JPH091041A - 噴霧吹き付け工法 - Google Patents

噴霧吹き付け工法

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JPH091041A
JPH091041A JP17800095A JP17800095A JPH091041A JP H091041 A JPH091041 A JP H091041A JP 17800095 A JP17800095 A JP 17800095A JP 17800095 A JP17800095 A JP 17800095A JP H091041 A JPH091041 A JP H091041A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 被付着面で緩硬化型のゴム−アスファルト−
セメント固体層を形成させ、防水性、防湿性、気密性に
優れた厚付け被膜を形成することが可能な噴霧吹き付け
工法を提供する。 【構成】 固形分濃度50重量%以上のゴム−アスファ
ルトエマルジョンおよびセメント系粉体を主成分とする
混合物と、セメント系粉体を硬化させる液状増粘剤と
を、噴霧ノズルを用いて空中で混合させ、被付着面に到
達するまでの空間および被付着面上で該混合物と液状増
粘剤とを連続的に接触させることにより、被付着面に緩
硬化型のゴム−アスファルト−セメント固体層を形成さ
せる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、噴霧吹き付け工法に関
し、さらに詳細にはゴム−アスファルトエマルジョンと
セメント系粉体を主成分とする混合物を被付着面に噴霧
する際に、該セメント系粉体を硬化することが可能な液
状増粘剤を同時に噴霧し、空中で両者を混合することに
よって、被付着面に到達するまでの空間で、瞬間かつ強
力な増粘効果を得ることにより、被付着面で緩硬化型の
ゴム−アスファルト−セメント固体層を形成させ、防水
性、防湿性、気密性に優れた厚付け被膜を形成すること
が可能な噴霧吹き付け工法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、ゴム−アスファルトエマルジョン
の吹き付け工法として、高濃度のゴム−アスファルトエ
マルジョンと、多価金属塩水溶液などの該エマルジョン
を破壊しゲル化させることが可能なゲル化剤水溶液と
を、別々のノズルから同時に噴霧し、被付着面に到達す
る前および/または到達時に両液を衝突させて、瞬間的
にゲル化反応させ、接着力が強いゴム−アスファルト固
体層からなる厚付け膜を形成する工法がある(特公昭5
8−41107号公報)。
【0003】この工法は、ゴム−アスファルトエマルジ
ョンが被付着面に到達する前および/または到達時に
は、既に瞬間的にゲル化していることから、吹き付け後
の被膜の連続性は、被付着面の平滑度に影響を受けやす
い。例えば、建築および土木分野において構築される現
場打ちコンクリートによる地下外壁の場合、表層部の仕
上がりにおいて、型枠の目違い、ピンホール、ジャンカ
などの凹凸は、現状では避けられない。このような粗雑
な面に上記工法で吹き付けを行うと、被付着面の形状に
対して忠実に被膜が形成される。ひいては、凹凸のエッ
ジ部位で膜厚にバラツキが生じ、被膜乾燥時の収縮力が
膜の薄い部位に集中し、亀裂の発生に至ることがある。
【0004】一方、被付着面の平滑度合いの影響を受け
ないゴム−アスファルトエマルジョン系防水材吹き付け
工法として、ゴム−アスファルトエマルジョンにセメン
ト系粉体を混合し、必要に応じてメチルセルロース系増
粘剤を添加したものを、空気とともに噴霧分散させる2
流体ノズルを用いて吹き付け、被付着面にゴム−アスフ
ァルト−セメント固体層を形成させる工法が知られてい
る。しかしながら、この工法は、吹き付け材料を大幅に
増粘した際に問題となる圧送ポンプの吐出能力の限界
や、メチルセルロース系増粘剤を添加したときの環境温
度変化にともなう粘度挙動の問題から、垂直面あるいは
天井面に対して、1回の吹き付け作業で材料が垂れ落ち
ることなく防水性能上必要とされる厚み付けを行うこと
は、非常に困難である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記従来技
術の課題を背景になされたもので、被付着面で緩硬化型
のゴム−アスファルト−セメント固体層を形成させ、防
水性、防湿性、気密性に優れた厚付け被膜を形成するこ
とが可能な噴霧吹き付け工法を提供することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、固形分濃度5
0重量%以上のゴム−アスファルトエマルジョンおよび
セメント系粉体を主成分とする混合物と、セメント系粉
体を硬化させる液状増粘剤とを、噴霧ノズルを用いて空
中で混合させ、被付着面に到達するまでの空間および被
付着面上で該混合物と液状増粘剤とを連続的に接触させ
ることにより、被付着面に緩硬化型のゴム−アスファル
ト−セメント固体層を形成させることを特徴とする噴霧
吹き付け工法を提供するものである。
【0007】本発明の基体となるゴム−アスファルトエ
マルジョンは、アニオン性、カチオン性、ノニオン性の
いずれもでよいが、セメント系粉体を添加、混合し、プ
ランジャーポンプなどの加圧により、エアレススプレー
を行うのに充分なエマルジョン安定性を持つ必要があ
る。ゴム−アスファルトエマルジョンの固形分は、本発
明の厚付け性能に関与する重要な項目であり、50重量
%以上、好ましくは50〜80重量%、さらに好ましく
は60〜80重量%の範囲である。50重量%未満で
は、増粘剤混合時の緩ゲル化作用が小さく、所定の増粘
効果が得られない。一方、80重量%を超えると、セメ
ント系粉体の添加が困難となる場合があり、硬化時間が
遅延するため実用に耐えない恐れがある。
【0008】ゴム−アスファルトエマルジョン中のゴム
としては、天然ゴム、スチレン−ブタジエン共重合ゴ
ム、ブチルゴム、ポリブタジエンゴム、クロロプレンゴ
ム、アクリルゴム、エチレン−酢酸ビニル共重合体など
が挙げられるが、スチレン−ブタジエン共重合ゴムや、
カルボキシル変性スチレン−ブタジエン共重合体を主成
分とすることが、ゴム−アスファルト−セメント固体層
として性能的にも経済的にも優れている。
【0009】また、ゴム−アスファルトエマルジョン中
のアスファルトとしては、天然アスファルト、ストレー
トアスファルト、ブローンアスファルトなどが挙げら
れ、いずれも使用可能である。ゴム−アスファルトエマ
ルジョン中のゴム含有量は、特に制限されるものではな
いが、ゴム−アスファルト全固形分に対して、好ましく
は5〜50重量%、さらに好ましくは10〜30重量%
である。5重量%未満では、アスファルトの改質効果が
小さく、ゴム−アスファルト被膜の性能を広い温度範囲
にわたって保ち難い。一方、50重量%を超えると、ゴ
ム−アスファルト被膜の柔軟性、粘着性を損ない、ゴム
−アスファルトの本来の防水性能を失うことになる。
【0010】本発明に使用されるセメント系粉体として
は、水硬反応終了時により多くのエトリンジャイト生成
物が生じるようなセメントが好ましいが、その具体例と
しては、普通ポルトランドセメント、早強ポルトランド
セメント、超早強ポルトランドセメント、中庸ポルトラ
ンドセメント、ジェットセメント、高炉セメント、シリ
カセメント、フライアッシュセメントなどが挙げられ
る。このセメント系粉体の平均表面積は、通常、3,0
00〜6,000cm2 /g程度である。
【0011】セメント系粉体の添加量は、ゴムとアスフ
ァルトの全固形分100重量部に対して、好ましくは2
0〜100重量部、さらに好ましくは20〜50重量部
である。アスファルト系粉体の添加量が20重量部未満
では、ゴム−アスファルトエマルジョンの凝結が遅延
し、遊離水が捕獲され難く、硬化に時間がかかる。一
方、100重量部を超えると、形成被膜のクラック発生
の危険性および伸びの低下などの性能低下を招く。
【0012】なお、上記ゴム−アスファルトエマルジョ
ンとセメント系粉体を主成分とする混合物の調製方法と
しては、溶融アスファルトを乳化剤を用いて水性エマ
ルジョン化し、これにゴムラテックスまたはエマルジョ
ンを添加混合し、ゴム−アスファルトエマルジョンを作
製し、使用前にセメント系粉体を混合する方法、アス
ファルトにゴムを溶融、混合により均一化したのち、乳
化剤により水性エマルジョン化し、ゴム−アスファルト
エマルジョンを作製し、使用前にセメント系粉体を混合
する方法、溶融アスファルトをゴムラテックスまたは
エマルジョンおよび乳化剤で水性エマルジョン化し、ゴ
ム−アスファルトエマルジョンを作製し、使用前にセメ
ント系粉体を混合する方法、などが挙げられる。
【0013】なお、上記混合物中には、ゴム−アスファ
ルトエマルジョン、セメント系粉体のほかに、必要に応
じて各種界面活性剤、老化防止剤、可塑剤、充填剤など
を配合することもできる。
【0014】次に、液状増粘剤は、ゴム−アスファルト
エマルジョンに適度な緩ゲル化状態を引き起こすことに
より、充分な厚み付けを可能とする粘性を付与し、かつ
セメント系粉体の硬化作用を促進させ、必要最小量のセ
メント系粉体の添加量でゴム−アスファルトエマルジョ
ンを凝結させるセメント急結効果を持つものである。液
状増粘剤自身の粘性は、直接、本発明の性能には影響し
ないが、噴霧吹き付けを行うことから、低粘度であるこ
とが好ましい。この液状増粘剤としては、水ガラス、コ
ロイダルシリカ、リチウムシリケートなどのケイ酸塩水
溶液のほか、有機系では、イソシアネート、ポリアクリ
ル酸水溶液、タンニン酸水溶液、そのほか塩化アンモ
ン、炭酸アンモニウムジルコニウムなどの一般的なゲル
化剤から選ばれた少なくとも1種が挙げられ、好ましく
はケイ酸塩水溶液、特に好ましくはコロイダルシリカで
ある。このコロイダルシリカは、水を分散媒とし、無水
ケイ酸の超微粒子を水中に分散させた膠質溶液である。
【0015】なお、上記液状増粘剤中には、性状に応じ
た充填剤を配合することもできる。また、液状増粘剤の
固形分濃度または有効成分含有率は、通常、5〜50重
量%、好ましくは15〜40重量%程度である。
【0016】さらに、液状増粘剤の使用量は、吹き付け
形成した被膜の柔軟性、耐水強度などを維持するうえで
できるだけ少量であることが望ましいが、上記混合物に
対する液状増粘剤中の比率は、それぞれの種類、濃度に
よって異なるが、容量比にして好ましくは1/15〜1
/5、さらに好ましくは1/10〜1/7である。液状
増粘剤の比率が少なすぎると、増粘剤混合時の緩ゲル化
作用が小さく、所定の増粘効果が得られない。一方、多
すぎると、形成した被膜のクラック発生の危険性、被膜
伸びの低下などの性能の低下を招く。
【0017】本発明に使用する噴霧吹き付け機は、エア
レス型が好ましい。従来の吹き付け機では、圧縮空気に
よって吹き付け材料を噴霧させる、いわゆるエアスプレ
ー方式が広く使用されている。この型式は、吹き付け機
の構造が簡単で、噴霧吹き付け作業性にも優れている
が、反面、吹き付け材料の飛散が甚だしく、従って効果
的に混合物(ゴム−アスファルトエマルジョン+セメン
ト)と液状増粘剤とを接触混合させて、該混合物を増粘
・凝固させるのに不完全な面がみられる欠点がある。す
なわち、飛散が甚だしいため、特に黒色のゴム−アスフ
ァルトエマルジョンを含む上記混合物では重大な問題で
あり、また飛散が甚だしいことは、ある限られた範囲に
重点的に噴射されずに、液状増粘剤との接触が充分に効
率的ではない。
【0018】これに対し、エアレス型噴霧吹き付け機
は、適当なポンプで吹き付け材料に高圧を与え、細孔よ
り噴霧吹き付けるもので、空気を使用しないため限定さ
れたパターンを非常に効率よく形成でき、かつ被付着面
に高速で衝突するため、付着性が良好であり、また緻密
な吹き付け材料層を形成させることができる。同時に、
飛散が極めて少なく、従って吹き付け材料の損失は少な
いなどの利点が多い。このエアレス型は、空気あるいは
油圧モーターを利用したプランジャー型ポンプによるも
の、あるいは電動ダイヤフラム型ポンプによるものなど
が挙げられる。
【0019】以下、本発明を図面を用いて説明する。ま
ず、ゴム−アスファルトエマルジョンとセメント系粉体
を混合した混合物1と液状増粘剤8を用意する。さら
に、混合物用エアレススプレー機3と液状増粘剤用エア
レススプレー機10の2台を用意する。混合物(ゴム−
アスファルトエマルジョン+セメント)および液状増粘
剤は、それぞれのポンプのパイプ2および9より吸い上
げられ、各スプレー機のポンプを通り、圧を加えられて
耐圧ホース4および11より、スプレーガン6および1
3に達する。スプレーガンの手元にあるコック5および
12を開けば、先端にある噴出口より噴射される。この
噴出口には、噴出量およびスプレーパターンを決定する
特有な形状を有する細孔、すなわちノズル14、15お
よび7が装着されている。混合物用のノズル7は中央に
位置し、その両端には液状増粘剤用のノズル14、15
がノズル7からそれぞれ10cm以内の間隔をおいて、
それぞれ中央に向かって僅かに傾斜して配置されてい
る。
【0020】まず、コック12を開き加圧された液状増
粘剤のノズル14および15より霧滴状となって二つの
広がりをもって被付着面に吹き付けられる。続いて、コ
ック5を開き加圧された混合物の霧滴は、ノズル7より
噴射され、液状増粘剤の霧滴に包み込まれるようにして
空間で接触混合されながら、被付着面16に衝突し、該
混合物は増粘されて、ゴム−アスファルト−セメント固
体層17が形成される。このように、混合物(ゴム−ア
スファルトエマルジョン+セメント)は、少量の液状増
粘剤により極めて短時間(空間および被付着面に付着す
ると同時)に増粘され、被付着面に固体層が形成され
る。被付着面に形成された厚付け被膜は、ゴム−アスフ
ァルトエマルジョンに混合されたセメント系粉体により
該エマルジョン中の水が吸収されてエマルジョン破壊が
進行すると同時に、液状増粘剤によるセメント急結作用
により、硬化が促進され、また自然乾燥硬化の相乗作用
により、ゴム−アスファルト−セメント固体層からなる
厚付けの被膜が安定に形成される。
【0021】なお、被付着面の性質によっては、吹き付
け施工の前に、適当なプライマーを塗布しておくと、被
付着面とゴム−アスファルト−セメント固体層との接着
性を向上させることができる。このプライマーとして
は、アニオン性またはカチオン性のゴム−アスファルト
エマルジョン、ゴムラテックス、樹脂エマルジョンなど
が挙げられる。
【0022】以上のように、本発明によれば、セメント
粉体を混合した緩硬化型ゴム−アスファルトエマルジョ
ン防水材を、1回の吹き付け工程で、垂直面および天井
面に垂れることなく、厚み付けを行うことが可能とな
り、防水・防湿・気密工事を施工するうえで大幅な省力
化が図れる。本発明は、屋上の防水層成形、外壁面の防
水層成形、冷凍冷蔵庫、保温庫などの防湿、防気層成
形、燻蒸倉庫、サイロの防気層成形、地下構造物、橋梁
などの防水層成形、薬品貯蔵タンクの防水、保温層成形
などに使用され、周辺を汚染することなく、迅速かつ効
率よく施工することができる。
【0023】
【実施例】以下、本発明の実施例について説明するが、
本発明はこれらによって限定されるのではない。なお、
実施例中、部および%は、特に断らない限り重量基準で
ある。また、実施例における各種測定項目は、以下のよ
うにして求めた値である。密封状態での硬化性 離型紙上に吹き付けた試料を、100mlのポリエチレ
ン容器に50g入れ密栓し、20℃において指触で硬化
状態を観察した。コンクリート製歩道板との接着力 市販のコンクリート製歩道板(300×300×35m
m)に、各々の吹き付け材料を4mm厚で吹き付け、湿
潤状態で72時間養生した後の接着強度を調べた。
【0024】実施例1 固形分濃度70%のゴム−アスファルトエマルジョン
〔日本ラテックス加工(株)製、JSRスプレイション
GP−A〕170部に対して、セメント系粉体〔日本ラ
テックス加工(株)製、JSRスプレイションGP−
B〕を60部加え、攪拌機により均一に攪拌して改質ゴ
ム−アスファルトエマルジョン混合物を作製した。この
混合物を、大型エアレス塗装機〔旭サナック(株)製、
スーパーベアNP2554〕を用いてエアスプレーし、
同時にコロイダルシリカ〔旭電化(株)製、AT−3
0〕の15%希釈水溶液を小型エアレス塗装機〔旭サナ
ック(株)製、ライトベアAP1636〕を用いてエア
レススプレーし、改質ゴム−アスファルトエマルジョン
混合物80部に対し、コロイダルシリカの15%希釈水
溶液を10部の割合で空中混合させながら、垂直な被付
着面に吹き付け、被膜を形成した。
【0025】比較例1 実施例1において、改質ゴム−アスファルトエマルジョ
ン混合物100部に対し、メチルセルロース系増粘剤
〔信越化学工業(株)製、SM−25〕を0.2部加
え、攪拌機で均一に攪拌して増粘したのち、市販の塗装
用カップガンを用いてエアースプレー方式で実施例1と
同様に垂直な被付着面に吹き付け、被膜を形成した。
【0026】比較例2 固形分濃度82%のゴム−アスファルトエマルジョン
〔日本ラテックス加工(株)製、JSRスプレイジョ
ン〕を大型エアレス塗装機〔旭サナック(株)製、スー
パーベアNP2554〕を用いてエアスプレーし、同時
に塩化カルシウム5%水溶液を小型エアレス塗装機〔旭
サナック(株)製、ライトベアAP1636〕を用いて
エアレススプレーし、ゴム−アスファルトエマルジョン
70部に対し、塩化カルシウム5%水溶液を10部の割
合で空中混合させながら、垂直な被付着面に吹き付け、
被膜を形成した。
【0027】実施例1および比較例1〜2の吹き付け被
膜において、出来るかぎりの厚み付けを行い、垂れ落ち
ることなく保持可能な厚みの値を測定し。また、別に密
封状態での硬化時間と、湿潤状態で72時間養生した際
の市販のコンクリート製歩道板(300×300×35
mm)との接着力を測定した。結果を表1に示す。
【0028】
【表1】
【0029】*1)吹き付け材料凝集破壊 *2)吹き付け材料凝集破壊30%、吹き付け材料とコ
ンクリートとの界面剥離70% 比較例1〜2は、従来の工法技術によるものであるが、
実施例1に対して、比較例1は最大膜厚が充分でなく、
比較例2では硬化性および湿潤養生時の接着力の点で劣
る。
【0030】実施例2 実施例1において、あらかじめゴム−アスファルトエマ
ルジョンの全固形分を73%に調整した試料を用い、同
じセメント系粉体の添加量を40部へ変量した以外は、
実施例1と同様に吹き付けを行い、コロイダルシリカと
の混合吹き付け時の垂直被付着面への施工可能最大膜厚
を測定した。また、別に密封状態での硬化時間を測定し
た。
【0031】比較例3 実施例2において、コロイダルシリカを混合せず、改質
ゴム−アスファルトエマルジョン混合物のみをエアレス
スプレーし、垂直被付着面への施工可能な最大膜厚を測
定し。また、別に密封状態での硬化時間を測定した。
【0032】比較例4 実施例1において、あらかじめゴム−アスファルトエマ
ルジョンの全固形分を45%に調整した試料を用い、同
じセメント系粉体の添加量は60部そのままで、コロイ
ダルシリカとの混合吹き付け時の垂直被付着面への施工
可能最大膜厚を測定した。また、別に密封状態での硬化
時間を測定した。
【0033】実施例2、比較例3〜4の結果を表2に示
す。実施例2では、セメント系粉体の量を減量しても、
コロイダルシリカの緩ゲル化・硬化促進作用により、実
用範囲内の時間で硬化すると同時に10mm<の最大膜
厚を確保している。しかしながら、比較例3でコロイダ
ルシリカを混合しない場合は、厚付け効果が得られず、
密封状態での硬化性も大幅に遅延するため、実用に耐え
ない。比較例4では、ゴム−アスファルトエマルジョン
の全固形分が本発明で規定する範囲を外れており、セメ
ント系粉体の添加量が実施例1と同量であっても、厚付
け効果は得られない。
【0034】
【表2】
【0035】
【発明の効果】本発明の噴霧吹き付け工法によれば、被
付着面で緩硬化型のゴム−アスファルト−セメント固体
層を形成させ、防水性、防湿性、気密性に優れた厚付け
被膜を形成することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の工法の1実施例を示す説明図である。
【符号の説明】
1 ゴム−アスファルトエマルジョン 2,9 吸い込みパイプ 3,10 エアレス型吹き付け機 4,11 耐圧ホース 5,12 コック 6,13 噴射口(スプレーガン) 7,14,15 ノズル 8 液状増粘剤 16 壁面 17 ゴム−アスファルト−セメント固体層

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固形分濃度50重量%以上のゴム−アス
    ファルトエマルジョンおよびセメント系粉体を主成分と
    する混合物と、セメント系粉体を硬化させる液状増粘剤
    とを、噴霧ノズルを用いて空中で混合させ、被付着面に
    到達するまでの空間および被付着面上で該混合物と液状
    増粘剤とを連続的に接触させることにより、被付着面に
    緩硬化型のゴム−アスファルト−セメント固体層を形成
    させることを特徴とする噴霧吹き付け工法。
  2. 【請求項2】 液状増粘剤がケイ酸塩水溶液である請求
    項1記載の噴霧吹き付け工法。
JP17800095A 1995-06-22 1995-06-22 噴霧吹き付け工法 Expired - Lifetime JP3640266B2 (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104262976A (zh) * 2014-10-21 2015-01-07 山东阳谷华泰化工股份有限公司 一种气密性增进剂及其制备方法与应用
CN105666432A (zh) * 2016-03-29 2016-06-15 浙江大学 一种五自由度的皮纳卫星安装装置
JP2021038561A (ja) * 2019-09-03 2021-03-11 株式会社水戸グリーンサービス コンクリート吹付工法及びノズルユニット

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