JPH09102245A - レバースイッチ - Google Patents

レバースイッチ

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JPH09102245A
JPH09102245A JP7282484A JP28248495A JPH09102245A JP H09102245 A JPH09102245 A JP H09102245A JP 7282484 A JP7282484 A JP 7282484A JP 28248495 A JP28248495 A JP 28248495A JP H09102245 A JPH09102245 A JP H09102245A
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JP7282484A
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English (en)
Inventor
Tetsuo Yamamoto
哲生 山本
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
Original Assignee
Sumitomo Wiring Systems Ltd
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Publication date
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Priority to EP96109599A priority patent/EP0750274A3/en
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 小型化と分解能の向上を両立させる。 【解決手段】 円状に配した複数のセレクト用固定接点
4の上方には周方向に連続したリンク状の可動接点13
が設けられ、操作レバー40の傾動操作によって可動接
点13がセレクト用固定接点4に接触する。可動接点を
各固定接点毎に個別に設けた場合とは異なり、各固定接
点を囲むように立ち上がって可動接点を支持する弾性撓
み部が存在しない。したがって、周方向におけるセレク
ト用固定接点4同士の間隔を狭めることが可能となり、
小型化と分解能向上とを両立させることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、操作レバーの傾動
操作によって作動させるレバースイッチに関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来、レバースイッチとして、図9及び
図10に示すものがある。プリント基板70には複数の
固定接点71が円状に配されると共に、この固定接点7
1の上方には可動接点72が配され、さらに、可動接点
72の上方には作動ピン73が配されている。固定接点
71の配置円の中心位置に設けた操作レバー74を傾動
操作すると、フランジ75が傾いて作動ピン73を押し
下げ、可動接点72が固定接点71に接触する。
【0003】かかるレバースイッチにおいては、各固定
接点71に対して夫々可動接点72が個別に設けられ、
対応する可動接点72が接離することによって固定接点
71が短絡されるようになっている。したがって、各固
定接点71に対して所定の可動接点72が位置決めされ
た状態に保たれる必要がある。
【0004】その手段として、プリント基板70に装着
したゴム製のスイッチカバー76に、各固定接点71を
独立して包囲するように伏せ碗形をなす弾性撓み部77
を形成し、各弾性撓み部77の裏面に夫々可動接点72
を固着した構成となっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このように複数の可動
接点72を各固定接点71に対応させて設ける場合に
は、周方向に隣り合う可動接点72同士の間に弾性撓み
部77を形成するためのスペースが必要であるため、操
作方向の分解能を上げようとすると必然的に固定接点7
1の配置円の径も大きくなり、全体に大型化することに
なる。小型化を図るためには固定接点71の配置円の径
を小さくすることになるが、このようにすると固定接点
71の数を減らさなければならず、操作方向の分解能が
低下することになる。
【0006】本願発明は上記事情に鑑みて創案されたも
のであって、小型化と分解能の向上とを両立させること
が可能なレバースイッチを提供することを目的とするも
のである。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、回路
基板上に複数の電極によって一組をなす固定接点を複数
組円状に配して設けると共に、この固定接点に対して接
離可能な可動接点を設け、固定接点の配置円の中心に配
した操作レバーの傾動動作に連動して可動接点が固定接
点に接触してその電極を短絡させるようにしたレバース
イッチにおいて、可動接点が固定接点の配置円に沿って
連続したリング状に設けられているところに特徴を有す
る。
【0008】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、一組の固定接点を構成する複数の電極を径方向に並
べて配したところに特徴を有する。
【0009】請求項3の発明は、請求項1又は請求項2
の発明において、固定接点を構成する複数の電極のうち
の1つを共通電極とし、各固定接点の共通電極同士を固
定接点の配置円に沿って連結したところに特徴を有す
る。
【0010】請求項4の発明は、請求項1乃至請求項3
のいずれかの発明において、同時に短絡されている複数
の固定接点を検出可能な短絡検出手段と、短絡状態にあ
る複数の固定接点が位置する領域内の周方向における中
央位置を演算する演算手段とを備え、この演算手段によ
って演算された位置を操作レバーの操作方向として確定
する構成としたところに特徴を有する。
【0011】請求項5の発明は、請求項4の発明におい
て、同時に短絡されている固定接点の数を計数し、この
計数値に基づいて操作力の強さを確定する構成としたと
ころに特徴を有する。
【0012】
【発明の作用及び効果】請求項1の発明においては、可
動接点を各固定接点毎に個別に設けた場合とは異なり、
各固定接点を囲むように立ち上がって可動接点を支持す
る弾性撓み部が存在しない。したがって、周方向におけ
る固定接点同士の間隔を狭めることが可能であり、小型
化と分解能向上とを両立させることができる。
【0013】請求項2の発明においては、一組の固定接
点を構成する複数の電極を径方向においてカバーする所
定範囲に亘って可動接点がその固定接点に接触すると、
その電極が短絡される。一組の固定接点を構成する複数
の電極を周方向に配す場合に比べると、小型化と分解能
向上の両立を図る効果が大きい。
【0014】請求項3の発明においては、回路における
配線長の短縮化や配線経路の簡略化を図ることができ
る。
【0015】請求項4の発明においては、例えば2つの
固定接点が同時に短絡されている場合には、その両固定
接点の中間位置が操作レバーの操作方向として確定され
る。したがって、実装した固定接点の位置のみを操作方
向とする場合に比べると分解能が2倍となる。
【0016】請求項5の発明においては、同時に短絡さ
れる固定接点の数が多いほど確定される操作力の強さが
大きくなる。操作力の強さを検出することができるか
ら、例えば操作力が強いほど操作速度が速くなるように
する等、高度な操作を行うことが可能となる。
【0017】
【発明の実施の形態】
<実施形態1>以下、本発明を具体化した実施形態1を
図1乃至図7を参照して説明する。浅い盆状をなす方形
のケース1内には、裏面に図示しないIC、トランジス
タ、抵抗、コンデンサ等の回路構成部品が取り付けられ
ているプリント基板(本発明の構成要件である回路基
板)2が固定されている。このプリント基板2の表面に
は、一対の電極からなる1つのセット用固定接点3が配
置されていると共に、このセット用固定接点3を中心と
する円周上にセレクト用固定接点4が配置されている。
【0018】1つのセレクト用固定接点4は1片の独立
電極4Aと1片の共通電極4Bとによって構成され、本
実施形態では合計24の固定接点4が周方向に等角度ピ
ッチで配されている。その配列の仕方は、図4に拡大し
て示すように、径方向に細長い24個の独立電極4Aを
周方向に配すると共に、隣り合う独立電極4A,4Aの
間に同じく径方向に細長い24個の共通電極4Bを配
し、さらに、すべての共通電極4Bをその内周に沿って
配した円形の連結部4Cによって連結した構成になって
いる。尚、共通電極4Bはグランドラインとしてアース
接続される。
【0019】共通電極4Bはすべてのセレクト用固定接
点4について共通であるため、任意の独立電極4Aとそ
の両側の2片の共通電極4B,4Bのいずれか一方又は
両方が短絡されると、その独立電極4Aを含む回路が導
通されることになる。
【0020】このプリント基板2の表面には、電気絶縁
性及び弾力性を有するゴム製のスイッチカバー5が固着
されている。このスイッチカバー5は、全体としては薄
膜状をなしていてプリント基板2の全面を覆っており、
上記したセット用固定接点3と対応する位置には、常に
はプリント基板2の表面から離間するように膨出したセ
ットスイッチ動作部6が形成されている。
【0021】セットスイッチ動作部6は、スイッチカバ
ー5の表面からセット用固定接点3を囲むようにテーパ
筒状に立ち上がった肉薄の弾性立上り部7と、この弾性
立上り部7の突出端に位置する円形の頭部8とからなっ
ている。頭部8の裏面には、導電性を有するゴム材料か
らなる円板形の可動接点9が固着されている。かかるセ
ットスイッチ動作部6は、常には弾性立上り部7が立ち
上がって可動接点9をセット用固定接点3から離間させ
た状態にあり、頭部8が押されると弾性立上り部7の弾
性変形を伴いつつ可動接点9がセット用固定接点3に接
触してこのセット用固定接点3を導通させるようになっ
ている。また、頭部8への押圧が解除されると、弾性立
上り部7の弾性復元力によって可動接点9がセット用固
定接点3から離間する状態に復帰するようになってい
る。
【0022】また、スイッチカバー5には、セット用固
定接点3を中心として上記24のセレクト用固定接点4
の配置基準となっている円(以下、配置円という)と対
応する円形状をなし、プリント基板2から離間するよう
に膨出したセレクトスイッチ動作部10が形成されてい
る。
【0023】このセレクトスイッチ動作部10は、セレ
クト用固定接点4の配置円と同心で、且つ、セレクト用
固定接点4よりも内周寄りの円と外周寄りの円とに沿っ
てスイッチカバー5から立ち上がった肉薄の一つの弾性
立上り壁11a,11bと、セレクト用固定接点4の配
置円に沿った一定幅の円環形をなして両弾性立上り壁1
1a,11bの立ち上がり端同士を連結するように設け
られた被押圧部12とからなり、台形断面をなしてい
る。
【0024】上記被押圧部12の裏面には、導電性を有
するゴム材料からなる可動接点13が固着されている。
この可動接点13は、セレクト用固定接点4の真上で対
応するように周方向に連続したリング形をなしている。
【0025】かかるセレクトスイッチ動作部10は、常
には、弾性立上り壁11a,11bが立ち上がって可動
接点13をセレクト用固定接点4から離間させた状態に
あり、被押圧部12がその周方向において部分的に押圧
されると、セレクトスイッチ動作部10は被押圧部12
が押圧された部位を下に向けて傾くように弾性変形す
る。そして、その最も下がった部位において可動接点1
3がセレクト用固定接点4に接触し、このセレクト用固
定接点4を短絡させるようになっている。また、被押圧
部12への押圧が解除されると、弾性立上り壁11a,
11bの弾性復元力によりセレクトスイッチ動作部10
が元形状に復帰し、上記可動接点13がセレクト用固定
接点4から離間するようになっている。
【0026】可動接点13はゴム製であることから、操
作力が強い場合には可動接点13が広い面積でプリント
基板2に密着し、その結果、周方向に連続して並ぶ複数
の固定接点4が同時に短絡状態になる可能性がある。し
かし、本実施形態では、このような場合でも操作方向を
1つの方向に確定されるようになっている。
【0027】これは、図7に示すように、24個の固定
接点4のうちのいずれの固定接点4が短絡されているか
を検出する短絡検出手段60と、短絡状態にある複数の
固定接点4が位置する領域内においてその周方向の中央
位置を演算する演算手段61と、後述する操作レバー4
0の操作方向に基づいて機器(図示せず)の作動を制御
する制御手段63とを備えて構成され、この制御手段6
3においては、演算手段61にて演算された位置が操作
レバー40の操作方向として確定されるようになってい
る。
【0028】操作方向の確定方法の具体例としては、例
えば24の固定接点4に1から24まで順に番号を付し
たとして、2番から6番までの5つの固定接点4が短絡
された場合には4番の固定接点4の位置が操作方向とし
て確定され、2番から5番までの4つの固定接点4が短
絡された場合には、3番の固定接点4と4番の固定接点
4の中間位置が操作方向として確定される。このよう
に、短絡された固定接点4の数が偶数のときには固定接
点4が実装されている位置とは異なる位置が操作方向と
見做されるようになっているため、操作方向の分解能は
固定接点4の実装数の2倍である48方向となってい
る。
【0029】また、可動接点13が弾性を有しているこ
とから、操作レバー40の操作力が強いほど可動接点1
3の撓み量が大きくなって同時に短絡される固定接点4
の数が多くなる。そこで、本実施形態では、上記制御手
段63において、短絡検出手段60からの検出信号に基
づいて同時に短絡されている固定接点4の数を計数し、
この計数値が大きいほど操作レバー40の操作力が強
く、計数値が小さいほど操作力が弱いものと見做し、そ
の計数値に対応する操作力の大きさが確定されるように
なっている。
【0030】スイッチカバー5の上には、セレクト用固
定接点4の配置円と同心であって天井が開口したドーム
形のベース15が、その周縁部を後述するカバー50の
押さえ部51によって位置決めされた状態で固定されて
いる。ベース15の開口縁に形成した方形の口縁壁16
には、内側に突出する互いに同軸の一対の支持軸18,
18が形成されている。この両支持軸18,18の共通
軸線は、プリント基板2の板面上において8つのセレク
ト用固定接点4の配置円の中心から立ち上げた仮想垂線
と直交している。
【0031】かかるベース15には、角筒状をなす軸受
体20が、その互いに平行な面に同軸に形成した軸受孔
21,21を支持軸18,18に嵌装させることにより
回動自由に支持されている。軸受体20において軸受孔
21の形成されていない他の平行な面には、互いに同軸
の軸嵌孔22,22が形成されている。この両軸嵌孔2
2,22の共通軸線は、プリント基板2の板面上におい
てセレクト用固定接点4の配置円の中心から立ち上げた
上記仮想垂線、及び、上記支持軸18の共通軸線に対し
て直交している。
【0032】かかる軸受体20には、角形をなす傾動体
30が、その外側面に突成した回動軸31,31を上記
軸嵌孔22,22に嵌装することによって回動自由に支
持されている。この傾動体30は、互いに直交する支持
軸18と回動軸31とによって支持されているため、そ
の両軸18,31の軸線の直交点を中心としてベース1
5に対する任意方向への傾動が可能となっている。
【0033】傾動体30の下端縁外周には斜め下方外向
きに突出する円錐状の作動部32が形成されている。こ
の作動部32は、傾動体30の中立状態において、セレ
クトスイッチ動作部10の被押圧部12の上面に全周に
亘って当接するようになっている。さらに、この作動部
32の周縁には、中立状態において斜め上方へ外向きに
突出する押圧部33が形成されている。上記のようにセ
レクトスイッチ動作部10は弾性立上り壁11a,11
bの弾性復元力によって立上り方向に付勢されているこ
とから、この付勢力により傾動体30が常には中立状態
に保持されている。この傾動体30が傾動すると、その
作動部32の周縁における傾動方向の部位が下方へ変位
してセレクトスイッチ動作部10の被押圧部12を押圧
し、傾動体30に作用する傾動力が解除されると、セレ
クトスイッチ動作部10の弾性復元力によって、傾動体
30が中立状態に復帰するようになっている。
【0034】傾動体30には、断面が十字形をなし、中
立状態においてプリント基板2と直交する方向(図2の
上下方向)の支持孔34が上端面から下端面まで貫通し
て形成されている。この支持孔34には、十字形断面の
脚部41の上端にテーパ筒状の摘み部42を形成してな
る操作レバー40の脚部41が嵌入されている。これに
より、操作レバー40は、傾動体30に対して脚部41
の長さ方向の移動を自由に、且つ、その長さ方向を軸と
する回転を不能に支持され、また、操作レバー40は傾
動体30と一体となって傾動するようになっている。ま
た、操作レバー40には、その摘み部42をベース15
側に向かって傘状に広げることにより拡出部46が形成
されている。この拡出部46の外面は、上記支持軸18
と回動軸31の両軸線の直交点を中心とする球面となっ
ている。
【0035】操作レバー40は、その脚部41に外嵌さ
れた状態で摘み部42の裏面と傾動体30の上端面との
間に装着した圧縮コイルばねからなる戻しバネ44によ
り上方に付勢されていて、常には、脚部41の下端に形
成した係止部45を傾動体30の下端面に係止させた状
態に保持されている。この状態にある操作レバー40の
脚部41の下端面は、セットスイッチ動作部6の頭部8
との間に所定の間隔を空けて対応している。操作レバー
40が戻しバネ44の付勢に抗して脚部41を傾動体3
0内に押し込む方向へ移動すると、脚部41の下端面が
頭部8に当接してこれをプリント基板2側へ押し、これ
によって、可動接点9がセット用固定接点3に接触する
ようになっている。
【0036】上記ケース1には、上記の各構成部材を覆
うようにカバー50が被せられて固定されている。この
カバー50の正面(図における上面)には、ベース15
と同心の円形をなして操作レバー40の摘み部42より
も大径の窓孔52が形成されており、この窓孔52から
は摘み部42が露出している。また、この窓孔52の孔
縁と操作レバー40の拡出部46の外面との間には僅か
な隙間だけが空けられている。
【0037】更に、本実施形態においては、プリント基
板2に上記のセット用固定接点3及びセレクト用固定接
点4とは別に2つの固定接点54が設けられている。カ
バー50の窓孔55から露出させて設けた操作釦56の
押し操作及びその解除に伴い、スイッチカバー5のスイ
ッチ動作部57に設けた図示しない可動接点が固定接点
54に接触・離間するようになっている。
【0038】次に、上記構成になるレバースイッチにお
けるセレクトスイッチの作動について説明する。この作
動は、操作レバー40の摘み部42を摘んでプリント基
板2とほぼ平行な方向へ移動させることによって行われ
る。
【0039】この摘み部42の移動方向が支持軸18と
直角の場合には操作レバー40は傾動体30及び軸受体
20と一体となって支持軸18を中心に傾動し、移動方
向が回動軸31と直角の場合には操作レバー40は傾動
体30と一体となって回動軸31を中心に傾動し、ま
た、移動方向が支持軸18と回動軸31の双方に対して
斜め角度をなす場合には、軸受体20が支持軸18回り
に回動すると共にその回動する軸受体20に対して傾動
体30が回動軸31回りに相対回動しつつ、操作レバー
40が傾動体30と一体となって傾動する。操作方向が
上記のいずれの場合でも、操作レバー40と傾動体30
とは支持軸18と回動軸31の両軸線の直交点を中心と
して傾動する。
【0040】傾動体30が傾動すると、図6に示すよう
に、その作動部32の周縁における傾動方向の部位が下
方へ変位して被押圧部12を押圧し、可動接点13が傾
いてセレクト用固定接点4に接触し、このセレクト用固
定接点4を含む回路がオン状態に切り替わる。このとき
に、可動接点13が周方向に連続する複数の固定接点4
に同時に接触した場合には、短絡検出手段60、演算手
段61及び制御手段63により操作方向が1つの方向に
確定される。さらに、同時に短絡されている固定接点4
の数に基づいて操作レバー40の操作力の強さが確定さ
れ、この確定した操作力の強さに基づいて、例えば操作
画面上において操作力が強いほど画面スクロール速度を
速くする、といった高度な制御を行うことができる。
【0041】また、可動接点13がセレクト用固定接点
4に接触した状態では、押圧部33の下面が水平姿勢と
なって被押圧部12の上面を押圧する。これにより、可
動接点13も水平姿勢でセレクト用固定接点4に接触す
ることになり、可動接点13はセレクト用固定接点4を
確実に短絡させることができる。
【0042】この状態から操作レバー40の摘み部42
を離すと、セレクトスイッチ動作部10の弾性復元力に
より傾動体30と操作レバー40が一体となって傾動姿
勢から中立状態に復帰すると共に、可動接点13がセレ
クト用固定接点4から離間して回路がオフ状態に切り替
わる。
【0043】なお、操作レバー40の傾動及び復動時に
おいては、拡出部46の外面はその操作レバー40の傾
動中心と同心の球面となっていることから、カバー50
の窓孔52の孔縁と干渉することはない。また、操作レ
バー40の傾動中は、窓孔52の孔縁と拡出部46との
間が常に一定の僅かな隙間しか空かないようになってい
るため、この隙間から内部に異物が侵入するおそれは少
ない。
【0044】上述したように、本実施形態においては、
セレクトスイッチ用の可動接点13が周方向に連続する
リング状に形成されているから、可動接点を各固定接点
毎に個別に設けた場合とは異なり、各固定接点を包囲す
るように立ち上がって可動接点を支持する弾性撓み部が
存在しない。したがって、周方向における固定接点4同
士の間隔を狭めることが可能であり、レバースイッチ全
体の小型化と操作方向の分解能向上とを両立させること
ができる。
【0045】また、本実施形態では、短絡検出手段60
と演算手段61と制御手段63を設けたことによって、
固定接点4の実装位置の中間位置を操作レバー40の操
作方向として確定できるようになっている。したがっ
て、実装した固定接点4の位置のみを操作方向とする場
合に比べると操作方向の分解能が2倍となっている。
【0046】さらに、セレクト用固定接点4を構成する
電極のうちの1片がすべてのセレクト用固定接点4につ
いて共通の電極となっているから、回路における配線長
の短縮化や配線経路の簡略化を図ることが可能となって
いる。
【0047】本実施形態においては、押圧部33が被押
圧部12を押動して可動接点13をセレクト用固定接点
4に接触させた状態では、押圧部33の下面が水平にな
って被押圧部12の上面を押圧することにより可動接点
13がセレクト用固定接点4に対して正対するように水
平な姿勢をとるようになっているため、可動接点13の
セレクト用固定接点4への接触動作を安定して行うこと
ができる。
【0048】また、操作レバー40と一体変位する作動
部32はその傾動中心よりも低い領域で傾動変位するよ
うになっているため、セレクトスイッチ動作部10を押
圧するときに作動部32の先端の押圧部33はセレクト
用固定接点4の配置円における外周側から中心側へ変位
することになる。したがって、押圧部が外周側へ変位し
てセレクトスイッチ動作部を押圧する場合に比べると、
セレクト用固定接点4の配置円の径寸法を小さくするこ
とが可能となっている。
【0049】さらに、操作レバー40の傾動中心が比較
的高い位置にあって、その傾動中心から作動部32によ
るセレクトスイッチ動作部10への押動位置までの腕の
長さが長く確保されているため、操作レバー40の操作
角度が小さくてもスイッチ動作を確実に行うことができ
るようになっている。
【0050】本実施形態においては、傾動体30の支持
孔34及びこれに嵌入される操作レバー40の脚部41
の断面形状を十字形として操作レバー40の傾動体30
に対する回転を阻止する構成としたから、操作レバー4
0の摘み部42を摘んだときに回転することに起因して
間違った方向に傾動させたりするといった操作ミスが生
じ難くなっている。また、操作レバー40の回転を不能
としたことにより、操作レバー40の摘み部42の上面
に傾動方向を示す等の表示を行うようにすることが可能
である。このような表示を付すことにより、傾動方向を
案内したりすること等が可能となるため操作性の向上を
図ることができる。
【0051】<実施形態2>次に、本発明を具体化した
実施形態2を図8を参照して説明する。本実施形態は、
上記実施形態1においてセレクト用固定接点の構成を異
ならせたものである。その他の構成については上記実施
形態1と同じであるため、同じ構造、作用及び効果の説
明は省略する。
【0052】本実施形態においては、1つのセレクト用
固定接点65が、略方形をなす1片の独立電極65A
と、他のセレクト用固定接点65と共通のリング形をな
す共通電極65Bとからなる。その配列の仕方は、図8
に示すように、48片の独立電極65Aを周方向に最小
の間隔を空けて等角度ピッチで配置し、その内周側に共
通電極65Bを配置した構成になる。
【0053】このように、本実施形態2では1つのセレ
クト用固定接点65を構成する2片の電極65A,65
Bが径方向に配されているため、配置円の径、及び周方
向における電極の幅方向と電極間の間隔が同じであると
いう条件下において上記実施形態1と比較すると、実装
したセレクト用固定接点65による操作方向の分解能が
2倍となっている。
【0054】また、実施形態1と同様に短絡検出手段6
0、演算手段61及び確定手段62を用いると、操作方
向の分解能が更に2倍になって、合計96方向のセレク
ト操作が可能になる。
【0055】<他の実施形態>本発明は上記記述及び図
面によって説明した実施形態に限定されるものではな
く、例えば次のような実施態様も本発明の技術的範囲に
含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内
で種々変更して実施することができる。
【0056】(1)上記実施形態1では共通電極の連結
部を内周側に配置したが、本発明によれば、連結部を外
周側に配置してもよい。
【0057】(2)上記実施形態1では、セレクト用固
定接点4を構成する電極として連結部4Cによって一体
に連結した共通電極4Bを用いたが、本発明によれば、
連結部4Cをなくして共通電極4Bに相当する電極を独
立した電極としてもよい。
【0058】(3)上記実施形態2では共通電極65B
を独立電極65Aの内周側に配置したが、本発明によれ
ば、共通電極を独立電極の外周側に配置してもよい。
【0059】(4)上記実施形態2では、セレクト用固
定接点65を構成する電極としてリング状の共通電極6
5Bを用いたが、本発明によれば、共通電極65Bに相
当する電極を周方向に分割して互いに独立した電極とし
てもよい。
【0060】(5)実施形態1においては、操作方向の
分解能アップのために短絡検出手段60、演算手段61
及び制御手段63を用いたが、本発明によればこれらの
各手段を設けない構成としてもよい。
【0061】(6)上記実施形態では、ゴム製のスイッ
チカバー5を設けてそのスイッチカバー5に可動接点1
3を固着したが、本発明によれば、スイッチカバーを用
いずに、可動接点13を操作レバー40に取り付ける構
成としてもよい。この場合には、傾動体30を中立状態
に戻すための手段としてその作動部32とプリント基板
2との間にスプリングを装着する。
【0062】(7)上記実施形態においては、操作レバ
ー40を押し操作することによってオン・オフされるセ
ットスイッチ機構を設けた場合について説明したが、本
発明は、セットスイッチ機構を設けずに操作レバーの傾
動操作によってオン・オフされるセレクトスイッチ機構
のみを設けたものにも適用することができる。
【0063】(8)上記実施形態においては、操作レバ
ー40を傾動自由に支持するための支持軸18と回動軸
31とをその軸線同士が一点で直角に交差する場合につ
いて説明したが、本発明によれば、支持軸の軸線と回動
軸の軸線が操作レバーの長さ方向においてずれた位置を
各別に通るように交差する構成とすることも可能であ
る。
【0064】(9)上記実施形態においては、セレクト
用固定接点4の数が24又は48個である場合について
説明したが、本発明は、セレクト用固定接点の数が上記
以外の場合にも適用することができる。
【0065】(10)上記実施形態においては、傾動体
30の支持孔34及びこれに嵌入される操作レバー40
の脚部41の断面形状を十字形として操作レバー40の
傾動体30に対する回転を阻止する構成としたが、本発
明は、支持孔と脚部の断面形状が十字形以外の非円形で
ある場合にも適用することができるものである。また、
操作レバーを傾動体に対して回転不能にする必要がない
場合において断面形状を円形とした場合にも適用するこ
とが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態1の分解斜視図
【図2】セレクトスイッチ動作部の一部切欠斜視図
【図3】可動接点の形状をあらわすセレクトスイッチ動
作部の背面図
【図4】セレクト用固定接点の配列をあらわす部分拡大
平面図
【図5】中立状態の断面図
【図6】操作レバーを傾動操作した状態の断面図
【図7】操作方向の分解能を2倍にするための手段のブ
ロック図
【図8】実施形態2のセレクト用固定接点の配列をあら
わす部分拡大平面図
【図9】従来例の断面図
【図10】従来例のプリント基板とスイッチカバーの分
離状態をあらわす斜視図
【符号の説明】
2…プリント基板(回路基板) 4…セレクト用固定接点 4A…独立電極 4B…共通電極 13…可動接点 40…操作レバー

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回路基板上に複数の電極によって一組を
    なす固定接点を複数組円状に配して設けると共に、この
    固定接点に対して接離可能な可動接点を設け、前記固定
    接点の配置円の中心に配した操作レバーの傾動動作に連
    動して前記可動接点が前記固定接点に接触してその電極
    を短絡させるようにしたレバースイッチにおいて、 前記可動接点が前記固定接点の配置円に沿って連続した
    リング状に設けられていることを特徴とするレバースイ
    ッチ。
  2. 【請求項2】 一組の固定接点を構成する複数の電極を
    径方向に並べて配したことを特徴とする請求項1記載の
    レバースイッチ。
  3. 【請求項3】 固定接点を構成する複数の電極のうちの
    1つを共通電極とし、各固定接点の共通電極同士を前記
    固定接点の配置円に沿って連結したことを特徴とする請
    求項1又は請求項2記載のレバースイッチ。
  4. 【請求項4】 同時に短絡されている複数の固定接点を
    検出可能な短絡検出手段と、短絡状態にある前記複数の
    固定接点が位置する領域内の周方向における中央位置を
    演算する演算手段とを備え、この演算手段によって演算
    された位置を操作レバーの操作方向として確定する構成
    としたことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれ
    かに記載のレバースイッチ。
  5. 【請求項5】 同時に短絡されている固定接点の数を計
    数し、この計数値に基づいて操作力の強さを確定する構
    成としたことを特徴とする請求項4記載のレバースイッ
    チ。
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EP02024285A EP1282022A3 (en) 1995-06-19 1996-06-14 Lever switch with circular support walls for supporting multiple movable contact points
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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0468311U (ja) * 1990-10-25 1992-06-17
JPH0764714A (ja) * 1993-08-30 1995-03-10 Hosiden Corp 入力操作器
JPH0950734A (ja) * 1995-08-09 1997-02-18 Japan Aviation Electron Ind Ltd 多方向スイッチ

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