JPH09104062A - スチレン系樹脂発泡シート製容器及びその製造方法 - Google Patents
スチレン系樹脂発泡シート製容器及びその製造方法Info
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- JPH09104062A JPH09104062A JP26190995A JP26190995A JPH09104062A JP H09104062 A JPH09104062 A JP H09104062A JP 26190995 A JP26190995 A JP 26190995A JP 26190995 A JP26190995 A JP 26190995A JP H09104062 A JPH09104062 A JP H09104062A
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- foam sheet
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 容器の口元切断部の鋭いエッジが直接唇等に
触れる機会を著しく低減させ、また切断部に唇等が触れ
た場合でも鋭いエッジによる裂傷を未然に防止し且つ口
当たりの良い安全なスチレン系樹脂発泡シート製容器を
提供することと、工業的に容易な方法でそのような容器
を製造する方法を提供することを目的とする。 【解決手段】 スチレン系樹脂発泡シートを加熱成形し
て容器本体11を成形した後、該容器本体の開口部12
の周囲に外方へ張り出した口元部18を残し切断して形
成した容器10であって、前記容器本体の開口部の周囲
に外方へ延びた開口鍔13を成形し且つ該開口鍔の外周
縁に下方へ延びたスカート部14を一体成形し、該スカ
ート部の下端面を容器本体の底面16に対して平行方向
に切断して口元部を形成した。また、スカート部の切断
面のエッジを加熱処理して丸みを付与した。
触れる機会を著しく低減させ、また切断部に唇等が触れ
た場合でも鋭いエッジによる裂傷を未然に防止し且つ口
当たりの良い安全なスチレン系樹脂発泡シート製容器を
提供することと、工業的に容易な方法でそのような容器
を製造する方法を提供することを目的とする。 【解決手段】 スチレン系樹脂発泡シートを加熱成形し
て容器本体11を成形した後、該容器本体の開口部12
の周囲に外方へ張り出した口元部18を残し切断して形
成した容器10であって、前記容器本体の開口部の周囲
に外方へ延びた開口鍔13を成形し且つ該開口鍔の外周
縁に下方へ延びたスカート部14を一体成形し、該スカ
ート部の下端面を容器本体の底面16に対して平行方向
に切断して口元部を形成した。また、スカート部の切断
面のエッジを加熱処理して丸みを付与した。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、食品包装あるいは
内容物を食べる場合には食器として使用するスチレン系
樹脂発泡シート製容器及びその製造方法に関する。更に
詳しくは、スチレン系樹脂発泡シート又はスチレン系樹
脂発泡シートと熱可塑性樹脂フィルムとを積層した積層
スチレン系樹脂発泡シートを用いて容器本体と口元部を
加熱成形し、該発泡シートから切り出した安全な容器及
びその製造方法に関する。
内容物を食べる場合には食器として使用するスチレン系
樹脂発泡シート製容器及びその製造方法に関する。更に
詳しくは、スチレン系樹脂発泡シート又はスチレン系樹
脂発泡シートと熱可塑性樹脂フィルムとを積層した積層
スチレン系樹脂発泡シートを用いて容器本体と口元部を
加熱成形し、該発泡シートから切り出した安全な容器及
びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】スチレン系樹脂発泡シート又はスチレン
系樹脂発泡シートに非発泡の熱可塑性樹脂フィルムを積
層した積層スチレン系樹脂発泡シートを加熱成形して製
造した容器は、優れた断熱性、軽量性及び清潔感を備え
且つ低価格であるといった特性の他、熱可塑性樹脂フィ
ルムが外表面になるように成形した場合には、容器強度
が向上するとともに、表面が平滑になり、曲面印刷が可
能になる等の特徴が加味され、即席ラーメン容器等に多
量に使用されている。
系樹脂発泡シートに非発泡の熱可塑性樹脂フィルムを積
層した積層スチレン系樹脂発泡シートを加熱成形して製
造した容器は、優れた断熱性、軽量性及び清潔感を備え
且つ低価格であるといった特性の他、熱可塑性樹脂フィ
ルムが外表面になるように成形した場合には、容器強度
が向上するとともに、表面が平滑になり、曲面印刷が可
能になる等の特徴が加味され、即席ラーメン容器等に多
量に使用されている。
【0003】スチレン系樹脂発泡シート製容器は、スチ
レン系樹脂発泡シートを加熱し、それを成形機の雌雄金
型間に送って容器本体と口元部を加熱成形した後、該容
器本体の開口部周囲に外方へ張り出した口元部を残して
容器本体の底面と垂直な方向から通例パンチャーと呼ば
れる金属刃による押圧打ち抜き機ないしはニクロム線等
による溶断によって前記発泡シートから抜き出し、個々
の容器として製品にしている。つまり、このような容器
は打ち抜き切断面が口元の端面になり、この切断面は容
器底面に対して直交方向に形成され、直接唇に接触する
ようになる。
レン系樹脂発泡シートを加熱し、それを成形機の雌雄金
型間に送って容器本体と口元部を加熱成形した後、該容
器本体の開口部周囲に外方へ張り出した口元部を残して
容器本体の底面と垂直な方向から通例パンチャーと呼ば
れる金属刃による押圧打ち抜き機ないしはニクロム線等
による溶断によって前記発泡シートから抜き出し、個々
の容器として製品にしている。つまり、このような容器
は打ち抜き切断面が口元の端面になり、この切断面は容
器底面に対して直交方向に形成され、直接唇に接触する
ようになる。
【0004】しかし、前述の方法で容器口元を打ち抜く
と、切断面である口元端面は、角が鋭くなっている。そ
のため、容器の口元に触れた場合に口当たりが悪いばか
りでなく、使用を誤り故意に唇を強く口元に擦り付けた
場合には切断面のエッジで唇が裂傷する可能性も否定で
きない。また、容器を取り扱う時にも同様に手指を傷付
ける可能性も否定できない。特に、積層スチレン系樹脂
発泡シートを成形した容器は、スチレン系樹脂発泡シー
ト層と積層した熱可塑性樹脂フィルム層の硬さの差によ
り、切断面(容器口元)は硬い樹脂フィルム層が柔らか
いスチレン系樹脂発泡シート層より外側に突き出た状態
になり且つ樹脂フィルム切断面の形状がより鋭利になる
ので、前述の問題は深刻である。
と、切断面である口元端面は、角が鋭くなっている。そ
のため、容器の口元に触れた場合に口当たりが悪いばか
りでなく、使用を誤り故意に唇を強く口元に擦り付けた
場合には切断面のエッジで唇が裂傷する可能性も否定で
きない。また、容器を取り扱う時にも同様に手指を傷付
ける可能性も否定できない。特に、積層スチレン系樹脂
発泡シートを成形した容器は、スチレン系樹脂発泡シー
ト層と積層した熱可塑性樹脂フィルム層の硬さの差によ
り、切断面(容器口元)は硬い樹脂フィルム層が柔らか
いスチレン系樹脂発泡シート層より外側に突き出た状態
になり且つ樹脂フィルム切断面の形状がより鋭利になる
ので、前述の問題は深刻である。
【0005】更に、即席ラーメン容器の如く、容器の口
元上面のシール面にシール蓋を貼った場合、シール蓋を
めくる際、容器の表面セルがシール蓋で切断面側から剥
離され、表面が笹くれ立ち、見苦しい状態になる場合が
ある。この傾向は、容器の深さ/口元内口径で示される
絞り比が0.8以上と高く、深い容器になる程、成形時
にスチレン系樹脂発泡シートが延伸され弱くなっている
ため、より起こり易いのである。
元上面のシール面にシール蓋を貼った場合、シール蓋を
めくる際、容器の表面セルがシール蓋で切断面側から剥
離され、表面が笹くれ立ち、見苦しい状態になる場合が
ある。この傾向は、容器の深さ/口元内口径で示される
絞り比が0.8以上と高く、深い容器になる程、成形時
にスチレン系樹脂発泡シートが延伸され弱くなっている
ため、より起こり易いのである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、かかる実情
に鑑み、容器の口元切断部の鋭いエッジが直接唇等に触
れる機会を著しく低減させ、また切断部に唇等が触れた
場合でも鋭いエッジによる裂傷を未然に防止し且つ口当
たりの良い安全なスチレン系樹脂発泡シート製容器を提
供することと、工業的に容易な方法でそのような容器を
製造する方法を提供することを目的とする。
に鑑み、容器の口元切断部の鋭いエッジが直接唇等に触
れる機会を著しく低減させ、また切断部に唇等が触れた
場合でも鋭いエッジによる裂傷を未然に防止し且つ口当
たりの良い安全なスチレン系樹脂発泡シート製容器を提
供することと、工業的に容易な方法でそのような容器を
製造する方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は前述の課題解決
のために、スチレン系樹脂発泡シートを加熱成形して容
器本体を成形した後、該容器本体の開口部の周囲に外方
へ張り出した口元部を残し切断して形成した容器であっ
て、前記容器本体の開口部の周囲に外方へ延びた開口鍔
を成形し且つ該開口鍔の外周縁に下方へ延びたスカート
部を一体成形し、該スカート部の下端面を容器本体の底
面に対して平行方向に切断して口元部を形成してなるス
チレン系樹脂発泡シート製容器を提供するものである。
このように、容器の口元部を、容器本体の開口部の外周
に張り出した開口鍔と該開口鍔の外周縁から下方へ延び
たスカート部とで形成し、しかもスカート部の下端切断
面が容器底面と平行となっていることから、唇や指等が
切断面の鋭いエッジに触れる機会が著しく低減するの
で、人体損傷の危険性が大幅に少なくなる。また、積層
スチレン系樹脂発泡シートを用いて、熱可塑性樹脂フィ
ルムが外表面になるように容器を成形した場合には、硬
い樹脂フィルムの切断端部はスカート部の内側エッジに
位置するので、該樹脂フィルムの切断端部に唇等が接触
する機会は更に少ない。尚、容器のシール面となる口元
部の上面にシール蓋を貼った場合において、切断面はシ
ール面から下方位置に離れているので、該シール蓋をめ
くっても切断面から表面セルが剥離して笹くれ立つこと
もなくなるのである。
のために、スチレン系樹脂発泡シートを加熱成形して容
器本体を成形した後、該容器本体の開口部の周囲に外方
へ張り出した口元部を残し切断して形成した容器であっ
て、前記容器本体の開口部の周囲に外方へ延びた開口鍔
を成形し且つ該開口鍔の外周縁に下方へ延びたスカート
部を一体成形し、該スカート部の下端面を容器本体の底
面に対して平行方向に切断して口元部を形成してなるス
チレン系樹脂発泡シート製容器を提供するものである。
このように、容器の口元部を、容器本体の開口部の外周
に張り出した開口鍔と該開口鍔の外周縁から下方へ延び
たスカート部とで形成し、しかもスカート部の下端切断
面が容器底面と平行となっていることから、唇や指等が
切断面の鋭いエッジに触れる機会が著しく低減するの
で、人体損傷の危険性が大幅に少なくなる。また、積層
スチレン系樹脂発泡シートを用いて、熱可塑性樹脂フィ
ルムが外表面になるように容器を成形した場合には、硬
い樹脂フィルムの切断端部はスカート部の内側エッジに
位置するので、該樹脂フィルムの切断端部に唇等が接触
する機会は更に少ない。尚、容器のシール面となる口元
部の上面にシール蓋を貼った場合において、切断面はシ
ール面から下方位置に離れているので、該シール蓋をめ
くっても切断面から表面セルが剥離して笹くれ立つこと
もなくなるのである。
【0008】そして、前記スカート部の切断面のエッジ
を加熱処理して丸みを付与してなることがより好ましい
実施態様である。このように、切断面のエッジを丸くす
ることによって、仮に切断面に軟質な皮膚特に唇が強く
触れた場合でも、唇等の裂傷を未然に防止することが可
能である。ここで、切断面の内周側と外周側のエッジの
両方に丸みを付与することが安全面で好ましいが、内周
側のエッジに特に皮膚や唇が触れることがなければ、外
周側のエッジのみを丸み加工しても良い。また、本発明
は容器高さ/開口部直径で示される絞り比が0.8以上
である場合にも良好な結果が得られる。
を加熱処理して丸みを付与してなることがより好ましい
実施態様である。このように、切断面のエッジを丸くす
ることによって、仮に切断面に軟質な皮膚特に唇が強く
触れた場合でも、唇等の裂傷を未然に防止することが可
能である。ここで、切断面の内周側と外周側のエッジの
両方に丸みを付与することが安全面で好ましいが、内周
側のエッジに特に皮膚や唇が触れることがなければ、外
周側のエッジのみを丸み加工しても良い。また、本発明
は容器高さ/開口部直径で示される絞り比が0.8以上
である場合にも良好な結果が得られる。
【0009】また、スチレン系樹脂発泡シートを加熱し
た後、雌雄金型間に繰り送り容器本体を成形すると同時
に、該容器本体の開口部の周囲に外方へ延びた開口鍔
と、該開口鍔の外周縁に下方へ延びたスカート部を一体
成形し、それからスカート部を容器本体の底面に対して
平行方向に切断して前記発泡シートから分離し、前記容
器本体の開口部の周囲に前記開口鍔とスカート部からな
る口元部を一体成形してなるスチレン系樹脂発泡シート
製容器の製造方法を提供する。
た後、雌雄金型間に繰り送り容器本体を成形すると同時
に、該容器本体の開口部の周囲に外方へ延びた開口鍔
と、該開口鍔の外周縁に下方へ延びたスカート部を一体
成形し、それからスカート部を容器本体の底面に対して
平行方向に切断して前記発泡シートから分離し、前記容
器本体の開口部の周囲に前記開口鍔とスカート部からな
る口元部を一体成形してなるスチレン系樹脂発泡シート
製容器の製造方法を提供する。
【0010】そして、この製造方法において、前記スチ
レン系樹脂発泡シートを加熱成形して容器本体と、開口
鍔及びスカート部を一体成形した後、該スカート部の周
囲の発泡シートを残し該発泡シートを容器本体の底面に
対して直交方向に切断して分離し、それから前記スカー
ト部を容器本体の底面に対して平行方向に切断してなる
ことがより好ましい実施態様である。このように先ず、
スカート部の周囲の発泡シートを容器本体の底面に対し
て直交方向に切断することにより、従来の金属刃による
押圧打ち抜きやニクロム線等による溶断の手法をそのま
ま用いて容器成形部分と発泡シート部分とを容易に分離
でき、多数個取り成形の場合には、同時に多数個の容器
成形部分を分離できる。次に、分離された個々の容器成
形部分から余分な発泡シートを取り除くため、前記スカ
ート部の所定位置を容器本体の底面に対して平行方向に
切断するのである。
レン系樹脂発泡シートを加熱成形して容器本体と、開口
鍔及びスカート部を一体成形した後、該スカート部の周
囲の発泡シートを残し該発泡シートを容器本体の底面に
対して直交方向に切断して分離し、それから前記スカー
ト部を容器本体の底面に対して平行方向に切断してなる
ことがより好ましい実施態様である。このように先ず、
スカート部の周囲の発泡シートを容器本体の底面に対し
て直交方向に切断することにより、従来の金属刃による
押圧打ち抜きやニクロム線等による溶断の手法をそのま
ま用いて容器成形部分と発泡シート部分とを容易に分離
でき、多数個取り成形の場合には、同時に多数個の容器
成形部分を分離できる。次に、分離された個々の容器成
形部分から余分な発泡シートを取り除くため、前記スカ
ート部の所定位置を容器本体の底面に対して平行方向に
切断するのである。
【0011】更に、前記スカート部を容器本体の底面に
対して平行方向に切断した後、その切断面のエッジを加
熱処理して丸みを付与するので、所望形状の丸みを形成
することが可能であり、またこの丸み形成部分の樹脂は
溶融固化しているので切断面の端部からの表面セルの笹
くれを防止できるのである。その上、必要に応じて切断
面の全周面を加熱処理にて溶融して樹脂膜を形成し、切
断面の微細な凹凸を平滑化して口当たりを更に良好にす
ることも可能である。
対して平行方向に切断した後、その切断面のエッジを加
熱処理して丸みを付与するので、所望形状の丸みを形成
することが可能であり、またこの丸み形成部分の樹脂は
溶融固化しているので切断面の端部からの表面セルの笹
くれを防止できるのである。その上、必要に応じて切断
面の全周面を加熱処理にて溶融して樹脂膜を形成し、切
断面の微細な凹凸を平滑化して口当たりを更に良好にす
ることも可能である。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明に係るスチレン系樹脂発泡
シート製容器とは、スチレン系樹脂発泡シートを加熱成
形して容器本体を成形した後、該容器本体の開口部の周
囲に外方へ張り出した口元部を残し切断して形成した容
器のことである。また、スチレン系樹脂発泡シートと非
発泡の熱可塑性樹脂フィルムとを積層した積層スチレン
系樹脂発泡シートを用いて、樹脂フィルムが外表面にな
るように加熱成形して容器本体を成形した後、該容器本
体の開口部の周囲に外方へ張り出した口元部を残し切断
して形成した容器も同様である。
シート製容器とは、スチレン系樹脂発泡シートを加熱成
形して容器本体を成形した後、該容器本体の開口部の周
囲に外方へ張り出した口元部を残し切断して形成した容
器のことである。また、スチレン系樹脂発泡シートと非
発泡の熱可塑性樹脂フィルムとを積層した積層スチレン
系樹脂発泡シートを用いて、樹脂フィルムが外表面にな
るように加熱成形して容器本体を成形した後、該容器本
体の開口部の周囲に外方へ張り出した口元部を残し切断
して形成した容器も同様である。
【0013】また、スチレン系樹脂発泡シートとは、ポ
リスチレン及びスチレンと無水マレイン酸、メタクリル
酸等との共重合樹脂、並びにこれらの樹脂の混合樹脂、
更にこれらポリスチレン系樹脂とポリフェニレンオキサ
イド等の混合樹脂をブタン、フロン等の発泡剤と押し出
し機で混練後、押し出し発泡させてシート状に成形した
ものである。また、積層スチレン系樹脂発泡シートと
は、前述のスチレン系樹脂発泡シートに、ポリスチレ
ン、ハイインパクトスチレン樹脂等のポリスチレン系樹
脂、ポリエチレン、ポリプロピレン等のオレフィン系樹
脂等の樹脂フィルム、あるいはポリ塩化ビニリデン、エ
チレン−ビニルアルコール共重合樹脂、ポリエステル、
ポリアミド等ののガスバリヤー樹脂等の熱可塑性樹脂フ
ィルムを積層したものである。ここで、スチレン系樹脂
発泡シートに熱可塑性樹脂フィルムを貼り合わせ積層・
複合する方法としては、スチレン系樹脂発泡シート上へ
フィルム樹脂を垂れ流し積層する方法、熱にて樹脂フィ
ルムを直接積層する方法及び接着剤を介して樹脂フィル
ムを積層する方法等がある。
リスチレン及びスチレンと無水マレイン酸、メタクリル
酸等との共重合樹脂、並びにこれらの樹脂の混合樹脂、
更にこれらポリスチレン系樹脂とポリフェニレンオキサ
イド等の混合樹脂をブタン、フロン等の発泡剤と押し出
し機で混練後、押し出し発泡させてシート状に成形した
ものである。また、積層スチレン系樹脂発泡シートと
は、前述のスチレン系樹脂発泡シートに、ポリスチレ
ン、ハイインパクトスチレン樹脂等のポリスチレン系樹
脂、ポリエチレン、ポリプロピレン等のオレフィン系樹
脂等の樹脂フィルム、あるいはポリ塩化ビニリデン、エ
チレン−ビニルアルコール共重合樹脂、ポリエステル、
ポリアミド等ののガスバリヤー樹脂等の熱可塑性樹脂フ
ィルムを積層したものである。ここで、スチレン系樹脂
発泡シートに熱可塑性樹脂フィルムを貼り合わせ積層・
複合する方法としては、スチレン系樹脂発泡シート上へ
フィルム樹脂を垂れ流し積層する方法、熱にて樹脂フィ
ルムを直接積層する方法及び接着剤を介して樹脂フィル
ムを積層する方法等がある。
【0014】そして、スチレン系樹脂発泡シートから容
器10を製造する方法を図1及び図2に基づき簡単に説
明する。先ず、ロール状に巻かれたスチレン系樹脂発泡
シート1を加熱炉2を通して十分に加熱、2次発泡させ
た後、通例上下方向に配置された雌雄金型3で挾合して
容器本体11と、該容器本体11の開口部12の周囲に
外方へ延びた開口鍔13と、該開口鍔13の外周縁に下
方へ延びたスカート部14を一体成形する。ここで、前
記スカート部14の下端部には、容器本体11等の容器
部分の成形に寄与しなかった剰余発泡シート15が連続
し、複数の容器部分を多数個取り成形した場合には各ス
カート部14,…が剰余発泡シート15で一体的に連続
している。この成形の際に雌雄金型3の内部を真空排気
手段4で減圧し、金型形状の転写性を高めている。
器10を製造する方法を図1及び図2に基づき簡単に説
明する。先ず、ロール状に巻かれたスチレン系樹脂発泡
シート1を加熱炉2を通して十分に加熱、2次発泡させ
た後、通例上下方向に配置された雌雄金型3で挾合して
容器本体11と、該容器本体11の開口部12の周囲に
外方へ延びた開口鍔13と、該開口鍔13の外周縁に下
方へ延びたスカート部14を一体成形する。ここで、前
記スカート部14の下端部には、容器本体11等の容器
部分の成形に寄与しなかった剰余発泡シート15が連続
し、複数の容器部分を多数個取り成形した場合には各ス
カート部14,…が剰余発泡シート15で一体的に連続
している。この成形の際に雌雄金型3の内部を真空排気
手段4で減圧し、金型形状の転写性を高めている。
【0015】そして、この容器本体11、開口鍔13及
びスカート部14を成形後、スカート部14の周囲に剰
余発泡シート15を残して、該剰余発泡シート15に容
器本体11の底面16に対して直交方向からパンチング
刃又はトムソン刃等の抜型を備えた自動パンチング機5
で打ち抜くのである。尚、自動パンチング機5の刃の形
状は特に限定するものではないが、丸刃がメンテナンス
性及び接触圧力を逓増できるという点で好適である。
びスカート部14を成形後、スカート部14の周囲に剰
余発泡シート15を残して、該剰余発泡シート15に容
器本体11の底面16に対して直交方向からパンチング
刃又はトムソン刃等の抜型を備えた自動パンチング機5
で打ち抜くのである。尚、自動パンチング機5の刃の形
状は特に限定するものではないが、丸刃がメンテナンス
性及び接触圧力を逓増できるという点で好適である。
【0016】それから、図2及び図3に示すように、前
記スカート部14の適所を容器本体11の底面16に対
して平行方向に配設した回転切削刃17で切断し、剰余
発泡シート15を分離して図4及び図5に示す個々の容
器10とする。この場合、前記開口鍔13とスカート部
14によって容器10の口元部18が形成される。尚、
図中19はスカート部14の下端面、即ち切断面であ
る。この剰余発泡シート15の切断分離に際して、剰余
発泡シート15をつけたままの容器本体11を内部又は
外部の切断に干渉しない点で支持する。図2に示したも
のは、容器本体11の開口部12を下方に向けた状態で
該容器本体11の内部に、略同形の支持体20を嵌合支
持し、該支持体20の下端中央に固定した回転軸21を
回転させ、前記回転切削刃17に対して容器本体11を
回転させ、スカート部14の全周を切断するのである。
又は、支持体20で同様に容器本体11を嵌合支持して
非回転状態に固定し、前記回転切削刃17をスカート部
14の外周に沿って移動させることも可能であり、容器
10の平面視形状が方形に近い場合には回転切削刃17
を移動させることが制御上容易である。また、前述の回
転切削刃17の代わりにニクロム線等の熱線又は熱板で
切断することも可能である。
記スカート部14の適所を容器本体11の底面16に対
して平行方向に配設した回転切削刃17で切断し、剰余
発泡シート15を分離して図4及び図5に示す個々の容
器10とする。この場合、前記開口鍔13とスカート部
14によって容器10の口元部18が形成される。尚、
図中19はスカート部14の下端面、即ち切断面であ
る。この剰余発泡シート15の切断分離に際して、剰余
発泡シート15をつけたままの容器本体11を内部又は
外部の切断に干渉しない点で支持する。図2に示したも
のは、容器本体11の開口部12を下方に向けた状態で
該容器本体11の内部に、略同形の支持体20を嵌合支
持し、該支持体20の下端中央に固定した回転軸21を
回転させ、前記回転切削刃17に対して容器本体11を
回転させ、スカート部14の全周を切断するのである。
又は、支持体20で同様に容器本体11を嵌合支持して
非回転状態に固定し、前記回転切削刃17をスカート部
14の外周に沿って移動させることも可能であり、容器
10の平面視形状が方形に近い場合には回転切削刃17
を移動させることが制御上容易である。また、前述の回
転切削刃17の代わりにニクロム線等の熱線又は熱板で
切断することも可能である。
【0017】ここで、前記スカート部14の切断箇所に
ついては、特に限定しないが、本発明の意図を的確に反
映するには開口鍔13の外周縁に下方へ延設したスカー
ト部14の屈曲直後の開口鍔13の下以降で切断するこ
とが好適である。
ついては、特に限定しないが、本発明の意図を的確に反
映するには開口鍔13の外周縁に下方へ延設したスカー
ト部14の屈曲直後の開口鍔13の下以降で切断するこ
とが好適である。
【0018】以上のように、スカート部14の周囲に剰
余発泡シート15を残して容器本体11の底面16に対
して直交方向に切断して分離した後、スカート部14の
適所を前記底面16に対して平行方向に切断する方法
は、1ショットで多数個取り成形する場合において隣接
するスカート部14,14の間に回転切削刃17等の切
断手段を挿入できないときに有効である。しかし、1シ
ョットで1個のみの成形する場合には剰余発泡シート1
5を切断する必要はなく、該剰余発泡シート15をつけ
たままでスカート部14を切断すれば良い。
余発泡シート15を残して容器本体11の底面16に対
して直交方向に切断して分離した後、スカート部14の
適所を前記底面16に対して平行方向に切断する方法
は、1ショットで多数個取り成形する場合において隣接
するスカート部14,14の間に回転切削刃17等の切
断手段を挿入できないときに有効である。しかし、1シ
ョットで1個のみの成形する場合には剰余発泡シート1
5を切断する必要はなく、該剰余発泡シート15をつけ
たままでスカート部14を切断すれば良い。
【0019】また、本発明の容器10は、スチレン系樹
脂発泡シートに非発泡の熱可塑性樹脂フィルムを積層し
た積層スチレン系樹脂発泡シートを用いて前記同様に容
器を成形することも可能であり、その場合には熱可塑性
樹脂フィルムが容器の外表面になるように成形するので
ある。この場合、硬い熱可塑性樹脂フィルムの切断縁
は、前記切断面19において内周側に位置し、唇等の皮
膚が接触する機会は非常に少なく、また切断面19の外
周側は比較的柔らかいスチレン系樹脂発泡シートである
ので唇等の皮膚が接触しても裂傷する確率は非常に低い
のである。
脂発泡シートに非発泡の熱可塑性樹脂フィルムを積層し
た積層スチレン系樹脂発泡シートを用いて前記同様に容
器を成形することも可能であり、その場合には熱可塑性
樹脂フィルムが容器の外表面になるように成形するので
ある。この場合、硬い熱可塑性樹脂フィルムの切断縁
は、前記切断面19において内周側に位置し、唇等の皮
膚が接触する機会は非常に少なく、また切断面19の外
周側は比較的柔らかいスチレン系樹脂発泡シートである
ので唇等の皮膚が接触しても裂傷する確率は非常に低い
のである。
【0020】このように、口元部18にスカート部14
を形成することによって、その切断面19の鋭利なエッ
ジ22に直接唇等の皮膚が触れ難くし、唇等の裂傷の危
険性を低減することができるが、切断面19のエッジ2
2は依然鋭利であり、故意にスカート部14の全体を覆
うほどに口を大きく開けて唇をエッジ22に強く擦り付
けた場合や口元部18を拭う目的で指をエッジ22に強
く当てた場合などには皮膚受傷の可能性は否定できな
い。
を形成することによって、その切断面19の鋭利なエッ
ジ22に直接唇等の皮膚が触れ難くし、唇等の裂傷の危
険性を低減することができるが、切断面19のエッジ2
2は依然鋭利であり、故意にスカート部14の全体を覆
うほどに口を大きく開けて唇をエッジ22に強く擦り付
けた場合や口元部18を拭う目的で指をエッジ22に強
く当てた場合などには皮膚受傷の可能性は否定できな
い。
【0021】そこで、本発明では更に前記切断面19の
エッジ22を加熱処理して丸みを付与して安全性をより
高めるのである。それには、図6〜図8に示すように、
先ず容器10の開口部12を下方に向けた状態で容器本
体11を略同形の支持体23の嵌合凸部24に外嵌する
とともに、口元部18の開口鍔13を該支持体23のフ
ランジ部25に載置して容器10の振れ等を防止し押し
当て力を確保する。この場合、適宜容器10の底面16
を押圧治具26にて支持体23の嵌合凸部24に挿入す
る方向に押圧して固定する。この押圧治具26は、容器
10を支持体23から外す場合に底面16に吸着するよ
うに真空チャックとすることが好ましい。尚、前記支持
体20は、フランジ部25を有する当該支持体23と同
じものを用いることが実用的である。
エッジ22を加熱処理して丸みを付与して安全性をより
高めるのである。それには、図6〜図8に示すように、
先ず容器10の開口部12を下方に向けた状態で容器本
体11を略同形の支持体23の嵌合凸部24に外嵌する
とともに、口元部18の開口鍔13を該支持体23のフ
ランジ部25に載置して容器10の振れ等を防止し押し
当て力を確保する。この場合、適宜容器10の底面16
を押圧治具26にて支持体23の嵌合凸部24に挿入す
る方向に押圧して固定する。この押圧治具26は、容器
10を支持体23から外す場合に底面16に吸着するよ
うに真空チャックとすることが好ましい。尚、前記支持
体20は、フランジ部25を有する当該支持体23と同
じものを用いることが実用的である。
【0022】次に、上方へ配向した切断面19の全周
に、容器樹脂のガラス転移温度以上に昇温した加熱治具
27の環状凹面28を押し当て、該切断面19の少なく
ともエッジ22の部分を熱溶融させ、いわゆるR取り状
又はC面取り状に丸め加工する(図9参照、図中29は
丸みを示している。)。前記加熱治具27は、口元部1
8の切断面19を加熱した際、エッジ22を丸めること
ができる構造であれば特に形状を限定するものではない
が、図7に示すように断面形状において端部を丸めた椀
型の環状凹面28を有する構造として切断面19のエッ
ジ22を含む全面を加熱できる形状とするか、又は図8
に示すように断面形状において切断面19に対して約4
5度の角度の斜面を有する直角三角形型の環状凹面28
を有する構造としてエッジ22のみを加熱できる形状と
することが好適である。
に、容器樹脂のガラス転移温度以上に昇温した加熱治具
27の環状凹面28を押し当て、該切断面19の少なく
ともエッジ22の部分を熱溶融させ、いわゆるR取り状
又はC面取り状に丸め加工する(図9参照、図中29は
丸みを示している。)。前記加熱治具27は、口元部1
8の切断面19を加熱した際、エッジ22を丸めること
ができる構造であれば特に形状を限定するものではない
が、図7に示すように断面形状において端部を丸めた椀
型の環状凹面28を有する構造として切断面19のエッ
ジ22を含む全面を加熱できる形状とするか、又は図8
に示すように断面形状において切断面19に対して約4
5度の角度の斜面を有する直角三角形型の環状凹面28
を有する構造としてエッジ22のみを加熱できる形状と
することが好適である。
【0023】また、切断面19の内周側と外周側のエッ
ジ22,22の丸め加工では、図9(a) の如く両方を加
工することが安全面で好ましいが、内周側のエッジ22
に特に皮膚が触れることがなければ、簡便には図9(b)
の如く外周側に位置するエッジ22のみを丸め加工して
も良いのである。
ジ22,22の丸め加工では、図9(a) の如く両方を加
工することが安全面で好ましいが、内周側のエッジ22
に特に皮膚が触れることがなければ、簡便には図9(b)
の如く外周側に位置するエッジ22のみを丸め加工して
も良いのである。
【0024】そして、切断面19の加熱に当たっては、
前述のように切断面19のエッジ22の全周に一度に接
触する環状の加熱治具27を押し当てて加熱処理する以
外に、エッジ22に加熱治具27を押し当てながら容器
10又は加熱治具27を回転させて加熱処理することも
可能であるが、工程的には前者の方が簡便である。ま
た、加熱に当たっては確実な接触圧力の確保と加熱ムラ
の防止のため前述の押圧治具26を用いることが好まし
い。
前述のように切断面19のエッジ22の全周に一度に接
触する環状の加熱治具27を押し当てて加熱処理する以
外に、エッジ22に加熱治具27を押し当てながら容器
10又は加熱治具27を回転させて加熱処理することも
可能であるが、工程的には前者の方が簡便である。ま
た、加熱に当たっては確実な接触圧力の確保と加熱ムラ
の防止のため前述の押圧治具26を用いることが好まし
い。
【0025】本発明に係る容器10は、容器本体11の
内部に即席ラーメン等の食品を収容し、口元部18の開
口鍔13の上面(シール面)にシール蓋(図示せず)を
接着剤や熱溶着等によって貼りつけて包装容器として使
用する。そして、内部の食品を食べる場合には、前述の
シール蓋をめくって容器10を食器として使用し、必要
に応じて前記口元部18に唇を当てて汁をすするのであ
る。本発明では口元部18の開口鍔13の外周縁に下方
へ延びたスカート部14を形成し、シール蓋は開口鍔1
3にのみ貼るので、前述のシール蓋をめくる際にスチレ
ン系樹脂発泡シートの表面セルが切断面19から剥離し
て笹くれ立つことがなく、また通常の使用では唇は開口
鍔13の上面とスカート部14の外周面に当たるので口
当りが良く、また唇等が切断面19のエッジ22で裂傷
する恐れが極めて少なく、またエッジ22を丸め加工す
ることで皆無となるのである。
内部に即席ラーメン等の食品を収容し、口元部18の開
口鍔13の上面(シール面)にシール蓋(図示せず)を
接着剤や熱溶着等によって貼りつけて包装容器として使
用する。そして、内部の食品を食べる場合には、前述の
シール蓋をめくって容器10を食器として使用し、必要
に応じて前記口元部18に唇を当てて汁をすするのであ
る。本発明では口元部18の開口鍔13の外周縁に下方
へ延びたスカート部14を形成し、シール蓋は開口鍔1
3にのみ貼るので、前述のシール蓋をめくる際にスチレ
ン系樹脂発泡シートの表面セルが切断面19から剥離し
て笹くれ立つことがなく、また通常の使用では唇は開口
鍔13の上面とスカート部14の外周面に当たるので口
当りが良く、また唇等が切断面19のエッジ22で裂傷
する恐れが極めて少なく、またエッジ22を丸め加工す
ることで皆無となるのである。
【0026】
(実施例1)先ず、図4に示すような成形後の基本肉厚
2mm、高さ100mm、口元直径約100mm、底面
直径約60mmの絞り比約1の容器において、容器口元
部18に上下幅3mmの屈曲スカート部14を形成し、
底面16に対して平行方向(水平方向)に切断すること
を試みた。成形に当たっては容器10は9個取りの複数
個成形とし、水平方向での切断抜き出しを行う前に、辺
長120mm程度の概略正方形に自動パンチング機5を
用いて打ち抜いた。
2mm、高さ100mm、口元直径約100mm、底面
直径約60mmの絞り比約1の容器において、容器口元
部18に上下幅3mmの屈曲スカート部14を形成し、
底面16に対して平行方向(水平方向)に切断すること
を試みた。成形に当たっては容器10は9個取りの複数
個成形とし、水平方向での切断抜き出しを行う前に、辺
長120mm程度の概略正方形に自動パンチング機5を
用いて打ち抜いた。
【0027】容器本体11と口元部18及びその周囲の
剰余発泡シート15が一体となった該成形品の内部に容
器中心軸を中心とした回転軸21を有する支持体20を
挿入し回転を加えた。回転数は120rpmに設定し
た。この支持状態において、容器上面、即ち開口鍔13
の上面から5mmの位置のスカート部14において回転
軸21に対して直交方向から回転切削刃17を押し当て
切断を開始する。刃の最終挿入量は2.5mmとし、切
断所望部以外の容器に傷をつけないように、また約1.
5回転で剰余発泡シート15を切除させるように制御し
た。このように製造した容器10は図4に示している。
剰余発泡シート15が一体となった該成形品の内部に容
器中心軸を中心とした回転軸21を有する支持体20を
挿入し回転を加えた。回転数は120rpmに設定し
た。この支持状態において、容器上面、即ち開口鍔13
の上面から5mmの位置のスカート部14において回転
軸21に対して直交方向から回転切削刃17を押し当て
切断を開始する。刃の最終挿入量は2.5mmとし、切
断所望部以外の容器に傷をつけないように、また約1.
5回転で剰余発泡シート15を切除させるように制御し
た。このように製造した容器10は図4に示している。
【0028】この結果、スカート部がなく、底面16に
対して直角に切除した従来の容器の口元部に唇を擦り付
けた際には1/2000の確率で唇を損傷したのに対し
て、本発明による容器ではその確率が1/200000
以下に減少し、危険性が著しく低下した。
対して直角に切除した従来の容器の口元部に唇を擦り付
けた際には1/2000の確率で唇を損傷したのに対し
て、本発明による容器ではその確率が1/200000
以下に減少し、危険性が著しく低下した。
【0029】(実施例2)実施例1によって得られた容
器10のスカート部14の切断面19を加熱処理するこ
とを試みた。切断面19のエッジ22を丸み処理する加
熱治具27ーは環状形で図8に示した楔型の環状凹面2
8を有する構造とし、該環状凹面28に切断面19を接
触させて処理するものとした。環状凹面28の両斜面の
角度は45度とし、2mmの厚みを確実に受けられるよ
うに切断面19のエッジ22が押し当てられる付近から
下の距離を約2mm、全深さを3mmに設定した。
器10のスカート部14の切断面19を加熱処理するこ
とを試みた。切断面19のエッジ22を丸み処理する加
熱治具27ーは環状形で図8に示した楔型の環状凹面2
8を有する構造とし、該環状凹面28に切断面19を接
触させて処理するものとした。環状凹面28の両斜面の
角度は45度とし、2mmの厚みを確実に受けられるよ
うに切断面19のエッジ22が押し当てられる付近から
下の距離を約2mm、全深さを3mmに設定した。
【0030】前記加熱治具27の温度は150℃とし、
接触加熱時間は0.5秒とした。また、容器本体11の
内部には図6に示すような支持体23を挿入し、底面1
6は押圧治具26で押圧支持した状態で、前記加熱治具
27の環状凹面28を容器10の切断面19に押し付け
ることで加熱処理した。このときの加圧力は3Kgfと
した。この加熱処理の結果、処理前はほぼ直角であった
切断面19のエッジ22に、図9(a) に示すような概略
寸法C0.5程度のやや丸みを帯びた面取り面が形成さ
れた。
接触加熱時間は0.5秒とした。また、容器本体11の
内部には図6に示すような支持体23を挿入し、底面1
6は押圧治具26で押圧支持した状態で、前記加熱治具
27の環状凹面28を容器10の切断面19に押し付け
ることで加熱処理した。このときの加圧力は3Kgfと
した。この加熱処理の結果、処理前はほぼ直角であった
切断面19のエッジ22に、図9(a) に示すような概略
寸法C0.5程度のやや丸みを帯びた面取り面が形成さ
れた。
【0031】この結果、加熱処理前は1/200000
の確率で皮膚に傷を負っていたものが、加熱処理後は皆
無となった。また、エッジ22をさわった際に傷を負わ
ないまでも刃物感があったものが、加熱処理後はまった
く感じることはなく心理的安心感も向上した。
の確率で皮膚に傷を負っていたものが、加熱処理後は皆
無となった。また、エッジ22をさわった際に傷を負わ
ないまでも刃物感があったものが、加熱処理後はまった
く感じることはなく心理的安心感も向上した。
【0032】
【発明の効果】以上の如き内容からなる本発明によれ
ば、スチレン系樹脂発泡シート製容器の口元部を前記容
器本体の開口部の周囲に外方へ延びた開口鍔を成形し且
つ該開口鍔の外周縁に下方へ延びたスカート部を一体成
形し、該スカート部の下端面を容器本体の底面に対して
平行方向に切断して形成したことにより、特にスカート
部を設けたことにより、切断面のエッジが唇等に接触す
る機会を著しく低減し、人体損傷の危険性を従来のもの
と比較して著しく低下させ且つ口当りを良くすることが
できた。また、包装用容器として使用する場合には、容
器の口元部の上面にシール蓋を貼って開口部を塞ぐが、
該口元部の上面に貼ったシール蓋をめくる際、スチレン
系樹脂発泡シート層の表面セルがシール蓋に付着し剥離
することが全くない。
ば、スチレン系樹脂発泡シート製容器の口元部を前記容
器本体の開口部の周囲に外方へ延びた開口鍔を成形し且
つ該開口鍔の外周縁に下方へ延びたスカート部を一体成
形し、該スカート部の下端面を容器本体の底面に対して
平行方向に切断して形成したことにより、特にスカート
部を設けたことにより、切断面のエッジが唇等に接触す
る機会を著しく低減し、人体損傷の危険性を従来のもの
と比較して著しく低下させ且つ口当りを良くすることが
できた。また、包装用容器として使用する場合には、容
器の口元部の上面にシール蓋を貼って開口部を塞ぐが、
該口元部の上面に貼ったシール蓋をめくる際、スチレン
系樹脂発泡シート層の表面セルがシール蓋に付着し剥離
することが全くない。
【0033】更に、前記スカート部の切断面のエッジを
加熱処理して丸みを付与してなることにより、例え切断
面に唇等が接触しても唇等が裂傷する可能性を皆無にす
ることができた。
加熱処理して丸みを付与してなることにより、例え切断
面に唇等が接触しても唇等が裂傷する可能性を皆無にす
ることができた。
【図1】本発明に係る容器の製造装置の一部を示した簡
略配置図である。
略配置図である。
【図2】スカート部の外周に残った剰余発泡シートを底
面に対して平行方向に切断する工程を示す簡略斜視図で
ある。
面に対して平行方向に切断する工程を示す簡略斜視図で
ある。
【図3】同じく要部の拡大断面図である。
【図4】本発明によって製造した容器を示し、(a) は一
部破断して示した側面図、(b)は平面図をそれぞれ示し
ている。
部破断して示した側面図、(b)は平面図をそれぞれ示し
ている。
【図5】同じく口元部の拡大断面図である。
【図6】スカート部の切断面を加熱処理する工程を示し
た簡略断面図である。
た簡略断面図である。
【図7】同じく椀型の環状凹面を有する加熱治具で切断
面を加熱処理する状態を示す要部拡大断面図である。
面を加熱処理する状態を示す要部拡大断面図である。
【図8】同じく直角三角形型の環状凹面を有する加熱治
具で切断面を加熱処理する状態を示す要部拡大断面図で
ある。
具で切断面を加熱処理する状態を示す要部拡大断面図で
ある。
【図9】切断面を加熱処理した後の口元部を示し、(a)
は切断面の内周側と外周側のエッジを丸み加工した口元
部の拡大断面図、(b) は切断面の外周側のエッジのみを
丸み加工した口元部の拡大断面図である。
は切断面の内周側と外周側のエッジを丸み加工した口元
部の拡大断面図、(b) は切断面の外周側のエッジのみを
丸み加工した口元部の拡大断面図である。
1 スチレン系樹脂発泡シート 2 加熱炉 3 金型 4 真空排気手段 5 自動パンチング機 10 容器 11 容器本体 12 開口部 13 開口鍔 14 スカート部 15 剰余発泡シート 16 底面 17 回転切削刃 18 口元部 19 切断面 20 支持体 21 回転軸 22 エッジ 23 支持体 24 嵌合凸部 25 フランジ部 26 押圧治具 27 加熱治具 28 環状凹面 29 丸み
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B29L 31:00
Claims (7)
- 【請求項1】 スチレン系樹脂発泡シートを加熱成形し
て容器本体を成形した後、該容器本体の開口部の周囲に
外方へ張り出した口元部を残し切断して形成した容器で
あって、前記容器本体の開口部の周囲に外方へ延びた開
口鍔を成形し且つ該開口鍔の外周縁に下方へ延びたスカ
ート部を一体成形し、該スカート部の下端面を容器本体
の底面に対して平行方向に切断して口元部を形成したこ
とを特徴とするスチレン系樹脂発泡シート製容器。 - 【請求項2】 前記スカート部の切断面のエッジを加熱
処理して丸みを付与してなる請求項1記載のスチレン系
樹脂発泡シート製容器。 - 【請求項3】 容器高さ/開口部直径で示される絞り比
が0.8以上である請求項1又は2記載のスチレン系樹
脂発泡シート製容器。 - 【請求項4】 スチレン系樹脂発泡シートを加熱した
後、雌雄金型間に繰り送り容器本体を成形すると同時
に、該容器本体の開口部の周囲に外方へ延びた開口鍔
と、該開口鍔の外周縁に下方へ延びたスカート部を一体
成形し、それからスカート部を容器本体の底面に対して
平行方向に切断して前記発泡シートから分離し、前記容
器本体の開口部の周囲に前記開口鍔とスカート部からな
る口元部を一体成形したことを特徴とするスチレン系樹
脂発泡シート製容器の製造方法。 - 【請求項5】 前記スチレン系樹脂発泡シートを加熱成
形して容器本体と、開口鍔及びスカート部を一体成形し
た後、該スカート部の周囲の発泡シートを残し該発泡シ
ートを容器本体の底面に対して直交方向に切断して分離
し、それから前記スカート部を容器本体の底面に対して
平行方向に切断してなる請求項4記載のスチレン系樹脂
発泡シート製容器の製造方法。 - 【請求項6】 前記スカート部の切断面のエッジを加熱
処理して丸みを付与してなる請求項4又は5記載のスチ
レン系樹脂発泡シート製容器の製造方法。 - 【請求項7】 容器高さ/開口部直径で示される絞り比
が0.8以上である請求項4又は5又は6記載のスチレ
ン系樹脂発泡シート製容器の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26190995A JPH09104062A (ja) | 1995-10-09 | 1995-10-09 | スチレン系樹脂発泡シート製容器及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26190995A JPH09104062A (ja) | 1995-10-09 | 1995-10-09 | スチレン系樹脂発泡シート製容器及びその製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09104062A true JPH09104062A (ja) | 1997-04-22 |
Family
ID=17368433
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP26190995A Pending JPH09104062A (ja) | 1995-10-09 | 1995-10-09 | スチレン系樹脂発泡シート製容器及びその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09104062A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2000015508A1 (en) * | 1998-09-10 | 2000-03-23 | Iris Ohyama, Inc. | Synthetic resin vessel and manufacturing method thereof |
| JP2019177428A (ja) * | 2018-03-30 | 2019-10-17 | 共和レザー株式会社 | 成形物の余剰部分のトリミング方法及び成形物の余剰部分のトリミング装置 |
-
1995
- 1995-10-09 JP JP26190995A patent/JPH09104062A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2000015508A1 (en) * | 1998-09-10 | 2000-03-23 | Iris Ohyama, Inc. | Synthetic resin vessel and manufacturing method thereof |
| JP2019177428A (ja) * | 2018-03-30 | 2019-10-17 | 共和レザー株式会社 | 成形物の余剰部分のトリミング方法及び成形物の余剰部分のトリミング装置 |
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