JPH09106874A - 電気電子部品用接点/接続部材の製造装置および電気電子部品用接点/接続部材 - Google Patents

電気電子部品用接点/接続部材の製造装置および電気電子部品用接点/接続部材

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JPH09106874A
JPH09106874A JP8134597A JP13459796A JPH09106874A JP H09106874 A JPH09106874 A JP H09106874A JP 8134597 A JP8134597 A JP 8134597A JP 13459796 A JP13459796 A JP 13459796A JP H09106874 A JPH09106874 A JP H09106874A
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Katsusato Fujiyoshi
克聡 藤好
Masasuke Fujiyoshi
巨介 藤好
Morimichi Fujiyoshi
盛道 藤好
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JUSTY KK
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JUSTY KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 製造が容易で、重ね抵抗溶接により接点/接
続部材用貴金属線材を接点/接続部材用母材に溶着して
なる電気電子部品用接点/接続部材およびその製造装置
を提案すること。 【解決手段】 バネ性を有する卑金属材料からなる帯状
の接点/接続部材用母材を連続して供給する接点/接続
部材用母材供給装置と、貴金属材料からなる接点/接続
部材用線材を連続して供給する接点/接続部材用線材供
給装置と、溶接位置においてマザー回転電極と可変回転
ローラ電極との間で前記線材を前記母材の上面または下
面に押し付けながら両電極間に通電することにより拡散
接合させて前記線材を前記母材の上面または下面の所定
位置に溶着する溶接装置と、前記線材が前記母材に溶着
された接点/接続部材を巻き取る接点/接続部材巻取り
装置とにより電気電子部品用接点/接続部材の製造装置
を構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、各種コネクタ用固
定接点、各種リレ−接点、各種電気・電子部品用の固定
・半固定用接点、各種スイッチ用接点、バイメタル+貴
金属接点、マイクロモータ用ブラシ接点、各種多軸接
点、サーメットトリマ、エンコーダ、スロットポテンシ
ョメータ等を製造する場合に使用することができる電気
電子部品用接点/接続部材の製造装置および電気電子部
品用接点/接続部材に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、各種のコネクタ、リレー、スイッ
チ、モータのブラシあるいは電気・電子部品用の固定・
半固定接点などに用いられる褶動接点や機械的に開閉を
繰り返す電気・電子部品の開閉接点の接点部分には、導
電安定性、褶動円滑性、接触安定性、耐酸化・硫化性、
耐摩耗性、耐アーク性などの要求から金、白金、銀、パ
ラジウムやこれらの合金などの貴金属材料が広く用いら
れている。これらの接点はバネ作用を伴って用いられる
ことが多いので、従来は、バネ性に優れた燐青銅、洋
白、ステンレス、真鍮、銅ニッケル合金などのバネ材料
の一部に接点部分となる貴金属材料を電気溶接などの方
法で溶着するか、または貴金属材料の中でバネ性に優れ
た材質のものを選んで接点部材全体を貴金属材料で製作
していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらバネ材料
に貴金属接点を溶着する作業は高度な熟練を要する大変
な作業であり、作業効率が悪く、均質な製品が得にく
く、コスト高になるという問題がある。一方、接点部材
全体を貴金属材料で製作する方法は、製造上、作業上何
ら問題はないが、貴金属材料が極めて高額なものである
ためにコスト高になることは避けられない。
【0004】本発明は以上のような従来の欠点に鑑み、
製造が容易で、重ね合わせ抵抗溶接により卑金属材料か
らなる母材に貴金属材料からなる線材を確実に溶着固定
することができる電気電子部品用接点/接続部材の製造
装置および電気電子部品用接点/接続部材を提供するこ
とを目的としている。
【0005】本発明のもうひとつの目的は、マザ−回転
電極はもちろんのこと可変回転ロ−ラ電極も冷却して溶
着位置精度の高い接点/接続部材を製造することができ
る接点/接続部材の製造装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の第1の目的を達成
するために、バネ性のある卑金属材料からなる帯状の接
点/接続部材用母材を連続して供給する接点/接続部材
用母材供給装置と、貴金属材料からなる接点/接続部材
用線材を連続して供給する接点/接続部材用線材供給装
置と、溶接位置において上側に配置されたマザー回転電
極と可変回転ロ−ラ電極との間で前記接点/接続部材用
線材を前記接点/接続部材用母材の上面または下面に押
しつけながら両電極間に通電することにより拡散接合さ
せて該線材を該母材の上面または下面の所定位置に溶着
する溶接装置と、線材が母材に溶着されて成る接点/接
続部材用巻き取り装置とにより接点/接続部材の製造装
置を構成した。
【0007】上記第2の目的を達成するために、卑金属
材料からなる帯状の接点/接続部材用母材を連続して供
給する接点/接続部材用母材供給装置と、貴金属材料か
らなる接点/接続部材用線材を連続して供給する接点/
接続部材用線材供給装置と、溶接位置において上側に配
置されたマザー回転電極と下側に配置された可変回転ロ
ーラ電極との間で前記接点/接続部材用線材を前記接点
/接続部材用母材の下面に押し付けながら両電極間に通
電することにより拡散接合させて前記線材を前記母材下
面の所定位置に溶着する溶接装置と、該溶接装置のマザ
ー回転電極を冷却するとともに可変回転ローラ電極を直
接冷却水で冷却する冷却装置と、線材が母材に溶着され
た接点/接続部材を巻き取る接点/接続部材用巻取り装
置とにより接点/接続部材の製造装置を構成した。
【0008】本発明の接点/接続部材の製造装置により
製造される電気電子部品用の接点/接続部材は、接点/
接続部材用母材が、板厚が0.03〜3.0mm、幅寸
法が3.0〜300mmの、燐青銅、洋白、42アロ
イ、コバール、オーステナイト系ステンレス、フェライ
ト系ステンレス、マルテンサイト系ステンレス、真鍮、
銅ニッケル合金、銅ベリリウム合金、銅、銅合金、鉄、
鉄合金、磁性材、非鉄系と鉄系の積層材料、卑金属系と
貴金属系の積層材料、各種非鉄系または鉄系金属とポリ
マーフィルムとの接着材料のいずれかの卑金属材料であ
り、接点/接続部材用線材が、線径が0.03〜3.0
0mmの線材、0.03mm×0.06mm〜3.0m
m×3.0mmの条材、0.03mm×0.08mm〜
2.0mm×3.0mmの甲材または0.01mm×
0.50mm〜1.0mm×10.0mmのフープ材で
あり、金、金合金、白金、白金合金、銀、銀合金、パラ
ジウム、パラジウム合金、3元貴金属合金、4元貴金属
合金、5元貴金属合金、6元貴金属合金、7元貴金属合
金またはその他の多元貴金属合金の貴金属材料からな
る。
【0009】
【発明の実施の態様】以下、図面に示す実施例により本
発明を詳細に説明する。
【0010】図1ないし図12に示す本発明の第1の実
施例において、1は接点/接続部材用母材供給装置であ
り、この接点/接続部材用母材供給装置1は図3、図
5、図6に示すように接点/接続部材用母材2が挿間紙
3を介して巻付けられたモ−タ4によって回転される供
給リ−ル5を回転可能に支持する供給リ−ルスタンド6
と、この供給リ−ルスタンド6にモ−タ7によって回転
可能に取りつけられた挿間紙3を巻き取る挿間紙巻き取
りリ−ル8と、供給リ−ル5から供給される接点/接続
部材用母材2の供給量を調整する、モ−タ4、7をO
N、OFFさせるセンサ−9、10が上下部に取り付け
られた母材自動供給スタンド11と、この母材自動供給
スタンド11を通過して供給される接点/接続部材用母
材2の上下方向の位置決めを行う複数個(本実施例では
3個)の上下方向位置決めガイドロ−ラ12と、この上
下方向位置決めガイドロ−ラ12を通過した接点/接続
部材用母材2の水平方向の位置決めを行う位置調整可能
な一対の固定ガイドロ−ラ13、13と、この一対の固
定ガイドロ−ラ13、13へ接点/接続部材用母材2の
一側面を押圧するようにスプリングで付勢された可動ガ
イドロ−ラ15からなる水平方向位置決めガイドロ−ラ
16とで構成されている。接点/接続部材用母材2に
は、板厚が0.03〜3.0ミリメ−トル、幅寸法が
3.0〜300ミリメ−トルの燐青銅、洋白、42アロ
イ、コバ−ル、オ−ステナイト系ステンレス、フェライ
ト系ステンレス、マルテンサイト系ステンレス、真鍮、
銅、銅合金、銅ニッレル合金、磁性材、非鉄系と鉄系の
積層材料、卑金属系と貴金属系の積層材料、各種非鉄系
または鉄系金属とポリマ−フイルムとの接着材料等の卑
金属材料で形成されたものが使用される。
【0011】17は接点/接続部材用母材供給装置1の
水平方向位置決めガイドロ−ラ16を通過した接点/接
続部材用母材2の上面に接点/接続部材用線材18を供
給する接点/接続部材用線材供給装置で、この接点/接
続部材用線材供給装置17は図3および図5に示すよう
に接点/接続部材用線材18が巻き付けられたモ−タ1
9によって回転される線材供給リ−ル20と、この線材
供給リ−ル20から供給される接点/接続部材用線材1
8の供給量を調整するモ−タ19をON、OFFさせる
センサ21、22が上下部に取り付けられた線材自動供
給センサ23と、この線材自動供給センサ23を通過し
た接点/接続部材用線材18を接点/接続部材用母材2
の所定位置へ案内するガイドノズル24とで構成されて
いる。
【0012】接点/接続部材用線材18には、0.03
〜3.00ミリメ−トルの線径の線材、0.03×0.
06〜3.0×3.0の条材、0.03×0.08〜
2.0×3.0の甲丸、0.01×0.50〜1.0×
10.0のフ−プ等のいずれかの形状に形成され、金、
金合金、白金、白金合金、銀、銀合金、パラジウム、パ
ラジウム合金、3元貴金属合金、4元貴金属合金、5元
貴金属合金、6元貴金属合金、7元貴金属合金、その他
の多元貴金属合金等の貴金属材料が使用される。接点/
接続部材用線材18としては断面形状が真円や楕円形状
の線材が使用されるほかに、断面形状が正方形や長方形
のもの、図7(a)に示すように断面形状が正方形や長
方形(図示した例は長方形)の本体18aに一個の突起
18bを形成したもの、図7(b)に示すように本体1
8aに2個の突起18b、18bを形成したもの、本体
18aに2個以上の突起18bを形成したものが使用さ
れる。
【0013】また接点/接続部材用線材18として使用
される甲丸としては、断面が半円または半楕円形状のも
の、あるいは図7(c)に示すように半円、半楕円形状
(図示した例は半円形形状)の本体18aに1個の突起
18bを形成したもの、図7(d)に示すように半楕円
形状の本体18aに2個の突起18b、18bを形成し
たもの、本体18aに2個以上の突起18bを形成した
ものが使用される。
【0014】さらに接点/接続部材用線材18として使
用されるフ−プとしては、断面形状が長方形のもの、図
7(e)に示すように長方形形状の本体18aに複数個
の突起18b、18bを形成したもの、図7(f)に示
すように本体18aの溶接面にマス目、エキスパンド
状、なし地等の凹凸部18cを形成したものや、エンボ
ス加工した貴金属リボンをつけたものが使用される。
【0015】25は接点/接続部材用線材供給装置17
の下流に設置され、接点/接続部材用母材2に接点/接
続部材用線材18を拡散接合により溶着固定させる溶接
装置であり、本実施例では重ね合わせ溶接の一種である
シーム溶接装置が用いられている。シ−ム溶接装置25
は、図3、図6および図8に示すように接点/接続部材
用母材2を支持するマザ−回転電極26と、このマザ−
回転電極26の上方にあって溶接時には接点/接続部材
用母材2と接点/接続部材用線材18とを押圧しながら
溶接電源ヘッド27からパルス化した溶接電流をマザー
回転電極26に供給する可変回転ロ−ラ電極28とで構
成されており、この可変回転ロ−ラ電極28には、接点
/接続部材用線材18の位置決め成型およびガイドのた
めのV字溝29が形成されている。
【0016】シ−ム溶接装置25においては、溶接電流
ヘッド27(図1参照)のプラス側から図9(a)に示
すような1周波数に対して0.01〜7秒以下の一定間
隔でパルス化された溶接電流(斜線で示す)が、可変回
転ロ−ラ電極28を経てそのV字溝29にはまった線材
18、その下にある母材2およびマザ−回転電極26を
経て溶接電源ヘッド27のマイナス側へ流れる。溶接電
流が流れている間、線材18は溶融温度領域または溶融
温度領域以下の固相拡散温度領域を保持し、それによ
り、図9(b)に示すように、線材18と母材2との異
種材料の界面接触部位にまず純粋な溶融拡散接合部(第
1ナゲット)Iが生成され、その後ジュール熱の影響を
受けて溶融拡散と固相拡散とが混じった強固な接合部
(第2ナゲット)IIが生成されて母材2と線材18は確
実に接合される。母材2と線材18の材料に応じて電気
抵抗溶接の諸条件を整合させておけば、可変回転ロ−ラ
電極28の回転により母材2と線材18とが一定速度で
走行するため、線材18が母材2上に走行方向に連続し
て溶接される。この場合、可変回転ロ−ラ電極28やマ
ザ−回転電極26を強制空冷や循環水冷等により冷却す
ることにより、長時間の連続溶接が可能となる。
【0017】再び図1を参照すると、30はシ−ム溶接
装置25の近傍の下流に設置された加圧装置で、この加
圧装置30は図4および図10に示すように接点/接続
部材用母材2を支持するマザ−加圧回転ロ−ラ31と、
このマザ−加圧回転ロ−ラ31上の母材2に接合されて
まだ加熱状態の接点/接続部材用線材18の形状を所定
形状に成型する加圧ロ−ラ32とで構成されている。
【0018】33は加熱装置30で成型された電気電子
部品用接点/接続部材34を巻き取る接点/接続部材巻
取り装置で、この接点/接続部材巻取り装置33は、図
4に示すように、加圧装置30の下流に設置された水平
方向位置決めガイドロ−ラ16と同構造の後方の水平方
向位置決めガイドロ−ラ35と、その下流に設置された
上下方向位置決めガイドロ−ラ12、12、12と対称
に配置された後方の上下方向位置決めガイドロ−ラ3
6、36、36と、接点/接続部材34を挿間紙3を介
して巻付けるためのモ−タ37駆動の巻付けリ−ル38
を回転可能に支持する巻付けリ−ルスタンド39と、こ
の巻付けリ−ルスタンド39と後方の上下方向位置決め
ガイドロ−ラ36、36、36との間に接点/接続部材
34の巻き取りを調整するモ−タ37をON、OFFさ
せるセンサ40、41が上下部に取付けられた接点/接
続部材用自動巻き取りスタンド42と、巻付けリ−ル3
8に挿間紙3を供給する挿間紙3が巻き付けられた挿間
紙供給リ−ル43とで構成されている。
【0019】44はシ−ム溶接装置25の溶接部および
加圧装置30の加圧部を覆うクリ−ンチャンバ−で、こ
のクリ−ンチャンバ−44は酸化を防止するために、内
部は真空、窒素ガス、水素ガスと窒素ガスの混合ガスま
たはアルゴンガス等の不活性ガス雰囲気にして使用され
る。
【0020】45は上下方向位置決めガイドロ−ラ1
2、12、12、水平方向位置決めガイドロ−ラ16、
シーム溶接装置25、加圧装置30、後方水平方向位置
決めガイドロ−ラ35および上下方向位置決めガイドロ
−ラ36、36、36を覆うケ−ス体46に取り付けら
れた制御盤である。
【0021】上記構成の電気電子部品用接点/接続部材
の製造装置47は、接点/接続部材用母材供給装置1か
ら正確に位置決めされた状態でシーム溶接装置25へ接
点/接続部材用母材2が供給されるとともに、線材供給
装置17からは接点/接続部材用線材18がやはり位置
決めされた状態でシーム溶接装置25へ供給され、溶接
装置25の溶接部において母材2に線材18が連続的に
拡散接合され、後方の加圧装置30へ移送される。加圧
装置30では、前の溶接装置25により拡散接合された
接点/接続部材用線材18がマザ−加圧回転ロ−ラ31
と加圧ロ−ラ32とにより加圧されて所定の形状に成型
され、位置決めされた状態で接点/接続部材用巻取り装
置33の巻付けリ−ル38に挿間紙3を介して巻き付け
られる。なお、接点/接続部材用母材2に拡散接合させ
る接点/接続部材用線材18の拡散接合位置の調整は、
シーム溶接装置25の前後の水平方向位置決めガイドロ
−ラ16および35を調整することにより行うことがで
きる。
【0022】上記のようにして製造された接点/接続部
材34は図11に示すようなプレス加工を行い、図12
に示す接点48を製造することができる。こうして製造
された接点48は、接点部分48bにのみ貴金属材料が
用いられ、その他の大部分48aには卑金属材料が用い
られるので、コストは極めて低く抑えることができる。
同様にこうして製造された接点/接続部材34はプレス
加工などにより各種コネクタ用固定接点、各種電気・電
子部品用の固定・半固定用接点、各種スイッチ用接点、
バイメタル+貴金属接点、マイクロモ−タ用ブラシ接
点、各種多軸接点、サ−メットトリマ、エンコ−ダ、ス
ロットポテンショメ−タ等を製造することができる。
【0023】次に図13ないし図34(a)および34
(b)に示す本発明の異なる実施例につき説明する。な
お、これらの実施例に関しては、すでに説明した第1の
実施例と同一構成部分には同一符号を付して説明を省略
する。
【0024】図13ないし図15に示した第2の実施例
において、第1の実施例と主に異なる点は、同時に2個
の接点/接続部材34、34を製造できるように並列状
態に接点/接続部材用母材供給装置1、1、兼用するマ
ザ−回転電極26を使用したシーム溶接装置25A、兼
用するマザ−加圧回転ローラ31を使用した加圧装置3
0Aおよび接点/接続部材巻取り装置33、33を配置
した点と、後方の水平方向位置決めガイドロ−ラ35の
位置にCCDモニタ−49を備えるCCD二次元XY制
御センサ−50を設置した点である。このように構成さ
れた電気電子部品用接点/接続部材の製造装置47Aに
しても、第1の実施例と同様な作用効果が得られる。
【0025】図16ないし図18に示した第3の実施例
において、第1の実施例と異なる点は、シーム溶接装置
25を通過した接点/接続部材34を加圧装置による加
圧なしに直接接点/接続部材巻取り装置33の巻き付け
リール38に巻き取るようにした点であり、このように
構成した電気電子部品用接点/接続部材の製造装置47
Bにしても、第1の実施例と同様な作用効果が得られ
る。
【0026】図19ないし図21に示した第4の実施例
において、第1の実施例と異なる点は、接点/接続部材
用母材供給装置1Aの供給リール5に巻き付けられた接
点/接続部材用母材2Aの両側縁あるいは片側側縁(本
実施例では両側縁)にスプール孔51、51を所定間隔
で形成したものを使用するとともに、シーム溶接装置2
5Bの前方および後方に接点/接続部材用母材2Aのス
プール孔51、51と係合するスプルー歯車52、52
を有する水平方向位置決めガイド53、53を用いた点
で、このように構成した電気電子部品用接点/接続部材
の製造装置47Cにしても第1の実施例と同様な作用効
果が得られる。
【0027】図22ないし図25に示した第5の実施例
において、第4の実施例と主に異なる点は、接点/接続
部材用母材2Aを間欠的に移送できる接点/接続部材用
母材供給装置1Bと接点/接続部材巻取り装置33Aを
用いるとともに、移送される接点/接続部材用母材2A
にその幅方向(本実施例では直角方向)に接点/接続部
材用線材18の先端部を挟着して所定位置に位置させる
接点/接続部材用線材配置ア−ム54を備えるシ−ム溶
接装置25Cを用いた構成であり、このように構成した
電気電子部品用接点/接続部材の製造装置47Dによ
り、図25に示すような接点/接続部材34Aを製造す
ることができる。
【0028】図26〜図28に示した第6の実施例にお
いて、第1の実施例と主に異なる点は、接点/接続部材
用母材供給装置1からの接点/接続部材用母材2の上面
および下面に、供給リ−ル20、20に巻き付けられた
接点/接続部材用線材18、18をガイドノズル24、
24を介してそれぞれ供給する上下接点/接続部材用線
材供給装置17、17と、この上下接点/接続部材用線
材供給装置17、17で接点/接続部材用母材2の上面
および下面に接点/接続部材用線材18、18が位置さ
れた状態で接点/接続部材用母材2に接点/接続部材用
線材18、18を拡散接合できるように接点/接続部材
用母材2および接点/接続部材用線材18、18を押圧
する一対の可変回転ロ−ラ電極28、28とからなるシ
−ム溶接装置25Dとを用いた構成である。
【0029】図27はこの実施例におけるシーム溶接装
置25の溶接部を示す。このように構成した電気電子部
品用接点/接続部材の製造装置47Eにしても、第1の
実施例と同様な作用効果が得られるとともに、接点/接
続部材用母材2の上面および下面に接点/接続部材用線
材18、18が拡散接合された図28に示すような接点
/接続部材34Bを製造することができる。なお、拡散
接合が同一条件ではできない接点/接続部材用線材1
8、18を接点/接続部材用母材2の上面および下面に
拡散接合させる場合には、第1の実施例の電気電子部品
用接点/接続部材の製造装置47に2度通すことによ
り、接点/接続部材用母材2の上面および下面に接点/
接続部材用線材18、18が拡散接合された接点/接続
部材を製造することができる。
【0030】図29は本発明による接点/接続部材の製
造装置の第7の実施例の全体構成を示す概略正面図であ
る。本実施例の構成部分中、これまで説明した実施例の
構成部分と同じものには同じ参照符号を付して示してあ
る。
【0031】1は接点/接続部材の素材となる卑金属材
料の接点/接続部材用母材を供給する接点/接続部材用
母材供給装置である。接点/接続部材用母材2は供給リ
ール5に巻かれており、スタンド6に支持されたモータ
4の回転により供給リール5から供給される。接点/接
続部材用母材2の供給経路に沿って、母材2にテンショ
ンを与えるためのバネ付勢されたテンションローラ27
と、母材2の上下方向の位置および水平方向の位置を決
めるための複数の位置決め用ガイドローラ12および1
6が配置されている。水平方向の位置決め用のガイドロ
ーラ16は図30に示すように母材2の片方の側縁に一
組配置されており、母材2の反対側の側縁に配置された
基準ブロック16aをバネ付勢することにより母材2の
水平方向の位置を規制している。ガイドローラ16およ
び基準ブロック16aの母材2の受け面には溝が形成さ
れていて、母材2の側縁がその溝に入るようになってい
る。基準ブロック16aは工業用ルビー、工業用サファ
イアあるいはタングステンカーバイドのような超硬合金
材料で作られている。
【0032】接点/接続部材用母材2は、板厚が0.0
3〜3.0mm、幅寸法が3.0〜300mmの、燐青
銅、洋白、42アロイ、コバール、オーステナイト系ス
テンレス、フェライト系ステンレス、マルテンサイト系
ステンレス、真鍮、銅ニッケル合金、銅ベリリウム合
金、銅、銅合金、鉄、鉄合金、磁性材、非鉄系と鉄系の
積層材料、卑金属系と貴金属系の積層材料、各種非鉄系
または鉄系金属とポリマーフィルムとの接着材料などの
いずれかの卑金属材料で作られた帯状の連続した長尺素
材である。
【0033】17は接点/接続部材用母材2に溶着する
線材18を供給する線材供給装置であり、線材18は供
給リール20からモータ(図示せず)の回転により溶接
位置に母材2の下側から供給される。線材18は、線径
が0.03〜3.00mmの線材、0.03mm×0.
06mm〜3.0mm×3.0mmの条材、0.03m
m×0.08mm〜2.0mm×3.0mmの甲材、
0.01mm×0.50mm〜1.0mm×10.0m
mのフープ材などの形状で、金、金合金、白金、白金合
金、銀、銀合金、パラジウム、パラジウム合金、ルテニ
ウム、ルテニウム合金、イリジウム、イリジウム合金、
白金・イリジウム合金、パラジウム・ルテニウム合金、
銀・パラジウム合金、たとえば銀・パラジウム・銅のよ
うな3元貴金属合金、4元貴金属合金、5元貴金属合
金、6元貴金属合金、7元貴金属合金、その他の多元貴
金属合金などの貴金属材料で作られる。
【0034】25Eは接点/接続部材用母材2に線材1
8を拡散接合により溶着固定するシーム溶接装置であ
り、このシーム溶接装置25Eは、母材2と線材18を
上下に挟むようにして上側にマザー回転電極26aが配
置され、下側に可変回転ローラ電極28aが配置されて
構成されている。マザー回転電極26aはその上部に設
けられたデットウエイト式加圧ヘッド48Aにより下向
きに押圧されるようになっており、電極ローラの内部に
は冷却用らせん配管が設けられている。
【0035】図31にシーム溶接装置25Eの溶接部を
拡大して示すように、可変回転ローラ電極28aのすぐ
下には冷却槽50が設けられており、ローラ電極28a
はその一部がこの冷却槽50内の冷却水55に浸りなが
ら回転するようになっている。冷却槽50はチーリング
ユニット66と配管で接続されており、接点/接続部材
の製造装置の運転中はチーリングユニット66に内蔵さ
れたポンプ66aにより常時冷却水(たとえば15℃)
が循環されるようになっている。このチーリングユニッ
ト66からはマザ−回転電極26a内部の冷却用らせん
配管にも強制循環ポンプ67により冷却水を循環してい
る。可変回転ローラ電極28aは位置決めテーブル56
上に乗っており、この位置決めテーブル56は後述する
CCDカメラ49を用いた二次元XY制御装置により位
置制御され、可変回転ローラ電極28aの位置を微調整
することができる。
【0036】可変回転ローラ電極28aの表面には、図
32からわかるように、線材18の位置決め成型および
ガイド用のV字溝(28−1)(溝のなす角度約90
度)が形成されている。
【0037】シーム溶接装置25Eには、可変回転ロー
ラ電極28aに溶接電流を供給するための溶接電源ヘッ
ド27が設けられている。溶接電流は図9(a)に示す
ように1周波に対して0.01〜7秒以下の短い一定時
間のみ流れるパルス化電流であり、溶接電源ヘッド27
内の発振器により生成される。
【0038】シーム溶接装置25Eは全体がクリーンチ
ャンバー46で包まれており、クリーンチャンバー46
の内部は溶接時の酸化を防止するために真空、窒素ガ
ス、水素ガスと窒素ガスの混合ガスまたはアルゴンガス
などの不活性ガス雰囲気にされている。
【0039】シーム溶接装置25Eの下流側には接点/
接続部材用母材2を定速で駆動するためのピンチローラ
57が配置されている。
【0040】ピンチローラ57の下流側には、溶接部に
おいて生じた母材2の幅方向の反りを矯正するための一
対の平面化ローラ58、59が設けられている。図33
に示すように、上側ローラ58は中央よりやや右寄りの
位置(母材2上の線材18の溶着位置に対応する位置)
が最大径となり両側に向かって径が緩やかに減少するほ
ぼ太鼓状のローラであり、タングステンカーバイドやチ
タンカーバイドのようなロックウエル硬度CスケールH
C が65以上の超硬材料のダイス鋼や高速度鋼で作ら
れている。下側ローラ59は上側ローラ58の最大径の
位置に線材18が入る断面形状を有する溝59aが形成
された鼓状のローラである。上側ローラ58の上部には
上側ローラ58を下向きに押圧するデットウエイト式加
圧ヘッド48Bが設けられている。
【0041】平面化ローラ58、59の下流側には、C
CDカメラ49を用いた溶着位置監視装置60が設けら
れており、接点/接続部材用母材2上に溶着された線材
18をCCDカメラ49で撮影し、その画像情報は後述
する二次元XY制御装置に送られる。
【0042】溶着位置監視装置60の下流側には、接点
/接続部材用母材2上に溶着された線材18がまだ加熱
状態のうちにその頭部をややつぶしてその断面形状に丸
みを与えて所定形状とするための一対の平担化ローラ6
1、62が設けられている。これらのローラ61、62
はたとえばロックウエル硬度Cスケールが60以上の耐
熱超硬質合金のような材料で作られている。上側の平担
化ローラ61にも平面化ローラ58の場合と同様に下向
きの押圧力を加えるためのデットウエイト式加圧ヘッド
48Cが設けられている。64は平面化ローラ61、6
2の下流側に設けられた補助駆動ローラである。
【0043】33は以上の工程を経て製造された帯状の
接点/接続部材34を巻き取る接点/接続部材巻取り装
置であり、スタンド39に支持されたモータ37により
巻き取りリール38に巻き取られる。接点/接続部材3
4を巻き取る際には、挿間紙供給リール43から供給さ
れる挿間紙3が接点/接続部材34の層間にはさみ込ま
れる。
【0044】以上説明した構成要素のうち接点/接続部
材用の母材供給装置1と接点/接続部材巻取り装置33
を除く部分はケース46内に収納されており、ケース4
6の表面パネルには制御盤45がまたケース46の上部
には認識モニタ65が取り付けられている。制御盤45
には、接点/接続部材製造装置の運転/停止の操作ボタ
ン、溶接条件を設定、切り替えるための操作ボタン、装
置各部の運転状態(接点/接続部材用母材および線材の
供給速度、溶接電極の温度、デットウエイト式加圧ヘッ
ド48Cによる加圧力など)を表示するディスプレイ、
二次元XY制御装置用の調整つまみ、緊急停止ボタンな
どが設けられている。認識モニタ65には、溶着位置監
視装置60からの信号に基づいて接点/接続部材用母材
2上に溶着された線材18の位置がミクロンオーダーで
拡大して液晶表示される。
【0045】次に上記本発明による接点/接続部材の製
造装置による接点/接続部材の製造について説明する。
【0046】運転に先立ち、接点/接続部材用母材供給
装置1の供給リール5には接点/接続部材用母材2を巻
き、接点/接続部材用線材供給装置17の供給リール2
0には接点/接続部材用線材18を巻いておく。また可
変回転ローラ電極28aの冷却槽50とチーリングユニ
ット56との間で冷却水を循環させる。
【0047】最初に、デットウエイト式加圧ヘッド48
A、48B、48Cおよび接点/接続部材用母材/線材
の供給経路に沿って設けられているローラを上げる。こ
れによりシーム溶接装置25Eのマザー回転電極26a
も上り、可変回転ローラ電極28aとの間に間隙ができ
る。そこでまず線材18を供給リール20から引き出し
て途中のローラに通した後溶接位置まで導き、可変回転
ローラ電極28aのV字溝(28−1)にセットする。
次に接点/接続部材用母材2を供給リール5から引き出
し、テンションローラ27および位置決めローラ12、
16に通して溶接位置まで導き、先に導かれた接点/接
続部材用線材18が母材2の下面にくるようにしてマザ
ー回転電極26aと可変回転ローラ電極28aとの間を
通し、さらにいくつかのガイドローラおよびピンチロー
ラ57、平面化ローラ58、59間、平滑化ローラ6
1、62間、補助駆動ローラ64を通して巻取り装置3
3の巻き取りリール38にセットする。このとき同時に
挿間紙供給リール43から挿間紙3を引き出し接点/接
続部材用母材2と重ねて巻き取りリール38に一緒にセ
ットする。
【0048】その後デットウエイト式加圧ヘッド48
A、48B、48Cおよび接点/接続部材用母材/線材
の供給経路に沿って設けられているローラを下げる。そ
れによりシーム溶接装置25Eのマザー回転電極26a
と可変回転ローラ電極28aが接触する。
【0049】以上の準備ができたところで、溶接電源ヘ
ッド27から可変回転ローラ電極28aに通常より低い
パルス化溶接電流を流し、通常より遅い速度でモータ
4、37および補助駆動ローラ64を回転させて接点/
接続部材用母材2と接点/接続部材用線材18とを搬送
して試運転を行う。このときCCDカメラ49で溶着位
置を撮影し、その映像を認識モニタ65に写し出し目視
で確認する。その結果接点/接続部材用線材18が接点
/接続部材用母材2上の所定の位置に溶着されているこ
とが確認できれば、溶接電流および母材、線材の搬送速
度を通常の値に上げて自動運転に切り替える。
【0050】定常自動運転においては、シーム溶接装置
25Eに接点/接続部材用母材2と線材18が同じ一定
速度(1〜30mm/秒)で供給されながら溶接電源ヘ
ッド27からパルス化された溶接電流が可変回転ローラ
電極28aに供給される。溶接電流が供給されている
0.01〜7秒の間だけ線材18は溶融温度領域または
溶融温度領域以下の固相拡散温度領域を保持し、図9
(b)に示すように、線材18と母材2との異種材料の
界面接触部位にナゲットが生成されて母材2と線材18
は確実に接合される。接点/接続部材用母材供給装置1
から接点/接続部材用母材2がまた接点/接続部材用線
材供給装置17から接点/接続部材用線材18が連続的
に供給されてくるので、母材2の下面の所定位置に線材
18が連続的に溶着されていく。溶着位置のずれは、作
業員が認識モニタ65を見ながら制御盤45をマニュア
ル操作し可変回転ローラ電極28aの位置決めテーブル
56の位置を微調整して調整してもよいし、CCDカメ
ラ49を用いた溶着位置監視装置60からの画像情報を
解析して設計値からのずれを自動的に修正するように位
置決めテーブル56を自動的に制御するようにしてもよ
い。
【0051】この溶接工程中、可変回転ローラ電極28
aの一部は冷却槽50の冷却水55に浸りながら回転す
るので、溶接電流により溶着部位に発生したジュール熱
は溶着に寄与した直後この冷却水により奪われ、可変回
転ローラ電極28aを温度上昇させることは極めて少な
いと考えられる。そのために接点/接続部材用母材2と
接点/接続部材用線材18の線膨張係数の違いによる溶
着位置の狂いはほとんどなく、溶着位置精度の高い接点
/接続部材用が得られる。本発明者らの実験によれば、
冷却槽50を設けない場合の可変回転ローラ電極28a
の温度は約90℃であるのに対し、冷却槽50を設け2
0℃の冷却水を用いて可変回転ローラ電極28aを冷却
したものでは、電極温度を20〜25℃程度にまで抑え
ることができた。その結果、たとえば許容誤差が±0.
02mm未満に設定された接点/接続部材に対して、冷
却手段を設けない場合には溶接電極の温度上昇により溶
着位置の誤差は+0.085mm以上となるのに対し
て、本実施例のような冷却手段を設けると誤差は±0.
015mm以下に抑えることができた。
【0052】シーム溶接装置25Eにおいて接点/接続
部材用母材2に線材18が溶着された接点/接続部材3
4は図33に示すように「へ」の字状に弾性変形される
傾向がある。そこでこのように弾性変形された接点/接
続部材34を溶接装置25Eの下流側に設けられた一対
の平面化ローラ58、59の間を通すと、塑性変形によ
り矯正されて平坦な接点/接続部材34が得られる。こ
の場合上側の平面化ローラ58にはデットウエイト式加
圧ヘッド48Bにより1〜30Kgの押圧力が加えられ
る。
【0053】こうして平面化された接点/接続部材34
はCCDカメラ49によりその溶着部位が撮影され、今
度は一対の平滑化ローラ61、62の間に通される。接
点/接続部材用母材2に溶着された線材18は可変回転
ローラ電極28aのV字溝(28−1)の形状によりそ
の断面は図34(a)に示すように中央部がやや尖った
形状になる。これが平担化ローラ61、62の間に通さ
れると、上側ローラ61にデットウエイト式加圧ヘッド
48Cにより1〜30Kgの押圧力が加えられているた
めに、図34(b)に示すように、線材18の頭部がや
や押しつぶされて丸みを帯びた形状になる。この形状は
この接点/接続部材34を接点部品に加工したとき接点
部分の形状として好ましいものである。このように平担
化された接点/接続部材34は層間に挿間紙3を巻き込
みながら巻取り装置33の巻き取りリール38に巻き取
られる。
【0054】上記実施例は1本の帯状接点/接続部材用
母材2に対して1本の線材18を溶着する接点/接続部
材について例示したが、本発明はこれに限らず、2本以
上の線材を溶着する接点/接続部材についても同様に適
用することができる。
【0055】さらに、接点/接続部材用線材は上述した
実施例のように接点/接続部材用母材の長手方向に沿っ
て溶着するほかに、図22ないし図24に示した実施例
のように母材の幅方向に供給するようにし、溶着のため
の可変回転ローラ電極は接点/接続部材用母材の幅方向
に回転可能に設け、冷却槽で直接冷却しながら母材の幅
方向に伸びる線材を母材の長手方向に一定間隔で溶着す
ることもできる。この場合母材の搬送は間欠送りとす
る。接点部品の構造によっては、線材を母材の長手方向
に対してある角度をなして斜めに溶着することもでき
る。可変回転ローラ電極の冷却方法としては、上に例示
したように冷却水を入れた冷却槽を用いる方0法のほか
に、ノズルから直接可変回転ローラ電極およびマザー回
転電極に冷却水をかける方法でもよい。また本発明にお
いて、線材を母材に溶着する溶接方法としては、上述し
たシーム溶接のほかに、やはり抵抗溶接法である点溶接
法、プロジェクション溶接法またはこれらの組み合わせ
である重ね抵抗溶接法が好ましいが、超音波溶接を用い
ることもできる。
【0056】次に本発明の接点/接続部材製造装置によ
り製造された図35に示すような接点/接続部材から加
工される接点部品の形状について説明する。
【0057】図36(a)および(b)はリニヤ型トリ
マに用いられるマルチ型ワイパーと呼ばれる接点部品で
あり、接点/接続部材34を図36(a)に示すように
単にプレス加工し、その後接点部分70bの部位を屈曲
するように加工するだけで図36(b)に示すような接
点部品70が得られる。この接点部品70においても、
接点部品の大部分70aが安価な卑金属材料で作られ、
接点部分70bだけが高価な貴金属材料で作られてい
る。
【0058】図37はポジションセンサに用いられるレ
イキ型接点と呼ばれる接点部品であり、やはり接点部分
71bのみが貴金属材料の線材で作られている。
【0059】図38(a)および(b)はマイクロモー
タブラシの例を示す。
【0060】接点/接続部材34を図38(a)に示す
ようにプレス加工することにより図38(b)に示すよ
うにブラシの長手方向に貴金属材料の接触部分72bが
形成されたモータブラシが得られる。このブラシを用い
れば、ブラシの使用中にモータの回転接触軸80(鎖線
で示す)が矢印で示す方向にずれても電気接触上はなん
ら問題はない。
【0061】図39(a)および(b)はスライドスイ
ッチに用いられる接点である。
【0062】接点/接続部材34を図39(a)に示す
ように単にプレス加工し、その後接点部分73bが溶着
された部分を湾曲するように加工すると、図39(b)
に示すような接点部品73が得られる。
【0063】図40(a)および(b)はマイクロモー
タブラシの他の例を示す。
【0064】接点/接続部材34は半円断面形状の2本
の貴金属線材18aおよび18bを近接して母材2の上
面に溶着したもので、これを図40(a)に示すように
プレス加工することにより図40(b)に示すような貴
金属材料のダブル接点74bを有するマイクロモータブ
ラシ74が得られる。ブラシ74の大部分74aは卑金
属材料で作られている。
【0065】図41(a)および41(b)はレイキ型
接点の他の例を示す。
【0066】接点/接続部材34は、図40(a)に示
すように、母材2の一方の側縁に極めて近い位置に、図
7(a)に示すような突起18bを有する長方形断面形
状の貴金属線材18を溶着したもので、プレス加工によ
り線材18を立ち上げることにより図41(b)に示す
ようなレイキ型接点が得られる。このレイキ型接点にお
いては、先端75bにのみ貴金属材料が用いられ、その
他の大部分75aは卑金属材料で作られる。
【0067】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
にあっては次のような効果が得られる。 (1)高度な熟練を要することなく、比較的安価な接点
/接続部材用母材に接点部分を構成する高価な貴金属材
料の接点/接続部材用線材を溶着することができ、均質
な接点部分用部材を製造することができる。 (2)異種金属である卑金属材料母材と貴金属材料線材
とを拡散接合するので、確実に接合することができ、不
良品の発生を著しく低減することができる。る。 (3)接点/接続部材用母材の所定位置に正確に接点/
接続部材用線材を溶着することができるので、高品質の
電気電子用接点部材や接続部材を製造することができ
る。 (4)溶接装置のマザー回転電極はもちろんのこと、可
変回転ローラ電極も直接冷却水により冷却するようにし
たので、溶接電流により発生する熱を奪って溶接電極の
温度上昇を抑えることができる。そのために接点/接続
部材用母材に溶着する線材の位置を設定値の許容誤差内
に正確に納めることができ、極めて精度の高い接点/接
続部材したがって接点/接続部品を製造することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による接点/接続部材の製造装置の第1
の実施例の全体構成を示す概略正面図である。
【図2】図1に示した接点/接続部材の製造装置の要部
概略平面図である。
【図3】図1に示した接点/接続部材の製造装置の接点
/接続部材用母材供給装置からシーム溶接装置までの構
成を概略的に示す。
【図4】第1の実施例の加圧装置から接点/接続部材巻
取り装置までの構成を概略的に示す。
【図5】第1の実施例の接点/接続部材用母材供給装置
の要部を示す斜視図である。
【図6】第1の実施例の接点/接続部材用線材供給装置
の要部を示す平面図である。
【図7】(a)、(b)、(c)、(d)、(e)、
(f)は本発明において用いることができる種々の接点
/接続部材用線材の断面形状を示す断面図である。
【図8】第1の実施例のシーム溶接装置の溶接部を示
す。
【図9】(a)は溶接電流の波形、(b)は母材と線材
との接合部における拡散接合状態を示す。
【図10】第1の実施例の加圧装置の加圧部を示す。
【図11】本発明の接点/接続部材の製造装置により製
造された接点/接続部材用を用いて接点部品を製作する
場合の加工状態を示す。
【図12】加工された接点部品の一例を示す。
【図13】本発明による接点/接続部材の製造装置の第
2の実施例の全体構成を示す概略正面図である。
【図14】図13に示した接点/接続部材の製造装置の
要部概略平面図である。
【図15】第2の実施例のシーム溶接装置の溶接部を示
す。
【図16】本発明による接点/接続部材の製造装置の第
3の実施例の全体構成を示す概略正面図である。
【図17】図15に示した接点/接続部材の製造装置の
要部概略平面図である。
【図18】第3の実施例の溶接装置を含む要部の概略平
面図である。
【図19】本発明による接点/接続部材の製造装置の第
4の実施例の全体構成を示す概略正面図である。
【図20】図19に示した接点/接続部材の製造装置の
要部概略平面図である。
【図21】第4の実施例における接点/接続部材用母材
供給装置の要部を示す斜視図である。
【図22】本発明による接点/接続部材の製造装置の第
5の実施例の全体構成を示す概略正面図である。
【図23】図21に示した接点/接続部材の製造装置の
要部概略平面図である。
【図24】第5の実施例におけるシーム溶接装置の概略
説明図である。
【図25】第5の実施例を用いて製造した接点/接続部
材から接点部品を製作する場合の説明図である。
【図26】本発明による接点/接続部材の製造装置の第
6の実施例の全体構成を示す概略正面図である。
【図27】第6の実施例のシーム溶接装置の溶接部を示
す。
【図28】第6の実施例により製造される接点/接続部
材の斜視図である。
【図29】本発明による接点/接続部材の製造装置の第
7の実施例の全体構成を示す概略正面図である。
【図30】第7の実施例における接点/接続部材用母材
の水平方向の位置決めガイドローラの配置を示す。
【図31】図29に示した第7の実施例における接点/
接続部材の製造装置の溶接装置の冷却装置のみを拡大し
て示す。
【図32】第7の実施例における溶接装置の要部を拡大
して示す。
【図33】第7の実施例における接点/接続部材の製造
装置の平面化を説明する図である。
【図34】(a)および(b)は第7の実施例における
接点/接続部材の製造装置の平坦化を説明する図であ
る。
【図35】第7の実施例により製造される接点/接続部
材の斜視図である。
【図36】(a)は本発明の接点/接続部材の製造装置
により製造される接点/接続部材から製作される接点部
品の一例のプレス加工状態を示し、(b)はプレス加工
後形状加工して得られる接点部品の斜視図である。
【図37】本発明により製造される接点/接続部材で製
造される接点部品の他の例を示す斜視図である。
【図38】(a)は本発明により製造される接点/接続
部材で製造される接点部品のさらに他の例のプレス加工
状態を示し、(b)はプレス加工後形状加工して得られ
る接点部品の斜視図である。
【図39】(a)は本発明により製造される接点/接続
部材で製造される接点部品のさらに他の例のプレス加工
状態を示し、(b)はプレス加工後形状加工して得られ
る接点部品の斜視図である。
【図40】(a)は本発明により製造される接点/接続
部材で製造される接点部品のさらに他の例のプレス加工
状態を示し、(b)はプレス加工後形状加工して得られ
る接点部品の斜視図である。
【図41】(a)は本発明により製造される接点/接続
部材から製造される接点部品のさらに他の例のプレス加
工状態を示し、(b)はプレス加工後形状加工して得ら
れる接点部品の斜視図である。
【符号の説明】
1、1A 接点/接続部材用母材供給装置 2、2A 接点/接続部材用母材 3 挿間紙 17 接点/接続部材用線材供給装置 18 接点/接続部材用線材 25、25A、25B、25C、25D、25E シー
ム溶接装置 26、26a マザー回転電極 27 溶接電極ヘッド 28、28a 可変回転ローラ電極 30 加圧装置 33 接点/接続部材巻取り装置 34 接点/接続部材 48A、48B、48C 加圧ヘッド 50 冷却槽 55 冷却水 58、59 平面化ローラ 61、62 平坦化ローラ 66 チーリングユニット
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成8年11月26日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図36
【補正方法】変更
【補正内容】
【図36】
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図40
【補正方法】変更
【補正内容】
【図40】

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バネ性を有する卑金属材料からなる帯状
    の接点/接続部材用母材を連続して供給する接点/接続
    部材用母材供給装置と、貴金属材料からなる接点/接続
    部材用線材を連続して供給する接点/接続部材用線材供
    給装置と、溶接位置においてマザー回転電極と可変回転
    ローラ電極との間で前記線材を前記母材の上面または下
    面に押し付けながら両電極間に通電することにより拡散
    接合させて前記線材を前記母材の上面または下面の所定
    位置に溶着する溶接装置と、前記線材が前記母材に溶着
    された接点/接続部材を巻き取る接点/接続部材巻取り
    装置とを有することを特徴とする接点/接続部材の製造
    装置。
  2. 【請求項2】 前記溶接装置の下流側に、該溶接装置に
    より拡散接合された接点/接続部材用母材と接点/接続
    部材用線材とを確実に接合するために加圧する加圧装置
    を設けた請求項1に記載の接点/接続部材の製造装置。
  3. 【請求項3】 前記加圧装置および前記溶接装置の少な
    くとも加圧部および溶接部を酸化防止する雰囲気のクリ
    ーンチャンバーをさらに有する請求項3に記載の接点/
    接続部材の製造装置。
  4. 【請求項4】 前記接点/接続部材用母材供給装置は、
    該母材の少なくとも一側縁に形成されたスプルー孔にス
    プルー歯車を係合させて該母材を供給し、前記接点/接
    続部材巻取り装置は前記母材の前記スプルー孔にスプル
    ー歯車を係合させて該母材を巻き取るように構成された
    請求項1ないし3に記載の接点/接続部材の製造装置。
  5. 【請求項5】バネ性を有する卑金属材料からなる帯状の
    接点/接続部材用母材を連続して供給する接点/接続部
    材用母材供給装置と、貴金属材料からなる接点/接続部
    材用線材を前記母材の上面および下面に連続して供給す
    る接点/接続部材用線材供給装置と、溶接位置において
    一対の可変回転ローラ電極の間で前記各線材を前記母材
    の上面および下面にそれぞれ押し付けながら両電極間に
    通電することにより拡散接合させて各線材を前記母材の
    上面および下面の所定位置に溶着する溶接装置と、前記
    線材が前記用母材に溶着された接点/接続部材を巻き取
    る接点/接続部材巻取り装置とを有することを特徴とす
    る接点/接続部材の製造装置。
  6. 【請求項6】 バネ性のある卑金属材料からなる帯状の
    接点/接続部材用母材を連続して供給する接点/接続部
    材用母材供給装置と、貴金属材料からなる接点/接続部
    材用線材を連続して供給する接点/接続部材用線材供給
    装置と、溶接位置において上側に配置されたマザー回転
    電極と下側に配置された可変回転ローラ電極との間で前
    記線材を前記母材の下面に押し付けながら両電極間に通
    電することにより拡散接合させて前記線材を前記母材下
    面の所定位置に溶着する溶接装置と、該溶接装置のマザ
    ー回転電極を冷却するとともに可変回転ローラ電極を直
    接冷却水で冷却する冷却装置と、前記線材が前記母材に
    溶着された接点/接続部材を巻き取る接点/接続部材巻
    取り装置とを有することを特徴とする接点/接続部材の
    製造装置。
  7. 【請求項7】前記冷却装置が冷却水を有する冷却槽を有
    し、前記溶接装置の可変回転ローラ電極の一部が前記冷
    却槽の冷却水に浸りながら回転する請求項6に記載の接
    点/接続部材の製造装置。
  8. 【請求項8】前記冷却装置が可変回転ローラ電極に直接
    冷却水をかける手段を有する請求項6に記載の接点/接
    続部材の製造装置。
  9. 【請求項9】前記接点/接続部材用線材が前記接点/接
    続部材用母材の長手方向に供給される請求項1ないし8
    に記載の接点/接続部材の製造装置。
  10. 【請求項10】 前記接点/接続部材用線材が前記接点
    /接続部材用母材の幅方向に供給される請求項1ないし
    8に記載の接点/接続部材の製造装置。
  11. 【請求項11】 前記接点/接続部材用母材が、板厚が
    0.03〜3.0mm、幅寸法が3.0〜300mm
    の、燐青銅、洋白、42アロイ、コバール、オーステナ
    イト系ステンレス、フェライト系ステンレス、マルテン
    サイト系ステンレス、真鍮、銅ニッケル合金、銅ベリリ
    ウム合金、銅、銅合金、鉄、鉄合金、磁性材、鉄合金、
    非鉄系と鉄系の積層材料、卑金属系と貴金属系の積層材
    料、各種非鉄系または鉄系金属とポリマーフィルムとの
    接着材料のいずれかの材料で作られた帯状の連続した長
    尺素材である請求項1ないし10のいずれか1項に記載
    の接点/接続部材の製造装置。
  12. 【請求項12】 前記接点/接続部材用線材が、線径が
    0.03〜3.00mmの線材、0.03mm×0.0
    6mm〜3.0mm×3.0mmの条材、0.03mm
    ×0.08mm〜2.0mm×3.0mmの甲材または
    0.01mm×0.50mm〜1.0mm×10.0m
    mのフープ材であり、金、金合金、白金、白金合金、
    銀、銀合金、パラジウム、パラジウム合金、3元貴金属
    合金、4元貴金属合金、5元貴金属合金、6元貴金属合
    金、7元貴金属合金、その他の多元貴金属合金のいずれ
    かからなる請求項1ないし11のいずれか1項に記載の
    接点/接続部材の製造装置。
  13. 【請求項13】 前記接点/接続部材用母材に対して複
    数の接点/接続部材用線材が平行に供給される請求項1
    ないし12のいずれか1項に記載の接点/接続部材の製
    造装置。
  14. 【請求項14】 前記溶接装置において前記可変ローラ
    回転電極に流す溶接電流はパルス化された電流である請
    求項1ないし13のいずれか1項に記載の接点/接続部
    材の製造装置。
  15. 【請求項15】前記接点/接続部材用線材が前記接点/
    接続部材用母材に対して前記溶接装置により重ね抵抗溶
    接により溶着される請求項1ないし14のいずれか1項
    に記載の接点/接続部材の製造装置。
  16. 【請求項16】請求項1ないし15のいずれか1項に記
    載の接点/接続部材の製造装置により製造され、接点/
    接続部材用母材として、板厚が0.03〜3.0mm、
    幅寸法が3.0〜300mmの、燐青銅、洋白、42ア
    ロイ、コバール、オーステナイト系ステンレス、フェラ
    イト系ステンレス、マルテンサイト系ステンレス、真
    鍮、銅ニッケル合金、銅ベリリウム合金、銅、銅合金、
    鉄、鉄合金、磁性材、非鉄系と鉄系の積層材料、卑金属
    系と貴金属系の積層材料、各種非鉄系または鉄系金属と
    ポリマーフィルムとの接着材料のいずれかの材料で作ら
    れた帯状の連続した長尺素材を用い、接点/接続部材用
    線材が、線径が0.03〜3.00mmの線材、0.0
    3mm×0.06mm〜3.0mm×3.0mmの条
    材、0.03mm×0.08mm〜2.0mm×3.0
    mmの甲材または0.01mm×0.50mm〜1.0
    mm×10.0mmのフープ材であり、金、金合金、白
    金、白金合金、銀、銀合金、パラジウム、パラジウム合
    金、3元貴金属合金、4元貴金属合金、5元貴金属合
    金、6元貴金属合金、7元貴金属合金またはその他の多
    元貴金属合金からなることを特徴とする電気電子部品用
    接点/接続部材。
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