JPH0897585A - 電磁波シールド材 - Google Patents

電磁波シールド材

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JPH0897585A
JPH0897585A JP23128394A JP23128394A JPH0897585A JP H0897585 A JPH0897585 A JP H0897585A JP 23128394 A JP23128394 A JP 23128394A JP 23128394 A JP23128394 A JP 23128394A JP H0897585 A JPH0897585 A JP H0897585A
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wave shielding
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Akio Yamaguchi
晃生 山口
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 作業者を傷つけるおそれがなく、しかも電磁
波シールド能を損なわない電磁波シールド材を提供する
ことを目的とする。 【構成】 電磁波シールド材1はバネ材2と保護材6と
により構成される。バネ材2はステンレス鋼の薄板をプ
レス加工したものであり、低段部分4aを有する基部4
と、被押圧部分5bを有するフィンガ5とを備えてい
る。保護材6はエラストマを射出成形したものであり、
基部4の高段部分のエッジ及びフィンガ5のエッジを保
護している。従って、作業者が電磁波シールド材1を筐
体に固定する際金属のエッジに直接触れることがないた
め手や指を傷つけるおそれがない。また、保護材6は低
段部分4aよりも高く被押圧部分5bよりも低く形成さ
れているため、低段部分4aと第1導電体との接触及び
被押圧部分5bと第2導電体との接触を妨げることがな
く、従って電磁波シールド能を損なわない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、第1導電体と第2導電
体との間隙に配設され、両導電体に当接し電磁波がその
間隙を通過するのを防止する電磁波シールド材に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、例えば実開平2−12249
3号に開示されているように、平板状の基部と、その基
部の側縁から基部上方に渡って折り返して形成された複
数のバネ部(フィンガ)とを備えた電磁波シールド材が
知られていた。また、実開平3−69294号に開示さ
れているように、半円状に形成されたバネ部と、そのバ
ネ部の両縁から折り返して形成された基部とを備えた電
磁波シールド材が知られていた。
【0003】このような電磁波シールド材は、例えばフ
ィンガストリップとしてコンピュータ装置、通信機、計
測機、シールドルームなどの開閉部やドア部などに用い
られ、その開閉部などの間隙を電磁波が通過するのを防
止することができる。すなわち、基部を開閉部の一方の
側に固定し、開閉部の他方の側をバネ部に押圧すること
により開閉部の間隙を導電性材料で埋め尽くし、これに
よって電磁波の通過を防止することができるのである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
電磁波シールド材は薄い金属板により形成されおり、基
部及びバネ部の外周をなすエッジは金属板がむき出しに
なっていたため、電磁波シールド材を筐体等に取り付け
る作業者の手や指を傷つけることがあった。
【0005】本発明は、上記課題に鑑みなされたもので
あり、作業者を傷つけるおそれがなく、しかも電磁波シ
ールド能を損なわない電磁波シールド材を提供すること
を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1記載の発明は、第1導電体と第2導電体と
の間隙に配設され、両導電体に当接し電磁波がその間隙
を通過するのを防止する電磁波シールド材において、前
記第1導電体に固定される固定面を有する基部、及び、
前記第2導電体に押圧され該第2導電体を付勢する被押
圧面を有するバネ部を備えた導電性のバネ材と、前記バ
ネ材のバネ部のエッジからはみ出すと共に前記バネ部の
被押圧面よりも内方向に没して形成された保護材と、を
備えたことを特徴とする。
【0007】請求項2記載の発明は、請求項1記載の電
磁波シールド材であって、前記バネ材は、平板状の基
部、及び、その基部の一方の側縁から基部の上方を覆う
ように屈曲された複数のフィンガからなるバネ部を備
え、前記保護材は、前記フィンガのエッジのうち少なく
とも先端の辺以外の辺のエッジからはみ出して形成され
たことを特徴とする。
【0008】請求項3記載の発明は、請求項1又は2記
載の電磁波シールド材であって、前記保護材は、前記バ
ネ材の基部のエッジからはみ出すと共に前記基部の固定
面よりも内方向に没して形成されたことを特徴とする。
請求項4記載の発明は、請求項1〜3のいずれか記載の
電磁波シールド材であって、前記保護材は導電性材料か
らなることを特徴とする。
【0009】
【作用及び発明の効果】請求項1記載の電磁波シールド
材によれば、導電性のバネ材のバネ部のエッジには保護
材がこのエッジからはみ出すようにして設けられてい
る。通常、作業者は電磁波シールド材を把持する際には
バネ部を把持することが多いため、作業者の手や指は保
護材に接触することとなり直接エッジに接触することは
ない。従って、作業者はエッジにより手や指を傷つける
おそれがない。また、保護材はバネ部の被押圧面よりも
電磁波シールド材の内方向に没するように形成されてい
るため、保護材は第2導電体と被押圧面との接触を妨げ
ることがなく、保護材を設けたことにより電磁波シール
ド能が低下することはない。ここで、請求項2に記載し
たように、バネ材のバネ部を複数のフィンガにより構成
し、保護材はフィンガのエッジのうち少なくとも先端の
辺以外の辺のエッジからはみ出して形成してもよい。フ
ィンガのエッジのうち先端の辺のエッジは作業者の手や
指に接触する機会が少ないため、この部分には保護材を
特に設けなくても本発明の効果を損ねることはない。
【0010】請求項3記載の発明によれば、保護材は更
にバネ材の基部のエッジからはみ出すようにして設けら
れているため、作業者はエッジにより手や指を傷つける
おそれが一層ない。また、保護材は基部の固定面よりも
電磁波シールド材の内方向に没するように形成されてい
るため、保護材は第1導電体と固定面との接触を妨げる
ことがなく、保護材を設けたことにより電磁波シールド
能が低下することはない。
【0011】請求項4記載の発明によれば、保護材を導
電性材料により形成したため、保護材と第1又は第2導
電体とが接触しても導通可能となり、一層確実に電磁波
シールド能を維持することができる。
【0012】
【実施例】以下に本発明の好適な実施例について図面に
基づいて説明する。図1及び図2は第1実施例の電磁波
シールド材の説明図であり、図1(a)は平面図、図1
(b)は正面図、図1(c)は左側面図、図1(d)は
底面図、図1(e)は背面図、また、図2(a)は図1
(b)のA−A断面図、図2(b)は図1(c)のB−
B断面図である。
【0013】第1実施例の電磁波シールド材1はバネ材
2と保護材6とにより構成される。バネ材2は、一枚の
ステンレス鋼の薄板をプレス加工することによって一体
形成したものであり、固定穴3が穿設された長方形状の
基部4と、その基部4の一方の側縁から基部4の上方を
覆うように屈曲された複数のフィンガ5を備えている。
また、図1(a)に示すように、基部4に設けた固定穴
3の上方にはフィンガ5は設けられておらず、従って固
定穴3はフィンガ5に覆われることなく完全に露出して
いる。
【0014】基部4は、図2(a)に示すように、固定
面としての低段部分4aとこの低段部分4aよりも一段
高くなるように形成された高段部分4bとを有してい
る。高段部分4bの側縁は屈曲されてフィンガ5へとつ
ながっている。フィンガ5は、図2(a)に示すよう
に、基部4の高段部分4bの側縁とつながっている低段
部分5aと、この低段部分5aよりも一段高い被押圧部
分5bと、被押圧部分5bの先端にて被押圧部分5bよ
りも一段低く形成された先端低段部分5cとを有してい
る。更にフィンガ5は、図2(b)に示すように、被押
圧部分5bの両側にて被押圧部分5bよりも一段低く形
成された側端低段部分5dを有している。
【0015】保護材6は、エラストマを射出成形もしく
はプレス成形することにより形成したものであり、基部
保護部7と、この基部保護部7の側縁から屈曲されて形
成されるフィンガ保護部8とを有している。ここで、エ
ラストマとしては、オレフィン系エラストマ、シリコ
ン、天然ゴム、合成ゴム(CR、EPDM、NBR、S
BR、IR等)があり、その他一般プラスチックである
ナイロン、PP、PEでもよい。また、ソリッドのほか
にスポンジでもよい。
【0016】基部保護部7は、バネ材2の基部4の高段
部分4bを載置するとともにこの高段部分4bのエッジ
を被覆して作業者の指を保護するものである。ここで、
基部保護部7は、基部4の低段部分4aよりも電磁波シ
ールド材1の内方向に没して形成されている。即ち、基
部保護部7は、基部4の低段部分4aよりも一段高く形
成されている。
【0017】フィンガ保護部8は、フィンガ5のエッジ
を被覆して作業者の指を保護するものである。フィンガ
保護部8には角穴9が設けられ、この角穴9を形成する
各辺のうち、上辺、左辺及び右辺にはそれぞれ溝9a,
9b,9cが設けられている。そして、フィンガ5の低
段部分5aは保護材6のフィンガ保護部8の内面側に配
置され、フィンガ5の先端低段部分5cは上辺に設けた
溝9aに差し込まれ、フィンガ5の側端低段部分5dは
それぞれ左右の辺に設けた溝9b,9cに差し込まれて
いる。これにより、フィンガ保護部8はフィンガ5の外
周エッジを被覆する。また、フィンガ保護部8はフィン
ガ5の被押圧部分5bよりも電磁波シールド材1の内方
向に没するように配置される。即ち、フィンガ5の被押
圧部分5bは保護材6のフィンガ保護部8よりも一段高
く配置される。
【0018】次に第1実施例の作用について図3に基づ
いて説明する。図3は第1実施例の電磁波シールド材の
使用説明図である。ここでは、コンピュータ装置の筐体
91及び蓋92の間隙に電磁波シールド材1を配置する
場合を例に挙げて説明する。筐体91及び蓋92はそれ
ぞれ導電性材料により形成されている。
【0019】まず、コンピュータ装置の筐体91に電磁
波シールド材1を固定する。即ち、電磁波シールド材1
に穿設した固定穴3に図示しないネジを挿通しこのネジ
によりコンピュータ装置の筐体91の開口周辺に固定す
る。このとき、固定穴3の上方にはフィンガ5が存在し
ないため、ネジの挿通及びネジによる固定を容易に行え
る。固定作業を行う作業者は、電磁波シールド材1を把
持する際、手や指は保護材6と接触し金属のエッジと直
接接触することはないため、エッジにより手や指を傷つ
けるおそれはない。また、基部4の低段部分4aは保護
材6の基部保護部7よりも一段低いため、基部4の低段
部分4aとコンピュータ装置の筐体91とは十分密着し
て接触する。即ち、保護材6により両者の接触が妨げら
れることはない。
【0020】次いで、コンピュータ装置の蓋92を筐体
91の開口に嵌入する。蓋92を開口に嵌入すると、電
磁波シールド材1のフィンガ5の被押圧部分5bが蓋9
2により押圧される。このとき、被押圧部分5bは保護
材6のフィンガ保護部8よりも一段高いため、被押圧部
分5bとコンピュータ装置の蓋92とは十分密着して接
触する。即ち、保護材6により両者の接触が妨げられる
ことはない。
【0021】その後、ネジ93により蓋92を筐体91
に固定する。この結果、コンピュータ装置内に発生する
電磁波が蓋92と筐体91との間隙を通過して外部に洩
れることを防止できる。このように、第1実施例の電磁
波シールド材1によれば、作業者が金属のエッジで手や
指を傷つけるおそれがないという効果が得られる。
【0022】また、保護材6が存在しても基部4の低段
部分4aとコンピュータ装置の筐体91との接触及びフ
ィンガ5の被押圧部分5bと蓋92との接触が妨げられ
ることがないため、保護材6の存在により電磁波シール
ド能が低下することがないという効果が得られる。
【0023】更に、保護材6は弾性材料であるエラスト
マであるため、フィンガ5の付勢力を減少させることな
く、むしろ付勢を補助するように働く。このため、基部
4の低段部分4aとコンピュータ装置の筐体91との接
触及びフィンガ5の被押圧部分5bとコンピュータ装置
の蓋92との接触を一層緊密に保つことができるという
効果が得られる。尚、この効果は保護材6がバネ材2の
基部4からフィンガ5にわたって設けられているときに
得られるものである。
【0024】次に、第2実施例の電磁波シールド材につ
いて説明する。図4は第2実施例の電磁波シールド材の
説明図であり、図4(a)は斜視図、図4(b)は展開
図、図4(c)は図4(b)のC−C断面図である。第
2実施例の電磁波シールド材21は、バネ材22と保護
材26とにより構成される。
【0025】バネ材22は、一枚のステンレス鋼の薄板
をプレス加工することによって一体形成したものであ
り、平板状の基部24と、その基部24の一方の側縁か
ら基部の上方を覆うように屈曲された複数のフィンガ2
5を備えている。基部24の端面側には電磁波シールド
材21の内方向に没するように段差23が設けられ、こ
の段差以外の部分が固定面24aとなる。一方、フィン
ガ25の外周即ちエッジにも同じく電磁波シールド材2
1の内方向に没するように段差23が設けられ、この段
差23以外の部分が被押圧面25aとなる。
【0026】保護材26は、図4(c)に示すように、
フィンガ25のエッジに設けた段差23にエラストマを
エッジからはみ出すようにして形成されている。このよ
うに形成された保護材26は、基部24の固定面24a
及びフィンガ25の被押圧面25aよりも電磁波シール
ド材21の内方向に没して形成されている。即ち、保護
材26は、基部24の固定面24aよりも高く、また被
押圧面25aよりも低く形成されている。
【0027】第2実施例の電磁波シールド材21は例え
ば次のようにして製造できる。即ち、ステンレス鋼の薄
板20をプレス加工によりスリット27を設けると共に
フィンガ25のエッジに段差23を設け、更にこの段差
23をエラストマのコーティング剤により塗装した後乾
燥することにより保護材26を形成して図4(b)に示
すように展開状態とし、その後曲げ加工を施すことによ
り、製造することができる。ここで、コーティング剤と
しては、シリコン、アクリル、ウレタン、ポリエステ
ル、ナイロン等を使用することができる。
【0028】第2実施例の電磁波シールド材21の作用
は、コンピュータ装置の筐体91(図3参照)の開口周
辺に両面テープにより基部24の固定面24aを貼付す
ることにより固定する点を除いては第1実施例と同様の
ため、その説明を省略する。また、第2実施例の効果は
第1実施例と同様である。
【0029】次に、第3実施例について説明する。図5
は第3実施例の電磁波シールド材の説明図であり、図5
(a)は斜視図、図5(b)は展開図、図5(c)は図
5(b)のD視図である。第3実施例の電磁波シールド
材31は、バネ材32と保護材36とにより構成され
る。
【0030】バネ材32は、一枚のステンレス鋼の薄板
をプレス加工することによって一体形成したものであ
り、スリット37により仕切られた半円状の複数のバネ
部35と、そのバネ部35の両側縁から内側に屈曲した
平板状の基部34を備えている。
【0031】バネ部35及び基部34の内面側にはエラ
ストマ製の保護材36が貼付され、この保護材36は図
5(b)及び(c)に示すようにバネ材32のスリット
37の内面側を覆うと共にバネ材32の端面からはみ出
すように形成されている。第3実施例の電磁波シールド
材31は例えば次のようにして製造できる。ステンレス
鋼の薄板30をプレス加工によりスリット37を設け、
更にこの薄板30よりもやや大きなエラストマ製の保護
材36を片面に貼付することにより図5(b)に示すよ
うに展開状態とし、その後曲げ加工を施すことにより、
製造することができる。
【0032】第3実施例の電磁波シールド材31の作用
は、コンピュータ装置の筐体91(図3参照)の開口周
辺に両面テープによりいずれか一方の基部34を貼付す
ることにより固定する点を除いては第1実施例と同様の
ため、その説明を省略する。また、第3実施例の効果は
第1実施例と同様である。
【0033】第3実施例の変形例として、図6に示すよ
うに、第3実施例と同様のバネ材32を用い、バネ材3
2のうちバネ部35の内面側のみを覆う保護材38、基
部34,34の内面側に配置した取付板39、取付板3
9に穿設した取付穴39aに差し込まれたリベット51
により構成してもよい。保護材38は、図示しないが第
3実施例と同様にしてバネ部35の端面からはみ出して
いるが、基部34には設けられていない。
【0034】この変形例の作用は、リベット51により
コンピュータ装置の筐体91(図3参照)に固定する点
を除いては第1実施例と同様のため、その説明を省略す
る。また、この変形例の効果は第1実施例と同様であ
る。次に、第4実施例について説明する。図7は第4実
施例の電磁波シールド材の斜視図である。
【0035】第4実施例の電磁波シールド材41は、バ
ネ材42と保護材46とにより構成される。バネ材42
は、一枚のステンレス鋼の薄板をプレス加工することに
よって一体形成したものであり、平板状の基部44と、
その基部44の一方の側縁から基部44の上方を覆うよ
うに屈曲された複数のフィンガ45を備えている。
【0036】バネ材42の内面側にはエラストマ製の保
護材46が貼付され、この保護材46はバネ材42のス
リット47の内面側を覆うと共にバネ材42の端面から
はみ出すように形成されている。この保護材46のうち
スリット47を覆う部分は切断されておらずつながった
状態であり、使用時に必要に応じて図7の二点鎖線で示
した部分をカッタやハサミ等により切断して用いること
ができる。このように切断して用いると各フィンガ45
の自由度が増すため、例えばフィンガ45を押圧する面
が湾曲していたも対処することができる。一方、例えば
フィンガ45を押圧する面が一様な平面であればつなが
った状態のまま用いればよい。
【0037】このように形成された保護材46は、フィ
ンガ45よりも電磁波シールド材41の内方向に没する
ように低く形成され、同じく基部44よりも高く形成さ
れている。第4実施例の電磁波シールド材41の作用
は、コンピュータ装置の筐体91(図3参照)の開口周
辺に両面テープにより基部44を貼付することにより固
定する点を除いては第1実施例と同様のため、その説明
を省略する。また、第4実施例の効果は第1実施例と同
様である。また、保護材46としてエラストマの代わり
にスポンジを用いてもよく、この場合にはスリット47
の部分の保護材46がつながっていても十分な自由度が
得られるため、特に切断する必要はない。
【0038】尚、本発明は上記各実施例に何ら限定され
ることなく、本発明の技術的範囲を逸脱しない限り、種
々の態様で実施できることはいうまでもない。例えば上
記各実施例において、通常、作業者はバネ部(フィン
ガ)のエッジを把持して作業することが多いためバネ部
(フィンガ)のエッジのみに保護材を設け該保護材がバ
ネ部の被押圧面よりも内方向に没する構成としてもよ
く、この場合も作業者の手や指を保護すると共に電磁波
シールド能を低下させないという効果が得られる。この
とき、第1、第2、第4実施例のようにバネ部が複数の
フィンガにより構成されている場合、フィンガのエッジ
のうち先端の辺以外の辺のエッジのみに保護材を設けて
もよい。フィンガの先端の辺のエッジは作業者の手や指
に接触する機会が少ないため、この部分には保護材を特
に設けなくても本発明の効果を損ねることはない。
【0039】また、例えば第1実施例のフィンガ5の被
押圧部分5bに突条のリブを設けてこのリブを被押圧面
としてもよい。この場合、リブと保護材6との段差が一
層大きくなるため、フィンガ5はコンピュータ装置の蓋
92と一層密着して固定され、より一層確実に電磁波シ
ールド能を発揮しうる。
【0040】更に、保護材として導電性材料を用いても
よい。この場合には例えば第1実施例において保護材6
とフィンガ5の被押圧部分5bとの段差が不十分なため
保護材6とコンピュータ装置の蓋92とが接触したとし
ても、両者は導通可能であるから電磁波シールド能を維
持することができる。ここで導電性材料としては、例え
ば、熱可塑性合成繊維と導電性繊維とを混合抄造して紙
状物となし、これを例えば加熱ロールによって熱融着さ
せてフィルム状にした熱可塑性樹脂マトリックスからな
る導電性フィルムや、ステンレススチール繊維、炭素繊
維、導電加工された有機繊維(例えばアクリル繊維に染
色工程で銅イオンを拡散した繊維)等の導電性繊維など
を用いることができる。
【0041】更にまた、保護材の材質は、エラストマの
ほか、紙、発泡材、布、プラスチックフィルム、スポン
ジ等作業者の手や指を傷つけるおそれのない材質であれ
ば使用することができる。一方、バネ材の材質は、ステ
ンレス鋼のほか、ベリリウム銅、リン青銅等バネ性を有
する金属薄板を使用することができる。また、アルミ箔
等のバネ性の低いものでもよいが、この場合弾性材料を
用いて保護材を形成し、しかも保護材をバネ材の基部か
らバネ部にわたって設けることにより、アルミ箔等のバ
ネ性を保護材の弾性力により補助することが好ましい。
【0042】加えて、電磁波シールド材のバネ材と保護
材とを取り外し可能な構成としてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1実施例の電磁波シールド材の説明図であ
り、図1(a)は平面図、図1(b)は正面図、図1
(c)は左側面図、図1(d)は底面図、図1(e)は
背面図である。
【図2】 第1実施例の電磁波シールド材の説明図であ
り、図2(a)は図1(b)のA−A断面図、図2
(b)は図1(c)のB−B断面図である。
【図3】 第1実施例の電磁波シールド材の使用説明図
である。
【図4】 第2実施例の電磁波シールド材の説明図で有
り、図4(a)は斜視図、図4(b)は展開図、図4
(c)は図4(b)のC−C断面図である。
【図5】 第3実施例の電磁波シールド材の説明図であ
り、図5(a)は斜視図、図5(b)は展開図、図5
(c)は図5(b)のD視図である。
【図6】 第3実施例の変形例の横断面図である。
【図7】 第4実施例の電磁波シールド材の斜視図であ
る。
【符号の説明】 1・・・電磁波シールド材、 2・・・バ
ネ材、3・・・固定穴、 4・
・・基部、4a・・・低段部分、
4b・・・高段部分、5・・・フィンガ、
5a・・・低段部分、5b・・・被押圧部
分、 6・・・保護材、7・・・基部
保護部、 8・・・フィンガ保護
部、9・・・角穴、

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1導電体と第2導電体との間隙に配設
    され、両導電体に当接し電磁波がその間隙を通過するの
    を防止する電磁波シールド材において、 前記第1導電体に固定される固定面を有する基部、及
    び、前記第2導電体に押圧され該第2導電体を付勢する
    被押圧面を有するバネ部を備えた導電性のバネ材と、 前記バネ材のバネ部のエッジからはみ出すと共に前記バ
    ネ部の被押圧面よりも内方向に没して形成された保護材
    と、 を備えたことを特徴とする電磁波シールド材。
  2. 【請求項2】 前記バネ材は、平板状の基部、及び、そ
    の基部の一方の側縁から基部の上方を覆うように屈曲さ
    れた複数のフィンガからなるバネ部を備え、 前記保護材は、前記フィンガのエッジのうち少なくとも
    先端の辺以外の辺のエッジからはみ出して形成されたこ
    とを特徴とする請求項1記載の電磁波シールド材。
  3. 【請求項3】 前記保護材は、更に前記バネ材の基部の
    エッジからはみ出すと共に前記基部の固定面よりも内方
    向に没して形成されたことを特徴とする請求項1又は2
    記載の電磁波シールド材。
  4. 【請求項4】 前記保護材は導電性材料からなることを
    特徴とする請求項1〜3のいずれか記載の電磁波シール
    ド材。
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