JPH09106910A - 樹脂磁石組立品 - Google Patents
樹脂磁石組立品Info
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- JPH09106910A JPH09106910A JP30722596A JP30722596A JPH09106910A JP H09106910 A JPH09106910 A JP H09106910A JP 30722596 A JP30722596 A JP 30722596A JP 30722596 A JP30722596 A JP 30722596A JP H09106910 A JPH09106910 A JP H09106910A
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Landscapes
- Transmission And Conversion Of Sensor Element Output (AREA)
- Permanent Field Magnets Of Synchronous Machinery (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】 希土類系永久磁石粉末と熱可塑性樹脂を主成
分とした円筒状樹脂磁石と、その内周部にヨーク機能を
付加したシャフト部材からなる樹脂磁石組立品。また、
当該シャフト部材の芯部外周が非円柱状からなる前記樹
脂組立品。 【効果】シャフト部材にヨーク機能を付加することによ
り円筒状樹脂磁石の外周表面の磁束密度が増幅されるた
め、磁石から遠距離までの検知が可能となる。振動、熱
また強度に対する耐久性を有する磁石組立品を提供でき
る。
分とした円筒状樹脂磁石と、その内周部にヨーク機能を
付加したシャフト部材からなる樹脂磁石組立品。また、
当該シャフト部材の芯部外周が非円柱状からなる前記樹
脂組立品。 【効果】シャフト部材にヨーク機能を付加することによ
り円筒状樹脂磁石の外周表面の磁束密度が増幅されるた
め、磁石から遠距離までの検知が可能となる。振動、熱
また強度に対する耐久性を有する磁石組立品を提供でき
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、各種機器の回転数・回
転速度を検出するために使われるセンサーにおける当該
構成部品として用いられる磁石組立品に関して、特にO
A機器等の静的かつ常温環境下で使用される場合に比べ
て振動、熱又は強度に対して耐久性が要求される自動車
等の回転センサーにおいて、遠距離検知を可能せしめる
磁石組立品を提供する。
転速度を検出するために使われるセンサーにおける当該
構成部品として用いられる磁石組立品に関して、特にO
A機器等の静的かつ常温環境下で使用される場合に比べ
て振動、熱又は強度に対して耐久性が要求される自動車
等の回転センサーにおいて、遠距離検知を可能せしめる
磁石組立品を提供する。
【0002】
【従来の技術】近年、自動車等の速度検出装置において
機械的なケーブル等の回転を介して速度を検出する方法
あるいはギアを介して回転数を検出する方法から、永久
磁石の磁気を検知するセンサを使用する電子検出装置に
変わりつつある。この電子検出装置において、遠距離検
知を可能せしめる磁石組立品として焼結フェライト磁
石、フェライト磁石樹脂成形体あるいは焼結Sm−Co
磁石があげられている。しかし、焼結フェライト磁石を
用いる場合には当該磁石の割れ、欠けの問題とともに磁
束密度が低いため遠距離検知は困難であった。また、フ
ェライト磁石樹脂成形体を用いる場合には、当該磁石の
割れ、欠けの問題は解決されるものの磁束密度が低いた
め遠距離検知は困難であった。
機械的なケーブル等の回転を介して速度を検出する方法
あるいはギアを介して回転数を検出する方法から、永久
磁石の磁気を検知するセンサを使用する電子検出装置に
変わりつつある。この電子検出装置において、遠距離検
知を可能せしめる磁石組立品として焼結フェライト磁
石、フェライト磁石樹脂成形体あるいは焼結Sm−Co
磁石があげられている。しかし、焼結フェライト磁石を
用いる場合には当該磁石の割れ、欠けの問題とともに磁
束密度が低いため遠距離検知は困難であった。また、フ
ェライト磁石樹脂成形体を用いる場合には、当該磁石の
割れ、欠けの問題は解決されるものの磁束密度が低いた
め遠距離検知は困難であった。
【0003】この遠距離検知を可能とするために磁束密
度の高い焼結Sm−Co磁石を用いた磁石組立品が多く
使用されるている。例えば、図5に示すように、磁気セ
ンサーSと高速回転する焼結磁石組立品50とを用いたも
のが知られている。この焼結磁石組立品50は、円柱状の
焼結Sm−Co磁石51、ケーシング52およびフランジ部
53を有する軸部54からなっている。
度の高い焼結Sm−Co磁石を用いた磁石組立品が多く
使用されるている。例えば、図5に示すように、磁気セ
ンサーSと高速回転する焼結磁石組立品50とを用いたも
のが知られている。この焼結磁石組立品50は、円柱状の
焼結Sm−Co磁石51、ケーシング52およびフランジ部
53を有する軸部54からなっている。
【0004】しかし、この焼結磁石組立品50は製造過程
における焼結Sm−Co磁石の割れ、欠けが発生するた
めに製品歩留りが低い、寸法精度が悪い、および部品点
数が多い、そして組み付け性が悪いなどの欠点があっ
た。例えば、円柱状の焼結Sm−Co磁石51の製造にお
いては焼結後に所定の寸法に機械加工する際に、もしく
は工程途上においても同様に割れ、欠けの問題が発生す
る。さらに、焼結磁石組立品50は、回転部品として用い
る際に焼結磁石が割れたり、欠けたりすることを防ぐた
めにケーシング52を必要とおり、このケーシング52と焼
結Sm−Co磁石51との接合には、かしめたり、接着剤
で固定している。かしめの場合には焼結Sm−Co磁石
51が割れたり、接着の場合には剥離したりして強度上の
問題がある。また、焼結磁石組立品が高速回転する時に
フランジ部53の端面から焼結Sm−Co磁石51とケーシ
ング52からなる2部品が剥離することを防止するため
に、焼結Sm−Co磁石51とケーシング52とを固定した
2部品をフランジ部53の端面に接着剤で固定するために
接着剤が塗布されるフランジ部53の端面に滑り止め加工
等を施す工程が必要である。他方、焼結Sm−Co磁石
51の外径にケーシング52を配設するため、焼結Sm−C
o磁石の表面と磁気センサーSとの距離が離れることに
より検出できる磁束密度が低下する。
における焼結Sm−Co磁石の割れ、欠けが発生するた
めに製品歩留りが低い、寸法精度が悪い、および部品点
数が多い、そして組み付け性が悪いなどの欠点があっ
た。例えば、円柱状の焼結Sm−Co磁石51の製造にお
いては焼結後に所定の寸法に機械加工する際に、もしく
は工程途上においても同様に割れ、欠けの問題が発生す
る。さらに、焼結磁石組立品50は、回転部品として用い
る際に焼結磁石が割れたり、欠けたりすることを防ぐた
めにケーシング52を必要とおり、このケーシング52と焼
結Sm−Co磁石51との接合には、かしめたり、接着剤
で固定している。かしめの場合には焼結Sm−Co磁石
51が割れたり、接着の場合には剥離したりして強度上の
問題がある。また、焼結磁石組立品が高速回転する時に
フランジ部53の端面から焼結Sm−Co磁石51とケーシ
ング52からなる2部品が剥離することを防止するため
に、焼結Sm−Co磁石51とケーシング52とを固定した
2部品をフランジ部53の端面に接着剤で固定するために
接着剤が塗布されるフランジ部53の端面に滑り止め加工
等を施す工程が必要である。他方、焼結Sm−Co磁石
51の外径にケーシング52を配設するため、焼結Sm−C
o磁石の表面と磁気センサーSとの距離が離れることに
より検出できる磁束密度が低下する。
【0005】本発明の目的は、遠距離検知を可能にする
とともに製造過程における磁石の割れ、欠けによる製造
歩留の低下を防止し、部品点数が少なく組付け性の良好
な磁石組立品を提供するものである。
とともに製造過程における磁石の割れ、欠けによる製造
歩留の低下を防止し、部品点数が少なく組付け性の良好
な磁石組立品を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明にかかる樹脂磁石
組立品の永久磁石粉末として、希土類系永久磁石粉末と
熱可塑性樹脂を主成分とした円筒状樹脂磁石と、その内
周部にシャフト部材を有する一体成形した樹脂磁石組立
品において、前記シャフト部材は芯部および軸部からな
り当該芯部がヨーク機能を有する金属材料からなること
を特徴としている。
組立品の永久磁石粉末として、希土類系永久磁石粉末と
熱可塑性樹脂を主成分とした円筒状樹脂磁石と、その内
周部にシャフト部材を有する一体成形した樹脂磁石組立
品において、前記シャフト部材は芯部および軸部からな
り当該芯部がヨーク機能を有する金属材料からなること
を特徴としている。
【0007】すなわち、本発明の円筒状樹脂磁石には、
Sm−Co系、Nd−Fe−B系等の希土類系永久磁石
粉末が用いられる。また、熱可塑性樹脂としては、ナイ
ロン、ポリプロピレン等が用いられる。希土類系永久磁
石粉末と熱可塑性樹脂を主成分とした組成物を、先に金
型に挿入してあるシャフト部材に対して射出成形を行
い、円筒状樹脂磁石を形成するとともに当該シャフト部
材と一体成形をする。次いで、円筒状樹脂磁石に多極性
を有するためにラジアル着磁を行う。
Sm−Co系、Nd−Fe−B系等の希土類系永久磁石
粉末が用いられる。また、熱可塑性樹脂としては、ナイ
ロン、ポリプロピレン等が用いられる。希土類系永久磁
石粉末と熱可塑性樹脂を主成分とした組成物を、先に金
型に挿入してあるシャフト部材に対して射出成形を行
い、円筒状樹脂磁石を形成するとともに当該シャフト部
材と一体成形をする。次いで、円筒状樹脂磁石に多極性
を有するためにラジアル着磁を行う。
【0008】本発明に用いられるシャフト部材の芯部に
は、ヨーク機能を有する金属材料、例えばS10Cや軟
磁性ステンレス鋼などが用いられる。ここで、ヨーク機
能とは、磁石のパーミアンス係数を上昇させることによ
り、磁石表面の磁束密度をあげる増幅機能をいう。な
お、これらのヨーク機能を有する金属材料をシャフト部
材芯部に用いる場合には、ヨーク機能を有するシャフト
部材芯部の外周と接する円筒状樹脂磁石の内周が隙間を
全くない状態に接合することが必要である。また、ヨー
ク機能を有効に作用させるためには、円筒状樹脂磁石の
厚さはシャフト部材芯部の厚さに対して薄く設定する方
がよい。従って、シャフト部材の芯部の外径より軸部の
外径は小さくなるのが普通である。
は、ヨーク機能を有する金属材料、例えばS10Cや軟
磁性ステンレス鋼などが用いられる。ここで、ヨーク機
能とは、磁石のパーミアンス係数を上昇させることによ
り、磁石表面の磁束密度をあげる増幅機能をいう。な
お、これらのヨーク機能を有する金属材料をシャフト部
材芯部に用いる場合には、ヨーク機能を有するシャフト
部材芯部の外周と接する円筒状樹脂磁石の内周が隙間を
全くない状態に接合することが必要である。また、ヨー
ク機能を有効に作用させるためには、円筒状樹脂磁石の
厚さはシャフト部材芯部の厚さに対して薄く設定する方
がよい。従って、シャフト部材の芯部の外径より軸部の
外径は小さくなるのが普通である。
【0009】さらに、本発明は当該シャフト部材の形状
において、特に芯部外周の形状については1または2以
上のテーパーを有することを特徴とする。つまり、2の
連続した山形からなり芯部中心線に対して開放型もしく
は閉鎖型の2のテーパーを有することを特徴とする。ま
た、3以上の波形テーパーでもよい。その連続する山形
の頂点は円弧を有していてもよい。芯部外周の形状とし
ては、外周の一部又は全周にわたってキー溝を設けても
よい。
において、特に芯部外周の形状については1または2以
上のテーパーを有することを特徴とする。つまり、2の
連続した山形からなり芯部中心線に対して開放型もしく
は閉鎖型の2のテーパーを有することを特徴とする。ま
た、3以上の波形テーパーでもよい。その連続する山形
の頂点は円弧を有していてもよい。芯部外周の形状とし
ては、外周の一部又は全周にわたってキー溝を設けても
よい。
【0010】
【作用および効果】本発明のように、希土類系永久磁石
粉末と熱可塑性樹脂を主成分とする組成物を、先に金型
に挿入したヨーク機能をも有する芯部からなる当該シャ
フト部材に射出成形をおこなって一体成形することによ
り、焼結磁石を用いないために割れ、欠けの問題は発生
せず、製造歩留も向上する。また、部品点数は円筒状樹
脂磁石の一体成形部品の1点と減少し、組み付け性も大
幅に改善される。
粉末と熱可塑性樹脂を主成分とする組成物を、先に金型
に挿入したヨーク機能をも有する芯部からなる当該シャ
フト部材に射出成形をおこなって一体成形することによ
り、焼結磁石を用いないために割れ、欠けの問題は発生
せず、製造歩留も向上する。また、部品点数は円筒状樹
脂磁石の一体成形部品の1点と減少し、組み付け性も大
幅に改善される。
【0011】さらに、円筒状樹脂磁石の内周部に配設さ
れている芯部がヨーク機能を有するために当該円筒状樹
脂磁石の外周表面の磁束密度が増幅されることにより、
遠距離検知が可能となる。すなわち、芯部にヨーク機能
を付加することにより、当該円筒状樹脂磁石の外周表面
からの距離が遠く離れている場合においても、磁気セン
サーで検知できる磁束密度が改善されている。なお、円
筒状樹脂磁石の内周部にヨーク機能を有する芯部の配設
の際に、円筒状樹脂磁石の内周面とヨーク機能を有する
芯部の外周面が完全に密接されずに間隙を有すると、ヨ
ーク機能が激減するために当該円筒状樹脂磁石の外周表
面の磁束密度の増幅がなされず、従って磁気センサーで
検知できる磁束密度は改善されない。
れている芯部がヨーク機能を有するために当該円筒状樹
脂磁石の外周表面の磁束密度が増幅されることにより、
遠距離検知が可能となる。すなわち、芯部にヨーク機能
を付加することにより、当該円筒状樹脂磁石の外周表面
からの距離が遠く離れている場合においても、磁気セン
サーで検知できる磁束密度が改善されている。なお、円
筒状樹脂磁石の内周部にヨーク機能を有する芯部の配設
の際に、円筒状樹脂磁石の内周面とヨーク機能を有する
芯部の外周面が完全に密接されずに間隙を有すると、ヨ
ーク機能が激減するために当該円筒状樹脂磁石の外周表
面の磁束密度の増幅がなされず、従って磁気センサーで
検知できる磁束密度は改善されない。
【0012】また、この作用から、当該円筒状樹脂磁石
の外周表面と磁気センサーの距離が小さい場合には、当
該円筒状樹脂磁石の厚さを薄くすることができ、高価な
希土類系永久磁石粉末の使用を少なくできる効果が得ら
れる。
の外周表面と磁気センサーの距離が小さい場合には、当
該円筒状樹脂磁石の厚さを薄くすることができ、高価な
希土類系永久磁石粉末の使用を少なくできる効果が得ら
れる。
【0013】さらに、本発明の芯部の外周に2以上のテ
ーパー、キー溝を設けたので、当該円筒状樹脂磁石と当
該芯部との間における物理的結合に加えて機械構造的結
合が生ずるため、円筒状樹脂磁石とシャフト部材が一層
強固に結合することにより、樹脂磁石組立品の振動、熱
での使用環境下もしくは高速回転時に円筒状樹脂磁石が
当該シャフト材から抜け落ちたり、空回りすることに対
して、さらにその性能を向上することができる。
ーパー、キー溝を設けたので、当該円筒状樹脂磁石と当
該芯部との間における物理的結合に加えて機械構造的結
合が生ずるため、円筒状樹脂磁石とシャフト部材が一層
強固に結合することにより、樹脂磁石組立品の振動、熱
での使用環境下もしくは高速回転時に円筒状樹脂磁石が
当該シャフト材から抜け落ちたり、空回りすることに対
して、さらにその性能を向上することができる。
【0014】
【実施例】次に本発明の実施例について説明する。実施
例1を図1、図2および図3に示すとともに以下に説明
する。図1に示すように、芯部12にヨーク機能を有する
S10Cからシャフト部材を切削加工にて作製した。円
筒状樹脂磁石10の目標とする成形寸法は外径が8.00
mm、内径が4.00mm、そして、円筒状樹脂磁石12
の厚さは2.00mm、幅Wは6.00mmとした。シ
ャフト部材を構成する芯部12の寸法は円筒状樹脂磁石11
の内径との接合面の外径は4.0mm、幅は6.0mm
とした。軸部13の寸法は外径3.00mm、長さ25m
mとした。
例1を図1、図2および図3に示すとともに以下に説明
する。図1に示すように、芯部12にヨーク機能を有する
S10Cからシャフト部材を切削加工にて作製した。円
筒状樹脂磁石10の目標とする成形寸法は外径が8.00
mm、内径が4.00mm、そして、円筒状樹脂磁石12
の厚さは2.00mm、幅Wは6.00mmとした。シ
ャフト部材を構成する芯部12の寸法は円筒状樹脂磁石11
の内径との接合面の外径は4.0mm、幅は6.0mm
とした。軸部13の寸法は外径3.00mm、長さ25m
mとした。
【0015】次いで、重量比で、希土類永久磁石粉末
(商品名MQ1、米国 General Motors Corporation
製)を88wt%〜92wt%、残りを熱可塑性樹脂お
よび添加剤からなるペレット(商品名RNI−125
5、メイト社製)を用いて当該シャフト部材に対して射
出温度270℃、射出圧力1500kgf/cm2 にて
成形し、5.1g/cm3 の密度を有する成形体が得ら
れた。
(商品名MQ1、米国 General Motors Corporation
製)を88wt%〜92wt%、残りを熱可塑性樹脂お
よび添加剤からなるペレット(商品名RNI−125
5、メイト社製)を用いて当該シャフト部材に対して射
出温度270℃、射出圧力1500kgf/cm2 にて
成形し、5.1g/cm3 の密度を有する成形体が得ら
れた。
【0016】射出成形時の割れは、500個成形したと
ころ全く発生せず、芯部の外周 12aと円筒状樹脂磁石の
内周 11bとの接合面は隙間もなく完全な一体成形体が得
られた。また、シャフトの軸13を回転試験装置に組み付
けて1000〜3000rpmの回転試験においても円
筒状樹脂磁石11の空回り、あるいは脱落、欠けの問題は
発生しなかった。
ころ全く発生せず、芯部の外周 12aと円筒状樹脂磁石の
内周 11bとの接合面は隙間もなく完全な一体成形体が得
られた。また、シャフトの軸13を回転試験装置に組み付
けて1000〜3000rpmの回転試験においても円
筒状樹脂磁石11の空回り、あるいは脱落、欠けの問題は
発生しなかった。
【0017】図1に示す成形体に8極のラジアル着磁を
処理してヨーク機能の効果を調査しその結果を図4に示
す。成形体へのラジアル着磁条件は、着磁電圧1000
〜1500V、着磁電流10000〜20000Aで着
磁した。こうして得られた樹脂磁石組立体10を用い、当
該円筒状樹脂磁石の外周表面 11aから磁気センサーSま
での距離として1.0〜6.0mmについて、磁束密度
の片側のピーク値を測定した。なお、測定は樹脂磁石組
立体10を1800rpmの回転を与えて行なった。
処理してヨーク機能の効果を調査しその結果を図4に示
す。成形体へのラジアル着磁条件は、着磁電圧1000
〜1500V、着磁電流10000〜20000Aで着
磁した。こうして得られた樹脂磁石組立体10を用い、当
該円筒状樹脂磁石の外周表面 11aから磁気センサーSま
での距離として1.0〜6.0mmについて、磁束密度
の片側のピーク値を測定した。なお、測定は樹脂磁石組
立体10を1800rpmの回転を与えて行なった。
【0018】比較例として、ヨーク機能を有しない樹脂
磁石組立体にはJIS鋼のSUS304からなり、本発
明の樹脂磁石組立体10と同一の寸法に加工したシャフト
部材を用い、樹脂磁石組立体10の作製と同一条件による
円筒状樹脂磁石を射出成形した後、8極にラジアル着磁
して測定に供した。
磁石組立体にはJIS鋼のSUS304からなり、本発
明の樹脂磁石組立体10と同一の寸法に加工したシャフト
部材を用い、樹脂磁石組立体10の作製と同一条件による
円筒状樹脂磁石を射出成形した後、8極にラジアル着磁
して測定に供した。
【0019】また、従来例として、図5に示した樹脂組
立品50を用いた。焼結Sm−Co磁石51の外径は5.8
0mm、高さは6.00mmとし、ケーシング52は内径
6.00mm、外径8.00mmの金属Alパイプを長
さ6.00mmに切断したパイプとした。この磁石組立
体50を測定に供した。
立品50を用いた。焼結Sm−Co磁石51の外径は5.8
0mm、高さは6.00mmとし、ケーシング52は内径
6.00mm、外径8.00mmの金属Alパイプを長
さ6.00mmに切断したパイプとした。この磁石組立
体50を測定に供した。
【0020】図4には、横軸として当該円筒状樹脂磁石
の外周表面 11aから磁気センサーSまでの距離を1.0
〜6.0mmをとり、縦軸として磁気センサーSで検知
した磁束密度(G;ガウス)を表した。これから、距離
が大きくなるに従って磁束密度は低下する傾向が見られ
る。しかし、芯部にヨーク機能を有していない比較例に
比べて、芯部にヨーク機能を有する本発明の樹脂磁石組
立体10の場合、全ての距離において改善され、高磁束密
度が得られている。このことから、ヨーク機能を付加す
ることにより遠距離検知が可能である。また、ヨーク機
能を付加することにより従来の焼結Sm−Co磁石を用
いた磁石組立体以上の性能が得られた。
の外周表面 11aから磁気センサーSまでの距離を1.0
〜6.0mmをとり、縦軸として磁気センサーSで検知
した磁束密度(G;ガウス)を表した。これから、距離
が大きくなるに従って磁束密度は低下する傾向が見られ
る。しかし、芯部にヨーク機能を有していない比較例に
比べて、芯部にヨーク機能を有する本発明の樹脂磁石組
立体10の場合、全ての距離において改善され、高磁束密
度が得られている。このことから、ヨーク機能を付加す
ることにより遠距離検知が可能である。また、ヨーク機
能を付加することにより従来の焼結Sm−Co磁石を用
いた磁石組立体以上の性能が得られた。
【0021】次に、シャフト部材の芯部の形状を変えた
樹脂磁石成形体の実施例について、2のテーパーからな
る芯部を有する実施例2を図2に示し、そして芯部外周
の周囲にキー溝を有する実施例3を図3に示す。実施例
2では、シャフト部材の加工において、芯部外周の形状
が2の連続した山形からなり芯部中心線に対してそれぞ
れγ、βの角度(本実施例ではそれぞれ2度)を有して
開放している2のテーパーからなる芯部41を切削加工で
作製した。その寸法は、芯部42の上下端面の外径で4.
00mm、芯部中央の最小径で3.79mm、幅で6.
00mmとした。なお、当該シャフト部材にはフランジ
部を有せず、軸部23の大きさは実施例1と同一とした。
このシャフト部材を用いて射出成形により得られた成形
体の円筒状樹脂磁石41は軸部42の上下の端面で接する寸
法4.00mmに比べて軸部42の中央で接する寸法は
4.21mmと大きくなるために円筒状樹脂磁石21がシ
ャフト部材芯部22から抜けにくい構造が得られた。
樹脂磁石成形体の実施例について、2のテーパーからな
る芯部を有する実施例2を図2に示し、そして芯部外周
の周囲にキー溝を有する実施例3を図3に示す。実施例
2では、シャフト部材の加工において、芯部外周の形状
が2の連続した山形からなり芯部中心線に対してそれぞ
れγ、βの角度(本実施例ではそれぞれ2度)を有して
開放している2のテーパーからなる芯部41を切削加工で
作製した。その寸法は、芯部42の上下端面の外径で4.
00mm、芯部中央の最小径で3.79mm、幅で6.
00mmとした。なお、当該シャフト部材にはフランジ
部を有せず、軸部23の大きさは実施例1と同一とした。
このシャフト部材を用いて射出成形により得られた成形
体の円筒状樹脂磁石41は軸部42の上下の端面で接する寸
法4.00mmに比べて軸部42の中央で接する寸法は
4.21mmと大きくなるために円筒状樹脂磁石21がシ
ャフト部材芯部22から抜けにくい構造が得られた。
【0022】実施例3では、シャフト部材の加工におい
て、芯部32の外周にキー溝55を切削加工にて作製した。
すなわち、外径4.00mm、幅6.00mmから芯部
32のの中央に幅1.50mm、深さ0.30mmの丸み
を有する形状のキー溝35とした。なお、当該シャフト部
材にはフランジ部を有せず、軸部34の大きさは第1実施
例と同一とした。このシャフト部材を用いて射出成形に
より得られた成形体の円筒状樹脂磁石31は円筒状樹脂磁
石31の内径4.00mmに対して内径4.60mmの凸
部を有することになるため円筒状樹脂磁石31がシャフト
部材芯部32から抜けにくい構造が得られた。
て、芯部32の外周にキー溝55を切削加工にて作製した。
すなわち、外径4.00mm、幅6.00mmから芯部
32のの中央に幅1.50mm、深さ0.30mmの丸み
を有する形状のキー溝35とした。なお、当該シャフト部
材にはフランジ部を有せず、軸部34の大きさは第1実施
例と同一とした。このシャフト部材を用いて射出成形に
より得られた成形体の円筒状樹脂磁石31は円筒状樹脂磁
石31の内径4.00mmに対して内径4.60mmの凸
部を有することになるため円筒状樹脂磁石31がシャフト
部材芯部32から抜けにくい構造が得られた。
【0023】このような2以上テーパーもしくはキー溝
を設けた樹脂磁石組立品を回転試験装置に組み付けて6
000〜12000rpmの高速回転試験においても空
回りあるいは円筒状樹脂磁石21、又は31の脱落の問題は
生じなかった。さらに、−20〜120℃のヒートサイ
クル試験と高速回転試験との組合せ試験においても空回
りあるいは円筒状樹脂磁石21、又は31の脱落の問題は生
じなかった。
を設けた樹脂磁石組立品を回転試験装置に組み付けて6
000〜12000rpmの高速回転試験においても空
回りあるいは円筒状樹脂磁石21、又は31の脱落の問題は
生じなかった。さらに、−20〜120℃のヒートサイ
クル試験と高速回転試験との組合せ試験においても空回
りあるいは円筒状樹脂磁石21、又は31の脱落の問題は生
じなかった。
【0024】なお、樹脂磁石組立品のシャフト部材の形
状については、本発明の実施例に示した芯部の形状のみ
でなく、非円柱状の形状からなり機械構造的な結合が得
られる形状を含むものである。
状については、本発明の実施例に示した芯部の形状のみ
でなく、非円柱状の形状からなり機械構造的な結合が得
られる形状を含むものである。
【図1】実施例1において、樹脂磁石組立品の断面図。
【図2】実施例2にかかる樹脂磁石組立品の断面図。
【図3】実施例3にかかる樹脂磁石組立品の断面図。
【図4】ヨーク機能を付加した効果。
【図5】従来の樹脂磁石組立品の断面図。
10 ...実施例1にかかる樹脂磁石組立品 11 ...円筒状樹脂磁石 11a ...円筒状樹脂磁石の外周 11b ...円筒状樹脂磁石の内周 12 ...シャフト部材の芯部 12a ...シャフト部材の芯部の外周 13 ...シャフト部材の軸部 S ...磁気センサー 20 ...実施例2にかかる樹脂磁石組立品 21 ...円筒状樹脂磁石 22 ...シャフト部材の芯部 23 ...シャフト部材の軸部 γ ...芯部のなす1のテーパーの角度 β ...芯部のなす他のテーパーの角度 S ...磁気センサー 30 ...実施例3にかかる樹脂磁石組立品 31 ...円筒状樹脂磁石 32 ...シャフト部材の芯部 33 ...シャフト部材の軸部 34 ...シャフト部材の凹部 S ...磁気センサー 51 ・・・焼結Sm−Co磁石 52 ・・・ケーシング 53 ・・・軸部 54 ・・・フランジ部 S ・・・磁気センサー
Claims (2)
- 【請求項1】希土類系永久磁石粉末と熱可塑性樹脂を主
成分とした円筒状樹脂磁石と、その内周部にシャフト部
材を有する一体成形した樹脂磁石組立品において、前記
シャフト部材は芯部および軸部からなり当該芯部がヨー
ク機能を有する金属材料からなることを特徴とする樹脂
磁石組立品。 - 【請求項2】前記シャフト部材の芯部外周と円筒状樹脂
磁石の内周の接合面において、当該芯部形状が非円柱状
からなることを特徴とする請求項1に記載の樹脂磁石組
立品。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP30722596A JP2811302B2 (ja) | 1996-10-31 | 1996-10-31 | 樹脂磁石組立品 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP30722596A JP2811302B2 (ja) | 1996-10-31 | 1996-10-31 | 樹脂磁石組立品 |
Related Parent Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4128290A Division JPH07101648B2 (ja) | 1992-04-21 | 1992-04-21 | 樹脂磁石組立品 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09106910A true JPH09106910A (ja) | 1997-04-22 |
| JP2811302B2 JP2811302B2 (ja) | 1998-10-15 |
Family
ID=17966558
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP30722596A Expired - Fee Related JP2811302B2 (ja) | 1996-10-31 | 1996-10-31 | 樹脂磁石組立品 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2811302B2 (ja) |
-
1996
- 1996-10-31 JP JP30722596A patent/JP2811302B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2811302B2 (ja) | 1998-10-15 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |