JPH09105122A - 流木止め工 - Google Patents

流木止め工

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JPH09105122A
JPH09105122A JP8254237A JP25423796A JPH09105122A JP H09105122 A JPH09105122 A JP H09105122A JP 8254237 A JP8254237 A JP 8254237A JP 25423796 A JP25423796 A JP 25423796A JP H09105122 A JPH09105122 A JP H09105122A
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JP
Japan
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driftwood
river
posts
flood
model
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Pending
Application number
JP8254237A
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English (en)
Inventor
Kazuki Matsumura
和樹 松村
Joji Shima
丈示 嶋
Noboru Watanabe
昇 渡辺
Masaru Okada
勝 岡田
Yoshiro Hashida
芳朗 橋田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SABOU JISUBERI GIJUTSU CENTER
Kobe Steel Ltd
Original Assignee
SABOU JISUBERI GIJUTSU CENTER
Kobe Steel Ltd
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Publication date
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A50/00TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE in human health protection, e.g. against extreme weather

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 河川の上流域における洪水流や土砂礫の氾濫
等の災害の主原因となる流木を確実に捕捉し得る流木止
め工を提供する。 【解決手段】 流木止め工の模型と流木模型とによる流
木捕捉試験結果、および流木長分布図に示されている最
も多い流木長Lが1m〜4mであるというデータから、
河川を横断する方向に所定の間隔で立設された複数の支
柱を備えてなる流木止め工の流木捕捉率Tに顕著な影響
を与える前記支柱同志の間の純間隔b2 を0.4m
(0.40×1m)〜2.4m(0.60×4m)の範
囲に設定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、特に所定長さ以上
の流木を効果的に捕捉するようにした流木止め工の技術
分野に属する。
【0002】
【従来の技術】流木は、河川の渓流の湾曲部、川幅の狭
隘部、橋桁と河床との間の空間の少ないところや橋脚部
に絡み合って滞留する。すると、後続の土砂礫等が滞留
している流木に堰き止められてしまう。さすれば、河床
が上昇する結果、河川の上流域における洪水流や土砂礫
の氾濫等の災害を発生させる原因となる。また、滞留し
た流木が腐って崩れたとき、堰き止められている土砂礫
が一挙に流下して河川の下流域に災害を発生させる恐れ
も生じる。従って、河川の上流域における洪水流や土砂
礫の氾濫等の災害を未然に防止するためには流木を捕捉
する必要がある。
【0003】周知のとおり、従来から河川には砂防ダム
が築造されているが、砂防ダムでは流水に浮いて流され
る流木がこの砂防ダムの天端を超えるため殆ど捕捉する
ことができなかった。流木を捕捉するためには、流水は
流下させるが流木のみを止める格子構造の流木止め工が
必要になる。流木の捕捉率を高めるには、例えば格子を
構成する支柱や横梁の間隔を狭めれば良いが、それでは
資材の使用量の観点から経済的に好ましくなく、また目
的からして災害に影響を及ぼすことの少ない小流木まで
捕捉する必要がない。つまり、上記観点からすれば、流
木止め工を所定の長さ以上の流木のみを捕捉し得る構成
にすることが望ましい。
【0004】しかしながら、このような流木止め工の設
計は、どちらかといえば経験則による比重が大きかっ
た。勿論、如何なる構造物の設計であっても、それらに
係る経験則は捨てがたく極めて重要であるが、このよう
な経験則に理論的根拠が付加される方がより合理的な設
計が可能になる。このような配慮をしようと試みた流木
止め工に係る試験について、例えば透過型砂防ダムによ
る流木捕捉効果(土木技術資料、30−11,198
8)という論文の中で述べられている。
【0005】以下、上記従来例1と2に係る透過型砂防
ダムを、河川の上流側から見たその模型の正面図の図5
と、図5のB矢視図の図6と、河川の上流側から見たそ
の模型の正面図の図7と、図7のC矢視図の図8と、支
柱の純間隔b2 と流木長Lとの比b2 /Lと、流木捕捉
率Tとの関係グラフ図の図9とを順次参照しながら説明
する。
【0006】即ち、図5と図6とに示すものは、下流側
に傾斜して設けられた支柱1であって、この支柱1と、
これに隣接している支柱1との間の純間隔はb2 になっ
ている。そして、最外側の支柱1のそれぞれはステー2
で支えられると共に、各支柱1に水平かつ所定の間隔b
1 で横梁3が設けられてなる構成の模型(以下、Aタイ
プの模型という。)である。また、図7と図8とに示す
ものは、上記Aタイプの模型と同等の構成であって、横
梁3同志の間の純間隔間隔b1 を広く設定した構成にし
てなる模型(以下、Bタイプの模型という。)である。
【0007】このような構成になるA,Bタイプの模型
により直径が相違する2種類の流木模型の捕捉試験を行
って図9に示すような結果を得た。即ち、この図9は、
Aタイプの模型で捕捉された流木模型の直径が0.8c
mの場合を白丸印で、直径が0.3cmの場合を白三角
印でそれぞれ示し、さらにBタイプの模型で捕捉された
流木模型の直径が0.8cmの場合を黒丸印で、直径が
0.3cmの場合を黒三角印でそれぞれ示したものであ
って、この図からb2 /Lを0.4〜0.5程度、つま
り支柱1同志の間の純間隔b2 を流木長Lの0.4〜
0.5倍にすれば殆どの流木を捕捉し得るという結果を
導き出している。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記A,Bタイプの模
型による流木模型の捕捉試験結果によれば、b2 /Lが
小さくなって支柱同志の間の純間隔b2 が狭くなると流
木捕捉率Tが良くなる傾向があることは判る。しかしな
がら、災害の発生に殆ど影響を及ぼさない程度の流木ま
でも捕捉するのであるから構造的に無駄があるだけでな
く、流木捕捉率Tに顕著な影響を与える支柱の間の純間
隔b2 の範囲が明確に特定されていない。このように、
支柱の間の純間隔b2 を特定することができないのは、
2 /Lが無次元値で、実災害の原因となる流木長の範
囲が不明確であるからである。
【0009】従って、本発明は、低コストであって、し
かも河川の上流域における洪水流や土砂礫の氾濫等の災
害の主原因となる流木を確実に捕捉し得る流木止め工の
提供を目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記実情に鑑
みてなされたものであって、従って本発明に係る流木止
め工の構成は、河川を横断する方向に所定の間隔で立設
されてなる複数の支柱を備えた流木止め工において、前
記支柱同志の間の純間隔が0.4m以上、かつ2.4m
以下であることを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態に係る
流木止め工の模型を、河川の上流側から見たその正面図
の図1と、図1のA矢視図の図2と、b2 /Lをパラメ
ータとして、b1 /Lに対する流木流出率と流木捕捉率
Tとの関係線図の図3と、流木長分布グラフ図の図4と
を参照しながら、従来と同一のものあるいは同一機能を
有するものを同一符号を以て説明する。
【0012】発明者等は、流木止め工の開発に着手する
にあたり、先ず流木捕捉率Tに顕著な影響を与える流木
止め工の支柱同志の間の純間隔b2 の範囲を特定するた
めに、流木長Lの分布状態の調査を開始した。その結
果、図4に示すような流木長の分布図を発見した。この
流木長の分布図によると、最も多い流木長は1m〜4m
である。そこで、発明者等は、目視観察により、ほぼこ
れが妥当であるということを知見し、以下に説明する構
成になる流木止め工の模型により、流木模型の捕捉試験
を行って支柱同志の間の純間隔と横梁同志の間の純間隔
とを探究した。
【0013】次に、図1と図2とを参照しながら、本発
明の実施の形態に係る流木止め工の模型の構成を説明す
る。即ち、これらの図に示す符号1は、下流側に傾斜し
て設けられた複数本の支柱で、これら支柱1同志の間の
純間隔はb2 になっている。そして、最外側の支柱1の
それぞれがステー2で支えられると共に、これら支柱1
には、水平かつ所定の純間隔b1 で複数の横梁3が配設
されてなる構成になっている。そして、このような構成
になる流木止め工の模型と、流木模型とにより流木捕捉
試験を行って、図3に示すような結果を得た。
【0014】同図3によれば、b1 /L>0.5では流
木捕捉率Tは殆ど変化していない。そして、0.26≦
1 /L≦0.5の範囲では、b1 /Lが小さくなるに
つれて流木捕捉率Tが急激に増加している。また、b2
/Lが大きくなるにつれて流木捕捉率Tが急激に減少す
る一方、b2 /L<0.40ではb1 /Lに関係なく流
木捕捉率Tが0.72以上になっている。換言すれば、
1 /Lを配慮する場合にはb2 /Lを0.40〜0.
96の範囲に設定すれば良く、またb1 /Lを配慮しな
い場合にはb2 /Lを0.40〜0.60の範囲に設定
すれば良いことが判る。
【0015】そこで、以上説明した流木捕捉試験結果
と、前記資料に示されている流木長分布の最も多い1m
〜4mの間の流木長Lのデータとから、b1 /Lを配慮
しない簡単な構造の流木止め工の支柱1同志の間の純間
隔b2 を求めると、この流木止め工の支柱1同志の間の
純間隔b2 は0.4m(0.40×1m)以上、2.4
m(0.60×4m)以下となる。
【0016】従って、流木止め工を、その支柱1同志の
間の純間隔b2 を上記範囲の値に設定し、そして強度向
上のために少なくとも1本の横梁をこれら支柱1の上部
に配設する構成、例えば図1において下段の横梁3と、
中段の横梁3とを取外した構成にすれば、災害の主原因
となる流木を効果的に捕捉することが可能になる。
【0017】但し、実際には、例え捕捉し得る長さの流
木であっても、その流れている際の向きによっては流木
止め工を通過したりすることもあるが、例えばこのよう
な構成になる流木止め工を河川に沿って2基以上設置す
るよう計画すれば、下流側に設けられた流木止め工によ
って捕捉されるから、流木の流出については特に問題に
するに足りないものである。
【0018】また、流木長が短い場合には流木捕捉率T
は低く、故に多くは流木止め工を通過して流されると考
えられるが、ある流木が一度捕捉されれば、後続する流
木はその長さの如何を問わず捕捉された流木により捕捉
され易くなり流木捕捉率Tが向上するし、例え捕捉し得
ない長さの流木が流木止め工を通過したとしても、災害
に対する影響度が極めて少ないので、この場合にあって
も特に問題にする必要がない。ところで、上記実施例で
は、支柱1をステー2で支える構成としたが、これはた
だ単に流木止め工の設計上の問題に過ぎず、強度的に問
題がなければ必ずしもステー2を設ける必要がない。
【0019】なお、上記実施の形態は本発明の一具体例
に過ぎず、従ってこの実施例によって本発明の技術的思
想の範囲が限定されるものではない。
【0020】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明に係る流木
止め工によれば、支柱同志の間の純間隔が合理的に決定
され、そして横梁が不要であるから、流木止め工を無駄
のない簡単な構成にすることができ、しかも河川の上流
域における洪水流や土砂礫の氾濫等の災害の発生に大き
な影響を及ぼすと考えられる長さの流木を確実に捕捉す
ることができるので、流木止め工の製造コストの削減
と、災害の未然防止に対して大いに寄与することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係り、河川の上流側から
見た流木止め工の模型の正面図である。
【図2】図1のA矢視図である。
【図3】本発明の実施の形態に係り、b2 /Lをパセメ
ータとして、b1 /Lに対する流木流出率と流木捕捉率
Tとの関係線図である。
【図4】流木長分布グラフ図である。
【図5】従来例1に係り、河川の上流側から見た流木止
め工の模型の正面図である。正面図である。
【図6】図5のB矢視図である。
【図7】従来例2に係り、河川の上流側から見た流木止
め工の模型の正面図である。
【図8】図7のC矢視図である。
【図9】支柱の純間隔b2 と流木長Lとの比、b2 /L
と流木捕捉率Tとの関係グラフ図である。
【符号の説明】
1…支柱,2…ステー,3…横梁,b1 …横梁同志の純
間隔,b2 …支柱同志の純間隔,L…流木長,T…流木
捕捉率。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 渡辺 昇 兵庫県神戸市東灘区甲南町2丁目4番地12 −204 (72)発明者 岡田 勝 兵庫県神戸市長田区鶯町1丁目3番10号 (72)発明者 橋田 芳朗 兵庫県神戸市長田区駒ケ林2丁目5番3号

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 河川を横断する方向に所定の間隔で立設
    されてなる複数の支柱を備えた流木止め工において、前
    記支柱同志の間の純間隔が0.4m以上、かつ2.4m
    以下であることを特徴とする流木止め工。
JP8254237A 1996-09-26 1996-09-26 流木止め工 Pending JPH09105122A (ja)

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JP8254237A JPH09105122A (ja) 1996-09-26 1996-09-26 流木止め工

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JP8254237A JPH09105122A (ja) 1996-09-26 1996-09-26 流木止め工

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JP10932090A Division JPH047405A (ja) 1990-04-24 1990-04-24 流木止め工

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011112481A (ja) * 2009-11-26 2011-06-09 Nippon Koei Co Ltd 流木を含む土石流の解析装置及び解析方法
JP2019183488A (ja) * 2018-04-09 2019-10-24 Jfe建材株式会社 堰堤構造物
JP2020105764A (ja) * 2018-12-27 2020-07-09 日鉄建材株式会社 流木捕捉体および流木捕捉体の構築工法ならびに流木捕捉工の設置構造
JP2020105765A (ja) * 2018-12-27 2020-07-09 日鉄建材株式会社 流木捕捉工の設置方法および設置構造
JP2020105762A (ja) * 2018-12-27 2020-07-09 日鉄建材株式会社 流木捕捉体および流木捕捉体の構築工法ならびに流木捕捉工の設置構造

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19990518