JPH0897061A - フライバックトランス装置 - Google Patents
フライバックトランス装置Info
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- JPH0897061A JPH0897061A JP6233480A JP23348094A JPH0897061A JP H0897061 A JPH0897061 A JP H0897061A JP 6233480 A JP6233480 A JP 6233480A JP 23348094 A JP23348094 A JP 23348094A JP H0897061 A JPH0897061 A JP H0897061A
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- winding
- coil
- secondary coil
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 2次巻線の層数とダイオード数を低減しなが
ら同出力を同絶縁電位差で実現する。 【構成】 巻線数Nの1層目の2次コイル3の巻始め部
と巻終わり部を、それぞれ巻線数2Nの2層目の2次コ
イル4の巻線中央部と巻終わり部に位置させ、巻線数2
Nの3層目の2次コイル5の巻始め部と巻終わり部を、
それぞれ2層目のコイル4の巻始め部と巻終わり部に位
置させ、巻線数Nの4層目の2次コイル6の巻始め部と
巻終わり部を、それぞれ3層目の2次コイル5の巻始め
部と巻線中央部に位置させて卷回し、各コイル間に順方
向にダイオード7a、7b、7cを挿入接続し、巻数N
当りの正の誘起パルス電圧のおよそ6倍の出力電圧を、
6層6ダイオード構成と同じ層間絶縁電圧で得る。巻線
層数も変わらない。
ら同出力を同絶縁電位差で実現する。 【構成】 巻線数Nの1層目の2次コイル3の巻始め部
と巻終わり部を、それぞれ巻線数2Nの2層目の2次コ
イル4の巻線中央部と巻終わり部に位置させ、巻線数2
Nの3層目の2次コイル5の巻始め部と巻終わり部を、
それぞれ2層目のコイル4の巻始め部と巻終わり部に位
置させ、巻線数Nの4層目の2次コイル6の巻始め部と
巻終わり部を、それぞれ3層目の2次コイル5の巻始め
部と巻線中央部に位置させて卷回し、各コイル間に順方
向にダイオード7a、7b、7cを挿入接続し、巻数N
当りの正の誘起パルス電圧のおよそ6倍の出力電圧を、
6層6ダイオード構成と同じ層間絶縁電圧で得る。巻線
層数も変わらない。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はテレビジョン受像機やデ
ィスプレイモニター装置に用いられるフライバックトラ
ンス装置に関する。
ィスプレイモニター装置に用いられるフライバックトラ
ンス装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、フライバックトランス装置の2次
コイルは5層ないし7層タイプの積層巻で構成され、整
流用ダイオードは層数と同じ5個ないし7個が用いられ
ている。
コイルは5層ないし7層タイプの積層巻で構成され、整
流用ダイオードは層数と同じ5個ないし7個が用いられ
ている。
【0003】以下、従来のフライバックトランス装置に
ついて図面を参照しながら説明する。図3は従来のフラ
イバックトランス装置の構成を示す回路図である。図に
おいて、1は1次コイル、2は磁気コア、7は整流用の
ダイオード、11a〜11fはそれぞれ2次コイル、1
2はフライバックトランス、COL端子はスイッチング素
子であるトランジスタのコレクタが接続されるコレクタ
端子、ABL端子は自動輝度調整入力端子、+B端子は電
源が接続される電源端子である。また、図4はフライバ
ックトランス12の2次コイルの構成を示す断面図であ
る。図において、9は絶縁用フィルム、10は2次コイ
ル巻線用ボビン、11は6層の積層巻の2次コイルであ
る。
ついて図面を参照しながら説明する。図3は従来のフラ
イバックトランス装置の構成を示す回路図である。図に
おいて、1は1次コイル、2は磁気コア、7は整流用の
ダイオード、11a〜11fはそれぞれ2次コイル、1
2はフライバックトランス、COL端子はスイッチング素
子であるトランジスタのコレクタが接続されるコレクタ
端子、ABL端子は自動輝度調整入力端子、+B端子は電
源が接続される電源端子である。また、図4はフライバ
ックトランス12の2次コイルの構成を示す断面図であ
る。図において、9は絶縁用フィルム、10は2次コイ
ル巻線用ボビン、11は6層の積層巻の2次コイルであ
る。
【0004】上記構成においてその動作を説明する。1
次コイル1のコレクタ端子に正のパルスが印加される
と、そのパルスの立ち上がりと立ち下がりに対応して正
のパルスと負のパルスとが2次コイル11の各層のコイ
ルに誘起される。いま、各層の巻数が同一で、それぞれ
に誘起されるパルス電圧をV2とするとき、各層の正の
パルスがそれぞれのダイオード7を介して出力端子13
から出力されることにより、6層の場合はほぼ電圧6V
2の直流電圧を得ることができる。また、誘起された負
のパルスはダイオード7により阻止される。この動作に
おいて、出力端子13の電位が6V2に保持されるとす
ると、正の誘起パルスのピークを過ぎたタイミングで各
ダイオードはオフとなり、各層のコイルは互いに分離さ
れた状態となる。2次コイルに誘起される電圧は磁束変
化による変動電圧であるので、直流接続されていないコ
イルについては、ダイオードのオン時とオフ時の前後で
その平均電位が変化しない。
次コイル1のコレクタ端子に正のパルスが印加される
と、そのパルスの立ち上がりと立ち下がりに対応して正
のパルスと負のパルスとが2次コイル11の各層のコイ
ルに誘起される。いま、各層の巻数が同一で、それぞれ
に誘起されるパルス電圧をV2とするとき、各層の正の
パルスがそれぞれのダイオード7を介して出力端子13
から出力されることにより、6層の場合はほぼ電圧6V
2の直流電圧を得ることができる。また、誘起された負
のパルスはダイオード7により阻止される。この動作に
おいて、出力端子13の電位が6V2に保持されるとす
ると、正の誘起パルスのピークを過ぎたタイミングで各
ダイオードはオフとなり、各層のコイルは互いに分離さ
れた状態となる。2次コイルに誘起される電圧は磁束変
化による変動電圧であるので、直流接続されていないコ
イルについては、ダイオードのオン時とオフ時の前後で
その平均電位が変化しない。
【0005】このことから各層の直流電位を考察する
と、最下端のコイル(いま、これを1層目のコイルとす
る)11aについては、その巻始め部が直流的に0V
(ABLレベル=0Vとすると)電位に接続されている
ので、巻はじめ部が電位不動点であり、正の誘起パルス
に対して巻終わり部の電位がV2に変化する。つぎに2
層目のコイル11bについては、正の誘起パルスに対し
て1層目のコイル11aの巻終わり部の電位が、前述の
ように、+V2に変化し、この+V2でダイオード7aが
オンとなることから、その巻始め部の電位はダイオード
7aがオン時に+V2となり、そのときにはコイルに+
V2の電圧が発生しているので、巻終わり部の電位は+
2V2となる。したがって、ダイオード7bがオン時に
コイルの巻始め部で+V2、巻終わり部で+2V2とな
り、平均電位は1.5V2となる。このコイルは直流的
に接続されていないので、ダイオード7aおよび7bが
オフ時にも平均電位が1.5V2でなければならず、負
の誘起パルスに対して巻始め部の電位が+V2、巻終わ
り部の電位が+2V2となる。したがって、このコイル
の電位不動点はコイルの中央部にあって、その電位は
1.5V2であり、この中央部の電位1.5V2に対し、
正の誘起パルスにおいて、巻始め部の電位が−0.5V
2だけ相対変化し、巻終わり部が+0.5V2だけ相対変
化する。
と、最下端のコイル(いま、これを1層目のコイルとす
る)11aについては、その巻始め部が直流的に0V
(ABLレベル=0Vとすると)電位に接続されている
ので、巻はじめ部が電位不動点であり、正の誘起パルス
に対して巻終わり部の電位がV2に変化する。つぎに2
層目のコイル11bについては、正の誘起パルスに対し
て1層目のコイル11aの巻終わり部の電位が、前述の
ように、+V2に変化し、この+V2でダイオード7aが
オンとなることから、その巻始め部の電位はダイオード
7aがオン時に+V2となり、そのときにはコイルに+
V2の電圧が発生しているので、巻終わり部の電位は+
2V2となる。したがって、ダイオード7bがオン時に
コイルの巻始め部で+V2、巻終わり部で+2V2とな
り、平均電位は1.5V2となる。このコイルは直流的
に接続されていないので、ダイオード7aおよび7bが
オフ時にも平均電位が1.5V2でなければならず、負
の誘起パルスに対して巻始め部の電位が+V2、巻終わ
り部の電位が+2V2となる。したがって、このコイル
の電位不動点はコイルの中央部にあって、その電位は
1.5V2であり、この中央部の電位1.5V2に対し、
正の誘起パルスにおいて、巻始め部の電位が−0.5V
2だけ相対変化し、巻終わり部が+0.5V2だけ相対変
化する。
【0006】他のコイル11c、11d、11e、11
fについても同様に電圧不動点がコイルの中央部にあっ
て、それらの電位は、それぞれ2.5V2、3.5V2、
4.5V2、5.5V2であり、それらの不動点電位に対
し、正の誘起パルスにおいて、巻始め部が−0.5V2
だけ相対変化し、巻終わり部が+0.5V2だけ相対変
化する。図4に示したパルス波形は各層における正の誘
起パルスに対応する電位の分布を示す。なお、負の誘起
パルスに対するパルス波形は省略している。図からわか
るように、1層目のコイル11aでは巻初め部に電位不
動点があるが、2層目以上のコイルでは巻線中央部に電
位不動点がある。なお、このように多層構造にする理由
の1つは、各層間の電位差が層数を多くするほど小さく
できて、絶縁の信頼性が高くなり、また、整流用ダイオ
ードの耐圧も低く選べるからである。上記従来例におい
ては、絶縁のために考慮すべき隣接層の巻線との最大電
圧差は、負の誘起パルスにより発生して、その値は2V
2以内に納まっている。
fについても同様に電圧不動点がコイルの中央部にあっ
て、それらの電位は、それぞれ2.5V2、3.5V2、
4.5V2、5.5V2であり、それらの不動点電位に対
し、正の誘起パルスにおいて、巻始め部が−0.5V2
だけ相対変化し、巻終わり部が+0.5V2だけ相対変
化する。図4に示したパルス波形は各層における正の誘
起パルスに対応する電位の分布を示す。なお、負の誘起
パルスに対するパルス波形は省略している。図からわか
るように、1層目のコイル11aでは巻初め部に電位不
動点があるが、2層目以上のコイルでは巻線中央部に電
位不動点がある。なお、このように多層構造にする理由
の1つは、各層間の電位差が層数を多くするほど小さく
できて、絶縁の信頼性が高くなり、また、整流用ダイオ
ードの耐圧も低く選べるからである。上記従来例におい
ては、絶縁のために考慮すべき隣接層の巻線との最大電
圧差は、負の誘起パルスにより発生して、その値は2V
2以内に納まっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このような従来のフラ
イバックトランス装置では、高電圧を得るために、2次
コイルを6層などの多層巻にし、かつ整流用ダイオード
を各積層巻の巻終わりに接続する必要があるため、層数
と同じ、たとえば6個のダイオードを必要とし、また、
6層などの多層構成とするので、巻線の工数の低減や、
整流用ダイオードの個数低減によるフライバックトラン
スの省資源化、および小型化には不利であった。
イバックトランス装置では、高電圧を得るために、2次
コイルを6層などの多層巻にし、かつ整流用ダイオード
を各積層巻の巻終わりに接続する必要があるため、層数
と同じ、たとえば6個のダイオードを必要とし、また、
6層などの多層構成とするので、巻線の工数の低減や、
整流用ダイオードの個数低減によるフライバックトラン
スの省資源化、および小型化には不利であった。
【0008】本発明は上記の課題を解決するもので、機
能と信頼性を確保しながら巻線層数とダイオード数とを
低減できるフライバックトランス装置を提供することを
目的とする。
能と信頼性を確保しながら巻線層数とダイオード数とを
低減できるフライバックトランス装置を提供することを
目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の目的を達
成するために、磁気コアに1コイルと2コイルとを卷回
したフライバックトランスにおいて、前記2次コイルを
4層に分割して卷回し、1層目のコイルと4層目のコイ
ルの巻線数をそれぞれN、2層目のコイルと3層目のコ
イルの巻線数をそれぞれ2Nとするとともに、1層目の
コイルの巻始め部と巻終わり部をそれぞれ2層目のコイ
ルの巻線中央部と巻終わり部に位置して卷回し、3層目
のコイルの巻始め部と巻終わり部をそれぞれ2層目のコ
イルの巻始め部と巻終わり部に位置して卷回し、4層目
のコイル巻始め部と巻終わり部をそれぞれ3層目のコイ
ルの巻始め部と中央部に位置して卷回し、1層目のコイ
ルの巻終わり部と2層目のコイルの巻始め部との間、2
層目のコイルの巻終わり部と3層目の巻はじめ部との
間、および3層目のコイルの巻終わり部と4層目のコイ
ルの巻始め部との間に、それぞれ整流素子を順方向に挿
入接続し、1層目のコイルの巻始め部と4層目の巻終わ
り部との間に、巻数N当りのパルス電圧のおよそ6倍の
直流電圧を得るようにしたフライバックトランス装置で
ある。
成するために、磁気コアに1コイルと2コイルとを卷回
したフライバックトランスにおいて、前記2次コイルを
4層に分割して卷回し、1層目のコイルと4層目のコイ
ルの巻線数をそれぞれN、2層目のコイルと3層目のコ
イルの巻線数をそれぞれ2Nとするとともに、1層目の
コイルの巻始め部と巻終わり部をそれぞれ2層目のコイ
ルの巻線中央部と巻終わり部に位置して卷回し、3層目
のコイルの巻始め部と巻終わり部をそれぞれ2層目のコ
イルの巻始め部と巻終わり部に位置して卷回し、4層目
のコイル巻始め部と巻終わり部をそれぞれ3層目のコイ
ルの巻始め部と中央部に位置して卷回し、1層目のコイ
ルの巻終わり部と2層目のコイルの巻始め部との間、2
層目のコイルの巻終わり部と3層目の巻はじめ部との
間、および3層目のコイルの巻終わり部と4層目のコイ
ルの巻始め部との間に、それぞれ整流素子を順方向に挿
入接続し、1層目のコイルの巻始め部と4層目の巻終わ
り部との間に、巻数N当りのパルス電圧のおよそ6倍の
直流電圧を得るようにしたフライバックトランス装置で
ある。
【0010】
【作用】本発明は上記の構成において、正の誘起パルス
に対して6層6ダイオード構成と同じ出力電圧を発生
し、かつ各層の2次コイルの巻線電位と隣接する層の巻
線電位との最大電位差が、負の誘起パルス発生時におい
て6層構成の場合と同等になり、同じ絶縁特性となる。
に対して6層6ダイオード構成と同じ出力電圧を発生
し、かつ各層の2次コイルの巻線電位と隣接する層の巻
線電位との最大電位差が、負の誘起パルス発生時におい
て6層構成の場合と同等になり、同じ絶縁特性となる。
【0011】
(実施例1)以下、本発明のフライバックトランス装置
の一実施例について図面を参照しながら説明する。図1
は本実施例の構成を示す回路図である。図において、1
は1次コイル、2は磁気コア、3は1層目の2次コイ
ル、4は2層目の2次コイル、5は3層目のコイル、6
は4層目の2次コイルであり、それぞれ整流用ダイオー
ド7a〜7cによって直列に接続されている。ただし、
4層目の2次コイル6にはダイオードを設けていない。
また、図2は2次コイルの各層の積層巻の構成を示す断
面図である。図2に示したように、1層目の2次コイル
3の巻始め部と4層目の2次コイル6の巻終わり部は、
2層目の2次コイル4および3層目の2次コイル5の巻
線の中央に位置しており、また、2次コイル3および2
次コイル6の巻数を等しくN2とし、2次コイル4およ
び2次コイル5の巻数を等しく2倍の2N2としてい
る。
の一実施例について図面を参照しながら説明する。図1
は本実施例の構成を示す回路図である。図において、1
は1次コイル、2は磁気コア、3は1層目の2次コイ
ル、4は2層目の2次コイル、5は3層目のコイル、6
は4層目の2次コイルであり、それぞれ整流用ダイオー
ド7a〜7cによって直列に接続されている。ただし、
4層目の2次コイル6にはダイオードを設けていない。
また、図2は2次コイルの各層の積層巻の構成を示す断
面図である。図2に示したように、1層目の2次コイル
3の巻始め部と4層目の2次コイル6の巻終わり部は、
2層目の2次コイル4および3層目の2次コイル5の巻
線の中央に位置しており、また、2次コイル3および2
次コイル6の巻数を等しくN2とし、2次コイル4およ
び2次コイル5の巻数を等しく2倍の2N2としてい
る。
【0012】上記構成においてその動作を説明する。1
次コイル1のコレクタ端子COLに正のパルスが発生した
とき、その立ち上がりと立ち下がりに対応して正のパル
スと負のパルスとが各2次コイルに誘起される。1層目
の2次コイル3および4層目の2次コイル6の両端間に
誘起される正および負のパルス電圧をV2とすると、2
層目の2次コイル4および3層目の2次コイル5の両端
には2V2の正および負のパルスが誘起する。これらの
うち各正のパルスは整流用のダイオード7a、7b、7
cを介して出力端子13から出力され、合計6V2の直
流電圧を得ており、従来例と同じ電圧が得られる。
次コイル1のコレクタ端子COLに正のパルスが発生した
とき、その立ち上がりと立ち下がりに対応して正のパル
スと負のパルスとが各2次コイルに誘起される。1層目
の2次コイル3および4層目の2次コイル6の両端間に
誘起される正および負のパルス電圧をV2とすると、2
層目の2次コイル4および3層目の2次コイル5の両端
には2V2の正および負のパルスが誘起する。これらの
うち各正のパルスは整流用のダイオード7a、7b、7
cを介して出力端子13から出力され、合計6V2の直
流電圧を得ており、従来例と同じ電圧が得られる。
【0013】いま、各コイルの電位を考察すると、従来
例で説明したように、1層目の2次コイル3の巻始め部
が電位0Vに固定されるので、巻初め部が電位不動点で
あり、正の誘起パルスに対して巻終わり部の電位が+V
2に変位する。また、2層目の2次コイル4の電位は、
正の誘起パルスに対してダイオードがオンのときに巻初
め部がV2、巻数が2倍となっていることから巻終わり
部が3V2となり、平均電位は2V2となる。また、負の
誘起パルスに対して平均電位が変化しないことから、巻
初め部が3V2、巻終わり部がV2となる。したがって、
電位の不動点はコイルの中央部にあって、その電位は2
V2となり、正の誘起パルスにおいて巻線中央部の電位
2V2に対し、巻初め部の電位が−V2、巻終わり部の電
位が+V2だけ相対変化する。同様に、3層目の2次コ
イル5についても、電位不動点は巻線中央部にあって電
位は4V2となり、正の誘起パルスにおいて巻線中央部
の電位4V2に対し、巻はじめ部の電位が−V2、巻終わ
り部の電位が+V2だけ相対変化する。また、4層目の
2次コイル6は、巻終わり部が6V2の電位に固定され
るので、電位不動点は巻終わり部になり、正の誘起パル
スにおいて巻終わり部の電位6V2に対し、巻始め部の
電位が−V2だけ相対変化する。図1および図2に記し
たパルス波形は各コイルの電位不動点に対する相対的な
パルス電圧を示している。なお、負の誘起パルスに対す
る波形は省略してある。
例で説明したように、1層目の2次コイル3の巻始め部
が電位0Vに固定されるので、巻初め部が電位不動点で
あり、正の誘起パルスに対して巻終わり部の電位が+V
2に変位する。また、2層目の2次コイル4の電位は、
正の誘起パルスに対してダイオードがオンのときに巻初
め部がV2、巻数が2倍となっていることから巻終わり
部が3V2となり、平均電位は2V2となる。また、負の
誘起パルスに対して平均電位が変化しないことから、巻
初め部が3V2、巻終わり部がV2となる。したがって、
電位の不動点はコイルの中央部にあって、その電位は2
V2となり、正の誘起パルスにおいて巻線中央部の電位
2V2に対し、巻初め部の電位が−V2、巻終わり部の電
位が+V2だけ相対変化する。同様に、3層目の2次コ
イル5についても、電位不動点は巻線中央部にあって電
位は4V2となり、正の誘起パルスにおいて巻線中央部
の電位4V2に対し、巻はじめ部の電位が−V2、巻終わ
り部の電位が+V2だけ相対変化する。また、4層目の
2次コイル6は、巻終わり部が6V2の電位に固定され
るので、電位不動点は巻終わり部になり、正の誘起パル
スにおいて巻終わり部の電位6V2に対し、巻始め部の
電位が−V2だけ相対変化する。図1および図2に記し
たパルス波形は各コイルの電位不動点に対する相対的な
パルス電圧を示している。なお、負の誘起パルスに対す
る波形は省略してある。
【0014】上記のような電位を持つ各2次コイルを図
2に示したように配置するとき、隣接する層の巻線との
最大電位差は、誘導パルスの正負を問わず2V2とな
る。これに対して従来例で示した6層構成の場合は、1
層と2層との間で負の誘導パルスに対して最大の電位差
2V2が発生する。したがって、6層から4層に層数を
減らしたにも拘らず層間の最大電位差を6層構成と同じ
に抑制して信頼性を確保することができる。仮に、同じ
出力電圧6V2を通常の4層構成で実現すると、層間の
最大電位差は3V2となり、本実施例の効果は非常に大
きい。さらに、ダイオードの個数を4個でなく3個に低
減できて、部品点数の削減効果も大きい。
2に示したように配置するとき、隣接する層の巻線との
最大電位差は、誘導パルスの正負を問わず2V2とな
る。これに対して従来例で示した6層構成の場合は、1
層と2層との間で負の誘導パルスに対して最大の電位差
2V2が発生する。したがって、6層から4層に層数を
減らしたにも拘らず層間の最大電位差を6層構成と同じ
に抑制して信頼性を確保することができる。仮に、同じ
出力電圧6V2を通常の4層構成で実現すると、層間の
最大電位差は3V2となり、本実施例の効果は非常に大
きい。さらに、ダイオードの個数を4個でなく3個に低
減できて、部品点数の削減効果も大きい。
【0015】以上のように、本実施例の偏向ヨーク装置
によれば、1層目の2次コイル3と4層目の2次コイル
6の巻数をN2とし、2層目の2次コイル4と3層目の
2次コイル5の巻数を2N2とし、1層目の2次コイル
3の巻始め部と4層目の2次コイル6の巻終わり部を、
2層目、3層目の2次コイル4、5の中央部に位置する
ように卷回し、かつ各コイル相互間を3個のダイオード
で順方向に接続した構成としたことにより、従来の6層
6ダイオード構成の出力電圧と各層間の絶縁信頼性と
を、4層3ダイオード構成で実現することができ、工数
および部品点数の低減に非常な効果がある。
によれば、1層目の2次コイル3と4層目の2次コイル
6の巻数をN2とし、2層目の2次コイル4と3層目の
2次コイル5の巻数を2N2とし、1層目の2次コイル
3の巻始め部と4層目の2次コイル6の巻終わり部を、
2層目、3層目の2次コイル4、5の中央部に位置する
ように卷回し、かつ各コイル相互間を3個のダイオード
で順方向に接続した構成としたことにより、従来の6層
6ダイオード構成の出力電圧と各層間の絶縁信頼性と
を、4層3ダイオード構成で実現することができ、工数
および部品点数の低減に非常な効果がある。
【0016】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
は、磁気コアに1コイルと2コイルとを卷回したフライ
バックトランスにおいて、前記2次コイルを4層に分割
して卷回し、1層目のコイルと4層目のコイルの巻線数
をそれぞれN、2層目のコイルと3層目のコイルの巻線
数をそれぞれ2Nとするとともに、1層目のコイルの巻
始め部と巻終わり部をそれぞれ2層目のコイルの巻線中
央部と巻終わり部に位置して卷回し、3層目のコイルの
巻始め部と巻終わり部をそれぞれ2層目のコイルの巻始
め部と巻終わり部に位置して卷回し、4層目のコイル巻
始め部と巻終わり部をそれぞれ3層目のコイルの巻始め
部と中央部に位置して卷回し、1層目のコイルの巻終わ
り部と2層目のコイルの巻始め部との間、2層目のコイ
ルの巻終わり部と3層目の巻始め部との間、および3層
目のコイルの巻終わり部と4層目のコイルの巻始め部と
の間に、それぞれ整流素子を順方向に挿入接続し、1層
目のコイルの巻始め部と4層目の巻終わり部との間に、
巻数N当りのパルス電圧のおよそ6倍の直流電圧を得る
ようにしたことにより、従来6層の積層巻と6個のダイ
オードを使用した構成と同じ出力電圧と同等の絶縁信頼
性とを、4層巻線と3個のダイオードを用いた構成で実
現することができる。
は、磁気コアに1コイルと2コイルとを卷回したフライ
バックトランスにおいて、前記2次コイルを4層に分割
して卷回し、1層目のコイルと4層目のコイルの巻線数
をそれぞれN、2層目のコイルと3層目のコイルの巻線
数をそれぞれ2Nとするとともに、1層目のコイルの巻
始め部と巻終わり部をそれぞれ2層目のコイルの巻線中
央部と巻終わり部に位置して卷回し、3層目のコイルの
巻始め部と巻終わり部をそれぞれ2層目のコイルの巻始
め部と巻終わり部に位置して卷回し、4層目のコイル巻
始め部と巻終わり部をそれぞれ3層目のコイルの巻始め
部と中央部に位置して卷回し、1層目のコイルの巻終わ
り部と2層目のコイルの巻始め部との間、2層目のコイ
ルの巻終わり部と3層目の巻始め部との間、および3層
目のコイルの巻終わり部と4層目のコイルの巻始め部と
の間に、それぞれ整流素子を順方向に挿入接続し、1層
目のコイルの巻始め部と4層目の巻終わり部との間に、
巻数N当りのパルス電圧のおよそ6倍の直流電圧を得る
ようにしたことにより、従来6層の積層巻と6個のダイ
オードを使用した構成と同じ出力電圧と同等の絶縁信頼
性とを、4層巻線と3個のダイオードを用いた構成で実
現することができる。
【図1】本発明のフライバックトランス装置の一実施例
の構成を示す回路図
の構成を示す回路図
【図2】同実施例の2次巻線の構成を示す断面図
【図3】従来のフライバックトランス装置の構成を示す
回路図
回路図
【図4】従来のフライバックトランス装置の2次巻線の
構成を示す断面図
構成を示す断面図
1 1次コイル 2 磁気コア 3 1層目の2次コイル 4 2層目の2次コイル 5 3層目の2次コイル 6 4層目の2次コイル 7a〜7c 整流用のダイオード 12 フライバックトランス装置
Claims (1)
- 【請求項1】 磁気コアに1次コイルと2次コイルとを
卷回したフライバックトランスにおいて、前記2次コイ
ルを4層に分割して卷回し、1層目のコイルと4層目の
コイルの巻線数をそれぞれN、2層目のコイルと3層目
のコイルの巻線数をそれぞれ2Nとするとともに、1層
目のコイルの巻始め部と巻終わり部をそれぞれ2層目の
コイルの巻線中央部と巻終わり部に位置して卷回し、3
層目のコイルの巻始め部と巻終わり部をそれぞれ2層目
のコイルの巻始め部と巻終わり部に位置して卷回し、4
層目のコイル巻始め部と巻終わり部をそれぞれ3層目の
コイルの巻始め部と中央部に位置して卷回し、1層目の
コイルの巻終わり部と2層目のコイルの巻始め部との
間、2層目のコイルの巻終わり部と3層目の巻はじめ部
との間、および3層目のコイルの巻終わり部と4層目の
コイルの巻始め部との間に、それぞれ整流素子を順方向
に挿入接続し、1層目のコイルの巻始め部と4層目の巻
終わり部との間に、巻数N当りのパルス電圧のおよそ6
倍の直流電圧を得るようにしたフライバックトランス装
置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6233480A JPH0897061A (ja) | 1994-09-28 | 1994-09-28 | フライバックトランス装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6233480A JPH0897061A (ja) | 1994-09-28 | 1994-09-28 | フライバックトランス装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0897061A true JPH0897061A (ja) | 1996-04-12 |
Family
ID=16955672
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6233480A Pending JPH0897061A (ja) | 1994-09-28 | 1994-09-28 | フライバックトランス装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0897061A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100451022B1 (ko) * | 2000-08-31 | 2004-10-02 | 가부시키가이샤 무라타 세이사쿠쇼 | 플라이백 변압기 |
-
1994
- 1994-09-28 JP JP6233480A patent/JPH0897061A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100451022B1 (ko) * | 2000-08-31 | 2004-10-02 | 가부시키가이샤 무라타 세이사쿠쇼 | 플라이백 변압기 |
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