JPH089696Y2 - 実体顕微鏡用ズームレンズガイト軸の固定構造 - Google Patents

実体顕微鏡用ズームレンズガイト軸の固定構造

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JPH089696Y2
JPH089696Y2 JP1988148288U JP14828888U JPH089696Y2 JP H089696 Y2 JPH089696 Y2 JP H089696Y2 JP 1988148288 U JP1988148288 U JP 1988148288U JP 14828888 U JP14828888 U JP 14828888U JP H089696 Y2 JPH089696 Y2 JP H089696Y2
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guide shaft
guide shafts
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、実体顕微鏡用のズームレンズガイド軸の固
定構造に関する。
〔従来の技術〕
近年、ズームレンズは高倍率,高変倍比であることが
要求されている。これに伴い、ズームレンズの支持構造
はガイド軸を用いた方式が主流となってきている。その
理由は次の通りである。
高倍率、高変倍比のズームレンズ系中の移動レンズ群
は、そのレンズ系に大きな変化を与えるためにどうして
も大きなパワーを持つレンズとなり易い。そして、パワ
ーの大きなレンズは、その偏芯,傾き,位置等がズーム
レンズ系の芯ずれ,同焦ずれ等に大きく影響し、例えば
レンズの偏芯が像の偏芯に15倍になって現われるので、
揺動,位置ずれ等を可能な限り少なくして移動させる必
要がある。そのために、特にカメラ等の光学機器に比べ
て倍率の非常に高い実体顕微鏡ではレンズ枠とガイド軸
との嵌合長が長めにとれるガイド軸方式が近年もてはや
されるようになっているのである。
従来の実体顕微鏡用のズームレンズガイド軸の固定構
造としては、例えば第6図に示した如く本体枠1の上下
の孔1a,1bにガイド軸2の両端部2a,2bを夫々嵌合させる
と共に、該両端部2a,2bを本体枠1に夫々接着剤3,3を用
いて接着して成るもの、第7図に示した如く本体枠1の
上下の孔1a,1bにガイド軸2の両端部2a,2bを夫々嵌合さ
せると共に、該両端部2a,2bを夫々軸方向と直交するイ
モビス4,4を用いて締結固定したもの、第8図に示した
如く本体枠1の上下の孔1a,1bにガイド軸2の両端部2a,
2bを夫々嵌合させると共に、該両端部2a,2bに断面V形
のリング状溝2a′,2a′を夫々設け、且つ円錐形の剣先5
a,5aを有する軸方向と直交するイモビス5,5の該剣先5a,
5aを夫々前記リング状溝2a′,2b′に嵌合させ締結固定
したもの、第9図に示した如く本体枠1の上下の孔1a,1
bにガイド軸2の両端部2a,2bを夫々嵌合させると共に、
一方の端部2aに抜け止め用の座金6を嵌着せしめ、且つ
他方の端部2bに軸方向のビス7を螺合せしめ締結固定し
たもの、第10図に示した如く本体枠1の上下の孔1a,1b
にガイド軸2の両端部2a,2bを夫々嵌合させると共に、
一方の端部2aに抜け止め用の座金6を嵌着せしめ、且つ
他方の端部2bにバネ座金8を介して軸方向のビス7を螺
合せしめ締結固定したものがあった。
〔発明が解決しようとする課題〕
ところが、第6図に示したものは、接着工程が製造工
程上面倒であり、而も分解できないため保守管理が難し
いという問題があった。又、第6図と第7図に示したも
のは、相対向する本体枠1にガイド軸2の両端部が接着
3またはイモビス4により固定されているため、熱の伸
縮作用による引っ張り力または突っ張り力によりガイド
軸2の変形を生じさせてしまうという問題があった。
又、第8図に示したものはイモネジ5,5の剣先5a,5aの斜
面とリング状溝2a′,2b′の斜面との協働作用により本
体枠1,1を内側に引っ張る力が生じ、それによって本体
枠1の変形やガイド軸2の変形を生じさせてしまうと共
に、熱によりガイド軸が伸びると、リング状溝2aの面が
イモビス4から離れるためにガイド軸2にガタが生ずる
という問題があった。又、第9図に示したものもビス7
を締め付けることにより本体枠1,1を内側に引っ張る力
が生じ、それによって本体枠1の変形やガイド軸2の変
形を生じさせてしまうという問題があった。そして、第
8図及び第9図に示したものは、夫々締結トルクを所定
の値に設定して変形がある程度の大きさに収まるように
する必要があった。又、第10図に示したものは、バネ座
金8があるため締結トルクの設定は不要であるが、ガイ
ド軸2の両端部2a,2bの外周面と本体枠1の孔1a,1bの内
周面との間の夫々の間隙分の偏芯が生じる危険性があ
り、このことは第9図に示したものについても言えるこ
とであった。又、上記全ての従来例について言えること
であるが、本体枠1,ガイド軸2,イモビス4,5,座金6,ビス
7が重量,耐摩耗性,寸法精度等の必要性により異質材
料で構成されることが多く、その場合、ガイド軸2の両
端部が本体枠1,1に固定されている状態では、各材質の
線膨張計数に差があると温度変化によって長軸のガイド
軸2の伸び量または収縮量が他の部材に比べて大きく変
化するためガイド軸2に大きな引張り力または突張り力
が加わって変形してしまうという問題があった。
そして、これら本体枠1やガイド軸2等の変形による
ガイド軸2の偏心量は非常に微小な量ではあるが、実体
顕微鏡のように高倍率,高変倍比を有するズームレンズ
では、その微小な量がズームレンズ系の芯ずれ,同焦ず
れに大きく影響し、特に高変倍時に見苦しい量の偏芯量
等に拡大されてしまうという問題があった。
本考案は、上記問題点に鑑み、変倍時に偏芯が生じな
いと共に、製造し易く且つ保守管理が容易であるズーム
レンズガイド軸の固定構造を提供することを目的として
いる。
〔課題を解決するための手段及び作用〕
本考案による実体顕微鏡のズームレンズガイド軸の固
定構造は、左右の光軸に夫々沿って配置された複数本の
ガイド軸と、該ガイド軸に摺動可能に設けられた左右の
レンズ枠と、前記ガイド軸の対称軸間に配置された円柱
カムと、前記左右のレンズ枠と連結して前記円柱カムの
回転にともないカム部に沿って光軸方向に移動する従動
子とを備えた実体顕微鏡のズームレンズ駆動機構であっ
て、前記左右のガイド軸を保持するための取付部材を相
対向して配置し、該取付部材の少なくとも一方に前記各
ガイド軸の端部を摺動可能に嵌合させる孔を形成し、該
記孔の縁部との間に若干の間隙が存在するように前記各
ガイド軸に抜け止め用フランジ状部を固定し、前記孔と
前記ガイド軸との間にゴム製のOリングを弾性変形させ
た状態で圧入せしめて成ることにより、ガイド軸を軸方
向に伸縮自在に保持して引張り力または突張り力による
本体枠及びガイド軸の応力変形が生じないようにし、ゴ
ム製のOリングがガイド軸の外周面と本体枠の孔の内周
面との間の間隙を埋め且つガイド軸を該孔の中心位置に
保持するように作用し、更に接着工程を採用せず且つ分
解組立が可能であるようにしたものである。
〔実施例〕
以下、図示した一実施例に基づき本考案を詳細に説明
する。
第1図(A)及び(B)は夫々第1実施例を備えた実
体顕微鏡の鏡体部の縦断面図及びその左側光学系の概略
図、第2図は第1図(A)II−II線に沿う断面図、第3
図は第1実施例の縦断面図である。
11は実体顕微鏡の本体枠、12は本体枠11に上下方向に
装着された2対のガイド軸であって、各対はそれらの中
心軸の下方延長線が図示しない標本面で10°〜14°の角
度で交差するようになっている。そして、各ガイド軸12
の固定構造は、第3図に示した如く、本体枠11の上下の
孔11a,11bにガイド軸12の両端部12a,12bを夫々摺動可能
に嵌合させると共に、一方の端部12aに設けたリング状
溝12a′にEリング13を嵌着せしめ、且つ他方の端部12b
に軸方向のビス14を螺合せしめて締結し、更に一方の端
部12aに設けたリング状溝12a″にゴム製のOリング15を
嵌着して該Oリング15を端部12aの外周面と孔11aの内周
面との間に径方向に押圧変形させた状態で介置せしめて
いる。そして、本体枠11の孔11aの上側縁部11a′と孔11
bの下側縁部11b′との間隔よりも、Eリング13の下面と
ビス14の頭部の上面との間隔の方が5/100〜20/100mm位
長くなるように各部材の寸法が設定され、それによって
Eリング13の下面と孔11aの上側縁部11a′との間又はビ
ス14の頭部の上面と孔11bの下側縁部11b′との間に若干
の軸方向の間隙が存在するようになっている。
16は一端部が第2図上側のガイド軸12に摺動可能に嵌
装され且つ他端部が第2図下側のガイド軸12に摺動可能
に当接せしめられていると共にバネ17(第1図)により
内側へ付勢されて該当接状態が維持されている一対の第
1群レンズ枠、18は一端部が第2図下側のガイド軸12に
摺動可能に嵌装され且つ他端部が第2図上側のガイド軸
12に摺動可能に当接せしめられていると共に図示しない
バネにより内側へ付勢されて該当接状態が維持されてい
る一対の第2群レンズ枠である。19は第2図上側のガイ
ド軸12,12間において鉛直に本体枠11に枢着されていて
周面の下側及び上側位置に夫々カム溝19a及び19bが形成
されていると共に上部突出端部に図示しないハンドルが
固着される円柱カム、20は第2図下側のガイド軸12,12
間において鉛直に本体枠11に貫通固着された他の一対の
ガイド軸、21は円柱カム19に上下摺動可能に嵌装されて
いてそれに固着された図示しないカムピンがカム溝19a
に滑合し且つそれから第2図左右方向に延びた一対のフ
ォーク部21a,21aが夫々各第1群レンズ枠16,16に固着さ
れたピン16a,16aと係合している第1群用従動子、22は
他のガイド軸20,20に上下摺動可能に嵌装されていてそ
れと固着された図示しないカムピンがカム溝19bに滑合
し且つそれから第2図左右方向に延びた一対のフォーク
部22a,22aが夫々各第2群レンズ枠18,18に固着されたピ
ン18a,18aと係合している第2群用従動子である。
L1,L1は両第1群レンズ枠16,16に支持された一対の
第1群レンズ、L2,L2は両第2群レンズ枠18,18に支持
された一対の第2群レンズ、L3,L3は本体枠1に固定さ
れた一対の第3群レンズであって(第1図(B)参
照)、これらが一対のズーム式対物レンズを構成し、両
対物レンズの光軸は標本面で10°〜14°の角度で交差す
る。
この実体顕微鏡の鏡体部は上述の如く構成されている
から、図示しないハンドルを回転させると、円柱カム19
が回転して第1群従動子16及び第2群従動子18を上下動
せしめることにより第1群レンズL1及び第2群レンズL2
が一定の規則に従った間隔で移動せしめられ、これによ
りズーミングが行なわれのは明らかである。
そして、本実施例では、上述の如くEリング13の下面
と孔11aの上側縁部11a′との間又はビス14の頭部の上面
と孔11bの下面縁部11b′との間に若干の軸方向の間隙が
存在する即ちガイド軸12が軸方向に若干の余裕を持って
固定されているので、引張り力または突張り力による本
体枠11及びガイド軸12の応力変形が生じない。又、Oリ
ング15を端部12aの外周面と本体枠11の孔11aの内周面と
の間に径方向に押圧変形させた状態で介置せしめている
ので、Oリング15がガイド軸12の外周面と孔11aの内周
面との間の間隙を埋め且つガイド軸12を孔11aの中央位
置に保持するように作用し、その結果該間隙分の偏芯が
生じる危険が除去されると共に、振動などでガイド軸12
の位置がずれたとしても振動終了後Oリング15の作用に
よりガイド軸12を中心位置に復帰させる。又、ガイド軸
12が孔11aにゴム製のOリング15を介して摺動自在に保
持されているので、温度変化によるガイド軸12の軸方向
の伸び量または収縮量を良好に吸収でき、本体11および
ガイド軸12に引張り力または突張り力が加わらず変形が
生じない。従って、以上の理由により変倍時に偏芯が生
じず、その結果パワーの大きいレンズを採用することが
でき、高倍率,高変倍比で而もコンパクトなズームレン
ズ系を実現することができる。尚、ズームレンズ系は、
高倍時若しくは低倍時のどちらか一方に強くパワーを持
つことが多く、そのためOリング15は実用上本実施例の
如くガイド軸12の一端部に採用しただけで十分な場合が
多い。勿論、ガイド軸12の両端部に採用しても良く、そ
の場合効果が一層大きいが、オーバースペックとなる場
合もある。
又、本実施例では、接着工程を採用していないので製
造し易く、且つ分解組立が可能であるので保守管理も容
易である。
第4図は第2実施例を示しており、これはガイド軸12
の端部12aにリング状溝12a″を設ける代わりに孔11aの
上側縁部11a′に面取り部11a″を形成し、該面取り部11
a″と端部12aの外周面とEリング13の下面との間の空間
にOリング15を径方向及び軸方向に押圧変形させた状態
で介置せしめている点以外は第1実施例と同じ構成を有
している。従って、本実施例では、Oリング15によりガ
イド軸12の軸方向のガタも除去されるので、しっかりと
ガイド軸12を固定しつつも本体枠11及びガイド軸12に応
力変形を生じさせないという利点がある。
第5図は第3実施例を示しており、これは更にガイド
軸12の端部12bにビス14の頭部により抜け止めされるワ
ッシャ23を嵌装し、孔11bの下側縁部11b′にも面取り部
11b″を形成し、該面取り部11b″と端部12bの外周面と
ワッシャ23の上面との間の空間に他のOリング15を径方
向及び軸方向に押圧変形させた状態で介置せしめている
点以外は第2実施例と同じ構成を有している。従って、
本実施例では、第2実施例と同じ効果が一層大きく得ら
れる。
〔考案の効果〕
上述の如く、本考案によるズームレンズガイド軸の固
定構造によれば、取付部材の孔にガイド軸をゴム製のO
リングを介して摺動可能に保持し、かつガイド軸に孔の
縁部との間に若干の間隙が生ずるように抜け止め用のフ
ランジ状部を固定することで、温度変化等によって生ず
るガイド軸等への引張り力または突張り力を阻止でき、 変倍時に偏芯が生じないと共に、製造し易く且つ保守管
理が容易であるという実用上重要な利点を有している。
【図面の簡単な説明】 第1図(A)及び(B)は夫々本考案によるズームレン
ズガイド軸の固定構造の第1実施例を備えた実体顕微鏡
の縦断面図及びその左側光学系の概略図、第2図は第1
図(A)II−II線に沿う断面図、第3図は第1実施例の
縦断面図、第4図及び第5図は夫々第2及び第3実施例
の縦断面図、第6図乃至第10図は夫々従来例の縦断面図
である。 11……本体枠、11a,11b……孔、11a′……上側縁部、11
b′……下側縁部、11a″,11b″……面取り部、12,20…
…ガイド軸、12a,12b……端部、12a′,12a″……リング
状溝、13……Eリング、14……ビス、15……Oリング、
16……第1群レンズ枠、16a,18a……ピン、17……バ
ネ、18……第2群レンズ枠、19……円柱カム、19a,19b
……カム溝、21……第1群用従動子、21a,22a……フォ
ーク部、22……第2群用従動子、23……ワッシャ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 早坂 利美 東京都渋谷区幡ケ谷2―43―2 オリンパ ス光学工業株式会社内 (56)参考文献 特開 昭61−116310(JP,A) 特開 昭62−30210(JP,A) 特開 昭60−163014(JP,A)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】左右の光軸に夫々沿って配置された複数本
    のガイド軸と、該ガイド軸に摺動可能に設けられた左右
    のレンズ枠と、前記ガイド軸の対称軸間に配置された円
    柱カムと、前記左右のレンズ枠と連結して前記円柱カム
    の回転にともないカム部に沿って光軸方向に移動する従
    動子とを備えた実体顕微鏡のズームレンズ駆動機構であ
    って、前記左右のガイド軸を保持するための取付部材を
    相対向して配置し、該取付部材の少なくとも一方に前記
    各ガイド軸の端部を摺動可能に嵌合させる孔を形成し、
    該記孔の縁部との間に若干の間隙が存在するように前記
    各ガイド軸に抜け止め用フランジ状部を固定し、前記孔
    と前記ガイド軸との間にゴム製のOリングを弾性変形さ
    せた状態で圧入せしめたことを特徴とする実体顕微鏡用
    ズームレンズガイド軸の固定構造。
JP1988148288U 1988-11-14 1988-11-14 実体顕微鏡用ズームレンズガイト軸の固定構造 Expired - Lifetime JPH089696Y2 (ja)

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JPH0269308U JPH0269308U (ja) 1990-05-25
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS60163014A (ja) * 1984-02-03 1985-08-24 Hitachi Ltd ズ−ムレンズ鏡胴
JPS60168109A (ja) * 1984-02-13 1985-08-31 Hitachi Ltd レンズ鏡胴

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