JPH09105148A - 作業機械 - Google Patents

作業機械

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JPH09105148A
JPH09105148A JP26416795A JP26416795A JPH09105148A JP H09105148 A JPH09105148 A JP H09105148A JP 26416795 A JP26416795 A JP 26416795A JP 26416795 A JP26416795 A JP 26416795A JP H09105148 A JPH09105148 A JP H09105148A
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悟 西村
Takayuki Suzuki
孝幸 鈴木
Takashi Otsu
隆 大津
Eiji Yamazaki
栄二 山崎
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 1台の機械で2種類の作業ができるし、運転
席を旋回して2つの作業機を見ながら作業できるように
する。 【解決手段】 上部車体12に第1、第2作業機A,B
を取付けて2種類の作業ができるようにし、座席44と
操縦部材を備えた運転席40を旋回自在に取付けて座席
44を第1作業機Aに向う姿勢と第2作業機Bに向う姿
勢として2つの作業機を見ながら作業できるようにす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、道路工事、構造物
解体工事、建設物の基礎工事等に使用される作業機械に
関する。
【0002】
【従来の技術】道路工事、構造物解体工事、建設物の基
礎工事において使用される作業機械としては、走行体を
備えた下部車体に上部車体を旋回自在に取付け、その上
部車体にブームを上下揺動自在に取付け、そのブームに
アームを上下揺動自在に連結し、そのアームにバケット
を上下回動自在に取付けた小型油圧ショベル、中型、大
型油圧ショベルが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】かかる油圧ショベルは
掘削、積込み等のバケット作業を行なうものであるが、
前述の工事においてはショベル作業と同時にブレーカ作
業、クラッシャ作業、ニブラー作業等の他の作業が行な
われる事が多い。
【0004】従来では、この様な場合アーム先端のバケ
ットの代りにアタッチメントとしてブレーカ、クラッシ
ャ、ニブラー等を装着した他の油圧ショベルと油圧ショ
ベルを同時に2台投入するか、又はショベル作業が終っ
た後にバケットを他のアタッチメントに交換して他の作
業をするかであった。
【0005】小規模工事又は狭溢地工事の場合、前者で
はお互い油圧ショベルが邪魔になったり、稼動率の低い
使い方をせざるを得ない。又後者では一つの作業が終っ
てから他の作業に移らざるを得ず、作業がシリーズとな
り、バケット作業と他の作業を交互に繰り返しする細切
れ作業の場合、アタッチメント交換が非常にわずらわし
く、時間ロスが大である。
【0006】このことを解消するために、本出願人は先
に、上部車体の前部に第1作業機を上下揺動自在に取付
け、その上部車体の後部に第2作業機を上下揺動自在に
取付けた作業機械を出願した。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】かかる作業機械であれ
ば、1台の作業機械で2種類の作業ができる。しかしな
がら、上部車体の前部と後部にそれぞれ作業機を上下揺
動自在に取付けたので、オペレータは前を向いて操作し
たり、後を向いて操作するので、大変面倒であるし、周
囲の安全確認をし難いものとなる。
【0008】そこで、本発明は前述の課題を解決できる
ようにした作業機械を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段及び作用効果】第1の発明
は、走行体10を備えた下部車体11に上部車体12を
旋回可能に取付け、この上部車体12における旋回中心
に対しほぼ相対する位置に、異なる作業具を備えた第1
作業機Aと第2作業機Bを上下揺動自在にそれぞれ取付
け、フロア43に座席44と、操縦部材を取付けて運転
席40とし、この運転席40のフロア43を、前記上部
車体12に、その座席44がほぼ第1作業機Aに向う第
1の姿勢と、座席44がほぼ第2作業機Aに向う第2の
姿勢とに亘って旋回可能に取付け、前記上部車体12と
フロア43に亘って旋回機構46を設けたことを特徴と
する作業機械である。
【0010】第1の発明によれば、第1作業機Aと第2
作業機Bとによって異なる作業ができるから、1台の作
業機械で2種類の作業ができる。また、運転席40を第
1の姿勢に旋回すれば座席44に座ったオペレータが楽
な体勢で第1作業機Aを見ることができ、運転席40を
第2の姿勢に旋回すれば座席44に座ったオペレータが
楽な姿勢で第2作業機Bを見ることができる。したがっ
て、第1作業機Aと第2作業機Bを楽な体勢で見ながら
作業できるので、操作が大変やり易いし、周囲の安全を
容易に確認できる。
【0011】第2の発明は、第1の発明における第1作
業機Aと第2作業機Bを上部車体12に、左右揺動式又
はオフセット式に取付けた作業機械である。
【0012】第2の発明によれば、側溝掘削等で作業機
を左右揺動又はオフセットさせる場合に座席44を旋回
して作業を容易にできる。
【0013】第3の発明は、第1・第2の発明における
運転席40の旋回中心を、第1作業機Aの取付部と第2
作業機Bの取付部を結ぶ直線に対してオフセットさせた
作業機械である。
【0014】第3の発明によれば、座席44に座ったオ
ペレータは第1作業機A、第2作業機Bを斜めに見るこ
とになるので、座席44の向きを正しく第1作業機A、
第2作業機Bに向けなくとも第1作業機A、第2作業機
Bを見ることができる。したがって、運転席40の旋回
角度を180度よりも小さい角度にすることができ、運
転席40をシリンダによって旋回させることが可能とな
る。
【0015】第4の発明は、第1・第2・第3の発明に
おける上部車体12に筒状体58を縦軸回りに回転可能
に取付け、この筒状体58に運転席40のフロア43を
取付け、前記筒状体58と上部車体12に亘って旋回用
シリンダ61を連結して運転席40の旋回機構46とし
た作業機械である。
【0016】第4の発明によれば、旋回用シリンダ61
を伸縮することで運転席40を旋回できるから、構造が
簡単となる。
【0017】第5の発明は、第1・第2・第3の発明に
おける上部車体12に固定した固定リング110と、こ
の固定リング110に回転可能に支承されフロア43に
固定した可動リング111と、上部車体12に取付けら
れて可動リング111を回転する旋回用モータ113に
より旋回機構46とした作業機械である。
【0018】第5の発明によれば、運転席40を360
度旋回できるから、座席44を正しく第1作業機A、第
2作業機Bに向う姿勢とすることができる。
【0019】第6の発明は、第1・第2・第3・第4・
第5の発明における運転席40のフロア43下部と上部
車体12の上部との間に配設したプッシュプルケーブル
71、油圧ホース80を、前記旋回機構46の回りに沿
って円弧状に湾曲して配設した作業機械である。
【0020】第6の発明によれば、プッシュケーブル7
1、油圧ホース80をフロア43の下部にコンパクトに
収納して配設できるし、運転席40が旋回した時に旋回
機構46の回りに巻き込まれるように変位してプッシュ
プルケーブル71、油圧ホース80を損傷することがな
い。
【0021】第7の発明は、第4・第5・第6の発明に
おける油圧ポンプ90の吐出圧油を前記旋回用シリンダ
61又は旋回用モータ113に供給する2つの回路に、
その2つの回路を短絡してタンクに連通する手段を設け
た作業機械である。
【0022】第7の発明によれば、連通手段によって2
つの回路を短絡してタンクに連通することで旋回用シリ
ンダ61又は旋回用モータ113が外力で作動するよう
になる。したがって、油圧ポンプ90が圧油を吐出しな
い状態となった時に運転席40を人力で旋回できる。
【0023】第8の発明は、第4・第5・第6・第7の
発明における油圧ポンプ90の吐出圧油を前記旋回用シ
リンダ61又は旋回用モータ113に供給する2つの回
路に、旋回用シリンダ61又は旋回用モータ113から
圧油が逆流することを防止するダブルパイロットチェッ
ク弁98を設けた作業機械である。
【0024】第8の発明によれば、旋回用シリンダ61
又は旋回用モータ113が外力で作動することを確実に
防止でき、作業機械を傾斜地に長期間放置しても運転席
40が自重で旋回することがない。
【0025】
【発明の実施の形態】図1と図2に示すように、走行体
10を備えた下部車体11に上部車体12が旋回機構a
により旋回可能に取付けられ、その上部車体12の旋回
中心12aを境としてほぼ相対向した位置、例えば前部
と後部に第1ブラケット13と第2ブラケット14が相
対向して一体的に設けてある。
【0026】前記第1ブラケット13には取付体16が
縦軸回りに揺動自在に取付けられ、この取付体16に設
けた揺動リンク17と上部車体12に亘って揺動用シリ
ンダ18が連結してあり、前記取付体16にはブーム1
9がブームシリンダ20で上下揺動自在に取付けられ、
そのブーム19にアーム21がアームシリンダ22で上
下揺動自在に取付けてあり、そのアーム21に作業具で
あるバケット23が作業具シリンダ24で上下回動自在
に取付けられて上下揺動式の第1作業機Aを構成してい
る。この第1作業機Aは左右揺動式としてあるが、左右
オフセット式としても良い。
【0027】前記第2ブラケット14には取付体25が
縦軸回りに揺動自在に取付けられ、この取付体25に設
けた揺動リンク26と上部車体12に亘って揺動用シリ
ンダ27が連結してあり、前記取付体25には第1ブー
ム28が第1ブームシリンダ29で上下揺動自在に取付
けられ、その第1ブーム28に第2ブーム30が第2ブ
ームシリンダ31で上下揺動自在に取付けられ、その第
2ブーム30にアーム32がアームシリンダ33で上下
揺動自在に取付けてあり、そのアーム32に作業具であ
る混合撹拌機34が作業具シリンダ35で上下回動自在
に取付けられて揺動式の第2作業機Bを構成している。
この第2作業機Bは左右揺動式としてあるが左右オフセ
ット式としても良い。
【0028】前記混合撹拌機34はロータカバー36に
混合撹拌用のロータ37を回転自在に取付けたもので、
そのロータカバー36に固着したブラケット38にアー
ム32、リンク39が連結されて作業具シリンダ35の
ピストン杆35aを伸縮するとロータカバー36が上下
回動するようにしてある。
【0029】前記上部車体12の旋回中心12aを境と
して前記第1、第2ブラケット13,14と直交する相
対向した位置、例えば左側部と右側部に運転席40と主
要駆動機器41が取付けてある。主要駆動機器41はカ
バー体42で覆ってある。前記運転室40はフロア43
に座席44と操作レバー45等の操作部材を取付けたも
のである。フロア43は上部車体12に旋回機構46で
旋回可能に取付けてある。
【0030】前記運転席40と主要駆動機器41は左右
方向に離隔して上部車体12の上面における運転席40
と主要駆動機器41との間に空間部Cを形成している。
この空間部Cは上部車体12の旋回中心12aに位置し
て上部車体12の前部から後部まで連続し、その空間部
Cの幅bは第1作業機Aの下部寄り部分(ブーム19)
及び第2作業機Bの下部寄り部分(第1ブーム28)の
幅よりも若干広くしてある。
【0031】前記上部車体12における左側部の後部寄
り、つまりフロア43の後側部分に作動油タンク47が
取付けてある。この作動油タンク47はフロア43が旋
回した時に干渉しないようにしてある。前記空間Cにお
けるカバー体42寄りに燃料タンク48が取付けてあ
る。この燃料タンク48は第1作業機Aのブーム19と
干渉しないようにしてある。
【0032】このようであるから、第2作業機Bの第1
・第2ブーム28,30を上方に揺動して混合撹拌機3
4を地面より上方位置とし、フロア43を図1の前向き
姿勢として第1作業機Aのブーム19、アーム21を上
下に揺動すると共に、バケット23を上下揺動すること
で掘削・積込み等のバケット作業を行なう。この時、座
席44に座ったオペレータはほぼ前方に向うので第1作
業機Aを見ながら簡単に操作できる。
【0033】第1作業機Aのブーム19を上方に揺動し
てバケット23を地面より上方位置とし、フロア43を
図2に仮想線で示すようにほぼ後向き姿勢として第2作
業機Bの第1・第2ブーム28,30とアーム32を下
方に揺動することで混合撹拌機34で混合撹拌作業を行
なう。この時、座席44に座ったオペレータはほぼ後方
に向うので第2作業機Bを見ながら簡単に操作できる。
【0034】この時、第2作業機Bは第1・第2ブーム
28,30とアーム32を有するから、第1・第2ブー
ム28,30とアーム32を略水平状態とすることで混
合撹拌機34を上部車体12より遠くまで移動できて作
業範囲が広くなる。
【0035】このように、一台の作業機械でバケット作
業と混合撹拌作業を行なうことができるので、道路工
事、建設物の基礎工事を効率良く実施できる。
【0036】また、第1作業機Aと第2作業機Bは上部
車体12の旋回中心12aを境として前後にほぼ相対向
して位置しているから、一方の作業機で作業している時
に他方の作業機がカウンタウエイトの役目を果し車体安
定性を向上できる。
【0037】しかも、一方の作業機で作業している時に
他方の作業機を張出す事により可変位置カウンタウエイ
トの役割を果す事ができ車体の安定性を向上できるの
で、一方の作業機の作業範囲を拡大できる。
【0038】また、上部車体12の旋回中心12aを境
とした前部と後部に第1・第2作業機A,Bが取付けら
れて前後方向の車体安定性が向上し、しかもその上部車
体12の旋回中心12aを境とした左側部と右側部に運
転席40と主要駆動機器41が取付けられて左右方向の
車体安定性が向上するので、車両安定性が優れたものと
なるし、第1・第2作業機A,Bと運転席40が左右方
向に離れ座席44のオペレータの視界性が良い。
【0039】また、運転席40の旋回中心は、第1作業
機Aの取付部と第2作業機Bの取付部を結ぶ直線に対し
て左側方にずれているし、座席44が前記直線に対して
左側方にずれているので、フロア43を180度回転し
なくとも座席44に座ったオペレータが第1作業機A及
び第2作業機Bを楽な体勢で見ることができる。これに
よって運転席40の旋回角度を180度より小さくでき
る。
【0040】また、上部車体12の左側部後部寄りに作
動油タンク47が取付けてあるから、左右方向の車両安
定性がより一層向上する。
【0041】また、第1作業機Aと第2作業機Bを上方
に揺動することで第1作業機の下方寄り部分と第2作業
機の下方寄り部分が空間部C内に収納される。これによ
って、第1作業機Aと第2作業機Bが上部車体12より
突出することが低減し、上部旋回体12を狭い場所で旋
回しても第1、第2作業機A,Bが障害物と干渉するこ
とがなく、最小旋回半径を小さくできる。
【0042】図2に示すように、上部車体12の外側面
は旋回中心12aを中心とするほぼ円弧状で、一対の走
行体10間の幅内に位置している。前記第1ブラケット
13と第2ブラケット14は上部車体12の外側面の最
大旋回軌跡c内に位置している。前記取付体16と取付
体25は前記最大旋回半径cより若干突出しているが、
揺動用シリンダ18,27により揺動することで前記最
大旋回半径c内に位置する。
【0043】このようであるから、取付体16,25を
揺動した状態で上部車体12を一対の走行体10の幅内
で旋回できるので、超小旋回が可能となるし、取付体1
6,25を揺動しない場合にはオペレータは取付体1
6,25が障害物と干渉しないように注意しながら旋回
すれば良く、旋回操作時に気をつかわなくて良い。
【0044】次に運転席40を旋回する構造について説
明する。
【0045】図3と図4に示すように、上部車体12は
中間部フレーム50に左側部フレーム51と右側部フレ
ーム(図示せず)を固着したもので、その中間部フレー
ム50の下面に旋回機構aを構成する固定リング52が
固着され、この固定リング52に軸受53を介して可動
リング54が回転自在に支承してあり、その可動リング
54を下部車体11に取付けると共に、中間部フレーム
50に取付けたモータで回転されるピニオンを可動リン
グ54の内歯54aに嵌合し、モータを駆動することで
上部車体12が下部車体11に対して旋回する。
【0046】前記左側部フレーム51の上面51aには
固定リング55が固定され、この固定リング55に軸受
56を介して可動リング57が回転自在に支承してあ
る。この可動リング57に筒状体58の下部が固定して
あり、その筒状体58の上部がフロア43に固定してあ
る。この筒状体58のブラケット59と中間部フレーム
50の上面50aに取付けたブラケット60に亘って旋
回用シリンダ61が連結してある。
【0047】これにより、旋回用シリンダ61を伸縮す
ることで筒状体58とともにフロア43が旋回するよう
になり、これによって前記旋回機構46を構成してい
る。
【0048】前記フロア43における座席43の左側部
にはスイッチパネル62が取付けられ、右側部に操作パ
ネル63が取付けてある。
【0049】前記作動油タンク57は左側部フレーム5
1の後部寄りにおける上面51aより下方の取付部62
にボルト63で取付けてある。これにより、左側部フレ
ーム51の上面51aから作動油タンク47の上面まで
の高さが作動油タンク47全高よりも低くなる。
【0050】前記座席44の背もたれ部分44aと操作
パネル63の上部はフロア43よりも作動油タンク47
側に作動油タンク47と干渉しないように突出してい
る。これにより、作動油タンク47の全高を低くせずに
作動油タンク47と座席44の背もたれ部分44a、操
作パネル63の上部が前後方向に重なり合うので、作動
油タンク47の容量を減少せずに運転席40と作動油タ
ンク47の前後方向取付けスペースを小さくできる。
【0051】以上の様であるから、旋回用シリンダ61
を縮めた状態とすれば運転席40が図4に示す前向き姿
勢となり、座席44に座ったオペレータが第1作業機A
を楽な体勢で見ながら操作できる。
【0052】また、旋回シリンダ61を伸ばすと運転席
40は図5に示すようにほぼ120度旋回してほぼ後向
き姿勢となり、座席44に座ったオペレータが第2作業
機Bを楽な体勢で見ながら操作できる。
【0053】なお、フロア43の座席44側の一端面4
3aにおける旋回中心46aより中央寄りのコーナー部
は直角ではなく斜めとしてある。この斜めコーナー端面
64から旋回中心46aまでの距離は旋回中心46aか
ら一端面43aまでの距離よりも若干短かくしてある。
【0054】このようであるから、フロア43の一端面
43aと作動油タンク57との間の隙間を小さくしても
フロア43を旋回する際に作動油タンク57とフロア4
3が干渉することがない。
【0055】前記操作レバー45は図6に示すように、
油圧パイロット弁70を作動するものや、図示しない操
作弁等をプッシュプルケーブル71で切換え作動するも
のであり、操作パネル62に設けたコントローラには電
気ケーブル72が接続している。
【0056】前記電気ケーブル72は図6に示すよう
に、筒状体58、可動リング57、固定リング55の中
空部分を挿通して電気制御機器に接続する。このように
すればフロア43を旋回した時に電気ケーブル72がね
じれることがない。
【0057】プッシュプルケーブル71は図6と図7に
示すように筒状体58の外周に沿って円弧状に湾曲して
配設し、その一端部71aをレバー73、ロッド74、
レバー75等を介して操作レバー45に連係する。この
プッシュプルケーブル71の他端部71bは図示しない
操作弁等に連係する。
【0058】具体的には、プッシュプルケーブル71の
中間部を第1のクランプ治具75で上部車体側に固定
し、その固定部より筒状体58の回りにほぼ1回りさ
せ、その部分を第2のクランプ治具76でフロア43に
固定し、その固定部より一端寄り部分を円弧状として一
端部71aをレバー73で揺動されるアームに連結す
る。
【0059】このようにすれば、プッシュプルケーブル
71がフロア43の下にコンパクトに配設されるし、フ
ロア43が図7に示す前向きの姿勢から右回りにほぼ1
20度旋回した時にプッシュプルケーブル71が筒状体
58の回りに巻き込まれるように変位するので、プッシ
ュプルケーブル71を損傷することがない。
【0060】前記油圧パイロット弁70には複数の油圧
ホース80が接続してある。これらの油圧ホース80は
第1のホースクランプ治具81でフロア43にまとめて
固定され、その固定部以降を筒状体58の回りにほぼ半
回りさせて第2のホースクランプ治具82で左側部フレ
ーム51に固定してある。なお、第1のホースクランプ
治具81と第2のホースクランプ治具82との間の各油
圧ホース80は太いホース83内にまとめて挿通してあ
る。
【0061】このようであるから、油圧ホース80はフ
ロア43の下にコンパクトに配設されるし、フロア43
が図7に示す前向き姿勢から右方にほぼ120度旋回し
た時に油圧ホース80は筒状体58の回りに巻き込まれ
るように変位するので、油圧ホース80を損傷すること
がない。
【0062】なお、プッシュプルケーブル71と油圧ホ
ース80が上下に重なり合うので、図6に示すように仕
切板84を設けてある。これによってプッシュプルケー
ブル71と油圧ホース80がこすれ合って損傷すること
を防止できる。
【0063】次に旋回用シリンダ61に圧油を供給する
油圧回路を説明する。図8に示すように、油圧ポンプ9
0の吐出路91には旋回用バルブ92と他の油圧アクチ
ュエータ用バルブ93が設けてある。旋回用バルブ92
は、油圧パイロット弁94より第1受圧部92aにパイ
ロット圧を供給することで第1位置イとなり、第2受圧
部92bに供給することで第2位置ロとなり、それ以外
は中立位置ハとなる。
【0064】旋回用バルブ92と旋回用シリンダ61は
連通弁95を介して接続し、この連通弁95を連通位置
ニとして旋回用バルブ92を第1位置イとすると縮み室
61aに圧油が供給され、第2位置ロとすると伸び室6
1bに圧油が供給され、中立位置ハとすると縮み室61
a,伸び室61bが閉じられる。
【0065】このようであるから、旋回用バルブ92を
中立位置ハより第1位置イ、第2位置ロとすることで旋
回用シリンダ61が伸縮作動し、運転席40の自重で旋
回することができる。
【0066】連通弁95を短絡位置ホとすると共に、ス
トップ弁96を開放してタンク97と連通すると、縮み
室61a、伸び室61bがタンク97に連通して旋回用
シリンダ61が外力により伸縮する。これにより、エン
ジン故障や停止、油圧ポンプ90が故障した場合に運転
席40を人力によって旋回できる。
【0067】以上の油圧回路であると、旋回用バルブ9
2を中立位置ハとした時に、旋回用シリンダ61の縮み
室61a、伸び室61b内の圧油が旋回用バルブ92よ
りタンクに漏れることがあり、作業機械を傾斜地に長期
間放置すると運転席40が自重で旋回することがあるの
で、図9に示すようにダブルパイロットチェック弁98
を設ける。このようにすれば旋回用シリンダ61から圧
油が旋回用バルブ92に流れること確実に防止できるの
で、傾斜地に作業機械を長期間放置しても運転席40が
自重で旋回することはない。
【0068】図10は油圧回路の第3実施例を示し、油
圧パイロット弁94の出力側に接続した第1、第2パイ
ロット回路99,100を連通弁95に接続し、油圧パ
イロット弁94の出力する圧油によって旋回用シリンダ
61を伸び、縮み作動できるようにしてある。
【0069】このようにすれば旋回用バルブが不要とな
るからコストを低減できる。
【0070】なお、この場合には第1、第2パイロット
回路99,100にダブルパイロットチェック弁98を
設け、油圧パイロット弁94を操作しない時には旋回用
シリンダ61から圧油が油圧パイロット弁94に流れな
いようにし、それによって傾斜地での運転席40の自重
による旋回を防止する。
【0071】次に旋回機構46の第2実施例を説明す
る。図11と図12に示すように、上部車体12(左側
部フレーム51に固定リング110を固定し、この固定
リング110に可動リング111を軸受112で回転自
在に支承し、その可動リング111をフロア43の下面
に固定する。左側部フレーム51に取付けた旋回用モー
タ113で減速機114を介してピニオン115を回転
し、そのピニオン115を可動リング111の内歯11
6に嵌合する。
【0072】このようにすれば、旋回用モータ113を
駆動することでフロア43を360度旋回することが可
能となり、座席44を前向き姿勢と後向き姿勢とするこ
とができる。
【0073】この場合には、旋回中心にスイベルジョイ
ント117を取付ける。このスイベルジョイント117
は固定部118と回転部119との間に圧油、電気を伝
達可能なものとなり、その固定部118を左側部フレー
ム51に取付け、回転部119をフロア43に固定す
る。このようにすれば、フロア43と左側部フレーム5
1との間に圧油、電気を伝達することができる。
【0074】図13は旋回用モータ113の油圧回路図
であり、前記旋回用シリンダ61と同様としてある。こ
の場合には旋回用バルブ92を第1位置イ、第2位置ロ
とすることで旋回用モータ113の第1ポート113
a、第2ポート113bに圧油が供給されて正回転、逆
回転する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す全体正面図である。
【図2】本発明の実施例を示す平面図である。
【図3】運転席取付部の詳細正面図である。
【図4】運転席取付部の詳細平面図である。
【図5】運転席の旋回状態を示す平面図である。
【図6】運転席へのプッシュプルケーブル、油圧ホース
の接続を示す正面図である。
【図7】運転席へのプッシュプルケーブル、油圧ホース
の接続を示す平面図である。
【図8】旋回用シリンダの油圧回路図である。
【図9】旋回用シリンダの油圧回路図である。
【図10】旋回用シリンダの油圧回路図である。
【図11】旋回機構の第2実施例を示す正面図である。
【図12】旋回機構の第2実施例を示す平面図である。
【図13】旋回用モータの油圧回路図である。
【符号の説明】
A…第1作業機 B…第2作業機 10…走行体 11…下部車体 12…上部車体 40…運転席 43…フロア 44…座席 45…操作レバー 46…旋回機構 47…作動油タンク 50…中間部クレーム 51…左側部フレーム 58…筒状体 61…旋回用シリンダ 71…プッシュプルケーブル 80…油圧ホース 90…油圧ポンプ 92…旋回用バルブ 94…油圧パイロット弁 95…連通弁 96…ストップ弁 97…タンク 98…ダブルパイロットチェック弁 110…固定リング 111…可動リング 113…旋回用ポンプ 117…スイベルジョイント
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鈴木 孝幸 新潟県柏崎市宝町1−3 株式会社小松エ スト本社工場内 (72)発明者 大津 隆 新潟県柏崎市宝町1−3 株式会社小松エ スト本社工場内 (72)発明者 山崎 栄二 新潟県柏崎市宝町1−3 株式会社小松エ スト本社工場内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走行体10を備えた下部車体11に上部
    車体12を旋回可能に取付け、この上部車体12におけ
    る旋回中心に対しほぼ相対する位置に、異なる作業具を
    備えた第1作業機Aと第2作業機Bを上下揺動自在にそ
    れぞれ取付け、 フロア43に座席44と、操縦部材を取付けて運転席4
    0とし、 この運転席40のフロア43を、前記上部車体12に、
    その座席44がほぼ第1作業機Aに向う第1の姿勢と、
    座席44がほぼ第2作業機Aに向う第2の姿勢とに亘っ
    て旋回可能に取付け、 前記上部車体12とフロア43に亘って旋回機構46を
    設けたことを特徴とする作業機械。
  2. 【請求項2】 前記第1作業機Aと第2作業機Bを上部
    車体12に、左右揺動式又はオフセット式に取付けた請
    求項1記載の作業機械。
  3. 【請求項3】 前記運転席40の旋回中心を、第1作業
    機Aの取付部と第2作業機Bの取付部を結ぶ直線に対し
    てオフセットさせた請求項1又は2記載の作業機械。
  4. 【請求項4】 上部車体12に筒状体58を縦軸回りに
    回転可能に取付け、この筒状体58に運転席40のフロ
    ア43を取付け、前記筒状体58と上部車体12に亘っ
    て旋回用シリンダ61を連結して運転席40の旋回機構
    46とした請求項1又は2又は3記載の作業機械。
  5. 【請求項5】 前記車体12に固定した固定リング11
    0と、この固定リング110に回転可能に支承されフロ
    ア43に固定した可動リング111と、上部車体12に
    取付けられて可動リング111を回転する旋回用モータ
    113により旋回機構46とした請求項1又は2又は3
    記載の作業機械。
  6. 【請求項6】 前記運転席40のフロア43下部と上部
    車体12の上部との間に配設したプッシュプルケーブル
    71、油圧ホース80を、前記旋回機構46の回りに沿
    って円弧状に湾曲して配設した請求項1又は2又は3又
    は4又は5記載の作業機械。
  7. 【請求項7】 油圧ポンプ90の吐出圧油を前記旋回用
    シリンダ61又は旋回用モータ113に供給する2つの
    回路に、その2つの回路を短絡してタンクに連通する手
    段を設けた請求項4又は5又は6記載の作業機械。の操
    作装置。
  8. 【請求項8】 油圧ポンプ90の吐出圧油を前記旋回用
    シリンダ61又は旋回用モータ113に供給する2つの
    回路に、旋回用シリンダ6又は旋回用モータ113から
    圧油が逆流することを防止するダブルパイロットチェッ
    ク弁98を設けた請求項4又は5又は6又は7記載の作
    業機械。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011241540A (ja) * 2010-05-14 2011-12-01 Nabtesco Corp 建設機械旋回機構の駆動装置

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