JPH09106892A - Susシース型部品及びその製造方法 - Google Patents

Susシース型部品及びその製造方法

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JPH09106892A
JPH09106892A JP28919395A JP28919395A JPH09106892A JP H09106892 A JPH09106892 A JP H09106892A JP 28919395 A JP28919395 A JP 28919395A JP 28919395 A JP28919395 A JP 28919395A JP H09106892 A JPH09106892 A JP H09106892A
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JP
Japan
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pipe
sus
sheath type
type component
thermocouple
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JP28919395A
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Hidenori Kita
英紀 北
Hideo Kawamura
英男 河村
Kazuo Osumi
和生 大角
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Isuzu Ceramics Research Institute Co Ltd
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Isuzu Ceramics Research Institute Co Ltd
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C23COATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; CHEMICAL SURFACE TREATMENT; DIFFUSION TREATMENT OF METALLIC MATERIAL; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL; INHIBITING CORROSION OF METALLIC MATERIAL OR INCRUSTATION IN GENERAL
    • C23CCOATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; SURFACE TREATMENT OF METALLIC MATERIAL BY DIFFUSION INTO THE SURFACE, BY CHEMICAL CONVERSION OR SUBSTITUTION; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL
    • C23C28/00Coating for obtaining at least two superposed coatings either by methods not provided for in a single one of groups C23C2/00 - C23C26/00 or by combinations of methods provided for in subclasses C23C and C25C or C25D
    • C23C28/02Coating for obtaining at least two superposed coatings either by methods not provided for in a single one of groups C23C2/00 - C23C26/00 or by combinations of methods provided for in subclasses C23C and C25C or C25D only coatings only including layers of metallic material
    • C23C28/023Coating for obtaining at least two superposed coatings either by methods not provided for in a single one of groups C23C2/00 - C23C26/00 or by combinations of methods provided for in subclasses C23C and C25C or C25D only coatings only including layers of metallic material only coatings of metal elements only

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、導体線材の断線が防止できる耐熱
性で耐腐食性のSUSシース型部品及びその製造方法を
提供する。 【解決手段】 このSUSシース型部品は、グローヒー
タ6の保護管7として適用される。保護管7は、SUS
基体で作製された中空部を有するパイプ1、パイプ1の
表面を被覆する少なくともNi,Cr,Alの全ての元
素を含む均一な層を形成する被覆層5、及びパイプ1と
被覆層5との間に介在されたAlがリッチな組成の中間
層4から構成されている。パイプ1内にコイル2が埋め
込まれるようにMgO粉末から成る充填部材3が充填さ
れている。コイル2は発熱部線材2Hと抵抗部線材2R
とから構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、グローヒータ、熱電
対、熱交換器等のパイプとして適用できるSUSシース
型部品及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、シース型部品は、金属製グロープ
ラグや高温で使用されるシース型熱電対の保護管として
使用され、SUS等の金属で作製されたものがある。ま
た、シース型部品は、1000℃以上の雰囲気で使用さ
れるものがあり、その場合には、インコネル等の特殊耐
熱合金で作製されている。また、セラミックシース型部
品は、ディーゼルエンジンにおいて燃料の着火補助装置
のグロープラグ即ちグローヒータとして開発されたり、
高温度の液体や気体の温度を正確に計測する熱電対とし
て開発されている。熱電対は、300℃〜1400℃の
温度範囲の温度を計測するため、各種の測定材を適合さ
せている。ところで、グローヒータの作製については、
WコイルにSi,Tiを含む原料を着肉させて成形体を
作製し、該成形体をSi3 4 製の鞘又はパイプに挿入
した後、これを反応焼結し、グローヒータは均一な組成
に構成されていた(例えば、特開平7−217886号
公報参照)。また、熱電対の作製についても同様に構成
されていた。即ち、熱電対の素線は、酸化性又は還元性
の雰囲気に対して弱い場合が多く、一般的には素線を保
護パイプに入れて使用されている。
【0003】また、特開平6−160200号公報に
は、気密端子付シース型熱電対が開示されている。該熱
電対は、過渡的な温度変化等により、端子部に温度勾配
が生じても測定誤差を生じさせないものであり、アルメ
ル線とクロメル線の異種金属線からなる熱電対素線をス
テンレス製シース内に無機絶縁材と共に、相互に絶縁し
て収納し、シースの基端側を気密端子部により気密に封
止する。気密端子部のセラミック端板に取り付けられた
2本のコパール製の貫通パイプの内部に絶縁スリーブが
挿入され、各熱電対素線はその内部を通って貫通パイプ
と直接接触せずに外部に引き出されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
保護管をSUSで作製した場合には、保護管は、その耐
熱使用限界温度が900℃程度と低い耐熱温度である
上、硫黄ガス中での使用では保護管の金属が硫黄ガスに
侵されるので、硫黄ガス中での使用が困難である。ま
た、保護管をインコネル等の特殊耐熱合金で作製した場
合には、その保護管はSUSの保護管に比較して耐熱温
度が高くなるが、コストが約2倍とアップすることにな
る。
【0005】また、前掲特開平6−160200号公報
に開示された気密端子付シース型熱電対は、保護管とし
てステンレス製シースを用いているが、該ステンレス製
シースは外部雰囲気中に直接晒された状態であり、例え
ば、雰囲気中に硫黄ガス等のガスが存在する場合には、
シース自体に腐食が発生し、耐久性が低下するという問
題を有している。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記の課題
を解決することであり、SUS基体によって中空状のパ
イプを作製し、該パイプの表面に金属粒子を融着させ、
次いでスエージングによって均一な粒子融着皮膜を形成
してSUSの耐熱性及び耐腐食性を向上させて耐久性を
向上させたSUSシース型部品及びその製造方法に関す
る。
【0007】この発明は、SUS基体で作製された中空
部を有するパイプ、及び該パイプの表面を被覆する少な
くともNi,Cr,Alの全ての元素を含む均一な被覆
層から成ることを特徴とするSUSシース型部品に関す
る。また、前記パイプと前記被覆層との間にAlがリッ
チな中間層を介在させたものである。
【0008】また、このSUSシース型部品において、
前記中間層はAlとSiとの合金から構成されているも
のである。
【0009】また、このSUSシース型部品は、前記パ
イプ内にヒータコイルが埋め込まれるように充填部材を
充填してグローヒータに適用されている。
【0010】また、このSUSシース型部品は、前記パ
イプ内に種類の異なる一対の線材が埋め込まれるように
充填部材を充填して熱電対に適用されている。
【0011】また、このSUSシース型部品は、前記パ
イプ内外に流体が流れる熱交換を行う熱交換器に適用さ
れる。
【0012】或いは、この発明は、SUS基体で作製さ
れた中空部を有するパイプの表面にAl及びAl合金の
いずれかの材料を含むAl膜を形成するステップ、前記
パイプに形成された前記Al膜上にNi,Cr,Alの
全ての元素を含む粒子を加熱融着して粒子膜を形成する
ステップ、及び前記粒子膜で被覆した前記パイプをスエ
ージングによって前記粒子膜を均一にして被覆層を形成
するステップ、から構成したことを特徴とするSUSシ
ース型部品の製造方法に関する。
【0013】このSUSシース型部品は、上記のような
構成によって、SUS基体の表面にNi−Cr−Al粒
子を加熱融着させる過程で、パイプを構成する基体のS
USとNi−Cr−Alの粒子との間には反応層を形成
し、両者は強固に結合される。Ni−Cr−Alの粒子
のうち、CrとAlとは表面に酸化物保護膜を形成し、
内部への酸素拡散量が低減し、それ自体の酸化の進行が
抑制される。また、中間層としてのAlリッチ層がSU
S基体の表面に介在しているので、被覆層と中間層との
結合が強固になると共に、酸化物保護膜がより長時間に
わたって安定し、それにともない耐久性も改善される。
また、このSUSシース型部品は、被覆層の表面層はN
iが主成分であるため、硫黄ガス等の腐食性ガスを含む
雰囲気においても安定となる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図1を参照して、この発明
によるSUSシース型部品及びその製造方法の実施例を
説明する。図1はこのSUSシース型部品としてのグロ
ーヒータの一実施例を示す断面図である。
【0015】図1に示すように、このSUSシース型部
品をグローヒータ6の保護管7に適用した実施例が示さ
れている。このSUSシース型部品の保護管7は、SU
S基体で作製された中空部を有するパイプ1、パイプ1
の表面を被覆する少なくともNi,Cr,Alの全ての
元素を含む均一な層を形成する被覆層5から構成されて
いる。また、パイプ1と被覆層5との間にはAlがリッ
チな組成の中間層4が介在されている。詳しくは、中間
層4は、AlとSiとの合金から構成されている。この
SUSシース型部品を保護管7として使用したグローヒ
ータ6は、パイプ1内に導体線材としてのコイル2が埋
め込まれた充填部材3が充填されている。また、このS
USシース型部品をグローヒータ6の保護管7として構
成する場合には、コイル2を、例えば、Fe−Crコイ
ルから成る発熱部線材2HとNiコイルから成る抵抗部
線材2Rとから構成する。また、充填部材3としては、
MgO粉末を使用し、パイプ1内に高密度に充填するこ
とができる。
【0016】次に、このSUSシース型部品の製造方法
について説明する。このSUSシース型部品の製造方法
は、まず、SUS基体で作製された中空部を有するパイ
プ1の表面に、Al及びAl合金のいずれかの材料から
成る中間層4を形成する(ステップ1)。次いで、パイ
プ1に形成された中間層4上にNi,Cr,Alの全て
の元素を含む粒子を加熱融着して粒子膜を形成する(ス
テップ2)。最後に、粒子膜で被覆したパイプ1をスエ
ージング加工によって所定の形状のサイズに縮小して粒
子膜を均一にした被覆層5に形成する(ステップ3)。
【0017】次に、図2を参照して、このSUSシース
型部品を熱電対10の保護管17に適用した実施例を説
明する。図2はこのSUSシース型部品を熱電対の保護
管に適用した一実施例を示す断面図である。このSUS
シース型部品を熱電対10の保護管17として作製する
場合には、導体線材12を2種類の線材から構成し、一
方の線材12AをW−5%Reから構成し、他方の線材
12BをW−26%Reから構成する。また、保護管1
7としては、径の小さい長尺のパイプ11を使用する。
充填部材13は、上記実施例と同様に、MgO粉末を使
用することができる。熱電対10は、パイプ11内に線
材12が埋め込まれた充填部材13が充填されている。
パイプ11は、SUS基体で作製された中空部を有し、
パイプ11の表面を被覆する少なくともNi,Cr,A
lの全ての元素を含む均一な層を形成する被覆層15、
及びパイプ11と被覆層15との間に介在されたAlが
リッチな組成の中間層14から構成されている。又は、
中間層14は、AlとSiとの合金から構成されてい
る。
【0018】図示していないが、このSUSシース型部
品は、パイプ内に流体が流れる熱交換器に適用すること
もできる。熱交換器のパイプとして適用した場合には、
パイプの外側を流れる流体が、たとえ硫黄ガス等の流体
であったとしても、パイプ自体の耐腐食性を向上させ、
耐久性を向上できる。
【0019】〔実施例1〕このSUSシース型部品の製
造方法において、グローヒータを作製する実施例を図1
を参照して説明する。まず、SUS304Lから作製さ
れた外径φ8mmのパイプ1をAl溶湯に浸漬し、パイ
プ1の表面にAl膜を形成した。次に、パイプ1に形成
されているAl膜上に糊等の固着剤を塗布し、これを、
Ni,Cr及びAl粉末床内を潜らせて、パイプ1のA
l膜上にこれらの粉末を付着させた。Ni,Cr及びA
l粉末が付着したパイプ1を、真空中で1100℃まで
加熱し、パイプ1のAl膜上にNi,Cr及びAl粉末
を加熱融着させ、SUSシース型部品としての保護管7
を作製した。次に、保護管7内にFe−Cr線2AとN
i線2Bとの端部8を溶接して直列に結線したコイル2
を配置し、コイル2が埋設されるように保護管7内にM
gO粉末から成る充填部材3を充填した。
【0020】コイル2と充填部材3とを充填した保護管
7をスウェージングマシン等を用いてスウェージング加
工し、保護管7の外径をφ4mmまで縮小し、内部の充
填部材3の充填密度を高めると共に、表面の耐熱粒子層
の厚さを均一に膜状の被覆層5に形成してグローヒータ
6を作製した。グローヒータ6では、パイプ1と被覆層
5との間に介在するAl膜が中間層4を形成し、中間層
4がNi,Cr及びAlの粒子から成る被覆層5との結
合強度を高めると共に、高温酸化雰囲気中ではAl2
3 が生成され、耐酸化性を向上させることができた。ま
た、グローヒータ6は、飽和温度が1000℃となるよ
うにコイル2は設計されている。
【0021】グローヒータ6の特性を測定するため、保
護管7を酸化雰囲気中に暴露した後の酸化温度(℃)に
対する引張り強度(MPa)を測定すると共に、保護管
7の使用回数に対する寿命を測定した。グローヒータ6
を従来のグローヒータと比較するため、従来のグローヒ
ータとして、保護管をSUSそのもので作製したものを
準備した。グローヒータ6(本発明品)と従来のグロー
ヒータ(従来品)との酸化雰囲気中に暴露した後の酸化
温度(℃)に対する引張り強度(MPa)の測定結果を
図3に示す。図3に示すように、本発明品は酸化温度が
1100℃の雰囲気中でも、引張り強度がほとんど低下
しなかったが、従来品では酸化温度が700℃以上では
引張り強度が大幅に低下し、酸化温度が1100℃の雰
囲気中ではほとんど引張り強度が無くなり、耐熱性も大
幅に低下することが分かった。
【0022】また、グローヒータ6の耐久性を試験する
ため、グローヒータ6に11Vを印加し、その時の寿命
を測定した。グローヒータ6(本発明品)と従来のグロ
ーヒータ(従来品)との耐久試験の結果を図5に示す。
図5から分かるように、従来品は、400サイクル数
(回)以下で保護管を構成するSUSに損傷し、コイル
が酸化されて断線した。これに対して、本発明品は、そ
の寿命が4400サイクル数(回)にも到達し、十分に
耐久性を有することが分かった。
【0023】〔実施例2〕このSUSシース型部品の製
造方法において、熱電対の保護管を作製する実施例を図
2を参照して説明する。この実施例では、線材12とし
てW−5%Reから成る線材12AとW−26%Reか
ら成る線材12Bとの端部18を結合した2種類の直列
に結線した線材12を選定した。保護管17として、上
記実施例と同様に作製した。即ち、SUS304Lから
作製された内径φ6mmのパイプ11をAl溶湯に浸漬
し、パイプ11の表面にAl膜を形成した。次に、パイ
プ11に形成されているAl膜上に糊等の固着剤を塗布
し、これを、Ni,Cr及びAl粉末床内を潜らせて、
パイプ11のAl膜上にこれらの粉末を付着させた。N
i,Cr及びAl粉末が付着したパイプ11を、真空中
で1100℃まで加熱し、パイプ11のAl膜上にN
i,Cr及びAl粉末を加熱融着させ、SUSシース型
部品としての保護管17を作製した。次に、保護管17
内にW−5%Reから成る線材12AとW−26%Re
から成る線材12Bとを結線した線材12を配置し、線
材12が埋設されるように保護管17内にMgO粉末か
ら成る充填部材13を充填した。
【0024】線材12と充填部材13とを充填した保護
管17をスウェージングマシン等を用いてスウェージン
グ加工し、保護管17の外径を縮小し、内部の充填部材
13の充填密度を高めると共に、表面の耐熱粒子層の厚
さを均一に膜状の被覆層15に形成して熱電対10を作
製した。熱電対10は、上記実施例と同様に、パイプ1
1と被覆層15との間に介在するAl膜が中間層14を
形成し、中間層14がNi,Cr及びAlの粒子から成
る被覆層15との結合強度を高め、高温酸化雰囲気中で
はAl2 3 が生成され、耐酸化性を向上させることが
できた。
【0025】熱電対10を構成する保護管17を酸化雰
囲気中に暴露した後の酸化温度(℃)に対する引張り強
度(MPa)を測定すると共に、保護管7の使用回数に
対する寿命を測定した。熱電対10の保護管17の特性
は、実施例1と同様の結果を得ることができた。即ち、
本発明品は酸化温度が1100℃の雰囲気中でも、引張
り強度がほとんど低下しなく、耐酸化性が向上したこと
が分かった。
【0026】熱電対10の耐久性を試験するため、熱電
対10が化学プラントに使用されて温度測定が行われる
ことを想定し、熱電対10を硫黄ガス雰囲気中の600
℃の下で使用し、熱電対10の使用回数即ちサイクル数
(回)に対する熱起電力変化(%)を測定した。また、
熱電対10を従来の熱電対と比較するため、従来の熱電
対として、保護管をSUSそのもので作製したものを準
備した。熱電対10(本発明品)と従来の熱電対(従来
品)とのサイクル数(回)に対する熱起電力変化の結果
を図4に示す。図4から分かるように、従来品は、30
0サイクル数(回)を越えた時点で、保護管を構成する
SUSに損傷し、内部の線材が酸化されて変質し、熱起
電力変化が1%以上となり、回数を加えるに従って熱起
電力変化が大きくなった。これに対して、本発明品は、
その寿命が500サイクル数(回)以上に達しても熱起
電力変化が1%以下であり、十分に耐久性を有すること
が分かった。
【0027】〔実施例3〕この実施例では、実施例1に
おいて、中間層4としてAl層を用いたが、Al層の代
わりに、Al−Si層を使用した。得られたグローヒー
タについて実施例1と同様の試験を行ったところ、実施
例1と同等以上の耐久性を有していることが分かった。
【0028】
【発明の効果】この発明によるSUSシース型部品及び
その製造方法は、上記のように構成され、次のような効
果を有する。即ち、このSUSシース型部品は、SUS
基体で作製されたパイプの表面を、少なくともNi,C
r,Alの全ての元素を含む均一な層を形成する被覆層
で被覆し、前記パイプと前記被覆層との間にAlがリッ
チな組成の中間層を介在されたので、前記パイプ自体の
SUSが前記被覆層で保護され、酸化雰囲気中に暴露し
た後にも強度を低下させることなく、耐腐食性を向上で
きると共に、耐熱性を向上できる。しかも、このSUS
シース型部品は、前記保護管内に配置した前記線材を前
記充填部材の密度をアップした状態で強固に保持し、し
かも、耐酸化性で且つ耐熱性の前記保護管で保護するの
で、耐久性に優れ、熱電対に適用した場合には温度測定
精度が高精度となり、安定した信頼性のある熱電対を提
供でき、特に、酸化・還元性の雰囲気中で高温度を測定
するのに適している。
【0029】また、このSUSシース型部品をグローヒ
ータの保護管として使用した場合には、飽和温度を10
00℃とした場合の使用回数は大幅に延び、寿命を長く
できた。即ち、前記保護管には腐食が発生せず、酸化に
よる線材の断線等が発生せず、耐久性に富んだグローヒ
ータを提供できた。また、このSUSシース型部品を熱
電対の保護管として使用した場合には、硫黄ガス中での
使用状態でも、耐腐食性を向上でき、熱起電力変化が小
さく、耐久性に富んだ熱電対を提供できた。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明によるSUSシース型部品をグローヒ
ータに適用した一実施例を示す断面図である。
【図2】この発明によるSUSシース型部品を熱電対に
適用した一実施例を示す断面図である。
【図3】本発明品と従来品との酸化温度に対する引張り
強度を示すグラフである。
【図4】本発明品と従来品とのサイクル数に対する熱起
電力変化を示すグラフである。
【図5】本発明品と従来品とのサイクル数の寿命を示す
グラフである。
【符号の説明】
1,11 パイプ 2 コイル(導体線材) 2H 発熱部線材 2R 抵抗部線材 3,13 充填部材 4,14 中間層 5,15 被覆層 6 グローヒータ 7,17 保護管 10 熱電対 12,12A,12B 線材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 F28F 19/06 F28F 19/06 B // B21D 53/06 B21D 53/06 Z

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 SUS基体で作製された中空部を有する
    パイプ、及び該パイプの表面を被覆する少なくともN
    i,Cr,Alの全ての元素を含む均一な被覆層から成
    ることを特徴とするSUSシース型部品。
  2. 【請求項2】 前記パイプと前記被覆層との間にAlが
    リッチな中間層を介在させたことを特徴とする請求項1
    にSUSシース型部品。
  3. 【請求項3】 前記中間層はAlとSiとの合金から構
    成されていることを特徴とする請求項2に記載のSUS
    シース型部品。
  4. 【請求項4】 前記パイプ内にヒータコイルが埋め込ま
    れるように充填部材を充填してグローヒータに適用され
    ていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に
    記載のSUSシース型部品。
  5. 【請求項5】 前記パイプ内に種類の異なる一対の線材
    が埋め込まれるように充填部材を充填して熱電対に適用
    されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1
    項に記載のSUSシース型部品。
  6. 【請求項6】 前記パイプ内外に流体が流れる熱交換を
    行う熱交換器に適用されることを特徴とする請求項1〜
    3のいずれか1項に記載のSUSシース型部品。
  7. 【請求項7】 SUS基体で作製された中空部を有する
    パイプの表面にAl及びAl合金のいずれかの材料を含
    むAl膜を形成するステップ、前記パイプに形成された
    前記Al膜上にNi,Cr,Alの全ての元素を含む粒
    子を加熱融着して粒子膜を形成するステップ、及び前記
    粒子膜で被覆した前記パイプをスエージングによって前
    記粒子膜を均一にして被覆層を形成するステップ、から
    構成したことを特徴とするSUSシース型部品の製造方
    法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008076044A (ja) * 2006-09-22 2008-04-03 Robert Bosch Gmbh 内燃機関における燃焼過程に用いられる始動エレメントを被覆するための方法および装置

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JP2008076044A (ja) * 2006-09-22 2008-04-03 Robert Bosch Gmbh 内燃機関における燃焼過程に用いられる始動エレメントを被覆するための方法および装置

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