JPH09107511A - 非標準信号検出回路 - Google Patents

非標準信号検出回路

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JPH09107511A
JPH09107511A JP8276745A JP27674596A JPH09107511A JP H09107511 A JPH09107511 A JP H09107511A JP 8276745 A JP8276745 A JP 8276745A JP 27674596 A JP27674596 A JP 27674596A JP H09107511 A JPH09107511 A JP H09107511A
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JP8276745A
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Kiyoshi Imai
浄 今井
Masaaki Fujita
正明 藤田
Atsushi Ishizu
厚 石津
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 フレーム間相関により非標準検出を行う場
合、S/Nの悪い映像信号が入力された場合は、期待値
自体が不確実であり、判定が不安定になる。 【解決手段】 複数種類の映像信号から一つの映像信号
を選択して入力するとともに入力された映像信号と1フ
レーム期間遅延した映像信号との差信号を出力する減算
器と、前記減算器の出力信号に含まれるクロマ信号周波
数帯域の信号成分のみを出力するフィルタと、前記フィ
ルタの出力信号と基準値とを比較するとともに前記フィ
ルタの出力信号が前記基準値以上の場合に信号を出力す
る比較器と、選択されている映像信号が他の映像信号に
切り替えられた場合に一定期間信号を出力する識別手段
と、前記比較器の出力信号と前記識別手段の出力信号と
の少なくとも一方が入力された場合に前記映像信号が非
標準信号であると判別する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、IDTV(Improv
ed Television)等に使用される非標準信号(放送方式規
路に合致しない信号)の検出回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、エレクトロニクス技術の進歩によ
り、大容量メモリを家庭用映像機器に導入し、機能・性
能の向上を図ることが可能になってきた。例えばIDT
Vにおけるフレームメモリを用いた適応型YC分離であ
る。その際に重要なのは、非標準信号の扱いである。家
庭用の映像信号源としては多種のものが、すでに存在
し、それらの信号源にも対応できるようにしないと、家
庭用機器としては成立しない(日経エレクトロニクス
1987 10−19 NO.432 P.P.102
〜105参照)。
【0003】IDTV以外でも、一般に、デジタル信号
処理は、規格に合った信号を対象した場合に特有な回路
を構成する場合が、しばしばあり、規格外の信号が入力
された場合は、それを検出して回路を切替える必要があ
り、その点で非標準信号の検出技術が重要になってく
る。IDTVにおける非標準検出回路の従来文献とし
て、「高画質デジタルテレビ用LSIの開発」1988
年テレビジョン学会全国大会今井他がある。
【0004】以下、図面を参照しながら、上述した従来
の非標準信号検出回路の一例について説明する。図5
は、従来の非標準信号検出回路を含むIDTVのブロッ
ク図である。図5において、1は映像信号の入力端子
で、ここでは、NTSC放送方式の複数映像信号が入力
されているものとする。5はフレームメモリで、入力さ
れた複合映像信号を1フレーム期間遅延して出力する。
16はフレームくし形フィルタ、7はラインくし形フィ
ルタで、共に複合映像信号から輝度信号(Y)と色信号
(C)とを分離するフィルタである。NTSC規格にお
ける色副搬送波の周波数(fsc),水平走査周波数
(fH),垂直走査周波数(fv)の相互関係は次式の
ように定められている。
【0005】 fsc=1/2×455×fH ……(1) fsc=1/2×455×525×(fv/2) ……(2) つまり、色副搬送波の周波数(fsc)は、水平操作周
波数(fH),フレーム周波数(fv/2)の両方に対
して、1/2×(奇数)倍であり、水平走査周期、フレ
ーム周期で色副搬送波の位相が反転することを示してい
る。
【0006】(1)式を利用したY/C分類がラインく
し形フィルタ7であり、(2)式を利用したY/C分離
がフレームくし形フィルタ6である。後者は静止した映
像に対しては理想的な特性を示すが、動画に対してフレ
ーム間演算を行うと色信号と輝度とが混り合い大きな両
質劣化が生じる。そこで、映像のうちの動いている領域
(フレーム間相関のない領域)に対してはラインくし形
フィルタ7を使用するのが、IDTVにおける動き適応
型Y/C分離の考え方である。8は第1の合成回路で、
フレームくし形フィルタ6とラインくし形フィルタ7と
の出力の一方を選択して出力する。9は動き検出回路
で、フレームメモリ5の入出力から信号を得てフレーム
相関を判定し、第1の合成回路8を制御する。10はフ
ィールドメモリで、第1の合成回路8の出力信号を一垂
直走査期間分遅延して出力する。11はラインメモリ
で、第1の合成回路8の出力信号を一水平走査期間分遅
延して出力する。12は第2の合成回路で、第1の合成
回路8,フィールドメモリ10,ラインメモリ11の各
出力を信号入力とし、動き検出回路9により制御され
る。13は倍速変換部で、第1の合成回路8からの現信
号出力と、第2の合成回路12からの走査線補間信号出
力とを入力とする。14は倍速映像信号の出力端子で、
倍速変換部13の出力端である。15は非標準信号判定
回路で、内部構成例については、図7を参照して後で説
明を行う。16はクロック発生回路で、ここでは、映像
信号の入力端子1から入力される信号から水平周期パル
スを分離して、逓倍する方式によるクロック発生を行っ
ている。17はクロック出力端子である。18は非標準
判定出力端子で、20は非標準判定入力端子で、各々、
非標準信号判定回路15の出力端と入力端である。22
は加算器で、フレームメモリ5の入出力の信号を加算し
て、その出力は非標準判定入力端子20に接続されてい
る。
【0007】以上のように構成された非標準信号検出回
路を含むIDTVの動作を説明する。信号処理系は大き
く2つのブロックから構成されている。動き適応型Y/
C分離部と動き適応型順次走査変換部であり、前者はフ
レームメモリ5,フレームくし形フィルタ6,ラインく
し形フィルタ7,第1の合成回路8で構成され、後者
は、フィールドメモリ10,ラインメモリ11,第2の
合成回路12,倍速変換部13とで構成される。標準信
号に対しては、共に動き検出回路9の出力によって次表
のように適応制御される。
【0008】
【表1】
【0009】映像信号の入力端子1から入力される信号
が、前述の(2)式の色副搬送周波数(fsc)と、フ
レーム周波数(fv/2)との関係を満たさぬ時、例え
ば家庭用VTR再生信号のような信号の時、上表のよう
に第1の合成回路8の出力を動き適応制御を行うと、例
えば、誤ってフレームくし形フィルタ6の出力が選択さ
れると、色信号が輝度信号に混入し、大きな画質劣等化
が生じる。これは、動き検出回路9のアルゴリズムが、
標準信号が入力されることを想定しているためである。
従って、非標準信号検出回路でそのような不都合を防止
している。この従来例では、非標準検出回路は、加算器
22と、非標準信号判定回路15とで構成されている。
非標準判定出力端子18は、第1の合成回路8,第2の
合成回路12,クロック発生回路16とに接続されてい
る。非標準信号と判定した場合には、第1の合成回路
8,第2の合成回路12の出力が、動き領域の処理を選
択するよう制御を行う。又、クロック発生回路16のP
LLの時定数制御も各々の場合で最適になるよう切替え
る。
【0010】次に、非標準判定回路15の内部構成につ
いて、図7を参照して説明する。図7において、18は
非標準判定出力端子、20は非標準判定入力端子で、図
5の同一番号の部分に対応する入出力端子である。41
は水平同期パルスの入力端子で、入力された映像信号の
バースト位相に合わせて0から1になる正パルス信号が
入力されているものとする。42は垂直同期パルスの入
力端子で、垂直帰線期間内は1であるような正パルス信
号が入力されているものとする。43はラッチ、58は
色副搬送周波数成分を抜き取るバンドパスフィルタ、5
9は絶対値回路、60はピーク検出回路、70は比較
器、71はデータ設定端子、75は加算器、76は6ビ
ットクリア端子付ラッチ、77は1ビットラッチ、78
はクリア端子付1ビットラッチ、79はインバータ、8
0〜82は1ビットラッチ、83はORゲートである。
【0011】以上のように構成された非標準信号判定回
路15の動作について、以下、説明する。非標準判定入
力端子20には、図5に示すように、フレームメモリ5
の入出力の和を加算器22で演算した結果が入力されて
いて、以後、バンドバスフィルタ58で3.58MHz
成分を抽出し、絶対値回路59で振巾成分をとり出す。
ピーク検出回路60では、一水平走査期間あたり910
画素として、隣り合う3画素のデータのうち最大のもの
を検出してラッチ43へと出力する。ラッチ43のクロ
ック端子は、水平同期パルス入力端子41に接続されて
おり、各水平走査周期のバースト位置のデータをサンプ
ル・ホールドする。比較器70は、ラッチ43の出力
を、データ設定端子71から入力される閾値データと比
較して1ビットデータを出力する。入力された映像信号
が標準信号の場合、フレーム間和を加算器22で演算す
るとバーストはフレーム間で逆位相(前述の式)の信
号であるから、バースト部分の3.58MHz成分はな
くなり、ラッチ43の出力データは0、すなわち比較器
70の出力は0となる。入力された映像信号が非標準の
場合、前述の式からの変動分に応じて、ラッチ43の出
力データが大きくなる。最大となるのは、フレーム間で
バースト信号の位相が同相の場合である。データ設定端
子71で定める閾値以上に規格に対する変動が大きい場
合に、比較器70の出力は1となる。加算器75,ラッ
チ76は、6ビットの計算器を構成している。垂直帰線
期間内では、垂直同期パルス入力端子42は1、インバ
ータ79の出力は0で、ラッチ76,77の値は0に設
定される。一方加算器75の動作は、 ただし、A=(A5 A4 A3 A2 A1 Aφ)
はラッチ76の6ビット出力であり、B=(Bφ)は比
較器70の出力であり、S=(S5 S4 S3 S2
S1 Sφ)は加算器75の6ビット出力であり、C
O ̄は加算器75のキャリー出力である。ラッチ76の
出力、すなわち加算器75のA入力が0のとき、加算器
75のCO ̄出力は0であり、つまり、ラッチ77の出
力は、垂直帰線期間内で0に設定される。次に、垂直帰
線期間を抜けて、垂直同期パルス入力端子42が0にな
ると、計数動作が開始される。すなわち、水平同期パル
ス入力端子41からパルスが入力されるごとに、加算器
75で、(3)式の演算が行われ、ラッチ76の出力値
が更新される。ラッチ76の出力が1の時は、ラッチ7
6の出力は1つ増加し、0の時は過去の値が保持され
る。加算器75のA入力の6ビットが全て1の時に、さ
らに、B入力に1が入力されると、(3)式によりCO
 ̄出力が1となる。意味合いとしては、一垂直帰線期間
内に、累計で64回以上の水平走査期間にわたり、比較
器70の出力が1(非標準)のときに相当する。加算器
75のCO ̄出力が1になると、ラッチ77の出力が1
になり、ラッチ78のクロック端子が0から1に変化す
る。ラッチ77のデータ入力は1に固定しているので、
このクロック端子の変化によりラッチ78の出力は1と
なり、非標準判定出力端子18の出力はOR ̄ゲート8
3を介して1となり、非標準制御が行われる。ラッチ8
0,81,82のクロック端子は、垂直同期パルス入力
端子42に接続されており、ラッチ78の出力データ
が、垂直周期で順にシフトしていく。OR ̄ゲート83
は、ラッチ78,80,81,82の出力の論理和をと
って、非標準判定出力端子18に出力する。つまり、一
度、非標準との判定をすると、その結果を3垂直周期の
間は保持する。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような構成では、次のような課題を有していた。 (1) フレーム間相関(すなわち、1フレーム昔のデータ
を期待値として、新しいデータ入力と比較する。前述の
従来例ではバースト部分のフレーム間和である。)によ
り非標準検出を行うわけであるが、S/Nの悪い映像信
号が入力された場合は、期待値自体が不確実であり、判
定が不安定になる場合があった。
【0013】(2) 入力される映像信号が標準と非標準の
中間的な特性を示すものが最近増加してきた。例えば、
簡易TBC入りの家庭用VTR等である。色副搬送波の
位相が、フレーム間で完全な反転関係を持ってはいない
が、過去の家庭用VTRに比較すると、規格に対する変
動分が少ない。この場合、水平走査期間単位で1ビット
の情報を得て、それを元に非標準判定したのでは情報量
で不足し、標準と非標準の中間的な特性を持つ映像機器
に、きめ細かな対応ができない。
【0014】(3) 逆に、きめ細かな対応を行う回路構成
にすると、例えば放送波を受信中に、飛行機によりフラ
ッター性雑音を受ける等、急激な映像信号特性の変化が
あった場合への対応が不十分になる。 (4) どのような方法で非標準検出を行うにせよ、最終的
には、フレームくしを使うか、使わないかの0/1の判
定が必要である。(3)で述べたように、中間的規制を持
つ信号に対応するには、非標準判定結果を時間方向に引
き伸ばすだけでは対応できない。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の非標準検出回路は、入力信号を1フレーム
期間遅延するフレームメモリと、前記フレームメモリの
出力信号に含まれるクロマ信号成分のみの位相を反転す
るクロマインバータと、前記映像信号と前記クロマイン
バータの出力信号との差信号を出力する減算器と、前記
減算器の出力信号と前記映像信号との和信号を前記フレ
ームメモリに出力する加算器とを備え、前記減算器の出
力信号に基づいて標準信号か非標準信号かを判別する構
成としたものである。
【0016】本発明は上記した構成によって、前述の各
課題に対して次のように解決を図る。 (1) フレーム巡回型雑音除去回路の出力をもって期待値
とし、新しいデータ入力とのフレーム相関を検出するこ
とで、期待値の安定性を高め、安定な非標準検出を行
う。
【0017】(2) 入力された映像信号の規格に対する変
動分を水平走査期間単位で多値に量子化し、これを一垂
直走査期間にわたって累積加算する定常性検出回路を設
けることにより、特に標準に近い非標準信号に対する情
報をより多く得て、きめ細かく対応する。 (3) 急激な映像信号の特性変化に対しては、ピーク性検
出回路によりその変化を検出し、検出されると同時に、
非標準制御のモードに入る。
【0018】(4) 非標準判定にあたり、過去の状態が標
準状態の場合は標準状態になりやすいように、又、非標
準状態の場合は非標準状態になりやすいように、非標準
判定用比較器の閥値の制御を行い、標準−非標準の中間
的な特性を持つ映像信号に対しても、安定な判定結果を
得ることができる。
【0019】
【発明の実施の形態】
(実施例1)以下、本発明の一実施例の非標準信号検出
回路について、図面を参照しながら説明する。図1は、
本発明の一実施例における非標準信号検出回路を含むI
DTVのブロック図を示すものであり、1は映像信号の
入力端子、5はフレームメモリ、6はフレームくし形フ
ィルタ、7はラインくし形フィルタ、8は第1の合成回
路、9は動き検出回路、10はフィールドメモリ、11
はラインメモリ、12は第2の合成回路、13は倍速変
換部、14は倍速映像信号の出力端子、15は非標準判
定回路、16はクロック発生回路、17はクロック出力
端子、18は非標準判定出力端子、20は非標準判定入
力端子で、以上は、図5の従来例の同一番号のものに対
応する。
【0020】図5の従来例に対して付加されているの
は、減算器2、K倍(K=0〜1/2)の乗算器3、加
算器4、21のクロマインバータである。これらは、フ
レームメモリ5と共に、フレーム巡回型ノイズリデュー
サを構成している。以上のように構成された非標準検出
回路を含むIDTVについて、以下、図6の波形図を参
照してその動作を説明する。図6の波形図は、フレーム
間演算により、バーストの一部の波形がどのように処理
されるかを示している。まず、波形aは映像信号の入力
端子1におけるバーストの一部分の波形例である。この
バースト部分に単発性のノイズが乗った場合を考える。
説明の簡易化のため、ノイズを乗せる部分以外のバース
トは、全て正常とする。波形b,cは、従来例の図5の
ように、フレーム巡回型ノイズリデューサが、かかって
ない場合について考察している。波形bのようなフレー
ムメモリ5の出力信号とする。丁度1フレーム昔に、バ
ースト部分に単発ノイズが乗っていた場合である。この
時、加算器22でフレーム間和を演算すると、波形Cの
ように本来のバースト信号成分は除去されるものの、単
発のノイズは、そのまま非標準判定入力端子20に伝搬
する。
【0021】次に、本発明のようにフレーム巡回型雑音
除去回路を構成している場合で、乗算器3のK=1/2
として考察する。クロマインバータ21は、色副搬送波
の位相を反転する回路であり、フレームメモリ5の出力
にクロマインバータ21を付加することで、減算器2の
入力時点においては、映像信号の入力端子1とクロマイ
ンバータ21の出力とのバーストは同一位相、振巾とな
る。したがって波形bのように単発ノイズが乗った信号
が、映像信号の入力端子1に入力された時点で、減算器
2の出力には、単発ノイズの逆相成分が出てくる。これ
を乗算器3で1/2して、加算器4で元の信号に加える
と、加算器4の出力は波形dのように、波形bに比して
ノイズ振巾が1/2となる。1フレーム期間の後、フレ
ームメモリ5からこの信号が出力され、クロマインバー
タ21に入力される。クロマインバータ21が2ライン
くし形フィルターで構成されていると仮定すると、本来
のバースト信号の極性が反転し、ノイズ成分は波形dの
ままであるから、クロマインバータ21の出力信号は波
形eのようになる。従って減算器2の出力は、本来のバ
ースト成分が除去された状態fのようになり、フレーム
巡回型雑音除去回路のなかった場合の波形Cに対して、
ノイズ振巾が1/2に低減される。このように、フレー
ム巡回型雑音除去回路を挿入することにより、クロマイ
ンバータ21の出力(すなわち期待値)に残留するノイ
ズ成分を低減でき、例えば、白色雑音が非標準判定入力
端子20に混入する割合を減じることができ、本来の非
標準性に注目しやすくなる。
【0022】本実施例では、バースト部分にフレーム巡
回型雑音除去回路をかけるものとして説明したが、非標
準判定において注目する信号に応じて、例えば、水平同
期信号、垂直同期信号等に、フレーム巡回型雑音除去回
路をかけても同様の効果を期待できる。 (実施例2)図2は、本発明の第2の実施例における非
標準信号検出回路の非標準信号判定回路のブロック図で
ある。図2において、18は非標準判定出力端子、20
は非標準判定入力端子で、図1の同一番号の部分に対応
する。41は水平同期パルス入力端子、42は垂直同期
パルス入力端子、43はラッチ、58はバンドパスフィ
ルタ、59は絶対値回路、60はピーク検出回路で、以
上は、従来例の図7の同一番号のものと対応する。44
はラッチ43の出力端子で、3ビットのデータバスとす
る。45は11ビットの加算器、46はデータ切替器、
47はデータ設定端子、48と49は11ビットのラッ
チ、50は比較器、51はデータ設定端子、52〜54
は2入力のANDゲート、55は8入力のNANDゲー
トで、ラッチ48の出力の上位8ビットに接続されてい
る。
【0023】以上のように構成された非標準信号検出回
路の非標準信号判定回路の動作について、以下、説明す
る。ラッチ43に至る信号の 処理は図7の従来例と同
様であり、ラッチ43の出力には、水平走査周期で、バ
ースト部分の規格からの変動分があらわれる。加算器4
5,データ切替器46ラッチ48は、累積加算器を構成
している。垂直帰線期間では、垂直同期パルス入力端子
42は1であり、データ切替器46は、データ設定端子
47に接続されて、ラッチ48の出力は、データ設定端
子47の値に等しくなる。次に垂直帰線期間を出ると、
垂直パルス入力端子42は0となり、データ切替器46
は加算器45のS出力に接続される。以後加算器45で
は、次の演算が行われる。
【0024】 ただし、Aはラッチ48の出力、BはANDゲート52
〜54の出力、Sは加算器45の出力である。ラッチ4
8のクロック端子は水平同期パルス入力端子41に接続
されており、NANDゲート55の出力が1の時はAN
Dゲート52〜54は導通しているので、ラッチ43の
出力値が、水平周期で累積加算されていく。ラッチ43
の出力の上位8ビットが全て1になると、(4)式から
わかるように、さらにBの値を加えると、加算器45の
出力がオーバーフローして、0に戻ってしまうので、N
ANDゲート55の出力を0とし、ANDゲート52〜
54の出力を0として、それ以上の累積加算を禁止し、
ラッチ48には、その時点での加算器45のS出力の値
がホールドされる。垂直同期パルス入力端子42に、次
の正パルスが入力されると、ラッチ49がトリガーされ
て、ラッチ48の出力を受ける。比較器50でラッチ4
9の出力をデータ設定端子51の値と比較し、非標準判
定を行い、非標準判定出力端子18に出力する。
【0025】以上のように、本実施例によれば、一垂直
走査期間にわたり、ラッチ43の出力、すなわち水平走
査期間単位で多値に量子化されたデータを、累積加算す
る。例えば、有効垂直走査期間を256水平走査期間と
し、その間、ずっとラッチ43の出力が最大値の7であ
ったとすると、7×256=1792の値が累積加算さ
れる。つまり最小の0から最大1792までの範囲で、
非標準の度合いをデータ化することができる。又、デー
タ設定端子47に、特定の値を与えることにより、非標
準判定の微調整が可能になる。NANDゲート55によ
り、加算器45のビット数を減じても特に標準信号に近
い付近(値が小さい所)の判定は、ビット数が多い場合
と同様の精度が得られる。このように本発明の非標準信
号検出回路の非標準判定回路を用いれば、標準−非標準
の中間的な映像信号に対しても、十分な精度をもって非
標準判定が可能である。
【0026】(実施例3)図3は、本発明の他の実施例
における非標準信号検出回路の非標準信号判定のブロッ
ク図である。図において、18は非標準判定出力端子、
20は非標準判定入力端子で、図1の同一番号の部分に
対応する。41は水平同期パルス入力端子、42は垂直
同期パルス入力端子、43はラッチ、44はラッチ43
の出力端子で、以上は、図2の同一番号の部分と同等で
ある。61は定常性検出回路で、垂直走査周期で非標準
判定を行う回路であり、一実施例としては、図2の出力
端子44〜比較器50の回路があげられる。62はピー
ク性検出回路、63は合成回路で、基本的には定常性回
路61からの信号を出力するが、ピーク性検出回路62
の出力が1のときは出力データバスがとれる範囲の最大
値を出力する。ここでは、データバスを3ビットとし、
最大値は、従って7とする。64〜66は3ビットのラ
ッチで、各クロック端子は垂直同期パルス入力端子42
に接続されている。67は合成回路63及び、ラッチ6
4〜65の各出力の最大値を出力する最大値検出回路、
68は出力合成回路、69は出力合成回路の合成入力端
子である。70は比較器で、ラッチ43の出力とデータ
設定入力端子71とを入力する。72と73は1ビット
のラッチ、74は3入力ANDゲート、75は加算器、
76は6ビットのラッチ、77は1ビットのラッチ、7
8は1ビットのクリア端子付のラッチ、79はインバー
タである。
【0027】以上のように構成された非標準信号検出回
路の非標準判定回路について、以下、その動作を説明す
る。まず、ピーク性検出回路62の動作について説明す
る。比較器70の+側入力はラッチ43に接続されてい
る。入力された映像信号の規格からの変動分のデータが
ここから入力される。設定データ入力端子71の値は、
この変動分が大きい場合を抽出するよう設定する。比較
器70の出力は、極端に規格からずれた映像信号が検出
された時に1となり、ラッチ72,73へと伝えられ
る。ラッチ72と73のクロック端子は、水平パルス入
力端子41に接続されている。ANDゲート74の3つ
の入力は、比較器70,ラッチ72,73の各出力に接
続されている。比較器70の出力が1になっても、それ
は、単発性のノイズがバーストに乗ったに過ぎない事も
考えられる。ANDゲート74は、比較器70の出力
が、連続する3つの水平走査期間1の場合のみ、その出
力を1とすることで、単発性ノイズの影響を除去する。
加算器75,ラッチ76〜78,インバータ79の回路
動作については、従来例の図7と同様であり、対応する
ものに同一番号を付している。ピーク性検出回路62の
出力は、ラッチ78の出力であり、ANDゲート74の
出力が1となる水平走査周期が、有効垂直走査期間に6
4回以上あった時点で、0から1に変化する。ラッチ7
8の出力は、垂直同期パルス入力端子42の入力が1に
なるごとに、インバータ79を介して0にクリアされる
が、0から1になるタイミングは、入力される映像信号
の特性に応じて変化する。入力された映像信号が標準信
号の場合は、ピーク性検出回路62の出力は0のままで
あり、合成回路63の出力は、定常性検出回路61の出
力に等しい。ピーク性検出回路62の出力が1になった
時は、合成回路63の出力が最大値の7となる。合成回
路63の出力は、ラッチ64と最大値検出回路67とに
入力される。最大値検出回路67は、合成回路63の出
力が、最大値の7となった場合は、他のラッチ64〜6
6の出力がいくつであれ、出力は、最大値の7となる。
合成入力端子69の値も7となり、出力合成回路68の
出力である非標準判定出力端子18は、非標準判定とし
て1を出力する。合成回路63,最大値検出回路67,
出力合成回路68の内部動作の速度は、垂直同期パルス
入力端子42の信号周期より十分速く設計しておくこと
で、ピーク性検出回路62の出力が0から1に変化した
場合は、すばやく、非標準判定出力端子18の出力に反
映させることができる。つまり、異常な映像信号が入力
された場合は、ピーク性検出回路62に対応して、異常
な映像が目に入らないよう対応する。これは、主に、入
力されている映像の特性が急変した場合の対策である。
通常の判定に対しては、さほどのスピードは要求されな
い。信号切替(チャンネル切替時や、ビデオ切替時等の
映像信号源を変える時)は、定常性検出回路61を、一
度非標準状態に設定し、以後、時間をかけて信号の状態
を検出して、規定どおりの信号と判定した時に、標準モ
ードに入れば、不具合は生じない。不具合が生じるの
は、非標準の信号を、フレーム間演算をした場合に限ら
れるからである。定常性検出回路61については、図2
で説明した回路等で、垂直走査周期の動作で検出精度を
上げた方が良好な特性が得られる。
【0028】以上のように、本実施例によれば、定常性
検出回路61により精度の高い非標準信号検出を行いつ
つ、ピーク性検出回路62により、映像信号の特性の急
変に対応することができる。なお、ここでは、映像信号
の規格に対する変動分は、バースト信号のフレーム間演
算により得るものとした。しかし、ラッチ43の出力端
子44に供給するデータとしては、この方法に限らな
い。例えば、一水平周期あたりの色副搬送波の周期数を
細かく測定した結果を入力する等の方法もある。もちろ
ん従来例の図5の非標準信号検出回路15として、本実
施例を使用することもできる。
【0029】(実施例4)図4は本発明のさらに他の実
施例における非標準検出回路の出力合成回路のブロック
図である。図において、18は非標準判定端子、41は
水平同期パルス入力端子、69は合成入力端子、41は
水平同期パルス入力端子、69は合成入力端子で、これ
らは、図3の同一番号の部分に対応する。91は比較
器、92は2入力ANDゲート、93はインバータ、9
4は反転出力のラッチ、95は3ビットのデータ切替器
で、データ入力は3と1とに固定してあり、制御入力が
0のとき3を、1のとき1を出力する。96は信号切替
時のみ1で、通常使用時は0であるようなリセット端子
である。
【0030】以上のように構成された非標準検出回路の
出力合成回路について、以下その動作を説明する。ま
ず、新しい映像信号が入力される時は、リセット端子9
6は、一定時間1に設定され、インバータ93を介して
ANDゲート92の出力は0となり、ラッチ94の出力
は、水平同期パルス入力端子41でトリガーがかかると
1となり、非標準判定出力端子18は1、つまり、非標
準判定出力が定まる。よって、信号切替時の不安定な期
間は、フレームくし等を使用しないよう非標準モードと
する。ラッチ94の出力は、データ切替器95の制御端
子にも入力している。ラッチ94の出力が1の時、デー
タ切替器95の出力は1であり、合成入力端子69から
入力される3ビットデータが、7〜1の時は比較器91
の出力は0を、0の時は1を出力する。つまり、十分な
標準信号が入力されない限り、比較器91の出力は1と
ならず、ラッチ94の出力は1の状態が続く。次に、十
分な標準信号が入力されると、比較器91の出力は1と
なり、ANDゲート92の出力は1となり、ラッチ94
の出力の非標準判定出力端子18は0となり、標準モー
ドとなる。この時、データ切替器95の制御入力も0と
なり、データ切替器95の制御入力も0となり、データ
切替器95の出力は3となる。従って、合成入力端子6
9のデータが7〜3の時、比較器91の出力は1を、
又、2〜0の時0を出力する。つまり、一度標準モード
に入ると、少々、合成入力端子69のデータが変化して
も、非標準判定出力端子18の判定変化は不安定になら
ない。以上のように、本実施例によれば、例えば、合成
入力端子69に、2から1の間でゆらぐような検出デー
タが生じるような、標準−非標準の中間的性質を持つ映
像信号に対しても、非標準判定は安定し、視聴中に画面
が不安定になるような不都合がなくなる。
【0031】なお、実施例において、合成入力端子69
には、バースト部のフレーム間演算による非標準検出デ
ータが入力されるものとしたが、他の方法による非標準
検出データ、例えば、一垂直走査期間中に、色副搬送波
が何周期あるかといったデータを入力しても、安定な非
標準判定を得るには本発明の回路が有効である。
【0032】
【発明の効果】以上のように、本発明は、次のような効
果がある。 (1) フレーム巡回型雑音除去回路の出力をもって期待値
とし、新たに入力される映像信号とのフレーム間相関を
検出することにより、信号雑音に対して安定な非標準検
出を行う。フレーム巡回型雑音除去回路に使用するフレ
ームメモリは、フレーム間相関検出か、フレームくしに
使用するものと共用することができ、メモリ容量を増加
することなく、このような非標準検出特性の向上を実現
できる。
【0033】(2) 入力された映像信号の規格に対する変
動分を水平走査期間単位で多値に量子化し、これを一垂
直走査期間にわたり累積加算する定常性検出回路を設け
ることにより、特に、規格に対する変動分が少ないが、
フレームくしは使用できないような映像信号に対して
も、精度良く、非標準検出を行うことができる。 (3) 入力された映像信号の規格に対する変動分が急に大
きくなった場合には、検出精度よりも、非標準判定の速
度が要求される。そのような場合にピーク性検出回路で
対応する。一方で、通常の信号入力に対しては、非標準
検出精度が要求されるので、定常性検出回路を使用す
る。両者の良い所を生かすように合成して、非標準判定
出力とすることで、検出精度の高さを保ったまま、不安
定な特性の映像信号にも対応できる。
【0034】(4) 非標準判定にあたり、過去の状態が標
準状態の場合と非標準状態とで、非標準判定用比較器の
閾値を変化し、閾値付近で、非標準検出データがゆらい
でいるような信号に対しても、非標準判定出力を安定に
保つことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例における非標準信号検出回路を
含むIDTVのブロック図
【図2】本発明の実施例における非標準信号検出回路の
非標準信号判定回路のブロック図
【図3】本発明の実施例における非標準信号検出回路の
非標準判定回路のブロック図
【図4】本発明の実施例における非標準信号検出回路の
出力合成回路のブロック図
【図5】従来例における非標準検出回路を含むIDTV
のブロック図
【図6】図1及び図2の各部の波形図
【図7】従来例の非標準信号検出回路における非標準信
号判定回路のブロック図
【符号の説明】
1 映像信号の入力端子 2 減算器 3 乗算器 4 加算器 5 フレームメモリ 6 フレームくし形フィルタ 7 ラインくし形フィルタ 8 第1の合成回路 9 動き検出回路 10 フィールドメモリ 11 ラインメモリ 12 第2の合成回路 13 倍速変換部 14 倍速映像信号の出力端子 15 非標準信号判定回路 16 クロック発生回路 17 クロック出力端子 18 非標準判定出力端子 20 非標準判定入力端子 41 水平同期パルス入力端子 42 垂直同期パルス入力端子 44 検出回路出力端子 45 加算器 58 バンドパスフィルタ 59 絶対値回路 60 ピーク検出回路 61 定常性検出回路 62 ピーク性検出回路 63 合成回路 67 最大値検出回路 68 出力合成回路 69 合成入力端子 75 加算器 91 比較器 95 データ切替器

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数種類の映像信号から一つの映像信号
    を選択して入力するとともに入力された映像信号と1フ
    レーム期間遅延した映像信号との差信号を出力する減算
    器と、前記減算器の出力信号に含まれるクロマ信号周波
    数帯域の信号成分のみを出力するフィルタと、前記フィ
    ルタの出力信号と基準値とを比較するとともに前記フィ
    ルタの出力信号が前記基準値以上の場合に信号を出力す
    る比較器と、選択されている映像信号が他の映像信号に
    切り替えられた場合に一定期間信号を出力する識別手段
    と、前記比較器の出力信号と前記識別手段の出力信号と
    の少なくとも一方が入力された場合に前記映像信号が非
    標準信号であると判別する非標準信号検出回路。
  2. 【請求項2】 映像信号と1フレーム期間遅延した映像
    信号との差信号を出力する減算器と、前記減算器の出力
    信号に含まれるクロマ信号周波数帯域の信号成分のみを
    出力するフィルタと、前記フィルタの出力信号の振幅を
    一定時間ごとにn垂直走査期間(n≧1)にわたって計
    数する累積加算器と、前記累積加算器の計数値と基準値
    と比較するとともに前記累積加算器の計数値が前記基準
    値以上の場合に信号を出力する比較器を備え、前記比較
    器が信号を出力した場合に映像信号が非標準信号である
    と判断する非標準信号検出回路。
  3. 【請求項3】 複数種類の映像信号から一つの映像信号
    を選択して入力するとともに入力された映像信号と1フ
    レーム期間遅延した映像信号との差信号を出力する減算
    器と、前記減算器の出力信号に含まれるクロマ信号周波
    数帯域の信号成分のみを出力するフィルタと、前記フィ
    ルタの出力信号の振幅を一定時間ごとにn垂直走査期間
    (n≧1)にわたって計数する累積加算器と、選択され
    ている映像信号が他の映像信号に切り替えられた場合に
    一定期間信号を出力する識別手段と、前記累積加算器の
    計数値と基準値と比較するとともに前記累積加算器の計
    数値が前記基準値以上の場合に信号を出力する比較器を
    備え、前記比較器の出力信号と前記識別手段の出力信号
    との少なくとも一方が入力された場合に前記映像信号が
    非標準信号であると判別する非標準信号検出回路。
  4. 【請求項4】 前記映像信号が標準信号であると判別し
    た場合に前記比較器に入力される基準値が、前記映像信
    号が非標準信号であると判別した場合に前記比較器に入
    力される基準値より大きい構成とした請求項1〜請求項
    3のいずれかに記載された非標準信号検出回路。
  5. 【請求項5】 前記フィルタは前記減算器の出力信号に
    含まれるバースト信号のみを出力する構成とした請求項
    1〜請求項4のいずれかに記載された非標準信号検出回
    路。
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