前述のような問題が十分解決されているわけではな
い。また、設計作業において発生するデータ以外の様々
な設計情報の理解や管理等を含む、LSI設計の特質や
種々の設計データとの関係を踏まえた設計支援システム
とはなっていない。
【0005】これらの問題を解決するための技術とし
て、例えば、設計自動化研究会66−6(1993 4
1〜48頁)に開示されるLSI協調設計支援システム
がある。この技術は、前述のような設計者の負担が大き
く誤りが発生しやすいという問題が、LSI設計過程が
複数の設計者の協調を必要とするグループワークである
ことに起因している点に着目し、設計のプロセスとプロ
ダクトを予め定義し、それにしたがって設計を進めるよ
うにしたものであり、LSI設計過程のモデルとCAD
フレームワーク上に構築した支援システムに関するもの
である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来技術
は、ASICのLSI設計過程を比較的単純にモデル化
し、その設計過程を効率的に管理するための設計支援シ
ステムにすぎず、よりデータ構造が複雑でCADツール
実行の整合性の取りにくい、カスタムLSI等の設計を
行う場合には適用できない憾みがあった。また、実際の
設計においては、ツールに依存した煩わしいデータ変換
等を伴うが、設計者をこの煩わしさから解放することに
ついては何も手段が講じられておらず、さらに、この技
術は実行マシンの環境その他のLSI設計作業自体には
直接関わるものではないという問題もあった。
【0007】本発明は斯かる点に鑑みてなされたもので
あり、その目的は、複数のCADツールを適用させて設
計を行うLSI等の設計において、一連のCADツール
の操作手順を自動化し、ツール実行の整合性を保証し、
かつ効率的で安定したツール実行が行える設計環境を実
現する回路の自動設計システムおよびCADツールの管
理方法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】以上目的を達成するため
に、具体的に請求項1の発明の講じた手段は、入力され
た複数の回路に関する回路データに対して、複数のCA
Dツールを適用させて回路の設計を行う際のCADツー
ル管理方法として、上記複数のCADツール実行の処理
順序に優先順位付けを行う処理ツール順位付け過程と、
上記回路のデータの構成に基づき、回路データの処理順
序に優先順位付けを行う処理データ順位付け過程と、上
記各過程で得られたCADツールの優先順位およびデー
タの優先順位からCADツールおよび回路データの割り
当てを行いCADツールの実行を指示する処理割り当て
過程とを設ける方法である。
【0009】請求項2の発明の講じた手段は、請求項1
記載のCADツール管理方法において、上記処理ツール
順位付け過程では、予め定義したCADツール間の実行
依存関係に関する情報に応じて、CADツールの優先順
位付けを行う方法である。
【0010】請求項3の発明の講じた手段は、請求項1
又は2記載のCADツール管理方法において、上記処理
割り当て過程では、予め定義したCADツールの実行マ
シンに関する実行環境情報に応じて、CADツールの実
行マシンを決定する方法である。
【0011】請求項4の発明の講じた手段は、請求項
1,2又は3記載のCADツール管理方法において、上
記処理データ順位付け過程では、上記回路データ内に含
まれる情報から得られる回路規模を回路データの処理の
優先順位付けの指標とする方法である。
【0012】請求項5の発明の講じた手段は、請求項
1,2,3又は4記載のCADツール管理方法におい
て、上記処理データ順位付け過程では、上記回路データ
に適用するCADツールに対して、上記処理ツール順位
付け過程で付けられたCADツールの優先順位を優先順
位付けの1つの指標とする方法である。
【0013】請求項6の発明の講じた手段は、複数のC
ADツールを適用して複数の回路の設計を行うように構
成された回路の自動設計システムにおいて、上記複数の
回路に関する複数の回路データの信号および該各回路デ
ータに対する設計処理命令の信号を入力する入力部と、
上記複数の回路データに関する情報を格納するための回
路データ記憶手段と複数のCADツールに関する情報を
格納するためのツール記憶手段とを有する記憶部と、上
記入力部からの信号を受け上記記憶部に記憶される情報
に基づきCADツールの実行を行うツール実行手段を有
する処理部と、該処理部で処理された結果の回路データ
を出力する出力部とを設ける。そして、上記記憶部に、
予め定義されたCADツール間の実行依存関係に関する
情報を記憶する実行依存関係情報記憶手段と、予め定義
されたCADツールの実行環境に関する情報を記憶する
実行環境情報記憶手段とを設け、上記処理部に、上記実
行依存関係情報,上記実行環境情報及び上記回路データ
記憶手段に格納された回路データの構成に関する情報か
ら、CADツールの適用順序、実行環境を決定し、上記
ツール実行手段に指示するツール管理手段を設ける構成
としたものである。
【0014】請求項7の発明の講じた手段は、請求項6
記載の回路の自動設計システムにおいて、上記処理部
に、上記回路データ記憶手段に格納された回路データの
版数管理と、上記ツール実行手段の処理に必要な回路デ
ータの保持とを行うデータ管理手段を設けたものであ
る。
【0015】
【作用】以上の方法またはシステムにより、各請求項の
発明では、以下の作用が得られる。
【0016】請求項1の発明では、データ構造が複雑で
CADツール実行の整合性の採りにくい場合にも、レイ
アウトのやり直し等の繁雑さを招くことなく、整合性の
とれた回路の設計が行われることになる。
【0017】請求項2の発明では、予め定義したCAD
ツール間の実行依存関係に関する情報に基づいて付けら
れた優先順位に基づいてCADツールが使用されるの
で、独立した回路に対する同じ作業工程の並列処理や、
同じ回路においても並列的に処理を行える設計工程の抽
出等、設計作業の並列化が可能となる。
【0018】請求項3の発明では、CADツールの実行
マシンの記憶容量,処理速度等を考慮して回路データお
よびCADツールの処理割り当てが行われるので、複数
のCADツールを使用して並列処理を行う際に、回路の
設計が極めて効率よくしかも安定した状態で行われる。
【0019】請求項4の発明では、処理データの順位付
けの際、各回路の回路規模が優先順位付けの指標となる
ので、並列処理を行う場合、設計の完了に必要な期間を
最短化することが可能となる。
【0020】請求項5の発明では、回路データの優先順
位がCADツールの優先順位を考慮して定められるの
で、各CADツールと各回路の適合性を無視したような
優先順位の設定が防止され、回路設計全体の整合性が特
に良好になる。
【0021】請求項6の発明では、CADツール間の実
行依存関係情報および回路データ依存関係情報とからツ
ールの実行順序が決定されるので、独立した回路に対す
る同じ作業工程の並列処理や、同じ回路においても並列
的に処理を行える設計工程の抽出等、設計作業の並列化
が可能となる。また、CADツールの実行環境情報を用
いて、マシン負荷を考慮して実行マシンが自動的に割り
当てられるので、効率的かつ安定したLSIの設計環境
が得られる。
【0022】請求項7の発明では、データ管理手段によ
り、回路データの版数が管理され、ツール実行手段の処
理に必要な回路データが保持されることで、回路の自動
設計の円滑な作業が行われる。
【0023】
【実施例】以下、本発明による回路の自動設計システム
およびCADツールの管理方法に関する実施例につい
て、図面を参照しながら詳細に説明する。
【0024】まず、回路の自動設計システムについて説
明する。図1は、実施例に係る回路の自動設計システム
の基本的な構成を概念的に示したブロック図である。
【0025】入力部1は、このシステムを用いて設計し
ようとする回路データを入力するための入力手段を備え
ている。出力部2は、この自動設計システムで設計され
た結果の回路データを外部の装置に出力するものであ
る。記憶部3は、入力部1より入力された回路データの
情報と出力部2より出力される処理後の回路データの情
報およびその回路データとして出力するまでの処理過程
中の回路データを記憶する回路データ記憶手段31と、
回路の設計を行うために使用するCADツールの実行モ
ジュール等を格納したツール記憶手段32と、CADツ
ール間の実行依存関係情報を格納した実行依存関係記憶
手段33と、ツールを実行するホストマシン等に関する
情報を格納した実行環境情報記憶手段34とを備えてい
る。ここで、回路データ記憶手段31に格納される回路
データとしては、ハードウェア記述言語と呼ばれる機能
記述データや論理レベルのネットリストや論理回路図、
レイアウトレベルのスケマティックデータ等がある。ま
た、ツール記憶手段に記憶されるCADツールとして
は、機能検証ツール、論理合成ツール、論理図エディ
タ、論理検証ツール、タイミング解析ツール、論理検証
ツール、レイアウトエディタ、P&Rツール、レイアウ
ト検証ツール、回路検証ツールや、機能設計やテストプ
ログラム設計のためのテキストエディタ等がある。
【0026】また、上記処理部4には、ツール実行手段
41と、ツール管理手段42と、データ管理手段43
と、ユーザインタフェース44とが配置されている。上
記ツール実行手段41は、記憶部3内のツール記憶手段
32に格納された複数のCADツールを実行させるもの
である。上記ツール管理手段42は、入力部1より入力
された回路データへの設計処理命令に対して、回路デー
タ記憶手段31に格納されている回路データに関する情
報と、ツール記憶手段32に格納されている個々のCA
Dツールに関する情報と、実行依存関係情報記憶手段3
3に格納されている各CADツール間の実行依存関係に
関する情報と、実行環境情報記憶手段34に格納されて
いるホストマシン等に関する情報とに基づいて、CAD
ツール実行の順序および環境を決定し、ツール実行手段
41に処理実行命令を送るものである。上記データ管理
手段43は、回路データ記憶手段31に格納された回路
データの中からツール実行に必要な回路データを取り出
して保持し、さらに、回路データ版数管理等を行うもの
である。ユーザインタフェース44は、データや処理命
令の入出力のための共通のものである。
【0027】図2は、実施例における自動設計システム
のハードウェア構成を示すブロック図である。この自動
設計システムには、ローカルマシンであるHost1
と、リモートマシンであるHost2,Host3,H
ost4,…とが配置されており、各マシン間は、ネッ
トワーク150により接続されている。上記ローカルマ
シンであるHost1の内部には、入力装置111と、
出力装置112と、処理装置113と、記憶装置114
と、ネットワーク装置115とが配設されている。上記
入力装置111は、本発明の自動設計システムが入力対
象としている回路データに関する情報と、設計処理命令
の種類、例えば機能検証、論理設計、レイアウト設計等
およびCADツールの実行に必要なパラメータ等に関す
る情報を与えるための装置である。出力装置112は入
力された回路データおよび設計処理命令に対して設計さ
れた結果の回路データおよびツール実行過程の情報等を
出力する装置である。処理装置113は、記憶装置11
4に格納された各種プログラムを実行することによりC
ADツールを用いた設計処理を行うものである。ネット
ワーク装置115は、処理装置113とネットワーク1
50との間の信号の授受を行うものである。入力装置1
11としては、スケマティックエントリーシステム、フ
ァイル、テキストエディタ等が用いられる。また、出力
装置112としては、グラフィックディスプレイ、プロ
ッター、ファイル等が用いられる。さらに、処理装置1
13としては、汎用コンピュータ、エンジニアリングワ
ークステーション、パーソナルコンピュータ等が用いら
れる。
【0028】一方、リモートマシンであるHost2,
Host3,Host4には、それぞれHost1にお
ける機能とほぼ同じ機能を有する処理装置123,13
3,143と、記憶装置124,134,144と、ネ
ットワーク装置125、135、145とが配設されて
いるが、入力装置や出力装置は設けられていない。
【0029】次に、ツール実行手段41によるCADツ
ールの実行処理について、図3および図4を参照しなが
ら説明する。
【0030】図3は、ツール実行手段41におけるCA
Dツール実行処理の流れの例を示すフロ―チャ―トであ
る。図4は、ツール実行手段41におけるCADツール
と回路データの流れの一例を示す説明図である。
【0031】まず、図3に示すステップSR1で、機能
設計を行い、ステップSR2で、機能保証を行う。すな
わち、図4に示すように、機能記述データ401は、す
でに機能設計が終了され入力部1より入力されたデータ
であり、この機能記述データ401は記憶部3に格納さ
れ、データ管理手段43を介して保持されている。この
機能記述データ401に対して、機能検証ツール411
の実行により、データの正当性が確認される。
【0032】次に、ステップSR3で論理設計を行い、
ステップSR4で論理検証を行う。すなわち、図4に示
すように、機能記述データ401に対して論理設計ツー
ル412の実行により、論理データ402を生成し、こ
れに対しても同様に、論理検証ツール413によってデ
ータの正当性を確認する。
【0033】そして、ステップSR5でレイアウト設計
を行い、ステップSR6でレイアウト検証を行う。すな
わち、図4に示すように、レイアウト設計ツール414
の実行により、レイアウトデータ403を生成し、生成
されたデータの正当性をレイアウト検証ツール415で
確認し、結果の回路データをデータ管理部43を通して
出力部2より出力する。
【0034】ただし、以上の設計処理の間には、機能設
計をし終わった回路から順に検証するとか、機能検証の
処理1と機能検証の処理2のうちどちらかが終了すれば
論理設計するといった、設計工程の規約がある。また、
機能検証に関しては、ある回路モジュールの機能設計が
終了し、別のあるモジュールの機能検証が終了していれ
ば、機能検証可能であるといったこともある。また、こ
こでツールと言っているものには、ツール間のデータフ
ォーマットの違いなどによるデータ変換処理を処理の前
後に組み込んだツールも含まれる。
【0035】次に、CADツール管理方法に関する実施
例について、図5−図9を参照しながら説明する。
【0036】図5は、ツール管理手段42におけるツー
ル管理方法の処理手順を示すフロ―チャ―トである。ま
ず、図5に示すステップST1では、入力部1より入力
された回路データおよび設計処理命令に対して、その設
計処理に必要な設計処理フローに含まれるCADツール
を抽出し、図6に示すような予め定義されたCADツー
ル間の実行依存関係情報に基づいて、処理ツールの優先
順位付けを行う。
【0037】図6は、CADツール間の実行依存関係情
報の定義の一例を示す説明図であって、この定義では、
ツールの実行開始と終了のタイミングを記述したもので
ある。同図において、符号(:−)は、左側の条件に対
して右側の条件が必要であること(ライセンス)を示
し、符号(&&)はANDを意味し、符号(::)はO
Rを意味する。この例では、Tool6は、Tool3
およびTool5の実行が終わっていることを条件に実
行の開始が可能である。Tool5は、Tool1,T
ool4およびTool5の実行が終わっていることを
条件に実行が可能である。Tool4は、実行環境が許
可する限りいつでも実行の開始が可能である。Tool
3は、Tool1又はTool2の実行が終われば、実
行の開始が可能である。Tool2は、Tool1およ
びTool2の実行が終わっていることを条件に実行の
開始が可能である。さらに、Tool1は、Tool1
自身の実行が終わっていることを条件に実行の開始が可
能である。例えば機能検証が終了していないのに論理設
計を開始してはいけないことを意味する。ここでのツー
ル間実行依存関係は、1つのデータに関するものを取り
上げた。すなわち、1つの回路モジュールの処理を実行
する場合における設計処理の流れを示したものになって
いる。
【0038】次に、図5に示すステップST2では、各
々のCADツールの処理を行う対象となる回路データの
構成より、回路規模等を考慮して、処理データの優先順
位付けを行う。
【0039】図7(a),(b)は、設計対象回路の回
路構成情報の一例を示した説明図であって、図7(a)
は、回路の階層関係を示し、図7(b)は回路の具体的
な構成を示す。回路mainには、サブ回路subA、
subB、subCが配置されており、サブ回路sub
Bには、サブ回路subBAおよびsubBBが配設さ
れている。回路main中の各サブ回路の回路規模は、
大きい側から順に挙げると回路cpu,subB,su
bA,subCとなっている。
【0040】このような回路構成の場合、例えば、回路
mainのレイアウト設計は、サブ回路subA,su
bB,subCのレイアウト設計が全て終了しないと実
行できない。従って、処理ツールの優先順位としては、
ブロック内P&Rツールの方が、ブロック間P&Rツー
ルよりも高い。また、ブロック内でブロック間配線を行
わなければならない回路subB、回路規模の大きい回
路cpu、回路subA、回路subCの順に処理デー
タの優先順位が付けられる。例えば後述のように(図
9)、同じブロック内P&RツールのライセンスがA1
とA2の2本があるような場合で、レイアウト設計を並
列に実行するためには、処理データの優先順位の高いも
のから割り当てていく必要がある。この場合には、後述
のようなデータとツールの割り当てが行われる。
【0041】最後に、図5に示すステップST3では、
ステップST1およびST2で付けられたツールとデー
タの優先順位と、図8に示すような実行環境情報とに基
づき、各処理を図2に示す各実行ホストマシンHost
1,Host2,Host3,Host4,…に割り当
てる。つまり、どの実行ホストマシンで、どのツール
で、どの回路データに基づき処理するかを割り当てるの
である。これら一連の処理は、設計の過程で随時行って
もかまわない。
【0042】図8は、CADツールの実行環境情報の定
義の一例を示す説明図である。ただし、上記図6,図7
に対応するものではない。この例では、各ツールの実行
ホストマシンや必要なメモリ容量等を定義している。T
ool1の実行ホストマシンとしては、Host1又は
Host2が必要であり、2MバイトのDisk容量や
Memory容量が必要である。Tool2の実行ホス
トマシンとしては、Host2又はHost3と、Ho
st4とが必要である。Tool3の実行ホストマシン
としてはいずれのHostでもよい。このような定義に
基づいて、ツールの実行が各マシンに割り当てられる。
【0043】図9は、ツール管理手段42によるデータ
とツールの割り当て結果の一例を示し、この場合は上記
図7に示す回路構成に対応している。この図に示す例で
は、ブロック内P&Rツールとしては、ツールA1とツ
ールA2との2台があり、ブロック間P&Rツールとし
てはツールBがある。そして、ツールA1とツールA2
とは並列的に実行可能であり、これらの2台のツールA
1,A2とツールBとは並列的に実行可能である。その
場合、まず回路subBのレイアウトが終了しないとブ
ロック間P&RツールBによるレイアウト処理ができな
いので、ブロック内P&RツールA2により回路sub
BAと回路subBBのレイアウトを順次行うよう優先
順位を割り当てる一方、同時にブロック内P&Rツール
A1により回路subAや回路subCよりも回路規模
の大きい回路cpuから先にレイアウトを行うよう割り
当てる。そして、回路subBAおよびsubBBのレ
イアウトが終了した時点から、ブロック間ツールP&R
により回路cpuの次に回路規模の大きい回路subB
のレイアウトを行い、同時にブロック内ツールA2で、
残りの回路subAとsubCのうち回路規模の大きい
回路subAのレイアウトを行い、ブロック内P&Rツ
ールA1で回路cpuのレイアウトが終了してから回路
subCのレイアウトを行うよう優先順位を割り当て
る。
【0044】以上の結果、回路subBのレイアウトが
終了するのは、ブロック間P&RツールBにより回路s
ubBのブロック間のP&Rが終了した時点なので、そ
の後、回路mainのレイアウトが開始される。
【0045】なお、回路データの回路構成からは、全く
独立に設計処理が行える回路に関する情報が抽出され
て、ツール管理で用いられる。例えば、個々のサブ回路
subA、subB、subCの機能設計から論理設計
までの処理は、全く独立に行っても構わない場合があ
る。その時には、回路subBの機能設計の終了を待た
ずに回路subCの論理設計を行えることになる。
【0046】例えば、レイアウト設計の設計環境の決定
は、論理データ生成の後で、その回路規模を考慮して行
うというような場合がある。従って、設計工程のクリテ
ィカルパスを延ばさずに効率的に設計できるという利点
がある。
【0047】
【発明の効果】本発明によれば、LSI設計等の設計作
業における煩雑なCADツールの実行を自動化するにあ
たり、整合性のとれたCADツールの管理が行える。特
に、設計作業の並列化が実現でき、グループによる協調
設計も可能となる。また、実行マシンの自動選択によ
り、マシン負荷を考慮して、実行ホストマシンを割り当
てるので、効率的かつ安定した設計環境が提供できる。
そのため、計算機を用いたLSI設計において、設計工
数およびコストが削減する等の効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る回路の自動設計システム
の基本的な構成を概念的に示したブロック図である。
【図2】本発明の実施例に係る自動設計システムのハー
ドウェア構成を示すブロック図である。
【図3】ツール実行手段におけるCADツール実行処理
の流れの例を示すフロ―チャ―ト図である。
【図4】ツール実行手段におけるCADツールと回路デ
ータの流れの一例を示す説明図である。
【図5】ツール管理手段におけるツール管理方法の処理
の基本的な流れを示すフロ―チャ―ト図である。
【図6】CADツール間の実行依存関係情報の定義例を
示す説明図である。
【図7】設計対象回路の回路構成情報の例を示した説明
図である。
【図8】CADツールの実行環境情報の定義例を示す説
明図である。
【図9】ツール管理手段によるツールおよびデータの割
り当て結果を示す説明図である。
【符号の説明】
1 入力部 2 出力部 3 記憶部 4 処理部 31 回路データ記憶手段 32 ツール記憶手段 33 実行依存関係情報記憶手段 34 実行環境情報記憶手段 41 ツール実行手段 42 ツール管理手段 43 データ管理手段 44 ユーザインタフェース

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力された複数の回路に関する回路デー
    タに対して、複数のCADツールを適用させて回路の設
    計を行う際のCADツール管理方法であって、 上記複数のCADツール実行の処理順序に優先順位付け
    を行う処理ツール順位付け過程と、 上記回路のデータの構成に基づき、回路データの処理順
    序に優先順位付けを行う処理データ順位付け過程と、 上記各過程で得られたCADツールの優先順位およびデ
    ータの優先順位からCADツールおよび回路データの割
    り当てを行いCADツールの実行を指示する処理割り当
    て過程とを有することを特徴とするCADツール管理方
    法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のCADツール管理方法に
    おいて、 上記処理ツール順位付け過程では、 予め定義したCADツール間の実行依存関係に関する情
    報に応じて、CADツールの優先順位付けを行うことを
    特徴とするCADツール管理方法。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載のCADツール管理
    方法において、 上記処理割り当て過程では、 予め定義したCADツールの実行マシンに関する実行環
    境情報に応じて、CADツールの実行マシンを決定する
    ことを特徴とするCADツール管理方法。
  4. 【請求項4】 請求項1,2又は3記載のCADツール
    管理方法において、 上記処理データ順位付け過程では、 上記回路データ内に含まれる情報から得られる回路規模
    を回路データの処理の優先順位付けの指標とすることを
    特徴とするCADツール管理方法。
  5. 【請求項5】 請求項1,2,3又は4記載のCADツ
    ール管理方法において、 上記処理データ順位付け過程では、 上記回路データに適用するCADツールに対して、上記
    処理ツール順位付け過程で付けられたCADツールの優
    先順位を優先順位付けの1つの指標とすることを特徴と
    するCADツール管理方法。
  6. 【請求項6】 複数のCADツールを適用して複数の回
    路の設計を行うように構成された回路の自動設計システ
    ムにおいて、 上記複数の回路に関する複数の回路データの信号および
    該各回路データに対する設計処理命令の信号を入力する
    入力部と、 上記複数の回路データに関する情報を格納するための回
    路データ記憶手段と複数のCADツールに関する情報を
    格納するためのツール記憶手段とを有する記憶部と、 上記入力部からの信号を受け上記記憶部に記憶される情
    報に基づきCADツールの実行を行うツール実行手段を
    有する処理部と、 該処理部で処理された結果の回路データを出力する出力
    部とを備えるとともに、 上記記憶部には、予め定義されたCADツール間の実行
    依存関係に関する情報を記憶する実行依存関係情報記憶
    手段と、予め定義されたCADツールの実行環境に関す
    る情報を記憶する実行環境情報記憶手段とが配設され、 上記処理部には、上記実行依存関係情報,上記実行環境
    情報及び上記回路データ記憶手段に格納された回路デー
    タの構成に関する情報から、CADツールの適用順序、
    実行環境を決定し、上記ツール実行手段に指示するツー
    ル管理手段が配設されていることを特徴とする回路の自
    動設計システム。
  7. 【請求項7】 請求項6記載の回路の自動設計システム
    において、 上記処理部には、上記回路データ記憶手段に格納された
    回路データの版数管理と、上記ツール実行手段の処理に
    必要な回路データの保持とを行うデータ管理手段を備え
    たことを特徴とする回路の自動設計システム。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012203441A (ja) * 2011-03-23 2012-10-22 Nec Corp 建物設計支援装置及び建物設計支援方法
US8566758B2 (en) 2006-10-27 2013-10-22 Fujitsu Limited Data dependency managing apparatus, design data dependency managing method and program
US8677367B2 (en) 2009-03-31 2014-03-18 Mitsubishi Electric Corporation Execution order decision device
KR102917332B1 (ko) * 2025-05-16 2026-01-23 서클주식회사 집적 회로 설계 플랫폼 및 시스템

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