JPH09105152A - 建設機械の作業範囲制限制御装置 - Google Patents
建設機械の作業範囲制限制御装置Info
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- JPH09105152A JPH09105152A JP7262840A JP26284095A JPH09105152A JP H09105152 A JPH09105152 A JP H09105152A JP 7262840 A JP7262840 A JP 7262840A JP 26284095 A JP26284095 A JP 26284095A JP H09105152 A JPH09105152 A JP H09105152A
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Abstract
め設定した進入禁止領域の直前でフロント装置を停止さ
せたときに、その後のレバー操作によってアクチュエー
タが不用意に動いてフロント装置が進入禁止領域に進入
したり、ショックを発生したりしないようにする。 【解決手段】制御ユニット9の演算部9b〜9hで減速
制御の指令電流値を計算して比例電磁弁10a〜11b
に出力し、モニターポイントが侵入禁止領域に近づくと
フロント装置を減速し、侵入禁止領域に到達すると停止
させる。また、演算部9iでモニターポイントが侵入禁
止領域直前の所定範囲にあると指令電流値を低電流値に
変え、比例電磁弁をフルクローズしてフロント装置を完
全に停止させる。また、演算部9iでは進入禁止領域に
近づく方向と離れる方向とで所定範囲の距離を異ならせ
るヒステリシス演算を行う。
Description
械の作業範囲制限制御装置に関する。
ト部にブームを取り付け、そのブーム先端部に順次アー
ム、バケットを連結して作業用のフロント装置を構成し
ている。そして上記作フロント装置の屈折作業運動を操
作することにより、掘削積込作業などを行っている。
き、作業現場によっては上方や下方に障害物があるう場
合がある。例えば屋外の作業では電線、屋内の作業では
天井などが上方の障害物となる。また、ガス管や水道管
等が地中にある場合の掘削作業では、これらが下方の障
害物となる。オペレータは作業中これらの障害物にバケ
ット爪先などの部分を接触させたり、引っかけたりしな
いように細心の注意を払う必要がある。
8923号公報や特公平6−19165号公報に記載さ
れているような発明がなされている。特開平3−208
923号公報に記載されている発明は、上方に予めフロ
ント装置の侵入禁止領域を設定し、侵入禁止領域の下方
にアクチュエータの減速領域を設定し、フロント装置の
各先端位置のうち最大高さにある部分がこの減速領域に
侵入すると油圧ポンプの吐出量を減らしてアクチュエー
タの作動速度を落とし、更に侵入禁止領域まで達すると
パイロット操作装置の元圧を断ち、アクチュエータの動
作を止めてしまうことにより、作業機の一部が上方の障
害物に接触することを防ぐようにしたものである。
されている発明は、パイロット操作装置とこのパイロッ
ト操作装置から出力された操作パイロット圧により操作
される流量制御弁との間に当該操作パイロット圧を減圧
して出力する電気式減圧弁を設け、ブームが設定高さま
で上昇すると電気式減圧弁を減圧操作する電気信号を出
力して操作パイロット圧を減圧し、ブームの上昇を停止
させるようにしたものである。
号公報では、上記のように電気式減圧弁を用いて操作パ
イロット圧を減圧し、ブームが設定高さまで上昇すると
ブームの上昇を停止させるようにしている。また、この
特公平6−19165号公報に記載の電気式減圧弁を特
開平3−208923号公報の発明に用いれば、ブーム
と設定高さ(侵入禁止領域)との距離に応じて当該電気
式減圧弁に与えられる電気信号を調整することにより、
ブームが設定高さに近づくと電気式減圧弁による減圧の
程度を増してアクチュエータの作動速度を落とし、ブー
ムの動作速度を減速することもできる。しかし、このよ
うに電気式減圧弁を用いて減速制御をするときには次の
ような問題がある。
電気式減圧弁を配置する場合は、パイロット操作装置か
ら出力された操作パイロット圧を不用意に減圧して、オ
ペレータの意志にそぐわないアクチュエータの速度低下
を起こさないようにしなければならない。このため、電
気式減圧弁は、必要がない限りパイロット操作装置の油
圧源であるパイロットポンプの油圧(パイロットポンプ
元圧)程度の油圧を常に流量制御弁に供給できるようす
るために、通常は電気信号の電流値として最大電流が流
れ、弁を全開にしている。そして、例えばブームが設定
した高さ又は深さに近づくと漸次電気信号の電流値を落
とし、減圧弁を閉じてゆき、徐々にアクチュエータの速
度を落として最後は滑らかに停止させる。
において、侵入禁止領域の直前ではブームの動作速度が
相当遅くなるので、アクチュエータが当該減速制御での
停止処理で完全に停止する前に電流値まで落ちる前にオ
ペレータは操作レバーを中立位置に戻してパイロット操
作装置から出力される操作パイロット圧をゼロにし、ア
クチュエータを停止させることがある。このような停止
状態では、減速制御の電気信号の電流値がアクチュエー
タを完全に停止させる電流値まで落ちていないので、電
気式減圧弁はわずかに開いた、例えば数Kg/cm2程
度の油圧を出力できる状態にある。この状態での電気式
減圧弁が出力できる油圧をPsとする。この状態で再び
オペレータがブームを更に侵入禁止領域に近づける方向
に動かすため操作レバーの操作で操作パイロット圧を立
たせると、油圧の応答遅れにより電気式減圧弁は瞬時に
は操作パイロット圧をPsに減圧できず、電気式減圧弁
の開き状態に応じてわずかの時間だけサージ圧が立って
しまい、流量制御弁がこのサージ圧に応じて瞬間的に動
いてしまい、アクチュエータがわずかに動いてしまう。
このため、オペレータにとってはブームが停止したはず
なのに、その後のレバー操作によってアクチュエータが
不用意に動いて、サージ圧の大きさによってはフロント
装置が飛び出し侵入禁止領域に侵入してしまうので、操
作に細心の注意を払わねばならない。また、サージ圧に
よってブームが動く際、多少のショックが伴うので、オ
ペレータに不快感を与えることになる。
域の直前でフロント装置を停止させたときに、その後の
レバー操作によってアクチュエータが不用意に動いてフ
ロント装置が進入禁止領域に進入したり、ショックを発
生したりすることのない建設機械の作業範囲制限制御装
置を提供することである。
に、本発明は次の構成を採用する。すなわち、上下方向
に回動可能な複数のフロント部材により構成される多関
節型のフロント装置と、前記複数のフロント部材を駆動
する複数の油圧アクチュエータと、前記複数のフロント
部材の動作を指示する複数の操作手段と、前記複数の操
作手段の操作に応じて駆動され、前記複数の油圧アクチ
ュエータに供給される圧油の流量を制御する複数の流量
制御弁とを備え、前記複数の操作手段が操作パイロット
圧を出力し対応する流量制御弁を駆動する複数のパイロ
ット操作装置である建設機械に備えられ、前記フロント
装置に関して予め設定されたモニターポイントと予め設
定した侵入禁止領域との距離に応じて指令電流値を計算
して出力し、前記モニターポイントが前記侵入禁止領域
に近づくと前記フロント装置を減速し、前記侵入禁止領
域に到達すると前記フロント装置を停止させる建設機械
の作業範囲制限制御装置において、前記複数のパイロッ
ト操作装置の少なくとも1つとこれに対応する複数の流
量制御弁との間に設けられ、前記パイロット操作装置か
ら出力された操作パイロット圧を前記指令電流値に応じ
て減圧して出力する電気式減圧弁と、前記モニターポイ
ントと侵入禁止領域との距離が小さくなるに従って小さ
くなるよう前記指令電流値を計算する減速演算手段と、
前記モニターポイントが前記侵入禁止領域から当該侵入
禁止領域直前の所定範囲にあるときに、前記減速演算手
段で計算された指令電流値を前記フロント装置を完全に
停止させる低電流値に変えて前記電気式減圧弁に出力す
る信号低減処理手段とを備える構成とする。
ーポイントが侵入禁止領域に近づき、モニターポイント
と侵入禁止領域との距離が小さくなると、減速演算手段
は、当該距離が小さくなるに従って小さくなる指令電流
値を計算し、信号低減処理手段は、モニターポイントが
侵入禁止領域直前の所定範囲に入ると、減速演算手段で
計算された指令電流値をフロント装置を完全に停止させ
る低電流値に変えて電気式減圧弁に出力する。これによ
り、モニターポイントが侵入禁止領域直前の所定範囲ま
で近づくと、電気式減圧弁に出力される指令電流値はフ
ロント装置を完全に停止させる低電流値になり、電気式
減圧弁は閉じられ、フロント装置は停止する。また、電
気式減圧弁は閉じられるので、その後、操作レバーを動
かしてもパイロットサージ圧の発生を押さえることがで
き、油圧アクチュエータの不用意な動作を防止すること
ができ、このため、フロント装置が飛び出して進入禁止
領域に進入したり、ショックを発生することがなくな
る。
記モニターポイントが前記侵入禁止領域に近づくときよ
り前記侵入禁止領域から遠ざかるときの方が前記所定範
囲の距離を長くするヒステリシス演算を行う。
ス演算を行わせることにより、上記のように指令電流値
を低電流値に落として進入禁止領域直前に停止させたと
き、この位置でフロント装置1Aが揺れてもフロント装
置1Aを確実に停止したままにしておくことができる。
は、前記減速演算手段で計算された指令電流値をスッテ
プ状に前記低電流値に落とす。これにより、フロント装
置を確実に停止させることができる。
用した場合の実施形態を図1〜図 により説明する。な
お、本実施形態は上方の範囲制限制御を行う場合につい
てのものである。
ョベルは、油圧ポンプ2と、この油圧ポンプ2からの圧
油により駆動されるブームシリンダ3a、アームシリン
ダ3b、バッケトシリンダ3c、旋回モータ3d及び左
右の走行モータ3e,3fを含む複数の油圧アクチュエ
ータと、これら油圧アクチュエータ3a〜3fのそれぞ
れに対応して設けられた複数の操作レバー装置4a〜4
fと、油圧ポンプ2と複数の油圧アクチュエータ3a〜
3f間に接続され、操作レバー装置4a〜4fの操作信
号によって制御され、油圧アクチュエータ3a〜3fに
供給される圧油の流量を制御する複数の流量制御弁5a
〜5fと、油圧ポンプ2と流量制御弁5a〜5fの間の
圧力が設定値以上になった場合に開くリリーフ弁6とを
有し、これらは油圧ショベルの被駆動部材を駆動する油
圧駆動装置を構成している。
に、垂直方向にそれぞれ回動するブーム1a、アーム1
b及びバケット1cからなる多関節型のフロント装置1
Aと、上部旋回体1d及び下部走行体1eからなる車体
1Bとで構成され、フロント装置1Aのブーム1aの基
端は上部旋回体1dの前部に支持されている。ブーム1
a、アーム1b、バケット1c、上部旋回体1d及び下
部走行体1eはそれぞれブームシリンダ3a、アームシ
リンダ3b、バケットシリンダ3c、旋回モータ3d及
び左右の走行モータ3e、3fによりそれぞれ駆動され
る被駆動部材を構成し、それらの動作は上記操作レバー
装置4a〜4fにより指示される。
てパイロット圧を出力し、対応する流量制御弁5a〜5
fを駆動するパイロット操作装置と呼ばれる油圧パイロ
ット方式であり、それぞれ、図3に示すように、オペレ
ータにより操作される操作レバー40と、操作レバー4
0の操作量と操作方向に応じたパイロット圧を生成する
一対の減圧弁41,42とにより構成され、減圧弁4
1,42の一次ポート側はパイロットポンプ43に接続
され、二次ポート側はパイロットライン44a,44
b;45a,45b;46a,46b;47a,47
b;48a,48b;49a,49bを介して対応する
流量制御弁の油圧駆動部50a,50b;51a,51
b;52a,52b;53a,53b;54a,54
b;55a,55bに接続されている。
は、操作レバー40が図3のA方向に操作されると、パ
イロットポンプ43からのパイロット元圧を減圧弁41
により操作レバー40の操作量に比例した圧力に変化さ
せてパイロットライン44aに出力し、この圧力が流量
制御弁5aの油圧駆動部50aに与えられることにより
流量制御弁5aのスプールは図1の右方に動かされる。
これにより、主ポンプである油圧ポンプ2からの圧油は
ブームシリンダ3aのボトム側に供給され、ブームシリ
ンダ3aは伸長するよう駆動され、図2に示されるブー
ム1aは上方に動かされる。操作レバー40を図3のB
方向に操作すると、パイロットポンプ43からのパイロ
ット元圧を減圧弁42により操作レバー40の操作量に
比例した圧力に変化させてパイロットライン44bに出
力し、この圧力が流量制御弁5aの油圧駆動部50bに
与えられることにより流量制御弁5aのスプールは図1
の左方に動かされ、油圧ポンプ2からの圧油はブームシ
リンダ3aのロッド側に供給され、ブームシリンダ3a
は収縮するよう駆動され、図2に示されるブーム1aは
下方に動かされる。操作レバー40を中央位置に戻す
と、減圧弁41,42はパイロットライン44a,44
bをタンクにつなげ、流量制御弁5aへのパイロット圧
の付与は解除され、流量制御弁5aは復元スプリングに
より中立位置に戻され、ブーム1aの動きは停止する。
アーム用、バケット用のパイロット操作装置4b,4c
についても同様である。このようなブーム用、アーム
用、バケット用のパイロット操作装置4a〜4cの操作
を単独又は適当に組み合わせて行うことにより、フロン
ト装置1Aを所望の態様で屈折動作させ、掘削積込作業
などを行うことができる。なお、本願明細書中では、パ
イロット操作装置4a,4bから出力されたパイロット
圧のことを特に「操作パイロット圧」と呼ぶ。
る作業範囲制限制御装置が設けられている。この作業範
囲制限制御装置は、予め作業に応じてフロント部材が侵
入してはならない領域(侵入禁止領域)を指示するため
の設定器7と、ブーム1a、アーム1b及びバケット1
cのそれぞれの回動支点に設けられ、フロント装置1A
の位置と姿勢に関する状態量としてそれぞれの回動角を
検出する角度検出器8a,8b,8cと、設定器7の設
定信号、角度検出器8a,8b,8cの検出信号を入力
し、フロント部材が侵入してはならない侵入禁止領域を
設定すると共に、その侵入禁止領域に応じて作業範囲を
制限制御するための電気信号を出力する制御ユニット9
と、パイロットライン44a,44b,45a,45b
にそれぞれ設置され、パイロット操作装置4a,4bか
ら出力された操作パイロット圧をパイロット一次圧とし
てこれを前記制御ユニット9から出力されたそれぞれの
電気信号に応じて減圧して出力する比例電磁弁10a,
10b,11a,11bとで構成されている。
bは電気式減圧弁であり、図4に示すような構造を有し
ている。図中、150は入力ポート、151は出力ポー
ト、152はタンクポート、153はスプール、154
は内部通路、155は圧力室、156はソレノイドであ
り、入力ポート150にパイロット操作装置4a,4b
から出力された操作パイロット圧がパイロット一次圧と
して導かれ、出力ポート152からのパイロット二次圧
(出力圧)が流量制御弁5a,5bの油圧駆動部50
a,50b;51a,51bに与えられ、ソレノイド1
56に制御ユニット9からの電気信号が与えられる。
電流値がゼロの時は、ソレノイド156には電磁力は発
生せず、内部通路154を介して圧力室155に伝えら
れるパイロット一次圧による付勢力Fpによりスプール
154は図示右方に移動し、出力ポート151をタンク
ポート152に連通し、パイロット二次圧をタンク圧に
する(フルクローズ)。ソレノイド156に与えられる
電気信号の電流値がゼロでないときは、その電流値に応
じた軸方向の力Fsが発生し、スプール153を図示左
方に動かし、圧力室155により与えられる付勢力Fp
とつりあった位置でスプール153は止まる。このと
き、出力ポート151とタンクポート152の連通は遮
断され、出力ポート151は入力ポート150と絞りを
介して連通し、出力ポート151にはその絞りに応じて
減圧された圧力が発生し、これがパイロット二次圧とし
て出力される。また、圧力室155にはその出力ポート
151の減圧された圧力(パイロット二次圧)が内部通
路154を介して導かれ、付勢力Fpはパイロット二次
圧に応じた値となっている。そして、ソレノイド156
に与えられる電気信号の電流値が増加し、軸方向の力F
sが大きくなると、それに応じてスプール153は図示
左方に動かされ、スプール153の絞りは弱くなって減
圧の程度は小さくなり、出力ポート151に発生する圧
力(パイロット二次圧)は増加する。ソレノイド156
に与えられる電気信号の電流値が最大になると、スプー
ル153は絞りが全く働かない位置まで動かされ(フル
オープン)、出力ポート151に発生する圧力(パイロ
ット二次圧)は入力ポート150の圧力(パイロット一
次圧)と同じになる。
上に設けられたスイッチ等の操作手段により設定信号を
制御ユニット9に出力し侵入禁止領域の設定を指示する
もので、操作パネル上には表示装置等、他の補助手段が
あってもよい。また、ICカードによる方法、バーコー
ドによる方法、レーザによる方法、無線通信による方法
等、他の方法を用いてもよい。
能を有している。すなわち、制御ユニット9は、侵入禁
止領域演算部9a、フロント姿勢演算部9b、制限値記
憶メモリ9c、モニターポイント選択演算部9d、減速
制御演算部9e、最大シリンダ速度演算部9f、最大パ
イロット圧演算部9g、バルブ指令電流値演算部9h、
バルブ指令信号低減処理演算部9i、電流出力部9jの
各機能を有している。
らの指示でフロント部材が侵入してはならない領域(侵
入禁止領域)の設定演算を行う。その一例を図6を用い
て説明する。
1bの後端を制限したい高さ上の点Pcまでもってゆ
き、設定器7からの指示でそのときのアーム1bの後端
の位置を計算し、その位置を侵入禁止領域の境界の設定
値とする。ここで、点Pcの位置はフロント姿勢演算部
9bにて計算される。
8a〜8cで検出したブーム、アーム、バケットの回動
角と、制御ユニット9の記憶装置に予め記憶した図6に
示すようなフロント装置1A及び車体1Bの各部寸法L
1,L2,L3,L4,L5等のデータとを用いてフロ
ント装置1Aの位置と姿勢を計算する。このとき、位置
と姿勢は例えばブーム1aの回動支点を原点としたXZ
座標系の座標値として求める。XZ座標系は本体1Bに
固定した垂直面内にある直交座標系である。
演算を行うとき、フロント姿勢演算部9bは、点Pcの
位置をXZ座標系のZ座標値として計算し、その値を侵
入禁止領域の境界の設定値(Z座標値=Pcz)とす
る。侵入禁止領域演算部9aで計算されたこの侵入禁止
領域の境界の設定値(Z座標値=Pcz)は制限値記憶
メモリ9cに記憶しておく。
に複数のモニターポイントM1,M2が設定されてお
り、フロント姿勢演算部9bでは、制限制御による作業
中に各モニターポイントM1,M2の位置を計算してい
る。本実施形態では、モニターポイントM1はアーム1
bの後端であり、モニターポイントM2はバケット1c
の回動中心(バケットピン)を中心にした半径L3(バ
ケットピンからバケット先端までの距離)の円の最高点
である。このときも、各モニターポイントの位置はXZ
座標系の値として求め、各モニターポイントの高さはX
Z座標系のZ座標値として計算される。
れるアーム1bの後端の位置すなわちモニターポイント
M1の位置(M1x,M1z)や、モニターポイントM2の
位置(M2x,M2z)は、回動角α,β,γから記憶装置
に記憶した図6に示される各部寸法を用いて下記の式に
より求まる。
+L5sin(α+β) M1z=−L1sinα+L2sin(α+β)+L5co
s(α+β) M2x=L1cosα+L2cos(α+β) M2z=−L1sinα−L2sin(α+β)+L3 モニターポイント選択部9dでは、フロント姿勢演算部
9bで計算されたモニターポイントM1,M2のZ座標
値M1z,M2zと、制限値記憶メモリ9cに記憶した侵入
禁止領域の境界の設定値Pczとから、モニターポイン
トM1,M2と侵入禁止領域の境界との間の距離L1M,L
2Mを計算し、距離L1M,L2Mを比較し、侵入禁止領域に
近い方のモニターポイント、すなわちL1M<L2Mであれ
ばM1を、L1M>L2MであればM2を選択し、選択モニタ
ーポイントMsとする。なお、L1M=L2Mの場合はどち
らを選択モニターポイントとしてもよいが、ここではM
1を選択モニターポイントとする。
ト選択部9dで選択されたモニターポイントMsのZ座
標値Mszと、制限値記憶メモリ9cに記憶した侵入禁止
領域の境界の設定値Pczと、制御ユニット9の記憶装
置に予め記憶しておいた減速領域の範囲を示す距離(以
下、減速距離という)LU及び減速関数(後述)とか
ら、ブームシリンダ3aの伸び方向と縮み方向、アーム
シリンダ3bの伸び方向と縮み方向に対する減速指令信
号KBU,KBD,KAU,KADを演算する。この演算内容を
以下に説明する。
止領域の境界との間の距離LMを計算する。図6ではモ
ニターポイントM1が最も高い位置にあるとして距離LM
が計算されている。次いで、この距離LMと減速距離LU
とを比較し、LM>LUであれば選択モニターポイントM
sがまだ減速領域に入っていないので、減速指令信号KB
U,KBD,KAU,KADは全て1にする。LM≦LUであれ
ば選択モニターポイントMsが減速領域に入っていると
判断し、下記の減速関数から減速指令信号KBU,KBD,
KAU,KADを演算する。
に、ブームシリンダ3aの伸び方向に対する減速指令信
号KBUの減速関数、アームシリンダ3bの伸び方向及び
縮み方向に対する減速指令信号KAU,KADの減速関数
は、減速距離LU以下で距離LMが小さくなるにしたがっ
て減速指令信号が1から0まで直線的に小さくなるよう
に設定されている。
御ユニット9の記憶装置に記憶しておいたブームシリン
ダ3aの伸び方向及び縮み方向の最大シリンダ速度VBU
max,VBDmaxとアームシリンダ3bの伸び方向及び縮み
方向の最大シリンダ速度VAUmax,VADmaxと、上記で計
算した減速指令信号KBU,KBD及びKAU,KADよりブー
ムシリンダ3aの伸び、縮み動作の減速最大シリンダ速
度VBUmaxc,VBDmaxcとアームシリンダ3bの伸び、縮
み動作の減速最大シリンダ速度VAUmaxc,VADmaxcを演
算する。この演算式を以下に示す。
部9fで演算した減速最大シリンダ速度VBUmaxc,VBD
maxc,VAUmaxc,VADmaxcと予め制御ユニット9の記憶
装置に記憶しておいた図8の(a),(b),(c)及
び(d)に示すようなパイロット圧とシリンダ速度のテ
ーブルよりブームシリンダ3aの伸び、縮み動作の減速
最大パイロット圧PBUmaxc,PBDmaxcと、アームシリン
ダ3bの伸び、縮み動作の減速最大パイッロト圧PAUma
xc,PADmaxcを演算する。
ロット圧演算部9gで演算したPBUmaxc,PBDmaxc,P
AUmaxc,PADmaxcと予め制御ユニット9の記憶装置に記
憶しておいた図9に示すようなパイロット圧と電流値の
テーブルより、ブームシリンダ3aの伸び、縮み動作、
アームシリンダ3bの伸び、縮み動作の速度を規定する
比例電磁弁10a,10b,11a,11bに対する指
令電流値iBU,iBD,iAU,iADを演算する。
バルブ指令電流値演算部9hで演算された指令電流値i
BU,iBD,iAU,iADに対して図10に示すようなテー
ブルを用いてヒステリシス演算を伴う信号低減処理を行
う。ここで、ヒステリシスを伴う信号低減処理について
説明する。
iBD,iAU,iADであり、縦軸は指令電流値iBU,iB
D,iAU,iADを信号低減処理した後の指令電流値iBU
C,iBDC,iAUC,iADCである。また、i0は選択モニ
ターポイントMsが侵入禁止領域に達した際の減速指令
信号KBU=0,KBD=0,KAU=0,KAD=0のときの
指令電流値である。以下の説明はブームシリンダ伸び方
向(iBU)の信号低減処理について説明する。
入禁止領域に近いもの、すなわち選択モニターポイント
Msが侵入禁止領域から遠く離れているときは、信号低
減処理を行う際の電流値の履歴を表すフラグflgをf
lg=0とし、指令電流値iBUCをバルブ指令電流値演
算部9hで演算された指令電流値iBUと同じ値にする
(iBUC=iBU)。次に、選択モニターポイントMsが漸
次侵入禁止領域に接近してきて、バルブ指令電流値演算
部9hで演算された指令電流値iBUが選択モニターポイ
ントMsが侵入禁止領域に達した際の指令電流値i0より
大きいi1以下になったならば、flg=1として指令
電流値iBUCをi0より小さい低電流値i0′にする(iB
UC=i0′)。逆に、各モニターポイントのうち最も侵
入禁止領域に近いある選択モニターポイントMsが漸次
侵入禁止領域から遠ざかり、バルブ指令電流値演算部9
hで演算された指令電流値iBUが徐々に大きくなり、i
BUが上記電流値i1より大きいi2になったらflg=0
とし、iBUC=i2とし、それまでは、flg=1でiBU
C=i0′とする。
g=1でiBUC=i0′とし、iBUがi2より大きければ
flg=0でiBUC=iBUとなる。iBUがi1とi2の間
であるならば、flgに応じてi0′かiBUのいずれか
を選択することになる(flg=0であればiBUC=iB
U、flg=1であればiBUC=i0′)。
が、指令電流値iBUがi1以下となる侵入禁止領域直前
の所定範囲にあるときは、指令電流値iBUCをi0より小
さい低電流値i0′にする信号低減処理が行われる。ま
た、指令電流値iBUがi1になるときよりi2になるとき
の方が選択モニターポイントMsは侵入禁止領域から遠
くに位置しており、選択モニターポイントMsが侵入禁
止領域に近づくときより侵入禁止領域から遠ざかるとき
の方が指令電流値iBUCを低電流値i0′にする所定範囲
の距離が長いヒステリシス演算が行われる。
方向(iAD)のヒステリシス低電流変換演算についても
同様である。ブームシリンダの縮み方向については、i
BDCをバルブ指令電流値演算部9hで演算された指令電
流値iBUと常に同じ値にする(iBDC=iBD)。
処理演算部9iで計算されたiBUC,iBDC,iAUC,iA
DCを図示せぬ増幅器で増幅し、電気信号として比例電磁
弁10a,10b,11a,11bに出力する。
減速指令信号がKBU=1,KBD=1,KAU=1,KAD=
1のときに最大パイロット圧演算部9gで演算される減
速最大パイロット圧PBUmaxc,PBDmaxc,PAUmaxc,P
ADmaxcは操作パイロット圧の最大圧力(パイロットポン
プ元圧)に設定されており、減速最大パイロット圧PBU
maxc,PBDmaxc,PAUmaxc,PADmaxcをパイロット圧の
最大圧力にするときの指令電流値iBU,iBD,iAU,i
ADは比例電磁弁10a,10b,11a,11bをフル
オープンにする電流値である。また、KBU=0,KBD=
0,KAU=0,KAD=0のときは減速最大パイロット圧
PBUmaxc,PBDmaxc,PAUmaxc,PADmaxcを0にするこ
とであり、このときの指令電流値iBU,iBD,iAU,i
ADは比例電磁弁10a,10b,11a,11bをフル
クローズにする電流値(シリンダ3a,3bが動作しな
い電流値)である。また低電流値i0′はKBU=0,KB
D=0,KAU=0,KAD=0のときのiOより小さいのである
から、比例電磁弁10a,10b,11a,11bを確
実にフルクローズにし(シリンダ3a,3bの動作を止
め)、シリンダを確実に停止させフロント装置1Aを完
全に停止させる電流値である。一例として、低電流値i
0′は0ミリアンペアである。
トとして示す。
ロント姿勢演算部9bに相当し、手順200,500,
510はモニターポイント選択演算部9dに相当し、手
順600〜630は減速制御演算部9eに相当し、手順
700は最大シリンダ速度演算部9fに相当し、手順8
00〜820は最大パイロット圧演算部9gに相当し、
手順900はバルブ指令電流値演算部9hに相当し、手
順1000はバルブ指令信号低減処理演算部9iに相当
し、手順1100は電流出力部9jに相当する。なお、
手順300は安全のための初期設定である。
10b又は11a,11bはパイロット操作装置4a,
4bの少なくとも1つとこれに対応する流量制御弁5a
又は5bとの間に設けられ、パイロット操作装置4a又
は4bから出力された操作パイロット圧を指令電流値に
応じて減圧して出力する電気式減圧弁を構成し、制御ユ
ニット9のフロント姿勢演算部9b、制限値記憶メモリ
9c、モニターポイント選択演算部9d、減速制御演算
部9e、最大シリンダ速度演算部9f、最大パイロット
圧演算部9g、バルブ指令電流値演算部9hは、モニタ
ーポイントMsと侵入禁止領域との距離が小さくなるに
従って小さくなるよう指令電流値を計算する減速演算手
段を構成し、制御ユニット9のバルブ指令信号低減処理
演算部9iと電流出力部9jは、モニターポイントMs
が侵入禁止領域から当該侵入禁止領域直前の所定範囲に
あるときに、前記指令電流値をフロント装置を完全に停
止させる低電流値に変換して電気式減圧弁に出力する信
号低減処理手段を構成する。
令信号低減処理演算部9iは、モニターポイントMsが
侵入禁止領域に近づくときより侵入禁止領域から遠ざか
るときの方が前記所定範囲の距離を長くするヒステリシ
ス演算を行うものである。
作を説明する。フロント装置1Aを上方に動かそうとし
てオペレータがブーム用及びアーム用のパイロット操作
装置4a,4bの操作レバーをそれぞれブーム上げ方向
及びアームダンプ方向に操作すると、ブーム上げ側のパ
イロットライン44a及びアームダンプ側のパイロット
ライン45bに操作パイロット圧が生成され、油圧制御
弁5a,5bが駆動され、フロント部材であるブーム1
a及びアーム1bが動かされる。ブーム1a、アーム1
b及びバケット1cの各関節角は位置検出手段である角
度検出器8a〜8cにより検出され、その検出信号が制
御ユニット9のフロント姿勢演算部9bに入力される。
フロント姿勢演算部9bではこの入力信号によりモニタ
ーポイントM1,M2の位置を演算し、モニターポイン
ト選択部9dでは、フロント姿勢演算部9bで計算され
たモニターポイントM1,M2のZ座標値M1z,M2z
と、制限値記憶メモリ9cに記憶した侵入禁止領域の境
界の設定値Pczとから、モニターポイントM1,M2と
侵入禁止領域の境界との間の距離L1M,L2Mを計算し、
侵入禁止領域に近い方のモニターポイントを選択モニタ
ーポイントMsとする。
ト選択部9dで選択されたモニターポイントMsのZ座
標値Mszと、制限値記憶メモリ9cに記憶した侵入禁止
領域の境界の設定値Pczとから、選択モニターポイン
トMsと侵入禁止領域の境界との間の距離LMを計算し、
この距離LMと減速距離LUとを比較して選択モニターポ
イントMsが減速領域に入っているかどうかを判断す
る。
がっておらず、選択モニターポイントMsが侵入禁止領
域から遠いときは、LM>LUであるので、減速制御演算
部9eでは選択モニターポイントMsが減速領域に入っ
ていないと判断し、KBU=1,KBD=1,KAU=1,K
AD=1の減速指令信号を生成する。
電流値の履歴を表すフラグflgをflg=0とし、i
BUC=iBU,iBDC=iBD,iAUC=iAU,iADC=iADの
演算を行い、比例電磁弁10a,10b,11a,11
bをフルオープンする。これによりブーム用の油圧制御
弁5a及びアーム用の油圧制御弁5bにはパイロット操
作装置4a,4bで生成された操作パイロット圧がその
まま伝達され、フロント装置1Aをオペレータの操作通
りに動かすことができる。
選択モニターポイントMsが減速領域に到達すると、減
速制御演算部9eではLM≦LUとなるので選択モニター
ポイントMsが減速領域に入ったと判断され、距離LMに
従って図7に示す減速関数から1より小さい減速指令信
号KBU,KAU,KADが生成され、この減速指令信号に応
じて比例電磁弁10a,11a,11bが絞られ、ブー
ム及びアームの動作速度が減じられる。
づき、バルブ指令電流値演算部9hで演算された指令電
流値iBU,iAU,iADがi1になったならば、バルブ指
令信号低減処理演算部9iではflg=1とし、指令電
流値iBUC,iAUC,iADCをiBUC=i0′,iAUC=i
0′,iADC=i0′とし、比例電磁弁10a,11a,
11bをフルクローズし、ブームシリンダ3a及びアー
ムシリンダ3bの動きを止めてフロント装置1Aを停止
させる。
せた状態で、オペレータがブーム用及びアーム用のパイ
ロット操作装置4a,4bの操作レバーを更にブーム上
げ方向及びアームダンプ方向に操作すると、ブーム上げ
側のパイロットライン44a及びアームダンプ側のパイ
ロットライン45bに操作パイロット圧が再び生成され
る。しかし、このとき比例電磁弁10a,11bは上記
のように演算部9iでの信号低減処理によりフルクロー
ズしているので、比例電磁弁10a,11bの出力側に
サージ圧が立つことがなく、流量制御弁5a,5bがこ
のサージ圧に応じて瞬間的に動きブームシリンダ3a及
びアームシリンダ3bが動いてしまうことがなくなる。
さらに説明する。
に近づき、停止するまでのバルブ指令電流値演算部9h
で演算される指令電流値iBU,iBD,iAU,iAD(iで
代表)とパイロット操作装置を任意量操作したときの対
応するシリンダ速度との関係を示すものである。
き、バルブ指令電流値演算部9hで演算された指令電流
値iBU,iADがi1になると、本発明のバルブ指令信号
低減処理演算部9iによる信号低減処理をしない場合
は、指令電流値iBU,iADに相当する電流がそのまま比
例電磁弁10a,11bに与えられ、ブームシリンダ3
a及びアームシリンダ3bはv1の速度で動き、フロン
ト装置1Aは減速されつつ動いている。
禁止領域の直前ではブームやアームの動作速度が相当遅
くなるので、フロント装置1Aが完全に停止する前にオ
ペレータは操作レバーを中立位置に戻してパイロット操
作装置4a,4bから出力される操作パイロット圧をゼ
ロにし、フロント装置1Aを停止させることがある。こ
のような停止状態では、バルブ指令電流値演算部9hで
演算された指令電流値iBU,iADはフロント装置1Aを
完全に停止させる電流値i0まで落ちておらず、比例電
磁弁10a,11bはわずかに開いた、例えば数Kg/
cm2程度の油圧を出力できる状態にある。この状態で
の指令電流値iBU,iADをisとし、比例電磁弁10
a,11bが出力できる油圧をPsとする。
侵入禁止領域に近づける方向に動かすべく操作レバーを
操作して操作パイロット圧を立たせると、油圧の応答遅
れにより比例電磁弁10a,11bは瞬時には操作パイ
ロット圧をPsに減圧できず、比例電磁弁10a,11
bの開き状態に応じてわずかの時間だけサージ圧が立っ
てしまう。この様子を図13に示す。このようにサージ
圧が立つと、流量制御弁5a,5bがこのサージ圧に応
じて瞬間的に動いてしまい、ブームシリンダ3a及びア
ームシリンダ3bがわずかに動いてしまう。このため、
オペレータにとってはブームやアームが停止したはずな
のに、その後のレバー操作によってブームやアームが再
び動き、サージ圧の大きさによっては設定した侵入禁止
領域よりフロント装置が侵入してしまうので、操作に細
心の注意を払わねばならない。また、サージ圧によって
ブームが動く際、多少のショックが伴うので、オペレー
タに不快感を与えることになる。
電流値演算部9hで演算される指令電流値iBU,iAU,
iADがi1になる距離までフロント装置1Aが進入禁止
領域に近づくと、バルブ指令信号低減処理演算部9iで
iBUC=i0′,iAUC=i0′,iADC=i0′として比例
電磁弁10a,11a,11bを強制的にフルクローズ
し、ブームシリンダ3aとアームシリンダ3bの動きを
止めてフロント装置1Aを停止させるので、その後、オ
ペレータが操作レバーを更に操作しパイロットライン4
4a,45bに操作パイロット圧を立たせても、図13
に示すようなサージ圧が立つことがなく、ブームシリン
ダ3a及びアームシリンダ3bが不用意に動いてフロン
ト装置1Aが進入禁止領域へ進入しまうことがなくな
る。また、サージ圧によるショックの発生でオペレータ
に不快感を与えることもない。
理演算部9iでiBUC=i0′,iAUC=i0′,iADC=
i0′としてフロント装置1Aを停止させたとき、その
停止したところで車体の振動によりフロント装置1Aが
揺れることがある。この場合、その揺れが角度検出器8
a〜8cにより検出され、制御ユニット9のバルブ指令
電流値演算部9hで、i1以上の指令電流値iBU,iAD
が演算されると、バルブ指令信号低減処理演算部9iで
ヒステリシス演算がない場合は、指令電流値iBU,iAD
がそのままiBUC,iADCに変換され、比例電磁弁10
a,11bは再び開き、ブームシリンダ3a及びアーム
シリンダ3bは再び動き出してしまう。本実施形態で
は、バルブ指令信号低減処理演算部9iでヒステリシス
演算を行い、指令電流値iBU,iADがi1より大きいi2
以上になるまで指令電流値iBUC,iADCはi0′に保た
れるので、フロント装置1Aが揺れてその揺れが角度検
出器8a〜8cにより検出されても、比例電磁弁10
a,11bが開きブームシリンダ3a及びアームシリン
ダ3bが再び動き出すことはなく、フロント装置1Aを
確実に停止させたままにすることができる。
ト装置1Aが進入禁止領域に近づくと徐々にシリンダの
動作速度が減じられ、進入禁止領域直前でシリンダの動
作速度がゼロになるので、フロント装置1Aが進入禁止
領域に進入することがない。また、進入禁止領域直前の
所定範囲でバルブ指令電流値iBUC,iADCをシリンダが
動作しない電流値i0より小さな低電流値i0´に落とす
ので、進入禁止領域直前の所定範囲でフロント装置1A
を停止させた後、操作レバーを大きく動かしてもパイロ
ットサージ圧の発生を押さえることができ、ブームシリ
ンダ3a及びアームシリンダ3bの不用意な動作を防止
することができる。このため、フロント装置が飛び出し
て進入禁止領域に進入したり、ショックを発生してオペ
レータに不快感を与えることが防止できる。
ヒステリシス演算を行うので、指令電流値iBUC,iADC
を低電流値i0´に落としてフロント装置1Aを進入禁
止領域直前に停止させた状態でフロント装置1Aが揺れ
ても、フロント装置1Aを確実に停止したままにしてお
くことができる。
述の実施形態に限定されず、種々の変形が可能である。
一例として、フロント装置1Aの位置と姿勢に関する状
態量を検出する手段として回動角を検出する角度計を用
いたが、シリンダのストロークを検出してもよい。ま
た、侵入禁止領域を上方に設定した場合について説明し
たが、下方、前方に設定した場合についても同様であ
る。
では、ヒステリシスの伴う信号低減処理をしたが、指令
電流値iBUがi1になる位置から侵入禁止領域までの所
定範囲の距離を長く設定する場合等、状況によってヒス
テリシス演算は省略できる。更に、指令電流値iBUがi
1以下になると指令電流値iBUCを低電流値i0′にスッ
テプ状に低減したが、スッテプ状でなくある程度の傾き
をもって低減しても良い。また、比例電磁弁を確実に振
るクローズさせるため、指令電流値iBUCをi0以下のi
0′まで低減させたが、i0に低減しても良い。
領域の直前でフロント装置を停止させたときに、その後
のレバー操作によってアクチュエータが不用意に動いて
フロント装置が進入禁止領域に進入したり、ショックを
発生してオペレータに不快感を与えることを防止でき
る。
の停止位置でフロント装置が揺れても、フロント装置を
確実に停止したままにしておくことができる。
制限制御装置を油圧駆動装置と共に示す図である。
図である。
示す図である。
能ブロック図である。
と進入禁止領域の設定方法及び減速領域を示す図であ
る。
禁止領域との距離に対する減速指令信号の関係を示す図
である。
とシリンダ速度の関係を示す図である。
と比例電磁弁に出力する電流値との関係を示す図であ
る。
テリシス演算の伴う信号低減処理の入出力の電流値の関
係を示す図である。
トである。
速度との関係を示す図である。
圧を示す図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 上下方向に回動可能な複数のフロント部
材により構成される多関節型のフロント装置と、前記複
数のフロント部材を駆動する複数の油圧アクチュエータ
と、前記複数のフロント部材の動作を指示する複数の操
作手段と、前記複数の操作手段の操作に応じて駆動さ
れ、前記複数の油圧アクチュエータに供給される圧油の
流量を制御する複数の流量制御弁とを備え、前記複数の
操作手段が操作パイロット圧を出力し対応する流量制御
弁を駆動する複数のパイロット操作装置である建設機械
に備えられ、前記フロント装置に関して予め設定された
モニターポイントと予め設定した侵入禁止領域との距離
に応じて指令電流値を計算して出力し、前記モニターポ
イントが前記侵入禁止領域に近づくと前記フロント装置
を減速し、前記侵入禁止領域に到達すると前記フロント
装置を停止させる建設機械の作業範囲制限制御装置にお
いて、 前記複数のパイロット操作装置の少なくとも1つとこれ
に対応する複数の流量制御弁との間に設けられ、前記パ
イロット操作装置から出力された操作パイロット圧を前
記指令電流値に応じて減圧して出力する電気式減圧弁
と、 前記モニターポイントと侵入禁止領域との距離が小さく
なるに従って小さくなるよう前記指令電流値を計算する
減速演算手段と、 前記モニターポイントが前記侵入禁止領域から当該侵入
禁止領域直前の所定範囲にあるときに、前記減速演算手
段で計算された指令電流値を前記フロント装置を完全に
停止させる低電流値に変えて前記電気式減圧弁に出力す
る信号低減処理手段とを備えることを特徴とする建設機
械の作業範囲制限制御装置。 - 【請求項2】 請求項1記載の建設機械の作業範囲制限
制御装置において、前記信号低減処理手段は、前記モニ
ターポイントが前記侵入禁止領域に近づくときより前記
侵入禁止領域から遠ざかるときの方が前記所定範囲の距
離を長くするヒステリシス演算を行うことを特徴とする
建設機械の作業範囲制限制御装置。 - 【請求項3】 請求項1記載の建設機械の作業範囲制限
制御装置において、前記信号低減処理手段は、前記減速
演算手段で計算された指令電流値をスッテプ状に前記低
電流値に落とすことを特徴とする建設機械の作業範囲制
限制御装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26284095A JP3664781B2 (ja) | 1995-10-11 | 1995-10-11 | 建設機械の作業範囲制限制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
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Family
ID=17381354
Family Applications (1)
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