JPH089719B2 - 液体洗剤組成物 - Google Patents

液体洗剤組成物

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JPH089719B2
JPH089719B2 JP2047106A JP4710690A JPH089719B2 JP H089719 B2 JPH089719 B2 JP H089719B2 JP 2047106 A JP2047106 A JP 2047106A JP 4710690 A JP4710690 A JP 4710690A JP H089719 B2 JPH089719 B2 JP H089719B2
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は過酸素漂白剤化合物(peroxygen bleach com
pound)を含む液体洗剤組成物に関する。
ヨーロッパ特許第293 040号及びヨーロッパ特許第294
904号では、固形の水溶性過酸素漂白剤化合物を液体洗
剤組成物に混和することが提案されている。これらの特
許明細書に開示されているような組成物は、液相に溶解
する有効酸素の量が0.5%を越えないようにするため
に、実質的な量の水混和性溶剤を含んでいる。しかしな
がら、これらの多量の溶剤は洗剤組成物の固体懸濁特性
を減少させる傾向があるという点で時々不利となる。何
故ならば、これらの溶剤は液体洗剤組成物の内部構造化
を妨げると考えられているからである。
驚くべきことに、構造化された(structured)洗剤組
成物を含む安定した水性液体漂白剤を配合できることが
判明した。これらの組成物は漂白剤を安定化させるため
に(構造を不安定にする)多量の溶剤を含む必要はな
い。溶剤の量は少ない方が特に好ましい。何故ならば、
多量の溶剤がなければ良好な固体懸濁特性を有する洗剤
構造化組成物を製造できると考えられるからである。
従って、本発明は1つ以上の洗剤活性材料及び過酸素
漂白剤化合物を含む水性構造化液体洗剤組成物に関す
る。この洗剤組成物は、製造後3カ月間20〜37℃の温度
で貯蔵すると、25%未満の、好ましくは10%未満の、更
に好ましくは5%未満の容積増加を示す。
洗剤組成物は好ましくは構造を不安定にする量未満
の、更に好ましくは10重量%未満の水混和性有機溶剤を
含んでいる。
本発明は構造化液体洗剤組成物に関する。このような
構造化液体は“内部的に構造化し”得る。即ち、構造は
第1成分により形成され且つ/又は第2添加剤、例えば
架橋ポリアクリル酸エステル又はクレーにより構造化さ
れ得る。これらの第2添加剤は“外部構造化剤(extern
al structurant)”として本発明の組成物に添加し得
る。
このような構造化は従来技術で非常によく知られてお
り、また消費者の好む流動性及び/又は濁った外観のよ
うな特性を提供するためにゆっくりと生じ得る。多数の
構造化液体は粒状固体、例えば洗浄力ビルダー及び研磨
粒子を懸濁させることもできる。
種々の可能な活性構造化の幾つかは、参考文献H.A.Ba
rnes,“洗剤",Ch.2.K.Walters(Ed),“流動度測定:
産業への適用",J.Wiley & Sons,Letchworth 1980に記
載されている。一般に、このような系の秩序度は界面活
性剤及び/又は電解質濃度が増すと共に高くなる。非常
に低い濃度では、界面活性剤は分子溶液又は球状ミセル
溶液として存在し得る。これらは両方とも等方性であ
る。界面活性剤及び/又は電解質を更に加えると、構造
化された(異方性)系が生じ得る。この系は種々の用語
で、例えばロッドミセル、平面板状構造、板状液体粒子
及び液体結晶相と呼称されている。異なる作業者が実際
には同一の構造を示すのに異なる用語を使用することが
しばしばあった。例えばヨーロッパ特許公開第151 884
号では、板状液体粒子は“球顆”と称されている。液体
中での界面活性剤構造化系の存在及び識別は当業者に公
知の手段、例えば光学技術、種々の流動度測定、X線又
は中性子回折、時には電子顕微鏡により決定され得る。
電解質は水性連続相にのみ溶解し得る、又は懸濁固体
粒子としても存在し得る。任意の固体電解質粒子の代わ
りに又はそれ以外に水性相を溶けない固体材料粒子を懸
濁し得る。
この型の3つの共通生成物形態は、重質織物の洗濯用
液体、液体研磨剤及び汎用洗浄剤である。第1の場合、
懸濁固体は、溶解度限界を越えて過剰の溶質電解質と実
質的に同一の懸濁固体を含み得る。この固体は洗濯中の
カルシウムイオン水硬度の作用を消すために通常洗浄力
ビルダーとして存在する。第2の場合、懸濁固体は通常
系に溶けない粒状研磨剤を含んでいる。この場合、分散
相での活性材料の構造化のために存在する電解質は一般
に研磨化合物とは異なる。しかしながら、研磨剤が、生
成物の希釈時に溶解する部分的に溶ける塩を含み得る場
合がある。第3の場合、生成物を増粘して消費者の好む
流動性を提供し、時には顔料粒子を懸濁するために通常
構造を使用する。
第1の種類の組成物は例えば当社のヨーロッパ特許公
開第38,101に記載されているが、第2のカテゴリーの組
成物例については、当社のヨーロッパ特許第104,452号
に記載されている。第3のカテゴリーの組成物は例えば
米国特許第4,244,840号に記載されている。
これらの液体中の分散構造化相は一般に、洗浄活性分
子の同心二重層を含む玉ねぎのような形状からなると考
えられ、水(水性相)はこの同心二重層間に閉じ込めら
れている。活性材料のこれらの形状は時々板状液体(ラ
メラ)粒子と称される。これらの液体粒子の最密充填に
より固体材料を懸濁液で維持することができる。板状液
体粒子自体は洗剤活性/水性電解質系で形成され得る板
状(ラメラ)構造の構成単位(sub−set)である。本発
明のためには、板状液体粒子型の洗剤組成物が好まし
い。
過酸素漂白剤 本発明の組成物は過酸素漂白剤を含んでいる。この漂
白剤の成分は可溶化形態で系内に存在し得るが、過酸素
漂白剤の一部のみを溶解することも可能である。残余部
分は系内で懸濁する固体過酸素粒子として存在する。
適切な過酸素化合物の例は、過酸化水素、過硼酸塩、
過硫酸塩、過酸化二硫酸塩、過リン酸塩、及び過酸化水
素を尿素又はアルカリ金属の炭酸塩と反応させて生成す
る結晶過酸化水素化物を含んでいる。封入した漂白剤を
使用することもできる。好ましい漂白剤は例えばジペル
オキシドデカンジオン酸(diperoxydodecandioic aci
d)(DPDA)又は他の過酸結晶及びペルボレートテトラ
ヒドレートのような系内で一部のみ溶解する。好ましく
は0.1〜15重量%の活性酸素に相当する、更に好ましく
は0.5〜5重量%の活性酸素に相当する、通常1.0〜3.0
重量%の活性酸素に相当する量の漂白剤成分を加える。
例えば、乾燥粒状材料又は漂白剤粒子の予備分散液と
して漂白剤成分を組成物に加え得る。ペルボレートテト
ラヒドレート漂白剤を使用する場合、適切な市販の漂白
剤分散液はProxsol(ICI製)であり、その代わりに例え
ばヨーロッパ特許第294 904号に記載の如くペルボレー
ト−テトラヒドレート結晶を現場で生成し得る。
洗剤活性材料 最も広範に定義するならば、洗剤活性材料は一般に1
つ以上の界面活性剤を含み得る。この活性材料は陰イオ
ン、陽イオン、非イオン、双性イオン及び両性イオンの
界面活性剤並びに(所定の相溶性のある)それらの混合
物の中から選択し得る。例えば、“界面活性剤"I巻、Sc
hwartz & Perry著(Interscience 1949)及び“界面活
性剤"II巻、Schwartz,Perry & Berch著(Interscince
1958)、Manufacturing Confectioners CompanyのMcCut
cheon部により出版された“McCutcheonの乳化剤及び洗
剤”の最新版又は“Tensid−Taschenburch",H.Stache,2
nd Edn.,Carl Hanser Varlag,Munchen & Wien,1981)
に記載の任意の種類(classes),下位の種類(sub−cl
asses)並びに特定材料の中から選択し得る。
適切な非イオン界面活性剤は特に、疎水基及び反応性
水素原子を有する化合物の反応生成物、例えば脂肪族ア
ルコール、酸、アミド類又は酸化アルキレンを含むアル
キルフェノール類、特に単なる酸化エチレン又は酸化プ
ロピレンを含む酸化エチレンを含んでいる。特定の非イ
オン洗剤化合物は酸化エチレンを含むアルキル(C6−C
18)第1若しくは第2線状又は枝分かれアルコール、及
び酸化プロピレンとエチレンジアミンとの反応生成物を
酸化エチレンと縮合させて作られる生成物である。他の
いわゆる非イオン洗剤化合物は長鎖第3アミンオキシ
ド、長鎖第3ホスフィンオキシド及びジアルキルスルホ
キシドを含んでいる。
例えばヨーロッパ特許第328 177号に記載するような
耐性塩析活性材料の使用、特に例えばヨーロッパ特許第
70 074号に開示されているようなアルキルポリグリコシ
ド界面活性剤の使用も可能である。
好ましくは、非イオン界面活性剤の量は組成物の1重
量%と上回る、好ましくは2.0〜20.0重量%である。
適切な陰イオン界面活性剤は通常、約8〜約22個の炭
素原子を含むアルキル基を有する有機硫酸塩及び有機ス
ルホン酸塩の水溶性アルカリ金属塩である。アルキルと
いう用語は高級アシル基のアルキル部分を含むために使
用する。適切な合成陰イオン洗剤化合物の例は、特に例
えば牛脂又はヤシ油から生成する高級(C8−C18)アル
コールを硫酸化することにより得られるアルキル硫酸ナ
トリウム及びアルキル硫酸カリウム;アルキル(C9−C
20)ベンゼンスルホン酸ナトリウム及びアルキル(C9
C20)ベンゼンスルホン酸カリウム、特に線状第2アル
キル(C10−C15)ベンゼンスルホン酸ナトリウム;アル
キルグリセリルエーテル硫酸ナトリウム、特に牛脂又は
ヤシ油から得られる高級アルコール及び石油から得られ
る合成アルコールのエーテル類;ヤシ油脂肪モノグリセ
リド硫酸ナトリウム及びヤシ油脂肪モノグリセリドスル
ホン酸ナトリウム;高級(C8−C18)脂肪アルコール−
アルキレンオキシドを硫酸エステル類のナトリウム塩及
びカリウム塩、特に酸化エチレン;反応生成物、脂肪酸
例えばイセチオン酸でエステル化して水酸化ナトリウム
で中和したヤシ油脂肪酸の反応生成物;メチルタウリン
の脂肪酸アミド類のナトリウム塩及びカリウム塩;アル
カンモノスルホネート、例えばα−オレフィン(C8−C
20)を重亜硫酸ナトリウムと反応させて得られるアルカ
ンモノスルホネート及びパラフィンをSO2,Cl2と反応さ
せ、次いで塩基で加水分解して任意のスルホン酸塩を生
成することにより得られるアルカンモノスルホネート;
並びにオレフィンスルホネート(この用語はオレフィ
ン、特に(C10−C20)α−オレフィンをSO3と反応さ
せ、次いで反応生成物を中和して加水分解することによ
り作られる材料を説明するために使用する)である。好
ましい陰イオン洗剤化合物は(C11−C15)アルキルベン
ゼンスルホン酸ナトリウム及び(C16−C18)アルキル硫
酸ナトリウムである。
一般に、前述の非石鹸陰イオン界面活性剤材料の量は
組成物の1〜40重量%である。
好ましい合成陰イオン界面活性剤対非イオン界面活性
剤重量比は10:1〜1:10である。
モノカルボン酸又はジカルボン酸のアルカリ金属石
鹸、特に12個〜18個の炭素原子を有する酸、例えばオレ
イン酸、リシノール酸及びヒマシ油、ナタネ油、アメリ
カホドイモ油、ヤシ油、パーム核油、琥珀酸アルキル
(琥珀酸アルケニル)例えば琥珀酸ドデシル又はこれら
の混合物から得られる脂肪酸の石鹸を含むことも可能
で、時として好まれる。これらの酸のナトリウム石鹸又
はカリウム石鹸を使用することができる。本発明の組成
物中での石鹸の好ましい量は組成物の1〜40重量%、更
に好ましくは5〜25重量%である。
(総てではないにせよ)多くの場合において、全洗剤
活性材料は組成物全体の2〜60重量%、例えば5〜40
%、通常10〜30重量%存在し得る。しかしながら、好ま
しい種類の組成物は、組成物全体の重量に基づき少なく
とも20%の、最も好ましくは少なくとも25%の、特に少
なくとも30%の洗剤活性材料を含んでいる。
本発明の組成物は好ましくは、製造時から21日間25℃
で貯蔵すると僅かに2容量%の相分離を生じるという点
で物理的に安定している、25℃で21日間貯蔵して相分離
を生じない組成物が特に好ましい。
本発明の組成物は好ましくは、25℃で21日間貯蔵した
後に5容量%未満の沈澱物を生じるという固体懸濁特性
を有する。より好ましくは2容量%未満の沈澱物が形成
され、最も好ましくは実質的に目に見えない量の沈澱物
が形成される。
本発明の組成物は好ましくは、構造を不安定化させる
量未満の水混和性溶剤を、好ましくは10重量%未満の、
例えば7.5重量%未満の、更に好ましくは5%未満の、
特に好ましくは2.0%未満の、通常0.5重量%未満の水混
和性溶剤を含んでいる。
しかしながら、構造の不安定化を生ずることなく、組
成物の他の成分に依存して、少量の水混和性溶剤、例え
ば0.1〜8重量%の、更に好ましくは2〜6重量%の水
混和性溶剤を時折混和することができる。特に、これら
の少量の水混和性溶剤を比較的多量の溶質電解質、例え
ば2重量%を上回る、更に好ましくは5重量%を上回
る、特に好ましくは10〜50重量%の溶質電解質と有利に
併用し得ることが判明した。構造化、特に内部構造化の
形成を妨げない量の水混和性溶剤を有する組成物を含む
漂白剤も本発明の範囲内に包含される。
水混和性溶剤の例は低級脂肪族一価アルコール、ジエ
チレングリコールのエーテル類、低級モノ脂肪族(mono
aliphatic)一価アルコール及びこれらの混合物であ
る。
容積−安定性 本発明の液体洗剤組成物は、製造後3カ月間20〜37℃
の温度で貯蔵する間に、25%未満の、好ましくは10%未
満の、更に好ましくは5%未満の容積増加を示すという
容積安定性がある。
貯蔵用容器の型は重要ではないと思われるが、本発明
の液体洗剤組成物は一般に例えば1.5の密閉した壜に
貯蔵する。この壜は場合によって発生した酸素を放出す
るためのガス抜き手段を含み得る。
固形過酸素漂白剤成分が水性系に存在すると、一般に
漂白剤材料の一部が水性相で過酸及び/又は過酸化水素
の形態で溶解する。このような系でしばしば確認される
問題の1つはこの過酸又は過酸化水素の酸及び/又は水
及び酸素への分解のために、酸素が発生することであ
る。発生する酸素の泡は液体から外に出るか、又は液体
中に閉じ込められて、容積の増加を生ずる。例えば過酸
化水素のような漂白剤成分が完全に系に溶解すると、同
様の酸素の発生が認められる。
本発明は、製造後3カ月間20〜37℃の温度で組成物を
貯蔵する間に、容積増加を25%未満、好ましくは10%未
満、更に好ましくは5%未満と許容し得る範囲に維持す
る液体洗剤組成物を提供する。
所望の容積安定性効果を得るために組成物で変えるべ
きパラメーターは例えばpH、非溶解漂白剤粒子が存在す
る場合その物理的状態、溶解漂白剤の量、安定剤の存
在、溶解漂白活性剤の量、製造直後の製品の粘度、粘度
降下ポリマーの存在、製造直後の組成物中での気泡の存
在、及び消泡剤の存在であり得る。これらのパラメータ
ーの最適値の選択は組成物中に存在する活性材料の種類
及び選択に左右される。
好ましくは、組成物の容積安定性を増すために溶解し
た過酸又は過酸化水素の半減期を長くするべきである。
過酸又は過酸化水素の安定性を増すことにより時間単位
毎に生成される酸素の量が少なくなるだけでなく、それ
以上に重要なことだが、これらの化合物の寿命が長くな
ると過酸又は過酸化水素の分解により酸素の泡が形成さ
れて適切な寸法となり得る。形成されるべき気泡の寸法
が大きくなると液体洗剤組成物の容積増加にあまり影響
を及ぼさなくなる点でこの寸法の増加は有利とみなされ
る。換言すれば、気泡は系内で懸濁するよりむしろ液体
から外に出て行く傾向にある。
過酸又は過酸化水素の好ましい半減期は洗剤組成物の
条件下において37℃で3週間を越える、好ましくは6週
間を越える、更に好ましくは8週間を越える、特に好ま
しくは10週間を越える。10〜20週間が最も好ましい。
過酸又は過酸化水素の安定性は幾つかの方法で、例え
ば組成物のpHを小さくすることにより増大し得る。組成
物のpHを小さくすることにより液体洗剤組成物の容積安
定性が増すことが判明した。従って、容積の安定した組
成物を作るために、異常に高いpH値の使用を避けること
が好ましい。洗剤組成物の好ましいpHは12未満、更に好
ましくは11.5未満、特に好ましくは6.5〜11であり、通
常7〜10である。
封入されている漂白剤粒子を使用することにより本発
明の洗剤組成物の容積安定性が改善され得ることも判明
した。これらの封入漂白剤粒子は組成物中に存在する漂
白剤の一部又は全体を占める。粒子は主に非溶解形態で
組成物中に存在する。
漂白剤粒子が封入されていない場合における、非溶解
形態での漂白剤粒子の存在も好ましい。非溶質漂白剤の
量が増えても好ましい。何故ならば、漂白剤の不安定性
は主に溶質漂白剤の不安定性であるからである。好まし
くは少なくとも10重量%、更に好ましくは少なくとも30
重量%、特に好ましくは50重量%を越える、最も好まし
くは75重量%、更には90重量%を越える漂白剤が非溶解
形態で存在する。過硼酸塩漂白剤を使用する場合、組成
物のpHが例えば7〜11、更に好ましくは7.5〜10と比較
的高ければ溶質漂白剤の量が減少することが判明した。
非溶質漂白剤粒子の好ましい重量平均直径は0.5〜100
μm、特に5〜60μmである。これらの小粒子を得る方
法はヨーロッパ特許第294 904号に記載されている。
漂白剤を非溶解形態で存在させる1つの方法は、組成
物中の電解質の量を増し、それと共に系内の漂白剤組成
物の溶解度を小さくすることである。このために適切な
電解質は例えば少なくとも一部水溶性の炭酸塩、硫酸
塩、ハロゲン化物塩(halogenide salts)及びメタホウ
酸塩である。他の好ましい電解質は塩析電解質である。
本発明で使用する塩析電解質という用語はヨーロッパ
特許第79 646号内で使用されている用語と同一の意味を
持ち、即ちリオトロピック数が9.5未満の電解質を示
す。
塩析電解質の典型例は水溶性ビルダー塩、例えばアル
カリ金属のオルトリン酸塩及びピロリン酸塩;アルカリ
金属の三リン酸塩、例えば三リン酸ナトリウム;アルカ
リ金属のケイ酸塩、硼酸塩、炭酸塩及び硫酸塩;アルカ
リ金属のクエン酸塩;ニトリロ酢酸塩のアルカリ金属
塩;カルボキシメトキシ琥珀数のアルカリ金属塩てあ
る。アルカリ金属塩の代わりに、アンモニウム塩を使用
することができる。塩析電解質としては三リン酸ナトリ
ウム及び/又は(ジ)ケイ酸ナトリウムの使用が特に好
ましい。
漂白剤成分の溶解度を適切に小さくするために、電解
質の溶質部分は好ましくは組成物の2重量%を上回る、
更に好ましくは5重量%を上回る、特に好ましくは10〜
50重量%を占める。
良好な容積安定性を得るために、本発明の組成物は好
ましくは漂白剤成分用安定剤も含んでいる。適切な安定
剤は従来技術で良く知られており、例えばEDTA、Monsan
to製Dequest range及びMerck製Naphtholのようなケイ酸
マグネシウム及びリン酸マグネシウムを含んでいる。安
定剤の好ましい量は組成物の0.05〜5重量%であり、更
に好ましくは組成物の0.05〜1重量%である。
本発明の組成物は1つ以上の漂白活性剤を含み得る。
これらの材料は洗濯中にペルオキシ漂白剤と結合する
と、15〜55℃の低温で過酸化水素を活性化させると共
に、低い洗濯温度での過酸化物漂白剤の有効的な使用を
可能とする。
しばしばペルオキシ酸漂白剤前駆体とも称する本発明
で使用する漂白活性剤は通常1個以上の反応性アシル基
を有する有機化合物である。この有機化合物は比較的低
温で過酸化水素と反応して有機ペルオキシ酸を生成す
る。有機ペルオキシ酸は過酸化水素自体より低温でより
有効な漂白作用を提供する。
最も良く知られている実際重要な有機漂白活性剤は、
通常TAEDと称するN,N,N,N′−テトラアシルエチレンジ
アミンである。他の良く知られている漂白活性剤は、英
国特許第836,988号に開示されているような、通常BOBS
と称する4−ベンゾイルオキシベンゼンスルホン酸ナト
リウムである。
他の有機漂白活性剤の例は、他のn−アシル置換アミ
ド類、例えばテトラアセチルメチレンジアミン;無水カ
ルボン酸、例えば無水琥珀酸、無水安息香酸及び無水フ
タル酸;カルボン酸エステル類、例えばアセトキシベン
ゼンスルホン酸ナトリウム;酢酸塩、例えばグリセロー
ルトリアセテート、グルコースペンタアセテート及びキ
シローステトラアセテート、並びにアセチルサリチル酸
である。
好ましくはTAEDを漂白活性剤として使用する。液体洗
剤中での漂白活性剤の好ましい量は組成物の0.1〜10重
量%、更に好ましくは0.5〜5重量%である。
漂白活性剤は好ましくは少なくとも一部が非溶解形態
で系内に存在する。好ましくは少なくとも10重量%、更
に好ましくは少なくとも30重量%、特に好ましくは50重
量%を越える活性剤が非溶解形態で存在する。
活性剤を非溶解形態で存在させる1つの方法は、封入
活性剤材料を使用することである。他の方法は、組成物
中の電解質の量を増すと共に系内の活性剤の溶解度を小
さくすることである。このために適切な電解質は例えば
少なくとも一部水溶性の炭酸塩、硫酸塩、ハロゲン化物
塩及びメタホウ酸塩である。他の好ましい電解質は前述
の如き塩析電解質である。
溶解度を適切に小さくするために、電解質の溶質部分
が好ましくは組成物の2重量%を上回る、更に好ましく
は5重量%を上回る、特に好ましくは10〜50重量%を占
める。
製造直後の製品の粘度については、粘度値が低くなる
と漂白剤含有製品の容積安定性が一般に増すことが判明
した。より低い粘度は一般に消費者にも好まれる。しか
しながら、固体懸濁特性を提供するには、好ましくは低
い粘度は避けるべきである。従って、製品の最も適切な
粘度を選択するに際して、粘度が低くなると良くなる安
定性及び及び消費者の受け入れ度と粘度が高くなると増
す固体懸濁特性とのバランスと考えるべきである。
一般に、良好な容積安定性と良好な消費者受け入れ度
とのための好ましい粘度は21s-1で2,000mPas未満、更に
好ましくは1,500mPas未満、最も好ましくは20〜1,000mP
as、特に好ましくは30〜500mPasである。良好な固体懸
濁特性のための好ましい粘度は10-4s-1で1,000mPasを上
回る、更に好ましくは10,000mPasを上回る、特に好まし
くは100,000mPasを上回る。
所望の初期粘度を得る技術は従来技術でよく知られて
おり、例えば活性成分の適切な選択、溶質電解質の量の
適合及び粘度調整剤の混入を含んでいる。製品の好まし
い粘度調整方法は、組成物中にポリマーを混入すること
である。
本発明の組成物中に混和するのに好ましい粘度及び/
又は安定性調整ポリマーは、解こうポリマー、例えば1
個の親水性主鎖と少なくとも1個の疎水性側鎖を有する
ポリマーである。このようなポリマーは共に審査中の当
社の英国特許第8813978.7号(ヨーロッパ特許第346 995
号に対応する)、英国特許第8924479.2号、英国特許第8
924478.4号及び英国特許第8924477.6号に記載されてい
る。
粘度調整に有利に使用し得る他のポリマーはヨーロッ
パ特許第301,882号(Unilever PLC)及びヨーロッパ特
許第301,883号(Unilever PLC)に記載されている。粘
度調整ポリマー、特に解こうポリマーの量は好ましくは
組成物全体の0.1〜5重量%、更に好ましくは0.2〜2重
量%である。
本発明の洗剤組成物中の気泡の存在に関しては、気泡
の寸法及び量が共に組成物の容積安定性を決定する重要
なパラメーターであると判明した。一般に空気形態の気
泡又は酸素泡を、通常混合段階を含む組成物の処理中に
液体洗剤組成物中に導入する。
製造直後は組成物中に存在する気体の量を低減するこ
とが一般に好ましいと判明した。気泡の好ましい容積分
率は5.0%未満、更に好ましくは3.5%未満、最も好まし
くは2.0%未満、特に1%、又更には0.5%未満である。
気泡が存在するときに一定の気体含量において気泡の
平均直径が増すと、液体洗剤組成物の容積安定性が増す
ことも判明した。
気泡の好ましい平均直径は0.25mmの上回る、更に好ま
しくは0.4mmを上回る、最も好ましくは0.5mmを上回る。
気泡の量を減らすと共に気泡の寸法を大きくさせるた
めに幾つかの技術を使用することができる。
例えば、消泡剤の存在は気泡の容積分率を小さくする
と共に存在する気泡の寸法を大きくする。好ましくは通
常洗剤組成物の消泡のために使用する量を上回る量の消
泡剤を添加する。消泡剤の好ましい量は洗剤組成物の0.
2%を上回る、更に好ましくは組成物の0.3%を上回る、
特に好ましくは組成物の0.4〜2.0%である。適切な消泡
剤はシリコーン消泡剤、例えばジメチルポリシロキサン
及び/又はシリカ粒子を含んでいる。
更には、本発明の洗剤組成物の混合でより低い剪断速
度を使用すると、組成物中の気泡の量が減ると判明し
た。混合後の洗剤組成物の遠心分離、混合中又は混合後
における組成物内への大きな気泡の流れの誘導、及び混
合後の製品の真空脱泡により脱泡条件下で洗剤組成物を
混合すると、同様の減少が認められ得る。懸濁固体の不
在下での組成物の遠心分離及び/又は組成物の真空脱泡
が所望する結果を得るために特に好ましい。
前述のパラメーターの最適値の中からの値の選択は、
各洗浄組成物について前記の指針を用いて個々に行うべ
きであることに留意すべきである。恐らく前記のパラメ
ーターの総てを最適化する必要のない組成物もある。例
えばある洗剤組成物については、組成物中に存在する気
泡の量及び寸法が適切に調整されると、系の粘度及び/
又はpHの選択の幅がより広くなるが、それでも尚必要な
安定性の要件を満たす組成物が得られると考えられ得
る。しかしながら、各洗剤組成物について前述のパラメ
ーターの許容値を決定するのは前記の指針をベースに当
業者の能力の範囲内にあると考えられる。
任意の成分 組成物が板状構造からなるとき、多くの場合水性連続
相が溶質電解質を含むことが好ましい。本明細書で使用
するような電解質という用語は任意のイオン水に溶ける
材料を意味する。しかしながら、板状分散液では必ずし
も総ての電解質が溶解されるのではなく、固体粒子とし
て懸濁し得る。何故ならば、液体の全電解質濃度は電解
質の溶解度限界より高いからである。電解質の混合物も
使用し得る。1つ以上の電解質が溶質水性相にあり、1
つ以上の電解質が実質的に懸濁固体相にのみ存在する。
2つ以上の電解質をこれらの2つの相間にほぼバランス
良く配分させることもできる。これは幾分、処理例えば
構成部分の添加の順番に左右され得る。他方、“塩”と
いう用語は、イオンを含む含まないにかかわらず、界面
活性剤及び水の外に含まれ得る総ての有機及び無機材料
を含んでいる。この用語は少数の電解質(水溶性材料)
を包含している。
洗剤活性材料及び(もしあるとすれば)電解質の全体
量の唯一の制限は、本発明に包含される板状組成物の場
合、その組成物が水性板状分散液を生成せねばならない
点である。従って、本発明の範囲内において界面活性剤
の型及び量の非常に幅広い変化が可能である。必要な構
造を有する物理的に安定した液体を得るには界面活性剤
の型及びその比率は完全に当業者の能力の範囲内で選択
されるだろう。しかしながら、重要な型の有効組成物
は、洗剤活性材料が異なる型の界面活性剤の配合物を含
んでいる組成物であると言及し得る。織物洗濯用組成物
に有効な典型的配合物は、第1界面活性剤が非イオン及
び/又は非アルコキシル化陰イオン及び/又はアルコキ
シル化陰イオンの界面活性剤を含む配合物を含んでい
る。
界面活性剤の配合物の場合、このような物理的安定性
及び粘度が得られる各組成物の正確な比率は、従来の構
造化液体の場合と同様に電解質の型及び量に左右され
る。
組成物は場合によって、洗剤活性材料の構造化を生じ
るのに十分な量の電解質も含んでいる。組成物は好まし
くは1〜60%の、特に10〜45%の塩析電解質を含んでい
る。塩析電解質の意味はヨーロッパ特許公開第79 646号
に記載されている。この電解質が他の組成物と相溶性の
ある種類及び量であり、また組成物が本発明の定義に適
合するならば、場合によって(前記の明細書に記載する
ような)塩溶電解質も含まれ得る。(塩溶であれ塩析で
あれ)幾つかの若しくは総ての電解質、又は存在し得る
実質的に水不溶性の塩は洗浄力ビルダーの特性を有し得
る。
とにかく、本発明の組成物が洗浄力ビルダー材料を含
むことが好ましく、その中の幾つか又は総ては電解質で
あり得る。ビルダー材料は洗液中の自由カルシウムイオ
ンの量を低くし得る任意の材料であり、好ましくはアル
カリ性pHの発生、織物から除去した汚れの懸濁のような
他の有利な特性を有する組成物を提供する。
リン含有無機洗浄力ビルダーが存在する場合、その例
は水溶性の塩、特にアルカリ金属をピロリン酸塩、オル
トリン酸塩、ポリリン酸塩及びホスホン酸塩を含んでい
る。無機リン酸塩ビルダーの特定例はトリポリリン酸ナ
トリウム、トリポリリン酸カリウム、リン酸ナトリウ
ム、リン酸カリウム、ヘキサメタリン酸ナトリウム及び
ヘキサメタリン酸カリウムを含んでいる。リン酸塩の金
属イオン封鎖剤ビルダーも使用し得る。しかしながら、
時にはリン含有ビルダーの量を最小限にすることが好ま
しい。
無リン無機洗浄力ビルダーが存在する場合、その例は
水溶性アルカリ金属の炭酸塩、重炭酸塩、ケイ酸塩、並
びに結晶及び無定形アルミノケイ酸塩を含んでいる。特
定例は(方解石の種結晶を含む又は含まない)炭酸ナト
リウム、炭酸カリウム、重炭酸ナトリウム、重炭酸カリ
ウム、ケイ酸ナトリウム、ケイ酸カリウム及びゼオライ
トを含んでいる。
有機洗浄力ビルダーが存在する場合、その例はアルカ
リ金属、アンモニウム及び置換アンモニウムのポリ酢酸
塩、カルボン酸塩、ポリカルボン酸塩、ポリアセチルカ
ルボン酸塩及びポリヒドロキシスルホン酸塩を含んでい
る。特定例はエチレンジアミンテトラ酢酸、ニトリルト
リ酢酸、オキシジ琥珀酸、メリット酸、ベンゼンポリカ
ルボン酸、CMOS、タルトレートモノスクシネート、タル
トレートジスクシネート及びクエン酸のナトリウム塩、
カリウム塩、リチウム塩、アンモニウム塩及び置換アン
モニウム塩を含んでいる。
有機ビルダーの場合、ヨーロッパ特許第301.882号に
記載するように、一部のみを溶解するポリマーを水性連
続相に混和することも所望される。このことから(溶解
するポリマーのおかげで)、第2の効果、特に洗浄力向
上(building)を達成するのに十分多くの量を混和しな
がら粘度の低減を図ることができる。何故ならば、溶解
しない部分は、実質的に総てが溶解すると生じる不安定
性を生じないからである。
部分的に溶解するポリマーの代わりに又はそれ以外
に、実質的に完全に水性相に溶け且つ5重量%のポリマ
ー水溶液100ml中に5gを越えるニトリロトリ酢酸ナトリ
ウムの電解質抵抗(electrolyte resistance)を有する
他のポリマーを本発明の組成物中に含むことも可能であ
る。前記の第2ポリマーはまた、20%の水溶液において
平均分子量が6000の基準の2重量%以上のポリエチレン
グリコール水溶液の蒸気圧以下の蒸気圧を有する。第2
のポリマーの分子量は少なくとも1000である。このよう
なポリマーの使用は一般に当社のヨーロッパ特許第301,
883号に記載されている。
非石鹸ビルダー材料の好ましい量は組成物の5〜50重
量%であり、更に好ましくは5〜35重量%である。
水混和性溶剤の外に少量のヒドロトロープを混和させ
ることができるが、本発明の組成物が少量のヒドロトロ
ープを含む又は実質的にヒドロトロープを含まないのが
好ましい。ヒドロトロープとは水溶液中の界面活性剤の
溶解度を強化する傾向がある任意の水溶性剤を意味す
る。
既に記載した成分の外に、多数の任意の成分も、例え
ばアルカノールアミド類、特にパーム核の脂肪酸及びヤ
シ油脂肪酸から得られるモノエタノールアミド類のよう
な起泡増進剤、クレー、アミン及び酸化アミンのような
織物柔軟剤、消泡剤、硫酸ナトリウムのような無機塩、
並びに通常非常に微量存在するものとして蛍光剤、香
料、プロテアーゼ、アミラーゼ、リパーゼ(Novo製Lipo
lase(商標)を含む)のような酵素、殺菌剤及び着色剤
も存在し得る。
本発明の組成物は液体洗剤組成物の従来の任意の製造
方法により製造し得る。好ましい方法は、もしあるとす
れば(非ビルダー)電解質及びもしあるとしても感温性
成分を除く少量成分の高温水中への分散、次いでもしあ
るとすればビルダー材料、(場合によってはプレミック
スとしての)洗剤活性材料の攪拌による添加、その後の
混合物の冷却、並びに任意の少量の感温性成分、例えば
酵素又は香料及び漂白剤の添加を含んでいる。もしある
とすれば解こうポリマーを例えば電解質成分の後に又は
最終成分として加えることができる。
漂白剤としてペルボレートモノヒドレートを使用する
ときには、ペルボレートのテトラヒドレート形態での再
結晶を促進するために凝固点を僅かに上回る温度で最終
生成物を冷却するのが好まれ得る。
使用時には本発明の液体洗剤組成物を一般には洗濯水
で希釈して、洗液を形成する。この洗液は洗浄力のため
に、例えば洗濯機での洗濯作業のために使用し得る。洗
液中の液体洗剤組成物の好ましい濃度は0.1〜10重量
%、更に好ましくは0.1〜3重量%である。
以下の実施例により本発明を説明する。総ての実施例
において、特に明記しない限り総ての比率は重量比
(%)である。
実施例1 成分を記載する順番に攪拌しながら加えて、以下の組
成物の基本の液体洗剤組成物を製造した。NaOHとDobs−
acidとを結合して現場でNa−Dobsを生成した。処理水を
少し後に残した。何故ならば、使用した過酸化水素溶液
は27重量%だったからである。
実施例2 Na−Dobs/Synperonicの重量比を変えると共に活性剤
の総量を一定に保ちながら、製造直後に粘度の異なる、
実施例1の基本の洗剤組成物の変形例を製造した。
組成物AのNa−Dobs/Synperonic比は0.74:0.26であ
り、粘度は21s-1で170mPasである。組成物BのNa−Dobs
/Synperonic比は0.75:0.25であり、粘度は390mPasであ
る。組成物CのNa−Dobs/Synperonic比は0.78:0.22であ
り、粘度は1000mPasである。組成物を37℃で貯蔵した。
組成物Aは最初の2日間の貯蔵で僅かに約2容量%の
容積増加を示し、その2日後に容積は減少して、製造直
後の組成物の容積の約1容量%減となった。
組成物Bは最初の3日間の貯蔵で約50容量%と急激な
容積増加を示し、その後容積は減少して、5日目にほぼ
最初の容積に戻った。
組成物Cは最初の7日間125容積%を越える急激な容
積増加を示し(過剰気泡)、その後容積は減少して、15
日後に組成物の最初の容積に戻った。
この実施例は、組成物の粘度を低くすれば可溶化過酸
化水素を含む洗剤組成物の容積安定性が増し得ることを
示している。
実施例3 実施例1に記載するような方法に若干変更を加えて実
施例1の組成物を製造した。
実施例1に基づき組成物Dを製造した。Na−Dobs/Syn
peronic比は0.77:0.23であった。組成物Dと同様に組成
物Eを製造した。但し、成分を混合する前に(0.33%の
Dow Corning製DB31に相当する)0.1%のシリコー消泡剤
を加えた。組成物Dと同様に組成物Fを製造した。但
し、5分間4000Gで遠心分離して組成物の脱泡を行っ
た。組成物Dと同様に組成物Gを製造した。但し、0.33
%のDB31を加え、5分間4000Gで遠心分離して組成物の
脱泡を行った。製造後の組成物D〜Gの粘度は860mPas
であった。組成物を室温で貯蔵し、容積の増加と気泡の
寸法とを調べた。
組成物Dは30日間の貯蔵の後に最大約75%に達する線
状の容積増加を示した。この期間中に存在する気泡の直
径も同様に30日後に非常に小さい(約0.1mm)から約1.5
mmへの増加を示した。30日後に組成物の容積は徐々に減
少して、60日後には最初の容積に戻った。この期間中気
泡の直径値は1.5mmと一定であった。
組成物Eは30日間の貯蔵の後に最大約55%に達する線
状の容積増加を示した。この期間中に存在する気泡の直
径も同様に30日後に非常に小さい(約0.25mm)から約1.
8mmへの増加を示した。30日後に組成物の容積は徐々に
減少して、約60日後には最初の容積に戻った。
組成物Fは最初の7日間に容積が増大し、約10容量%
の最大値に達した。7日後、容量増加は約0%の値に減
少し、60日の貯蔵の間一定であった。この期間中に存在
する気泡の直径は約1.5mmと実質的に一定であった。
組成物Gは60日の貯蔵の間に実質的に容積増加を示さ
なかった。この期間中に存在する気泡の直径は貯蔵の最
初の10日間で1mmから1.8mmへの増加を示し、残りの期間
中は一定であった。
この実施例は、消泡剤の存在及び/又は組成物の脱泡
が液体洗剤組成物の安定性に明確に作用することを示し
ている。
実施例4 方法を若干変更して実施例1に記載の組成物を製造し
た。組成物Hは実施例1の組成物からなり、粘度は400
〜600mPasであった。組成物Iは組成物Hの成分の外
に、0.5重量%のシリコーンを含んでいた。該シリコー
ンの量は、混合段階の始めに加えた1.5重量%のDB 31に
相当する。両方の組成物について、製造直後の液体洗剤
中の気泡の量及び寸法を測定した。
組成物Hは5.2容量%の気泡を含んでいた。気泡の寸
法は0.1〜0.2mmであった。
組成物Iは1.9容量%の気泡を含んでいた。気泡の寸
法は0.25〜0.5mmであった。
この実施例は、洗剤組成物中の気泡の量及び寸法が処
理中の消泡剤の混入により確実に影響を受け得ることを
示している。
実施例5〜8 電解質と、香料及び酵素以外の少量の成分とを高温水
に加えて以下の組成物を製造した。次いで、洗剤活性材
料をプレミックスとして攪拌しながら加え、その後混合
物を冷却して酵素、香料及び漂白剤を加えた。
得られた生成物の特徴は以下の通りである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ヨハンネス・コルネリス・フアン・デ・パ ス オランダ国、3136・セー・ベー・フラール デインヘン、フイリツプス・ウイレムスト ラート・6 (56)参考文献 特開 昭60−240800(JP,A) 特開 昭64−38499(JP,A) 特開 昭63−399(JP,A) 特開 昭61−256000(JP,A)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】水性液体洗剤組成物であって、過酸化水
    素、過硼酸塩、過硫酸塩、過酸化二硫酸塩、過リン酸
    塩、過酸、及び過酸化水素を尿素又はアルカリ金属炭酸
    塩と反応させて形成される結晶過酸化水素化物から選択
    され且つ0.1〜15重量%の活性酸素に相当する量の過酸
    素漂白剤化合物と、洗剤活性材料とを含み、該洗剤組成
    物が6.5より高いpHを有し、並びに、該洗剤組成物が構
    造化されており、且つ、製造後3カ月間20〜37℃の温度
    で貯蔵すると25%未満の容量増加を示すことを特徴とす
    る、前記組成物。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の洗剤組成物を0.1〜10%
    含む洗液と織物とを接触させることを含む織物の洗濯方
    法。
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