JPH0896702A - 微小冷陰極及びその製造方法並びにフィールドエミッタアレイ - Google Patents
微小冷陰極及びその製造方法並びにフィールドエミッタアレイInfo
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- JPH0896702A JPH0896702A JP6254642A JP25464294A JPH0896702A JP H0896702 A JPH0896702 A JP H0896702A JP 6254642 A JP6254642 A JP 6254642A JP 25464294 A JP25464294 A JP 25464294A JP H0896702 A JPH0896702 A JP H0896702A
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- gate electrode
- cone portion
- silicon substrate
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 エミッタ電極とゲート電極との間隔を狭め、
エミッタ電極とゲート電極間の電圧を低減することによ
り微小冷陰極の電気的特性を改善する。 【構成】 シリコン基板10上に先端が尖鋭な形状に突
出して形成されたコーン部30と、該コーン部30の先
端部が冷陰極電子源として露出されるとともに、前記コ
ーン部30の外周側面に前記シリコン基板10を熱酸化
して形成された熱酸化膜70を介してゲート電極61が
形成されたことを特徴とする。
エミッタ電極とゲート電極間の電圧を低減することによ
り微小冷陰極の電気的特性を改善する。 【構成】 シリコン基板10上に先端が尖鋭な形状に突
出して形成されたコーン部30と、該コーン部30の先
端部が冷陰極電子源として露出されるとともに、前記コ
ーン部30の外周側面に前記シリコン基板10を熱酸化
して形成された熱酸化膜70を介してゲート電極61が
形成されたことを特徴とする。
Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は微小冷陰極及びその製造
方法並びにフィールドエミッタアレイに関し、より詳細
には冷陰極電子源とゲート電極との間隔をきわめて微小
に形成した微小冷陰極及びその製造方法並びに微小冷陰
極を用いたフィールドエミッタアレイに関する。
方法並びにフィールドエミッタアレイに関し、より詳細
には冷陰極電子源とゲート電極との間隔をきわめて微小
に形成した微小冷陰極及びその製造方法並びに微小冷陰
極を用いたフィールドエミッタアレイに関する。
【0002】
【従来の技術】フィールドエミッタアレイは真空マイク
ロエレクトロニクス技術において超高速素子、センサま
たは表示素子等に使用されるもので、多数の微小冷陰極
をアレイ状に形成して成るものである。微小冷陰極はき
わめて微細な構造を有することから、高精度の加工技術
が要求され、その製造方法についていくつか報告例があ
る(特開平3-95829 号、特開平4-94033 号、特開平4-31
2739号) 。
ロエレクトロニクス技術において超高速素子、センサま
たは表示素子等に使用されるもので、多数の微小冷陰極
をアレイ状に形成して成るものである。微小冷陰極はき
わめて微細な構造を有することから、高精度の加工技術
が要求され、その製造方法についていくつか報告例があ
る(特開平3-95829 号、特開平4-94033 号、特開平4-31
2739号) 。
【0003】図6は微小冷陰極の製造方法の従来例とし
て、特開平4-94033 号に開示されている方法を示す。図
6(a) は、シリコン基板10に第1の絶縁膜20を形成
した状態である。第1の絶縁膜20はたとえばシリコン
基板10を酸素雰囲気中で加熱し厚さが500nm程度
のSiO2の膜を形成することによってなされる。次に、第
1の絶縁膜20表面にレジストでパターンニングを施
し、CF4 ガスを用いてイオンエッチング法により円形
の絶縁膜パターン21を形成する。絶縁膜パターン21
の直径は2μm程度である(図6(b) )。
て、特開平4-94033 号に開示されている方法を示す。図
6(a) は、シリコン基板10に第1の絶縁膜20を形成
した状態である。第1の絶縁膜20はたとえばシリコン
基板10を酸素雰囲気中で加熱し厚さが500nm程度
のSiO2の膜を形成することによってなされる。次に、第
1の絶縁膜20表面にレジストでパターンニングを施
し、CF4 ガスを用いてイオンエッチング法により円形
の絶縁膜パターン21を形成する。絶縁膜パターン21
の直径は2μm程度である(図6(b) )。
【0004】次に、CF4 ガスによりシリコン基板10
を選択的にエッチングし絶縁膜パターン21の下部にコ
ーン部30を形成する。このエッチングは反応性イオン
・エッチング(RIE)による等方的エッチングにより
絶縁膜パターン21の下側部分までアンダーエッチング
する。絶縁膜パターン21が取れる前にエッチングを中
止する(図6(c))。次に、酸素雰囲気中で熱酸化処理を
行いシリコン基板10の表面に厚さが150nm程度の
熱酸化膜40(SiO2膜)を形成する(図6(d))。次に、
シリコン基板10の上方からたとえばSiO の蒸着により
厚さが1μm程度の第2の絶縁膜50を形成し、さらに
その上にゲート電極膜60を形成する。ゲート電極膜6
0は、たとえばCr蒸着膜によって形成する。これらの
操作によりコーン部30の周囲には空間が形成される
(図6(e))。
を選択的にエッチングし絶縁膜パターン21の下部にコ
ーン部30を形成する。このエッチングは反応性イオン
・エッチング(RIE)による等方的エッチングにより
絶縁膜パターン21の下側部分までアンダーエッチング
する。絶縁膜パターン21が取れる前にエッチングを中
止する(図6(c))。次に、酸素雰囲気中で熱酸化処理を
行いシリコン基板10の表面に厚さが150nm程度の
熱酸化膜40(SiO2膜)を形成する(図6(d))。次に、
シリコン基板10の上方からたとえばSiO の蒸着により
厚さが1μm程度の第2の絶縁膜50を形成し、さらに
その上にゲート電極膜60を形成する。ゲート電極膜6
0は、たとえばCr蒸着膜によって形成する。これらの
操作によりコーン部30の周囲には空間が形成される
(図6(e))。
【0005】次に、弗酸(HF)を用いて絶縁膜パター
ン21を選択的にエッチングして除去し、さらにコーン
部30の表面に形成されている熱酸化膜40をエッチン
グにより除去する。絶縁膜パターン21上に付着してい
た第2の絶縁膜50とゲート電極膜60は絶縁膜パター
ン21とともに除去され、図6(f) に示すように円錐状
のコーン部30が露出した形態で残る。次に、第2の絶
縁膜50の上に残ったゲート電極膜60を公知のフォト
リソグラフィ技術により所定形状のパターンに形成し、
ゲート電極61を形成する(図6(g))。こうして、底面
の直径が約1μm,曲率半径が0.1μm以下の冷陰極
電子源となるコーン部30先端とゲート電極61を有す
る微小冷陰極が形成される。
ン21を選択的にエッチングして除去し、さらにコーン
部30の表面に形成されている熱酸化膜40をエッチン
グにより除去する。絶縁膜パターン21上に付着してい
た第2の絶縁膜50とゲート電極膜60は絶縁膜パター
ン21とともに除去され、図6(f) に示すように円錐状
のコーン部30が露出した形態で残る。次に、第2の絶
縁膜50の上に残ったゲート電極膜60を公知のフォト
リソグラフィ技術により所定形状のパターンに形成し、
ゲート電極61を形成する(図6(g))。こうして、底面
の直径が約1μm,曲率半径が0.1μm以下の冷陰極
電子源となるコーン部30先端とゲート電極61を有す
る微小冷陰極が形成される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
にして形成される微小冷陰極ではその電流−電圧特性を
改善するためエミッタ電極とゲート電極間の電圧を低減
させることが問題になっている。エミッタ電極とゲート
電極間の電圧を下げるにはエミッタ電極となるコーン部
先端(冷陰極電子源)とゲート電極との間隔を狭めれば
よいが、従来の微小冷陰極の製造方法による場合は、エ
ッチングによってパターン形成する際のマスクの寸法、
上記例では絶縁膜パターン21の寸法やエッチング条件
などによって間隔が規制されてしまい、冷陰極電子源と
ゲート電極との間隔は1μm程度にするのが限界であ
る。
にして形成される微小冷陰極ではその電流−電圧特性を
改善するためエミッタ電極とゲート電極間の電圧を低減
させることが問題になっている。エミッタ電極とゲート
電極間の電圧を下げるにはエミッタ電極となるコーン部
先端(冷陰極電子源)とゲート電極との間隔を狭めれば
よいが、従来の微小冷陰極の製造方法による場合は、エ
ッチングによってパターン形成する際のマスクの寸法、
上記例では絶縁膜パターン21の寸法やエッチング条件
などによって間隔が規制されてしまい、冷陰極電子源と
ゲート電極との間隔は1μm程度にするのが限界であ
る。
【0007】そこで、本発明はこの問題を解消すべくな
されたものであり、その目的とするところは、従来にく
らべて冷陰極電子源とゲート電極との間隔を大幅に狭め
ることを可能とし、これによって特性を効果的に改善で
きる微小冷陰極及びその製造方法並びに微小冷陰極を用
いたフィールドエミッタアレイを提供しようとするもの
である。
されたものであり、その目的とするところは、従来にく
らべて冷陰極電子源とゲート電極との間隔を大幅に狭め
ることを可能とし、これによって特性を効果的に改善で
きる微小冷陰極及びその製造方法並びに微小冷陰極を用
いたフィールドエミッタアレイを提供しようとするもの
である。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するため次の構成を備える。すなわち、微小冷陰極につ
いて、シリコン基板上に先端が尖鋭な形状に突出して形
成されたコーン部と、該コーン部の先端部が冷陰極電子
源として露出されるとともに、前記コーン部の外周側面
に前記シリコン基板を熱酸化して形成された熱酸化膜を
介してゲート電極が形成されたことを特徴とする。ま
た、前記冷陰極電子源と前記ゲート電極との間隔が0.
1〜0.5μmであること、また、前記コーン部が円錐
状であることを特徴とする。また、フィールドエミッタ
アレイとして前記微小冷陰極がシリコン基板上に多数形
成されて成ることを特徴とする。また、微小冷陰極の製
造方法として、シリコン基板上に絶縁膜を形成し、該絶
縁膜をエッチングして冷陰極電子源を形成する位置に絶
縁膜パターンを形成した後、前記シリコン基板を選択的
にエッチングして、前記絶縁膜パターンの下部をアンダ
ーエッチングすることによりコーン部を形成するととも
に、該コーン部を含む前記シリコン基板表面を熱酸化し
て第1の熱酸化膜を形成し、該第1の熱酸化膜および前
記絶縁膜をエッチングして前記コーン部及びシリコン基
板を露出させて、前記絶縁膜パターンの下部の前記コー
ン部先端を尖鋭な形状に形成した後、前記コーン部を含
むシリコン基板表面を熱酸化して第2の熱酸化膜を形成
し、さらに、前記コーン部を含むシリコン基板表面に導
電性金属を蒸着することにより前記第2の熱酸化膜の表
面にゲート電極膜を形成した後、該ゲート電極膜をゲー
ト電極パターンにしたがってエッチングすることにより
ゲート電極を形成し、前記コーン部の先端の前記第2の
熱酸化膜を選択的に除去して前記冷陰極電子源を形成す
ることを特徴とする。前記絶縁膜は、シリコン基板表面
を熱酸化して形成することが有効である。また、前記第
2の熱酸化膜の膜厚を制御することにより、冷陰極電子
源とゲート電極との離間間隔を適当に設定することがで
きる。また、前記導電性金属としてAlまたはCrが好
適に使用できる。また、前記ゲート電極膜を電子ビーム
蒸着法により形成することによって好適なゲート電極膜
が形成できる。
するため次の構成を備える。すなわち、微小冷陰極につ
いて、シリコン基板上に先端が尖鋭な形状に突出して形
成されたコーン部と、該コーン部の先端部が冷陰極電子
源として露出されるとともに、前記コーン部の外周側面
に前記シリコン基板を熱酸化して形成された熱酸化膜を
介してゲート電極が形成されたことを特徴とする。ま
た、前記冷陰極電子源と前記ゲート電極との間隔が0.
1〜0.5μmであること、また、前記コーン部が円錐
状であることを特徴とする。また、フィールドエミッタ
アレイとして前記微小冷陰極がシリコン基板上に多数形
成されて成ることを特徴とする。また、微小冷陰極の製
造方法として、シリコン基板上に絶縁膜を形成し、該絶
縁膜をエッチングして冷陰極電子源を形成する位置に絶
縁膜パターンを形成した後、前記シリコン基板を選択的
にエッチングして、前記絶縁膜パターンの下部をアンダ
ーエッチングすることによりコーン部を形成するととも
に、該コーン部を含む前記シリコン基板表面を熱酸化し
て第1の熱酸化膜を形成し、該第1の熱酸化膜および前
記絶縁膜をエッチングして前記コーン部及びシリコン基
板を露出させて、前記絶縁膜パターンの下部の前記コー
ン部先端を尖鋭な形状に形成した後、前記コーン部を含
むシリコン基板表面を熱酸化して第2の熱酸化膜を形成
し、さらに、前記コーン部を含むシリコン基板表面に導
電性金属を蒸着することにより前記第2の熱酸化膜の表
面にゲート電極膜を形成した後、該ゲート電極膜をゲー
ト電極パターンにしたがってエッチングすることにより
ゲート電極を形成し、前記コーン部の先端の前記第2の
熱酸化膜を選択的に除去して前記冷陰極電子源を形成す
ることを特徴とする。前記絶縁膜は、シリコン基板表面
を熱酸化して形成することが有効である。また、前記第
2の熱酸化膜の膜厚を制御することにより、冷陰極電子
源とゲート電極との離間間隔を適当に設定することがで
きる。また、前記導電性金属としてAlまたはCrが好
適に使用できる。また、前記ゲート電極膜を電子ビーム
蒸着法により形成することによって好適なゲート電極膜
が形成できる。
【0009】
【作用】本発明に係る微小冷陰極は、シリコン基板上に
突出して形成したコーン部の外周側面にシリコンの熱酸
化膜を介してゲート電極を被着した構成を有する冷陰極
電子源であるコーン部の先端とゲート電極とはシリコン
の熱酸化膜の膜厚分だけ離間するのみであり、シリコン
の熱酸化膜の膜厚は数十〜数百オングストロームに制御
可能である。これにより、従来方法で冷陰極電子源とゲ
ート電極とを形成する場合にくらべて、冷陰極電子源と
ゲート電極の間隔を原理的には1/10〜1/100程
度に縮小することが可能になり、エミッタ電極とゲート
電極間の電圧を低減させることができて微小冷陰極の電
気的特性を効果的に向上させることができる。
突出して形成したコーン部の外周側面にシリコンの熱酸
化膜を介してゲート電極を被着した構成を有する冷陰極
電子源であるコーン部の先端とゲート電極とはシリコン
の熱酸化膜の膜厚分だけ離間するのみであり、シリコン
の熱酸化膜の膜厚は数十〜数百オングストロームに制御
可能である。これにより、従来方法で冷陰極電子源とゲ
ート電極とを形成する場合にくらべて、冷陰極電子源と
ゲート電極の間隔を原理的には1/10〜1/100程
度に縮小することが可能になり、エミッタ電極とゲート
電極間の電圧を低減させることができて微小冷陰極の電
気的特性を効果的に向上させることができる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の好適な実施例を添付図面に基
づいて説明する。図1は本発明に係る微小冷陰極の製造
方法の一実施例を示す説明図である。本実施例の微小冷
陰極はシリコン基板10を使用し、以下の工程によりエ
ミッタ電極(冷陰極電子源)およびゲート電極を形成す
る。
づいて説明する。図1は本発明に係る微小冷陰極の製造
方法の一実施例を示す説明図である。本実施例の微小冷
陰極はシリコン基板10を使用し、以下の工程によりエ
ミッタ電極(冷陰極電子源)およびゲート電極を形成す
る。
【0011】本実施例においても図1(a) 〜(d) に示す
工程は図6に示す従来例と同様である。すなわち、シリ
コン基板10を約1050℃の酸素雰囲気中で熱酸化し
シリコン基板10の表面に絶縁膜20として厚さが約2
000Å程度のSiO2の被膜を形成し(図1(a) )、絶縁
膜20を緩衝弗酸(BHF)によりエッチングして絶縁
膜パターン21を形成する(図1(b) )。具体的には絶
縁膜パターン21の上面に、微小冷陰極の冷陰極電子源
形成領域に合わせてレジストパターンを形成し、緩衝弗
酸(BHF)により絶縁膜20をエッチングすることに
より形成する。絶縁膜パターン21は直径が2μm程度
の円形状に形成する。絶縁膜20はSiH4ガスを用いた化
学気相法(CVD)によっても形成できるが、形成される絶
縁膜の密度や絶縁耐圧を考慮すると熱酸化による形成方
法がよい。
工程は図6に示す従来例と同様である。すなわち、シリ
コン基板10を約1050℃の酸素雰囲気中で熱酸化し
シリコン基板10の表面に絶縁膜20として厚さが約2
000Å程度のSiO2の被膜を形成し(図1(a) )、絶縁
膜20を緩衝弗酸(BHF)によりエッチングして絶縁
膜パターン21を形成する(図1(b) )。具体的には絶
縁膜パターン21の上面に、微小冷陰極の冷陰極電子源
形成領域に合わせてレジストパターンを形成し、緩衝弗
酸(BHF)により絶縁膜20をエッチングすることに
より形成する。絶縁膜パターン21は直径が2μm程度
の円形状に形成する。絶縁膜20はSiH4ガスを用いた化
学気相法(CVD)によっても形成できるが、形成される絶
縁膜の密度や絶縁耐圧を考慮すると熱酸化による形成方
法がよい。
【0012】次に、CF4 +O2 ガスやSF6 +O2 ガ
スを用いてリアクティブイオンエッチング(RIE)法
等によりシリコン基板10を選択的に等方エッチングし
て絶縁膜パターン21の下側部分までアンダーエッチン
グし、絶縁膜パターン21の下にコーン部30を形成し
(図1(c) )、次いで、約1050℃の酸素雰囲気中で
熱酸化処理を施してシリコン基板10、コーン部30の
表面に厚さが2000Å〜4000Å程度の第1熱酸化
膜40(SiO2膜)を形成する(図1(d))。この熱酸化処
理では図のようにコーン部30の側面が熱酸化されて第
1熱酸化膜40の下地の頂点部分が尖鋭な円錐状になる
よう第1熱酸化膜40の膜厚を制御する。
スを用いてリアクティブイオンエッチング(RIE)法
等によりシリコン基板10を選択的に等方エッチングし
て絶縁膜パターン21の下側部分までアンダーエッチン
グし、絶縁膜パターン21の下にコーン部30を形成し
(図1(c) )、次いで、約1050℃の酸素雰囲気中で
熱酸化処理を施してシリコン基板10、コーン部30の
表面に厚さが2000Å〜4000Å程度の第1熱酸化
膜40(SiO2膜)を形成する(図1(d))。この熱酸化処
理では図のようにコーン部30の側面が熱酸化されて第
1熱酸化膜40の下地の頂点部分が尖鋭な円錐状になる
よう第1熱酸化膜40の膜厚を制御する。
【0013】従来方法では、次の工程で蒸着により第2
の絶縁膜50を形成したが、本実施例では次に、絶縁膜
パターン21と第1熱酸化膜40を除去する処理を行
う。絶縁膜パターン21および第1熱酸化膜40はSiO2
の被膜であり、緩衝弗酸(BHF)によりエッチングし
てこれらを除去する。図1(e) は絶縁膜パターン21お
よび第1熱酸化膜40を除去した後の状態で、シリコン
基板10上に円錐状のコーン部30が残った状態を示
す。
の絶縁膜50を形成したが、本実施例では次に、絶縁膜
パターン21と第1熱酸化膜40を除去する処理を行
う。絶縁膜パターン21および第1熱酸化膜40はSiO2
の被膜であり、緩衝弗酸(BHF)によりエッチングし
てこれらを除去する。図1(e) は絶縁膜パターン21お
よび第1熱酸化膜40を除去した後の状態で、シリコン
基板10上に円錐状のコーン部30が残った状態を示
す。
【0014】次に、このコーン部30が形成されたシリ
コン基板10に約1050℃の酸素雰囲気中で熱酸化処
理を施し、厚さが2000Å〜4000Å程度の第2の
熱酸化膜70(SiO2膜)を形成する(図1(f))。コーン
部30を含めてシリコン基板10の表面が第2の熱酸化
膜によって被覆される。この第2の熱酸化膜70は冷陰
極電子源となるコーン部30先端とゲート電極との間隔
を決めるもので、その膜厚の設定は本プロセスにおいて
非常に重要である。
コン基板10に約1050℃の酸素雰囲気中で熱酸化処
理を施し、厚さが2000Å〜4000Å程度の第2の
熱酸化膜70(SiO2膜)を形成する(図1(f))。コーン
部30を含めてシリコン基板10の表面が第2の熱酸化
膜によって被覆される。この第2の熱酸化膜70は冷陰
極電子源となるコーン部30先端とゲート電極との間隔
を決めるもので、その膜厚の設定は本プロセスにおいて
非常に重要である。
【0015】次に、電子ビーム蒸着法等により第2の熱
酸化膜70の表面にゲート電極膜60を被着形成する
(図1(g))。電子ビーム蒸着法等の蒸着法によってゲー
ト電極膜60を形成すると、図のようにコーン部30の
先端領域に蒸着した第2熱酸化膜70部分にはゲート電
極膜60が付着せず、ゲート電極膜60はコーン部30
の先端側が薄く下部側が徐々に厚く形成される。ゲート
電極膜60の膜厚は200nm程度でよい。ゲート電極
膜60に使用する導電性金属にはAl、Cr等が使用で
きる。
酸化膜70の表面にゲート電極膜60を被着形成する
(図1(g))。電子ビーム蒸着法等の蒸着法によってゲー
ト電極膜60を形成すると、図のようにコーン部30の
先端領域に蒸着した第2熱酸化膜70部分にはゲート電
極膜60が付着せず、ゲート電極膜60はコーン部30
の先端側が薄く下部側が徐々に厚く形成される。ゲート
電極膜60の膜厚は200nm程度でよい。ゲート電極
膜60に使用する導電性金属にはAl、Cr等が使用で
きる。
【0016】次に、ゲート電極膜60のみを選択的に所
要のゲート電極パターンにしたがってエッチングし、ゲ
ート電極61を形成した後、コーン部30の先端を被覆
している第2の熱酸化膜70を除去する(図1(h))。こ
の処理は緩衝弗酸(BHF)を用いるエッチング処理に
よって第2の熱酸化膜70のみを選択的にエッチングし
て行うことができる。こうして、シリコン基板10上に
冷陰極電子源とゲート電極との間隔、換言すればエミッ
タ電極の先端とゲート電極との間隔をきわめて狭くした
微小冷陰極が形成される。
要のゲート電極パターンにしたがってエッチングし、ゲ
ート電極61を形成した後、コーン部30の先端を被覆
している第2の熱酸化膜70を除去する(図1(h))。こ
の処理は緩衝弗酸(BHF)を用いるエッチング処理に
よって第2の熱酸化膜70のみを選択的にエッチングし
て行うことができる。こうして、シリコン基板10上に
冷陰極電子源とゲート電極との間隔、換言すればエミッ
タ電極の先端とゲート電極との間隔をきわめて狭くした
微小冷陰極が形成される。
【0017】本実施例の方法によって得られる微小冷陰
極は、外面にゲート電極61が被着形成され、中心部の
コーン部30とゲート電極61とが第2の熱酸化膜70
によって電気的に絶縁された構造となる。図2は微小冷
陰極をシリコン基板上に多数形成したフィールドエミッ
タアレイの電子顕微鏡写真を示す。シリコン基板10上
に微小冷陰極がアレイ状に配置されていることを示して
いる。このフィールドエミッタアレイは、上記方法にお
いて、シリコン基板10の表面に形成した絶縁膜20を
エッチング処理する際に冷陰極電子源がシリコン基板1
0にアレイ状に形成されるように絶縁膜パターン21を
形成することによって得られる。
極は、外面にゲート電極61が被着形成され、中心部の
コーン部30とゲート電極61とが第2の熱酸化膜70
によって電気的に絶縁された構造となる。図2は微小冷
陰極をシリコン基板上に多数形成したフィールドエミッ
タアレイの電子顕微鏡写真を示す。シリコン基板10上
に微小冷陰極がアレイ状に配置されていることを示して
いる。このフィールドエミッタアレイは、上記方法にお
いて、シリコン基板10の表面に形成した絶縁膜20を
エッチング処理する際に冷陰極電子源がシリコン基板1
0にアレイ状に形成されるように絶縁膜パターン21を
形成することによって得られる。
【0018】図3はシリコン基板上に多数形成した微小
冷陰極の一つを示す電子顕微鏡写真、図4は微小冷陰極
の先端部の電子顕微鏡写真である。図4で示す電子顕微
鏡写真には微小冷陰極の先端の中心にエミッタ電極先端
31が見られる。図5は微小冷陰極の先端部を拡大して
図示したものである。微小冷陰極の中心にシリコンのエ
ミッタ電極先端31が露出し、その外側にゲート電極6
1が形成される。
冷陰極の一つを示す電子顕微鏡写真、図4は微小冷陰極
の先端部の電子顕微鏡写真である。図4で示す電子顕微
鏡写真には微小冷陰極の先端の中心にエミッタ電極先端
31が見られる。図5は微小冷陰極の先端部を拡大して
図示したものである。微小冷陰極の中心にシリコンのエ
ミッタ電極先端31が露出し、その外側にゲート電極6
1が形成される。
【0019】上記方法によって得られる微小冷陰極は冷
陰極電子源であるエミッタ電極先端31とゲート電極と
は第2の熱酸化膜70を挟んで離間しているのみであ
り、従来方法で得られる微小冷陰極にくらべて冷陰極電
子源とゲート電極間の間隔を大幅に狭めることが可能で
ある。図1(h) および図6(g) に冷陰極電子源とゲート
電極との間隔をr1 とr2 で示す。本実施例の微小冷陰
極ではコーン部30の先端つまり冷陰極電子源に近い部
位までゲート電極61を被着して形成しているから、従
来方法で得られる微小冷陰極にくらべてエミッタ電極と
ゲート電極との間隔を狭める(r1 ≫r2 )ことが可能
になる。
陰極電子源であるエミッタ電極先端31とゲート電極と
は第2の熱酸化膜70を挟んで離間しているのみであ
り、従来方法で得られる微小冷陰極にくらべて冷陰極電
子源とゲート電極間の間隔を大幅に狭めることが可能で
ある。図1(h) および図6(g) に冷陰極電子源とゲート
電極との間隔をr1 とr2 で示す。本実施例の微小冷陰
極ではコーン部30の先端つまり冷陰極電子源に近い部
位までゲート電極61を被着して形成しているから、従
来方法で得られる微小冷陰極にくらべてエミッタ電極と
ゲート電極との間隔を狭める(r1 ≫r2 )ことが可能
になる。
【0020】エミッタ電極とゲート電極との間隔は第2
の熱酸化膜70の膜厚によって設定できる。第2の熱酸
化膜70はシリコン基板10を熱酸化して形成するもの
であり、原理的には熱酸化膜の膜厚を10〜100オン
グストローム程度に設定することは容易に可能である。
これによって、エミッタ電極とゲート電極との間隔を数
十あるいは数百オングストローム程度に設定することが
可能になる。実験ではr1 =1000Å〜5000Åで
作製した。冷陰極電子源の最終的な形状は(c)工程に
おけるエッチングにより決定されるのではなく、(f)
工程における第2の熱酸化膜70の厚さに起因するとこ
ろが大きい。エッチング条件を制御するよりも第2の熱
酸化膜70の厚さを制御する方が容易で形状の再現性も
よい。
の熱酸化膜70の膜厚によって設定できる。第2の熱酸
化膜70はシリコン基板10を熱酸化して形成するもの
であり、原理的には熱酸化膜の膜厚を10〜100オン
グストローム程度に設定することは容易に可能である。
これによって、エミッタ電極とゲート電極との間隔を数
十あるいは数百オングストローム程度に設定することが
可能になる。実験ではr1 =1000Å〜5000Åで
作製した。冷陰極電子源の最終的な形状は(c)工程に
おけるエッチングにより決定されるのではなく、(f)
工程における第2の熱酸化膜70の厚さに起因するとこ
ろが大きい。エッチング条件を制御するよりも第2の熱
酸化膜70の厚さを制御する方が容易で形状の再現性も
よい。
【0021】なお、エミッタ電極とゲート電極との電気
的絶縁性はシリコンの熱酸化膜である第2の熱酸化膜7
0によって確保するが、蒸着法やスパッタ法などにより
形成したSiO2膜にくらべて絶縁耐圧が高く、シリコンの
熱酸化膜の絶縁耐圧特性は107 V/cmときわめて高
いことから、エミッタ電極とゲート電極との電気的絶縁
性は好適に確保することができる。こうして、本発明方
法によって得られる微小冷陰極はエミッタ電極とゲート
電極との間隔をきわめて微小にすることができ、これに
よってエミッタ電極とゲート電極間の電圧を低減させる
ことができ、微小冷陰極の電気的特性を容易に向上させ
ることができる。また、本発明方法の製造工程は格別困
難な加工工程を必要とせずに、好適な特性を有する微小
冷陰極を容易に製造することができる。
的絶縁性はシリコンの熱酸化膜である第2の熱酸化膜7
0によって確保するが、蒸着法やスパッタ法などにより
形成したSiO2膜にくらべて絶縁耐圧が高く、シリコンの
熱酸化膜の絶縁耐圧特性は107 V/cmときわめて高
いことから、エミッタ電極とゲート電極との電気的絶縁
性は好適に確保することができる。こうして、本発明方
法によって得られる微小冷陰極はエミッタ電極とゲート
電極との間隔をきわめて微小にすることができ、これに
よってエミッタ電極とゲート電極間の電圧を低減させる
ことができ、微小冷陰極の電気的特性を容易に向上させ
ることができる。また、本発明方法の製造工程は格別困
難な加工工程を必要とせずに、好適な特性を有する微小
冷陰極を容易に製造することができる。
【0022】
【発明の効果】本発明に係る微小冷陰極は、上述したよ
うに、エミッタ電極とゲート電極との間隔を大幅に狭め
た製品として得られるから、これによってエミッタ電極
とゲート電極間の電圧を容易に低減することができ、電
気的特性の優れた微小冷陰極を提供することができる。
また、この微小冷陰極を用いることにより電気的特性等
の優れたフィールドエミッタアレイを提供することがで
きる。また、本発明に係る微小冷陰極の製造方法によれ
ば、エミッタ電極とゲート電極との間隔を従来にくらべ
てきわめて微小に形成した製品を容易にかつ確実に製造
することが可能になる等の著効を奏する。
うに、エミッタ電極とゲート電極との間隔を大幅に狭め
た製品として得られるから、これによってエミッタ電極
とゲート電極間の電圧を容易に低減することができ、電
気的特性の優れた微小冷陰極を提供することができる。
また、この微小冷陰極を用いることにより電気的特性等
の優れたフィールドエミッタアレイを提供することがで
きる。また、本発明に係る微小冷陰極の製造方法によれ
ば、エミッタ電極とゲート電極との間隔を従来にくらべ
てきわめて微小に形成した製品を容易にかつ確実に製造
することが可能になる等の著効を奏する。
【図1】本発明に係る微小冷陰極の製造方法を示す説明
図である。
図である。
【図2】シリコン基板上に微小冷陰極が形成されたフィ
ールドエミッタアレイの電子顕微鏡写真である。
ールドエミッタアレイの電子顕微鏡写真である。
【図3】シリコン基板上に形成された微小冷陰極の一つ
の電子顕微鏡写真である。
の電子顕微鏡写真である。
【図4】微小冷陰極の先端部の電子顕微鏡写真である。
【図5】微小冷陰極の先端部を示す説明図である。
【図6】微小冷陰極の製造方法の従来例を示す説明図で
ある。
ある。
10 シリコン基板 20 絶縁膜 21 絶縁膜パターン 30 コーン部 31 エミッタ電極先端(冷陰極電子源) 40 第1の熱酸化膜 50 第2の絶縁膜 60 ゲート電極膜 61 ゲート電極 70 第2の熱酸化膜
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成7年2月7日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0009
【補正方法】変更
【補正内容】
【0009】
【作用】本発明に係る微小冷陰極は、シリコン基板上に
突出して形成したコーン部の外周側面にシリコンの熱酸
化膜を介してゲート電極を被着した構成を有する冷陰極
電子源であるコーン部の先端とゲート電極とはシリコン
の熱酸化膜の膜厚分だけ離間するのみであり、シリコン
の熱酸化膜の膜厚は数〜数十ナノメートルに制御可能で
ある。これにより、従来方法で冷陰極電子源とゲート電
極とを形成する場合にくらべて、冷陰極電子源とゲート
電極の間隔を原理的には1/10〜1/100程度に縮
小することが可能になり、エミッタ電極とゲート電極間
の電圧を低減させることができて微小冷陰極の電気的特
性を効果的に向上させることができる。
突出して形成したコーン部の外周側面にシリコンの熱酸
化膜を介してゲート電極を被着した構成を有する冷陰極
電子源であるコーン部の先端とゲート電極とはシリコン
の熱酸化膜の膜厚分だけ離間するのみであり、シリコン
の熱酸化膜の膜厚は数〜数十ナノメートルに制御可能で
ある。これにより、従来方法で冷陰極電子源とゲート電
極とを形成する場合にくらべて、冷陰極電子源とゲート
電極の間隔を原理的には1/10〜1/100程度に縮
小することが可能になり、エミッタ電極とゲート電極間
の電圧を低減させることができて微小冷陰極の電気的特
性を効果的に向上させることができる。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0011
【補正方法】変更
【補正内容】
【0011】本実施例においても図1(a) 〜(d) に示す
工程は図6に示す従来例と同様である。すなわち、シリ
コン基板10を約1050℃の酸素雰囲気中で熱酸化し
シリコン基板10の表面に絶縁膜20として厚さが約2
00nm程度のSiO2の被膜を形成し(図1(a) )、絶縁
膜20を緩衝弗酸(BHF)によりエッチングして絶縁
膜パターン21を形成する(図1(b) )。具体的には絶
縁膜パターン21の上面に、微小冷陰極の冷陰極電子源
形成領域に合わせてレジストパターンを形成し、緩衝弗
酸(BHF)により絶縁膜20をエッチングすることに
より形成する。絶縁膜パターン21は直径が2μm程度
の円形状に形成する。絶縁膜20はSiH4ガスを用いた化
学気相法(CVD)によっても形成できるが、形成される絶
縁膜の密度や絶縁耐圧を考慮すると熱酸化による形成方
法がよい。
工程は図6に示す従来例と同様である。すなわち、シリ
コン基板10を約1050℃の酸素雰囲気中で熱酸化し
シリコン基板10の表面に絶縁膜20として厚さが約2
00nm程度のSiO2の被膜を形成し(図1(a) )、絶縁
膜20を緩衝弗酸(BHF)によりエッチングして絶縁
膜パターン21を形成する(図1(b) )。具体的には絶
縁膜パターン21の上面に、微小冷陰極の冷陰極電子源
形成領域に合わせてレジストパターンを形成し、緩衝弗
酸(BHF)により絶縁膜20をエッチングすることに
より形成する。絶縁膜パターン21は直径が2μm程度
の円形状に形成する。絶縁膜20はSiH4ガスを用いた化
学気相法(CVD)によっても形成できるが、形成される絶
縁膜の密度や絶縁耐圧を考慮すると熱酸化による形成方
法がよい。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0012
【補正方法】変更
【補正内容】
【0012】次に、CF4 +O2 ガスやSF6 +O2 ガ
スを用いてリアクティブイオンエッチング(RIE)法
等によりシリコン基板10を選択的に等方エッチングし
て絶縁膜パターン21の下側部分までアンダーエッチン
グし、絶縁膜パターン21の下にコーン部30を形成し
(図1(c) )、次いで、約1050℃の酸素雰囲気中で
熱酸化処理を施してシリコン基板10、コーン部30の
表面に厚さが200nm〜400nm程度の第1熱酸化
膜40(SiO2膜)を形成する(図1(d))。この熱酸化処
理では図のようにコーン部30の側面が熱酸化されて第
1熱酸化膜40の下地の頂点部分が尖鋭な円錐状になる
よう第1熱酸化膜40の膜厚を制御する。
スを用いてリアクティブイオンエッチング(RIE)法
等によりシリコン基板10を選択的に等方エッチングし
て絶縁膜パターン21の下側部分までアンダーエッチン
グし、絶縁膜パターン21の下にコーン部30を形成し
(図1(c) )、次いで、約1050℃の酸素雰囲気中で
熱酸化処理を施してシリコン基板10、コーン部30の
表面に厚さが200nm〜400nm程度の第1熱酸化
膜40(SiO2膜)を形成する(図1(d))。この熱酸化処
理では図のようにコーン部30の側面が熱酸化されて第
1熱酸化膜40の下地の頂点部分が尖鋭な円錐状になる
よう第1熱酸化膜40の膜厚を制御する。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0014
【補正方法】変更
【補正内容】
【0014】次に、このコーン部30が形成されたシリ
コン基板10に約1050℃の酸素雰囲気中で熱酸化処
理を施し、厚さが200nm〜400nm程度の第2の
熱酸化膜70(SiO2膜)を形成する(図1(f))。コーン
部30を含めてシリコン基板10の表面が第2の熱酸化
膜によって被覆される。この第2の熱酸化膜70は冷陰
極電子源となるコーン部30先端とゲート電極との間隔
を決めるもので、その膜厚の設定は本プロセスにおいて
非常に重要である。
コン基板10に約1050℃の酸素雰囲気中で熱酸化処
理を施し、厚さが200nm〜400nm程度の第2の
熱酸化膜70(SiO2膜)を形成する(図1(f))。コーン
部30を含めてシリコン基板10の表面が第2の熱酸化
膜によって被覆される。この第2の熱酸化膜70は冷陰
極電子源となるコーン部30先端とゲート電極との間隔
を決めるもので、その膜厚の設定は本プロセスにおいて
非常に重要である。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0019
【補正方法】変更
【補正内容】
【0019】上記方法によって得られる微小冷陰極は冷
陰極電子源であるエミッタ電極先端31とゲート電極6
1とは第2の熱酸化膜70を挟んで離間しているのみで
あり、従来方法で得られる微小冷陰極にくらべて冷陰極
電子源とゲート電極間の間隔を大幅に狭めることが可能
である。図1(h) および図6(g) に冷陰極電子源とゲー
ト電極との間隔をr1 とr2 で示す。本実施例の微小冷
陰極ではコーン部30の先端つまり冷陰極電子源に近い
部位までゲート電極61を被着して形成しているから、
従来方法で得られる微小冷陰極にくらべてエミッタ電極
とゲート電極との間隔を狭める(r 1 ≪r2 )ことが可
能になる。
陰極電子源であるエミッタ電極先端31とゲート電極6
1とは第2の熱酸化膜70を挟んで離間しているのみで
あり、従来方法で得られる微小冷陰極にくらべて冷陰極
電子源とゲート電極間の間隔を大幅に狭めることが可能
である。図1(h) および図6(g) に冷陰極電子源とゲー
ト電極との間隔をr1 とr2 で示す。本実施例の微小冷
陰極ではコーン部30の先端つまり冷陰極電子源に近い
部位までゲート電極61を被着して形成しているから、
従来方法で得られる微小冷陰極にくらべてエミッタ電極
とゲート電極との間隔を狭める(r 1 ≪r2 )ことが可
能になる。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0020
【補正方法】変更
【補正内容】
【0020】エミッタ電極とゲート電極との間隔は第2
の熱酸化膜70の膜厚によって設定できる。第2の熱酸
化膜70はシリコン基板10を熱酸化して形成するもの
であり、原理的には熱酸化膜の膜厚を1〜10nm程度
に設定することは容易に可能である。これによって、エ
ミッタ電極とゲート電極との間隔を数あるいは数十ナノ
メートル程度に設定することが可能になる。実験ではr
1 =100nm〜500nmで作製した。上記のように
エミッタ電極とゲート電極との距離は(c)工程のマス
クの寸法によって決定されるのではなく、(f)工程に
おける第2の熱酸化膜70の厚さによって決められる。
エッチング条件を制御するよりも第2の熱酸化膜70の
厚さを制御する方が容易であり、再現性もよいという効
果がある。
の熱酸化膜70の膜厚によって設定できる。第2の熱酸
化膜70はシリコン基板10を熱酸化して形成するもの
であり、原理的には熱酸化膜の膜厚を1〜10nm程度
に設定することは容易に可能である。これによって、エ
ミッタ電極とゲート電極との間隔を数あるいは数十ナノ
メートル程度に設定することが可能になる。実験ではr
1 =100nm〜500nmで作製した。上記のように
エミッタ電極とゲート電極との距離は(c)工程のマス
クの寸法によって決定されるのではなく、(f)工程に
おける第2の熱酸化膜70の厚さによって決められる。
エッチング条件を制御するよりも第2の熱酸化膜70の
厚さを制御する方が容易であり、再現性もよいという効
果がある。
Claims (9)
- 【請求項1】 シリコン基板上に先端が尖鋭な形状に突
出して形成されたコーン部と、 該コーン部の先端部が冷陰極電子源として露出されると
ともに、前記コーン部の外周側面に前記シリコン基板を
熱酸化して形成された熱酸化膜を介してゲート電極が形
成されたことを特徴とする微小冷陰極。 - 【請求項2】 前記冷陰極電子源と前記ゲート電極との
間隔が0.1〜0.5μmであることを特徴とする請求
項1記載の微小冷陰極。 - 【請求項3】 前記コーン部が円錐状であることを特徴
とする請求項1記載の微小冷陰極。 - 【請求項4】 請求項1、2または3記載の微小冷陰極
がシリコン基板上に多数形成されて成ることを特徴とす
るフィールドエミッタアレイ。 - 【請求項5】 シリコン基板上に絶縁膜を形成し、 該絶縁膜をエッチングして冷陰極電子源を形成する位置
に絶縁膜パターンを形成した後、 前記シリコン基板を選択的にエッチングして、前記絶縁
膜パターンの下部をアンダーエッチングすることにより
コーン部を形成するとともに、 該コーン部を含む前記シリコン基板表面を熱酸化して第
1の熱酸化膜を形成し、 該第1の熱酸化膜および前記絶縁膜をエッチングして前
記コーン部及びシリコン基板を露出させて、前記絶縁膜
パターンの下部の前記コーン部先端を尖鋭な形状に形成
した後、 前記コーン部を含むシリコン基板表面を熱酸化して第2
の熱酸化膜を形成し、さらに、前記コーン部を含むシリ
コン基板表面に導電性金属を蒸着することにより前記第
2の熱酸化膜の表面にゲート電極膜を形成した後、 該ゲート電極膜をゲート電極パターンにしたがってエッ
チングすることによりゲート電極を形成し、 前記コーン部の先端の前記第2の熱酸化膜を選択的に除
去して前記冷陰極電子源を形成することを特徴とする微
小冷陰極の製造方法。 - 【請求項6】 前記絶縁膜は、シリコン基板表面を熱酸
化して形成することを特徴とする請求項5記載の微小冷
陰極の製造方法。 - 【請求項7】 前記第2の熱酸化膜の膜厚を制御するこ
とにより、冷陰極電子源とゲート電極との離間間隔を設
定することを特徴とする請求項5記載の微小冷陰極の製
造方法。 - 【請求項8】 前記導電性金属としてAlまたはCrを
使用することを特徴とする請求項5記載の微小冷陰極の
製造方法。 - 【請求項9】 前記ゲート電極膜を電子ビーム蒸着法に
より形成することを特徴とする請求項5記載の微小冷陰
極の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6254642A JPH0896702A (ja) | 1994-09-21 | 1994-09-21 | 微小冷陰極及びその製造方法並びにフィールドエミッタアレイ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6254642A JPH0896702A (ja) | 1994-09-21 | 1994-09-21 | 微小冷陰極及びその製造方法並びにフィールドエミッタアレイ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0896702A true JPH0896702A (ja) | 1996-04-12 |
Family
ID=17267862
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6254642A Pending JPH0896702A (ja) | 1994-09-21 | 1994-09-21 | 微小冷陰極及びその製造方法並びにフィールドエミッタアレイ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0896702A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP2107041A2 (en) * | 2008-04-01 | 2009-10-07 | STMicroelectronics S.r.l. | Mold having nanometric features, method for realising such a mold and corresponding use of it in a method for realising an array of carbon nanotubes |
-
1994
- 1994-09-21 JP JP6254642A patent/JPH0896702A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP2107041A2 (en) * | 2008-04-01 | 2009-10-07 | STMicroelectronics S.r.l. | Mold having nanometric features, method for realising such a mold and corresponding use of it in a method for realising an array of carbon nanotubes |
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