JPH0899475A - 熱転写シート - Google Patents
熱転写シートInfo
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- JPH0899475A JPH0899475A JP6259020A JP25902094A JPH0899475A JP H0899475 A JPH0899475 A JP H0899475A JP 6259020 A JP6259020 A JP 6259020A JP 25902094 A JP25902094 A JP 25902094A JP H0899475 A JPH0899475 A JP H0899475A
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Abstract
せず、高品質の画像を与える熱転写シートを提供するこ
と。 【構成】 基材シートの一方の面に熱転写色材層を有
し、他方の面に、片末端イソシアネートの長鎖アルキル
変性体と熱可塑性樹脂との反応物からなる耐熱滑性層を
有することを特徴とする熱転写シート。
Description
に詳しくは特定の材料からなる優れた耐熱滑性層を有
し、印画時に皺が発生せず、高品質の画像を与える熱転
写シートに関する。
テルフイルム等の一方の面に昇華性染料とバインダーと
からなる染料層を設けた昇華型熱転写シートと、該染料
層の代わりに顔料とワックスとからなるインキ層を設け
た熱溶融型の熱転写シートが知られている。これらの熱
転写シートはその背面からサーマルヘッドによって画像
状に加熱され、染料層の染料又はインキ層を被転写材に
転写させ画像を形成するものである。
シートは、その背面からサーマルヘッドによって画像状
に加熱して色材層を被転写材に転写させて画像を形成す
る。更に従来の熱転写シートにおいて基材フイルムとし
てプラスチックフイルムの様にプラスチックの持つ融点
以上の温度で溶融する材料を用いる場合には、画像形成
時にサーマルヘッドが融着してサーマルヘッドの剥離及
びスリップ性が損なわれたり、基材フイルムが破れたり
する等の問題が発生した。この様な問題を解決する為
に、基材フイルムの色材層面と反対の面に滑剤や無機又
は有機の微粉末を含む耐熱滑性層を形成することが提案
されている。
マルヘッドに対する滑り性が確保出来、被転写材の全面
又はそれに近い大きさの画像を形成する場合には、画像
形成時に皺は発生しなかった。ところが、印画部と非印
画部とが同一ライン上に存在する場合、両者の間に滑り
(摩擦係数)の差が発生し、印画皺が発生するという問
題があった。従って、本発明の目的は、優れた耐熱滑性
層を有し、印画時に皺が発生せず、高品質の画像を与え
る熱転写シートを提供することである。
によって達成される。即ち、本発明は、基材シートの一
方の面に熱転写色材層を有し、他方の面に、片末端イソ
シアネートの長鎖アルキル変性体と熱可塑性樹脂との反
応物からなる耐熱滑性層を有することを特徴とする熱転
写シートである。
性した熱可塑性樹脂から形成することによって、印画字
にサーマルヘッドの滑り性が良好となり、更に印画部と
非印画部との滑り(摩擦係数)の差が小さくなることか
ら、印画時に皺が発生せず、高品質の画像を与える熱転
写シートが提供される。
発明を更に詳しく説明する。本発明の熱転写シートで使
用する基材シートとしては、従来公知のある程度の耐熱
性と強度を有するものであればいずれのものでもよく、
例えば、0.5〜50μm、好ましくは3〜10μm程
度の厚さの紙、各種加工紙、ポリエチレンテレフタレー
トフイルム、1,4−ポリシクロヘキシレンジメチレン
テレフタレートフイルム、ポリエチレンナフタレートフ
イルム、ポリフェニレンサルファイドフイルム、ポリエ
チレンフイルム、ポリプロピレンフイルム、ポリサルホ
ンフイルム、アラミドフイルム、ポリカーボネートフイ
ルム、ポリビニルアルコールフイルム、酢酸セルロース
等のセルロース誘導体、ポリスチレンフイルム、ポリ塩
化ビニルフイルム、ナイロンフイルム、ポリイミドフイ
ルム、アイオノマーフイルム等であり、それらの中でも
特に好ましいものはポリエチレンテレフタレートフイル
ム(ポリエステルフイルム)であり、又、これらの樹脂
フイルムとコンデンサー紙、パラフィン紙等の紙類、不
織布等との複合体であってもよい。又、必要に応じてこ
れらのフイルムの一方の面又は両面に夫々プライマー層
や接着層を形成することも好ましい。これらの基材シー
トは枚葉式でも巻き取りで供給される連続フイルムであ
ってもよく、用途に応じた材料を選択することが出来
る。
熱滑性層は、片末端イソシアネートの長鎖アルキル変性
体と熱可塑性樹脂との反応物を必須成分として形成す
る。上記熱可塑性樹脂としてはイソシアネート基と反応
する官能基を有するものであれば特に限定されないが、
好ましくは水酸基を有する熱可塑性樹脂である。該熱可
塑性樹脂としては、ポリエステル樹脂、ポリウレタン樹
脂、ポリエーテル樹脂、部分鹸化ポリ酢酸ビニル樹脂、
アクリル樹脂、ポリビニアセタール樹脂等が挙げられ
る。これらの中で特に好ましい樹脂はアクリルポリオー
ル等のアクリル樹脂及びポリビニルブチラール、ポリビ
ニルアセトアセタール等のポリビニルアセタール樹脂で
ある。
は、単官能の長鎖アルキルアルコール又はアミンに対し
てポリイソシアネート化合物をイソシアネート基が少な
くとも1個残る比率で反応させて得られる長鎖アルキル
イソシアネート化合物を使用する方法、及び長鎖アルキ
ルモノイソシアネート化合物を使用する方法が挙げられ
る。長鎖アルキルアルコール(又はアミン)としては、
例えば、デシルアルコール(又はアミン)、ウンデシル
アルコール(又はアミン)、ラウリルアルコール(又は
アミン)、トリデシルアルコール(又はアミン)、テト
ラデシルアルコール(又はアミン)、ペンタデシルアル
コール(又はアミン)、セチルアルコール(又はアミ
ン)、ヘプタデシルアルコール(又はアミン)、オクタ
デシルアルコール(又はアミン)、ノナデシルアルコー
ル(又はアミン)、エイコシルアルコール(又はアミ
ン)、ドコシルアルコール(又はアミン)、トリコシル
アルコール(又はアミン)、ペンタコシルアルコール
(又はアミン)、ヘキサコシルアルコール(又はアミ
ン)、ヘプタコシルアルコール(又はアミン)、オクタ
コシルアルコール(又はアミン)等が挙げられ、これら
の中でも特に炭素数12〜30のアルキルアルコール
(又はアミン)、特にオクタデシルアルコール(又はア
ミン)が好ましく使用される。炭素数が12未満である
と得られる変性樹脂の離型性が十分ではなく、一方、炭
素数が30を越えると、高分子化に伴うゲル化や熱可塑
性樹脂との反応性の低下が生じたり、変性された樹脂か
らなる耐熱滑性層の基材シートに対する密着性が劣る。
ト化合物とは、2個以上のイソシアネート基を有する化
合物のことであり、従来のポリウレタン系樹脂等に関す
る技術において使用されているポリイソシアネート化合
物はいずれも使用出来るものであり、例えば、2,4−
トリレンジイソシアネート、2,6−トリレンジイソシ
アネート及びこの両者の混合物、4,4−ジフェニルメ
タンジイソシアネート、m−フェニレンジイソシアネー
ト、4,4−ビフェニルジイソシアネート等の芳香族ジ
イソシアネート、及びテトラメチレンジイソシアネー
ト、ヘキサメチレンジイソシアネート、オクタメチレン
ジイソシアネート等の脂肪族ジイソシアネート、キシレ
ンジイソシアネート等の芳香脂肪族等が挙げられ、又、
トリイソシアネートとしては、4,4´,4″−トリフ
ェニルメタントリイソシアネート、2,4,4´−ビフ
ェニルトリイソシアネート、2,4,4´−ジフェニル
メタントリイソシアネート等が挙げられる。
アルキル化合物としては、例えば、デシルイソシアネー
ト、ウンデシルイソシアネート、ラウリルイソシアネー
ト、トリデシルイソシアネート、テトラデシルイソシア
ネート、ペンタデシルイソシアネート、セチルイソシア
ネート、ヘプタデシルイソシアネート、オクタデシルイ
ソシアネート、ノナデシルイソシアネート、エイコシル
イソシアネート、ドコシルイソシアネート、トリコシル
イソシアネート、ペンタコシルイソシアネート、ヘキサ
コシルイソシアネート、ヘプタコシルイソシアネート、
オクタコシルイソシアネート等が挙げられ、これらの中
でも特に炭素数12〜30のアルキルイソシアネート、
特にオクタデシルイソシアネートが好ましく使用され
る。
脂とイソシアネート化合物とを不活性溶剤中で必要に応
じて触媒の存在下に反応させることによって行われる。
樹脂のアルキル変性率は、樹脂の水酸基の1〜70%で
あり、好ましくは1〜50%の範囲である。アルキル変
性率が低過ぎると、本発明の効果が充分ではなく、一
方、変性率が高過ぎると、後のポリイソシアネートによ
る樹脂の架橋が不十分となる。本発明における耐熱滑性
層は上記のアルキル変性樹脂単独から形成してもよく、
又、未変性の前記水酸基含有樹脂との混合物として使用
してもよく、更に従来耐熱滑性層用の樹脂として使用さ
れている水酸基を含有しない樹脂との混合物として使用
してもよい。他の樹脂と混合して使用する場合には、全
樹脂中でアルキル変性樹脂が5重量%以上を占めること
が好ましい。
には、基材フイルムとの密着性及び耐熱滑性層の耐熱性
を向上させる為に上記樹脂を架橋させることが好まし
い。架橋する方法としては耐熱滑性層用樹脂中に多環能
のモノマーやオリゴマーを含有させておき、後に紫外線
や電子線或は熱によって架橋させる方法や、樹脂中の水
酸基を使用してポリイソシアネート化合物により架橋さ
せる方法があり、後者の方法がより好ましい。この場
合、特にアルキル変性樹脂単独では架橋点が少なく、そ
れのみでの硬化では耐熱性に欠ける為、前述の如くアル
キル変性樹脂の他に、更にイソシアネート反応性の樹脂
を混合しておくことが望ましい。ポリイソシアネート化
合物で架橋させる場合には耐熱滑性層用塗工液に適当量
のポリイソシアネート化合物を添加して常法により塗布
及び乾燥後、適当な温度に加熱することにより架橋した
耐熱滑性層を形成することが出来る。架橋剤として好ま
しく使用されるポリイソシアネート化合物としては、例
えば、タケネート(武田薬品製)、バーノック(大日本
インキ化学製)、コロネート(日本ポリウレタン製)、
ジュラネート(旭化成工業製)、ディスモジュール(バ
イエル製)等の商品名で入手される各種ポリイソシアネ
ートが挙げられる。
樹脂100重量部に対して5〜200重量部の範囲で使
用され、当量比(NCO/OH)では0.6〜2.0の
範囲が好ましい。ポリイソシアネート化合物の使用量が
低過ぎると形成される耐熱滑性層の耐熱性が充分ではな
く、一方、ポリイソシアネート化合物の使用量が多すぎ
ると、形成される耐熱滑性層の収縮が制御困難であり、
又、硬化時間が長期化し、未反応のNCO基が耐熱滑性
層中に残存し、大気中の水分と反応する等の不都合が生
じる。
熱滑性層中に、熱離型性を有する滑剤及び充填剤の少な
くとも1種を含有させることが好ましい。本発明で使用
する滑剤としては、例えば、リン酸エステル系界面活性
剤、ジメチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロ
キサン、ポリエチレンワックス、モンタンワックス、脂
肪酸アミド、脂肪酸エステル、長鎖脂肪族化合物、低分
子量ポリプロピレン、酸化エチレンと酸化プロピレンと
の共重合体、脂肪酸塩類とポリエーテル化合物の縮合
物、パーフルオロアルキルエチレンオキシド付加物、長
鎖アルキルスルホン酸ナトリウム塩、ソルビタン酸エス
テル系等の非イオン系界面活性剤等の少なくとも1種が
使用される。
重量部当たり1〜100重量部であり、好ましくは2〜
50重量部である。滑剤の添加量が少ないと、サーマル
ヘッドに対する熱離型性が充分ではなく、印字皺やヘッ
ド滓、スティッキングの原因となり、一方、添加量が多
すぎる場合には、熱転写シートを巻き取りで保存する
際、対向する熱転写色材層の染料が耐熱滑性層に移行し
たり、印画品質が低下し、逆に耐熱滑性層の滑剤が熱転
写色材層に移行する為に、充分な熱離型性が得られず、
印字皺やヘッド滓等が生じたり、印画物の色再現性にま
で影響を及ぼすこといがある。尚、滑剤としてリン酸エ
ステル系界面活性剤を用いる場合、特に酸性を有するも
のについては、水酸化マグネシウムや酸化マグネシウム
等の無機系中和剤やトリエタノールアミン等の有機系中
和剤を併用することが望ましい。
滑性及び離型性に優れ、サーマルヘッドの走行性が良好
であり、熱転写シートのスティッキング、皺、破損等が
発生せず、サーマルヘッドの磨耗が少ない良好な耐熱滑
性層を与えるのに必要な量で使用することが好ましい。
その為に適度な硬度を有するフイラーを選択することが
好ましい。無機充填剤の例としては、例えば、タルク、
カオリン、クレー、水酸化マグネシウム、炭酸カルシウ
ム、炭酸マグネシウム、沈降性硫酸バリウム、ハイドロ
タルサイト等が挙げられるが、好ましくは、タルク、カ
オリン、クレー等のへきかい性を有し、適度な硬度を有
するものが良い。
ンパウダーやテフロンフィラー等の滑性を有するものが
好ましい。尚、これらの充填剤の平均粒径は、0.01
〜10μm、好ましくは0.1〜5μm程度であり、上
記充填剤を耐熱滑性層に添加することにより、該層の表
面を粗面化し、又、サーマルヘッドとの接点を少なくす
ることにより摩擦係数が低下し、滑性を付与することが
出来る。更に耐熱滑性層の表面の粗面化により、巻き取
り時の皺の低減等、加工適性も向上する。
は、上記の材料を塗工適性に合う様に選択したアセト
ン、メチルエチルケトン、トルエン、キシレン等の溶剤
や水に溶解、或は分散させて塗工液を作成し、この塗工
液をグラビアコーター、ロールコーター、ワイヤーバー
等の慣用の塗工手段で塗布、乾燥及び固化させて成膜す
る方法が挙げられる。その塗工量、即ち耐熱滑性層の厚
さは固形分基準で3.0g/m2 以下が良く、好ましく
は0.1〜1.0g/m2 の厚さで十分な性能をもつ耐
熱滑性層を形成することが出来る。尚、耐熱滑性層用塗
工液を塗布し、乾燥後にも未反応のイソシアネート基が
その層中に残存している場合が多いので、反応を完結さ
せる為に加熱又は熟成処理を施するのが好ましい。又、
耐熱滑性層を形成する前に、基材フイルム上にプライマ
ー層を設けておくことも有効である。
としては、昇華型熱転写シートの場合には昇華性の染料
を含む層を形成し、一方、熱溶融型の熱転写シートの場
合には顔料で着色したワックスインキ層を形成する。以
下昇華型熱転写シートの場合を代表例として説明する
が、本発明は昇華型熱転写シートにのみ限定されるもの
ではない。昇華型の熱転写色材層に用いられる染料とし
ては、従来、公知の熱転写用シートに使用されている染
料はいずれも本発明に使用可能であり、特に限定されな
い。
ルメタン系、トリアリールメタン系、チアゾール系、メ
ロシアニン等のメチン系、インドアニリン系、アセトフ
ェノンアゾメチン、ピラゾロアゾメチン、イミダゾルア
ゾメチン、ピリドンアゾメチン等のアゾメチン系、キサ
ンテン系、オキサジン系、ジシアノスチレン、トリシア
ノスチレンに代表されるシアノメチレン系、チアジン
系、アジン系、アクリジン系、ベンゼンアゾ系、そして
ピリドンアゾ、チオフェンアゾ、イソチアゾールアゾ、
ピロールアゾ、ピラゾールアゾ、イミダゾールアゾ、チ
アジアゾールアゾ、トリアゾールアゾ、ジスアゾ等のア
ゾ系、スピロピラン系、インドリノスピロピラン系、フ
ルオラン系、ローダミンラクタム系、ナフトキノン系、
アントラキノン系、キノフタロン系等が挙げられる。
エロー 51、3、54、79、60、23、7、14
1 C.I.ディスパースブルー 24、56、14、30
1、334、165、19、72、87、287、15
4、26、354 C.I.ディスパースレッド 135、146、59、
1、73、60、167 C.I.ディスパースオレンジ 149 C.I.ディスパースバイオレット 4、13、26、
36、56、31 C.I.ソルベントイエロー 56、14、16、29 C.I.ソルベントブルー 70、36、63、36、
50、49、111、105、97、11 C.I.ソルベントレッド 135、81、18、2
5、19、23、24、143、146、182 C.I.ソルベントバイオレッド 13 C.I.ソルベントブラック 3 C.I.ソルベントグリーン 3
リリアントイエローS−6GL(サンド製、ディスパー
スイエロー 231)、マクロレックスイエロー6G
(バイエル製、ディスパースイエロー 201)、マゼ
ンダ染料として、MS−RED−G(三井東圧製、ディ
スパースレッド 60)、マクロレックスレッドバイオ
レットR(バイエル製、ディスパースバイオレッド 2
6)、シアン染料として、カヤセットブルー714(日
本化薬製、ソルベントブルー 63)、フォロンブリリ
アントブルーS−R(サンド製、ディスパースブルー3
54)、ワクソリンブルーAR−FW(ICI製、ソル
ベントブルー 36)等が挙げられる。
樹脂として好ましいものを例示すれば、エチルセルロー
ス、ヒドロキシエチルセルロース、エチルヒドロキシセ
ルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、メチルセル
ロース、酢酸セルロース、酢酪酸セルロース等のセルロ
ース系樹脂、ポリビニルアルコール、ポリ酢酸ビニル、
ポリビニルブチラール、ポリビニルアセタール、ポリビ
ニルピロリドン等のビニル系樹脂、ポリ(メタ)アクリ
レート、ポリ(メタ)アクリルアミド等のアクリル系樹
脂、ポリウレタン系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリエス
テル系樹脂等が挙げられるが、これらの中では、セルロ
ース系、ビニル系、アクリル系、ポリウレタン系及びポ
リエステル系等の樹脂が耐熱性、染料の移行性等の点か
ら好ましいものである。
に、以上の如き染料及びバインダーに必要に応じて添加
剤、例えば、離型剤やフィラー等を加えたものを、トル
エン、メチルエチルケトン、エタノール、イソプロピル
アルコール、シクロヘキサノン、DMF等の適当な有機
溶剤に溶解したり或いは有機溶剤や水に分散した分散体
を、例えば、グラビア印刷法、スクリーン印刷法、グラ
ビア版を用いたリバースロールコーティング印刷法等の
手段により塗布及び乾燥して形成することが出来る。こ
の様にして形成する染料層は0.2〜5.0μm、好ま
しくは0.4〜2.0μm程度の厚さであり、又、染料
層中の昇華性染料は、染料層の重量の5〜90重量%、
好ましくは10〜70重量%の量で存在するのが好適で
ある。形成する染料層は所望の画像がモノカラーである
場合は前記染料のうちから1色を選んで形成し、又、所
望の画像がフルカラー画像である場合には、例えば、適
当なシアン、マゼンタ及びイエロー(更に必要に応じて
ブラック)を選択して、イエロー、マゼンタ及びシアン
(更に必要に応じてブラック)の染料層を形成する。
形成する為に使用する受像シートは、その記録面が前記
の染料に対して染料受容性を有するものであればいかな
るものでもよく、又、染料受容性を有しない紙、金属、
ガラス、合成樹脂等である場合には、その少なくとも一
方の表面に染料受容層を形成すればよい。又、熱溶融型
の熱転写シートの場合には、被転写材は特に限定され
ず、通常の紙やブラスチックフイルムであってもよい。
上記の熱転写シート及び上記の如き受像シートを使用し
て熱転写を行う際に使用するプリンターとしては公知の
熱転写プリンターがそのまま使用可能であり、特に限定
されない。
明を更に具体的に説明する。尚、文中、部又は%とある
のは特に断りの無い限り重量基準である。 参考例1(離型性樹脂の合成例) メチルメタクリレート625部、2−ヒドロキシエ
チルメタクリレート361部、メタクリレートを14
部、そしてアゾビスイソブチロニトリル1.5部及びメ
チルエチルケトン2,000部とを、還流管及び撹拌機
を具備し、窒素置換したセバラブルフラスコに入れ、窒
素気流下85℃で5時間反応させた。その後、アゾビス
イソブチロニトチルを1.5部添加して3時間反応させ
てアクリルポリマー溶液を得た。
キサメチレンジイソシアネート383部及びトルエン/
メチエチルケトン(重量比1:1)2,000部とを還
流管及び撹拌機を具備したフラスコに入れ、60℃で3
時間反応させて、オクタデシルイソシアネート(OD
I)溶液を得た。 で得られたアクリルポリマー321部とで得ら
れたODI79部、そしてトルエン/メチエチルケトン
(1:1)600部とを還流管及び撹拌機を具備したフ
ラスコに入れ、60℃で5時間反応させた。生成したO
DI変性アクリルポリマー溶液は約40重量%の濃度で
あった。
部、上記のODI3部及びトルエン/メチエチルケトン
(1:1)927部とを還流管及び撹拌機を具備し、窒
素置換したフラスコに入れ、窒素気流下60℃で5時間
反応させた。生成したODI変性ポリビニルアセトアセ
タール樹脂溶液は約10重量%の濃度であった。
リエステルフイルムに下記の耐熱滑性層用塗工液Aを乾
燥時約1.0μm厚になる様に塗布及び乾燥し、更に加
熱熟成して硬化処理を行い、耐熱滑性層を形成した。塗工液A組成 ポリビニルブチラール樹脂(積水化学製、エスレックBX−1) 1.8部 ODI変性アクリル樹脂(参考例1) 1.8部 ポリイソシアネート(大日本インキ化学製、バーノックD−750−45) 12.4部 燐酸エステル系界面活性剤(第一工業製薬製、プライサーフA−208s) 2.2部 燐酸エステル系界面活性剤(東邦化学製、フォスファノールRD720) 0.3部 タルク(日本タルク製、ミクロエースP−3) 0.2部 メチルエチルケトン 25.7部 トルエン 25.7部
下記組成染料層形成用インキを乾燥時厚みが1.2g/
m2 になる様に、グラビアコーターにより塗布し、乾燥
温度100〜110℃、乾燥フード内滞留時間30秒の
条件で乾燥して染料層を形成して本発明の熱転写シート
を得た。インキ組成 MS−RED−G(三井東圧製、C.I.ディスパーズレッド60) 2.0部 マクロレックスレッドバイオレットR(バイエル社製、C.I.ディスパー ズバイオレット26) 1.5部 ポリビニルアセトアセタール樹脂(積水化学製、KS−5) 3.5部 メチルエチルケトン 46.5部 トルエン 46.5部
を用いた他は実施例1と同様にして本発明の熱転写シー
トを得た。塗工液B組成 ポリビニルブチラール樹脂(積水化学製、エスレックBX−1) 1.8部 ODI変性ポリビニルアセタール樹脂(参考例2) 1.8部 ポリイソシアネート(大日本インキ化学製、バーノックD−750−45) 17.4部 燐酸エステル系界面活性剤(第一工業製薬製、プライサーフA−208S) 2.2部 燐酸エステル系界面活性剤(東邦化学製、フォスファノールRD720) 0.3部 タルク(日本タルク製、ミクロエースP−3) 0.2部 メチルエチルケトン 29.9部 トルエン 29.9部
を用いた他は実施例1と同様にして本発明の熱転写シー
トを得た。塗工液C組成 ODI変性アクリル樹脂(参考例1) 3.6部 ポリイソシアネート(大日本インキ化学製、バーノックD−750−45) 5.5部 燐酸エステル系界面活性剤(第一工業製薬製、プライサーフA−208S) 1.5部 燐酸エステル系界面活性剤(東邦化学製、フォスファノールRD720) 0.3部 タルク(日本タルク製、ミクロエースP−3) 0.2部 メチルエチルケトン 18.2部 トルエン 18.2部
を用いた他は実施例1と同様にして本発明の熱転写シー
トを得た。塗工液D組成 ODI変性ポリビニルアセトアセタール樹脂樹脂(参考例2) 3.6部 ポリイソシアネート(大日本インキ化学製、バーノックD−750−45) 15.4部 燐酸エステル系界面活性剤(第一工業製薬製、プライサーフA−208s) 1.5部 燐酸エステル系界面活性剤(東邦化学製、フォスファノールRD720) 0.3部 タルク(日本タルク製、ミクロエースP−3) 0.2部 メチルエチルケトン 26.5部 トルエン 26.5部
を用いた他は実施例1と同様にして本発明の熱転写シー
トを得た。塗工液E組成 ポリビニルブチラール樹脂(積水化学製、エスレックBX−1) 9.6部 ODI変性ポリビニルアセタール樹脂(参考例2) 1.8部 燐酸エステル系界面活性剤(第一工業製薬製、プライサーフA−208S) 2.2部 燐酸エステル系界面活性剤(東邦化学製、フォスファノールRD720) 0.3部 タルク(日本タルク製、ミクロエースP−3) 0.2部 メチルエチルケトン 34.7部 トルエン 34.7部
を用いた他は実施例1と同様にして比較例の熱転写シー
トを得た。塗工液F組成 ポリビニルブチラール樹脂(積水化学製、エスレックBX−1) 3.6部 ポリイソシアネート(大日本インキ化学製、バーノックD−750−45) 19.2部 燐酸エステル系界面活性剤(第一工業製薬製、プライサーフA−208S) 2.9部 燐酸エステル系界面活性剤(東邦化学製、フォスファノールRD720) 0.3部 タルク(日本タルク製、ミクロエースP−3) 0.2部 メチルエチルケトン 33.0部 トルエン 33.0部
トに重ね、図1に示す様にサーマルヘッド1とプラテン
ロール2との間に挟み、サーマルヘッドの上から2,0
00gの荷重を掛け、次に受像シートを固定し、熱転写
シートを引っ張り試験機(テンシロン、オリエンテック
製)で矢印方向に一定速度(500mm/min)で引
っ張り、印画時(サーマルヘッドに通電した時)の摩擦
力:F1(gf)と非印画時(サーマルヘッドに通電し
ない時)の摩擦力:F2 (gf)を測定した。通電時の
印画条件は、電圧13.5V、パルス幅:1ms、記録
周期:2.0ms/line、記録エネルギー:3.0
J/cm2 とした。印画時と非印画時の動摩擦係数:μ
1及びμ2は、μ1、2=F1、 2/2,000で求めら
れる。結果を下記表1に示す。
トに重ね、市販のビデオプリンターのサーマルヘッドの
押圧が偏在になる様に調整し、印字皺が発生し易い様に
して、パターンジェネレーター(CG−931、KEN
WOOD製)で淡色ベタを30℃80RHの環境下で印
字して皺の発生具合を観察した。結果を下記表1に示
す。
効果を有する長鎖アルキル変性された熱可塑性樹脂、又
は該樹脂と他の熱可塑性樹脂とを混合して用いることに
よって、印字時と非印字時との滑り(摩擦係数)の差を
少なくし、印画皺の発生を無くすることが出来る。
Claims (10)
- 【請求項1】 基材シートの一方の面に熱転写色材層を
有し、他方の面に、片末端イソシアネートの長鎖アルキ
ル変性体と熱可塑性樹脂との反応物からなる耐熱滑性層
を有することを特徴とする熱転写シート。 - 【請求項2】 片末端イソシアネートの長鎖アルキル変
性体が、炭素数12〜30の高級アルコール又は高級ア
ミンと、2個以上のイソシアネート基を有するポリイソ
シアネートとの反応物である請求項1に記載の熱転写シ
ート。 - 【請求項3】 片末端イソシアネートの長鎖アルキル変
性体と反応し得る熱可塑性樹脂が、水酸基を有する樹脂
である請求項1に記載の熱転写シート。 - 【請求項4】 片末端イソシアネートの長鎖アルキル変
性体が、ステアリルアルコールとヘキサメチレンジイソ
シアネートとの反応物である請求項1に記載の熱転写シ
ート。 - 【請求項5】 片末端イソシアネートの長鎖アルキル変
性体が、ステアリルアミンとヘキサメチレンジイソシア
ネートとの反応物である請求項1に記載の熱転写シー
ト。 - 【請求項6】 片末端イソシアネートの長鎖アルキル変
性体と反応し得る熱可塑性樹脂が、ポリビニルアセター
ル樹脂又はアクリル樹脂である請求項1に記載の熱転写
シート。 - 【請求項7】 耐熱滑性層が、片末端イソシアネートの
長鎖アルキル変性体と熱可塑性樹脂との反応物を更にポ
リイソシアネートで架橋させた架橋体である請求項1に
記載の熱転写シート。 - 【請求項8】 耐熱滑性層が、片末端イソシアネートの
長鎖アルキル変性体と熱可塑性樹脂との反応物に加え
て、未変性のポリビニルアセタール樹脂及びアクリル樹
脂の少なくとも1種から選択される樹脂を含有し、更に
ポリイソシアネートにより架橋されている請求項1に記
載の熱転写シート。 - 【請求項9】 耐熱滑性層が、更に熱離型性を有する滑
剤及び充填剤の少なくとも1種を含有している請求項1
に記載の熱転写シート。 - 【請求項10】 熱転写色材層が、昇華性染料層又は熱
溶融性インク層である請求項1に記載の熱転写シート。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25902094A JP3431312B2 (ja) | 1994-09-29 | 1994-09-29 | 熱転写シート |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25902094A JP3431312B2 (ja) | 1994-09-29 | 1994-09-29 | 熱転写シート |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0899475A true JPH0899475A (ja) | 1996-04-16 |
| JP3431312B2 JP3431312B2 (ja) | 2003-07-28 |
Family
ID=17328241
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP25902094A Expired - Fee Related JP3431312B2 (ja) | 1994-09-29 | 1994-09-29 | 熱転写シート |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3431312B2 (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009166265A (ja) * | 2008-01-11 | 2009-07-30 | Sony Corp | 熱転写シートおよび熱転写シートの製造方法 |
| JP2011025572A (ja) * | 2009-07-27 | 2011-02-10 | Dainippon Printing Co Ltd | 熱転写シート |
| JP2012057117A (ja) * | 2010-09-13 | 2012-03-22 | Toyo Ink Sc Holdings Co Ltd | 粘着剤及びそれを用いた粘着フィルム |
| JP2012057116A (ja) * | 2010-09-13 | 2012-03-22 | Toyo Ink Sc Holdings Co Ltd | 粘着剤及びそれを用いた粘着フィルム |
-
1994
- 1994-09-29 JP JP25902094A patent/JP3431312B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009166265A (ja) * | 2008-01-11 | 2009-07-30 | Sony Corp | 熱転写シートおよび熱転写シートの製造方法 |
| JP2011025572A (ja) * | 2009-07-27 | 2011-02-10 | Dainippon Printing Co Ltd | 熱転写シート |
| JP2012057117A (ja) * | 2010-09-13 | 2012-03-22 | Toyo Ink Sc Holdings Co Ltd | 粘着剤及びそれを用いた粘着フィルム |
| JP2012057116A (ja) * | 2010-09-13 | 2012-03-22 | Toyo Ink Sc Holdings Co Ltd | 粘着剤及びそれを用いた粘着フィルム |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3431312B2 (ja) | 2003-07-28 |
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